創作と鑑賞の談話室
9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/01 (Sat) 00:01:53
9月の雑談スレッドです。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/02 (Sun) 20:40:58
NOVAさん、たささん、どうもです。
●幻徳の最期
ジオウが始まる前に再確認しておこうと、ビルドの最後の3話(第47~49話)を観なおしてみました。いろんなところで記憶違いしたり、見落としがあったままで感想を書いていたのに気が付き、我ながら情けない気がしていますorz。
最大の我ながら情けないポイントは、幻徳の最期のシーンです。「これを見落とすか、なんてもったいないことしたんだ」と。彼の影の演出です。
幻徳ローグが最後の力を振り絞ってエボルトに挑むも、あと一歩及ばず返り討ちに遭い、「後は頼んだぞ、桐生…戦兎」と言ったとき、柱に映る幻徳の影は生身の幻徳のものでした。長髪、革ジャンのシルエットですね。
そこから短い回想シーンがあって、「親父、少しは近づけたかな」と独白したとき、柱に映る影がローグのシルエットに変わっていたんです。そしてローグの影のまま消滅。これにようやく気が付きまして、「ああ、幻徳はローグとして死んだのか」「ライダーとしての力も込みの、全力で父親を追っていたのか」と、ちょっと感動です。
初見で気が付いていたら、幻徳の最期についての感動がさらに増したと思うと、自分の観察力、注意力の低さにがっかり。まだまだライダー物の観方ができていない未熟さでもありますな。目が泳いじゃってる割に、キャラクターの周りが見えていないorz。
その後、エボルトのドライバーに支障が生じたときの火花が紫色というのも、もしかすると幻徳がローグとしての最期を選んだからか、などとも思ったり。
その他では、最終話でのエボルト撃破直後、草原で倒れている戦兎の手にジオウのものと思しきアイテム=ライドウォッチがあるのに気が付いてませんでした。戦兎が目を覚まして「なんだ、これは?」と言ったのを、周囲の状況だと勘違いしてまして。ジオウは出なかったものの、既に存在していることを匂わせるものがあったわけですね。
●仮面ライダージオウ(第1話:キングダム2068)
気を取り直して、ジオウ初回の感想。初回のこととて、ジオウがどういう存在で、どういう敵がいて、といったことの紹介だったように思います。割とよく分かる、上手い作りだったなという気がしましたんで、今後の展開も上手くやってくれると期待できそう。
冒頭、いきなりバトルでして、魔王となったジオウにレジスタンスがかなりの兵力で立ち向かうも、全く歯が立たない。歴代ライダーの石像と思しきものや、主人公の若い頃(2018年?)の変身ポーズの石像もある。これが50年後(2068年)の未来というわけですね。
これをジオウになる主人公ソウゴが観ている。外の世界にはなぜか恐竜がおり、既にタイムトラベルしているみたいですね。設定を多少は予習してあるので、だいたいどういうことか想像はつきますが、知らないで観たとしても「どうなってるんだ?」という興味が高まりそうです。
そこから現代(2018年)でのドラマスタートですが、主人公ソウゴの回想的なナレーションが入ってまして、NOVAさんのレクイエムをちょっと思い出したり。既に運命が定まっているような印象を与える手法ですね。平和そうですが、謎の人物(予言者ウォズ)がソウゴに絡んで来まして、赤いロボットがどうたらこうたらと話しかける。
そこからいきなり予言通りの赤い巨大ロボットの襲撃で、ライバルキャラの未来人ゲイツですな。まだジオウではないソウゴではどうしようもないピンチ、そこへ未来人のツクヨミが駆けつけて救い出し、一気に太古の昔に飛んだらしい。それが冒頭の謎のシーンにつながるわけか。目まぐるしい展開のせいか、後で気が付いたんですが、あんなロボットが出現して暴れたら、大騒ぎになり、数日は警備やらなにやらで緊張状態になるはず。しかし後のシーンでは街は平穏な感じで、どう収拾したんだろう?
それはともかく、次は江戸時代(1671年)へ飛んだようですね。ここでツクヨミがソウゴに自己紹介する形で、キャラや状況設定の解説ですか。茶店での支払いに未来アイテム使って気味悪がられたりしてますが、前に聞いた歴史考証をちょっと思い出しました。
時代劇なんかで、客が「勘定、ここに置いとくぞ」と言って銭を置いて店を出るシーンってよくあるわけですが、江戸時代(の江戸)ではそんなことはしてなかったそうで。店は客を信用せず、商品(団子、蕎麦、酒等々)を出すときに支払いも行っていたそうです。ジオウでは「未来人を気味悪がる過去人」という演出なんでしょうけど、偶然か知っていてか、時代考証的に正しくなっているようです。
それはともかく、さっそくソウゴに未来の運命が告げられる。最低最悪の魔王オーマジオウになっちゃうよ、というものですね。が、今のソウゴには魔王なんて兆候は全くなく、無理矢理けんかに巻き込ませられて川に落とされ、それでもけんかしてた人を心配する始末。が、さらにゲイツがライダーに変身して追ってくるわけですな。
江戸時代からも逃げまして、行った先は2017年11月のビルドの時代ですか。しかしスマッシュが襲い掛かり、そこを救ったのはビルドとクローズ。どちらも初期型のようですね。さっそく仲良くなったようで(主人公ソウゴの特技?)、ウォッチを戦兎に見せると、さすがは天才物理学者で未来アイテムと判断する。が、ツクヨミがパラライザー(かな?)で戦兎と龍我を眠らせて情報漏洩を防ぐ。うーん、やっぱりタイムパラドクス起こすからかな。
一方、ゲイツとは別の敵、タイムジャッカーのウールの登場で、バスケ選手を今回のゲスト敵のアナザービルドに仕立て上げる。ウォズがジオウを正しく導く目的らしいのに対し、ウールは魔王オーマジオウに代わる王を作り出したいらしい。ウールととしては、まだ2人いるみたいですね。一枚岩でもないらしい。
それはともかく、「こんなのビルドじゃないやい」と言いたくなるようなデザインの(^^;)アナザービルド、人間を急襲してボトル作れるらしい。ベストマッチじゃないとか不服言うとりまして、やっぱりベストマッチってなかなかできるもんじゃないのか。それとも選び方が雑だからなのか。
アナザービルドはさらにに暴れまわり、現在に戻って来たソウゴと遭遇、ソウゴは最高最善の魔王になると宣言して、ついにジオウに変身、バスケ技のアナザービルドをあっさり倒す。アナザーは倒されると中の人は無事に元に戻れるみたいですね。が、またもゲイツが追いすがって来る。ほう、ゲイツはゴースト使えるのか。というところで次回へ、か。
分かりやすいしテンポもよかったし見せ場も多いし、なかなかの初回だった気がします。次回は「ベストマッチ2017」ですか。ビルド(戦兎)はジオウ側につくみたいですね。今話の様子だと、王になるんだなどと豪語ソウゴは(現時点では)、意外に善人、お人好しということでよさそう。ゴーストだと「そうだ、そういう人であるのがいい」とドラマ的に認めらる感じで進んだわけですが、ジオウだとどうするのか、注視してみたい気がします。
Re: 9月のスレッド(2018) - たさくらたすな
2018/09/04 (Tue) 00:27:47
■仮面ライダージオウ
王様になりたいが未来では魔王になると危惧されてる主人公ソウゴに、魔王にさせないべくライダーにならないよう未来から介入しにきたヒロインのツクヨミ、魔王にもライダーにもならないよう倒しに来た2号ライダーのゲイツ、とりあえず魔王にすべく変身アイテムを渡した予言者ウォズ。
主人公まわりのキャラはそれぞれ魔王に、ならぬよう寝かしてしまおうホトトギス、なるのなら殺してしまおうホトトギス、なってほしいから導きましょうホトトギスといった感じかな、もっとも2号ライダーは次回予告ではビルド勢たちと一緒に共闘するようなシーンはあるけど、いきなり2話目で和解もどんな感じかなとも思うので、様子見しつついよいよ駄目なときはという感じのスタンスで進む感じかな。
主人公ソウゴの王様になりたいという突拍子もない夢ですが、創作物でわりと納得させられたパターンとしてはロードス島戦記のカシュー王のバックストーリーですかね、アレクラスト大陸で剣闘奴隷の身分から開放されて旅立ちのさいに「おれは船に乗って南へと向かう。〜〜〜あの島なら、まだおれの剣の力で王になることもできるだりろう。それ以外におれが王を目指すとなると、大きな戦争をひきおこさねばならないから」という言葉が印象深いですが、そのへん実は深い思慮がある、もしくは今後面白い納得性のいく説明付けがされて、それと結びつくキャラになれるか見届けたいところかなと。
しかしゲイツとウォズってPC史における対立陣営間の代理戦争を象徴するようなキャラ関係として描かれるのかな、そこも気にしつつ。
あとは時間移動ということで、映画村のロケ使用率がそこそこあるようだとそこも嬉しいかなと。
・K.Kさん
>>ツクヨミがパラライザー(かな?)
ファイズ由来アイテムと時計が組み合わさった、ファイズフォンX(テン)ですね。他にも各ライダー由来のアイテムが登場する予定のようです。
Re: 9月のスレッド(2018) - White NOVA@ネカフェ難民中
2018/09/05 (Wed) 15:27:04
とりあえず、ジオウ感想。
王様になりたいソウゴ君のキャラ描写と、未来世界のオウマジオウの猛威と、タイムジャッカーの暗躍の3つがポイントかな。
アナザービルドは、素体の少年のバスケ部っぽさと、ジオウ本来のカラーリングを組み合わせてSicフィギュアっぽいグロさを混ぜた感じのデザイン。
毎回、アナザー何ちゃらってライダーもどきを、本家ライダーと、そのライダーモチーフのアーマーまとったジオウが協力して撃退する流れかな。
ジオウに変身するソウゴは、割と人懐っこい少年で、ディケイドの門矢士のような「上から目線の偉そうな態度」とは異なりますね。
ディケイドの時は、大体、士の態度も問題になって各世界のライダーとひと悶着する流れが多かったのですが、ジオウの場合はソウゴではなく、今回はゲイツがトラブルを起こすキャラになってますね。
ツクヨミに関しては、電王のハナさんみたいな役どころかな。ハナさんの場合は、女優の出演事情の問題で、途中で若返って子役のコハナになったりしましたが、今回は出演を全うできるかな。
で、電王との違いですが、これは作劇的に「あまり自由に各時代を飛び回れるようにすると、描写が大変だからイマジンの契約主の変えたい記憶の中の時代」限定で時間移動しておりました。
今回は、各ライダーの放送時代限定かと思いきや、いきなり恐竜時代とか、江戸時代とか、大きく飛んでいましたね。これは1話限定なのか、今後もいろいろな時代の飛ぶのか気にしたいところです。
あまり、いろいろな時代に飛ぶなら、まるでDCのレジェンドOFトゥモローみたいだな、と思いますし。
1話を見て、さらに思ったのは、ロボット物としても楽しめる? てっきり時間移動専用だと思っていたら、結構アクティブに動いてくれて、巨大戦まで見せてくれるのか。
電王だと倒した敵が時々巨大化するのを、移動マシーンのデンライナーが多彩な武装で退治するメカ戦映像をたびたび見せてくれましたから、今回もそういう楽しみ方はありかな。
巨大戦はCGコストが掛かるので、ライダーでは月に一度くらいしかないと思うのですが、タイムマジーンのアクションにも期待したいな、と。
ゲイツの赤い機体は、ボディに「ろぼ」とひらがなで書いているのが、何だかかわいい感じで。
というか、ゲイツって顔の「らいだー」だけでなく、持ち物ぜんぶひらがな? 何だか小学生の低学年かよ、とツッコミ入れたくなります。
たぶん、ゲイツって、序盤は渋くクールに決めているけど、すぐに天然ボケキャラになりそうだ。過去の常識を知らないバトルオンリーな未来人で、トラブルメーカーになるんじゃないかな。
ツクヨミがツッコミ役で。
あとはウォズさんの芝居がかった演技も面白いですな。逢魔通信って予言書もいろいろネタになりそうだし。
ともあれ、次回はビルド編の本番という形なので、戦兎をテレビ放送で見る最後の機会かも。続きは、冬の劇場版および春のVシネでって感じ。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/05 (Wed) 15:53:48
NOVAさん、たささん、どうもです。
ちんたらごちゃごちゃと書いておりましたら、NOVAさんからの書き込みが。ネットカフェに退避されたということは、被災されたのか、と思ったものの、それらしきことは仰ってない。あれ、と思ってよく見たら、「震災状況報告スレ」のほうでご連絡頂いてました。
そちらにも追ってレスを入れたいと思いますが、とりあえず書いた感想をこちらに。反応できてなかったりする部分もあると思いますが、先に書いちゃってたということでご容赦のほどを(もっとも、ジオウの感想を頂いているわけで、そもそも重なる部分が少なくはあります)。
●ガンダムビルドダイバーズ(第22話:誓う心)
先週の感想でNOVAさんが予想された、サラ救出を目指す反乱軍リクらと、体制側有志連合の対決になりましたね。自分としては、もうちょっとパズルを解くような展開があるかと思ったんですが、要はユーザーの総意と納得ということで、大規模バトルで決めようじゃないかという流れですな。
ともかく本編。前話からの続きで、再結成した有志連合の長(らしい)キョウヤが、サラの捕獲を発表、GBNを守るための行動をすると演説してますな。これを聞いて焦るリクらに、コーイチからサラ救済の可能性ありと連絡が入る。前話でツカサに協力依頼を出していたことの結果が出たということか。
コーイチ(とツカサ)とトーリによると、ブレイクデカールを応用したビルドデカールにより、サラをガンプラサイズの義体(GPD仕様?)に移すということのようですね。今まで気が付いてませんでしたが、ブレイクデカールってナノICチップだったのか(ウィキペディアより)。ビルドデカールはもっと大きそうですが、大容量のサラを納めるにはそれだけのサイズが必要なのかな。
(ブレイク:壊す、から、ビルド:作る、に変わったというのが、もしかすると後で意味を持つネーミングなのかも。)
コーイチと運営側のプランは以下のようになっている、でいいのかな。
・コーイチ案
メリット:GBNの崩壊なしのサラの義体での存続(5%→12%)
デメリット:サラの消滅(95%→88%)、最悪はGBNの崩壊も(??%)
・運営案
メリット:GBNが崩壊しない(100%)
デメリット:サラの消滅(100%)
リクはこれを「可能性はある」として実施したいらしい。コーイチ案がキョウヤのみならず、ロンメル、GMにも伝達された模様で、運営側3人が協議。この時点では成功率5%で、GBのN崩壊すら充分あり得る(3人は95%でGBN崩壊と判断している模様)。運営側としては否決の格好ですね。まあやむを得ない判断でしょう。が、この判断はリクには伝えられなかったようですね。辛い宣告だからなあ、サラ消去を主張するGMでも逡巡したんだろう。
肝心のサラはキョウヤに意思を問われて、笑顔で自分の消滅(によるGBNの安泰)を願う。こういう対応をされるとキョウヤは辛いでしょうな。一応は頷いて去るキョウヤですが、サラの部屋を出てから、「人ではないと、誰が言える」と。こういう考え方はいろいろ問題を含んどりまして、後述。
(キョウヤはサラに、逃げたければログアウトすればいいと言っとりましたが、サラはログアウトできるのか?)
リクは単身、キョウヤのもとに乗り込み、返答を迫る。キョウヤは公式見解としては、成功率5%では(おそらく12%でも)GBN崩壊のリスクは取れないことになると言いつつも、GBNの慣習を説明することで、暗にリクに行動を促してますな。
今まで理解できてなかったんですが、GBNは運営が最終的には絶対的な権限を持っているわけではなく、かといっダイバーの多数決の総意によって運営されているわけでもない。独裁制でも民主制でもないわけですね。では何かというと、どうやらガンプラバトルの実力主義らしい。もっとも反対者を蹴散らして力尽くというわけではなさそうで、おそらく実力に対する敬意で納得される、みたいな感じなんだろう。そうでないと、この後のバトルによる決定の流れが説明できなさそう。、
それはともかく、キョウヤの言葉を受けて何かを決意したらしいリクは、キョウヤのネストの去り際、サラを見つけて、必ず助けると伝える。心配して追って来た仲間にもサラを助けるとの意思を伝える。さらにリクらのネットに戻ると、マギーがタイガーウルフを連れてやってくる。タイガーウルフは個人としてリク側につくらしい(子供になつかれる演出が、彼の意思と性分を表しているらしい)。マギーも同じくと見ていいのかな。
アライアンスを結んでいたシャノアール・ネオもリク側か。タイガはシャフリヤールも誘ったようですが、動向は不明。トーリがリク側ということは、システム的な介入も戦力になると見ていいのかも。後で判明したのが、ロータスチャレンジのロータスも要塞を発進基地に貸すなど、リク側に協力してますな。
有志連合・運営側のサラ消去実行宣言が行われるも、リクが割って入り、リスキーなサラ救済を提案。一般ダイバーの多数派としては受け入れられないという感じですね。が、やり取りのトリックに持ち込んでますな。
ロンメル「(コーイチ案は)たかが数機で並み居るトップランカー(のフォース連合)に挑んで勝つみたいなのものだ(からあり得ない)」
リク「じゃあ、それができたとしたら」
GM「そんなことが可能ならば、な」
(リク、キョウヤはしてやったりとニヤリ)
リク「ならば勝負です、ガンプラバトルで決めましょう」
(サラを預かるキョウヤが受け、GMはそんな座興はどうこうと言うも、後の祭り)
キョウヤも狙ってこの展開に持ち込んだものの、勝負自体は手加減なく真っ向から受けるつもりらしい。キョウヤの意を察したらしいロンメルも、ですね。とはいえ、兵数で遥かに劣るリク側は、衛星軌道からの降下でキョウヤのネストを奇襲、しかし有志連合は混乱に陥らずに迎撃に入って、ここで次回へ。
次回は「宿命の二人」で、シャフリヤール参戦のようですね。どうも、シャフリはどちらにつくでもなく、タイガーウルフと決着をつけてからにしたいらしい。残り2~3話だと思いますが、ここへきてまだ他の波乱要因が出てきたか。百鬼にアライアンスを申し込んだらしいシーンもあったから、オーガ、ドージの動向も気になります。どう風呂敷畳むんだろう?
キョウヤがサラを人間のように感じているシーンがあったわけですが、昔からSFにはよく描かれるテーマですね。機械(AI)であっても、知性や感情を感じ、話が通じていると感じると、人間と同じと思いたくなる。機械でも人間の言動、行動と見分けがつかないなら人間として扱うとするものが多いかもしれません。フィクションならそれでいいです。
だけど、現実問題になるとちょっと危ない考え方ではあります。現状のAIもどきでも、会話は普通にできるものがいろいろ出てきています。AI女子高生りんな、なんてのは結構有名になりました。どうやら、チューリングテストならほぼパスする性能らしい。しかし、お遊び、所詮は機械人形、とわきまえてないと、ちょっと嫌な副作用が生じたりします。
りんなですと、話しかけた相手に対し、おおむね友好的です。例えば、何かを好きだとか褒めると、りんなもそれを好意的に表現する。そのため、話していて気分がいい、となりやすい。そう設計したんだからそうなっていいわけですが、ときとして「生身の人間より、りんなのほうが人間らしい」と錯覚するケースがあるようです。
生身の人間だと、感情も好き嫌いもありますからね、誰かに、Aはいいね、と話しかけても、Aなんて嫌いだよ、と返してきたりする。そのため、りんなと話しているほうがいい、りんなのほうが優しい、お前はりんな以下だ、なんて揉めたりすることもあるようです。
人間より機械を重んじてしまうわけですね。ガンダムBDでも、サラが魅力的に描かれているだけに、どうしても人間のように思ってしまうし、リクはもとよりキョウヤもそうなってしまっています。だけれど、例えばロンメルが言っていた「GBNの中でしか話すことも歩くこともできない人」からGBNを奪うリスクを取ってもいいかといえば、もし現実ならアウトとすべきでしょう(エンジニアならそう判断し、ユーザーの反対を押し切らないといけない)。
しかし、BDはフィクションですから、現実ならば非常に難しい「AIと人間と等しく遇したい」というテーマを肯定してもいいんでしょうね。ロンメルでさえ揺れているはずですから。なにせ、以前にロンメルはサラにやたらなつかれたりしてまして、特段の反応こそしていないものの、腹の底では慕って来たAI(サラ)をむげにはしたくないんじゃないかと思います。
●仮面ライダーゴースト(第43話:接続!天才少年!、第44話:起動!デミアの恐怖!)
いよいよデミア・プロジェクトが始まったと思ったら、すぐに終わってしまいました。こんなだっけ、という感じです。初見のときには、デミア・プロジェクトというのが進行してて実現したらえらいことになる、となってた覚えはあるんですが、いつの間にデミア・プロジェクトがなくなったのか、不思議な感じがしてました。たぶん、44話を全く見落としてたんだと思います。
流れとしては、ある少年が突然、数理的な天才となり(フェルマーの最終定理をもっと簡単に証明したとか云々言い出す)、他にも同様な人が続々現れる。それがデミアのコンタクトレンズのせい、と判明するわけですね。コンタクトを入れるだけで、凄い能力が授かるわけですな。
が、コンタクトは裏の機能があって、装着者を眼魂と化してしまうし、入れたが最後、外せない。人間界と眼魔界を統合するため、ですな。が、コンタクトはまだβバージョンでフィールドテスト中のため、まだ被害者は少ない。なんとか製品版の本稼働阻止すべく、タケルらはデミア本社に突入、なんどかサーバーの破壊に成功するも、実はβテスト用サーバー。
ついに本サーバーが起動し、数千万の人がデミア・プロジェクトに取り込まれるも、タケルは人々から伸びるネットワークを辿って本サーバーが教会らしき施設にあるのを突き止め、アラン、マコトらと再度突入、ガンマイザー2体とイゴールを退け、ようやく本サーバーの破壊に成功。
しかし、アデルが出現して身を以て本サーバーを引き継いでしまい、「私が世界となる」と宣言、ついに最強のラスボス出現したのか。って、あれ? あらすじを書き起こしてみると、勝敗がくるくる入れ替わり、手に汗握る展開みたいに見えてしまう。
実際には、あまり手に汗握らない(^^;。御成がアランの体と乗っ取って、ネクロムに変身するも使いこなせずに惨敗、その後、活躍して助けになりたかった、みたいな弁解する。この期に及んでもアカリのビンタでヘタレるイゴールとか、「どうしてそれを入れたんだ?」みたいに感じるシーンや流れがあったりしまして、かなり緩い感じでした。コンタクトへの対処も、サーバーを破壊する以外に、眼魂から眼魔化したら倒して眼魂破壊すれば元に戻れるとか、勝利条件もかなり緩い感じです。
従前通り、良く言えば、安心して観ていられる作風が維持されてます。次回への引き込みも、アデルがサーバーも兼ねてしまったので事件が終わってないですし。ただ、もう44話まで来てまして、実質の最終回が49話ということは、後たった5話しかありません。ここから盛り上げるとしても、限定的になるかなという気がします。
Re: 9月のスレッド(2018) - White NOVA@半復旧モード
2018/09/06 (Thu) 23:36:15
今回のビルドダイバーについては、まあ、クライマックス大戦闘のお膳立てを整えた仕込み回というだけで、自分的には特に感想はなし。
予想どおりに進むと、特に感想に書くことはないということですね。予想以上に盛り上がったとか、予想を外したということであれば、書くネタになるのですが。
で、K.Kさんの書き込みで一つ。
>サラはログアウトできるのか?
ログアウトして、用意された義体に移る、という伏線かな。
何となく、この流れだと、キョウヤがリクに負ける→運営が強引にサラを消去しようと、修正パッチを発動させる→サラ消滅の危機に際し、キョウヤがサラにログアウトを勧める→サラ、義体にログアウト成功。となるのかな。
そして、ログアウトの際に、皿の中に潜んでいた黒サラが修正パッチを侵食し、巨大な敵となって出現→最終決戦となるんじゃないか、と予想してみます。
まあ、この予想が外れれば、台風疲れのせいにできるわけで。
ともあれ、この状況が8月でも10月でもなくて個人的には良かったです。
8月だと、仕事そのものがハードな時期で、
10月だと、神ノ牙とか、新番組がいっぱいなので、落ち着いて消化できず。
Re: 9月のスレッド(2018) - たさくらたすな
2018/09/07 (Fri) 00:26:21
■ガンダムBD
個人的にはブレイクデカール改めビルドデカールに最初は危惧するアヤメさんの流れが印象深かったり、昨今のウルトラマンシリーズなどに観られる別途ウルトラマンの要素をつかって変身だったり、ジオウの怪人ライダーなんかも観るに良いも悪いもリモコン次第の鉄人28号への原点回帰じゃないけど、クロスオーバーものが程度成熟した流れの一つなのかなという受け取り方も。
当初はツカサはブレイクデカールの仲買人のようなことをしてるだけで、不正チップの開発元は別にいるんじゃないかと思ってたけど、ツカサが普通に開発者なんだなと工業系の大学でもでたのかなとも思うけど個人レベルでナノICチップを使ったツールを開発出来る段階でツカサがSFだよと改めて思ったり。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/10 (Mon) 18:23:46
NOVAさん、たささん、どうもです。
●仮面ライダージオウ(第02話:ベストマッチ2017)
前説は予言者ウォズが「逢魔降臨暦」(予言書なのか歴史書なのかはっきりしない ^^;)を読み上げるわけですが、前回までのあらすじに留まらず、今話の紹介もやっているようですね。ただ、細部とか意味合いは違っているものもあるみたい。
それはともかく本編。冒頭は前話ラストの続きで、ゴーストの力を持ったゲイツがジオウに挑んで、優勢の模様。ジオウがまだレジェンドライダーの力を得ていないのに対し、ゲイツは既にゴーストの力を得ているから、でいいのかな。もうゴーストの力を得た者がいるということは、ゴースト編はないとみていいんだろうか。
ツクヨミのアドバイスでジオウはバイクで脱出を図るわけですが、相手もライダー、バイクで追ってくる。このシーンで気が付いたんですが、バイクにナンバープレートがないですね。Youtubeの平成ライダー1~2話特集では、仮面ライダーの乗るバイクにナンバープレートがあるバイクが多かったような。「仮面ライダーもナンバープレート申請してるんだ」なんて思ったりしましたが(^^;)、そこで違和感持たれると危惧して、ナンバーなしのバイクにしてあるのかもしれません。ということは、バイクチェイスのシーンは公道ではないわけか。
(再放送の鎧武~ゴースト、エグゼイド、ビルドではナンバープレートを気にしておらず、どうだったか覚えていないorz。)
それはともかく、再びツクヨミが介入して、なんとかジオウは逃走。ウォズはソウゴになんやかや言いに来たりしてる間に、ウールがアナザービルド再生ですか。昭和のセオリーでは再生怪人は弱いことになってますが、ジオウだと強化されるみたいですね(^^;。ウォズの解説によれば、歴史が変わって現在のビルドはアナザービルドで、前話の戦兎ビルドはいなくなっているらしい。ちょとよう分からん(^^;。
そのアナザービルドはゲイツが迎撃中と知ったソウゴはジオウとなって救援に入る。これでそろそろツクヨミが疑問を抱き始めたようですね。どうもオーマジオウと同一人物とは思えないと。これが今話ラストの展開につながっているようで、ツクヨミ、ゲイツの第1話で語られた目的から外れてくるフラグになってるのかもですね。
ジオウでも(そもそもゲイツより弱いらしいので)歯が立たず、ビルドにはビルド、ということで、戦兎らの拠点のカフェに向かう。が、冷蔵庫からの通路がなく、どうやら普通にカフェになっちゃってる。そこへ帰って来た戦兎らもツナ義ーズファンの一般人で、ライダーではないらしい(戦兎も葛城巧である模様)。えーっと、このシーンは2018年で、前話でビルド遭遇したときは2017年か。葛城巧はもとから佐藤太郎の姿だった歴史、ということでいいのかしらん。ビルドのスカイウォールがある歴史でも、ない歴史でもない、別の歴史らしい。どうもややこしいですね。
が、戦兎(巧)らはライドウォッチを(本人らも知らないうちに)持っており、これで戦兎(巧)は何か思い出したのか、ソウゴにライドウォッチを2つとも渡して、「過去の俺によろしくな」と意味ありげなことを言う。この時点ではよく分からなかったんですが、後のシーンを見ると、「2017年の自分たちにそのウォッチを渡してくれ」ということだったみたいですね。おそらくはずっと一般人だったはずの戦兎(巧)が、なぜビルドのいた歴史に気が付いたのか、よく分かりませんが。
一方、ゲイツが何度倒してもアナザービルドが復活してくる。描写を見ると、有効な攻撃が決まる直前、別のアナザービルドが現れて身代わりになっているらしい。ゲイツがそのことか、あるいは何か別のことに気がつきそうになったタイミングでソウゴが戻って来て、2017年のビルドのいる過去へ。
2017年ではビルドもクローズも健在で(戦兎は戦兎であるし)、アナザービルドと戦っている。しかし、どうやらライダーとして不安定になっているらしい。元の歴史では、ここでビルドらが倒されて、アナザービルドがビルド(とクローズも?)を吸収、完全体的なアナザービルドとなって倒せなくなった、と考えておけばよさそう。
そこへソウゴとゲイツが駆けつけてくるわけですが、ウールが介入してきて、ちょっと設定解説して(^^;)去っていく(このとき、ゲイツはソウゴを見直した感じがある)。ジオウはビルドウォッチを行使、これでビルドの力を継承し、元の戦兎ビルドはビルドの力を失った、でいいのかな。ウォズは予定通りで喜んでいる様子。戦兎はやはり天才だからなのか、一目で事情を察したらしい。にこりと笑って、何か耳打ちアドバイスしとる。
たぶん、ビルドの勝利の方程式みたいなことを伝えたんだと思うんですが、どうやらソウゴの理解を超えていたらしい。勝利の法則は決まったの極めポーズにガチョーン入れるのはまだしも、ボルテックアタックのときに出る数式群が「よく分からない式」とか、全てでたらめになってます。龍我「なんか違くね?」、戦兎「最悪だ」の継承となったようですな。それでもアナザービルド(不完全体?)を撃破、憑依されたバスケ選手も無事だったようですね。
この後、歴史のつじつま合わせで、2018年の戦兎(巧)と龍我から受け取ったブランクのライドウォッチを、2017年の彼らに渡す。戦兎(巧)にはウォッチの見当がついたらしい、少なくとも興味を抱いてますね。これが2018年のツナ義ーズファンの2人から受け取るウォッチになるわけか。ソウゴの予感では、歴史が変わっても2人はビルド、クローズになるとのこと。
このシーンでのやり取りもちょっと難しかった。ソウゴが駆けつけた時点では、ソウゴがビルドに「戦兎」と声をかけたらビルドは自分のことだと理解したようだし、前話で会って戦兎と名乗ったことも覚えている。ということは、ソウゴがビルドウォッチを行使する前は戦兎は戦兎であったらしい。
ところが、アナザービルド撃破後は、戦兎は自分は葛城巧であると言っている(ビルドであったことは覚えているらしい)。この時点で戦兎は存在しなくなっちゃってますね。レジェンドライダーの力を継承した途端、元のライダーの過去が変わっちゃう、でいいのかなあ(ウォズが言った「勝利には責任が伴う」の一端が、これか?)。前話~今話の範囲では設定的によう分からんかったorz。次話くらいで解説が入らないと、自分では整理がつかなくなってきそうです。
とりあえず事件解決ですが、ツクヨミとゲイツはソウゴの2階に下宿しに来るわけか。関係性として、フラグが立ったと見ていいのかな。監視だなんだと理屈つけても、同居するようになるとたいてい仲間になっていくパターンが多いですからね。
次回は「ドクターゲーマー2018」でエグゼイド編ですか。当面は平成ライダーの世界/時代を巡る展開になりそうです。なにせ、現時点でのラスボスは未来にいて、主人公のソウゴ本人となっているわけですから、ラスボス倒しに行くわけにもいきませんしね。
●アントマン
金曜夜にようやく放映でしたね。次作が出ると前作がTV放映というパターンは「やっていれば観るし、それで面白かったら追っかけようかと思う」というヌルい自分には大いに助かります。
ストーリーとか見どころ的には、あまり書くことはない感じでした。燃えるとか、深刻な事情とか、排して作ってある感じです。小さいゆえの面白おかしさを強調するシーンが多く、コミカル要素の強いヒーローを狙って描いてある印象です。アベンジャーズシリーズの一環としての映画化のようですから、アベンジャーズ内での立ち位置も意識してあるんだろう。コミカル役が多くなりそうですね。
映像的には、小さくなるとこう見える、という点ではなかなかだった気がします。小動物も猛獣レベルになる、模型は本物に相当する、といった点はセオリー的な演出ですが、例えば立ち並ぶスパコンはアントマンサイズからは夜のビル群に見立てられるというのは、よく考えて意表を突いた演出しているなと感心。
主人公スコットのキャラとしては、根は割と善良ながら、困るとつい窃盗に走ってしまう、といったところでしょうか。終始ブレないのは子煩悩の面ですね。悪に走ろうとしても、つい娘のためにと頑張ってしまう、成り行き次第の正義のヒーローといった感じです。
主人公は気楽さを強調している感じですが、アントマン技術の開発者のピム博士が予想外に重かった。この人、ソ連分離独立派がアメリカへ放った核ミサイルをアントマンとなって防いだ過去があったのか。いや、防いだ真の立役者は奥さん(ジャネット)ですね。元には戻れぬサイズまで小さくなって、ミサイル内部に侵入し、破壊した。
主人公スコットもラストでは、ラスボスのダレン・クロスのイエロージャケットを内部から破壊するため、やはり元に戻れぬサイズまで小さくなって打倒するわけですが、子煩悩が幸いして(?)元に戻れてますね。これが、ジャネットのロストを引き継ぐような仕立てになっていたら感心したんだと思うんですが、あまり重なるものは感じませんでした。
ピム博士とジャネットのミサイル破壊のエピソードって、非常に密なドラマ内容を持っていそうです(アントマンと違って、終始シリアス路線になりそう)。しかし、そこを描いちゃうと重くなりそうですし、主役がぼやけてしまいそう。だから、簡単にピム博士の回想で済ませたのかな。アントマンがシリーズ化したら、番外編として博士夫妻のミサイル撃破編が出て来そうな気もします。
Re: 9月のスレッド(2018) - たさくらたすな
2018/09/11 (Tue) 23:35:49
■ジオウ
ウォズの前説、個人的には予言でもあるし歴史でもあるような気はしてます。その上でソウゴの選択如何では歴が変わったとかなウォズのセリフもゆくゆくは聞けそうな感じも。
バイクのナンバープレートは作品によって印象がかわりますね、社会的な組織から貸与されてる場合はともかく、電王のように未来のバイクなのに現在の行政区名のはいったナンバープレートは最初観た時違和感をかなり覚えました。近年はナンバープレートの部分をCG処理して架空の番号に置き換える手法に置き換わってきてるので、バイクでもリアシート部分のうまくナンバープレートはまるようなデザインなら、いずれはその部分をパ^ツを被せたような感じでごまかせる手法も確立しそうですね。
レジェンドライダーの解釈。いまのところ比較になりそうな作品はやはり2008年公開の「大決戦!超ウルトラ8兄弟」かなぁ。
こちらは当時の現役ウルトラマンのメビウスがウルトマラマンのいない世界(ウルトラマンがテレビ作品としては放送されてるパラレル世界)にやってきて、そこで一般人として生活するハヤタやモロボシ・ダンらが終盤人々の声援の中、ウルトラマンとして活動してる世界の記憶が同期して変身するというものだけど、当時の感想として山本弘先生もいまいちSF考察的に納得がいかないようなことを述べていたのを記憶しています。
個人的解釈としては変身ヒーローとしての概念のようなものを宿らせる、奪われる、譲渡することでライダーである桐生戦兎であるのか一般人である葛城巧であるのかの境界線を行き来してるのかなと、文学系SF?にみられる文字概念に分解要素していくような感じなのかなと、ジオウのライダー、らいだーや武器を使う際のケンとかの文字要素からそういう風に感じてもみたり。
Re: 9月のスレッド(2018) - White NOVA
2018/09/12 (Wed) 00:29:55
平常運転を目指して、定例書き込みを頑張りたいと思っています。
そもそも、台風さえなければ、夏明けで時間ができて、いろいろ楽しく書き込めるはずだったのに、出鼻を挫かれた感じですね。
★ジオウ
ジオウの物語は割と単純だと思うのに、ビルドの解釈でいろいろややこしくなってますね。
まず、今回のビルドの件は、脚本家もプロデューサーも、ビルドの時と変わっていますので、ビルド本来の流れから外れた設定だと考えております。
よって、あくまでビルドをネタにした公式パロディーという解釈。
まあ、次回はエグゼイドで、こちらは展開がほぼ全て終了しているので、どう料理するかが問題ですが、ビルドでは「スカイウォールがなかった世界」であるなら、エグゼイドでは「バグスターが発生しなかった世界」という可能性も。
とにかく、オリジナルキャストをどこまで登場させられるかも注目ですが、単純に後日譚とは考えずに、違った歴史を歩んだジオウ時空の物語と考える方がいいのかも。
あと、てっきり時間旅行ものになるのかな、と思いきや、当面は学園もので進めるみたいですね。
つまり、フォーゼの流れかな。
タイムジャッカーが学校の生徒をアナザーライダーに変えて、その事件を解決するために、現在と過去のライダーに出会って、ちょっとした交流エピソードをやって、ライダーの力を譲り受ける展開を続けてみて、11月辺りから年末の劇場版を意識したストーリーになって、加速し始めるとか?
タイムジャッカーがとりあえず、少年、女性、おじさんの3人が登場予定なので、それで6話ぐらい続けて、レギュラーが出揃うのは10月半ばぐらい。そこから加速するのかも。
後は、ゴーストとドライブの話がどうなるか、ですね。ゲイツが持っているライドウォッチを、ジオウも改めてゲットするのか、それともゲイツから貸してもらえるぐらい仲良くなれるのか。
ともあれ、当面は設定のつじつま合わせなんかは考えず、どういう公式パロディネタを見せてくれるか、ですね。
★アントマン&ワスプ
台風の前に見に行きまして、簡単に言えば「量子の世界で行方不明の先代ワスプ(ジャネット)を救出するため、ピム博士と娘のホープと、助っ人のスコットが、複数組織の妨害を振り払い、奔走する話」です。
ヒーローの活躍を描くより、家族を助けるために動き回ったら街中大騒ぎになるドタバタコメディアクションですね。
アントマンは、スーツの調子が万全でなく、時々誤動作して、小さくなったり大きくなったりをランダムで繰り返して、はちゃめちゃ展開です。
主役に関しては、初代アントマンが、原作でもピム博士でして、言ってしまえばフラッシュにおけるジェイ・ギャリックのようなものですか。
まあ、誕生年から考えると、2代目アントマンのスコットは、フラッシュにおける3代目ウォリー(キッドフラッシュ)相当ですけど、この辺のヒーロー世代交代はややこしいですな。
自分にとっても、アントマン&ワスプは、ずっとピム博士とジャネット夫妻のイメージがありましたので、映画のスコット&ホープの2代目コンビ展開はちと新鮮に思えたり。
基本的に、腕っぷしが強いのはホープ(ワスプ)の方で、スコットは泥棒らしいトリッキーさと知恵、そしてカオスめいたラッキーさで状況を突破するキャラ。
アベンジャーズとの絡みで言うなら、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソーたちが10年来の第1世代であるなら、アントマンやスパイダーマンたちが新人で、陽性な第2世代ということになります。
歴史を積み重ねると、だんだん話が重くなるところを、世代交代することで、新しく軽い話に切り替えようとする過渡期に今は入っている模様ですね。
ともあれ、アントマンの現在上映中の2作目で、無事にジャネットは救出されてハッピーエンドを迎えるはずだったのですが、アベンジャーズの敵サノスの宇宙改編パワーが発動して(全宇宙の半分の人間が消失する)のせいで、ピム博士も、救出されたジャネットも、ワスプも消失。量子化実験の最中だったスコットは、量子の世界に取り残されて「つづく?」な幕切れです。
サノスの魔力で、新世代ヒーロー全滅という状況で、第1世代のキャプテンやアイアンマン、ソーやハルクらがどう事態を逆転させるかが、今後のアベンジャーズ本筋の流れです。
PS.原作のアントマン(ピム博士)は、初代アベンジャーズ創設メンバーなんですが、傲慢なマッドサイエンティストで、どんどん発明が暴走していくトラブルメーカーとなっていき、そのうちアベンジャーズから追放されて、精神分裂を起こして行ったりします。
映画で登場したイエロージャケットも、コミック版では悪の心に支配されたピム博士が、まあジキル博士とハイド氏みたいになって、自ら悪のコスチュームをまとって欲望の限りを尽くした状態。
で、アントマンがヒーローとしてはあまりにもアレな方向に行っちゃったので、路線を元に戻すべく、アントマンスーツを盗んで軽やかにヒーローになったのが、2代目アントマンのスコットなんですね。
まあ、映画では、ピム博士が悲劇の元ヒーロー親父に美化されておりますが。
そして、映画版アントマンのテーマとしては、父娘のドラマってことですね。
スコットの幼い娘も、アントマンの大ファンで、自分も大人になったらアントマンのパートナーとして、パパを助けて活躍したい、なんて夢を持っていますから。
アメコミに登場するヒロインって、ファザコン率が妙に高いなあ、と感じつつ、自分もそういう影響を受けている今日この頃だったり。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/12 (Wed) 02:23:44
NOVAさん、たささん、どうもです。
すみません、BDの感想書きに夢中で、まだちゃんとお二方の感想を読めておらずです。それくらい、今話のBDが自分的には面白かったもので。いろいろ反応できてないと思いますが、ご容赦のほどを。
●ガンダムBD(第23話:宿命の二人)
サラの処遇とGBNの運命を巡るバトルだったはずですが、ライバル、宿敵との戦いなど、ガンプラバトルマニアとして熱中していくダイバーと、孤立する運営GMという流れになってきている気がします。ロンメルさんが持ち出した重要事項「GBNでしか話すことも歩くこともできない人」については、もう忘れられているような気がしないでもない。
ともかくも本編。上空から奇襲をかけるリク側ですが、不意を突くだけではなく、陽動、偽装、潜入も織り交ぜての戦術のようですね。大気圏突入船3つのうち、シャノアール・ネオ隊が主力のふりの囮となって撃墜され、搭載ガンプラが破壊されたと見せかける。有志連合側は主力のビルドダイバーズ所属機が失われたと勘違いするはず、でいいのかな。
突入時点のプランは後で明かされるわけですが、この時点では撃墜されたのが陽動かどうか判断できませんでした。破壊されてもいいはずだ、と思ったんですね。再ログインしてということではなく(たぶん、それに対しては規制がかかっているはず)、前に出てきた「なんでも作れるミラクルニッパー」がありましたんで、その場で直して戦線復帰という可能性もあると思ったもので。
しかし、そういう便利過ぎる魔法グッズはどうやら1回限りの登場だったようで、今話では現実的な兵法を駆使して進めてました。シャノアール・ネオ隊は本当にMSを犠牲にして、リクらの突入を助ける役に徹したわけでしたか。自分たちの実力を冷静に判断していたリーダーのリップはなかなかナイスです(だけど、リクらの気持ちを汲んで自分たちを過小評価してみせたんだと思う)。
地上戦はリクらが請け負うわけですが、サラ救出(フラッグ争奪)の要となるのが単騎で地下水路から潜入のモモですか。本来は水中戦仕様だからこその選出なんだと思いますが、過去の戦歴からすると不安要素がありまして、実際、少し後でえらいことに(^^;。アヴァロン副隊長のカルナが「地下水路から襲撃なんてありえない」と思いつつもエミリアから言われて見に行ったら、案の定の想定外でモモと遭遇、となったわけですね。
潜入役なら忍者キャラのアヤメのほうがうまくやれたんではないのか。いや、これでいいのかな。不利を承知の運を天に任せたバトルなんだから、悪運・強運の持ち主こそ適任なのかもしれません。アヤメは「押して参る!」などと叫んどりまして、今回は忍者らしからぬ武将的なスタンスらしいし。
リク側で参加したタイガーウルフの前に立ちはだかったのがシャフリヤールですな。シャフリは性分も得手不得手も異なる好敵手として、タイガを試しに来たらしい。平時ならバトルの優劣なんでしょうけど、今回はタイガの意思を確かめたいらしい。たちまちバトルはヒートアップするも、タイガは「翔喚奥義 陸撃昇竜打」なんて技を隠し持っとりまして、これで一応の決着。ネーミングからすると「リク」が入ってますんで、前のリクとのバトルで得た奥義なのかなという気がしました(が、「俺にこの技を使わせるのは」という台詞からすると、リク戦前から隠し持っていたのかも)。これでシャフリヤールは納得したらしく、タイガと行動を共に。
ロンメルは誰が止めるのかと思ったら、マギーでしたか。舌戦ではマギーは「誰かのせいにして」云々とロンメルを責めとりますが、おそらく「GBNでしか話すことも歩くこともできない人」という理由を指しているんだろう。そう深読みすることにすると、ロンメルが返した「君にとってもGBNはかけがえがない」は、マギーがその「GBNでしか」の1人である可能性を示唆しているような気もしてきます(オネエキャラで何かを隠しているのかも、マギーは)。
運営のGMはもともとバトルでの決着なんて認めてなくて、バトルの成り行き無視でサラ消去を実行しようとするも、キョウヤのネストのためキョウヤの管理権限により差し止められる。うーん、GMは今のところ悪役を演じてるなあ。まあシステム管理者はシステムが正常動作しているときは見向きもされず、不具合対応のときはユーザーが嫌がることをし、責め立てられるのが仕事だから仕方ないか。
ただGMはGBNの現状継続に執心するあまり、冷静ではなくなっているらしい。つい、「たかがガンプラバトルでGBNの運命を」などと口走ってしまい、キョウヤに「ガンプラバトルのための、それで作り上げたGBN」旨言われて、ぐっと詰まってしまう(もっとも、これも言葉のトリック的なやり込めではある)。が、キョウヤくらいのユーザー(ダイバー)ともなると、運営の苦労も分かるらしい。GMを名前で「カツラギさん」と呼んで、頭を下げとりました。
そしてキョウヤは出撃、となるわけですが、リクに向かうのかと思ったら、ターゲットはタイガ&シャリフでしたか。激戦を察知したのかな。強敵を前に、2人は実は仲良しの呉越同舟、いや「兄弟牆に鬩げども,外その務を禦ぐ」か。こうなると、2人は得意分野が違うことがメリットになるみたいですね。が、しかし。
ツカサはビルドデカール仕込むはずだし、トーリのシステム周りの動向がはっきりしないと思ったら、ようやくラスト近くで出てきましたか。トーリと共同作業みたいですね。トーリとツカサも何かあるみたいで、GPDからGBNへの移行で何かあったらしいですね。トーリがGPDの限界を感じてGBNの開発に移行、ツカサはGPDがやれると信じて決別、みたいなことだったのかも。
リクはちょっとユーモラスながら巨大なMSと戦っとりましたが、なんとかなったと思ったところで、タイガ&シャフリに遭遇するも、2人は既にキョウヤに撃破された模様。2人が「逃げろ」と警告するも(よほどに実力差があったか?)、時すでに遅し、キョウヤ機が上空から降りてきて、で次回へ、なのか。自分的には充実した内容で、長くも感じたし、あっという間に終わっちゃった感もあります。
次回は「決戦」ですか。リク vs キョウヤはもとより、マギーも何らかの動きを見せるような予告映像でした。マギーさん、まだロンメルと対峙したところまでですんで、ケリをつけて見せてくれるのかもと期待。
この掲示板でも何度か話題にされた黒サラなんですが、自分としては再登場するかどうか、どうも判断がつかず、ちょっと言及しかねてました。しかし、前話で自分を消去と笑顔で答えたサラが(建前と思われるが、内心は複雑だろう)、今話では明らかに迷いを見せてましたんで、迷いの象徴としての黒サラって出そうな気がしてきます。
黒サラが建前と本音と、どちらになるかよく分かりませんが。その建前自体もいろいろ複雑そうです。やはり自分が消えるべきとサラを責め立てる黒サラかもしれないし、単に自分だけが生き残りたいという利己的な本音の黒サラもありそう。後者だと、利己的な面を捨てて(黒サラ)、それでも生き残りたいという本音は本音として認めるサラとか、いろいろ想像が膨らみます。
と、うわーい、夢中で感想書いてたら夜も更けてたorz。せっかくなのでここで投稿、ゴーストはまた明日感想を書こうと思います。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/12 (Wed) 18:58:03
感想の続きです。
●仮面ライダーゴースト(第45話:戦慄!消えゆく世界!、第46話:決闘!剣豪からの言葉!)
えーっと、正直な感想を簡潔に言うならば、懐かしのキャラクターがぞろぞろ出て来まして、何をどう観ればよかったのやらという気持ち。序盤で眼魂と同化した人(エジソン、坂本龍馬、卑弥呼)が出てきてガンマイザーに乗っ取られたり、アデルのデミアプロジェクトに同化されゆく世界で戸惑う画材眼魔、音符眼魔、ジャベルなどですね。それと、タケルがまたもや他人から見えない状態になったのを修行で戻してあげた宮本武蔵。武蔵は生身の生前の姿での登場ですんで、眼魂パーカーの武蔵とは異なるわけではあるんですが。
もし、再登場キャラクターに思い入れがあれば、終盤の状況で各キャラクターがどうしているかとかに注目できたんでしょうけど、自分としてはドラマがどうなるか注視していたもんで、進行中のドラマ上の役割が明確でなく、あまり興味は起きず。
先週でデミアプロジェクトをアデル自身がコアとなって進め始めたという、ラスボスが最終形態になり、さてどうなるかという期待が高まっていたものですから、懐かしのキャラクターへの寄り道がどうもノイズっぽく感じてしまう。
ストーリーとしては、根源の力のみならずデミアともつながったアデルが襲撃してきて、迎え撃つタケルら、という前話からの続きです。が、いざバトルになってみると、アデルの過去「子供の頃はいい子だったのに」みたいのがタケルに見え、最終決戦への流れが中断。
タケルは「じゃあデミアに侵入して、アデルをいい子に戻そう」というプランを実行に移すわけですが(善人キャラを強調し過ぎて、対立を過度に避けている印象あり)、多数の人間の心の声が聞こえて混乱してしまい、姿も仲間からすら見えなくなってしまう。
取ってつけたような危機ではあるんですが、それはそれで「どうするんだ?」と思って観ていけそうではある。ところが、なぜか過去に眼魂の憑依対象として登場した、エジソン、龍馬、卑弥呼が登場し、彼らがガンマイザーに乗っ取られる。すると、タケルがこれに怒り、とタケルの行動目的がころころ変わってしまう感じ(うまく運べば、多難なピンチとなり得たとは思うんだけど)。
この間も、アデル側はデミアプロジェクト ver.2みたいなのを進め、眼魔界住人が次々と消失したり、部下を含む大勢が次々にアデル化していく。というところ自体は悪くないんだけど、アデルは人々の9割が同化されたみたいなことを言ってて、タケルが多様な人々の心の声で混乱している状況と矛盾するような印象も受けてしまいました。
結局、生前の宮本武蔵が現れ、タケルに修行をつけてやると、多数の心の声にかき乱されることがなくなりタケルの姿も再び見えるようになって、となんとなく解決。しかし、なんで眼魂の元となった英雄が生身で出てきたのか、どうにも狙いが掴めず。
この生前の武蔵ですが、一瞬、ジャベルかと見間違いそうになりまして(^^;。でも、それならそれでよかったのかも、という気もしています。眼魔界の者でありながら、アデルの方針、やり方についていけなくなって離反同然となったジャベルが、武蔵と化してタケル側につく、という展開なら観てみたかったような気もします(他の眼魂も同様になるなら、英雄→眼魂→生身の仲間、という進化・強化パターンとなり得るかも)。
が、実際には生前の宮本武蔵はタケルに修行を付け、強化してやってお役御免みたいですね。英雄眼魂と同化した懐かしのキャラと同じく、1回限りの見せ場づくりで終わってしまう、なんとももったいない見せ方でした。
イゴールについても同様で、せっかく「アデルを信じてついて行き、ついに認められたと思ったら使い捨ての駒だったと分かり、反抗を試みる」みたいな運びになったのに、そこで彼のドラマはお終いらしい。いや、予習してみると、またもやアカリの平手打ちを受けて我に返り、アカリらを身を挺して庇う、ということになるのは分かるんですが、どうも期待できそうな気がしない。
なんとなれば、ヘタレキャラが根性見せるって、好きな燃える展開なんですが、ゴーストだとどうもキャラを激しくブレさせないやり方を徹底しているみたいですから。アランでも物足りないくらいですんで、イゴールだとどうも。テレ朝日公式サイトのこの先のあらすじにも、イゴールは出てこないし、たぶんその程度の扱いになるんだろう。
今週ラストでは一応、ドラマを作れそうな「タケルの父 龍を殺したのはアデル」ということが明かされまして、最後の大きな葛藤を作れる要素になりそうですが、どうやらアデルも何かに飲み込まれてしまい、救ってやる対象になってしまうらしい。まあ、許すって素晴らしい、それでいいじゃん、という狙いだとすれば、それでいいんだろう。好みの問題ということですね。だんだん、なんで自分はエグゼイドに次第にハマり(貴利矢の死亡以降)、ゴーストはそうでなかったのか、だんだん分かってきた気がします。
Re: 9月のスレッド(2018) - White NOVA
2018/09/14 (Fri) 06:48:28
ガンダムBD感想
K.Kさんの感想にコメント入れる形で。
>ロンメルさんVSマギーさん
誰かのせいにして、はロンメル自身が、身体障害を抱えている可能性がありますね。
ええと、BDのキャラデザイナーが同じくキャラデザインしたオンラインゲームネタのアニメ『ログ・ホライズン』という作品でも、元気印の少年キャラが、リアルでは「交通事故で下半身不随になっていた」という設定があって、こういうゲーム世界の表と、リアル世界の裏のギャップを提示した物語って、なかなか重いものを感じますね。
原則、遊びの場であり社交の場であるネットやバーチャルワールドでの付き合いに、過剰に重いリアルをさらけ出すのは、なかなか難しい問題だと思うのですが(気心が知れると、いろいろ明かしたくなる反面、距離感を測り損ねて過剰に踏み込みすぎると、人間関係が重く煩わしいものになってしまい、避けられたり拒絶されたりする)、その辺の距離の取り方を適度に調整しながら、関係性を維持するのがネット社交、バーチャル社交の手腕だと思ったりします。
今回の台風以降の停電でも、リアルをどこまでさらすかを考えつつ、ある程度、落ち着くと、その経験をネタに創作作品に反映とか、そういうことをやっている現状ですが、
考えて見れば、BD世界ももしも電力が落ちて、システム維持できなくなればどうなるのかな、とか考えてみたりもするわけで。
サラのもたらす(?)世界が壊れる現象も、今見ると、「台風や地震みたいな天変地異と、それに伴う停電など日常生活の破壊」の暗喩に思えてきたり。
>GMカツラギさん
このタイミングだと、ビルドの葛城忍&巧親子のことを思わずに入られませんね。
ただの偶然なのか、それとも作り手が仮面ライダーのことを意識したのか、
そうなると、ブレイクデカールを作ったツカサの名前も、世界の破壊者ディケイドの門矢士(かどや・つかさ)と被って見えたり。
ともあれ、今回は百鬼のオーガが動かなかったことだけが不満材料なので、次回は美味しいところを奪う活躍を示して欲しいところ。
次回でバトルの決着がついて、最終話でサラをGBNから解放するための、みんな協力大作戦でハッピーエンドの仲直り、だといいなあ、と思いつつ。
Re: 9月のスレッド(2018) - たさくらたすな
2018/09/14 (Fri) 19:29:22
■ガンダムBD
SD勢が裏方に回ったのが少し残念だけど、展開上アヤメさんとの因縁が解消されてる以上ライバル的に対応できそうなキャラもいないので残当といえば残当かな。モブ敵に巨大SDが出ていたのでギリギリそこに当てるのもありかもだけど。しかしSDもでかいサイズだと、体型と相まってちょっとしたモビルアーマーだなと思ったりも。
以下コメント的に
>ロンメルさんVSマギーさん
マギーさん、その後に続く『新たに生まれてくる命よりかけがえのないものなんてない』で、リアルでは子宮を摘出してしまった女性とかなんじゃないかなんていう解釈も見かけたりして、リアルが明かされてないキャラのバックボーンや、何故このアバターなんだろうとか考えると存外に重さを感じますね。タイガーウルフさんのように単に趣味なのかもと写るキャラもいたりで何とも言えないけど。
>ガンプラバトルシステム
前シリーズからの疑問にターンAの月光蝶のシステムを作りこんでMAP兵器として発動させたら、バトルシステムはどう判定するんだろうのいうのがあります、まぁ現状サラちゃんがそういう感じになってるわけだけど。
>GMカツラギさん
チャンプが実名(らしきもの)を知ってる経緯からすると、GPD時代にイベンター系の責任者だったとかで、その頃からの付き合いなのかなと思ってみたりも。ゲームの高橋名人とかタミヤの方でいうとミニ4ファイターみたいな感じかな?
以前ミニ四駆公式の大会を観に行ったさいに中学生までの年齢制限で、当然自分は参戦資格なしですが1~2年くらい前まで参加してたみたいな雰囲気の高校生くらいの子がミニ4ファイターと顔見知りなのか親しげに話してたのがちょっと羨ましかったりしたのを思い出したりも。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/16 (Sun) 17:38:39
NOVAさん、たささん、どうもです。
ガンダムBDのロンメル、マギーについてお二方からのご意見、情報を拝読してみますと、自分の考え落ちや、なるほどと思う点がありましたが、火曜に次話を視聴してから書いてみたいと思います(アントマンはウィキペディアとかで、キャラクターや背景の設定などのあれこれをもうちょっと調べてみたい)。
●仮面ライダージオウ(第03話:ドクターゲーマー2018)
ウォズ前説のビルド編の紹介によると、ジオウ(ソウゴ)がビルドの力を奪ったことにより、歴史そのものが変わったみたいですね(歴史からビルドが消失)。ビルドのいる歴史がどうだったのか(エボルトはいるのかとか)と思いますが、NOVAさんの説(ビルド本編とは異なる)の通りかもしれません。
ビルドだけいなくなるとエボルトが好き放題やらかしますし、エボルトもろともいなかったことにするとしたら、ちょっとデカすぎる能力だと考えないといけなくなりそうです(ビルド本編で成し遂げられたことが児戯の類になりかねない等)。ビルド以外のレジェンドライダーも、各本編とは似て非なるライダーと考えておけばよさそう(だが、劇場版でライダー集結するのはどうするのかとか気になる ^^;)。
それはともかく本編。常盤家の朝食シーンから始まるわけですが、ゲイツがバターナイフ投げを見せてまして、手裏剣レベルですね。生身でこれだけできるとなると、現時点では戦闘慣れしていないはずのソウゴが生身のときなら、簡単に始末できる実力がありそうです。あくびしながら起きてくるソウゴの様子からすると寝首を掻くのも容易そう。ゲイツは最初は殺る気満々だったし、前話でも殺意をソウゴに伝えてるくらいなわけですが、やはり前話辺りで見直すものがあったのか。
一方、タイムジャッカーのウールのもとへ、同じくタイムジャッカーのオーラが現れまして、2人の会話からすると、誰かをアナザーライダーを仕立て上げるのは、オーマジオウに代わる王候補として、でいいのかな。オーラは「ウールが擁立しようとした仮面ライダービルド」と言ってますんで、戦兎を王候補にしようとしたとも考えられ、その場合はアナザービルドの立ち位置がちょっと分からない。
そのオーラも別の王候補を見つけているらしくて、というところで場面は2016年に。今回は救急車に表示してきましたか。何年とか新キャラの名前、バトルだとアナザーライダーの周りに「キック」の文字を多数躍らせ、蹴る足裏にも「キック」とか、あれこれ文字表示するのがジオウの演出の特徴みたいですが、コミック的な感じがします。ビルドまでだと、ドライバーなどから音声が出てくれるわけですが、ライダーの顔を顔文字(?)にした勢いで、あれこれ文字で表すようにしたのかな。この演出に慣れると、結構気に入ってきました。
その2016年では、ケイスケなる少年が何らかの急病(ゲーム病?)で病院へ救急車で搬送されており、付き添ってきた父親をオーラがアナザーエグゼイドに仕立て上げ、か。そこでシーンは2018年に戻り、ゲームにハマる友人の小和田君のサボリがばれないよう庇ってやるソウゴ、か。そこをアナザーエグゼイドが襲ってくるわけですが、2年間も何してたんだろう? そこは気になるんですが、小和田君の演技のぎこちなさも気になったりしました(^^;。
それはさておき、アナザーエグゼイドは迎え撃とうと変身したソウゴに構う様子もなく、フイっと消えてしまう。ゲーム機がぴかっと光ってからは、小和田君は人事不省で、他にも同様の症状の人がいる模様。お人好しのソウゴはこれはなんとかせねばなるまいと思うわけですが、魔王化を恐れるゲイツが難色を示す。これにソウゴがうっかり「困っている人を助けたい気持ちはないの?」とゲイツに言ってしまう。
観ていて、「うわ、それは禁句だよ」と思ってしまいました。ゲイツはオーマジオウに仲間を多数討たれていますからね。助けたくとも助けられなかった無念はあるはず。しかも、その元凶のオーマジオウの若いときのソウゴに言われたわけですから、非常にマズイ。「お前がそれを言うか」みたいな状況ですね。
ソウゴとてゲイツの経歴を知らんわけでもあるまいに。しかし、ゲイツは一応は反発はするものの、「目の前のソウゴはまだ魔王の自覚はなく、むしろ善人なんだし」と思ったのか、ぐっとこらえてくれた模様。この時点のソウゴの性分を個人的に評価すると、善人でいたいと思うものの、無神経さが同居している、みたいな感じかもです。よく考えたらまだ10代で、しかも平和に生きて来たもんなあ、仕方ないかも。
とりあえず、小和田君のゲーム機を調べましょうってことになり、ソウゴがプレイしてみるも、難易度高すぎて手も足も出ない。なるほど、そこで天才ゲーマーMへつなげてくるわけか。ウォズがまたも脈絡なく現れまして、聖都大学附属病院を示唆する。ドクターライダーズの拠点ですな。とんとん拍子なのは、ドラマ進行の都合だとは思うんですが、見ようによっては、ウォズが全て手配しているような気がしないでもないです(^^;。
それはともかく、ソウゴ一行が病院に到着すると、看護師が雑談で「ゲーム好きの永夢先生」と言っており、早速の手掛かりですな。しかし、そこに現れたが鏡飛彩で、視聴者としては久しぶりに見たのに、当時の視聴していた気分がさっと戻って来る感じがします。それはともかく、永夢も難易度高すぎのゲームに注目していたと飛彩か。
その永夢の残したメモがドイツ語でどうすんだと思ったら、ゲイツが読めるのか。レジスタンスとして情報収集の必要があって、多言語をマスターしたのかな。ともかく、メモはゲームの裏技なんかによくある操作でしたな(↓↓↑↑→←→←、みたいな表記がゲーム雑誌によくあった)。
件のゲームで試してみると、ゲーム世界へご招待、そこに現れるアナザーエグゼイド、となるわけか。ツクヨミの判断では、アナザービルドと同様、おそらくは倒してもよみがえるわけですな。それでも倒すしかないわけですが、アナザービルドの前例からすると、倒すと強化されそうなんですが、それはいいんだろうか。
ともかくバトルとなり、有効打があるとエグゼイド風に「HIT!」などと出とります。これを見てようやく、「そうか、文字出し演出はエグゼイドでもやってはいたわけか」と思い出しました。ゲイツは今回はドライブを持ち出してきましたな。うーん、ということはドライブ編もなしなのかな。ウィキペディアでは、ゲストの項にビルド、エグゼイドの後として、555、フォーゼが記載されてまして、どうやらゴースト、ドライブは当面、出てこない感じです。ドライブ編は観たかった気がするんで、ちょっと残念。
ドライブ、ビルドの力を借り、なんとかアナザーエグゼイドは撃破、とりあえず憑依された人の姿に戻る。そこへ現れたのが永夢ですな。こちらを振り返った永夢は、なんとなくイメージ変わった感じがします。飛彩は以前のままのような印象。それだけ永夢役の人が若かったのかと思ったんですが、調べると2人は同じ年齢らしい。もしかすると、演出でメイクとか変えたのかもですね。このラストで永夢=エグゼイドは「それ以上はやらせない」と言って、ジオウ、ゲイツに襲い掛かって来たわけですんで、「もしかしたら悪役?」みたいな印象を出したかったのかも。
次回は「ノーコンティニュー2016」ですか。公式サイトの予告ですと、アナザーエグゼイドが復活すると永夢のライダーの記憶が失われるとのことで、ビルド編での戦兎の謎の変化と同じか。アナザーライダーやジオウがレジェンドライダーの力を受け継ぐと、レジェンドがどうなるのか、そろそろ設定説明が欲しいところです。
Re: 9月のスレッド(2018) - White NOVA
2018/09/19 (Wed) 10:22:55
ジオウ感想。
今回のエグゼイド前編を見て思ったのは、ジオウの基本時間軸は、「歴代平成ライダーの敵が出現せず、各ライダーが普通に日常生活で、それぞれの人生を経験している時間軸」かなあ、と。
ジオウのソウゴも、また、未来人のツクヨミたちも「歴代平成ライダーの話を知っている様子がない」し、まあ、ウォズ辺りは知ってそうですけど、とにかく歴代ライダー蘊蓄を語るようなキャラがいない。
これがウルトラマンだったら、歴代ヒーローや怪獣に詳しいマニアックな防衛隊員がいたりする時期があって(10年ぐらい前のメビウスや大怪獣バトルの時期)、まあ、最近は異世界のウルトラワールドにゼロを始めとする先輩ウルトラが応援に来る多元宇宙世界観になっておりますが。
また、戦隊だと、歴代戦隊とのコラボ作品だった海賊戦隊ゴーカイジャーが、「彼らは宇宙海賊なので、地球のヒーローであるスーパー戦隊には詳しくない」のが、後から入ってきた6人目が生粋の地球人で戦隊マニアなので、宇宙海賊の面々に解説するのが中盤以降の盛り上がり。
この10年ぐらいの特撮ヒーロー物は、劇中で歴代のヒーロー作品に詳しいマニアキャラが解説するのが定番だったりしますね。
で、ジオウには目下、そういうメタ視点を持ち合わせたキャラがいないので、視聴者の感じる懐かしさを劇中キャラは一切感じることがないというギャップが。
ある意味、タイムジャッカーの面々の方が、アナザーライダーを作る必要から、並行世界の平成ライダーの話に詳しいのではないか、と推察してみたりも。
ツクヨミやゲイツは、オーマジオウに蹂躙された世界線しか知らないけど、タイムジャッカーは別の世界線についても詳しいので、自分たちの望みを叶えてくれそうな「王になるべきライダー」を推奨して、暗躍しているとか。
ここで、ツクヨミやゲイツは「魔王の出現しない世界」を目指し、ソウゴは「悪くない王になる未来」を志向し、タイムジャッカーは「オーマジオウ以外の別の王を擁立」を企て、ウォズさんは「オーマジオウを推奨する」という各人の方向性が見られるか、と。
まあ、未来はともかく、2018年の現在を混乱させるのはタイムジャッカーで、ツクヨミ&ゲイツは現在の混乱を望んでいないので、まずは今を守ろうとするソウゴと共闘できているのですが、ソウゴが善意から今を守ろうとすればするほど、魔王として力を付けていくかもしれないジレンマがある、と。
とりあえず、タイムジャッカーの歴史干渉によって、ライダーではない一般人の戦兎や永夢の記憶も揺さぶられ、部分的に並行世界のライダーの記憶が復活したり、アナザーライダーに記憶と能力を奪われたり、ジオウに力を託したりという展開で、歴代ライダー視点で見るなら、非常にややこしい状況になっておりますな。
一応、自分は「歴代ライダーキャラが平和な日常生活で人生を過ごしているIF物」という観点で見るように考えております。
後は、たささんの提示された10年前のウルトラ映画の話にも納得。
平和な日常生活を送る「ウルトラマンであった記憶を持たない並行世界の歴代ウルトラ変身者(ハヤタとかダンとか、ダイゴとかアスカとか)」が、当時の現役ウルトラであるメビウスに接触され、彼のピンチに、並行世界の記憶を揺さぶられて共闘するIF話ですね。
懐かしい役者の見せる、ちょっとねじ曲がったIF物ということで、後はタイムジャッカーの皆さんの方が実は平成ライダーマニアなのではないか、という仮説を唱えてみるわけで。
ウール「やっぱ。ビルド最強だよ。新世界作っちゃうんだしさ。だから、ボクは自分だけのオリジナルビルドを作って、ライダー王コンテストにエントリーする」
オーラ「あら、私はエグゼイドを推薦するわ。文字どおりムテキだし、運命を変えてみせるのはエグゼイドでしょ。癒し系だったりもするしね」
スウォルツ「ムッ、俺はどうしようか。フォーゼは変身者に接触困難だから、似たような名前のファイズで代行するか。目下検討中だ」
こうして、タイムジャッカーの面々の歴代ライダー王位争奪戦が陰ながら進行中とか、そんな感じですかね。
ブレイド「やはり、王といえば俺でしょう。何せキングフォームがある」
オーズ「いや、ライダーは助け合いでしょう。戦っている場合じゃありませんよ。まあ、王ということだったら、俺も手を伸ばしたくはなるんですけど」
電王「俺、参上。時間と王だったら、俺を呼ばない手はないよな。正しい時間軸だったら、俺が平成ライダーの王になるはずなんだ」
キバ「ぼくだって一応、母親はクイーンなんだけどね。父さんはグリスだけど。そして、ぼくはエンペラー、王より偉いと思う」
ディケイド「面倒くさい世界になっているな。俺は今、魔戒騎士の物語で忙しいが、手が空いたら、世界ごと破壊してやるから覚悟しておけ」
鳴滝「おのれ、ディケイド。また、新しい世界の破壊を狙っているというのか」
王蛇「ここか、祭りの場所は? 何だかイライラするから、まとめてぶっ潰してやる」
南光太郎「王位争奪戦だと? またしてもゴルゴム、またはクライシスの仕業か。キングストーンにかけて、悪堕ちした霞のジョーは俺が救ってみせる」
って、王というタームだけで、歴代ライダーネタがいろいろとまあ転がるわけで。
序盤は、あれこれネタをいじくってみるのが楽しいんじゃないかな。年末ごろに方向性もはっきりしてくると思うので。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/19 (Wed) 14:16:59
NOVAさん、たささん、どうもです。
●ガンダムBD(第24話:決戦)
ロンメルが拘っていた「GBNの中でしか」が誰なのか明らかになりました。ロンメル自身だったかもしれなかったわけですが、チームメイト(役割上は部下ですが、やっぱり遊び仲間だろう)のためだから、あれだけはっきり意思表明できてたようですね。自分のためとなると、あまり強硬に言えなくなってしまうのが人情だと思います。
それにしても、サラ争奪戦=サラの処遇決定=GBNの運命を決める方針、が、かなりあっさり決着がついちゃった感じです。バトルは見応えがあったんですが(キャラの顔がいつになく劇画風になったのも、力を入れて作ったことを示してるよう)、最強のシンボル的な存在のキョウヤの敗北を見せてくるとは、ちょっと予想外でした。
次回はトライのときと同じく、お祭り的に、なんて思ったら、ラストで(自分的には嬉しい)予想外の難事、と一筋縄で終わらせるつもりはないらしい。うん、いいぞ、という感じです。
それはともかく本編。と言っておいてなんですが、リクを始めとするサラ救出派、キョウヤを頂点とする阻止側は気持ちも考えも固まっているわけで、バトルの趨勢以外のドラマは特にないですね。体制側と考えた場合のトップのGMは、もうユーザーの決定に任せていて、見守る姿勢になってますし。
先週、キョウヤに叩きのめされたと見えたタイガとシャフリですが、(おそらくロンメルから逃げて来た)マギーが発見してみると、ダメージはあるもののいまだ健在の模様。しかし、そこへロンメル隊が追いすがって来る。戦力に優るロンメルは力尽くではなく、投降を呼びかけとりますな。温情でもあるんだろうし、リク側も善戦中であることから戦力温存してリク側本隊の迎撃に向かう算段もあるんでしょう。
このシーンで「おや?」と思ったのが、ロンメルが「この世界の中でしか自由に生きられない者」と言ったとき、中年風の部下がハッとした行動ですね。ああこの人がロンメルが気にしている事情を持つ人なのかな、と思いました。誰かと思って調べると、副官のクルトですか。実際、クルトが後でそのことをほのめかす発言もしてましたな。妄想をたくましくしてみると、リアルでは2人は親友で、クルトも存分に楽しめると思い、ロンメルはGBNに共に参加、フォースも作って盛り立ててきたのかもしれない。
あくまでもGBNという世界を維持したいロンメルと、ダイバーという参加者を重視するタイガらとの舌戦になるわけですが、タイガの指摘が個人的に最も首肯できそうに思いました。良心が咎めても楽しめるのか、という点ですね。ロンメルとサラの関りで言えば、ロンメルはサラと初めて会ったときにいきなりなつかれたりしてるわけで、「人間にしか見えなくても所詮は作られたデータでありバグ」という理屈で納得できるのか。現実の実験では、「私のスイッチを切らないで」と頼んで来るAIに対し、かなりの割合の被験者がスイッチを切るのをためらったとのこと。そういう被験者に聞いてみると、AIと分かっていても人間を殺すような感覚に襲われたらしい。体感世界ではもっと利いてきそうです。
そういうシリアス展開と激戦の緊張をほぐすのが、地下でのモモとカルナのバトルですな。カルナがモモをバッサリ、モモが「や~ら~れ~た~」などと大仰に倒れて見せると、カルナが「峰打ちっすよ、峰打ち」と言うとる。えーと、MSに峰打ちってあるのか? などと疑問に思う間もなくモモはミニカプル戦術でその場を逃れて、サラのもとに向かう。やっぱりモモが鍵となるか、とこの時点で思ったんですが、そうではなかった。やはり大詰めの盛り上げともなると、トリッキー解決は使わないようです。
(以前は、峰打ちって実際にある剣技だと思ってたんですが、時代劇で「不殺の剣」を表現したいために編み出された架空の技と聞いて、なんとなくがっかりした覚えがあります。実際には峰で打っても、死んでしまうか、運が良くても重傷なんだそうで。)
焦点はリク vs キョウヤにありそうですが、さすがにキョウヤは最強、リクに勝ち目なし。ここで来なくっちゃ、と思ったら、ドンピシャで登場ですな、オーガ。もっとも、ドージが先に来てほしかったかもしれない。以前にきちんとリクらと別れてからの、成長のあかしを見せてくれたら納得感があったんだけど、という感じですね。リクとドージでも敵わず、そこへオーガという段取り。しかしドージはユッキーの援護に入っており、やっぱりこうなるか、これはこれでいいか、とも思いました。ドージとユッキーは偶然ながら2人して修行し、開眼もしたコンビですもんね。こっちのほうがチーム戦らしくもある。
オーガ単騎ではキョウヤに敵わず、キョウヤ vs リク&オーガとなり、それでもキョウヤ優勢ですか。リクのOOの胸をキョウヤの剣が貫いてましたが、例の傷については何もなかったですね。あの傷は印象に残ってましたんで、ちょっと残念かも。リク側各機も劣勢に陥りつつあるらしい。奇襲の初期効果が薄れ、純粋に戦力比が現れてきたんでしょうね。これを見守る面々の中にコーラサワーがいましたな。いつになく大写しだし、2度も出てきましたんで、コーラサワーも参戦かと思ったんですが、どうもいつもと同じく顔見世だけだったみたいです。これも、ちょっと残念な気がしないでもない。
全体的な劣勢はリクも把握していると思うんですが、リクは諦めない意思表示を行い、全軍を鼓舞、これでどうも盛り返す感じです。パイロットの根性でロボットが動くわけない、ということはあるんですが、進むも退くもパイロット次第ですからメンタル面の重要性はある。海音寺潮五郎の小説(孫子)では従軍記者での実体験の紹介があり、戦闘では心理面のほうが大きいみたいなことを言ってまして、いったん負けたと思ってしまうと、兵数でも火力でも優っていても、その後も負け続け、簡単に撤退にまで追い込まれてしまうんだそうです。
リクが鼓舞するとユッキーらも呼応、まるでシンクロするみたいに同じ台詞をハモるほどになってました。よく考えたらリク機はOOベースであり、OOオリジナルでは脳量子波で通じ合うなんてものがありました。その辺りも意識した演出だったのかもしれない。そうだとしたら、これ以外にもあちこちに過去作を思い出すオマージュがあるんだろうな(と思うと、過去作鑑賞も知識も不足しているのがとても残念orz)。
それにしても演説長いな、と思いそうになったところで、「御託は済んだか!」とオーガが一喝、リクも即座に「はい!」と応えて、いいタイミングです(^^;。オーガ何してたんだろ、と思ったら、溜め系の必殺技を準備してたらしいですね。決着の一撃の最中に回想があり、サラの本音は「みんなと一緒にいたい」でしたか。そしてバトルは決着、リク側の勝利、GMも追認。リクのOOが消失するほどの激戦とはいえ、あっさりと終わった感じも強くあります。
こうなると、後はビルドデカールによるサラ救出プランの成否のみ、サイコロ転がして1の目が出るか否か、と思ったら、そんな簡単ではなかった。なんだかデビルガンダム以上かと思わせるほどのモンスターMSが本部ビル(?)に巻き付いてる。というところで次回へ、か。次回予告によるとレイドボス(レイドバトルのボス?)が化けたものらしい。サラの起こす異常はまだ解決してないし、この巨大MSが黒サラだとすると、とかいろいろ妄想が広がります。
次回は「新しい世界」ですか。映像からすると、どうやら問題のカタはついて大団円、リアルのほうでも仲間が増える、みたいな印象です。リクに手で目隠し、及び背中だけ見えたキャラクターは、マギーなんでしょうね。マギー女性(で何らかの問題を抱えている)説があるとのことですが、肩幅と腰幅から考えると、男性のように見えました。リク、ユッキー、モモ、コーイチはリアル時と大差ないですが、アヤメは少々印象が違います。マギーのリアルはどういうものか、見せてもらえるとなるとがぜん興味が湧いてきます。オネエキャラの部分より、なんであんなに面倒見がいいのか、判官びいきっぽいのはなんでか、などですね。
観終わってからふと、「喋ることができないって、聴覚障害だからかな」と思い、「だとすると、視覚障害でGBNに入る人はどうなってるんだろう」と思いました。聴覚障害について、そうでない人と同等に遊べるようなサポートシステムがあるとすると(クルトはGBNでは普通に会話できてる)、視覚障害についても同様のはずです。
普段は見えない(特に生まれつき)とすると、外界の遠距離の認識は聴覚を頼りにしているはずです(例えば、白い杖をコンコン鳴らしながら歩いているのは、自分の存在を知らせるだけでなく、反響で周囲を把握できる人も多数いるかららしい)。視覚だと集中視野だとほぼ前方のみ、周辺視野を入れても180度以下ですが、聴覚だとほぼ全方向を同時に認識できているはずです
そこから妄想すると、全方位の(聴覚的な)空間認識をシステムが視覚同等レベルにサポートできるとなると、凄いことになります。全方位、死角なしです。こっそり背後をとるなんてできやしない。なまじ普段は目で見ている人では、全方位同時認識は扱えないでしょう(トレーニングを積めば、なんとかなると思いますが)。
GBNでそういうシステムが開発・採用されたとしたらですが、いわゆるニュータイプレベルの戦士になりそう。もっとも、「コックピットでモニターを見ながら」がMSでの戦闘ですから全方位は認識できず、そこで強さの公平を図ってるのかもしれません。
●仮面ライダーゴースト(第47話:呼応!それぞれの覚悟!、第48話:終結!悲しみの連鎖!)
なんで自分はゴーストを(飛ばし飛ばしのながら観にしても)初回放映で観てたんだろう、再放映の今週も次週が最終話という大詰めで、好みのシビア展開をやっぱり避けてるし、と思って考えて、ようやく思い出しました。ジュウオウジャーを観るようになってたんです。2月開始ですから、ゴーストの途中からですね。前作のニンニンジャーはTV付けてたら観ることもある程度だったんですが、ジュウオウジャーが始まるときに、「戦隊ものって元祖のゴレンジャーからしてほとんど観ていないけど、せっかく新番組に気が付いたんだから観てみよう」と思ったようです(←記憶が曖昧 ^^;)。
観てみると、途中から(その時点での)スーパーキャラが登場して(しかし期待通りに味方についてくれるといろいろ問題があって ^^;)、などのフォーマットが分かって来て、そうなるとそこそこ楽しい。ED曲時の色当てクイズも、「なにかヒントや法則があるのか?」と興味が出てきたのも覚えています(ネット検索してみると、ヒントも法則もなかった模様)。ヒーロー数が多いと、誰が誰だったかこんがらがるのは相変わらずで、そこは苦労しましたけど(次のキュウレンジャーではさらに増えたしなあorz)。
それはそれとして今週のゴースト。タケルの接触共感能力(?)を嫌ったアデルが、龍、すなわちタケルの父を殺したのが自分だと言い放つわけですが、それでタケルが激怒して激闘になるのか、と思ったら、あっさり物別れ、アデルが去ってしまう。
じゃあってんで、今度はアランがアデルと刺し違える覚悟を決め、眼魔界に飛び込む。この時点では、ドラマメーカーとして健在のアランに期待するものがありました。タケルらも追っていくわけですが、眼魔側も洗脳されたイゴール隊が迎撃してくる。
が、そのバトルシーンがちょっとどうもグダグダな印象です。相手は仮にも眼魔戦闘員のはずですが、例えば、御成が錫杖で2人分の攻撃を受け止め(これはOK)、すかさずカノンが両掌で突くと、眼魔戦闘員が敗北・消滅。って、カノンそんなに強かったのかい、いやそんなはずはない、じゃあ眼魔戦士がそんなに弱いのか。
うーん、ここはピンチを切り抜ける段取りなんだから、ということで無理を承知の運びにしちゃったのかなあ。イゴールがビンタ3連発を食らって洗脳が解け、眼魔戦闘員に攻撃されるアカリを庇って攻撃を受け、「愛、なんと不条理な」と言い遺して消滅してしまうシーンが台無しになった感じがしないでもない。カノンが一撃で2人も倒せるのなら、アカリでも対処できちゃうだろう、といった印象になってしまってますから。
現実世界~眼魔界で、マコトもコピーマコトと何度目かの対決になるんだけど、どっちが本物でどっちがコピーなんだか、本人らにも曖昧になってきてるらしい。とうとう、気持ち、考えが同一となって、マコトがやられていよいよ最期、となってコピーマコトが命を譲る感じでマコトを助けるも、「どうしてそうなった?」という感じのほうが強かったかもです(劇場版などの、その後の作品でマコト&カノンの正体が明かされる、とこちらで聞いてなかったら、何か起こったのか、理解できなかったかもです)。
さてアランがいよいよアデルに止めを刺す、しかも自爆攻撃で、となるわけですが、兄は殺せないと躊躇してしまう、そこで激怒したタケルが再び挑む、ですか。だけど、タケルの得意技(?)の接触すると心がつながる技、及びアリア姉ちゃんの説得で、過去の記憶が甦り、アデルは「自分は親から愛されてたのか、忘れてましたごめんなさい」で改心してしまう。タケルも父を殺されたのをもう許している感じだしなあ。
うーん、こうまでしてシビアに傾くことを避けますか、と思っていると、ガンマイザーがアデルを乗っ取って造反してくれる。よし、いいぞ、と思ったんですが、割とあっさり撃破され、アデルは皆に感謝しつつ昇天。タケルが誰もかれも救ってしまい、救われるほうもすんなり受け、恨みつらみの類は善人タケルというブラックホールに落ち込んで、世界と切り離されるような感じですね。自分的にはどうも盛り上がりません。悪戦苦闘しての克服という過程を避けてるからなのかも。
ラスト、ガンマイザーとグレートアイが融合して、これが次話でのラスボスのようですが、どうやら「最後に愛は勝つ」みたいな感じらしい。今さら伏線仕込んだり、弱点崩しとか描く余裕はないでしょうから、そんなもんなのかも。頑張っている限りは絶対大丈夫、というテーマを頑なまでに崩さないみたいですね。これも、前作のドライブが過酷なドラマ(実質的な父親殺しまであるし)を抱えていたからなんだとすると、凄いもの作ると後の人が苦労する、ということなのかもしれません(こらこら、ゴーストはまだ最終回ではないぞ ^^;)。
Re: 9月のスレッド(2018) - White NOVA
2018/09/21 (Fri) 10:42:34
ガンダムBD感想
サラ救出作戦の決着編ですね。
いろいろなバトル模様が、断片的にダイジェスト風味に描かれて、ストーリー展開が大雑把な感じですが、逆に言えば、これだけの内容をよく30分に詰め込んだ、という1話です。
そして、焦点はリクとチャンピオンの決着なんですが、主人公補正や脅威の成長率があっても、リク一人では勝てないということで、安易なご都合主義を排しています。
やはり、チャンピオンの壁は大きいと。
そこに助っ人として登場したのが、百鬼のオーガ。
のび太を助けに来た、ジャイアンって感じのイメージ。
あ、弟のドージはスネ夫で、コーイチさんがドラえもん相当。
ユッキーは、どうかな。TV版ののび太がユッキーで、映画版ののび太がリクかもしれない、と無理にこじつけてみる。
しずかちゃんはモモで、サラは映画版のヒロインになるのかな。
そして、アヤメさんはハットリ君。
いや、藤子アニメに結びつけるのはこれぐらいにして、とにかくチャンピオンという壁が本当に高くて、リクとオーガの二人掛かりでも容易に倒せないという点で、本作最強キャラの威厳を保ち続ける配慮。
まあ、ツカサと戦ったら、チャンピオンは勝てないけど。
チャンピオンはスペック最強だけど、奇跡は起こせない仕様なので、想いの強さとか仲間の絆なんかに感じ入ると、まあ勝てないですね。
チャンピオンとしては、世界を守りたいという気持ち以上に、自分と同じガンプラを愛する若者の成長に接して、こういう想いなら、一縷の望みに掛けてみたいという満足感もあっただろうし。
見ていて、割と孤独な立ち位置でもありましたしね。
ドラマとしては、誰もチャンピオンを応援してくれず、フォロワーはいても、対等の友人と言えるのは、ロンメルか葛城さんしかいない感じですが。
リクを見ていて、やはり昔の自分に通じるものを感じたんでしょうな。そして期待をかけ、見事に成長してくれた(ここ大事)。
そして、こういうガンプラアニメで大事なのは、何だかんだ言って、みんなガンプラを好きなんだ、という気持ち。
状況や立場、信念で敵対したり、歪んじゃったりする者はいたけど、ガンプラ愛を否定する者はいないし、「たかが遊びだけど、そこに本気をぶつける」というテーマが一貫している。
まあ、ロンメルなど一部の人間にとっては、たかが遊びという枠を乗り越えて、夢が実現した理想の生ける世界とまで思い詰めているし、ある意味、遊びの場をすごくリアルに考える人なんだな、と思いつつ。
どちらかと言えば、ロマンチストなところのあるチャンピオンと、とことんリアリズムを追求するロンメル。まあ、その真面目なロンメルさんの唯一の遊び心があの可愛い獣の姿だとしたら、それはそれで納得です。
あとは、百鬼のオーガって、GPDマニアのツカサさんとはバトルマニアとして、いいライバル関係にはなりそうですな。
もちろん、システムそのものをイジるほどのチートができるツカサさんを、オーガは卑怯呼ばわりするだろうけど、それでも本気でやり合えば、通じるものもあるかも。
あと、どうしてタイガーウルフさんとオーガがやり合わなかったのかも気になりますが、2期があるなら、今回で実現しなかった対戦カードも見てみたいですね。
コーイチさんVSシャフリさんとか、サラちゃんやナナミさんの機体とか。サラは天使キャラなので、ウイングガンダムのSDなんかが似合うと思うし、ナナミさんの場合は、メガライダーに乗ったガンダムマーク2がいいかも。ええと、メガライダーが変形して、マーク2の増加装甲になるとか、そういう改造なら、普通にコーイチさんが実現しそう。
とりあえず、次回の「世界の破壊者ラスボス」に対して、ガンダム連合で立ち向かう最後の晩餐祭りを期待しつつ。
それにしても、本当に新世界というタームが流行していますなあ。元号改編による新時代から、新世界というフレーズはみんな考えるんだろうなあ、と。本当に、自分の見る作品、接する作品、全てが新世界を謳っていて、これぞ時流だな、と感じたり。
Re: 9月のスレッド(2018) - たさくらたすな
2018/09/22 (Sat) 08:42:26
手短か感想。
■ジオウ
時王というより字王の演出が楽しい雰囲気でこのへんは使い方は違うけど初期響鬼のといった体ですかね。
あとはクールキャラからどこかでギャグ引き要員になりそうなゲイツに注目してたけど、げんとくんやカズミンが実績をつくってくれたおかげか、現代の常識ズレした部分を利用してか最初からうまくミックスさせたノリを見せてくれそうでそのあたりが楽しみ。
歴代ライダーは随時当時役者さんが登場できるかできないかの現場の駆け引きもあるだろうから、そのへんは割と柔らかめのIF解釈でもあるんだろうなと。その中でうまくオリジナルらしさを感じさせれたら御の字ですかね。
■ガンダムBD
オーガ勢の出動が遅らせただけの甲斐のあるピンチでの駆けつけが熱かったですね。マギーさん女性説はなさそう、純粋に世話焼き女房型の人柄のようですね。そして「遊びだから本気になれる」前シリーズでラルさんがいったガンプラバトルの深い言葉が引き継がれてるのが印象深かったですね。
今回顔見世遊びのコーラサワーはそこまで関わってくるキャラ立ちまではしてないので、続編があるならもう少し面白い取り回しを見せてくれるのに希望といったところかな。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/24 (Mon) 00:48:52
NOVAさん、たささん、どうもです。
●仮面ライダージオウ(第4話:ノーコンティニュー2016)
時間を行ったり来たりしつつ、アナザーライダー出現(やジオウによるライダーの力の継承)でレジェンドライダーの記憶が変わったり、どうもややこしくて、今話を観ても未だ整理できず。こういうときはウィキペディアに頼ってみまして(^^;)、おおむね以下の通りだと理解しました。
・アナザーライダーは力不足でレジェンドライダーになり損ねた存在(ビルドでのハザードレベル不足でスマッシュ止まりみたいなものかも)。それでもオーマジオウに代わる王候補ではある。
・アナザーライダー出現により、レジェンドライダーはいなかった歴史に変わる。
→(例外1)アナザーライダーを倒すと、復活まではレジェンドライダーがいた歴史になる。
→(例外2)アナザーライダーが歴史に干渉するまではレジェンドライダーはいる歴史のまま。ただしレジェンドは不安定になる。
ただ、これでもよく分からないような気もします。アナザーライダーの出現~動向が影響するとして、「それは誰から見ての基準、タイミングなのか」という点です。西暦ベースだとすると、2016年にアナザーエグゼイドが出現して事件を起こす(歴史干渉)とすると、2018年ではレジェンドのエグゼイドは2016年からいない。2018年までエグゼイドがいた歴史は忘れてよい。
しかし、タイムトラベラー基準だと、例えば未来から2018年に来た時点ではレジェンドエグゼイドは存在、さらに2016年に遡りアナザーエグゼイドを作ると、レジェンドエグゼイドは消滅。上記と同じようではあるんですが、今話では2016年にいるゲイツと、2018年にいるツクヨミがリアルタイム通信で話していました。2016年と2018年が同時という状態です。
この場合(ゲイツとツクヨミが会話中)、2018年のツクヨミの目の前にレジェンドエグゼイドがいるとして、2016年のゲイツの目の前でアナザーエグゼイドが作られ、事件を起こすとどうなるのか。ゲイツは2016年にいるからいいとして、2018年のツクヨミは状況をどう認識するかですね。
2016年のゲイツが「アナザーエグゼイドが作られた」と2018年のツクヨミに言うと、ツクヨミの目の前のレジェンドエグゼイドの変身維持が不安定になり、続けて2016年のゲイツが「アナザーエグゼイドが子どもを襲ってゲーム病にした」と言った途端、ツクヨミの目の前のレジェンドエグゼイドの変身が解け、エグゼイドなんか知らない永夢が出現するのか。
それとも、2016年のゲイツが「アナザーエグゼイドが事件を起こした」とツクヨミに言おうとしたら、既に永夢のみならずツクヨミもレジェンドエグゼイドがいたなんてことは知らないなんて状況になっているのか。もう永夢もツクヨミもレジェンドエグゼイドがいない歴史世界におり、ゲイツが上記に続けて「本物のエグゼイドの永夢を」と言うと、ツクヨミは「永夢さんがエグゼイドって何の話?」と返し、そばにいる永夢もぽかんとする、みたいな状況ですね。
(さらに考えると、ゲイツが2016年に戻った時点で既に2018年にはレジェンドエグゼイドはいない、あるいはその他の可能性も考えられるけど、劇中描写とは矛盾するので考えないことにしよう(^^;。)
などと考えても分かることではないので(^^;)、ともかく本編。前話ラストかの続きで、(2018年で)エグゼイド vs ジオウ&ゲイツ、となるもタイムジャッカーのオーラが乱入、時間を止めて(ただし、ジオウらとしては身体が止まるだけで、ドライブの「どんより」に似てるらしい)アナザーエグゼイドを復活させる。すると、永夢の変身は解け、エグゼイドの記憶もなくなる、か。それでも永夢には何らかの目的があると。それがエグゼイド編解決の鍵になるみたいですね。
それでどうすんだ、となるわけですが、ゲイツは単身、2016年に乗り込んでアナザーエグゼイドを倒すと言い出す。ソウゴとの共闘を拒んだわけですが、直接の原因は前話でのソウゴの言い草だったわけですね。
ゲイツが2016年に来てみると、エグゼイド&ブレイブが戦闘中ですか。ラスボスはいないけどザコ敵はいる、と考えておいてよさそう。永夢も飛彩もこの時点(アナザーエグゼイド出現以前)ではまだレジェンドライダーなのか。そのアナザーエグゼイドを作ろうとするオーラが、重症らしいケイスケなる少年の父親に話を持ち掛けるわけか。後で明らかになるのが、ケイスケが心臓を患っており、父親は(ケイスケと同年代で脳死の)ドナーを作り出すため、アナザーエグゼイドとなって被害者を増やそうとしたわけですな。
アナザーエグゼイドが2016年に出現したものの、なぜかゲイツでは倒せない。後で明らかとなったのは、アナザーライダーを倒すには、同種のレジェンドライダーの力(本人か継承者)が必要であるということですね(設定上の理由は未だ不明の感じですが)。
2018年では復活したアナザーエグゼイドが次々と被害者を増やし、永夢の望みとは中の人である父親を止めること。だけど、我が子の命がかかっている父親が止まるわけがない。そこで解決できるタイミングと人間が、病状の進む前の2016年で、飛彩の外科医の腕前、というわけか。
そこで、(たぶんジオウお約束の)過去を忘れた2018年のレジェンドライダーの永夢がなぜかエグゼイドのライドウォッチを持っており、ソウゴに託すというわけですな。前例からして、2016年で事件を解決して、永夢にブランクのライドウォッチを渡し、それが2018年にはレジェンドのライドウォッチになる予定、と。しばらくは、すんなりとそうなるんでしょうけど、後々、話が込み入って来ると、変化していくライドウォッチの阻止とか奪取とか、いろいろ出てきそうです。
2016年のアナザーとのバトルでは、戦兎のときと同様、永夢はエグゼイドに変身できるも不安定、しかし自分がエグゼイドであることははっきり分かっていますね。ジオウに戦闘のアドバイスもするし、ジオウのエグゼイド技の使い方が自分とは違うことも分かっている。無事、アナザーエグゼイドを倒し、ソウゴがブランクウォッチを永夢に預けるわけですが、その時点でもどうも永夢はエグゼイドだったこともまだ分かっているみたい(そこも、たぶん戦兎のときと同じ)。
しかし、2018年ではウォッチはエグゼイドの力を宿しているものの、永夢はウォッチを持っている理由が分からなくなっている。ということは、2018年までにウォッチは永夢からエグゼイドの力を貰うだけでなく、エグゼイドの記憶も、ウォッチ授受の経緯も忘れさせているということか。ウォッチが徐々にそれらを奪っちゃうのかな。
ともかくも戦い済んで日は暮れて(……ないか)。ソウゴとしては自分の行く末の不安定さを理解し、ツクヨミとゲイツを信頼する気を起こし、オーマジオウになりそうなら自分を倒してくれと頼みさえする。これは覚悟のほど、どうですかね。今後、いざとなったときにどうするかで、ソウゴの決心が本物かどうか試されそうです。
次回はフォーゼ編スタート「スイッチオン!2011」ですか。7年前ということになりますね。さすがに現実世界で7年経つと、役者さんの大人化は目に見えて進んでるだろうな。その辺りをどう処理するのか、制作的な工夫も見てみたい気がします。
(フォーゼから時間経過があり、過去編を主人公卒業後の2015~2017年くらいに舞台を持っていく手もあったんじゃないか。でも、高校がモロに映像に出てたから、やっぱり2011年の高校生と2018年での大人キャラとして出てくるんだろう。年齢の見せ方は、メイク技術でなんとかなるのかな。)
●ピム博士
ウィキペディアでアントマン関係を読んでみたんですが、最初はこないだのTV放映の映画でのアントマンのスコット・ラングを読んでみて、まあ映画通りかなと。ヒーロー像として異色ではあり、興味深くもあるんですが、イメージとしては既に映画で見てしまってますからね。
ピム博士はどうなんだ、この掲示板で教わったところによると映画とはどうも違うキャラらしいが、と思ってウィキペディア読んでみたら、想像の斜め上を行ってました(^^;。いや、こちらで伺ったことを素直に受け取っていれば、「なるほど」となりそうなんですが、どうも映画での「ピム博士カッコいいじゃん、奥さんはもっと上だけど」という印象が強かったもので、こちらでのご教示を文字通りに読めていなかったようです。
ウィキペディアには1960年代から直近までののピム博士の経歴が、一気呵成に語られておりました。アントマン技術を開発し、アベンジャーズに加わったところまでは順当ですが、その後が酷い(^^;。(たぶん劣等感から)巨人化したはいいが、元に戻れなくなってかえって自信喪失したと思うと、後々に敵になってしまうウルトロンを開発、しかもそのウルトロンに洗脳されて悪事を働く破目になったり(洗脳はその1回だけじゃないし)。
それだけでなく、精神を病む薬物をうっかり吸引したり、汚名返上しようと自作自演を働いてバレて、文字通りの汚名挽回をやってしまったり。あれまあ、という感じですが、ようやく近年、まともになったらしいと思ったら、番外編の解説では奥さん(ジャネット)にゾンビにさせられたりしとりました(もっとも、平行世界でのことではあるんですが)。
いやはや、「何やってんですか、ピム博士!」とでも言いたいような経歴です。こないだの映画を観たときは、「若かりし頃は正統派ヒーローの面も強くあった」という印象だったんですが、ウィキペディアを読んだ後は「まぐれでしかヒーローらしいことをやれないんじゃないか」「基本はコメディアンなのかも」という印象になってしまいました。奥さん(ジャネット)も、結構な曲者感があります。
うーん、核ミサイルからアメリカを救った話もよさげだけど、ハチャメチャのほうのピム博士の冒険談も観てみたい気がします。
Re: 9月のスレッド(2018) - たさくらたすな
2018/09/24 (Mon) 19:13:15
■ジオウ
個人的にアナザーエグゼイドのレベル1態がみてみたいと思いつつ、エグゼイドアーマーの腕の部分もそのままだとアンバランスな感じを受けるけど、これがロケットパンチみたいに発射できたら悪くはないデザイン味かなとも思ったりも。
今回も文字の使い方で永夢から突っ込みをうけるジオウほぼ定番化する流れとみてもいいのかな、仮に文字系の効果のない作品とかはどういじるんだろうとか考えるにクウガあたりとかなら翻訳字幕か作品内時間のスーパーとかいじってくる感じなのかなと妄想してみたり。
・ライダー・アナザーライダー
映画での参照にまたなりますが、ライダー作品だとオーズ放送期の春映画のオールライダー・レッツゴー仮面ライダーで初代の1号と2号が強化されたショッカーグリード怪人に倒されショッカー怪人として再改造されることで(実際はある段階で脳改造による洗脳が解かれていて時が来るまで反抗の機会を伺っていた)そして以降の歴史で誕生するはずの無くなったV3以降のライダー(オーズと時間特異点ライダーの電王以外の平成ライダーも何故か誕生しなくなっています)がこれも終盤、歴史改変されても消えなかった人々の潜在記憶の呼び掛けからいきなり復活を果たすという展開に繋がるのですが、ある程度大味というか、こういうクロスオーバー的なライダー作品の場合、表層的にライダーを存在を消しても根源的に消し去ることのできない仮面ライダーという量子概念的なキャッシュ情報が各時代毎に特異点的に存在してるのかもしれませんね。
なのでそれを置き換える意味合いでのアナザーライダーではあるけど、ちょっとしたきっかけががあるとその時間軸本来のレジェンドライダーが突然復活してしまうとかなんだろうとか思うけど、その境界線があるとしたら個人的にはライダーらしく都市伝説的なものでも人々の認知情報としてアナザーライダーが置き換わると本来のライダーのほうが完全に変身能力と記憶を喪失するのかなと想像してみたり。
もしかすると単純にライダー能力を得ているだけじゃなくて、特定時間軸上のライダーのキャッシュ的概念を最終的に形にしたものがライダーウォッチなのかもしれませんね。
Re: 9月のスレッド(2018) - White NOVA
2018/09/25 (Tue) 08:35:08
ジオウ感想
エグゼイド編は、ソウゴの王様としての所信表明というか、「民を救う」とか「夢を諦めない」とか「人を信じる」とか「自分が悪堕ちしたら倒してくれていい」とか、そういうセリフから、意志の強さや覚悟、優しさが見えたかな、と。
ただ、それに能力が追いついていないのが現状だけど、洞察力や機転は割と持っているんですね。あと、超楽観思考というか、暗さがないのも美徳。それゆえ発言が軽く聞こえるけど。
で、今回は永夢先生とのコラボですが、「アナザーライダーは該当するレジェンドライダーの力じゃないと倒せないので、レジェンドとの交流から、いかに信頼を勝ち得て、力を託されるか」がドラマの大筋ということが提示。
そして、永夢先生の心をつかむには、相手を倒して良し、ではなく、人の命と心をケアすること。
あと、ビルドから学んだのは、「仲間との協力(ベストマッチ)と創造する心」ってところかな。
未熟な主人公が、レジェンドライダーとの交流で、戦闘技術だけでなく、その精神性まで学んでいくストーリーなら面白いと思います。
さて、次はフォーゼ編とカップリングしたファイズ編。
で、おお、坂本監督だ。かなり期待できそう。
一応、紹介すると、坂本浩一監督は、アメリカでパワーレンジャーの撮影経験を持つアクション主体の監督で、10年ほど前から日本に帰還して、ウルトラマンゼロや、仮面ライダーフォーゼや、キョウリュウジャー、そして牙狼のアシストなど、日本の特撮ヒーローのアクション要素を向上させたベテラン監督という位置付け。
自分のツボをいろいろ突いてくれる同世代人でもあるので、大いにマンセーしております。
ジオウに不満材料があるとするなら、アクション部分が現状、CGに頼りきりで、映像的に派手ではあるが、手に汗握る活劇というのがまだ見られないというところ。
でも、次回はそういうのが見られるのかな。これで、ソウゴやゲイツの役者の身体レベルが計れるかな、なんて思っております。
考えてみれば、もしもビルドに坂本監督が登板していれば、紗羽さんや美空はもっとアクションヒロインしていたろう、と思わせます。
監督自身はジャッキー・チェンに憧れて、この業界に入ったそうなので(最近、監督の全仕事をまとめた書籍が出て、昨日購入して読んでるところ)、香港風のカンフーアクションやワイヤーアクション、そしてアメリカ仕込みの大掛かりさ、派手な生身アクションがポイントかな。あと、女優を美しく動かすことへのこだわりとか。
最近は、ウルトラマンジードから、キュウレンジャーおよびスペーススクワッドの仕事に携わってましたが、平成ライダーだと、Wとフォーゼ、それからゴーストの一部と、エグゼイドの年末映画に携わっていたので、次回のフォーゼ編と、それからW編は坂本監督が期待できるかな、と。
次回の舞台は、フォーゼの天の川学園高校で、2018年だと弦太朗は教師をやっているはずだけど、そういう言及はあるのかな。役者は忙しい俳優さんなので、本人出演は叶わなかったけど、代わりにライダー部の顧問の大杉先生が登場。
調査活動に来たソウゴとゲイツを、ライダー部にスカウト? 的な立ち位置になるとか。
一方、過去編では、リーゼント姿の弦太朗の特徴的な後ろ姿がチラ見せしてましたが、一応、別の代役さんがチラチラ映りながら、ソウゴと微妙な距離の絡みでコミュニケーションを図るのかな。
案外、大杉先生が「如月先生から預かった」とか言って、フォーゼのライドウォッチを渡してくれるのかもしれないけど。
で、フォーゼの宇宙キター的な機体もさることながら、もっと期待なのがファイズ編ですね。こちらはレジェンドのファイズ本人と、2号ライダーのカイザ本人が登場し、天の川学園の裏で暗躍しながら、後編に続く模様。
平成ライダー4作目で、もう15年前の作品なので、今の役者はともかく、過去編をどう描くんだろうと、そっちが期待です。
ディケイドで登場した時は、これも学園ものに改編されていたなあ。
正史だと、IT関連のスマートブレイン社とかが暗躍して、バイクがロボに変形して、オルフェノクという化け物が人を襲って仲間を増やして、ナイトシーンで光りながらファイズが格好良く活躍するイメージ。
坂本監督は、ファイズの時は、パワーレンジャー・ダイノサンダー(アバレンジャー)を撮っていたけど、インタビューで「ファイズは撮りたいと思っていた」と語っていたので、原典をリスペクトした映像を見せてくれると期待したり。
なお、坂本監督の特撮ヒーロー撮影におけるこだわりは「せっかくフォームチェンジ設定があるなら、次から次へと姿を変えて、たっぷり見せたい。できるだけ全ての能力を活用したい」という部分もあるので、次回は早速のアーマー祭りも期待できそう。
とまあ、坂本監督ってだけで、期待が3割り増しなNOVAでした。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/26 (Wed) 17:49:27
NOVAさん、たささん、どうもです。
いよいよ10月からは次の実写牙狼「神ノ牙 JINGA」、番組公式サイトも稼働してますね。こちらでも伺った通り、翔編の後ではなく、JINGAが闇に堕ちる前からのスタートとなっていますな。とりあえずは初回を観てからですね。
●ガンダムBD(第25話:新しい世界)
ああでもないこうでもないと考えつつ、以下を書いてたら、ほとんど全部が妄想になってしまっていました。まあ「こういう妄想を呼び起こすような作品だった」という、自分用のメモ目的も含めて、書き込んでしまおうと思います(^^;。
前話ラストでモンスター級のマスターMSが出現しまして、各地にも同様のスレーブMSが出現(マスターへのエネルギー補給みたいなこと言ってたけど、何をどうやって?)。バトルのテンション的にはサラ争奪戦は盛り上げるためのステップ(ありていに言えば、前座)、対巨大MS戦が真の山場かもしれないと思ったんですが、どうも違ってました(^^;。前半で対親玉戦は決着したし、各地のスレーブは戦闘描写すらほとんどなし。
(追記:観なおしてみると、各地にも出現したのは独立したマスターMSで、スレーブMSはマスターMS周囲に補助的に複数出てきたものを指していたようです。どうも目が滑って勘違いを起こしがちで、上記はその反省と戒めのため、修正せずにそのままにしておこうと思います。)
たぶん、サラを巡る決断のドラマが主人公サイドの勝利で決着とはいえ、(設定上の実数はともかく)登場キャラを二分するような対立と戦いでした。ですので、ダイバーが迷うことなく一致団結するエピソードとして、暴走レイドボス鎮圧戦を入れたのかなと思います。一時は立場、意見の違いで争ったけど、お互い納得してのことだから関係性は変わらないと、劇中のキャラにも、我々視聴者にも確認させるための通過儀礼みたいなバトルだったんでしょう。
黒サラは結局は再登場しませんでしたね。となると、あの黒サラはなんで出てきたんだと思えてきます。考えてみまして、サラの自我が芽生えたことを表すものだったのかなと思いました。第1話から不思議少女として登場して、1クール目はリクに力を与えはするものの、サラ自身の行動としてはリクらについて行くだけだったように思えます。内面的なものはまだ発生、もしくは発達してきてない。
過去ログ、ネットの感想サイト調べなおすと、黒サラ登場は第18話「男の意地」ですか。ユッキーとドージの修行&開眼編とでも言うべき回ですね。敵は鏡、ということで自分と似た敵=克服課題が出てくるイベントですな。後半でたまたま1人になったサラのもとに、そっくりながら衣装が黒っぽく、目に光がないサラが現れる。そしてサラ同士で融合した、というシーンで特に説明もなかったかと記憶しています。
ユッキーとドージは、「自分の特質は弱点でもあれば強みでもある」みたいな感じで悟って、無暗に「○○のようになりたい」と願うことをやめるわけですが、サラについては何を得たのか描かれず、その後もはっきりと変化をしたことを示すエピソードもありませんでした。変化を示したとすれば、最後の最後で「みんなと一緒にいたい」と、はっきり自分から意思表示したことですね。記憶頼りですが、それ以前にはサラが自分の意思表示をすることはなかったような。
GBNを守るために自分が消える、というのも意思表示ではありますが、目の前のキャラに言われて受け入れただけとも思えます。それよりも前の、リクらに書置きを残して去ったのが、サラが初めて自分で行った意思決定かもです。ただ、そこは恐怖半分という混乱部分もありますんで、熟慮してのものはやはり最後の「一緒にいたい」ではないかと。
暴走レイドボス鎮圧戦が済んで、サラの義体への転送となるわけですが、サラが奇妙な空間を通り抜ける際、めげそうになってましたな。デジタルノイズっぽいものが全身を侵食しそうになっているようでもありました。たぶん、そこでノイズに飲み込まれるのが88%の確率で起こる失敗なんでしょう。
そこは今までの記憶とペンダントと仲間の呼ぶ声で立ち直り、ノイズもきれいさっぱり消えてサラ本来に姿に戻り、「私はサラ」と言ってました。自分で自分を認識するような、こういう言い方は初めてだったと思います。サラの義体への転送(とGBN崩壊の食い止め)の成否は、サラにこういう自我が芽生えるか否かが鍵だった、と個人的には考えたくなりました。リクらに巡り合わなかったら、サラは無秩序な成長を続けて、単なるGBNの破壊者に育ってしまっていたかもです。
本編の流れに即した感想としては、あまり書くことがありません。面白かったんだけど、観ての通りだ、という感じですね。前半の暴走レイドボス戦には、GMはもちろん、ツカサも(黒ハロアバターながら ^^;)参戦しまして、登場キャラ全員のわだかまりが最早ないことがよく示されていたようです。
(おまけ的なこととしては、どこに出てくるかのお楽しみキャラだったコーラサワーが、ようやく参戦してくれたというのもある。搭乗機はOO1期のイナクトだったようですが、観ても分からず、調べてみて分かりまして納得。)
難敵ながらも、対抗戦術がてきぱき実行されて小気味よく、簡潔に言い表すとすれば、「イオク様がいない場合の対モビルアーマー戦」。
後半はサラが無事に現実世界の住人となれた後は、GBN内でだけ会っていた面々との、リアルでのオフ会ですな。全員がだいたいGBNのアバター通りか、近いイメージのようです。残念なのは、オーガ・ドージ兄弟が登場しなかったこと。オーガはあの性格ですから登場のさせ方が難しいのかもしれませんが(イメージ崩しちゃまずいだろうし)、ドージは出て欲しかったかもです。最後にサラの搭乗機も出て来まして、似ているけどメカっぽさ強調になってましたな。トライだとキャラそっくりの「すーぱーふみな」だったわけですが、あれはフミナファンの作品だからなあ。ともかく、気持ちよく終わってくれて満足です。
充分に楽しめましたんで、是非2期をやって欲しいですね。種まきしたけどまだ実ってない要素がたくさんありますし。特に各キャラですね。いわゆるキャラが立ったところで最終回を迎えたキャラクターが少なくありません。しかし、ビルドファイターズ1st→トライだと惜しげなくキャラ入れ替えて、しかしよくできてたし。キャラ入れ替えだとしても、サラの後継といえる電子的にユーザーから創造されたキャラが出てきて欲しいとは思います。
とりあえず来週の枠を録画機の予約画面で見てみると、釣りアニメらしきタイトルでした(たぶん自分の趣味的に守備範囲外か?)。元祖のガンダムBFからトライまでが半年間隔でしたから(14年3月BF終了→14年10月BFT開始)、うまくいけば半年後にBD2期が始まるかもと期待しておこうと思います。
●仮面ライダーゴースト(第49話:無限!人の力!、第50話:未来!繋がる想い!)
事実上の最終回と、特別編でした。TV本編だけ観ると、「えーっと、それはいったい何? どういうこと?」になってしまいます。ですが、こちらで教わった通り、本編終了後の映像作品、文章作品等を踏まえないと分からないようになってるんでしょうね。
事実上の最終話の49話は、グレートアイザー(グレートアイを取り込んだガンマイザー)が人間界に出現、タケル含むライダーを蹴散らし、さらに巨大化して(アイザージャイアント)再度挑もうとするライダーを寄せ付けない。絶体絶命になるわけですが、タケルが家族の愛を思い出すとパワーアップし、アイザージャイアントを苦も無く撃破する(本当にそんな感じ、根性入れた一撃で決着だった)。
それでもグレートアイザーは生き残ったんですが、通常のゴーストや各英雄眼魂に代わる代わるにぶっ飛ばされるという、袋叩き状態。あまりにグレートアイザーが弱すぎて、同情すらしてしまいそうになりました。強弱のバランスもおかしいし、なんだろうこれ、という感じです。
ガンマイザーから解放されたグレートアイ(本体の人間形態は途中で出てきた謎の子どもだけど、続編で出てくるキャラなのか、なるほど)、タケルの望みを叶えると言ってくれるも、タケルはまたもや自分の生き返りを願わない。自分以外を生き返らせろ、ただし物的損害はそのままにしておけ、ですか。人間でできることは人間がやる、ということなんだろう。ドラゴンボール(の神龍)に対するオマージュのようでもあるし、2015年でも復興が進行中の東北などを配慮したようでもある。
グレートアイは、それでもタケルを生き返らせる(そして争いの種である自分は宇宙へ去っていく)。落としどころは間違えていない。だけど、ドラマとしてはすいすい進んで終わったような印象ですね。
50話は(49話でもちょっと出てきた)ゲンムが謎のペシミスト少年アユムの持つガシャットをつけ狙う話でした。それをエグゼイドとゴーストが助けるとアユムは未来も悪くないとか言って去っていく。正直、この話だけ観たらなんのこっちゃか分かりません。エグゼイド観た後でも、自力では無理だったでしょう。幸い、こちらで事前に情報を伺っており、そこからウィキペディアの記述も分かりましたんで、ようやく何の話をしようとしたのか分かりました。
事前に伺っていたことではあるんですが、TV本編は登場させたものの消化できなかったキャラやら設定やらが少なからずあるんですね。本編後の作品は知らないんですけれども、出ただけで放置されたものがあるのは実感しました。話の大筋は分かったけど、個別・具体的には分からないものがたくさんある。故淀川長治さん風に申しますと(なぜそんな人を引き合いに出すんだ?>自分orz)、「盛りだくさんなんですが、うーん、何とも困った作品ですね」という感じでしょうか。
この枠の次の作品は今までの流れから予想できる通りの戦隊もの、ジュウオウジャーですね。ジュウオウジャーは割とまともに視聴してましたんで、再び観たいというまでのことはありません。その次はエグゼイドとなりそうで、これは少なくとも、貴利矢死亡までの序盤は気合入れて観たい気がします。
Re: 9月のスレッド(2018) - White NOVA
2018/09/27 (Thu) 08:32:32
いろいろな番組が最終回を迎え、新番組が始まる番組改編期に突入、と。
ともあれ、最終回までの感想おつかれさまでした、と申し上げておいて。
★ガンダムBD
ガンプラ物は、最終回が後味よくスッキリ終わるのがいいですな。
これが本家ガンダムだと、賛否両論になる衝撃的なラストが多く、完全にスッキリできたのって、自分的には1stとGガンしかないという。
まあ、バトルでの殺し合いとか、敵にも戦う事情があって、とかのドラマが、スッキリ終わるというのもおかしいのですが(それまでの戦いの重みを引きずりがち)、
ガンプラファイト物は、ホビーアニメの側面を持っていますから、最後はひねることなく、わだかまりなくハッピーエンドってのがいいなあ。
どこかEスポーツ的な要素もありますしね。
そして、最後にモビルドールとなったサラさん。
うん、これは零丸同様、プラモが欲しくなるじゃないですか。劇中での人形形態はダンバインなどの妖精みたいだし、ロボ形態もあるという。
ロボ形態の方に、購入意欲をそそられるというロボ娘ファンだったりして。
まさか、最後の最後に、サラ萌え感情を刺激されるとは思いませんでした。
そして、最後のオフ会。
シャフリさんがアラブの大富豪キャラとは。アラブの大富豪って、趣味にすごくお金をかけるってイメージができちゃって、アイゼンボーグ復活のために円谷プロに働きかけたとか豪快なエピソードを昨年末に聞いたわけですが、
シャフリさんが、そういうキャラとは。
タイガーウルフさんは、大神虎太郎って、まあ、そのまんまな兄ちゃん。
チャンピオンも、マギーさんも大体イメージ通りで、オンラインゲームアニメ特有の「意外な素顔」ってのは、このメンツではなかったですな。
まあ、ロンメルさんとか、オーガさんとか、そっちは意外なのかもしれないけど。
リクたちが、きちんと謝罪することで、わだかまりをなくすというのも、子供向けのマナー向上アニメって感じで、「ゲームだから、何をしても構わない」という一部のユーザーの志向を、主人公は否定していますし。
ホビー愛があるからこそ、マナーは大事だね、って啓発にもなっていると思う。
しかし、「あなたを憧れ続けてもいいですか」って、リク君は随分ストレートですな。こういうセリフを臆面もなく言えるのって、正に若さ、というもの。
自分は、若いときはそういう気持ちはストレートに出せなかったけど。何だかミーハーっぽい態度に照れ臭さがあったし。
若い時の憧れとか、そういう気持ちを振り返って言えるようになったのは、つい最近だしなあ。
ともあれ、趣味を通じた妖精の、いや陽性の人間関係が紡がれていくのが、さわやかに思えたアニメでした。
★神ノ牙とジョジョと
オンエア情報を確認して、ちょっと残念なお知らせが。
今回、地上波枠が福井でしかなく、BS11とか、ファミリー劇場とかになってます。
じゃあ、以前からのTV東京系の枠では何をやるのかと言えば、「ヤマト2202」という。
ちょっと視聴環境の確認を指摘しつつ。
そして、ジョジョ第5部は、同日の深夜毎日放送。
まあ、何を見て、何をこの場で追跡するかは、再検討の余地ができてしまったなあ、と。
Re: 9月のスレッド(2018) - K.K
2018/09/27 (Thu) 11:20:34
がーん、となりまして即応で書き込み(ちょっとNOVAさんのご投稿に気づくのが遅れたんですが ^^;)。神ノ牙TV版の放送局問題ですね。てっきり、テレ東系でテレビ大阪のいつもの時間と思い込んでたもんですから、公式サイトのON AIR情報は確認せずでした。
いつもの放送局のいつもの時間じゃなかったのか。慌てて公式サイトに行ってみたものの、NOVAさんからの情報と異なるわけもなし。BSは視聴設備を持ってないから、がっかりです。が、ON AIR情報以外に、配信情報もありまして、もしかするとまだ視聴不可能と諦めるのは気が早いかもしれない。とりあえず、以下のような手段が自分にはありそうです。
・BS受信設備を整える→間に合うのか。設備以外にNHKとのBS契約もせんといかん。神ノ牙のためだけにそこまでするかどうか。
・BSが観られる知り合いに録画を頼む→毎週お願いするのは気が引けそう。
・ニコニコ動画の配信→10/11のep0は24時無料配信らしい、以降も無料配信してくれるなら本命か?
・バンダイチャンネル等→無料配信はなさそうで(1週間限定とか含めて)、ちょっと二の足踏む感じ。しかし面白そうなら……。
うーん、こんなとこか。ニコニコが駄目だったら、知り合いのつてが現実的な解になるかなあ。
私以外はBSをご覧になれる視聴環境だと思いますので、仮に私が「神ノ牙 JINGA」を観られないとしても、感想などのご投稿は歓迎します。
(観てなくても感想を読んでて楽しいのは、他の作品などでもよくあったし、そこからDVD購入に至ったものもあるし)。
放送開始後に視聴手段が増える可能性もありますんで、自分としては観られるようになったら追っかけて感想を書いてみたいです。
Re: 9月のスレッド(2018) - たさくらたすな
2018/09/29 (Sat) 21:54:54
■ガンダムBD
現実にアプローチできるシステムとしてのオンラインゲームシステムなのが最後に自立フィギュアとしてガンプラロイドになったサラだけ見ると前シリーズ以上の実現のハードルを高さを見せてくれるも、すっきりハッピーに終わりということとかわいいので問題なしですかね。
心配なのはプラスチックてあまり屋外とかで紫外線に浴びていると経年劣化するので、アンドロイドとして観た場合本体の対応年数が短く適時保守してあげる必要がある点かな、まぁ主要なデータはビルドデカールがもってるので本体を定期的に交換しつつ張り替える感じすれば大丈夫かな?本体のほうは財団Bが生産体勢に入っているので問題なしという感じでしょうかね。
続編が今後も続くなら非常に期待したいところですが、ガンプラテーマで作品世界が増えていくと、ゲームとかどこかでガンプラ作品系のスパロボのような更にクロスオーバーさせた外伝的な話も見たくなってくるなぁという想いです。