創作と鑑賞の談話室

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3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/01 (Thu) 00:02:41

 3月の雑談スレッドです。

Re: 3月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/03/02 (Fri) 01:54:07

たささんから紹介された、バトローグ5話を鑑賞しました。

内容は、セイと、名人カワグチの正体であるユウキ先輩のガチバトル。
ビルドストライクギャラクシーコスモスって長い機体名(略してビルストギャラコってところかな)と、A-Zガンダムというシンプルな機体のタイマン。

決着は一応、引き分けだったけど、セイのガンプラ洞察眼とか、レイジから学んだファイター魂とか、さすがって感じだし、名人ではないユウキ先輩の本気モードとかも久々に見れて良かったです。名人の時は一歩引いた芝居がかった余裕っぷりなのが、先輩として振舞っているときは「本気で熱く楽しんでいる」のが改めて分かったな、と。

そして、新作のビルドダイバーズは、4月からですね。
シンカリオンは、うちのサイトの掲示板を使っているけど、ダイバーズの方は、こちらで感想書きするのがいいかな。
問題は、火曜の夕方だと普通には見られないので、ネット配信もしてくれると嬉しいんですけどね。

あと、前回のビルド感想の時に書き損ねたことですけど、

>ラブ&ピース

戦兎の発言でK.Kさんが違和感を覚えてらしたのですが、これも年末劇場版からの流れですね。

その話では、万丈の方が「仮面ライダーとして戦う理由が何か」を迷っていたのですが、基本的に彼は「自分の冤罪を晴らすため」と「恋人の無念を晴らすため」という個人的な動機しか持たないキャラだったんですね。
一方の戦兎は、万丈の「じゃあ、だったらお前は何のために戦うんだよ」って尋ねられて、「ラブ&ピースのために決まっているでしょ」と軽く応じていたわけです。

まあ、万丈はその答えに対し、「ふざけるな」と返すわけですが、その後のカイザーとの戦いで先輩ライダーのエグゼイドやゴースト、オーズらの姿を通じて、「見ず知らずの他人の命を守るために戦う戦士」を知ると同時に、そういう心構えを「自分には理解できない」と批判。それでも、「見ず知らずの他人のためには戦えないが、見知った仲間が命がけで戦っているのを見捨てることはできない」と、自分の動機を確定します。

そこから、万丈の戦う理由が「戦兎のため」にシフトしていったのが、今年のここまでの展開なんですが、
一方で、戦兎の方が、自分を見失っていた形ですね。

年末までは、正体を明かすまでの石動マスターの導きに従うように、「スマッシュにされた人たちを助ける正義のヒーロー」としてのアイデンティティーを持っていたのが、
石動がスタークであり、ボトルの浄化のために子供っぽい正義心を利用していたことを伝えられ、さらに、自分が葛城巧だったことを知らされ、まあ、この時点でアイデンティティーが見えにくくなっていましたね。

一応、北都編では、「葛城の兵器研究がもたらした戦争という悲劇を終わらせるため」という目的にシフトしましたが、それも青羽殺しという悲劇を止められなかったことで、戦意喪失。
その果てに、美空に暴走した自分を殺すスイッチを託すなど迷走していたのが、万丈の一時覚醒でブレーキを掛けられ、そして現状の西都編に突入。

グリスとの和解と共闘の確認を経た後、もう一度、自分の原点の確認に至ったのが、まあ今回の「ラブ&ピース」発言ですね。
もちろん、カイザーシステムを流用したブロスの登場で、年末劇場版の要素を交えた流れもあるのでしょうが。

なお、K.Kさんが疑念を抱いている「戦兎=葛城巧」説。やはり、佐藤太郎の要素も混じってそう、ということに同意します。
昨年のエグゼイドでは、永夢とパラドの二重人格がマイティーブラザーズの分身の理由という種明かしだったのですが、
今年は、この後、兎兎と戦車戦車の二つのフォームが登場予定で、これって戦兎の中に二つの要素が混じっている可能性も示唆しているようであります。

ええと、兎要素が佐藤太郎で、戦車要素が葛城巧とか、そういう可能性もあるんじゃないか、と。
美空も次回、二重人格要素を見せますし、ブロスもカイザーシステムで兄弟融合合体しますし、

今後のビルドは、二重人格あるいは融合という要素がいろいろ取り沙汰されるんじゃないかなあ、と予想しておいて次の放送を待ち望みたいな、と。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/05 (Mon) 19:42:13

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●牙狼VL(第20話)

 あれこればさっと設定開示してきた感じの回でしたが、一つ一つをもうちょっと丁寧に描いて欲しかった気がしないでもありません。エルドラドが映画マトリクスに出てきたような仮想・電脳都市であること、そこに集められた人々のことなどですね。

 前回、水槽(?)に飛び込んで目が覚めてからの続きで、ソフィと兄との対面から。アニメだと分かりにくいんですが、両者とも3年前の姿ということでいいのかな。ソフィが13歳なので10歳時点の姿、兄は年齢不詳ながら失踪時に15歳くらいか(コンピュータ技術を買われたことを考えるとそれ以下ではなさそう)。成長著しい時期ですから、3年前の姿そのままだと、さすがに違和感あるんだろう。

 一方、ソードは「妹」(リジー)と会ってるんだけど、焼死を確認しているため、正体について疑っている模様ですね。疑うソードにリジーは真のエルドラド=電脳ホラー空間(?)について情報を持っていると言い出す。この後の情報と合わせて考えると、リアルのエルドラドシティに外部異分子・異端者がいるのと同様、電脳世界にもホラーの管理・支配を逃れた者が少数ながらいるということか。

 リアル世界のほうではソード本体(?)が気を失ってて、ルークが何とか目覚めさせようと躍起に。これも後のシーンから考えると、現実世界で本体が人事不省状態なら復活可能だけど、現実では死体となってしまうと完全に電脳世界に取り込まれるということでいいのかな。それがVLでの「ホラーに食われた」ということみたい。もっとも、この後のリジーの証言では電脳世界に入った後でもホラーに食われてしまうみたいですが。うーん、ホラーの構想(設定)がいまいちよく分からない。

 これって、過去の牙狼に敷衍できるとすると、ホラーに食われた者は死んだとか、ホラーと融合したとかではなく、精神(魂?)を魔界に転送されて、そこでホラーのエネルギー源になっていると解釈することも不可能ではなさそうです。もしそうならですが、今回のVLのホラーは、それをハイテクでやろうとしているということになりそう。

 それはさておき、ビル内で警備の目から逃れつつ、気絶中のソードを運ぶのに四苦八苦のルークの前に現れたのがジーナ。これでようやくメンバーが揃いましたな。もっとも、リアルとサイバーに分断されている状態で、ルーク・ジーナが電脳世界に突入するか、ソードとソフィがリアルに戻って来るかしないと、各個撃破されてしまうかも。

 一方、マーティン(ソフィ兄)はソフィに電脳世界を見せびらかしたいのか連れまわそうとし、そこへクイーン登場。NOVAさんから声優が同じと指摘されるまで気が付かなかったのですが、2人が同じ声ということは何かありそうですね。ソフィの声の人と合わせて考えると、鋼の錬金術師アニメのエルリック兄弟と同じ組み合わせの声優さんですね。だからどうってわけではないですが(^^;。

 マーティンが街の住人から「エルドラド・キング」と呼ばれたことで、視聴者的にはキング=マーティンで確定、でいいのかな。ホラーを支配する指輪もしているようだし。チェスと同様、「失われると負けだけど、駒の性能的には最下位(ポーンは敵陣突入で任意の駒になれる)」ということなんだろう。ビショップはキングを不要と思っている節がありますし、エルドラド建設を始めた「古きホラー」なるラスボスが別にいそうです。

 一方、リジーと話し込んでいたソードがシステムに検知されたらしく、住人が変化してソード駆除に乗り出してますね。リジーによれば、普段は本人の人格があるけど、緊急時にはシステム用のロボットみたいになるらしい。

 そこから推測すると、この時代・世界でもまだ人に匹敵するAIはできていないため、人間を何らかの方法でプログラム+データ化しないと、電脳世界の住人にしているんじゃないかと思います。
(そして、ホラーが食ってるのは人の情報と考えてみたり。人型AI開発が成功すると、ホラーは人間の代わりにAIを食って生きられるようになり、人と共存できるとか妄想 ^^;)
 解析はできないがコピーならできる、みたいな。なので、ソードの能力も(ホラー側に不都合なのに)そのまま電脳世界に持ち込まれるとか。

 シーンはマーティンとソフィに戻り、ソフィはマーティンがキングと知って、マーティン探しの途上で落命したシスター、ザルバらを思い出して悩み、落涙。さらに、マーティンがソフィと別れてまだ半年と思っていることも明らかとなる。が、ソフィの語る真実を、マーティンは取り合わない。それならばマーティンが本体に戻ってみればいい、というわけですか。

 そこへソードが駆けつけるわけですが、クイーンが迎撃、バトルはソード不利で進み、リジーの助けでなんとかリアルに戻るが、ソフィを助けると言ってまた出張ろうとする。マーティンもソフィによって現実に戻り、電脳世界=真のエルドラド住人が現実では死者となっていることを目撃、ショックを受けるマーティンをソフィは殺すと宣言、で続くですか。

 うーん、今話は展開といい情報量といい、3話以上かけてやってほしかったような気がします。あれこれ明かしつつ、打開を試みては失敗し、次第に最悪の結果が見えてくる、みたいな展開を見せて欲しかったですね。個人的に納得いくような話のにケリのつけ方にするには、あと4話程度では足りないと思う。

 次回は「CAUSE AND EFFECT」(因果(関係))、映像は相変わらず細切れだし、タイトルは一般的過ぎてちょっと予想がしにくい感じです。

●仮面ライダービルド(第25話)

 前回ラストからの続きで、冒頭から様子のおかしい美空が何をするかですが、もうライダーローグ一党が手も足も出ず、スカイウィールこじ開けてふっ飛ばされるとか、「美空がラスボス?」と思えるような滅茶苦茶な強さ。これが火星のオーバーテクノロジーということなんだろう。美空は倒れる前に「エボルト」と口走るわけですが、当面の謎はそのエボルトなんだろうな。

 OP曲後は西都首相すらかしこまり怯えるほどの難波会長ということで、実力派の黒幕トップは難波会長ということで決まりかな。石動スタークもあれこれ策動はするものの、組織を持たない一匹狼情報屋、あるいは説客的なスタンスなんだろう。しかし、難波会長は忠実なエージェントを育て、各地に潜入までさせていたわけか。となると、スタークの謀略で動いていたと見えるイベントも、過半は難波会長の差し金が入ってたのかも。

 それがスタークを通じて戦兎に伝わり(あっちこっちに利益と不利益を図るという、相変わらずの複雑な動きだなあ)、エージェントあぶり出しの作戦となるわけですか。なるほど、目星をつけた人物それぞれに別の情報を流し、どう動くかで見極めるわけか。

 美空の冒頭の力はバングルにありということで、戦兎は調べ始めるわけですが、バングルに何らかの知能、意識が宿っている可能性があるわけか。となると、新たなキャラクターが出てきたと考えてもよさそうですね。それも、ビルドの物語を左右する最重要のキャラですね。

 一方、エージェントあぶり出し作戦に加わりに行く一海に対し赤羽が「(弔い代わりに)バングル埋めに行きませんか」→一海「明日、埋めに行くか」と、かなーり死亡フラグ臭い不吉な会話が。偽の情報につられて出てきたブロス兄弟に対しては、ビルドの対策にクローズのハザードレベルアップ、グリスの支援もあって、撃退に成功。この敵の動きから、東都首相 泰山の秘書 増沢をエージェントと特定するも、エージェントは自ら消滅を選ぶ、か。前の革命もどきに踊らされた研究員と同じですね。

 しかし、あぶり出し作戦は難波に見抜かれていたのか、別途ローグを動かしてボックスのありそうな、赤羽の守る場所を急襲したか。戦兎ら3人は東都研究所に出向いちゃってるし、さっきは死亡フラグ台詞あったし、三羽ガラス共通の単純実直、職務に忠実で情に厚い赤羽は逃げずに奮戦するし。グリスらの到着は間一髪間に合わず、「カシラ、ありがとうございました」の言葉を遺して赤羽消滅。うーむむ、観ているこちらに思い入れ生じさせてから、こういう運びとは、観ていて辛いが制作は上手いと感心せざるを得ません。

 ともあれ、これでグリスらが怒らぬわけがない。当然の流れで戦兎らと3人で変身してのチームアタックですが、ローグライダーの強さはその上を行きますか。3人がかりでも歯が立たない。美空を除いてですが、現状で最強ということは間違いなさそうですね。そこへ、美空が到着。今度は夢うつつではなく、しっかり意識を保っているらしい。

 美空は戦うと言い出すわけですが、冒頭のときのようにはいかない模様。手間取っている隙にローグが攻撃、そこをクローズが身を挺してガード、ビルドがハザード発動ですが案の定暴走、その隙をついてローグがボックスを奪取して逃走、ビルドはその場で見境なく暴れる、と「ええい、いっつも何やってんだよ!」状態。

 と思ったら、最後の最後で新展開、ビルドが美空に襲い掛かったら腕のバングルが光り、ビルドの右目が反応して、で次回へ。予告ではまた代表戦とか言っとりますが、前の東都 vs 北都戦があれで、信用する奴いんのかと。が、焦点はビルドチーム内に裏切り者がいるということみたいですね。

 タイトルは第26話「裏切りのデスマッチ」ですか。今話ラストの謎提示が予告ではちっとも出てこなかったみたいで(予告後のキャプションで「次回、みーたんがヤベーイ!」とはあるのに)、どうも気になります。

 戦兎が言った「ラブ&ピース」は、単によく分からずに「葛城巧だとするとおかしい」と違和感を抱いたんですが、劇場版から引き継がれた台詞だったわけですか。とすると、単に脚本家のしゃれっ気ではなく、何らかの意図があっての台詞なんでしょうね。佐藤太郎要素ありというのは、かなりあてずっぽうで言ってみた面がありますが、NOVAさんとしても否定まではしないとなると、もしかするとという気がしてきます。あれこれ仕掛け盛りだくさんで、後半以降も楽しみになってきます。

●劇場版インTF

 NOVAさんのご感想・解説を拝読する前に、深夜でやっていた劇場版特集(という名目の宣伝 ^^;)を視聴したんですが、南部博士がいかにも敵役という感じでした。「そうだとすると」と思って、こちらで拝読してみると、「ああ、なるほど」と納得。

 ご解説からすると、本編部分は納得のストーリーなんですが、もし自分が観たら不満を言いそうなのが、出だし30分の総集編部分。たぶん、「未見の人への配慮かもしれないけど、要らんだろ。やるんなら、総集編との2本立てにならんものか」などとぶつくさ言いそうです(^^;。

 続く、インTガッチャマン到着までの、AGWガッチャマンの苦闘と憤死については、納得していたかもしれません。やりよう次第では、そこを30分くらいかけろと言い出していたかもしれません。

 もっとも、NOVAさんのご解説からすると、ちょっと期待するものとは違っていたようです。納得いく話運びは、例えばAGWガッチャマンがいい線まで頑張りつつも、最後に負けて憤死、そこへインTガッチャマンが到着して、AGWガッチャマンの努力の跡をなぞるようにして奮戦、最後は仲間の助けを得て、AGWガッチャマンが為し得なかったことをやり遂げて見せる、みたいな流れですね。

 それはともかく、NOVAさんのお話から考えて、私もかなり楽しめそうな感じがします。今後の展開も匂わせている点も、同じく注目ですね。ガッチャマンのその後、忍者隊の他の面々、テッカマン、ポリマー、キャシャーンのその後の物語も期待できるわけで、なかなかお楽しみな種まきをしてくれているなという印象です。

 ご説明頂いた各シーンの中で、「もしかしてこれは」と思ったのが、ネクサス内部で飛び交っていた(AGWガッチャマンの)バードランですね。ガッチャマン1stだと、最後の「ブラックホール作戦」で、停止装置がなく止められない地球ブラックホール爆弾装置を止めたのが、ジョーが最期の一撃としては放った羽根矢だったわけで(当時観てても、今考えてみても、「装置内部に爆弾放り込んでも止められないのに、羽根矢一本で歯車外れた拍子に誤動作して止まるって?」はあるけど、まあお約束だろう ^^;)。

 考えすぎかもしれませんが、もしかするとあれこれオマージュ、パロディを入れてあるのかなと思うと、そういうのを探す楽しみもありそうです。

●バトローグ第5話他

 ビルドファイターズ1stはあまり観ていないわけですが(こちらのエリアでトライの後に再放送あったけど、かなり流し見だった)、1~4話がかなりひねったり、ネタ的に楽しむものだったりしたのと対照的に、いかにもビルドファイターズという感じでした。これにCM前の前半の話つけたら、ドラマのある1話として成り立ちそうです。

 この5話から4月の新ビルダーズにつなげて、とは思うものの、設定周りがだいぶ変わりそうですから、どうなるんだろう。プラフスキー粒子からサイバー空間のアバターのようですから。もしかすると、この第5話は「プラフスキー版ビルドファイターズの見納め」としての企画だったと思うことになるのかも。

 なんにせよ、「本物っぽいけど、ガンプラが戦ってるんだよ」を見せてくれたら、個人的にはそれで充分満足できますんで、制作のお手並み拝見というところです。

●アロー4

 第13話(通算82話)まで観ました。4の前半から後半に入るところですね。4も3と同じく、過去と現在交互でドラマが進むわけですが、もう手法に慣れて混乱もせず観ています(3だと、ニット帽オリバーが5年前、と思って観てたりしていた)。

 前半で印象に残ったのが、ジョン・ディグルの弟アンディとの対立と和解のドラマですね。これがちょうど前半終了のタイミングで解決されてまして、ジョンのブレがピタッと止まった感じです。

 前半でちらっと出てきただけですが、後半への不吉な影みたいなのが、ダミアン・ダークより怖そうな、彼の奥さん(^^;。ダミアンさん、やけに奥さんと娘を大事にしてますが、奥さんに対しては気張ってはいるものの、奥さんの雷が落ちないように必死に言い訳しているように思えまして。

 なんだか、ラスボスを操り、手玉に取る超ラスボスというオーラが、ダミアンの奥さんにはあるような気がします。何者なんだろうか。

 タツ・ヤマシロも出てきてちょっと嬉しかったり。忍者か侍みたいな感じのキャラになってますね。3ではいかにも一般人のようでしたが、5年の間に何か修行したんだろうか。4での再登場は、ヒーローチームの一員然とした印象です。

 翻って、マルコム・マーリン。NOVAさんから伺ってはいたものの、転落ぶりがあそこまでとは(^^;。いや、ご解説通りなんですが、実見してみるとこれがもう。娘のテアを心配するのはいいとして、しかし指輪惜しさに小細工して失敗した挙句、騙されてオリバーと対決することになり、指輪と引き換えに命だけは助けられ、しかし悔し紛れの負け惜しみを言ってバカにされると。

 さらに、フラッシュとのクロスオーバー回で明らかになったオリバーの息子の存在を知り、ダミアンに情報提供してしまう。う、うーん、オリバーの息子というクロスオーバー回での一件をそこへ持ってきたかとドラマ的な感心はするものの、マルコムがダミアンに「こいつに意地悪して、あいつに仕返ししてよ!」を見せられると、「うわあ」となってしまいますな。

 悪役は底が見えたらおしまいなのかも(底を見せて正義に転ずるのなら、ありなんだけどなあ)。

Re: 3月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/03/06 (Tue) 02:09:05

3月に入って暖かくなった、と思ったら、また寒くなって、げんとくん並みにアップダウンの激しい気温だったりします。
というか、寒暖差の例えにまで、氷室幻徳を持ち出すって何よ。まあ、フルネームで書くと、いかにも寒そうな名前ですな。ローグも寒色系のカラーリングですし。

早く暖かくなーれ。

★牙狼VL

今回はメインライター回ということで、ソフィに試練を与えてドラマを進ませる流れでした。

それと、ソードの亡き妹のリジーさんが、電子世界における精霊的なポジションでソードを支援。
ええと、先日ソフィにコンタクトしてきて、手掛かりを与えたり、ソフィを覚醒させたりしたのは、リジーさんということかな。
今回の話では、ソフィとリジーの間に絡みがなかったので、はっきりしなかったけど。

それと、ソフィがシャドウランのテクノマンサー的な何かの能力に覚醒したのって、あくまでリジーさんのサポートあってこそ、なのか、それともソフィ単独で電脳世界を自由に操作できるのか、それもはっきりしませんね。
一応、今回の描写では、兄のマーティンに取り付いたホラーの影を認知できるみたいですし、自分が引きずり込まれた真のエルドラドから、兄ごと自分の意思で離脱できるところを見せましたし。

ソードの場合は、リジーの助けがないと脱出できなかったわけで、
ソフィが、ビルドの美空みたいに何かの能力に覚醒していると見なしていいのかな、と気にしつつ。

ともあれ、何も知らないままホラーの策謀に乗せられて、多くの人の命を奪うに至った兄マーティンを、ソフィは「殺す」と宣言して続いた、と。

これで絶望したマーティンが、指輪のホラーに乗っ取られる流れなら、ソフィがホラーの召喚に手を貸す形になるわけだし、それでソフィ自身も闇堕ちしたりはしないかなあ、と懸念するわけですが、それをサポートするのがソードの仕事なのかな。
それとリジーさん、「黄金騎士の血筋だから、ホラーの支配する電脳世界でも魂を奪われず、自我を保ち得た」ということですが、この真のエルドラドが崩壊したら、やはり一緒に消失してしまうのだろうか。
自分としては、リジーさんがソフィと融合する形で、兄を失って崩壊しかけたソフィの心を修復するのがいいかなあ、と考えます。

ソードにとってソフィが妹代わりで、ソフィにとってはソードが兄代わりみたいな関係なので、そこを仲介するリジーさんの想いって感じだとハッピーエンドに持っていけるか、と。
どうも、ソフィとマーティンの間でハッピーエンドにはなりそうにないですし。

あと、今回、巨漢のソードの体を運ぶのに頑張ったルークと、彼をフォローに現れたジーナさん。この二人が合流した際のやりとりがどうなるかに興味があったのですが、一言二言会話を交わしただけで、特に語ることもない関係ですね。
もう少し法師らしいやりとりとか、初心なルークをからかうジーナ姉さんとか、そういう関係を期待しているのですが。

次回は、「因果」いや、牙狼的には「陰我」とモジることもできて、いろいろ意味深。
今はクライマックスに向けてテンポよく進んでいるので、このまま減速することなく最後まで盛り上がって欲しいものです。

★ビルド

難波チルドレンとか、エボルトとか、次の展開に向けての伏線を仕込んで来た感じです。

番組開始前のスーパーヒーロータイムOPキャッチで、ビルドの新形態、赤いラビットラビットフォームをお披露目していて、今回のラストもハザード暴走を抑えるために美空が謎パワーでラビットラビットの力を呼び覚ますような引きでした。

前回は、圧倒的なローグの力と、クローズチャージやグリスを圧倒したブロスでしたが、今回は比較的弱体化したような戦闘描写でした。
まず、クローズチャージが、前回は勝てなかったブロスを圧倒。万丈の急激な成長が理由なんでしょうが、まあ、前回は万丈が仲間から置いてきぼりにされて、長距離を走ってきた直後の戦いでしたからね。きっと本調子じゃなかったんでしょう、と擁護してみる。
それに、今回はローグに負けたとは言え、美空を庇っての大ダメージですからね。こういう負け方だと、万丈自身の株が下がるわけではない。

一方、ハザードフォームですが、これも暴走すると一応、ローグを圧倒する力を発揮していました。敗れたのは、自我を失って機械的に近くの動くものを攻撃してしまうという特性を見破られ、グリスを楯にされて同士討ちに誘い込まれた、と。
ええ、幻徳ってこんな戦術を考えられる有能キャラだっけ? と戸惑いましたが、おそらくは彼の上司になった内海さんのアドバイスがあったのでしょうね、と脳内補完してみます。

内海さんは、ハザードフォームの特性を実験したこともあり、対策もきちんと考えていたのでしょう。
元々、内海さんは幻徳の有能な秘書だったでしょうし、内海さんの策なら、幻徳もアドバイザーとして従うことに抵抗はなかった。上下関係は変わったにせよ、内海のアドバイスを幻徳が受け入れる関係は変わらず、ってことかな。
そして、内海も難波チルドレンの一人ということで、ファウストすらも、そして西都首相ですら、難波重工の下位組織であるように描かれたり。

そして、スタークはこの難波重工の思惑に忠実なのか、それとも彼自身の計画にのっとり、いずれは難波重工すらも利用して裏切るつもりなのか、まだまだ面白くなりそうですね。

さらに、難波重工のスパイ候補として、またまた紗羽さんに疑惑が掛けられているようです。
一度裏切って、それからスマッシュにされて改心したと思ったら、それすらもお芝居で、なおも難波重工のために働いているとしたら、この女、どこまで悪女なんだ、とワクワクしてきます。
いや、まあ、美空が覚醒したなら、紗羽さんも何か芸を見せないと影が薄くなるし、味方サイドでいても変身できそうにはないですし、いっそのこと敵側で女幹部ポジションで暴れてくれる方が、役者の身体能力を発揮できそうで。

でも、青羽、黄羽、赤羽と順に散って行ったので、これで2週後には紗羽まで散ってしまうと悲しいので、散るならブロスだけにして欲しいもの。

まあ、この後はビルドのパワーアップで、幻徳ローグがまたボコボコに倒されることは確定なので、
自分としては、万丈や一海がきちんと活躍できるのか、それともインフレの波に付いて行けなくなるのかを気にしながら見続けたい、と。

万丈にはパワーアップ予定があるけど、彼のパワーアップって初登場で勝った次の週にはいきなり負けちゃうぐらい、不安定ですからね。まあ、負け続けるキャラなのに、いざという時には頼りになる、ここぞという見せ場が描かれるという美味しい立ち位置。
一海の方は、現状、ハザード暴走のブレーキキャラを求められていますが、ビルドが暴走を克服したら、どういう立ち位置になるのか、手下の三人が散った後の身の振り方が気になります。まあ、みーたんを守るという動機があるので、味方を続ける理由は明確なんですがね。

★インT

アクション映像とかは凄く、その点では十分満足なのですが、
チーム物なのに、健のドラマに主流が当たりすぎて、というか、それしかなかったので、他のヒーローたちの影が薄すぎる、という問題があります。

劇場映画としてのお祭り感覚は薄く、少なくとも、これがTVの展開を受けての集大成という風には感じられず、ただの一通過点として、ちょっとだけ時間を掛けてTVの延長を作ってみましたって感じ。
これで続編がなくて、最終章になってしまえば、すっきりしないまま何それがっかりな物語なので、続きがあるなら再評価もできるかも、と。

なお、どんな話だったら自分が納得できるか、と言えば、ジョーを殺さずに、南部博士が最後に改心してジョーを庇って死亡。
南部の遺産の兵器を巡って、ジョーが博士の仇を討つ展開を匂わせてくれればいいかな、と。ええと、最後の健の役割をジョーが果たすとか。
健とジョーの正義感の違いを見せつけたのはいいのですが、そこでジョーの死という結末を描いたために、ジョーの正義が間違っている的な見せ方になって、ラストで健を持ち上げた形で終わったのが、せっかくのジョーの魅力を損なっているように思えて。

これで、ジョーが健だけでなく、キャシャーンやポリマー、テッカマンとも絡んで、それぞれの正義を語る場面が描かれたら、また面白かったとも思うのですが。
とりわけ、復讐者であるジョーは、同じく鉄の悪魔に対する復讐者的な背景を持つキャシャーンと会話すれば面白いシーンになりそうですし、
南部博士も健の他にはエミと会話するだけで、同じ学者キャラであるインT版テッカマンの城二先生と絡めばいいとか、私立探偵のポリマーが某国エージェントの企みを探り当てるとか、
もっと尺があれば、ドラマ的な広がりを作ることもできたでしょうに、本当に健の周りだけでドラマが閉じてしまい、ヒーロー集結クロスオーバーの楽しさもない、重苦しい作品に終わってしまった。

とりあえずは、もったいない作品だったという感想。

★アロー4

マーリンの転落人生は、自分はげんとくんに相当すると考えていますね。
ついでに、スタークは、フラッシュのハリソン・ウェルズに相当。

まあ、このマーリンの転落ぶりが最高潮に達するのが、レジェンド第2シーズンです。ええと、ヒーローに負けて過酷な運命を背負わされた3人の悪人たち。
リバース・フラッシュことイオバード・ソーンと、マルコム・マーリンと、ダミアン・ダークが、自分たちの運命を変える秘宝「運命の槍」を求めて、レジェンドチームと争奪戦を展開するわけですが、最終話の前に彼らは勝利するんですね。
悪が正義に勝って、レジェンドの面々を洗脳し、自分たちの手下としてこき使う時間軸が作られる。

で、それはいいのですが、悪のリーダーのイオバードの専制君主ぶりに、マーリンたちが嫌気が刺してしまい、イオバードを追い落とすための策謀を企てて、その結果、ヒーローたちが正気に返ってしまい、またも時間軸書き換えを敢行することに。

とにかく、レジェンドにおけるマーリンは、三枚目悪役のポジションを確保し、もう悪い奴なんだけど憎めないという。
悪同士が手を組むと、互いのやり方が美学に欠けるとか、手ぬるいとか、お前威張りすぎとか、我の張り合い、難癖の付け合い、文句の言い合いばかりで、ヒーローチームに勝っているのに、不意を突かれて逆転されてしまうという面白さ。

まあ、半年後ぐらいに廉価版が出た頃合いでも、レジェンド2を見ることをお勧めします。
というか、今年になってから、一連のシリーズの本国での動向をチェックしていないことに今、気付きました。毎年、年末のクロスオーバーぐらいまでは気にしているのに、年明けてからの下半期は話が複雑になることもあってか、宣伝が少なめになるのもあってか、チェックが遅れがち。

シュタイン教授が亡くなってから、魔法使いコンスタンティンが加入してからのレジェンドチームはどうなっているのかな。
アローの方は、オリバーがフェリシティと結婚してから、別世界のドッペルゲンガーとして悪女役をやっているローレルとの関係がまた、いろいろややこしくなっているという噂も漏れ聞こえますが。

こっちのビルド追跡でも感じることですが、色々とどんでん返しの多い作品だと、ファンサイトの感想書き込み読んでも、推測とか予想妄想に溢れていて、本編でも放送を見ていなければ、どの情報を信じていいのか分からないことが多い感じですね。
結局、最終回後にそのシーズンの総括記事を読んでからじゃないと、安心してストーリーチェックできないように思えます。

Re: 3月のスレッド(2018) - たさくらたすな

2018/03/07 (Wed) 16:13:24

■牙狼VL
 マトリクスという意味合いではそこに囚われた人々の魂がホラーにいつでも感染させられてエージェントスミス状態をかねてるのがそういう感じだなと思ったりも。ただ電脳世界物では仮想空間で死ぬと現実の身体も死ぬパターンなのに、こちらでは死ぬことが前提なのが牙狼らしいかなと。映画館ホラーのアナログフィルムを媒体に対してのデジタル化なのかなとか、マーティンがキングと呼ばれてはいるけど支配してるつもりが実はホラーに取りつかれてたおばさん辺りが実は伏線でしたみたいな流れはあったりするのかな?と。

■ライダービルド
 美空覚醒で火星の古代文明みたいなのが示唆されて、地球人の移民とかのパターンのぞいたら火星人ネタは逆に古典すぎて近年どころかある年代から使ってるネタってあまり見かけないなぁという印象が強かったりも。
 赤羽退場劇はさすがに三人目となると最初の戦兎暴走による青羽死亡の際にくらべると、二人目三人目共々敵による攻撃ということでこれから先の展開を見据えての流れということで幾分慣れが生じてくるのと最終的に死にそうな人物あたりを勘ぐるモードに切り替わってきてるかんじでっす。

■バトローグ第5話
 すべて無料になったのを気に全話見返すと最後に正統的な時系列補完エピソードを持ってきた感じ。トライのテレビ本編だとこの後更にシンプルさと機動性を追求したアメイジング・レッドウォーリアーを完成させるなのかと思ったり、ただZガンダムの大気圏突入システムがなくすのはおしいかなおもったりもしたけどガンダムにも大気圏突入のシステムは持ってはいるのでレッドウォーリアーも出来なくはないのかなと。名勝負を見せつつも厳密にイオリとユウキとではメイジンでもあるユウキのほうが一枚上って部分も大気圏突入時のフォローで見せてくれたかなとも(勝ち負けに徹しするだけならあの時点でイオリの負けだろうし)

■P.S.
 以前ちょろっと話題にでたブラック・クローバー。ダンジョン攻略あたりからテンポがだいぶ良くなってきました、ただ未だにCM入りと明けを前後して30秒ほどシーンが使いまわれてるのは改善してほしいけど。

 インTFはNOVAさんと感想と大体似た感じで、フォロー入れるならタツノコは90年代にリメイク物を作ってはいるけど00年代は大衆物の実写メインでリメイクヤッターマンが08年とここ10年くらいにまたアニメ作品にもどってきた感じなのでパラレル世界を示唆したインTFが今後新しく育ってきたスタッフや参加クリエイターが増えて面白い展開につながればといったところかな。

 ついでに観てきた『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』夢枕獏原作。空海と詩人の白楽天(原作では同じ遣唐使節の橘逸勢)が相棒になって妖猫の引き起こす事件の中で楊貴妃の死の真相を追っていくミステリーといった色合いの強い歴史ファンタジーだけど、中国での原題が妖猫伝ということで空海の生涯や仏教視感にさして触れてもなかったのと唐時代の長安やのセットの気合がすごくて逆にCGによる幻術の挿入が霞んでしまったので、どちらかというと昔観た西田敏行主演の敦煌みたいにがっつりとした歴史物としてみたいなという感想に。もしくは楊貴妃の宴のシーンも荘厳だったのでミュージカル物か、化け猫と空海の壮絶なバトル要素のつまった方向に振り切るかしてればといったところで、纏めると原作の会話劇の魅力があまりいかされていない中途半端な出来だったかなと。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/10 (Sat) 18:18:21

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●牙狼VL(第21話)

 前回でソフィが兄マーティンを電脳世界から強制的に離脱する直前、ソフィが何かに気づいて突然行動を起こしたなと思ったものの、特に気にしてませんでした。こちらで感想を拝読して、「あ、あそこで」と思い、観なおしてみるとマーティンの伸びた影がホラーの形だったと気が付いた次第。あのシーンに合点がいきました。ご教示に感謝します。

 さて今回。吉村清子脚本ということはメインライター回ですね。冒頭、兄マーティンがエルドラドキングに至る経過を夢見の形で極めて短く描いてから、ソフィの殺します宣言の続き。マーティンも悪意どころか善意であり、利用されたということなんでしょうけど、そこも描いて欲しかった気がします。寄り道回をカットしたら、充分な尺があったと思う。

 途中CM後の回想シーンでは、マーティンが仮想現実を体感できるエルドネットの基本アイデアと中核技術の理論を発明していたことが描かれてますね。見ただけで入り込めるシステムのようです。15歳くらいでそんな発明ができたとなると、その方面では100年に1人級の天才なんだろう。が、発表しても相手にされず、失意のところをビショップらが利用しに来たわけか。

 システム開発途上のシーンで、クイーンがマーティンに「キングは本当にインガがない」と言ってますね。マーティンにはおそらく「因果」と聞こえるでしょうし(そして意味不明と思うはず)、観ているこちらには「陰我」と聞こえます。前回の感想でNOVAさんがサブタイトルの「CAUSE AND EFFCT」→「因果」→「陰我」と読み解かれたわけですが、マーティンの陰我が以前はなく、今回初めて生じるという暗示のタイトルだったようですね。

 それはともかく、OP曲後はホラー側のシステムでクイーンが水槽で目覚める。なるほど、ホラーが電脳エルドラド(真のエルドラド)に入るときは、本体はこうしておくのか。が、目が覚めたクイーンは装置壊しちゃう。もったいないなあ(^^;。ビショップは「システムにバグが残ってんのか」などとぼやき、こいつ元はエンジニアだったんだろうか。

 一方、兄マーティンの首を締めあげるソフィですが、やはり男女差と年齢差があり、力ではマーティンが上のようで、容易く押しのけて逃走。ビル内はシステム管理権限を持つマーティンには有利なはずですが、肝心のシステムがダウンしているらしい。この後のシーンから考えると、ビショップがマーティンを追い込むために段取りしているんだろう。どうも全てはビショップの計画通りという感じです。

 ビル内をあてどなくうろつき回るマーティンですが、どこへ行っても電脳エルドラドに取り込まれた被害者の死体ばかり。エレベーターに乗り込んだものの、既にメンタルが崩壊寸前ですね。このエレベーター、内側が金色に磨き上げられた合わせ鏡状態なのも、これから何が起こるかを暗示している感じ。案の定、横には無数のマーティン、正面には自分の姿ながら自分ではない誰かになってる。

 で、正面に映るマーティンもどき(実は指輪に封じられた古きホラーか?)が、ねちねちと「お前がみんなを殺したんぞー、ソフィ一人のために大勢だぞー、あたしでもここまではしないぞー」と良心の呵責を悪用してくる。冷静に考えれば、ホラー側が騙して利用したことは明白なわけですが、追い詰められたマーティンは偽の良心の呵責に負けてしまう、か。これでホラー化完了のようですね。

 エレベータが目的階に到着、ドアが開いてマーティンがよたよた歩み出た先にはソフィ。マーティンのこの歩き方といい、うわごとといい、ホラーに取り憑かれてる感がありありですな。案の定、指輪が怪しく光って、となるわけですが、遠隔監視しているビショップが狂喜している模様。やっぱり、全てはビショップの計画通りということか。そして、指輪からホラーらしきのが出てきて、マーティンをパクリ。

 どんなおどろおどろしいホラーになるのかと思ったら、以外に可愛い(^^;。自室にあったぬいぐるみなどのイメージが作用しているのかな。が、腹部からマーティンの顔が出てくると、やっぱり気持ち悪いですな。
(マーティンの影がホラーの形だったことに気づいてから、マーティンは既にホラー化していかと思いました(前の偽指輪のマダムみたいに)。しかし、あの影は指輪のみの作用であって、この時点以前ではマーティンは人間だったみたいですね。)

 一方、ソフィを救うべく、中央ビル(仮称)にたどり着こうとするソードら3人ですが、クイーンが立ちはだかる。市民の中のホラーも呼応して正体を現すと、全面戦争の様相になってきました。うーん、ここも「いかにリアル・エルドラドが危険か」をもうちょっと描いといてくれれば、非常にスリリングなシーンに見えたと思うんですが。この流れだと、単に殴り込みかけてる印象しかない。

 それはともかく、クイーンはジーナとルークが引き受け、ソードは中央ビルへと走る。切断された高架道路を爆薬使って車を浮上させ、クイーンを銃撃しつつ通過とか、なかなか考えてるな(これも、いきなり出してしまってるせいで、ちょっとご都合主義を感じたり。仕込みを見せておいてくれればなあ)。

 クイーン vs ジーナ&ルークは、クイーンの鉄壁の防御に銃撃を阻まれ、クイーンはビルを壊して使う質量攻撃で、緒戦はクイーンの圧倒的優勢。これだけの力があるのなら、クイーンが常に自信満々なのも分かる気がします。謎なのはキングへの忠誠心かな。声優が同じ人ですから、なにかつながりがあると見ておいていいのかも。

 がしかし、一応はさすがと言っておきますが、ホラーとの戦闘経験が長いジーナ&ルークは対策があったわけか。ルークが当て損ねたと見えた弾丸が、ジーナの狙撃中からの弾丸と正面衝突(普通の実弾なら凄い技量だけど、たぶん魔戒弾が方向制御してるだろう)、結界みたいのを成し、そこから何かが乱射される。
(ここもなあ、勝利条件を予め示しておいて、それが成立するかどうかのぎりぎりの戦いを見せてくれたら、もっと盛り上がるのに。VLはもしかしてバトルの戦術軽視なのかしらん。)

 で、止めはルークの銃撃一発で、あっさりクイーンは倒される。って、ええー! これだけもったいぶっておいて、クイーンこれだけ? 三剣中の最強と違うんかい。もしかして、これでクイーン退場? それはないよー、例の円柱水槽で蘇るとかしてくれないと不満が残ってしまう。だけど、残り話数とソード vs ナイト及び、ルークのナイトに対する因縁とか考えると、クイーンが復活してどうこうは描けないかなあ。

 それはともかく、ソードは何してんだ。今回も鎧装着なしだし、ビルに向かって駆けだしてから一向に出てこない。ソフィがホラー化したマーティンに「お兄ちゃん!」と叫んで次回へ。サブタイトル「YU LIGHT」はどうも分かりません。断片映像からすると、ソードがかなり出てくる感じです。

●インTF劇場版

 NOVAさんの補足解説を拝読して、自分が勝手に面白いほうに妄想して勘違いしていたらしいことが分かりました。不満があるゆえの、もしこうだったら、みたいなことも交えたご感想だったようですね。そこが読み取れてませんでした。

 補足して頂いてみて自分なりに想像もしてみると、インTFは(エミを中心点とする)4人のタツノコヒーローの物語なのに、劇場版ではガッチャマン映画だったということになるでしょうか。それなら、残るキャシャーン、ポリマー、テッカマンにもスポットを当てた作品が続いて行かないと、こちらが期待するものとはずれてしまう感じがします。テレビでやってくれないかな、そうしたらどうなってたのか分かるんだけど(←映画館へ行く気とかDVD買う気がないケチ ^^;)。

 アクション映像的にはなかなかとのことで、その点は深夜の特番でもその一端が触れられていました。牙狼VLと同じく、人間の役者さんにモーションキャプチャー用のスーツ着せて、アクションさせて撮影、そこから3Dアニメに起こしているとのことです(表情もフェイスモーションキャプチャーだとかで、どんな技術なのか関心あり)。

 体操競技などでは、キャプチャー用ではない普通の映像から選手の動きを追える技術も近々できてくるらしい。そうなると、3D・2Dアニメにも応用されてくるんでしょう。しかし、裏を返せば、コンピュータと人体の理屈だけで人間のように動かすことはできないということでもあり、まだまだ未発達の技術ということもいえそうです。

 ロボットに2足歩行させても、まだまだなわけで(宙返りとか、ロボットとしちゃ凄いけど、体操選手には程遠い)、人間が自分の体を意のままに動かすってどういうことか、解明は遠そうです(目で見て手を伸ばして掴む多関節の動きとかも、まだまだぎこちないしなあ)。


 最近、またもや感想書きが長くなり、1回にかける時間が伸びてきてしまっています。前に感想を書く作品が多かったときは分割したんですが、少なくなると1つにかける時間が伸びてきている(^^;。とりあえずここまでで投稿、ビルドなどについては、また後日感想を書こうと思います。

P.S.

 たささんが映画の「空海」をご覧になってたのにちょっと驚いたりも。テレビでちょこっと公開前の紹介コーナー見た覚えがありまして、「ありゃ、これってもしかしてファンタジー? だとすると」と、ちょっと気になってました。その紹介では空海が出ずっぱりの主人公みたいな印象だったんですが、どうやらそうでもないようですね。

Re: 3月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/03/11 (Sun) 16:53:25

ちょっと今日は、花粉症のせいで自宅引きこもりモードに入っちゃったので(最低限の用事は済ませてきたし)、ティッシュ常備のまま、ネットサーフィンしてみたら……

おや、タイミングよく書き込みがされているじゃないですか。
一応、K.Kさんを受ける形でNOVAが書いて、その間をうまくタイミングを見計らうように、たささんが入ってくれているので、ある程度、3人の流れも定着したかなあ、と思っています。

で、今後、NOVAの状況ですが、大きな仕事がようやく終わったので、後は結果が出るのを見つつ、来年度の準備に入る頃合い。
来週が、今学期の総括懇談でバタバタして、次に春休みでバタバタしつつも、段取りはもう組んでいますので、後は現場で回すだけ。
ただ、最大の敵が花粉症なので、もしかすると定期的な鬱期に入ってしまい、仕事以外の気力が激減するかも知れませんので、先に伝えておきます。

仮に、書き込みが滞っても、春の新番組情報が出たら嬉しくなって参上すると思いますし、夏と違って長期にはならないので、ご心配なく、と申し上げておいて。

では、書き込みペースに影響しそうな現状報告を終えて、本編感想に。
ビルドは、また今度。12日のYOUTUBE配信分も見終わってからの予定。

★牙狼VL

主に、マーティンの過去回想で、クイーンやビショップたちとどう関わってきたかが描かれた内容。
ストーリーとしては、自分を殺そうとするソフィの手を逃れたものの、絶望の陰我にむしばまれた挙句、ついに指輪のホラーに喰われて化け物と化したマーティン。

一方で、3人揃った魔戒騎士・法師トリオは、ソフィ救出のため、敵の拠点に向かいますが、途中、立ちはだかるクイーン。
ソードを先に行かせて、ルークとジーナがクイーンの相手をして、二人の連携で強敵を撃退した……と思わせて、これ、魔法陣か何かで倒される瞬間にテレポートしてませんかね。
弾着の瞬間に肉体が消失、というのは、弾の威力に胴体が吹き飛んだとも、瞬間移動で逃れたとも受け取ることが可能なので(過去の牙狼でも、巨大ホラーの大顎に食われたと思った瞬間、術でワープして、実は生きていたケースもあった)、今回のクイーンもそうじゃないか、と推測します。

ソードは、ソフィ救出に間に合うか、それともナイトがその前に立ちはだかるか、
そして、ナイトと因縁あるのはルークなので、ソードが足留めを食らっている間に、ルークが追いついて来て、「こいつの相手は俺に任せて、お前は先に行け」って戦士交代って展開がありそうですね。

ジーナは、逃げたかもしれないクイーンの追跡を続けるかもしれません。

そして、ソードが駆けつけて来る前に、ソフィは何とかキング・マーティンのところから、自力で危機を乗り越えなければなりませんね。リジーの支援はあるのか、それともジーナが以前、渡した護符が力を発揮するのか、といったところでしょうか。

そして、ここまで来ると、後はメインライターの独壇場で展開してくれるのかな。
ルーク戦メインの回は、ルーク担当の人が書いてそうですけどね。
ラスボスは、この調子だと、キングの力を取り込んだビショップという形になるかな。今の状況で、戦場の表に出て来るとは思えないキャラなので、背後で様子見しつつ、キングが攻撃で多少弱るのをチャンスと思い、援護すると見せかけて自分の野望に利用するとか。

まあ、思いつきのままに、それっぽいと思うことを適当に書いているだけなので、当たっている保証も根拠もありません。
当たっていれば、よっしゃー予想どおり、と喜ぶし、
外れていれば、おお、そう来たか、なるほどな、と納得できれば、喜ばしい。
やや斜め下になって、何それ、ここまで盛り上げて、そんなオチかよ、とだけはならないことを願いつつ。

それと、次の新番組(おそらく)TV版『神ノ牙』の放送予定が出るのは、月の後半に入ってからでしょうから、適度にアンテナを張っておきたいな。

★敦煌

たささんの出してくれた本題「空海」ではなく、枝葉と知りつつ、懐かし映画のこちらに反応してみます。

というのも、自分、最近TRPGメインでブログを再開しまして、80年代の思い出話を語るモードに入ったため、その辺の記憶が喚起されがち。

で、『敦煌』って88年の上映で、自分、この映画に影響されたか、それとも後から見てタイムリーさを覚えたのか、そこら辺ははっきりしませんが、
「砂漠の開拓都市に異種族の軍勢が攻めてきて、それを迎え撃つために戦う冒険者」をテーマにした3話ぐらいのショートキャンペーンを、修学旅行を利用して行った経緯があります。

だから、『敦煌』という作品も、そういう思い出の記憶ボックスにリンクされていて、たささんの書き込みの中にその単語を見て、うおー、と一気に思い出した感じ。

でも記憶だけだと捏造や勘違いもありそうなので、とりあえずWikipediaを調べてみると、思わぬ情報が次々飛び出してくる。

まず、この映画の脚本家の中に、「吉田剛」という名前があって、ええと、この人、80年代の必殺仕事人シリーズや必殺映画をいっぱい書いています。
90年代当時のシリーズ解説本は、主に仕事人以前の初期作品マンセーな論調で、作風が比較的マイルドになった仕事人全盛期(いわゆる秀・勇次時代や、政・竜時代)については高く評価されていませんでした。
ハードなドラマだった必殺シリーズが、お笑いコメディも交えたワンパターンなバラエティーに堕したというマニアな意見ですね。当時は自分もそんなものかなあ、と何となく受け入れてハード志向の初期シリーズを追いかけるのに夢中になっていましたが、やはり、普通に見ていて安心できるのは、仕事人以降ですね。

で、そういうマニアからは毛嫌いされた定番仕事人シリーズを牽引し続けた脚本家の一人です。
ええと、「主人公の誰かが知り合ったゲストの美女が、主人公と交流を重ねて淡い想いを抱いたりするのが、悪役の横恋慕によって悲劇的な最期を迎え、晴らせぬ恨みを晴らすために、主人公たちが闇に裁いて仕置する」という人情路線の流れを多用しました。

それって、『敦煌』の大筋とほぼ同じなんですね。
違うのは、主人公の一人である若者・趙行徳(演・佐藤浩市)が、戦闘能力を持たない文人キャラで、彼にできるのは恋に殉じることよりも、敦煌の街の文物を戦火から守るために奔走すること。
まあ、これは原作小説の大筋なんですが、「こういう戦争の陰で、後の歴史遺産となるものを残そうと頑張った人々がいたからこそ、我々は素晴らしい敦煌の、そしてシルクロードの数々の宝物を見ることができる。先人の苦闘に想いを馳せて、歴史のロマンを感じよう」って感じのまとめ方だったと記憶します。
NOVAが歴史学を志した理由の一つぐらいには挙げられます。

そして、映画なので華々しいアクションシーンも必要で、その部分を担当したのが武人の朱王礼。西田敏之さんですね。
猪八戒とか、釣りバカ日誌の浜ちゃんなど、コミカルな役者のイメージが強い方ですが、この王礼は格好いいの一言に尽きます。
若造の行徳をとらえ、自分の配下の兵士として鍛えようとする粗暴な武人だったのですが、行徳の知性や表に出にくい漢気を見込んで、年の離れた友人として助け合う関係になる。
そして、ヒロインのツルピア王女に対し、行徳が先に惚れたのに、自分も後から惚れて、同じ女を愛した同士、恋仇になっていくのかなあ、と思いきや、
西夏の皇太子・李元昊が、必殺シリーズにおける悪い武士の役割で、武力で強引にかっさらって行く。ツルピアは抵抗するも果たせず、自害を遂げる、と。

それを見て、行徳は自分の無力さを嘆き、王礼の方は討ち死にしても李元昊を倒そうと兵を挙げる。
必殺シリーズなら、ここで頭のいい行徳が寡勢で大軍を翻弄する秘策を考案し、どこかの狭い建物に狙うターゲットだけをおびき寄せたりして、後はテーマソングとともに暗殺裏稼業を敢行。悪は滅びてめでたしめでたし、なんですが、歴史ロマンでそんなシーンを描いても興醒めですね。

攻めてくる李元昊の大軍。このままだと、敦煌の街は焼け野原になってしまう。
そして、我らが主人公・王礼は、愛する女の仇を討つため、いや、愛する敦煌の街を守るため、決死の覚悟で李元昊に突撃を仕掛ける。

愚かにも自分の挑む王礼の寡兵を見て、ニヤリと笑みを浮かべる李元昊。「歴史に名を残すのは俺だ」
渡瀬恒彦さん演じる李元昊は敵役なのに、傲慢でふてぶてしい表情とセリフが似合っていて、これはこれで実に格好いい。実際、李元昊は史実の人間で、西夏の初代皇帝なんですね。だから、厳密には皇太子というのはフィクションなんでしょうけど、そこは映画ならではのアレンジなのか、原作からしてそうなのか、覚えていません。

とにかく、李元昊に挑むも届かず、炎を背景に「幾たびも攻めたが、今少しのところで果たせず、本懐を遂げられなかった。この俺を許せよ、行徳」ってな感じの独白で、戦火に散っていく王礼。
その間、行徳は、王礼が命を掛けて稼いだ時間を使って、敦煌の歴史だけでも後世に遺そうと、文人らしい戦いを続け……過去のドラマはそこで終了し、行徳のその後は語られなかった、と。

あ、脚本家の吉田剛さんは、その後、松竹系の特撮ヒーロー物『魔弾戦記リュウケンドー』とか『トミカヒーロー レスキューフォース』に関わってきます。
バトルよりも、災害から大切なものを救出することに重点を置くレスキューフォースは、敦煌から受け継いだ精神に近いのかもしれないなあ。

なお、今回、調べて、薄幸のヒロイン・ツルピアを演じた中川安奈さん。
後に、映画『ゴジラVSキングギドラ』の主人公格に抜擢され、最終的にメカキングギドラを操縦して、ゴジラとガチンコ対決を展開するバトルヒロイン エミー・カノー役を務めるわけですが、2014年に癌でお亡くなりになったとか。
ツルピアは役柄どおり異国風の美人キャラが印象的だったし、メカ怪獣を操る美女という非常に美味しい役どころを魅力的に演じたエミーは、ゴジラ史のヒロインベスト10に入るんじゃないかなあ、と考えています。

1位は、第1作の山根恵美子を演じた河内桃子だと思うし、2位は平成VSシリーズに連続出演した三枝美希を演じる小高恵美で、他にX星人の波川女史を演じた水野久美とか、モスラと一緒に出てくる双子の小美人とか、いろいろ候補があって、まあ、その競争でエミーが果たして10位以内に残れるか、意見は分かれるかもしれませんが、
まあ、自分にとっては間違いなく印象的なヒロイン、そして女優さんでしたね。

ですから、最近、鬼籍に入られたことを知って、しみじみ残念に感じたりも。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/11 (Sun) 17:30:44

 感想の続きです。
(以下、うだうだと書いていて投稿しようと思ったら、NOVAさんの書き込みに気が付きましたが、とりあえず投稿。反応できてないとことかあると思いますが、ご容赦のほどを。)

●仮面ライダービルド

 三羽ガラスが青羽、黄羽、赤羽で、いったんビルド側についたジャーナリストの滝川が紗羽と羽つながりだということ、NOVAさんの前回のご指摘で意識するようになりました。羽って兎を数える単位だよな、なんてこともなんとなく思ったり。その紗羽が実はやはり、という回ですね。

 が、もう一つ気になったのはボトルのマッチングがラビット+タンクは有機+無機だけど、有機+有機もあるかもってことで、ラビット+ラビット。これってもしかして、戦兎が2人から成るってことかも、などと妄想をたくましくしております。

 それはそれとして本編。前回ラストの続きで美空の腕輪(バングルって固有名詞をすぐ忘れるorz)が光り、暴走ビルドの右目が呼応して光って、どうなるのと思ったら、単に変身解除ですか。次の段階にステップアップとか妄想してたんですが、とりあえず「美空はビルドを止められる」という程度に留まる描写だったのか。

 ビルドの暴走は止まったものの、ローグに襲撃され赤羽まで消滅、ボックスはローグに奪われるということで、「ビルド側内部にスパイがいる、誰だ?」ということに。そういうリスクが生じたビルドチームを取り囲む状況としては、脱落した北都に代わって東都と対立する西都が仕掛けてくる戦争で、全面戦争を避けるためまたもや代表戦。

 となると、裏切り者を抱えている恐れがある状況で、ビルド側ライダーがパワーアップして、ローグ。ブロス兄弟と戦わなくてはいけないという、非常に不利な状況となるわけか。ビルドのハザード対策としては美空の影響で元に戻ったことを利用、暴走を抑制する装置ですか。難しそうと思ったんですが、美空が念じてボトルを作ればいいのか。

 が、そういうのは表向きな理由で、要は今までを振り返っての、特に設定的なまとめを見せてくれる、制作の心配りだったのか。かなりややこしくて速い展開でしたから、こういうの結構助かります。

 一方、紗羽は電話を受けて何やら動き出しますね。いかにも怪しそうなそぶりを見せて、実はミスリードでといったことを想像したんですが、この後の流れははっきりくっきり裏切り者。NOVAさんが先週の段階で予想された通りです。ここをひっくり返して欲しいわけですが、

1.戦兎が紗羽の裏切りを予測していた
2.紗羽の裏切りは高度な演技

の2つがあり得るかなと思います。「3.紗羽を信じていた戦兎らが裏切りでピンチ」もあり得なくはないと思いますが、ちょっとつまらなさそうな流れになっちゃうかな、ビルドのここまでの脚本的な技巧を考えるとちょっとなさそう、といった感じがします。

 一海はといえば、赤羽提案のドッグタグを遺骨がわりに墓へ、をやってる。そこへ龍我も現れる。しかし、弔いに来ただけではなく、模擬バトルでハザードレベルを上げようってことですか。で、龍我が変身しようとするとボトルの音がおかしいのに気が付いて、開けてみると盗聴器と。なるほど。

 シーンが変わって、戦兎が新装備開発、手伝う紗羽ですが、戦兎に何気なく聞かれたことへの返答がぎこちない。これって、さすがに気が付くだろうという印象です。もしかすると、既に戦兎は紗羽を怪しいとにらんで、返答に困る質問をさりげなくしたのかもしれませんね。ともかく、新装備は完成。が代表戦の時間が押してて、慌てて戦兎は飛び出していく(わざとだよね、これは)。

 さて代表戦。第1戦はグリス vs エンジンブロス(鷲尾雷)。エンジンブロスの回想で、紗羽も難波チルドレンだったことが明示されたのがこのシーンの情報的なポイントかな。バトルのほうは1対1で能力を駆使してくれて、なかなか満足いくものでした。

 勝敗を分けたのが両者が背負ったものの違いということで、なぜか「あしたのジョー」でのジョー vs 金竜飛戦を思い出しました。あれも背負っているもの(減量についてで、死を覚悟で減量した力石を背負うジョー、知らずに父親を殺して食料を奪った金竜飛)の違いで勝敗が分かれていました。

 閑話休題。第1戦がグリス勝利で決着がついたところで、戦兎が会場に到着。新装備を見せる戦兎に、第2戦を務める龍我が「悪いけど、お前の出番はねえよ」と自信満々ですが、いざバトルが始まったらえらいことに(^^;。一方、カフェに残る紗羽は案の定、新装備のデータを難波会長へ流してる。

 第2戦に出てきた西都側代表はヘルブロス(地獄兄弟?)で、リモコンブロスじゃない。なるほど、倒されたエンジンブロスの装備も使って、合体ということですか。NOVAさんが予想されてましたんで、「ああ、やっぱりそうきたのか」と納得。西都首相が第1戦の敗退でやや悔し相程度だったのも、こういう仕掛けがあると思って観ていると、納得がいくものがあります。

 しかし、龍我はそんなこと予想だにしないキャラであるわけで、相手が2人分と分かってショックというのが、龍我らしいといえば龍我らしい(^^;。「負ける気が……うそーん」ですか。次回は第27話「逆襲のヒーロー」、前に「兵器のヒーロー」があって、そこからライダーの戦争利用へと暗い流れへのターニングポイントになっていった気がしますが、その流れをまた変えるターニングポイントになるのかな。

 全くの余談ですが、3対3で順次対決となると、孫子(ただし孫ピンのほう)での兵法の応用を思い出します。孫子の故事としては、3対3の馬車競争で、どちらも早さ順に上中下の3組の馬車を出し、2勝したほうが勝ちというもの。普通に上には上、中に中、下には下の馬車で競わせていたので、どっちが勝つか誰も予想できなかった。

 そこで孫子(孫ピン)が必勝の策があるといって、味方 vs 敵の組み合わせを、下 vs 上(必敗)、上 vs 中(必勝)、中 vs 下(必勝)として、必ず2勝をもぎ取って勝ったんだとか。現代的なORとかゲーム理論などだと、基本的な作戦として導き出しそうですが(しかし敵も対応して組み合わせを変えてきて、と安定的な解がなくなる)、大昔はあまり考えずに戦いに臨んでいたようです。

 その理屈で今回の代表選を考えてみると、

 第1戦:グリス(中) vs エンジンブロス(下)→ビルド側1勝0敗
 第2戦:クローズ(下) vs ヘルブロス(中)→ビルド側1勝1敗
 第3戦:ビルド(上) vs ローグ(上)→このバトルで決まる

となりそうで、第3戦に最もハラハラするという上手い展開になっているようです。しかし勝ちにこだわるなら、

 第1戦:グリス(中) vs エンジンブロス(下)→ビルド側1勝0敗
 第2戦:ビルド(上) vs ヘルブロス(中)→ビルド側2勝0敗
 第3戦:クローズ(下) vs ローグ(上)→ビルド側2勝1敗

だったんでしょう。だけど、勝てるけどドラマとしてはつまらない流れになってしまいます。

●フラッシュ2(火曜深夜)

 来週火曜深夜から放映があるのを、録画機の予約画面で確認しました。やるのが遅いよ、もうDVD入手して観ちゃってるよ、であるわけですが、せっかくなのでこれを機会に1話ずつ感想を書いてみようかなと思っています。

 アローの視聴を進めてますんで、(クロスオーバー回の2度目の視聴と同様)また観たら違って見えるんじゃないかという気がします。とりあえずフラッシュ2の初回を観て、2度目なのに何か新鮮味を感じたら、たぶん感想を書くと思います。

Re: 3月のスレッド(2018) - たさくらたすな

2018/03/12 (Mon) 22:42:02

■牙狼VL
 キング(というかビショップか)がやたらとソフィの身柄確保に拘っていたのはシステムを構築させてでかい仕事をしたと思ったら多くの人を犠牲にしてましたって事実を突きつけてマーティンの陰我を掘り起こしてホラーに食わせるためだろうけどキングの指輪を持たせてるとはいえマーティンそのものをホラー化させるのにどの程度意味があるのかとは謎に思うところ。
 クイーン戦でルーク・ジーナに任せて先に進んだソードだけど、案外クイーンは二手に分断させることに成功させたみたいな感じでそれを受けて倒されたふりからの撤退とかなのかなとか勘ぐったりも。

■ビルド
 あらすじから新ボトル生成の流れで回想総集編。いつこんな映像を的なつっこみに対して実は戦兎がこっそり撮影フォロー用の小型メカを用意してたとかで実は紗羽さんの行動が怪しいのは把握済みでしたみたいな流れがあるとちょっと関心するかも。
 団体戦先鋒戦は気合を出したグリスのオーラがカラスの翼のようなエフェクトなのは3羽カラスの弔い的な気持ちが載ってる感を強く受けましたね。

 次鋒続く左右合体を果たしたヘルブロスは変身者の処理をどうすうるかと思ったけど一人の人間のままか劇場版カイザーと違って性能面で劣っていても負担がでかそう、もっとも難波チルドレンはみんなその教育の賜物で覚悟きめてそうなので紗羽さんの最終的な動向も気になるところですね。

■時代物
 K.Kさん >> 「空海」をご覧になってたのにちょっと驚いたりも
 うまいこと毎月1日の映画館1000円デーに観にいけたというのもありますが、ジャンルとしてがっつり好きというほどではないにしろ幾分大河ドラマ以外の娯楽物としての日本なり中国の時代劇もたまには見たいなという部分もあるので、撮影セットがきっちりしてる作品そうなので思わずというのはありましたね。
>> 空海が出ずっぱりの主人公みたいな印象
 空海と白楽天が楊貴妃にかかわった関係者や残した日記にあたっていく中で合間合間に回想シーンとして在りし日の楊貴妃や李白とか彼女に思いを寄せていた安倍仲麻呂が描かれていくと言う感じの描写でしたね。あらためて思うところは空海自体が地味な描かれ方で日中合作というよりは日本の原作をもとにした中国映画というつくりの面が強かったかなという印象です。

Re: 3月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/03/13 (Tue) 00:09:35

★フラッシュ2

ああ、フラッシュ2がようやくですか。
火曜ナイトドラマ枠はそろそろ番組切り替えの時期と思ってて、チェックしようとした矢先でしたが、今回はうっかり見落としていました。

まあ、一応、TV放送版を見る目的は、自分は「DVD版と比べて、どれくらいカットされているかの確認」ですね。放送時間的にカットされているのは確実だと思っていますが、その度合いが甚だしいようですと、以前に見ていた1期も同じくらいカットされているということですから、改めて1期DVDを購入する動機になると思います。

ストーリーを把握するには、TV放送でも必要十分な情報が得られるのでしょうが、ファンだと、放送されなかったシーンも(そういうのがあれば)気になるところですし。
もちろん、DVDには本編映像以上の未公開シーンもあって、キャラの心情や関係がより濃厚に描かれていることが分かるわけですが。

あと、個人的にはフラッシュではなくて、「アロー2」だったら、K.Kさんにとってベストだったろうになあ、と思います。
それと、フラッシュ2の後が、スーパーガールだったらいいのになあ。

★ビルド

この回、げんとくんもスタークも登場しなかったので、全体的に場つなぎの回だなあ、と感じました。

その中で、紗羽さんの裏切りの表面化、そして三羽ガラスを失ったグリス一海の奮戦と勝利、さらに万丈の前に立ちはだかるヘルブロスで続く、と次から次へと展開が目白押しで、結構、密度が濃かった感。

花粉症で情報把握力が落ちているのか、いつもにも増して目まぐるしい回だったと思います。

そして、注目のビルドパワーアップと、ローグとの対決は次回の大目玉ですが、そこに紗羽さんの情報露呈がどう影響してくるか、また敗北必至な万丈がどこまで粘れるのか(せめて勝負に負けたものの、実質引き分け程度には持ち込んで欲しい)に期待です。

★ネットムービー後編

https://m.youtube.com/watch?v=FHf1yC7ZMJw

前編では、北都との対決前という時期設定でしたが、今回も同じ日の出来事の続き、という設定。

内容は、多彩なボトルを駆使したバイカイザーとの戦いと、それが実は内海さんの研究のためのデータ集めという背景確認。

そして、本編ではすでに言及されていた「カイザーシステムを改良して、ブロスを製作したのが内海さん」という話に、映像の裏付けを与え、そして、それも全てはビルドたちを強化させるスタークの目的に叶うことだと描かれて幕。

一応、続きの完結編もあるようですが、無料のネットムービーとは違うメディアとのこと。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/14 (Wed) 21:24:37

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●フラッシュ2

 NOVAさんの「DVD版と比べて、どれくらいカットされているかの確認」で、自分もそうだと思い、見比べてみる気になりました。が、とりあえず本編時間を比較しようと思い、録画機のほうでCMカットの編集をしてみました(VHS時代にはできなかったことで、HDD録画の便利さを再確認したりも)。

 するとTV版62分の本編時間は43分となり、どうやらDVD版とほぼ同じ時間のようです。ということは、大きなカットはなさそう。しかし念のため、第1話だけはDVDと見比べならがら細かくチェックしてみるつもり(シン・ゴジラでの、ゴジラ vs B2爆撃機みたいなものがないとも限らないし)。

 それにしても、ED曲後も含めてとはいえ、62-43=19分というわけで、えらく長い。19/62≒31%もCMだったとは。以前からそうだったんでしょうし、観ているときは気が付きませんでした(録画した映画なんかでもやってみると同様のものが多かった)。しかも、1回のCM時間が3~4分といったところで、道理でトイレにも行けるしタバコも吸えてしまうわけだと変に納得(^^;。

 よしじゃあ比べてみるかと思ったんですが、ちょっと今日はフラッシュに時間が取れず。と申しますのも……

●ゴジラ怪獣惑星

 これを視聴する機会を得まして。観たものをまだうまく整理できていないんですが、シン・ゴジラのときのような「しまった、これだけ凄いんなら映画館行っとけばよかった」というような感動はありませんでした。

 とはいえ、あくまでもシン・ゴジラと比較してのことで、平成ゴジラシリーズとか、ハリウッドゴジラと比べてどうかといえば、ゴジラ怪獣惑星のほうが好みの点で個人的には高く評価したい出来だと感じました。

 怪獣惑星の特徴として思ったのは、主人公 vs ゴジラの物語だったなということです。個人的な印象ではゴジラシリーズは主人公らの活躍を中心に描いていても、日本~世界の命運といったことがあり、ゴジラ vs 人類の様相を感じることが多かったのですが、怪獣惑星だと、主人公ハルオのゴジラへの有り余るほどの憎悪・敵意をいやになるくらい描いてあります。

 人類の命運については、地球脱出前は軽くしか触れていなくて、本筋の部分では関与する人類も宇宙人含めて数千人ほどになっています。地球降下・ゴジラ攻撃部隊はさらに少ない。戦闘の指揮権がハルオに移譲されてもいる。勢い、ハルオ率いる軍団の局地戦の様相となり、ハルオの判断で物語が推移していくわけですね。

 そしてゴジラはハルオにより弱点が解明されていて、勝利条件も分かっている。ハルオとゴジラに注意してさえいれば、非常に分かりやすい作りです。ラストの謎の少女(途中でも一瞬映った?)と合わせて考えると、ハルオの強すぎる憎悪や敵愾心による無茶な流れが次作で断ち切られて、さあどうするのかという期待感も出てくる。

 ではあるんですが、好みに合わないところも多々ありました。主に設定と、設定から予測される人類の選択肢についてです。途中、軽くですが月に半永久的な拠点を作って、捲土重来みたいな話が隊長から出ていました。

 その台詞が意味するのは、移民船団にそれだけの建設能力があるということ(太陽系外惑星への移民なんだから当然ですね)。だとすると、移民船出発前の人類にもそれだけの技術があり、資材などは移民船団よりはるかに潤沢だったはずです。

 ならば、なぜ人類は月、さらに火星や小惑星に避難しなかったのか。太陽系外の地球と同じ環境の惑星を探さないと、完全に永住することは難しいかもしれませんが、補給のない移民船団でも20年耐えている。系外惑星探査を諦めれば、月・火星・小惑星帯に大勢が長期居住できて、反攻準備の拠点は作れたはずです。

 そういう点は首を傾げながら観ていました。もっとも、そうしてしまうとハルオの憎悪が描けないということなんでしょう。設定に譲歩させての、キャラクター重視の作りということですね。同じことをもっと強く感じたのが、先般TV放映された「君の名は。」で、隕石落下と数百人死亡の大事件が、たった3年後にはほとんど忘れ去られている感じ。そうした理由はおそらく、2人の主人公の物語にとっては好都合だから。

 そういう話の運びを好む向きが多いということなんだと思いますが、個人的にはどうもなじめません。どうしても「普通、そうはならんだろう」とつい思ってしまい、物語への没頭が妨げられます。もっとも、怪獣惑星は後2つも続くシリーズですし、途中でひっくり返す作風の虚淵玄脚本ですので、第3部まで待たないとまだまだ分からないかなとも思います。

 うーん、好みと愚痴をあれこれ言うだけで長くなってしまいました。もしかすると、自分で思ったよりハマってるのかもです。ストーリーに沿った感想は、頭が整理されたらまた書くかもしれません。

●その他

 ビルドのネットムービー観て、「これってもしや、内海さんの思惑は」といったことが気になりましたが、TV本編の次回を観て、合わせて考えてみようと思います。それにしても、次の完結編はDVD買わないといけないのか。うーん、そこまでして観るべきかどうか、よほどに重要な設定情報とかあればですが、ちょっと手が出ないかも。

Re: 3月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/03/15 (Thu) 08:20:36

取り急ぎ、フラッシュのみ感想、残しておきます。

まず、TV放送分を見てから、記憶が新しいうちに、DVDを早送り再生で違いを探そうとチェックします。

すると、結論。
あれ? 違いは特になかった、です。
TV放送は、本編ノーカットバージョンだった。よっしゃ、ラッキー……じゃない。
これじゃ、放送を待ちきれずにDVDを買った我々が、お金もったいない……と、思いかけて、イヤイヤと思い直す。

TVのフラッシュだと、たぶんアローとの共闘編である、ええと8話だっけ?(うろ覚えだけど、花粉症のため調べる気力なし)の後編は放送しないよなあ。

へへへ、今回からTV視聴するにわかファンどもめ。前編だけ見て、ヴァンダル・サヴェッジの話に決着がつかないまま、次の週で違う話になるのを知って、混乱したり、欲求不満モードに陥るがいい。
そして、その中の、気になる上級ファン予備軍の面々だけが、アロー4に続きがあることを確認し、買い求めて、さらにレジェンドへの門を開けるのだ。

…… って、何だかおかしなテンションですな。これも全ては花粉症の奴が悪い。あんな奴がいるから、ティッシュ屋が儲かる。ええと、「風邪ひけば、桶屋ならぬネピアが儲かる」って諺アレンジを、今、思いつきました。

今週のNOVAの脳内は、花粉症に乗っ取られてしまい、げんとくんが鎮静化してしまった感じです。頑張れ、げんとくん、悪い花粉症をやっつけるんだ! って、本気でつぶやいたりしています。
何しろ、げんとくんは今や西都の守護神ですからね。それが証拠に、げんとくんが出なかった週は、西都が代表戦で負けていますから。
NOVAはもちろん西都住人ですから、げんとくんを応援します。だから、げんとくんが勝てば、花粉症も治る、と信じてる。負けたら? ビルドが花粉症を治してくれるなら、そっちを応援してもいいよ。

って、これって、ビルドの感想でしたっけ。
確か、フラッシュだったような。
これだけ集中できないのも全ては花粉症の奴が悪い(以下、好きなだけループ)。

と、今週は花粉症で頭がぐるぐる渦巻いて、躁状態むき出しってなもんで(受験後だったのが幸い)、集中できないでいます。
まあ、鬱で気力減退よりはマシなのですが、ムダに気力が高ぶって、どこかで建設的に吐き出さないと、抑えが効かない状態。
ハザード暴走よりは、自我がある分、マシなのですが、どちらかと言えば、佐藤太郎になったような気分ですね。来週のラビットラビットは、そういうトーンなのかな。


……って、フラッシュのことを書かないと。

まあ、ストーリー的には、いろいろ懐かしいなあという気になった程度で、知っていることの確認程度なんですが、ロニーの死と、フラッシュがシュタイン教授を助けたシーンを見て、教授が実時間で3ヶ月前に、本国の放送でお亡くなりになったことを思い出して、涙目になりました。

これも全ては花粉症の奴が悪い(しつこい)。
いや、シュタイン教授のドラマ内での死に、花粉症は関係ないと思うんですけどね。何だか、何でもかんでも花粉症のせいにしたくなる気分なわけですよ。


こんな取り留めのない書き込みですが、「NOVAの奴も大変だなあ」と思って下さりつつ、ハイテンションのネタ芸に思わずクスリと笑って下されば、書いた甲斐があるというものです(突然、卑屈な土下座モード)。

今のは、花粉症じゃなくて、脳内げんとくんが悪い。

PS.ゴジラ感想についてもコメント入れたいのですが、今の頭じゃ、見ていない作品に対して、あれこれ調べたり、文面じっくり読んで、ストーリーや場面を推測するしたり、関連作品(前日譚である小説版。読了済)との比較検討など、普段はできそうなことが全くできないです。
集中力とか論理性を司る回路があまり働かず、ただ勢いだけが空回りしている感なので、冗談ネタはポンポン出てくるのですが、いつもにも増して、考えずに書いていると自覚します。
これ以上、情緒不安定モードを見せても仕方ないので、来週また元気な姿、じゃなくて、冷静で真っ当な書き込みをお見せできればなあ、と。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/15 (Thu) 16:18:12

 花粉症の時期はNOVAさんが毎年大変そうで、しかも仕事的にはスタートアップでいろいろ大変。重なるのはつらいだろうなと心配しつつも、こればっかりはどうしたらいいといったことは思いつけず、「くれぐれもご自愛ください」といったことしか申し上げられません。

 ともかく、フラッシュ2のDVD・TV比較検証(?)などをば。

●フラッシュ2

 TV放映分でのカットの有無については、NOVAさんも確認された通りでした。私のほうはTV放映分のをCMカット、PCでDVDの第1話とTV録画分を同時にスタートさせて、細かい点でも差異がないか見てみました。

 結果、(わずかな見落としもなかったとすれば)全く同一だと確認できた次第です。台詞も一言も漏れがなかった。あえて相違点を挙げるなら、TV放映では本編開始時にサブタイトルが出ることと、EDが曲は同じながら背景の絵とキャストのテロップが違うことくらい。

 おそらく第2話以降も特にカットなどはしないんじゃないかと思います。放送時間枠はたっぷり取ってあるようですんで、面倒くさいカットなどする必要がなさそうです。もし今後、カットがあるとすれば世間を騒がした事故や事件、災害などで控えるべき表現が出てきたときくらいでしょう。

 しかし、NOVAさんも言及されておいでのアローとのクロスオーバー回がどうなるかですね。アロー分をやらないと意味不明になるエピソードではあるものの、しかしアロー分はアローを知らないと分からない描写があるし(これは自分自身、痛感した)、判断が難しそうです。個人的希望ではアロー分を入れて欲しいですが(フラッシュ人気が高まって、アロー含むアメコミ系放映が増えて欲しい)、どうなりますやら。

 比較検証はこれくらいにして、第1話再視聴の感想。私のほうも、「ああ、こういう話だったよな」という感慨は湧いてくるものの、「そうか、そう来たか」みたいな、視聴直後の興奮はやはり低めになりました。ですが、やはり2回目だと気が付く点や、想像・妄想が広がる点もありました(なので、やっぱり放映に合わせて観ておこうと思う次第)。

 具体的に何かと申せば、第1話冒頭のバリーの妄想シーンですね。バリーとして前回ラストからの世界が「こうだったらよかったのに」という妄想で描かれてから、現実の孤独なバリーが描かれる。これ、もちろんDVDで初めて観たときにフラッシュ1のラストからの悲劇的結末、バリーの孤独感などが印象的でした。

 しかし、フラッシュ2を観終え、3を軽く予習してから観てみると、「この冒頭の妄想シーンが、後で歴史改変により半ば現実となるわけか」と思えて来ました。バリーが望むままに世界を変えられるわけではないですが、過去の嫌な事象を変えてしまう、後悔先に立てるみたいなことで、出来事の方向を変えてしまうようになるのが2のラストのバリーでした。そして予習によれば、そのせいで3の冒頭からはえらいことになってるようです。

 一方、改めてですが1との違いも感じます。特に悪役・敵役ですね。1だと、粒子加速器の事故に巻き込まれてメタヒューマン化し、結果として社会に受け入れられないマイノリティになって、あれこれあがいていた印象があります。敵役については、一人ひとりのドラマといったところですね。1の全編通しての敵役である偽ウェルズ=イオバード・ソーンも孤独な男でした。

 2になると、ズームを首領とする敵チームとの戦いになります(異なる時間軸の自分まで身を挺して協力するし)。ズームは手下に対して、脅して無理矢理従わせている面はもちろんありますが、しかし受け皿ともなっているように感じます。「その力、嫌われているんだろう? だがな、俺はお前の力を認める。お前が必要だ。俺が力を貸してやる。その力、思う存分振るってみたくはないか?」みたいことですね。

 なんだか第1話の感想から外れてきていますが、1話はフラッシュ1ラストのクリフハンガーの結末と、新たな敵の出現、特にラスボスを暗示するという、前作との橋渡しみたいな回ですので、どうもこんな感じの感想になります。

●ゴジラ怪獣惑星

 NOVAさんが未見ということをうっかりしておりまして(なんとなく、自分が観たものはたいていNOVAさんはとっくに観ておられるという気がしてまして ^^;)、内容が分かっている前提で気になった点をあれこれ書き散らしてしまいました。改めて、自分なりの要約も書いてみたいと思います。

 前日譚となる小説版は読んでお出でとのこと、私は未読のため、前日譚を踏まえることができません。言わずもがなのことや、勘違いなことを書いてしまいましたら、ご容赦のほどを。

1.移民に失敗した移民船団
 冒頭、地球から系外惑星への移民船団が描かれ、移住しようとした惑星が居住に適さないことが判明。既に船内は物資等が枯渇して飢餓や疫病が蔓延、あと数年で全て尽きるといった絶望的な状況。
 主人公は単独で何かに対して反旗を翻し、武装して反乱を起こしている模様。その理由はすぐに明らかに。

2.高齢者の惑星降下強行と爆発事故
 しかし、高齢者のみから成るグループが惑星降下を試みる。主人公は止めようとするが(主人公の反乱はこのため)、降下グループは「もういい、疲れた」「死ぬのなら大地の上で」などと言い、母船を離れて降下艇で惑星に降りていく。
 しかし、大気圏突入中に艇が爆発、全員死亡する。この後で明らかになるのが、惑星降下組の高齢者は主人公の親世代で、主人公は彼らに親に対するような感情を抱いていた模様。当然、主人公は激怒、さらに後で降下中の爆発事故が人為的なもの(食料含む物資の延命を図った)疑惑が出て、主人公の怒りはさらに深まる。

3.地球脱出の回想
 その主人公の親は、20年前の地球脱出の際、脱出船へ向かうバスで移動中に、ゴジラに襲われて死亡している。それを幼い主人公は目撃していた。

 これらが主人公のゴジラに対する感情や、あくまでもゴジラを殺そうとする動機となっているようです。

4.移民船団に流布するゴジラ退治の怪文書
 移民船団内にもネットがあるようで、核の集中砲火にも耐えるゴジラの弱点を示す論文が流されては削除措置を受けていることが描写される。この論文の執筆者が実は主人公。

5.地球への帰還とゴジラ再発見
 策定した惑星への移民は失敗であり、別の系外惑星の発見も絶望的となる中、論文の影響により、地球に帰還してゴジラを退治すれば望みはあるということになり、地球への帰還が決定。
 船内時間で20年もかかった往路の困難に比して、復路は意外なまで容易で、極めて短時日で地球に帰還。この時点では地球での経過時間は約1万年と推定。無人探査船を地球に降下させるが、ゴジラを発見する。

 このときの主人公の気持ちは複雑に見えました。1万年経ってもまだゴジラがいるのかという絶望と同時に、しかしそれならゴジラをこの手で殺せるという(ある種の不毛な)闘志が湧きあがって来る感じでした。

6.降下作戦の失敗から撤退、それが変じてゴジラ撃滅戦
 ゴジラ撃滅のため、まず調査を主目的とする部隊が地球に降下(降りてみると2万年経過と判明だけど、割とどうでもいい感じ)。これに主人公がゴジラの弱点を解析した/できる者として同行する。がしかし、ゴジラ類似生物に襲われ、主たる部隊が大被害を受け、隊長は母船への帰還を決定。
 しかし、撤退のための全部隊合流中にゴジラの襲撃を受け、母船への帰還が不可能となる。しかし主人公はこの襲撃を利用してゴジラのデータ取りに成功、正確なゴジラのウィークポイントを掴む。これにより主人公に指揮権が委譲され、ゴジラ撃滅戦実施へ。
 主人公は全攻撃機・装備はもとより、降下船まで使い捨てにする戦術を実施、味方に大被害を出しつつも、ゴジラの弱点を突く攻撃に成功。

 この辺りになると、主人公が仲間の命やゴジラを倒した後のことを何も考えていない感じで、何かに取り憑かれているような印象さえありました(たぶん、戦闘の緊迫感で観客を乗せつつも、後でじわーっと疑問を抱かせるような狙いがあるんだと思う)。
 また、地球に降下した直後、朽ちたビル街のようなものを発見するんですが(ビルに取り憑いた植物が化石したものらしい、元のビルは既に崩壊)、そこでようやく主人公は喜びの涙を流すんですね。
 もしかすると、主人公のゴジラへの憎悪≒自然への憎悪、みたいな暗示かもしれません。降下作戦で、地球上陸ポイントを作るため、絨毯爆撃で大地を焼き払ったりしてました。それも同じ狙いの描写かもしれません。

7.かりそめの勝利と超巨大ゴジラの出現
 ゴジラは倒したのもつかの間、体躯が数倍の超巨大ゴジラが出現、残存部隊を一撃でほぼ一掃してしまう。主人公も吹き飛ばされ、意識を取り戻すと正体不明の少女に看病されていたらしい、で終わる。

 たぶん、謎の少女は「地球に残り、ゴジラのいる地球環境に適応した人類」といった、主人公に対するアンチテーゼのシンボルキャラなんでしょう。第2部はそういう話なのかな。そして第3部完結編でそこもひっくり返して、なんだろうか。脚本家の虚淵玄さんの作風って、そういうものらしいので。

Re: 3月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/03/16 (Fri) 08:59:24

何度もお邪魔して恐縮だと思いつつ、思考の整理のために、この場を利用させていただければ、と。

★フラッシュ2

今回、K.Kさんの、放送カットがないかの検証作業の具体的なやり方をうかがって、ほほう、そういうやり方があったのか、と感心しました。

うちは割と記憶頼りで済ませるので、
どうしても必要と考えた時だけ、セリフとかシーン構成順とか、紙に書き取りながら気付いたことをまとめる手法も取るのですが、
まあ、そこまですると当然時間が掛かるので(自分のサイトを立ち上げて3年めぐらいまでは、毎週そうしてた。若かったから、できたことなんだなあ)、だんだん、違うやり方なども模索しつつ、今に至る、と。

そのやり方の変遷なんかを振り返るのも一興なんでしょうが、それも手間取りそうなので今はパス。

ここで大事なのは、「たぶん、K.Kさんには手慣れた機械を使った、当然の作業」が、NOVAには今まで思いついたこともなかった新鮮なやり方に読み取れたこと。
いや、単にそういう機械を使えば簡単じゃん、と他人様の方法論をあまり気にも留めない(価値を感じない)人が世の中多い中で、「いや、そういうことを思いついて、実際に試しにやってみたのが面白い」とか、まあ、理系的な実験精神というか、個々のノウハウ、手法の違いというのが話題に飛び出したのが、結論よりも興味深く感じ入った次第。

あと、バリーの序盤の妄想が、シーズンラストの歴史改変につながり得る「ただの妄想ではなくて伏線なんだ」という読み解きは、おお、確かに、ポンッと手を打ちました。
こういうのは、もしかすると海外の制作スタッフのインタビュー記事とかで、「脚本にはこういう意図があって、最後にこう繋がってくる」とか語られているのかもしれないけど、
そして日本の特撮ヒーローだと「専門雑誌やら公式サイトやらなんかで、こちらが読み取る前に製作者が語って、それを元に意見を組み立てることも容易」なんですが、
K.Kさんは、良い意味でのジャンルの素人さん、新鮮な感じ方のできる入門者なので、ご自分でいろいろ発見しようと頑張ってらっしゃる。まあ、これは自分のサイト開設の3年間の「時間はかかるけど、思い入れやら作品愛やら実験的試みをあれこれ頑張ってきて、ふと何かに気づく」のが楽しかった頃に似ているなあ、と。

ただ、フラッシュとかアメコミヒーローに関しては、ぼくもK.Kさんと同時期に(日本で第1シーズン放送が始まった2016年)入門したので、専門家ぶるほどではないのですが、
時期の点では、ぼくは「日本の特撮ヒーローやパワーレンジャー、東映と過去のマーベル社との関係」といった知識、ノウハウの助けを応用しながら読み解くとか情報収集を模索していたり、近年のアメコミチームヒーロー隆盛の突端を開いた、マーベルの『アベンジャーズ』(2012)から、ぼくはこの界隈に踏み込んだ形なので、
ある程度、固まった方法論に縛られる気があって、そこに、ぼくでは気づかなかった視点などを示していただけると、ああ、こういうのが掲示板の醍醐味だなあ、と感じ入ったりも。

★掲示板上の人間関係

あ、それと、うちの特撮掲示板で、ぼくにフラッシュの放送の話をしてくれたあずさんという方がいるのですが、ぼくも彼からアメコミヒーローの話を機会があれば、いろいろお聞きしたいと思いつつ、果たせないままになっているので、この場で噂にしてみます。
ええと、これは本人には直接伝えていないのですが、まあ、うちの掲示板の人間関係に精力的に貢献して下さった方(ぼくの代わりに、新人で慣れていない客人に積極的に声掛けしてくれたり、とか、管理人とは違う横の交流みたいなものを進めてくれた)なので感謝しつつ、昨年の11月辺りから書き込みが途絶えたわけで、
もちろん、本人なりに諸事情あってのことだし、基本は去る者は追わず、の精神でクールに振る舞いつつ、今もいる人に温和に振る舞うのが吉、と思いながら、上手く行ったり、行かなかったり、それでも書き込んでくれる方々に感謝の精神だけは示さないと、とか、
で、あずさんの話ですが、もしも時間の都合で書き込みできないけど、今もROMしているとか、そういうことであれば、まあ、噂をすれば、ひょっこり顔を出してくれるかもしれないなあ、と期待してのことです。

まあ、出してくれないにしても、そういう人がいたことは、アメコミヒーロー話をする上で、K.Kさんにも知っていただきたいと思ったわけだし、
もちろん、K.Kさんが、うちのサイトの掲示板のことはご存知ですので、彼のことも知っている可能性は十分あるのでしょうが、
表面上、いなくなったように見える人を、気にしすぎも良くないし(とりわけ掲示板管理人はいる人優先であって、いちいち、いなくなった人への未練は書くべきでない。掲示板の空気が悪くなる)、だからと言って、何も気にしていない、気づかないとなると冷たいと思うわけだし、その辺はこっそり気づかいぐらいは口にしてみる、と。

これは、ついでですから、たささんについても書いてみよう。本人のいると分かっている前で。
ええと、まあ、ここの掲示板のできたきっかけが、流転氏ですから、彼がらみであれこれ説教モードに付き合ってくれて、お互い大変だなあ、と変な連帯意識はみんなあったと思うんです。
流転氏は、ああいう人だから、もうみんなから小言をあれこれ言われて(明らかに年下のサトキ氏まで、流転氏への助言とか、割と言いたい放題だった)、要するに説教誘発フェロモンを発散している男なんですね。
不毛だと知りつつ、ついつい口を出したくなる、おそらく、たささんも、そういう罠にはまって、抜け出せない自己嫌悪の時期もクリアしながら、いろいろあったんだろう、と推測します。
で、流転氏の話題は不毛なのでここでは置いておいて、たささんとはそういうのとは関係ないところ、具体的にはツイッターのニチアサトークで、ぼくと毎週同じくらいの時間に、相互フォローの関係でやりとりしてきたので、ぼくにとっては毎度おなじみ、の人感覚なんですが、

最近、ここや、うちの掲示板(特撮および、ネタ提供いただいたシンカリオン)に復帰され、精力的に書き込まれるようになっている。
まあ、ここでのガンダムビルドファイターズ紹介が持ちネタみたいになって、そこからの流れを糸口に、ということだし、ぼくなんかは話し相手が増えて歓迎、の立場です。おまけに、シンカリオンの最近のぼくのミスとか、いろいろとフォローをいただいて、まあ、あれは赤面。

「よっしゃ、女の子キター」とか言って、それを祈念して新スレ立てたら、「実は男だった」という(爆)。
いやあ、ぼくの長いシンカリオン生活(2ヶ月ちょっと)で、こんな重大なミスをしたのは初めてだ。
何てこった。こいつは伝説になるぜ。

ちょっと頭の中にげんとくんが住みついたからか(現在、花粉症とげんとくんの代表戦が脳内展開中。勝った方がNOVA脳内のパンドラボックスを開く。中から何が飛び出すか分からないけど)、自分自身がシリアスコメディアンになっている気分ですね。

まあ、それで笑えたらいいか、と言う程度には、開き直れるようになってるのですけどね。
ミスしても、よっしゃラッキー、と返せるポジティブ精神は、終了した番組主人公から継承しつつ(ブログなんかで使ってみると、結構、便利なフレーズ。驚いたときの「伝説」なんかと同じで、こういう定型句は、結構ハマるものと分かった)、まあ、他人に明らかに迷惑をかけたり、被害が拡大した時にまで、よっしゃラッキーは、そりゃないだろう。

生徒「先生、テストで間違えました」
先生「よっしゃ、ラッキー(自分が教えてあげられる)」
は、言っちゃいけないですしね。

って、たささんとは、シンカリオンで、お世話になってます、という話でした。本当に、シンカリオンは小学生主人公なので、ぼくの「教師ネタ」という新しい芸風を刺激してくれていますし。
フラッシュとは似た意味でも、懐かしいジャンルでありながら今風にブラッシュアップされて新鮮って感覚です。
これも、先に紹介してくれた方にフォローいただけるという、自分自身、入門するのに安心感がありますしね。

一応、どんな場でも、3人寄れば、と諺を出してみる。
二人でキャッチボールも楽しいのですが、何となく話題が固まりすぎて、刺激的な番組ならともかく、一度飽きが来ると、空気が淀む。ここは、まだ、そうなってなかったというか、牙狼とか、フラッシュとか、探求テーマがその都度あったからいいんだけど、どちらも消えた時期は、コードMとかあったにせよ、やや精彩に欠けたかな、と。
その時期の場つなぎは、K.Kさんが指輪やホビットに目を向けて、ぼくの懐古癖を刺激してくださり、ぼくの方は、コードMと、現在隠密チーム風味で共通するアローとの関連性などで、とりあえず興味を持続できたかな、と。
アローやコードMは、どちらも話が重く、繰り返し何度も見たくなる作風ではあまりありませんが(意外な展開とか、初見の楽しみはある)、感情移入させたヒロインキャラをシーン終盤で殺したり、次シーズンが気になる引きで締めてくる。
まあ、コードMよりは牙狼の方が見たいので、「コードM第2期」が始まります、と言われても、単純に喜べないのですが(その間は、牙狼が準備期間だろうから、場つなぎ程度の認識)、キャラ間の人間関係が淡白すぎるのが、もっと改善されたら面白くなるかな。あと、銃器よりは接近戦多用の方がアクション映えすると思うけど、この辺は時代劇とか昔の仮面ライダーみたいな剣劇、格闘路線を愛するNOVAのセンスの問題かな。

で、そういう話で、ここ2年ほどやってきた当掲示板ですが、たささんの復帰で、3人いると、また話が広がって面白くなる、と思ってます。とりあえず、4月からのガンダム関連は、たささん主導がいいんじゃないかなあ、と提案してみます。というか、ここまでそうなってたし、あえて役割を明確にして、今までどおりの流れに大義名分を、と。
管理されるK.Kさんも、話題に応じるのが大変じゃなかろうか、と気にはしつつ、その辺はリアルライフの実務経験などもいろいろお持ちでしょうから、うまくタスク管理することで対処されることを期待しております。
適度にペースアップとペースダウンを取り混ぜながら、楽しい場の維持を頑張っていただければ、と。こちらも、
可能な限りの協力、書き込みなど、来年度も協力させてもらいます。何より、自分が管理運営(マスタリング)しなくて済むのは気楽でいいですし。

以上、僭越ながら、年度末から新年度にかけての総括&今後の指針なんかを、適当に書いてみました。この時期、そうしたくなったので(去年もやっていたかどうかは、さておき)

PS.今朝は、雨が降っているからか、花粉が少ない感じで、目覚めスッキリ。げんとくんも大人しくしているのか、理路整然モードじゃないかな。
明日も、明後日も、来週も、花粉がなければいいなあ。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/17 (Sat) 19:45:20

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●牙狼VL(第22話 UTOPIA)

 私は前回でクイーンが退場と思ってがっかりしたんですが、今話で勘違いと確認できてほっとしています。前話ので描写からのNOVAさんの推測としてはクイーンが止めを刺される前に転送されたというもので、その通りでした。これは私としても嬉しい展開で、気になる点があるとしたら残り話数の少なさによる尻切れトンボなどです。

 OP前の冒頭は、ホラー化したマーティンについて、ホラー三剣から簡単なまとめになってました。以前からのことと今話も踏まえると、マーティンは、

1.早熟の超天才で、ホラーが利用できる発明を理論的に完成させていた。
2.そこでホラーを支配できる指輪を与え(ここが目的がいまいち不明)、
3.発明の実現と見せかけて、ホラーの望むシステム開発を行わせ(人間の大企業が支援?)、
4.開発完了すると用済みのマーティンをキングが食らってホラーとして実体化

という利用のされ方をしたことになるかな。ソフィは(何らかの超常能力を持つらしいものの)、陰我のないマーティンにキングが取り憑くために利用されたということなんだろう。

 こうまとめてみてもやっぱり分からないのが、マーティンが指輪を与えられている点と、キング顕現の依り代とされた点です。ホラーが進めようとしたシステムの開発の中核技術を発明したことを利用するのはいいとして、ホラーを支配する力を与えてみたり、おそらくは最重要ホラーと思しきキングの依り代にするといった、ホラーから特別扱いされる理由がちょっと分からない。

 牙狼1stですとヒロインのカオルは最初はホラーの血を浴びたことでタイムリミットが生じたことを発端に、自然に深く関わって行ったわけですし、カロルの親と鋼牙の親に関わりがあることが示されるなど陰我ではない因果があったということで、必然性の雰囲気は出せていたように思います。

 現時点のVLだとちょっとそこが弱いような気がします。マーティンとソフィに何らかのホラーと関わらざるを得ない必然性を感じるようなイベントとか、設定があったらよかったかなと。そういうものがあれば、そこに勝利条件とかも細かく設定できてくるでしょうし。そうではなく、マーティンやソフィがいわゆるマクガフィンとなっているような印象があります。もったいないなあと思うわけで、以下略。

 愚痴はともかく、OP曲後の本編。腹にマーティンをまだ収めたままらしいホラー キング(でいいはず、ビショップがそう呼んでた)。声は聞き覚えあるなと思ったら、ドラゴンボールのフリーザの人ですよね。普段の声音は優しいが実は恐るべきラスボスというキャラには適した声優さんなんだろう。

 自分のせいで兄マーティンがとへたり込むソフィ、そこへようやくソード登場。がしかし、キングは余裕で迎え、体内でなんとかあらがおうとするマーティンを取り込み、完全吸収したらしい。この状況に、ソードがいつにない怒気を見せていた気がします。犠牲になるのが子どもだと許さないのは、たぶん子煩悩体質だからなんだろう。

 キングが強力なのを見て取ったのか、ソードはソフィを連れていったん撤退。しかし、エルドラドはキングの庭であるようで、厳しくソードらを追撃してくる。派手に街を壊しての攻撃ですから、エルドラドという街がもう不要なんでしょうね。大事なのはエルドネットと、それに仕込んだシステムのようです。この後のシーンで全世界で発動させて、大勢をとりこんでました。

 その様子を中央ビル拠点で見守るビショップ、そこへクイーンがまだ満身創痍といった感じで入って来る。ここは予想が外れて嬉しい展開でした。まだクイーンについて食い足りてないですから。きちんと暴れて欲しい。一方、ジーナとルークは人間の生存者の避難を誘導にかかりますが、そこへエンジンの爆音。

 これは直後にはっきりとザルバイクだと示されるわけですが、ザルバ生存についは嬉しいながら、なぜあれで生き残っているのか、牙狼1stのときみたいな記憶を失うといった喪失はないのか等々の不満もあります。こういう生き残り方をしていいのは、敵役・悪役だけなんじゃないかなあ。

 ともかく、ソフィを連れて逃れようとするソードを取り囲む素体ホラーの大群で絶体絶命、そこへザルバイクがホラーを蹴散らしつつ救援に入る(この描写自体は、好みの燃える展開)。ザルバは指輪ではなくバイクの何かとして復活した感じですが、どうなってるんだろう。

 ザルバイクの機動力があれば脱出は可能のようで、ソードとソフィはホラーの大群を容易くかわして、どうやら対岸までたどり着ける模様ですね。これを眺めてキングは「いつの世も我に楯突くか(、黄金騎士よ)」と呟いただけ、どうも大して眼中にないようですね。おそらく、自分の実力に自信があること、今回の計画にも自信があること、それとキング自体は不滅の何かなので、何度失敗しても復活してやり直せることがあるんじゃないかと思います。

 CM後、(おそらくジーナ・ルークの誘導で)対岸へ避難したらしい群衆と一緒に、ザルバイクで低速移動するソードとソフィ。ここでちょっとだけザルバが復活できた理由を説明してくれてますが、ジーナがボディを用意していた、というだけのもの。主に戦闘で用意周到らしきところを垣間見せたジーナですが、さすがにここまでだとちょっとなあという感じがしてしまいます。それはともかく、やはりザルバは指輪ではない何かかなり大きめのものになってますね。これ、なんだろう?

 それはさておき、キング攻略の糸口が見いだせないソードら。一方、キングは予定通りといった感じで、エルドネットのシステムを全世界的に展開、多数の人間の魂を抜き取っている。それにしても、被害者がいるのがなぜ観光地ばかりなんだろう?

 この事態をソードらに急報したのがネット内で頑張ってるらしいリジーで、ユーザーがアプリ起動してなくても人間が魂を抜き取られること、そのたびにエルドネットが大きくなること(いわゆるネズミ算式?)とのことで、下手すると一両日中に世界中の人間がいなくなりそうな勢いですね。システムを停止させるには、プログラム中枢を停止させなきゃいけないんだけど、アクセス権限を持っていて現在活動可能なのがソフィというわけですか。

 そのソフィはというと、極端に落ち込んでいるわけで、またもやここはザルバの出番。がしかし、最終的に立ち直らせたのは石が赤く光ったからか。一瞬、「このペンダント、なんだっけ?」と思ったんですが、ジーナの修行のときにもらった石のようですね。確か、大きな力あるんだったか。

 立ち直ったソフィを加えて、反攻作戦開始と思った途端、ソードらを襲う謎の閃光、なんだと思ったらナイトの太刀筋でしたか(持ってたの、薙刀でいいのかな? それとも青龍刀とか?)。ジーナ&ルークで食い止めて、ソードは中央ビルへ、となるわけですが、さらにクイーンがナイトの加勢に。これは戦力的にまずい、と思ったところで次回へ。

 EDロールを見ると、脚本が「村越繁」さんとなってて、ウィキペディアで確認すると第2話「LUKE」や第11話「KIDNAP」などの担当になってますね。キャラを立てたり、イベントからイベントへテンポよくつなげるのが得意な脚本家なのかしらん。次回第23話は「MY SISTER」ですか。マーティン、ソードに関係ありそうなサブタイトルですが、相変わらず断片的な予告映像からはあまり内容が読み取れず。

●その他諸々

 光栄にも、フラッシュ2第1話のカット検証について「たぶん、K.Kさんには手慣れた機械を使った、当然の作業」と言って頂いたのですが、そう言われるとやはり正直に実態を申し上げないとバチが当たりそうで(^^;。

 ここに書いたのは、CMカットして本編時間を比べたことと、TVとDVDを同時に再生したみたことだけなんですが、実はそこに至るのは紆余曲折、とても「当然の作業」とはいきませんでした。

 まず、NOVAさんのカットへの懸念を拝読してそれもそうだ、確認しておかなくちゃと思ったものの、具体的な方法が思いつかない。しかし「これではダメだ」という方法はすぐ思い浮かびます。

 通しで両方を観てみて、思い出して比較というのは自分には絶対無理。これは記憶力が引くことはもちろん、それに加えてフラッシュ(やアロー等、アメコミ系ドラマ)の観かたが未だ分かっておらず、見ながら整理して頭に入れておくことができないのも大きいです(この点も良く取ってもらえて、「良い意味でのジャンルの素人さん」と仰ってもらえてるわけではあるんですが)。

 では、両方をちょっとずつ見て比べることはできるか。できるかどうか悩んでても仕方ない、実際にやってみました。すぐに混乱して断念しました。

 じゃあ何か別の比べ方はないかと思い、比べる指標を本編時間にしたらと思い付き、TV録画分からCMカット編集してみて、本編時間がDVDとほぼ同じ43分と分かり、大きなカットはなさそうだと判断した次第。

 しかしいかんせん分単位の比較、もし数秒とかのカットなどがあっても分からない。重要な台詞を無雑作にカットしてあるかもしれない。じゃあ同時に流してみたらどうかと思いつきました。幸い、PCモニタとTVは同じ視界になんとかはいる位置にある。音声は最初、二重ヘッドフォン(仮称)を使ってみました。

 二重ヘッドフォンとは、まずイヤホン型、その上からオープンエア型のヘッドフォンを使うというものです。以前にうっかりイヤホン型ヘッドフォンでTV聞いているのを忘れて、PCからオープンエア型ヘッドフォンをかけ、音声が双方から聞こえて混乱したことがあります(つまり、今回思いついてはいない)。

 で、それでTV、PCから音声を聞いてみたわけですが、前にそうやって混乱したことをすっかり忘れておりました。今回は同じフラッシュではあるんですが、さすがにハモるがごとくにぴったりタイミングを合わせて再生できるわけではありません。なにせタイミング合わせが手動ですので。タイミングがずれた同じ音声が時間差で聞こえ、どっちがどっちだか分からなくなる。この方法も失敗、断念。

 もう駄目だ、比べるなんて無理だと絶望しそうになったんですが、ややあってから「もしかしてPCを左耳で、TVを右耳で聞いたらなんとかなるんじゃないか」と思い、やはりヘッドフォン2つ使ってやってみて、なんとか比較できた次第です(それでもかなり混乱し、感想を書くには観なおさぜるを得なかったorz)。
(これに限らず、日常~人生全般までがおおむねこういう感じ。)


 そういう情けないことはこのくらいにしまして、たささんは以前はここで多砂さんとして書き込んで頂いてますね。ちょっと調べると、遅くとも2010年からでしょうか。あるアニメで絵がおかしいと思い、ここで話題に出してみると、詳しい検討結果を多砂さんから聞かせてもらえまして、大変助かったと同時に、そちら方面にも詳しい方だなと感心した覚えがあります。それ以外にも、語学関係も詳しい方らしいとも。

 観ている番組やネット情報も私はもとより、NOVAさんも未チェックだったものをご教示くださることも多いので、助かりますね。最近だと、ガンプラビルダーズ関連は教えてもらわなかったら未だ観ておらず、TVで3期目が始まるときにようやく気が付いた可能性が大な気がします。その他にも未見のアニメを紹介してもらったと思うと、自分が気になっていたものをご覧になった感想を頂いたり。

 チェックしている情報的にも広がるわけなんですが、会話が2人から3人に増えると、話し方の構造が一気に増えるのもいい影響になっているかもしれません。2人だと会話は1通りしかないですね。2人だと6通りに増える(三角形の頂点から他の頂点へ伸ばせる線の種類だけある)。3人寄るといろいろいいことがあるってことですね。


 仮面ライダービルドの感想等につきましては、また後日書きたいと思います。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/19 (Mon) 19:21:37

 感想の続きです。

●仮面ライダービルド(第27話:逆襲のヒーロー)

 前回、西都首相が初戦のエンジンブロス敗退でさほど悔しがってないのは、次にヘルブロスを出せると分かっていたからなどと憶測を述べましたが、思いっきり間違ってましたorz。今話冒頭で西都首相がヘルブロス登場に驚いており、(劇場版のいきさつ含めて?)知らなかったようですね。

 TV本編前にネット動画前後編について。前編では仮想スマッシュによる模擬戦、後編ではバイカイザーと思いきや、実はネビュラヘルブロスなる試作ヘルブロスで、ビルドのデータ採取をしていたようですね。内海が手配したものですが、黒幕は難波会長ではなくスタークらしい。
(難波会長の指示だとしても、かなりスタークに一任しているような気がする。)
(ネビュラヘルブロスの変身が解けたとき、内海が「ネビュラガスの影響で」と言ってた点、ちょっと気になる。その台詞で戦兎が内海の手配でヘルブロスが現れたこと、気が付いたんじゃないかしらん。)

 しかし、内海も何か思うところがある様子で、難波会長の思惑~スタークの思惑~内海の思惑がそれぞれずれていそう。そのことがTV本編に直接出てくるかどうかは分かりませんが、内海の動向が気になる作りの前後編でした。それとは別に気になるのが、ネビュラヘルブロスになっていたのが見知らぬ男だった点ですね。

 内海もヘルブロス化できてますし、ヘルブロスになれる人材は割といそう。ということは、後の感想でも述べますが、ブロス兄弟が自分たちを貴重な人材だと思い、簡単に処分されたりしないというのが思い込みで、実は近いうちに使い捨てられるんじゃないかという不安です。

 ともかく本編の感想。冒頭、全話からの続きで、クローズ vs ヘルブロス。この一戦の間に紗羽が奪取したデータをライダーローグに入力して、という段取りのようですね。敵さんも割とぎりぎりの作戦展開らしい。龍我は前話で「負ける気が」で後が続かなかったんですが、変身してクローズになると踏ん切りがついたのか「負ける気がしねえ」と言い切って、戦闘開始。うん、その単純さがいい持ち味だ。

 一方、バトルを勝って終えたもののボロボロらしい一海に紗羽から連絡が入る。この仕込みが紗羽が単純に裏切ったのではなさそうなことを示していますね。後の難波会長とのやり取りでは、人質を取られているか何かの事情がありそうですし。

 バトルに戻りまして、クローズはなかなかやれている。どうやら実力伯仲か、ややクローズが押し気味の感じです。前話の感想での予想で、クローズ必敗と断定してしまいましたが、そうではなかったのか。なぜクローズがそこまでやれるかの一端が、戦闘中に入った回想シーンで示されてましたね。龍我と一海の会話では、強い思い入れが語られてました。ここまででも、中の人がライダーの強さに影響することがなんどか出てきたと思いますんで、クローズのハザードレベル的な急成長以外に、中の人のど根性もあるんだろう。

 が、メンタルによる強さはメンタルが揺さぶられると崩れるわけで、ヘルブロス(鷲尾風)はこの戦いに敗れると、西都に戻され拘束された弟(雷)が処分されるとほのめかす。まあ、そういう事情聞いちゃうと龍我が全力出せるわけないですな。単純だから疑わないし。まんまと乗せられて、そのままクローズ負けちゃったよ。

 すると案の定、弟(雷)が出てきて、兄(風)と一緒に、「やーいやーい騙されてやんの、俺たち貴重なんだから処分されるわけないじゃん」と来やがった。いやいやブロス兄弟、難波会長やらスタークがそんなに甘いわけないんだが、ヘルブロスって割と誰でもなれるみたいだし。

 それにしても器がちっちゃく、考えも足りないな。ちょっと有利になると舞い上がって自慢するとはなあ。ここは騙したままにしておいて、恩を感じた振りもして、今後のここぞというときに隙を突くもんだろう。一方、龍我は「騙された俺が悪い、後はあいつ(戦兎)がやってくれる」と単純ながらも器の大きいところを見せてくれました。

 ともかく、これで1勝1敗の五分。そこへ紗羽がビルドのデータを持って難波の元に。席を外す内海と残る紗羽がなにやら微妙な目配せで、いろいろ裏がありそう。紗羽は難波会長に「約束は守って頂けますか」と迫るが(何の約束だろう?)、難波会長は「データが正しいと確認できてからだ」と。こういう信用しない性格では、利用されるほうはがんじがらめだし、隙も見つけにくいんだろう。

 第3戦に臨む幻徳は復讐より大義とか言ってますが、どういう大義なんだろう。日本再統一でいいのかな。どうも建前に流れてる感じで、こういうキャラは弱いのが相場なんだけど。戦兎は龍我の分も勝つと個人間の情を表明、一方、一海はグリスに変身してどこかの建物に侵入、とあちこちで目まぐるしい動きですね。

 そしていよいよ第3戦、ラストバトル、ビルド vs ローグ。舌戦や意味ありげな回想を交えつつ、緒戦はローグ優勢。ノーマルのビルドだから当然か。が、ビルドがハザードに加えて新開発のラビットラビット(?)を使用すると一気に形勢逆転。ローグが全く歯が立たず、この時点でローグには新装備対策がしてあると思ってましたんで、「ローグの三日天下終わったな」と思いました。

 それにしても謎なのが新ビルドを見た西都首相の、

「あれがギュインギュインのズドドドドドド…」

なる台詞。何を知ってて、どう状況を理解したんだろう? それはともかく、ローグがぶっ飛ばされて壁を突き破った時点でビルドの勝利、と思ったら場外でも続行なのか。ここでようやくローグに新装備対策のプログラムが転送されると。「あっまだローグは未対策バージョンだったのか」とようやく理解しました。場外へ吹き飛ばされたローグが立ち上がって目が怪しく光り、というところで次回へ、ですか。ここからが真剣勝負だったのね。

 次回は「第28話 天才がタンクでやってくる」ですか。なんとなく陽気なサブタイトルですが、映像や音声はビルドの形勢不利、ビルドチームの不和があったり、何より気になったのはスタークの「君は用済みというわけだ」ですね。うーん、用済み扱いされそうなのは複数いますから、いったい誰なんだろう。

Re: 3月のスレッド(2018) - たさくらたすな

2018/03/19 (Mon) 23:26:03

■牙狼VL
 キングが覚醒したらフリーザ様ということであと何回かぐらいは変身のこしてそう、なるほどビショップと声が共通なのはフリーザ様では覚醒前のマーティン声まで流石に当てれないよなぁ、高校生くらいの男子の声がやれないわけじゃないけど声をあてた瞬間に黒幕だってキャストそのものがネタバレになってしまいますか(最近だと子安さんとか緑川さんあたりも、なんでもないモブにこのあたりの役者をあてがうはずないみたいな感じで言われてる意見をみたりもするけど)。
 というのは置いておいてシステム構築者としてのマーティンの能力評価はともかく、K.Kさんの疑問のようになぜキングの依代なのかはいまいち見えません、最強最悪のホラーの依代には陰我のない無垢な存在が必要だとかなのかといえばビショップ、クイーン共々陰我がないことを当てが外れたかのような当初の対応だし。
 で、ソフィーのピンチにソードが駆けつけ、さらに復活のザルバイクとここは素直に嬉しい半面、あれ?記憶はリセットされてないと自分も思ったところ、もっともVLの世界はやや近未来を想定しているみたいで、その辺の技術を踏まえての復活かなと受け止めています。逃げきった後でキングがいつも邪魔ばかりしおるみたいなことを言ったけど黄金騎士に対するものか、それとも本来同じホラーであるザルバに対してか?後者だと魔界での因縁話とか作れそう。

 エルドラドから逃げ遅れた人たちはスマホの画面越しに強制ホラー化、マーティンの研究成果である脳と直結した網膜越しに強制ハッキング。そりゃすごい発明でも業界や学会から危惧されるだろうなって結果がもろ出た形ですね、こうやって観ると俺の発明を認めない奴らめ的な思想が多少なりともあるという部分では頭だけ法師と同じと考えたらまったく陰我がなかった分けでもないだろうにとは思ったりも。
 マーティンを結果的に闇落ちさせたソフィーが、自分でも出きることはやる守るべきものは守ると決意を固めて最終戦に向けてはクイーンとナイトが現れてのところはナイトはルーク、クイーンはジーナな流れになるのかなと予想をしつつルークには父越えをはたして鎧継承の流れまでいってくれたらベタだけど満足かな。

■ライダービルド

 ネットムービー後編。テレビ本編が重々しく流れの半面ネットムービー系の外伝が明るいノリというのは、去年あたりまでのライダー物と逆転してるノリなので珍しいと思ったり。もっとも春映画から続く外伝ムービーに対して今年は春映画が無かったので、ビルドの場合テレビ本編の補完的な内容というところが違うけど。

 前回の雰囲気から龍我負け確定かと思わせておいて実際に負けではあったけど、敵のつぶやき戦法にしてやられたこと、騙されたのは仕方ないと割り切ったあたり負けは負けでも見せ場を作れた負けだったかなと。
 戦兎が過去がどうあれ今の自分の目的を果たす決意とともに龍我への回想をつかってからのラビット^2への変身はそれまでの重たかった流れを一気にかえる雰囲気でしたがラビット^2の幻徳側に渡ってどうなるよってところで続き、カラッとした流れには来週までお預けかといった風合いですね。
 一方で紗羽さんデータは渡してスパイとしての仕事は果たしたけど、あくまでもラビット^2のみでタンク^2のデータは渡してないとかかな仕事はこなすが双方に対しての裏切ってるわけではないよって、だとしたら福岡でやってる裏稼業アニメの博多とんこつラーメンズみたいなやりとりちっくかなと思い浮かべたりも。そして猿渡への頼み事含めて退場しないで生き残ってほしいものです、いや一旦死んだと見せかけて生きてましたって再登場もありか。


・NOVAさんのwikiなり後々調べたら意外な情報がに、軽くのっかってみます。
 脚本家じゃなく漫画のストーリー原作者になるけど、北斗の拳の武論尊氏とファントム無頼の史村翔氏が別ペンネームによる同一人物だと知ったのが意外だったかな、元々はジャンプの専属契約問題があっての別名義ということですが共に小〜中学生にかけて読んでましたが漫画やアニメの場合どうしても絵による情報が強くなるからそれぞれ原哲夫氏と新谷かおる氏のイメージにどうにも引きずられてたせいもあってかまったく当時はそうんな風には思ってなかっただけにかなり驚いたものです。当時ファントム無頼への回顧録だかで自衛隊OBの自分より新谷氏のほうが自衛隊とかの知識に詳しいからびっくりしたみたいなことをいってるのが印象に残ってます。
 

・K.Kさん
> 語学関係も詳しい方らしいとも。
 むむっ、話が大きくなると紛らわせるかもなので訂正しておきますと、雑学的に図書館などを使って語学系の本を読み漁っていた時期はあるけどきちんとに読める話せる語学があるかといえばありません。
 そもそもは家族がフランスに数年行く予定ができてフランス語の教材テキストを購入して勉強していたけど、フランス行き自体が取りやめになったので、いらんからやるの一言でもらったのがきっかけですかね、で、フランス語の綴りで例えば『Qu'est-ce que c'est?(ケスクセ)』のように発音しない音が気になってラテン語の変遷を調べだしたのが始まりでしょうか、用は表記としてはラテン語由来の古い表記方が残ったままなのに口に出す発音が無くなってしまったみたいな、逆にばっさり発音しない字を削って現代向けの表記にしたのがスペイン語イタリア語で、またフランス語同様にポルトガル語もラテン語の特徴を残していて得に外来語としてギリシャ語流入したころの時代のラテン語の特徴が残ってるみたいな感じで読みだしてそこからゲルマン系とかもちょっと調べたりとかですかね。
 たとえば古代ノルド語からゴート語・古ドイツ語あたりを経由してオランダ語古英語の流れを確認しつつ語源の共通する単語の変遷とかを調べたりみたいな感じ程度なのでそうした部分もこみいった本格的な部分だとNOVAさんのほうが詳しいのかなぁとは思います。あぁネタで外人部隊なり留学生の下宿ネタみたいなのでそれぞれ国の違うMichaelさん三人くらいでドタバタしたネタやれないかなとかは考えたことぐらいはありますがそういうのは定番的に既にありそう。でも某深夜アニメで英語ネタのあとに沖縄方言ネタでリピートしたのは英語の方がまだ聞き取れましたな^^;

・最近気になってること。
 以前だと考えつかなかった所からの資金流入で驚くような形での作品のリメイクや続編がちょっと続いたりしてて、今は海外動画配信のNetflixが海外向けに売れそうな日本アニメの製作にバックアップしてるようで、アクション物のラインナップが拡充してるのが気になるところです。
 個人的に月刊ヒーローズ連載の井上原作・雨宮キャラのソードガイ ヱヴォルヴあたり気になるところ。

・名前が出てきたのでついでの流離の転校生さん話。
 彼は作品感想で星矢での聖域への正義の懐疑性やらキン肉マンにおける王政だとか、いまいち作品世界の考察をせずに語ることが度々見受けられたけど、メールでも犯罪時効を取り扱った作品に対して現実の時効になった事件被害者の遺族に対して傷つける内容だとか言ってたりしてましたが、これは実際に遺族の人がそう言ってるの?勝手にあなた自身が憤ってるだけじゃないのと突っ込みをいれたら認めてましたね。
 ただ最終的にウルトラマンレオがウルトラ6兄弟に入れないのは差別だという発言には流石に呆れて距離をおかせてもらいました。レオはシリーズ作としては差別化された設定・出自どちらかといえば異色作ではあるけどだからといって=差別はないだろうと。

 ようはストロンガーで一区切りついた仮面ライダーの7人ライダーのように、追加でウルトラ7兄弟とかアストラも入れてウルトラ8兄弟みたいな表現は作られなかったのかとも言いたいだろうけど、シリーズがストロンガーで一区切りつけるのが製作時に決まっていて集大成な終わりにすることを程度考慮して製作されたストロンガーと違い、おそらくは石油ショックがなければまだシリーズ続編を続ける意欲があったのではと思わせるウルトラ作品とは、レオのテコ入れどころかテコ抜きともいえる製作費用の縮小状況からしても違うだろうにと。

 個人的な見解だけどウルトラも、もし異色作のレオが先に作られてその後に正当集大成的な設定を持たせやすいタロウだったらうまいことそれまでの数でのウルトラ○兄弟に持っていきやすかったのかもしれないし、逆にライダーもストロンガーの後に異色作のアマゾンが製作されていたら、しまらない第一期仮面ライダー最終回になってた状況もありえただろうと思いますね。
 逆に言うと製作年代こそ並んでいるもののウルトラシリーズの場合集大成としてタロウが作られた後に、ライダーでいうところのスカイライダー(表題は仮面ライダー)やスーパー1(1は1号ライダーを意識した名称)のように、もう一度設定をリセットして新しい1号ライダーを生み出そう的なコンセプトのレオが作られたとも言えると考えます。だから前述の石油ショックがなくて製作状況が許すのならば、Q・マン・セブンの昭和1期、帰マン〜タロウまでの第2期に対してレオ以降の第3期みたいな可能性もあったかなと思います、。逆に今はその石油マネーが当時の円谷作品を復活させたのだから感慨深くもあります。
 そしてなによりレオの差別発言に対してむかついたのがレオは自分の中で記憶にあるファーストウルトラマンであるというのが琴線に障ったなと、ちなみにマジンガー3部作だとグレンダイザーがファーストロボなんだけど、その設定の問題からリメイクの難しさがあるのが悲しいところですかね。

 これはネットの知人が体験した例なんですけど、とある人のブログを読んでいて当初は仕事もうまくいって順風満帆な日記内容で日々更新されていたのが、恋人に別れたあたりから少しずつ日記の流れがおかしくなって内容も闇化していっていつの間にか仕事もやめてて急に政治批判を書き込んだり何かにつけ不満ばかりを書き込むようになり最後はブログ自体が消滅したという話を聞いたんですがネガティブな書き込みの多い人が全てそうとは言わないけど、
 流転さんの場合社会的に自身うまくいってないと思ってる現状において、創作物の表現内に自分にの社会的に置かれた状況や過去に受けた理不尽な状況を思い出すような憤る要素があると、その作品の置かれてる中身や背景を精査しないまま感情的な感想を言ったり、逆に不満な社会を一刀両断するような論客の言に虎の威を借る狐のごとく乗っかって女性は自決するのが高潔だみたいな事を言ってしまうのが、共通の話題を語れる多くのファンがいるメジャーな作品感想にも関わらず交流性に難をきたすのも一因かとも思ったりも。
 メールをやり取りしてた際には、ここで上がった話題をメールで送ってきたりしてたので、まぁ今もこの掲示板を観てはいるのかもしれないけど、最後に言ってやれるとしたらこれぐらいですかね。

Re: 3月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/03/20 (Tue) 10:22:54

先週は、自分にとって目まぐるしかったというか、いろいろあって密度が濃かったというか、調子付きすぎていたというか、いわゆるハイテンション躁状態ってモードでした。

で、躁状態自体は違う言葉でいうならハッピートリガー状態で、薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』で主人公の女子学生が機関銃を乱射しながら「カ・イ・カ・ン」と恍惚状態で呟くのがほんのりエロスで話題になったりもしたのですが、NOVA自身、そういう精神状態と例えることもできます。
いや、別に、NOVAがセーラー服を着ていたわけではありませんが(爆)。

どこかで、「ホワイトデーはNOVAの日」と叫んで(呟いて?)みたり、「花粉症を擬人化して、悪口言ったり、ネタにして戯れてみたり」、まあ、久々に再開したブログネタなんですけど、脳内活性化が著しいと、よくもまあ、こうもいろいろバカなことがポンポン思いつくなあ、と我がことながら、呆れて、それでも楽しんでおりました。
ただ、明らかに自分の意思でコントロールできておらず、何かが憑依したかのように自動書記状態で、ハッと気づけば「俺、何を書いてたんだ?」と、確かに自分で書いた文章だと分かるのに、書いた覚えがないという、妙な状態に陥っていました。

これは一体、何だろうなあ、と解釈するに、ここなどでiPadでの長文書き込みの練習というか実践を重ねた挙句、NOVAの書き込み速度がかなり向上し、思ったことがほとんどタイムラグなしに文章化できるに至った。まあ、実際は思考がそのままとまではいきませんが、ゆっくり話すよりは早い速度で打てるようになっている。

そうなると、調子のいい時は、大脳を通過してわずか0・05秒ぐらいで即、目の前の文章が出来上がっているという形になり、脊髄反射とまでは行かなくても、条件反射的に文章が作り出されていく状態に。
プロの作家がインタビューなどで時々いう「気づけば、キャラが勝手に動いていた」ってのも、執筆中に半ばトランス状態になって、頭の中の空想が独り歩きして原稿用紙に勝手に描写されていくモードに入った、とぼくは解釈するわけですが(プロではないけど、ぼく自身も創作体験で、似たような感覚になったことは時々ある)、
小説じゃなくて、ブログでも似たようなことが起こるのを、今回初体験しました。まあ、ふつうブログでは、そこまでトランスしちゃうほどの長文は書かないのでしょうけどね。

問題は、書いているうちは夢中になっているので、推敲の出来ていない、読みにくい文章になるから、後で読み直して変なところは修正するのと(他人の下手くそな文章ではなく、自分の中から出てきた文章なので、その点は気楽)、無意識におかしなこと(他人のプライバシーを暴露してしまうとか)を口走ってやしないか、とチェックしながら、その辺は自制回路が機能していたようなので、別に削除しなくてもいいな、と判断。
外から見えるのは、「NOVAが奇妙な妄言(本人は傑作だと思っているけど)を並べて悦に入っている」とか、「NOVAのセンスに付いて行ける人のみ、抱腹絶倒しそうな不条理怪作になっている」とかで、まあ、他人に迷惑をかけるような文章じゃないな、と断定できます。

とりあえず、その奇妙なブログの紹介というか宣伝ぐらい兼ねて、URLを貼り付けておきます。

「White NOVAのつれづれ趣味雑記」
http://d.hatena.ne.jp/whitenova/

ここは創作鑑賞の掲示板なので、ブログはいわゆるフィクションではないから場違いかなあ、と思いつつ、NOVAの妄想は半ばフィクションの域に達している時があるので、お笑いネタとしては、これもまた一興、と。

さあ、自分語りはこれぐらいにして(ちょっとした前書き程度のつもりが文章肥大化。まあ、時々あること)、
いつもの感想に行ってみます。

★牙狼VL

3月いっぱいで放送終了なら、あと2回で終わる感じです。
次回はいろいろな決戦が行われ、最終回は綺麗に終わってくれることを期待するなら、もう寄り道の余地はないでしょうね。安心して見ていられる。いや、感情移入した味方の誰かが犠牲になりさえしなければ、ですが。

次回のサブタイトルは「MY SISTER」ですが、対象はソフィと、それから電子精霊状態のリジーかな。自分は電脳世界が崩壊してのリジー消滅を望みませんので、ソフィと一体化して、あの世界初の「魔戒電脳法師ソフィ」誕生とか、期待しますね。
最終回では、兄を失った悲劇の事件から数年後、美しく成長したソフィが、ソードの相方としてコンピュータ操作と魔戒法師の術を組み合わせた独自の技術で、ホラー退治に勤しんでいる姿が描かれれば満足できますね。

ソフィが、ソードのことをふざけて「お兄ちゃん」と呼び、それにリジーの幻を見たソードが「だあー、お兄ちゃんって呼ぶな」と悶絶するとか。
でも、ソフィが成長しても、ご参拝できるようなバストにはなりそうにないな。そういう大人のエロスとは無縁のキャラの気がします。

となると、次回はいろいろと決戦模様が描かれて、ルークVSナイト、ジーナVSクイーン、そしてソード&ソフィに対峙するキングと、何やらおかしな動きをしそうなビショップという形に振り分けられて、いろいろ盛り上がりそう。

あと言いたいのは一件。
ザルバ復活おめでとう。やはり、本作はザルバイクのアクションが見どころだから、最終決戦でもそれが活用されそうで期待大です。ついでに、人型ロボに変形したりしないかな。
いや、黄金騎士と合体する強化アーマーになってくれてもいいんだけどね。ソードとザルバの合体した本作の牙狼最終形態として、最終回限定で登場するとか。

★ビルド

ラビットラビット初登場が目玉なんだろうけど、それ以外にも、関西人の風上にも置けない卑怯千万なヘルブロスと、潔い万丈の「負けても株を落とさないグッドルーザーぶり」と、紗羽さんの裏切り(本意じゃない)の描写と、彼女に協力を要請されたカズミン(多分、みーたん絡みの隠し撮り写真か何かで釣られたんだろうなあ)とか、いろいろ密度の濃かった内容だと思います。

よく、こんなに話を詰め込んだな、と感心します。

>ギュインギュインのズドドドド

OPナレーションコントで、西都首相が登場し、「戦兎の秘密兵器の説明が擬音混じりの表現で、さっぱり分からん」と戸惑っていたのが、
本編で、ラビットラビットを見て、あれが「擬音で説明された奴」か、と納得。っていうか、OPナレがいつの間にか本編とつながっているよ。こっちが納得できねえ。

それを無理矢理納得するなら、紗羽さんが持ち込んだデータの中に戦兎の説明セリフが入っていて、そこで「今度の新兵器はギュインギュインのズドドドド」って嬉しそうに解説する場面があって、
西都首相が難波会長に「これって一体、何でしょうか。私にはさっぱり分からん」とか呟き、難波会長が「内海、君ならどう考えるかね」とか話を振り、内海がメガネをクイっと上げて、「はい、これまでの桐生戦兎の行動パターン、思考パターンから推測するに、ハザードフォームの暴走をうまく制御する外部コントローラーの類だと考えられます」と真面目に解説するシーンが背景にあったと考えれば、何とか納得できるかな。

そして、内海が「ギュインギュインは、音の響きから推察するに、ハザードフォームの持つ脳内信号を闘争本能に変換する機能を感覚的に表現したものか、と。それならば、ズドドドドは、その内にこもって爆発しそうなエネルギーを外に拡散させることで、さらなる力に変換する機能と考えるのが妥当か、と。それならば、そのアイデアとデータをローグにも反映させて、ハザードフォームの暴走エネルギーを活用できるとするなら、パワーでビルドを圧倒することもできるでしょう。ただし、装着者の氷室幻徳の命の保証はでき兼ねませんが」

そこまで考えて、ふと気づく。げんとくん、次回は大丈夫か?
まあ、ローグのパワーアップ形態「マッドローグ」というのが玩具情報で伝わってきているので、ローグが次回で負けて、そのまま完全退場ということはないのでしょうが、中の人がげんとくんか、というのは保証の限りではないですからね。
もっとも、大抵はげんとくんなんでしょうけど、そうなると「マッド」という単語から、「え、げんとくん、頭がおかしくなっちゃうの?」と違う意味で心配になります。
命を落とすのと、狂気に陥るの、どっちに転んでも、氷室幻徳には明るい希望の未来が待っていそうにはないですね。

そんな先の展開はさておき、
次回のげんとくん、紗羽さんの持ってきたデータで、ラビットラビットを攻略に成功し、「フハハ、葛城。お前は天才科学者かもしれんが、そんなものはとっくに対策済みだ」とドヤ顔で、調子に乗って舞い上がっていたのを、戦兎の隠し兵器「青いタンクタンクフォーム」の登場で、「な、バカな。そんな物を隠し持っていたとは、聞いてないぞ。うわあー」と一気に没落する、アップダウンの驚異的な激しさを見せてくれそうで、楽しみです。

この頂点から、一気に急降下し、惨めな姿を見せ、それでもなお、諦めることなく、ドン底から這い上がっては、また懲りずにドヤ顔するというのが、何だか運命に翻弄されてもなおも抗う、ええと「あしゅら男爵みたいなキャラ」と例えるのがいいのかな?

「フハハハハ、マジンガーZ。今日こそ貴様の最後だ」とドヤ顔して、一応、毎回ピンチに追い込んでおきながら、その度に逆転されて、「おのれ、マジンガーZ、兜甲児よ、この次こそは必ず貴様を仕留めてくれる」と負けて退散する。

この場合、「お許しください、ドクターヘル」と土下座謝罪する相手は誰になるかな。内海、というか、難波会長ってところか。
スタークは、あしゅら男爵をバカにするブロッケン伯爵か、むしろ外様のゴーゴン大公の役どころかな。
まあ、マジンガーZでは底の知れない強キャラぶりを示したゴーゴンが、後番組のグレートマジンガーでは、あしゅら男爵のポジションに転落するんですけどね。毎回、攻めてきては、捨て台詞を残して負け帰るのと、やってることは悪辣なんだけど、毎回失敗だらけなのでその度に上司から叱責されて土下座謝罪を繰り返す羽目になる悲哀が何だか憎めない。
そんな懐かし東映アニメの様相は、現在、プリキュアに脈々と受け継がれていたりしますね。何せ、敵がブラック企業みたいですから。いやあ、悪の組織がブラック企業のパロディーというのは今風で面白いネタだと思いますが、難波重工にはそういうクスッと笑える要素が皆無です。

だからこそ、げんとくんの古き良き東映の悪の幹部らしいムーブで、戦争云々で陰鬱なビルドの雰囲気を子供番組調に戻して緩和してくれないかな、と。

なお、げんとくん以上に死亡フラグが濃厚に立っている紗羽さん。身内が人質にされて、それをグリスに奪還依頼したっぽいですが、つまり心の底から裏切ったのではなく、やむなく裏切らざるを得なくなった悲劇のヒロインになりそうな気配で、そうなるとこういう系の女性の末路は、最後に裏切りを詫びながら、敵ロボットかアジトと共に爆死、という可能性が。
一応、紗羽さんの裏切りの事情を戦兎は看破して、そのための策は練っているらしいんですけどね。それが「新開発の二つの形態の一つ、ラビットラビットの情報だけを敵側にリークさせて、油断を誘い、実は隠し球のタンクタンクこそが切り札だという」
ええと、このパターンは、新技をあらかじめ二つ用意しておき、一方を破ってドヤ顔していた相手に対して、「甘いな。俺が切り札を一つしか用意していないと思い込んだのが貴様の敗因だ」という燃える展開。

何だか、斬新な展開だと思わせつつ、実は懐かしい少年マンガや、ロボットアニメのノリも多分に内包したビルドという作品が、NOVAのツボ突きまくりです。

でも、定石に則って、紗羽さんを退場させることはやめて欲しいものです。
いや、どう言い訳しても、2回も裏切った悪女のレッテルはなかなか剥がせないとも思いますが、その辺は次回、美空にビンタされるわけだし、案外、「紗羽は、ラビットラビットの情報を敵に漏らしたかもしれないが、それは戦兎と仕組んだ逆トラップだし、赤羽の死に関わる情報漏れは、実は紗羽のせいじゃないと判明」することで、生き延びる目はあるんじゃないかな。

彼女が退場すると、女性キャラが美空一人になって、番組の華が欠落すると思うんですね。いや、美空の腕のバンダルさんが擬人化して、レギュラーになるのなら別ですけど。

★メイキング物とか裏話とか

いやあ、フラッシュ感想の裏における「K.Kさんの人知れぬ奮闘劇」をご披露いただいて、何だかミニ・プロジェクトXとか、特撮物の撮影裏事情を見て得したような気分になりました。

一件、すごい映像装置で撮ったんだな、と思わせるものが、実は機材は安くても、スタッフの知恵と工夫の産物だと知って感心したり、
表面上は何でもないように見えて、裏ではすごい苦労と努力を重ねているとか、
まあ、普段はなかなか「俺は苦労している」なんて臆面もなく言えないようなことを、ふとした時に、その苦労話の一端を語っていただけたのは、成果がどうこうより、その試行錯誤、自分では恥ずかしいドタバタ加減が、他人の目には新鮮に映るって、これは褒めているのか、自分でも言い回しがうまく言っているのか分かりませんが、あれこれ模索している場面は非常に楽しく有意義に拝聴できた、と申し上げておきます。

うーん、もっとシンプルな言い回しができないかなあ、と思いつつ。

まあ、陰の苦労話は、そうしょっちゅうネタにしても場が盛り上がらないことも多いし、たまに語りたいきっかけがあった時に、ポンと飛び出すぐらいがいいのかな、と思います。
いつもいつも、自分の苦労話や、鬱がどうこうとか気が滅入る話しかしない人は、他人の人知れない苦労とか、努力とかには存外無関心なもので、「苦労している人間なのだから、他人の苦労にも共感したり、想いを分かち合ったりできる」と期待するのは、NOVAの勘違いだった(結局、そういうのは個人個人による)ことが最近分かるようになって、
まあ、プライベートなこともあるし、はっきり口には出しにくいんだけど、「鬱モードで、自分の内面にしか関心を持たない人間同士が、自分をさらけ出して相手の精神状態お構いなしに踏み込むと、まあ、無理解どうしささくれ立つ」といった感じです。

その辺、大人同士、適度に発散し合える間柄だと、そうそうトラブルにもならないのですが、コミュニケーション不全で修復法も見えない同士、よく知らない相手なのに勝手に親近感を抱いて、いきなり自分の全てをさらけ出そうと踏み込んでくる相手は、まあ、苦手ですね。
元来、オープンマインドで、それが常態な人間(最近の若者言葉では陽キャ、自分の時代の言い方だと根が明るいネアカ)だと人付き合いにも慣れているから、車間距離ならぬ人間距離の取り方にも慣れていますが、
基本、交流機会の少ない根暗、陰キャ、が、この人なら自分のことを分かってくれる、と一足飛びに自分を開こうとすると、大抵、失敗する。この人なら、ここまでは踏み込んでも大丈夫とか、この人はこれ以上、踏み込まないほうがいいといった判断が、状況を見ながら修正できないのでしょうね。

逆に、こっちが何の話題を振っても、それに的確なコメントや見解をポンと加え、さらに上乗せした情報なり、ネタなり、タイミング良い話題転換なりをして、会話を引き継いでくれる相手は、実に貴重とか、そういう人との会話は安心できます。
また、別にそこまで万能ではないけど、この話題を出すならこの人とか、別の話題を出すならあの人とか、そういう専門性が期待できる人との会話は、うまく話題さえ絞れば非常に有意義だなあ、とか、
ちょっと、職場での生徒の抱えたコミュニケーショントラブルの話を聞いて、自分でも助言なり、ティーンエイジャー向けのコミュニケーション参考書みたいなことものを見繕ってあげたりした経緯もあって、この時期、自分の周りの人間関係なんかにも改めて目を向けるようになった次第。

ちょっと話題を逸脱した気もするので、これぐらいにして。
ではまた。

PS.アニメは専門外だと思っているので(ロボット物のぞく)、積極的には情報を探っていませんから、この場でタイミングよく情報を出してくれる、たささんには改めて感謝表明。
盲点とか、文字どおり、自分にとって重要なはずなのに見逃してしまったものを、非常にタイミングよく補完していただくと、実にありがたかったなあ、と。

Re: 3月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/03/21 (Wed) 12:02:44

連続長文書き込みになってすみません。

火曜の夜にフラッシュ2が始まったので、火曜朝に書いたのがミスだったというのと、それでも一記事が長くなったので、結果的に分割になって良かったというか
ビルドで一箇所ミスったのを手直ししたいのと、
たささんから話を振ってもらったことに後から気づいて、返信したいのと、
それから、本日は休みなので時間的に余裕があるのとで、まあ、要は諸事情で書きたい気持ちを正当化している次第。

★フラッシュ2

並行世界アース2のフラッシュこと、ジェイ・ギャリックが登場して、アース2で暴威を振るう邪悪なスピードスター・ズームの存在を警告し、前シーズンの経緯で疑心暗鬼の気持ちが抜けないバリーを信用させるに至り、共闘してアース2からの刺客を撃退するという燃えるヒーロー共闘物語。
そして、前シーズンで、バリーの師匠役から一転、ラスボスとしての顔を見せ、多くの人の命を奪ったハリソン・ウェルズ、本名イオバード・ソーン、またの名をリバースフラッシュ。そのハリソン・ウェルズのアース2バージョンがラストで顔見せし、何やら不安感をかもし出すところで、続く。
前シーズンのラストが、大体、ヒーロー成長劇としてのフラッシュの活躍の裏で、こっそり暗躍し、自分の計画(バリーの成長)の障害になる者を排除しているハリソン・ウェルズ裏の顔コーナーであることが多かったため、
今シーズンも、何だかハリソン・ウェルズが疑わしい、という流れを作り出していますね。

まあ、今のタイミングでフラッシュを見ると、ビルドのブラッドスタークがハリソン・ウェルズ的な「主人公の成長を促す敵対役」という、ややこしいポジションなのと対比できるし、ハリソン役の声優さんはそのままルパンレンジャーの敵ボス役を演じている、というニチアサ特撮に密接に関わるフラッシュ、という気分で見ることも可能だけど、
前にフラッシュやってた時は、仮面ライダードライブとの相似性、そして今度はビルドとの相似性がいろいろ話のネタとして面白くなりそうです。

もっとも、ビルドとの相似性については、スタークとハリソンの立ち位置以外、まだ明確にこれだ、というのを見つけていないのですが、意識してみると、ポロポロ見つかるかもしれない、と期待しています。

それと、やはりDVD見てから改めての再視聴なので、やはり気になるのは、後の話につながる伏線の再発見ですね。
今話では、「バリーがジェイを疑うということ自体」が実は大きな伏線だった、という大仕掛け。ジェイの正体がやはりハリソン同様の裏切り者で、前シーズンの展開を踏襲しつつ、それが物語半ばまでバレないように本命から疑いの目をそらす方向で、うまく構築されています。

「こいつは怪しいと思ってみたら、実はいい人で、となってから、でも、やはり裏切って、というかラスボスでした」という、まあ、どんでん返しですな。
前シーズンとの違いは、「最初から怪しい動きをしていて、視聴者にもそれを見せていたハリソン(ただし、その動機の方が不明)」だったのに対し、2シーズン目は「怪しさを隠すなり、前シーズンからの宿題の解決(グロッドとか、キャプテン・コールドとか)に時間を割くなり」して、単純な一本道構造だったのを、バリエーション豊かな物語にしているところですね。

基本は、「特殊能力を持ったメタヒューマン犯罪者との対決と、バリーの成長、その裏で暗躍するハリソン」の3本柱が前シーズンだとすれば、
今シーズンは、「ズームの刺客である異世界メタヒューマンとの対決、成長したバリーの葛藤、異世界ハリソンとの関わり」に加え、「シスコのメタヒューマン能力の覚醒、レジェンド・スピンオフ組の送り出し、ウェスト刑事の家族問題」といった脇役エピソードも充実。
前シーズンでは、フラッシュの正体を知らないので邪魔な障害でしかなかったヒロインのアイリスが、今後はバリーの良き理解者という、本来のヒロインの役どころを獲得(前シーズンでは、そういうのはウェスト刑事やハリソンなど父性が示していたのを、今シーズンは母性の方にあれこれスポットが当たる形)。

一応、こんな感じで、フラッシュ2の解析をしていけたらいいなあ、と思っております。

★ビルド

美空の腕輪は、バンダルじゃなくて、バングルでした。
何だか、ヴァンダル・サヴェッジに響きが似ていて、引きずられてしまいました。

バングル、グルグル、目眩がしたら別人格、ってなリズムで間違えないようにしよう。

★ラーリオス企画

ええと、企画が続いていれば、去年が確か10周年記念(開始が2007年だったし)だったのですが、
それを考えると、本掲示板も、実は設置10周年を迎えていたんじゃないか、と今頃にして思い当たりました。

いや、企画そのものは中断終了した形なので、10周年記念には意味がない、という思い込みがあったのですが、
本掲示板自体は、今もこうして続いているので、企画とは別の意義づけで10周年をお祝いしてもいいんじゃないか、と。
具体的には、ここがいつからできたのかは、管理人のK.Kさんが一番、記憶や記録から見つけやすいと思いますので、まあ、その辺が確認できれば、改めて「おめでとう、おつかれさまでした。これからもよろしく」程度の気持ちは、申し上げたいと思っています。

一応、去年が10周年であれば、今年はそれを超えて、新たな十年の始まりになりますので、K.Kさんさえご負担でなければ、末永くの繁栄と、充実した感想やら考察やらを積み重ねていきたいな、と考える次第。

もうね、頭の中が何かと「一区切りと新たな出発」ってトーンで動いていて、何かにつけてそういうネタを見つけて、「おめでとう。これからも」って言葉が出てくる頃合いだなあ、と。

★ここから、たささん宛て

本筋以外で、いろいろ話を振られたようですので、あまり長文になりすぎないように気を付けながら、答えていきたいです。

>語学の話

この辺、趣味関連もそうですが、大学で何を勉強したか、に関わってきますね。

ぼくは西洋中世史学専攻なので(卒業論文のテーマは、十字軍関連。その背景として、当時のキリスト教やイスラム教の経緯とかにも関心あり)、それを研究するための道具として、ヨーロッパ系の言語はある程度、かじらせてもらいました。

英語は当然として、第2外国語はドイツ語、まあ、これはゲルマン語の範疇ですね。
次に、古典文学やキリスト教史を学ぶ必要からラテン語。これは、学んでおけば、フランスやイタリア、スペインなどの南欧関連の下地にもなりますね。
フランス語については、「十字軍を研究するなら、ドイツよりフランスの方が史料が多いのに、どうしてそうしなかったんだ?」と教授に言われたりしました(苦笑)。

いや、学生当時は自分が失敗をやらかしたのを責められたような気になって「すみません。今からでも急いで習得したいと思います」と答えて、慌てて勉強を始めたけれど、まあ、卒論を書くまでに間に合うはずもなく、結局、テキストは英語で済まし、フランス語の方は単語の読み方と、主な文法だけチェックしただけ。よって、フランス語はかじり程度はしたのですが、「字面を見ただけで、それがフランス語だと分かるぐらい。後は英単語からの類推で分かる部分だけは何となく分かるけど、根本的にはちゃんと分かっていない」ってことですね。
それでも、単語見て、それが他の言語ではなくフランス語だと認識でき、発音が分かるだけで、意味は分からなくても、口に出して読めはする。意味は必要なら、辞書やネットで調べさえすればいいので、カタカナ語でも発音できれば、「この音の響きはフランス語だな」とか「この人名なら、フランス系のキャラだな」とか語れるわけで。

まあ、ヨーロッパ系の言語は、大雑把に北中部のゲルマン、南西部のラテンと、その両方のエッセンスを含んで単純化した英語が分かれば、他は地域限定のギリシャ語と、東欧ロシア圏のスラブ語系をマスターすれば、全部制覇できる。
その他の国別なのは、日本における地方方言みたいなもので、一つ分かれば、割と芋づる式に習得しやすいと考えます。まあ、そういう理念と、実際に習得するまでの距離の差は結構大きいとは思うのですけどね。
若いときは、いろいろ学びたいと思って、とりあえず辞書だけ買って、中国語とかハングルに手を広げたりもしながら、中途半端に断念。まあ、使わない知識は結局、身に付かないし、保持できないですしね。

あ、古代語系は、ラテン以外はまったくもって素人です。
いや、文学作品とかだと、古代イングランドの『ベオウルフ』とか、古ゲルマンの『ニーベルンゲンの歌』とか、それなりの数のギリシャ悲劇(『オイデュプス王』三部作とか)や英雄叙事詩(『イリアス』『オデュッセイア』など)といった諸作を、英語や日本語で勉強、趣味合わせて、いろいろ読んだりもしたのですが、
自分の中では、それらの実物と同等の価値を持つ創作文学として、トールキンの『指輪物語』が位置づけられていますからね。

一応、歴史を研究するための道具としての語学と、文学の背景にある言語素養としての語学に分かれてあって、それらをつなぐ比較言語学というのも興味を持って講義を聴いたりしました。
割と「比較何ちゃら学」というタイトルの複数の関連知識をつなぐ系の講義は、単位とは関係なく純粋興味だけで受講したりしましたね。聞くだけ聞いて、自分に合わなければ、途中で受講をやめてテストを受けなくても問題ないわけですし。
理系は実験などで縛られてしまうので、その点は、自由度の高いお試し受講が割と容易にできる文系の方が性に合っていたのかもしれません。

>Michael

この辺、同じつづり、あるいは、ちょっとした変化系であっても、国によって発音が違うというのは、高校の世界史の教科書の裏の方にあった「国別人名対応表」なんかを見て、興味を持つようになりました。

「おっす、おらマイケル。マイクと呼んでくれ」
「私はミッシェル。フランス貴族の末裔ざます」
「吾輩の名はミヒャエル。誇り高いドイツ軍人だ」
「ぼくはミケーレ。ミックと呼んでいいよ。ミッキーでもいいけどね。あ、言っておくけど、ネズミは関係ないからね」
「我はミカエル。天使だ」
「みんなウザい。オルガ、こいつら殺していい?」
「お、おい。ミカ、相手は敵じゃないんだ。今は後ろで待機していていいぞ」
「ふうん、オルガがそう言うなら」
「済まんな。(向き直って)あいつはミカヅキ。俺は鉄華団団長オルガ・イツカだ。ここにマクギリスという男がいると聞いたんだが」
「おらはマイケル。名前は似ているが、関係ねえ。マクギリスという名前なら、北のスコットランドじゃないのか。そっちに回ったらどうだ」
「済まねえ、恩に切る。よし、ミカ、早速そのスコットランドという土地に向かって出撃だ」
「ふうん。君たち、命拾いしたね」
「行ったか。連中、戦時のドイツでも見ぬほど殺気にあふれておった。歴戦の傭兵と見た」
「まったく、野蛮人は礼儀をわきまえないざますね」
「ん、次は女の子がキタみたいだね。ヘイ、彼女、名前は何て言うんだい。このぼく、ミッキーとお茶でも一緒しないかい」
「んー。名前はミクだよ。お茶はしない。代わりに歌ってあげるね」
「それでは、このミカエルと共に、神を讃える賛美歌を歌いましょう」

……って、オチが見えなくなったところで打ち切りますが、他に、ミゲルとか、ミケランジェロとか、繋げていけば、さらに広げることもできそう。
まあ、ミカヅキと、初音ミクはさすがに関係ないと思うし。でも、音的には類縁関係と言えなくもないわけで。

他に、流転さんという気になる名前が出ておりますが、ぼくが彼の話をすると、ただでさえ長い長文が終わりのないディフェンスのように延々と続いて、血を吐きそうなマラソンになりそうなので(比喩)、今回は、控えたいと思います。

ただ、たささんにはくれぐれも言いたいです。
おつかれさま。あなたの判断は間違っていないと思います。

この冬に、彼から望まれもしないメールが何通か(何通も)ぼくのところに届いて、その度に「もうメールするな」と応じたりスルーしたりしたのですが、その際の情報で「たささんから絶縁宣言をもらったので、仲裁の労をとっていただけないか」というのがあって、
はあ、たささんから、そう言うとは余程のことを仕出かしたんだな、この人は、と、こっちは積極的に関与しない旨を返信。まあ、気になってはいたのですが、仕事でバタバタしたこともあって、必要なら後でまた話が回ってくることもあるだろう、ぐらいには考えていました。

ぼく自身、昨年の夏に一度、仕事で忙しくなる時期に飛び込んでくる連絡を遮断するため、彼に絶縁宣言を出していたのですが、もしかすると、そのせいで「メールでの話し相手、相談相手を失った」彼が、たささんに絡むようになったのかもしれません(時期の符合が叶っていなければ、ぼくの思い違いということで)。
それ以降は平穏だったのですが、今年の正月、彼から年賀状が届き、まあ、賀状ぐらいなら、と礼儀上の返信をしたのが運のツキ。仕事の忙しい時に、目一杯絡んでくるようになりましたね。
まあ、送ってくるだけなら、こちらは適当に読んで、「こちらに関係ある重要なことは書いてないな。いろいろツッコミたい間違い、勘違いは相変わらず尽きないけど、今は時間がもったいない。とりあえずスルー。もう一度来たら、怒った態度で一応の答えは返すものの、むしろメールを何度もするな、と釘を刺すぐらいで」と負担にならない程度にいなしつつ、かわしつつしてたんですが、
一応、彼の取り留めもない話題にストップをかけるように、「君が言ってくる話題は興味がないか、他で事足りているので、ぼくには君と相手する必要がない。ぼくとメールで話したいなら、ぼくが今、興味を再燃させている『TRPG関連』なら話に乗るけど、どうか?」と確認してみたんですけどね。

そこを、彼は断ってきたので、ああ、この人はこちらの興味には応じずに、あるいは交渉の糸口にするような知恵も回らずに、自分の要求だけ曲げずに言ってくる人だな、と改めて理解。

で、再度の「メール上での絶縁宣言」を叩きつけたり。
もうね、彼とのメールのやり取りは疲れるし、不毛だし、それは何度も言っているのに、「返信は時間のある時でいいから、他に話す相手もいないから、云々と訴えてくる」のですが、そう言うのが逆効果だってのが彼には分からないみたいでしたね。
仕事や顔見知りの友人相手の緊急性の高いメールと、自分の雑談要望を同列に考えているし、そもそも忙しく働いている人間に雑談しましょ、と訴えるのもおかしい。他に話す相手云々は、それってすなわち負担が全てぼく一人に乗し掛かってくる、そんなのは嫌だ、というこっちの気持ちが(メールではっきり伝えているのに)どうして、一歩引いて様子を見るとか、そういう配慮ができないのか、とか、まあ、いろいろ。

やはり、愚痴が広がるな。
彼は、説教誘発フェロモンが服着て歩いているような人なので、こっちが元気だったり、外交向きな精神状態の時は、相手するのもいいのですが、そうでない時にばかりメールが来るからな。それ自体、間が悪い。

とりあえず、今はメールでの付き合いというか、絡んでくることへの対処はありませんが、「TRPG関連で懐古ブログを立ち上げた、というか再開」したら、コメント欄に現れてきました。
メールよりは、ブログ上のコメントの方が幾分距離感を感じて、プレッシャーにならないので、話題を絞るなら、対応できるかな、と模索中。昔、彼の立ち上げたブログで、自分もアドバイザーと称し、彼のペースを意図せずかき乱した記憶もあるので、その立ち位置が逆転しても、そこは受け入れていこうとは思っています。

ですから、うちの該当ブログを、ご覧になるのは構わないですが、彼の相手をしようとか、NOVAの援護をしようとか、もし親切心でそう考えられたなら、そこは、皆さんにはご遠慮いただきたいな、と。
さすがに、この状況で複数をさばくのは、ぼくにも困難なので。

もしも、そちらの絡みで、ぼくに助言や、言いたいことができたら、こちらでの話のついでに、合間に差し挟んでくれると、受け止めやすくて幸いです。

おそらく、彼は「自分のメールはすぐに返信しないのに、ここでの掲示板書き込みは忙しいと言いながらも、コンスタントに続けている」のが、見捨てられる、という強迫観念に駆られて、執拗にメールしてきたのだと推測しますが、
ここの書き込みは、僕にとって仕事の合間の気晴らしになること。彼へのメール返信は、決してそうならないことを、これも伝えたはずなんですが、そこのところを分かってくれない、というか、理解できないのかな。

なかなか難しいですね。

たささんとは直接お会いできれば、流転さんを酒の肴に、でもメインは特撮談義とか、坂本監督のこととか、同世代の幼少期の思い出とか、いろいろ盛り上がりそうですが、さすがにお互い家が遠いですからね。

ちょっと今回、いろいろ吐き出してもらったおかげで、見えてくる背景なんかも分かりました。何もかも対応したい気持ちもありますが、まあ、文量が一気に長くなっても(すでにそうなってる)読む方も、書く方も、負担が大きくなるので、今後とものんびり小出しにしながら、機を見て、末永く話題のネタにしていきたいと思います。

流転さんの件は、つくづくお疲れ様でした。しみじみ共感いたします。
あの人も、人間関係があまりにも経験値不足で、独り善がりが目立ち、それでますます孤立していく、と悪循環に陥って、自分ではどうしようもないところまで来ているのだ、と理解はします。理解はするけど、こっちがどうこうできるものでもないし、まあ、こちらのルールに合わせてくれるなら、多少の窓口は開いてやってもいいよ、節度は守ろうね、ぐらいしか言えない。
逆に言えば、自分のブログ上なら、それぐらいの付き合いなら構わないかな、と思っております。

最後に、K.Kさん、昔ならともかく、今はこちらとは関係ない話題に、延々と文面を割いて、申し訳ありませんでした。こちらも、この話題に関しては、節度を心得ていきたいと思います。

長文御免。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/21 (Wed) 20:15:27

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●フラッシュ2(第2話:もう一人のフラッシュ;The Man Who Saved Central City)

 観るのが2巡目でおおよそ分かっているわけですが、実際に観てみると細かい部分でいろいろと2巡目特有のものに気が付いたり、観ていて気分が違うことに気が付いたりしてします。

 第2話に入ると、ジェイ・ギャリックがバリー側に入り込んで活動を始めますね。1巡目に観たときだと、一応は予習で正体を承知はしつつも、いかんせん文字だけのあらすじ程度。実際に映像で最終話まで観て、ようやくしっかりとイメージできました。

 そのイメージがあってこの第2話を見ると、前にここでちょっと言及した「劇的アイロニー」が強く生じてきました。作中のキャラクターは気が付いてないけど、観客である自分はジェイがラスボスのズームだと知って観ているわけですね。

 すると、ジェイがズームについて説明するいろいろが「これって、かなりの部分が本音だ」と思えますし、「せっかくバリーは最初は疑いを持ったのに」とも思えて、1巡目にはなかったハラハラ感が生じました。ジェイは少なくともズームについては正直に言っているため、ウソ発見器も反応しない。

 さらに、最初はメタヒューマン専用投獄処置されるも、言葉巧みにバリー側の一員になっていく過程もドキドキです。ケイトリンがジェイソンさんと呼ぶとジェイと呼んでくれと言われて応じるシーンですと、「ケイトリン、そいつはヤバいんだって!」とやきもきしてしまいました。

 1巡目だと、ジェイの正体を事前に知っていてもなお「いかにもきちんとした正義の味方らしさもあるよね」と感じられました(部分的には正義を持っているかもとか)。2巡目の鑑賞では「ここまで巧妙に騙してくる奴なんだ」(全身全霊が悪魔の罠みたいな)と、印象がガラッと変わったことに、我ながら驚くしかありません。

 不安の影を落とすのがジェイだとすれば、明るさをもたらすのが新キャラのパティ・スピヴォットですね。第2話では警察のメタヒューマン対策チームに入ろうと四苦八苦、パティの成長物語を期待させる作りになっていると思います。もっとも動機が父親をメタヒューマン兄弟に殺されたという、暗い面も持ち合わせてある(まあ、そのくらいがないと危険な任務を志願するのが不自然だろうし)。1巡目視聴では変化を付けるアクセントのキャラくらいに観てたんですが、ジェイ=ズームと実感して観かたが変わったせいか、パティについても印象が変わってきました。

 この第2話のゲスト敵メタヒューマンがサンドデーモン、こいつをズームが異世界(アース2)から連れてくるところがはっきり描かれていますね。これも今回初めて意識したんですが、シーンの組み合わせ方が「ジェイがバリーたちと会っているときに、ズームがサンドデーモンを連れて来た」ように見える作りになっています。

 もちろん、ずっと後の時間軸の異なる自分が協力できるという設定を考えれば、ジェイがシスコらと話しているときに別のズームがサンドデーモンを連れて来たと考えることの可能だと思います。が、別にズーム&サンドデーモンの登場シーンと、ジェイがラボで話しているシーンが、作中で同じ時刻とは限りません。うまいことミスリード使ってるなと思いました。

 それにしても、ジェイの正体をきちんと踏まえて観てみると、サンドデーモンは哀れですな。ズームに言われてフラッシュ倒しに行ったら、フラッシュにはジェイ=ズームが弱点と攻略法教えてあるわけですから。

 他に「もしかしてこれもミスリード狙い?」と思ったのが、アース2のハリソン・ウェルズ。その前のシーンでシスコが己が能力などについてシュタイン教授と会話してて、「ウェルズが能力を授けた」云々と言ってました。イオバード・ソーンと言わず、化けていたウェルズの名を口にしたわけですね。そこから少し間が空いてのラスト、アース2のウェルズ登場シーンがあるわけで。この流れだと、「アース2のウェルズも悪役か?」と思いそうになります。

 アローとの関連では、ちょこっと出てくるニュース映像で、オリバーが「これからはグリーンアローとして」と述べているのを見て、「なるほど、アローのその時点がバリーのこの時点か」などと想像できて、なかなか興味深かったり。

●仮面ライダービルド

 西都首相の「あれがギュインギュインのズドドドドドド…」が分からないと言ってしまったところ、NOVAさんからオープニングの前説部分とのご指摘があり、あっと思って観なおしたら確かにありました。前説部分は軽く流して見ているか、コーヒー淹れたりしてましたんで、全く気が付かず。今後は前説も気を付けて観ておかないとなと思った次第です。

●ラーリオス/星輝企画

 私のほうでサイトを作ったのが、タイムスタンプで確認すると2008年(11月)ですね。サイト的には今年で10年経過で、NOVAさんのサイトで起動がかかったのとタイムラグがあるようです。

 件の人物については、最初は友人として遇するよう努めましたが、次第に悪質な人物であることが露呈していきましたな。能力の低さは構わないものの、成長を拒否する、どうかするといかに手を抜く=劣化するかに尽力するような救えなさも露呈していったと記憶しています。

 結局、やりたい放題して褒めてもらうためだけ、他人の努力を横取りするだけ、欲しいものを与えさせるためだけの行動、言動に終始し、他人が力添えしてくれたことを無にし(頑張っていいキャラ考えてもらっておいて作中でゴリラ扱いは酷かったなあ)、ラーリオスの言い出しっぺなのに勝手に降りてしまった。

 が、そのおかげで面白くなり始め、別の方の参入もあって、盛り上がってきたら再度参加したいと言ってきた。じゃあ戻ってみたらと遇すると、恥知らずにも企画再起動は自分のお陰と公言して顰蹙を買い、またもや勝手に降りてしまった。

 この時点で創作で関わるのは断念であるわけですが、一応は困っている人(本人の言によればですけどね)であるんで、悩みを聞くくらいはしてきた。しかし、悩みを聞いたら噛みついてくる。彼の特徴として「自分の哀れさをウリに軒先を借りて、母屋をよこせと暴れはじめる」というのがあります。暴れて窘められるわけですが、そのときの泣き言がそこまでの経緯を知らない人から同情を買えるように振る舞う狡猾さを持っている。

 そうやって生きて来たんでしょうね。母親を食い潰したら、次は誰かいないか、みたいな。あれでもし度胸、勇気があったら始末に負えないところですが、幸か不幸か彼はヘタレであって、ネットの言説はいざ知らず、どうもリアルでは他人に向かって行くだけの根性はなさそう。そこが彼には幸いなんでしょうね。あそこまでのヘタレでなかったら、下手すると警察のご厄介になっていた恐れもあるように思います。

 ガンがどうこうで相談に応じたこちらにまたもや噛みついたのが、メール記録を見直すと2016年7月末。さすがに理不尽さを許せず、はっきりと怒りをあらわにしたことが分かるように返信はしたんですが、うっかりしていました。彼は返信すると、内容に関わらず今までのことが全て許されたと勘違いしてしまうらしいことを。
(その他、100の難詰をされても1つ言い訳したら、残り99もチャラになると思っていることはまず間違いない。)

 その後も以前のことを軽く詫びるメールの後、全てすっかり忘れたかのように散発的にメールしてきていましたが、無視しました。返信するとこちらはもちろん、彼にも有害であろうと思います。昨年末から星輝企画ホームページを改訂しまして、件の人関連の記述を全て削除しました。続いて、こちらの掲示板でも件の人物の書き込みを全削除の上、アクセス制限も実施。

 今年1月に入って、この掲示板が見られないとメールで言ってきましたが、やはり無視。ついでにホームページのほうもアクセス制限を実施しました。これでまだメールしてくるようなら、自分がどう思われているか分からない、よほどにおめでたい人物ということになるでしょう。

 優しくしても駄目、親切にしても駄目、教え諭しても駄目、厳しく言っても駄目、彼に仇なしそうなラスボス的に振る舞って見せても駄目、彼が己が不幸と吹聴するものなどこちらにもあると教えても駄目、彼のもたらすストレスでこちらが心身を毀るようになっていると正直に告げても駄目、仕方ないので縁なき衆生に分類して赤の他人に戻すよりないのが本音です。

 これが自分だけならと思ってたんですが、NOVAさんにも絡み続けて見放され、たささんの逆鱗にも触れ続けて堪忍袋の緒を切ってましたか。10年間も劣化を続けるのが彼の御仁ですから、私からは「もう放っておいては」くらいしか言えないですね。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/24 (Sat) 14:57:45

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●牙狼VL(第23話「MY SISTER」)

 ナイト以外をほぼ片付けちゃったなという回でした。下手すると終わりかねないほど、ばたばたと風呂敷畳む勢いでしたが、ナイト以外ではビショップがどうなるのか、どうするのかがまだよく分かりません。最初からの成り行きを全て把握して動いていた様子があるのがビショップであるわけで、このままいなくなるとしたら少し拍子抜けです。
(彼の別の終わり方としては、今回では操り利用しようとしたキングに飲み込まれて死んじゃうという結末もあり得たような。小賢しい悪役の定番末路ですね。)

 一応、今回でキングは倒されたようですが、キングの述懐のシーンで過去2作のアニメ版牙狼の主役級キャラが映像で出てました。ということは、少なくともアニメ版ではラスボスは同じホラーで、この世にあらわれる相が違うだけということになりそうです。この設定が今後も使われるのかどうか、ちょっと気になります。もしラスボスが同じホラーだとすると、いつかは各アニメ版牙狼を総括するような作品が出てきて、牙狼側戦士も時代や場所を超えて集結してということも可能になるんじゃないかと思います。

 本編ではなくCMで気になったのが「薄墨桜」というアニメ版作品で、キャラクターデザインが桂正和氏、主演(声優)が中山麻聖氏ということで、「牙狼 -紅蓮ノ月-」の劇場版ということで期待していいのかな。今年秋公開のようですが、ネットを探してもまだほとんど情報が出ておらず、ちょっとよく分かりません。

 ともかく今話本編。システムへ侵入したソードとソフィはリジーと合流、斬り込み役をソードが引き受け、リジーとソフィはシステムの弱点を突きにという分担、一方、外(リアル)ではルーク vs ナイト、ジーナ vs クイーンのバトルで、システム内外での二正面作戦になってますね。

 ソードの陽動にも関わらず、システムの弱点を操作に行ったソフィとリジーのもとへ現れるビショップ。やはり抜け目ないし、システムの監視も怠ってないということなんでしょうね。たぶん、外での戦いはどうでもいいとビショップは思ってるじゃなかろうか。

 一方、システム内では気を失ったソードに近づくキング。その回想が出てくるわけですが、上述したような過去アニメ版の主役がキングの以前の敵として暗示されています。漠然とホラー vs 魔戒騎士&法師という敵対構図を示した可能性もありますが、キングが共通のラスボスということなら、なかなか興味深い設定となりそうです。

 そう考えて、普段はあまりやらない声優つながりを考えたりもしました。今回のクイーン役(でありマーティン役)の朴璐美さんは、炎の刻印編では法師のエマ・グスマンですし、紅蓮ノ月編ではやはり法師の星明でした。今話のクイーン vs ジーナではジーナから「墜ちた法師」と言われていることから、クイーンは以前は法師だったと確定でよさそう。キングが共通ラスボスだとすると、過去にラスボスを倒した魔戒者も共通(転生とか)だったりするのかしらん。
(もっとも、クイーンがあまりにもキング一辺倒で自己主張がないような気がして、実は人格を持たない作り物と疑ったりもしてるんですが。)

 それはともかく、力尽きて倒れているソードに近づくキングということでもう駄目だと思いきや、ソードはあっさり復活。まあマッチョキャラだからこういうのもありかも(なんとなく「そうなるよな」という気がしてしまう ^^;)。ソードの台詞に合わせた回想映像では、過去の回で「このキャラクター、その後どうなるんだろう」と気になるキャラがうまくやれている様子でした。各回でちょっと放り出し気味に描いておいたのは、こういう回収を考えてのことだったのかもしれません(と好意的に解釈してみる)。

 ソード復活を機にするかのように、魔戒チーム各員も奮起という感じで形勢が一気に逆転、という感じのバトルで、これはこれで好みの展開です。キングの(今話での)最期がどうも解せない、クイーンは前と同じような消滅だけど本当に倒せたのか、等々ありますけど、勢い的にはいい感じと受け取りました。

 中でも納得いった決着はジーナですかね。前の試練回では飛び道具の弓からの2本槍接近戦で仮想ラスボスに敵わず、大規模魔法みたいのでケリをつけてました。が、今回はガトリング砲等の強力な装備ではクイーンを倒しきれず、2本槍で止めを刺してました。個人的な勝手解釈ではあるんですが、回をまたがって成長を象徴的に描いてくれたような気がしました。

 キングを倒したものの、まだシステムは止まってないみたいですね。しかしキングが倒れたことにより、マーティンが電脳世界で蘇り、過去のデータとしてのソフィを連れて去る際に口パクで伝えたのが、どうやら「Everything is for my sister」だったようで、それがシステム停止・消去の最後のパスワードということでしたか。サブタイトルの「MY SISTER」はこれにもかけてあったんだろうか。

 システム消去の実行を見たビショップは黙って去り、外では戦闘不能まで追い詰められたルークをナイトは止めを刺さずに去り、ですか。システムが消去されるということは、おそらくリジーもこれで消えてしまうはずです。となると、ソードの妹に対する問題も強制終了させられたわけで、この点はちょっと納得いかないかな。

 これで一件落着風ですが、もちろんそうならないのが牙狼フォーマット。凱旋気分で電脳世界をザルバイクで行くソードの前に現れたのが暗黒騎士。これ、ナイトでいいんだろうか。しかも、消えゆく電脳世界のはず。そこで今回はおしまいで、どうなるかは来週か。

 エンディングテーマも今回は違うもので、「Everything is for my sister」というまんまのタイトルのインストゥルメンタル曲。今回の脚本は金田一明さんでしたか。今話はエルドラドの最期という面がありますから、エルドラドのことはこの方に任すということだったのかな。最終回タイトルは「FUTURE」でキャッチコピー(「それは、過去へと繋がる未来」「約束された未来 終焉のその先へ」)通りに締めくくる狙いのように思えます。最終回は曲抜きでいきなり本編を始め、ラストシーンに被るようにOP曲を流し始めるという構成だったら、今話のラストにつなげて締めくくれる雰囲気になるような気がします。

 最終回前になんですが、VLは牙狼1stをアニメで再始動する狙いがあったんじゃないかという気がしてきました。特に「最初から言及されていた巨大なラスボス→中ボスと思われていた等身大の真のラスボス」で強い印象を残すフォーマットですね。その辺り、来週の最終回でどうなるのか、ちょっと気にしながら観てみようと思います。

●アロー4

 第15話(通算第85話)「誘拐」(Taken)まで観たんですが、ちょっとびっくり。ダミアン・ダークの魔法力の源が破壊されて無力化され、事実上、ダークが倒されるという格好に。予習なしで描写から考えても、残り話数から考えても、これでダークを倒せましたなんて思えませんし、ネットで漏れ聞く感想などからもまだまだのようです。

 この回を見た後に牙狼VL第23話を観たもんで、「これでキングが倒されたわけじゃないかも」という印象を持ったのかもしれません。キングが「この世界全体が自分なんだぞー」などと誇っておきながら、誰かを取って食おうとしているところを一刀両断されて倒された、ってちょっと納得いかないですし。

 アローに戻りまして、ビクセンなる動物の力を借りる魔術使いの女性が出て来たんですが、ちょっとどういうキャラなのかよく分からず。第15話には必要なキャラですが、突然出て来たし、この後に継続的に活躍しそうな雰囲気もない。慌ててネット検索し、少しだけですがどういうアメコミキャラなのかを把握しました。

 仮にアローシリーズでの過去の出演歴とか知らなくても、ビクセンがどういうキャラか知識があれば戸惑わずに集中して観られたと思うんですが、知識がないとどうもいけません。せめてアメコミでよく知られたキャラと知っていれば、「ど、どういうこと? これ誰?」みたいに混乱しなかったのになあ。

 マルコム・マーリンはどうやら順調に親バカ街道まっしぐらで突っ走っているようです。口では偉そうなことを言いつつも、娘のティアに振り回されてる感がありありですな。こういうヘタレ方、コミカル化なら、たとえ怖い悪役像のイメージが崩れても許せるかもです(1から観ている人だと、やっぱり許せないのかもしれませんが)。

 マーリンはさておき、アローでは3といい4といい、人間関係が修復しては壊れるみたいな作りだなと改めて感じます。微妙な言い方ですが、フラッシュだと壊れては修復するというイメージです。アローでは第15話の後も主役級が死ぬようですし、キャラについてはアローは厳しい作り、ドラマとしてハードであるようです。

●マイケル

 名前ネタに便乗。英語名だけでも、エリザベスの略称がいろいろあるってクイズにもされてるようですね(リズとベスと…とが呼ばれたけど1人しか来ませんでした、みたいなの)。エリザベスはまだなんとか分かりますが、Robertの略称がBob(by)などは、未だにどういう略し方なのかと首をひねっております。

 英語以外のヨーロッパ語で考えた場合に同じ名前だけど各国風で違ってくるというのも、歴史で習った覚えがあります。詳しく覚えてないんですが、ピーターとピョートルとペーターとどうたらこうたらで実は同じ名前なんだとか。同じ時代の別の人かと思ったら、実は同一人物なんて可能性があるから気を付けろ、みたいなことだったと思います(が、誰が同一人物なのか未だに知らないというorz)。

 翻訳ものだと、翻訳に苦労したと思うのが(たぶん前に話題に出したと思うんですが)、ホームズの短編ですね。「デイヴィッド」という叫び声がしたというのがトリックの肝で、同名の人が疑われるんですが、実は聖書のダビデの浮気を引き合いに出して女性が誰かを非難していたというもの。

 最初に短編を読んだときは「どういうこと? デイヴィッドとダビデって全然違うやんか」と思ってしまいました。後に英語読みではこうなる、みたいな話を聞いて、ようやく納得がいった次第です。同時に「翻訳って難しんだな」とも。デイヴィッドとダビデをうまく翻訳しようと思ったら、日本語で通じる類似のことを持って来ることになり、翻訳というより翻案をする必要がありそうです。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/25 (Sun) 12:22:36

 感想の続きです。

●仮面ライダービルド(第28話:天才がタンクでやってくる)

 今話は前話の前説見落としに懲りまして、一応は注意して観たんですが、やっぱり見落としましたorz。本編後半で龍我がつい一海に「かずみん」と呼びかけたわけですが、前説観なおしたら「かずみん」が入ってました(^^;。どこに注意していいか分からないとなかなか覚えられません(;_;。

 それはともかく本編。前話ラストからの続きで、ローグ vs ビルドの場外戦ですね。ローグはラビット・ラビット対策がインストールされただけあって、ビルドの新フォームによる攻撃をことごとく跳ね返し、一気に形勢逆転の模様。もっとも、そう思わせておいての孔明の罠、ということになるわけですが。

 ローグ優勢にビルド側が驚くと、紗羽が裏切りをあっさり告白。この紗羽の動きからは、「これって勝ち誇る様子じゃないし、やっぱり単に裏切ってはないな」という印象が強かったですね。もっとも前話からそういう動きを見せているわけで、期待通りの展開になっている演出なんでしょう。それと設定解説ですね(^^;。

 OP曲後も紗羽の告白は続き、さらに回想シーンでも。前話で戦兎があたふたと拠点の研究室を飛び出す勢いで出て行ったのを、紗羽にデータを盗ませる段取りと解釈したんですが、間違ってました。紗羽は出て行こうとする戦兎を呼び止めて、真相を告白しちゃってたわけですね。

 その紗羽の真相告白が(予想がつくとはいえ)重いもので、寝返ったふりをした裏切り者の捨て駒といったところ。しかしそういう敵だと分かっていて受容する戦兎、知ってか知らずかやはり受け入れた美空や龍我というほうが優り、結局は紗羽は難波会長を騙しつつ戦兎側に協力することを決意したわけですか。

 この時点で正直なところ「これって死亡フラグじゃないか」と思い、今話ラストまでハラハラしました。一応、今回は助かってますけど、難波会長は紗羽を許すまじと思ったようです。戦兎側が紗羽を守り切れるか否かで、ドラマの展開が変わって来るような気がしました。急に紗羽が物語の方向性を示す重要キャラになった感じですね。

 本編に戻りまして、紗羽の今回の(偽の)裏切りの原因は、前に出て来た鍋島一家を人質に取られたことでしたか。難波チルドレンとして育てられた経験からすれば、鍋島一家は紗羽には重くはないはずですが、そこが重いとことが紗羽の気質ということなんでしょう。要は難波チルドレンに不向きな根っこを持っていて、いい意味で情に流されるってことですね。

 戦兎としてもそうと分かっている以上、対策してないわけがない。ラビット・ラビットは時間稼ぎの前座で、鍋島一家を一海グリスが救出したことを確認すると、真打のタンク・ランクですか。そうなるとそっちには対策がないローグは打つ手なしで、いいとこなしでローグ敗北。やっぱり幻徳は三日天下だったのかな?

 戦闘中に幻徳の回想がちょこっと入ってまして、父親の泰山と口論してましたな。あくまでも平和的手段のみで解決を図りたい泰山に対し、軍事力を行使してくる相手はまず軍事力で撃退が必要という幻徳。この口論がいつの時点かはっきりしませんが、北都の侵攻時点のような気がします。

 だとすると、市民を守る実効性では幻徳のほうが理があるような気がしました。泰山は理想は高いが実行力を伴わない感じ。しかし幻徳もあまりに過激寄りでもある。ある意味、極論と極論が互いに譲らず、現実的な路線が取れない様子が描かれていたような印象です。

 バトル中に戦兎が心情告白してましたが(わざわざビルドと別に戦兎の生身を出す演出からは重要な台詞なんだと思う)、要は「愛と平和を力で実現する」ということになるかと思います。そう書くとネガティブな感じもしますが、良くも悪くもないと個人的には受け取っています。

 だいぶ前の作品ですが、ガンダムSEED DESTINYをちょっと思い出しました。あれも主人公キラ・ヤマトがパイロットとして神がかりレベルに達し、登場するガンダムも動力が原子力で比類なき機体となってました。力として作中トップレベルなわけで、そのことをヒロイン ラクスが「力なき正義は無力」と言い、正義の実現には武力もまた必要、みたいなコンセプトだったと思います。

 それとの類似性をビルドに感じたわけですが、ビルドで気がかりになのはビルドである戦兎(と源流となる葛城巧)が軍拡競争の中核になっちゃってることですね。前の北都侵攻でも葛城~戦兎の(軍事)技術を利用してのことでしたし(葛城巧が北都出身なことも影響したかな)、今回の西都も戦兎開発のラビット・ラビットのデータを盗んで作戦遂行しています。

 どう考えても戦兎が軍事技術を発達させるキーパーソンになっているわけで、本人の意図と招いている事態に乖離が生じそうな懸念を感じます。以前のタイトルを持ち出すと、まだ「兵器のヒーロー」が解消してない感じですね。前作のエグゼイドだと、レベルが高くなっていった先で、基本の初期レベルでドラマの解決を見たわけですが、ビルドだとどう解決していくのか、今後の見どころかなと思います。

 閑話休題。ローグ撃破して狂喜のビルドチームですが、紗羽に接近する監視用ドローン。それを見た紗羽が「さようなら」と言ったもんですから、てっきりビルドらに別れを告げたと思い、そこでやられちゃうと勘違いしました。実際は難波会長に決別を告げたと気が付き、ほっとしました。でも、難波会長は激怒で禍根を残しましたけど。

 これで代表戦は東都勝利で、一応は決着がついたことに。東都首相 泰山は負けた幻徳を許そうとするも、幻徳は受け入れずに去る。西都首相は難波会長に見放され、処分されてしまう。で、その難波会長はスタークの特技で西都首相に化け、ですか。西都は大量の軍事用ガーディアンを既に用意していますから、代表戦がどうあれ最後は力尽くでやる予定だったと考えるべきなんでしょう。代表戦で勝てば多少は安くつく、くらいに思ってたのかも。

 やっぱり代表戦という「じゃんけんで決めましょう」みたいなことで国家間の紛争が片付くわけない。北都首相もそうだったし。戦えなくなるまで負けが認められないのはよくあることです(それじゃいけないと分かっていても、なかなか)。

 ラスト、美空が紗羽をビンタ。最終的な仲直り、結束のビンタでしたか。前回の予告編の印象では裏切りに怒ってのビンタに見えてしまいましたが、こういうことだったのか。「君は用済みというわけだ」も意外なことに西都首相だったし、予告編がどんでん返しのためのミスリードになってたようです。上手いことやりやがるな。

 次回「第29話 開幕ノベルが鳴る」は予告からすると、パンドラボックス再起動でなんか大ごとになる様子です。テロップに「地球の滅亡が始まる!」などとあってただ事ではない様子で、次回からがまた新展開ということらしい。「我が名はベルナージュ」という新キャラらしい声もあり、それがバングルに封印されていた火星の人なんだろうか。

 予告後のキャプションでも「スカイウオールが消える」とかあって、舞台設定自体も変わりそうです。スカイウォールが大規模な軍事衝突を不可能にしていたわけで(だからライダーが最有効の兵器にもなる)、軍事的な安全弁を外されてしまうと果たして、という気がします。

Re: 3月のスレッド(2018) - White NOVA

2018/03/26 (Mon) 00:59:52

今月は、これで終わりになりそうですが、まあ、定例感想、と。

★牙狼VL

いくつもの戦いが同時並行に行われましたが、予想していたことは当たったり外れたり、で的中率は半々かな。

まず、ルークが父のナイトと戦うのは予想どおりですが、ルークがまだ成長が足りなかったようで、せいぜい時間稼ぎをした程度で敗北。
トドメは幸いにして刺されなかったのは、成長した息子の心意気に感じ入ったのか、それともソードとの戦いを優先して、息子のことは「また強くなったら相手してやる。ここで殺してしまうのは面白くない」程度の気持ちなのか。
あの描写なら、どちらとも取れますね。とりあえず、息子による父親超えは果たせず仕舞い。

次に、ジーナVSクイーン。結局、クイーンの背景が曖昧なまま、ジーナに倒されてしまいました。まあ、この辺はミステリアスな女たちの対決ってことで、想像の余地を残すことを狙ったのかな。
ナイトも、クイーンも、結局はビショップの改造実験によって、人間からモンスター化した、と受け止めることもできそう。
ナイトは強さを求める気持ちを増幅され、クイーンは別の誰かに対する愛情をビショップに書き換えられたとか、最終的には諸悪の根源がビショップという形にまとまると考えます。

そして、ソードVSキングですが、モノトーン調の風変わりな背景で異様な風景ですが、それを黄金騎士の鎧の光で粉砕する演出で、まあ、ラスボスにしては呆気なく終わった感。
いや、そこそこ尺は取っていたと思うのですが、キングという存在がポッと出のボスで、これまでのドラマの積み上げがあまりないキャラなので、やはりビショップの使い魔以上の意義は見出せなかった感じです。

そして、シスターズことリジーとソフィのコンビが、電脳システムのコアに侵入して、世界を救う大仕事を執り行う流れですが、それを妨害するのがビショップ。
もっとも、自分ではあまり手を下すことなく、搦め手とかトラップとか、機械操作の手下を送り込むスタイルの彼なので、それをリジーバリアで防がれると、「ほう」と感心するばかりで、それ以上の動きはせずに「いつまで保つかな」と余裕の上から目線。
本気モードのビショップが見られるのは最終話かな。

ソフィは、キングに呑まれた亡き兄の魂に導かれるように、プログラム解除に成功し、ホラーの魂の狩場となった「真のエルドラド」を消去することに成功……でいいよね。
まあ、まだキングとかビショップが残っていて、「真のエルドラド」のコアは残っており、それを破壊するための最終戦闘はある、と思っていますが。

そして、今回はソードの前に立ちはだかるナイト、で続いたわけですが、最終話は前半VSナイト、後半VSビショップwithキングパワーで完、ってところでしょうか。

今回残念なのは、ソード妹のリジーがソフィと束の間の交流を果たした後、「お兄ちゃんをよろしくね」とソフィに妹役を託し、エルドラドとともに消失してしまったことですね。
これで想いは継承された、と見なすことも可能ですが、リジーにはやはりソフィの精神内アドバイザーとして(あるいはザルバみたいな物品の形をとってでも)、今後もソフィを導いて行って欲しいなあ、と考えつつ、まだ諦めていない。

後は、やはり今回の話で、アニメ版3作が一つの歴史、一つの世界観の中に位置付けられる物語だと公式に語られたのが、大きなトピックですね。
それを受けるように、「紅蓮の月」の劇場版っぽい『薄墨桜』がCMで発表されました。まあ、秋の話なので、先のことなんですが、それよりも「TV版神ノ牙」がどうなるのか、さっさと教えて欲しいです。
来週にVLが終わって、その後、すぐに来るのか、番組開始前スペシャルでもやるのか、あるいは牙狼以外の何かをやるのか、4月6日の同時間の後番組がどうなるかを気にしつつ。
この時期は、自分はどうしてもチェックが遅れがちになるので、まあ、そう言っておけば、誰かが書き込みで分かり次第、教えてくれることを期待しつつ(チラッ^^;)

★ビルド

万歳、紗羽さんが無事に帰ってきましたよ。

なるほど、赤羽死亡の件は死んじゃった東都の秘書の仕掛けた盗聴器が原因だったか、とか、今回の紗羽さんの懸念材料は、身内ではなくて鍋島親子への情愛の方だったか、とか、
さんざん悪女なのか? と物議を醸した彼女の行動が実は「人助けという正義感や優しさ、戦兎のラブ&ピースと通じる気持ち」に基づくものと明かされて、一気に不和が解消。

もう、本当に巧みなドラマ運びだなあ、と感じ入りました。久しぶりに、作り手の手のひらで弄ばれている、でも、このまま弄ばれていた方が安心して楽しめる、という「放送をリアルタイムで見るからこそ味わえる醍醐味」を堪能しております。

げんとくんも、何だかんだ言って発展途上の成長中キャラだということが明かされたし、今回は一時退場しましたが、次回以降、どういう形で再登場するのか、ワクワクしてきますし、
ぼくが仕事で忙しい間は、彼にお休みを与えてくれた方が、疲れた頭でげんとくんの重要な活躍をぼんやり見落とすことにならなくて済みそう。

ええと、春休みが終わって、こちらの余裕ができた頃に、げんとくんも戻ってきて、NOVAを楽しませてくれるだけでいいですから(自己中モード)。

とにかく、げんとくんがまだまだ再起できそうなのは良かったです。玩具情報によると、ローグの後で「マッドローグ」というのがゴールデンウィーク辺りで出るそうなので、名前的には「え、げんとくん、頭がおかしくなっちゃうの?」と心配しつつ、まあ、すでに狂気の一歩手前みたいなところに来ているので、ますます役者の力量が見られる怪演モードを披露してくれるなら、それはそれで見てみたい、と。

げんとくんの方はこれぐらいにして、ますます心配なのは、メガネの内海さんですね。一応、難波チルドレンとして会長に忠誠を誓う姿勢を見せているものの、紗羽さんを気にかける素振りを見せたり、戦兎に感化されているような雰囲気を醸し出しつつ、そのうち難波重工を裏切るんじゃないかなあ、この人も、と半分期待で思っています。

そして、西都首相が難波会長に入れ替わられる、という驚きの展開。
いやあ、これも役者の演技力の見せ所なんですが、それまでヘタレな小物風に見えた西都首相が、ベテランの浜田さんを継承するふてぶてしい演技をいかにこなせるかが注目どころでしょうか。
顔を変える能力ってのは、フラッシュでもハリソン・ウェルズ(イオバード・ソーン)が道具の力で披露してましたが、人間がすり替わるという能力がはっきり悪用されるのは、ビルドでは今回が初めてのような感じですね。
これまでは、死体の顔を移し替えて、戦兎の正体を曖昧にしたり、万丈に殺人容疑をなすり付けたり、そういう「謎解きどんでん返し」的な使用法でしたが、今回は「殺した相手に成り代わって、その役職を利用する」ってのは、明確に侵略宇宙人がしそうなことじゃないですか。インベーダーとか、ボディスナッチャーとか、仮面ライダーならワームとか、ロイミュードとか、擬態系能力を備えた怪人はいろいろと。

しかも難波会長こと浜田さんは、元ブラックサタンの大幹部ですから、そうか、関西はとうとうトップがブラックサタンに乗っ取られたのか、とフィクションの壁を見失えば、関西人として衝撃の展開です。
おまけに、次回、壁が取り払われるそうで(笑)。

現在のビルドは、迷走ではなく、すごい加速で暴走といっていいのか、それともコントロールできているから爆走とか激走と表現すればいいのか、このままの勢いで最後まで突っ走れるのか、もう心配になるぐらいフルスロットルで絶好調ですね。どこでエンジンが焼き切れるか、エンストを起こすのか、を気にかけつつ、このまま駆け抜けたら、平成ライダー数ある中でもトップ3に入れそうな傑作と評価できるかな、と。まあ、2期の中で、ですけど。

1期も入れるなら、クウガ、龍騎、電王が後の作品への影響の与え方、という観点でトップ3だと考えますけどね。次点アギト。

>OPコント

本編がドラマとして重くて暗いので、OPナレーションだけでも、明るく軽いノリでいきましょう、ということですが、どんどん勢いがついて、キャラ同士の掛け合いが絶妙なことになっております。

毎回、「今回のOPでは、誰が登場するかなあ」と話題に上がり、もはやこれだけで一つのコーナーというべき内容。
そのうち、難波会長とか、内海とか、気が早いけどベルナージュさんとか、風雷兄弟とかも登場するんじゃないかなあ。

そもそも、戦兎と万丈の間の会話に、どうして敵キャラが割り込んで来るんだよ、とか、本編では見られないキャラの掛け合いが意外性があって面白いとか、先週辺りから、とうとう本編を侵食しだした、とか、もう、ここだけでネタにできるぐらいの代物になってますので、ぜひ聞き逃しのないよう。

そのうち、内海とげんとくんの会話とか、美空とベルナージュさんの同時出演とか、戦兎と葛城巧の会話とか、おいおい、そう来るか、という組み合わせが来るんじゃないか、と期待しています。

>タンクタンク

これはラビットラビットとは違い、いかにもって感じの「兵器のライダー」なんですね。
ハザードみたいな暴走はしないけど、メカ好きとしては嬉しい反面、戦兎の思想とは逆行する方向のパワーアップ。
まあ、さすがにラブラブフォームとか、ダブルピースフォームなんて方向に行っちゃうのもあれ、なんですが、一応、テレビの最強形態は天才のジーニアスフォーム、夏の劇場版の目玉は龍牙とのコラボっぽいラビットドラゴンフォームが予定されているようで、主人公はこれで全部出揃ったかな、という状況。

他は、万丈のパワーアップ、先程挙げたマッドローグ、そして、おそらくはスタークが強化変身するであろう「仮面ライダーエボル」までが先取り情報として流れていて、ゴールデンウィーク前後に順次登場していくと予想されています(玩具の発売スケジュールからの推測)。
一応、ネタバレになりますが、K.Kさんの場合は、強化形態がどうこうより、今後のストーリーを予想する伏線になりそうな情報を知る方が嬉しいんじゃないかなあ、と推測しまして、まあ、打ち明けました。

ベルナーシュの呟いた「エボルト」というキーワードも、おそらくはエボルに繋がるんだろうなあ、と知って見るのと、知らずに白紙で見るのとでは、受け取る情報の重みも違ってくると思いますので。

一応、お節介かな、と思いつつ、ガイド役を買って出て見た次第。


では、今宵はこれにて。
新年度もここではのびのび書き込みを続けたいので、引き続きどうぞ、よろしくお願いします。

Re: 3月のスレッド(2018) - たさくらたすな

2018/03/27 (Tue) 00:20:24

■牙狼VL
 ジーナvsクイーンでクイーンが元法師みたいな情報出てきたけど気にかけても気に留めずともどっちともいいみたいな情報は微妙に出そうになったくしゃみが出きらないむず痒さを感じますね。一方キングはエルドラドのシステムを使って翻弄してる間の独特の演出は表現的に面白いなと思いつつもいざそれが破られるとスパッと切断あらおわり?ビショップはビショップでキングが倒されたのを感じ取ると見切りをつけたかのようにさっさと逃げ出すあたり次やられるのかそれとも、2期だったり次期アニメ作にそのまま移行しそうなフットワークの軽さもちょっと伺わせるくせもの感を残しての退場というかんじでした。

■ライダービルド
 心配だった紗羽さん退場フラグはなんとか回避。いろいろと戦兎と画策はしていたけどタンク^2を隠し球に幻徳を最後は圧倒、監視カメラにむかってのさようなら、これがさらに難波側との隠し暗号的なやりとりになっていてとかだとシャレになんないけど、会長の怒り具合をみるにそれはさすがになさそう。
 スタークさんと難波会長の人の悪意の塊と言わんばかりの押せ押せ悪展開、いやスタークが扉の向こうから登場してきた時にはあぁ西都首相顔とられておしまいかなと思ったら先に消滅死亡させられて顔いじりはないかと思ったら直接会長の顔を書き換えで、あぁそうか対象側の顔をいじるんだから元の人物の顔とかはスタークの記憶にあればいいのかと納得したしだい、当初はいじる顔のオリジナルのDNA情報なり読み取る必要があるのかなと思っていたいたから便利な機能だな。
 個人的に悪の根源がここまで視聴者にその段階的にでも描写説明をしてくれてることに関しては、いや実は我々にもこういう言い分や事情があったんだよと後で説明されても生半可な理由では納得しない悪っぷりというのもちょっと際立ってるかなとも。

■ドラゴンボール超
 テレビのほうが最終話まで終わったので一応感想報告。
 前回までに武人の最終形態ともいえる身勝手の極意(戦闘状況に対して考えるのではなく身体が勝手に反応して動くという、ブルース・リーの考えるな感じろを極限に極めたような感覚の状態)に到達した悟空も強敵ジレンを打ち倒すという流れにはもっていけず、なんとか生き延びていたフリーザと17号が体力回復して連携を組むことでフリーザ悟空とジレンを残った舞台上から一緒に押し出す形で場外で決着。
 最後に残った17号が勝者の特権として与えられた願いで消した宇宙の復活を願い、それでいいのと?全王が了承して全宇宙が復活、この時に大神官から最後に生き残る宇宙の戦士は人間として徳を求められる、もし自分本位な願いをしていたらその時点で勝者の宇宙ごと消していたとして真意が語られ自分本位という意味では子どものように振舞っていた全王が最後になんだか人格者のように持ち上げられた感があるのがちょっと納得行かない感あるけど、最後に東映製作スタッフのリソースを全部投入してくれた作画と演出もあって形としては綺麗に纏まったかなといった感想です。
 妙に今回17号推しだなと思う部分あったけど、仮に最後にフリーザだけが残ったみたいな形だとこの流れには持っていけなさそうなのでその保険的な意味合いあったのだろうなと解釈。

・画像のある感想まとめサイト
http://anicobin.ldblog.jp/archives/53190931.html


> Robertの略称がBob(by)
 日本人には割と言われるRとLがネックになる話だけどこれらの単語と短母音の組み合わせは舌の使い方が長母音に対して瞬間的になる分ネイティブな圏内の人でも苦手になるようで、自分の名前もRが入っているので英語でどう発音されるのか調べたことがありますが、同名の人がむりやり発音させたらほとんどの人がRの部分をGやらJの音に変えて発音する人が多かったとのことで同じような感じでロブがボブになったのかな?個人的には Good evening がカナでかくとグリービンみたいな発音になってるのも悩ませパターンですね。

Re: 3月のスレッド(2018) - K.K

2018/03/28 (Wed) 23:48:07

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●フラッシュ2(第3話:家族の呪縛、Family of Rogues)

 この回はDVDで初視聴のときは、タイトルの「家族の呪縛」を特に意識もせず観ていました。ジョーの妻フランシーヌの前回ラストでの登場、レナード・スナートの親父ルイス・スナートが娘のリサ・スナートを人質としてしまうことなど、ややこしかったり酷かったりするわけですが、単に「ひどいなあ」くらいに思っただけだったような。

 改めてタイトルを見ると、日本語タイトルからは「そもそもバリーが家族の呪縛を受けているのかも」と思えます。シーズン1でバリーはいったんは母親の救出を諦めたわけですが、シーズン2ラストでどうしても諦めきれずに母親を助けてしまうわけですよね。
 その母親の生死は父親の無実の罪が関わってくるわけで、バリーとしては単純な勧善懲悪のヒーローだけでなく、家族をどうするかで行動が決まったり歪んだりしています。
 さらに母親が死に、父親が無実の罪で投獄されたことからジョーに引き取られる格好で育ち、アイリスとの関係も友人~恋愛対象に加えて、既に家族である関係性を持ってしまい、しかしシーズン1での未来では結婚する歴史にもなっている。そこもややこしい。

 英語タイトルを考えると、直訳すれば「悪党/いたずらっ子どもの家族」であるわけで、直接的にはレナード・スナート一家を指していそうです。が、この第3話ではズームの正体を隠しているジェイとケイトリンの接近が描かれていて、ジェイの正体を知った後で考えると、そこも家族として成立する危険性があったと考えることもできそう。ラストでアース1に出現するアース2のハリソン・ウェルズはこの時点で悪者風ですが、娘をズームに狙われるわけで、そこも「悪党どもの家族」みたいな感じです。

 スピンオフ元のアローも家族の関係性が重視される作りだなと改めて意識しました。アローもフラッシュも、マイノリティという側面も重視しつつ、おそらくはだからこそ家族のつながりをカウンターとして描いてあるのかなと。たとえ疎外されても、きっちりつながってくれる家族がいるんだよ、みたいなことですね。

 いかん、とりとめがなくなってきました。フラッシュ本編に戻りまして。人間関係ドラマとしては、しばらくはジョーの妻であり、アイリスの母であるフランシーヌが重要になってきますね。薬物依存で幼いアイリスの世話すらままならない状態となり、治療施設に入れられるもどこかへ逃げてしまい、それっきりだったという重いキャラ。

 第2~3話初見のときはすっきり解決するんだろうと思ってましたが、実はすっきりしない結末ということを既に分かっているので、ジョー一家についてはしばらく重苦しいことを承知して観なければなりません。先行きが分かっているだけに、なかなか気が重いドラマ部分です。

 第3話のメインのドラマはレナードが、父親に爆弾埋め込まれたリサをどう救うかですね。もっともレナードは人に頼らない性格が災いして打つ手がない状態で、そこをこういうことは放っておけないお節介のバリーチームが介入すると。

 もっとも、きっかけを作ったのがほかでもないリサ。リサはリサで兄レナードが父親に拉致されて無理矢理働かされていると思っている。そこでシスコらに助けを求めて来たということですね。兄妹互いに相手が大変な状態と思って動いている。

 しかし、レナードの性格を知るバリーとしては、レナードは殺すと脅されて動くようなキャラではないことから、レナードが横暴な父親の言いなりなのはレナードが弱点を突かれているから。弱点と言えば一つしかなく、妹のリサ。それならリサの命が危ないということで、リサに爆弾が埋め込まれていることを探り当てる。

 そこでレナードの父親に対してはバリーがレナードの仲間と偽って時間稼ぎを行い、シスコがリサから爆弾を抜き取る。リサの危機を解消した時点でレナードの父親を捕縛すればいいわけですが、レナードが問答無用で射殺してしまう、というわけですね。レナードにも感情として許せないことがあり、それが父親であっても、あるいは父親だからこそ(以前のバリーとの約束を破ってでも)殺害してしまう。

 この辺りの流れから、「レナードの父親は、レナードやリサに対する強烈な反面教師となっているな」と改めて感じます。日本語タイトルの「呪縛」ということからは、呪縛を解いたのはレナードとリサということになるでしょうか。リサは今回は嘘偽りなくシスコに好意を持ったようですし。友人か恋人候補かは分かりませんけど(^^;。

 一方、ジョーもアイリスもシスコもバリーも「家族の呪縛」の制限を受けつつ、このシーズン通してあがくわけですし、予習した範囲ではシーズン3でもそれが続いている感じです。家族の問題はおそらく作品テーマの一部であり、もし解決を見るとしたら、完結するときになるような気がします。

 そんなこんなのややこしいドラマをしり目に着々と計画を進めているのが、ジェイ=ズームですな。今話だと、安定したワームホールが完成、アース2に帰れる段取りがついて実際に帰ろうとして、シュタイン教授含むバリーチームから引き留められてますね。

 それを受ける形という、バリーらに正式に仲間の一員という感情を起こさせることに成功してやがりますね。おそるべき詐欺師、裏切りのプロですな。うーん、やっぱりラストまで観てよく分かったズームを前提に再視聴すると、かなり違って見えてくるのは間違いないようです。

 家族が鍵だなと思わせておいて、次話への引き込みがシュタイン教授というのも、改めて観て考えて、上手いなという気がします。意外な方向の危機を演出して、どうなるかは次回というわけですが、単にラストで思わぬものを出したわけではない。

 冒頭でケイトリンに教授の血圧等の異常を語らせてあるわけですから。初回の視聴では思い出さなかったのですが、二度目に観てみて「そうか、冒頭のあれが伏線か」と気が付いた次第です。次回は新たなファイヤーストーム候補を予感させるし、今話ラストではハリソン・ウェルズ2がターミネータみたいに出現して「ラスボス降臨か?」ですね。

(なお、設定的には、2度目に観てもやっぱり、探知用の赤外線レーザーを凍らせるのは納得いきません(^^;。どうやったら光=電磁波が凍るというんだ。)

●仮面ライダービルド

 ここでのご感想をいろいろ拝読して、幻徳の方向性で何やら妄想が湧いてきました。

 ここまでの幻徳を自分なりに復習してみると、

1.東都から日本再統一の権力欲(主に東都内だけを考えての画策)
2.東都を守りたくて強さを欲する(見ている範囲が日本全体に拡大、大義も意識)

となってますね。しかし1の段階でも2の段階でもビルドに敗北したにも関わらず、泰山のもとにも変える意思を示さない。予想ですが、スタークが一皮むけても負けてしまう幻徳を見放すか、幻徳がスタークに頼るのを潔しとしないか、になる気がします。

 そうだとすると、

3.ビルドに勝ちたいバトルマニアと化していき、ビルドのライバルに
4.ライバルキャラの常として巨悪に直面するとビルド側サポーターになるかも?

 3から4の流れはよくあるもので、例えばドラゴンボール初期だと初代ピッコロ大魔王からマジュニア=ピッコロ2代目の流れですね。もし幻徳が「ビルドを倒すのはこの俺だ」と宣言したら、もう仲間となるのがほぼ確定でしょう。

 NOVAさんの今後のフォーム、システムの発展についての情報、大変助かります。ご解説にある名前をさらにググってみると画像なんかも出てきて、「へえ、こういうのが出てくるのか」となかなか興味深いというか期待が高まるというか。

 TV本編でのビルドの最終・最強形態がジーニアスフォームとのこと。天才だから勝てる、というコンセプトになりそうな予感がします。だとすると、既に理想として掲げているラブ&ピースを実現するのは、今の軍拡競争的な力より知恵ということになる可能性を感じます。もしかすると、それが以前にグリスが感じたハザードレベルでは測れない強さだったりするのかも。

●ドラゴンボール超

 最後の全王主催の宇宙の存亡を賭けた武闘会、なんだかんだと文句を言いつつも最後まで視聴しました。一応は、消失した宇宙は神龍により復活ということで、終われる形にはなったかと思います。

 しかし、ドラゴンボールの最初から(ブウ編まで)観ていた自分としては、納得がいかない点が多々ありました。

 やっぱり、無関係な数多の人々を人質にして戦うというのは、自分のイメージする悟空ではないんですね。自分が納得する悟空であれば、たとえ勝ち目がなくても、宇宙を消す者に戦いを挑むということになります。

 しかし、全王は能力ではなく性格として戦える存在ではないですね。そういう全王前提で、もし納得するドラマになるとすれば、例えば「悟空チームはなりふり構わず勝つことに徹する。なぜなら勝ってドラゴンボールで全ての全宇宙(ややこしいな ^^;)を復活させたいから」というものになるでしょうか。

 残念ながら、実際の本編では17号が自分の望みを捨てて他の全宇宙を復活させるという、いわば篤志的な行動で美化するという段取りでした。これだと、「悟空は自分の宇宙だけを残すために勝とうとした」という印象になり、「そんなの僕の悟空じゃないやい」という不満が残ります(^^;。

 途中から観てみまして、全王主催の武闘会より前のエピソードはそこそこ楽しめたんですけどね。ドラゴンボール名物ともいえる武闘会の盛り上げ方だけがちょっと好みに合わなかったかなということになるでしょうか。これでドラゴンボールが終わるわけでもないでしょうから、納得できる悟空となるか、また再起動してのお楽しみですね。

 ドラゴンボール超が終わって、後釜はなんだろうと思ったらゲゲゲの鬼太郎ですな。これも懐かしい作品のリメイクであるわけですが、主人公の声は同じ人じゃないか(^^;。ある意味、シームレスに続いているともいえそうです。鬼太郎の作風(鬼太郎のスタンスとか、妖怪の位置づけとか)は世相を反映していたと思いますんで、今度の鬼太郎がどうなるか、ちょっと注目したい気もします。

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