創作と鑑賞の談話室

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4月のスレッド(2017) - K.K

2017/04/01 (Sat) 00:01:14

 4月の雑談スレッドです。

--------------
管理人からのお願い:
 4月1日のエイプリールフールネタは禁止といたします(管理人の管理能力によるもの)。

Re: 4月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/04/01 (Sat) 12:29:21

絶狼が終了。
明日には、オルフェンズも終了するので、その後で何を話題にするか、ですね。とりあえず、絶狼の後番組の「コードM」は注目していますが。

まあ、自分的には、来週以降がまた時間ができるので、延期していたSFロボット話の続き(77年から)を書けるかなあ、と。
あと、春の新作アニメについては、これから情報をチェックしつつ、面白そうなものがあれば、改めて話題にしようか、と。

★オルフェンズ

最終回前に、先にこちらの感想を。

ええと、どうしてハッシュを殺した? と不満を表明したい。
しかも、死ぬとしたら「ミカヅキを庇って」とか、「ミカヅキさん、ここは俺に任せて、アトラさんを絶対に助けてください」とか、そういうドラマ的な盛り上がりを経ての死だったら納得するのに、「宇宙用の機体を地上戦用に切り替えていなかったせいで、操縦感覚が追いついて来ずにザコから致命傷をもらう」という無駄死に感が。

いや、まあ、一期のラストを考えると、死んだと思われたラフタやアジーさんが助かった経緯もあるので、ハッシュも何とか一命を取り留めた様子が最終話で描かれるかもしれませんが。

さて、最終話前で思うこと。
何人死ぬか分からないけど、ミカ、ユージン、アキヒロ、の主要3人が散るとして、1キャラ10分弱。散るキャラが増えれば増えるほど、一人当たりに費やせる時間が少なくなるので、何の感慨もなく、盛り上がりもなく、淡々と死が描かれるだけになりそうで。

最悪な場合、バトルは短く切り上げて、後日譚に尺を割いて、各キャラの死は「セリフのみで結果だけ示される」形になりそうで。
激しいバトルになりそうで悲壮な覚悟を固めるMSパイロットたち。「鉄華団、最後の大暴れだ」と檄を上げてCM。

そして、CM明けていきなり後日譚。
「みんなのおかげで、俺たちは生き残った」と語るライド。「散っていった仲間たちの分まで、俺たちは命を目一杯燃やさないといけないんだ」とか、そんなことを言って。

まあ、何はともあれ、ミカがバルバトスに全てを委ねて、暴走して全てを破壊尽くすような壮絶な姿を見せてくれたら、自分はそこそこ満足ですが、
それって、昨夜の絶狼の心滅獣身・竜化モードで見ていますからね。銀の狼は満足して見ましたが、火星の狼の王の暴れっぷりはどうなるかなあ、と。

で、本題のマクギリスですが、ガエリオに対して、「友情を感じていたからこそ、その気持ちを押し殺して非情に徹しなければ、自分の理想を達成できなかった」という最後の想いというか、そこはいいのですよ。
ガエリオも、「友人として信じていたマクギリスに裏切られたために、その真意を確認するために、あれこれ回り道をした挙句、『こっちはお前のことを友と信じていたのに、お前は一人勝手に暴走しやがって、許さん。俺の手で償わせてやる』とまで想いを固めていたのに、最後の最後で『本当は、お前を友だと思っていた』だと? そんな言い訳は聞きたくない」って感じで、マクギリスの口を封じたり。

まあ、マクギリスがいろいろ破滅志向の屈折ぶりを見せたから、なのですが、何だろう、このモヤモヤ感。
散々、人を弄んでおいて、散る間際に突然いい人になりやがって、それでも、それまで仕出かした罪は消えないんだぞ、っと恨み言をぶつけたくなる展開。

第1期のマクギリスは本当に格好良くて、非情な策謀家でラスボスとしての風格がたっぷりだったんだけどなあ。
2期に入って、救いようのないポンコツに成り下がったなあ。もしかすると、マクギリスの強キャラ成分は、全てラスタル様に持って行かれたのかもしれん。

ともあれ、マクギリスについても最終回を見てから、時間ができてからの総括をするってことで。
本来は、ミカとのライバル、強敵として立ちはだかるはずのキャラなのに、そうならずに主人公とは違うドラマを勝手に築いて、勝手に死んでいった感。

★絶狼

面白い最終回でした。
烈花も生き残ったし、アリスについても悲壮になり過ぎない程度に、きっちり決着つけてくれたし、何より竜VS心滅竜絶狼のバトルが盛り上がったので、余は満足じゃ、と。

まず、竜騎士コスのアリス。
ラスボスかと思われたのですが、実は竜が作り出した「義体」(擬態? 擬体? 偽体?)ということを零が察して、その後はあっさり始末されます。
何だ、偽者かよ、ヒロインの悪堕ちにドキドキしたのに、とややがっかり。

本物のアリスはまだ竜の中、ということで彼女を解放するための零のバトルは続く、と。

まあ、零は重傷を負った烈花のことも気がかりだったのだけど、烈花が「俺には分かる。あの娘はお前の光だろう? 俺のことは心配するな。俺にだって光がある」
ええと、これは男女仲風に解釈すれば、「お前はアリスを愛しているんだろう? だったら、俺のことは放っておいて、助けに行け。俺は鋼牙の方が好きなんだから、お前と一緒にはなれん」的な話かな、と。

零のファンとしては、彼の永遠の恋人は亡き静香であるべきで、アリスは静香の代わりには到底なれない、と思っているわけですが、烈花は「人の恋心を後押しする、良き大人の女属性」を今作でも発揮したようで、まあ、つくづく損な役回りとも思う次第。

で、そんな烈花を助けに現れたのが、バー・ルーポのマスターさん。そのうち、烈伝みたいな話で、このマスター主役のエピソードが語られるかもしれません。
昔とった杵柄みたいな魔戒法師崩れみたいな感じで、瞬間移動の術とか、癒しの技で、重傷の烈花をたちどころに癒す美味しい役でした。

アリスの想いを宿した竜は、彼女の見たい女神像の見れる高塔に降り立ったり、これまでの話を伏線として、うまくつなげて来ましたね。
そんな竜に、チェーンアクションでうまくしがみ付いた零は、必死にアリスに呼びかけます。その声にやや正気を取り戻したアリスは「美しい景色のために街を焼きはらう衝動」を抑え、さらに騎乗した絶狼の下からのアッパーカット的な体当たりで、竜の頭部が上に突き上げられ、炎は街ではなく天空に放たれます。

そこからの空中戦ですが、絶狼が竜の爪につかまれ、鎧の制限時間解除ができずに、とうとう心滅。
絶狼は獣化を果たし、さらに対戦相手の竜に影響されてか、自身の姿も竜のように変わり、二頭の竜の激しい戦いが繰り広げられます。
何だか、中の人の零の姿も90年代のホラー映画のような化け物じみたメイクになって、牙をむき出し。
化け物VS化け物の力の激突ですが、アリスの方が半ば正気を取り戻しているので、映像としては自制できなくなった野獣が美少女をいたぶっている構図になってたり。

暴走零を止めるために飛んできたのが、怪我から復帰した烈花。最後まで姉さん大活躍ですね。
かつて鋼牙の暴走止めたのが零ですが、今度は零の暴走を止める役割を果たしたのが烈花。さらに、竜の中のアリスの思念を感知して、アリスの想いの依り代のようなセリフで零を慰撫する烈花。
言葉の力と、鎧の紋章を突く物理効果を交えて、零の暴走を解除に成功。

地上に落ちた竜からアリスを救い出そうとする零と烈花ですが、竜の中から出てきたのは、あ、竜騎士エデル。やっぱり復活したか。
まあ、さすがに時間もないので、零の剣であっさり貫かれて幕ですが。最後まで、「竜と人の間のアイデンティティーを確立できないまま散った」感じですな。生い立ちからして不幸なキャラなのですが、彼がその経緯を語ったのはアリスだけなので、零には竜騎士の不幸っぷりが理解できないのが悲しかったり。ライバルではあったのだけど、心を通じ合わせるまでには至らず。

本当なら、アリスが竜騎士の一番の理解者であったはずなのですが、そこまでドラマが深まらなかったのも残念です。
竜騎士が死ぬと、突然、竜の体から植物が生え始め、にわかに森と化したり。遮るツタを切り払いながら、森の奥のアリスの元へと向かう零。
ようやく見つけたアリスを抱きしめ、「自分の本名は零ではなく、銀牙だ」と語るわけですが、アリスは最後に自分の見たい景色が見れたと零の顔を指で作ったフレーム枠に収めながら満足顔で消滅します。
さすがにあれだけいろいろやらかした娘なので、日常に戻って云々というわけにはいかなかったのでしょうね。満足しての消滅エンドということで。

アリスが消えた後に残ったのは、竜の卵を小さくしたかのようなデザインの花の種。
ええと、アリスの回想シーンで「踏みにじられた花を守ろうと手を伸ばすシーン」があったのですが、最後に自身が花に転生したわけですか。ファンタジーだなあ。この種を植えると、花罪みたいな妖精アリスが出てくるとか妄想。

最後は、バーで零の帰りを待つ烈花。「あいつは必ず帰って来るさ。一杯おごるって約束してくれたからな」ってセリフが割と粋な感じ。

零の方は、アリスの消滅を受けて、どこか傷心ながら、シルバと会話。そして、魔戒騎士としてホラー退治を続けるシーンで幕。

ラスボスから、綺麗に昇華されたことで、うまくまとまったなあ、と思いつつ。
ただ、このアリス種が、新たな魔戒樹を生み出して、次なる波乱をもたらす続編も、と、これまでのシリーズを考えるとありかなあ、と。

Re: 4月のスレッド(2017) - K.K

2017/04/03 (Mon) 21:19:07

 NOVAさん、どうもです。

 視聴中の主要2本が細部はともかく、納得いく形で終結し、1月期はなかなかよかったなというのが正直な感想です。

●絶狼

 冒頭は先週ラストからの続き、竜騎士アリス vs 零ですが、竜騎士アリスは義体(竜騎士アデルの使い魔が義竜で、義体がしっくりくる)で、かなりあっさりと倒されてしまいました。烈花が深手を負わされたのは、あくまでも背後からの不意打ちだったということなんでしょう。その烈花も、この後で駆けつけたマスターの治癒術により全快で、ほっとしました。治癒の術はマスターの義手のみならず、花罪も力になっていたようですね。施術後、花罪がぐったり疲れた感じでしたから。

 竜騎士アリスのアクションにはちょっとがっかりかな。武道黒帯とのことだったし、竜騎士化して見せた体つきがそこそこ行けてたので、もうちょっと動けるかと思ったんですが、撮影技術頼りな感じでした。

 逃げる竜と深手の烈花のどちらも気になる零ですが、烈花が健気な言葉で零を竜追跡に送り出すと。NOVAさんが感心された烈花の台詞、初見の時はなぜか記憶に残っておらず、NOVAさんのご指摘を受けて見直してみて、結構重要な台詞だなと気がつきました。この後の烈花がアリスの言葉をコピーして零に語り掛けるシーンと関係があるように思います。

 竜ループがたどり着いたのは、前に女神像で出て来た建物で、てっぺんに降り立つ竜を見て、なぜか平成ガメラ1stのギャオスを思い出しました。ギャオスが上部を壊した東京タワーに降り立つシーンですね。その他にも真上に向かって光を放つシーンなども、同様です。

 女神像が鳥に見えるこの位置というのは、何らかの意味があるみたいですね。竜ループの角が割れ、中から裸身の美女が出てきて(これも牙狼セオリーか?)、何かを吸収すると竜ループがまた変化してました。これが最終形態だとすると、前回のループはやはりまだ未完成で力が出し切れておらず、そのせいで烈花と零の合わせ技の一撃でぶっ飛ばせたのだろうと思います。

 このシーンで零が気合を込めて剣を振ると月が映り、というのがちょっとよく分かりません。それに呼応するかのように竜ループの角が割れて、となっていますが、月が何らかの意味があるんだろうか。月の周りに何かもやもやが出てたりもしましたし。

 体内のアリスの願いをかなえようと、竜ループ完全体が渾身のブレスを放ちそうになるわけですが、当のアリスがどうも違和感を覚え始める。ラストで明らかになったように、望みであった「きれいなもの」が別にあることに気がつき始めたようですね。

 そこへ鎧装着して騎乗した零が駆けつけて一撃して上を向かせ、アリスも竜ループを止めたのでブレスの一撃の威力も弱まり、なんとか地上は無事。そして竜ループと零の戦闘に入り、零は時間制限をオーバーして心滅に。獣身の零と竜ループの戦闘となるわけですが、力は互角の感じですね。牙狼1stでもそうでしたが、パワーだけに関しては、心滅獣身は恐るべきものであるようです。その上、零の獣身は鋼牙のよりでかい感じです。NOVAさんの感想通りの顔が鋼牙のときより怖い感じになっちゃってるし(^^;。

 その上、竜に噛みつき食いちぎるたびに、獣身が強化されている模様です。放置すると、竜を食らいつくした零がラスボス化しそう。

 こうなると、竜ループを倒すより、零が元に戻れるかどうかが重要になってくるわけですが、そこは烈花がよく理解してましたね。前に零と烈花が(わがまま言って甘えるかごときの)アリスを突き放したことがあったわけですが、そのときの言葉とは裏腹な零の気持ちを烈花はよく分かってたみたい。アリスとの記憶なんか捨てるぞと言いつつ、実は忘れるのは絶対に嫌だという零の真意ですね。

 そこを突かれて動揺し、さらに竜ループの鎧の要への一撃でもとに戻る零。竜の一撃がアリスの願いによるものか、偶然によるものかはちょっと判断しづらい感じです。このバトルは痛み分けながらも、竜ループの負傷の程度がひどく、覚醒直後ということもあるのか、死亡してしまう。

 すると今度は竜騎士アデルが竜の体から出て来る。がしかし、アデルもなんかボロボロという感じで、自分が竜だ、いや俺は竜なのか、なんなのだと問うて、零にバッサリやられてしまう。このときのアデルの消滅のしかたからすると、義体の竜騎士アリスとよく似ており、このアデルも義体だった可能性があると感じました。

 もしかして竜騎士アデルは最初から義体だったんじゃないかという気もします。最初からじゃないとしても、竜ノヴァが卵のようなものに封印して保護して以降ですね。実はアデルはそのときに死亡していて、竜ノヴァが卵のようなものの中にアデルの記憶を植え付けた種子を植え付けて、ずっと後に成長して出て来るようにしておいたとか。

 竜ループが死んだあと、体が崩壊して森のようなものに変わりましたが、竜も実は植物だったんじゃないかという気もします(だから上記で「種子」と考えてみた)。竜に影響を受けていたアリスだったので花に拘ったり、炎上後に再生した世界のイメージが緑の野や森林だったり。まあ、いずれも勝手な妄想ですけれど(^^;。

 それはさておき、魔界の森みたいな中へ突入し、なんとかアリスを探し出した零ですが、アリスは既に死の寸前の様子。零は死んだ婚約者に呼ばせていた本当の名前「銀牙」をアリスに教えましたが、やはり2人の気持ちは男女間の愛情だったんでしょうね。どうも「零に愛されると死ぬ」みたいな、不吉なジンクスができてしまった感じがします(^^;。

 アリスは以前、「見たいものを見られずに生きているのは不幸、見たいものを見て死ぬほうがいい」みたいなことを言っていましたが、あれはこのラストの伏線、予言だったようです。その言葉通りに見たいものを見て死んでしまいました。

 アリスが残したのは種子だったのかな。アリスと気持ちが通じた零は種子だと思っているようですから、やはり花の種なんでしょう。ラストのスタッフロールが被るシーンで烈花が零が帰って来ると言ったのは、マスターを安心させるための方便か、はたまた零の気持ちを深く理解する本当のことなのか。そしてホラーがいるらしい森へ突入する零で締めくくり(なんだか植物尽くし)。

 1クールにしてはなかなか満足のいくものでした。しかし数少ない不満な点はアリスの演技やアクションです。10代の女優さんですから仕方ないかもしれません。こういう「重要な役柄の10代」というのは実写作品における難しい点のような気がします。熟練の演技を求めても、天才でない限り難しいですからね。

 この点がアニメには未だ一日の長があるような気がします。絵を動かすのは年齢不問で熟練者でいいし、声優も別に10代である必要はない。中高生が主要キャラになる作品ではアニメが多いのも、演じる(作る)人の年齢が影響しているように思えます。

 来週からは未知の新番組コードMですね。見てのお楽しみで、どうなりますやら。

●鉄血のオルフェンズ

 最終話の構成としては、NOVAさんが最悪パターンとしてお考えだった、前半はリアルタイムの物語、後半は回顧というものに近かったですが、鉄華団の死亡者が思いのほか少なく、物語的にはまずますの締め方だったかなと。先週の予告のクーデリアのナレーションの意味も分かりました。ブレスレットを汚してしまう、一緒に謝るって、そういう意味だったのか。

 冒頭から前回の戦闘の続きですが、鉄華団拠点からクリュセに抜ける脱出トンネル完成との連絡を受けた三日月がユージンに撤退を促す。三日月がユージンを副団長とはっきり呼んでいるのは、三日月の現ポジションが団長であると示して言うことを聞かせ、トンネル脱出組の後を頼むためでしょうね。昭弘も三日月の動きに呼応して、自分以外に脱出を促す。2人で残って敵を一手に引き受けるつもりでしょう。もちろん2人とも、生きて逃れられるとは思っていますまい。

 トンネル脱出組のザックがハッシュを意識して「待ってるかんな」と呟いてましたが、この後の戦闘の展開からして、たとえ前回ラストで生存していても、もう無理でしょうね。後でザックが涙するシーンが挿入されていたのは、ハッシュの死亡確認してのことだったんだろうと思います。

 最後の突撃となる直前の2人の、

「昭弘・アルトランド、ガンダム・グシオンリベイクフルシティ」
「三日月・オーガス、ガンダム・バルバトスルプスレクス」
「「行くぞ」」

という名乗りにも似た台詞、ガンダム1stの出撃フォーマットを思い出しました。

 決死の突撃ですから、呉子にある「たった一人の決死の盗賊が千人の追っ手を震え上がらせる」となるわけで、ラスタルが違法兵器ダイン・スレイヴの行使に踏み切るのもやむを得ないところでしょう。もちろん、イオク様ごときの出る幕ではない(^^;。イオク様もこのときのジュリエッタの制止を最後まで聞いてれば、死なずに済んだのにねえ(^^;。

 衛星軌道上からのダイン・スレイヴの一斉攻撃で、さすがの三日月、昭弘も沈黙。三日月の走馬灯のシーンで、「あれれ、もう死んでしまったか?」と思ったんですが、なんとか生きていた。昭弘もですね。
(ダイン・スレイヴを直下に向けて撃って着弾した描写にはいろいろ思うところもあるけど、大事ではないので割愛。)

 再び立ち上がる2人に、さすがに怯えるMS隊ですが、イオク様がよせばいいのにしゃしゃり出て、瀕死の昭弘にかさにかかって止めを刺しに行った。さらによせばいいのに、早めの勝ち名乗りとばかり、自分の名前を大音声で呼ばわったものだからたまらない。イオクの名を聞いて激怒で瀕死の状態から蘇り、一瞬の全開状態となった昭弘に逆に返り討ちに遭う。哀れイオク様はMSの中で喚きつつ圧死。まあ順当な最期でしたな。

 三日月のほうがジュリエッタとの一騎打ちに入るものの、おそらくはバルバトスに身体の残り全部を引き渡した短期決戦全開の三日月に敵わない模様。ジュリエッタは大義がどうこう言ってましたが、どうも甘いですね。大義なんて平時は指針や旗印になるものの、戦闘前の鼓舞くらいにしか役立たないのに。

 一方、三日月は大義だのなんだのは気にせず、満足げな感想を残して息絶える。前にクーデリアとアトラの世界観が違う、クーデリアは広域、アトラは身の回りというようなことを考えましたが、もしかするとジュリエッタと三日月も同様かもしれません。ジュリエッタは自分の仕事の意義に世界全体から見た価値を求め、三日月は見える範囲でよければそれでよしとする。どちらがいいとは言えませんが、三日月やアトラの望みなら、実際に実現しやすそうです。

 三日月のこの満足感はジュリエッタには理解不能なんでしょうね。孤立した内面の主観的な満足感ですから、広い外界と密接に意味を関連付けたもので測る実現度合いを基準とするジュリエッタには理解しようがない。個人的には三日月の満足感が分かる気がします。ある意味、悟りに似ているとも言えそうです。安心立命とは何で、どこにあるか、みたいなことで。

 ブレスレットに血が流れる三日月の最期の台詞が、前回のクーデリアのナレーションの意味だったんですね。

『ああ、また汚れた。アトラに怒られる。クーデリア、一緒に謝ってくれるかな』

 でも三日月は心中でそう言うと息を引き取ってしまった。オルガと背中合わせのカットが挿入されたことが、三日月は三日月なりにやり遂げたことを暗示しえいるようです。そして、ジュリエッタがバルバトスの首を剣に刺して高く掲げて、討ち取ったりとばかりの宣言をしてました。日本の戦国時代や江戸期の四十七士、あるいは三国志でありそうなシーンをMSでやった感じもします。

 CM後はアトラ音声による回想で、今回の一連が「マクギリス・ファリド事件」と呼ばれ、マクギリス死亡を以て終わったと語られています。鉄華団については、事件の主要戦力の一員ながら、あまり喧伝するのはまずかったんでしょうね。急速に成り上がった少年兵団に脅かされたとなっては、ギャラルホルンの実力が再び問われ、さらに名声が下がりかねません。

 で、情勢としては地球と火星は分離し、火星は自治状態に入ると。ギャラルホルンは民主化したようでいて、実はラスタルの事実上の独裁体制に入った感じです。おそらく、この回想の時点で、事件から5年後くらいじゃないでしょうか。アトラがあのときに身ごもって出産し、ラストで出て来る子どもの年齢の感じではそのくらいのように見えました。

 クーデリアやジュリエッタもずいぶん大人じみてきてますしね。クーデリアはもう火星連合議長ですか。ジュリエッタは不思議少女から脱皮、普通にガエリオと付き合い始めたようで、順当な成り行きか。ただ、ガエリオが車椅子なのがちょっと気になります。アインのシステムの影響でしょうか。かなり時間が経過してまだ車椅子だと、もう回復はしなさそう。

 アーブラウからクーデリアに身を寄せたらしい元鉄華団員は、一応はうまく身許を隠せているようですが、それでもユージンが周りに関係者以外いなくても「副団長」と呼ばれても警戒するほど。おそらく、後述するような残存勢力の襲撃を警戒する必要が未だにあるんじゃないかと思います。

 ノブリスはこの時点でも事件後の状況を利用してか羽振りがいいらしい。しかし、オルガ殺害の件は許せない者も鉄華団にいるわけで、最後にあっさりとライドらに暗殺されてしまう。これもちょっと後に悪影響を残しそう。

 そういう状況ではあるものの、メリビットと雪之丞はもう2人目が生まれれそうとか、整備のべっぴんさんがいると思ったらヤマギだとか(後で調べて分かった ^^;)、ザックがスーツにネクタイとか、かなり平和な感じ。クーデリアには家で待つ「愛する男」がいるというんで、誰かと思ったら、三日月とアトラの息子の暁くんでしたか。アトラ母ちゃんもずいぶん大人びたなあ。暁くん、クーデリアおばちゃんにも懐いとるのか。というところで終了。あれ、これでいいのか?

 ギャラルホルンはラスタルが手に入れたも同然ですよね。民主化とか平等とか言ってるみたいですけど、マクギリスがついてこねた餅を、自分流に味付けして食ったのはラスタル。この後、セブンスターズ時代よりはるかに専制的で冷酷な組織に化けてしまわないか、ちょっと心配です。ヒューマン・デブリ廃絶とて、ギャラルホルン視点では潜在的な敵脅威の低下だろうから、やろうと思えばやりやすい世界のはず。

 うーん、まあいいか。いろいろ気になる点はともかくとして、なかなかよかったですね。今期は次第に熱中して観るようになりましたが、もしかすると観なおしたら発見があるかもしれないという気がしてきました。前回の感想で「2期」やって欲しいみたいなことを書いてしまいましたが、これが2期だということを完全にうっかりしていました。1期がどうも印象に残ってないんですね。そこそこ面白がって観てはいましたが、今期の後半以降と比べると、かなりおざなりに観ていたというしかありません。1期から観なおすべきかも。

 たぶん、1期の最初から観なおすことになると思います。それで何か感じるところがあれば、ここに書くかもしれません。

 さて、今期のラストに戻って、懸念すべきことがあるように思います。元鉄華団への報復ですね。鉄華団も悲惨なことになりましたが、鉄華団とてかなりのことをやらかしていますから、恨みを残したはずの組織、派閥などがあるはずです。

・旧ジャスレイ派
 前にオルガ殺害の実行犯を出したと疑ったんですが、おそらくいることはいる。しかしよく考えると、マクマードがアジーの鉄華団救援を黙認したことなどから考えると、テイワズ内部の統制は保たれている感じです。
 ということは、旧ジャスレイ派は転向させられたか、どうしても従わない者は粛清されたかでしょう。テイワズを飛び出した者もいるんでしょうけど、火星という大枠の中で守られている元鉄華団員に手を出すことは難しそう。この一派は特に心配なしか。

・ノブリスの後継
 残党というより、ノブリスはGNトレーディングなどの企業を持っていたわけで、後継者が引き継いだはずです。実質的な勢力としては健在で、問題は後継者がノブリスの死をどう思っているかですね。恨みに思うようなら報復の心配があるし、ノブリスの座を狙っていたのなら密かに歓迎しているはず。禍根の可能性あり、くらいかな。

・クジャン家残党
 一番心配なのがこれ。視聴者的にはイオク様の死は、死にざまも含めて大いに納得なんですが、部下の皆さんは敬愛するイオク父への忠誠心から、命に代えてもイオク(Jr.)を守って来た。
 イオクの殺害の直接当事者は昭弘ですが、組織的な行動であり、鉄華団全員を憎み、死を厭わない者がイオク家配下に少なからずいるはず。資金も残ってるだろうし、組織は保たれるだろうし、人脈などもあるはず。ラスタルがうまく操作していればいいですが、この残党だけは長く要注意になるような気がします。


 とりあえず、この2本の感想書いたら、なんか呆然としてきました。どうも絶狼、鉄血に思っていたより入れ込んでいたみたいです。とりあえず、ここまでで。

Re: 4月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/04/04 (Tue) 01:11:12

K.Kさん、どうも。
オルフェンズ感想は、また週末の時間がある時にでも、じっくり書きたいと思ってますが、今夜は断片的に。

それと、もう一つ、取り急ぎ。

★仮面ライダードライブ

以前、鎧武が終わってから、後番組で来るであろう「ドライブ」の再放送をお勧めしていました(人間とロボットの対立&交流ドラマの一環として)。

で、鎧武の後番組が戦隊のトッキュウジャーだったわけで、「ドライブ」は半年先かなあ、と予想しておりました。
そんなわけで、4月から、それも明日から、以前の鎧武の枠で、「仮面ライダードライブ」の放送が始まるようですね。

「コードM」の方とテーマ的にかぶる面(刑事による事件解決物とか)もありそうなので、比較しながら追跡するのも一興かと思われます。
まあ、すでにチェック済みなら、余計な差出口ですが、念のためということで。

なお、コードMに出てくる役者の要潤も、「刑事ライダーG3」の人ですし、主役も「私立探偵ライダーW」の片割れですし、「刑事ライダーアクセル」と協力して戦っていたわけで、この半年は「刑事の仮面ライダー」ネタが盛り上がる感じ。

★オルフェンズ

>最悪パターン

これについて、語弊があったので、補足説明をば。

自分が最悪と書いたのは、「前半バトル、後半が後日譚」という物語構成の仕方ではなく、「大勢いると予想されたキャラの死を、限られた時間では十分に描けないので、一人一人がおざなりに扱われ、最悪、後日譚のセリフだけで死んだことにされるかも」という意味合いでした。

結果として、ユージンは生き残り、最終回での鉄華団の名あり犠牲者は、ミカヅキと昭弘のみ。そして、その二人の最期の戦いは、おざなりどころか、きちんと描かれて、その点は満足しております。
唯一、ダインスレイブによる上空からの奇襲でボロボロにされた点が、ロボット物としては残念な感じですが、まあ、この辺は「剣豪時代劇における無双の剣客が、鉄砲隊の射撃で儚く散っていく末路」みたいなものですからね。
新撰組の五稜郭における土方歳三の最期とか、いろいろなシーンとかぶせて納得しています。

あと、終盤の鉄華団の崩壊劇も、必殺シリーズにおける殺し屋組織の崩壊劇をあれこれ思い返しながら、ハードボイルド風味を堪能したり。

ただし、終盤のマクギリスとか、オルガの見苦しさについては、ハードボイルドとは非なるものとして、不満を募らせるばかりですが、そこは一旦スルーして。

とりあえず、今夜は昭弘とミカの最期について書き記したい、と。

まず、昭弘。
悪行三昧の愚か者イオク様を、万力でじわじわ締め付けて圧死させる殊勲賞でした。前にジャスレイ戦で、ラフタの仇をミカが討ちとる形になっていたのが、もやもやしていたのですが、ボロボロの体で死にかけていたのが「イオク・クジャンの名」を聞いて、凄絶な笑みを浮かべて、最後の報復ペンチ。

まあ、ラフタの死には、イオク様は絡んでいないので半分八つ当たりには近いのですが、「ジャスレイと手を組んで、名瀬の兄貴を抹殺した」のが間接的にラフタの死にもつながったので、逆恨みというわけでもない。
さらに言うなら、「ダインスレイブを受けてボロボロの機体」に対して、喜々として突っ込んで来る下劣な野郎なので、返り討ちに合うのも必定。もう、この数週間の積もりに積もったヘイトが、全部スカっと洗い流された気分でした。
昭弘、本当にGJ。いつかスパロボに登場したら、いっぱい活躍させてあげるからね。少なくとも、ジャスレイとイオクのトドメは昭弘に任せることを誓いつつ。

そして、ミカ。
まあ、ミカの真骨頂は前回、オルガが散った後、「鉄華団のメンバーが、団長の仇ムードに走って、玉砕の雰囲気を醸し出していたのに対し、オルガの最期の命令は、『家族ともいうべき団員が逃げて平和に暮らすこと』だったので、それを果たさないなら自分が許さない」と宣言したこと。
この演説を聞くまでは、ミカがオルガの死で一番キレて暴走するんじゃないか、と思っていただけに、オルガの真意である「家族の安全」をミカが引き継いで、自らを犠牲にしつつも、他の仲間を逃す行動をとったことが、凄いよミカ、と。

そして、最終回でも、本当に「自分一人だけで最後まで戦う」べく、ユージンを逃したり。
確かに、副団長の彼に後を託すのが賢明なんでしょうな。
一方、昭弘だけは最後までミカに付き合う、というのも初期からの付き合いで納得。
たった二機での殿戦というのが燃える展開でした。

ダインスレイブ後のミカの相手は、ジュリエッタ。
大義がどうこうとうるさい彼女。まあ、彼女の大義は、あくまで「ラスタル様の受け売り、というか、本人の哲学は皆無に等しい薄っぺらなもの」ですが、ミカの場合は「家族、仲間を逃がすために最後まで戦う」という生き様そのものですからね。
「オルガのため」に戦うミカと、「ラスタル様のため」に戦うジュリエッタ。構図としては似た者同士なのに、どうしてこうも重さが違うんだろう、と考えるに、ジュリエッタの方が頭でっかちだからかな、と。どうも彼女は理屈先行型で、ついでに言えば、ラスタルとかガランなどのおじ様オンリーで、対等の友人とか仲間を持たない。まあ、そこまでジュリエッタの人間関係を描写するような尺もなかったのでしょうが、抱えているものがスカスカなんですね。
一方、ミカは成長しない主人公と思われていましたが、彼なりに周囲の仲間と関わり合ってきたわけで、オルガを通じて、一定の距離を置きつつも周囲を観察してきた感じ。感情表現が、あまりベタベタせずにドライに見えるだけで(こういうのは阿頼耶識手術の影響かも。社交性に関する何かの神経が欠落している?)、ユング心理学的には、内向的感覚タイプに分類できる? 外からは一見、何を考えているか分からないけど、周囲を割とよく観察して、現実的視野から吸収し、受け入れる能力は高い、とか。ただし、自分の内面世界はきちんと持っているので、それに相入れない主張に対しては、無意識にシャットアウトしてしまうとか。

ジュリエッタは、外向的思考タイプで、外に向かって自分の主張を理屈立ててはっきり述べるタイプ。白黒はっきり付けて、善悪をきちんとわきまえる傾向があるので、外交官とか政治家向きだけど、経験不足だと融通が利かない面も。
ミカとは、いろいろ対照的な性格だと思いますね。

とにかく、ジュリエッタがミカのことを理解できないまま、それでもミカの介錯をしたことで、不毛な戦いを終わらせる役割を果たしたのも事実。
まあ、ミカの方は、ジュリエッタのことを何も知らないままに、やり遂げた自己満足の中で逝ったわけですが。

そして、最後はアトラのア、とミカヅキを合わせて、暁(アカツキ)ですか。
まあ、本記事を書きながら、昭弘のアでもいいかなあ、と思いながら、昭弘とラフタなら「アフター」か、とか、何だかドラゴンボールのフュージョン的なネーミングをいろいろ妄想した次第。

最後に残念に思ったのは、アルミリアと、クッキー&クラッカーと、タカキの妹と、4人の成長後の姿が見たかったなあ、と。
アトラがあれだけ成長したのだから、妹4人もさぞ可愛く成長しただろう、と想像しつつ。
まあ、アルミリアの場合は、マッキー死後に健在なのかどうかも気がかりですが。

PS.裏稼業から足を洗えずに、ノブリス暗殺を果たしたライドですが、彼の場合、「ミカヅキの最後の演説=オルガの最後の命令が、家族が平和に生きること」を聞いていないからなあ。結果的に、生よりも死を身近に見過ぎてしまったゆえの顛末かと。

Re: 4月のスレッド(2017) - K.K

2017/04/04 (Tue) 09:36:56

 NOVAさん、どうもです。

●仮面ライダードライブ

 取り急ぎ、これにつきまして。

 気にして頂き、注意喚起をありがとうございます。トッキュウジャーは戦隊員が自分の出自を知る後半からシリアスに寄ってくると聞いて、観るかどうかどうしようかなあと思っていたら、はっと気がついたら最終回になってました(^^;。週に2話まとめてなので、再放映期間が半分になるのをうっかりしていました。

 トッキュウジャーが終わるとなると後番組が気になり、録画機の予約画面で次週を調べてみると、仮面ライダードライブを発見。おお来たぞという感じで、すぐに録画予約を入れました。たぶんリアルタイムで観て、録画も後で必要に応じて観なおして、になると思います。

 もしツボにはまりそうなら、ここへ感想を書くかもしれません。

 ともあれ、タイミングのいいご連絡ありがとうございました。私が仮面ライダー鎧武の後、別の仮面ライダーを気にしていたことを覚えて頂いていたこと、非常に嬉しかったです。

●鉄血のオルフェンズ(1期)

 実はさっそく観なおしてみてまして、1期第2話に個人的には重要なシーンがあるのに気がつきました。

 オルガがCGSに対して造反を決意して、三日月に告げ、三日月が当然のことのように応じたとき、オルガが拳銃を三日月に手渡してるんですね。これでやれという感じで。三日月はあまりにもすんなり受け取り、渡したオルガのほうが苦笑するほど。

 となると、2期終盤、オルガが殺害される前に三日月が拳銃をオルガに手渡したのは、実は預かった拳銃を返したことになる。あの拳銃、いろいろと物語的な意味を考えられそうだなと思いました(けど、まだ考えがまとまらない)。

 その他には、1期当初のクーデリアってこんなに子どもっぽい感じだったのかと、今さらながらに驚き。絵的にも言動的にも、ですね。2期のクーデリアとは別人みたいな感じです。このキャラクターも大きく変わっていたんですね。

 いろいろと見落としや気づかなかった変化などがあり、やはり1期から通しで観なおして、ラストをもう一度考える価値がありそうです。

Re: 4月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/04/09 (Sun) 01:03:00

さて、4月に入って、「コードM」を中心にしながら、書き込みをあれこれ模索していく頃合い。

★コードM

「コードネーム ミラージュ」というのが正式タイトルですが、省略してコードMで行こうか、と。

1話目は、キャラと世界観のイメージ紹介って感じで、特に可もなく不可もなく、という感想。
牙狼の間を埋める作品だから、当然アクションに期待していたのですが、1話目は「ビルに潜入して、一人ずつ銃でパンパン暗殺していく秘密刑事」の話なので、スタイリッシュではあるけれども派手さは控えめで、いろいろと地味。

まあ、主人公のミラージュと対等にやり合えるキャラが出て来れば、アクション面も期待できるのでしょうが。

主人公よりも、バックアップ役のハッカー娘の方がいろいろと派手に演出されていましたな。この辺は、アローのフェリシティみたいな感じ。

人質救出話ということで、前に見たオルモスと比較すると、30分枠なのでこっちの方がスピーディーに展開して、ダレないのがいいですね。その分、主人公が余計なお喋りをせず、どんなキャラか分かりにくいですが、その辺の掘り下げはこれからを期待。
車搭載のAIとの会話は、まあ牙狼のザルバとか、絶狼のシルバみたいな物になるのかな。まあ、ドライブのベルトさんみたいに、欠かせない相棒になっていくかはこれから。

ともあれ、一話だけだと、「面白そう」だけど、「まだよく分からない」と言ったところ。特別、演技が下手な人もいないし、手堅くまとまっていたけれど、まとまり過ぎて華がないように見えたり。

一話は、丸ごと事件解決に当てたので、ミラージュを始めとする登場人物の背景とか、日常生活、そして秘密組織の紹介などが2、3話で掘り下げられ、4話ぐらいで巨悪との初対峙ぐらいのペースならいい感じ。
ゴールデンウィーク前後で、物語が盛り上がってくれることを願いつつ。

★オルフェンズ回顧

前回で、ユング的な性格分析を試みましたが、ジュリエッタについて補足。

彼女は「ラスタルの影響を受けた外向的思考タイプ」で、ミカヅキの「外との接触は最低限で、黙々と自分の仕事をこなしがちな内向的感覚タイプ」とは、対照的で相容れない、と書きました。
ただ、それから考え直して、自分の勘違いにも思い当たったり。

勘違いなのは、「内向的感覚の反対は、外向的思考ではなくて、外向的直感タイプということ」。
そして、ジュリエッタは「当初から外向的思考だったのではなくて、元々はミカヅキと同じ内向的感覚タイプだったのでは?」という考察。

なお、外向的思考は、「理論立てた考えによって、周囲を動かす理想のリーダー像の一つ」とされており、本作品では、ラスタル様が一つのモデルケースと言えますね。
ジュリエッタは、ラスタルからいろいろ学びつつある発展途上な外向的思考型と受け止めたわけですが、実は本作の女性キャラではクーデリアこそがある程度、軌道に乗った外向的思考の女性リーダーじゃないか、と思われます。
第1期を、クーデリアの成長物語と考えれば、第2期は、ジュリエッタの成長物語と位置付けて後付け的に語ることもできそうですが、まあ、ジュリエッタの場合は、「女ミカヅキが、真っ当な人間になる過程」でしかなく、自分的には、声優が元特撮ヒロインだったことを除けば、それほど目を掛けていた訳ではなく、本編でもクーデリアほどのドラマ性は獲得していなかった、と思われます。

逆に、2期のクーデリアは、鉄華団を崩壊に追い込むためには、「思考タイプのキャラを身近に置いて、あれこれ損得的に考えて戦略を立てられるのは物語展開上は邪魔だ」と判断されたのか、1期で死んだビスケット同様、鉄華団から距離を置く形になっています。

で、その結果、鉄華団がどういう組織になったかを心理学的に語るなら、オルガについて考察するわけで。
一言で言えば、オルガは「外向的直感タイプ」。つまり、ミカヅキとは対極になります。対極の人間は、同等の立場なら衝突しがちですが、上下関係がしっかり成立していれば、互いの弱点を補強し合う関係となることもあります。

外向的直感タイプは、一言でいえばギャンブラー。機を見て敏なタイプでもあり、勢いが付けば他人を巻き込んで一攫千金の大勝負に出て、組織を盛り上げることも可能なわけで、正に一期のオルガと鉄華団はそういう感じに描かれていました。
もちろん、オルガの直感だけだと危なっかしいので、参謀役の思考タイプのビスケットがフォローし、またオルガの懐刀のミカヅキ(昭弘も同じタイプ)が黙々と自分の役割を果たし、いろいろと上手く回っていたわけですな。

ただし、外向的直感タイプのオルガは、対局にある内向的感覚タイプのことを、きちんとは理解できません。よって、ミカヅキに対する「本能的な恐れ、背後から追い立てられるかのような切迫感」を抱いていることを、ビスケットに打ち明けたりもします。
ミカヅキからすれば、「自分にはないセンスを持っているオルガを心底信頼し、憧れ、理想郷に連れて行ってくれる人間」として見なしているのに対し、オルガはそのミカヅキの自分に向ける一途な瞳が恐ろしい、というか。

そんなオルガが2期に入ると、亡きビスケットの分まで、団長としての事務仕事をしないといけなくなります。
ただ、事務仕事は本当に彼の性格を鬱屈させたようで、2期のオルガは1期の外向的な面が影を潜め、「内向的思考タイプ」になりつつある感じ。
鉄華団リーダーとして、「思考タイプ」への切り替えが必要なのは確かなのですが、そういうモデルケースが周囲からいなくなってしまった状況で、いろいろと忙殺されていく。

なお、この逆の成長を遂げたキャラが、ガンダムにはいまして、「内向的思考→外向的直感」のケースでは、初代主人公のアムロ・レイがそうだったり。
うじうじ考える引きこもり少年が、戦場の中でひらめきを発揮し、そこから覚醒する話。
その逆で「外向的直感→内向的思考」に陥ったのがオルガじゃないかなあ、と。

そこから、外向的思考にうまく移れば、一皮向けた一流リーダーへの成長も目指せたのでしょうが、そこまでには至らず。
黙々と悩むことから逃れたい余り、結局、一攫千金の大博打に走ってしまう。その方がオルガ本来の性にもあっていたわけで。

なお、オルガが「内向的思考」の性格に移っていた時期に、それまで対局だったミカヅキの性質を理解するに至ったのは、人間関係的にはプラスな一面も。
「鬱屈した環境でも黙々と与えられた仕事をこなしながら、自分の内面世界を深めていく、内向的感覚タイプの特性」は、ヒューマンデブリとか孤児たちの環境のもたらすものでしたが、その中でオルガがむしろ異端で変革をもたらした。これは外向的直感の特質で、与えられた環境から飛び出すことを是とする彼だからこそ、みんなを引っ張って行けた。
しかし、「家族のための組織維持」と「自分が率いたために犠牲になった仲間たちの死」という要素が、自由を求めたオルガ自身を縛り付ける鎖となってしまった。そのために、同じく体の自由を奪われたミカヅキへの共感ともなって、二人の関係がより緊密になったのかも。

さて、そんなオルガと鉄華団の運命を大きく変えた一人がマクギリス・ファリドですが、彼の性質を理解するのに随分と時間が掛かりました。というのも、彼はその内面を物語の終盤まで隠してきたから、ですね。
彼の本質は「内向的直感タイプ」ということが終盤で判明したわけですが、それまではずっと「外向的思考の仮面」を被ってきた。
つまり、「物事を理詰めで考える理想的なリーダーの資質」は、ファリド家の帝王学教育による後付け要素でしかなく、マクギリスはそれをポーズで装いながら、その内面は「自分の内的な夢想に執着し、ロマンチックな内面世界を求めて現実逃避してしまう性質」があった、と。

そして、オルガが「外向的直感→内向的思考」の道をたどって、最終的には思考よりも直感に走ったのに対し、マクギリスも「内向的直感→外向的思考」まで成長したものの、最後は外向的思考の性質をかなぐり捨てて、元来の内向的直感の本質をさらけ出してしまった。
オルガが周囲を巻き込むギャンブラーなら、マクギリスは自己完結型の宗教家もしくは芸術家の素養を持つ人間で、石動のような有能な部下がいなければ細々とした事務仕事ができるような男ではなかった、と考えます。ロマンチストであり、純粋な理想主義的な内面要素を持ちながら、表面上は有能なリーダーらしくそつなく振る舞うこともできたために、妙なカリスマとして祭り上げられるような状況になった。
ラスタルのように現実的な戦術家ではないにも関わらず、そつない社交術と、深みのありそうな内面をかいま見せることで、革命のリーダーたり得たわけですが、経験不足のためか、理想主義が度を越したためか、現実が見えていなかった。

オルガから見れば、マクギリスの「自分にない外向的思考の特性」に賭けてギャンブルに乗ったのに、
マクギリスにとっては「鉄華団の活躍が、自分の内向的直感のインスピレーションを刺激するもので、バエルの理念と、鉄華団の現実的な力さえあれば、自分の夢が叶う、それ以上の思考は必要ない」と楽観的に考えたのかもしれません。まあ、内面的には鬱屈したものを抱えながらも、きちんと教育は受けて、少年兵ほどの生きるか死ぬかの苦労はしていないマクギリスだから、いろいろと爪の甘さもあったのでしょう。

この辺、「現実主義者の持つ夢は世の中を変えるけれど、現実に無頓着な夢想主義者は世の中を壊すしかない」のかな、とも。

それにしても、オルガもマクギリスも、手を組んだ途端、お互いの身につけた思考力を放棄して(相手に丸投げして)、現実の見えない直感頼みになってしまったのは、いろいろと酷い話だよなあ、と。

PS.こんな考察で、後付けながら、少しでも納得できれば、と思う次第。

Re: 4月のスレッド(2017) - K.K

2017/04/11 (Tue) 14:14:20

 NOVAさん、どうもです。

 どうも私はうっかりした書き方をしたことを今さらながらに気がつきました。NOVAさんの、

> 自分が最悪と書いたのは、「前半バトル、後半が後日譚」という物語構成の仕方ではなく、

に自分の言い方が語弊があったためと、ようやく気がつきました。私もNOVAさんがその構成をまずいと仰っているとは最初から全く思っていなくて、単に構成的には最悪パターンと類似だったと引き合いに出してみただけだったのです。

 内容的には「これはNOVAさんも相当に納得されるだろう」と思っておりました。そのことがうまく書き表せておらず、要らぬご懸念を招いてしまいました。大変申し訳ありません。

●コードM

 気を取り直しまして、まずは期待していた絶狼の後番組から。英語表記題名から「コードミラージュ」だとなんとなく思っていたんですが、「コードネームミラージュ」だったんですね。さすがに長い。今後はNOVAさんの略称を私も採用したいと思います。

 内容のほうですが、牙狼シリーズとは違って、今回が本当に初回。公式情報みたいなものもほとんどない模様、つまりは前提となる情報が何もないわけで、放映内容だけが頼りになります。

 今回は登場人物と雰囲気の紹介みたいな回でしたね。警察に闇の裏稼業みたいな部署があって、無表情・無感情で凄腕の殺し屋がいる(ゴルゴ13とはちょっと違う感じ)。サポーターには凄腕ハッカーの女性がいる。仕事内容はといえば、面倒な犯罪者を問答無用に殺していくと。彼らの上司がちょっと癖のありそうな人物。

 警察チームの仕事は正義執行とはちょっと遠い感じで、世俗的な都合で動いているようでもあり、チームの任務が完遂されてもどうもカタルシスはない(この辺りは必殺シリーズと異なっている)。一方、ラスボスの感じの大物犯罪者がいて、ザコ犯罪者を使い捨ての道具のように操っている。

 ストーリーとしては、汚職政治家から大金をせしめようと事務所で人質をとった悪党がいて、コードMチームが駆けつけて、サポーター:ドブネズミのハッキング援護を受けた主人公ミラージュがサクサク悪党を倒して(殺して)いって、という、特に捻りもいれず、ひたすら主人公チームの強さを強調するものでしたね。

 最初から強烈な印象を打ち出すのを避けたスロースタート、まだまだほんの少し見せただけの感じで、公式HPを見てもまだまだ奥がありそうな記述になっています。キャラクター配置などの構造、設定はとりあえずよしといったところで、これからどう掘り下げられていくかで、好みかどうか、面白いかどうかが決まって来る印象を受けました。

 そんな中でも以前の職業柄、気になるのはコンピュータ関係ですね。主人公ミラージュの眼鏡がデバイスで、目で見ている映像に、見えない部分を透視するようなコンピュータグラフィックスを重ねる。それはいいんですが、どうも古臭いグラフィックスです。

 主に物の輪郭の線だけで構成されたグラフィックスになってました。ドア越しの室内や曲がり角の先など、死角部分も映し出すためには、あり得る方法の一つではあるんですが、せいぜい80年代までの感じではないかと思います。80年代だとコンピュータの性能が低く、面を動的に表現することが難しく、輪郭だけ→面も線で表すワイヤーフレーム、というところまでしかできませんでした。(その後、ポリゴンだなんだになる。)

 もちろん、その後のコンピュータのハード的な進歩で面もリアルに表現することが余裕になってきて、ワイヤーフレームという用語は今ではWebデザイン関係の別の意味になってしまっています。

 そのワイヤーフレームより古臭い輪郭だけの線でしたからね。これは容易に誤認を起こしてしまいます。どの線が手前にあるか分からなくなりやすいからです。ですので、(アーケード)ゲームですらほとんど使われませんでした。空間を3次元的に移動するゲームでは、ワイヤーフレームからになります(私がプレイしたのはスターウォーズで原作映画通りにデススターを破壊するゲーム)。

 もっとも、誰にでも「あ、なるほどコンピュータだな」と分かる演出ではあります。この手のものは最新技術を出すと、何が描写されているか分からなくなったりしますし、製作費もかさむということはありますんで、あれが適度な妥協点だったのかもしれません。
(ワイヤーフレームは映画ではスターウォーズ1で初めて使用されたが、2001年宇宙の旅にも同じようなものが出て来る。2001年宇宙の旅のは、実は人間がせっせと書いたアニメだった。どちらも費用はそれなりにかかった模様。)

 車に搭載されたAIもどんなものかこれからですし、SFアイテム部分でどうなるか、興味を持って見守っている状況です。個人的には、うまい描写ならツボを突かれるポイントですので。

●仮面ライダードライブ

 再放映が1時間枠で第1・2話まとめて視聴できるのは、どうやらドライブの構成としては非常にありがたいようです。ウィキペディアでも確認しましたが、基本が2話構成とのことで、「それでどうなるの?」で1週間待たされなくて済みます。

 出だしを見た印象では、ギミック的な演出(変身や技が自動車的、ミニカーが走って来る等)はオモチャを売るための低年齢層向き、敵の設定などはもっと上の年齢層も意識した作りというものでした。特撮的には敵による都市攻撃の描写などがあり、鎧武より金かかってる感じで、なかなか納得できます。

 第2話まで観た感じに加え、ウィキペディアに記載されているこの先の展開も合わせて考えますと、続けて視聴したくなる感じですね。高度な知能を備えたロボットの扱いがなかなか面白そうで、個人的な興味のツボを突いてくれる可能性が大いにありそうです。

●鉄血のオルフェンズ(1期)

 NOVAさんのキャラクター考察を拝読して、「なるほど、そういう見方も確かにできるな」という感想を持ちつつあります。私の視点では見えなかった部分があったりして、鉄血を角度を変えて観なおせそうな感じがしてきますね。が、いかんせん1期と2期当初の視聴がちょっとおざなりで、1期からの通しでの物語としてきちんと観られておらず、NOVAさんの考察に追いつけていない面が多々ありそうです。

 そこも含めて1期から観なおしているわけですが、見逃していた点の再発見がいろいろ出て来ました。

 オルガが造反を決意して三日月に拳銃を手渡すシーンは先に書きましたが、次の回(第3話:散華)でアトラのお手製ブレスレットが三日月の手に渡るシーンにも気がつきました。この二つはどうもセットで考えてみる必要がありそうです。

 第3話では、一騎打ちを申し出て来たギャラルホルンのクランク二尉を、三日月がオルガからもらった拳銃で撃ち殺す印象深いシーンがあるわけですが、このときに三日月がブレスレットをした左手を後ろに隠すようにしてました。これ、初見ではほとんど意識してませんでした。

 例えば、拳銃がオルガの意志、ブレスレットがアトラの愛情だとすると、三日月は1期の最初の頃から、オルガとアトラの間で揺れ動いていたと考えることもできそうです。それと、三日月がアトラを認識するのがちょっと興味深くて、匂いなんですね。

 ブレスレットはバルバトスのコックピットに置かれていたんですが、三日月は匂いを嗅いでアトラと気がつき、後でアトラに礼を言っています。ずっと後で、ギャラルホルンがアトラ(とビスケット)を拉致したときも、三日月は現場に残されたブーツの匂いを嗅いで、アトラと気がついていました。

 そういう描写からは、三日月のアトラに対する感情はかなり感覚的なもののように思えてきます。三日月とオルガとの関係だと言葉で語る、かなり論理寄りのようです。

 アトラについては、私の見落としがいろいろあって、例えばクーデリアに対する態度ですね。ギャグ的表現なんで、見て笑ってすぐ忘れてしまっていたようなんですが、アトラがクーデリアと三日月について妄想するシーンがあります。鉄華団が名瀬と接触したすぐ後のことです。

 アトラがクーデリアに話してかけて、何の気なしに「仲間」→「家族」と言って、はたと思い当たることがあった様子になり、背景の妄想イメージが、三日月を真ん中にして赤ん坊を抱いたアトラとクーデリアが三日月のほうを向いているというもの。赤ん坊は当然、父親が三日月ということでしょう。名瀬に多数の奥さんがいることに強く影響された妄想だと思えます。

 三日月とアトラとクーデリアで一つの家族ということですね。このことが、1期終盤ではアトラが意図的にクーデリアの身代わりとなって攫われる伏線でもあるでしょうし、2期ではクーデリアに三日月の子を産んで欲しいと頼んでしまう伏線にもなっているように思えました。

 今、第1期18話まで再視聴しまして、クーデリアが演説でドルトコロニーの叛乱を無差別殺戮するギャラルホルンを停戦させたところです。このとき、最初は仮面付けて近くに現れたマクギリスが状況を見守っています。もしかすると、このときにマクギリスは「錦の御旗さえあればなんとでもなる」という誤解を強めてしまった可能性がありそうに感じました。

 もちろん、ギャラルホルンの始祖:アグニカ・カイエルの威光、形見のバエルがあればなんとかなると子どものころから思ってはいたでしょうが、クーデリアが演説した途端、包囲したギャラルホルンMS大部隊が直ちに射撃をやめ、儀仗兵のように銃を縦に持ってクーデリアの乗艦が進むを見守るのを見て、自分にも錦の御旗があればそんな風になると具体的なイメージを持った可能性はあると思います。

 とまあ、観なおして見るといろいろと気がつくこと、妄想が膨らむことばかりで、リアルタイムの視聴のときは、ずいぶんと損をしていたなあと、何度目かになる反省しきりです。この後も見逃していたポイントがあるでしょうから、上記の感想も2期最終話まで観なおすことには、また変わって来るだろうと思います。

Re: 4月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/04/16 (Sun) 17:31:40

新年度に入って、時間の余裕はできたものの、花粉症に悩まされて心理的にドンヨリが続くNOVAです。

★コードM

表では裁けない犯罪者を、暗殺していく特命刑事の話。

第1話は、高層ビルに侵入して、人質を救出するミッションでしたが、2話めは屋外でのカーチェイスがメイン。

ええと、主役のミラージュの活躍よりも、標的を誘導するためにコンピューターを駆使するハッカーヒロイン・通称ドブネズミの方が話の中心になっていますね。
これで、最後に強敵の用心棒をミラージュが持ち前の戦闘技術で激しく倒してくれるなら、主人公のアクションの見せ場となるのでしょうが、「相手の不意をついて、拳銃でパンパン、で呆気なく終了」ですからね。

ミラージュすげえ、じゃなくて、ドブネズミすげえ、という展開が続いております。

ストーリーパターンとしては、ダークヒーロー物の「アロー」と同じなのですが、そちらだと「チームの司令塔のフェリシティが情報収集や、戦闘支援のバックアップで活躍しつつ、主人公のアローも持ち前の体術や弓矢の技を駆使して、犯罪者とアクションをこなす見せ場がある」わけで、各キャラのバランスが取れている。
でも、ミラージュは今のところ、「暗殺実行までのお膳立てを整える」までが話の中心で、肝心の主役のアクションが欠落しているため、自分的には「気の抜けたアロー」に見えてます。

もちろん、ドブネズミのハッキングで標的を追い詰めていく過程は面白いと思って見ているのですが、それだったら「天才ハッカーを主役にして、現場で戦うアクション担当が相棒のサブキャラにする」方が、良かったんじゃないかなあ、と思いつつ。

現状は、「コードM」じゃなくて、「コードD(ドブネズミ)」と称すべき作品ということで。

★ドライブ

こちらも、イニシャルが「コードD」ですな。
さらに2号ライダーの方がマッハで、Mだったり。

この作品、前後編形式が基本パターンで、前編で事件が発生して怪人出現、後編で怪人倒して事件解決という、まあ平成ライダーの定番フォーマットです。(鎧武のような前後編じゃないスタイルの方が特例)

第1クールは、「仮面ライダーのパワーアップ2話」と「特状課のキャラ紹介&仲間に加入2話」で話が進み、12話ほどで一段落。
先週の話は、霧子にスポットが当たって、今週はドライブの新形態タイプワイルド登場、と毎回が新展開な感じですね。

ついでに、敵キャラのチェイスにも注目されたし。

PS.とりあえず、今回はここまで。花粉症が治ったら、また、いろいろ書きたいと思いつつ。

Re: 4月のスレッド(2017) - K.K

2017/04/18 (Tue) 21:55:03

 NOVAさん、どうもです。

 NOVAさんも花粉症には悩まされておいでですか。私も花粉症で、主に目に来ますね。むずがゆくなります。伊達メガネでも効果があると聞いたんですが(花粉を8割防ぐらしい)、やってみてもあまり効果なし。

●コードM

 第2回となっていよいよ敵との戦いに入って行くのかと思ったら、そうではなかったですね。初回と同じく、おそらくはラスボスとあまり関係のないザコ敵を追い詰めて倒すだけ。某国王子と称する今回のゲスト敵、一応は腕利き(と設定されている)らしい軍人2人が護衛についてますが、コードM側のドブネズミにいいように翻弄され、車が誘導された行き止まりで銃を乱射するも、護衛も王子もあっさり射殺されておしまい。

 ドブネズミのハッキングが凄かったかというと、そうでもない。いや、確かにカーナビを操作してしまう、交通信号の制御に割り込む等は高等テクニックではあるでしょうけど、敵側がほとんど対抗できていないため、バトルとしては盛り上がりに欠けます。カーAIロビンとの連携、競い合いも今一つはっきりせず。

 カーチェイスもちょとスピード感のある部分もありましたが、特筆すべき点がちょっと見当たらない。まあ、「ネチネチといたぶるように追い詰める」という趣向のようですから、そういう演出になるのかな。

 なにせ、ゲスト敵の王子は連続レイプ殺人鬼ですから、そのくらいの目に遭うというのが、相応な感じではありましたね。このゲスト敵が何者かはっきりしません。とりあえず、ラスボス鯨岡と何らかのコネクションがあり、今までは悪事をもみ消してもらっていたらしいくらいしか分からない。まあ1回限りのゲストですから、それで充分ではあるんですが。

 ちょっと気になったのは時刻で、カーチェイスの始まった時点ではまだ明るく、終わるごろには暗くなっています。いつの間に、そんなに時間が経ったのか。なんだか、「トンネルに入るときは昼だが、出てみると夜だった」みたいな感じに見えました。

 そういうあれこれはあるんですけど、今回の見せ場は実はラスボスの鯨岡憐次郎だったのかなという気がします。

・ゲスト敵の王子の電話を、危険と見て出ずに切る。→超能力レベルの直感?
・土地取引相手の中国人を邪眼か何かで操ってしまった。→まさに超能力か?
・特定の土地を買いあさっている。→大きな計画があることを匂わせている?
・悪事のもみ消しで世界各国の警察に手を回せる。→裏世界で顔が利く大物?

 こんな感じでしょうか。初回がコードMチームの度外れた強さ、この第2回がラスボスの不気味な凄みを描く狙いだったのかなと思います。2クール予定のようですから、こういうゆっくりした描き方でもいいのかな。しかし、オルモスみたいに不人気で打ち切りなんてこともあり得るわけですから、次回くらいで手に汗握るドラマを見せてくれないと、ちょっと不安ですし、不満にもなりそうです。

 しかし、コードMではなく、コードDですか。言われてみると、確かにターゲットを追い詰めるのはドブネズミの働きによるところが8割くらいな感じで、ミラージュは指示に従っているのみですね。今回だと、最後の仕上げの車がおとりになるところでは、ロビンによる自動運転のはず。うーん、確かにミラージュはあんまり活躍してないですね。

●仮面ライダー(ドライブ、エグゼイド)

 ドライブは、今日で放送3回目(第5~6話)になり、先週にライバルキャラクターの魔進チェイサーが登場、今回からドライブとの戦闘が本格化してきた感じです。チェイサーは予めウィキペディアのドライブの項で見たので、第1話で紹介されたプロトドライブであること、後になってドライブ側につくことは知識としてはありました。

 仮に事前知識なしだとしても、「こういう自分流の筋を通したがるキャラだと、後になって主人公サイドにつくんだろう」ということは分かったと思います。しかし、プロトドライブであったことは、たぶんうっかり見逃しそうだった気がします。現時点だと、「ベルトさん」などの、出自不明キャラクターも多いわけですしね。あれこれ可能性を想像しながら観ていたんだろうと思います。

 その辺り、事情が明かされて驚くのも一興ですが、事前に一応の知識があるほうが、ドラマや描写をしっかり観られるのが性分で、再放映で初見というのも悪くありません。「聞くと見るでは大違い」ということも多々あったりしますしね。

 印象としては第1~2回が敵の侵略と手法を見せて、第3~4回がドライブ側の反撃手法を見せて、今日の第5~6回が双方の構図が一応整っての系統的な抗争の始まり、みたいなもののように思えました。次週からドラマ的に動き出す予感がして、楽しみになってきました。

 日曜のエグゼイドのほうは、鎧武の影響もあってゴーストの途中から視聴を開始、ゴーストがなかなかよかったもんで、エグゼイドも観始めた次第。エグゼイドは最初はそれほどには感じなかったんですが、だんだんとストーリーのシリアス面が強調されてきて、特に貴利矢の死の辺りからかなり熱心に観るようになりました。

 その後、ラスボスぽかったゲンムが死ぬということがあり、最近だとポッピーピポパポが敵側に行くなど、なかなか意外性やツボにはまる感じで、しり上がりに興が乗って来てます。

●鉄血(1~2期)

 再視聴していくと、いろいろと気がつく点があちこちにありました。例えばですが、これはNOVAさんのオルガ分析と関係するかもしれませんが、1期8話でオルガが名瀬の誘いを断るシーンです。名瀬が鉄華団まとめてテイワズに来ないかと誘うわけですが、その誘いに乗ると鉄華団は解散して、メンバーはテイワズ内ながら散り散りになる。

 これをオルガは鉄華団は解散してはならないとして断るわけですが、オルガが内心では1人になることを恐れているように感じました。オルガはそこまでは非常に威勢がよく、度胸もありそうだったんですが、もしかすると鉄華団、特に三日月と一緒だったからこその安心感に浸っていたのではないか。そんな印象を受けました。

 要は「ホントはかなりヘタレだったのかも?」ということですね。もちろん、このときは名瀬がまだ信用に値する人物かどうかは不明だったわけで、やむを得ない面はあったとは思います。ですので、あくまで可能性ではあるんですが、三日月が向けて来る視線に対する恐れの感情などがありますし、ほぼ全編通じて「オルガの成長物語」と感じたこともあり、初見では意識してませんでしたが、なんとなく「ヘタレ」をオルガから感じていたかもしれません。

 もう一つ気がついたのは、大事な場面で「これで/これが最後」という言葉がよく出て来ることですね。1期だと蒔苗とクーデリアをアーブラウ(議事堂)に送り届けるための一戦で、鉄華団は「これが最後」と気合を入れていました。

 2期だとタカキたちがガランらにいいように使われて消耗戦を戦っていたときですね。マクギリス出撃を察知したガランがタカキら鉄華団員に、「これで最後、終われば家に帰れる」と言い、鉄華団もその気になっている。

 その後、マクギリスから最後の戦いと示唆されるわけですね。どうも「最後」が最後になった試しがなく、むしろ状況が悪化する予兆にしかなってない感じです。延々と無駄な苦労、犠牲が続いてしまっているような印象があります。

 童話の「幸せの青い鳥」みたいでもありますし、何かをやり遂げればその後は平和で安楽というのは幻想と示されているような気もします。この辺りも、2期最終回まで再視聴する頃には、また違った感想になるかもしれませんが(今、2期7話まで視聴中)。

Re: 4月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/04/24 (Mon) 11:46:08

花粉症は先週ほどひどくはないですが、テンションがあまり上がらない日が続いています。ゴールデンウィークで、気分が回復することを期待しつつ。

★コードM

これは主人公の活躍を楽しむよりも、チーム戦を楽しむ作風かもしれん、と思いつつ。

30分という短い枠の中で、いろいろ詰め込みすぎて、主人公のキャラ性の描写よりも、事件の背景と解決描写に視点が多くあたるため、消化しきれていない印象もありますね。
これが牙狼なら、「ホラーの暗躍→主人公の身内が巻き込まれる→主人公が駆けつけ、派手なアクションでホラー撃退→事件解決後の短い会話」ってフォーマットの合間に、キャラの対立や触れ合いなんかが描かれて、うまくまとまっていた感じですが、
コードMの場合は、まずキャラ同士の交流シーンがなく、個々に自分の仕事を行っているだけ。ドラマ的には、非常に淡々とした作りですね。クールでスタイリッシュと言えば、聞こえがいいですが、今のところ、感情移入の余地がない。

ガンダムで言えば、初期の「OO」に近い感覚。主人公の刹那が、クールな少年兵で「任務了解、これより扮装介入を実行する」と淡々と語る役どころ。
まあ、「OO」の場合、主人公側が世界に戦いを挑んだテロリスト設定で、大義のために過去を捨てた人たち。敵側の方が人情味あるように描写されていて、「世界の脅威となる高性能のガンダムに対して、兵器開発や作戦などで補強しながら対処していくドラマ」となっていたわけで。

コードMについても、「体制側の警察が、非合法な犯罪撲滅チームを編成し、犯罪者を抹殺していく」というドラマで、いわば「毒をもって毒を制す」的なピカレスクロマンの方向性。
まあ、時代劇における「隠密同心もの」なんですが、この設定で主人公側に感情移入させようと思ったら、「表の顔である日常生活」を描いて、「それを踏みにじる悪党」を描いた後に、「許せない、闇に裁いて仕置きする」的にドラマ展開して、「虐げられた表の顔から一変、裏の顔で逆襲する」流れだからこそ、スカッとする。

コードMは、そういう日常も描かれず、また悪党の行動も「セリフだけで過去の犯罪歴が語られるだけ」で、ドラマとしては「悪党を追いつめるだけのミッション」が淡々と描かれるのみ。
現在、楽しめているのは「スイーツ食べながら、ゲーム感覚で楽しげに、悪党を追い詰めるミッションをこなしているドブネズミの独り言シーン」ぐらいで、
主人公のミラージュが一番つまらないな、と。

さて、今回の話は「東京でヤクザの大抗争が勃発しそうなのを、未然に防ぐため、ヤクザの幹部を暗殺していくチーム」の話。
まあ、ミッション解決だけで話を紡いだ1、2話に比べると、多少は日常も描いた形になりますね。
主人公のミラージュは、愛車ロビンの整備工の人とちょっとしたやりとり。これまでクール一筋だった彼にしては、笑顔を見せるなど、多少は日常性を描いた感じかな。まあ、彼の公式サイトにおける設定では、「過去のある事件のために、脳の機能の一部を損傷し、感情の一部が壊れた反面、運動能力のリミッターが外れて、常人を凌駕する戦闘能力を得ている」とのことで、今後、この過去の事件とか、本気を出した戦闘能力の描かれ方次第で、化けることを期待しますが、現状は「彼と対等に戦える敵が登場していないので、アクションも地味」ということですね。
彼の凄さよりも、ミッションの隠密性を維持するためのバックアップチームの凄さの方に目が行きますから。

バックアップチームといえば、リーダーのスモークさんがいいですな。かつてはチーム最強の戦士だったのが、ミラージュの採用により、メインの戦闘役を彼に任せ、自分はバックアップ専門に回るようになった、とか。
若手のエースパイロットと、バックアップの隊長って組み合わせは軍隊ドラマでも美味しい。問題は、この隊長と若手の交流劇もドラマの醍醐味になるはずなのが、現在そういう描写もなく、意図的にドラマを廃した作りになっているのかな、とも。
設定は面白そうなのに、ドラマが描かれていないのは、意図的なのか、それとも脚本の力量不足なのか判断に迷うところですが、これも今後のミラージュの描かれ方次第ですね。

そして、淡々とした主人公チームの描写に比べ、より感情むき出しなのが、黒幕の鯨岡さん。
「肉入り野菜ミックスジュース」を嬉々として作り、それを栄養たっぷりだ、と豪快に飲み干す変人ぶりが笑えました。味見を勧められた秘書のメガネ女性が、いかにも嫌そうな表情を一瞬浮かべながらも、すぐにクールな表情を取り繕って、何とか一口飲んで、その後、顔をしかめる絶妙な顔芸も楽しかったし、これは「敵陣営のスタイリッシュなコント」を楽しんで行けばいいのかな、と。

自分の計画の障害になりそうな、警視庁の闇組織の存在にようやく気づいて、反撃に出そうな展開が今後の盛り上がりを期待できそう。
公式サイトだと、まだ登場していないものの「ミラージュの対決相手になりそうな、ナイフ使いの女暗殺者」が紹介されていますし、彼女が鯨岡さんの寵愛をめぐって、メガネ秘書とギスギスした関係になりそうで、ドラマの華は敵側の方になる予感。

鯨岡さんが仕掛けて、それに応戦するミラージュたち、というフォーマットが確立すれば、はっきり面白くなるかも、と思いつつ。

★ライダー

ドライブは、パワータイプのワイルドが出てきて、戦闘シーンにバリエーションが出てきた頃合いですね。まあ、ドライブの場合、タイヤ交換で、最初から多彩な技を使っていますが。シフトカーとか、いろいろギミックはあって楽しかったのですが、なぜか玩具は売れなかったという。
今の子供は、ミニカーで遊ぶ習慣がなかったのですかね。まあ、ミニカー老舗のトミカの牙城をバンダイが奪うことはできなかった、と解釈していますが。

エグゼイドは、ポッピーが帰ってきたかと思いきや、永夢の方が敵に乗っ取られて、悪落ち展開。
まあ、自分は敵のパラドの方に感情移入してますので、次回のパラドパワーアップをワクワクして見ているところですが。
何にせよ、この4月の間は、女性キャラにスポットが当たる展開が続いたなあ、と。仮面ライダーでは、同時に女性ライダーが二人も出るのは珍しいですし。

まあ、ポッピーの変身は今回が見納めかも。変身アイテムをパラドさんに奪われたし。
レベル99パラドクスの脅威はいかに?

Re: 4月のスレッド(2017) - K.K

2017/04/26 (Wed) 00:17:20

 NOVAさん、どうもです。

 花粉症が先週よりはましとのこと、とりあえずはですが、なによりです。私のほうは、相変わらずじわじわと目がむずむずですが、何かを面白がってると忘れてるレベルです。ゴールデンウイーク、TVでなにか面白い特番とかあるといいなあ。

●コードM

 倒されるゲスト敵ですが、第1話では悪事を働く様子がかなり描かれていましたが、第2話では冒頭の一瞬の描写以外はコードMチーム側の報告やゲスト敵の会話のみ、今回の第3話になると、設定説明のみという感じになってきています。ゲスト敵を倒すべき理由を見せるのを、だんだん端折ってきている感じがします。

 その代わりにラスボスの鯨岡の描写が進んできていて、前回は能力や目的の一端、今回はNOVAさんも言及された異常な食の嗜好ですね。ミキサーに果物を入れるまでは普通ですが、そこへ生レバーや生肉、さらにサプリらしき錠剤を放り込んで、ミキサー処理するとは。味見しなくても、どれほどひどいジュースなのかは容易に想像がつきます。
(あの材料だけだと、もっとどろりとするはず、などという些細なことも気になったりする。)

 そのジュースをグラスに注ぎ、鯨岡の秘書:新里に手渡すと、秘書さんが豪胆にも(^^;一口飲んでみる(で、案の定な表情を見せる)。これだけだと、「もしかして忠誠心を試しているのか?」と疑いたくなるですが、鯨岡も同じジュースをごくごく飲んでおり、かなりの味音痴、臭い音痴のようですね。体にいいはずと思うと薬と思えて、味や臭いが気にならないタイプなのかも。

 異常な食嗜好の犯罪者で、かなり以前の映画をふと思い出しました。「TATTOO<刺青>あり」という邦画で、銀行人質立てこもり事件を起こした男を題材にしたものです。主人公は「体にいい」に異様に、しかし我流で拘り、レシピがよく思い出せませんが、「納豆とレバー、にんにくの炒め物、ウスターソース味」みたいなものを作り、自分だけでなく愛人にも食べるよう強制します。そういうのが一度ではなく、毎食続いている。愛人はさすがに耐えかねてチキンラーメンを密かに食べようとし、といったシーンが印象的でした。

 コードMの鯨岡だと、そ知らぬふりながら秘書が嫌がったのは分かった模様で、2回目に同様のジュースを作ったときは、秘書には勧めず自分だけ飲んでました(秘書はそれでも見ただけで嫌がってましたな ^^;)。鯨岡は他人の感情に無頓着のようでいて観察力に優れており、表情などから心の動きを察するのは鋭く、必要な配慮もするんでしょうね。最初のジュースも、おそらくは秘書の様子を見ていて、不足してそうな栄養素を選んで作ったんでしょう。

 ゲスト敵のヤクザについては、いつものごとくミラージュがドブネズミのサポートを受けてさっさと倒していくわけですが、今回はスモークらのチームとの連携作戦でした。集団には集団に対抗ということで、超人1人が暴れまわるドラマではないということを見せたのかなと思います。ゲスト敵は第1回からのお決まりの通り(^^;、思うような抵抗もできずにすいすいと倒されてしまう。ディスコらしき店内ではバーテンダーらしき人物から拳銃を渡されたり、ヤクザたちの特別の部屋があるなど、ゲスト敵のホームグラウンドだったのに、ちょっと肩透かしな感じもしました。

 戦闘があまりにもあっさりしているということですね。そうなる原因は、ミラージュ側のワンサイドゲームということもありますが、もしかすると銃器での戦闘ということも一因かもしれません。牙狼ですと、基本は剣ですから、超接近戦で丁々発止とやり合うわけで、攻撃→防御→反撃といった変化をじっくり観ることができます。銃だと防御がないに等しいですから、当たるか当たらないかになりがちで、単調になりがちのように思います。

 しかし、ゲスト敵はやはり鯨岡を描写するための演出でしかないかもしれません。今回のヤクザがあっさり、しかも内密に始末され、表向きにはヤクザボスの乱心と発表されたことで、鯨岡は自分を妨害する勢力の存在を認識した模様。冒頭では警察がやったとは思ってなかったようですが、ラストでは警察内に闇の組織があると気づいたのかな。一瞬激高して、すぐに冷静に戻るところなどに、鯨岡の性格が表れているようです。

 今回は主要キャラがまた1人登場して、メカニックの鐘ヶ淵豊ですね。良く言えば自信家、悪く言えば独善的な雰囲気で、設定ではカーAIのロビンも作っているようですから、オールラウンドの技術者ということなんでしょう(昔のSF系だと、科学者の立ち位置かも)。彼の台詞によれば、ミラージュのネクタイに何か仕掛けがあるようですが、なんだろう?

 残る主要キャラクターは、NOVAさんも少し気にされておられ、公式HPでは既に紹介がある桜丘由比、鯨岡側の暗殺者ですね。ナイフの名手とありますから、桜丘が出て来るようになると、バトルももっと凝ったものになるのかなと期待してます。

 NOVAさんの感想で、ガンダムOOとの比較が出て来たのに、ちょっとはっとするものがありました。なにせ直近では鉄血だったわけで、私ですとミラージュを三日月と比べ、じゃあオルガに相当するのは誰だろうなどと考えたはずです。OOを出されてみると、最前線に出ていく刹那と、サポートするスメラギらということで、確かに類似性を感じますね。1期というところもミソかな。なにせ、まだ「俺がガンダムだ」ですから。2期の「俺『たち』がガンダムだ」というチーム意識がまだない。

 それにしても、コードMは全体のドラマの立ち上がりが遅いなあというのが、正直な印象です。牙狼1stだと、事前知識を差し引いて考慮しても、やはり敵の目的、力の性質などがかなり明らかで、立ち向かう鋼牙もそれに対応した能力を持つことがすぐに分かるようになっていて、「設定は分かった、ドラマはどうなるんだ」と入れて行ったんですが、コードMだとラスボスはほぼ人間(多少、特殊能力はあるかも)のようです。

 敵ながら普通の人間がどう強く、どう邪悪なのかから描いていかねばなりませんから、なかなかに手間のかかるのはやむを得ないのかもしれません。

●仮面ライダー(エグゼイド、ドライブ)

 エグゼイドのほうはNOVAさんも注目された通り、ポッピーが洗脳(?)から脱してエグゼイド側に帰ってきたら、エグゼイド:永夢が悪堕ちと。こういう、一つがうまくいきそうになると、別の問題が生じるという展開は割と好みです。

 次回は悪堕ちした永夢(は『M』でいいのかな)に、パラドが「俺はお前だ」みたいなことを言っていて、「そういや、前にエグゼイドって2人に分身してたな」などと思いつつ、どういうことなのか、種明かしを楽しみにしているところです。

 それとは別に、ポッピーが人を犠牲にして生まれたということで、今回は一応の解決をみたようですが、根本的なものではないですね。いずれ、ポッピーのままでとどまるか、元の人間に体(と命)を返すか、みたいなジレンマが生じると面白そうです。

 ドライブは最初のタイヤが斜めに装着される基本タイプ(スピード)から、決戦時に右肩にタイヤが装着されるフォームが登場していて、これがタイプワイルドみたいですね。バトルはワイルドのほうが動きやすそうですが、車に乗り込んだときはスピードのほうがやりやすそうです(←いずれもスーツアクターとして)。

 目下のライバルキャラの魔進チェイサーは、主人公のパートナーの女性警察官:詩島霧子を撃とうとして撃てず、退却してしまい、仲間には理屈をこねるものの、自分では理由が分からないといった風で持て余しています。要は人間を殺せないというのが明白なわけで、主人公側に寝返るのが確定したようなもんですし、鈍い私も事前知識がなかったとしてもさすがにチェイサーがプロトドライブだと気がついてきたはずです。

 敵のロイミュードが抹殺した人間の姿模倣から、欲望をエネルギーとして吸い取って進化ということがでてきて、ちょっと牙狼のホラーと印象が重なる面があります。さらに後で、人間と融合するみたいなロイミュードが出るとのことですが、今週のがその布石、伏線みたいになってるのかな。この設定がどう演出されていくかも、見どころの一つになりそうです。

●鉄血再視聴(1~2期)

 まだ2期最終回まで再視聴が進んでないんですが、マクギリスの化けの皮がとりあえず剥げたところまで観て思ったのは、「2期って、クーデリアを護衛して送り届けた1期をスケールを大きくしたけど、展開はそのまま繰り返してるんじゃないか?」ということですね。

 1期のスケールだと、なんとかやり遂げることができたけど、スケールが大きくなった2期は同じようにやろうとしても勢いがつき過ぎて空中分解に至ったんじゃないかと。

 その辺り、2期ラストまで観たところで、ちょっと考えてみる余地、必要がありそうな気がしてきています。

●ホビット&ロードオブザリング

 鉄血と絶狼終わったら、ホビットの映画視聴と原作小説読破→その勢いでロードの映画と小説、ともくろんでいたんですが、鉄血に引っかかって全くといっていいほど進まずorz。

 それでもホビット:思いがけない冒険の冒頭で、オーケン石がきちんと描写されていたことを、三度目の視聴でようやく意識しました。2回目の視聴まででは、なんでそこが目が滑ってしまってたのか。後でオーケン石で揉めるときに、なんかオーケン石が重要アイテムとして突然出て来たような感覚がしたんですが、ちゃんと冒頭から観てれば、そんな誤解はしなかったはず。

 うーん、どうも情報量が私の整理能力をまだまだ超えているのかしらん。鉄血再視聴&考察がとりあえずできたら、小説も入手したし、じっくりホビット&ロードに取り組もうと思ってます。なにせ、それだけの面白さがありますんで。

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