創作と鑑賞の談話室

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6月のスレッド(2017) - K.K

2017/06/01 (Thu) 00:03:31

 6月の雑談スレッドです。

Re: 6月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/06/06 (Tue) 01:01:28

6月の初書き込みです。

★コードM

鯨岡チームがいろいろ動きを見せると楽しくなりますな。

いろいろ仕込んでいる様子も描いていましたが、その結果、「ミラージュ同様の戦闘訓練を積んだ暗殺者に命じて、御崎課長暗殺計画を実行」に至ると。
スモークさんの警告を受けた御崎さんは、ミラージュをボディガードに付けることで、かろうじて窮地を凌いだ次第。

「標的を30秒以内に始末する、ミラージュに匹敵する暗殺者」ということで、アクションの見せ場も十分。まあ、実際は、ミラージュの方が終始優勢にバトルをリードしていましたが。

ところで、サブタイトルの「食ベル」ですが、これは暗殺者側の仕込み描写の一環。
官房長官の部下の役人の一人を、変装能力を持ったエージェント「骸骨」に成り変わらせて、対公安のスパイとして使っていたのですが、
その際に、入れ替わった役人さんは証拠隠滅のため、食品輸送トラックの中で殺害され、さらに人体解体され、養殖スッポンの餌にされてしまった。さらに、そのスッポンを料理として提供する流れを淡々と描いており、意味が分かると、なかなかエグい描写だったりします。

敵側暗殺チームの淡々とした壊れっぷりと、奇妙な情を描いた、妙な味のある回だったな、と。

★エグゼイド

飛彩さんが裏切って、動揺するエグゼイドチームの心情をしっかり描いた回でした。

まあ、自分が期待していた貴利矢さんは、最後にレーザーターボとして登場してつづいたわけで、続きの回が待ち遠しくなってる状況ですが。

壊れたレコードのように同じ言葉を繰り返す小姫さんの演出が、切なく思えたりするのもナイスな演出。

★ドライブ

次回は、現さん主役エピソードの後編と、究ちゃん主役の単発エピソード。
これで、また奇数回が前半で、偶数回が後半の完結編というローテーションに戻りますので、視聴しやすくなると思いますね。

この辺で、「ロイミュードの全てが悪い奴じゃない」というテーマが語られるようになり、それを認める泊さんと、それを受け入れない剛の間で意見が衝突したり、メディックの残忍さが描写されたりして、物語がシリアスな方向に加速して、2クールのクライマックスに至る流れ、ですね。
次週と、その次の週の4話が、ドライブの新形態タイプフォーミュラ登場と相まって、非常に盛り上がる展開に(春映画と同時期)。

★フラッシュなど

アメリカでは、5月の最後の週に連続ドラマの多くが終結して、次の10月で新シーズンスタートって流れになるようですね(6月から夏休みになる関係で、夏時期の視聴率は新作を作っても安定しないとか。よって、夏のテレビドラマは再放送でしのぐらしい)。

そんなわけで、フラッシュも第3シーズンが先日終了し、同時にアローとかスーパーガールも一気に終わりました。ネットでの断片的な情報だけで概要はつかみましたが、フラッシュの場合、「キラーフロストの冷却能力が発現して、敵メタヒューマンになったケイトリンの動向」が一番気になっておりました。

幸い、シスコと対決した結果、シスコが勝利した後、ケイトリンに手を差し伸べ、彼女を説得という流れで帰ってきた模様。
何だかんだ言って、ハッピーエンドだったみたいです。
ただし、ラスボスが「別の時間軸の未来から来たバリーその人」だったようで、バリー対バリーの訳の分からない展開だったり、その時間軸ではアイリスがすでに死亡していたりしてボス・バリーも絶望しており、それならこっちの世界のアイリスまでも殺害して絶望を連鎖させようとしたり、時間移動と並行世界ネタを混ぜこぜした超展開だったような。
おかげで、ネットで「誰々が死亡した」というネタを読んでも、素直に信じていいのかどうか。

あ、そう言えば、スピンオフの「レジェンド・オブ・トゥモロー」の第1シーズンラストで、メインキャラのキャプテンコールドが死亡したので、どうするんだろう、と思っていたら、
フラッシュ第3シーズンで、バリーがキャプテンコールドの助力を得るために、「過去から、生きているコールドを連れて来る」という大技をかまして、共闘。そのまま、コールドは「レジェンド」の最終決戦に電撃参戦するという超展開に。

一方で、アローの方は、今回の最終決戦で、ボスを倒したはいいものの、「ボスの死とともに、仕掛けられた爆破装置でアジトの島が爆発。島から脱出前だった、アロー以外の仲間たちが全員吹っ飛んだ?」的なクリフハンガーエンド。
多分、関連作品のシリーズで、一番後味の悪い幕切れだったと思います。

ともあれ、日本でも、またフラッシュ第2シーズンが地上波放送されて、ここでも話題に出来る日が来ることを願いつつ、今後、夏から秋にかけての映像ソフト化なんかを気にしている最中。新作が出ると、前シーズンの分が安くなったりしますからね。

Re: 6月のスレッド(2017) - K.K

2017/06/07 (Wed) 14:20:28

 NOVAさん、どうもです。

●コードM

 NOVAさんのご感想通りのことを私も感じて、鯨岡側が積極的に動いた回で、アクションもきちんと入っていた、前回の肩透かしから一転して、結構面白い回でした。タイトルの「食べル」も実は、というホラー風味がなかなかのもの。

 とはいえ、鯨岡側が全力を尽くしてミラージュ側を倒そうとしたのに、上手くいかなかった。惜しくも、とか不運にもといったことではなく、全力でかかっていったけど、ミラージュにねじ伏せられた感じですね。これは、今回のエピソードが「鯨岡が陣頭指揮をとれないと、戦力的にダウンする」ということを見せたかったからかなと思いました。

 今話で鯨岡が関与したと思しきのは、対ミラージュの直接戦力になる傭兵的な殺し屋とその手配師ですね。前に鼻も引っ掛けない感じでやり過ごした感じの拘置所内の死刑囚からでしたが、同じ拘置所内にいた手配師(と殺し屋)の情報を耳にし、手を回して仮釈放させる。その人選自体はよかったんでしょうね。

 その間も、鯨岡側では骸骨がまたもや変装技術を駆使して、左文字近くに潜り込んで来る。この動きは、鯨岡の「こっちを攻撃してきた奴のボスを探せ」くらいの指示で、残りは骸骨が独自判断で動いているんじゃないかと思います。頻繁に指示を受けていては、連絡を悟られるなどして足がつく恐れが高くなりそう。ですので、骸骨は変装技術が高度な以外に、独立作戦能力も高いんじゃないかと思えます。

 で、その骸骨がおそらくは図らずも遭遇したのが、NOVAさんも注目された、左文字らのすっぽん料理宴会ですね。おそらく、骸骨が付き添って行った料理亭には、鯨岡傘下の養殖業者からすっぽんが納入されていることを、骸骨は知っている。すっぽんの餌は自分が成り代わった人物であることも。あのシーンでもし、骸骨が嬉し気にすっぽんのお相伴にあずかっていたら豪胆さと隠密性に感心するところでしたが、さすがに無理だったというところに、骸骨の限界を垣間見た感じがします。

 バトルのほうは、御崎を狙う手配師・殺し屋コンビとミラージュの対決になるわけですが、そこまでの鯨岡側の事前準備のなさ、下手さが気になりました。まず、尾行はいともたやすくスモークに察知され、捕縛てされしまっている。これでは、鯨岡側が次に何を狙っているかがモロばれです。御崎襲撃にしても、単に二人をぶつけに行っただけに見えました。

 戦闘力ではまず間違いなく格下のスネークのときでも、戦闘が有利になりそうな場所にミラージュ側を呼び寄せるようにし、さらに拉致した人質がスネーク敗退のときの保険として用意されていました。今回のは、そういう手配りがありません。御崎が使っている地下駐車場で襲うという、当たりに人けがない以外に襲撃者側のメリットはなく、むしろ御崎のテリトリーともいえる場所であったので、ミラージュが容易にガードできてしまいました。

 それでも戦闘そのものはいい線まで行けたのは、襲撃者二人組の優秀性なんでしょうね。殺し屋のほうはミラージュに近い特性で、感情の薄さ、命令への従順さ(手配師が指示しないと本当に何もしないほど)などの戦闘マシーン度合いはミラージュより上かもという感じです。

 しかし、もしかするとその従順さが仇となって、殺し屋はミラージュに敗退したのかもしれません。命令通りということは、自分では判断しないことも強いられるわけで、状況に応じて行動を変えることがあまりできません。それが習い性になると、応用力、機敏さ、自律行動性といったものが失われます(軍隊経験の弊害部分でもあるらしい)。

 ともあれ、殺し屋は自らが切り札に選んだ武器をミラージュ取られて逆襲され、あっけない最期でした。手配師のほうは戦闘能力はなさそうでしたね。ただ、相棒の殺し屋に対する思い入れだけは、異様なくらい伝わってきました。殺し屋、手配師とも、なんとも謎も闇も深い不気味な印象でした。そこのところは伏線として回収されるのかな。どうも気になってしまいます。

 ちょっとはっきりしないのが、ED曲にも使われている「魔笛」(夜の女王のアリア)が鯨岡の耳打ちした相手に対する何らかのトリガーになっているらしいことですね。番組冒頭でもBGMかと思ったら、鯨岡の鼻歌だったり。例の耳打ちに発動条件などがあるとしたら、その条件を巡る攻防などがあり得るわけで、次回以降、具体化してくれることに期待したい気がします。

「夜の女王のアリア」は別の音楽解説番組で見た記憶では、歌うのは極度に高度な技巧なんだとか。ソプラノオペラ歌手の誰でも歌えるわけではないほどなんだそうで、一説にはモーツァルトが(夢で)悪魔の啓示を受けたなんて話もあるらしい(別の曲と記憶がごっちゃになってるかもです ^^;)。

 演出でちょっと気になったのは、骸骨が成り代わる元の人物を拉致する車で、ドライバーが飲む飲料缶にわざとぼかしを入れたこと。これで、「ああ、アルコール飲料を飲んでて、それはTV放映上まずいから隠したのか」と分かりはしますが(これが実際の狙いだった気がする)、別にそんな小細工せずとも、アルコール飲料缶の中身を変えておくとかでいいはず。

 となると、スポンサー的に不都合な企業(仲が悪いとか ^^;)の製品だったからとも思えますが、それなら架空の会社のラベル貼るとかでいいはず。しかも、おそらくは同一飲料と思われる缶は、運転していないシーンでははっきり見せてたし。ED後の左文字コーナーで飲酒運転警告するために入れたのかな。どうもよく分からない演出でした。

 次回タイトルは「崇めル」で、鯨岡がどうも拘置所内で新興宗教教祖の立場を奪ったような描写がありましたから、その関係か。もっとも、タイトルで匂わせた予想を裏切る組み立てを制作が好んでいるようなので、今話みたいにトリッキーなことをしてきそうな気もします。

●仮面ライダーエグゼイド

 飛彩がいいように正宗にこき使われている感じの回でした。詐欺などでよくある手口、欲しいものをちらつかせて、「ちょっとやれば手に入るから、もう少し投資してね」といって引き出し、ごく一部だけ渡して「全部手に入れるには、もうちょっと投資が必要なんです」と言ってむしり取る手口です。正宗め、どこがホワイト企業なんだか(^^;。

 飛彩がまんまと正宗の罠にはまったのが、小姫ですね。正宗は、小姫をよみがえらせるよ、で飛彩を引き込み、次に姿かたちは元通りでも、人らしからぬ言動しかしない小姫を見せて、精神も元通りにしたければ、と迫って来る。飛彩としては、既に永夢側を裏切っているし、小姫はよみがえった結果が悲惨ということで、もう正宗側で突っ走るしかない状況に追い込まれてしまいました。

 この辺り、NOVAさんが仰る、

> 壊れたレコードのように同じ言葉を繰り返す小姫さんの演出が、切なく思えたりする

というのが、飛彩にはひどく強烈にあるだろうと思います。私みたいないい加減な奴ですと、小姫の状態を見て、正宗に「なにしてくれとんじゃ!」と食って掛かるところですが、いかんせん飛彩は倫理観が厳しく、正義感が強そうですから、「自分のせいでこんなことに」と、まず自分を責めそうです。

 そこが、もしかすると正宗が付け入る隙になってしまったのかもしれません。前にも申しましたが、飛彩の「誰の背中を見て」の台詞のときには、「こいつだけは屈しないだろう」と期待したんですが、意外な弱点があったようです。しかし、もし飛彩に完全な小姫を引き渡したら、飛彩が敵対するはずで、もちろん正宗はそれくらい分かるはず。

 ということは、下手すると飛彩は延々と正宗にいいようにこき使われる羽目になりそうです。どうも、先行きが絶望感しかなさそう。それはそれとして、飛彩は正宗側、つまり敵側にいるとやけに強いですな。永夢のレベル99を圧倒、貴利矢が永夢に託したガシャットを奪い去る。これが今話ラストへつながるわけですか。

 一方、パラドら上級バグスターはゲーム本来のラスボス:ゲムデウスでクロノス攻略に乗り出す模様。ライダー拠点に乗り込んできて情報聞き出してましたが、あの程度の内容で何か分かるのかしらん? うーん、確かにいると分かればよかったのかな。ゲムデウスのデータにあっさり行き着き、あっさりデータ採取し、グラファイトが割とすんなりとゲムデウスの力を手に入れてしまってましたね。

 新黎斗だけは相変わらず我が道を行っているようで、この期に及んでクロノス攻略の新システムをプログラミングしてるみたいですが、そんなに簡単にできるものなのか。できるとしたら、そもそもクロニクルゲームの危機が大したことではなかった、となってしまう気がします。

 それはともかく、上級バグスターはクロノスとの対戦に持ち込み、クロノスのガシャットにウイルスを混入、ポーズを封じたと思ったら、レーザー(ターボ)が乱入、ウイルスを駆除してしまい、再度のポーズでバグスター側惨敗に終わるということですか。盛り上がる前に決着ついちゃった感があります。クロノスに変身してなんで雨降らせるんだと思ったら、ポーズの時間停止を強調する演出でした。うん、これはなかなかカッコいいぞ。

 仮面ライダーレーザー(ターボ)が本当に貴利矢なのか(予告ではどうも別人の可能性を示唆しているような)、飛彩が思い直せるかどうか(責任感が医師倫理と小姫のどちらに向けられるか)がドラマの焦点となってきた感じです。

●仮面ライダードライブ

 NOVAさんからの予習効果で、「今日からまた、1日で完結するのか」と分かり、1週間待たなくてもよい点は、なんだかホッとする感じです。感想のまとめやすさからいえば、やはりその日のうちに完結してくれるほうがやりやすいですね。

・19話:なにが刑事を裁くのか
 さてしかし、前半(2話中の1話目)は先週からの続き。先週ラストの感じでは、現さんの先輩元刑事、橘が悪に堕ちたような印象だったんですが、無実の人間に濡れ衣を着せて殺した犯人に対する執念をロイミュード:ジャッジに利用されたわけでしたか。法の正義か己が正義か、のどちらも強く感じるがゆえに、せめぎ合いも大きかったのでしょう。

 人間のジャッジのほうも、復讐代行してのヒーローごっこに取り憑かれ、そこをロイミュードに取り憑かれたのかと思ってました。しかし、人間のジャッジのほうはロイミュードとは無縁でした。幼稚なだけで、ロイミュードの進化をもたらすほどの感情の強さではなかったみたいですね。感情の強さはないけど、自制心が輪をかけてなかっただけといったところか。人間ジャッジが濡れ衣着せて殺したのも、自分よりカッコいいヒーローに見えたから、でしたしね。

 濡れ衣を着せられて死んだ妹のエピソード、現実においても深刻な話です。本人になんの落ち度も咎もないのに、身内から犯罪者が出ると、犯罪者に殉じる扱い、差別を受けてしまう。そこも、橘の感情を強く揺さぶる点だったようですね。しかも、橘は死んだ兄の無実に確信がある。

 前話と今話で、現さんがカッコよく、キャラがなかなかに立っていますが、特徴たる
コミカル部分もきっちり入れ込んでました。現さんが思わず流した涙に、ミニカーの演歌デコトラが感じ入る。そのデコトラが大音量で演歌を流し、現さんも喜ぶシーンで、見え見えに「演歌祭り」の看板、続いてさりげなく「住宅地につき静かに」の立て札が(^^;。

 ロイミュード:ジャッジのほうは、橘の強い感情を利用しただけということを明らかに見せて正体を現わす。そこへチェイサーが(吉例を尊び ^^;)乱入。ジャッジは再び橘譲りの剣道技術を見せるも、ドライブ怒りのタイプ・ワイルドでコアまで撃破される。チェイサーはマッハが「バイクを持ってこなかった」ので、バイク合体が使えず、やはりマッハのデッドヒートで撃破、と、バトルに入ると(いい意味で)フォーマットされてきたかなという感じです。

 しかし、いずれチェイサーの立ち位置とか変わって来るわけで、バトルの流れもどう変わって来るか、なかなか楽しみな感じです。

・20話:西城究はいつからロイミュードだったのか

 こちらは、いつもはサブキャラの立ち位置でコミカル要素となっている、究ちゃんのキャラが大いに立った回でした。

 究ちゃんの様子がおかしいと思ったら、二人もいて、しかもどっちかがロイミュード。しかし、二人とも「もう一方がロイミュードだ」とは言わない。むしろ、かばい合ってる感じすらある。

 それもそのはずで、究ちゃんがロイミュードに襲われそうになって、あるアニメの最終回を観るための猶予を乞い、ロイミュードと一緒に鑑賞、そうしたら意気投合しちゃったと。なんと言いますか、ロイミュードが見た闇はオタクの深淵、そこに引きずり込まれちゃったといったところなんでしょうか。

 劇場版発表でアイドル声優を襲ったのも、原作アニメが無声だったからだし(イメージ壊れるんでしょうな)、正体がばれた原因もレアアイテムに思わず人間離れしたジャンプで飛びついたからだし、まあなんとも「そういうこともありそうだな」という感じです。

 二人の究ちゃんの言い争いなどは、オタクの欲望と良心とのせめぎ合いみたいな感じで、笑ってしまってから、ふと考え込んでしまうものがありました。ともあれ、視聴者としても今まで一人の究ちゃんだと思って観ていたのが、実はときどきロイミュードだったということで、ちょっとびっくりな感じもありました。

 しかし、本当のところは究ちゃんが普段は見せない、心の奥底に隠し持った漢にロイミュードが感動したといったことなんでしょう。人間・究ちゃんのメンタルを色濃く受け継いだロイミュード・究ちゃんが今わの際に、「あいつが心配するから、暴れて倒されたと言っておいてね」と頼んでましたから。友のためにはあえて汚名も被る。カッコいいじゃないですか。となると、オリジナルの究ちゃんも本当は漢たる者であるはず。

 一方、上級ロイミュード側では、ブレンはコミカルキャラがすっかり板についた感じです。立ち位置的にブレンを乗っ取った感のメディックが、ハートに取り入りつつ、他には冷酷(配下のロイミュードが動揺するほど)ということで、嫌な味わいが出ています(^^;。

 そういう対比が出てましたから、ロイミュード・究ちゃんが背後から(ここも大事)ぐっさりやられたのも、悪いロイミュードの汚名を被ろうとしたのも、怒り度を大いに上げるポイントになってました。

 こういう流れなので、ドライブがデッドヒートで決着をつけるのも、自然な流れでしたな。もっとも、メディックは配下2名を盾にして逃げおおせてしまいましたが。その後のシーンでメディックがロイミュードとしての姿で大写しになりましたが、なんだか牙狼の女性型ホラーを思わるようなデザインだなと、今回初めて思いました。CGなどの効果を併用してないので、牙狼のほどの不気味さはないですが、基本デザインの雰囲気が似てるかなあと。

 次回予告では「ついに始まるチェイサーとの最終決戦!!」とキャプションが出ていて、ようやくフォーマットになってきたバトルなどがもう崩されるのかなという予感がします。

●フラッシュ

 NOVAさんのお話に乗っかりまして。フラッシュ1期が終わってから、続きが気になり、2期のあらすじをネットで読んだりしてました。それで分かったのは、「ブラックホールに突入してどうなる、なんてもんじゃなく、話のスケール、複雑さがえらいことになってるじゃないか」ということですね。

 1期のラストでなんとなく思ってたのは、ブラックホールに突入して、タイムトラベルについてさらに掘り下げつつ、フラッシュ本人と周囲の問題を丹念に解決していく、というものでした。複雑化した状況をいったん収束させる方向ですね。

 しかしあにはからんや、平行世界のアース2と頻繁に行き来しつつ、よりややこしい話になっていくと。ここでNOVAさんからいろいろ伺いつつ想像していたものの、受け取り方が甘かったようです。

 その反省を踏まえて、今回のご解説を拝読すると、どうも私では追い切れるかどうかくらいに、さらに複雑化したのが3期みたいですね。名前だけでも、アース1・2に対応させてケイトリン1・2と呼ばないとわけが分からなくそうですし、しかしケイトリン1とケイトリン2というだけでも混乱してしまいそうです (^^;。しかも、「未来のケイトリンか、過去のケイトリンか」なんて要素も出てくるようですね。

 うーん、まあ順を追って観ていけば、何とかなるだろう。そもそも、フラッシュはフラッシュだけで完結せず、アローと深く関わっているわけだし、過去への時間移動があれば、一人のキャラでも複数出て来ることになるわけではあるし。

 とはいうものの、目下の欲求は「ブラックホールに突入したフラッシュがどうなったか、早く見せてくれ」ということですね。あらすじを読んで一応は分かっても、映像としてどう見せてくれるかが気になります。

Re: 6月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/06/13 (Tue) 01:03:25

K.Kさん、まいど。

★コードM

今回は、鯨岡側がほとんど動かず、外れ回という印象です。

内容は、怪しい新興宗教の本部に侵入して、教団幹部を殺害して回るミラージュ、と。
新興宗教のラリってトリップしたかのような儀式の描写がしつこくて、気が滅入りました。
どんでん返しと言えば、「教団にハマった政治家の家出娘の救出」もミッションだったのが、実は「教団は、その政治家の資金源の一つであり、娘は教団幹部の黒幕として暗躍していた」というもの。

最後は、娘もサンダーさんが始末し、左文字さんが政治家に「あなたは日本に必要な方だから、今回はこれ以上追及しないが、今後はあまりあこぎなことをするな」と釘を刺す形で幕。
こういうすっきりしない形は、いろいろモヤモヤします。

バトルアクション面では、教団幹部の一人が拳法使いで、ミラージュ相手に接近戦を挑むも、特筆することもなく敗退。
これが鯨岡との戦いになれば、双方の駆け引きが面白くなるのですが、素人悪人相手だと、ミラージュ無双で次々殺害して回るだけの単調な展開なので、盛り上がらないなあ。
必殺シリーズみたいな、殺しの美学、ケレン味もないわけだし。せめて、ミラージュがミッションの際に決め台詞を口にするとか、見得を切るような演出でもあればいいんですけどね。

★エグゼイド

来週は、恒例のゴルフ放送でお休みです。

ということで、第3クールもクライマックスに突入して、次回エグゼイドのテレビにおける最終パワーアップ形態登場という期待モードで、再来週に続く、と。

今回の話は、レーザーターボこと貴利矢さんメインのドラマ。
クロノスに洗脳されただけと信じたい永夢は、リプログラミング能力で洗脳を解除しようと試みますが、結局、復活貴利矢は自分の意志でクロノスの味方についたことが判明。

貴利矢が永夢の耳元で何かをささやき(何だか鯨岡っぽい)、それを受けて永夢が完全に逆上。貴利矢とは完全に訣別する宣言。

ただ、まあ、貴利矢って元々、「嘘つきの策謀家」キャラで、言葉とは裏腹に本心ではいい人って感じだったので、今回も「クロノスの味方になっているように見せかけて、いろいろ彼の秘密を探って、事態解決のために動いている」のではないか、と思いますね。
で、永夢に「今は敵対したフリをしろ」とでも言って、距離を置いたんじゃないかな。

一方、当初はクロノスの手から、自分の作った「仮面ライダークロニクル」を奪い返すつもりだった黎斗ですが、貴利矢に「いくら天才ゲーマーと天才ゲームクリエーターが揃ったところで、仮面ライダークロニクルは止められない」と挑発されたことで、プライドを刺激されました。
おかげで、天才の全てを注ぎ込んだ新ガシャット「ハイパー無敵ガシャット」を製作。

なるほど、マックス大変身は、貴利矢の遺したリプログラミングや、飛彩、大我の友情の結果、生まれたわけですが、最強ガシャットは天才の成果なんですね。
何というか、あの金色の派手派手しい外見は、永夢っぽくないなあ、と思っていたのですが、黎斗作だったら納得。

ともあれ、エグゼイドの最強形態は、クロノスのポーズに打ち勝つことができるのかを期待しつつ。

★ドライブ

こちらは、第2クールのクライマックスに突入と。

なお、究ちゃんの姿を借りたロイミュードの話は、エグゼイドのバガモンの話に通じるなあ、と感じたり。

悪意のない善良な怪人と、それを無慈悲に倒す悪役って構図が。

そして、この辺りから、「ロイミュードより悪辣な人間」というシチュエーションが出てきて、ドライブもいろいろ悩むことになるわけですな。
ロイミュードだったら倒せばいいのですが、人間相手だと仮面ライダーの力で倒すわけにはいかない。殺さずに逮捕する、という形に持ち込まないといけないのですが、「ロイミュードが人間と融合する」という能力を発現するに至って、人間とロイミュードをまず切り離す必要が出て来る。そこで新形態登場に至る流れ。

一方、特状課もロイミュード側のさらなる攻勢と暗躍に対抗するため、これまでの「人知れずの活動」から一転、「仮面ライダーの存在を一般公開」することで、捜査活動の風通しを良くしようという流れに入るのが第3クール。

ともあれ、物語が一気に動く「転」の流れを楽しみに。

Re: 6月のスレッド(2017) - K.K

2017/06/14 (Wed) 13:58:35

 NOVAさん、どうもです。

●コードM

 今回もNOVAさんのご感想通り、外れ回ですね。しかも、前の学生暴力革命の回の二番煎じみたいな印象でした。どうして今回のエピソードを入れたのか、ちょっと解しかねるほどです。

 カルト教団は、白い制服、違法薬物と思しき洗脳、果ては集団自殺、それらに対して腐敗した幹部、アホみたいな教義、とテンプレな悪の演出でした。もうちょっとひねれよ、と思ってしまいますよね。

 とはいえ、左文字の以前からの言動に見られるように、警察サイドにも専横的な権力志向みたいな動きがありました。ミラージュ世界では日本が混とんとしている、だからこういう動きは当然なんだということかもしれませんが、ドラマ的に納得感は得にくいような気がします。

 小ネタとして入れたらしい鐘ヶ淵のゲップも、わざわざ入れた意味が分からん。不快感だけ煽って何がしたかったのか。

 一応、カルト教団は電子機器を徹底排除しているため、ドブネズミの探査が利かず、情報操作もできないというところは、ミラージュ側の不利を演出可能でしたが、結局は乗り込んでサクサク倒してしまってたからなあ。バトルは教団側の唯一の戦闘力ときたら、格闘技が多少できる信者1名くらいで、見応えがない。

 どんでん返しとしては、カルト教団教祖は傀儡で、うわべだけの正義派議員の娘がラスボスということなんでしょうけど、正直なところ、「だから何?」くらいなところ。これも、正義派を気取っていても、やっぱり腐敗してるんだ、と見せつけたつもりなのかなあ。こちらも、正体ばれた娘が見苦しく暴れてサクッと処理され、父親の議員が釘を刺されておしまい。

 敵味方双方、権力者の弱みを握ってやりたい放題したいだけなのかな。こうなると、ドラマ内キャラクターに対する不快感(敵味方両サイド共)がドラマ内で完結させられない感じで、「制作が嫌っているものをドラマで痛めつけて喜んでるだけじゃないの?」みたいな感想になってしまいそうです。

 鯨岡側の動きとしては、骸骨が秘書に何か情報らしいデバイスを渡しただけ。うーん、各シーンを追っての感想を考える気にならない。

 コードMというドラマが、どういう方向性にしたいのか不明な感じです。各話(≒情報提示)の配置も無秩序な感じだし、敵味方の性格付けも混とんとしてるし。牙狼1stの事例を思い起こすと、真の敵は実はミラージュ側上層部だった、なんてのもあり得なくはない展開ですが、きちんと狙ってやった牙狼と違って、単にムチャクチャだから何でもあり得るという状況になっている気がします。

 次回のサブタイトルは「嵌めル」(最初「謀ル」と出てたけど、変わってた)。もう1クール目の終わり、全体の半ばまで来てるし、そろそろ全体的にドラマを動かさないと、風呂敷を畳む心配どころか、風呂敷を広げもしなかったことになりはすまいか。

●仮面ライダーエグゼイド

 さて気を取り直して、面白さがどんどん上がって来るエグゼイドの感想。冒頭、主要キャラクター4人の背中を見せて「~ドクターたちの物語である」というナレーション。こんなの、前からあったんだっけ?

 さて本編。正宗が自分が世界のルールと言ってますが、安易に神と言わないところがかえって強敵感を出してる感じがします。自称神は黎斗だったわけで、その黎斗は(いったん)あっさりやられちゃったわけで。その正宗がスカウトし、戦力として起用したのが貴利矢ということでしたか。

 前回ラストからは、もしかしたらレーザーターボが貴利矢ではない、という予想をしたんですが、きっちり貴利矢でした(^^;。エグゼイド序盤は、ぼんやり観てたもんで、貴利矢のキャラが変わったかどうか、よく分からないんですが、今の貴利矢は弁が立つようですね。永夢の理想論の隙を突いて反論し、うまく揺さぶりをかけている。なるほど、以前から「嘘つきの策謀家」というのは、こういう面にも発揮されてるのかも。人を騙せる嘘をつくには、巧妙に論じるテクニックが必要ですからね。

 がしかし、ポッピー=明日那の目には別人のように映ってるようですね。永夢も洗脳などの可能性を疑っている。この辺り、本当に違和感があるのか、そう思いたくないからだけなのか、ちょっと分からない感じです。

 この動揺を利用するかのように、パラドが誘いをかけてくるわけですね。永夢らライダーはクロノスへの攻撃を無効化するレーザーを倒す、そうしたら上級バグスターがクロノスを倒すと。しかし、これは永夢らが拒否。このときに明日那に言い返されたパラドの様子からするに、パラドにはクロノスに対する恨みがあるような気もしました。そういや、パラドは遊びたいだけのようにみえて、意外に仲間思い、恋=ラヴリカを永久消滅されたことへの怒りが消えないんでしょうね。

 パラドがごちゃごちゃ言うてると(^^;、吉例を尊んで今回のゲストバグスター出現の報が入り、永夢らが駆けつけ、貴利矢がバグスター側救援に現れ、とバトルに。ここへ大我も現れるわけですが、改めて思うに「これって、ライダーというよりモビルスーツだよなあ」と。エグゼイドのマキシマムは重厚なアーマーっぽいし、レーザーターボの飛行ユニット、スナイプの砲撃ユニットもそれっぽい。

 それはそれとして、乱戦はエグゼイドのリプログラミングがレーザーターボにヒットし、変身の解けた貴利矢の表情が柔和、これは行けたかと思ったら、生身の貴利矢が生身の永夢にハイキックをお見舞いすると。そして、謎の耳打ちですね。この耳打ちで、永夢が激怒、貴利矢を救おうとしていた態度を一変させる。何を耳打ちされたかは仲間でも「知らないほうがいい」らしい。

 一方、同じ言葉をループ再生する恋人に苦しむ飛彩には正宗がなにやら新しいガシャットを見せ、新黎斗は怪しげな(^^;金色ガシャットを発明したとかで大喜びしとる。貴利矢は自分が消滅したときのことで、何か思うところがある模様。ラストの描写からすると、貴利矢 vs 永夢の流れになる感じです。

 となると、やはり謎の耳打ちの内容が気になりますね。仮に、ホラ吹き貴利矢(^^;が本心を隠してクロノス側についているとすれば、そっと本心(俺はクロノスを倒すため、偽って協力云々)を明かしたとなるのは自然な流れです。

 しかし、永夢が貴利矢のそういうややこしい裏切りを隠し通せるかどうかは疑問、少なくともホラ吹き慣れした貴利矢からしたら、永夢も嘘をつきとおせるとは見ないんじゃないか。とすると、わざと激高させるための言葉を選んだか。

 貴利矢が本心からクロノス側に付いた可能性もあり、その場合も本心吐露の耳打ちで永夢を激怒させた、あるいは「実はクロノスを裏切るよ、でも敵扱いしてね」と嘘を言った可能性もある。次回(来週は無いのかーorz)以降、貴利矢の去就も楽しみな要素になってきました。

 次回予告は正宗が「レベルハンドレッド」とか言うし、金色のライダーが暴れてるみたいだし、どうもカオスでよう分からん(^^;。

●仮面ライダードライブ

 事件的には2話構成で解決するようになったんですけれども、ストーリー的には今週2話目のラストで「あ、チェイスが! それでどうなるん?」で終えており、クリフハンガーはもしかすると強まってるかも。

・第21話:不揃いの死者たちはなにを語るのか

 大量殺人事件で始まり、検死によれば同時刻で起こったことが証明される。その時刻にどんよりは観測されず、しかし不審なバイクが目撃されているということで、冒頭から「チェイスが何かやらかしたか?」と示唆されてます。

 ロイミュード殲滅を焦るマッハ(剛)はもとより、ベルトさんもメディックによるチェイス改造を疑うしで、チェイスをターゲットにする姿勢に対し、ドライブ&霧子があくまでもチェイスがプロトドライブの性質に戻るとして抗する。チェイスがドラマの核になる流れですね。

 一方、現さんがなぜかチェイスに遭遇してピンチに陥ると、やはりなぜかドライブと霧子がその場に出くわし、さらになぜかマッハも現れると(まあ、細かいことは気にしっこなしですな ^^;)。当然のごとくバトルになりますが、マッハが繰り出したのが重加速を超える重加速で(後で超重加速と呼んでた)、デッドヒートでもなんとか普通に動ける程度にしかならない。

 霧子はといえば、銃を向けはするものの、プロトドライブに救われた記憶がよみがえり、引き金が引けない。マッハのピンチはドライブが駆けつけて対処するものの、メディックが手下の死神ロイミュード引き連れて介入、しんがりの手下を残して、チェイスとともにさっさと撤退。と、なんか肩透かし(^^;。

 このバトルで大いに喜んだのが現さんで、ようやく仮面ライダーをはっきり見たとおおはしゃぎで、赤いライダーと白いライダーが別人だと分かったとこまではよかったけど、黒と緑もいると言い出してしまい、相変わらずポイントを外すというポイントは押さえたコメディですね。

 もっとも、その勘違いにヒントを得たドライブ(進ノ介)が推理を進める。大量殺人の被害者はロイミュードに姿をコピーされた後、殺されたんじゃないかと。最初からある設定ですんで、可能性としてはあるんだけど、この推理のときにネクタイをきゅっとしめてないことから、たぶんハズレ推理だというのは、視聴者には示されてるみたいですね。推定死亡時刻がほぼ同時なことも(偶然以上には)説明できていない。

 しかし、そこへ究ちゃんがネットを通じたロイミュード探査法を編み出していて、被害者共通の特徴を発見、ドライブの推理を補強する。後から考えると、この点がドラマ的な目くらましとして効いてたみたいです。

 どもあれ、前半(21話)はバトル的には超重加速対策が問題となってくるわけですが、その点はとりあえずはライダー側のタイプ・フォーミュラでなんとかなることが示される。ドライブ vs チェイス&シフトカー、マッハ vs ハート&メディックの乱戦の中、ドライブはフォーミュラでチェイスの超重加速と必殺攻撃を破って、というところで次話へ。
(デッドヒートは1台しかないから、ドライブとマッハで同時使用ができない、なんて弱点もさりげなく示されていた点も高評価したい。)

 チェイス自身のドラマとしては、ブレンに細工された影響らしいですが、またもや「人を守る」という性質が半ばよみがえりかけてて、そこも次話のポイントとなりそう。

・第22話:F1ボディでどうやって戦えばいいのか

 よし今週はすぐに続きが観られるぞ、と意気込んで観始めたら、なんかバトルなんてもう終わってて、ドライブ(進ノ介)が首にギプスはめとる。ありゃと思ったら、一応は回想があって、フォーミュラの威力は大したものだけど、怪我するほどの負担がかかっちゃうよということでしたか。確かに、いかに普通車慣れしてても、いきなりF1カーをフルスロットルで走らせたら、相当にヤバいですわな。

 りんなは新兵器開発にいそしむも、あと一歩のところでアイデアが出ない。ハーレー教授の遺したおみやげは何かヒントかと思ったら、単なるパイだった。しかしそのパイは、というところが後半への伏線でしたね。

 そこへ、殺された被害者が大挙して乱入、ゾンビ事件だったのかよという感じですが、なぜかシフトカーを投げつけられると灰になって崩れてしまう。ということから、ベルトさんが死体はメディックの作った偽死体だと看破する。ということで、殺人事件のほうは一気に解決の流れに。

 霧子をさらった残った偽死体がチェイスに霧子を引き渡すと、偽死体はチェイスによって消滅させられてしまいましたしね。チェイス、霧子を人質に連れ去ろうとするものの、マッハになじられると動揺(したのを見たマッハも動揺?)、霧子を置いて去ろうとするとメディックが現れて介入、チェイスを停止させて連れ去る、と目まぐるしく話が進みますね。

 でまあ、チェイスに小細工したのがばれたブレンが、メディックに攻撃性をいじられたチェイスとメディックに迫られて恐れ焦りまくるし、お気に入りのハンカチを燃やされて嘆き悲しむとか、どうもブレンの堕落ぶりが (^^;。キカイダー01でのハカイダーみたいだorz。

 チェイスは街中を破壊しつつ、ドライブを呼び込み、決着をつけるべく再戦に。霧子もチェイスの変化を感じ取っていて、覚悟ができた模様。ドライブ(進ノ介)も悪の阻止というより、プロトドライブへのリスペクトから、完全に倒してしまう決意のようです。

 とはいうものの、デッドヒートを使用しても劣勢、フォーミュラでも決め手を欠く戦闘にしかならない。もしくは相打ち覚悟。手詰まり状態のところへ、大型トレーラのシフトカーが到着、りんなの新兵器ですな(お約束なので、ご都合主義とは言うまい ^^;)。なんでりんなが開発に成功したかといえば、お菓子のパイの包装の裏に必要な数式などが書いてあったから(お約束なので、ご都合主義ではないの! ^^;)。

 フォーミュラのスピードでチェイスを翻弄し、新兵器トレーラー砲で撃破、となりましたが、コアまで破壊してチェイスが完全消滅か、という決着。と思ったら、霧子が帰宅途中、雨の中でチェイスらしき重傷者を発見、というところで次週へ。
(下調べすると、このタイプ・フォーミュラとその派生形が最強形態のようで、いったん死んで復活する通過儀礼の後に、最終形態のタイプ・トライドロンになるわけですね。映画向けのタイプ・フルーツは鎧武とのクロスオーバー専用みたいですな。)

 うーん、下手に事件半ばで次週へ、というのより気になるラストですね。チェイスの去就がポイントになる流れとは思うんですが。

●TV放映の映画

 面白いかもと思って観た2本のTV放映の映画、どちらもちょっとがっかりでした。

・ウルヴァリン
 日本と思しき場所が舞台で、第二次大戦末期の長崎の原爆~現代とウルヴァリンが関わって来るものでした。でも、「ハリウッド和風の感じだけど、ここどこやねん?」と(^^;。街中でも新幹線車内でもヤクザが暴れ放題で、しかも一般市民が気にする様子もなく、警察も駆けつけて来ないし(そもそも、その警察自体がヤクザっぽいし)。

 しかし、そこががっかりした点ではありません。そういう、ぶっ飛んだ日本でも全然OKです。面白がれなかったのは、興味が集中していくような流れがあまりなく、イベントが散在するような作りだった点ですね。各々のイベントでウルヴァリンと敵キャラがきちんと大暴れはするんですけれども。

 もし、ウルヴァリンというキャラクターが大好きだったら、こういう作風を楽しめたんだろうと思います。でも、私はまだそうじゃない。

 前に深夜でやってたウルヴァリン誕生譚のだと、敵と思った奴もが味方となって駆けつけるなどの燃える流れがあったんですが、今回のはどうも孤独な戦いを強調してる感じで、燃えようにも燃えられない冷たさみたいな感じを意図的に出してたかなと思います。

・猿の惑星(映画)
 まあ、手を変え品を変え、ようもこんだけ続作、類作を作るもんだというシリーズ。今回放映されたのは、知能をある程度高度化させた猿を連れた宇宙探査船が発端になるリメイク(監督はリジェネレーションと称していたらしい)。

 宇宙探査船が謎の磁気嵐らしい異常に遭遇、チンパンジーを乗せた小型艇を調査に向かわせるも通信途絶、主人公が救出しようと小型艇で追うと、謎の磁気嵐に飲まれ、なぜか未知の惑星に不時着する。そこは、猿が人間を支配する世界だった。

 で、初作通り、「猿が英語(吹き替えでは日本語)を喋ってるのに、主人公はどういう世界なのか分かってない」をきちんと踏まえ(^^;、初作の「主人公はついに自由の女神像を発見し」は、「自分が乗っていた宇宙探査船も太古の昔に不時着していたのを発見」と踏襲。

 今回のはそこからの話は続き、主人公が逃げたり戦ったりしつつも、ついに猿の大軍団の前で絶体絶命になると、主人公が最初に追いかけていたチンパンジーの小型宇宙艇がそこへ到着、主人公を救って地球に戻る。やれやれ地球に戻ったと思ったら、そこも猿の惑星だったという、なんともカオスなオチでした。

 なんというか、どんでん返しをもっと入れたら面白くなるってもんじゃないだけどなあ、という印象です。もしかすると、ギャグ映画として観たらよかったのかな。失敗した「世にも奇妙な物語」という感想が個人的に一番しっくりきます。orz

●マウスの叛乱(日常余談)

 最近、PCの調子がどうもおかしくて。この掲示板を読んでいると、突如として裏に回していたエディタが前面に出てきて、読むのを邪魔したりするんです。逆に、エディタでここへ投稿する文章をぽちぽち書いていると、逆に掲示板が最前面に出てきて邪魔をする。

「えーい面倒くさい」と思いながら、必要なアプリを最前面に出そうとマウスで操作しようとすると、マウスカーソルが消えて操作不能になってしまう(キーボード使えばいい、というのは措いといて)。「ようもこんだけ邪魔しやがるな」と思いつつ、マウスのUSBを差しなおす毎日。

 はたと気がついて、マウスを別のに取り換えてみました。そしたら、全てが以前通りスムーズに操作できるように。どうやら、前任のマウスの奴めが猪口才にも妨害工作をしておった模様です(注:通常の言い方は「故障」、平易には「壊れた」)。

「コンピュータが人間に背くのって、マウスの仕業のこともあるんだ」と、意外な発見に納得した次第(違)。

Re: 6月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/06/19 (Mon) 11:52:52

もう、6月も半ば過ぎで、時の流れの速さを感じますな。

★コードM

鯨岡の牢破り大作戦(前編)って感じで、面白かった回。もう、この番組の面白さの8割方は、敵役の鯨岡の出番の多さに掛かっているんじゃないか、という。
実際、主人公側で面白いと思えるキャラが、ドブネズミだけで(個人的にはスモークさんも好きだけど)、他は感情移入を廃した舞台装置以上の役どころがない。まあ、左文字さんの芸達者な怪演ぶりも役者の持ち味だとは思うけれど、それがドラマ自体の面白さには寄与していない感じ。

まあ、本作は演出芸的にはいろいろ力が入っているなあ、と感じるのですがね。決して手抜きじゃない。
ミラージュの無双アクション二ついても、ただ歩いているだけのシーンに、幻的な瞬間移動カットを挟んだり、
左文字さんの怪演を魚眼レンズ風に撮影したり、
カルト宗教回についても、教団内のイカれた狂信信者のトリップ描写なんて、エキストラを使うにしても、妙に手が掛かっていたり、
映像作品として、非常に丁寧に作っていることは分かります。

ちょっと前衛芸術っぽい作り方なんですね。

でも、それが物語として面白いか、と言われれば、微妙。

主人公のミラージュにしても、抜群の戦闘能力の反面、人間的な感情が希薄になっていて、戦闘マシンと化している、という設定なんですが、そういう設定をうまく描こうと思えば、周辺に常人キャラを配置して、ミラージュの言動に驚いたり、ツッコミ入れたりしながら、ドラマとして見せるのが普通だと思うんですね。
牙狼で言えば、似たような寡黙な戦闘マシンとしてスタートした鋼牙に対し、一般人代表のカオルとの関係や、相棒のザルバとのやり取りがあってこそ、ですし、
視聴を打ち切ったオルモスにしても、過去の事件のトラウマで人間性を喪失仕掛けた熟練刑事が、人間味を備えた旧式ロボット刑事とのやりとりで、人間とは何か? を模索した作品を目指したんじゃないか、と思います。まあ、この刑事コンビの雑談がハマり過ぎて、人間性云々が曖昧になっているなあ、とも感じた次第ですが。

ミラージュの場合、人付き合いができないので、相棒のロボット車ロビンを配置した。これは分かります。だったら、もっとロビンとのやり取りを主体にすべきなんですけどね。
鋼牙におけるザルバ、零におけるシルバ、ドライブにおけるベルトさんみたいに、日常でも戦闘でも、常にやり取りするパートナーだったらいいのでしょうけど、ロビンの扱いはいまいち。(アクセサリーやベルトみたいに身につけるキャラじゃないという理由があるにせよ)

ロビンのパパの技師さんは、一応、コメディリリーフ担当なんでしょうけど、彼のキャラも風変わりすぎて、ミラージュの特異性を引き立たせるのには寄与していない。
奇矯な人間を隣に配置すると、主人公の無個性ぶりが明らかになったケース。本来は、技師さんがミラージュの異常さにツッコミを入れて、人間性の回復を促す役どころのはずなのに、技師さんの方がエキセントリックな言動で、ミラージュが遠慮がちに(加えてロビンが遠慮なく)ツッコミ入れる形になっている。

食堂シーンも、ミラージュの日常描写ですが、そこは同時に、「物語中の事件が、一般の人にどう受け止められているか」を描写するシーンでもあって、食堂のおばちゃんの一般ピープルぶりが微笑ましいです。
ミラージュにほんのり憧れてるっぽい、女子大生のメガネ娘は今後、描写が深まるのかな。
アジフライ定食が大好物で、それしか食べない点が提示されていましたが、基本的にミラージュって「一つのことを黙々とこなし、日常的な変化を好まない、日々の淡々とした業務をただひたすらこなす面」が濃厚ですな。
まあ、戦闘面では、戦況の変化に瞬時に対応できる柔軟性を発揮しますが、日常の人間関係だとそうではない。

さて、ミラージュ以上に魅力的な鯨岡さん。
ささやき暗示と、魔笛の音楽によるトリガーで、人を操る特技を披露しているわけですが、さらに自分を暗殺に来た囚人と、それに武器を渡した看守の動きを察知するなど、知覚の鋭敏さなども披露。
オープニング前のアバンで、襲撃を切り抜けた後、鯨岡視点で、時間を逆再生して、囚人が看守から武器を受け取ったところから実は鯨岡が気付いていた様子を描写したシークエンスは、本作でも今のところ一番凄いと思った演出。
もう、最初に鯨岡のシーンを見せてくれただけで、ああ、この回は当たり回だ、と感じたり。

ええと、鯨岡ファミリーの動向が、まるでルパン3世的なピカレスクロマンとして楽しめるなあとも。
鯨岡のために、実に楽しそうに拷問するナイフ女とか、クールに振る舞うメガネ秘書弁護士とか、彼女たちの演技も悪役らしくそれぞれの持ち味を生き生きと描いていて、チームK13よりも、よほどキャラ立ちしてますし。

さあ、次回で、鯨岡の脱出は成功するか、それともミラージュに止められてしまうのか。
鯨岡の暗示ささやきが、ミラージュに通用してしまい、ミラージュが鯨岡側に付いてしまうと、面白くなるんだけどなあ、と思いつつ。

敵になったミラージュを正気に戻すために、あれこれ考える警察チームという流れだと、最近のエグゼイド的で楽しめる。

★ドライブ

エグゼイドが休みなので、パスして。

ドライブのタイプフォーミュラですが、自分は一つ、勘違いをしていました。「人間とロイミュードが融合して、それを切り離すための能力」は、また後の話ですね。
タイプフォーミュラは、「超重加速に対抗するための形態」で、混同していました。

ともあれ、チェイスとの決着がついて、この後、チェイスが味方になっていく過程が第3クールの序盤。
味方になったチェイスは、頼れるキャラなんだけど、日常生活ではロボットらしい天然ボケっぷりを発揮しつつ、味のあるキャラになって行く予定。

あと、チェイスとハートの友情とか、剛とチェイスの関係とか、チェイス絡みのドラマが充実。
一方で、主役の泊さんにも、父親絡みの試練が降りかかったりして、物語が大きくうねる第3クールと。

★ウルヴァリン

今、劇場公開している最終作「ローガン」がなかなか面白そうなんですけどね。
ウルヴァリンの能力(アダマンタイトの爪)が、一人の少女に発現して、彼女を娘として導く父親ローガンの物語、と。

遺伝で受け継いだミュータントの能力に翻弄される少女と、彼女を守り導くベテラン戦士の絆って、ファミリー向けの要素を投入した感じ。

まあ、Xーmenのシリーズは、ほとんど追跡できていないので、劇場まで見に行く予定はないですが、少なくとも予告編を見るだけで、気にはなっている最中。

夏の本命は、スパイダーマンとパワーレンジャーかな、と考えつつ。

Re: 6月のスレッド(2017) - K.K

2017/06/21 (Wed) 12:11:13

 NOVAさん、どうもです。

 パワーレンジャーは当初からあまり注意していなかったのですが、TVで流れて来たCMで観てみると、映像がかなりド派手で本格的な感じです。誰かが「これ、パシフィックリムの続編だよ」などと言ったら、だまされてしまいそうです(^^;。

 戦隊ものはライダーに興味が戻ってくるとまた観始めてますので、パワーレンジャーもちょっと気にしてみようかなと思い始めています。戦隊ものはほぼ観てこなかったものの、なぜかハリケンジャーだけは観てました。よく考えると、「5人は多すぎて分からん、でも3人ならなんとか分かるぞ」みたいな感じだったような気がします。

●コードM

 NOVAさんと同じく、「鯨岡が采配を振るうと面白くできるんだな」と実感しました。鯨岡はいわゆる「キャラが立っている」というやつですね。ミラージュが(これもNOVAさんと同じく)個性が薄すぎると感じるし、ドブネズミは表情豊かな役柄ながら動き回れないし、ということで、存在感が最も大きいのが鯨岡ということになりそうです。

 物語的には不足ながら、映像的には前衛芸術っぽさがあるという点、言われてみると確かにそういう面はあるなと気がつきました。牙狼ですと、モンスター(ホラー)造形に目が行くため、他の部分でも映像表現に注意するようになりました(直近の絶狼でも、いくつもいいなと思う絵があった)。コードMだと普通の世界の現代劇ですから、つい当たり前のものばかりあるという感覚がして、あまり注意して観てなかったかもしれません。

 しかし、やはり物語ですねえ。ミラージュ側のキャラがそもそも噛み合ってないというのも同感です(鯨岡サイドは、確かになかなかナイスなのに)。もっとも、今回の話を見て、「いままで退屈と思った回でも、もしかしたらこの先で伏線だったとなるかも」と思う部分がありました。本編の感想と一緒に、ちょっと書いてみたいと思います。

 さて本編は、拘置所という行動の自由と引き換えの安全圏に入った鯨岡の身に変化が起きるというものでしたね。看守と囚人の衆人環視の中、鯨岡がナイフで狙われる。ナイフは実行犯の囚人に看守が渡したもので、しかし鯨岡がしっかり見ていたという、油断のなさ。

 一方、鯨岡のまだ意図も内容も不明なプロジェクトは、秘書ではハンドリングできない模様で、離反する関係者も相次いでいるらしい。こうなると、鯨岡としては次の動きに出るのも当然の流れか、ということで、鯨岡については動機とか状況とか、脚本的な無理がないですね。

 がしかし、次の行動がド派手(^^;。例の耳打ちを仕掛けておいた看守長(長に見えた)に、これまた例の歌を聞かせて、拘置所乗っ取り事件を起こしましたか。もっとも、鯨岡自身は一見は巻き込まれた風を装えるように段取りしているところがいかにも策士。

 看守長は拘置所内の警備用の武器と監獄の鍵を奪取し、死刑囚(と未決囚と容疑者?)らに例の歌を聴かせつつ、加担を促す。このシーンでちょっとどうなってるか、考え込むものがありました。なぜ歌を聴かせたのか、しかも歌の効果が出ているように見える。

 死刑囚らが鯨岡の耳打ちを既に受けていたとすれば、歌声でマインドコントロールが起動したと考えられます。しかし今回冒頭でもあったように(取り巻きの囚人が接近する者を制止する)、どうも限られた囚人以外は寄せ付けていなかった感じがあります。

 だとしますと、歌声だけでも一定の効果があるのではないかと思えて来ます。それでちょっと思い出したのが、サブリミナル効果ですね。もっとも、現実では効果がなさそうという見解が主流のようですが、フィクションの中では効果ありと設定してもよさそう。

 歌声の効果として考えられるのは、耳打ちされた者はかなり具体的に鯨岡の意図を把握して、その実現に動き出してしまうというもの。一方、耳打ちなしの歌声のみだと、耳打ちされた者ないしは歌声を聴かせた者に従う欲求が起こるというもの。歌声の中にサブリミナル音声で、「鯨岡の声を聞いた者は鯨岡に従え、まだ聞いてない者はこの者に従え」みたいなメッセージが入っているとか、ですね。

 そう考えてみて、退屈回(^^;)の武闘過激派、集金カルト教団での、一人のカリスマが常識外の指示をし、大勢が従っていたという構図は、今回の拘置所蜂起と似たような現象であるようにも思えて来ます。ですので、もし「あれもこれも、実は鯨岡が手配したもの」とか後で明かされたら、そこそこ納得いきそうな気もします(まあ、この予想は外れるだろう ^^;)。

 それはそれとして、拘置所の蜂起事件はもみ消せるのが30分以内、囚人は殺さずに鎮圧というものですが、御崎が鯨岡主導だと気がつく。まあ当たり前で、鯨岡が(おそらくミラージュ側の傍受を知っていて)監視カメラ目線でニヤリとしてみせたんですものねえ。ということは、K-13やミラージュが急行してくるのは承知の上で、鯨岡は今回の事件を起こしたのか。

 となると、到着したミラージュが武装蜂起した囚人をサクサク倒して、鯨岡にたどり着くのは、むしろ予定の行動ということになりそうです。NOVAさんの「暗示ささやきが、ミラージュに通用してしまい、ミラージュが鯨岡側に付いてしまう」というのも、ありそうな話になってきますね。ミラージュを退ける戦力はないんですから(前回のミラージュ襲撃で殺されかけたと鯨岡が秘書に言ったのは嘘ではなさそう)。

 次回タイトルは「妨げル」、何をどう妨げるのか、ちょっと予想ができない感じです。せっかく盛り上がって来たんだから、しばらくは今の流れでちゃんと突っ走って欲しいですな。

 ちょっと歌声効果に戻りまして、音で起動がかかるというの、もう昔の劇場版アニメで結構巧妙さに感心したのがありました。パトレイバー劇場版第1作です。レイバーの新しいOSが出て普及したものの、実はOS開発者が世間への復讐を企んでいて、レイバーが暴動を起こすプログラムが仕込んであった。

 そのプログラムの起動条件が、ある音階の音(確か超音波)が聞こえたときであることが判明したものの、そんな音を大規模に響かせる手段なんてない。じゃあ大丈夫なんじゃないかとなりかけたとき、台風が接近してくる。はたと気がついた技術者(確か、シゲさんだったか?)が、洋上に建設中の建物に強風が当たると、風が抜けてその音程の超音波が発生すると分かる、というもの。

 鯨岡の謎の能力にも、それくらいの設定の仕込みがあるといいなあ、と期待したくなっています。

 緊張感のある回でしたが、きちんと緩めるシーンもあって、NOVAさんも注目された、いつもの飯屋ですね。女子美大生が、アジフライ定食オンリーのミラージュを一途と評したり(それが一途って、ははあ、惚れましたね)、飯屋のおばちゃんが案の定、察していたりと、あの食堂内だけはホームドラマみたいに見えます。情操的なドラマ展開があるとすれば、あの飯屋内でのことになりそう。

 それと、桜丘がまたも(悪)趣味の拷問をやってましたが、スモークで既に見せたシーンだけに省略的な演出になってました。が、「あれ、ちょっとおかしいかな?」と思いました。鯨岡要撃の加害者にして、拷問被害者の看守が馬の被り物を脱がされたところは、拉致されてすぐを思わせますが、衣服は既に血まみれ。

 どうも、既に拷問が行われており、メンタルを揺さぶるために馬の被り物で視界を奪った、みたいな感じに見えます。となると、「知らない」と突っぱねていたのは、そこまでの拷問に耐えて、なおかつまだシラを切っていた可能性があります。あの看守、ただ者ではないのかもしれません。

●仮面ライダードライブ

 エグゼイド、「そ、それでどうなるん?」としておいて、2週間待ちはつらい(^^;。

 前回の自分の書き込みを読み直すと、どうも混乱していて、マッハが超重加速現象を起こしたなんて言ってるorz。それは、魔進チェイサーの能力じゃないか。まあ、脳内ではマッハではなくチェイスと正しく理解しているんですが、ドライブだ、マッハだ、チェイスだ、ベルトさんだ、と名前が多くなると(4つでもう多い、3つが限界 ^^;)、よくこういうミスをやらかします。

・第23話:悪戯な笑みを止めるのはだれか

 先週2話めラストで「あっチェイスが!」で終わってたわけなんですが、今週の始まりは上級ロイミュードの愁嘆場から始まってやがる。ハートが「そうかチェイスはやられたのか」と発言して悲しんでおり、ロイミュード側にはチェイスがコアまで失われたと伝わっている模様。

 本気で悲しんでいるのはハートだけで、同調する素振りだけなのがブレン、対抗意識を燃やして空元気なのがメディックですね。メディックはチェイス改造が失敗したとされているため立場が悪い様子。ハートは人間の感情に興味を持っていたと思うんですが、この様子からすると、もう人間の感情を持っているとしか思えない感じ。

 場面が変わり、お忍びの感じの霧子が向かった先が、ベッドに横たわるチェイスで、ドクターでチェイスを治療しようというわけか。と思う間もなく、今回の事件イベントに話は移り、連続爆弾魔の存在が示される。しかも、犯行予告された場所をいくら調べても爆弾がなかったのに、なぜか予告通りに爆発が起こると。ほほう、推理ドラマという趣向だな、という感じです。

 ドライブと霧子が、トレーニングに励むマッハ(これが今回のドラマの伏線だったとは)を誘って、次の爆破予告の遊園地へ。で、さっそくいかにも怪しそうな若者(立ち入り禁止にしたはずの遊園地で観覧車を撮影しとる)に出会うけど、観覧車を調べていたマッハが爆破に巻き込まれ、そこへロイミュードが現れ、と急展開。しかし、本格バトルにはならず、ロイミュードは謎のアイテム(小さい矢みたいの)を残して逃走と。

 署に戻ったドライブ一行ですが、マッハの様子がおかしい。緒戦でしてやられた悔しさみたいな一過性のものではなさそう。ということで、最新鋭のはずのマッハが、前回にフォーミュラーを得たドライブに力量的に抜かれたと思い、焦りを感じているというのが、今回のドラマの肝ということでしたか。

 爆弾魔ロイミュードのほうは、ドライブの推理が進み、最初の現場に現れた怪しい若者(高校生)の「瞬間移動」という言葉で閃いて、ネクタイをシュッと締めて、「トップギアだぜ」と。要は、爆弾を仕掛けたんじゃなくて、目にもとまらぬ早業でロケット爆弾を投げつけてたんですか。うーん、瞬間移動からそこへつなげるのは、相当に飛躍、いやいや名推理ですな(^^;。

 さらに、予告状が4か所同時爆破だということで、爆弾投げつけという前提で一度にそれが可能な場所を割り出し、ドライブ&マッハが爆弾魔ロイミュードを追い詰めると。当然のごとく、ロイミュードとの戦闘に移行。

 ドライブはロイミュードの放った爆弾をフォーミュラで追いかけて処理、マッハはロイミュード撃破と役割分担ですが、ドライブは最後の1発を前に過負荷で無理が来る。マッハは相手の攻撃を見切って優勢にバトルを進め、いいところまでロイミュードを追い詰めるものの、デッドヒートの限界がきて逆転される。

 ドライブのほうは、りんなの新開発のサポートカーにより復活ですが、マッハはロイミュードにベルトを破壊されてしまう。この戦闘結果により、マッハの焦り、劣等感は頂点に達したみたいですね。ロイミュードは、とりあえずフォーミュラのドライブが撃破するものの、コアは残ってブレンが回収。曲がりなりにもマッハを撃破したロイミュードだからなあ。

 そして病床(?)のチェイスが目覚めて、というところで次話へ。

・第24話:なにがマッハを走らせるのか

 やっぱり2話完結が1日で観られるのは助かります。待つ楽しみもある、なんてのは半ばは負け惜しみだからなあ(^^;。

 チェイスは復活すると、助けたのが霧子と知るわけですが、以前は霧子を助けたのがチェイスなわけで、縁が深いなあ。普通は恋愛フラグなんだろうけど、チェイスはマシンなので不成立フラグも立っている、すなわち悲恋フラグか(^^;。

 前話で爆破事件を面白がっていた高校生、再び現れたロイミュードの行動が過激になると怯え始める。逃げ出すものの爆破に巻き込まれる寸前にドライブに救われる。ふむ、爆破事件の謎が解かれてから、順当な流れになってきたな。反省したらしく、後で素直に事情を話してるし。連続爆破事件については、これで全容が明らかになり、後はロイミュードをどうするかだけ。

 ロイミュードのほうは、またもマッハが挑み、高速弾を見切って受け止めるものの、ロイミュードが一枚上手で、高速弾は爆弾ではなく毒だった。まあ、これはドクターで治療というのは、ドライブでも似たようなことがありましたね。

 これですっかり自信喪失なマッハ、やはり最新鋭なのに遅れをとっていることが最も気にかかっているわけですね。しかし、そこがマッハの未熟な点だとベルトさんは諭す。視聴者としては、「ドライブのシステムは装着者のメンタル次第」といった、精神面設定は分かっているわけで、マッハがそこに気がつき、思いきれるかどうか。

(なんてことを考えていると、今回のコミカル担当は署長でしたか。爆弾で狙われる高校生と手錠でつながっちゃって、鍵も見当たらないと。ラストでは死線を共に超えての友情なんて斜め上の展開でした ^^;。本筋にはほとんど影響なしのドタバタでしたが、だからこそ非行を諭すこともできた、と無駄ではないエピソードでした。)

 マッハの苦悩については、結局は立ち直らせたのは姉の霧子でした。信頼されて立ち直るマッハ、ですか。鍵はメンタルなので、気持ちが切り替われば即座に復活、さらにパワーアップというわけですね。

 この姉弟会話シーンに、前から思っていたことが現れていた気がします。何を思っていたかと申せば、霧子が髪を束ねて制帽・制服姿のときと、私服で髪を下した姿のときは、かなり印象が異なるということです。ときどき、別人と見誤りそうになります。髪を束ねているときはマッハのみならず、ドライブに対しても年長者的、保護者的な印象があります。髪を下したときは逆に年少的な印象で、だから髪を下ろしてマッハに対するときは、なんだかすがるような雰囲気すら感じます。
(こういう二面性キャラは割と好き。)

 それはそれとして、立ち直ったマッハと、既にフォーミュラの弱点を克服しつつあるドライブで、爆弾魔ロイミュードと最終決戦へ。マッハはロイミュードと三度の一騎打ちですが、再び毒を受けて、と思ったら気合で毒を消しちゃった。気合凄え、最強にして万能かよ(^^;。

 メーター振り切って、いわゆるレッドゾーンで戦闘するマッハですが、そこは戦闘のセオリー通り(^^;)ドライブにも活躍の機会が与えられ、協力して撃破と。うーん、もっとマッハに花持たせてもよかったかな。

 この戦闘を見ていたブレンはまたもやハンカチ噛んで悔しがり(三日天下だったなあ)、メディックは(ロイミュード側敗北なのに)してやったりと、ハートに再接近と。うーん、上級ロイミュードは緊張感なくなってきてないか? そして、チェイスは傷も癒えたらしく、病床を抜け出して去るが、なぜか病床にあった二輪の花を持っていく。

 というところで次回へ。先週よりはキリのいいところで終わった感じです。エグゼイドといい、ドライブといい、鎧武といい、昭和ライダーに比べると、話が込み入っていると改めて思います。対象年齢は同じだと思うんですが、自分が小学生の頃に平成ライダー見たら、難しくてついていけなくなったんじゃなかろうか。

●インサイド・ヘッド(ディズニー映画/ピクサー)

 TVでやってました。2015年公開とのことで、最近のですね。ベイマックスやアナ雪だと、なんとなくTVやネット眺めてても自然と情報が入ったんですが、インサイド・ヘッドはTVの録画予約画面を見るまで存在も知らず。

 ちょいと事前の下調べしてみると、11歳の女の子の頭の中の感情を擬人化する筋立てとのことで、アナ雪同様のターゲット層狙いかと思ったんですが、意外にそうでもありませんでした。

 11歳の女の子は主役(ヒロイン)ではなく、喜びと悲しみを擬人化した女性キャラ2名が主役でした。彼女らが果たそうとするのは女の子を幸せにすることですが、単純に考えれば喜びさえいれば達成できそう。

 しかし、そうではないというのが映画のテーマでした。悲しみも気持ちを満たすためには必要不可欠で、そこへ隠しテーマの「12歳の誕生日を迎えて思春期突入」というのがラストで示される構成でした。なるほどね、という感じの作りでした。

 特にストーリーを追っての感想を言うほどには感じませんでしたが、どうも最近のディズニーはシンプルな勧善懲悪で幸せゲットというものではなく、紆余曲折が良いとか、価値観の揺らぎみたいなものになってきていて、これも昭和ライダーから平成ライダーへの変化と似たようなものを感じます。

Re: 6月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/06/26 (Mon) 09:30:58

6月最後の書き込み。
7月になると、火曜深夜の洋ドラ『ブラックリスト2』が終わるので、その後番組がどうなるかに期待しているのですが(『フラッシュ2』になって欲しい)、反面、夏からスタートだと、仕事が忙しい時期に入るので、視聴時間の工面に苦労しそう。

★パワーレンジャー

『ラーリオス』を書いている際に、ある程度、プッシュしてましたが、まさかのハリウッド映画に進出とは、予想していませんでしたね。

主人公カートは、スターウォーズファンであり、パワーレンジャーファンでもありますから、近年のそれらの作品の盛り上がりには喜んでいたはずですが、一応、プレラーの物語設定では、2016年末にカートが暴走ラーリオスとして散っていく予定だったので、いろいろ心残りが多そう。
まあ、作者の自分は、カートの分まで、それらを楽しむ所存ですがね。

パワーレンジャーの歴史について語ると、戦隊シリーズ第16作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992)のアメリカ放送版が元々で、今回の劇場版もそれを元にアレンジしております。
等身大の戦闘シーンや、巨大ロボのシーンを日本の素材を使い、変身前の役者は向こうの俳優に置き換え、設定もよりシンプルなものに。

『ジュウレンジャー』では、日本の当時のファンタジーRPG人気を受けて、恐竜時代に生きていた古代人が伝説の戦士として目覚め、壺に封印されていた魔女バンドーラと戦う、という内容。
それまでの戦隊が、宇宙人や地底人、異次元人などと戦うことはあっても、味方の力の源はあくまで超科学だったのに対し(一部、地球の持つアースフォースとか、オーラパワーとか、妖精の力みたいな疑似科学もあり)、ジュウレンジャーから魔法とか神の力とかそういう要素を取り込んできたわけで、いろいろ新機軸を見せた時期、と。

一方、パワーレンジャーでは、壺から解放された魔女リタと戦うという設定は原作を踏襲していますが、主人公側が「宇宙人ゾードンに選ばれたエンジェルグローブ高校の学生たち」ということで、普段は学生生活を満喫しながら、敵怪人が現れると変身して現場に急行。バトルを展開する、と。
日常とバトルのつながりをよくするために、日本の戦隊にはあまりない転送装置を多用しているのもポイント。

で、今回のハリウッド版では、その設定にのっとりながら、主人公たちが最初から友人の仲良しチームというわけではなく、「それぞれの事情で孤立したアウトサイダーになっていた5人の学生」が偶然、集まったところで、力を得た結果、仲間と使命を獲得するという流れ。
トランスフォーマーやアメコミヒーローの影響でブラッシュアップされた作品となりますね。

一応、流れとしては「日本のジュウレンジャー」→「元祖パワーレンジャー」→「ハリウッド版パワーレンジャー」という形。
なお、TVのパワーレンジャーシリーズは、日本の戦隊の後を追う形でどんどん新作が作られていき、今は2年前の「ニンニンジャー」を土台にした作品。
まあ、TVシリーズの方も20年を超える歴史があるので、それも語りのネタになるのですが、今回は割愛。77年以降のロボット史も、延び延びになってますし(苦笑)。

さて、本題。

★コードM

鯨岡の牢破り大作戦(後編)。
鯨岡の操る、洗脳された囚人&看守集団に対して、ミラージュ無双が炸裂。アクションシーンとしては過去最長で、見応えのある回に仕上がっていました。

そして、ようやく鯨岡との対峙。
一方、御崎さんのところにメガネ秘書からTEL。「牢内の鯨岡に何かがあれば、K13の秘密を世間に公開し、バックにいる全世界の力をもって潰す」ことを宣言。

ミラージュに対しては、鯨岡が相手の感情の欠落に気付いて、「命令に従うだけの殺人機械」を御するために、御崎との交渉で活路を見出すことに。

牢内の様子が外からハッキングされていることに気づいた御崎は、ドブネズミに対抗手段を取らせますが、空中からのドローンを使った偵察なども駆使する相手方のハッカー(新キャラ)の登場で、情報戦をも制されることに。

結局、K13の秘密を守るために、鯨岡の要求(自分のやることに干渉するな)を呑まざるを得なくなった御崎さん。
脱獄にまでは至らなかったものの、鯨岡が力を示すことで、「牢内からも外に影響を及ぼせる」ことを明示し、滞っていた事業を円滑に進め、鯨岡の命を狙った相手もナイフ女が抹殺するなど、鯨岡のほぼ勝利。

御崎さんは鯨岡の恐ろしさを痛感し、ミラージュは感情の欠落を指摘されたことで動揺し、ドブネズミは自分を出し抜いたハッカーの存在に対抗意識を燃やす、と。

1クールの最後としては非常に盛り上がって良かったね、と。ここから勢いが高まってくれたらいいんだけど。
一応、外れ回と言えたエピソードも、「ロシアの武器密輸組織」は鯨岡と繋がってそうだし、「カルト宗教回」も政治家が鯨岡の傀儡という可能性がありますね。
全部、鯨岡が仕組んだことということなら、外れエピソードにも意味は出てくるな、と。とにかく、鯨岡の洗脳能力すげえ、闇の人脈もすげえ、となった回。
そして、これまで情報系ではほぼ無敵状態だったドブネズミに対抗できるライバルが出たのも、今後を面白くしそう。

あとは、鯨岡がK13のことをいろいろ知っているのに対し、スモークさんがスパイ疑惑を持たれていますが、この辺もドラマ的に面白くなりそう。もちろん、スパイは骸骨の変装した秘書官なんだろうけど、疑われ続けているスモークさんがどう動くか、組織や御崎さんに忠義を尽くしながらも葛藤する流れを期待。

それと、ミラージュどころか、K13という組織自体に対して、「自分と手を組め」と言ってのける鯨岡の野心がどこまで高まるか、にも期待ですね。
御崎さんでも鯨岡の相手にはならないようなので、左文字さんと鯨岡の談合で、手を組むという方向もありそうですな。で、上層部が鯨岡と手を組むなら、それに従うメンバーと反抗するメンバーで、K13の内部分裂に発展する可能性も。

★エグゼイド

貴利矢さんが嘘つきだって、信じてた(笑)。

おかげで、ようやくクロノス無双が崩れました。
新フォームのハイパームテキの強さもさることながら、「無敵の交渉キャラと思われた政宗が、貴利矢にまんまといっぱい食わされた」というドラマ展開が面白かったですね。

一方、純朴な主人公だった永夢も、貴利矢の囁き「自分の嘘に乗れ」に従い、パラドの力も利用する駆け引きを駆使して、天才ゲーマーの力を取り戻す、と。
2週待った甲斐のある、盛り上がり回でした。

盛り上がらないのは、「覚悟が足りないからタドルレガシーレベル100に変身できなかった」飛彩さん。
しかも、次回は白騎士に変身して盛り上がるかな、と思っていたら、大我さんの運命の方が気になるという予告で、果たしてスポットが当たるのかな。
まあ、大我さんが自分を犠牲にした姿を見て、飛彩さんも改心して、味方に戻ってくる話かもしれないけど。

そしてハイパームテキエグゼイドと、白騎士覚醒したブレイブの力で、クロノスを完全撃退してから夏のクライマックスシーズンに突入かな。

ラスボスがパラドなのか、ゲムデウスパワーを得たグラファイトなのか、それとも実は衛生省内部にいた全ての黒幕なのか、そろそろはっきりしてくるのを見守りつつ。

PS.なお、飛彩さんのパワーアップアイテムであるタドルレガシーですが、初出は春の映画ですね。
そちらでは、飛彩さんの過去の後悔(患者の心に寄り添えなかったために、少年の生きる意志を奪ってしまった)から生み出された飛彩クローンが変身する姿でした。少年への贖罪として、少年が生き甲斐を失った世界そのものを否定し、全てを電脳世界に融合させることが目的、という奴でしたが、「現実世界に戻って、一緒にゲームしよう」という永夢の説得とかで、少年の意志が復活。
飛彩さんも、「俺は生きる意志のない患者は助けない。だが、生きる意志を示したなら、それを邪魔する障害は全て切除する」との宣言で、自分の分身を撃退。

まあ、今回の話で、春の映画はなかったことになったみたいですが、TVでのタドルレガシーの扱いやいかに?

★ドライブ

次から第3クール。
新たな戦いの始まりです。

非常に盛り上がる決戦回を経て、特状課と仮面ライダーの存在が公開。そして浮かび上がる新たな敵ロイミュード01の存在。
ということで、ハートの02以上の貫禄を持ったロイミュードの首領の登場です。ブレンも、ハートから01に尻尾を振って見せることで、以前のクールさを取り戻したり。

そして、何より注目はチェイスですね。その奇矯な言動は、現在放送中のキュウレンジャーのヘビツカイシルバーことナーガ(感情表現の希薄な宇宙人)のプロトタイプだったり。
でも、正義はインプットされているので、感情的に悩む泊さんを叱咤して、仮面ライダーの使命を思い出させる描写にも期待。そして、チェイスの存在あってこそ、泊さんも自分の霧子への恋愛感情に気付かされる流れ、とか。

一方で、剛がどんどん迷走する時期でもあったり。

★ヒーロー像とか、ディズニーアニメの変化

まあ、大人の視聴者を相当意識するような作りになっていますね。

平成ライダーの場合は、「幼少向きの戦隊」との区分けで「特撮番組を卒業しかけた中高生向き」を意識しているとのこと。
まあ、作品ごとの揺り戻しはあるんですが。

ディズニーなんかは、例えば「白雪姫」なんかを今作るとしたら、悪キャラの魔女をただの悪として描くのではなくて、「葛藤を抱えた一人の女性」として掘り下げ、主人公の白雪姫との対比なんかも描きそう。
まあ、毒リンゴを食べたことで、白雪姫が意識を失うのではなくて、暗黒面に目覚めて、そこから正気を取り戻すドラマとか。
実は魔女自身が、毒リンゴの呪いに冒されていて、そこから解放されて、いい人になるとかね。

むしろ、ハリー・ポッターのヴォルデモートみたいに、ブレない悪キャラの方が今どき珍しいのかな。

まあ、「力の暴走」と「それを制御するための精神的な成長」というのは普遍的なテーマだと思いますけどね。
フォースの暗黒面しかり。

Re: 6月のスレッド(2017) - K.K

2017/06/28 (Wed) 15:05:41

 NOVAさん、どうもです。

 今月はこれで最後の書き込みになりそう。この1ヶ月が割と早かったような気がします。

●パワーレンジャーとカート

 ああ、そうでしたっけ。「ラーリオス」主人公のカート、スターウォーズに傾倒していたのは私も覚えているんですが、パワーレンジャーがあったことに気がついていなかったようです。やはり、私にパワレンの知識がないせいですね。

 そういや、ラーリオスは戦隊でもありました。リーダーは時期王候補で強力ですが、まだひよっこ扱いで、複数の、それぞれ特徴ある戦士が仲間として付き添っているのでした。あの当時、戦隊ものも観ていたら、ピンとくるものがあったかもしれません。

 などと書きつつ、「いや、なんか記憶というかイメージが混乱しているような?」と考え込んでしまい、ようやく気がつきました。パワーレンジャーとトランスフォーマーを部分的に混同してました。

 一応の言い訳をしますと、日本発で海外でもSFドラマ化されたという点はあります。……ありますが、気がついてみると、「そんな混同するかあ? 普通」と思い、ちょっと我ながら情けないorz。

 そ、それはともかく、パワレンはジュウレンジャーを祖とするTVシリーズとして始まり、今回の劇場版はそのパワレン初作を踏襲したものということですか。こちらでのNOVAさんの解説を拝読し、ウィキペディアなども援用して考えてみて、「なかなか面白そうかも」と思えて来ました。

 ライダーと同じく、昭和風の未就学児でもよく分かるひたすらシンプルな話ではなく、あちこち込み入ってそうです。戦隊ものは昔も今も未就学児含めた低年齢層向けだと思うんですけど、キャラの出自や対立構造なんか、ちょっと昔の(休日、あるいはゴールデンタイムの)特撮ドラマでは考えられない感じです。

 これはやはり、撮影関連技術の発展によりファンタジー、SFが盛んに作られ、現実でも宇宙とか深海とか当たり前になってきたことも影響しているのかなと思います。フィクションに役立つ知識が普及してくれて、視聴者にいちいち説明することが少なくて済みますから(むしろ、「そんなこと知ってるから、はよ話進めろ」みたいな)。

 いかん、無秩序な連想に流れてしまう。ロボット史のほう、期待してお待ちしております。ライダーや戦隊に話が派生していっても、面白そうですね。前にお伺いした話では、同時期の作品が色濃く影響するって、よくあるようですから。

●コードM

 ストーリーはNOVAさんがうまくまとめてくださってくれたので、乗っかりまして。私だと、どうもあちこち気が知って、まとまりがなくなります(^^;。

 牢破り後編ですが、牢獄安全化作戦だったという結末に。ナイフで狙ってきた囚人がいるのを利用し、ミラージュチームを利用しつつ拘置所内の危険分子を一掃して、拘置所外ではK-13の頭を押さえ、鯨岡襲撃の黒幕を始末(コードMではヤクザは弱くて情けないと設定されているような)、鯨岡サイドから離反しかけた連中にもにらみを利かせた、という流れと思いました。

 鯨岡側の新戦力としては、ハッカー女(仮称)ですね。最初にハッカー女が出てきたとき、一瞬ながら、「あれ、桜丘ってこんな顔だっけ? 化粧? 変装?」などと思ってしまいました。すぐに後ろから桜丘が顔を見せたので、「ああ、別人か」と気がつき、すると、このハッカー女、新たにスカウトされたか、それとも前から鯨岡の持ち駒だったのか」などと、いろいろ気になりました。

 ともかく、今回は純粋なハッキング能力の争いとしては、ドブネズミに分があったようですが、ドローンの活用とか、総合力ではハッカー女侮りがたし、という感じです。鯨岡側はアナログ的な手段にも長けていますしね。これで、情報戦的にはミラージュ側が一方的に仕切ってたのが(ドブネズミのワンサイドゲーム)、今後は鯨岡側の反撃、抗争という流れが出て来そうで、期待したくなります。

 秘書の新里が弁護士を名乗って御崎を恫喝した台詞、「彼(鯨岡)には世界中に仲間がいる」は、かなりブラフをかましているような気がしました。前に秘書:新里は、鯨岡が警察と抗争することを危惧してました。そのときと状況が変わったとは思えませんから、戦力的に形勢逆転したとは思えない。もっとも、派手に争うとか、鯨岡側のダメージも大きいと心配したかもしれず、それなら単に秘書:新里も覚悟を決めたと考えることもできそうです。

 はてさて、実情はどうなっていることやら。御崎も鯨岡暗殺をしないと明言してはいますが、K-13のことですから、必要にして秘匿できると思えば、いつでもやっちゃうんじゃないか。今回の口約束は、情勢を考えて、とりあえず不利にならなさそうな答だったような気がします。まあ、狐とタヌキの化かしあいですね。

 そんな外の状況をよそに、ミラージュは拘置所内、鯨岡の場所までたどり着いてバトル。これが、なかなか見応えがありました。薄暗い場所で戦うのは、いつもの様式。そこへ光を加えるわけですが、まず鯨岡に洗脳された配下が白い布で身を包む。これが、薄暗いところでも目立つ。かつ、なんかゾンビっぽいような意思のない感じでゆら~っとしたと思ったら、一斉に喚いて突っ込んで行くところなんか、なかなかに怖くていい。

 その後、ミラージュの特殊警棒の金属部分などが光を反射、さらにスタンガンの電流が派手に火花を散らしてくれると。攻撃や攻撃対象が瞬時に暗闇から浮かび上がる感じで、なかなかに凝っている。NOVAさんに言われるまで、この一連の戦闘がシリーズ最長だったとは、全く気がつきませんでした。むしろ短く感じまして、ということは、緊張感のコントロールなどかうまく、こちらを引き込む力が強かったんでしょうね。

 ザコ戦闘員(^^;)がサクサク倒されて、鯨岡とミラージュの再度の対面ですが、今回は御崎の口約束通り、抹殺命令は出されず、鯨岡生存ルートへ。これは、わざわざ気づかれるようにドローンで覗き込んだのも功を奏したんでしょうね。どこから見られているか分からないのでは、鯨岡を暗殺すると、証拠を鯨岡残党に握られてしまう。

 そして、鯨岡が返り血を浴びた白布をばさっと広げると、日の丸国旗に似ていて、「俺が日本を背負って立ってし、いつでも捨てることもできるんだぜ」みたいな自負が感じられました。でまあ、いろいろ演説したり、揺さぶりかけたりとかなり役者な鯨岡でしたが、どうも時間切れを狙う策でもあったのかな。ミラージュ側のタイムリミットも読み切っていたということですね。

 ミラージュとの別れ際に鯨岡が繰り返した、「俺と組め」という呟きですが、これってもしかして鯨岡の耳打ち暗示の内容なのかな。眼力では相手を威圧し、ささやきでは相手を魅了する、みたいな能力なのかもしれないと思いました。

 そうか、もう1クール分やっちゃったんですね。1クール目の印象は、ミラージュチームがサクサクと不穏分子を始末して進んで行くと、鯨岡という一見は小者悪党に出くわし、コイツもか、と踏みつぶそうとしたら、意外にも弾き返された、というところでしょうか。

 1クールラストの今話ラストでは、感情を欠損していたミラージュが情緒面で何か動き出した感じも見逃せません。感情に興味を持ってロビンに尋ねる、アジフライ定食が売り切れで何か不満(例の女子美大生も影響?)、息の合ってノリノリの鐘ヶ淵とロビンに加わってみたい、といった変化、2クール目で大きく動き出すと面白そうです。

 次回タイトルは「振り返ル」で、ここまでの総集編なのか? まあ、タイトルで騙してくるのは今まであったので、油断せずに観てみよう(^^;。
追記:さっき見直したらタイトルが「語ル」になってるしorz。もしかして、タイトル差し替えも演出の一環なんだろうか?

●仮面ライダーエグゼイド

 待ちかねた2週ぶりのエグゼイド、貴利矢についてはNOVAさんと同じく大満足です(自分のネガティブの予想が大外れなのも嬉しい)。よーしライダーチームがまたまとまって来たぞ、というのも嬉しいのですが、それだけに飛彩の動向が不安にもなっています。

 冒頭からクロニクルに参加するゲーマーが止まらないことが描かれ、正宗と永夢らの対決へと進むわけですが、正宗サイドはまず飛彩が、続いて貴利矢が現れる。このときの正宗の台詞がちょっと気になります。タドル・レガシーは「勇者と魔王を併せ持った」キャラクターのようです。あれ勇者と魔王って、ヒーローとラスボスじゃないか、まさかクロノスとゲムデウス両方を兼ね備えた? ということです。まあ、そんなことはないでしょうけど、先が読めない展開が続いてたもんで、妄想もつい斜め上へ(^^;。

 そして、貴利矢も現れる。、まあ、とんどルーティンと化しつつある(^^;、アンチ正宗側の活躍と失敗という前座試合ですね。今回は黎斗で、ポーズをバグ技(?)で無効化するも、10秒しか続かずにあっさり再逆転され、金ぴかバグ技ガシャット(ハイパームテキガシャット)も没収されると。まあ、そんなもんじゃろう(^^;。

 そして勝った正宗は、クロニクルゲーム開始へ。このときの貴利矢と正宗の会話から、貴利矢の再寝返りは示唆されてましたね。貴利矢が狙っているのは、ゲームオーバーで消滅した人間のデータを納めたガシャットだったということで。

 永夢のほうは、パラドに誘いをかけ、共同作戦を提案。後のバトルからすると、永夢はこのときパラドに嘘の提案をしており、これも貴利矢の、後で明かされる真意たる嘘の一環だった模様。振り返って考えてみると、なかなかに虚々実々で興味深い感じです。

 再び、クロノス vs エグゼイドチームの激突ですが、まずエグゼイドがレーザーターボにやられて変身解除、そこでガシャットに隠れていたパラドを自らに吸収、ですか。赤目の俺キャラになった永夢が再び変身、注意がそちらに向いた正宗をレーザーターボが攻撃、ハイパームテキを奪い返して永夢に放る、とここでようやく貴利矢が予定の再寝返り。うん、こういう流れは燃えて来るので好きです。

 ここでエグゼイドが種明かし、貴利矢が永夢に耳打ちしたのは、「自分の嘘に乗れ」だったと。前回ラストからいろいろあり得るルートのうち、最善の流れですね。永夢もきっちり乗っかれてるし。パラドと再融合した永夢はハイパームテキを使いこなしている模様。

 永夢のこの変化、最初は好き放題できる自分の人格に溺れ、それに気づいて自分の暗黒面と規定して拒絶、しかし自分の成長により以前の人格でもうまくやれることに気がついて許容、という成長ストーリーを見ている感じがします。

 それはさておき、クロノスのポーズに対して、ハイパームテキの攻撃無効モードが発動、エグゼイドが動けるようになるわけですが、なんかレゲエミュージシャンみたいな感じになっちゃったな。もしくはプレデター。「俺の無敵時間は無制限だ!」って、そりゃちょっとなんですよ、しっぺ返し食らうパターンの予感がするんですが。

 がしかし、ポーズのないクロノスって、こんなに弱かったの、という感じです。あっさり倒されちゃったよ。再び分離したパラドも何やら満足気。あれ、クロノスについてはもう解決しちゃったのかな。貴利矢はちゃっかり消滅したゲーマーのデータが入ったガシャットを持ち帰ってるし。

 正宗に残る戦力は、飛彩のみ。正宗は焦りを隠す様子も余裕もなく、テンション上げて恋人のデータ消去で飛彩を脅し、リーダーとしても急に小者っぽさを醸してます。それはもちろん、タドル・レガシーのレベル100が望みの綱だからんでしょうね。このタドル・レガシー、同名のガシャットは劇場版初出でしたか。でも設定は違うと。ということは、劇場版はTVシリーズと平行世界的な扱いなのかな。

 ともあれ、次回予告がすごく嫌な感じです。NOVAさんも気にされた、大我の最後っぽい映像ですね。うーん、貴利矢が戻って、大我が退場? いやでも、ポーズ中でないゲームオーバーなら復活もあるし。次回のサブタイトル「White Knightの覚悟!」って、なんだろうかと思いつつ、1週間待つのかーorz。

●仮面ライダードライブ

 物語的にいろいろ仕切り直しして、「なるほど、確かに新たな戦いだな」という感じでした。「剛がどんどん迷走」というのも、「戦闘能力の劣等感は吹っ切れたはずだけど、何があるの?」と思ったのですが、今週の2話で片鱗が見えた気がしました。

・第25話:新たなる闘いはなぜ始まったのか

 冒頭から物分かりがも態度も悪い仁良課長の登場で、「ヘイトキャラだけど、情けないギャグキャラの面もあり、そこは本願寺課長と被るんじゃ」と思ったんですが、後の展開で、なるほど情けないキャラはバトンタッチということか、と納得です。

 ゲスト敵ロイミュードは、人間と融合するタイプが登場しました。前話まででライダー側の強化が進み、ロイミュードもさらに進化ということなのかな。ロイミュードは衆人環視の中、警官殺しの囚人を誘い、合意させてから融合。「心の闇がシンクロ」することが融合の条件みたいですね。

 重加速反応を察知したドライブとマッハが現場に到着し、バトルになりますが、ロイミュードは殺したいターゲットがいる模様で、現場から逃走。ターゲットは、ドライブの負傷した親友でしたか。この融合型ロイミュードは上級ロイミュードにも意外だったようですね。メディックがハートに報告し、ハートが新たな進化だとかで期待している。

 ドライブ側としては、以前のように単純に倒していいわけがなく、人間とロイミュードを分離しなければならないが、そのためにはロイミュードの組織サンプルを調べて、性質を明らかにしないといけない。もっとも、融合体は意志は人間が保っており、武装した人間が暴れていると見なせば、正当防衛で倒してよさそうですが、あくまでも捕まえるのが刑事魂なんでしょう。ふむふむ、という感じです。

 ロイミュード(の中の犯罪者)の狙いに気づいたドライブらは親友が入院中の病院に向かい、霧子はチェイスと会い、チェイスは自分の組織サンプルをその場に残すと。なるほど、そういう段取りなのか(^^;。これで、りんなが融合を解く新兵器を開発できるわけですね。

 病院にはロイミュードが襲来、暴れはじめたところにドライブらが駆けつけるも、ロイミュード内の人間も殺してしまうような攻撃はできない。そこへ、りんなが新兵器(新ベルト)を持って駆けつけるが、大勢の前でライダーに変身するのはまずい。が、あっさり思い切って(^^;)変身、ロイミュードから取り込んだ人間を引き離し、撃退する。もっともコアは破壊できず、このロイミュードは次話でもまた暴れてますね。

 この辺りの段取り、どうもあっさりしている感じがします。もっと丁寧に描いて欲しかったかな。「融合している人間は(たとえ犯罪者でも)助けたいので倒すに倒せない」というジレンマ部分ですね。取り込まれた人間をどう救うかを含め、ある程度は試行錯誤しては失敗し、というプロセスを入れて欲しかった。

 それはともかく、ロイミュードの存在と敵対を警察がはっきり知り、ドライブもマッハも正体が世間に知れた、ということで、物語的な様相は一変しそうです。

 宙にさまようロイミュードのコアを回収したのが、ロイミュードらしき者で、胸に「001」の刻印。こいつが噂の001か。ハートが002ですから、その前にできたロイミュードですね。普通の工業製品と違って、なぜか昔のほど強くて偉いみたいなので、ハート以上ということでいいのかな。

 そういったあれこれの印象をぶっ飛ばすくらいの、今話の見応えが「本願寺課長の正体」でした(^^;。ロイミュードもベルトさんもライダーも最初から全部知ってて、そのために特状課を設立してライダーの拠点とし、今まで秘匿を図っていたとは。こればかりは、あまりの急展開で、まだ頭がついて行けてません(^^;。しかも、マスコミにリークして、全世間にばらしてしまうし(善意に解釈すると、思い切りがいい、ということか)。

・第26話:チェイサーはどこへ向かうのか

 案の定、刑事にしてライダーのドライブがマスコミに追われ、嫌味な仁良課長は不平満々。この仁良課長、ちくちくとドライブの父親の皮肉を言うのですが、ウィキペディア記載の正体を読むと、なるほどなと納得。まあ、それがどう描かれるか、今後が楽しみ。

 おそらく、そのことに関してでしょうけど、ドライブチームではロイミュードがなぜこうも知られていなかったかが議論となり、警察内部の何者かが暗躍しているのではないかという疑いが浮上。これも3クール目からのポイントになりそうですね(と思ってたら、今話ラストで思いっきり黒幕出とるし ^^;)。

 それはそれとして、マッハ(剛)の迷走の原因は、チェイス=プロトゼロ側がドライブチームになることみたいですね。マッハにすれば、ロイミュードは全て倒すべき敵、チェイスはロイミュード、しかしドライブチームの多数派はチェイス容認。マッハ(剛)としては納得いかないんでしょうね。

 とはいえ、そのチェイスもドライブ側につくか否かは、まだ決断できていない。誘いをかけるハートと、説得を試みるドライブとの板挟みになってる感じです。ハートとドライブはその場でバトルまで始めちゃうし、妙な三角関係だ(^^;。もっとも、ドライブが切れたのは、父親殺しの犯人が001かもしれないと疑い、言を左右するが如きのハートに業を煮やしたからですけど。

 で、チェイスは結局ハートを守って戦い、ドライブは負傷。ハートは(おそらくチェイスの真の希望を察して)見捨てるがごとき台詞を吐いて去ると。うーむ、ハート、カッコいいじゃないか。

 前話で登場した001はといえば、メディックと話し込んでて、融合進化体(この名前、この会話が初出でいいのかな)のロイミュードを作ったのは001であるらしい。002:ハートを王の器とも言ってて、001のスタンスがちょっと曖昧になっていますね。ハートですら、「誰も知らないロイミュード、それが001」などと言ってますし。

 一方、融合進化体の007は例の警官殺し囚人を再び奪いに警察署に襲来するも、囚人はおらず。仁良課長が襲撃を予想して、移送してしまってましたか。が、そんな小細工が通用するわけもなく、移送先をロイミュードが襲撃、再度の融合を果たしてしまう。これは結局、駆けつけた霧子の危機をチェイスが救って、そのままドライブ側で参戦、りんなの新兵器(なんか毎回だし、冗談機能付きだし ^^;)で融合を解いたうえで撃破と。

 これでチェイスの去就問題は解決したと思うんですが、以下のようなものが残ってますね。これらがドラマの核になってくるのかな。

・001の正体と目的(人間の誰に化けてるかは出ましたけど)
・マッハとチェイスの対立(マッハの成長につながりそう)
・未登場のラスボス(真の悪役、諸悪の根源?)
・霧子とドライブの仲の進展(単なる恋愛要素ではなさそう)

 後半も楽しみになってきます。

●昔、猫は高野山出入り禁止だった

 某情報クイズ番組で見た話です。高野山の僧侶が説明するに、昔々、高野山は猫の入山を禁じていたそうです(勝手に入って来ると思うけど)。
 肉食動物だからなのか、ネズミを狩るのが殺生だからか、などと考えていると、僧侶が語った理由が、なるほど納得なものでした。僧侶曰く、

「猫は可愛すぎて修行の妨げになるから」

だそうで。うん、それって分かる、分かるぞ(^^;。どうやら猫は、魔神マーラ級の迷いをもたらすみたいです。
(目鼻の配置が赤ん坊と似ている、にゃあという鳴き声が赤ん坊のおぎゃあと似ている等々の、極めて巧妙で狡猾な進化戦略を猫を取ってやがるからなあ。)

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