創作と鑑賞の談話室

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7月のスレッド(2017) - K.K

2017/07/01 (Sat) 00:01:12

 7月の雑談スレッドです。

Re: 7月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/07/03 (Mon) 23:56:56

先週あたりに、梅雨前線がどうこう言うようになったと思ったら、一気に真夏日突入した感じですね。
本格的にクーラーを起動するようになった今日この頃。

★コードM

総集編というか、いろいろと細かい設定確認をしていたガールズトーク編。

ロビンとドブネズミの深夜話で、彼女たちの周囲の人間模様をあれこれ語る回でした。
これがまあ、いつものミッション解決回ではほとんど語られない「キャラの間の感情ドラマ」を描いてあって、楽しかった、と思います。
というか、この回を見て、改めて本作がいかに「キャラ同士の関わりドラマを排除してきた作品」かを実感。

ドブネズミがミラージュに、女の子として恋愛感情を抱いていることなんて、今まで素振りも見せなかったことを初めて触れてみたり。

まあ、ストーリーが進んだわけじゃないから、考察する内容も少ないんだけど、「人間の感情に興味を持っているロビン」がここまで掘り下げられただけでも、自分には興味深かったです。

あと、個人的に今後の展開で期待なのは、貴虎兄さんことサンダーの掘り下げですな。
彼は今、キュウレンジャーの敵役として出ているので、本作とは二足のわらじだったわけですが、そちらは次回で決着がついて退場するようなので、こっちのサンダー役に専念できるだろう、と。

今話で、「ミラージュとスモークの間には絆がある」と語られましたが、後任のサンダーとはすれ違いがある描写が前にあったので、その辺に鯨岡が気付けば、チーム間で亀裂が生じるだろうと思ったり。
ミラージュVSサンダーという展開になれば、「仮面ライダージョーカー(Wの片割れ)VS斬月」という幻の戦いでもあったり。

★エグゼイド

大我さんが死んじゃう! で続いた回。

なお、一月後の映画の情報を見る限り、大我さんもパラドも健在なので、きっと飛彩さんが医者の誇りを思い出して、大我さんの外科手術を成功させるのでしょう。

一方、バグスターとして復活した貴利矢さん。ポッピーと協力して、電脳世界に自由に出入りして、情報収集に大活躍。元々、情報系のキャラだったわけだし、バグスターになって、ますます便利になったなあ。

映画の話は、「TVとは異なる真のエンディング」との触れ込みですが、「バグスターですら感染しちゃう破滅型ウィルスのせいで、世界が壊滅の危機」ということで、人間とバグスターの共闘が描かれるとか。
そんなわけで、「エグゼイド、ブレイブ、スナイプ、レーザー、ゲンム、パラドクス」の6大ライダーが力を合わせて、映画の敵ライダー風魔と戦う流れ。
ここにクロノスがいないのは、テレビでまもなく退場するからでしょうな。

あと、テレビでは「ニコちゃんがゲムデウスのウィルスに感染」して、彼女を助けるために大我が戦う流れもあるそうで、つまり、今回のグラファイト戦で敗れた大我が雪辱を晴らす展開もありそうだ。
すると、クロノスとの決着後は、ゲムデウスの力を得たグラファイトとの決着が描かれ、その後、8月の映画公開後にパラドとの最終決戦かな。

なお、秋からの新ライダーのタイトルは、「仮面ライダービルド」という噂が聞こえてきましたが、ブルドーザーとかクレーン車などの建設系重機ライダーなのかな。
まあ、確定情報が出るのを待ちつつ。

★ドライブ

第3クールは、「二話で一つの事件解決」というフォーマットが崩れて、未解決の要素が積み重なりながら、連続ドラマとして展開する流れ、ですね。
本放送中は、事件解決ですっきりした展開の前半期に比べ、「警察内部でも敵を抱え、敵味方の構造が曖昧になり、特状課もそれまでのように軽いフットワークで動けずに、色々とストレスが掛かる物語だったな」と記憶。

その中で、組織の枠に縛られない剛とか、ブレない正義を執行しようとするチェイスにスポットが当たり、一方で主役の泊さんが組織の枠に追い詰められる展開に(果てには、敵の罠にハマって殉職してしまうまでに)。
まあ、そこから逆転の新フォーム・タイプトライドロンになるまでが、第3クールの流れ。

★火曜ナイトドラマ

前のフラッシュ枠ですが、明日の放送でブラックリスト シーズン2が終了。
続く新番組が知りたいのですが、まだ公式サイトには宣伝もされておらず、やきもきしたり。

明日の放送後の次回予告を待てば、確実に新番組が分かるのでしょうが、まあ、こちらも分かり次第、書き込むつもり。
でも、期待し過ぎない方がいいのかなあ、とも。

Re: 7月のスレッド(2017) - K.K

2017/07/04 (Tue) 21:19:07

 NOVAさん、どうもです。

 夏で暑いと、だらだら汗をかきつつ、ハイになります。エアコンは持ってませんが、さすがに扇風機はある。冬も好きです。暖房器具は一切持ってません。春と秋はぬるいからあまり好きではありません。

●コードM

 1クール目を振り返る総集編に、設定や裏情報的な追加をしてまとめてくれた話だったと思います。NOVAさんの「ロビンとドブネズミの深夜話」という表現から、「ああ、これって(作品内の)女性視点でまとめなおしたものでもあるかも」と思いました。「感情の動きを重視するには、(作品内の)男性視点では難しいもんな」ということでもあります。

 ドブネズミのミラージュに対する気持ちとしては、以前に「好き」という意味のロシア語を繰り返すという描写がありました。ロビンがそのロシア語の意味をミラージュに伝え、ロビンもそのロシア語を繰り返すという流れでした。あのシーンは、今話後半の告白(情報開示)の伏線だったのかな。

 考えてみると、ドブネズミは情報ならば世界中自由自在ですが、その身は隔離施設にいるし、ロビンはミラージュと同行するものの、付き合い方としては音声のみ。ミラージュとの間には越えがたい壁があるわけですね。そういう共通点で、ドブネズミとロビンは意気投合する面もあるのかも(両者は恋愛成立可能性ゼロで、恋敵にもならないわけだし)。

 本編冒頭はドブネズミのコスプレいろいろという、ある種のサービスシーン。しかし、ギャラリーはいないし、暇つぶしにもならなさそう。ということで、ロビンに話し相手になってもらう、コスプレは続けつつ、という流れですか。ふむふむ、なるほど。

 まず気になったのが、「K-13は左文字が創設した」という点ですね。前から左文字は警察の捜査権限、裁量権拡大を願うという描写がありました。FBIのような、という会話も出て来ましたね。EDの左文字のミニコーナーでは、警察庁と警視庁の違いを説明しつつ、人数では警視庁が巨大という話もしてました。米国全域が管轄のFBIのような、ということは、警察庁が独自に全国的に捜査権限を持ちたい、ということなのかな。
(左文字が前の鯨岡のごとく日本の旗を身にまとうシーンが挿入されたことなどもあって、さらに妄想して、左文字が非常に問題な野望を抱いている、なんて思いましたが、あまりにもあり得ないので省略 ^^;。)

 それはさておき、ロビン視点での各人物の特徴や人間関係の分析、ということで、「こういうキャラだから、今までの行動、言動はこういうことだった」みたいな見直しがいろいろできそうです。ミラージュとスモークは仕事面での信頼が強いし(仕事面で相互に尊敬)、ミラージュは鐘ヶ淵をプライベート面で気を許せる相手だと思ってたみたいですね。CM直前に鐘ヶ淵が整備中の車の下から出てきて、「休憩」と一言という演出は、ちょっと笑った (^^;。

 ドブネズミの過去の事件で、「1円未満の端数をかき集める」というものが紹介されていました。同様のものを、スーパーマンシリーズ(クリストファー・リーブ主演)のどれかで見た記憶があります。巨大企業の経理システムをハッキングして、1円未満をこっそり自分の口座に移してトータルで巨額を得るというもので、それにラスボス悪役が目を付けて、というもの。ハッキングではよく用いられる便利設定なのかなあ。

 CM後はドブネズミが口外不要の女子トーク宣言して、いわゆる恋バナですか。片思いですが。とは言いつつ、ミラージュの名前が偽名であるとか、さらに情報の小出しは続けてますね。それ以外は、ドブネズミは打って変わってミラージュに対する好意を隠さず話すわけですが、ちょっと違和感もありました。

 今までに、ロシア語での好意とか、ミラージュと通信ではやけに嬉しそうとか、ドブネズミの感情が窺える描写はあったんですが、今回の台詞があまりに明確なんで、ちょっとつながらないような、いきなりな感じがしてしまったんです。なんとなく、「こういう設定だと思っておいてね」と制作から言われたような感じがすると言ったらいいんでしょうか。

(7/6 ちょっと言い足りてない気がしたので追記。
 ドブネズミのミラージュに対する好意は演出されてたんですが、種別(?)が不明でした。恋愛感情以外には、例えば「ゲームでの自分の持ちキャラ」ですね。ゲームとしては、キャラを直接操作するのではなく、「キャラが勝手に走って行くので、進路上の障害物をうまく取り除いてやる」みたいなもの。
 序盤の感想として「事件解決の要はドブネズミだよね」みたいなものがあったわけで、もしかするとドブネズミ自身もそう思ってて、自分が状況をコントロールして、結果としてミラージュも操作していると思ってる。だから事件解決したら、「このキャラ使えるなあ、気に入ったよ」みたいな感覚になってるかも。そういう意味での「好き」ですね。
 そういう、恋愛以外の可能性はいくつも考えられるのに、今回、何の絞り込みもせずに、恋愛感情として好きだと打ち出してきた点に違和感を覚えたのです。)

 と思っていると、話はラスボス鯨岡のことに移る。やっぱり鯨岡になると、なにか引き締まる感じがします。適度に実力が未解明な感じがあって、だからこそ怖そうな印象が出てるのかもしれません。が、ロビンとドブネズミの会話は鯨岡のことを話さず。ドブネズミは寝ちゃいましたか、もうちょっと鯨岡に緊張感持てよ(^^;。

 そういえば、サンダー出てこなかったですよね。NOVAさんの感想を拝読してから、そのことに気がつきました。K-13後任現場指揮官という重要ポジションなのに。これって、わざと謎にしてあり、かつ謎だとは意識させない作りにしてあるんだろうか。

 次回タイトルは「護ル」……いや、いいや、どうせまた変えられてしまうんだろうしorz。

●仮面ライダーエグゼイド

 前回の予告で最も心配したのが大我死亡ですが、どうもギリギリで回避されたようで、ちょっと安心しました。まずOP前の「4人のドクターの物語である」のナレーションがなく、「じゃあやっぱり死んじゃうの?」と心配させてくる。視聴中、「ここで大我のラスト来るの?」などとずっとハラハラして観てましたんで、全体の話は見直さないと思い出せず(^^;。

 本編はまず、正宗に小夜を人質取られたも同然で為す術なしの飛彩、続いてその小夜を救えなかった大我、その原因がグラファイトという冒頭で、当面の話の核を示唆しているようです。以前の大我に部分的な白髪がないのも気になるところでした。

 続いて虚無僧武士風バグスターを取り巻く見物客なんてシーンで、クロニクルゲームが日本に浸透してきたのが窺えます。しかし虚無僧バグスターは今回のゲスト敵ですらないらしい。そこへ現れたレベル100のブレイブとパラドの戦いとなる。駆けつけたエグゼイドは虚無僧バグスターをあっさり切除で、最早、上位強者の争いにノーマルな敵では介入できない感じです。

 ドライブチームとて小姫を取り戻す必要性は分かっており、永夢、貴利矢、ポッピーが動き出しました。大我は相変わらず別行動で、先週の予告の不安が強まる。貴利矢、なんかええ人になってるけど、こういうのって不安なフラグだなあ(^^;。ここで挿入されたCM、永夢、飛彩、大我の3人が演じてて、貴利矢出てこないんですよね。貴利矢のエグゼイド側復帰前に撮られたCMだからなんだろうけど、これもまた不安要素になってしまう。

 CM後は2つのバトル同時進行で、ドライブ・レーザー・ポッピー vs クロノス、もう一つが、パラド・グラファイト vs ブレイブ・スナイプ(とニコ)。今日はもしかしてバトル多めかな。飛彩以外は状況が収束してきてますんで、後は戦うのみなのかも。とりあえず、ポーズが無効なクロノスはやっぱり弱いと(^^;。正宗、エグゼイドが変身できなくなると期待してますな。パラドが倒されると、エグゼイドの無敵モードは使えなくなるらしい(設定的な整合性がよう分からんorz)。

 グラファイト vs スナイプの戦いは、ゲムデウスの力を得たせいなのか、グラファイト優勢。必殺技を食らったスナイプは変身が解けてしまうという事実上の敗北。しかし、大我は執念の戦いを続け、ブレイブ=飛彩にも訴えかけると。こういうの、飛彩が吹っ切っるためのいいプレッシャーとして作用しそうな気がします。がしかし、「うわ、ここで大我が倒れちゃうってことなのか?」(→だからこそ、飛彩を思い切らせるか)と不安はマックスになりましたね。

 いかに必死とて、生身の大我がグラファイトに太刀打ちできるはずもなく。ふっ飛ばされて、背中から出血すらしている。ブレイブが慌ててパラド、グラファイトを押しとどめ、永夢らも駆けつけてくると。大我は永夢が聴診器(どっから出した?)を当てるのを拒み、「自分の体は自分がよく分かっている」と言い出す。これって医師として、完璧な今わの際の台詞じゃないか。

 いろいろ言い残して、ガクッとなる大我で、これはもう死んだと思いましたが、次回予告は大我救命オペがドラマの核となる模様。とりあえず、死んでなかったよ(^o^)V。どうやら、飛彩が執刀医となるみたいで、「悪魔と契約していた!」などとキャプションが出るし、飛彩と小夜がドラマの核と思ったら、また違う流れに行くみたいですね。「涙のperiod」って、これもまた予想に困る次回タイトルです。

 映画版は前のもTV版とは異なる設定の話だったとのことですし、新作も違う流れでの結末を見せてくれるんでしょうね。それはそれで、TV版はTV版できっちり終わらせてくれるということでしょうから、ちょっと安心かな。

 エグゼイドの後はビルドとのことで、ネット検索してみましたが、まだほとんど情報はないですね。お話を聞いてドラクエビルダーズが無秩序に思い出されましたが、まあエンジニアが怪人と戦ったりはすまい(^^;。

●仮面ライダードライブ

 後編に入り、どうも重いドラマになってきたようです。その核となるのがマッハ(剛)ですね。今は嫌味で軽いキャラの仁良課長も、後で正体がばれるときは重いんだろうな。二人ほど、「たぶん最後まで軽い、コミカル役だろう」というのもいますが(^^;。

・第27話:詩島剛が戦う理由はなにか

 冒頭からりんなの開発した新兵器紹介。トライドロンの両サイドにライドブースターなるものをくっつけ、ライダー3人(ドライブ、マッハ、チェイサー)が乗れるんだとか言ってる。OPにもライダー3人が乗ってる絵が出てましたた。「四輪車にサイドカー、しかも両側って」と思ったんですが、これで飛べるわけでしたか。

 今回の事件は、人間に付和の種をまくというもの。実行犯のゲスト敵ロイミュードによれば、ロイミュードと融合して進化できる適合者を探す目的らしい。なんとも間接的なものですし、警察として処理できるものではない。しかし、マッハ(剛)の逆鱗に触れるものでもあるということですね。その理由は今話のラストで明かされていました。

 一方、ドライブ(進ノ介)の逆鱗は、父親を侮辱されること。会議で仁良課長に父親をいじられ、爆発しそうでしたが、本願寺課長が一言で抑える。前だと無視して暴走してたかもしれませんが、なにせ先週、全てを知っていて特状課創設した男と判明してましたから、重みが出ています。

 しかし、そこへブレンが警察関係者として現れ、ドライブを挑発して襲わせておいて、悲鳴をあげて(^^;)人を呼ぶと。結果、ドライブは警察官としては謹慎、ライダーとしては変身禁止と、主役の活躍が封じられてしまった。どうも、全てはロイミュード001の画策らしい。

 けど、この謹慎・変身禁止はチェイサーも抱き込んだ嘘の襲撃事件で解除したらしい。チェイサーに殺されると思った仁良課長が一言、変身許可と言ったら、ドライブは元通りの活動ができてましたから。これって、仁良課長の権限って強いということになりますね。処分を決めるも解くも、意のままらしい。

 コミカルパートとしては、りんなと現さんが新婚さんに扮してのおとり捜査ですね。蔓延する不和を探ろうというものですが、現さんがあっさり不和の種にやられ、りんなに殴り倒されると。もっとも、その後に現さんが救急車へ運ばれるときも、「現八ー!」と叫んで付き添ってましたから、どうも仲良くなったらしい。さらに後、意識不明で入院した現さんに付きっ切りで看病していて、目が覚めた現さんに対する態度も、「おやおや」と思うものでした(^^;。

 しかし、なんといってもマッハの言動、行動がドラマの核ですね。あきらかに様子がおかしい。何かを焦っている、あるいは追い詰められているようですらあります。これの原因は今話ラストでマッハ(剛)が告白しました。父親の蛮野博士がロイミュードを作り、グローバルフリーズ事件を起こしたのであり、マッハは一刻も早く、父親の不始末にケリをつけたかったと。このことは姉の霧子には知らせず、マッハ(剛)一人で抱え込んでたわけですね。

 ロイミュードを処理するために戦うチェイサーにすら殴りかかる。そんな、再び味方に付いたチェイサーすら許せない、ロイミュードに対する異様なまでの敵愾心も、そんなところから来ていたというわけでしたか。もちろん、この悩みは打ち明けて解決するものではなく、継続してドラマを作っていきそうです。

・第28話:なぜ家族は狙われたのか

 そんなマッハに助けを求める女性が現れ、弟を救ってほしいと言う。姉の霧子と似た面を感じたマッハは必死になるわけですが、この自称姉なる女性がとんだ食わせ者であったわけですね。

 しかし、そんなことはマッハには知る由もなく、一人で奮闘する。一方、ドライブらは弟が誰かを割り出し、その姉が誰かなのを調べ上げていくと。前にはチェイサーの処遇でマッハはドライブらと対立してましたし、今回の流れも、マッハの孤立を表しているような気がしました。

 マッハはようやく弟を探し当てるわけですが、弟氏は衝撃の証言、「姉なんかいない」と。ようやく偽姉は正体を現わすと、ゲスト敵ロイミュードの050で、不和の種をマッハにも既に仕込んでましたか。孤立したマッハが、いいように操られたといったところですね。

 しかも、ロイミュード050の狙いがなんともなもので、取り込んだ人間ごとマッハに倒させるというもの。狂気の計画ですが、後で理由が明かされる。050にフルパワーで襲い掛かるマッハですが、すんでのところでチェイサーが阻止、そういや「人間を守る」が絶対原則としてプログラムされてたんでしたね。

 そしてドライブも駆けつけ、050から取り込まれた女性を分離し、撃破と。融合した女性の正体は、前に出てきた犯罪心理学者にして知能犯の西堀光也の娘、西堀令子ということでしたか。動機は、父親の目指した犯罪を完遂すること。父親の暗黒面に心酔してしまったということなんだろうか。

 これもマッハに、さらなる重圧を与えてしまったようですね。もし自分の姉の霧子が父親を尊敬していたら、こういう暗黒面に堕ちるかもしれない、と不安になったのかな。マッハは、西堀令子の告白を聞くと、よたよたと去って行きましたが、大丈夫だろうか。

 次回予告からすると、マッハがロイミュードから誘われるみたいですね。ウィキペディアなどでの予習では、マッハはいったんロイミュード側につくとのこと。どういう経緯を見せてくれるのか。さらに進ノ介殉職も来るはずですね。2クールラストでいったん固まったようでいて、また壊れるが如きの流れになっていくようで、なかなかに楽しみです。

(●火曜ナイトドラマ-録画機で次週を確認したら追記するかもです。→追記:後枠はどうも単発のドラマみたい。その後は何があるんだろう?)

Re: 7月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/07/10 (Mon) 09:05:53

季節話だと、夏と冬は仕事で時間的および精神的余裕がなくなるので、気合いは入るけれど(入れないとやって行けない)好きとは到底言えないですね。
春は、花粉症の過ぎたゴールデンウィーク期がいいですが、ベストは秋。夏の忙しい時期を終わらせて、いろいろ余裕ができて、気分が盛り上がる時期。

とりあえず、今は夏をしっかり乗り越えようと思ってます。

★コードM

鐘ヶ淵とロビンにスポットが当たった回。
警察庁K13にとっても、彼が重要人物で絶対守らないといけないことが判明。今までは、それすら分かっていなかったですし、また、彼が片脚損傷した義足キャラだということも今回、初めて知りました。自分は一時期、大腿骨骨折で入院していたことがあり、その際に義足キャラに親近感を持つようになったのですが、彼が義足だったとは気付いていませんでした。

鐘ヶ淵の過去の因縁ある襲撃者がロビンを奪取しようとして、彼の工場を占拠。異変に気付いたK13が救出作戦を発動しますが、何だかんだ言って、鐘ヶ淵とロビンの協力で襲撃者を撃退。ミラージュの仕事は、敵を倒したと油断した鐘ヶ淵を守るために、銃弾一発撃っただけ。
まあ、いつものミラージュ無双よりも、非戦闘キャラがボロボロになりながらも逆転勝利って展開に、ハラハラしながら楽しみました。

あと、今回のトピックといえば、スモークさんの現場復帰でしょうね。ミラージュに「また、よろしく頼む」と挨拶しながらも、そっけないミラージュの態度に苦笑を浮かべる。サンダーの時は、ミラージュに苛立った表情で険悪な雰囲気だったので、対比的に描かれた感じ。
そして、スモークの復帰により、今後のサンダーさんはどうなるのかな。隊長から降格された形だけど、副隊長的な立場でスモークさんをサポートしていくのか、それともスモークさんの復帰を歓迎せずに不和の元になるのか。

ともあれ、1クールはミッション解決ばかりが描かれ、K13内部のドラマは比較的希薄だったのが、今後はそこをもっと掘り下げてくれることを期待しています。

★エグゼイド

クロノス、今回で退場してもおかしくない、と思っていたけど、まだ、もう少しあがき続けるようで。

今回は飛彩さんの主役回で、彼が過去の小姫さんとの未練を断ち切り、彼女の遺した「世界一の医者になって」のメッセージに従い、大我さんの手術を成功させ、誇りを取り戻すまでの話。
これまで、小姫の死で色々としこりを持っていた大我との人間関係も、「これまでの数々の非礼をお詫びします」と頭を下げて、ようやく完全和解。

次回は、パラド主役回ですが、果たしてどうなるかな。退場はしないようですが、永夢とパラドの関係に、それなりの決着が見られる模様。

★ドライブ

西堀令子のエピソードを視聴された、とのことで、彼女のその後について補足。

TV本編では、後味の悪い終わり方ですが、その後の小説版では、「剛が収監中の令子の面会に度々訪れ、父親の呪縛で闇堕ちしていた彼女の心を救おうと懸命になっている姿」が描かれます。
そして、彼女の協力(犯罪心理学者の娘としての洞察力)のおかげで事件解決に成功。

さらに、その後のストーリーを描いたオリジナルビデオ「仮面ライダーマッハ」で、刑期を終えて出所した彼女が事件に巻き込まれ、それを助けるために戦う剛の物語が描かれた結果、剛の恋人ヒロインの立ち位置を獲得するまでの流れ。

TVのストーリーだけだと、悪女の令子に騙され、剛の迷走が加速するきっかけとなっただけで終わりでしたが、その後の剛の成長を描く形で、彼女もヒロインとして昇格。
悪女の内面が掘り起こされ、その後の改心と、試練を経て後のハッピーエンドの物語は好みなので、この場でも紹介、と。

★火曜ナイトドラマ

後番組が発表されないまま、もやもやしていますね。
この流れだと、そもそも火曜ナイトドラマ枠自体がなくなってしまうんじゃないだろうか、とも。

特番で1、2週、休みが入るにしても、枠が続くなら、「新番組がいついつから始まる」と公式サイトで予告ぐらいすると思っていたし、
ブラックリスト終了後も、サイト更新がなされずに放置されている現状が、いろいろと残念。

なお、過去の同枠では、番組改編の際に、まれに一週空くことはあっても、二週以上空くことはなかったので、今週が過ぎても状況が変化しなければ、枠そのものがなくなる可能性が現実味を帯びることに。

10月からニチアサのスーパーヒーロータイムの時間帯変更も先週に発表されたので、この時期、テレビ朝日系の番組枠が大きく見直されているのかな、とも思いつつ。

Re: 7月のスレッド(2017) - K.K

2017/07/11 (Tue) 23:41:17

 NOVAさん、どうもです。

 7月に入って新番組が目白押しですね。アニメをチェックして、今のところ2本ほどは観てみようかなというものがありました。以前は放映されるものはほぼチェックしていたのに比べ、なんとも激減です。

 日曜朝の仮面ライダー(と戦隊もの)の時間変更、NOVAさんに教わって、「え、時間枠動かすの?」と驚き、ちょっとネットでも確認。秋から東山紀之氏がMCのニュース番組を8時半まで入れるので、枠を動かすみたいですね。そうなると、ドラゴンボール超とワンピースが裏番組となりますので、視聴率競争のガチンコ対決になりそうです(が、今は録画機の裏録画があるからなあ)。

●コードM

 冒頭から、EDでもある例の音楽絡みの描写で、スモークはその音楽での影響を検査されてるし、副総監はどうも自殺に誘導されてるし。鯨岡だけはトレーニングのBGMですか。冷蔵庫にミネラルウォーターがどっさりあるとか、どういう拘置所生活なんだろう。この後、秘書との会話で「要求はすべて認められた」と言っていましたから、そのうちの一つなのかな。

 スモークはどう調べても問題はない。情報漏洩は副総監からだったし。それなら、ということでスモークのK-13復帰となりましたね。同僚からは拍手で迎えられる。信頼の厚さを物語ってるようです。サンダーだけは、この様子を物陰からじっと観察している。もしかすると、左文字はまだスモークへの警戒を解いてなくて、監視させてるんだろうか。それとも、サンダーが何らかの意図を持っているのか。

 そこからドラマを広げるのかと思ったら、あにはからんや鐘ヶ淵が今回のメインでした。鯨岡とのつながりは不明ですが、外国人と思しき一味の襲撃ですね。以前に鐘ヶ淵を襲って右足を奪ったらしい。一味の狙いはロビン、つまりAI。アップデートでロビンが停止することを知って、そのタイミングで襲ってきたのかな。

 しかし、入り口のセキュリティ解除が一目で分かるような形跡を残したり、かなり油断している感じです。ドブネズミの言によれば、「(鐘ヶ淵)工場のセキュリティを破るのは簡単だけど、ロビンのセキュリティはそう簡単に破れない」とのことですから、工場のセキュリティが大したことないのは、ロビンが鐘ヶ淵の趣味の産物か何かだからと、襲撃者は解釈してるのかもしれません。まさか国家が守ってるとは思わなかったということですね。

 左文字は、ロビンを今後の警察車両に装備するAIのプロトタイプと位置付けているようですね(経済的利益も考えている模様)。ロビンと鐘ヶ淵は、どちらが失われても一大事になるわけですか。ともかく、鐘ヶ淵の危機を察知した御崎の指示でミラージュだけでなく、復帰したスモークも、K-13を引き連れて鐘ヶ淵救出に向かう。

 一方、鐘ヶ淵工場では襲撃者の頭目(張でいいのかな?)が鐘ヶ淵を拷問、ロビンを奪う方法を聞き出そうと躍起。頭目のやり方は極めて酷くて荒いものの、ナイフ使いの桜丘と比べると、まだ手ぬるいようにも見えます。尋問については、あまり経験がないのかな。自白剤も用意してないみたいだし。

 鐘ヶ淵は最後のタバコだなんだと、とりあえずのらりくらりと時間稼ぎをしつつ、チャンスを窺っていたようで、襲撃者手下がロビンのプロテクト解除を知らせたときに生じた隙をついて反撃、くぎ打ち機で頭目を人質に取ることに成功と。なかなかやりますな。

 そのとき、外の防犯カメラからの映像で、鐘ヶ淵はミラージュの到着を確認、さらに時間稼ぎかと思ったら、一気に決着をつけに行った。この動き、自分のせいでミラージュを危険にさらしたくないのか、それとも自分で解決してミラージュに自慢してみたいのか、どうなんだろう?

 やり口はかなり策士で、「撃つぞ撃つぞ」みたいに言って襲撃者の注意をくぎ打ち機に引き付けておいてから、ロビンを再起動させてましたね。本当の狙いはロビンを再起動して相手を蹴散らすことだったけど、ロビンが状況を理解して行動開始するまでの時間稼ぎも必要だったということなのかな。しかし、敵が驚いて、一瞬行動が遅れれば充分とも分かってもいた。さすがは、ロビン開発者だけのことはあるようです。

 ロビンが敵排除に動き出すと、まず襲撃者手下の一人が同士討ちで自滅、2対2の戦いは鐘ヶ淵・ロビンコンビのチームワークで圧勝、という感じでした。ちょっと思い出したんですが、ずっと足を悪くしていると、腕力が強くなるものらしいです。たぶん、つかまり立ち・歩きとかで自分の体重を腕力で支えることが多いからでしょう。そう考えると、鐘ヶ淵の戦闘も納得いく部分がありました。

 がしかし、(前にもロビンが評していた通り)鐘ヶ淵は詰めが甘いと。襲撃者頭目は止めを刺されておらず、立ち上がって再び銃で狙ってくる。が、そこをミラージュが眉間を狙撃しておしまい。

 緊張しっぱなしの展開を防ぐホームドラマパート(?)もあって、今回は女子美大生(マリエ)がアジフライの調理に挑戦、ミラージュに食わせて反応をみるわけですか。飯屋のおっちゃん、おばちゃんも応援しているようです。その結果は、ミラージュが美味しいと言い、うまくいったようです。
(しかし、食いかけで御崎から連絡が入り、残された飯屋の面々でなんかややこしいことになってる(^^;。)

 手料理で美味いと言わせるのって、古典的でベタな展開だなあ(^^;。前から気になってましたが、やっぱりアジフライにソースかけないで食ってますね。どうやら、下味を濃い目につけてあるみたい。どういう味なのか、レシピを見せてくれないかな。

 次回タイトルは録画機予約では「盗まれル」になってますが、なんか今回のタイトルに合ってるような気がします。またもや、しばらくしたら変わるのかな。
(やっぱり変わってるしorz。次回タイトル「対すル」になってました。)

●仮面ライダーエグゼイド

 正宗クロノスは、最初は圧倒的な感じで登場したんですが、どうも迫力がしりすぼみになってきてます。今回は前回からの続きで、飛彩に大我の手術をわざと失敗させるという姑息な手段に頼ったけど、かえって飛彩が迷いを断ち切り、永夢陣営に完全復帰する結果に。

 クロノスとしては、これで大我=スナイプは葬ったと思い、最大の障壁となるエグゼイドを取り除くため、上級バグスターを襲撃。パラドを消せば、もう永夢は(ハイパー無敵には)変身できないという戦術ですね。ゲムデウスの力を持つグラファイトは、当面どうでもいいらしい。しかし、パラドを失うとまずいと判断した、貴利矢と黎斗が急きょ対クロノスで参戦と。

 ポーズが通じなくなったクロノスが、なんかアイテム出してますけど、あまり強化には役立ってない感じです。もうそういう次元のバトルじゃないということで。一応、パラドとグラファイトからいったんダウンは奪ったものの、交代するように現れた貴利矢レーザーターボと黎斗ゲンムとの戦いになり、多数回の復活が可能なゲンムに思い切り時間稼ぎされとる(^^;。

 ゲンムがクロノスにまとわりついて(こういう感じのバトルなんだよなあ ^^;)、その隙に貴利矢がCRに戻って、正宗の狙い「手術を失敗させて大我を抹殺する」を知らせる。当然、騒ぎになり、ニコが手術を止めようと暴れ出す。飛彩は内心は動揺しつつも(この時点では迷いがあるんだろうな、大我のことを思い出してたし)、オペの邪魔だと言い放ち、永夢がニコを押さえ、そのまま正宗の許へ駆けつける。しかし、正宗は小姫のデータを抹消するぞと脅して、手を出させない。
(黎斗ゲンムが残りライフ70になるまで粘ったことに、ちょっと驚いて感心しました。や、やるじゃねえか……。)

 そこへ、今回のヒーロー、飛彩登場と。セオリー通り、ヒーローは遅れてやって来ますな(^^;。登場しても肝心の話はさらに焦らせる。大我の手術を成功させたか否か。答えはもちろん、「俺に切れないものはない」でした。そこへ昇る朝日、照らされるベッド上の大我の顔。うーん、好みにドンピシャな燃える展開ですね、これは。

 正宗は怒り、小姫のデータを削除。小姫は例の言葉「世界で一番のドクターになって」を繰り返しつつ消滅、昇天。ここまでの飛彩の行動の流れ、仲間、特に大我が自分を犠牲にしてでも、飛彩に小姫を救わせようとしたことが大きく作用した感じですね。

 義より情、公より私、俺よりあいつを取れと、背中を押せば押すほど、かえって反対の方向に動き出すということですね。バネを押し縮めていって、反動で弾き返すみたいな感じです。それが飛彩の性分なんでしょう。こういう頑固者も好みのキャラクターです。

 ハイパー無敵とレベル100が相手では、クロノスに勝ち目があるはずもなく、あっけなくボコられて逃走。大我と飛彩は完全和解。込み入ってた状況が、一挙にシンプルになった感じです。

 次回は「Goodby 俺!」ですか。あのパラドが取り乱しているとは、せっかく状況が落ち着いてきたのに、またもや急展開入れて来るみたいですね。ニコがゲムデウスのゲーム病を発するみたいですが、「そういや、ゲムデウスって最強の敵キャラだったな」と思い出しました。

 前に、「上級バグスターを倒したらゲムデウスが出現する。そいつははどうしようもないよ」「唯一、クロノスなら対抗できるかもしれないよ」みたいなことになってて、そこがドラマの焦点かと思ったんですが、グラファイトがゲムデウスの力を得る、クロノスがそれを跳ね返す、永夢がハイパー無敵を得る、飛彩がレベル100、みたいな流れで、すっかりかすんでしまい、というより忘れてました(^^;。

 そういやグラファイトはゲムデウスの能力を貰っただけなんですよね。もしゲムデウス本体が敵として出現したらどうなるかは、次回以降に観られそうです。

●仮面ライダードライブ

 なるほど、西堀令子は外伝的にフォローされていたんですか。印象的なキャラクターでしたから、1回(2話)限りというのも、惜しいですよね。その後を描きたくなるのも分かる気がします。TV本編の印象が強かったですから、マッハとのエピソードになるのも納得です。

 もっとも、父親を超える悪になるというのも、あったら観てみたい気もしてしまいます。令子が獄中で反省するんだけど、「そうか、父のやろうとしたことを模倣したから失敗したのか。後を慕うだけでは本物になれない。ならば、私が理想と思える犯罪を成し遂げて見せる!」みたいに捻じれ、ラスボス化するとかで(^^;。

・第29話:強盗事件で本当はなにがあったのか

 今週は、ドライブ(進ノ介)の父親が死亡する原因となった銀行強盗事件絡みですね。公式には、二人組の銀行強盗が銀行を襲い、うっかり風船を手放して泣き出した小さな女の子をドライブの父がかばって銃弾を受け、その負傷により、事件解決後に死亡してしまった、となっているけど、さて真相はといったところ。

 冒頭、ブレンがマッハに誘いをかける。怒り心頭に発して襲い掛かるマッハですが、ブレンが何かを見せると、マッハが驚愕して手が止まる。

 場面変わって、今週のゲスト敵ロイミュードの登場で、銀行強盗事件を起こす。鍵を操作するというかなり特殊な能力があり、まあ、強盗には向いているだろう、と思いかけて、いや鍵開ける技って窃盗なんじゃないか。ともかく、バトルじゃ使えなさそう。

 と思ったら大間違いで、まずドア銃を半ドアにして使用不能にしてしまう。この後も、ビル工事現場で建屋のドア開閉で攻撃するとか、バルブを操作して(それって鍵なの?)水流で攻撃するとか、ロープの固定を緩めたのか(それも鍵なの?)ドラム缶を多数落として攻撃するとか、妙に戦闘能力が高い。

 もちろん、何もない荒野とかでは無力なんでしょうけど、街中ではかなり便利な能力で、場所さえ選べば有数の強さなのかも。ちょっと、ジョジョの吉良吉影を思い出しました。あいつも、街中という地の利を利用するタイプだったと思います。

 一方、特状課では、仁良課長が嫌味なにらみを利かせており、権力的には本願寺課長も敵わない様子。で、仁良課長が与えた仕事が、ドライブには弁当の買い出しというもの。この弁当買い出しの帰りに、ドライブは001こと真影に出くわすわけですね。この遭遇が、次回(後半)に効いてくるとは、このときは予想してませんでした。

 一方、上級ロイミュードは密かに001の信任を得たブレンが、ハートから離れていく様子が描写されていました。口ではメディックを理由にしていましたが、内心は新ボスの001を当てにできるからでしょうね。ブレンは個々の戦術レベルでは知恵が働くものの、対極を見ての判断が必要なトップには向かない性格なんでしょうね。

 その面で信頼できて、ブレンとしては、有能かつ自分の長技を使ってくれるボスが欲しいということなんでしょう。こういうのって、なんて言うんだろう、ナンバー2的野心、ないしは担当レベルの野望とでも呼ぶべきか。

 あまり深読みしないハートは、そんなことは分からず、どうも状況がつかめずに、「どうしてロイミュード同士で仲良くできないのか」と、言葉通りに受け取って悩んでます。ハートのいい面でもあり、短所でもありますね。

 冒頭のゲスト敵の鍵ロイミュードが融合したのが12年前の二人組強盗の兄貴分だったんで、ドライブは今は真面目に働いている元弟分に話を聞きに行く。事件で死んだ父親のことも、ですね。しかし、元弟分は事件当時の記憶が曖昧。そして、右耳の裏に奇妙な形のあざがある。後で明らかになるのが、このあざは001が記憶操作したときにできるものだということですね。この記憶操作も、ドラマのポイントになっていくようです。

 ドライブが聞き込みをしているときに現れたのが、強盗の兄貴分で、鍵ロイミュードに姿を変えて襲い掛かり、ドライブが迎え撃つと、すかさずブレンが現れる。マッハを伴って、ですね。チェイスも参戦。

 ここで冒頭で迷う様子のマッハが、ロイミュード側に裏切ったことが明らかに。もちろん、視聴者としては「ロイミュードを強く敵視しているマッハがなぜ?」になるわけですが、後で理由が明かされる(ネット予習では、その先のどんでん返しもですが、具体的にどういう描写かまでは分かりません)。

 ともかく、ドライブ&チェイス vs マッハ&鍵ロイミュードのバトルになるものの、ドライブは相手にマッハがいるし、父親の死の様子も気になるし、で戦意が上がらない。業を煮やしたのか、チェイスが「人間を守るのが仮面ライダーの使命ではないのか!」と活を入れ、例の歩行者用信号斧、えーと名前を調べ直して、シンゴウアックスで目くらましを入れて、撤退と。

 ドライブやマッハに苦悩があって揺らぐせいか、チェイサーが流れを引っ張っている感じですね。もっとも、チェイサーはチェイサーで記憶の問題がクリアされてないですが、メンタルがアンドロイド的なせいか、必要なことが眼前にあれば迷わず実行している印象です。そのため、今のところ最も頼りがいがある感じが出ています。

・第30話:真犯人を語るのはだれか

 チェイサーがなんで今のところ、最もしっかりしているかといえば、ドライブ(進ノ介)の言によれば、「仮面ライダーの先輩」だから。言われてみれば、一時はプログラムを改変されたものの、確かに最初期から戦っている最古参のライダーなのでした。

 しかし、チェイサーは機械的というより真面目過ぎて、かえってとぼけた面もあり、今回は「誰も聞かなかったからだ」ですね。銀行強盗の元弟分の右耳の裏に奇妙なあざがある。それを見たチェイサーが001の記憶操作の跡だと言う。001にそんな能力があるのなら、今までの事件の見方だった変わってきます。当然、そんな大事なことなら早く言えよ、になるわけですが、聞かれなかったから言わなかっただけだと。

 しかし、「記憶操作された者には右耳の裏に特定のあざがある」と分かりさえすれば、重要な情報になります。誰が(自分でも気づかずに)ロイミュード、特に001にとって都合のいいように証言を歪めているか分かりますから。逆にあざのない者の証言なら、信用できるわけですね。

 そして、前話の強盗事件で負傷して入院した少女の耳の裏にはあざがなく、かつ12年前にドライブ(進ノ介)の父が庇って救った少女でもあったということですね(作為的ともいえるが、作劇としてよくありそうだから、まあこういうのもアりだろう ^^;)。そして、再度襲撃して来た鍵ロイミュードの攻撃から庇うドライブの姿が、少女には12年前に命を助けてくれたドライブの父と重なるわけですか。

 さらに、鍵ロイミュードが襲っているのは、12年前の銀行強盗事件の被害者、目撃者であるというわけですね。なぜなら、001を見たかもしれないから。ばらばらだったあれこれれが全部が、001という一点に集中して来た感じです。

 そうなると、裏切ったマッハは001に記憶を操作されたせいかどうかが問題になるわけで、チェイサーが身を張って調べに行く。見せろと言って見せてくれるわけはないので、叩きのめして強引に調べるということですね。結果は凶で、マッハの右耳の裏には例のあざがあった。予習したところでは、ここが後でまたサプライズのポイントになるようですが、どういう見せ方にしてくれるか、なかなかに楽しみです。

 その際、マッハがなぜ止めを刺さないのかと問うと、チェイサーは倒せば霧子の心が乱れると、なかなか心配り細やかな面を見せる(後で、霧子にはマッハのあざのことを隠すし)。しかし、マッハにとっては、屈辱でもあるようですね。マッハとしては、自分がロイミュード側についたことで、当然、姉の霧子がショックを受けるだろうことは分かってるでしょうから。しかし、偽りの裏切りという今後の展開を知った上で観てみると、このときのマッハの悔しがりようは、なかなか意味深なものだったとも思えます。

 もちろん、マッハは人間ですから、人間を守ることが最重要でプログラムされたチェイサーは、殺害という意味の止めは刺せないでしょうけど、変身不能になるようなダメージの与え方はできたかもしれない。しかし、「耳の裏の確認」に必要最低限に留めたのは、ちょっとした見どころになっているように感じます。

 鍵ロイミュードについては、バトルの末、融合した人間を取り戻してコアを破壊と、いつもの段取りでしたが、ドライブの最初のスタイル、タイプ・スピードが、もっと後のタイプと比べて使えないと思っていた印象が、ちょっと覆りました。

 タイヤを交換しつつの多彩さという点を忘れてたんですね。それより後の、何らかに特化したタイプはそれぞれに強みはあるけど、オールラウンドではない。鍵ロイミュードは多彩でトリッキーな攻撃を仕掛けてくるわけで、それに応じて変幻自在に戦えるのはタイプ・スピードであると。もっとも、ダメージを与えて動きを封じ、止めを刺すにはタイプ・フォーミュラとなるのは、やはり当然の成り行きか。

 少女は001に記憶を操作されていない。ドライブに庇われたことで、12年前に庇ってもらって救われたことを思い出し、あの銀行強盗事件現場には001がいたことを思い出す。そして、チェイサーはりんなが復旧した記憶のシフトカーにより、自分がロイミュードに改造されたシーンを思い出して映像に出す。そこには001である真影がいた。

 今週のラストは怒涛で高速のドラマ展開です。よーし、一気に謎を暴いてきたな、というところで次週へ。事件的には区切りついてますけど、ドラマ的にはいいところで切りやがるな(^^;。本編は47話となってますので、もう中盤から終盤へ入って行く頃合いなんですね。3~4話くらい先のタイトルを見てみると、極めて不吉なタイトルがあって、そわそわします(^^;。

(●火曜ナイトドラマの来週分は明日になれば、録画機の予約画面に出るかも。もしそうなってたら、ここに書き足すつもりです。
 7/12(水)追記:また1回限りの特番だったorz。この深夜海外ドラマ枠はなくなっちゃうのかなあ。)

Re: 7月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/07/17 (Mon) 23:26:53

来週から、平日書き込みが厳しくなるので、土曜から日曜になるか、と思います。最近は、「エグゼイド見てから」月曜に書くパターンでしたが、しばし「エグゼイド前の週末書き込み」で行く予定。

★コードM

ロビンを巡るハッカー対決話。
前回のロビン強奪事件のその後、という感じで、うまくつなげて来たな、と。

ロビン強奪の犯人とは関係ない感じで、「奪うことが目的ではなく、ハッカーとして対決ゲームを仕掛けるための手段」という形でしたが、また裏があって実は……という展開があっても納得はできそう。

ともあれ、ドブネズミ対ユメカと名乗る女のハッカー能力を駆使した化かし合いという物語で、ミラージュが蚊帳の外的な展開。
いや、ミラージュが活躍しない回の方が面白いと思えるのが何とも。

ユメカがどうやってロビンのAIに侵入できたか、という種明かしが、「実は前回のアップデートデータに前もってウィルスを仕込んでいた」ということで、対決相手は異なっているとは言え、前話の続き、という感じが濃厚。

とりあえず、今のところミラージュたちの敵対相手として挙がっている敵役を整理すると、

・鯨岡一味
一番の大物。全ての悪の裏に、鯨岡の仕込みがあった、とネタバレされても納得できるほどの存在感。
一応、鯨岡の表の顔は不動産屋なので、土地を売買することで何かを企てているようだけど、その計画の全貌はいまだ見えない。外国の干渉をはね退けるべく日本に新たな秩序をもたらすことを目的としているため、Kー13とは協力できる、と語っているが果たして?

・ロシアの武器商人
鯨岡が動いていない時に、黒幕的な組織として活動。日本に大量の武器を密輸して、武装テロ事件を引き起こせるように画策するものの、ミラージュ無双で未然に防がれがち。
鯨岡との結託の可能性もあるけれど、鯨岡は別に暴力革命を画策しているわけでもなく、むしろ闇の秩序の黒幕になりたいようなので、鯨岡一味とは対立の可能性も。

・日本の悪徳政治家
第1話で敵役の標的にされたり、宗教団体会の黒幕だったり、Kー13の裏取引で事態収拾を図る解決が多い。
一応、Kー13の組織としての目的が、社会的・道徳的な正義ではなくて、あくまで日本の治安維持にあるため、名のある政治家を抹殺あるいは犯罪者として逮捕するのではなく、適度に悪事を見逃しつつ、暴走しないように釘を刺す形で、事を荒立てない方向性で臨んでいる。おかげで、視聴者サイドとしては、すっきりしないものを覚えるのだけど。

・イラクの兵器開発業者
ロビン絡みで急浮上した組織。今後もロビンを狙ってくるかは不明。また、鯨岡がロビンに関心を持っているかも現状は不明なため、関連性を推測するのは困難。

・ユメカ
ドブネズミのライバルとして登場。鯨岡の部下かと思われたが、前回の話では「バイト感覚で一時的に雇われただけ」とのこと。ただし、その発言が事実かどうかは不明。

・その他外国人犯罪者
2話に出てきた某国王子など、肩書きだけ大物だけど、ミラージュたちの標的としては小物がちらほら。

今のところは、これぐらいですかね。
とりあえず、鯨岡絡みか、レギュラーキャラに強く絡んでくる相手を除けば、話が面白くならないので、今後は御崎さんの知人とか、左文字さんのライバルが挑戦してくる話を期待しつつ。
いや、サンダーが不穏な動きを見せてくれてもいいし、ミラージュの過去の因縁の相手が出て来てもいいですし。

ドラマ性の薄い相手を始末するだけの話は勘弁。

★エグゼイド

パラドとの決着編。

次回からは、綺麗なパラドとして永夢と和解した状態で復活しそうだ。

一方、クロノスこと政宗社長は、外国のゲーム会社と連絡をとりましたが、そちらは劇場版の敵に関連します。
次回で、絶体絶命に追い詰められたクロノスが禁断の技リセットを使い、世界を巻き戻すらしいので、その際に「 巻き戻された世界」と「巻き戻しが生じなかった世界」に分岐して、先行公開の劇場版エンドと、テレビ版エンドのパラレル展開になるらしいです。

まあ、次回の放送が、劇場版公開直前の回なので、いろいろと予告要素も混ぜて来るだろうな、と。

★ドライブ

泊さんが死んじゃう! のは、次週のネタですが、まあ、平成ライダーの第3クールでは「主要キャラの死」というのがいろいろネタにされがち。
まあ、死んでから復活してパワーアップという流れなんですがね。

001の立ち位置は、エグゼイドにおけるクロノスみたいなもので、第3クールを盛り上げる巨悪ですな。
一方で、裏切った2号ライダーのマッハは、まあエグゼイドの飛彩さん、あるいは貴利矢さんと言った方がいいかな。

ドライブの方は、そちらは1週に2話分ですから、展開も早そうですね。次回では、もう001編がクライマックスで、その後、いよいよ第4クールに突入する流れ、ですか。
K.Kさんの感想読みながら、昔、視聴してハマっていた時の記憶を思い出したりしています。

★仮面ライダービルド

とうとう画像も公開されて、確定情報となりました。
2週後のエグゼイド映画にも顔見せ登場するようで、いろいろと情報が出て来る頃合い。

デザイン的には、仮面ライダーWのように、2色が組み合わさって1つのフォームを形成。Wの時は左右分割でしたが、ビルドは斜め分割で、「タイヤを斜めにたすき掛けしたドライブ」にも通じるものがあったり。

一応、次が最後の平成ライダーになる予定なので、一種の集大成的な作品になるのでは、と予想されています。

Re: 7月のスレッド(2017) - K.K

2017/07/19 (Wed) 13:16:35

 NOVAさん、どうもです。

 来週からご多忙ですか。そういえば、世間はそんなシーズンですね。ということは、エグゼイドについては、NOVAさんのご感想&ご解説で補完して頂くことで、私のほうで見落としとか勘違いとかに気づいたり、劇場版の流れを参考にしたりせずに感想を書いて、後から見直すことになりそうです。

●コードM

 敵役の整理、分類からこのドラマでの位置づけの考察を拝読して、なるほどという感じがしました。そこから、私なりに少し考えると、以下のような役割になるような気がします。

・鯨岡一味:ミラージュの敵手にして、ミラージュの勝利条件=ドラマの主軸。
・ユメカ:鯨岡が有能な人間を雇えることを示す象徴的存在(鯨岡が臨機応変に自軍を強化できる、みたいなこと)。
・ロシアの武器商人:ラスボス(鯨岡)に対する中ボスであり、かつ鯨岡の他の敵も示す(悪側の不安定要素)。
・日本の悪徳政治家:ドラマ世界の環境的な存在(こういう救いようのない世界ですよ、と示す)にして、左文字が同種の人間であることも示唆する。味方側の不安定要因か?
・イスラエルの兵器開発業者:ロビンを開発する力があり、アップデートもここが頼りです。となると、同等機の開発・投入もできるはずで、兵器的な波乱要因か。
(↑イラクとされてましたが、イラクはどうも記憶になく、ロビン開発国のイスラエルで考えてみました)
・その他(外国人)犯罪者:鯨岡や悪徳政治家等の操り人形として動くことにより、ドラマ世界の導入説明役になっている。

 本編のほうは、鯨岡に勝ったと思い込んだ左文字が、ロビンを奪われたという連絡に焦るという冒頭ですね。鯨岡が左文字にとって、かなり強敵である/あったことを暗示しています。それだけに、一罰百戒みたいに見せしめ的に締め上げる効果を期待していたんでしょう。

 でまあ、ロビンがどうなっちゃたのかといえば、ハッキングされ、外部操作されて走り去っちゃったらしいと。自律/自立走行可能がゆえの弱点でもありますね。ただ、ハッキング不可な自己破壊プログラムも装備されていて、2時間で自爆する。これが、今回の話を盛り上げる要素になってますね。

 ロビン奪取を仕掛けたのが、前に鯨岡側で登場したハッカー女性:ユメカで、私も鯨岡配下と思ってたんですが、本人の弁によればバイト、つまり一時的協力ということでしたか。正直に言っているかどうか不明ですが、この手の人間の常として、自分を偉く見せたいというのがありますんで、「有能過ぎて誰にも扱えない一匹オオカミ」みたいに印象付けたいというのはあるんでしょうね。

 そのことは、おそらくドブネズミも同様で、ハッキング対決にのめり込むあまり、ロビンの自爆解除成功を、運転しているミラージュに伝えるのを忘れてしまっています。前の前半総括の回では、ミラージュに対する好意を告白していたのに、ですね。自分と同種、同レベルの技術を持つ相手に勝つことに夢中になって、他のことがどうでもよくなってしまっている。

 これ、エンジニアの暗黒面としてありがちなことです。機械の性能をフルに発揮させらるか否かが最大の関心事となってしまい、その機械を扱う人間(や、機械で何をしようとしたか)が二の次になってしまう。今回の話でいえば、ユメカのハッキング排除が最大の目的になってしまい、ミラージュやロビンの保護、周囲へのダメージ回避等という観点が見えなくなってしまったということですね。ロビンの自爆阻止とて、ユメカの行動阻止の意味しかなかった感じです。

 それはともかく、前回の襲撃の裏ではロビンのアップデートプログラムに不正プログラムが仕込まれていたわけですか。襲撃犯はそのことを知らない感じでしたし、ユメカのハッキング攻撃がその直後にあったことを考えると、裏で糸を引いている者がいそうです。ドブネズミが遠隔でハッキング返しを試み、ミラージュは鐘ヶ淵からワクチンプログラム(いつ作ったんだ?)を受け取り、直接操作で解除するべくバイクで追うと(ドブネズミが追跡などにかかりきりになり、交通網へ介入できないため、機動性を考えたのだろうか)。

 ドブネズミ vs ユメカはリアルとは違い、サイバー空間の対決ですから、ダミーを入れたり、相手の目くらまししてはプログラム書き換え、それも相手より先回りで、ということになるですけど、ドブネズミの最後の行動がちょっと。ユメカの不正プログラムの再起動を予測して防止したのはいいんですが、ダミーのカウンターを相手(ユメカ)に表示しておく意味はあったのか。

 もちろん、カウンターが思う通りにカウントダウンしている間は油断して、状況のチェックはせず、次の手も打たないということはあるんですけど、ダミーカウンターが0になった直後、そのネタバラシをしていまっています。これだと、ユメカがさらに介入してくることになりかねないわけで、自爆装置を完全に解除するまではダミータイマーであることは秘匿しておくべきでした。ミッション上は余計な行為です。

 自分(ドブネズミ)が何をして相手(ユメカ)を上回ったか、言わずにはいられないということですね。自慢のためのネタバラシをしちゃう。先述した「機械の性能をフルに発揮させらるか否かが最大の関心事」からさらに堕ちてて、「機械の性能をフルに発揮させた自分を認めてもらうか否か」になっちゃってるようです。ミラージュがそこまで考えたかどうかは分かりませんが、いつになく憮然としてましたな(再起動したロビンに対する感じと非常に対照的だった ^^;)。

 一方、ロビンのほうはといえば、ミラージュの夢を見ていたという。これは、不正プログラムの影響で、感情、さらには自我が芽生えてきたということなのかな。このエピソード以降、ロビンに変化が出てくると面白そうです。

(次回予告は「止めル」になってるけど、これも今回向けのタイトルっぽい気がします。また変えやがるんだろう ^^;。)

●仮面ライダーエグゼイド

 次回でクロノスがリセットを発動し、(1)時間が巻き戻る→TV本編、(2)時間が巻き戻らない→劇場版、と平行世界で話が進行するわけですか。そうなれば、以前の劇場版との整合性も取れたりするのかな。なるほど、工夫してきましたね。

 さて今回ですが、どうも負けがこんでるクロノスながら、上級バグスターのグラファイトやパラドには勝つ自信があるらしく、おそらくはエグゼイドの変身封じのため、パラドを始末しに来た模様。それにしても、ポーズを封じれば勝てると踏んで、グラファイトがゲムデウスの力を取り込んだはずなんだけど、その予想は甘かったんだろうか(姑息なパワーアップとかしてるしなあ、クロノス)。もっとも、グラファイトはゲムデウスの力を取り込んでから絶不調みたいで、通常戦力的にダウンしているのかもしれません。

 パラドは追い込まれてギリギリになると、なぜか水に沈む幻想を見るらしい。後で明かされるのが、それが永夢の幼少時の臨死体験(?)ということですね。初めて感じた死の恐怖なので、死に瀕すると幻想として記憶から蘇るみたいです。この後のパラドの消滅する際もそうですが、パラドが余裕をなくして怯えるなんて、初めて見た気がします。

 さらに、策士の正宗クロノスが邪魔されたらおしまい(実際、エグゼイドが介入しているし)なんて単純な戦術であるはずもなく、もう一つの策が「ニコをゲムデウスのウイルスに感染させること」でしたか。

 一瞬、「パラドのウイルスじゃないと、パラドを倒す筋書きにならないんかないの?」と思ってしまったんですが、「ゲムデウスを倒さなければならない」←「ゲムデウスを出現させなければならない」←「パラドを含む上級バグスターを倒さなければならない」でしたか。なるほど、コンピュータRPGのミッションでよくあるタイプのイベントですな(^^;。

 この件については、黎斗は「ゲーム病で死んでもバグスターとして復活すればよい」として、貴利矢の怒りを買ったりしています。前に黎斗は危機に陥ったポッピーについて、自分が生み出した命だとして、復活があるとしても死んではならないとの意思を示して守ったわけですが、また元の考え方(死んでも復活すれば可)に戻ったのかな。この辺り、エグゼイドのドラマにおける倫理観の葛藤になっているのかもしれません。もっとも後のシーン(クロノスのガシャット破壊についての議論)も合わせて考えると、黎斗が何かを隠していて、わざと以前通りの主張をしている可能性もあります。

 会社に帰った正宗に連絡が入り、「ジョニー・マキシマ社長」なる新キャラが示されましたが、それが劇場版関連のものでしたか。リアルタイムで視聴中は、「誰や、それ?」と思ってしまいました。NOVAさんのご教示を受け、予告動画を見てみたら、一瞬だけジョニー・マキシマが出てました。どうも、こいつがゲムデウスっぽい気もしますが、だとすると今話で、ちょこっと「クロノス vs ゲムデウス」前哨戦があったことになるんだろうか(^^;。

 パラドについては結局、エグゼイドが容赦なく叩きのめした上で消滅させる。が、永夢の記憶にある通りの水中にパラドが沈んでいくし、予告ではパラド抜きではなれないはずのハイパー無敵で戦闘してるし、パラド生存ルートの感じですね。そもそもが永夢の信念として、犠牲を出してでも勝つというのはなさそうです。

 終わってからふと思ったんですが、パラドらからゲーム運営の主導権を正宗クロノスが奪った時点で、「クロニクルゲームを利用してバグスターが人類を滅ぼす」はなくなっちゃってるはずですよね。だとすると、なぜ正宗クロノスを倒すために一生懸命になってるのか。彼に釘を刺した上でゲーム運営任しておいて、実害の出ない範囲で納めておくという解はないんだろうか。その辺り、バグスターやクロニクルの全容が明らかにされないと、ちょっと分からない感じです。

 エグゼイドの後番組、仮面ライダービルドの画像公開とのご教示を受けて、ネット検索で番宣ポスターを見てみました。元祖仮面ライダー寄りにデザインは戻した印象で、色使いは特徴的にしてありますね。色やデザインの小変更でのバリエーションもあるみたい。

 ご教示で私が気が付いてなかったのが、次がおそらく最後の平成ライダーということですね。天皇の退位が決まって、元号が新しくなるのをうっかりしてました。仮面ライダーが元号に沿って展開する理由はないわけなんですが(^^;、制作が気合入れてくれるのなら、なんでも歓迎です。

●仮面ライダードライブ

 ドライブ(泊進ノ介)殉職。来週のタイトル(だれが泊進ノ介/英介の命を奪ったのか)から予想はつくものの、やっぱり映像で見せられるとショックが来ますね。しかも、でかでかとキャプションまで出してましたし。

・第31話:大切な記憶はどうして消されたのか

 上級ロイミュードは、001-ブレン(とマッハ)組とハート-メディック組に分裂したかのような動きです。冒頭、ドライブがブレンを呼び出し、変身せずに対決するものの、変身したブレンが軽く一蹴、ブレンはハートと違い、変身しないままでも倒すとか言っとる。ハートはあの性格ですし、自分の進化と関わるだけに、最高の状態のドライブと戦わねばならぬ、と思ってるんでしょうね。ブレンはといえば、やはりあの性分だし、ドライブは進化の鍵ではなさそうだし、でしょうか。

 事件としては、町工場の社長が突如姿を消すんだけど、息子しか社長を覚えていない(正確には、10年前にいなくなったと思っている)。その後、その息子ですら社長を覚えていないと言い出す。どうなっているのか、で話が進んで、次話で一気にあれこれが明らかになる流れですね。

 チェイス(チェイサーより、こっちの呼び方のほうがしっくりくる)のよみがえった記憶から新たに出てきた設定が「超進化体」で、ロイミュードの完全体みたいなもののようですね。チェイスはハートに直接尋ねに行くが、ハートは自分と戦えという。それに応えて戦ってみると、あっさりと超進化体を説明してくれる。バトルもおざなりだし、。隠し立てしない性格なのか、001-ブレンの動向に不安があるのか。

 一方、ベルトさんはプロトドライブの最初の敗北と同じように、ドライブも倒されることを恐れ、001との対決に消極的になっている。そのことを霧子にも伝える。だが、001が擬態している真影の過去の怪しい動きなどが浮上してきて、情勢や流れとして、そうもいっていられない状況に。

 さらに、嫌味な仁良課長も、真影をドライブらの捜査から守ろうと姑息な妨害をする。この後(次話)、その真影から用済みと言い渡されて、逆ギレ、ドライブ側についてしまうという、非常に分かりやすい男です。

 それならと、ドライブは真影の前に正々堂々立ちふさがり、問い詰める。反撃する001に対し、チェイスも応援に駆け付ける。001は奥義(?)たる記憶操作の針をドライブに打ち込むものの、ドライブは記憶を失わない。この後、ドライブの父(英介)も記憶操作が効かなかったという話が出て来るし、それ以外にも記憶操作が効かない者が結構いるとなってましたから、ある種の体質なんだろう。

・第32話:進化の果てに待つものはなにか

 001のもう一つの能力が冷凍で、シフトカーの援護や、ドライブのタイプ・フォーミュラでも苦戦。そこへ、別行動のチェイスとマッハが遭遇して激闘中に「たまたま」割って入るように飛び入りすると。後の展開を予習してあるせいで、「これって、マッハはわざとやってるよね」という感じがありありとします。それを知らずに本編を追っていた場合、この後の、「ミスターX」なる正体不明の情報屋で暗示されている、でいいのかな。

 それで気勢を削がれた001は去り、それを追ってマッハも去ると。ドライブらも、署に戻る。そこで、ベルトさんがドライブに001にうかつに接触するなと言い、ドライブは反発し、でもめそうになると、本願寺課長がとりなす。

 とりあえず、ドライブチームは捜査状況を再整理し、作戦を練る。焦点は記憶操作で、その点はチェイスがなかなか詳しい。記憶操作の発動には特定にキーワードがあり、現さんがロイミュードをどうして正しく言えないのは、ロイミュードが現さんに対するキーワードだから(その言い間違い、ギャグじゃなかったのかいな!)。

 これには霧子ならずとも、「どうして言わなかった!」になるわけですが、チェイスは眉一つ動かさず、「誰も聞かなかったからだ」と。うーん、現さんのロイミュード言い間違えに代わる、後半のルーティンギャグなのかな、これって。現さん、ドライブが命がけで取り出してもらった記憶操作の針から作った解除薬でロイミュードと言えるようになってたし。

 ミスターXなる謎の情報屋の通報により、前話の工場主と同様の行方不明事件が、12年前から多発していたことが判明、さらに真影に見放された仁良課長もドライブ側に寝返って、一気に捜査が進展する。さらに、別行動のチェイスはハートと戦い、超進化体とは何かを聞き出すことに成功。001の狙いが分かってくる。

 この期に及んでも慎重姿勢を崩さないベルトさんですが、チェイスの「人間を守るのが仮面ライダーの使命」(こっちは、チェイスの決め台詞化したのかな?)との言葉で、覚悟を決めると。

 いい流れですが、折しも本願寺課長の好みのスマホ占いによれば大凶。確かに、この後を考えると、一気に詰めはしたものの、返り討ちも深刻でしたな。

 前話で出てきた工場主の息子、思い出のどら焼きを食って、何かを思い出した模様。一方、ドライブらは001の潜伏先と思われる工場(か倉庫か)に突入、001もマッハも堂々と姿を現して、正面切って対決の流れに。

 記憶操作が効かない人間に憎悪をあらわにする001。それもそのはずで、ドライブの父・英介に記憶操作が効かなかったことが屈辱だったからでしたか。でも、その屈辱が進化を促したわけで、だから記憶操作不能の体質の人間を集めていたということか。例の工場主も運ばれてくる。

 そこへ、チェイスとともに現れたのが工場主の息子で、危険だと咎める霧子に、「危険なら守ればいい」と言い放つチェイス。これはなかなかカッコよかったですな。説得力もあったし。しかし、それを上回ってカッコよかったのが工場主の息子で、001に反論して、自分の父親は世界一と言い放つ。

 これには、さすがの001もたじろぐんですが、観ていて燃えましたね。土壇場の反撃はこうでなくては。しかも、工場主め、気を失ったふりをして、しっかり聞いてやがるし。さらにベルトさんも駆けつける。一気に決着をつける流れです。

 当然のごとくバトルとなり、001 vs ドライブ、マッハ vs チェイスの混戦で、ドライブは今回はタイプ・スピードでもなかなか戦えており、タイプ・フォーミュラで一気に追い込む。さきほどの、工場主の息子にやり込められたことで、001にプレッシャーがかかっているんだろうか。

 001を高速で叩きのめし、トレーラー砲が直撃、巻き上がる爆炎、やったか、と思ったら、やられてないのはセオリーですね(^^;。炎の中から001のコアが浮上、あっさり再生してしまう。やられるどころか、むしろ超進化してしまったらしい。超進化体001の一撃で倒されるドライブ。破壊されたベルトさん(が、次話の鍵みたいですね)。キャプションには、「警視庁特状課・巡査 泊進ノ介 殉職」。取りすがって「泊さん!」と叫び続ける霧子。呆然とする現さん。

 で、次週へ続くと。次回予告もいつものBGMで始まらず、非常に湿っぽい感じです。うーん、このラストから1週間待つのか。

●カーズ/カーズ2

 ほぼ立て続けにピクサー(ディズニー)の3Dアニメ映画をTV放映してました。最初、カーズというから呪いだと思い、ホラーかファンタジーと思ったら、車でした。よく考えた、curse(呪い)はカースなのでした。

 カーズが2006年、カーズ2が2011年制作。どちらも車が人間扱いで、人間のキャラクターが一切出ない映画でした。キャラクターデザイン的にはちょっと違和感あるものでした。というのも、車を前から見ると、ヘッドライトが目という感じがしてしまうのですが、カーズでは車のフロントガラスに目玉が描いてあるんですね。そのため、一瞬、ヘッドライトに注意がいって、改めてフロントガラスの目に注目するという感じになって、表情が読み取りにくかった感じがしました。

 とはいえ、2006年版とその5年後の2011年版を見比べることができて、差異がなかなか興味深かったです。まず映像技術的には、2011年版は格段によくなってました。2006年版は単純な背景で少数の車が走り回ってるんですが、2011年版では複雑でリアルな街中を多数の車が走り回ってます。臨場感が段違いでした。

 それと、2006年版だと「ほら、物理エンジン使ってこんな動きもできるんですよ!」みたいな、技術自慢の面を感じたんですが、2011年版だと、純粋に見映えする動きを追及している感じでした。2011年ともなると、制作が「コンピュータ計算で動かすなんて当たり前で売りにならない」と、いい意味で見切ったのかもしれません。

 ストーリーの差も注目する点があり、2006年版だと主人公役のレーシングカーが冴えないレッカー車と知り合って、最初は馬鹿にしているものの、次第にその価値を認めていくというもの。簡潔にいえば、偏見の打破ですね。

 しかし、どうもすっきりしないものがありました。それが、2011年版で解決を試みていて、それが何かといえば高慢ですね。2011年版でも、レーシングカーは、友人のレッカー車を、最初のうちは「気はいいが、使えない奴」と思ってます。劇中では、他のレッカー車も、「他の車を運ぶ、下僕的な車」という役割も暗示されてます。

 しかし、石油絡みの陰謀に巻き込まれ、レッカー車のほうは(実はレーシングカーを助けたいという以外は自分の意図とは無関係に)大活躍し、最終的にレーシングカーを救い、陰謀そのものも打破してしまう。明示的に言ってはいませんでしたが、「仕事の役割で上下なんてあるかい、友達のために根性見せられるかどうかや」みたいなテーマを感じました。

 とはいえ、やっぱり車をいかにキャラクター的に人間っぽく描いても、どうも感情移入しきれないですね。生物なら、たとえ空想のモンスターでも感情移入は充分に、自然に起こるんですが、やはり実在の機械由来だと難しいのかもしれません。

Re: 7月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/07/22 (Sat) 11:38:27

夏期の週末書き込みその1、ということで。

★コードM

前回、イラクと書いたのは、確かにイスラエルのミスでしたね。同じ中東圏と、頭文字イで混同してしまったようです。

さて、今回の話はエグゼイド? と思うような医療ネタ。御崎の旧友で臓器売買事件の主犯格の医師も、苗字が飯島ということでニヤリとしたりも(エグゼイドの永夢の役者名が飯島寛騎。今回の相手は飯島健)。

前回、期待した「御崎さんの知人」が事件に絡んできて、いいドラマになったんじゃないかなあ、と思います。また、彼をサポートするスモークさんがいい味出していました(悪事に走った親友を抹殺する重荷を背負わせないよう、代わりに処断)。
スモークさんが御崎さんのフォローに回っていたので、ミラージュのサポートはサンダーさんが務めることに。ミラージュとはアイコンタクトというのか、ガンの飛ばし合いなのか、目線だけでセリフのない演技なので、いろいろ想像の余地が。

そして、ミラージュ。
いつもの定食屋の娘さんに映画デートを誘われるも、任務を優先して約束をすっぽかす朴念仁ぶりを発揮。まあ、今後のフォローが見られるかどうか、ですが。
娘さんにはお気の毒、としか言いようがない。まあ、感情の欠落した相手が悪いのですが。元々、女性相手にコミュ障気味のミラージュですから、仮にデートに行ってもうまく行かないことは容易に想像できますな。

★エグゼイド

日曜の放送前なので、今回はストーリー感想ではなく、周辺情報をば。

まず、エグゼイドの放送期間ですが、9月いっぱいまで放送して、10月で新作ビルドに切り替わると思っていたら、今年は一ヶ月前倒しで「8月いっぱいで番組終了、9月で新番組」らしいです。
10月に変わる放送枠に合わせて切り替えるのではなく、先に番組を始めて視聴者を引き寄せてから、枠移動という流れみたいですね。
で、ビルドの名前の意味ですが、「二つのカラーパーツの組み合わせ」「フィギュア玩具が分割パーツを組み立てる仕様」という意味合い。
玩具情報から、いろいろな組み合わせ要素が紹介されていますが、基本形態が「ラビットタンク」ええと「ウサギ戦車」。「ウサギの脚力でジャンプして、戦車の突進力でキックする」という仕様。
ウサギ要素のヒーローというのは珍しいので、どう演出されるか気になるところ。

劇場版だと、これまでのライダー夏映画は3パターンありますね。

•TVの世界とは異なる別の世界で戦う。
ある意味、TVの物語との整合性を考えなくていい、一番楽な話と言えます。初出は「響鬼」で、和風の陰陽師要素を持った作品として、劇場版は「過去の時代劇仕様」だったり。響鬼のご先祖様が妖怪退治をした話を聞く、という構造。
他にもよくあるパターンとしては、「劇中オリジナル敵の出現→戦闘中に別世界の扉が開いて飛ばされる→異世界を探索しながら世界の謎を突き止め、黒幕の野望に行き着く→事件を解決して元の世界に戻る」の構成ですね。

・TVの世界の一エピソード
平成ライダー最初の劇場作品「アギト」が、このパターン。この作品では、警視庁が作ったパワードスーツ型の仮面ライダー「G3」(役者が御崎さん役の要潤で、元祖警察官ライダーという立ち位置)がレギュラーで登場するのですが、劇場版では自衛隊が作った強化型の「G4」が登場し、それが暴走して脅威となります。
後に「G3」は強化仕様の「G3X」にパワーアップするのですが、「G4」は、そのプロトタイプの位置づけにもなっていて、テレビの話にリンクしているので正史扱い。
ただし、他のライダー(アギトとギルス)が劇場版でも先行公開的にパワーアップ形態を披露するのですが、テレビ版では別の経緯でパワーアップするので、その点では
パラレル的な位置づけになったりも。
つまり、物語ドラマ的には、テレビのエピソードに組み込めるけど、細部の描写でテレビと矛盾する微妙なパラレル関係ですね。

・TVとは異なる時間軸で描かれる未来像
完全な異世界ではなく、設定上はTV世界の延長なんだけど、異なる最終回あるいはその後の物語を描いた作品。

これを最初に提示したのが「仮面ライダー龍騎」。ライダー同士のバトルロワイヤルを描いた作品で、13人いるライダーが淘汰され、残り6人の最終決戦と、世界の裏に秘められた謎の公開が、先行的に劇場版で為されました。
まあ、当時のライダーは1月に最終回を迎える構成だったので、半年も先に最終回を描くという触れ込みだったのですが、結果的にテレビの最終回は、劇場版の要素を踏襲しつつ、異なる展開を迎えます。
劇場版では「ヒロインの自殺」をきっかけに崩壊する世界、押し寄せる敵モンスターの群れを食い止めるために、二人で最強フォームとなって挑む主人公たち、で幕を閉じていたのですが、
TV版では、最終回前に主人公が死亡という衝撃的な展開の後で、2号ライダーのナイトがラスボスを打倒。妹の死という運命を回避するために、ライダーバトルというパラレルワールドを画策していたラスボス(ライダーシリーズにおける元祖ゲームマスター)が、もう一度世界をリセットして新たな戦いを始めようとしたところ、「もうやめて、私のことはいいから。お兄ちゃんがこれ以上傷ついて、他の人を傷つける姿は見たくないから」と妹の魂に癒された結果、ようやくやり直しを重ねたライダーバトルが終了するという終わり方。

この「龍騎」のパラレルワールド、「好きな相手の死を阻止するために世界のやり直しを繰り返す物語」という要素に触発されたのが「まどマギ」であり、その脚本家がライダーを描いたのが「鎧武」という筋書きもあるのですが、
エグゼイドも、「龍騎」との関連づけが強い作品だ、と改めて語ってみたり。

なお、龍騎の翌年のファイズ映画では、「敵の怪人組織が勝利した未来で、生き延びた主人公周りの人間がレジスタンス活動を展開する」という世界観。
この時期(今から10年ぐらい前)のライダー夏映画は、テレビの視聴者を驚かせたり愕然とさせる衝撃的な仕掛けがいっぱいありました。まあ、最近は「夏映画→一月後に最終回」ということで、テレビのクライマックス展開に影響しない程度のおとなしい流れだったのですが、今年の夏映画は「龍騎」的な衝撃展開も有り得るな、と期待しています。

まあ、テレビの方も衝撃展開に期待ですが、夏は高校野球で興が削がれるからなあ。8月に番組終了だと、最終回の数話前から視聴がイレギュラーになりそうで、そこが心配。

★ドライブ

これも、テレビ本編は実際に見てもらうとして、夏映画の思い出をば。

ドライブの夏映画は、「崩壊後の未来から、泊さんの息子がタイムスリップしてきて、世界の崩壊を食い止めるために諸悪の根源であるクリム・スタインベルトを倒して欲しい、と訴える」ところから始まります。
ベルトさんが実は悪の黒幕だった? という驚きに応じるように、テレビでも生前のクリムの姿を模したロイミュードが出現し、ラスボスに協力する姿を見せます。

「未来から崩壊を止めるために来た戦士」という設定はターミネーターだし、「未来から来た息子」という設定はバックトゥザフューチャーということで、いろいろSFオマージュの強い映画だったわけですが、
劇中では、泊さんが泣く泣くベルトさんを破壊するシーンが前半のクライマックス。そのために変身できなくなったドライブ。彼をフォローするために、マッハやチェイサーの活躍も描かれ、それまで映画では不遇だった彼らのフォローが為されます。
また、ベルトさんを使った通常変身ができないために、代用のベルトを用意してドライブの別バージョンを見せてくれるのもポイント高し(プロトドライブ仕様とか、マッハのベルトの流用とか、急場しのぎのアイデアが素晴らしい)。

平成ライダーは、番組終了後も客演のために、変身能力を失わないのがデフォですが、たまにそうでない作品もあります。
2期だと、Wは活動を続けており、今も現役。
オーズは変身に必要なメダルが破損したために変身できず(メダルの修復のための探索行の最中。冬映画では、未来から修復されたメダルが帰ってきて一時的に変身)。
フォーゼは変身不能。冬映画では、過去の自分からベルトを借りた。
ウィザードは現役活動中。
鎧武は、神様となって異星に旅立った。だけど、神様なので事件のたびに、あっさり戻ってきて、その都度、奇跡を起こして、「さすがは神様」と本編およびファンから言われる。
ドライブは、ベルトさんを封印して、変身不能なんだけど、タイムスリップとか、前述の神様の奇跡とか、いろいろと理屈をこじつけて変身を果たしてたり。
ゴーストは、幽霊じゃなくなって変身できないはずなのに、何故か普通に変身を続けてますな。タケル殿が生身に戻っても、未だにゴーストとして健在なことが、すでに頂上現象だったり。ゴーストの場合、神様以上に理屈を考えても仕方ない作品のような気がします。せめて、「英雄を想う気持ちが強いため、今でも力を貸してくれる」「アランとの付き合いで、異界との接触が保たれているから変身可能」と劇中で理屈が語られているなら、納得もできるのですがね。あくまで脳内補完。

さて、パラドを失ったことで変身不能になっているエグゼイドでは、今後どうなるのか。
まあ、パラドの役者はまだ出演が終わったわけじゃないので、復活するのでしょうが、そこにどんな理屈が付けられるのか、期待しつつ。

★カーズ

目のデザインについては、面白い視点だな、と思いました。

日本人の場合、「見立てる」という文化があるので、「ヘッドライトを目に見立てる」ことで生まれるデザインが普通なんでしょうね。

ただ、アメリカでは、「機械デザインには機能性を優先する」考えが強くあって、「ヘッドライトは光を放つパーツ。目が光を放ってしまえば、視界が確保できないはず」と機構的に考えてしまうのかも。
あと、「光る目」という外見に、一種の魔物的な印象を抱いてしまい、格好いいよりも恐ろしさを感じる可能性もありますね。

この辺は、「洗脳状態」をイメージした画像があって、日本のコミック、アニメとかだと「目の光が消えたベタ塗り状態」で正気の喪失を表現するのに対し、向こうの作品だと「赤や白に光る目」というのが操られた証、と。
つまり、アメリカンなデザインだと、「ヘッドライトの光る目」には人間性を感じない、ということなのかな、とも。

逆にフロントガラスは、本来、運転手の顔が収まるスペースなので、人間の表情を示すのに適切な場所と言えるのかも。

にわかなデザイン考察比較論ということで。

Re: 7月のスレッド(2017) - K.K

2017/07/26 (Wed) 16:33:03

 NOVAさん、どうもです。

●コードM

 誘拐しての臓器摘出・売買という深刻なもので、話としては面白かったんですけど、最もキャラ立ちしている男、鯨岡の関与がどうも窺えず、後半に入ってまだドラマの周辺固めだと思うと、ちょっとがっかり。しかし、どうも官民の中枢に巣食った悪の関与が匂わされている点からすると、真のラスボスが見え隠れし始めたと考えると、予想外の展開ということで、どうなんだろう、次回以降に見えてこないかな、という期待感も起こってきます。

 冒頭に出てきた男が、夜遅く徘徊している未成年をクレープで気を引いて、スタンガンで気絶させる。そのまま担いで去る。うーん、これで不審がられないというのが、コードM世界の治安やモラルの荒廃ぶりを物語っているような。

 で、なんでそんな強引な誘拐・拉致をやっていたかというのが、次の手術シーンということですね。つまり、臓器の強奪と故買。そのことは、K-13の御崎に報告が上がっており、ホームレスや家出少女が多数犠牲になっていたわけですか。しかし、警視庁も把握していたものの、捜査が中止させられている。上層部の臓器故買側での関与が疑われるわけですね。臓器はどうやら政財界などの大物、金持ち、その親族の治療に使われているらしい。

 これで、ちょっと首を傾げてしまう点もあって、ITではロビンみたいな未来的AIがほぼ完成しているのに、バイオでは未だに臓器移植に頼っているのが解せません。今どき、誰でもiPS細胞は知っており、それ以前からあり、倫理面で問題の多いES細胞も知っている。「どんな組織にも化ける」わけで、既に治療にも使われるレベルに達したものもあります。臓器故買というのが、ちょっとアンバランスな設定のように感じました(ふと、オルモスもSF設定のバランス悪かったのを思い出したりしました)。

 それはさておき、左文字が上奏するシーンに移り、左文字がK-13の合法化と中央警察(米国でいえばFBIみたいなものだろう)の設立を狙っていることが明かされる。ただ、裏の事は裏で内々に処理というのは変わらないみたいですね。この辺り、今までのエピソードの個々の事件などから事情が窺える面があるものの、全体像としてははっきりしません。そのため、左文字がやけに焦っているだけにようにも見えてしまいがちです。

 鯨岡のエージェント:ガイコツはこうした動くを逐一記録しては、鯨岡の秘書を通じて情報を流している模様。こういう鯨岡を潰すのとは関係なさそうな情報までせっせと集めているのはどうも変だなと思ったら、隠れ蓑に使った警視庁が、鯨岡を処理する方向で動き出したかららしい。秘書が「もう身動き取れません」と言ってますから、相当に状況が厳しいんでしょう。鯨岡としては打開の手がかりをなんとしてでも掴みたいんでしょうね。

 そういや、鯨岡も何らかのプランがあったんですよね。そのための土地買い占めというのが、シリーズ序盤で描写されていました。それが何か分からぬままに、プランが妨害されていて、いったい何について鯨岡と警察が争っているのか、蚊帳の外に置かれて眺めている気分になったりします (^^;。

 今回の話は人間関係もややこしそうで、御崎が「おばさん」と呼ぶ女性は、「(御崎の結婚)相手が決まったら連れてくるのよ」と言ったり、飯食わせたりしているところから、親族の伯母/叔母で、どうも親代わりくらいの立場のようです。その「おばさん」の息子が、今回の事件で臓器違法摘出・移植に手を染めた飯島であるらしい。ということは、K-13の御崎と主犯の飯島は実の兄弟に近いほど親しい従兄弟同士か。

 CM後はミラージュのデート話で、NOVAさんの仰る通りの、任務>>デートという仕事オンリー、相手の気持ちはお構いなしですね。仕事柄、任務が入ったら仕方ないものの、きちんと連絡して、後で埋め合わせとかするもんですよねえ。その後、ミラージュは誘拐・拉致実行犯の車で待ち伏せして、実行犯をいとも容易く射殺と。後処理に来たK-13を率いていたのがサンダーで、一瞥してプイっと踵を返すミラージュの素振りからすると、サンダーと相性よくないのかなあ。

 一方、御崎は飯島に直接会い、臓器故買を問いただすと、飯島はあっさり認める。臓器需要の多さや、人間の価値の差などを説いて、抱き込むつもりらしい。もちろん、そんな屁理屈が御崎に通じるはずもない。ミラージュが朴念仁なら、御崎は硬骨漢ですからね。飯島の詭弁はかえって御崎を怒らせる結果に(そうでなくても、殺害処分は決まってたんだろうけど)。御崎が拳銃を構えて撃つか、と思ったところを抑えたのがスモークで、代わって撃つ。

 御崎が左文字のところに報告に来ると、左文字が事情を少し漏らす。西南医科大学付属病院院長が、実は(おそらく)黒幕で、飯島の非合法臓器移植がばれると、出世とかに差し障るので始末をつけた、ということのようですね。で、左文字は前の非合法活動の議員と同じく、今回の非合法活動の院長の弱みを握ったと。

 なんとも、あっちもこっちも腐敗臭のする、どこを見てもほとんど救いのない話でした。唯一、スモークが御崎の心情を思いやって、代わって射殺したことが、せめてものエピソードだったでしょうか。

●仮面ライダーエグゼイド

 やっぱりパラドは生きてたよ、で始まり、パラドとエグゼイドでクロノスへ怒涛の攻撃、叩きのめして完全勝利か、というとことで、クロノスの奥義(?)リセットが炸裂、とやはり先の展開が読めるようで読めない流れになってますね。

 冒頭、クロノスと対決に来た大我、貴利矢、黎斗、飛彩ですが、ポーズを封じるハイパー無敵がなくては、形勢不利。正確には、どのライダーも10秒間なら使えるんだけど、それでは反撃の糸口がつかめない、といったところですね。歯が立たないだけでなく、4人はクロノスにガシャットまで奪われてしまう。

 一方、ポッピーにパラドのことで問い詰められる永夢ですが、期待通り(^^)V、パラドを復活させる。そこからポッピーの説得とか、いろいろあるものの、死の恐怖を実感したパラドは考えを心底改め(喜怒哀楽の感情が揃ったような印象でもあった)、エグゼイド(永夢)との共闘を承諾、正宗クロノスとの決戦へ赴くと。

 途中、ジョニー・マキシマ社長が正宗クロノスへの電話だけ、しかも声なしで出てきてましたな。どうやら、正宗に特注のガシャットを注文していて、それがようやく完成したらしい。たぶんこれって、劇場版へつながる話なんだろうな。

 ちょっと分からないのが、ニコのゲムデウスのウイルスによるゲーム病は、ゲムデウスを倒さなくちゃ直せないはずと思うんですが、なぜかクロノスのガシャットさえ破壊すればいいみたいな流れになっているらしい点です。この後、リセットが発動して、ニコのゲーム病もリセットになるので、その辺りは曖昧にしてあったのかな。うーん、どうも納得しにくい。

 それはそれとして、勝ち誇るクロノスの前に現れる、エグゼイドとパラド。最終決戦の感じですが、この組み合わせだとクロノスに勝ち目ないのでは、ハイパー無敵が制限時間なしなんだし、と思ったら、やっぱり結局ボコられてる。なんで正宗クロノスは、やられるまでは自信満々なんだろう。勝算を考えたり、学習しない性分なんかしらん。

 ガシャットが破壊され、ボロボロになって這いつくばる正宗(もうクロノスじゃない)ですが、我を失うほどの怒りを見せたと思ったら、目がオッドアイになって光り、DNAらしきらせん構造がピカピカする。なんじゃろうと思ってると、正体不明のオーラを全身にまとって、リセット発動。

 リセットは時間が巻き戻るんじゃなくて、状況が変わるみたいですね。みんな、戦闘の続きと認識していて、ハイパー無敵だけなかったり、クロノスのガシャットが元通りに復活したりしている。そして次回に続くと。

 次回は、グラファイトが焦点となる回で、かつゲムデウスも出現するようですね。ジョニー・マキシマらしき男もちらっと出たり、さりげなくニコのライドプレーヤーも出てた。ニコ、どうやらリセットで治ったらしい。

●仮面ライダードライブ

 なんと申しますか、先週ラストは「ドライブ死んだ、えらいこっちゃ!」で、予告からは「いったん、ドライブの弔い合戦か?」と思ったんですが、そこから続く今週の2話は、今までのあれこれ含めて怒涛のごとく解決という、非常に速い展開でした。

・第33話:だれが泊進ノ介の命を奪ったのか

 冒頭は、先週ラストの続き、倒れ伏す進ノ介と勝ち誇る001。世間にもそのことがぱっと広まる。ベルトとブレスレットが外れない進ノ介が安置された遺体安置所で、悲しみに暮れる特状課の面々。

 こうなると、ドライブの拠点として設立した特状課は用済みなわけで、本願寺課長は淡々と自分のデスクの荷物整理を始めてしまう。課は解散ということなんでしょうね。そこへ、駆け込んできて、真影がどうこうと大騒ぎする仁良課長ですが、本願寺課長も辛かったわけで、ブチ切れてしまう。

 一方、上級ロイミュードらの本拠へチェイスが乗り込み、マッハの記憶操作の針の解毒を試みるが阻止され、001とチェイスのバトルへ。そこへマッハが001の加勢に入る、と見せかけて、ブレンからタブレットPCみたいのを奪い取り、チェイスを連れて逃げ去ると。なるほど、マッハも針が効かない体質だったということですね。そのタブレットPCに入っているのは、ロイミュードのことが全て分かるというAIらしい。

 マッハの狙いは最初からそのAIだったわけですが、ドライブを助けられず、犠牲にしてしまったことを悔いるあまり、錯乱するマッハ。そこはこの間から先輩格の威厳を見せるチェイスが「お前も仮面ライダーだ」と一喝して落ち着かせると。チェイスはボケたり(誰も聞かなかったからだ)、カッコよかったり、もとい、ツッコんだり(仮面ライダーだ)と、キャラがころころ変わりますな(^^;。チェイスは去り際に、ベルトさんがドライブに何かしたらしいとの示唆もすると。いろいろとドラマの要になってるようです。

 マッハは霧子のところに現れ、平謝りですが、霧子はあっさり許す。もともと、怒ってはいなかったんでしょうね。で、マッハはそれだけじゃなく、進ノ介救命に関する情報で、折しも(いつもタイミングがよい ^^;)特状課では進ノ介が死亡していないことを察知、復活の作業を進めており、マッハのもたらした情報で準備完了。

 で、なぜか「トライドロンを時速200kmで走らせれば復活」という謎条件がついており、霧子運転で試みる。このシーン、なんだかバックトゥザフューチャーを思い出しました。そこへ001が現れて妨害、チェイスが阻止に入るも001の力が優り、疾走するトライドロンも吹き飛ばして炎上。ここで001が、「やったか?」とフラグ台詞言うかと思ったら、そんな間もなく、進ノ介がトライドロンのドアを開けて降りて来る。

 うーん、溜がないな。死んだ次の回で復活だし。しかし復活しただけでなく、タイプ・トライドロンも手に入れてパワーアップというわけですね。このタイプ・トライドロンは進ノ介とベルトさんの融合みたいで、操作主体がどちらかになるわけですか。本来の大きな目の上にちっちゃい筒みたいのがあって、つい筒のほうが目に見えてしまいます。

 でまあ、超進化体001も、ドライブ:タイプ・トライドロンの敵ではなく、あっさりやられてしまうけど、今わの際に「父の仇を信じて喜ぶお前は実に滑稽だ」云々と、意味深な言葉を残して消滅すると。001は初登場時には、最終回の後まで生き残りそうな風格を感じたんですが、悪行を始めてから倒されるまで、割とあっけなかった印象です。

・第34話:だれが泊英介の命を奪ったのか

 ドライブは復活、マッハは復帰、チェイスも前に記憶を取り戻して人間サイド、となって、ようやくドライブチームのメンツが揃って安定してきたわけですが、001の最期の台詞でドライブ(進ノ介)の父親:英介殺害の謎が残されたわけですね。

 で、なぜか警視庁科捜研に盗みが入り、盗人ロイミュードがちょろちょろしている。バトルぶりはかなり卑怯で、バックにはグレンがいる。そのロイミュードが盗もうとしたのは、ドライブの父親が殉職した原因となった銃弾絡みであるということですか。

 特状課では、なぜか仁良課長が仕事熱心で、真影=001の記憶操作が解けてきて、あちこち大騒ぎだとか言い出し、その後、なぜかきりっとなって、ドライブにはっぱをかけ、ドライブの父親を尊敬していたとか、手のひら返しなことまで言いだす。予習がなくとも、「仁良課長、おかしいだろ。何か隠してるだろ」と分かる豹変ぶりです。

 でまあ、ドライブ復活という状況を喜んでるのがハートなわけで、さっそく超進化したくて超重加速まで用意してバトルを仕掛けて来るけど、そんなことをしている場合ではない。

 マッハは復帰と申しましたが、偽って寝返ったロイミュードから離れただけで、ドライブ復活の鍵をもたらしたものの、まだ気持ち的には吹っ切れておらず、ちょっと離れてうじうじしとりますな。

 一方、盗人ロイミュードは科捜研の課長を拉致、ドライブの父親を撃った拳銃と弾丸を見せ、思い出させようとしている。科捜研課長が思い出したのは、逮捕された犯人の拳銃と弾丸が一致しないということ(線状痕でしょうな)。だとすると、誰が撃ったんだとなりますが、それが仁良課長ということでしたか。盗人ロイミュードの一連の行動は、12年前の事件の真相を隠すため、仁良課長につながる証拠を隠滅するためだったと。

 仁良課長の動機が何だったかというと、優秀な警察官であったドライブの父親:英介に対する嫉妬でしたか。嫉妬のあまり、英介を撃った仁良は、001に負の感情を見込まれ、スカウトされた(けど、やっぱり役立たずで見捨てられたわけか ^^;)。しかし、英介の子、進ノ介にも父親譲りの高潔さをみて、また嫉妬していた。

 001は前回退場しましたが、仁良は逮捕寸前でブレンに助けられ、連れ去られたわけで、仁良はまだうろちょろしそうです。仁良が撃った、証拠の拳銃も見つかりませんでしたしね。嫉妬に燃えやすく、しかもそれがあまりにも強いわけですが、これがブレンの超進化の鍵になりそう、というところで次回へ。

●次期の仮面ライダーなど

 NOVAさんのまとめで、いろいろ分かってきました。私が興味が乗ってるときにタイミングよく、しかも私が知らなくて、面白がりそうな点をうまく選んでもらっている感じがします。うーん、あの当時、特撮系にも少しは視聴時間を割いとけばよかった。どう考えても、(深夜)アニメにハマり過ぎてましたな。

・劇場版とTV編との関係
 なんとなく、TVの外伝としての劇場版のようなイメージがあったんですが、そんな単純なものではなく、TV本編が終わる少し前の夏映画だけでもいろいろパターンがあるわけでしたか。

 異世界に行く、TV本編に挟まるようなエピソード、イフ的な平行世界、TV最終回のその後、などがあるわけですね。TV本編を熱心に観ていた場合に最も嫌な(^^;、「最終回は劇場へどうぞ」はないようで、ちょっと安心かもです。

 断片的、あるいは途中まで観た記憶がある平成ライダーものはいくつかあるんですが、そういう中途半端な観方ですから、劇場版がどうしていたかなんて、分かるわけもなかったのでした。今回、ようやく理解できはじめた感じです。歴代ライダー集結のために、いろいろ苦心惨憺な様子などは今回初めて知ったんですが、なかなか面白い(^^;。歴代シリーズ通してよく観てる人だと、ニヤリとするものが多々あるんでしょうね。

・仮面ライダービルド
 公式の発表はまだまだな感じのようですが、ネットではファンの予想や断片情報の整理などで、急速に情報が出揃いつつあるようです。

 多彩なライダーになりそうなのは、「フルボトル」というのが変身後のタイプを決めるらしいのですが、それが15種もあること。しかも、NOVAさんがご指摘になった通り、2つ組み合わせてだそうで、計算上は210種あることになります。

 まあ、そんなに多数のタイプは出さないと思いますが、多彩な戦闘スタイルを楽しめそうな予感はします。(もちろん、おもちゃ的にもメリットは大きいだろう ^^;。)

Re: 7月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/07/29 (Sat) 12:48:14

夏期の週末書き込みその2。

★コードM

「鯨岡の差し金による連続爆弾テロ事件」を解決する話。

K13による妨害活動に業を煮やした鯨岡が、いろいろと画策するのですが、左文字さんは鯨岡の威力交渉に乗ったふりをして、事件解決後、ますます鯨岡を追いつめるタヌキ親父っぷりを披露。
何というか、左文字さんの「目的(警察権拡大法案成立)のためには犠牲をいとわず、それすら利用しながら平気で相手を欺くダークさ」を見た真面目な御崎さんが、腹の底で反発してるような演技に、そのうちK13内部で内紛でも起こりかねない不穏さを感じたり。

鯨岡の方も、このままではいないだろうし。

という背景事情はさておき、この回は爆弾魔の逃走アクションが非常に力入っていて、アクションに期待を寄せる者としては、十分堪能できました。
元オリンピック候補な体操選手という前歴を活かし、街中をアクロバティックな動きで逃げ回る犯人。
サンダーさんすら翻弄され、追うミラージュの方もなかなか仕留められずに、ひたすら超絶アクションで繰り広げられる鬼ごっこ。
バトルアクションではなくて、逃走アクションがこれだけアクロバティックで面白い映像になるとは。

これまでのコードMのアクション活劇の中で、一番手が掛かって楽しかった回だと思います。

ところで、今回、残念に思ったのは、アジフライ定食屋のシーンがなかったところ。前回のデートすっぽかしのその後が知りたかったんですが、それは先送りされた、と。
例の娘さんは、ミラージュのことを諦めるのか、それとも俄然闘志を燃やして猛烈アタックを開始するのか。
本編ドラマとは関係なしに、この報われない(?)日常恋愛劇の動向を見守りたい、と。

★エグゼイド

パラドが生きていて、反省し、エグゼイドと共闘。面白かった。
クロノスのリセット技発動。何が変わったかは、次回で詳細が語られる、と。

>ゲムデウスとクロノス

本来のゲーム(仮面ライダークロニクル)では、ラスボスのゲムデウスを出現させる条件として、3体の上級バグスターを倒す必要がある、というものでした。

また、ゲムデウスに対抗するための隠しキャラとして、クロノスの力があったはず。

その後、クロノスがゲームの管理者として敵に回ったので、それに対抗するために、永夢たちはハイパームテキを用意し、一方でバグスターのグラファイトはゲムデウスの力を取り込んだ、と。
もっとも、グラファイトがゲムデウスの力を完全に制御できていないために、クロノスを倒すことができず、結局、現状ではハイパームテキだけがクロノスに対抗できる手段になっていた流れ。

ハイパームテキはクロノスに対して有利に戦えるものの、それだけでトドメを刺すには至らない。ギリギリのところで、クロノスは逃走するわけで、永夢一人では完全に倒せない状況。
その後、飛彩さんのレベル100タドルレガシーと共闘したものの、クロノスがアイテム効果で攻撃をガードし、またも逃げられたので、今回、パラドとの共闘で、ようやく相手の逃走を防いで追い詰めることができた……と思ったら、リセットですか。しぶといなあ、クロノス。

リセットは、政宗社長の体内のバグスター因子が命の危険に際して発動したようで(社長は、永夢同様に初のバグスター患者だったという設定が明かされ、永夢に匹敵する超常能力を発揮できる)、これによって「ハイパームテキが消失」「破壊されたクロノスの変身アイテムが修復」という現象が確認されたわけですが、他にもリセットの影響があるようで。

ニコのゲーム病については、クロノスの指定した条件が「パラドを倒せば治してやろう」だったので、永夢が一度パラドを倒してみせたわけですが、それでもクロノスはニコを治してはくれなかった。
この時点で、ゲームのルールを恣意的に操ることのできるクロノスを何とかしないと、「本来のゲームのルールがいろいろ歪められてしまう」「ニコを助けるために、ゲムデウスを倒すにしても、まずはクロノスの妨害を排除しないと」という流れだったんじゃないかな、と思いますね。

まあ、この顛末は明日の放送を待つとして。

★ドライブ

001倒して、仁良課長のシーフロイミュードを倒せば、第3クールも終了ということで、いよいよ最終シーズンの第4クールですね。
第3クールでは、ハートやメディックが割とおとなしかったですが、ここから彼らの超進化に至るドラマが掘り下げられていき、「ロイミュードは悪じゃない。彼らを作った人間の中の悪性を、ロイミュードがコピーしてしまったのが事件の背景にあった」ことが明かされます。

そして、ロイミュードが悪化する原因を作ったのが、剛の父親である蛮野博士ということが判明し、ここでドラマのメインの主役が泊さんから、剛やチェイス、ハートといったキャラに変わっていく、と。
泊さんのドラマは、第3クールで一通り解決したので、ここから先は、「ヒロインの霧子との恋愛劇」がメイン。まあ、大筋として「父と子の関係性」にスポットが当たる形で、泊さんの方も劇場版で「未来から来た息子との邂逅」を通じて、未来の妻である霧子との関係を強く意識することに。

そして、最終回後の冬の劇場版で、晴れて霧子との結婚エンディングを迎える、と。

★劇場版

現在、ライダー映画は年3回。冬、春、夏の季節に公開されています。それ以外に、最近は主役以外のサブライダーにスポットを当てたオリジナルDVDが作られたり。

で、番組のローテーションが秋に始まって、夏でほぼ最終回という形なので、それぞれの季節の劇場版も役割が異なることに。

・冬映画

夏に終わった前作の後日譚と、秋から始まった新作のカップリング。

「最終回は劇場へどうぞ」という展開は、最初の冬映画となった『仮面ライダーディケイド&W MOVIE大戦』でやりました(当時は、テレビの最終回に非難轟々)。
ディケイドの最終回は、「これまでの平成ライダーの各世界を破壊する役割を帯びたディケイドが、ライダーたちを倒さずに共闘してしまったことで、並行世界の基軸そのものが破壊されそうになり、それぞれのライダー世界を守るために平成ライダーたちがディケイドに襲いかかる」という幕切れで、劇場版に続いた次第。

元々、平成ライダーは各作品が独立した構造で、昭和ライダーのように先輩ライダーが後輩を助けに来るという展開はなかったのですが(最初のクウガと2作目のアギトの初期設定に関連性があるぐらいで、それぞれ別物語として展開)、
8作目の「時間移動をテーマにした仮面ライダー電王」で、その原則が一部崩れ、電王と次作のキバが春映画で共演します。

そして、世界の破壊者と言われる10作目のディケイドで、平成1期が終了し、次作のW以降の平成2期からは、「旧作ヒーローと新作ヒーローの共演」が定番化。今に至る、と。

ヒーロー世界の大きな流れとしては、海外でアイアンマンを始めとするアベンジャーズが劇場公開される中で、日本の仮面ライダーや戦隊、ウルトラマンなどの各作品も、シリーズをまたぐヒーロー共演ものが見直されるようになったということですね(昭和ヒーローでは当たり前だったことですが、平成とくに2000年以降は、各作品の世界観を崩さないためか、ヒーロー共演は途絶えていた。それが2010年前後で共演復活の流れになった、と)。

結果、冬映画は、前作最終回後の後日譚と、1クール終了時期の新作の仕込みを混ぜた、見応えのある映画になっていたり。

・春映画

こちらは、戦隊シリーズの新作とライダーのカップリング映画が多いですね。まあ、どちらかといえば、ライダーがメインで、戦隊がおまけな作品が多いですが。
毎年、どういう作品をするかバリエーションが多く、劇場版では当たり外れの多い内容。まあ、ヒーローが多数登場する「寄せ集めのお祭り映画」という評価が無難でしょうか。

ヒーロー同士がつまらない理由で互いに戦って、犠牲者なんかも出したりしながら、適当にドラマ展開しているうちに、戦いの裏に潜む巨悪の存在が判明し、最後は力を合わせて悪を倒してめでたしめでたし、という「平成ライダー1年間のライダー対決迷走ドラマをわずか2時間ぐらいで詰め込んだ内容」。

・夏映画

ライダーにとっては、最終回前の大イベント、一年間の総決算という形になります。戦隊と同時上映ですが、物語は別々。そのため、単独のヒーロー作品として、他のヒーローを交えずにじっくり描ける唯一の劇場作品ということになります。

ヒーロー共演劇ではありませんが、まあ、今のライダーは一作品でも複数ライダーが登場するので、バリエーション豊かなヒーロー活劇にはなりますね。

作品傾向としては、前回に語っているので割愛。

★火曜ナイトドラマ

8月から放送する作品が、女性フィクサーが政治家や有名人のゴシップをもみ消す裏稼業事務所を経営する「スキャンダル」。
枠が続いてくれたのでラッキーと思いつつ、作品への興味はあまりない。ただ、今作は7話完結なので、9月には終了予定。これで、10月からの新番組に期待できます。
まあ、秋の番組大改編に向けての調整期と認識。夏は忙しいので、ちょうどいいかな、とも。

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