創作と鑑賞の談話室

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8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/01 (Tue) 00:03:56

 8月の雑談スレッドです。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/02 (Wed) 13:32:29

 NOVAさん、どうもです。

●コードM

 切羽詰まった鯨岡が爆弾魔を動かし、かつその情報を警察側に渡して己の利を図ろうとしたものの、かえって特権はく奪の上、何もない独居房に放り込まれる。急に鯨岡が弱くなったかのよう、代わって左文字が横紙破りになってきたかのような印象の回でした。

 冒頭、鯨岡の秘書が弁護できなくなったと鯨岡に切り出す。警察(左文字?)に手を回されて、弁護士資格を停止されたみたいですね。そこで、配下の桜丘由比が手なずけている爆弾魔を使うことにしたと。鯨岡、恐怖こそが抑止力となるとか言ってますから、この時点で恫喝目的ということが明かされてましたね。

 そして用心狙いと思しき連続爆破事件が起こると。スポーツ関係者が狙われ、開催予定だったオリンピックに反対するテロらしいとなるわけですが、犯人が元体操選手だったということですね。体操選手として道を断たれたのは自業自得のドーピング違反なんだけど、逆恨みしたと。

 後のミラージュとの追跡&バトルを見て思ったんですが、街中をアクロバティックに駆けていくというスポーツ(というか遊びというかパフォーマンスというか)ってあったなと思い出しました。名前を思い出せなくてネット検索してみると、「パルクール」でした。今回のゲスト敵を演じた役者さん、もしかしてパルクールやってたりするんだろうか。

 それはともかく、3件目の爆破がなんとか防げた時点で、鯨岡の秘書が左文字にコンタクトを取って来る。鯨岡の待遇及び秘書の弁護士資格保証と引き換えに、左文字が欲しい警察権拡大を手助けする、さらに爆弾魔の正体を教えると言ってきたわけですか。やはり爆弾魔は最初から使い捨て利用のつもりだったということですね。秘書だけの独断で、そんな交渉はしないでしょうから、鯨岡から使うべき交渉カードは指示されていたはず。

 K-13は爆弾魔が失脚した元体操選手であることから、折しも開かれていた大きな体操競技会を爆弾魔が狙うと踏んで、警戒に当たっていると、どんぴんしゃで爆弾魔が来る。そこからの追跡劇が今回の見どころでしたね。アクロバティックに駆けまわる変化がなかなかのものでした。

 いったんはサンダーが爆弾魔を取り押さえるものの、爆弾魔は所持していた爆弾を爆発させ、再び逃走、そこからは、ようやく現場に到着したミラージュが追跡。さっきと違って、ミラージュは拳銃を発砲、爆弾魔は小型爆弾や重量物投擲で応戦しつつという、いかにもバトルらしくなってきました。

 二人は3次元的に駆け回り、最後はビル屋上でミラージュが爆弾魔の足を撃ち、動きを止める。シーツを干してあるため、爆弾魔は自分が見えない=撃たれないと油断したんでしょうね。動けなくなった爆弾魔は自爆を試みようとしたようですが、脅す意図があったのか、一瞬ちゅうちょしてしまい、そこをミラージュが眉間を狙撃してバトルエンド。

 牙狼のバトルとの比較になりますが、接近して丁々発止のバトルを見せやすい剣と違い、銃撃ではどうしても距離を置いて、当たったら負けとなってしましいます。単調になりやすいですし、手に汗握る緊張感を持続させるのも難しい。やっぱり銃のバトルは剣より見どころが少ないかなあと思ってたんですが、今回みたいな工夫があったのかと、ちょっと意外な嬉しさを感じました。

 公けには「爆弾を所持する連続爆破テロ犯人を追跡して射殺、その際、市民を守って警察官が1名殉職」ということで、左文字としては願ったりかなったりの展開だったようです。一方、鯨岡は暗くて狭くて何もない独居房へ移動させられる。用済みだし、放っとくと要らんことをするからということなんでしょうね。

 なんだか、悪役がはっきり入れ替わったような印象も受けた回でした。鯨岡側から仕掛けたとはいえ、それを利用した警察の自作自演に近いですからね(ひいては、コードMが現実のある種の法を念頭に置いているようにも思えて来る)。もっとも、これで鯨岡が腰を据えなおして反撃してくる展開になるかな、という期待もあります。

●仮面ライダーエグゼイド

 ずっと「ハイパー無敵」と書いてたんですが、ネットで調べてみたら「ハイパームテキ」と全てカタカナ書きでした。重要設定の名前なのに、全然知らなんだorz。

 気を取り直して。悪ながらブレない信念のグラファイトがなかなかの漢という好印象、いよいよラスボス中のラスボス然としたゲムデウスの登場が好感度ポイントですが、一方、リセットには新機能セーブで対策と、ゲーム改造でルールひっくり返す勝ち方には不満もあったりしました。

 冒頭、ジョニー・マキシマ社長と正宗クロノス社長が会見、リセット発動のせいで商品開発が台無しとなり、両社の関係は決裂と。ここもTV編の歴史と劇場版の歴史が異なるポイントであるようですね。劇場版はおそらく、正宗クロノス開発のガシャットがゲムデウスにつながった場合の歴史なんでしょう。

 リセットで時間が巻き戻るというのは、ゲーム内時間だけみたいですね。だから人間はそのまま、ゲーム的なガジェットのみが元に戻ると。ハーパームテキもなくなったとなれば、グラファイトのゲムデウス能力が頼りということで、永夢・パラドがゲムデウスの許に向かうと、おそらくは同じことを考えた正宗クロノスが襲ってくる。

 グラファイトはポッピーが逃し、残ったエグゼイドとパラドがクロノスとバトルになるものの、ハイパームテキを欠いては勝てない。と思ったけど、ポーズ抜きでもクロノス圧勝ですか。うーむ、強さのバランスがよく分からなくなってきた (^^;。

 エグゼイドチームは、永夢らがグラファイトと共闘を主張するも、大我と飛彩(とニコ)がグラファイトを倒すべしで意見が一致、二人はグラファイトと戦いに出て行ってしまう。唯我独尊の黎斗はそんな状況に我関せずで、永夢を使って何かを開発する気らしい(過労死演出はちょっと嫌かなあ ^^;)。そのグラファイトは自分の本分に従って戦うのみという信念で、パラドとポッピーが共闘するよう説得しても応じない。

 となると、ブレイブ&スナイプ vs グラファイトの決戦となるわけで、日の高いうちから戦い始めて、夜になっても戦っている。周りの焚火はいつ燃やしたのか、と思ったけど、スナイプの砲撃で燃えたとかなんだろうな。まあ、かがり火的な演出は嫌いじゃないです(コードMでもよく使ってた)。さらに朝になっても、まだ戦ってる。

 が、スナイプの攻撃がヒット、グラファイトの動きが一瞬止まったところで、ブレイブとスナイプの必殺技が決まり、ようやく勝敗が決する。とどめはニコが砲撃、というところで、正宗クロノスが介入、ポーズを使って皆を停止させるが、ゲムデウスの力があるグラファイトだけは立ち上がる。うーん、立ち上がったはいいけど、もう瀕死の重傷じゃないの?

 グラファイトが立ち上がった理由は、戦いを邪魔されたから。勝敗じゃないということですね。ポーズで止まってるから、聞こえるはずもないけど、仲間バグスターと敵ライダーに声をかける。ふむ、「敵キャラを全うさせてくれた」から感謝ですか。相手には聞こえてないせいで、キザにならずにカッコいい感じです。

 クロノスとグラファイト、双方が決め技をぶつけ、両者吹っ飛んだところでポーズ解除、グラファイトが吹っ飛んだのが元の位置で、リスタートしてニコの砲撃が命中、「これでいい」と言い残して消滅。ということは、グラファイトがクロノスを拒絶して戦闘したことはニコらには分からず、単に命中しただけと見えるわけか。そのポイントも高評価したいところです。誰にも感心されず、功績も知られずに去るとか、カッコいいじゃないですか。

 正宗クロノスはリセットのやり方を覚えたらしく、リセットをやすやすと発動させるも、セーブ機能搭載のハイパームテキに撃破される。いやー、それってほぼ反則に近いんじゃないのか? こんな勝ち方だと、正宗クロノスこそが正義に見えてきてしまうぞ。といったことは些事で、出現条件を満たしたゲムデウスが降臨と。正宗クロノスは悔しがり、なぜか現れたマキシマ社長は喜んどる。えーっと、なんでや? マキシマは策士の正宗すら手玉に取って、この状況まで導いたということ? その狙いは?

 といったことは次回以降(と劇場版)の謎ですね。ゲムデウスが出現してようやく理解した気がするんですが、パラドはゲーム上は倒されたという扱いのようですね。ゲムデウスは上級バグスター全員を倒さないと出現しないはずですんで。前々回~前回にエグゼイドがパラドを吸収したときに死亡扱いになってたのかしらん。

●仮面ライダードライブ

 前回逃げおおせた仁良課長が核となるストーリーで、ドライブ(泊進ノ介)の過去のしがらみ解決の総仕上げといった2話でした。

・第35話:ろう城事件はなぜ起きたのか

 冒頭、いきなり特状課立てこもりシーンで始まり、仁良課長がドライブに拳銃を突き付けていることから、前回、悪事を暴かれて逃走した仁良課長がドライブを人質にして立てこもったのかと思ったら、そうではなかった、というのが後で明かされると。こういう作り、割と好きです。

 20時間遡って、いきさつの話が始まり、倒したはずの泥棒ロイミュード(実はブレンと仁良)が襲って来て、12年前の銀行強盗事件で居合わせた少女が巻き添え(?)で攻撃される。少女は大丈夫そうだけど、このときに毒を打ち込まれたわけですね。

 そのブレンですが、超進化したことで自信がついたのか、メディックに「ブレン様と呼べ」などと、強気に出て、さらに叩きのめしてしまう(吉例と尊んで後で悔いるわけですな ^^;)。それでも、001がいなくなって、またハートに尻尾振る辺りはブレンらしいですね。

 屋上で本願寺課長がドライブと話すという、何かあるときはよくあるシーンが続き、今までは場つなぎと思っていたんですが、「忘れないでください。ピンチのときには我々仲間がいることを」と本願寺課長が訓示した台詞、後できちんと効いてきてました。今まで、同様のことがあったかもしれませんが、今回初めて気が付いた次第。そこへ駆け込んで来る霧子、「仁良課長が会見を開く」と。あれ、警察的、世間的には仁良の悪事はまだバレてなかったのか。ちょっと話の流れを勘違いしてました。

 仁良の会見にはブレンも同席、12年前の銀行強盗事件の主犯が真影(001)であり、裏には機械生命体の暗闘があり、特状課の面々(とチェイス)が関わっていると発表する。特状課に逮捕のため踏み込んできた掲示らに対し、本願寺課長はドライブだけ逃がし、後のメンバーはおとなしく捕まる。チェイス、マッハと協力して事態の打開を図る策のようです。

 逃げ延びたドライブの前に、これ見よがしに現れる泥棒、もとい仁良ロイミュード。そこへチェイスが現れるおですが、どうやらいつになく怒っている模様。チェイスも感情を得て来たということかな。仁良ロイミュードは人格をブレンと入れ替わったりするものの、割とあっさり撃破され、仁良とロイミュードが分離される。と思ったら、超進化体ブレンが姿を現し、チェイスを返り討ちに。

 一方、逃げた仁良を追うドライブですが、なぜか仁良は特状課に逃げ込む。ドライブが踏み込むとなぜか仁良は拳銃を突きつけ自信満々。外ではなぜか素早く事態を察知した警察が取り囲み、マスコミが人質籠城事件として報じ始める。なぜかと言えば、仁良が予め「ドライブが人質をとって立てこもる」と通報しておいたから。ふむ、こういう罠だったか。というところで次話へ。

・第36話:銃弾はどこに正義を導くのか

 立てこもりの部屋には、さらにブレンも現れ、ドライブが射殺される時刻まで予言する。仁良が持つ拳銃は、12年前の強盗事件で進ノ介の父:英介を撃った銃で、一連の事件すべての罪を擦り付ける気満々ですな。当然、ドライブの反撃は予想されるわけで、例の少女に毒が仕込まれているという脅迫を用意している。この毒にはチェイスの治療も功を奏さなず、連れ去ることしかできないが、これが「チェイスが女子高生を拉致した」と世間的には受け取られると。ブレンの入れ知恵はあるんしょうけど、仁良課長、かなりの策士ですな(ただし、才能の無駄遣い ^^;)。

 一方、タブレットAIを狙ってマッハと戦い、撃破したハートですが、タブレットを回収しようとするとタブレット触手のようなものが伸び、昏倒させられてしまう。うーむ、タブレットと侮っていたら、かなり強いじゃないか。さすがはラスボス蛮野ですね。

 この隙をついて、マッハはタブレットAIを奪い返して逃走、そこへ毒に冒された女子高生を連れてチェイスがやってきて、タブレットAIは独の治療を始める。彼我の形勢の逆転ポイントはこの辺りにあると感じました。トラップが一つずつクリアされ始めたということですね。

 特状課では仁良ロイミュードがドライブからベルトさん、シフトカーを取り上げ、外に出たブレンがあることないことを警察や世間に訴える。仕上げは済んだとばかり、テント内に入って特状課内部を写す映像をモニターで見物し始めると。そばにいた警官も全員ロイミュードと、以前から相当な準備をしていたらしいことが窺えます。

 がしかし、モニターは突然消える。特状課室内では、仁良がさんざんドライブを煽って銃を抜かせかけたものの、ドライブは笑い出し、「空間を飛び越えられたら仲間を助けられるのに」と言って、持っていた手錠を投げ捨てる。そして改めて銃を抜いて、仁良に突きつける。そして発砲するも、仁良の脇のポスターに当たる。仁良は撃ち返し、正当防衛成立と大喜び。

 しかし、このときにドライブ側だけから見えていたモニターに女子高生が助かったことなどが映し出されていたわけですね。女子高生の証言してくれたんでしょう、特状課の面々も釈放され、ブレンや仁良のあずかり知らぬ間に、警察は仁良逮捕に切り替わっていたということでしたか。欲を言えば、その状況も描いて欲しかったけど(逆転劇大好きなので ^^;)、仁良の再度の会見で一気に決着をつけるラストのためには、描写省略もやむを得ないか。

 記者会見で事件の嘘のいきさつを得々と語る仁良とブレンですが、件の女子高生を連れた特状課の面々が乱入、本当の事情を明らかにする。慌てて、自らネタバレまでしてしまうブレンと仁良。12年前の強盗事件についても、仁良の英介殺害を公表と。後がなくなった仁良とブレンの悪あがきの戦闘を試みるも、仁良を見捨てたブレンは撃破され、仁良も逮捕される(仁良、逮捕された後だといかにも大物悪役然としていて、なぜか今まで一番カッコいい)。

 かろうじてコアだけ残ったブレンは逃げおおせるも、メディックに見つかり、にっこり笑うメディックに「ブレン様~」と呼ばれながらいじられて悲鳴をあげると。うーん、なんだか普段通りのブレンとメディックという感じがします。

 ここまで観ている範囲では、蛮野(タブレット)がロイミュードに捕らえられていて、今回はドライブ側を助けたことなどから、以降は味方について、ロイミュードとの最終決戦という予測が成り立ちそうにも思えますが、予習では実は蛮野がラスボスであると。一筋縄では終わらせない、なかなかの展開ですね。

●ライダー・戦隊劇場版など

 うーむ、「さあこの後はどうなるか? 気になる最終回は映画館でね♪」は実際にあったんですか。そりゃ視聴者は怒るよなあと思えます。もし私もリアルタイムで感想書いてたら、「なんだよ、それは!」と喚き散らしていたかもしれません(^^;。

 ニチアサの劇場版は春夏秋と年3回だったんですか。なんとなく年2回だと思ってました。正月とお盆シーズンで、半年間隔だと映画作りやすそうな感じがしましたんで。対象年齢を考えると、冬休み、春休み、夏休みがあって秋休みというものはないから、ということになるんでしょうか。

 年3回の中でも、TV編最終回近辺で盛り上がってる夏の劇場版が最も力が入るし、それゆえライダーと戦隊のクロスオーバーもなしで描けるということなんでしょうね。TV編でも最近のは特撮がなかなかのものだし、もっと金がかけられる劇場版だとさらに見応えあるんだろうな。劇場ならスクリーンも大きいし。

 火曜ナイトドラマ枠は、「スキャンダル」(全7回)とのご教示を受け、こちらでも公式サイトなどを見てみました。好みのタイプの作品ではなさそうで、たぶん観ないですが、7回で終わってくれるんなら、2か月以内に次の作品が判明するところだけは評価しようかなと(^^;。

Re: 8月のスレッド(2017) - たさくらたすな

2017/08/04 (Fri) 18:55:10

 たさですお久しぶりです。

 ガンダムビルドファイターズの新作
バトローグの1話だけyoutubeno他、各配信内のバンダイ公式チャンネルで視聴できるのでお知らせがてら。
https://www.youtube.com/watch?v=lJwzEYSAlqE&t=76s

 話としては従来のガンプラバトルにAIによる操作がアシストされAIには歴代作品のパイロットの人格がシミュレートされ
まずはメイジン・カワグチがまずはテストプレイをおこなうという内容で、
公式のによるかなり高度な声優芸が聞けますがアムロ、リボンズとそれぞれに本人(笑)を使うのなら
シャアも池田さんで聞いてみたかったですね〜。(関俊彦さんのシャアも特徴はそれなりに捉えていますが)

 今後の展開としてはガンプラバトルでのGジェネとかスパロボ的なやりとりが期待できるけど、そっちばかりクローズアップすると
ビルダーといった作品自体の主要キャラの描きがおろそかになるのでクロスオーバー系ゲームと黒田さんがどう違いを描くのかも気にはなりますね。

 バリスティックザク。直訳だと弾道ミサイルとかの弾道なので高機動型のさらに上いく長距離推進タイプとかでしょうか、意訳的には軌跡のザクとかになるのかなぁ?

ではでは。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/05 (Sat) 14:30:07

 たささん、どうもです。

 ビルドファイターズ新作の情報、ありがとうございます。ご紹介の「バトローグ」第1話を視聴、そこから調べてみると、ビルドファイターズの新作はも一つあって、「GMの逆襲」となっていました。どちらもTV放映ではなく、ネット配信のみとなるようですね(期間限定でもいいので、最新話無料になってほしい)。

●バトローグ

 10分物で、ガンプラバトルを見せるためのもののようです。過去のMSパイロットも再現してのバトルにするようで、第1話ではシャア、リボンズ・アルマーク、アムロを登場させ、過去の有名台詞に加え、声優つながりもネタとしていました。

 怪獣物でのウルトラファイトのようなものでしょうか。ガンダム1stからのキャラ、台詞を用いるところから、当時からのファン(現在では親世代以上、つまり子供にガンプラを買い与える層)の取り込みを狙っている感じもします。

 シャアを出すなら、池田秀一氏であるほうが雰囲気出るんでしょうけど、なぜ関俊彦氏だったんだろう。調べてみると、関俊彦氏は「THE ORIGIN」でシャア役を演じてますね。それとガンダム物にいくつか出演しているので、声優つながりネタが作りやすいこともあるのかしらん。

●GMの逆襲

 こっちは(たぶん)30分物で、主人公がイオリ・セイのようですから、ビルドファイターズ1stを継承するようです。番組サイトでは「イオリ・セイたちを新たに描く完全新規オリジナルストーリー」となっていますので、1stの後ではなく、リメイクといった感じのようですね。

 トライのその後も気になってるんですが(全国大会直前で終わってた)、GMの逆襲が好評なら、トライの続編も出してくれるのかしらん。しかし、1stを新たに起こすということは、時期的に後になるトライも変わって来るはずなんで、トライの続きも違ってくることになるんだろうか。とりあえずは蓋を開けてみてからですね。

Re: 8月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/08/05 (Sat) 23:39:03

先に、たささん、どうも。

ビルドファイターズのチェックは遅れましたなあ、自分。昨年のスペシャルが確かお盆ぐらいの放送だったので、今年もそんな感じと思い込んでいました。

ネット配信とは思っておらず、時間ができたらチェックしようと思ってたら、盲点を突かれた気分。改めて、情報をもらったので確認してみます。

さて、いつもの話に戻して。

★コードM

スモークこと姫島さんが死んじゃった。ライダーじゃないので、バグスターとして復活したりはしない(はず)。
ミラージュがあれだけ感情をむき出しにして悲嘆に暮れるのも初めて。御崎にとっても姫島さんは大事な先輩でしたが、ミラージュにとってもそうだったんですね。コードネームではなく、ミラージュのことを真一と本名で呼ぶほどの付き合いの深さだったとは。
惜しいキャラを亡くしたなあ、と思います。

というか、この回で、スモークさんが退場するとは思いもしませんでした。

それにしても、鯨岡の洗脳があそこまで強力とは。これはもう、耳元で囁かれたらアウトってことですね。プロ中のプロである姫島さんでさえ、自分の意志に反して催眠音波で操られてしまうとは。

愕然とした姫島さんは、後輩にして最強のライバルと目していたミラージュととことん殺り合って散ることを望んだ形なのかな。そして、人を組織の駒としか見なさないK13の非情さについても警告。

ミラージュとしては、この後、姫島さんを死に追いやった相手へ復讐心を駆り立てられたりするのかな。
その場合、彼の的になるのは、鯨岡なのか、それとも直接「姫島抹殺指令」を与えた左文字局長になるのか。それとも、「組織の駒、戦闘機械」である自分を維持し続けるのか。
何だか、一気に物語が佳境に突入した気がします。

ともあれ、アクション物としては、ミラージュVS姫島さんのバトルシーンは良かったです。

で、姫島さんが散ったので、サンダーさんが再びK13リーダーになるわけですが、ミラージュと不仲っぽいので、K13の崩壊劇につながりそうな予感。

★エグゼイド

グラファイトの格好いいラストバトルと、黎斗の過労死が印象的だった回。

明日の放送見てから、公開が始まった劇場版も見に行く予定ですが、感想も早めに書きたいなあ、と思っています。

★ドライブ

第3クールも終わったようで、いよいよ次から最終クールですね。

本放送中は、劇場版とリンクしたショートドラマが番組終わりに流れていたんですが、再放送だと割愛されるのかな。一応、内容は「未来世界で、泊さんの息子がロイミュードの襲撃から逃れ、現代にタイムスリップするまでの経緯」を描いていたわけですが。

ともあれ、次の話の目玉は、蛮野が悪の本性を現して、ゴルドドライブになる過程ですね。それと、劇場版絡みのネタとして、「悪のクリム・スタインベルト」と「免許習得に励むチェイス」かな。
それと、ブレンとメディックの関係性にも注目するところですね。非常に仲が悪く描写されている二人ですが、それがコメディーだと思わせて、最終的に泣けるドラマに昇華されようとは。

ともあれ、クライマックスで大きなうねりを見せるドラマ展開を懐かしく思い出しつつ。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/09 (Wed) 10:04:28

 NOVAさん、どうもです。

●コードM

 スモークに焦点が当たった回で、しかも退場してしまうというもの。

 冒頭、柔道シーンで体力的には完全に回復していることが窺え、続いてサンダーの尾行を察知して飲みに誘い、鯨岡に拉致されたことを冷静に振り返り、精神的にも完全回復と思える描写でした。ちょっと気になったのは、鯨岡に接触したK-13メンバーを処分したとかいう「M」です。何者なんだろう?

 その鯨岡はというと、警察側がいくら調査しても大した埃が出ず、手詰まり状態。とはいえ、。鯨岡も自由に動けず、拘置所での処遇も悪く、さらに検察で取り調べを受けることになると。前回、警察に裏切られた格好の鯨岡が反撃に出る模様で、ターゲットは官房長官、そのカギになるのがスモークだったと後で明らかになるわけですね。

 官房長官の会見中、スマホから例の音楽が鳴りだし、呼応して動いたのがスモークでした。前に拉致されたときの鯨岡の耳打ちは有効だったわけですか。スモークの襲撃はサンダーがなんとか撃退、しかし御崎は負傷。スモークは(おそらく知らずに?)ガイコツを人質にして外に出ると、車でスタンバイしていた桜丘が拾って逃走と。手回しいいですな。

 車中、スモークは官房長官襲撃を覚えておらず、桜丘から事実を告げられ、車から放り出される。桜丘らとしては、スモークの立場や性分上、秘密は洩らしそうにないし、すぐに死ぬだろうという確信があったんでしょうね。

 ドブネズミの通報を受けたミラージュが鐘ヶ淵の工場に戻ると、左文字からスモーク処理の命令を受ける。このときシーンからは、左文字がまるでラスボスみたいな印象を受けました。ミラージュは左文字の命は素直に受けたもの、鐘ヶ淵から「姫島を撃てるのか?」と問われて、迷いを見せていた感じがありましたね。

 そこからは、スモーク vs ミラージュの対決で、拳銃が基本の対決となりますね。前に銃同士の対決は単調になりがちと不平を言ったことがありますが、かなり工夫したバトルにしてあり、結構見応えがありました。例えば、至近距離で、まさに発砲しようとする相手の拳銃を逸らしつつ、撃ち返すといった戦闘ですね(ずいぶん前に、「グレネーダー」というアニメで見たのと似ている手法)。

 対決前、スモークは非常に冷静に自己分析して、今回のことに至ったのかをミラージュに告げています。催眠的な洗脳を受けたとはいえ、鯨岡の能力の発動を認識すれば何が起こったかは分かるという、かなりハイレベルの認識能力です。そのスモークを以てしても鯨岡の洗脳は防げないわけで、スモークからミラージュへの最期の注意喚起でもあったのでしょう。

 おそらくスモークは対等の条件での対決なら、ミラージュに最後は敗れると思っていたと思うんですが、それでも全力で自分の腕を試したい、どこまでやれるか知りたいとも思っていた印象を受けました。似ていないようで似ている状況を思い出しまして、映画「魔界転生」での、柳生宗矩です。強くなった我が子の十兵衛を見て、密かに「自分より強いのか、自分がまだ若く全盛期だったら勝てるのか」という疑問を持っているのを、悪魔に見抜かれ、魔界の者に生まれ変わって若い頃の体力を取り戻し、十兵衛との決闘に臨むというもの。人並外れて何かに秀でた者の業ですね。

 閑話休題。スモークとミラージュのバトルは互いに拳銃を失って、徒手空拳打撃や関節技の戦いになり、さらにスモークは落ちていたガラス片をナイフ代わりにと、ターゲットを倒すまであらゆる方法で戦い続けろという心得を物語るようなものでした。最後はスモークのガラス片をミラージュが奪って返り討ちで決着。

 スモークは今わの際に、ミラージュの戦いを「それでいい」と評し、自分たちは単なる駒で、不要になれば始末されるぞと訓示(?)し、息を引き取る。それを見たミラージュが叫ぶわけですが、初めて見せた激情ですね。どうやら眠っていた感情が呼び覚まされた気配があります。ただ、悲しんだのか怒ったのか、ちょっと分からない感じでした。

 感情って、自立&自律の根柢の一部を成すものだと思いますんで、次回以降のミラージュの動きに変化が見られそうです。確かに(ようやく)主人公のドラマが動き出して佳境に入る感じですね。

●仮面ライダーエグゼイド

 ちょっと前までは展開の予想がつかない感じでしたが、今は展開を予想する前に話が猛スピードで進んでますね。アイテムや設定の消費が何倍も速いような印象です。8月いっぱいで終わる上、来週はお休みなんだそうで、大急ぎでエンディングにたどり着こうとしているんでしょうか。大風呂敷は畳むのが大変(^^;。

 冒頭、もうゲムデウスウイルスが猛威を振るい、病院は急患で埋まり、正宗クロノスは狂喜の高笑い。エグゼイドとパラドがゲムデウスを迎え撃つものの、歯が立たない。もっとも、ゲムデウスに対抗するはずのクロノスがゲムデウス側ですから、仮にゲムデウスに対抗できてもあまり意味はないかも。

 一方、貴利矢は黎斗にゲムデウスウイルスを感染させたうえで戦いを挑む。どうも、ゲムデウスウイルスに感染して生き残れば、ウイルスに対抗できる抗体ができるみたいなことを考えてるみたいですね。貴利矢はこれも医療だとかいってるけど、これってホントに医学なんだろうか(^^;。ともかく、黎斗がゲムデウスウイルスを克服、抗体ができたんだか、なったんだかになったらしい。同じくゲムデウスウイルスに感染していた貴利矢を即座に治してしまう。

 がしかし、抗体をもとにゲムデウスに対抗するガシャットを黎斗が開発すると、貴利矢は黎斗をデータとして閉じ込めて衛生省に引き渡してしまう。この辺りの行動原理は、以前の貴利矢のものかもしれませんね。まあ、必要悪の汚い取引をやる人間も必要ですから、正義の汚れ役も悪くはないかも。

 ともかく、このガシャットがエグゼイドに引き渡され、対ゲムデウスの戦いは一気に戦局が変わる。それを察知した正宗クロノスが戦闘現場に駆け付け、退勢挽回を図るのかと思ったら、クロノスがゲムデウスを撃破してしまう。なんでや、と思ったら、正宗クロノスはゲムデウスを吸収。なるほどバグスターに生まれ変わり、ゲムデウス+クロノスという最強の存在になろうとしたわけですか。

 これで正宗の勝機、戦闘続行かと思ったら正宗は去ってしまう。ゲムデウスは倒されたという扱いなのか、ゲムデウスウイルス感染患者は全て全快。黎斗は功績も勘案して幽閉扱いでCRに任される(が、黎斗は新黎斗から黎斗神になったとかで、気に掛ける様子なしと)。うーむ、先週ラストでゲムデウスが出現してから、わずか1話でとりあえず片付いちゃったよ。

 もちろん、正宗がゲムデウスクロノス(長い名前だ ^^;)になったわけで、事態が収まったわけではないですが、倒すべき相手が定まり、敵味方双方でのの内部の不和とか、裏切りとか、葛藤要素が解消されています。ストーリー的には一気に進むのも道理ですね。

 劇場版のほうは、ご感想を期待しています。前にも申しましたが、ここではネタバレ大歓迎です。平行世界的となるらしいTV編と劇場版でのエンディングの違いなどを考察できたりすると、なかなか面白そうです。

●仮面ライダードライブ

 ドライブの息子主演のショートドラマはカットされたみたいです。劇場版の宣伝を兼ねてたので、再放送にはなじまないという判断なのかな。「劇場版は公開終了しています」みたいなキャプション付きでいいので、放映に含めて欲しかったなあ。しかし、オープニング曲に使われている映像は劇場版のもののようで、進ノ介の息子と思しき青年や敵と思しき車などが目を引きます。

・第37話:究極の味覚を狙うのはだれか

 バザー会場へふらふらと歩いてきたスーツ姿の男が突如ロイミュードとなり、炎をまき散らすも、まず消防シフトカー、続いてドライブが駆けつけて処理(出動速いな ^^;)。あれっと思ったのが、ロイミュードから人間を分離させなかったことで、このロイミュードは融合型じゃなかったのかな?

 シーン変わって特状課。晴れて刑事部管轄になったとお祝いしてると思ったら、りんながホワイトボードに作った「ロイミュード撲滅表」なんてものを見せて、残りのロイミュードが42体になったという、ドラマが大詰めに入って来た情報提示なんかもしてる。

 しかし話は冒頭の事件に戻り、ロイミュード襲撃事件で現場に残った焼け残りの紙片が、ある有名レストランの招待状だということになって、ドライブらがそのレストランの捜査に向かう。そこのオーナーシェフは究極の味を追求していて、秘伝のソースだかエキスだかがあると。しかし、どんなソースなのかは企業秘密。このソースが今回のドラマの核になるものだったわけですね。

 またシーンは海岸に移り、海外で活動していたらしいロイミュード008と006、ハートが現れ、ハートは彼らに当面の目的を伝える。警察の打倒、蛮野の奪還か始末、超進化体を約束の数だけ揃えること、とのことですが、最終クールでのドラマの焦点がその3つということなんでしょうね。

 一方、マッハは廃倉庫と思しき場所で蛮野タブレットを見ているとチェイスが現れる。蛮野はマッハとチェイスに、クリフ(ベルトさん)が蛮野が悪しきロイミュードを作ったと誤解しているとか、チェイスらがクリフの一面しか知らないとか、いろいろ吹き込もうとする。まだまだ猫かぶってますな。そこへ、006が襲撃をかけてくる。このバトルを見ると、マッハはなんだかんだと不服を言いつつも、チェイスと上手く共闘するようになってますな。

 その頃、ドライブらは件のレストランとロイミュードの人間体の関係を突き止め、再びレストランに向かう。オーナーシェフの弟子の青年が秘伝のソースを持ち出そうとしているところに遭遇、追っていくと突然現れたロイミュードに阻止されていったん逃げられるも、融合体ロイミュードが現れる。この時点だと、弟子の青年が融合体ロイミュードにして主犯の感じなわけですが、後で「実は犯人は」という展開でしたね。

 この料理人ロイミュードとドライブのバトルになるわけですが、さらにメディックが現れる。メディックは料理人ロイミュードから秘伝のソースを受け取ると、手下の死神ロイミュードに振りかけると、なぜか手下ロイミュードが炎をあげ、暴れ出す。とりあえず、レストランの秘伝のソースが一連の事件の原因ということだけは分かりました。

 でも、なんでそんなことをしてるんだとなりますよね。それはメディックが秘伝のソースに超進化の可能性を見出し、ロイミュードを使って実験していたと。そこへハートまで現れ、激怒してメディックをなじる。ハートは仲間を大事にするし、超進化は自力でやるべしの信念だから、ということですね。

 ハートとドライブの戦闘となり、パワーのぶつけ合いの結果、ドライブは林の中へ吹き飛ばされ、変身は解除。そこへハートが近づいてくるが、なぜかドライブの腰にはベルトさんがいなくて、というところで次話へ。

・第38話:悪魔はなぜ進化を求め続けるのか

 ベルトさんはなぜか林の中に落ちていて、ドライブを探す霧子に発見される。ハートはいえば、変身していないドライブとは戦わない信念ですから、バトルは中断。ハートがドライブに、創造主たる人間を超えることが願い(進化的な競争?)、と語って去る。ハートを探しに来たメディックはハートに無視される。この行き違いは、ハートの願いとメディックの行動が齟齬をきたしたせいであるわけですが、予習により原因はおおまかには分かります。ロイミュードの治療するたびに闇を背負ってしまうというものですね。

 一方、レストランでは料理人ロイミュードが究極の超進化ソースを完成させたらしく、おそらくメディックに届けに行こうとして、ドライブに阻止される。その正体は、レストランのオーナーシェフ及び女性シェフ。前話の弟子の青年シェフは犯人ではなかった。青年弟子シェフは、加担するどころか、むしろ二人を止めようとしていたみたいですね。

 料理人ロイミュードは青年弟子シェフを攻撃、ドライブらが弟子を庇う隙をついて逃走、それを駆けつけたチェイスが追う。料理人ロイミュードが手下を連れたメディックの許まで逃げ、ソースを手渡したところへドライブも追いつき、マッハも現場に現れる。ライダー3人 vs ロイミュード軍団と戦闘となる。

このシーンでも思ったんですが、バトルに都合のいいよう、次々に場所を移してますな。最初は林の中、次が街の郊外、最後が山の中の広場っぽい場所。もちろん、打撃、爆発(ほぼCGみたいですが ^^;)と撮影上の都合でしょうけど、逃走と追跡とか、メディックが竜巻のようなもので吹き飛ばしたような描写とか、一応は納得ができる映像にしてあります。制作もいろいろ気を遣って考えてるみたいですね。

 戦闘の結果、料理人ロイミュードはシェフと分離の上、撃破され、オーナーシェフは逮捕、秘伝のソースはこぼれて失われる。メディックの狙いはソースで進化だったわけですが、なんでそんな回りくどいことをしたかというと、以前にハートが人料理について「人間にはこういう喜びもある」と感心していたから。喜びが進化の鍵かもしれないと思ったわけですな。

 嘆き悲しんで望みを失って戦意喪失のメディックにマッハが止めを刺そうとするけど、ドライブが阻止。ベルトさんも咎めますが、ドライブはメディックの一連の行動は愛情もあるゆえと判断、倒してはいけない旨、主張する。そこへハートが現れる。ドライブらに威嚇の一撃を加えて、メディックを救い、諭して去らせる。ハートは、メディックを救ったドライブに礼を言うや、いきなりの超進化。なるほど、進化の鍵「喜び」は美味い料理などではなく、信義といったものだったわけですか(任侠ロイミュード、みたいなものか ^^;)。約束の数とは、超進化ロイミュード4体と明かす。

 その様子を見てほくそ笑む謎の男(おそらく、ベルトさん=クリムに擬態した004だろう)。というところで、次回へ。うーん、ドラマの核がロイミュードに移って来た感じですね。メディックは今話ラストで改心した様子ではあるものの、予習した範囲では闇は解消されていないし、ブレンもそのことに関わって来るはずだし(そして悲劇的な最期、のはず)。どう描かれるか、楽しみになってきます。

Re: 8月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/08/12 (Sat) 13:05:30

現在、お盆休みを迎え、先日発売されたドラクエ11(3DS版)をプレイ中のNOVAです。

ここまでのプレイで、大体18時間、レベル23になったところです。今までの感覚では、中盤を迎えた頃合いですね。
ただ、今回の話は表ボスを倒した後、途中で犠牲になった仲間を救うために、過去に戻る裏面があるようで、ずいぶん長く楽しめる感じ。
主人公の勇者は「悪魔の子」と呼ばれ、世界最大の国から追われる身。その最中で仲間と出会い、「実は魔物に操られた大国の王の正体」を明かすため、天空の城へのクエストを続ける、という流れみたいです。

シリーズ過去作とのリンクなんかもあって、いろいろ懐かしみながら楽しんでいます。

さて、本題。

★コードM

スモークの死で、感情が蘇ったミラージュは動揺し、これまで通りの任務を行えないような精神状態になりました。それを知った御崎さんは、休暇命令を与えます。

一方で、左文字さんは鯨岡と直接面会。緊張感みなぎる会談の後で、何だか意気投合したようで、両者結託したかのように見えますな。

そして、鯨岡の再度の脱獄計画を察知した御崎さんは、左文字に報告しますが、左文字からは「鯨岡は殺害せず、身柄を取り押えるだけにしろ」と指示。
まあ、本当に左文字と鯨岡が手を組んだとしたら、御崎と左文字の関係が決裂しそうなんですが、果たしてどうなるかな。

★エグゼイド(TV)

TV版のラスボスは、結局、ゲムデウスの力と融合した正宗社長ということで確定した感じ。

前回は、ウイルスを撒き散らして世界の脅威となったゲムデウスに対して、貴利矢と黎斗がバグスターとなった自分たちの特性や、豊富な残機などを活用して、戦いながら対ゲムデウスワクチンを生み出す流れがメイン。

そして、ワクチンの力を得たエグゼイドがゲムデウスを撃退しようとしたら、クロノス正宗が乱入、自らゲムデウスにトドメを刺して、その力を我が物にして続く、と。

TVは残り3話ですが、関西だと、2週間、高校野球放送で延期になるので、なかなか辛いです。
ええと、明日13日と20日の2話分が、高校野球終了後の平日朝の放送(23日辺りと予想)になると思われるので、最終回の前は一気に消化しないといけない形。

★ドライブ

味方側のパワーアップが、タイプトライドロンで一通り終了し、ここから先は敵側がどんどんパワーアップして、窮地が続く流れ、ですね。

そして、ロイミュード側のドラマも深化し、ハートやメディック、ブレンの過去の経緯なんかも語られ、創造主である蛮野との確執がメインの物語になります。
一方で、味方側のドラマのメインは、泊さんではなくて蛮野の息子である剛の方。泊さんの方は主役として安定したポジションを押さえながら、霧子やチェイス、そしてハートとの関係性を深化させる方向。

最終的には、敵対相手だったロイミュード側の内面事情を、主役および視聴者が理解していく終盤の展開になって、自分的には「心を持ったアンドロイド」のドラマを楽しんだなあ、と。

一方、エグゼイドも、死んだ人間のデータが残っていれば、バグスターとして復活できる、という世界観で、単にバグスターを殲滅して終わり、という方向とは違ってきていますね。
劇場版では、バグスターとの共存も見据えた終わり方でしたが、そちらの話は、次レスにて。

Re: 8月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/08/12 (Sat) 17:16:19

では、レスを改めて、劇場版エグゼイドの概要&感想をば。

★時間軸

これが現段階では、少しはっきりしません。

TVのストーリーとの最大の違いは、「正宗社長がいなくなっていて、ライダークロニクルの事件が完全に終了した後」の物語という点。
ゲンムコーポの社長は、バガモン事件の時に出ていた作さんに代替わりしていて、初期段階では平和な状況です。

「パラドは完全に永夢の味方になっている」
「黎斗は、檀黎斗神を自称している」
「貴利矢が医者の白衣を身につけている」

ということで、クロノス以外の人間関係については、6日の放送分の後に来る時間軸ですが、もしかするとTVの最終回のその後、と考えることもできるかもしれません。

まあ、TVの方が13日以降、物語がどう転ぶか分かりません(誰かが犠牲になる可能性もあり)ので、TV版最終回のその後、と考えると矛盾する可能性はありますし。

噂どおり、クロノスのリセットが起こらなかった「並行世界の話」と解釈するなら、「クロノスが倒された後、ライダークロニクルはゲムデウスが撃退されたことで終了した」となりますね。
その際に、TVの話を踏襲する形でパラドは味方になり、グラファイトは倒され、貴利矢と黎斗がゲムデウスワクチンを作ったことになる、と。

そして、劇場版の物語が終了後も、誰も犠牲にならず「一つの大きな事件が解決した後、各キャラたちの変わらない(少しだけ良くなった)日常」が展開される完全ハッピーエンドとなります。
劇場版がトゥルーエンディングだとするなら、ゲーム的に考えて、TVは完全にハッピーとは言い難い不完全エンディングという形になるのかな。
ドラクエ11ではないけど、「ボスは倒したけれど、少なくない犠牲者を出してしまったために、やり直したい永夢がリセットを発動させた、幸せに終われる裏面」が劇場版なのかもしれないなあ、と現時点での想像。

★敵対相手

今回の敵は、海外のマキナビジョンがゲンムコーポに保管されていた「仮面ライダークロニクルやガシャットのデータ」をハッキングして作り出した忍者モチーフの「仮面ライダー風魔」と、マキナ社社長が融合したゲムデウスです。
ドラマのメインは風魔の方で、ゲムデウスはおまけ程度の扱い、最後に倒されるべき巨大な悪の象徴ですね。

風魔の方は、その正体が難病に冒された娘を持つ父親が「娘が死の恐怖に怯えることなく、幸せに暮らせる世界を構築しようとして、娘のためのVRゲーム世界に現実の全てを封じ込めようとした」という設定で、永夢と仲間たちがその野望を止めて、父親を説得するまでの話が大枠。
一本の映画としては、感動的な父娘のドラマに収まるのですが、これがテレビの最終回と考えるなら、ゲムデウスとかバグスターのドラマに何の決着も見られず、何だか物足りない、と思えたり。

最終回というよりは、「戦いはまだまだ続くよ、これからも」という形。

★各ライダーの活躍

主役の永夢は、今回の映画で、飛彩のアシストという形で、初の外科手術に臨みます。医者の立場で少女の命を救い、その実績を元に少女の父親の心を改心させる。その意味で、頼りない研修医から始まった彼の成長物語の綺麗な大団円になっています。

飛彩さんは、少女の夢世界で「子煩悩な少女の父親役」を当てがわれ、いろいろとギャグ要員にされてましたが、最後は少女の手術を担当するメイン医者。
まあ、彼は春映画の方の主役なので、今回はドラマ性が薄くても仕方ないかなあ、と。

大我さんは、どうやら剥奪された医師免許を取り戻せたようで、闇医者から普通の独立した開業医になりました。看護士見習いのニコちゃんを教育しながら、幸せなドクターライフを営んでいるエンド。
なお、夢の世界では「運動会の号砲を撃つ教師役」。バンバンシューティングというネタだけのために。
また、夢の世界のニコちゃんは、ランドセルを背負った小学生コスプレを披露。ランドセルを背負って、徒競走させられる、役者にとっては気恥ずかしいイジメ状態。

ポッピーは、夢の世界の飛彩や大我を見て、パニクるだけの役どころ。一応、序盤で仮面ライダーポッピーに変身して戦うシーンはあるものの、風魔にあっさり倒されて夢送りに。

そして、映画で格好良い見せ場があるのが、貴利矢、黎斗、パラドのバグスター3人。
飛彩、大我、ポッピーの3人が序盤で風魔に倒され、夢の世界に送られてしまい戦闘不能になったために、中盤で永夢をフォローする役どころをバグスターが担います。
まず、黎斗が相変わらずゲーム製作者の技能を生かし、「風魔の作ったVR夢世界のルールを書き換えて、自分の好きなゲームに創造し直すクリエイターガシャット」を作成します。これによって、エグゼイドが風魔を攻略するのに成功するわけですね。
貴利矢は、情報収集担当。マキナ社の件とか、風魔の家庭事情とか、VR夢世界の性質とか、いろいろ永夢に伝えて攻略サポートする役目。

そして、パラドですが、クリエイターガシャットと永夢をいち早く狙ってきた風魔に対して、永夢の準備が整うまで永夢を装って囮を務めます。

ドラマの流れとしては、「平和な世界に突然現れた謎の仮面ライダー風魔。その襲撃を受けた人々は意識不明となり、病院内も大混乱。風魔に立ち向かうべく変身したエグゼイド、ブレイブ、スナイプ、ポッピーだが、風魔の能力でエグゼイド以外が次々と倒されて昏睡状態に。かろうじて、その場を逃れたエグゼイドは、風魔を攻略するための方法を求めて、黎斗、貴利矢、パラドと協力」という展開。

そして、風魔を夢世界で倒して、VRに囚われた人々を解放したところで物語が中盤を迎えます。
少女の夢のエネルギーを悪用したマキナ社社長が、眠っていたゲムデウスの力を取り込み、ラスボスとして出現。
その強大な力はたちどころにライダー達の変身を解除させるほど。トドメを刺されようとしていたエグゼイドを救うため、黎斗とパラドが我が身を犠牲にして、ゲムデウスの攻撃を受け止め、消失します。

ここで、黎斗とパラドが完全に死んだ、と思わせる演出なんですね。テレビ本編で散々悪行を重ねてきた彼らだけに、ここで主人公を庇って命を落とすという展開は、まあ、納得できるだろう、と。
彼らの自己犠牲の結果、ゲムデウスの方も一時的にエネルギーを封じられ、しばしの休眠状態に。

体勢を立て直すために撤退した永夢たちですが、少女の容態が悪化したことで、飛彩と永夢が手術を敢行。

一方で、大我と貴利矢が「眠っている間のゲムデウス」を倒すことを狙って、マキナ社に乗り込むことに。
それを妨害する風魔との戦いと、彼の娘の手術シーンを挟んで、風魔を撃退した大我と貴利矢ですが、ゲムデウス覚醒には間に合わず。

ここで二人とも倒される? と思わせたところで、ブレイブとエグゼイドが駆けつけてくる。
さらに、彼らの攻撃で、ゲムデウスの中に封じられていた黎斗とパラドも解放されて出てくる。てっきり、消滅したかと思っていたら、実は吸い込まれていただけだった、と。

その後は、ライダー全員集合、風魔の説得、エグゼイドのハイパームテキ無双で、ゲムデウスを呆気なく撃退。誰も散らなかったハッピーエンドに、見ている側としては拍子抜けだったりも。

★エンディング

風魔とゲムデウス事件終了後、一時鎮静化していたバグスターが再びはびこるようになります。

飛彩さんは、バグスター切除手術の先輩として、新人の医者たちの教官役を務める立場になっております。
黎斗は、衛生省の管理するVR牢獄の中ですが、そこで新作の対バグスター用ゲームソフトの開発に専念。どういう環境であっても、彼は自由にゲームが開発できる状況であれば幸せみたいです。
貴利矢とポッピーは永夢のサポートを変わらず務め、永夢はパラドといっしょに雑魚バグスター退治を続けているシーンが描かれてる。

そこに、謎のライダーが出現。
ビルドと名乗るそのライダーは、周辺のバグスターを殲滅させると、パラドをあっさりいなし、エグゼイドと対決。持ち前の抽出アイテムで、何かエグゼイドの能力を吸収して、「じゃあ、またな」と去って行ったり。

ここで、冬の劇場版『エグゼイド&ビルド 平成ジェネレーションFINAL』の予告が入って終了。

★ビルド

例年だと、物語途中で顔見せすることが多かった次期ライダーですが、今回は最後に顔見せ。「トゥルーエンディング」なのに、「つづく」とは何これ? って印象だったり。

ビルドのデザインは、赤と青の融合したパラドクスに通じるものがあって、両者の対決はきちんと見たかったのですが、「パラドクスか。お前には興味はないんだ。俺の目的はエグゼイドだけさ」とスルーされます。
「お前なんかに永夢は倒させない」とパラドはビルドを攻撃しますが、あっさり倒される始末。

一応、ビルドもフォームチェンジを披露して、基本モードもラビットタンクから、怪力頑丈型のゴリラモンド(ダイヤモンド装甲のゴリラ)になったりします。
口癖は「さあ、実験を開始しよう」で、いろいろな素材の成分をカプセルに抽出して、二つの素材を結合させる形ですが、フォームチェンジの際、「工場の組み立て機械みたいなジオラマが出現して、前後で挟み込むようにパーツ接合」という演出。毎回これをやるとCG的に大変なので、すぐに省略されるでしょうが、何だかメカメカしいギミックが好みだったり。

主人公の設定が、物理学者とのことですが、やってることは物理よりも化学の方じゃないのかなあ、とは気になるところ。
物理は、力学、エネルギーの方向で、二つの素材の成分分析とか結合は化学の領域だと理解するのだけど、理系的にはいろいろツッコミが生じそうな設定かも。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/16 (Wed) 15:41:47

 NOVAさん、どうもです。

 エグゼイド劇場版のご解説、ありがとうございます。TV編との差異はよく分かりそうな感じです。きちんと比べるなら劇場版も観て、ということになるんでしょうけど、ストーリーや設定的な差異を楽しむ分には、なんとかなりそう。

 新たなゲームとしては、ドラクエ11をお楽しみでしたか。前のビルダーズはなかなか異色で面白そうでしたが、連番のシリーズとしては、やはり勇者の物語になるわけですね。過去作とのリンクとか、以前からのファンへのお楽しみ部分も気になります。もしよろしければですが、プレイ感想をお聞かせくださると嬉しいです(NOVAさんのサイトにアップされるのでしたら、そちらで拝読します)。

●コードM

 表面的には静かに話が進むかと思ったら、ラストで強引な脱走で次回からの急変、緊迫がありそうと予感させてくれました。山場前の静けさ、という趣向の回だと思っていいのかな。

 前回ラストからの続きで、ミラージュがスモークを抱えて叫ぶところから。すぐに左文字にシーンが変わり、こじゃれた懐中時計を見つつ、「処理班出動」と指示を出すところなんか、もう悪役っぽさが臭って来そうなほど。

 またミラージュにシーンは戻り、川岸らしきところであからさまに同様するミラージュ。スモークの顔と言葉が強く思い出されたり、自分の手に血を幻視したりと、フラッシュバックに苦しんでいる模様。このことは鐘ヶ淵も察していて、失った感情が蘇ってきたと推測している。感情というより自我、とも言ってましたね。

 もしそれが正しいとすると、前話ラストまで、ミラージュはアンドロイドみたいなものだったということになるのかしらん。そのせいで、鯨岡の耳打ちの支配を受けなかったとも考えられます。もしそうなら、今話以降は鯨岡にうかつに接触するとまずいことになるかもしれませんし、最悪を想像すると、前の接触で失敗した暗示が今頃になって効いてくるとも考えられます。

 この後、例の飯屋の前をうろついたりもしてましたな。そして御崎から休養を命じられる。これ、どうなのかなと思いました。ミラージュはおそらく、自分の存在意義みたいなもので悩み始めた面があるようですので、そういうときに暇にしてしまうとさらに悩みが深くなったりします。

 それはさておき、入院中の御崎に部下が報告して曰く、「(スマホで鳴った)例の音楽には音声透かしが入っている」と。それが耳打ち催眠の起動スイッチになるわけでしたか。ちょっと調べてみると、電子透かしの音響版として現実にある技術ですね。要は、聞き取れないけれど、情報は埋め込んである。この設定を聞くまでは、サブリミナルとするのかなと思ってましたが、サブリミナルはかなり胡散臭い理論と知られているので、電子透かし設定にしたのかなと思います。

 そして左文字。官房長官に報告するも、ガイコツが流した情報(官房長官が脅迫された)が偽と判明し、官房長官が激怒、K-13あげて捜索、追跡に入ると。なるほど、だからガイコツはスモークが操られて官房長官を襲撃した直後、拉致される格好で逃走したわけか。事前の周到な計画が窺えます。しかし、そうなると収監中の鯨岡が危機に陥るわけですが、それがラストの脱走という、これも用意周到の策の一環だったわけですか。ここまでやってくれると、ちょっとぞくぞくしてきます。

 左遷もちらつかされての叱責を受けた左文字ですが、部下の御崎を見舞いがてら、今後の方策を練るときには、全く動揺を見せないところ、やはり難しい部署のボスですね。さらに自ら動き出して、鯨岡を完全拘束(看守が鯨岡に取り込まれている可能性を考慮したんでしょうね)したうえで尋問もしてみると。この点は、切羽詰まってきたことが窺える描写です。

 しかし、尋問を始めてみた左文字ですが、普通に会話していても鯨岡にじわじわと取り込まれて行く様子が窺えて、なかなか興味深いシーンでした。左文字としては鯨岡を使役する、利用するつもりでいて、実はいいように使われてしまうパターンっぽいですね。

 一方、御崎は鯨岡と面会に来た秘書とのやり取りに、隠語による裏の意味があると推測、脱走すると予測し、左文字に報告。左文字は先の会見のことがあり、殺害しないよう指示。うーむ、ほとんど鯨岡の思うがままという感じがしますが、どうなんだろう。

 その鯨岡は護送中に、おそらくかねてより取り込んでいたらしい看守と示し合わせて他の看守を殺害し、護送車を乗っ取る。もしかすると、その看守はガイコツが化けている可能性もありますね。例の音楽なしですから、ガイコツである可能性は高そう。一方、ミラージュは当てもなく街をふらついている、というところで次回へ。

 こうなると、鯨岡側とK-13の激突が避けられず、ミラージュと鯨岡が再び対決することになりそうですが、ミラージュはメンタル的に以前のような戦闘マシーンの強さはなさそうですから、さてどうなるのか。来週が待ち遠しく感じましたが、もしかするとコードM観始めて、初めてのことかもです。

●仮面ライダーエグゼイド

 今週は延期で放送なしだったわけですが、ウィキペディアは更新が速い。エグゼイドの項のあらすじに、もう第43話が出ています。正宗ゲムデウスクロノスによりゲーム病が再パンデミック→ニコと正宗ゲンクロが対決(ここがよう分からん ^^;)→大我が介入して正宗ゲンクロと対決→黎斗神の反則ゲーム改造で永夢と飛彩も救援に入る→正宗ゲンクロぼこられる→正宗は超ゲムデウスに、みたいなことが書いてあります。

 うーん、少なくとも劇場版とは全く違うストーリー展開になりそうですね。正宗がやりたい放題だと、カオスになり過ぎてハッピーエンドにはならないということなんでしょうか。ともかく、TV本編次話が待ち遠しいです。

追記(8/18):
 雨よ降れ~、と思いました。20日(日)の録画予約しようとしたら、エグゼイドがまた高校野球で延期じゃないですか。うぬぬ、2週連続でお預けとは辛い(;_;)。

●仮面ライダードライブ

・第39話:旋風の誘拐犯はいつ襲って来るのか

 冒頭、ドライブを楽しむカップルの車に突如ロイミュード008が旋風と共に現れ、女性をさらってしまう。そこへ(またもたまたま ^^;)駆けつけるマッハ。なぜかロイミュードの犯行であることを知っており、蛮野タブレットも「一足遅かったな」と。既に連続女性誘拐事件が起こっていたわけでしたか。事件について、人間に近いメンタルのロイミュードもいると推測するドライブですが、ロイミュードを極度に嫌うマッハは、そんなことあるわけないと一蹴。両者の見方の差が現れていました。

 そこでおとり捜査という話になってくるんですが、自分がやると言い出したマッハに、チェイスは無理だと指摘する。なぜなら四輪免許がないから。これってつまり、ドライブしているカップルないしは女性が狙われているということなんでしょうね。それはともかく、チェイスは免許を取るべく、教習受けてたんですか。

 チェイスがちらつかせた「教習原簿」には氏名欄に「チェイス(ふりがな:ちぇいす」とある。う、うーむ、ホントに名前がチェイスだったのかよ(^^;。住所もしっかり書いてあって、「東京都(略)久留間運転免許試験場内 特状課」とあった。な、なるほど、特状課内に住んでて、住所不定みたいなものではなかったのか。さらに生年月日は「平成27年7月18日」ですか。2015年生まれで、生きていれば2歳ということか(免許の年齢制限どうなっとるんだ?)。

 さらによく見ると、教習生番号が「0003」。ええっ、教習所始まってから3人目の生徒なの? ……ああ、2輪・4輪特例免許としては3人目ということなのか。1人目はドライブ(進ノ介)なんだろうな、すぐ後で特例免許ちらつかせてたし。マッハはこれから免許取るみたいなんで、2人目は誰なんだろう? 霧子か?(そういうのはどうでもいいの!orz)

 ともかく、ドライブと霧子がおとり捜査するらしい。一方、上級ロイミュードらは、ブレンは相変わらずボディを失ったまま。008は小箱に入れた何かを見てにんまりしている。この後で出て来る、進化を促す美女の首にかけるネックレスであるわけか。このシーンでは秘密兵器か何かを見ているのかと思いましたよ。


 おとり捜査のほうは、ドライブと霧子だけでなく、現さんとりんなもドライブに出かけてます。りんながえらいハイになってはしゃいどりますな。ドライブと霧子は緊張してガチガチ(^^;。

 その頃、蛮野タブレットはベルトさんに己が正体を明かす、と。ベルトさんは激怒するも事件発生を察知し、蛮野についてはいったんお預けになる。察知した事件は、現さん・りんな組が008に襲われたというもの。マッハは救援に向かおうとするも、006が手下を連れて急襲してきたため、蛮野タブレットを置いて応戦する(が、実は蛮野の目論見通りだった、でいいのかな?)。

 教習を受けていたチェイスがこれに気づき、派手に縦列駐車を極めてから乱入し、と乱戦模様。反発するマッハの言動とは裏腹に、抜群のチームワークでチェイス・マッハ組が撃退と。しかし、006はいつの間にか去っており、蛮野タブレットがなくなっていた。

 一方、008に襲われた現さん・りんな組ですが、008はりんなを一目見るや、「ハズレだな、こりゃ」とだけ言って、去ってしまう。りんな、大ショックで大激怒、と(^^;。そこへドライブが駆けつけ、008もトルネードと名乗ってロイミュードに変化、ドライブもフォーミュラで応戦する。008は超進化まであとわずかとかで、速度的に互角な感じです。ドライブはベルトさん操縦のトライドロンで戦闘続行、これは008が一歩及ばないようで、超進化すると言い残して逃走。それを見ている、前回ラストでも現れた謎のサングラス男(004だろう、これは)。

 なくなったと思った蛮野タブレットですが、特状課ピットにいた。ピットに駆けつけた霧子をはじめとする面々に自己紹介をする。まだ猫を被っており、捜査に協力すると言い出す。ベルトさんは猛反対ですが、蛮野は008のアジトを知っていると言い、皆を信用させてしまう。

 一方、上級ロイミュードら。008トルネードはさらったと思しき女性3人を眠らせており、ハートが現れて、約束の数=超進化体4名まで後2人、006と008が有力候補だとか、話をしとる。そこへ、蛮野の情報を得たドライブらが突入してくる。008は拉致した女性はいずれも超進化に適さず、ハズレだと言う。何言うとるや、こいつは、と思ったんですが、好みの女性の首に自分がデザインしたネックレスをかければ超進化するんですか。どういう進化やねん、目指す進化は「ど変態」なのかよ(^^;。

 双方、もう後へは引けませんから、ドライブ&マッハ vs 008トルネード&ハートのバトルとなる。と思ったら、008トルネードが霧子を一目見て様子が変わる。なるほど、霧子が理想のタイプだったのか(ふむ、さては女性警察官だから、つまり制服フェチだな、そうなんだな!)。

 CMの後、バトルの続きなんですが、場所が思いっきり変わっとる。さっきまで屋内だったのに屋外で山中の開けた場所。前に、バトル場所の切り替えにも一応は描写的に整合性を持たせてある旨、感想を言いましたが、CM挟んだ場合はそうでもないようです(^^;。それはさておき、ハートがライダー2人を引き付けている間に、006トルネードが霧子を拉致して逃走してしまう。

 そこへライドブースターが来襲して、ライダー2人を攻撃、操縦者は蛮野タブレットだった。急にシーンが森の中で倒れているドライブに変わる。なんだこれは、と一瞬思いました。前の料理人ロイミュードの回で、森の中へ吹き飛ばされ、ベルトを失っていたシーンの回想かと思ったんですね。しかしそうではなく、蛮野の攻撃で森の中へふっ飛ばされ、そこでベルトを奪ったのが004だったというわけでしたか。というところで次話へ。

・第40話:2人の天才科学者はなぜ衝突したのか

 さらわれた霧子はチェイスが追う。ドライブの許へマッハが駆けつけ、さらに変身を解いたハートが現れ、蛮野について語りはじめる。最低な奴だ、ということですね。要は、ハートの原形となった人間に資金援助を断られた蛮野が、腹いせにハートをその人間に模し、苦しめていたと。これがベルトさん=クリムとたもとを分かつ原因にもなったわけですね。これがハートが蛮野、ひいては人間を憎む原因ともなっていると。
(それにしても生身の蛮野って、いかにも小悪党な感じで、いまいち迫力がないなあ。)
 しかも、霧子も母親の話から、薄々は蛮野について疑問を持っていたと。こうなるとショックを受けるのがマッハなわですね。蛮野が改心したと思って、蛮野のほぼ言いなりに動いていたわけですから。NOVAさんがマッハの迷走ということを仰ってましたが、なんだか実感できてきた気がします。

 その蛮野はといえば、廃工場みたいなところで004が奪ったドライブのベルトをコピーしようとしたわけですか。ドライブが乱入してきたものの、蛮野はタブレットから新たなベルトに本体がうつっており、004と共に逃走してしまう。でもまあ、ベルトさんを奪還することだけはできたと。

 チェイスは008トルネードに追いつき、変身してバトルへ。しかし、今一つ敵わない。でも、008は戦いを優勢に進めながらも、とどめを刺さずに逃走してしまう。行動原理がいまいち理解できないわけですが、究ちゃんが明らかにした008の狙いが、「海の見える教会で、自分の作ったネックレスを、首元が綺麗なの女性につけること」だから。うぬぬ、やっぱりナルシストというより変態さんじゃないか(^^;。

 となると、海の見える教会を割り出して駆けつければいいわけで、実際、霧子がネックレスをかけられる寸前で、ドライブが割って入って止める。008の超進化という点ではピンチでしたが、霧子の身の安全的にはピンチではなかったようですね。ネックレスかけられるだけなんだから。……こんな強引なことせんでも、「ウエディングドレスのモデルさんになってくれませんか? このネックレスもかけて欲しいんです、海の見えるチャペルで♪」みたいに勧誘すれば、割と簡単に目的達成できたんじゃないのかしらん。

 それはさておき、拘束された霧子を助ける暇もなくドライブとトルネードの対決となり、今度はきちんと竜巻で屋外へふっ飛ばして(^^;、場所も海岸。トライドロンへの変化を竜巻で阻止して、ドライブを苦しめるトルネードですが、そこへマッハが介入。大見得切ったりして、どうやらマッハの迷いは吹っ切れた感じです。

 追いついたらしいチェイスは霧子を助け、トライドロンでドライブ・マッハを援護すると言う。驚く霧子にチェイスは(なんとなく自慢げに ^^;)免許を見せる。なんとか免許取得してから駆けつけてきたのか。免許証の写真、にっこり笑っとります。これ、たぶん免許取得・更新でやると写真取り直しさせられるだろうな。ただし、にっこり写真は法的には問題ないとかで、ずいぶん前に、「どうしても笑顔の写真にしたい!」とごねた女性が、にっこり笑った写真の免許を交付されたという話を聞いたことがあります。

 チェイスがトライドロンで加勢、ドライブ(タイプ・スピードのままでしたな)とマッハも搭乗し、3ライダーにて008トルネードを撃破。陰で見ていたハートが、人間もなかなかタフだといった感想を漏らすものの、約束の数候補の1人が失われたのはショックだったはず。でも、ハートの信念、美学的には納得ができる結末だったのかもですね。

 事件が解決し、マッハもようやく4輪免許取得。立ち直って霧子も安心したようだし、ドライブもですね。これを腕組みして見ていたチェイスがドライブに声をかけますが、「泊」抜きで「進ノ介」と呼んでました。これにはドライブも驚いた様子で、チェイスの内面の変化を表す何かなんでしょう。免許取れて嬉しかったみたいだし(免許写真より推測)。

 一方、上級ロイミュードらのほうは、ブレンがようやくボディを復活させてもらってる。006が蛮野を倒せれば超進化するかもしれないとブレンは言う。そうなれば、超進化体はハート、ブレンの2名に加えて3人となり、残る1人になりたいと願うメディック、というところで次回へ。

 予習によれば、そううまくはいかないということですね。次回予告では、メディックが「白い女神」とされてますし、蛮野がなったと思しき金色のライダーは出て来るし、マッハがブチ切れてるし。

●ホビット

 原作小説のほうは、のろのろと読み進めて、ようやく下巻に入りました。事件的にはホビットとドワーフ一行がガンダルフと別れた後、エルフにつかまって牢に入れられ、ビルボの指輪と機転でワイン樽で川へ逃れ出て、さらに舟で川を下ろうかというところです。

 映画版とは本当に雰囲気が違ってますね。映画ではオークが恐るべき迫力で暴れまわるわけですが、原作小説のメイン敵はゴブリン。映画版でもちょっと情けない感じの魔物として描かれてましたが、原作小説だともっと間抜けな感じです。

 そうしないと、やはり映画版よりずっとお気楽な雰囲気のドワーフと釣り合いが取れないからでしょうね。原作小説は童話ということもあって、基本はのどか、愉快といった狙いのようです。

 この後、人間の町にたどり着いて、城に乗り込んでドラゴンと対峙するはずですが、NOVAさんから前に、ドワーフらがドラゴンとはろくに戦えなかったという話を伺ったのが、ようやく「確かにそうなりそうだ」と実感できてきました。

 小説未読の時点では、あの映画の描写がどう原作小説では無いのか、ちょっと想像しづらかったんですが、さすがに原作小説半ばまで読んでみますと、合点がいきます。最後には取り逃がすにしても、ドラゴンに勇猛果敢に立ち向かって、あと一歩のところまで追い詰める、というのは原作小説のドワーフとは合いません。

 しかし、ストーリーやイベント的には、原作も映画も同じなわけで、こうも雰囲気が違うのが不思議な感じです。映画を観ていなかったら、この原作小説を読み終えようという気になったとは思えませんが、映画との不思議な差異が読み進むモチベーションになっている気がします。

Re: 8月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/08/19 (Sat) 02:09:26

変則的ですが、週末のコードM鑑賞前に書き込み。
ドラクエの感想が主な目的ですね。
あと、エグゼイドの方は、現段階で「24日の朝」に延期分の放送予定との情報が。まあ、高校野球の決勝が雨天で延びたら変わる可能性もあるので、来週になってみないと確定しないのですが。

★ホビット

これについては、映画版のドワーフたちが「原作小説にある陽気で能天気なコミカルさ」と「原作では、終盤の五軍の戦いでようやくかいま見せる勇猛さ」を見事に融合させてくれたな、と。
まあ、原作では弓使いのバルドもあまりじっくり描写されておらず、何だか突然出てきた男がスマウグをあっさり射ち落としちゃったよ、という呆気なさだったり。
映画では、原作の大筋は残したまま、人間模様をいろいろ掘り下げてますな。原作では、闇の森のエルフ王スランデュイルには名前さえ記されず(後の指輪で名付けられる)、レゴラスも登場せず、タウリエルとキーリの関係も映画オリジナル。

まあ、原作の好きな部分は、クモ退治におけるビルボの大活躍と、戦を止めるためにアーケン石をエルフ王に届ける経緯。
一方で、映画の方は、原作で活躍シーンの少なかったドワーフたちに何度もスポットが当てられたのが何よりも見どころですね。
原作のお爺ちゃんトーリンが、まさかダンディな壮年トーリンになって、ビルボと双璧を成す主人公格として描かれるとは。

って、この話題はこれぐらいにして。

★ドラクエ11のプレイ状況

お盆休みが過ぎましたが、終わりませんでした。
プレイ時間は50時間強で、表の面の終盤に来ています。

「勇者の剣を奪って、闇の力で魔王の武器に変貌させた魔王ウルノーガが、その力で世界の命の源である大樹を破壊し(世界は大惨事に)、さらに封印された古の時代に封印された邪神ニズゼルファが復活しようとするのを、自らの覇権には邪魔になると復活前に滅ぼし、闇に堕ちた世界に君臨する」という流れ。

主人公の勇者は、剣を奪われたことで魔王の闇の力を打ち破れず、敗北を喫します。大樹の崩壊に巻き込まれ、あわや命を落とすところを仲間の少女の命を賭けた魔力に守られ、何とか生き延びる。
闇に覆われた世界で、散り散りになった仲間たちを再度集め、その旅の途上で魔王の手下の将軍たちを撃破しつつ、魔王の闇の力に対抗する手段として「新たな勇者の剣」を自ら鍛えるための材料探しを終わらせたところ。

まあ、これから鍛えた剣の力で、魔王退治を果たせば、表の面がクリアって感じですね。

その後は、裏面に入るのですが、「魔王は倒したけれど、世界はひどく破壊され、仲間の少女も犠牲になった。その悲劇を改変するために、時間を巻き戻す手段がある」とのことで、勇者が過去の世界に戻って、色々と悲劇を改める話。
「魔王に剣を奪われ、闇の力を破れなかったために負けた」のだから、そこからやり直すために、「入手した魔王の剣(元・勇者の剣)」を活用。これによって、過去の世界で魔王の復活を阻止に成功。
しかし、魔王が力を振るう前に倒されたことで、魔王が倒すはずだった邪神の方が復活。勇者は、覚醒した邪神を倒すべく最終決戦へ。

という内容っぽいです。ネタバレ動画などからの情報によれば。

★ロト伝説について

さて、本作と過去作のリンクですが、 もう数が多すぎて、歴代シリーズをプレイした人間のツボを突きまくりです。
どこかで見たことのあるセルフオマージュだらけの旅なわけですが、演出が進化していたり、ノスタルジーを刺激したりの繰り返しで、飽きさせない感じ。

で、BGMも過去作からいっぱい持ってきたりして、昔を振り返ることの多い作品なわけですが、とりわけ関わり深いのは初期の1〜3の通称「ロト3部作」とのリンク。
この3作品の流れを理解しないと、本作の核心部分の感動が分からない、ということで、この場でも簡単に振り返ってみます。

・ドラクエ1
1986年夏の作品で、去年で30周年を迎えてました。
当時アクションゲームやパズルゲームが主流だったファミコン初の「コマンド性RPG」ということで、RPGというゲームジャンルを世間に一般化させた記念すべき作品となります。
ドラクエの盛り上がりを受けて、87年以降、ファミコンRPGがいろいろと発売されるようになるのですが、先駆者のストーリーは単純そのものですね。

「勇者ロトの伝説が残る世界アレフガルド。そこで悪しき竜王の配下の魔物がはびこり、世界は闇に包まれようとしていた。ロトの子孫である主人公は、ラダトーム王の命により、敵にさらわれた王女ローラを救い出し、竜王を倒すための冒険行を開始する」

まあ、早い話が王女を助けて、悪い奴を倒して来いというもの。

ここでポイントが「伝説の勇者の子孫」という主人公の出自。かつての勇者の後を継いで、新たな勇者が旅を始めるというのがドラクエシリーズの基本骨子になります。

そして、最後は「竜王を倒した勇者が、ラダトーム王の後継者になってくれ、と要望されたところ、『いいえ、私の国は私自身で見つけたいのです』と宣言して旅立つ」と。

・ドラクエ2
前作の好評により、半年後の翌87年冬に発売された2作目。
前作主人公がアレフガルドの外へ旅立った後に作った王国ローレシア(王女の名前ローラにちなんだ)。さらに勇者の家系は3つに分かれ、それぞれサマルトリア、ムーンブルクという国が成立していた。
しかし、平和な世界に新たな闇が発生する。それは邪神シドーを奉じる大神官ハーゴン。ハーゴンの軍勢はムーンブルクの国を滅ぼし、世界に恐怖を与える。
ロトの子孫の長兄国ローレシアの王子は、王の命令に従い、兄弟国のサマルトリアの王子と協力し、行方不明のムーンブルク王女を見つけて、3人で力を合わせてハーゴン退治の冒険を行う。

勇者1人旅だった前作から発展し、本作は3人パーティのゲームシステムになっています。武器も魔法も使いこなした前作勇者に対し、武器オンリーのローレシア王子、魔法戦士のサマルトリア王子、強力な魔法使いのムーンブルク王女と3つの個性的な性能を持った仲間で協力するわけですが、最初はローレシア王子一人だけ。戦いで傷ついたときの回復呪文も使えないので、回復アイテムの薬草を頼りに、仲間を見つけるまでの冒険行。
この仲間を見つけて、パーティーに加わる時に流れるBGMは、シリーズでもおなじみの曲で、最新作11でも当然のように流れていました。

ストーリー的には、「仲間探しの序盤から、シリーズ初の乗り物である船を使っての世界巡り。懐かしいアレフガルドの地で、ラダトーム王の子孫や、竜王の子孫との和解を果たし、ハーゴンのいる敵地ロンダルキアを目指すため、世界の各所にある五つの紋章を探し出す旅」ということになります。
ラストは、ハーゴンと、その呼び起こした邪神シドーを撃退し、世界に平和を取り戻して幕、と。

・ドラクエ3
2の一年後の88年冬に発売された「そして伝説へ……」のサブタイトルを持つシリーズ完結編(ひとまずの)。

本作の特徴は、主人公の勇者以外の仲間をプレイヤーが自由に作成できるパーティーシステム。前作が固定された3人のメンバーであったのに対し、本作は「ルイーダの酒場」でプレイヤーが登録した様々な職業の冒険者を勇者に同行する仲間として自由に組み替えることができます。
元々、ドラクエのシステムは、元祖コンピューターRPGの一つであるウィザードリィを参考にした面が大きく、ウィザードリィでは「訓練場で登録したキャラを酒場で6人までパーティーに加えて、3Dダンジョンを探索する」ようになっているのを、ようやくドラクエが追いついたという形になります。製作者曰く、「いきなりマニアックなウィザードリィ同様のシステムをファミコンで示しても、一部マニアックなパソコンゲーマー以外の一般プレイヤーの多くは付いて来れないから、教育段階に合わせて少しずつシステムを複雑にしていった。3でようやく最初から作りたい形に仕上げることができた」とのこと。

職業システムが採用されたことで、「攻撃用の魔法使い呪文」と「回復用の僧侶呪文」という呪文体系も明確になり、また、その両方が使える上級職の賢者も転職によってなることができ、プレイヤーが好みのパーティー編成やキャラ育成をできるという意味で、プレイの幅が広がった作品です。

また、ストーリーの方は、勇者ロトの名前は物語終盤まで明かされず、主人公は「勇者オルテガを父に持つ若者(息子、あるいは男のように育てられた娘)で、唯一勇者の称号を持つ魔法戦士」。
なお、ドラクエシリーズは、基本的に勇者の物語ですが、当初から「勇者」と呼称されている主人公は、1、3、4、そして11のみですね。他は、「勇者の子孫、あるいは勇者の父親」だったり、「転職によって後天的に勇者になれる村の若者(のように思われた王族)」だったり、「勇気というスキルで、勇者らしい能力を得ることのできる亡国の末裔」だったり、「勇者になれる天使とか、冒険者とか」だったり、で、要するにストーリーの中で皆から「勇者さま」と呼ばれて期待されたり、唯一無二の存在として扱われたり、試練にあったりする作品は、実に久しぶりのことだった、と(ヒーローズなどの派生作を除く)。

3の主人公がどうして「勇者」なのかと言われると、それは「勇者オルテガの子供だから」という表面的な理由があったわけで、物語の流れも「現実の世界地図を模した新たなワールドで、旅に出て行方不明になった父親の後を追いながら、闇の魔王バラモスを退治に出かける」というもの。
世界地図上の冒険ということで、旅立ちの大陸アリアハンから、ワープ装置である旅の扉を出た後は、イタリア風の城ロマリアから、ヨーロッパ風の地名の街や塔、エジプト風のピラミッドを探索したり、アジアに黒胡椒を求めに行ったり、ジパングでヤマタノオロチ退治をしたり、現実の地理や歴史を模した冒険を繰り広げつつ、時折聞こえる父親の旅の噂に再会の思いを募らせたり。

船を使っての世界旅行の末に、集めた6つのオーブの力で伝説の霊鳥ラーミアを復活させ、その力でついにバラモスの居城に到達。バラモスを撃破したところで、物語は転機を迎えます。
打倒バラモスを報告に行った故郷の城で、突然、闇の声が響きます。「魔王バラモスは、闇の尖兵に過ぎん。闇の世界にはバラモスを凌ぐ大魔王ゾーマが君臨しており、世界を闇に包もうと狙っている」と。

ゾーマを倒すために勇者一行が向かった地下の闇世界は……懐かしいフィールド音楽アレンジが鳴り響くシリーズ始まりの世界アレフガルドだった。
ここで、ようやくシリーズのつながりが見えてきます。懐かしいアレフガルドの地を探索し、「勇者の剣」を鍛えてもらったり、竜王の城と同じ場所にあるゾーマの居城へと渡るために、1と同じく「虹の橋」をかけるためのアイテムを探したりして、ようやく敵の本拠へ。

そこで勇者一行が見たのは、勇者の父のオルテガがゾーマ配下の魔物と激しい攻防の末に力尽きて敗れる姿だった。父の仇を討った勇者は、父の果たせなかった悲願である大魔王との決戦に挑む。

そして晴れて勝利してラダトーム場に凱旋した勇者に、国王は宣言します。「天の世界より降り立ち、邪悪な大魔王を倒して、世界に光をもたらした若者に『勇者ロト』の称号を与える」と。
ここで、プレイヤーは3の主人公こそが、1作目で伝説として語られていた「勇者ロトその人」であることを知るのです。また「そして伝説へ」のサブタイトルの意味も。

それまで「1、2、3」の順番で考えていた時間軸も、実は「3、1、2」だったわけで、3が実はエピソード0だった、と。
リアルタイムでシリーズを追跡していたファンは、この仕掛けに本当に感動した、と。

★そして11へ

最新作の11は、このロト伝説の感動を今の時代に蘇らせようとした感じです。

世界の名前はロトゼタシア。ロトの名前を含めた世界にて、「悪魔の子」として弾劾される勇者。
やがて、明かされる歴史と伝説の真実に、目覚める魔王と邪神。その末に明らかになるのは、「11の勇者」こそが、3の勇者ロトの称号の由来になった「初代勇者ロト」であったことを。
また、11の勇者以前に邪神を封印した勇者ローシュという伝説があったのですが(主人公はローシュの転生した勇者らしい)、勇者伝説が世代を超えて、世界を超えて受け継がれていく起源の話が、今回の11だったということで。

最終的に、11は「ドラクエ3につづく」という時間軸の公開で終わるらしいです。まだ、直接その画面を見たわけではないですけどね。

長くなりましたが、一応、これにて。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/19 (Sat) 15:03:37

 NOVAさん、どうもです。

 コードMの感想はいつも通り、火曜のドライブを観てからにしようと思いますが、ドラクエネタに思わず引き込まれまして。
(追記)録画機の予約画面で、エグゼイド延期分が「24日(木)、25日(金)」にあるのを確認。27日(日)最終回は平常通りなので、今週はエグゼイドを最終回まで一気に観ることになりますね。

●ドラクエ11

 NOVAさんの解説を拝読して、同じ世界で2周するという点がちょっと興味を惹かれました。ウィキペディアなどでも調べてみたんですが、ここで教えてもらった以上のことは特に公表されてないみたいです。

 2周目があるのって、古くはファミコンの初代女神転生なんかもそうでした。クリアしてしばらく待つと、裏面が始まるというやつですね。ドラクエだとスーファミ版の3では、クリアしてから行けるダンジョンがありました。5(天空の花嫁)だと、クリア後に何か変わることはなかったですが、結婚相手を変えてクリアするということもありました(が、ビアンカを選ばないのは邪道だと思う ^^;)。

 しかし、同一世界で違う歴史をたどるというのは、もしかすると11で初めて試みられた手法でしょうか。今のハード(ゲーム機)だと、ストーリーや演出上の発展的な工夫だといえると思いますが、そのアイデアをファミコン時代のドラクエがどうしてやらなかったのかなという気がします。

 なにせ、ファミコン時代だとメモリ不足に苦しんでましたから。2だと、冒頭のムーンブルクの城の陥落のシーンをカットせざるをえなかったり、3での極めてシンプルなオープニングはやはりメモリの制限で派手なものを入れられなかったからだとか。世界マップが同じでイベント的に違えて2周すれば、かなりメモリの節約になったんじゃないかと思います。
(このメモリ不足を解消しようとディスクシステムなんて作ったわけですが、カセットへのメモリ増設方法が開発されて、ディスクは鳴かず飛ばずに ^^;。)

 11のドラクエ全史での位置づけも面白そうですね。勇者ロトの由来を作ったという設定の3では、ロトが予約語になってて、主人公(勇者)の名前に「ロト」が使えなかったのを覚えています。その3の前史というわけでしたか。現実の神話、伝説だと、新しくできたものほど過去にされる傾向があるそうです。既存の神話・伝説はもう有史以前直前までできている。新しい話を入れたければ、既存の伝説より前の話とするしかない、ということらしいです。

 それと同じように、過去へ過去へ、そもそもほぼ全作品で活躍する「勇者」なるのものが、どうして生まれたのかと架空歴史でたどるのはなかなか面白そうです。あくまでも架空ですから、未来へ未来へと作品世界を動かしてもいいんでしょうね。SF的な未来ドラクエなんてのが出てきてもよさそう。

 などと妄想をめぐらせておりますが(^^;、11はちょっとやってみたいかなという気がします。1人用ですから、好きなときにやればいいですしね。過去作とのリンクも魅力です(過去の快体験がオンされて楽しめそう)。それと、ドラクエビルダーズ。うーん、これで「PS4購入」という心理・金銭的障壁を超えられるかどうか(もう二押しか三押しくらい欲しい)。Windows版を出してくれないかなあ。

●ロトシリーズ

 ドラクエ1~3ですね。これは、ファミコンでプレイしました。その後、スーファミのリメイクでもやってます。最初に遊んだのが2ですね。ファミコンの盛名を聞きつつも、なかなか買う気にならず、ディスクシステムが出たのを機に買ってみました。知り合いにドラクエ2を借り(当時、2はみんな遊び終わっていた)、よく分からないながらやってみました。が、海に出た辺りから何をすればいいかよく分からなくなり、「ニフラム」(←追記:トヘロスと間違えたorz)の呪文の有用性を理解していなかったので、少し進んではモンスターと戦いを繰り返しているうちに(自ら作った)単調さに耐えきれず、途中放棄。

 これにはもちろん、ほとんどの人が大なり小なり行き詰ったと聞く、「牢屋の鍵」入手や、脱走したとされる囚人「ラゴス」も、ゲームを進められなくなった原因になっています。ともかくRPGに不慣れもいいところでした。

 こんな退屈なもんだったのかと逆ギレし、ゲーム機自体をお蔵入りにすることも考えましたが、たまたま買ってあった「女神転生」(ナムコ版)はやっておこうと思い、攻略本を頼りにクリアしました。そしたら、クリアしたときに胸がすーっとする快感を覚えまして。「クリアしたら、こんなに嬉しいものだったんかい」ということで、ドラクエ2を攻略本見ながら再挑戦。ようやくクリアして、ドラクエが面白いものだったとようやく理解しました。

 そうなると、ドラクエ1もやってみたくなるのが人情で、もう安売りになっていた1を買ってやってみました。印象は、最初「なんかゲームシステムやグラフィックがシンプルというか、ちょい古臭いというか」というものでしたが次第にはまって、妖精の笛を使わずゴーレムとガチンコ勝負する等の無知ミスを犯しつつも楽々とクリア。2よりずいぶんとコンパクトなゲームという印象でした。こうなると、次にドラクエ出たらすぐにやりたくなります。
(でも1にも、ローラ姫を救出せずクリアとか、ローラ姫をお姫様抱っこしたままクリアとか、妙なクリア方法で遊べると後で聞いた。^^;)

 そして、3が出たわけですが、ご承知のように最初は入手困難、1ヶ月待ちでなんとか手に入れ、他人より遅れてプレイ、クリアしました。この3は2以上に面白く感じ、勇者の性別を変えて再クリアしたり、パーティ編成を変えたり転職したりと、かなり延々と遊んだ記憶があります。

 セーブできるようなって「復活の呪文」なしでやれましたしね(ビール飲みながらやってて、しばしば呪文の写し間違いしてましたorz)。とある町の「パフパフ」を女性キャラでやるバグ技なんかも見つけて喜んでました(イベント的に何も変わらないのに ^^;)。バグ技では、2では「破壊の剣の2度撃ち」なんてのもありましたね。いずれも、スーファミ版ではバグ修正されていました。

 最初のクリア時、「バイキルトを勇者と戦士に使って、ひらすら打てばラスボスに勝てる」という知人のアドバイス通りに戦ったら、何度やっても一向に勝てず。ちょっとレベルが足りなかったようです。

 困って考えて、「魔法使いをモシャスで戦士にして攻撃してみよう」→「だめだ、戦士の武器を持てない」→「ギガデインはラスボスに有効みたいだ。じゃあ魔法使いがモシャスで勇者になってギガデイン」で、ようやくクリアした覚えがあります。

 3はあれこれ面白かったんですが、、ラストはちょっと衝撃的でもありました。別世界のアレフガルドまで遠征し、ラスボスを倒してみたら、元の世界と切り離されちゃったわけですから。パーティキャラに感情移入していただけに、もう故郷に帰れないというのを強く実感し、悲劇性も感じた作品でした。

●天空シリーズ

 ドラクエ4~6ですが、これが天空シリーズという位置づけというのは、最近知りました。作品内歴史では、6が4より古いというのは、ロトシリーズと同じだったようですね。ただ、プレイしたのは4と5だけです(6が出た頃は多忙でプレイできなかった)。

 最後のファミコン・ドラクエである4(導かれし者たち)は、やろうかどうか迷ってたんですが、たまたま入った東京出張のとき、発売間もないのに店頭にあったので、これも何かの機会と思って購入し、やり始めたら、やっぱり面白かった(^^)V。もっとも、トルネコの章は、章クリアのための金儲けやり方(別の店から安く購入、自店で高価で転売)をよく知らず、ひたすらモンスターと戦って、モンスターのアイテムを入手して自店で売る、なんてまどろっこしいことをしたため、多大な時間を要しました(結果、トルネコのレベルも無駄に上がったorz)。

 トルネコは初出の4以降、あちこちでいじられるキャラになりましたね。馬車の中で遊んでいたらレベルが上がるとか、ですね。3でゲームを進めるために必須の商人キャラにもイメージが重なったりも。しかしその分、知名度が上がり、人気も出て、PCの原初的なダンジョンゲーム:ローグに似せたゲームの主人公にもなったりしました(プレイしたけど、根気がなくてクリアまで行きつかずorz)。

 4で最も感情移入したキャラクターが踊り子「マーニャ」で、常時戦闘に参加させ、あまりにも気に入ったので、最終決戦には「踊り子の服」で臨もうかと考えたほどです(が、レベル的に危ないので、重装備にしました)。なぜか、なんだか気に入ったんですが、今でもなぜ気に入ったのかよく分かりません(^^;。キャラ的にはミネアのファンになりそうな気がしたんですが、なぜかそうならなかった。

 そしてスーファミ最初のドラクエの5ですね。倒したモンスターを仲間に加えられるとかできることが増えた、グラフィックが綺麗、BGMが迫力ある等々、さすがはスーファミ、裏を返せばやっぱりファミコンはハードの制限が強かったんだなという印象があります。

 設定的な特筆事項としては、やはり「家族パーティ」(+仲間モンスター)制というところでしょうか。幼少時も一時的に父親との戦闘イベントがありますが、勇者が結婚してからですね。結婚イベントでは、最初「(システムとして)ビアンカ以外は選べないだろう」と思ってました。ビアンカとは幼少時にパーティ組んで戦ってましたし、フローラに密かに片思いしている青年がいましたし(この青年の背中を押してやるイベントがあるはず、と思ったりもした)。

 ビアンカルートでクリアしてから、結婚イベントでフローラを選ぶことができると分かったとき、ちょっと驚きました。ただ、その後の展開は基本的に同じである点はちょっとがっかりでした(いくつか補助的な恩恵があったりはしたけど)。スーファミになったんだし、多少なりとも違う攻略ルートになると思ってました。フローラルートでは、ビアンカの家に立ち寄るイベントがありますが、ちょっと胸が詰まった覚えがあります。
(このことについて、後で「女性が子どもを産むためだけに利用されている印象」だとして強く非難した人がいると知ったけど、そこまでの問題とは思わなかったのも、なんとなく印象に残ってます。)

 その後、6が出るわけですが、5がスーファミになってもRPG的なシステムに特に変更がなかったこと、多大な時間がかかることなどから、多忙になったこともあって、短時間でグラフィックもいいゲーセンの格闘ゲームをときどきやるくらいになってしまいました。1995年には安いPCとWindows95でネットも頻繁に使うようになりましたので、少ない手持ち資金はPCと通信環境に振り向けるようになったことも大きかった気がします。

 しかし今頃になって、NOVAさんからゲーム話を伺うと、当時のゲーム欲がじわじわ盛り返しているのも実感します。うーん、PS4や3DSかあ。

●ゾーマのテーマ

 最近、スマホ用ゲームのドラクエのCMを観ていて、なんとなく背中がぞくぞくするような、気分が燃えるような感覚を覚えました。ゾーマが都心に現れ周囲をて凍てつかせ、市民大勢が剣などで立ち向かおうとする、というCMですね。あれのBGMが、なんともぞくぞくしたんです。

 これ、なんのBGMだったかなあと考えて、ドラクエ3のゾーマとの戦闘のBGMだと思い出しました(CMに出てくるのがゾーマなので、考えるまでもなかったはずなんですが)。ネット動画でゾーマのBGMを試聴してみると、やっぱり興奮します。

 最初、「ああそうか。まだドラクエ3クリア時の感覚が残ってるのか」と思いました。しかし、少し調べるとゾーマのBGMは、ベースのメロディがドラクエ1でフィールド移動するときのBGMだと分かり、なるほどと思いました。確かにドラクエ1のメロディが出てくるし、そこで最もぞくぞくします。

 ドラクエ3のゾーマのBGMでぞくぞくするのは、実はドラクエ1の快体験も加わっているということですね。今回調べてみるまで、全く意識してませんでした。大幅にアレンジしてあるので、私のような素人の耳では聴いただけでは分からなかったようです。こういうの、気が付かなかっただけで、いろいろあるんだろうな。

Re: 8月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/08/22 (Tue) 02:36:38

ドラクエ11の表の面をクリアしました。
結局、70時間弱掛かってますね。
前回、50時間強でラストダンジョン前に来ていて、それからレベル稼ぎも含めて、解き残していたクエスト攻略したり、いろいろ。

さて、ドラクエ話は後に回すとして、他の定例話を先に。

★コードM

鯨岡の脱出作戦で、まんまとサンダーを出し抜きそうだったのが、指令を受けていないはずのミラージュ乱入によって、逃走失敗。
前半は、ミラージュ大暴れで、あわや鯨岡も抹殺されそうになっていたところを、ようやくサンダーさんが追い付いてくる。任務は、「鯨岡の確保であって、処分ではない」と告げて、ミラージュの暴走を止めに入ります。

ということで、結局、鯨岡の脱出は未遂に終わります。左文字さんは、前回、鯨岡と結託したのかなあ、と思いましたが、「私を殺そうとした男をひれ伏させるのが嬉しい」と御崎に嬉々として語る辺り、結託はしていないようですね。
もっとも、鯨岡もさるもので、牢屋への移動時にうまく変装した骸骨とすり替わって、ちゃっかり脱出には成功した模様。鯨岡と左文字の、狐と狸の化かし合いが面白い。

そして、鯨岡は配下のナイフ女を通じて、ミラージュを取り込みに動きます。「お前は所詮、組織のコマ扱い。自分に付いた方が、好きに生きられる」
もちろん、ミラージュは姫島さんを死に追い込んだ恨みがあるので、鯨岡には付かない。すると、ナイフ女の不意打ちキスで毒を食らって、解毒薬を賭けた決闘を挑まれます。

ナイフ女との日本刀を使ったチャンバラ対決が、後半のアクションの目玉。前半の銃撃大暴れほどの尺はとってませんが、それでも見応えある対決で、毒のハンデで動きが鈍る不利をも克服し勝ちを収めます。
解毒薬はゲットしたけど、女にとどめは刺さずに(あいつも鯨岡のコマに過ぎないから、と訝るロビンに対して理由付け)その場を後にします。

ともあれ、アクションの充実と、飯屋の娘さんのエピソードの続きが見られた点で、面白かったなあ、と。
映画デートをすっぽかされて、悲しそうな娘さんでしたが、そこにミラージュを「真ちゃん」と呼ぶ馴れ馴れしい女が現れて、一緒に外に出て行く姿を見て、ショックを受けたりも。
まあ、一般人の娘さんは、危険なミラージュには関わらない方がいいのでしょうけど、日常の舞台にナイフ女が登場したことで、ひどいことに巻き込まれたりしないかなあ、と心配しつつ。

★エグゼイド

正宗社長、結局、最後まで大暴れする感じですね。
ドライブの001みたいに途中で消えるかと思っていたら、結局は、蛮野の立ち位置だった、と。

昨日の放送時点で、心配されていた味方の犠牲者が出て、直接は劇場版につながらない形ですが、クロノスのリセット失敗によるパラレル世界か、それともTV最終回後の時間改変物語なのか、真相は27日の最終回で明かされる、と。

ともあれ、エグゼイドが予想よりも一月早く終わるので、ドライブとの同時最終決戦は避けられたみたいですね。
まあ、ドライブは、コードMと同時最終話になる形。そして、コードMが終われば、10月から牙狼の新作(たぶんアニメ)が来るのかなあ、と予期しつつ。

★ドラクエ話(過去編)

K.Kさんは、5までプレイ済みでしたか。すると、未プレイの人向けの1〜3までの解説は必要なかったですな。

それでも、続きに触れると、ドラクエ4以降の天空3部作は、「キャラクターゲームとしてのドラクエ」を確立した時期ですね。
3以前は、決まった固有名詞を持たない(ローレシア王子とか、女僧侶とか、肩書きや職業のみの)キャラでしたが、4以降は8まで固有名詞を持ったキャラがパーティーに参入して、彼ら彼女らのエピソードも楽しむ形に。

4は、5章構成の物語で、各章の仲間たちが集結して、5章の主人公の勇者を助けることに。一方で、敵役のピサロにも勇者と同等のドラマが与えられ、リメイク版ではピサロを中心にした6章までが新しく設けられるほど。

5は、仲間モンスターという新システムにスポットを当てつつ、父親に連れられて旅をする幼少期から、父親を殺されて奴隷労働をさせられる苦労期を経ての成長、父親の目的である勇者探しの旅を受け継いだ挙句の、結婚、そして子供の誕生。しかし石化という悲劇に見舞われた後、成長した子供に助けられ、息子こそが探し求めていた勇者であることを知り、以降も行方不明の妻や、敵の本拠地に囚われたままの母親救出まで、身内の不幸を必死に解消しようとする主人公の人生ドラマ。主人公に焦点を当てたドラマとしては、一番濃い作品だなあ、と言えますね。

5は男尊女卑という批判もあります。確かに、3や4では女勇者も選択できたのに、5は主人公を女性キャラにすることも、また二人の子供は息子と娘がいるのに、天空の剣を装備できる勇者は息子の方であって、たとえ天空の勇者の血筋でも女性は勇者になれない物語になっています。

その後の6では、転職によってどのキャラも勇者になれることを考えると、時間軸は「6、4、5」の順番なので、「最初は誰でもなれた勇者」が、4になって限定された血筋のみに制限され、5の時代では勇者の遺伝子は男性限定でしか発現しないように薄れていった、ということですね。

さて、この流れで6のストーリーも紹介すると、4以降のキャラゲームに、3の転職システムを融合させて、キャラの育成自由度を高めた作品です。
同様の転職システムは、7にも受け継がれ、この2作品では、どのキャラも勇者になれるのが特徴。
また、職業をどんどん転職することで、呪文も含む多数の特技を習得でき、極めれば全ての職業の技を覚えることも可能。転職したから、前の職業の技を忘れるということもなく(リメイク7では改められて、今の職業の技しか使えないように調整されて万能キャラは作れなくなったみたいだけど)。

そして、6が3を意識しているのは、「上の世界と下の世界」の存在。ただし、3では「上の世界を攻略した後で、下の世界であるアレフガルドに行ける」のに対し、6では「上と下を行ったり来たりして探索を進める」形。
上の世界の村人として旅を始めた主人公は、下の世界(幻の大地、と呼称)に迷い込み、双方の世界の類似性と相違点に気づいた挙句、実は「下の世界こそが現実で、上の世界は下の世界の住人の夢の産物である」ことを知ります。そして、その夢の世界を生み出したのが魔王ムドーと呼ばれる存在であり、人々を夢の世界に封じ込めることで、現実にたやすく不幸をもたらすようにしていた、とか。
そして、夢の世界のパワーを操ることのできる魔王を倒せるのは、夢と現実を行き来できる主人公とその仲間のみ。魔王退治に差し向けた軍勢なんかは、魔王の魔力で夢の世界に閉じ込められ、無力化されるわけで。

中盤で魔王を倒した主人公は、「自分が夢の世界の存在」であることを知るわけですが、では、「現実世界の自分は、世界のどこにいるのか?」 どうも、現実世界の自分は魔王退治に派遣された王子らしいのだけど、魔王の魔力で王子の心が切り離され、独立してしまったらしい。ということで、心というか記憶を失った自分の本体を探し出し、完全な自分になることが旅の目的になるわけで。

最終的に、ムドーの奥にいる闇世界の大魔王デスタムーアこそが、この夢と現実に分裂したややこしい状況を生み出した張本人で、完全体になった主人公は世界を元に戻すために、大魔王を倒すのですが、それはすなわち、夢世界の消失につながるわけで。
この夢世界の名残が、ドラクエ4の天空城になります。元々、天空城はドラクエ6世界では、魔王軍の空中要塞として機能しており、それを主人公たちが奪ったことで、後にマスタードラゴンの治める「勇者の因子を遺す拠点」になったわけですね。

ただ、天空シリーズは、1から3のアレフガルドみたいな共通世界や地名は存在せず、単に象徴としての天空城の存在だけで一応のシリーズとして成立している形。

自分的には、4と5がセットで、6と7がセットという感覚ですね。
6も7も、「魔王の力で世界の重要な部分が封印されており、それを探索によって復活させる物語」と言えます。
4と5は概ね一本道の物語を追っていくのに対し、6と7は、パズルめいた世界の構造になっていて、それを解き明かしていくゲーム。

「夢と現実のギャップとか、若者の自分探しとか」そういうテーマ性が見え隠れしている6と、「トム・ソーヤ的な子供たちの冒険物語」という異色作の7という印象。

封印された世界の復活という意味では、近年の「ドラクエビルダーズ」に通じるものもありますか。

それと7は、「石板の中に封じられた世界」を主人公たちが探索するわけですが、主人公が事件を解決しなければ、石板世界は悲惨な末路を迎えてしまい、滅びてしまう運命にある、と。そして滅びた地域は現実の地上からも消失してしまい、スタート時点で世界にあるのは、たった一つの孤島のみ。
主人公が石板世界に干渉して、そこでの事件を解決することで、滅びる運命だった地域が蘇り、現実で新たな歴史を刻んでいることが分かります。
おおむね「過去の石板世界を探索して、その果てに蘇った現在を知る」という話なので、時間改変SF的なストーリーだったりもしますね。
その意味では、過去の改変を大きなイベントにしたドラクエ11にも通じるものが。

6と7は、魔王との対決よりも、魔王がおかしくした世界の修復がメインなので、ラスボスたる魔王のキャラ性が非常に薄く、6のデスタムーアにしても、7のオルゴデミーラにしても、いろいろと地味だなあ、とも。

★ドラクエ話(現在編)

改めて、11の序盤のあらすじを紹介すると、オープニング映像で「勇者の王子誕生を祝う王国が魔物の軍勢の襲撃にあって滅亡。王妃と連れの少女が赤ん坊の勇者を抱いて、魔物から逃れようとするも逃げきれず、王妃は少女に勇者を託し、自らは囮に。そして、少女も勇者を守りきれず、赤子勇者は川に落下。川に流された勇者が、田舎の老人に拾われるところ」までが描かれます。

そして、山奥の村の少年として16歳まで成長した主人公が、幼馴染の少女エマと一緒に成人の儀式として山の頂上に登るところからゲームスタート。
平和な村だったのに、山中にスライムなどのモンスターが出現。幼馴染を庇いながら、苦労して山頂まで到達した主人公は、強力な魔物の襲撃で絶体絶命の危機に陥ったところで、手の甲に刻まれたあざが勇者の紋章として覚醒、夢中で放った稲妻で敵を撃退。
村に戻って、その話を家族にすると、母親から亡き祖父の遺言を聞くことになります。「お前は伝説の勇者の生まれ変わりだから、村の外のデルカダール王の下に行って、助けを求めるように」と。

そんなわけで、デルカダールに行って、勇者です、と名乗ったりすると、「そうか。お前が……この、悪魔の子め」と罵られ、牢屋に監禁されたりします。理不尽な。
同じく牢屋に捕まっていた盗賊カミュと協力して脱獄。追っ手から逃れて故郷の村に帰ると、村は王の軍勢に焼き払われていて悲惨なことに。

故郷の村を滅ぼされて、幼馴染の娘と別れるなど、ドラクエ4の勇者のオマージュですね。

そこまでの道中で、勇者の力として「世界を司る大樹の根の記憶」を見たり、時には過去に干渉することができると判明しており 、その力によって、「祖父の遺言状、および生みの母親である亡国ユグノアの王妃の手紙」を発見。勇者の出自がこれで明確になります。
また、同行している盗賊カミュの目的であるレッドオーブを神殿に巣食う魔物から奪い返した後、しつこく追ってくる王国の兵士と将軍グレイグから旅の扉を使って脱出。到着した別大陸でようやく一息つきます。

別大陸では、勇者の導き手として聖地より派遣された双子の姉妹ベロニカ&セーニャと邂逅し、大樹に至るためのアイテムである「虹色の枝」を探すための旅を続けます。
道中の街でいろいろ事件を解決する中で、オカマの旅芸人シルビアも加入し(世界を笑いの力で明るくするのが目的の元騎士で、ドラクエ4の旅芸人パノンの系譜)、彼の持つ船に乗ることができたり、デルカダールの追っ手を協力して切り抜けたりするうちに、「虹色の枝」を賭けた武闘大会の存在を知ります。

この武闘大会は、ドラクエ4のアリーナの章のオマージュです。対戦相手にベロリンマンとか、バニー姿の魔女ビビアンとかも再登場してますし。
そして、決勝戦で登場する謎の老人ロウと、美人武闘家マルティナ。彼らとの関わりの末、ロウが某国ユグノアの元国王で、主人公の実の祖父であることが分かり、また、マルティナも死んだと思われていたデルカダール王の娘で、オープニングシーンで主人公を抱いて逃げようとした少女の成長した姿であることが判明。
ロウとマルティナは、今のデルカダール王が魔物の傀儡であることを察知しており、勇者の旅に改めて同行することになります。
彼らの情報から、大樹に至るには「虹色の枝」だけでなく、6色のオーブが必要になることが分かり、そこからオーブ探しの旅に物語が展開。

道中いろいろあって、オーブを集め、ベロニカとセーニャの故郷である聖地ラムダに到着。そこから天にそびえる大樹へ向かう際、オーブを使った儀式で虹の橋が作られ、ついに大樹に到達。大樹の中には「勇者の剣」が封印されていたのですが、それを手に入れようとしたところ、後を追って来たデルカダール王、いや、彼に憑依していた魔王ウルノーガに妨害され……以降は先日書いた通りですね。

なお、死んだ少女は、双子の姉のベロニカ。姉なんだけど、とある魔物に魔力を奪われた事件があって、その副作用で年齢が奪われて幼い少女の姿になっています。一見、年上そうに見える方が妹のセーニャで、ベロニカは某名探偵くんのように、体は子供で頭脳は大人というギャップ萌えキャラ。
主人公を守って命を落とすという悲劇性も相まって、ネットでは人気が急上昇中だったりします。

そして、裏ルートでは、彼女を復活させるために、過去を改変する物語ということで、まあ、これから頑張ってプレイする所存。

今夜はこれにて。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/23 (Wed) 12:41:04

 NOVAさん、どうもです。

 ドラクエ話ですが、5まではプレイしたとはいえ、かなり前の話で、ほとんど忘れていました。今回、1からのまとめを拝読して、記憶が断片的ながら、するするとよみがえり、つい「そういやそうだった、あれは面白かったよね」となった次第です。

 ですので、解説が必要なかったなんてことはありません。いい記憶のトリガーを引いて頂いて、非常に感謝しています。また、プレイした1~5では、SFCリメイク版も含めて3が最も印象深く、ドラクエ内歴史では11が3につながると聞いたことが、「11、やってみたいかも」と思う一因となっています。これも、3をよく思い出さなかったら、食指が伸びなかったところです。

●コードM

 鯨岡が大掛かりで派手な脱走をしたものの、戦線復帰したミラージュに阻まれて、独房に逆戻りしたのだが、という回でしたね。

 冒頭は先週の続きで、護送車を乗っ取った鯨岡が逃走を図り、サンダー率いるK-13チームがドブネズミの情報援護で追いすがるも、鯨岡が用意していたチームがさらに阻みに来るという、なかなか緊張感ある出だしでした。

 鯨岡は監視カメラのないトンネル内で、護送車から手下の車へ飛び移り、追っ手の目を誤魔化す。しかし、ドブネズミが護送車の異変に気が付き、K-13第2班が護送車を止め、鯨岡が乗り換えたことに気が付くと。ふむふむ、双方、抜かりのない逃走、追跡で、なかなか見応えがあります。前話で護送車のドライバーがもしかするとガイコツかと思ったんですが、あっさり射殺されてしまっており、私の見込み違いでしたorz。

 サンダーのK-13チームは鯨岡の武装襲撃チームをサクサクと撃退する(小銃、サブマシンガンに拳銃で撃ち負けないとは、相当の練度)。一方、ドブネズミは鯨岡が乗り換えたと思しき車を特定する。いずれも、仕事が速いですな。前に鯨岡側で参加した女性ハッカーがかく乱しに来たりすると面白そうなんですが、それはない模様(あのハッカー、飽きてどっか行っちゃったのかな)。

 ここまで、かなりいろいろあったんですが、時間的にはOPやCM入れて、放送開始からたった5分ですね。10分くらい経ったような気がしてました。今回の前半は相当に密度が濃い感じです。それはさておき、ドブネズミはミラージュの応援を進言するも、御崎は認めない。一方、手下が待ち受ける、ちょっと開けた場所に出た鯨岡は車を降りる。顔にバッテンのあざを着けてましたな。拘束衣がそれだけきつかったということか。

 そこに鯨岡が用意したヘリが到着しそうになると、どこからともなく現れたミラージュとロビンが急襲。カーアクションも交えた激しい撃ち合いで、前半の最大のバトルとなりましたね。

 鯨岡の手下は、部隊といってもいいくらい統率の取れた動きで、銃の扱いにも慣れていますから、傭兵か自衛隊、ないしは日本近傍の国の軍隊経験者をスカウトしたのかなという印象を受けました。はっきりした現場指揮官がいない感じなのに、やるべきことが分かっている感じでしたから、部隊ごとスカウトしたのかもしれません。

 鯨岡側は武装といい、人数といい、相当の戦力でしたが、ミラージュとロビンの連携の前に、あれよあれよと数を減らし、まさに鯨岡が討たれんとするところへ、サンダーのチームが駆けつけ、なんとかミラージュを止める。そういや、生かして捕縛、という命令なんでしたね。しかし、どうしても鯨岡を殺害したがるミラージュ、怒りに我を忘れたような感じです。止めたサンダーらに殴りかかりさえする。

 しかし、殴りかかりはしたものの、それ以上のことはせず。さすがに仲間に本気で襲い掛かるまでのことはしないか。サンダーとは反りが合わなさそうですが、職務上のことまでは忘れてなさそう。御崎にとがめられたミラージュが、「(自分を)見失わないために動いた」と抗弁していますが、どうなんだろ。怒っていると自分を疑えなくなりますから、信用していいものかどうか。それとも、冷めたときに考えたうえでの、今回の行動なんだろうか。

 ミラージュは拳銃の安全装置を戻して去り、鯨岡は捕縛されて連れ戻されると。この時点では、振出しに戻ったみたいな感じでしたね。ただ、(再変装したらしい)ガイコツは、鯨岡の手下の中にはいなかったというのがポイントということでしょうか。ここで前半終了。盛りだくさんな印象で、なんだか1話分あったような気がしました。

 CM後の後半、鯨岡は検事に取り調べられている。そういや、検察に身柄を移して取り調べしようとしてたんでした。アクションシーンに見入って、すっかり忘れてました (^^;。左文字は何やら嬉し気に鯨岡の面会に行く。がしかし、検察には鯨岡の常套手段「清掃員に成りすまして潜入した手下」がいますな。

 シーン変わって、いつもの飯屋。アジフライ定食を食いに来たミラージュに、例の女子美大生がそわそわしておりますが、なぜだか桜丘由比がいる。「しーんちゃん♪」などとなれなれしく声をかけて来る。女子美大生視点ではいわゆるラブコメですけど、桜丘の正体を知るミラージュ(と視聴者)視点では、緊迫のシーンですね。いずれも「修羅場」と表現しとけばいいんだろうか。

 桜丘はスモークのことを持ち出して挑発、目論見通りに外に連れ出し、キスで毒を仕込んでタイマン対決を強いる。かつ、左文字が狙っている警察権拡大法案が通るとミラージュは不要になるなどと、先がなさそうなことも言って鯨岡側に誘うなど、目的の半分はスカウトでもある模様。

 2人の対決は、前半の銃撃戦とは好対照に、剣の勝負。おそらくは桜丘の得意分野のはずで、しかもミラージュに毒が回って来て動きが鈍った(はず)にも関わらず、桜丘は剣を弾き飛ばされて敗退と。ミラージュは戦闘の全分野で無双ということなのかな。前半も後半も、鯨岡側の戦力と隔絶した力がある感じです。もうちょっと実力が近いほうが、バトルが盛り上がるような気もします。

 ミラージュは桜丘に止めを刺さず、ロビンが「後悔することになるかもしれません」と警告しますが、ミラージュは「後悔ほど無駄なことはない」と聞く耳持たず。まあ、とどめを刺した場合、K-13チームによる後始末が間に合うとは限らず、やむを得ないという面もあったのかもしれません。

 ……一応、注意して観なおしてみたつもりなんですけど、あからさまに鯨岡がガイコツと入れ替わったと思しきシーンは気が付きませんでした。ただ、怪しい清掃員、看守とエレベータに乗り込む鯨岡、怪しい清掃員が出たトイレ個室に入った鯨岡、辺りは高確率で鯨岡が入れ替わった感じはしました。ガイコツの消息も不明な点も傍証的ですね。まあ、次回に明かしてくれるだろう。

●仮面ライダードライブ

 NOVAさんが、エグゼイドの正宗を評して、「蛮野の立ち位置」と仰っていたのが、なんとなく分かる2回でした。立ち位置とともに、俺様的な傲岸不遜の性格という面でもなんだか似ていそう

・第41話:黄金のドライブはどうやって生まれたのか

 夜の病院の待合室、車いすの患者らしき人を見つける巡回していた看護師2名ですが、奇妙な音を聞いた1人の目が赤く光り、「ショウ」と謎の言葉を発して倒れてしまう。この「ショウ」が誰なのかの謎解きが今週の肝だったわけですね。その看護師以外にも、多数同じように意識不明に陥った若い女性がたくさんいたと。病院に捜査に来た特状課ですが、りんなも同じように気を失ってしまう。

 その車いすの患者らしき女性は、なぜかメディックそっくり。メディック(とブレン)が病院をこっそり監視していることから、メディックの差し金であると判断していいのでしょうね。メディックはなぜか犬を連れていて、この犬が実は、というわけでしたか。

 しかし、特状課に戻ったドライブらは、そんなことは知る由もなく、「ショウ」が誰かを考えている。病院内の監視カメラには、謎の患者を連れて来たメディックとブレンが(さらに蛮野ベルトも)映っており、彼らの仕業ということは確実。ショウについては、霧子が「恋人かも」と言うと、チェイスが「恋人とは何か」に興味を示す。このことも、今回以降、なんらかのドラマになりそうです。次話のラストでも、ちょっとひと悶着あったし。

 究ちゃんの解析によれば、気絶した女性は全て、脳の特定の部分に活動が見られ、どうやら車いすの患者と何らかのシンクロをしたらしいと分かってくる。その引き金となるのが、被害女性が共通して聞いていた謎の音、ということですね。それが愛情だろうということで、家族とか「恋人」の可能性もあるということなのでした。

 その線で被害女性宅に聞き込みに回る特状課の面々ですが、現さんが聞き込みに行った家では、母親と思しき女性が犬を抱いて応対しており、二度目に観たとき、「あ、ここで軽くヒント入れてあったんだな」と思いました。ちらっと見せただけのシーンでしたので、一度目は全く気にも留めずでした。

 シーン変わって、どうもメンタル面で悩んでいるらしいメディックとブレンのところへ、まず蛮野ベルトが現れて「手を貸してやる」と言い出し、それを追うようにマッハも現れる。すると蛮野ベルトはメディックの腰に巻き付くと、メディックは蛮野の意のままに操られてしまう。これが蛮野ベルトの能力か、と思ったんですが、次話では蛮野がベルトになった本当の狙いと能力が示されていました。

 マッハ vs 蛮野メディックは、蛮野が優勢に戦いを進めるものの、突如としてハートが割って入り、蛮野ベルトをメディックから引きはがす。そこへチェイスも現れると、さしもの蛮野ベルトもいったん撤退。ハートに共闘を申し出るチェイスですが、ハートは言下に断る。で、ハートがメディックを回想するんですが、なぜか白い衣装。グローバルフリーズでいったんはプロトドライブに敗退したものの、突如現れた女神=メディックに救われたわけでしたか。

 一方、マッハ、チェイスと協議するドライブはメディックに変化があると推測を述べる。どういうことなんだ、と思ったら、五十嵐なる青年が現れ、車いす女性の恋人だと告げる。彼はショウではないし、心当たりもないらしい。車いす女性が誰なのかは知っていて、バレエダンサーだったと判明。だからメディックはしばしばバレエ風の動作をする癖があるわけでしたか。しかし、この五十嵐なる青年が実は、ということですね。

 車いすの女性に五十嵐は外で仲良さげにする。それを眺める特状課の面々ですが、チェイスはといえば、ドライブに「恋人への愛とはどういうものか」と尋ね、ドライブは「胸がきゅんと苦しくなる感じ」などと説明。これはチェイスになんとなく分かったらしいし、霧子に「きゅん」を感じた模様。

 そんなことをしていると、いつの間にか車いすの女性と五十嵐がいなくなっている。鍵となるはずの五十嵐が現れたと判断したメディックが連れ去ったわけですね。ドライブとチェイスがすぐ駆けつけバトルとなる。ブレンは犬を連れてバトルから逃げ出すんだけど、その先に006と対峙する蛮野ベルトがいる。006は手下を蛮野にあっさりやられても動じず、「ハートに勝るとも劣らない私の進化体を」との口上が終わる前にあっさりやられて、体を乗っ取られると。これで金色の仮面ライダー:ゴルドドライブとなったわけですね。

 006ですが、格闘バトルが中国拳法風でなかなかよかったんで、事実上の退場がちょっと残念。ブルース・リーよりジャッキーチェンに近い感じで好みだったんですが。ウィキペディアで調べると、演じた役者さんは実際に中国拳法の達人レベルみたいですね。なるほど、だから格闘戦がなかなか丁々発止でよかったわけか。

 それはともかく、ゴルドドライブの許にはマッハが駆けつけ、父子対決となる。が、実力が隔絶していて、マッハでは歯が立たない感じです。この後もですが、ごルドドライブは強いうえに相手の武器を簡単に奪ってしまう能力まであり、手の付けられない強さですね。やられて倒れたマッハに「もう研究材料ですらない」と言い放って去り、ブレンに「頼みがある」とか言い出す。

 メディックのほうは、ドライブが半ばメディックを守りつつ戦う。メディックはコピー元の車いす女性が目覚めることで、真の愛情を知って超進化すると思っているわけですね。その車いす女性はといえば、メディックが連れていた犬が駆け寄ると、わずかに唇が動く(読唇術やれる人なら「ショウ」と読み取れるのかな?)。

 戦いをやめて変身を解いたドライブは、メディックに「聞きたいことがある」と告げて次話へ。

・第42話:女神の真実はどこにあるのか

 聞きたいこととは、メディックが車いすの女性(羽鳥)を目覚めさせたかった(治療してもらおうとした)だけで、多数の女性を巻き込むつもりはなかったんじゃないかということ。真意を察してもらえたせいか、メディックが過去を含めて真相を語りはじめる。グローバルフリーズが起こった頃、車いすの女性が車にはねられたとき、触れてみて感じたのが自分より他人を心配する気持ちで、それで得た能力が治癒。ただし、治癒を行うと治癒した相手(ロイミュード)が得た人間の負の感情も受けてしまう。

 この設定は予習はしてあったものの、描写されてみるといろいろ考えてしまいますね。もし人間キャラですと、他人の気持ちをダイレクトに感じ取ったとしても、自他の区別があって、学習したり影響されたりはあっても、そのまま精神が乗っ取られるがごときにはなかなかなりません。「自分はこういうものであり、ここにいる」といったことを思う自我があるからですね。

 でも、メディックはロイミュードで人間の感情等を学ぼうとしている段階にある。一応、感情があるかのような反応はしますが、自分の芯のところから出て来るような感情はないのかもしれません。もしそうなら、原因は自我がないからと考えることもできそうです。ロイミュードの進化~超進化は感情に影響され、さらに獲得することで起こるようですから、見方を変えれば、超進化=自我の獲得、みたいなことかもしれません。

 それはさておき、ブレンとロイミュード姿の蛮野が現れ、ゴルドドライブに変身する。チェイスとマッハも直ちに変身して応戦するも、2対1でも歯が立たない。武器アイテムは全てゴルドドライブに奪われちゃいますしね。が、ゴルドドライブは適当に戦うと、メディックを連れて去ってしまう。

 ドライブは車椅子の女性(羽鳥)の捜査を続け、通っていたバレエ教室で聞き込みをすると、例の青年(五十嵐)が恋人なんかではないことが判明する。そこへグッドタイミングで究ちゃんの調査報告が入る。五十嵐は多額の借金(1000万円)があり、バレエ教室から横領した形跡もあると。となると、五十嵐が現れた理由も察しがつきますよね。

 案の定、五十嵐はまだ意識が戻らない車いすの女性(羽鳥)を連れ出し、階段から転落して死んだと見せかける殺人を行おうとしていた。間一髪、ドライブが間に合って阻止し、五十嵐は逮捕されると、五十嵐は過去の殺人未遂含めて全てをあっさり自供。五十嵐が明らかに疑わしいとなってから逮捕まで、ほぼ瞬時のドラマでした。この五十嵐、あくまでもミスディレクションの役回りでドラマの核ではなくで、あっさりと退場させたんでしょうね。

 一方、上級ロイミュードにも動きがあり、ハートがブレンを見つけて声をかけると、ブレンがいきなり土下座(^^;。ハートにならどのような裁きも受けるというブレンに、ハートは「それなら消えてもらう」と怖いことを言いますが、後で明らかになるのが、これが実は、ということですね。


 蛮野ドライブ(ゴルドドライブ)は、連れ去ったメディックにため込んだ負の感情を何とかしてやるみたいなことを言い、何かしたらしい。心の穢れを消してハートのために戦えば超進化、ということか。白い衣装になって、羽鳥を連れるマッハら一行の前に現れる。バトルになるものの、条件を満たしたはずなのに超進化しないメディックは焦る。そこへ、メディックが前話から連れまわしていた例の犬が現れ、羽鳥に駆け寄ると羽鳥が目覚める。

 ショウは犬の名前だったわけですね。羽鳥は五十嵐の車にはねられた後、一緒にはねられたショウを心配し、ショウも主人を気遣っていた。そこを009(メディック)が通りかかり、まず羽鳥から感情を貰い、ショウからも感情を貰ったということでしたか。目の前で、羽鳥とショウの再会を見たことで、メディックが「愛」を理解して超進化するも、それが蛮野のセットしたトリガーで、メディックは意思を失って蛮野の操り人形に。
(このシーン、操り人形になったメディックの黒目から一切の光が消してある演出が、なかなかの迫力を添えていました。細かいところまで気を遣ってありますね。)

 ベタなドラマですと、羽鳥とショウの再会を見たことで蛮野の影響から逃れて、みたいな展開になりそうですが、そういう希望を全てへし折ってきますな。やはり、最後の山場の前に必要なストレス展開として、こうなるべきなんだろう。

 ともかく、メディックはドライブらに襲い掛かり、あと一歩まで追い詰めるも、ハートが身を挺して止める。蛮野ドライブ(ごルドドライブ)は、戦闘結果を特に気にせず、ハートとメディックを連れて去ってしまう。ドライブらを倒すより、もっと大事な目的があるみたいですね。それが約束の数=超進化体ロイミュード4名ということか。

 それを陰から見ていたのがブレン。どうも、ハートに消されたわけではなかったようです。この後のシーンでは、ハートの密命を受け、潜伏したことが明かされていて、「なるほど、消えるってそういうことか」となるんですが、それよりもメディックを案じて涙をこぼしたらしいことはかなりの驚きですね(雨中のシーンにして、曖昧にしてあったのは好感度高い)。まあ、付き合いが長くて深いとこうなるものかもしれません。
(昔のアニメ:未来少年コナンでの、モンスリーとダイスを思い出したりしました。)

 事件解決については、ドライブがなぜ「ショウ」が犬の名前と分かったかといえば、被害女性に共通していたのが「犬好きで犬を飼っている」からということでしたか。なるほどね、といった感じですね。前話の現さんの聞き込みシーンが、この話のラストに効いてくるとは、なかなかの伏線だったかもしれません。

 そういうシリアス展開とは別に、特状課屋上でチェイスが霧子を呼び出し、無表情に問うて曰く、「恋人への愛とはどういうものなんだ?」。これをドライブがこっそり見ていたわけですね。嫉妬がちらちら感じられる(^^;。ふむふむ、チェイスの感情発達も興味深いですが、ドライブの恋愛の後押しドラマという感じもします。

 次回予告では、チェイスが「俺は霧子を愛しているようだ」と口走ってるし、キャプションで「ブレン、激闘の逃避行!」とか出てるし、なかなか波乱の展開の予感です。

 それにしても、最終話(第48話)は特別編で、実質的な最終回が第47話のようですから、あと5話。ロイミュードのドラマに決着つけて、蛮野を倒して(さらにラスボスもいるみたいですが)、かつドライブ・霧子の恋愛も描いて、となると尺が足りるんだろうか。まあ、どう描写されるかは、観てのお楽しみということですね。

Re: 8月のスレッド(2017) - たさくらたすな

2017/08/26 (Sat) 00:36:36

 たさです。

 ガンダムビルドファイターズ外伝「GMの逆襲」期間限定でyoutube公開されてます。途中CMが2回挟まるけど終わりじゃないので気をつけてください。 

https://www.youtube.com/watch?v=rXM2_V09nIc

 物語としては1期最終回で異世界由来のプラフスキー粒子が喪失したのをニルスが人口プラフスキー粒子を開発。
改めて新生ガンプラバトルのお披露目式のタイミングにGM(ガンプラ・マフィア)が絡んできてという展開、
30分枠という短い時間の中に詰め込んではいますが、非常に見応えのあるシーンばかりですね、ラルさんが出てこないのがちょっと残念〜かわりにお前だれだっけ?ていう1期のキャラが出てきますけど(笑)

 マフィアが用意した戦闘フィールドがブルース・リー死亡遊戯風味で近年だと坂本監督チックな構成だな〜という感じもあってドハマりしました、ガンプラマフィア(GM)だけあってGM系のこだわりにも笑えます、それ以上にメイジンカワグチのチョイスに笑いましたが。
 そしてクライマックスのサプライズが1期で取りこぼしていた展開なのでようやく見れたという想いにひたれましたね。

 ただ見終わってみると30分は少し短いです、2話構成で1時間はみたい内容かなぁとそこだけが残念かなと。

P.S. トヘロスとニフラムが自分もなぜだかよく間違ってたましたね。独特の呪文名は1の頃の20文字ほどのカタカタ制限ですね、3でも「り」と「へ」だけは使い回しだそうで〜といった雑学的思い出。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/26 (Sat) 17:45:46

 たささん、どうもです。

「ビルドファイターズ GMの逆襲」、昨日(8月25日)配信だったの、うっかりしていました。第1話はバトローグと同じく無料視聴で、これで集客して第2話目以降の有料視聴へつなげようということなんでしょうね。

 確か、前にサイトなどを見たとき、新たに描くとかあったので、リメイク的な別ストーリーと思い込んでしまったのですが、1期の後を続けるもので、ちょっと安心しました。作品世界を一から想像しなくていいし、トライ最終回からの続編もありそうですしね。

 本編を観てみると、たささん仰るように見どころ盛りだくさんで、それゆえストーリー展開が急な面があったようにも思いました。ガンプラマフィア一味が大掛かりに仕掛けてきて、マフィアが逮捕されるところまで、30分で一気でしたから。

 冒頭、ちょっと「おや」と思ったのが、敵アジトにガンプラを先行で潜入させて、ドアを開けるところ。鍵をぶち抜くのかと思いきや、手動ですっとロックノブを回し、続いて人間の捜査官がドアを開けて踏み込んでました。

 一瞬、「そのまま捜査官がドア開けて踏み込めばいいのでは」と思いかけましたが、おそらく、ロック解除の音に敵が反応して、ドアに向けて銃撃することを警戒してのことなんでしょうね。そう考えると、ガンプラを見せつつ、きちんと描写してあるなと思います。ガンプラが実用にも使われていることも示せていて、小さなガンプラが大事件になり得ることも、ちらっと示唆できている感じです。

 がしかし、アジトはもぬけの殻。どこへ行ったかといえば、今回のメイン舞台、ニルスが新たに作ったというガンプラバトル試合場ですね。ちょうどいい具合に、一般へのお披露目前にメインキャラクターらを招待するわけで、自然に必要なキャラクターを集結させている。うまいこと考えてあるストーリーだわ、これは。

 そこへガンプラマフィアが襲ってくると。事情はよく分からないものの、裏社会で暗躍することをやめ、ついに表に出てきたわけですか。方法も、一応は正々堂々、真っ向からの勝負申し込みです。それなら、とメインキャラクターらも受けて立つ。敵はさすがにマフィアだけあって、多少は姑息な手も使うものの、結構ガチンコでバトルしてますな。

 もともと、巨大なMSが戦っている雰囲気を重視していたビルドファイターズシリーズですが、今話を観ると、もうガンプラが巨大MSで、中のコックピットで操縦して戦っているとしか思えない映像になっている感じがしました。まあ、水中用MSの戦闘で、敵の罠の池がシンナーという辺り、ときどき「あ、そうか。これはガンプラなんだよな」と思い出すようにもしてありますね。やはり、ガンプラの物語という基本は外せないということなんでしょう。

 ギャグ寄りも外せない要素のようで、ヤサカ・マオの敵手は露出の多い妖艶な美女ということで、そのバトルだけは、敵パイロットが胸を揺らしての幻惑作戦を打ち破れるか否かの心理戦になるわけですか(^^;。キャラの役割がきっちりというか、あからさまですな。

 主人公イオリ・セイの敵ガンプラがイオリの手がけたガンプラだったというところからが山場ですね。愛着があって、イオリは攻撃の手が鈍ってしまう。続いて巨大ガンプラが出て来るピンチ。そこへ仲間が集結してくると。ベタなセオリー的と分かっていても、こういうノリは燃えます。

 しかし、敵はプラフスキー粒子を操作し、イオリらを窮地に追い込む。そこでさっそうと登場したのが、レイジということですか。レイジはプラフスキー粒子を放出して盛り返し、一気に敵巨大ガンプラを撃破。今話の尺の短さがこの辺りのバトルで出てますね。もうちょっとじっくり描いて欲しかった。

 ガンプラバトルが決着すると、後は事件の後始末。今回のガンプラマフィア一味の黒幕、マシタ会長の双子の弟なるマシタ・ミキオが一味ともどもさっさと逮捕されて、一件落着と(第2話以降の敵はどうなるんだろう?)。ちょっと時間が余るんじゃないか、と思ったんですが、きちんとエピローグがありました。

 イオリとレイジのガンプラバトルですね。そういや、ビルドファイターズ1stでは、異界に去るレイジはイオリと再戦を約束していたんでしたっけ。なるほど、レイジが登場する必然性がきちんとあったんだ。そして、1年後をちょっと描いて終わりと。

 第1話だけでも、特別編として成立する作りになってましたね。視聴前はラストの山場半ばで切って、「はい、第1話はここまで。第2話以降を観ないと、どういう話か分からないよ~」みたいな客寄せ的な話になるんじゃないかと不安でしたが、これなら満足です。

 第2話は以降はローグともども有料視聴のようですんで、どうしようかな。好評のようなら視聴を考えてみたいかも。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/26 (Sat) 23:58:24

 今週はエグゼイドが最終回含めて3話分ありますんで、いつもの火曜のドライブの後だと長くなりそうです。変則的ですが、ここまで観たものの感想書きをば。

●コードM

 鯨岡との対決に集中していくのかと思ったら、番外編的な回でした。最初、ちょっとがっかりしたんですが、感情がよみがえってきたミラージュの情緒面への駄目押しと考えると、流れを加速するものであったかもしれません。もしそうなら、意味のある話でした。

 冒頭、いきなり自分たちの動画撮影をする若いカップル(後で家出した高校生と判明)。その直後、オレオレ詐欺グループのアジトを襲撃するんですが、スタンガンなどを所持しているとはいえ、ちょっと凄すぎないかと思うほどの強さです。数人の詐欺犯をあっという間にのしてしまい、現金などを強奪する。

 その様子を自ら撮影した動画をネットに流す。奪った金は見ず知らずの大勢にばらまく。これを高校生カップルは正義だと思ってやらかしちゃってるわけですね。イジメに遭ったことで、反発心からこうなってしまったらしい。この後も、覚せい剤を売りさばくヤクザを襲撃して、拳銃を奪って射殺までする。その結果、ヤクザから追われてしまったりするけど、面白がっており、恐れを見せる素振りすらない。古い映画のボニー&クライドに例えられ讃えられ、舞い上がっている模様です。

 ニュースが流れるシーンでは、少年法がどうこうと言っていて、凶悪少年犯罪の刑罰の軽さを揶揄したいのかなと思いました。K-13は左文字の指示により、動き始める。この時点では、警視庁の動きが鈍いからとのこと(もしかして、何か裏事情を示唆している?)。

 仲間を殺されたヤクザのほうは、組長からして大激怒で、総員出動で高校生カップルを探し始める。これを察知したドブネズミは、自分の境遇からカップルに重なるものを感じたようで御崎に願い出て、ついに保護に動き出す。ミラージュにも保護の指示が出るわけですね。

 高校生カップルはついにヤクザらに発見され、夜の郊外を逃走、しかしまだ楽し気です。拳銃を所持しているとはいえ、怖いもの知らずだな。追うヤクザとて武装していると分かっているだろうに。ところが、ヤクザの撃った銃弾が足をかすった女子高生は急に怯えだす。ようやく、死ぬかもしれないと理解したらしい。

 そこへ、ばっちりのタイミングでミラージュが割って入り、瞬く間にヤクザ集団を倒していく。ミラージュも凄いんですけど、仲間が次々やられても戦意を失わず、あらゆる武器で襲い掛かるヤクザも相当に恐ろしい。が、強弱の差は歴然、ヤクザは全滅と。

 高校生カップルはロビンが救出、ほっとしたのか、後で乗り込んだミラージュとハイタッチしたり、AI車を面白がったりしている。ドブネズミも嬉しそうです。高校生カップルは逮捕されると思ったようですが、かえって安心した様子です。一応、正義の名のもとに暴力を用いた自覚は、不充分ながらもあったみたいですね。

 がしかし、左文字はそんなに甘くない。高校生カップルの「処理」を御崎に命じる。この強引さも、裏で事情がありそうなことを窺わせる感じがします。ともかく、ミラージュに処理の命令が左文字から届く。しかし、ミラージュは逡巡してしまう。高校生を撃つのをためらう点、感情のなせることでしょう。

 命令に従わないミラージュに業を煮やした左文字は、御崎に処理命令を出すよう強要。怒るドブネズミ。御崎はためらったけれど、結局は左文字の命に従い、ミラージュに処理命令を出す。さすがにミラージュは御崎の指令には逆らえない。遠景で銃声がして、カップルが射殺されたことが暗示されると。この件で、ミラージュの情緒面にさらなる変化が起こったような感じがしました。自分の存在意義への疑い、みたいなものですね。

 警察内部でも、左文字(公安)のやり方に疑問を抱く者が出てきている点も、ラストへ向けての何か布石なのかな。最後にちらっと鯨岡が映りましたが、前回の暗示(獄中の鯨岡は偽者)について、ちょっと判断ができない感じでした。

 うーん、どうなってるんだろう。ドラマの焦点が鯨岡に移る前に、左文字がラスボス化しそうですし。ED曲の後の、左文字のミニコーナーがなかったのも、何らかの暗示になっているような気がしました。

 今話は、鯨岡から流れが逸れたこと以外では、高校セカップルについてどう思うかで評価が分かれそうな気がします。さすがに射殺命令はどうかと思うものの、高校生カップルを哀れと思うか、行き過ぎで憎むべき奴らと思うか。個人的には、カップルの良心の欠如ぶりが、非常に気になりました。まだ若いからということでは説明できない感じですね。哀れな気はしますが、共感や同情はできないという、ちょっと複雑な気分です。

●仮面ライダーエグゼイド

・第43話:白衣のlicense

 冒頭、何か清々しい感じで似合わぬことを言う黎斗ですが、閉じ込められたのを解放して欲しいという泣き言でしたか(^^;。が、それを笑う貴利矢が突然苦しみだす。ゲムデウスウイルスが再び活動を始めてしまったわけですね、正宗クロノスがゲムデウスを取り込んだせいで。

 その正宗ゲンクロは相変わらず自信満々で、大我とニコの前に現れる。当然ながら、大我一人では歯が立たない。飛彩と永夢も駆けつけるが、圧倒的に正宗ゲンクロが優勢。永夢のリプログラミングも全く通用せず。正宗、なぜだかグラファイトの必殺技まで使えてるし。うーむ、ゲームのラスボスと対ラスボス最終兵器が合体しては、こうなっちゃうのか。

 大ダメージを受け、変身まで解除させられた永夢らですが、正宗ゲンクロは止めを刺さない。追って来てニコに、挑戦する権利があるとか言って、どこか(ゲーム世界内?)に連れ去ってしまうと。この時点では意味不明な行動と思ってしまったんですが、ニコはラスボスステージに行くフラグ(全てのガシャットロフィーを集める)を立てちゃってたんですか。そして、ニコがラスボスに倒されるとゲームクリアが回避される。なるほど……なのか?

 正宗ゲンクロはニコにクロノスになるよう迫る。ただ、クロノスになるにはあらゆるゲーム病ウイルスに苦しめられるという代償があると。受け入れて変身しようとしたニコを止めたのが大我。大我がゲームエリアに行けたのは、前々からバグスターウイルスに感染してきたからということですが、ちょっとよく分かりません。動機としてなら分かるんですが、なぜそれでラスボスステージに行けるんだろう?

 それはともかく、大我はクロノスへの変身に成功、正宗ゲンクロといい戦いを繰り広げると。しかし、正宗は先輩クロノスでもあるだけあって、大我クロノスでは今一歩及ばない。そこで裏技メーカーの黎斗(^^;)が束縛からの解放を条件に、プログラムを改造して永夢と飛彩をラスボスステージへ送り込む。うーむ、なんでもやれてしまうなら、それで正宗も倒せそうなんですが(^^;。

 それはさておき、ダメージを受けた大我が変身を解かれるピンチに、永夢と飛彩が救援に入る。このとき、永夢が喋りながら両手の人差し指と中指をちょいちょいと曲げて見せる動作、ダブルクォーテーションで括ったというものだそうですね。“神業”というわけですが、字義通りじゃないよという意味なんだとか。

 これで3人ライダー vs 正宗ゲンクロとなり、形勢逆転。クロノスに対してはハイパームテキ、ゲムデウスに対してはクロノス、と思ったんですが、大我はスナイプに変身してました。これじゃ、正宗のゲムデウス部分には勝てないんじゃないかと思いましたが、そうでもないらしい。どうも、クロノスやゲムデウスに対する天敵関係がよく分からなくなってきました。うーん、まあいいか(^^;。

 ともかく、3人ライダーの圧勝で正宗ゲンクロがぶっ飛ばされ、、現実世界に戻って来たんですが、正宗が相変わらず自信満々。なるほど、一度倒されると真の姿を現し、超ゲムデウスになれるわけだったのか。ドラクエのラスボスと同じですな。

・第44話:最期のsmile

 超ゲムデウスの影響で、ウイルスがさらに活性化して猛威を振るう。大勢が初期の頃に見たバグスターウイルス感染者の姿になってましたね。バグスター化した貴利矢ですら、その姿になってしまう。しかし、パラドとポッピーは影響を受けない。元からバグスターの場合は影響を受けないということなのかな。

 黎斗(ゲンム)は、おそらくは感染者を倒すと人間としては死んでしまうことを承知で、バグスター化した人間を倒しにかかるけど、それを止めたのが次期仮面ライダーのビルドというわけでしたか。劇場版や最終回辺りで次期のお披露目をするの、恒例となっているんですね。途切れずにシリーズ続けるという前提あればこその演出でしょうから、このお披露目がもしなくなったら、シリーズ中断という恐ろしい前兆になるのかも。このシーン、黎斗の残りライフが3というのが、ちょっと気になりました。

 一方、ポッピーは自分をワクチンと化して、ゲムデウスのパンデミックに対処することを決意する。しかし、実行すればポッピーの命は失われる。難色を示して抵抗する永夢でしたが、事ここに至ってはやむを得ない。永夢も止めきれず、ポッピーはワクチンとなって広がり、パンデミックをたちまち鎮める。パラドは口出しせず見ていましたが、このときに、ある決意をした感じですね。

 残る問題は超ゲムデウスのみとなり、永夢、飛彩、大我、貴利矢が結集して、ラストバトルへ。この戦いでも永夢らしく、正宗は倒さずにゲムデウスから分離させるため、レベル1の形態で戦い始め、残る3人もそれに続く。超序盤にあった戦いを久しぶりに見た気がしました。超派手なバトルとなりましたが、やっぱりSDキャラは、ある種のコミカルさがありますね。

 永夢の戦術は有効で、ついに正宗からゲムデウスを分離、しかしそのゲムデウスはどうやって倒すのか。と思ったら、途中から乱入したパラドがゲムデウスワクチンを使用、自らの消滅と引き換えにゲムデウスを葬り去る。急に用意ができるはずはなく、最初から予定の行動だったんでしょうね。ちょっと前、消滅を極度に恐れていたはずなのに、やはりポッピーの行動で覚悟を決めたんだろうな。

 がしかし、こうなるとゲムデウス部分を失ったものの、依然としてクロノスである正宗を倒し方法がない。勝ち誇る正宗をどうするか、というところで次回へ。この流れだと、ビルドが手を貸して、という可能性も考えらますが、どうなるんだろう?

 NOVAさんが、劇場版は(バグスター問題を解消しないながらも)誰も犠牲にならないハッピーエンドだったことから、別歴史のTV編ではバッドエンド要素が出るかと予想されたましたが、今のところ、その通りの展開になってますね。永夢側では、貴利矢がバグスターになってるわけで、今話の流れからすると、貴利矢の運命が気になります。

 ともかく、明日ですね。最終回で何らかのどんでん返しが来るかもしえません。

Re: 8月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/08/27 (Sun) 09:52:25

エグゼイド最終話視聴直後の書き込みです。
そろそろ夏も終わって、仕事の忙しい時期も終了間際で、いろいろ高揚感もあったり。

★エグゼイド

高校野球で延期された2話分を見た後での疑問点としては、「クロノスをどうやって攻略するか」「前話で消滅したポッピーとパラドがどうやって復活するか」の二点でした。

前者については、パラドが自分を犠牲にして、クロノスのウィルス効果を抑制していたから、レベル2のエグゼイド達にも倒せるほど弱体化していた、と永夢が告げます。
前回がレベル1祭りで、今回がレベル2祭り。レーザーバイクに乗ってのアクションも燃えました。

その後、TVの物語の後始末として、永夢がマスコミに対する記者会見。「ゲーム病で消滅したように見える人たちの命について、CRは諦めていない。研究を続けることで、データ化された人々の命を蘇らせる治療法を見つけてみせる」との宣言で、未来に希望を持たせる終わり方。犠牲者の個人名を読み上げていくことで、1年間の物語の総括にもなっていますな。

後者のポッピーとパラドについてですが、あっさりと復活したなあ。ポッピーの方が、自称神の天才・黎斗が完全にデータを復元に成功。
一方のパラドは、「最後の戦いで永夢がエグゼイドに変身できたのだから、パラドは消滅しておらず、永夢の体内に潜んでいるはず」と黎斗が説明します。パラドと永夢本人も気付かない間に再感染、融合していた、ということですね。永夢がそれを自覚した途端、パラドも復活。

そんなわけで、普通にハッピーエンドのまま、劇場版のトゥルーエンディングに続く、と。映画はテレビの続編だった、と公式に発表。リセットとか、過去の巻き戻しとか、そういう話じゃなかった、と。

なお、ビルドについては、前回、黎斗が襲撃されており、その戦闘経験を元に、黎斗がビルドガシャットなんて物を作ってました。
つまり、永夢はビルドの存在をゲームソフトとして知っていたことになりますね。
夏映画のラストで、永夢とパラドがビルドと初遭遇したような感じでしたが、今回の最終話を踏まえると、「黎斗の作ったガシャットから実体化した新種のバグスターがビルド」と誤解している可能性もあるのか。

で、エグゼイドがビルドガシャットを手に入れ、ビルドがエグゼイドの成分を抽出している、ということは、それが冬の劇場版で「互いの能力を結合させた強化形態」になるための伏線ということですね。
去年も、ゴーストがエグゼイド眼魂を使い、エグゼイドがゴーストガシャットを使ってましたし。

そして、放送後のVシネは、アナザーエンディングトリロジー、つまり3部作として発表されました。こちらは春以降の発売となるでしょう。
ひとまずのテレビ放送最終話を迎えましたが、エグゼイドの物語はもう一年ほど続く、と。

ともあれ、テレビの物語は綺麗に終わって良かった。おめでとう、ということで。

★コードM

鯨岡のメイン回じゃないので、つまらないという先入観がありましたが、ミラージュの感情ドラマとか、左文字の悪役化が進行。さらにアクションも割と充実していた感じで、悪くはなかったと思います。

組織の掟と、目覚めた感情の間で葛藤を感じる展開も、昔の必殺シリーズ的で良かったですし。

似たような話といえば、以前に理想を語る女革命家(政治活動家)の話があって、あの時は活動家が武装して暴力革命を志向するようになって、処分命令が出た流れでしたが、ミラージュがまだ感情を取り戻す前の話だったので大した葛藤もなく、面白みのない話でした。
今回は、それとの対比と考えると、何よりもミラージュの感情が大きいですが、「正義と信じて、暴力行為に心酔して、それを賞賛するネットやマスコミの姿が描かれ、法の番人の警察としては秩序維持のために非情な判断を下さざるを得ない」という点では共通要素も。
女革命家の話と違って、今回の高校生カップルに感情移入しやすいのは、彼女たちが下手な理論武装することもなく、「イジめられていた弱者の、理不尽な悪に対するストレートな復讐」という動機背景が語られていたことと、「物語の最後で(後悔とまではいかないものの)改心して反省し、罪に服しようとしていた」のを非情に抹殺したこと。まあ、私的感情による悪党退治というのは、警察権力に対する敵対行為だと左文字さんは見なしたのでしょうがね。

左文字さんの考えとしては、強い公権力を確立させて、世の秩序を守ることが大事。弱者が正義の美名のもとに下剋上を企て、それを一般大衆が賞賛するような空気は看過できない、ということですね。K13が時代劇的な公儀隠密組織になって来ましたな。

よくある刑事ドラマだと、権力志向で非情な判断をしがちな上層部と、現場の人情派刑事の対立シーンがドラマの核になるのですが、コードMはこれまで、そういう情緒面を廃してきて非情な判断を是としてきたのが、ここに来て逆転の雰囲気を醸し出して来たなあ、と。
非常な掟を持つ組織が、情に流されると、最終的に組織崩壊というドラマ展開になる予感。

★ビルドファイターズ

たささんの紹介もあって観賞。

1期最終話のその後を改めて描き、トライへの橋渡しにもつながる、と。

一言で言えば、懐かしい話だったと思いますね。アイラの出番が少なく、レイジだけが帰ってきたのが若干不満材料でしたが、まあ、アイラは昨年、娘が物語の中心でしたから、出しゃばりすぎるのも良くないということで。

欲を言えば、チナちゃんの弟とか、マオ君の後輩としてサカイ・ミナトとか顔見せして、トライとのリンクをもう少し高めても良かったかも。

あと、セイの父親は出てるのに、母親が出なかったのも残念。

ともあれ、テレビ終了後も、続編でその後の物語が描かれて、無料配信されるのは嬉しいですな。
そのうち、大人になった1期組と、トライ組のバトルロイヤル対戦なんかも見てみたいです。ニルスと名人はトライ本編でも出てるけど。

★ドラクエ話

裏面をプレイ中。

過去に戻って、覚醒前の魔王ウルノーガを撃退して、世界崩壊を未然に防ぐことに成功。
これによって、崩壊したために失われた伝承なんかが探索できるようになりました。
ただし、邪神の復活が近い、ということで、モンスターなんかは崩壊後よりも凶暴化しておりますが。

割と一本道だった表の面に比べると、探索の自由度も高く、どの事件から解決していいのか迷うほど。表面クリア後からが探索の本番だ、という意見もなるほどな、と。

とりあえず、「最後のカギ」ゲットが、裏面に入ってから、なので、これまで取れなかった宝箱を回収しつつ、のんびり世界を回っているところ。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/29 (Tue) 22:27:23

 NOVAさん、どうもです。

●仮面ライダーエグゼイド(最終回)

 なるほどそう来たか、という感じで納得できた終わり方でした。前回、前々回は「なんでそうなるの?」といった疑問が少しありましたが、最終回については、いったんは「あれ?」と思っても、暗示や納得いく理由付けがなされていました。
 前に正宗がリセット発動したか否かで、TV編と劇場版とが異なる歴史という見方でしたが、TV編後に劇場版がある一つの歴史で、異なる歴史はアナザーエンディングとして別作品が用意されるわけだったのか。

 さて本編。冒頭は前回から続いて、正宗クロノスの高笑い的な勝利宣言。永夢ら、ライダーをバグと呼び、削除してやると言って変身。永夢以外のライダーは、勝ち目がないと分かっているんでしょうけど、変身して迎え撃つ。

 がしかし、やはりハイパームテキを欠いては太刀打ちできない。変身できない永夢はそれを見て、生身で立ち向かうがやはり一蹴されると。正宗クロノスは止めを刺すべくポーズを発動、永夢に刃を振り下ろそうとしたそのとき、永夢から「語るな」という声がして、指がぴくっと動く(思わず、ジョジョのザ・ワールドに抵抗した承太郎を思い出しました)。

 そして永夢の目が赤く光り、ポーズ中にも関わらず、拳を握って殴りかかり、正宗クロノスがぶっ飛ばされてしまう。ポーズが解除され、残る3人のライダーも再び戦意を取り戻す。そしてNOVAさんの仰る「レベル2祭り」に突入と。このシーンで

1.赤い目ということは、パラドが実は消滅しておらず、永夢は変身できる。
2.パラドがいない影響はハイパームテキだけで、依然として永夢はレベル2なら変身可能。

の2つの可能性があると思いました。この後、1だったことが分かるわけですが、赤い目から、すぐに察するべきでした。それはともかく、前回はレベル1祭りでゲムデウスに対処(止めはパラドでしたけど)、今回はレベル2祭りでクロノスを撃破し、ゲームクリアということで、ちょっと感激しました。パラドによってクロノスが力を抑制されたことがポイントですね。

 ここまで、コンピュータRPGによくある、進むほどに強くなる敵に対し、どんどんレベルを上げては倒していくという強さのインフレの流れだったわけで、当然、最後はレベルマックス+必殺アイテムでクリアと思ってました。ところが予想をいい意味で裏切り、ライダーとしては基本形態でよく、クリアの鍵はチームプレイ(パーティアタック)だったわけですね。

 これはある意味、主人公:永夢の素志通りになったように思います。一方、正宗は個人的な強さのみを求めた挙句、人間であることすら捨ててゲムデウスを取り込んだりした。そこまでしても結局は敗れ去ったことが対照的でした。「そうか、ドラクエでも2以降はラスボスにパーティで立ち向かってたんだっけ」などと脈絡のない連想もしたり (^^;。

 それはさておき、完全敗北したはずの正宗は、まだ芝居がかった演説をやめず、永夢らを非難しておいてから、自らにガシャットを刺し(挿し?)、緑の光を放ちつつ、「最後の審判はくだされた」と言い残して霧散してしまう。この正宗の最期は、いろいろの解釈ができそうに思えました。

1.北斗の拳のラオウの「天に帰るに人の手は借りぬ」よろしく、自ら始末をつけた。
2.自らを災いの種(ウイルス)と化して、世界中にばらまいた(→劇場版に何か影響したのかも?)
(3.さらに強いラスバスに変身か、と一瞬思ったけど違った ^^;)

 この後は事件もなく、総括とエピローグですね。バグスターウイルスはかなり不活発にはなったけど、依然として影響は残り続ける。貴利矢含めたCRチームはそれに対処するべく、さらに活動を続ける。大我は医師免許を取り戻し、ゲーム病専門の開業医となる。ニコは普通の学生生活に戻る、永夢は記者会見でゲーム病で消滅しても復活できると言い、被害者の名前を一人ひとり読み上げる、等々ですね。読み上げた被害者名に黎斗も入ってたのは、ちょっと驚きですが、そうか、黎斗がこうなっているからには、他の被害者も復活できる可能性がありますね。

 ここまででCM入れて20分ほどしか経過してない。このままでも印象深い終わり方で、テロップも流れ始めるし、残り時間どうするんだろうと思っていたら、サプライズがありましたね。ポッピーとパラドが復活したわけですが、一瞬、「そこまでせんでもええんじゃないの? ちょっとご都合主義みたいだし」と思ったんですが、実は必然性がありましたか。

 まず、いつの間にかポッピーが復活している。消滅しそうになったときのポッピーの欠片を黎斗が保存、「培養」していたわけですか。となると、やはり正宗に対峙して赤い目となった永夢にはパラドの欠片があったということになり、だから変身もできたし、パラドも復活する、というめでたしめでだしに。後ではっきり、劇場版に続くこととされていましたが、この時点で「ああ、なるほど。これなら劇場版につながってもおかしくないな」と思いました。バグスターウイルスも消えてないとされてましたし。

 この点も、うまく事前の予想を裏切ってくれましたね。単に2人を復活させただけなら、キャラクターを惜しんだだけ、バッドエンド性を嫌っただけ、と感じてしまいそうですが、予めポッピーもパラドもいる劇場版を「トゥルーエンディング」として先行させておき、それにつながるよう必然性を持たせてくれたんなら、納得の終わり方です。いや、「THE GAME IS FOREVER」と出てたから、終わらないという最終回か。話的に後の劇場版もあるし、今後もライダー作品にゲストとして出るんだろうし。

 しかし余韻に浸る間もなく、「我々は忘れていた」「この男がすべての悪の根元であることを」と、ラスボス黎斗神編が示されて、2018年公開ですか(^^;。アナザーエンディングという触れ込みですが、黎斗が高笑いするとギャグ的な予感しかしなくなってしまうな。でもよく考えると、中盤までは黎斗は冷酷なラスボス的であったわけで、どこからストーリーが分岐するかによっては、シリアスにもなりそうです。まあ、ふたを開けてみてからですね。

●仮面ライダードライブ

・第43話:第二のグローバルフリーズはいつ起きるのか

 冒頭から重武装の警官隊(兵士レベルでした)が小銃を乱射して、ロイミュードを倒してる。何が起こったのと思ったら、特殊状況下防衛センターなるところで本願寺課長がロイミュード撃滅を報告、どうやら進化前のロイミュードなら警察で対応できるようになってきたらしい。

 よく考えたら、さっさと対応策を施すべきもので、今まで何してたんだというくらいのものですが、なるほど真影がこそっと妨害していて、彼が倒されたから本来進むべき計画がきちんと進み始めたわけか。そういや、ロイミュードの存在を公式には認めないように工作していたのも真影だったんでした。

 一方、チェイスは一室にドライブを呼び出し、いきなり「お前の愛する者は霧子なのか?」などと無表情に問いただしたりしとる(^^;。いや、問い詰めているというほうが正しいか。これは前話ラストでチェイスが霧子を屋上に呼び出し、ドライブが物陰から見ていたシーンの続きなわけですね。

 でまあ、チェイスの旦那がなぜそんなことをしているのかといえば、愛ならば胸がキュン、胸がキュンならば何? と分析を進めるためでしたか(^^;。あれこれ霧子を貶すようなことを言って否定するドライブですが、照れてるのかと思ったら、「あいつ(霧子)は、お前(チェイス)を」と言い出す。なるほど、霧子がチェイス(プロトドライブ)に救われ、霧子が魔進チェイサーを救おうと献身的だったことから、ドライブはそう捉えていたということか。

 しかし、そこで霧子があらわれてしまい、その話は一応お開きに。もっとも、霧子が「泊さん」と言うと霧子の顔が明るくアップになり、ハープの効果音が入るという、これでもかという演出、しかも二度もで、ドライブの本心を示唆してきますね(^^;。これには、さすがのチェイスも察するものがあり、当のドライブもようやく霧子への好意を自覚した模様。

 一方、進化前ロイミュードが次々と(警察に?)倒されているらしいことからで、ハートはかなり苛立ちを見せている。「後、残り22人」という台詞から、ロイミュードの激減が分かります。そこへ蛮野(ゴルドドライブ)が現れ、グローバルフリーズを進める話になっていく。一緒に現れたメディックは依然として洗脳状態ですね(艶消しの黒目の演出は為されていないみたい)。蛮野は報告に来た手下ロイミュードを手荒く扱い、ハートは蛮野にされた記憶が蘇る。敵側ながら、2人は不倶戴天という感じですね。

 ハートが望みを託すブレンが何しているかといえば、廃品回収業者に化けて潜伏、軽トラに乗って活動を続けていたらしい。が、あっさりとメディックに発見されてしまう。なるほど、「メガネとハンカチ」が手放せない特徴から、すぐに居所が割れてしまうのか。メディックは、コードMのドブネズミ並みの捜査能力がありそう。

 軽トラから引きずり出されたブレン、メディックの背中にこっそり何か仕込んでましたな(ということは、ブレンとしてはメディックに発見されるのは予定の行動だった?)。そこへ、ドライブ、マッハ、チェイスが駆けつけて来る。これにはメディック&手下ロイミュードも敵わず、メディックは撤退。ブレンも姿をくらます。

 特状課ピットにシーンは移り、ベルトさんが状況を整理し、上級ロイミュードを統括しつつある蛮野の狙いはグローバルフリーズを再び引き起こすことだと推理する。前回のグローバルフリーズは世界の1/4ほどの範囲で起こったが、超進化ロイミュード4体が揃って起こす場合は、全世界になるとも推測してましたね。

 それを防ぐべく、蛮野らが狙って来そうな「約束の地」と呼ばれる場所を探そうというドライブ一行ですが、りんなはこんなこともあろうかとという感じで、ドライブらの重要アイテムにゴルドドライブ対策を施しつつあったわけですか。大詰めに向けて、あれこれサクサク進めて来ますな(尺があれば、前のお菓子の袋に数式、みたいな描き方してくれると自然な流れなんだが、仕方あるまい)。

 一方、蛮野らのほうでは、004が現れる。その正体は、というところでシーンはまた、特状課の例の一室に戻り、今度はチェイスとマッハですか。チェイスがマッハには単刀直入に「俺は霧子を愛しているようだ」と言い出す。どうやら、胸がキュンの謎を解いたらしい(^^;。しかし、このシーンで大事なのは、マッハがチェイスの「ダチ」になれるかどうか、ということみたいですね。今回のマッハの答えは、今まで以上の拒絶、「なれるわけない」。

 予習によれば、この言を後でマッハは悔いることになる。とりあえずチェイスは、人でない者の好意を人は受けることができない、という意味だと思う。一方、ドライブはベルトさんに霧子のことを相談した模様。恋愛ドラマもたった1話で急速に方向性を見せつつあるようです。

 そんなことをよそに、潜伏中のブレンは一般人からタブレットを強奪、なんでそんなことをと思ったら、さきほどメディックの背中に仕込んだデバイスは、メディックとリンクするためのものだったわけですか。ただ、タブレット程度では無理のようで、それなりの施設を検索している(ネットカフェ行けばよかったんじゃないか、と思ったけど、持ち金がないのかも)。探し当てたのは「中央情報局」なる施設で、ブレンには何か思い当たるものがあるらしい。

 ブレンはたちまち中央情報局を占拠、前回のグローバルフリーズのときに来た場所だと確認する。チェイスに敗退して逃げ込んで、そこで会ったのがブレンのコピー元の人間(杵田光晴)だったということでしたか。元の人間がメガネとハンカチを愛用しているので、ブレンもそうなっちゃったわけですね。しかも、元の人間が「リーダーを支える天才」でもあったので、ブレンもそうなったということだったのか。

 初見ではネタとしてすっと流したんですが、よく考えると意外に深いエピソードなのかもと思いました。コピー元の人間をあまりにも模倣するという点ですね。ロイミュードは実は人間に近づきたい、人のようになりたいという切実な素志(基本プログラム、というべきか?)があることを暗示しているようにも思えます。だとすると、心の底から人間への敵意を持つことが、原理的に不可能なのかもしれません。

 それはさておき、そこへ現れるクリム姿の004、続いて蛮野。ヤバいと思ったら、シーンが切り替わって、霧子の相談をするドライブとベルトさん。むー、いいところで切りやがるな(^^;。と思ったら、霧子からドライブへ連絡が入り、ブレン発見だと。すぐさま、ブレンにシーンが戻ってくれる。(こういう、ここぞというところで一瞬緩めて戻す手法、割と好き。)

 蛮野ドライブと004クリス相手ではブレンで敵うはずもなく、追い詰められるブレンですが、ドライブとチェイスが救援に入る。が、ドライブもベルトさんも、004クリスに驚く。なぜ驚く、と思ったんですが、004にコピーされていたことは知らなかったわけでしたか。洗脳によりベルトさんの知識だけ手に入れ、正義感は排除して手駒にしたということだったんですね。直前のブレンのエピソードと対照的という感じです。とするとメディックも、という連想が働きます。

 装備が改修中で変身できないドライブですが、ブレンを逃がすべく必死で蛮野に立ち向かう(このとき、おそらくブレンは何かを思ったはず)。敵うはずもなく、やられようとしているときにシフトカーが救援に入る。蛮野が操作しようとしても通じない。なるほど、これが改修の効果ということですか。ドライブはタイプトライドロンに変身し、今回はいい勝負になってますね。

 最大の攻撃を放つドライブですが、蛮野を守る盾として割って入ったのがハート。ううむ、メディックが人質同然なわけで、ハートとしては蛮野を守らざるを得ないわけか。しかし、ハートは鍵となる情報とアドバイスをそれとなくドライブに伝えてますね。そばで見ていた霧子が逸れた攻撃に巻き込まれ、というところで次話へ。

・第44話:だれがハートを一番愛していたか

 冒頭、前話ラストの状況をドライブがナレーションで説明するんですが、ブレンが蛮野に捕まるとグローバルフリーズを起こされるからというのが、捨て身でブレンを助けた理由だったわけですか。ブレンがそのことを理解したかどうか分かりませんが、危険と思っても為すべきことを為す、ということだけは伝わっているような気がします。

 しかし、攻撃の巻き添えを食った霧子は気を失って倒れ、駆け寄るドライブは戦闘継続どころではない。蛮野と004はマッハとチェイスが食い止めるものの劣勢、しかし004が「そろそろブレンが手に入った頃」と言うと、蛮野らはそそくさと撤退してしまう。

 そのブレンは、タブレット(なんか前話で入手したのと違う?)でメディックへのアクセスに成功、大喜びしたかと思うと、メディックの「プログラムの真実」なるものに気が付いて困惑してる。うーん、なんだろう、その真実って。そこへグッドタイミングでメディックが登場と。この待ち伏せ、004の手配りかな。

 ブレンはきりっとした感じでメディックを睨みつけたかと思うと、土下座して降参してしまう(^^;。うーむ、まあそういうキャラなんでしょうけど、予習なしに観ていたとしても、これが偽りの投降ということは察したかもしれません。

 霧子はどうなったかといえば、命には別状なさそうなものの入院してしまってましたか。そこへ、花束などを抱えて入院先に現れるドライブ。あからさまに、そわそわしています。そこをマッハとチェイスに見つかり、ドライブはマッハに花束を押し付けて、霧子に渡してくれとか言って、逃げ出す。完全にうろたえている模様です。

 一方、防衛センターではブレンが捕まって超進化ロイミュード4体が揃ったことをもう把握しているようで、所長らしき男性、本願寺課長、りんならが対応を協議。りんなは重加速対策アイテムだけでなく、本願寺課長をライダーにするベルトも作ってたんですか。でも、変身するとうまく動けないのかorz。まあ、一般人(警察官)でも変身できる装備というのは、以前の平成ライダーでもありましたね。

 そんなさなかでもチェイスは我関せずな様子で、今度は霧子に「お前は進ノ介を愛しているのか?」と、臆面もなく無表情で尋ねる。これに対する霧子の反応(慌てぶり)がドライブそっくりだったもので、チェイスは何事かを理解した模様で、失恋を理解して無表情のまま涙をこぼす。まあ、なんと言いますか、チェイス的にも脚本的にも、強引にくっつけにかかった感じですね。

 チェイスはかなり感情面を理解するようになり、ある程度は実感もあるようですが、どうしても第三者的、客観的に感情を理解していっている感じです。その辺りが、まだマシン(ロイミュード)と人間との越えがたい壁なのかも。ある時点で、「感情を自分のものとして実感する」≒「悟りを開く」みたいなことが起こるのかな。

 それはそれとして、蛮野ら。ブレンが蛮野にひれ伏しており、見たままを単純に受け取る(^^;)ハートは驚愕し、落胆する。事態打開の秘策がブレンのはずでしたもんね。でも、観ているこちらとして予習済み項目があるわけで、「ここで一番つらいのはブレンだろうな」という気がしてきますし、「ブレンもブレンなりに漢だ」とも思えて来ます。この直後、約束の地とやらに向かうとき、ブレンが内心で「今こそ冷徹な機械に戻ろう」と思い、ハンカチを投げ捨てるのが印象的でした(こういうのって、人間が意を決するときによくあること)。

 それを察知したドライブが追うわけですが、その直前まで霧子とのことを話していたベルトさんが、ドライブと霧子をくっつけたいものの、見届けることはできなさそうと、ぽろっと言っていたのがなんとも不吉です。

 約束の地なるものは、一見は何の変哲もない大きな池。先行した現さんが武装警官とともにロイミュードらを監視、そこへドライブらも駆けつけて来る。ロイミュードらは動静を隠したいはずですが、なぜ警察は察知できたかといえば、ミスターXなる人物のタレコミがあったという。もちろん、今回はマッハではないですね。じゃあ誰なんだというのが、この後に明かされると。

 蛮野らは謎の球体(シグマサーキュラー)を池上に置き、黄色いビームを照射する。これでブローバルフリーズが起こる、と思わせて、実は、というわけですね。ともかく、ドライブらは阻止のため、実力介入開始。しかし、004及び手下ロイミュードが応戦し、蛮野らの作業を止められない。そして、ついにシグマサーキュラーが始動、グローバルフリーズが、と思ったら、なぜかシグマはメディックを攻撃。

 どうなってるんだと思ったら、蛮野が説明を始める。シグマはグローバルフリーズ起動装置ではなく、4人の超進化体の能力を吸収(コピーのように見えたけど)するもので、蛮野が残り3人の超進化ロイミュード抜きで、したい放題するためのものだったわけでしたか。ということは、シグマ抜きでも4人いればグローバルフリーズを起こせたんだろうな、たぶん。しかし、それでは4人の合意で動かなくてはいけないので、蛮野としては気に入らなかったわけか。

 しかし、シグマに与えたエネルギーの処置が必要で、その受け皿がメディックということだったのか。だから洗脳して手下に取り込んだんですね。それをブレンは直前で察知したと。メディックが失われると、治癒担当がいなくなることも蛮野にとってはメリット。さらに、この段取りを組めたのは004=クリムの知識が必要ということで、今までの蛮野の行動がつながる種明かしでした。おそろしく用意周到です。

 がしかし、さしもの蛮野もブレンの知能と秘めたる漢気は分からなかった。ブレンは球体からの放射を自分に向けさせ、メディックを助けて洗脳まで解き、自分は大爆発を引き起こす。ブレンはかろうじて木っ端みじんにはならなかったものの、「優秀で誠実で」と言い残して絶命、消滅。く、くそ、ギャグキャラだっただけに、余計にカッコいいじゃねえか。ストーリー的には予習してあったものの、実際に観てみると、ぐっと胸に来ますな。今話のタイトルの意味もよく分かりました。

 しかし、蛮野の主要目的は達成された模様です。犠牲がメディックではなかったことは大したことないらしいし、ブレンもどうでもいいらしい。これに激怒したドライブらは蛮野に挑みかかる。特にマッハですね、ロイミュードに同情なんかしないと思ったけど、頭に来たと叫んでました。ここがマッハのロイミュードに対する、気持ち的な第一のターニングポイントになってる感じです。

 蛮野の手下を全て倒したドライブらが(004は数字消滅がなかったので生存が示唆)、蛮野に迫ると、ハートが止める。もちろん、蛮野を倒すのは自分だ、ということですね。そうこなくっちゃ。メディックもハートとともに戦おうとしたとき、池から004が立ち上がり、「無理だね」と言う。なんのことかと思ったら、池は約束の地でもなんでもなく、今回のシグマ起動に使っただけだと。

 そして、ドライブら警察にタレコミしたミスターXが蛮野でもあると。起動したシグマを使って、ドライブらを一掃する狙いもあったわけですね。自信満々であり、策士でもあり、やけに芝居がかった物言いと高笑いと、うーん、エグゼイドの正宗とよく似ているわ、これは。NOVAさんが前に仰った立ち位置が似ているというの、このシーンでさらに実感しました。

 宙に舞い上がった蛮野は雷撃の竜巻みたいなものを起こし、004が自爆してという攻撃を加える。このとき、004もコアが破壊される描写が出てましたから、これで重要な腹心004=クリムも退場してしまう。あ、そうか、クリムの知識でやれることは全部やっちゃったから、用済みになってたわけか。

 というところで次回へ。予告ではチェイスの死亡が示唆されており、ラストに向けて次々と犠牲があるようで、活劇半面、暗い展開半面と、なかなかすっきり割り切れない、好みの展開になってくるようです。

●ドラクエ話

 ドラクエ11はいよいよ裏面(過去)に入られましたか。表面での過去で世界を破壊した魔王を倒したので、破壊を免れた世界では冒険の幅が広がるわけなんですね。表面はイベント準備とゲーム世界に慣れるためという要素もあるんじゃないかと、未プレイながら感じました。ゲーム世界の地理や習慣、魔法や武器等々に慣れてもらって、難しいクリアに挑戦してほしいけど、慣れるためだけにゲームしても面白くならない。そこで、中ボスをラスボス設定にしてクリアしてもらい、本当に面白いシナリオと設定に突入してもらう狙いなんじゃないかということですね。

 ゲーム的には時間進行して、プレイヤーキャラのレベルも上がるので、モンスターが強くなるのはシステム的に自然ですが、強くなって過去に行って、魔王を倒せるのは当然としても、魔王が封印した邪神に(おそらく)苦戦するのは、なんとなく変だと感じられなくもありません。
(よく知らずに妄想していますので、もし裏面でのスタートがレベル1からだったりすると、無知による邪推ということに。)

 これ、ドラクエ3でも感じたことです。3はゲーム世界内の歴史では1の前のものですが、3の勇者(とパーティ)は1の勇者に比べて、とんでもなく強い。魔法は多種多様で強力ですし、武器、防具も高性能なのがある。なのに、歴史的に後で発展しているはずの1の世界では、呪文は少なく、武器等も大したものがない。

 ゲーム発売順にそうなるとは分かりつつも、なんかいい説明ないかなと考え込んだことがあります。うまい理屈は思いつきませんが、「勇者があまりにも強力な魔法や武器を封印したんだ。でないと、魔王のような危険な奴がまた出てきてしまうから。現に、3の勇者パーティが暴れ出したら、対抗できる存在がいないじゃないか」と思って納得しておくことにしました(^^;。

 ところで、11のベロニカとセーニャですが、ふとドラクエ4の双子姉妹マーニャとミネアも意識した設定なのかなと思いました。ただし、ゲームから派生したアニメ版ドラクエのほうです(4の時期に放映)。アニメではミネアは、呪いで老婆の姿になって登場していました(その後、主人公の活躍で呪いが解かれる)。老若が逆ですが、姉妹のうち1人が見かけの年齢を変えられてしまうという点で、ちょっと思い出した次第です。

Re: 8月のスレッド(2017) - たさくらたすな

2017/08/29 (Tue) 22:41:08

 キリよく最終回ということで、軽くまとめつつエグゼイドの感想をば〜
当初は医者ライダーというのがどういうかんじで描かれるのかと思いながら視聴しつつ終盤はうまいこと纏めたかなと言った感じです。
 パワーアップ形態が当たり前になったライダー作品としては初期フォームを終盤に持ってくる特にアクション性に優れたレベル2を最後に持ってきたのは盛り上がりましたね、SD等身のレベル1も意外と動く作りですし。
劇場映画のほうも冬と春は心を閉ざすゲストキャラの心を解きほぐす同じようなギミックでパターン的に従来のライダーに置き換えても指したる違いはないかなといった感想でしたが、夏のトゥルーエンディングはうまいこと医療ドラマとしても両立してたかなと感じました、ただテレビ最終回でトゥルーエンディングの意味が分かるという謳い文句は結局の所アフターエピソードだったのでもっとタイトルに深い意味があるのかと深読みしてたがゲストライダーの風魔にとってのトゥルーエンディングかなと受け止めました。
 個人的にもう少し納得させてくれる説明がほしいとしたら、序盤の敵と途中和解して共闘のながれが出てくると真の黒幕が出てくるパターンが近年は定番だけど、本来娯楽であるゲーム開発者である人間がなぜマッドサイエンティストのようになったのか、主人公サイドにきた黎斗がそれなりに原因の一端を見せて少しはしおらしい部分を出す面もあったのに、正宗に関しては何故そこまでマッドなのかもう少し説得性がほしいかなといった所です、まぁドライブの蛮野とかもだけど人として理不尽な存在として描いてむしろ後腐れなく倒される昭和のラスボス的存在なんでしょうけど。

> K.Kさん
 GMの逆襲はあくまで1期とトライの間を埋める単発作品のようですね、2話以降続くのはバトローグのみのようで。そう考えるとトライ外伝のアイランドウォーズのように1時間〜1時間半はほしかったなぁと。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/30 (Wed) 10:15:59

 たささん、どうもです。

 エグゼイドは最初はなんとなく観ていて、貴利矢が最初に消滅したところで、「おや、割とシビアな展開してくる?」と思い、それから次第に熱心に観るようになりました。1週2話で再放送された鎧武の影響も大きかったですね。

 だもんで、エグゼイドの序盤~中盤の記憶が曖昧で、全編通しでどうだったかのきちんとした感想が持てないでいます。惜しいことをしたと後悔しましたが、録画を残していないので、どこかの視聴サイトで最初から中盤辺りまで観なおしてみようかどうしようか思案中です。それと劇場版とのリンクもありますね。ここでNOVAさんやたささんの感想を拝読して、とりあえずの想像はめぐらしているんですが。

 ビルドファイターズのほう、たささんにここで教わるまで、「GMの逆襲」は2話以降もあると思い込んでました。どうも、期間限定の無料視聴というサイトの文言を、第1話限定の無料視聴と思い込んでしまったようです。第2話はないと認識してサイトを見直してみると、確かに第2話以降については書かれていない。本編もラストが1年後まで進められていて、そこからイオリらが活躍するというのも、ちょっとない感じ(そこからだと、トライになるはずですもんね)。

 バトルを見せるのがメインらしきローグは第2話以降がありますが、ドラマがあるビルドファイターズの連続作品がないのは、ちょっと寂しいかな。期待してましたしね。とはいえ、マフィアが仕掛けてきて、迎え撃たれて全面敗北するなど、「GMの逆襲」が1話で完結する作りになっていた点などは、ようやく納得できました。もっとも、1話完結なら、もうちょっと時間的に長く描いて欲しかった点は、たささんと同感です。

 ビルドファイターズ続編はローグ人気いかんになるのかな。それと、夕方が無理なら深夜でもいいので、次期ガンダム作品が出て来ることだろうか。全国大会直前で終わったトライのその後が、どうも気になるんですよね。

Re: 8月のスレッド(2017) - White NOVA

2017/08/30 (Wed) 23:16:31

今朝、予定外のトラブルが生じたので報告書き込み。

現在、自分がネット活動に愛用しているiPadが使えなくなってしまったので、当面の書き込みが困難になりました。今は緊急用に携帯ゲーム機のPS VITAを使って書いてますが、慣れてないので手が掛かりますね。

とりあえず、近日に新しいタブレットを購入しようと結論づけましたが、それまでは定例書き込みができないと思います。まあ、ネット活動ができないと不便なのは事実なので、今度の日曜には何とかするつもりですが、一応、心配をかけてもいけないので状況報告です。

新しい機械を買ったら、また新規一転の書き込みを再開したいと思います。

ではでは。

Re: 8月のスレッド(2017) - K.K

2017/08/31 (Thu) 12:30:40

 NOVAさん、どうもです。

 お気遣い頂いてのご連絡、ありがとうございます。委細、承知いたしました。

 ご愛用のiPadが使用不能で、買い替えが必要になってしまったんですか。メカニカルな部分が少ないので、壊れないものかと勝手に思い込んでたんですが、そうでもないわけなんですか。奇しくも(何が?)仮面ライダーエグゼイドが終わり、ビルドに切り替わるタイミングですね。

 PCですと、使用していたマシンが不調に陥るころには、同一価格帯の現行機種の性能がぐんと上がっている、特に速度向上が顕著なのが普通で、買い替えてみると(データ移行とかの手間はともかく)、「もうちょっと早めに買い替えてもよかったかな」と思うことが多いです。

 が、タブレットのほうはどうなんでしょう。使用経験がないので、よく分かりませんが、せっかく買い替えるのなら、大枚はたいただけのことはあってほしいですね。新タブレットで新番組のご感想、お待ちしております。

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