創作と鑑賞の談話室

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2月のスレッド(2018) - K.K

2018/02/01 (Thu) 00:01:57

 2月の雑談スレッドです。

Re: 2月のスレッド(2018) - たさくらたすな

2018/02/03 (Sat) 00:35:22

○ライダーのほうのビルド
 1月からの繰り越し感想。ともかく各キャラに対してバッドエンドになりかねないフラグを石動スタークが立てまくりすぎという印象。とかく戦兎や龍我が劇場公開前までは戦いの覚悟や迷いのようなものがあり劇場版を気に仮面ライダーらしく始動かとなったところで戦兎や作品その物をハードどころかハザードエンドに導きかねない要素をぶち込んできてどうやってオチをつけるのかがきになるところです。
 あと幻徳の失脚は石動的に計算のうちなのかどうなのか、そのうちなにか事件が起こればマスターの仕業だなんて慣用表現が生まれそうな勢い。

○ガンダムのほうのビルド
 テレビ新シリーズのプロローグ話が公開されました。
http://gundam-bd.net/movies/

 自分的には新作の情報公開に合わせて、バトローグの5話の無料公開がくるのかなと思っていたけどこの感じだとアマゾンプライムかディスク版で見てねという感じかな?

 新作の方は9vs9の戦術性が広めてるようですが、プラモを仮想空間にスキャンしての狂四郎型のプラモシミュレータータイプみたいな感じになってますね(操縦者もアバター仕様のようでフェレットぽい人がいたり)この辺はガンプラバトル系統でゲーム化もしてますのでそちらの設定に合わせる感じなのかも、とはいえバトルでダメージを受けた際の実際のプラモへの破損フィードバックがどうなっているのかは気になります、旧作では破損から後継機制作のきっかけにしたり、とっさの応急処置によるバトル攻略などがいい味をだしてた面もあったので。
 で、バトルをみる限りは仮想空間仕様な為かガンプラ的な要素があまり感じられませんでしたが、演出面での評価は本編待ちかなとも。

○脚本話プラスα
> アニメ作品
 アニメの場合そもそも監督が作画スタッフからスタートしてチーフ、作監から監督へとステップアップするのが普通なため絵コンテ作業という監督自体漫画家に近い工程を行うのがどうしても脚本家の立ち位置が弱くなる要因でしょうかね、もっと言えば文芸活動に手を出し余裕があるなら脚本も手がける監督などもいますし。そうやって考えると特撮方面ではかなりコンテを描いて用意する坂本浩一監督はアニメ監督に近い立ち位置とも言えますね、実際手がけた作品は監督色を見られて評価の高低語られてる印象です。
 プロデューサーだけどクリエティブ色の強い方だと髙寺成紀氏、かって同じプロデューサーの白倉氏に雑誌上でクウガは髙寺という芸術家によって作られたという一文は印象にのこっています。もっともプロデューサーとみた場合の管理能力等に対する皮肉的な面も含んでるのかなという印象も受ける面も。
 脚本家に話を戻すと井上敏樹氏のように作品を代表する顔として印象に残る脚本家も、ただここ近年は特撮だと2016年の仮面ライダー1号のみで氏が手がける作品がまた観たいなという気分。
 小林靖子氏は特撮だと元々ハードモードをキャラにあてる傾向が強いけど、ここ数年深夜アニメで特に進撃の巨人を担当した影響からかアマゾンズ2期では手酷い状況をみせて、よくこんな酷いことを思いつけるな(笑)という展開、酷いといっても普通に作品として崩壊しない構成力があるだけにまったくの駄作というわけにもならないわけで、これまた困った作品だなという感想でした。

Re: 2月のスレッド(2018) - K.K

2018/02/04 (Sun) 23:36:55

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●牙狼VL

 冒頭から、ドクター・スタンリーなる(いかにも闇の)法師らしきキャラクターが、何かを複数生成しつつある描写で、前に話の出ていた「システム」の一端がこれなんだろうか。牙狼各シリーズの時代について、ちょっとここで話が出ていたと思いますが、このシーンからはかなり未来的な感じがします(闇照編より未来っぽい)。

 がしかし、OP後はまたもやのどかで自然豊かな大地を行くという感じのソード一行。チョコを勝手に食ったとかで揉めてるのも平和だな。でも、たどり着いた街は海辺か湖畔の寂れて荒れた町。日中から酒浸りの住人も多い模様。ソードの「西野こっち側が栄えてるわけねえだろうが」からすると、地域格差が極めて大きく、しかも格差固定≒住人が希望を持てないでいる、みたいななんでしょう。前の住人の結束が固かった町は例外的なのかな。

 この街の位置としては、エルドラドに最も近いようですね。それでも、食料調達がどうこうとか言ってて、エルドラドでの作戦行動が長引くのもあるんでしょうけど、この街から距離的にまだまだということでもありそうです。この時点でソードが「仕事だから」とうっかり言ったことにソフィが反応しており、そこまでの口喧嘩もあるんでしょうけど、ソフィとしてはソードが仕事抜きでやってくれているという信頼感(かつ甘え?)があることも、ちょっと窺わせる感じです。

 そして、今回のゲストメインキャラらしき、チンピラ風の青年(ペドロ)が登場。どうやら恋人(モニカ)を、ギャング(ゴードン)のせいで亡くしてしまったらしく、そこがホラーに付け込まれて、と思ったんですが、違ってました。青年が「いい女」がいるという行きつけの店にソードを連れて行くと、女主人はかなりのご年配。昔は「いい女だったのか」。

 まあ、ありきたりですが、リアルでの類例を聞いたことがあります。ある女性が曰く、「歩いていたら、後ろから若い男に『ねえ、そこの彼女~、カワイイねえ』と声を掛けられ、振り向いたら、その男が真顔になって一言『……昔は』」だったそうで。それを思い出して、笑ってしまいました(逆にいえば、それがなければ陳腐で退屈なイメージしか持てなかったかも)。

 ソフィとジーナが投宿したホテルには「Pasando el meson del tiempo」なる垂れ幕(?)が。スペイン語でしょうか、「(予定)時間の半分を過ぎつつあり」という意味になるみたい。mesonがメゾン(仏:maison)の類語だとすると、家を通り過ぎる。スペイン語でmesoneroだと宿屋なのか(←Google翻訳で遊んでる)。まあいいか(^^;。

 ちょこっとでた回想シーンでは、謎の人物がソードに告げて曰く「シグナスラム社爆発事故にはホラーが関与、エルドラドという言葉だけ残っていた」ということで、キングが開発中の「システム」には企業が関与していることが示唆されている。今回のエルドラド絡みの新情報はこれだけみたい。番犬所があるいう描写でもあるんでしょうね。

 ソード自身についての回想はちょっとよく分からない点が多々。爆発事故で妹が死んでいる、最愛の女性を失って自暴自棄だったことがある、生活を共にした女性がいる、リジーという誰かの忘れ形見の女の子を引き取っている。その誰かの墓に対してソードは敬語を敬語を使っている。うーん、その誰かが妹なら敬語使わないだろうし、一緒に暮らしていた描写はため口だし。うーん、誰か誰なのか、ちょっと自分では整理できません。リジーが妹で、既に殺されている、でいいんだろうか。

 チンピラ風青年(ペドロ)は恋人(モニカ)との思い出のお揃いの腕輪(サンガでしたっけ?)により、復讐を断念、ソードはチョコの恨みはチョコで埋め合わせしてソフィと仲直り、ですか。お揃いの腕輪はちょっと「鉄血のオルフェンズ」を思い出したりしたものの、今話をなぜ全編の2/3も来たところで入れたのか、ちょっと分からない。各キャラと関係性は、もう固まってて、いよいよ敵の策動の核心からラスボスへ集中していくところじゃなかろうか。これでは大風呂敷を広げる前に畳めなくなりそう。

 ED曲後、ガソリンスタンドに立ち寄ったソード一行(街より先にまだ補給ポイントあるじゃないか)、突然に日食が起こって、不気味そうな車が走って来て(ルークか?)、で次回へ。次回は「THE SLANT LINED」(slant lineなら斜線だけど、線を引かれた坂とか、裏のある傾斜とかかな?)ですが、敵襲っぽいですね。

 一言感想にまとめてみる。「さっさと話を進めてくれ!」

●仮面ライダービルド

 ニチアサ・スーパーヒーロータイム2番組のうち、キュウレンジャーが終わっちゃいましたね。倒しても倒してもキリがなく、過去を変えても現在では蘇ってしまうラスボス:ドン・アルマゲ。

 どうすんのかなと思ってましたが、誰かに乗り移ることができなければ倒せるのか。もうちょっと、どうしようもなさを描いて、ドン・アルマゲも気づいていない盲点的な弱点突くとか予想してたんですが、あまり話を難しくしてもいかんのだろう。

 それはさておき、ビルド冒頭。ブラックハザード発動したビルド、龍我クローズを止めようとしたのもつかの間、ハザードシステムのタイム―オーバーで理性が吹っ飛んでバーサーカー化。クローズをぶっ飛ばして変身解除に追い込み、三羽ガラスの一角、スタッグ=青羽を倒してしまう。

 恐れていた事態が他ならぬ戦兎によって引き起こされてしまいましたね。こうも早く、しかも戦兎が直接の原因となるとは、予想してませんでした。ともかく、なおも荒れ狂うハザード化ビルドを、一海グリスが拘束、一撃を入れて変身解除に追い込んで、とりあえずはハザード停止。ハザードに対して、グリスもそこそこ戦えるみたいですね。ビルドがまだハザード成り立てだからかしらん。

 そして、青葉が一海グリスに「何があっても一緒ですよ」と言い残して消滅。石動スタークの言葉、脅しやブラフじゃなかったんだ(個人的には一縷の希望みたいのがあったんですが)。どうも戦闘時の記憶が曖昧らしい戦兎に、三羽ガラスの残る二羽、赤羽、黄羽は激怒して襲い掛かるも、一海グリスが止める。この辺りも、戦争なんだと言っておきながら、ややこしい情の動きなんですよねえ(一海グリス、自責の念とかいろいろ入り混じっていると推測)。

 もちろん、素志に反して青羽を消滅させた戦兎も自責の念に駆られてアジトのカフェで行動不能に陥る。ここで龍我が奮起して、再び活動を起こしたグリス一党に挑むんですが、勢い込み過ぎてほとんど自暴自棄な感じ。と思ったら、突然の戦意喪失。なるほど、龍我も青羽消滅がぐっさりと胸に突き刺さっていたわけか。考えてみるとさもありなん。龍我の現在の素志は戦兎を救いたいということですもんね。

 龍我が二羽ガラスを攻撃できないと見て、一海グリスも戦闘停止を決断。ヘタレた龍我を殴り倒して去る。情の人らしいわけですが、なんだかどんどん一海グリスがいわゆる「キャラが立ってくる」状況になってる気がします。戦兎、龍我はこの時点では勢いを失ってる印象ですので、一海グリスが下手すると主役の座を奪いそうな勢いに見えます。
(それはそれで観てみたい気がする。グリス視点の特別編とかあったら面白そう。)

 東都・西都戦争は、東都首相:泰山の提案により、ライダーの一騎打ちで勝敗を決することになった、か。ホントにGガンダムになっちゃった(^^;。が、泰山が当てにする戦兎はメンタル的に戦闘不能状態。泰山の要請を受けられず、青羽消滅の場所に花を添えに行って、泣き出してしもうとるし、青羽の幻覚見て怯えて吐いとる。もうこりゃあかん、という状態ですね。

 こういう戦兎の反応を見て思うんですが、本当に葛城巧だけが戦兎なんだろうかと。葛城は確かに故郷では心優しい青年ではあったものの、東都で兵器開発を進めており、自分の作るものが何をするか、できるか、発展形がどうなるかは分かっていたはず(だから秘匿の手配りも巧妙だった、と思う)。いかにその記憶は失ってるけど、知能や性格面のメンタルは引き継いでいるわけで、ここまで動揺するのは何か違和感を覚えます。

 まあ邪推はともかく、そこへ一海グリスも供花に現れる。戦兎は一海にすがって殴ってくれと泣き喚くわけですが、情けない姿ではある。だけど、情の人:一海にはどう響くかですね。龍我の同様の『醜態』も見てるし。一海はなぜか青羽の本名「相川修也」を戦兎に教え、意味深な活を入れて去る。うーん、一海グリスの気持ちを推し量りがたい感じです。

 どうするんじゃろうと思ってると、次に戦兎に接触したのが石動スターク。ああ、やっぱりこの人出てくんのね、という感じです。石動スタークの説得はビジネスライク。戦争だぞ、人殺しじゃなく兵器破壊だぞ、と逃げ道を作っておいて、戦兎が出ないなら龍我クローズが出るぞ、そうなると云々。一本道作って、ぐいぐい押し込んでますな。

 そこで、以前にグリスも疑問に感じた点、ハザードレベルで測れないビルドの強さの話。ビルドドライバーになんかあるみたいですね。上手く使いこなせば、とのことですが、具体的にはどういうことなんだろう。

 そこまで教えておいて、実戦(模擬戦?)まで行ってビルドを育てるスタークさん。うーん、この人も狙いが分からん。戦兎はやけくそで受けて変身、いつものボイス「Are you ready?」は、このシーンのために用意されたんだろうか。だとすると、制作陣はかなり用意周到です。

 場面が突如変わって、代表戦リング。東都ビルド vs 西都グリス、ですか。順当な人選ではあるものの、ここまでのドラマの流れを思うと、何か素直に喜べないものがあります。人質取られた同士が戦わされるようなもんですから。次回タイトルも不吉で「第22話 涙のビクトリー」とあるし、「ビルドが消滅?」という声(紗羽?)、「戦兎ー!」という悲鳴(美空?)も流れてるし。重い展開なだけに、はよ次回が観たいです(^^;。

●ガンダムビルドダイバーズ

 たささんに書き込んで頂くまで、4月からのビルドファイターズ新シリーズを知りませんでした。ご紹介ありがとうございます。

 PVがえらく長いですね。13分以上あります。ほぼ全編がガンプラバトルですが、気になる点がいくつか。ガンプラバトルと言わず、ガンプラフォースと言ってますね。どうも、ダイバーズではチーム戦形式で、相手のフラッグ機を倒すのが勝利条件らしい。

 今回の一方の隊長がなぜかワンコ。大会観客にも人間らしからぬ姿がちらほら。コスプレなのか、それとも。

 もっとも、電脳仮想空間(ディメンション)内でバトルしてますんで、アバターということでいいのかな。ガンプラは使うけど、全てはコンピュータゲームということで。それでかな、プラフスキー粒子が少しも出てこなかった。ガンプラとコンピュータゲームを両立させる作りになるのかな。

 もしそうなら、コンピュータゲームの高度化の流れに沿ったんでしょうか。ゲームセンターにときどき行きますが、ガンダム系(なんだと思う)のゲーム機でなかなか凄いの出てます。密閉型のカプセルになってて、凹型半球面の巨大モニターがあり、おそらくすごい臨場感あると思います(1プレイ3コインなのでやったことがない ^^;)。

 ビルドファイターズはガンダム視聴歴で自分的には欠けた部分があり、さらにガンプラ知識も少ない。登場機体で分からないのが出てくるし、ガンプラ特有の事情(バトローグだと黒いガンプラは再生プラとか)も疎いところがあります。

 しかしそれでもビルドファイターズトライは次第にのめり込んで観るようになったわけで、春からは視聴しつつ、ネットなどで情報を漁ってみようと思ってます。

●アロー(シーズン3)

 ようやくアロー3の視聴終了。フラッシュ・シーズン1と対になるからと思って選んだわけですが、NOVAさんからご教示頂いた通り、なかなかに難しい2クールでした。

 きちんとした感想はアロー4(できればフラッシュ2と対応させつつ)視聴してから、いろいろ考えたいと思います。が、一つだけ。物凄く明快に分かる点ですが、「レイ・パーマーはコミカル役だ」ですね(^^;。ラスト近くのあの緊張感の高まる中、一人だけ「実験ミスって大爆発」やらかしてました(意外だったんで、一瞬何が起こったか理解できなかったorz)。

 それと、内容をまだきちんと把握できているとは思えない1度目の視聴の範囲内ですが、意外な感動の仕方をしていたのに気がつきました。感情移入が誰に起こったか、ですね。ヤマシロ一家です。特に夫マセオと妻タツ。子どものアキオは仕掛けらたウイルス感染(レジェンドオブのはこれだったのか)で死んでしまい、悲劇性が高いんですが、受動的に動くキャラなせいか、両親よりは感情移入低め(自分が案外冷酷なのかと思ったり)。

 そんな感情移入が起こったせいで、個人的なアロー・シーズン3のマイ・メインヒロインはタツ・ヤマシロになっています。二度目に観たり、シーズン4を観たら、また変わるかもしれません。たぶん、フェリシティですね。

 サラはシーズン4で復活するようですが、レジェンドオブで観ているサラだとすると、うーん、どうだろう。ヒロイン性、高いかも。まあ、観てからのお楽しみですね。


(必殺とか脚本家とか、いろいろ気になるけど、長くなりましたので、今日のところはこれにてです。)

Re: 2月のスレッド(2018) - たさくらたすな

2018/02/05 (Mon) 20:51:00

○牙狼VL
 冒頭ビショップと闇法師の謎システム(バイオ培養ホラー?)のやり取りがちょこっとあっただけで、後はエルドラドに入る前の息抜きエピソードな感じの話。ただ話のペース配分的なものを考えるとこの時期に必要な話だったのかと言われると確かに微妙、ソードの過去の邂逅に当てるにしても断片的すぎて序盤にだしておいても差し支えなさそうな感じでした。

 2クールに入ったあたりでロードムービぽくなったという感想を書き込みましたが、訪れる各街の雰囲気というかイメージスケッチ的な違いを作風として取り込みたかったのかもしれないけど、ネイティブアメリカンの法師の村や元騎士ホラーの封印された街などはルークやジーナの成長段階と連動していただけに今回ソードとソフィの家族的絆を示したいエピソードなのかなという感じは伝わりつつも大筋で話がすすんだのかと言われると話の配置バランスが悪かったかなという印象でした。

○ライダービルド
 今回の話は戦兎がはからずも3バカの青羽を殺してしまったことから戦意喪失。ダメージ多少の間をおいて即時ロストの態な感じだったので、仮に今後美空が戦闘時にヒーラーとして控えていても他の二人を救うことは厳しいかなという感じ。戦兎としては過去の戦闘だとアクシデンタルな事例なんだろうけどハザード耐性のない龍我の恋人をロストさせてしまってるので、改めてその時以上に輪をかけて凹んでいる戦兎をみているとなんだか龍我の恋人が酬われないなと感じてしまったりも、もっともその犠牲を踏まえて二度と誰も犠牲にしないという想いやヒーローとしての仮面ライダーとしての覚醒エピソードに年明け前まで費やしていた感じだったから、今回事前に情報を仕入れていたにもかかわらずハザードの力を制御できずに結局相手を殺してしまったという自責の念がより強く出ているのだろうとは思うけど、ここでストップがかかってしまった戦兎にはなにかともやもやしてしまう面も。

 振り返ると昭和のライダーあるいは555あたりだと当たり前のように怪人化してしまった人を倒してきたので、ここにきてそうしたテーマに踏み込むことは話が進まなくなってしまうのではないかという危惧も感じたりもしていたら、石動が「悲しいけどこれ戦争なのよね」といわんばかりに煽りモード、といってもそもそもの元凶なだけに本質的には繊維消失した戦兎にハザードフォームを使いこなし欲しいんだろうなと感じ。しかしいろんな力を火星で修得してはいるみたいだけど戦兎(葛城巧)をライダーとして覚醒させるのが計画の一旦になってるのなら石動自身はライダー化しないなにか事情があるのかな?と考えを巡らせたりも。

Re: 2月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/02/06 (Tue) 03:19:22

2月に入って、これから春に向けて、いろいろと動き出すような情報の数々が発信されている気分。
ここで書きたいネタも多すぎて、いつもの定例感想とは異なる順序での書き込み。

★ビルドのネットムービー

https://m.youtube.com/watch?v=BhZLKeVqfRA

ハザード暴走によって青羽死亡という衝撃回の後、来週のグリスとの対戦に向けて、サイドストーリーが公開されました。

内容は、グリスとの対戦を控えて、落ち込んだ気分を活性化しようと無理矢理明るくボトルの研究に邁進する戦兎。それを心配そうに見つめる美空。

そんな戦兎に内海さんが科学者として協力を申し出ます。ハザードトリガーの危険性を制御するための研究協力に、戦兎はスタークとは異なる内海さんの誠意を信じて、模擬戦による実験を開始します。

仮想スマッシュとのバーチャル訓練で、新たなボトルの使い勝手を試した後、「普通のスマッシュでは弱すぎて、ハザードフォームのデータが取れない」ことを訴えると、内海さんがナイトローグに蒸血して、ハザードと一戦交えることを提案。
それは危険すぎると言う戦兎に対し、君が自制できなくなったら、私が止めてみせると自信満々に約束する内海さん。

そんなわけで、内海ナイトローグVSハザードフォームの戦いになるわけですが、果たして内海さんはどうなるのか? って話。

ラストに、映画で出てきたバイカイザーの素体が登場して、3月配信の後編に続く形ですが、この話を見て思ったこと。

げんとくんのナイトローグに比べて、内海さんは優秀な科学者だからか、ハザードフォームの行動パターンを分析解明するのに専念。絶対的なスペック差をクレバーな作戦で補う鮮やかさを示しました。
この番外編で、内海株急上昇、幻徳株が思わぬところでさらに暴落、というコメントが面白かったり。

ちょっと、今週のビルドは重くなり過ぎたので、その陰鬱なムードを和らげるためにも、いいタイミングでの番外編だと思ったので、次回が待ちきれないなら是非どうぞ。

★ビルド本編

幻徳が出ないと、こうも陰鬱な物語になるのか、とコメディアンとしての彼の意義を痛感した回。

なお、幻徳さんは、春発売のブルーレイの特典映像『ROGUE』の主人公に抜擢。
つまり、エグゼイドの大我先生や、ゴーストのアランと同じぐらいの持ち上げられようですよ。とりあえず、1話は過去編で、幻徳さんがいかにして葛城巧に関わり、ナイトローグになるに至ったか、という物語みたいです。

まあ、自分はブルーレイを買う予定はないので、そのうちネットで無料配信される日が来るのを待つつもりですけどね。それまでは雑誌で紹介記事を読むなり、どこかのサイトで誰かが感想記事を書くのを見つけるかな、と。

あと、エグゼイドといえば、アナザーエンディングの3部作の劇場公開が順次始まっているようですが、自分は春のDVD発売待ちなので、その時期にまたエグゼイドの総括をする予定。

って、ここまで全然ビルド本編の話をしておらず、脱線ばかりですな。
ええと、本編感想。

龍我を止めようとしたら、自分の方が暴走してしまって、取り返しのつかない過ちをしでかしてしまって、痛々しいほどの戦意喪失をしてしまった戦兎が、ブラッドスタークに発破をかけられてしまって、ますますハードな修羅の道に踏み込んでしまった話ですな。

って、何回「しまった」と言うんだよ、自分。それだけ「やってしまった」感が強い一話だった、と。
何というか、完全に心を折るような状況に追い込んでおいて、叱咤激励みたいなトレーニングをしてやり、プレゼントとしてボトルをいっぱい渡した上で、「お前は戦うしかないんだ」と洗脳教育みたいなものを施して、自分の望むようにコントロールしてやるブラッドスタークの悪魔っぽさを感じました。

今にしてみると、人の良いお坊ちゃんみたいなげんとくんも、この悪魔のスタークのやり口に乗せられてしまったのかもしれませんね。「こうすることが東都のためなんだ。父上を助けたいとは思わないのかね」とか言われて。

で、グリス主人公の物語は、やはり番組終了後のVシネになるんじゃないのかなあ。たぶん、仮面ライダークローズとカップリングで。
もちろん、カシラが次回に散らなければ、ですが。

とにかく、今後は東都ビルド&クローズ、北都グリス、そして西都ローグの三つ巴混迷状態になるだろうと思われるので、ここでグリス退場はないでしょうが、カシラの窮地に赤羽と黄羽が庇って死亡という可能性は高いんじゃないかなあ。

ちょっと現状、ビルドの物語は予想しにくい展開になっていますね。例年だと、春にライダー映画が上映する都合上、そのストーリー予告から想像できる部分もあるのですが、今年はビルド映画をやらずにアマゾンズの完結編ですからね。玩具情報しか手がかりがないわけで。

でも、気になって、今、チラ見した雑誌情報で、グリスの一海役の武田航平さんのインタビュー記事があって、監督の人から「一海は、戦兎や龍我の兄貴分になってくれ」と言われたとか、最近の撮影分で「みーたん絡みで、どんどんキャラ崩壊していく」とか、先行情報があったり。

そういうのを聞くと、このまま重いだけの話が続くんじゃないな、と安心したりも。
まあ、本編感想をまじめに書くと、鬱モードに入りそうなので、脱線の方が多くなりましたが、まあ、ちょっとした気晴らしになれば、と。

★牙狼VL

こっちは本編が寄り道気味ですね。
というか、ホラー退治の物語のはずなのに、このアクションモードが一切欠落した乙女脳な話を書く人は……とエンディングを見れば、案の定。

ええと、4話の「BROTHER」回、そして9話の「SETTING OFF」回を書いた女性サブライターの人です。この人の担当回は、ソフィの細やかな心理とか、アクションよりも女性にまつわる悲劇とかに重点が置かれ、バトルを期待すると興が削がれる、というか、前歴を見ても「日常ラブコメ作品」中心で、特撮風味のアクション活劇とは畑違いな人だったわけで。

これが特撮番組だと、OPクレジットで、キャストや監督、脚本家などが前もって分かるので、「おお、今回はこの人がゲスト出演か」とか、「この監督か。だったらアクションが期待だな」とか「この人の脚本だったら、コメディとして笑えそうだな」とか、いろいろ前もっての心構えができるんだけど、
アニメだと、そういう類の情報はEDに流れますからね。内容見てから、「ああ、このキャラの声はこの人か」とか、「ち、ハズレ回だったか。脚本家は……やはりな」とか、視聴後に確認する流れ。

自分も普通はアニメでは、そこまで脚本家のチェックはしないのですが、牙狼は特撮との絡みがあって、気にしている次第。あと、今作は割と、ストーリーの当たり外れが多い感じで、後半に入ってから、その原因の一つが分かってきたというか、ええと、メインライターさんが割と放任主義というか、分業的に好きにやらせている感。

今回は、時期的にバレンタインを意識していたようでもあり(放送日が若干ズレた感じですが)、ソフィとソードの交流(やはり年の離れた兄妹の関係なんでしょうな。互いに奪われた要素を求め合っているというか)、そしてソードの過去の断片的伏線(ルークの映画回みたいな感じで、後できっちり描く予定)、そして、おざなりながらの一応の事件で一話を消費した感じ。

まあ、恋愛物語としての位置づけで言えば、
4話で「1話の事件で出会ったソードを探していたソフィが、ついに再会を果たす」
9話で「保護者を失ったソフィが、ソードと共に旅立つ中で、傷心を癒し、広い世界を知る」
そして今回の16話で「ソフィとソードのすれ違いと和解」
ええと、少女風の恋愛ドラマの起承転結という流れでは、一人の脚本家の中ではうまく繋がっているんですね。今回が転なので、あと一話で結を描ければ、うまく収まるのですが(全24話ぐらいと考えれば、脚本家ローテーションの流れであと1話ぐらいは担当回が回って来るでしょう)、問題はそういう少女の恋愛ストーリーとしての本作を我々が見たいのか? という点。

もちろん、クライマックスでプリンセス役のソフィが敵に囚われて、黄金騎士のソードがそれを救い出すという王道物語の定石に乗っ取るなら、アクションと恋愛(正確には疑似恋愛)の結実を両立できるでしょうが、どうもこの脚本家にアクションを描く素養が感じられないので、その部分は他の人と共同執筆という形で補わないと難しいんじゃないかな、と。

メインの女史ライターは、大事件に立ち合ったソフィの転機を描く担当で、ソフィの日常の細やかな心情はそれが得意な人に任せているのかもしれないですし、その要望を受けての仕事なんだと考えますが、
あと1話のクライマックス時期に、アクション要素の欠落した心情のみのドラマで勢いを減速される危険性は、今のところ否めませんな。
逆に、そういう弱点を分かった上で、それを補う態勢が取れるのなら、ソフィの日常恋愛劇を本作特有のフレーバーとして結実させてもいいのかな。

闇堕ちしたお兄ちゃん(キング? それともビショップの培養タンクに封じられ、ホラーと悪魔合体させられたとか?)と邂逅し、絶望モードに入るソフィが、しかも何かの儀式の生贄にされそうになり、それを助けるために奮戦する魔戒騎士と法師たちとか。
その流れで、ついにソフィのところに囚われたソードだけど、闇の心に捕らわれたソフィがソードの助けを拒み、唐突にソフィの精神世界でソードが彼女を取り戻すための呼びかけを行う。その中で、これまでのエピソードが回想シーンで流れるなどの演出を経て、ソフィをこっちの世界に呼び戻す。
このソフィの精神世界での対話モードで、ほぼ一話を費やすならば、このサブ女性でも務まるんじゃないかなあ、と勝手にストーリー予測をしてみます(笑)。

自分としては、こういうアクション要素の欠落した話は、アクション活劇ではあまり見たくはないのですが、物語の書き手の立場になると、そういう内面世界、精神世界を書くと、何だか深い話を書いている気分になることもあって、一概に否定できなかったり。

ともあれ、今回の脚本が、あまりにも牙狼の話っぽくないので、最初と最後の絵コンテ段階で、前回からの引きと、次回への流れになる要素を付け加えたのかな、と推察します。

★ビルドダイバーズ

おそらく、これってビルドファイターズの新作ではなくて、世界観を別にした新たなストーリーですよね。

一応、ガンダムのプラモデルバトルを題材にした作品として、『ガンプラビルダーズ』という短編シリーズがありまして、ベアッガイというヒロインのマスコットMSも、このシリーズが初出になるのですが、
それを受けて、TVアニメとして本格的に展開したのが『ビルドファイターズ』のシリーズなんですね。で、『トライ』はその続編で、同一世界の未来を描いた内容。

一方、今度の新作『ビルドダイバーズ』は、制作スタッフも大きく変わっているようですし、違う世界観で登場人物の引き継ぎもなし、のようです。
言わば、牙狼のシリーズに「鋼牙編」と「流牙編」の別の世界観があったり、アニメはまた別の流れであるのと同様、
ガンプラを使ったバーチャル戦闘という根幹部分は受け継いでいるものの、異なる世界観じゃないか、と。

まあ、牙狼に「魔道輪ザルバ」という共通アイテムがあるように、ベアッガイの系統は出て来るかも知れませんが。

ともあれ、2月に入って、新作情報が発表されたばかりで、追加情報はこれからというタイミングですね。
世界観の完全仕切り直し、ということで、果たしてどんな作品となって行くことやら、この場で見守っていければ、と思います。

PS.アローに関しても、レスを入れたいですが、結構長くなったので別の機会に。ともあれ、第3シーズン視聴終了おめでとうございます、とだけ申し上げておいて。

Re: 2月のスレッド(2018) - たさくらたすな

2018/02/11 (Sun) 14:55:10

○牙狼VL
 エルドラドに突入前に冒頭からビショップ率いる世紀末ホラー軍団によるバトル回。イメチェンしたルークも合流してほぼまるまる戦闘に費やしてましたね。個人的には腕の生えたザルバイクがフロント部の顔的意匠と相まって、電人ザボーガーの名物怪人ロボットのブルガンダーを連想したりもしました。この回はルークのガンカタアクションやソードのアクションも堪能できましたが今回ザルバが実に印象的、シリーズ作におけるザルバって基本牙狼と契約した人間との掛け合いってイメージが強いからソフィを諭すシーンが際立って、その後のナイトへの特攻までの流れがぐっと引きこまれました。あぁでもソードってやっぱりザルバが言ってるのなら歴代最強の牙狼ってことで決定なのかな。
 この回で乗り物による移動手段が(ルークのものがあるかもだけど)ロストしてしまったので、潜入系アクション回へつながるとかならジーナのアクションスタイルが観れたらいいなと期待しつつ。

○ライダービルド
 サイドムービー。視聴感は本編をうまく補完してるなと思ったけどハザード暴走のデータ取りなど、あくまで本編には今のところ関与はしてない感じですね。
 
 グリスとの一騎打ち。少し違和感があるなと思ったのは試合スペースがボクシングと比較しても狭いかな、ましてやライダー同士のフィールドとしてみては手狭すぎるんかなと思ったりも、もっともどちらもホバー能力持ちだから相手の動きを試合スペース上に足止めしつつ飛びながら相手を攻撃するのは有効だろうなという感じで途中ビルドが攻撃してたけどグリスのパワーで押し返される返される展開に、戦兎はハザードフォーム仕様を決意この際に美空に自爆スイッチをわたしていたけどヒロインあるいはサポートとしての戦闘にかかわる立ち位置的な覚悟を改めて提示した形かな。
 一騎打ちにに勝利するも暴走継続した戦兎を止めたのはその戦いで覚醒した龍我、石動的にもハザードレベルが上がって万々歳といったところかなと。
 その石動は影幕というか戦争屋といった様相で手引済みの西都に北都を掌握させて新ライダーのお披露目で引き。画面にでてこなかったキャラの動きが今後きになりつつ。

Re: 2月のスレッド(2018) - K.K

2018/02/13 (Tue) 00:09:02

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●牙狼VL

 冒頭、前回の復習ですが、ドクター・スタンリーが行っている実験だか開発だかのシーンで「適合実験も電子制御も」と言っているのが気になりました。たった2つのキーワードですが、想像をたくましくすると「サイボーグ・ホラー」みたいなことになりそうです。

 それはともかく、前回ラストからの引き続きでソード一行に敵が襲来。先週は「もしかしてルークか?」と思ってしまいましたが、ビショップ率いるホラーカー軍団ですね。ビショップが「この数相手に」と言っている通り、目玉的に強いホラーがいるわけではなく、物量作戦という感じです。

 まず、ソード vs ホラーカー軍団のバトルですが、奥行き方向や方向転換などを使っていて、なかなかのものだとは思いますが、若干の不満も。背景が単調な荒野になってて、スピードをどう感じていいか迷ってしまう印象があります。シティでの戦闘だと、ビルなどが目安となるんですが、今回のは平面上で高速移動しているものの、ソードとホラーの速度差のみという感じで、いまいち分かりにくい。
(もっと分かりにくくなるはずなのが、定点の置きようがない宇宙空間の戦闘機同士ですが、マクロスシリーズの板野サーカスが巧妙なことが改めて思い出されます。)

 一方、別行動で脱出を図るジーナ・ソフィ組には、ホラー航空部隊が襲い掛かり、迎撃はガトリング砲ですか。前に試練で立ち寄った村でジーナが物色してましたから、あのとき買ったものなんでしょうね。対ホラー装備だと思うんですが、ソフィでも撃てて、しかも戦果を挙げている。一般人でも使える優れものなのか、ソフィに何らかの素質があるのか。

 しかし、撃退しきれず撃ち漏らしがソフィに襲い掛かるも、タイミングよくルークが救援に入る。これでチームメンバーが揃いました。ようやくまとまってきたなという感じで、これで本筋がぐっと進むと期待したい。

 そのルークですが、ガトリング砲より対集団攻撃力高そうだな。スナイパーライフルは複数目標をロックオンして撃破できるみたいだし、2丁拳銃も破壊力・連射性・射程距離が半端なさそうです。
(2丁拳銃をやたら乱射する聖職者、どっかで見たようなと思ったら、「トリニティ・ブラッド」に出てきたトレス・イクスでした。)

 ルークがなぜか敵の正体を見抜いており、「ホラーの力のみを抽出して機械に組み込み、昼でも活動可能」というものでしたか。冒頭で言ってた電子制御って、このホラーカー軍団のことだったのか、それとも技術を応用か流用したのか。
(闇照編でせっかく魔導ホラーって出したのに、その後使ってない前例からすると、この機械化ホラー(仮称)も、もしかしてVL編のみの登場になるのかな。あまりホラーの種類を増やしては、設定的に収拾がつかなくなりそうです。)

 ヤマタノオロチ風なホラーが出て、こいつが今回のメイン敵かと思ったんですが、どうやらビショップの陽動だったみたいで、ザルバイクでソフィだけ逃がすことができたと思ったら、その行く手にナイトが待ち構えていたとは。なんだか、ビショップの手のひらの上で踊らされていた感じがあります。

 ソードらが駆けつけるまでまだ間がある、ナイトは目の前にいる、ということで、ザルバが捨て身でナイトに突撃、その身を真っ二つにするのと引き換えに、ナイトに大ダメージを与える。すぐにソードらが追い付いたし、ナイトも健在だったわけで、戦闘的には少し時間稼ぎしたに過ぎません。

 が、またもザルバが散るとは。前は牙狼1st 暗黒魔戒騎士編でした。あのときは、まだ牙狼シリーズをよく理解できない時点での印象的にはですが、鋼牙の自立を促したような感じでした。ザルバは、幼くして父を亡くした鋼牙をずっと指導していたような存在だったわけで、ザルバ死亡により鋼牙はたった一人で戦うことになり、見事に成し遂げたわけですね。

 今回のだと、ソードではなく(やはり戦士として完成しているから?)、ソフィの背中を押す感じでの退場でした。もっとも、確かザルバの本体は魔界にいるという設定を見たことがありますんで、普通の死亡とはちょっと違うのかも。1stでも記憶を失ったとはいえ、復活してましたし。

 ザルバがどうなるかは今後の展開を見守るとして、ともかく次回は「ILLUSION」ですか。エルドラドのビル街は幻影でした、実は廃墟で、みたいな展開だったら納得なんだけどな。

 今話はそんな感じですが、脚本家についてのNOVAさんのご教示を受け、ウィキペディアで各話の担当脚本家を確認して、「ははあ、そういうことか」となりました(^^;。抒情回(仮称)の脚本家さん、個人的には牙狼に向いてないような気がしないでもない。

●アロー・シーズン4

 アロー3でレイ・パーマーが大爆発事故起こして、「さすがに爆発でかすぎやろ」とは思ったんですが、アロー4を観始めたら、立て看板に「レイ・パーマーを偲んで」などとなっている。これは(作品内の公式では)ホントに死んじゃったなと思い、さすがにちょっとびっくりました。

 ただ、このドラマでのレイ・パーマーが、あの事故で死ぬわけはないという確信めいたものがあり、話が進むと案の定、ラスボス:ダミアン・ダークにとっ捕まっており、レイが救出される回をさっき観終えたところです。

 サラもまず身体が復活し、泉の副作用の殺人衝動はあるものの、魂を取り戻して、とりあえずはアローチームが形を成してきました。サラの殺人衝動については、レジェンドオブのほうでも出ており、アロー4でどこまで克服するのかは、描写をきちんと追ってみたい気がします(説明的にはネットなどに情報あるんだろうけど、演技や演出で雰囲気を観ないと、やっぱり実感として分からないと思う)。

 レイ以外でコミカル役がいたと再認識したのが、フェリシティの母ちゃんですね。しかし、単にコミカルなのではなく、暗くなってきたドラマの雰囲気を変えてくれる。それだけでなく、フェリシティの迷走を軌道修正する大事な役割もあるみたいですね。風来坊的なキャラクターとして、いい味出してる感じです。

●仮面ライダービルド(感想が書けないorz)

 感想をあれこれ書いてたんですが、NOVAさんにご紹介頂いた特別編と合わせて考えてたら、文章がぐちゃぐちゃに。どうも、頭の中で整理が追い付いてないみたいです。もう一度観なおしてから感想書こうと思います。

Re: 2月のスレッド(2018) - K.K

2018/02/13 (Tue) 12:14:15

 感想の続きです。

●仮面ライダービルド

 ネット配信の特別編は、TV本編の情報補完の他に、(もしかすると劇場版の続きとして?)オリジナル展開も考えていそうな気がします。TV本編の三都抗争以外に、戦兎が別の問題(バイカイザーとか)とも対峙していた、みたいなことですね。

 TV本編へ影響しそうな要素としては、「戦兎がハザードフォームの緊急停止などの制御系を開発している」「内海が協力している」「現状でも、ハザードフォームはハザードトリガーを引っこ抜けば緊急停止可能」といったことがありそうです。

 しかし、最も気になったのは特別編で見せた戦兎の態度です。ハザードシステムを安全化したいという理由があるとはいえ、対戦相手が電気ショック効果付きシミュレータと分かると、喜々として「実験を始めよう」と言ってバトルしてました。

 なんとなくですが、戦兎が自分の興味を満たしたいためにやっている印象があります(その点、内海も同類っぽい)。石動スタークが使った詭弁「相手は兵器だ」を思い起こすと、以前に龍我が心配していた方向性を暗示しているような気がします。要は、科学技術を自分のしたいことのためだけに乱用すると、他人を傷つけて、しかも平気、みたいなことですね。いやまあ、自分でも邪推と思いながら、こんなこと言ってるんですが。

 それはそれとして、TV本編。東都 vs 北都がライダー一騎打ちバトルに集約されてきたと思ったら、漁夫の利を得る気のようだった西都が突如として乱入、実は裏では最も大きく動いていたらしい、という感じの回でした。

 冒頭からは前回の続きで、ビルド vs グリスのパンクラチオンみたいなルールでのリンク上の一騎打ち。しかし、戦兎はバトル前に手配りとして、美空にハザードフォーム強制解除装置を渡してたみたいですね(少し後、かなり重いシーンでした)。作動させると戦兎は消滅するらしい。一方、グリスもちょっと前のことが回想されていて、実は記憶は失ってなかったよと(まあ、三羽ガラスも気づくようなお芝居だったわけですが ^^;)。

 一方、北都では多治見首相がグリス敗戦の場合は全軍あげて東都侵攻の手はずを整えるという、「やっぱり、一騎打ちの結果で負けを認めるなんて現実的ではないよな」と思える動きです。が、ここも石動スタークの策動だという、「こいつ、どんだけあちこち煽ってるんだよ」みたいな展開になってますな。

 一騎打ちバトルのほうは、双方が技の応酬からハザードフォームへの移行で見応えはありましたが(夜まで続くバトルという演出も盛り上げてくれた)、取り巻く状況が酷いもんですから、爽快に感じるとかカタルシスにはならず。どちらかというと、古代ローマの見世物の剣闘士みたいな印象に近かったかもです。しかし、堪能したという感じもきちんとあり、観ていてなかなかに複雑な心境でした。

 ともあれ、案の定ですがハザードシステムが暴走、既に戦闘不能の一海グリスに止めを刺そうとする。ここで美空が戦兎消滅につながるスイッチを押せるか否か、というところで、「待ってました!」と言いたくなる龍我の乱入で救われた感じです。うん、いい仕事するじゃないか、龍我は。

 だけど、一海グリスに指摘されるまでもなく、戦闘力としてはクローズはハザードビルドに敵わない。しかも、必死で対応しようと踏ん張ると龍我も自分のコントロールが効かなくなってくる。どうするんだ、と思ったら何か起きましたな。観てて、よう分からんかったですが(^^;、どうやら龍我は全力を出しつつも、自分の制御ができるようになったらしい(一海はなんか分かったみたいですが)。

 その龍我クローズと暴走ビルドが相打ちの形で、双方変身解除、と。この間、私は「ハザードトリガー引っこ抜けばいいんだよ! 内海は何してんだ!」とやきもきしておりました(^^;。グリスも、三羽ガラス(もう二羽と言うべきか?)からは記憶喪失が演技とお見通しだったと言われ、チームとして再結束した感じです。

 ライダー一騎打ちバトルは何となく戦兎の勝利で終わったんですが、北都の多治見首相が東都への侵攻軍を動かそうとしたとき、西都のガーディアンが乱入して、多治見を拘束。これも全てスタークの策謀で、西都の謀略でもあるわけですか。そして西都の仮面ライダーも登場か。展開が急で変転が激しく、先の予想がしにくい感じです。


> 幻徳が出ないと、こうも陰鬱な物語になるのか、とコメディアンとしての彼の意義を痛感した回。

 ここ、思わず吹き出しました。なんとなく思ってたけど特に意識してなかったことが、急に明快に見えた感じです。今回のラストから考えてみて、多治見が西都の拘束から脱出、幻徳と手を組んで策動を試みるも、視聴者からは「この二人が出るとコミカル回だよね」と言われる、なんてことを妄想しました(^^;。

Re: 2月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/02/14 (Wed) 01:53:16

いろいろと大当たりなエピソードが多かった時期だなあ、と思いつつ。

★インフィニT フォース

ええと、先日、コミックの5巻も出たので、読んでみました。何話か、連載雑誌で読んだ話もありましたが、読み損ねた月もあったので、新鮮な話も。

それで、TV版とのクロスオーバーというか、コミック版とは別にTV版の世界があるというパラレルワールドが明らかになりました。
具体的には、敵の次元転移装置でポリマーとテッカマンとエミが別次元に飛ばされ、そこでエミは父親の一道と遭遇。一方でエミとはぐれたポリマーたちは、「TV版のエミ」と邂逅したりします。

コミック版のエミは、「外国で働いている父親が渋谷に来た」ことを驚くとともに喜び、一緒にショッピングしたり明るい振る舞いを見せ、そのペースに巻き込まれた一道は、思わず「形は同じでも、随分と違うんだな」と呟いたり。
そして、時間制限のための別れの際、一道曰く、「お前は俺の娘であって、俺の娘ではない。それでも俺はお前を愛している」と告げたり、まあ、TV版とのリンクが断片的にも為されたなあ、と。

一方、ポリマーたちはTV版のツンツン期のエミに会って、「ウザいって言ってんの。私はもうケースを持っていないんだから、ついて来ないで」とけんもほろろに突き放され、愕然と。「ありゃ、まるで別人だ」

その頃、ガッチャマンとキャシャーンは敵と戦い、次元転移装置を発動させることで、仲間の送還を果たし、一応、TV世界のエピソードは終結するのですが、とりあえず、コミック版でも「エミこそが平行世界の中心。多元宇宙における事象平面の消失点」であることが提示され、いろいろと面白くなってきたなあ、と思います。

さて、いよいよ2月で、劇場版のインTも今月末の公開が迫ってきたなあ、と。
健と共に旅立ったTV版の(ツンモードを卒業した)エミがどう描かれるのか、そして登場が紹介されているコンドルのジョー以外に科学忍者隊の他の面々がどうなっているのか、また映画の後の物語は予定されているのかなど気にしながら、上映を待ちたいと思います。

★牙狼VL

今回は、安心のメインライター回でした。
メインライターの話でハズレだったら目も当てられないのですが、今回の話はアクション的にもドラマ的にも大当たりだったなあ、と。

あ、感想前に、以前に書いたことの勘違い修正をば。ええと、この脚本家さん、TRPGのリプレイ本で女魔法使い役を演じていたことを挙げましたが、そのうちの一つアリアンロッドのエルザ先生についてはその通り問題ないものの、もう一つ挙げたD&Dについては、別の方と混同していたことが最近、読み直して判明。
まあ、あまり実害のない勘違いだとは思いますが、念のため。なお、D&Dについては、近頃いろいろ語りたいネタもあるのですが、たぶん、春上映の映画『レディ・プレイヤー・ワン』の感想を書く際に、必然的に語る機会もあるだろう、と先のテーマにしておきます。

で、牙狼です。
年が明けてから、ジーナ回、ルーク回、エルドラド回、痴話ゲンカ回を経て、ようやくの黄金鎧装着となりました。ええと、仮面ライダーでこれだけ変身しない回が続くと、特撮関連の掲示板で相当に叩かれますよ。
まあ、牙狼では変身しなくても、それなりに法師やホラーのアクションが充実していたから見応えはあったのですけどね(約1話を除く)。

とにかく、荒野を舞台に黄金騎士のバイクアクション(まさか、これがザルバイク最後の活躍回になろうとは)、ジーナのドライブテクニックと空中ホラー部隊のカーチェイスと、ソフィおよび追いついたルークのガンアクション。
このままアクションだけで終わっても良かったのですが、ソード、ジーナ、ルークの3人VSボスキャラっぽい多頭蛇ホラーの凄絶なバトルは想像にお任せします、状態。せっかく3人が揃ったのだから、連携して戦う場面も見たかったなあ、と思いつつ、そういう楽しみはまた後に取っておこう、と。

一方、3人が戦っている間に、戦場から退避したソフィとお守り役のザルバイク。ここで、守ってもらってばかりで無力さを痛感しているソフィの心情吐露と、ザルバの激励が語られ、「ソフィの転機と成長」を描く脚本家のドラマシーンになります。
さっき、インTのエミについて書いた直後なので、「ヒーローに守られる一般人ヒロインがラストに向けて覚醒するまでの流れ」なのかなあ、と考えてみたり。
以前はスマホを使った情報収集で役に立つところを見せて頑張っていたソフィですが、電波の届かない荒野では都会でのスキルが役立たず、お荷物であることを自覚。それでも、ジーナの指導で今回の銃撃など、少しずつ戦闘技術を習得という方向でいいのかな。いろいろなことに順応できる勘の良さみたいなものは持ち合わせているっぽいので、将来は魔戒関係者の世界に入る可能性もありそうですがね。

そして、ソフィとザルバの前に立ちはだかる暗黒騎士ナイト。このまま続く、となっても不思議ではない密度の濃さでしたが、今回一番のドラマが勃発。
てっきり、ソフィがナイトに拉致されて、ここからはソフィを助けに行く話かな、と思ったわけですが、まさかザルバが特攻自爆で時間稼ぎしようとは。これがロボット物だと、「壊れた人工知能を修復し、性能向上した新型機体に乗り換えるお約束展開」になるのでしょうが、ええと、ストロングザルーバーを期待したらいいのかな、と考えている間に、おや、黄金騎士の方がザルバの力でパワーアップしてしまいましたよ。
ええと、これはザルバを失った直後の今回一回だけの特別バージョンなのか、それともザルバの想いが完全に黄金鎧に宿り、永続的な強化形態として維持できるのか、次回以降の鎧装着が楽しみになりました。

他に、バイクがなくなったため、これでロードムービーも終わって、次回からいよいよ街に到着する流れなのか、もう少しだけ旅は続くのか。
さらに、バイクはなくなっても、今までのように魔導馬の轟天が召喚できるのか、それとも到着したエルドラドのどこかの研究所で適当な魔導バイクを調達したりするのか。
あと、ザルバ自身の復活はあるのか。気になるのは、ジーナ回で語られた「ホラーを支配する魔法の指輪」ですが、それを奪取し、新たなザルバの器になったりはしないかなあ、とか。

ともあれ、ソフィ視点では、シスターに続いて、ザルバまで自分を守って散った形になり、精神的な試練に立たされているなあ、と。

最後に、バイクがなくなったので、OPやEDのバイク映像はお役ご免になるのか、それとも今の仮面ライダーと同じで「バイクの見せ場は序盤と、要所要所のみ」なので、なくなっても作劇上は問題ないのか。
あ、まさか、ザルバと合体したので、ソード自身がバイクになったりはしないですよね。仮面ライダーアクセルみたいに。バイクに変形する黄金騎士なんて斬新ですが、果たして。

PS.スタンリー博士の研究。今回のホラー軍団で打ち止め? それとも、まだまだ刺客はたくさん用意されている? ええと、敵の本拠に向けての旅と、それを妨害する刺客という展開だと、ジョジョ第3部を思い出しますな。
今後とも、充実したアクション回で安定することを期待しつつ。
ところで、サブタイトルの「バニシング・ライン」についても、そろそろどういう意味なのか劇中で語られてもいい頃だと思いますぞ。消え行く線って何だろう。

★ビルド

初めに言っておきますと、サイドストーリーは本編脚本家とは違う人が書いた話なので、戦兎の振る舞い方とか、繋がっていない要素も多いかと思われます。
今回は、以前「北都編」と告知されていた話なので、次は3月の「西都編」。まあ、西都との戦いが過酷な状況に煮詰まって来る頃合いに、ちょっとした息継ぎに公開される話だと推察しますね。

そして、TV本編の感想については、戦兎がどうにもこうにも情緒不安定な状況に陥っていますね。
サイドストーリーとつなげてみるなら、自分を奮い立たせるために、無理矢理テンションを上げては見るものの、ふと我に返ると、ますます落ち込んでしまうというか、幻徳とは違う意味で精神的にアップダウンを繰り返してしまいそうな感じ。

ハザードフォームは描写的に、脳内に興奮物質を大量に分泌してそうで、一種の麻薬みたいな物だろうし、副作用も心配。
だから、たとえ戦兎がトリガーハッピー状態になっても、まあハザードトリガーの副作用なんだろうなあ、と考えておくことにします。

ともあれ、今回は、ビルドとグリスの充実したバトルに、美空の葛藤、そして乱入してきた龍我クローズチャージの覚醒、と盛り沢山な内容。
そして、ラストで北都が西都の電撃侵攻を受け、北都編から一気に西都編に切り替わるダイナミックな展開でした。

次回は、新キャラの仮面ライダーローグ(果たして幻徳なのか、別人なのか。幻徳だとしても、本来の人格なのか、それとも記憶を奪われたり、操られたりしてないか。いろいろ気になる)、そして彼の手下のリモコン&エンジン兄弟(ブロス)の脅威の強さが描かれる模様。

これまで最強と見られてきたグリスが2人のブロスの前にピンチになったり、ローグはハザードフォームをも凌ぐ強さだったり、強さのインフレが加速しそう。
まあ、3月に戦兎がまた新フォームにレベルアップするまでの短い天下なんでしょうがね。

ともあれ、次回、新展開。
青羽に続き、西都の手で黄羽まで失ったグリスが、全ての元凶であるスタークに復讐を誓う流れかなあ。そんな傷心モードに陥るグリスに対して、戦兎たちはどう動くか。
まあ、どれだけ傷心だったとしても、みーたんが癒してくれそうな気がするのですが。
ここに来て、ヒロイン指数がどんどん急上昇している美空ですが、そのうち変な方向に覚醒して、怪人化したりはしないかなあ、と懸念しつつ。

★アロー

サラの復活といえば、魔術師コンスタンティンの助力がキーになりますね。
彼は別のドラマの主人公だったのですが、そちらはあまり視聴率が芳しくなく、あっさり番組終了したのを、アローバースの世界で再生利用という形。
現在は、レジェンド第3シーズンで、故シュタイン教授の代わりにメンバー入りしたところ。

さて、第3シーズンで、K.Kさんが注目されていたタツ・ヤマシロですが、第4シーズンでもゲスト出演回がありますね。また、演じる役者は違いますが、映画の『スーサイド・スクワッド』でも仮面侍のカタナとして登場。
さらに、レジェンドの方では第2シーズンで、「チームが侍時代の日本に行く話」があって、まあ、そこで描かれる日本は、我々の目からはおかしな内容なんですが(将軍・徳川家光が苛酷な政治を行い、民衆を弾圧する暴君として君臨する戦国時代。レジェンドは現地の侍一族の者と協力して、家光を倒してしまうわけですが、その際に協力した侍の家名がヤマシロ家だったというリンク)、
レジェンドの面々って「時間軸を守る」と言いつつ、結構好き勝手やってるので実は守れていないという。たぶん、レジェンドにおける日本が我々の知る歴史と異なるのも、彼らがいろいろ変えてしまった副作用なんだろうなあ、と納得しております。まあ、フラッシュのせいという可能性も否めませんがね。
とにかく、レジェンドの時間への干渉がとうとうピークに達して、第2シーズンラストで、現代世界に恐竜出現という大惨事で続いたわけですが、それはともかく、アローに話を戻しますと、

第4シーズンの序盤は、レジェンドへの橋渡しのエピソードが多いわけですね。
フラッシュの方は、スナートとミック、そしてファイヤーストームコンビ。一方のアローからは、サラとレイ。そこにケンドラとカーターを交えたクロスオーバーエピソードを経て、レジェンド第1シーズンへの流れ。

それとは別に、やはりアローを見るなら、マルコム・マーリンが注目キャラになりますね。ええと、彼を見る目は、現在ビルドでげんとくんを見る目と同じような感じ?
第3シーズンラストで天下を取ったのですが、第4シーズンが進むにつれ、頼れる同盟相手だったのがどんどん落ちぶれていき、その後、レジェンド第2シーズンではコメディアン悪党の分野を獲得。
本人は真面目にやっていて、決して無能ではないはずなのに、状況の変化に応じて負け続け、どんどん落ちぶれて行き、それでも本人は自分が策士だと考え、姑息に頑張り続ける。

アローは、まあ、ビルド同様、主人公には過酷なドラマになりがちですが、そんな中で、マルコムの娘への歪んだ溺愛っぷりとか、去年はインTの一道に例えたりもしたのですが、今はそのアップダウンの激しさがげんとくんに似てると思いますね。
あ、スタークがもっと美空への愛情を表に示していれば、マルコムに通じるかもしれないなあ、とか。

そういう比較で言うなら、オリバーとディグルの関係は、戦兎と龍我に通じるものもあるかも。

Re: 2月のスレッド(2018) - K.K

2018/02/18 (Sun) 20:25:19

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●牙狼VL(第18話)

 担当脚本家がその回を理解するに大事ということが分かってきましたので、今回はEDに出る脚本家名をチェックすると「金田一明」とありますが、いかんせん無知のため知らない。

 ウィキペディアの牙狼VLで調べると、金田一明氏の項はないようですが(さっとググっても特になさそう)、第15話の「EL DORADO」を担当していることだけは出てますね。どうやら、最終地エルドラドの設定が直接関わる回の担当脚本家さんなんだろう。

 それはともかく本編。今回は、エルドラドにも疑問を持つ者がいるし、街で回復したさらに高性能なネット接続で情報も入るし、一見、解決に向けてサクサク動き出した感じがある。だけど、それってあのビショップが見逃してるものなのかなと疑問も生じる、といった印象でした。

 冒頭、なぜかトラックを手配して、前回壊れた、いやお亡くなりになったザルバイクも運搬(と思ったけど、ルークのバイク?)。まあ、ザルバイクを持ってく必要性は分かるんですが、既に敵が大挙して襲撃してくるようなエリアに入ってて、おいそれとトラック調達できんだろう、とちょっとリアリティに疑問が生じてしまいした。

 それはそれとして、ジーナがいったん離脱。その代り、前回合流のルークを加えて、いよいよエルドラドに乗り込む。エルドラド外観を眺めるシーンがありますが、改めて見てみると、どうも合理性に欠けた奇妙な建造物と配置に思えます。

 前にも出ていた「エルドラドには専用のバスで入る」により、ソード曰く「ただでは入れないってわけか」なんですが、ルークの雨の術で易々、堂々と侵入。さらに護符張ればアジトも確保できるのか。通常セキュリティは厳しくても、法師能力などについてはノーガードになってるみたいですね。魔戒関係者ならどうぞお入りください、という自信なんだろうか。

 夜に入って街を探索するソード一行ですが、エルドラドに深く関わっている企業が「ガレーデン社」ということですか。綴りが「GAREDEN」なのがいまいちな気もしますが、スペイン語だったらこれでガレーデンと読めるのかな。とりあえず食事する一行ですが、常にホラーの気配がするようですね。まあ、前のエルドラド回では、そこら中にホラーがいたわけですから、当然か。

 そしてソフィにネット復活。それはいいんだけど、専用ネット(エルドネット)であることがいかにも怪しげ。情報統制はもちろん、接続したら盗聴されるのは覚悟しておかねばなるまい。と思ったら、ソフィめ、何も包み隠さずモロに情報調べ始めやがった。専用というだけでも怪しいのに、スマホでつながっただけなのに感覚まで再現したサイトという点、少しは用心しろ。

 と思ったけど、前から出ていたアバターSNSサイト、画面イメージじゃなくて、本当にああいう形で体感するものだったのかしらん。うーん、だとすると相当に先の未来なんでしょうか。それにしては、他の点で発達、発展が見られないような気もするし、うーん、技術レベルとかバランスとか、VLはよう分からん世界です。

 それはさておき、ネットでの収穫は「君は黄金の騎士を知っているか」と意味深なことを言うアバター(ソードを詐称したの、コイツ?)からお手紙(内容はある場所へのお誘い)を貰ったこと。ルーク、ソードも街のあちこちにホラー集結の痕跡を見つけてくる。なんかすいすい進み過ぎるなー、という印象を受けました。もっとも、それはソードも「行くっきゃねえ、たとえ罠だとしても」と承知だったか。

 手紙にあった場所でソードらを待っていたのは、ガレーデンの元社員(エンジニア?)。彼もエルドラドが化け物の支配する街だと知って、身を隠していたとのこと。だけど、知り過ぎてるよねー、なんでそんなに知ってんの、という疑問が生じてしまいました。知ろうとしなくても機密事項にアクセスしちゃってるし、さらに差出人がソードの詳細がメールで来るし。

 この元社員、本人が知らないうちに、情報操作されて、行動・言動も操り人形同然になっている可能性がありますね。

 ちょっと気になるのが、この元社員が「ガル・エデン社」と発音している気がすること。エデンといえば、エデンの園を連想するわけで、社名がVLの敵の目的、テーマを部分的に暗示しているのかもしれません。

 それはともかく、ソードらが元社員と会ったタイミングを狙ったかのように、警備兵らしき集団が大挙して襲撃。こいつらの正体は雑魚ホラーみたいです。それとも前話と同様の、ドクター・スタンリー開発のメカホラーか?

 元社員がソフィのスマホ(携帯、と呼称すべきか?)に何らかのデータをダウンロードすると、不思議なイメージシーン(最後、よくある宇宙人の顔っぽかった ^^;)の挿入後、ソフィが警備システムにアクセスできるようになり、考えただけで操れるようになっとる。これも何か出来過ぎ。

 ともかく、今回についてはソフィが警備システム等を操れたことにより、多勢に無勢の形勢が逆転、ルークが警備兵を一掃、ソードがこの場の雑魚ラスボスをあっさり仕留めてバトル終了。元社員、自分に何かあったときのためにとか言って、データ渡したりしたのは死亡フラグかと思ったんですが、とりあえず無事にエルドラドを脱出。

 最も衝撃的にして、実は薄々思っていた展開、ソフィの兄がエルドラドに深く関わっている、という情報も明らかとなりました。ただし、情報提供者が本当に信用していいかどうか不明のため、現時点での情報では、という理解に留めておこう。

 次回は「FAREWELL」(別れ、さらばだ)ですか。相変わらず超ショートカットの寄せ集めの予告映像ではちょっと予想しにくい感じです。

 VANISHING LINEの意味ですけど、テーマだとすると通例は最終回で明らかになるんじゃないかと思います。事前のキャッチコピーが「それは、過去へと繋がる未来」「約束された未来 終焉のその先へ」。

「終焉」は線が終わる・消えることを意味していているはず。しかし「その先へ」ですから、また消えゆく線が浮かび上がる、すなわち全てが終わったように見えたとき、逆に未来が見えてくる、みたいなことかなと思います。

 がしかし、ハズレ回のことなんかを考えると、「これじゃVLは次はないわー、劇場版も作れそうにないよー」みたいな「消えゆく線」という可能性も無きにしも非ず(^^;。しっかりオチつけて、風呂敷畳んで欲しいところです。

●仮面ライダービルド(第23話)

 まずネット配信特別編についてのNOVAさんのご教示に感謝です。別の脚本家による、別解釈の流れみたいな感じで理解しておけばよかったわけですか。無理にでも勝手に辻褄合わせようと躍起になってました。もっと気楽に観ておけばよかったんですね。なんか気が楽になりました(何をそう真剣になっておるのか ^^;)。

 この掲示板でも危惧されていた、三羽ガラスが次々と、ということで重苦しい展開が深まって来ました。同時に、事前に情報を頂いていた一海グリスがみーたん絡みでキャラ崩壊していくのも、しっかり確認できました(^^;。そして西都の切り札らしきライダーと、その正体、と毎回盛りだくさんだなあ。見応えがあります。

 OP曲前の前説でちょっと驚いたのが通貨です。もう円じゃない通貨ドルクに変わってたのか。まあ本筋には関係ない、雰囲気演出なんでしょうけど、北都と西都ではどうなのか、ちょっと気になります。円から変えたとすると、三都で違う通貨使いたいんじゃないのかしらん。

 それはともかく本編。代表戦敗北により強硬手段に出ようとした北都が西都に首都を制圧された状況下ながら、どうやら一海(グリス)と戦兎(ビルド)・龍我(クローズ)は和解できた模様。静かに去ろうとするグリス一行、と思ったら、ここでみーたん絡み入れて来たか(^^;。生活費までつぎ込もうとして平気とは、もう相当にヤバいレベルですね、一海グリスは。

 そこへ東都首相 泰山から戦兎へ電話。ここでようやく、戦兎らも一海らも北都首都が制圧されたこと、策動していたのがスタークであることを知る。そのスタークの傍らには、前回予告でちらっと見えた謎のライダー、と。OP曲前のたった4分間で、これだけ盛り込んである。それでいてダイジェスト的になってないって、なかなか上手い運びだと思います。

 OP曲後、東都官邸(?)に集まる一同、そこへ西都首相からの通告ですが、黄羽がいない。もう北都に帰ってて、故郷を制圧した西都軍を撃退するつもりらしい。しかし、そこには西都の別の新ライダー(強化型スマッシュ?)らしき二人、これがカイザーシステムによるものと戦兎らはすぐ見抜いたらしい(劇場版見てると、もっとピンと来るんだろう)。兄リモコンブロス、弟エンジンブロスですか。

 黄羽が必死で立ち向かうも、たちまちやられてしまい、観てて「黄羽まで消滅か!」と焦りましたが、とりあえず人質ですか。なるほど、情の人 一海には有効な戦術です。もちろん、一海が黄羽を見捨てるはずもなく、奪還のため北都帰還を目指す。

 そこへ、「待ってましたあっ!」と思わず言いたくなった展開、戦兎が協力を申し出るという流れ。最初、期待通りにしても、なぜ強く共感できたのか分からなかったのですが、考えてみるとおぼろげながら分かってきました。

 青羽は(騙された形で)自ら志願してハードスマッシュ化を受け入れたものの、やはり消滅されるのは観ていて苦しいものがあります。これは、一海への感情移入であり、暴走の故とはいえ青羽を消滅させて悔いる戦兎への感情移入でもある。

 二人の苦痛を視聴者として共有したわけで、この苦痛を和らげたい、気持ち的な穴を埋めてもらいたいという気持ちが生じてました。そこへ、悪役として西都が舞台に登場、黄羽を失うか否かの選択が生じた。となると、観ていて「黄羽を救ってくれ」という気持ちが生じるわけですが(しかし、この気持ちも裏切ってくる、観てて辛いだけに、制作は上手い)、それが青羽喪失についての気持ち的な穴埋めになってくると。

 うまく説明できてませんが、夢中で観ている間に、制作にうまく乗せられていたようです。脚本家はどうなってるんだと思って、ウィキペディアを見てみると、「武藤将吾」という方がここまでずっと一人で作ってこられたということが分かりました。なるほどなー、という思いです。一人でやっていたからこそ、一見はバラバラに見えていたイベント群が、実はきちっと狙いを定めてたんだなあと。こういう乗せられ方は大歓迎ですね。

 閑話休題。捕らえられ、ボロボロになった黄羽のもとに駆け付けたグリス&赤羽ですが、ブロス兄弟はなかなかの強敵、かろうじて黄羽を救うも、撤退してビルドチームとの合流を図るしかない。が、簡単に逃がしてくれるはずもなく、追撃され捕捉される。

 ここで今回の最も嫌な展開、黄羽が身を挺してグリスと赤羽を庇って倒れ、救出目的をも消すことで仲間を助ける。一海が黄羽に思わず「聖吉」(しょうきち)と呼びかけてしまい、黄羽が「やっぱり記憶失ってないじゃん、嘘下手だなあ」と指さして笑って昇天。これ、青羽消滅のときよりも観ていて辛いシーンでした。
(今話の黄羽消滅、一海の行動・言動を含めて、NOVAさんの予想がほぼピタリと当たってる。)

 青羽が全力で攻撃して隙を作って逃げるも、ブロス兄弟の追撃は止まらない。が、なんとか戦兎&龍我のもとまでたどり着く(「おーっしゃあっ!」となりました)。選手交代で、ビルド&クローズがハザード使ってブロス兄弟に挑む。が、またもやビルドがハザードで暴走、なんとかクローズが止める。こうなると仕方ない、基本に戻って立ち向かい続け、そこに何かを感じる一海と赤羽。うーん、いい感じです。

 がそんないいムードが続いたり、そのままセーフまで持ち込めるはずもなく、いよいよ最強と思しき西都の仮面ライダーローグ登場となる、か。ハザードでないとはいえ、ビルドらでは全く歯が立たない感じですね。中の人は、誰あろう幻徳でしたか。いろんな説があったようですが、(最初の)ライダーローグはげんとくん。吉例を尊ぶなら、誰かにその座を奪われそうな気もします (^^;。

 次回、第24話「ローグと呼ばれた男」ですか。映像からすると、幻徳が東都政府まで乗り込んでますから、東都の首都を制圧されてしまうという流れだろうか。そうなると骨肉の争いですよね。

●アロー4

 ぼちぼちと暇作っては視聴を続け、フラッシュとのクロスオーバー回にたどり着きまして、「あっそうだった、フラッシュ2のあれだ」と思い出した次第です。アロー4のストーリー追うのに一生懸命で、フラッシュとのリンクをすっかり忘れてました。

 レジェンドオブイエスタデイ/トゥデイですね。もうフラッシュ2のDVD収録のアロー回も観たわけではあるし、飛ばして次行こうかなと考えたんですが、やっぱり観ておこうと。その判断は正解でした。フラッシュ2でアロー回も含めて観たとき、いろんなことを見落としたり、どういうことか分からずに流して観てしまってました。

 ダミアン・ダークが出てきて「あ、そうか。フラッシュのあの時点ではこっちはコイツと死闘中か」とか、ところどころで出てくるマルコム・マーリンが引き連れた手下を見て「そうか、リーグオブアサシンの首領になってたんだ」。それらはもちろん、テアがダークを射ようとして、オリバーが血相変えて止めようとしたシーンですね。

 フラッシュ2で観たときには、「別に止めなくていいんじゃない? あ、でもアローって不殺だっけ」くらいにしか感じなかったんですが、テアが復活後で泉の深刻な影響を受けていることを、しっかり観た後では、オリバーの慌てようも実感として分かったような気がします。

 やっぱりアローバースと言われるだけあって、アローを知ってからフラッシュ観たほうが興味が深まるんだなと、よく理解して観ることの効果を改めて感じました。それはそれとして、タツ・ヤマシロがアロー4でも出てくるんですか。早く出てきてくれないかな。彼女のその後がどうなのか、興味があります。

●インフィニTフォース

 ご解説を拝読して、コミック版とアニメ版は基本的に世界というより、宇宙そのものが平行世界みたいなものなんだろうかと思いました。アニメ版は一道パパが全ての平行世界でエミの死亡(の確定)を確認したからこそ、ああいう無茶をしたはずです。

 しかし、コミック版のエミはどうやら元気で死にそうもないみたいですね。ということは、平行世界自体が別の流れと思うしかなさそう。フラッシュでのアース1・2・…は平行世界だと思いますが、そこにユニバース1・2・…もある、みたいなことです。

 まあそれは妄想ですけど(^^;、火曜深夜(だったと思う)に深夜特番があるみたいで。一応、録画予約は入れてあります。同様の深夜特集で、アニメゴジラのときは、特にめぼしい情報がなかったことを考えると、これも映画宣伝なのかもしれませんが、とりあえず観てみようと思っています。

 コミック版、どうしようかなあ。全く違うエミとなると、期待したいけど、(自分では)予想ができそうもないので、手を出したものかどうか迷います。NOVAさんの書き込みからすると、自分にも合いそうではあるんですが(今までの経験による直感的な予想)。

Re: 2月のスレッド(2018) - たさくらたすな

2018/02/19 (Mon) 22:01:58

○牙狼VL
 前回のサイボーグホラーでなにげにサイボーグ009vsデビルマンのコラボ作品を思い出したり、つまるところ人の精神力で悪魔の力を押さえつけ取り込んだデビルマン、だったらその人間の素体を改良型サイボーグ戦士を使って行えばいいというブラックゴースト残党の科学者によるサイバネティックデーモンというラスボス研究だったりですが、さながらサイバネティックホラーといったところかな。あぁ悪魔系と機械の融合物だとボーグマンなんかもありましたね、エルドラドって沿岸回りの街が荒廃してて人口島のようにそこだけ発達してるのもボーグマンのメガロシティっぽいといえばぽいですかね。
「GAREDEN」検索をかけるとイタリア料理店がひっかりましたね、表記もガルエデンだったのでスペイン語でもやっぱりガルエデンなのかもしれませんね、フランス語やラテン語系諸方言だとギャルエデンだったりRが巻舌になったりしそうだけど。

 ネットワーク系統はセキュリティ的な面を考えると確かに迂闊な気がしますね、ただもしかするとエルドラドの中央サーバーだけで管理するシステムとかじゃなくSNS内の広大な仮想空間を負荷かけないようにP2P系のゆるい繋がりを利用してたりするのかも(セキュリティ的には余計悪化しそうだけど)

○ライダービルド
 北都ライダー勢との和解から一転、西都による北都制圧によってこれからどうするのってグリスたちも東都側に残っているのに黄羽がいつのまにやら戻ってたのが少し引っかかった部分かな、以前スカイウォールを越える際に敵勢力監視の目があったりを考慮しても舟を使ったり地下洞窟を利用したりといった距離的制限な部分も考えると、黄羽に一言「他のみんなが気になるから先に様子見に帰っておきます」くらいの一言があれば納得したかな。
 カイザーシステム流用のブロス。今のところガンダム>ジムみたいにシステムダウンしてるのか、それとも逆にパワーアップしてるのか劇場版の時点ではグリスや3羽ガラスはでていないだけにパワーバランスが気になります。
 ライダーとして返り咲いた幻徳、現状最強の座っぷりを披露して再度の登場ですが結局は石動があれこれ手をひいてることを考えたら彼のジェットコースター展開が気になるところ。

Re: 2月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/02/20 (Tue) 01:59:20

コミック版インフィニTフォースについては、普通にヒーロー活躍コミックとして楽しめますが、今度の映画の後のメディアミックス展開が予定されているかどうかでおススメかどうかが決まりますね。
TVでの続編が確定すれば、普通におススメと言えますし、そうでないなら、あっさり終わってしまう可能性も。
一応、次の6巻目は、夏発売の予定で、そこまでは少なくとも続けるのでしょうけどね。

総じての感想としては、「ヒーロー集結ものとしては普通に熱く燃えられる陽性作品」「多元宇宙SFコミックとしての様相を呈してきたので、今後の展開も期待」ってところ。

★牙狼VL

今回の話で思ったこと。
ジーナの退場が残念。まあ、前回のルークの時みたいに、ソードたちのピンチを美味しく救ってくれる見せ場があるでしょう。その時に、修復されたザルバイクも一緒だといいな。

さて、「Gar Eden」ってイタリア料理の店があるようですが、正式な名称については「Garden of the Eden」の略か、古代ヘブライ語由来の「Gan Eden」のもじりか諸説あるようです。いずれにせよ、聖書の「エデンの園」ゆかりの言葉と考えて良さそうですね。
あるいは、ホラーにとっての楽園なのか。

で、今回の話、ソフィーがネットランナー、あるいはテクノマンサーに覚醒したということですかね。
ええと、メガテン的に考えるなら、大体主人公が悪魔召喚プログラムをインストールした携帯コンピューターを使って悪魔使いになるわけですが、この世界のホラーはメガテンみたいにコンピューターで召喚できたりするものなのか。まあ、初期の話でプログラムではなく、コンピューターそのものがゲートとなったホラーが登場していましたが、例えばソフィーがホラーを召喚したり、使役したりする特殊能力を得たわけではないですよね。

サイバーパンク系のTRPGでは、コンピューターを操作するハッカーは定番職業の一つですが、昔は頭にサイバーパーツを埋め込んで、ネット内のバーチャル世界にダイブして情報収集したり、敵拠点のセキュリティを無効化する後方支援向きのキャラクターでした。
ファンタジーRPGなら、都会の裏世界で情報収集したり、地下迷宮で宝箱の罠外しや鍵開けなどを担当する盗賊キャラに相当。

一方、時代が進んで現実世界がますますコンピューター依存が進むと、コンピューター使いにできることも増えて、アローのフェリシティや、コードMのドブネズミのように情報収集のみならず、監視カメラをハッキングして現場の状況を確認しつつ、通信装置で作戦行動や敵の動きを伝達、現場の戦闘役が的確にミッションを果たすための指揮役になったりもしますね。
まあ、これは90年代の湾岸戦争辺りの軍事行動で、いかに監視衛星からの情報を元に作戦行動が組み立てられて行ったか、という軍事行動の実例が公開され、それがフィクションにも取り入れられていった形ですね。

まあ、コンピューターを使った戦況分析やオペレート能力は、ソフィには荷が重いので、じゃあ、彼女にどういう役割を与えるのが妥当か。
サイバーパンク系TRPGでは、ここ10年の間に、「ドローンを使った戦場支援」また「バーチャルリアリティーの先を行く拡張現実」が取り入れられていまして、前者は直接戦闘シーンではハッカー系のキャラが手持ち無沙汰になりがちだったのを改善、要するに武装ドローンを仲魔モンスターやポケモンのように操作して戦力の一角を担う役割が与えられた、と。
拡張現実については、フィクションと異なる実生活でも研究中の概念ですが、コンピューターで構築された仮想世界に飛び込むバーチャルに対し、現実世界にコンピューターで構築されたデータ要素を認識できるようにするという概念。
分かりやすいのは、ドラゴンボールのスカウターで、敵の戦闘力を分析表示してくれる機械。メガテンでも、携帯端末でマップ表示や、戦った敵のデータなどゲームを円滑に進めるための機能が搭載されていますね。

シャドウランというTRPGでは、あらゆる商品にデータタグが付けられており、仮想世界を覗き見れる眼球パーツや眼鏡を通せば、ブランド名とか細々とした情報も分かるようになっています。
つまり、その世界のネット技術が発展すればするほど、コンピューターでできることや知れる情報が増えていく、と。

そして、改めてVLですが、最初の舞台のラッセルシティーが近未来のネット社会で、そこで育ったソフィーが携帯を使った情報収集に馴染んでいることを描写。
しかし、荒野の旅では彼女のその技能が役に立たず、無力感を覚えていたのが、今回、ラッセルシティー以上にネットが発達したエルドラドに入ったことで、水を得た魚みたいに積極的に行動。それのみならず、脳内に直接、監視カメラの映像が流れ込んできて、潜伏しているホラーの位置がはっきり分かり、ルークの射撃を支援するなど、特殊能力が覚醒した感じ。

ええと、これを見て、シャドウランのテクノマンサーを連想したんですね。これも、ここ10年ほどの新しい要素なんですが、普通のハッカーはコンピューターを通じてしかバーチャル世界に干渉したり情報収集ができない。まあ、頭にそれ用の装置を埋め込んで、回線をそこに接続して、という近未来イメージがあったのですが(機動戦艦ナデシコでは、体内にナノマシンを埋め込んで機体操縦するテクノロジーや、ガンダムでも脳波通信して機体制御に活かすサイコミュや、脳量子波などのSFギミックが導入されてきましたが、全て人為的な技術によるもの)、シャドウランのテクノマンサーは、「突然変異的に、機械の助けなしにネット世界に干渉、侵入できるようになった異能力者」なんですね。
テクノマンサーがちょっと瞑想するだけで、周囲のドローンが簡単にハッキングされて、思いどおりにコントロールされてしまう。ハッカーみたいな機械を通さず、脳からのダイレクト通信なので、処理速度も高速で、機械的な妨害もしにくいそうで、「ネット社会を根底から脅かす異物」として社会的に迫害されてもいるとか。

ソフィの能力が、果たしてシャドウランのテクノマンサー的なレベルにまで覚醒したのか、それとも、あくまで彼女の携帯にダウンロードされたプログラムの助けなのか、今回の描写だけでは確定できませんが、そういう能力を得て便利な反面、何かの副作用で彼女が苦しむことにならないか若干の不安を覚えますね。

そして、実は今回の話、ビショップが登場していないように見えて、もしかして……と思わなくもない。
例えば、今回、助けたアランが実はビショップの変身した姿で、ソフィにダウンロードしたデータも、実は彼らの計画に必要な要素で、ソフィの特殊能力発現でさえも、彼らの筋書きどおりだとしたら……。

元々はソフィを拉致して、無理矢理改造して特殊能力を使える素体に仕上げようと思っていたのが、まあ、拉致はうまく行かなかったので作戦変更。
ソフィの善意を利用して、彼女が自分から特殊能力発現媒体に接触するように仕向けて、目的達成とか。何だかスターク並みに謀略を企てているようですが、少なくとも、この脚本家の前回のエルドラド回も、女の子を騙くらかしてホラーの餌場に誘導していたわけだし、ビショップならそれぐらいやり兼ねないな、と。

もちろん、そういう謀略に対しては、ジーナさんがいれば割と気づけたのかも知れませんが、ソードとルークはこんな狡猾系なやり方には弱いだろうし。

次回のタイトル「FAREWELL」は、単純に考えるなら、ソフィがビショップの巧妙な罠にはまって、捕まってしまうのかな、と。
特殊能力の発現がもっと前なら、能力を駆使してソフィの活躍という展開も考えられるのですが、残り5話で急に生えてきた能力で、それほど活用できるとは思わないわけで、むしろ、その能力自体が敵の作戦の一環だと推測してみます。

もちろん、キングはソフィの兄じゃなければ、何だかポッと出のキャラが出て来ても、面白くなりそうにないですし。

★ビルド

紗羽さんがガメツいキャラになって、幻徳が地獄を見てきたらしくイメチェン。

まあ、今週から来週に掛けては、強いぜ幻徳のターンで良しとして、ええと、3週保てば御の字かな。
自分としては、上りつめた頂点からまた転落して、やっぱりげんとくんはこうでなくちゃ、と思える日が来るのを楽しみに待っています。

一方、万丈はやっぱ不遇キャラですな。時々、特大ホームランを打って盛り上げてくれるのに、強さが長続きせずに、勝った次の回では即、負けが続きがちになる。
基本的に打率は高くなく、それでも低迷状態が続いた後で、ここぞという場面でサヨナラ逆転ホームランを打ってくれるという意味で目が離せない、というか。

そして、一海さんですか。
戦兎たちとはもう少し距離を置くかなあ、と思っていたのですが、あっさりデレてくれたので、これからは万丈とタッグで、兄弟戦士と戦う流れかな。
あとは、赤羽がいつまで居られるか。青羽と黄羽の退場が二週かかったので、赤羽も二週後の3月初めが危ないんじゃないか、と思いますが、三バカがいなくなると、カシラがみーたんに課金するのを止めてくれるキャラがいなくなりそうだからなあ(笑)。
何となく、みーたんを餌に、紗羽さんの尻に敷かれるカシラの姿が想像できます。

一方、内海さんはカイザーシステムを元にしたブロスシステムをさくせいした、とか。つまり、サブストーリーで、戦兎の実験に協力したのは、ただの善意ではなくて、「自分のシステムを完成させるために、ハザードシステムのデータ取りを行った」って事ですかね。

ブロスシステムですが、ええとカイザーシステムのリペイント、つまり色だけ変えて形は一緒なんですね。
まあ、映画のボスだから、強いのは納得。そして、映画では左右合体してバイカイザーになったりするわけですが、そのシステムを投入して、こちらもヘルブロス(地獄兄弟)になるようですね。「いいよなあ、お前は」とやさぐれ口調で話す兄貴キャラを思い出します。

一応、兄貴のリモコンブロスは技の戦士で、弟のエンジンブロスはパワー型の戦士という設定も。
所詮は使い回しの再生怪人なので、一時的な脅威に見えるだけで、長生きはできそうにない、と思いますが。

ビルドの3月の強化形態が、ラビットラビットとタンクタンクという二形態らしいので、ええとラビットラビットが技タイプ、タンクタンクがパワータイプだったら、兄弟の始末はビルドが付けるのかもしれませんが、
クローズとグリスにも、美味しい場面が欲しいなあ。

まあ、クローズも5月にはパワーアップ形態があるそうなので見せ場はあるのでしょうが、グリスの方は新フォームはまだ見えないので、インフレには付いて行けないのか、あるいは万丈のトレーナー的なバックアップ要員になるのか。
とりあえず、近年は2号ライダーと3号ライダーの絆が3年連続で後半のドラマの核になっているようなので(マッハとチェイサー、スペクターとネクロム、ブレイブとスナイプ)、今年もその流れを踏襲するのかなあ、と思いつつ。

Re: 2月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/02/20 (Tue) 02:58:25

以前のたささんの話についてもレスを追加。

2月頭の監督話なんですが、

>坂本浩一監督の絵コンテ

この人、元々はアクション関連のスタントマンから、アクション監督になって、それに前後して、アメリカのパワーレンジャーの応援に行って、アクション監督から監督、製作総指揮まで登りつめ、帰ってきたら、ウルトラマンゼロのデビュー作を担当して、今や戦隊、ライダー、ウルトラばかりか、宇宙刑事とかも担当するようになってますからね。
生身アクションも凄いし、アクション女優の脚線美押しでNOVAのツボを突いてくるし、いつぞやは「ストロンガーまでの栄光の7人ライダー」をヨイショして、やっぱりツボだし、ライダー映画だと次から次へとフォームチェンジを活用して映像的に楽しませてくれるし、何というか、いろいろとNOVAのセンスにぴったりハマった監督だと思っています。年齢的にもほぼ同じだし。

で、この人が何で絵コンテを描くかという話で、「パワーレンジャーの撮影で、向こうのスタッフと言葉が上手く通じないから、絵を描いて示した方が早いと考えたから」という記事を昔、読んだ記憶があります。
要は、アクションの必要性から、絵で動きを示すようになった、と。

一方、この人とは対照的に、アニメの方法論で特撮番組の監督やっている人は、牙狼の雨宮慶太監督だと思いますね。
特撮の監督では珍しく、絵描きからキャラのビジュアル設計、世界観設計に進んで、監督になった人。デビュー時は、脚本家の井上敏樹とタッグで東映ヒーローの新時代を築いた印象。そこからTVよりも映画やオリジナルビデオの方向に向かい、一時期ゲーム関連にもタッチ。

この時期、自分はアースドーンという海外TRPGの翻訳の手伝いをしたことがあり、日本語版の雑誌展開でのイラストレーターが、雨宮監督の弟子集団ラプターズという縁もあって、間接的に馴染み深さを覚えていた時期も。
そして、アースドーンの世界の主敵が「ホラーという人間に憑依する異界からの霊的魔物」という設定もあって、これも牙狼の原型の一つかなあ、と感じたりも。

それはさておき、雨宮監督はアクションの人ではなく、本業は絵描きな人ですが、この人の場合、アクション畑の横山誠監督が盟友的な立場としてフォローしているのも大きいなあ、と思いますね。
横山監督も、雨宮監督のゼイラムでスタントなんかを行った後、パワーレンジャーで海外修行しており、坂本監督メインの時期に、セカンド撮影チームを率いていたことがあり、その後、坂本監督が上に上がるに応じて、自分もメインのアクション監督になり、そこから帰ってきて、牙狼ですからね。

今、すごい物を作っているなあ、と感じる人の、80〜90年代からの下積み時代の作品をさかのぼって確認するのも、なかなか一興です。

あと、現状ではまだ、CG製作の畑から上に上がって、メイン監督になって行った人は、特撮でもアニメでもまだいないと思うのですが、今後はそういう道もできるんじゃないかなあ、と思ったり。

Re: 2月のスレッド(2018) - K.K

2018/02/25 (Sun) 22:00:31

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●牙狼VL(第19話)

 ドクター・スタンリーがせっかく意外な正体見せてくれたのに、あっけなく退場。うーん、キャラクターを一目で印象付けておきながら、その特徴も使わずに使い捨てって、脚本、演出的にどうなのかしらん(今回もエルドラド担当らしい金田一明氏脚本でしたな)。

 冒頭、ドクター・スタンリーが作っていたらしい装置、ソードとの戦闘で負傷したナイトを回復させており、そういう機能もあるみたいですね。まさか回復専用装置ではないでしょうから、本来の機能は別にありそう。

 OP曲後、ソフィが例のガルエデン社の元社員(アラン)からの情報をスマホで閲覧すると、シグナスラムテック社とのつながりが見えてくる。でも、この情報、信頼していいかどうか分からないと思うんだけど。ソードが前に番犬所から知らされた情報でも、同社の爆発事故(事件?)がホラー関与として出てくるから、出先機関としてあまりにも目立ってないか。

 その後、飯を食うシーンであるわけですが、ソードの大食いはいいとして、ソフィが異様に食欲亢進しているのが気になります。単なる冗談、しゃれっ気での演出ならいいですが、前回はソフィに何か入ったような気もしましたんで、もしかして不可逆の変化が起こりつつある前兆だと、ちょっと怖いかも。

 すると、今回の事件発生で、ビルが食人植物(?)に占拠されてしまってる。クイーンが使ってた植物でいいのかな。そこで働いていたという生存者がいて、いかにも気弱で真面目そうですが、実はコイツが、ということでしたね。前のソード側への協力者となった元社員も、もしかしてこういう感じで化けて、なのかどうか気になります。

 生存者が案内したのが、前に粋がった道場破りホラーがクイーンに始末された場所。その血痕も残っており、さすがに「いくらなんでも、こういうのを見せつけるように残しといて、生き残りが怪奇植物に驚いたって」と思えますが、そんなことを考える間もなくクイーン登場。ここ、クイーン専用の闘技場みたいな場所なのかしらん。

 たちまちバトルとなり、観てて「クイーンって足も手みたいに使えるのか」と感心していたら、例の生存者がやっぱりなという感じで正体を現し、ソフィを捕らえる。ドクター・スタンリーしたか。ビショップから、ソフィを生け捕りにしろと命ぜられてたから、一芝居打ったわけか。

 緒戦はドクター・スタンリーの完勝で、本拠の広間と思しき場所にソフィを拉致。ようやく気が付いたんですが、スタンリーは脚がありませんね。浮いてやがる。なんでこうなのかについては、後で明らかに。大広間は透明の床下に繭のようなものが多数、それらがパイプでつながれ、中央に奇妙な樹木みたいのが立ってる。

 スタンリーの自己紹介的な語りでは、元魔戒法師ながら、人体実験をやってしまって処分されそうになり逃走、ホラー側に身を寄せたみたいですね。それをビショップが迎え入れたようですが、その人体実験事件のときに既にビショップらは魔戒側を離脱していたのか、それともスタンリーの事件を契機に一緒に逃亡し、キング体制を作ったのか、ちょっと分からない感じです。

 得意げに過去を語るスタンリーの隙をついてソフィが逃走、どうせ逃げられないと思っていたとしても、かなり間抜けな感じです、スタンリーは(だから後であっさり見捨てられたんだろうか?)。さっきは見事な作戦立案と推敲だったのに、どうもバランスが悪いのか、気分屋なのか。

 ソフィが逃げた廊下に面した一室の標識が「マーティン・へネス」となってて、一瞬、「誰?」と思ったんですが、ソフィの兄ちゃんでしたな。その部屋に残された日記や偽手紙からすると、『兄マーティンはソフィのためになると騙されて、キングの計画に参加していた』ということでしょうか。でも、これも状況を示す証拠があまりにもあっさり見つかり過ぎのような。でも、前に子供を食らってた偽指輪のマダムホラーの事件では、同じようにあっさりと証拠を見つけてたから、うーん、今回も本物の証拠でいいんだろうか。

 が、そこでスタンリーとクイーンが出現、再びソフィは捕らわれる。マーティンの部屋で見つかった証拠の真偽はさておき、標識に「マーティン」となってればソフィは必ず入ってみると読んでたのかな。だとすると、さっきあっさり逃がしてしまったものの、スタンリーの手配りはなかなかのものと考えることもできそうです。

 再び囚われのソフィが連れていかれる途中、大勢の人間が無雑作に積み重なっている場所がありましたね。あれって、死体だとしたら置いとくわけないだろうし、クイーンの「エルドラドに行った者は帰ってこない」旨の説明からすると、魂が抜けたようになってるものの、必要だから置いてあるとかかな。

 そこへソードらが乱入、ソフィに装着されていた発信装置を頼りに追って来たわけでしたか。ルークもなかなか手配りがいい。ソフィを連れて逃げるスタンリーを追うソード、投げた剣がスタンリーを貫くわけですが、スタンリーが表情はノーダメージの感じです。まあ直後に明らかになるのは、首から下はモビルスーツみたいなもんで、スタンリー自身の身体は赤子くらいしかないという種明かし。

 そういう体になったのはなぜかとか、その体つきのせいで虐げられたとか、背景となるスタンリーの物語がありそうですが、タイミングよく現れたビショップに捨て駒の爆弾運びをやらされて退場。冒頭から「ドクター・スタンリーって、えらく異色なキャラだな」と思わせておいて、なんか肩透かし食らったような気がしないでもありません。

 哀れスタンリーは爆死、ソードは爆発からソフィを守ってダメージを受けたのか一時的に行動不能、そこでビショップがソフィを連れて去ると(この間、具体的にどうなってたのか、ちょっと分かりかねています)。ともかく、さっきの大広間でソフィは水槽に放り込まれ、ソードも追って水槽に飛び込む(ソード、一瞬で復活したんか)。

 二人が気が付くと、なぜか平和そうな街にいて、しかもいて欲しい人がいる。なんとなく、「映画マトリクスのコンピュータ内で夢見てる世界みたいなもんか?」という気がしました。次回は「UTOPIA」で、そのまんまユートピアと訳しておいていいのかな。断片的な映像からは、サイバースペース内であれこれやるような印象でした。
(今回の「FAREWELL」はドクター・スタンリーがあまりにもあっさり退場なので、彼へのサービスでサブタイトルにしたのかしらん。うーん……。)

 NOVAさんが類似性を感じられた(でいいのかな)、シャドウランのテクノマンサーというのは具体的には知らないのですが、ご解説からするとVLで設定の下敷きにしている可能性は大いにありそうですね。私ですと、せいぜい「電脳コイル」を思い出すくらいですが、設定的には遠そうです。ちょっとシャドウランをネット検索くらいはしておいていいのかもしれません。

●仮面ライダービルド

 幻徳の没落から不屈の這い上がり、さらにライダーとなって最強に至り、大暴れとなったわけですが、いかにもスタークの手のひらの上という感じがぬぐえず、やっぱりこの人は、という印象の回でした。あそこまで落ちて、しかし這い上がったのなら、一回り大きくなった感じがするものですが、パワー以外はどうも以前とあまり変わらないような気がします(^^;。

 前話の続きで戦兎らと対峙する幻徳、もう戦兎を「葛城」と呼んでおり、偽装工作はもうどうでもいいということか。そこから幻徳の回想、まずは内海に土下座して(このときの内海、いかにも悪そうで、幻徳の下にいたときによっぽど悔しかったのか ^^;)、しかし投獄されてと踏んだり蹴ったり。しかしそれで幻徳のメンタルで何かが変わって、ついに仮面ライダーローグとなることができた、でいいのかな。

 幻徳ローグは戦兎らに圧倒的実力差を見せつけつつも、じっくりいたぶる旨言い残して、いったん去る。この辺りの動きは、もしかしてスタークから何か吹き込まれてのことなのかな。それとも西都首相から泳がせておくよう指示があったか。スタークは相変わらず、戦兎らの動きも察知している模様で、青羽、黄羽に花を手向けに行った戦兎の元に現れてる。

 ともかく、ボトルを奪おうとするスタークとノーマルビルドの戦闘となるも、実力的にはスタークが上らしい。スターク、ボトルを奪うというより、ハザードを使わせたいみたいですね。ボトルを奪うというのはビルドを必死にさせる口実の感じです。

 で、まんまと口車に乗ったビルド、ハザードを発動して案の定暴走、それでも煽ってハザードレベルを上げさせるスタークですが、グリスが乱入してなんとかビルドを止める。すると、あっさりスタークは去る(この辺りの動きも、ボトルをそろえてボックスがどうこうより、ビルドの力を上げてみたいとスタークが思っているんじゃないかと思わせるものあり)。

 一海&赤羽はビルド側に合流、アジトのカフェに居候するらしい。事の成り行きと一海の言動に、美空の目が死んでましたな。しかし、その後のシーンで戦兎と美空が二人きりで話すわけですが、戦兎が「ラブ&ピースで戦っていた」という謎の言葉を発する。これって、葛城らしからぬ台詞だし、戦兎としても変。唯一、ぴったり来るのがミュージシャンの佐藤太郎なんじゃなかろうか。個人的には、戦兎の正体は未だに謎です。

 まあ、そこは後のお楽しみで、とりあえずほのぼの、と思ったら、そんなことは許さないのがビルドの物語進行なのでした。美空の腕輪が光ったかと思うと、美空が倒れ込んで人事不省、東都政府へは幻徳の襲撃があり親子が敵味方の対峙、とまたもや多事多難。

 戦兎・龍我・一海・赤羽が東都政府に駆けつけるも、ブロス兄弟が待ち構えており(字幕を出してみると、変身の言葉は「潤動」、兄弟の名は鷲尾雷・風ですか)、なんとかビルドだけが正門を突破。

 泰山と幻徳の親子対峙では、泰山の話によれば幻徳はスカイウォールの惨劇の影響を受けて性格が変わったみたいですね。まあ、年齢のせいという可能性もあります(その場合は、泰山の幻徳への評価は親ばか)。ローグが逃走してビルドが追いかけ、とバトル&チェイスしている間に、カフェではなぜか美空が覚醒して何やら不穏な動き。

 なんとかローグに追いついたビルドチームですが、やはりローグの力は圧倒的。ビルドがハザードを使っても歯が立たず、というところで美空が謎の登場、はだしだし目が緑色に光ってるし。というところで次回へ。密度的に濃くて展開が速いんで、ついて行くのが大変です。

 次回は「第25話 アイドル覚醒」ですか。アイドルは美空でいいとして、覚醒ってなんだろう。石動スタークの声で「美空のバングルは火星から持ち帰ったものだ」と流れてて、火星もいよいよ絡んで来るのか知らん。あれこれ妄想すると止め度がなさそうですが、次週のお楽しみですね。

Re: 2月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/02/27 (Tue) 00:05:21

劇場版インフィニTフォース、見て参りました。
感想を書きたいですが、長くなりそうなので、先に定例の物から。

★牙狼VL

前回助けたアランがビショップ本人、あるいは彼の手下説は、今回の放送見る限りはなさそうですね。

というのも、ビショップがソフィに執心なのは、キングの命令だから仕方なく、という感じで、彼本人はソフィを使って何かしようという様子ではなかったから。
ソフィの何かを覚醒させようとしているのでもなく、キングがどうしてこんな小娘に、とぼやいていたような感じも。

それでもまあ、ビショップおよびクイーンの連携によって、ソフィがまんまと拉致され、ソフィ兄(やはり彼がキング?)の構築したバーチャル世界に引きずり込まれた感じで幕、と。

この時点で気になるのは、兄マーティンとクイーンの声優が同じということ。これって、クイーンは兄が作り出した護身用の人造生物なのかしら、とも思えたり。いや、今回のドクター・スタンリーがああいう義体で使い捨てキャラだったのを見たから、案外クイーン辺りもそういう可能性が、と。

あるいは別の可能性として、クイーンはソフィの代わりに兄宛ての偽メールを書いているうちに、何だか情が移ってしまい、自分がキングの妹のソフィになったつもりになったとか。
で、キングがマーティンだと仮定して、彼はソフィに何をさせたいのか。ええと、コンピュータの中に「妹が永遠に暮らせる世界を作ったから、そこで未来永劫幸せに生きよう」とか、そんな感じ?

VLのキャッチコピー)が「それは、過去へと繋がる未来」「約束された未来 終焉のその先へ」ということですが、
マーティンが作ったのは、「幸せだった幼少期の過去につながるユートピア」で、そこで永遠の未来を生きる計画だったのが、ソフィの拒絶によって終焉を迎え、ソフィがその先に至るための成長物語なのかな。
だったら、テーマとしてはインTとも被ってくるような感じですね。マーティンがZカズミチで、ソフィがエミみたいなもの。
もちろん、健とソードが対応しますね。声優も同じだし。

とりあえず、次回のユートピア回で、いろいろと種明かしされそうですが、まあ、マーティンがキングだとして、ビショップ辺りが裏切って、自分の計画を進めそうな感じもありますね。
最終的には、敵同士がそれぞれの野心がぶつかり合って、混迷状態に陥って、乱戦の中で一人ずつ散って行きそう。

それと、ソードの妹の魂なんかも、バーチャルネットの中に囚われていたりしないかなあ、と。
ええと、サイバークラッシュでバーチャル世界に精神が取り残されて云々というのも、シャドウランで見られた話だったりします。

なお、最近の自分がシャドウラン(だけでなくTRPG)押しになっているのは、昨年末から今年にかけて「海外RPGの邦訳版」が立て続けに出版されているのがきっかけですね。
元祖RPGのD&Dが10年前の第4版から代替わりして第5版に切り替わりつつあるので、比較しながら昔のゲームのルールブックを読み直したり、
シャドウランも4版から5版に切り替わったりしそうな気配だし。
国産でも、ソード・ワールドが2.0から2.5に切り替わるそうだし、いろいろなシステムが10年ぶりの大変動を起こしつつある状況なわけで。

10年前だと、ラーリオス企画が始まった辺りで、それ以前の自分は「D&D関係のコンピューターゲームのリプレイ記事」なんかもサイト記事にしていて、それらも、ラーリオス小説を書く方に時間をとられて中断してしまった経緯があります(その時のD&Dはまだ3版とか3.5版とかだった)。
その時の記事なんかも最近読み直したりして、懐かしさを噛み締めながら、頭の中がラーリオス以前に遡ったトリップ感を味わったりしています。

まあ、新作ゲーム発売を機に、過去のシリーズ作品を懐古したくなる症候群だと思っていただければ。

ともあれ、牙狼についても、バーチャル世界での戦いなんて、これまであまり経験したことはないでしょうから、ソードはそこでうまく戦えるのか、とか、案外、そこでソフィの特殊能力でソード以上に活躍するかもしれないな、とか、ジーナがソフィに託したお守りが形勢打開の切り札になるのかな、とか、これから終盤に向けて想像妄想しきりになりつつ。
過去と未来、虚構と現実が入り混じった混沌空間を自分でもいろいろ味わっているということで。

★ビルド

昔は優しかったげんとくん、というキーワードが、ネット上のビルドファンの間で駆け巡っている感じ。

どんなにローグで暴走しても、お父さんを殺すことはできず、「決着をつけるのに、ここは相応しくない」と、わざわざ戦場を移す辺り、いろいろと配慮が伺えるげんとくんでした。

もう、土下座したり、相変わらずスタークに乗せられたり、集団リンチされたりするような地獄で、とうとう覚醒したと思ったら、次回はアイドル覚醒ですか。
ええと、幻徳さんがネットアイドルになるという話ですか?(爆)

もちろん、げんとくんじゃなくて、みーたんの方でしょうが、どうも何か(火星人?)に憑依されて、違う声(雨宮天)で話すらしいです。
幻徳が最強になったと思ったら、ローグがみーたんに翻弄されて、最強みーたんになるっぽい。これで仮面ライダーみーたんになったりはしないでしょうけど、みーたんパワーでハザードフォームからさらに突き抜けて、ビルドが次のパワーアップを果たすことは間違いないか、と。

でも、これでみーたんがスタークの操り人形になっていたら、嫌ですな。まあ、スタークの目的はビルドたちを強くして、それを経てからパンドラボックスを開けることでしょうし、そこから4月以降の新展開になるんだろうなあ、とは思うわけですが。

ともあれ、シリアスな展開が多い中で、万丈とカズミンの掛け合い漫才が次の癒しの場なのかなあ、と思ったり。もう、シリアス一海とドルオタカズミンのスイッチ切り替えが面白すぎて、シリアスなのに何かと面白いげんとくんと合わせて、楽しんでいる真っ最中。

(インT感想に続く)

Re: 2月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/02/27 (Tue) 02:09:53

劇場版インT感想ですが、最初に言っておくと、期待していた「燃えるヒーロードラマ」ではなくて、「ハードボイルドで破滅するヒーローの顛末」が描かれて、なかなかに後味悪い展開でした。

いや、破滅したのはガッチャマンじゃなくて、コンドルのジョーと南部博士なんですがね。

まず、上映時間が90分なんですが、最初の30分は、TVの総集編でした。健たち4人のヒーローとエミの出会いに始まり、Zとの確執に至る名場面集という感じでテンポよく描かれ、そして最終話の別れ、直後の再会にまで話が進み、次元を超えた新たな旅が始まった、と。

その後、ガッチャマンの世界。かと思いきや、後で分かることなんですが、これはインT主役の健の元いた世界ではなくて、また異なる「科学忍者隊VSギャラクターの戦いのあった世界」となります。
いわば、アナザー・ガッチャマン・ワールド(略してAGW)という形。ここでは、ギャラクターは原作と異なる無機物生命体で、あらゆる有機体を結晶に変えて死滅させるという恐るべき異形のモンスターです。
そんな連中と戦って、健とジョー以外の科学忍者隊は全滅。白鳥のジュン以下のメンバーは死んだ扱いで。ジョーも行方不明になっていて、大事な部下を失った南部博士は絶望のあまり、最終兵器ネクサスの始動を決意します。それを使うと世界のエネルギーのバランスがおかしくなり、地球に深刻な障害が残る可能性があるため、健は博士に「他に方法があるはずです。希望を見失っちゃいけない」と反対するのですが、
南部博士は「偽りの希望を信じて、科学忍者隊のメンバーは命を落として行った。もう、敵を殲滅させて、我々が生き残るにはこうするしかないんだ。健、邪魔をするな」と言って、なおも止めようとする健を射殺。
ネクサス起動によって、ギャラクターは殲滅されましたが、世界のエネルギー安定は損なわれ、遠からず崩壊の危機に直面することが予想されます。
一方、健の死を知ったジョーは、南部博士を止めるべく暗躍することに。

以上が、アナザー・ガッチャマン・ワールドの本編以前の物語の流れで、そこに異世界からインTフォース・メンバーの乗ったブルーアース号(テッカマンの宇宙船)が到達するところから、物語が本格的に動き出します。
正直言って、前置きが長いよ。ここまでの背景を語るのに、上映時間の半分ぐらい費やしているわけで。

なお、TV版の最終回では、健がエミを迎えに来て2人で旅立つ形でしたが、AGWに到着した時には、すでにメンバー全員が揃っている形。
何でも、ケースによって崩壊した多元宇宙は、エミの願いによって復活したのですが、それでも一度崩壊した副作用で所々のエネルギーに異変が生じており、崩壊の可能性があるため、後始末のために各世界のエネルギー安定を図る旅に出ているとか。

そして、今回、一番崩壊が近い不安定なAGWの安定のために、エミの力が必要だという流れ。
現地に着いた一行は、不安定なエネルギー場である特異点を確認して降り立つわけですが、そこはこの世界の南部博士が管理しているネクサスの研究施設。
テッカマン城二先生の推察によれば、ケースは元々この世界の中核にあって、Zの手でそれが抜き取られたため、それを補うために世界中のエネルギーが集結する力場になったのが特異点、南部博士の研究しているネクサスの根源とのこと。

異世界からの侵入を迎え撃とうと出てきた南部博士の姿を見て、健は声を掛けて事情を説明します。
博士は、自分が殺した健が生きていることに驚きつつも、健の拙い説明を聞いて、たちどころに事情を理解します。「なるほど、お前は違う世界のガッチャマンと、その仲間たちという訳か。ここへ何をしに現れたのか?」

健「聞いてください、博士。この世界は崩壊の危機に直面しています。我々なら、それを止められる。エネルギー以上の原因、特異点まで案内して下さい」

博士「なるほど。ネクサスを特異点と呼ぶわけか。そして、君たちはそれを止めに来た、と。それならば、君たちは私の敵ということだ」

博士を信じて説得しようとする健に対し、博士は量産型ガッチャマン軍団を指揮し、自分の計画の邪魔者を抹殺しようとします。
呆然とする健ですが、ポリマー他のメンバーは応戦。戦いは、ガッチャマンスーツよりも高性能な武装を持つインTメンバーが優勢でしたが、南部はネクサスのエネルギーでスーツのリミッターを外し、装着者の意思を無視したフルオート殺戮モードを発動。意識を失いながらもゾンビのように押し寄せてくる量産G軍団の前に、苦戦する一行。
そこに、南部抹殺を狙うコンドルのジョーが乱入。南部に攻撃するものの、パーソナルバリアに阻まれ、勝ち目がないことを悟ると、健たちを助けて一時撤退を図ります。しかし、その最中にエミが南部に囚われることに。

ジョーに助けられた健たちは、この世界の状況を彼から聞くことで情報収集。
この辺、少しややこしいのですが、この物語のジョーは、インT健と同じ世界から来たジョー本人だということ。ジョーは、健と同じ時期に健同様に世界間移動して、このアナザー世界に到達した、とのこと。
そこで自分の分身であるアナザージョーとも対面したらしいのですが、アナザージョーがどうなったのかは有耶無耶にされて、よく分からず。

健は一度、自分の世界に戻ったらしいのですが、そこでジョーだけが行方不明になっていて、どうなったのか心配していたのですが、この世界で再会できて良かった、ということに。
しかし、ジョーが南部抹殺を目指していることを知り、「そんなやり方は間違っている」と反論。一方のジョー曰く、「相変わらず甘ちゃんな正義を振りかざしやがって。しかし、そんな正義を信じていた、こっちの健も南部の奴に殺されたんだぞ。甘い考えでは奴は止められない。俺はどんな手段を使っても奴を止める」

その頃、エミを捕らえた南部博士は、「君にネクサスを止める力があるとは正直信じられん。そんなことができるとしたら、それは正に奇跡だ」と言いながら、自分の信条を語って聞かせます。
「世界を守るには力がいる。我々はネクサスを使って、ギャラクターを倒した。それには多くの犠牲を伴った。というのも、力の使用を恐れ、手をこまねいていたからだ。この反省を活かすなら、我々はさらに力を使いこなさなければならない。侵略者はギャラクターだけとは限らないからだ。君に我々を止める力があるというのなら止めてみろ。そうすれば、その力を今度は我々がいただくとしよう」
もうね、完全に悪役ですね、これは。

その後、エミを助けに来た健と、それからジョーを交えて、南部率いる量産G軍団の戦いが展開されるのですが、一方でテッカマンやポリマーたちは別行動。健たちが南部の気を引き付けている間に、ネクサスエネルギーを管理している研究施設に潜入して、エネルギー制御を一時的にストップ。
これによって、量産G軍団のフルオートモードは起動できず、健たち優勢のまま南部は取り押さえられます。ジョーは南部を殺そうとしますが、そこに現れたのは、国連のエネルギー管理機関のエージェント。彼らはネクサスの管理を独占している南部を危険視し、ジョーに南部を止めるように依頼していたのでした。
ジョーは健に「さすがに俺一人では南部と戦えないからな。利害が一致したから雇われたってわけだ」とうそぶきます。
健はエージェントに「博士が法的に正しい扱いを受けるのなら、あなた達にお任せします」と後事を委ねるのですが、

護送の飛行機内で、エージェントは南部に裏取引を持ち掛けます。彼らは国連ではなく、某国の利益を図る代理人だと打ち明け、「ネクサスのエネルギー研究を共に遂行すること」を提案します。「国の利害など、私には関係ない。これで研究が続けられ、人類そのものが強さを得られるのなら、君たちとも喜んで手を組もう」

その間、エミはケースの力でネクサスを封じようとしますが、自分の世界で発動したケースの力が、この世界ではうまく機能しないことに気付きます。
どうも、エミの手元に残っているペン状のアイテムは、ケースの欠片でしかなく、他の欠片は多元宇宙の各地に散ってしまっていることが判明。

そこに、エージェントの元から解放された南部が現れ、抑え込まれたネクサスの起動装置を再起動。その力で、自分専用のGスーツを装着し、ラスボスとして大暴れします。
インTメンバー及びジョーたちですら太刀打ちできず、それでも必死に南部博士を止めようとする健。「南部博士、俺の知っているあなたは俺に希望を生み出す正義を教えてくれた。本当に強い人だった。しかし、今のあんたは弱い。あんたは失うことの怖さから目を背け、力そのものに逃げ道を求め、自分もろとも世界を一緒に滅ぼそうとしている。あんたのやり方じゃ希望は生まれない。俺は希望をもたらして見せる」

その時、エミのペンがネクサス内部の何かに反応し、力を発動させます。ネクサス内部のエネルギー空間に飛び交っていたのは、この世界の亡き健が死に際に投擲した愛用武器のバードラン。
かつて南部博士を止めようとしたアナザー健の想いが、ケースの欠片の力を宿し、インT健の手に届き、Gスーツ南部を粉砕。

スーツを解除された南部はそのまま逃走し、それを仕留めようとするジョーが後を追います。健たちも追おうとしますが、度重なるエネルギー発動で発生した建物の倒壊から人々を避難させることを優先します。

南部を追ったジョーは仕留めようとしますが、その前に現れた某国エージェントたち。
「その男は我々に強力な武器を提供してくれた。もっと提供してもらわなければいけない。だから、今、殺させるわけにはいかない」
そういうことか、と相手の裏切りを悟ったジョーは、「お前たちの思惑どおりにはさせねえ」と南部を射殺。自らもエージェントの銃撃を受けて死亡。
健が駆けつけると、そこにはジョーと南部博士の死体が転がっていて、慟哭するガッチャマンという。

エミの力で、ネクサスを完全に封じることはできなかったものの、このまま力を使うことがなければ、次第に安定化させられるところまで持って行った一行は、次の世界へ旅立とうとします。
この世界に滞在することを決意した健一人を残して。

健「この世界が完全に安定するところを見届けたいんだ」

そして、ジョーを殺したエージェントを乗せた飛行機に潜入したガッチャマン。
彼らを叩きのめした後、「私たちを殺そうというのか?」という問いかけに対し、「それは俺のやり方じゃない」と応じる健。
彼の目的は、南部が遺したネクサスのエネルギーを利用する兵器の抹消だった。兵器の入ったボックスを空中で爆発させ、飛行機から颯爽と飛び立つガッチャマン。

こうして一つの世界を破滅から救う戦いは終わった。
旧友と、道を踏み外した師の悲劇は止められなかったにせよ。


この後、続編があるかどうかは分かりませんが、ポリマー編、キャシャーン編、テッカマン編など展開しても納得できる形。

あと、あくまで今回はアナザーガッチャマンの世界の話なので、本来のガッチャマンの世界とは関係なく、ハードボイルドな悲劇を展開できたわけですが、生きているジュン以下のメンバーの登場も希望しますし、今回死んだジョーも、アナザーワールドのジョーという形で出てくるのもありかな、と。
まあ、ジョーだったら、死んだはずの本人がサイボーグとして登場しても原作どおりで許されるわけだし。

傑作とは言えなくても(後味の悪さの方が大きくて、続編では塗り替えて欲しいと脳内補完したく)、宇宙各地のエネルギー異常の修復という形で、続編展開可能になったので、続編あれば期待しても良くてよ、な出来。

Re: 2月のスレッド(2018) - たさくらたすな

2018/02/28 (Wed) 02:53:17

 土日は完徹だったりでなんでこんなにキツい状況なのだと思ったら、そうか2月は28日までだった。ということで2月の感想は2月のうちにということで。

○牙狼VL
 ドクタースタンリーはこういう正体のパターンだと体に銃弾を打ち込むもダメージのない素振りでってとこでSD体型なとこを種明かしとかが主パターンかなとは思うけど、なんかそこまでの立ち位置のキャラとはいかなかったようで(プロット的にはそういう構想もあったかもだろうけど)話の流れとしてはソフィと兄の情報開示に主としたという感じかな(それでもまだ断片的だけど)
 兄の声が朴璐美さんのままなのはソフィーの記憶の兄がまだ変声期前のイメージなのかクイーンと同じ声ということで兄自身ホラーの影響か何かで(たとえば成長が止まってることへの)示唆なのかなとか思ったり。

○ライダービルド
 幻徳がライダー化の回想説明だけど、たしかにおおざっぱなキャラ印象はかわたないですね、分断された日本の統一指導者になる目標がぶち壊されてからホントのどん底を味わってからキャラとしての作品内の覚醒の余地がまだ残されてるかなという部分を期待したいところですが。
 覚醒といえば美空覚醒で声変わりとかだと石動のスターク変身時の声変わりも変身システムによる影響というより既に火星でインベイドされてて人間だった記憶を保持してる中身は異星人とかなのかとか予想するのも面白いかな。

○ガンダムビルド
 3月にはバトローグ5話の無料配信が開始とのことです。

・監督話
 坂本監督はバックボーン的な部分を見ないで絵コンテの部分だけひっぱた意見ではありましたね。NOVAさんの補足には同意です。
 監督と世代が近いというのはかなり作品を楽しむ上で優位なのはあって個人的にウルトラマンレオを優遇してくれたりしてるとこもツボではあります。

・CG製作の畑出身
 ゲーム会社出身で『君の名は。』の新海監督でも2Dテクスチャがベースなので絵を描く製作環境がアナログからデジタルに特化した世代であっていわゆる3D製作等を含めとなるとまだいないかな、CGの柱の一つになる3Dモデリングを作るスタッフというのはアナログ作業でいうと大道具や小道具といった舞台装置系のスタッフの流れを組む感じになるだろうからそこから監督というと難しいのかなと思ったりも、3Dモデルを作った後は人間系のキャラだと動きを実際にモーションキャプチャなどで取り込む形だったりで、ここの作業は演義指導やアクションスタッフの仕事になるかなとは思いますし。
 アマチュアの作品活動の傾向でも人気作品の二次創作として3Dモデリングを作って無料で配布して、それにダンスなどのモーションを組み込んで発表するみたいな分業体制が主流なのかなという感じですし。

 アナログ時代にCG製作にあえて近しい人物といったら円谷初期のデザイナーの成田亨氏がそうかなと思ったり、実際に絵を描くだけじゃなく怪獣等によってはラフデザインから粘土や石膏造詣を経て直接原型を完成さりたりしつつ、防衛組織の基地内の造詣美術とか総合的に監修しつつ。脚本等文芸サイドからの要求にたいしてもバルタン星人のデザインをきめつつも高度な知能を発達させた宇宙人の手がハサミとかありえないみたいなボヤキもしてたとか逸話があったりなので、円谷と仲違いせずに特撮ドラマの製作現場に留まっていたら舞台装置系出身の監督とかになっていたかもとかは思ってみたりもです。
 そのへんは漫画原作者として作品に関わった石ノ森氏などと違ってあくまで現場スタッフとして社員として動きつつデザイン関係の著作権なども買い取り型ということで自身が思うような評価につながらなかった不幸もあるかなと。

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