創作と鑑賞の談話室 569218

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1月のスレッド(2019)

1:K.K :

2019/01/01 (Tue) 00:05:56

あけましておめでとうございます。

 1月の雑談スレッドです。

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1/6

 スレッドタイトル含め、通常運用に戻しました。
 一部のご投稿のタイトルに影響しておりますが、そのままにしてあります。

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1/3 18:30

 九州地方で震度6弱の地震がありましたので、もしこの掲示板でも連絡等に役立つようでしたら、ご自由にお使いください。

・スレッドタイトルは一時的に連絡用でもある旨、記載しました。
・記事投稿後の即時公開は1/3(木)までを予定しておりましたが、とりあえず5日(土)まで延長します。
・いずれも、平常通りで問題ないと判断しましたら、通常の運用に戻します。
2:White NOVA :

2019/01/01 (Tue) 08:40:41

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

と、定型句のあいさつを述べておいて、今年のタイミングだと、「祝え! 新年の幕開けである」などとウォズさん風のあいさつをしてみたくも(笑)

実際、今年は「新たな天皇陛下の即位の儀」とか「改元の儀」とか、国レベルでお祝い事が予定されているので、ウォズさんのあの言い回しって、実は時流にかなっているのかも、と気付きました。

まあ、「新年の幕開け」が「新時代の幕開け」に通じる年なのも確実なので、自分のテーマとしては「時流に乗り遅れないことと、昔の良いものの継承を忘れないこと」ですな。まあ、割といつも言っている温故知新の言い換えですけど。

ともあれ、本年はジオウとジョジョの感想追跡から始めつつ、また何か面白い感想テキストになりそうな作品があれば、そちらにもアンテナを張りたいですね。
まあ、見るものが減れば、DCヒーローの溜まっているDVDの消化にも費やせるかな。

では、本年も旧年に引き続き、作品鑑賞→感想のやりとり→鑑賞がますます楽しくなる→感想が捗る、良きスパイラルがあらんことを願いつつ。

はっぴぃニューイヤーのあいさつでした。
3:K.K :

2019/01/01 (Tue) 21:11:52

 NOVAさん、あけましておめでとうございます。さっそくの年始のご挨拶を頂きまして、ありがとうございます。

 ウォズさんが祝いますと、今年の出来事はもう確定しているか、少なくとも計画が組まれていることになるのかな。と書いてみて、「あ、ジオウの現在の年の表示が『2019年』になるはずだな」と細かいことが気になったり(^^;。

 温故知新ですか。牙狼、ライダー物、を本腰入れてみるようになると、まさにそうだと気が付きます。フィクションの中でも時代の移り変わりがあって、歴史を築いてますもんね。知らなくても楽しめるように工夫はしてくれているけど、知っていると断然面白いことが多々ある……ようだとしか言えないのが後悔先に立たずですね。観ておけばよかったのに。少なくとも録画機を使うようになって以降なら、リアルタイムで観なくてもいいわけですから。

 アメコミヒーロードラマも温故知新はありますが、観ているものに限っていれば、自分的には1つの作品時間軸より、他作品への波及、つまり空間的な広がりですね。アローから派生したフラッシュ、さらにDCヒーローのコラボで世界を共有していってますし、あまり追いかけることができてないけど、マーベルヒーローも同じくのはずです。これは温故知新になぞらえるとすると、なんと呼ぶべきか。うーん、すぐには思いつかない(^^;。

 ジオウはこれからが本格的なドラマになりそうですから、今年に楽しめるものは1本は確定。牙狼はTVで何か来てくれるかな。神ノ牙があったBS11枠はちょっとこちらではチェックできないし、公式サイトでもTVでの次は示してくれてないようだし。一応、自分では視聴はしたものの、闇照編の再放送も(録画機に残したいこともあって)歓迎したいところ。
(1/3追記:BS11だと現視聴環境では観られない、つまり録画できないことを忘れていましたorz。なんとなくテレ東系で必ずやってくれると、まだ思い込んでいるようです。「神ノ牙」がBS11だったと思い出してもなお、「ヤマトの次は牙狼来い」と願ってたりします ^^;。)

 牙狼がアニメでも展開したように、GRIDMANがウルトラ系特撮のアニメ化の口火を切っていてくれると嬉しいんだけど、制作的にはどう判断してるんだろうかと気になります。またやろうと思っていてくれるといいけど、あれだけのクオリティだったから労力などの面で大変すぎてないか、ちょっと心配です。Netflixではウルトラマンのアニメをやるようで、それも気になる。

 ともあれ、今年も(DVD廉価版含めて)きっと面白いものがいくつも出ると思いますので、感想を書いて見たり、いろいろ教わったり(私から出せる情報があればいいんだけど)、楽しみを分かち合ったりでいけるといいなと思っております。
4:たさくらたすな :

2019/01/04 (Fri) 00:12:16

 新年明けましておめでとうおめでとうございます。

 コミケから帰還して、2日まで寝正月モードでしたので、なんとか正月三が日に間に合わせるところが4日目の挨拶です。
 丁度地震で自分のところも震度3程数秒揺れて起きて、テレビも震災情報視聴に切り替える用に見てましたので、あまり正月らしい正月というノリではなくなってしまいましたが、無事である報告がてら今年もよろしくです。

 昨年産声をあげた花粉症ガールが、本年はどのような飛翔を魅せてくれるか楽しみですね。
 視聴作品でいうと、戦隊シリーズが外伝を挟んで新番組が3月にシフトさせることかな、まぁ従来の一般的な放送開始時期でいうと4月10月が本来の番組改編期だったりでしたんで、ライダー・戦隊ともに元の位置におさまったかなという感じではありますね。
 あとは元号が切り替わるあたりで新作のウルトラシリーズの発表がくるかどうかかなぁといったとこですかね。

 といったところで新年のあいさつでした。
5:K.K :

2019/01/04 (Fri) 10:36:41

 たささん、あけましておめでとうございます。年末はコミケとお伺いしておりまして、例年の人手でお疲れになられたと思いますが、年始のご挨拶を頂きまして、ありがとうございます。

 昨日の九州の地震は熊本のほうで最大震度6弱とのことでかなり大きいものの、臨時ニュースで映される直後の映像では影響らしきものは見当たらず、アナウンサーも特に異常はリポートせず。ただ、以前の震度7のときも初期ニュース映像・音声では同じようだったのを思い出しました。実は各所で被害が出ていたようですし、特異な群発地震が引き続いて起こってしまいました。そういうことを思い出しまして、不安を覚えました。

 コミケ日程からすると、たささんは既にご帰宅とは思ったものの、出先で正月迎える小旅行をなさっていて、という可能性もなくはないですので、やはり心配ではあったところです。しかし何かできるわけでもなく、とりあえず1月の雑談スレッドを連絡用にもお使いくださいとしてみるくらいでした。

 ともかくも、ご鳳声を頂きまして少し安心した次第です。

 花粉症ガールのたささんのイラストでは、最初に1枚ずつ多少時間を置いて見たときと、後でまとめて見てみたときで、印象が少し変わったのを記憶しております。何度も見ると変わるのか、時間を置いたからなのか、少しずつながらNOVAさんの花粉症ガールものを読み進めていったからなのか。

 ツール支援のカラーイラストも描いてお見せくださったわけですが、なかなかいいんだけど、手描きと比べてみると、ツールによる(描き手の自由、能力を制限するなどの)限界みたいなものを素人ながら感じてしまったのも、興味深かった気がします。元コンピュータソフト屋としては、(もうソフト開発引退して長いし、他人の開発ながら)ユーザーさんに申し訳ない気持ちがしたのも覚えています。

「戦隊シリーズが外伝を挟んで新番組が3月にシフト」という情報を頂きまして、おやと思ってネット検索すると、戦隊の次はもう公式サイトも出来てたんですね。「騎士竜戦隊リュウソウジャー」ですか。タイトルからはファンタジーのドラゴンを一瞬想像したんですが、戦隊ものではいくつかあった恐竜モチーフと公式サイトに出てました。恐竜、人気あるんだなあ。

 3月開始なのは歴代戦隊の選抜で「スーパー戦隊最強バトル!!」を4回やってくれるからなのか。臨時の穴埋め用番組でなくてよかった。ライダーのほうは、さすがにまだ次期については情報なしですね。これから中盤で盛り上げていく時期だから当たり前ではありますな。ウルトラマンR/Bは最初はお気楽な路線だと思ってたら、終盤に向かってシリアス展開となっていき、しかしハッピーエンドに持っていくのは、最近のライダー物の展開と似ているなあと感じた次第。自然、興味が高まりまして、次作はどうなんだろうと期待するものがあります。


 いつもご投稿を頂いているお二方に新年の書き込みを頂きまして、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。
6:K.K :

2019/01/07 (Mon) 13:05:54

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●仮面ライダージオウ(第17話:ハッピーニューウォズ2019)

 新年1回目のウォズ前説ですが、平常通りの「逢魔降臨暦」読み上げかなと思ったら、「未知なるライダーが生まれることとなる」と言って、やや困惑したように斜め上を見上げてます。ウォズがライダーになるのは本人は知ってるだろうし、なんだろうと思ったら、別のウォズが現れるからだったわけですな。しかも、この前説のウォズさんもあずかり知らない感じでしたから、降臨暦に明示的な記載はないんだろう。

 ともかく本編。ジオウ拠点の時計店では、新年らしくおせちで祝っとりますね。ソウゴの今年(2019年のはず)の目標は「王様になります」で、王様が以前通りに(最低最悪→最高最善の)魔王を意味するのか、それとも未来で見たオーマジオウへの反発から、「魔」を否定したのか。ちょっと気になる台詞でした。

 こちらの感想でも、ソウゴが魔王を目指すと言い続けていることへの疑問を拝読しまして、自分も気になってはいるんですが、どうも考えあぐねてまして。以前の黎斗回では、織田信長が第六天魔王を自称したことが紹介され、それでも部下が付いてきたのは魅力があるからみたいな考察も劇中ではなされてました。その時点だと、「魔」=「力」のような印象をソウゴが持っていたようにも見えました。オーマジオウを実見した後では、ソウゴの中で何か変わったのかもしれない。

 それはともかく、順一郎は未だ王様になりたいというソウゴに「いい歳こいて」と言ってしまう。まあ、高校3年生でも王様になりたいなんて幼くはあるんですが、「いい歳」と言うにはちょっとどうかな。と思ったら、2022年になっているということで、予想外の展開へ。

 ソウゴが街へ出てみますと、ポスターなどが2022年正月を示してまして、3年後で間違いない。と思う間もなく、忍者風戦闘員(ダスタード)が襲い掛かり、謎のフルフェイスヘルメットが助けに入る。男は「神蔵蓮太郎」と名乗り、仮面ライダーシノビに変身(ウォッチとは別の変身で、別系統のライダーみたいな感じですね)、忍者風戦闘員を一掃してしまう。

 このライダー、演じる役者さんは「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の多和田任益(旧:秀弥)さんだそうですね。役柄は戦隊員ではなく、スターニンジャーであるキンジ・タキガワとのことで、忍者つながりか。ジオウのドラマはこの後、2つの未来があると提示されてまして、別の未来のほうでは戦隊がいたりするのか、2068年にはオーマレッド率いるオーマ戦隊の1隊独裁が、とか無秩序な妄想が広がりそうになりました(^^;。

 それはそれとして(^^;、何がどうなってんだという冒頭であるわけですが、唐突な展開は要はソウゴの夢落ちというわけでしたか。しかし、正夢とか予知夢の類みたいですね。一方、夜の街では緑のタイムマジーンが(おそらく未来からタイムトラベルで)現れまして、サングラスで折り畳みPADみたいのを手にした何者かが降り立つ。後で分かるのは、おそらくこの人物が別のウォズということみたいですね。といっても、サングラスしててもウォズそっくりに見えるわけですが(^^;。

 ジャッカーズも何かを察知している模様で、スウォルツは歴史が変わりつつある好機ととらえているらしい。スウォルツはウールにアナザーウォッチらしきものを手渡してまして、おそらくこの後に出現するアナザーシノビのウォッチなんだろう。

 ソウゴの夢に出てきた蓮太郎、実は2019年に実在する人物であって、友人の危機を見過ごせない情と正義の人であるようですが、惜しいかな、力がないわけですね。本人もその点が悔しい。そこにウールが付け込んで、アナザーシノビ誕生となるわけか。問題があるとしたら「仮面ライダーシノビは夢にしか存在してないらしい。アナザーシノビを倒す方法は?」ということになりそうです。

 なんとなれば、歴史を実際に経験したゲイツらが知っているのは、オーマの日以降、オーマジオウ以外のライダーはいないし、仮面ライダーシノビは見たことも聞いたこともないというものですね。しかし、そうなるとレジェンドがいないアナザーが出現したことにもなり、やっぱりおかしい。

 観てて分からなくなったんですが、拠点の時計店にはウォズさんが現れまして、何やら深刻な表情です。ウォズがソウゴらに知らせたのは謎のアナザーライダー出現ということですね。視聴者としてはアナザーシノビ出現は既知ですので、アナザーが行ったらしい不思議な現象は「火遁、水遁、風遁の忍術だ」と分かる仕掛けですね。襲われてたのは蓮太郎を理不尽に叩きのめしたチンピラだし。

 が、ソウゴらには分からない。何でも知ってるウォズさんが分からないくらだから当たり前。アナザーシノビのほうは、ウールの監視のもと(指揮も?)悪事にいそしんでるわけですが、ウールに「交通事故に遭う」と声がかかる。別のウォズですな。言った通り、ウールが時間を止めようが、車の進む方向から外れようが、リセットされてしまい事故は避けられない感じですね。別のウォズがPADに書き込むと、その通りになっちゃうのか。デスノートのようでもあるし、ドラえもんの道具のようでもあります。

(別のウォズがウールの背後に立ち、歩いてないのに、ぐーっとウールに寄って行くシーンがありました。以前に、たささんから解説サイトをご紹介頂くなどして教わった、距離・倍率・フレームサイズの調整での見せ方の応用だと思いました。以前にも同様のシーンは観てたと思うんですが、知らないと気が付けないようです。)

 この別のウォズ、なんて呼んどけばいいかな。元からいるウォズはダークグレーのウェアで紙の本を携えている。別のウォズは白っぽい服と帽子、電子本かPADらしきものを携えている。うーん、以前からのウォズさんをアナログ・ウォズ、別のウォズをデジタル・ウォズとでも命名しておくべきか。略称はDウォズかな(D:デジタル、デスノート、ドラえもん、etc)。ともかく、こんなウォズはウォズさんではない、個人的には。

 別のウォズはウールからアナザーシノビの情報を聞き出したかっただけらしい。大して知らないと分かると、あっさりウールを解放して去ってしまう。ということは、スウォルツにウォッチを渡したのは、この別のウォズではないわけか。

 その頃、ソウゴらもアナザーシノビ捜索に励んでいるわけですが、探すまでもなく、影からアナザーが現れる。ジョジョ黄金の風のポルポのブラック・サバスみたいですが、影から出られない制限は……ないか、当たり前か。ソウゴ、ゲイツが変身して迎え撃つも、形勢不利と見たのか、アナザーは去る。ソウゴが夢の中のライダーと似ていると気が付いたようですね。

 そこへ別のウォズが現れ、またもやPADに書き込んで操作し、ゲイツに続いてアナザーを追おうとしたソウゴを妨害。別のウォズのPAD、ほとんど万能の思うままにできてしまう便利過ぎるアイテムですな。そこへ、待ってました、もともとの、本物のウォズさん登場。いつになく険しい表情ですが、正体不明の敵といきなり交戦は危険と見たのか、ソウゴらを連れてとりあえず退避したようですね。

 が、退避先にアナザーが現れまして、全ては別のウォズがPADで状況を操っているのか。しかも、指パッチン1つで周囲の状況まで変えてしまってるし(空間転移か、ゲーム空間みたいのを発生させたのか、ちょっと分からない)。別のウォズが仮面ライダーシノビなどの情報や狙いを提示しますと、さすがは本物のウォズさん、彼が別の未来(この掲示板では別の時間軸と言ったほうがいいかも)から来たと察知する。

 アナザーとのバトルは、シノビウォッチを欠いてますんでなかなか決着がつかず。そこへ、別のウォズが割って入る感じになるわけですが、なぜかゲイツの前に進み出て、片膝を地に着けての礼。なんじゃと思ったら、ゲイツを救世主と呼んでますね。ゲイツ(ゲイツリバイブ、なんかフラッシュ思い出すネーミング ^^;)がソウゴの魔王化を阻止した未来から来たのか、この別のウォズは。

 かつ、この別のウォズが前回予告で映った緑の仮面ライダーウォズであるわけか。名乗りは「未来の創造者である」ですか。基本的には「逢魔降臨暦」を読み上げる本物のウォズさんは既にある未来通りに導こうとするのに対し、書き込んで実現する別のウォズは欲しい未来を創るというスタンスなんだろう。アナザーシノビに対しても、別のウォズが勝つとPADに書き込んで勝っちゃうわけですし。まあ、とりあえず蓮太郎は元の姿に戻ってはいるんだけど。

 これで、本物のウォズ-ソウゴ(ジオウ→魔王→オーマジオウ)と、別のウォズ-ゲイツ(~ゲイツリバイブ→救世主)という対立構図が加わってきたわけですね。これは、せっかく昨年末にゲイツが選択した方向性(ソウゴを倒すのではなく、善導し補佐する)を揺るがすもので、しばらくはゲイツのドラマに注目したくなりそうです。

 次回は「スゴイ!ジダイ!ミライ!2022」ですか。公式サイトの予告も見てみると、2022年が舞台で、本来は仮面ライダーシノビになるはずの蓮太郎にまつわる話らしい。が、それも別のウォズが何やら画策しているということで、どうも展開が読めない感じです。

(別のウォズは公式サイト、ウィキペディア等でいろいろ表記があり、「もう一人のウォズ」「新たなウォズ」「白ウォズ」とかさまざま。劇中で呼称を決めてくれないと、私は混乱しそうですorz。)

●ジョジョ黄金の風(第13話:マン・イン・ザ・ミラーとパープル・ヘイズ)

 地上波では2話・1時間枠だったんですが、第13話の次の第13.5話(仮称)はここまでの振り返り回でしたか。ストーリーの流れも紹介されるものの、ほとんどが戦うシーンだった印象です。ここまでをきっちり観てますんで、各バトルはダイジェストでも「ああ、そこでこうなって」と思い出して結構興奮できますが、振り返り回から観始めたら、面白さは分からないだろうなと思えます(そして、過去の経緯を観てないGRIDMANとかDCヒーローものなどを思い出して、しょげたりする ^^;)。

 それはともかく第13話本編。口を割りそうになりフーゴに対し、まだ聞ける奴がいるからと、イルーゾォは止めを刺しにかかる。が、鏡の外でアバッキオの走る足音に気が付くわけか。前話でアバッキオがどっちに駆けだしたか分からなかったんですが、任務優先で鍵を取りに行ったわけでしたか。鏡内のフーゴの苦境の詳細を知らないままの行動ですが、この後も含めて、結果的にはドンピシャの正解だったわけですね。

 フーゴに構う時間も惜しんだらしいイルーゾォは鏡内でアバッキオを追うわけですが、犬の絵の部屋にも鏡があるのか。これも前話で自分が予想した「鏡は壁にかかった最初の1枚のみ」は大ハズレで、イルーゾォは遺跡各所のめぼしい場所に鏡を仕掛けておいたようですね。犬の絵の部屋は察知していたようですんで、もしかすると設置した鏡は2枚だけだったかもしれませんが(その場合は、最初の1枚も含めて、恐るべき推測能力かもしれない)。

 鍵を取ろうとして、鏡の中のイルーゾォに気が付くアバッキオですが、鏡を叩き割っても手遅れで、引きずり込まれる。と思ったら、スタンド(ムーディ・ブルース)を身代わりにしてましたか。敵のスタンド(マン・イン・ザ・ミラー)の識別能力の隙を突いた格好か。スタンド格闘戦ではアバッキオ有利のようで、イルーゾォは一方的に殴られとります。戦闘チームではなく暗殺チームですから、特殊能力に特化してるチーム構成なんだろう。ボスが暗殺チームを甘く見て待遇低くしているのは、戦闘力が低くて怖くないからかも。

 鏡内のアバッキオが絵的に結構面白くて、スタンドの横の小さい鏡に顔だけ出てますね。しかし鏡は浮いている。テレビのバラエティショーなんでかよくある、画面隅に出演者の顔だけ映す枠(ワイプでしたか)に似てます。実際には、その鏡を持ったアバッキオが外から中を覗き込んでるんだろう。

 が、イルーゾォは鏡が叩き割られて小片が散らばった状況を利用してしまいまして、アバッキオ本体を半身だけ引きずり込んでしまう。しかもアバッキオのスタンドを半身だけ外に出し、本体とスタンドを合体させて動きを封じてしまえるのか。マン・イン・ザ・ミラー、識別が雑な割には、できることは異様に器用ですね(^^;。

 半身状態のアバッキオ、それでも這って鍵を取る。観ていて、「取ったとしてもほとんど動けないんだから、イルーゾォの手に渡るだけでは?」と浅はかにも思ったんですが、鏡の外でどうなっているかを忘れてました。アバッキオの深謀遠慮とジョルノへの(おそらくは戦術面での)信頼があったわけですな。

 鏡の外ではアバッキオのスタンドが鍵を取っており、しかも鍵を取った手を切り離して操作してましたか。ジョルノに渡すためですね。怒ったイルーゾォ、アバッキオに止めを刺そうとしますが、鍵が落ちる音がして中断。これで殺害中止は2度目ですね。観ていて、任務優先のためだけとは考えにくくなってきました。イルーゾォって、結構詰めが甘いのか、それとも無用な殺生は避けるタイプなのか。ちょっと親しみを感じかけたんですが、この後のやられ方が結構酷い(^^;。

 ともかく、アバッキオを放置して慌てて鍵を追うわけですが、その先にあるのが(一見は)いかにも間抜けな感じでした。鍵を拾ったジョルノが固まっとります。これではアバッキオが怒るのも仕方ない。ようやく余裕を見せたイルーゾォ、ジョルノを鏡の世界へ引きずり込んでの殺害を図るわけですか、実はアバッキオも予想できなかったジョルノの(ヨットのときと同じく)捨て身の戦術だったわけですね。

 フーゴのパープル・ヘイズに感染しておいて引きずり込ませ、イルーゾォに感染させると。さすがにアバッキオ、これには参った模様です。今までの生き方(命令に従うのみ)をひっくり返すものを感じたらしい。この時点では相撃ち狙いにしか見えませんから、それだけの衝撃を受けても納得な感じです。フーゴはやはりIQ高い天才だけあって、ジョルノの戦術の巧みさに感じ入るものがあるらしい。でもジョルノがさらに上手を行っており、実は運が良ければ助かる算段もしてあったわけですね。

 が、イルーゾォも暗殺チームだけあって、思い切りが半端ない。感染した自分の腕を鏡に置き去りにして、鏡外へ脱出するわけか。これは阻止しないと、と誰も思うわけですが、ジョルノはイルーゾォのしたいままにさせてしまう。何考えてんだとなりますが、鏡の外で予め仕掛けを施してあったわけですね。

 フーゴのパープル・ヘイズが殴った壁のレンガを蛇に変えておいたと。ヘビの熱探知能力を使ってイルーゾォを追わせ、鏡内でレンガの移動を追ってイルーゾォの位置を特定、フーゴのパープル・ヘイズで攻撃させるわけか。前に何度か、ジョルノがまだブチャラティチームのチームワークに慣れていないなんて戯言を言ってしまったのを思わず恥じ入りました。物凄く仲間を理解してるじゃないか、ジョルノは。

 イルーゾォ、足元の鏡の破片を使って己がスタンドを鏡内から出し、最後の抵抗を試みるも、パープル・ヘイズの拳のカプセルが割れまして、これで決着。みるみる体が崩れて、跡形もなしか。よく考えると、イルーゾォのスタンドが防ぎ切ったとしても、スタンドはウイルス感染して消滅してしまうはずですね。イルーゾォのスタンドは自律型じゃないから、イルーゾォ本体もダメージ受けて、おそらく死亡するはず。

 イルーゾォ、パープル・ヘイズの最初の一撃をスタンドで防ぎ切った後、どうするつもりだったんだろう。もしかして、再び感染部分だけを切り離して鏡内に閉じ込めるつもりだったのかな。うーん、分からんけど、まあいいか(^^;。

 イルーゾォ死亡により、マン・イン・ザ・ミラーが解除され、アバッキオ分隊は全員、元の世界に帰還ですが、ジョルノはウイルス感染したまま(長いバトルのようでいて、まだ30秒経ってないのか)。ここでパープル・ヘイズが殴った壁のレンガというのが利いて来まして、感染レンガ(?)から作ったキャリヤー蛇には抗体があるわけですか。

 だからといってどうするんだと思ったら、ジョルノのスタンドって、ヘビから抗体を抽出してジョルノに入れるなんて芸当ができちゃうのか。どんな新種の病原体にも対応できるスーパー内科医じゃないか! なんでこの人らは、マン・イン・ザ・ミラーといい、ゴールド・エクスペリエンスといい、他のスタンドあれこれ含めて、人命救助の仕事に就かなかったんだろう? もったいない。世界的な損失のような気がします(^^;。

 それはともかく、フーゴは自分をはるかに上回るジョルノの戦術及び勇気に感服したようですね。絶賛しとります。しかし、ジョルノが極めて謙虚な物言いで返してまして、アバッキオのお陰だと。これを物陰で聞いていたアバッキオも感じ入るものがあったみたいですね。たぶん、信用し切ることはないんでしょうけど、敵に回せば恐ろしく、味方であれば頼もしいことは心底分かったに違いない。

 アバッキオの腕、この後、どうなるのかな。ジョルノの医療能力が外科にも及べばなんとかなるんだろうけど、ミスタの怪我の治療はしてないしなあ。もしかしたら、この後は義手でしのぐんだろうか。

 ED曲後、誰か殺されとりますな。やったのは、暗殺チームリーダーのリゾット、でいいのかな。はっきり映ってないけど、似ているようです。何かの燃え残りを持っているけど、それも何なのかは分からず。次回以降に期待するしかなさそう。

 この回の流れはネタバレ感想サイトなどで予習したんですが、いざ観始めると予習をすっかり忘れてしまい(^^;、勝敗の行方を必死になって追っかけて観てしまいました。やはり、緩急とか盛り上げ方が上手いんでしょうね。落ち着いて流れを思い出してみると、イルーゾォがもし、鍵ではなく暗殺狙いだったら、アバッキオ分隊は惨敗していた可能性もあるように思いました。

 総集編は置いときまして(^^;、次回は「フィレンツェ行き超特急」ですか。鍵を使うのがフィレンツェということなんだろう。

●レジェンド・オブ・トゥモロー2

 ぼちぼちと視聴を進めまして、残りはDVD1枚(4話分)まで来ました。アーサー王の時代の話で、レイ・パーマーが古文書で死亡している様子が描かれていて、しかし実際は鎧の下にアトムスーツを着込んでいたため助かったというシーン、なんとも思わず観てました。

 しばらくして、「あ、あれってバック・トゥ・ザ・フューチャー1で、射殺される未来を知ったドクが防弾チョッキ着て助かったシーンのオマージュじゃないか」と気が付きました。知ってるのにリアルタイムで思い出せなかった。「こういうシーン、各所にあったんだろうし、残りの話にも仕込まれてるかも。でも気が付けないんだorz」と思った次第(^^;。

 観る前は「アメリカ史が分からんから、観ても分からんのじゃないか」と不安になり、NOVAさんにその点は大丈夫と教えてもらい、確かにその通りでした。しかし、他の作品からのオマージュ、パロディが分かってなくて楽しみを逃してるかもしれません。ぼちぼちとネット情報などで、どういう隠し要素があるか、漁ってみても面白いかもしません。
7:たさくらたすな :

2019/01/08 (Tue) 20:22:00

 新年最初の感想になります。よろしくです。(しんねんて急いで打ち込んで変換すると深淵になりがちなのが玉にキズですな)

■ジオウ

 夢オチ先行の形でシノビが登場。アナザーシノビのおこす事件が能力的にアギトっぽさを思い起こさせる状況モチーフなだけに強引に先に登場させたというところかなという印象。

 ゲイツが救世主になった後の分岐点から別れたパラレル未来の白ウォズさん、預言タブレットに書いたことが未来を導くみたいな感じでなんだか、バタフライ効果を複雑に処理して未来に起こることを確定させてるとか、そんな感じなのかなとかいろいろと想像したりも。

 ライダー作品には二人の人間が融合して一人になる前例もあるのでウォズさん的な可能性としてどちらかが消滅、あるいは存命、もしくは融合みたいな予想をたててみたりもです。


・他感想
 鬼太郎。〜コミカルな部分もありつつ、なんだか新年からとばしてるなぁという内容。年老いた火車という点と年金の不正受給とか今期らしいアレンジを加えつつも最後は目玉おやじの妖術がきめてというのは旧シリーズと同じでしたが、最後の最後で人に乗り移り逃げ込んだ火車が人間社会の闇を拾い集める的な部分に世にも奇妙な感を残していってくれて、印象深い話となりました。

 どろろ。〜東京以外はBS・CS限定の作品なので汎用的に感想の共有にはいたないけど、もともと手塚原作にそこまで詳しいわけではないけど、メディア展開の度にアレンジが加えられてる作品ということで、今回脚本と構成を担当する小林靖子氏の方向性がどう発揮されるのか気にしつつな1話でした。手塚作品を失敗作には終わらせないという今回スタッフの気合は感じられる導入部としての1話だったかなと。
8:White NOVA :

2019/01/09 (Wed) 09:59:03

今年の初感想です。

と言っても、ジョジョは総集編なので、ジオウと、それからフラッシュ3ぐらいですね。

★ジオウ

ゲイツがオーマジオウを倒す可能性ができたことで、時間軸が分裂して、彼が救世主になる未来が誕生。
そこから白ウォズさんが現れて、やりたい放題な回でした。ええと、このウォズパッドが便利アイテムで、その効果について研究が為されているとかいないとか。

とりあえず、現段階で自分が予想しているのは「目視している特定個人の近場の行動に影響を与える」に過ぎないって感じかな。
例えば、思考とか心理状態には影響を与えないんじゃないか。よって、白ウォズさんがNOVAの前に現れて、「NOVAが特撮番組を嫌いになる」と書き込まれても、影響は受けないだろうとか、だけどニチアサ放送前に現れて、「NOVAが寝坊して、しかも録画を失敗する」と書かれると、NOVAに大ダメージを与えるだろう、とか。

他には、「NOVAが宝くじに当たる」という現象はOKなのか(行動ではないので無理と予想。でもウールの交通事故に準ずると考えてOKかも)。
「日本人全員がゲイツを崇めるようになる」というのも、特定個人の行動ではないので却下とか。

とにかく、ウォズパッドの能力の範囲が、スタンド能力を分析するように、考察したいモードに入っています。

なお、これに近い能力って、エグゼイドが劇場版や小説版で披露しています。
劇場版では、自分が新作ゲームをクリエイトする能力で、すなわち「ゲームのルールを自分の思うとおりに設定して、戦闘で有利に立ち回れるフォーム」。
さらに、小説版だと「物語の創作者となって、自分の望む筋書きを実現するフォーム」になるなど、要は創り手=神の領域に踏み込んだわけですな。

まあ、エグゼイドの場合は、ゲームが元ネタなので、ゲームデザイン=世界を創造、という流れなんですが、
今回のウォズさんは、歴史改変を企む未来人ってことで、世界のルールの書き換えまでには至っていないようです。

ともあれ、オーマの日が来ると、ジオウの後番組のライダーが作られない未来になるようなので、自分としては白ウォズさんの野望が実現して、「2022年に仮面ライダーシノビ」が放送されるように応援するしかないじゃないか、と。
なお、雑誌情報によると、その次は「2040年に仮面ライダークイズ」が出現するとか。しかも、デザインはビルドなんかと同じ、青と赤の左右半々カラーで、クイズの選択肢の◯か×かを象徴しているらしい。
で、それらが全部、ライダーウォズの強化フォームになるそうで、2クールはウォズ強化の流れが当面続くそうな。

それに対して、ジオウがどう対処するか。また、救世主になると持ち上げられたゲイツがどう動くか。さらに魔王出現を否定された今までのウォズ(黒ウォズ)はどうするのか。
でも、役者インタビューだと、「ソウゴも、ウォズも一人二役で面白そうなので、私もそうしたい」と宣言しているツクヨミさんがいるわけですが、だったら、それが実現して黒ツクヨミが出現したりするのか。

ちょっと、先の読めない展開で、いろいろカオスな状況ですが、自分は黒と白の二人のウォズのどちらも応援したいと思います。
立ち位置的には、白ウォズに与すべきなんでしょうが、どうも胡散臭いので、どこまで本当のことを語っているのか分からないですし。ゲイツを持ち上げているように見せかけて、実は自分が強くなることを目指している可能性も否めない。

そんなわけで、白ウォズが嘘をついている可能性を想定して、黒ウォズさんを慌てて見捨てないように応援続ける所存。
ともあれ、推しキャラ2倍に増量した気分で、ワクワクしている感じです。

>スターニンジャー

「戦隊員ではなく」との書き込みですが、厳密には「戦隊初期メンバーではなく」ってことですな。
この2年ほどは変則パターン(基本が9人だったり、3VS3の2戦隊対立ものだったり)ですが、戦隊の基本は「5人」に後から「追加の6人目」が加入する形。
で、スターニンジャーはこの6人目枠なんですな。だから、初期メンバーではないけど、戦隊員ということになります。

ともあれ、仮面ライダーシノビ。ソフビとかが限定販売されそうな感じで、将来レアアイテム化するんじゃないかなあ、と思いますな。
そして、2022年になって、別のライダーが新作として発表されたら、「おいおい、2022年はシノビじゃないのか。楽しみにしていたのに」というネット書き込みとか、「まさか、歴史が改変されたのか。タイムジャッカーがこの時代にも影響を与えたらしい」と呟く人間とかが、続出しそうな3年後が想像できます。

この3年後、というのが絶妙な感覚ですな。まだ、記憶に新しいだろう、という意味で。

とにかく、新ライダーシノビの活躍にも期待しつつ、まあ、期間限定なのを惜しむ形かな。
まあ、後でスピンオフネットムービーで再登場する可能性も考えつつ。

★フラッシュ3

とりあえず、前半を見終わりました。
シスコと同じ能力を持つジプシーとの対決が終わって、次にジェシー・クイックが再登場して、ゴリラ・グロッドの話につながって続いた、と。

ここでいったん、アロー5かスーパーガール2のどちらかに鑑賞切り替えしようかな、と思っています。

レジェンド2は視聴済みなので、感想に応じますと、ハリウッド映画ネタで、ジョージ・ルーカスを巡る話が前半は面白かったですね。
他にも、毎回がタイムボカンのように違う時代に飛んで行って、バラエティー豊かなパロディー話が続出。
以前は、話が重いアローと、明るいヒーローのフラッシュが対比されていたのですが、フラッシュが次第に重いテーマを抱えるようになっていたので、スーパーガールとレジェンドが軽妙なヒーロー路線を継承した感じですね。

そして、歴史改変ものとかで、レジェンドはジオウと比較すると非常に面白いですし、フラッシュも「パラレルワールドの自分」とか「未来の闇に染まった自分」って要素がジオウ的というか、まあアメリカンヒーローの2年前のやった話が、ライダーにも影響を与えているのかな、という気もします。
まあ、さすがに創り手が「DCのフラッシュの物語を参考にしました」などと公言しているわけじゃないので(自社でも電王とか、時間移動やパラレルワールドを扱った作品はあるわけで、フラッシュ以外にも参考になる者も多いだろう)、受け手のこちらの主観でしかないのですが。

ともあれ、ウォズさんの立ち位置が、フラッシュのハリソン・ウェルズに近いかな、とも。
9:たさくらたすな :

2019/01/10 (Thu) 20:30:21

 今期新番組、感想。
・revisions
関西テレビは、1月16日 水曜 1:55 - 2:25(火曜深夜)スタート

 基本フルCGの白組製作のSF作品だけど、谷口悟朗監督ということあって、サンライズ系深夜ロボ枠的なノリもあるかなと思い視聴。

 概要的には子供の頃に未来人ヒロインからの預言を受けた高校生主人公が、学校を含めた一定範囲ごと、未来の渋谷に漂流教室的にエリアワープで飛ばされた先で、アニゴジ的に襲ってくるメカに未来人ヒロインの助力を経てパワードスーツ型のロボに乗り込んで戦うとう流れが1話をみた感想。爽快性よりはパニック映画的なノリを重視してるようですね。

 エリアワープが発動するまでは、未来人ヒロインに言われたことを子供の頃から一人頑なに実行すべく、やたらと中二病ぽい行動が痛い主人公とか、人物含めて作画がフルCGな為か作品世界に入り込みにくいというか、そのまま最後の敵メカ襲撃までのドタバタした感じで1話が終わってしまったので、自分的に数話見ての判断になるかなと。
 個人的に導入部を先に描くよりは、ストロンガー形式とかVガンダム形式みたいに先にメカ戦を描いた上で1話の最後で僕達の戦いはあの日始まった、からの2話以降に繋げた方がよかったんじゃないかなとも思ったりも。
10:K.K :

2019/01/13 (Sun) 22:25:41

 NOVAさん、たささん、どうもです。

 たささん、revisionsの情報、ありがとうございます。ご投稿を拝読した時点で、録画機予約画面での1週間先までチェックしてあったのですが、なぜかrevisionsはアニメ扱いされておらず(番組名に種別アイコンが表示される仕様)、気が付いていませんでした。情報を頂いて、慌てて録画機予約した次第です。


●仮面ライダージオウ(第18話:スゴイ!ジダイ!ミライ!2022)

(1/15追記、なぜ書き忘れてたんだ)
 スターニンジャは途中から戦隊に加わってたんですか。調べなおすと、例えばウィキペディアにはちゃんと登場人物の項の「手裏剣戦隊ニンニンジャー」に記載されてました。
 そこを読んでから前の感想書いたんですが、またもや読めども読めずだったorz。たぶん、「ニンニンジャーを倒せたら弟子入り」等を読んで勘違いを起こしたようです。改めてニンニンジャー公式サイトを見ると、戦隊ものフォーマットの「途中参加のスーパーキャラ」然としてますね。基本色はゴールドらしいし、顔(マスク、ヘルメット)のデザインも少し変えてある。
 ご指摘がなかったら、ずっと勘違いしていたかもしれません。ご教示ありがとうございました。
(追記、ここまで)

 もう一人のウォズが出て来てややこしくなったんですが、名前はもとからのウォズが黒ウォズ、新たなウォズが白オズと命名されてまして、これで感想が書きやすくなりました(^^;。先週の予告に「白ウォズ」という台詞があったんですが、感想書いたときには気が付いてなかったorz。後は、白ウォズの持っている便利な電子ノートも名前を付けて欲しいかなと思っています。書き込んで使ってますんで、「逢魔退散帳」みたいな名前にしておけばいいだろう……か?

 白ウォズの(当面、表向きの)目的がはっきりしたのも、今回の収穫だった気がします。未来のライダーのウォッチ(ミライドウォッチ)を集めて、ゲイツに与えたいみたいですね。救世主になれるよう強化するためと見ていいんだろう。黒ウォズは過去のレジェンドライダーのウォッチをソウゴに与えて魔王の力を付与したいのと好対照です。ということは、過去と未来が衝突するのが「オーマの日」ということなんだろう。
(OP曲のナレーションの意味、なんとなく分かって来た気がする。)

 ともかく本編。前説は黒ウォズが走り込んできて喋り始めてまして、事態に慌てていることを表現しているようですね。話す内容も、アナザーシノビ~仮面ライダーウォズの出現ですが、「逢魔降臨暦」に記載がないと言う。
(前説部分は、いつもは字幕があるんですが、今回はなし。これも演出なのだとすると、字幕の目的からするとちょっとまずいんじゃないかと思った。)

 本編開始となりまして、前話ラストの続きから。アナザーを仮撃破したライダー白ウォズ。狙いはシノビウォッチだと指摘するスウォルツに対し、「氏」付けで名前を読んで肯定する。かなりの余裕ですね。スウォルツは構わず、アナザーシノビを復活させる。後で明かされるのは、スウォルツのこの時点では自信があり、理由はアナザーシノビを倒す方法がない(対応するレジェンドがいない)からというものだったんだろう。

 ソウゴ側は黒ウォズを含めて拠点に戻り、状況検討&作戦会議。ソウゴが提案すると言い出すから何かと思えば、2人のウォズの呼称でしたか。黒ウォズからヤギじゃないとツッコミが入るものの、ゲイツが即座に使い始めまして、元からのウォズを黒ウォズ、新たなほうを白ウォズで確定(と見ていいんだろう)。自分としても大いに助かります(^^;。やっぱり制作陣も単純にややこしいことは分かってるんだろうな。

 一方、アナザーの蓮太郎はスウォルツと会ってまして、アナザーシノビウォッチが未来の蓮太郎=ライダーシノビから奪ったものだと明かし、シノビ(ミライド)ウォッチがなければアナザーシノビが倒されることがなく、かつシノビウォッチを入手するためにソウゴらが蓮太郎の未来(2022年、ソウゴらとは別の時間軸)に行くことができないとも言う。

 アナザーと未来レジェンドが同一人物(蓮太郎)というのは面白そうです。過去レジェンドですと、アナザーの抱える過去の問題を過去の同時期のレジェンドが納得する形で解決するということだと、自分なりに理解しています(勘違いしてるかも)。未来レジェンドですと、まだレジェンドになってないヒーロー(字義通りの「レジェンド・オブ・トゥモロー」と呼べそう)の抱える問題を解決できるか否かになってきそうですね。ドラマの作り方が微妙に変わってくるはずで、飽きが来ない作劇になりそう。

 黒ウォズはウールに会って情報を取って来る(ウールの表情が微妙で、すんなり情報を出した点も不審。恐れているのは白ウォズのはずなんで、ウールの態度は微妙にスウォルツとずれて来てるかも)。これを受けてゲイツとツクヨミが2022年に向かうものの、どうも2022年が複数あるためたどり着けないらしい。もしかすると、自分の知っている(存在して来た)歴史以外の歴史には行けない、なんて設定なのかなとか興味が出てきました。ジオウでの歴史改変の仕組み、ルールみたいなものが劇中や公式設定で明かされることを期待したいところ。

 アナザーを暴れさせるスウォルツのもとに白ウォズが現れまして、スウォルツは理詰めでアナザーを倒せないと論証してみるものの、白ウォズは平然と例のノートに「ジオウ、アナザーシノビのもとに駆けつけた」と書き込む。すると、時計店にいたソウゴが動こうとし、止める黒ウォズと議論になるものの、結局はアナザーシノビに向かう。

 白ウォズのタブレットノート(自分はPADと呼んでましたが、タブレットのほうが適切な気がしまして、以降は主にタブレットかノートと呼称したい、早く公式名称決めて欲しい ^^;)の機能は不明点は多いものの、離れた場所にいる人物の思考や気持ちに働きかけることはできそうですね。ただ、あまり強くはなく、タブレットの操作を受けた人物が納得しないといけない程度である感じです。今回のですと、黒ウォズが止める理由は利己的な理由でしかも不確か、ソウゴの行きたい理由はソウゴの素志にかなったものになっているようですから、ソウゴに普通の呼び出しが来ても、ソウゴは行ったんじゃないか。

 それはともかく、駆けつけたソウゴに対して蓮太郎が言ったのは、「王になるんだ」ですか。表情も険しい。(ソウゴの夢の中で)未来のライダーとして活躍していた印象とは程遠いですね。もしかすると、だからこそウォッチでライダーになれず、アナザーになってしまったのかもしれません(設定ではライダーになる力が不足のため、アナザー化する、だったはず)。

 ソウゴが説得に努めるも決裂、アナザーシノビ vs ジオウのバトルとなる。が、シノビウォッチを欠いている以上、やはり仮撃破止まりですね。スウォルツにすぐさま復活させられてしまう。が、再度のの仮撃破後、ソウゴの説得を受け続けた蓮太郎の心情に変化が生じたらしい。再復活しようとするスウォルツを蓮太郎自身が止めてくれました。自分の未来を信じる気持ちになったわけですね。そう来なくっちゃ、という感じで、ぐっと来るものがありました。

 しかし、これが白ウォズの狙い通りだったとは。蓮太郎がスウォルツを(いったんでも)拒否してくれたことで未来が変わり、おそらく蓮太郎は仮面ライダーシノビとなる運命に変わり、そこから(たぶんまたアナザーシノビが現れるなどして)シノビミライドウォッチが誕生、白ウォズの持つブランクウォッチがシノビのものに変化する段取りだったのか。まんまと罠にはまった格好ですね。

 もともと相手の同意なしにアナザー化するスウォルツですから、またもや蓮太郎をアナザー化するも、シノビウォッチを手にしたライダーウォズが介入、シノビアーマー(フューチャーリングシノビ)でアナザーを撃破してしまう。もっとも、蓮太郎はこれでアナザーから解放されたわけですから、結果的に悪いことばかりだったわけではないですね。

 このバトルはニンジャ技の応酬などでなかなか見応えがあっただけでなく、ジオウとアナザーがそれとなくかばい合っているようで、アナザー化しても残る正義感があった印象です。未来の蓮太郎=仮面ライダーシノビに期待したくなるものがありました。

 とりあえずの勝利ではあるわけですが、黒ウォズの不安は高まってますね。彼の目的はソウゴを魔王化し、オーマジオウを出現させることですから、目的が曲がりなりにも重なるのは王になりたいソウゴくらい。そのソウゴも少なくとも最低最悪の魔王は避けたいわけですから、もともと孤立しているキャラではありまして、魔王を阻止すると自称し、かつ極めて強力な白ウォズが出現した今、孤立がはっきりしてしまった感じがあります。

 少し前まで、ソウゴに近づき、ジャッカーズとの連携も行ったりして、イソップ寓話のコウモリが如き自由自在な立ち位置を楽しんでいた黒ウォズ、寓話の結末通り、どこからも歓迎されないポジションに移ってしまったのかもしれません。

 一方、白ウォズ。「やあ、我が救世主」などとゲイツに呼びかけつつ現れまして、黒ウォズの台詞を思い出すものがありますな(^^;。白ウォズの不思議な電子ノートは歴史書でもあったようで、「2019年オーマの日。この日その時代には存在しないはずの3つのライドウォッチを収めし戦士。オーマジオウの野望を打ち砕き、新たな時代を創らん」と読み上げとります。で、シノビウォッチをゲイツに差し出すわけですが、ゲイツは言下に断ってますね。ツクヨミもゲイツの行動は納得しているらしい。白ウォズの差し出すよく分からない未来ではなく、自分たちの考える理想の歴史を実現したい、ということかなと思いまして、このシーンは大変に好感度高かったです。

 そして謎のライダーが現れまして、しかも「?」マークですね。なんだろうと思って調べると、仮面ライダークイズですか。次回は「ザ・クイズショック2040」、アナザークイズとライダークイズが同時出現すると公式予告ではなってまして、こちらで伺った劇場版での電王を思い出しました。設定的には異なる理由だとは思うんですが、違うなら違うで、どう異なるのかは興味が湧いたりしています。

 全くの余談ですが、ウォズのタブレットの機能で、「地獄先生ぬ~べ~」の「あぎょうさん」(人が言ったことを強制的に嘘として現実化する妖怪)を思い出しました。ぬ~べ~のあぎょうさんは、ぬ~べ~の生徒が言った「あぎょうさんはぬ~べ~に勝てない」を嘘にしてしまい、ついにはぬ~べ~を死に追いやった強敵だそうです。しかし、生徒らが「もうね~べ~は死んでしまった」「あぎょうさんを倒せる奴なんていない」と嘆いたのも嘘となり、ぬ~べ~が復活、あぎょうさんを打倒したんだとか。

 己が得意技を逆用されたわけで、白ウォズのタブレット、いずれ予言成就の機能を利用されて、痛い目を見るんじゃないかという気がしました。あのタブレット、もう少し使用シーンを見せてもらって、機能の限界とか制限を知りたい気がします。

●ジョジョ黄金の風(第14話:フィレンツェ行き超特急)

 のっけから車中では腕が元通りのアバッキオが登場してまして、どうやったんだと思ったら、ジッパーらしきものが手首に見えます。ということは、ブチャラティが治したのか。アバッキオはキーを受け取って痛がってますから、神経も元通りに通っているはず。ジョルノがスーパー内科医なら、ブチャラティはスーパー外科医といったところですね(本当にこの人らは人助けの道に進んでくれてたら……)。

 それはともかく、ジョジョにしては珍しく、今風で言えばラッキースケベのシーン入れてまして、トリッシュの胸を見ていたミスタとフーゴ、車の揺れでフーゴがバランスを崩し、ですか。トリッシュがぶん殴るかと思ったんですが、意外と平然としてます。このシーンの肝はミスタが大袈裟なお詫びをしてみせて、実はフーゴに全て擦り付けるというものだったみたいですね。同様のことが前にもあったと思います。キャラの関係性の一端が窺えるものでした。

 一方、暗殺チーム側の今回の敵はプロシュート(ザ・グレイトフル・デッド)とペッシ(ビーチ・ボーイ)ですか。ブチャラティチームを尾行しているということは、前(々)回のイルーゾォがどこかのタイミングで連絡だけはしていたのかもしれない。

 尾行を知らないブチャラティは、駅のどこかに鍵が使えないかと、鍵穴と言う鍵穴を探しては試してたみたいですね。だけど、どの鍵穴も合わない。それもそのはずで、鍵は錠を開けるのではなく、水道のところにいた亀の甲羅にはめ込むアイテムだったわけか。しかも、亀(ココ・ジャンボ)がスタンド使いときている。

 亀のスタンド能力は体内に部屋サイズの空間を発生させることで、隠れるためには好都合な能力ですね。実際、亀を持って列車に入った敵側はブチャラティ一行を見失ってしまう。亀の部屋はなかなか豪勢で、ソファなどの家具はもとより、飲み物を入れた冷蔵庫まである。電気はどうしてるんだろう?

 ブチャラティらが見つからず焦ったらしいプロシュート、スタンド:ザ・グレイトフル・デッドを発現させやがりまして、効果は老化ですか。老化させてどうするんだろうと思いましたが、この時点では「焦ったブチャラティらが攻撃を仕掛けに現れるはず」と踏んだだけと思いました。しかし、実際にはもっと深読みしていたようですね。

 亀の中にも老化の影響は及び、まずナランチャが急速に老化する。ジョルノ、アバッキオ、フーゴも同じくですが、ブチャラティ、ミスタ、トリッシュはそれほどでもない。ここでジョルノの推理能力が発揮されまして、体温(体表面温度)で老化の進行が違うわけでしたか。

 女性は皮下脂肪により体表面温度が低い、ブチャラティ、ミスタは氷の入った飲み物を飲んだから体温が一時的に低かった、というわけですね。氷さえあればしのげる、となりそうですが、残る氷は製氷皿の使い残しの2つのみ。暗殺に長けたミスタに氷と迎撃役が託されることとなる。即断ながら順当な戦術ですな。

 一方、敵チームはジョルノの推測通り、ペッシは運転室で氷食いながらしのいでたわけですね。なぜ運転室で待ち構えていたかといえば、エアコンを操作しに来るはずと踏んでいたからだったわけか。敵はトリッシュを攻撃対象から外すだけでなく、スタンド発現の時点で、温度差による老化の差を察知したブチャラティ側がエアコンの操作をしに運転室に来ると読んでいたことになります。

 こういう何段構えもの策を講じる敵ですから、今回もバトルが期待したくなります。容赦ない無差別攻撃ですから(Dioでも引くんじゃないか ^^;)、どういう出方かが読みにくくもある。しかも、ペッシの能力が投げ釣りで相手を捕らえられるものですからね。敵・暗殺チームは列車でベネチアに向かうと察知した時点で、この人選をしたんだろう。これがリーダー格のリゾット・ネエロの判断だとすると、この後もなかなかに緊迫した戦いが期待できそうです。

 次回は「偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)その(1)」ですか。ということは、「その(2)」もあるのか。少なくとも3話に渡って、今回の敵との戦いが続くわけですね。予習ではなかなか苛烈な争いになるようで、来週が待ち遠しくて、かつ怖いような気もします(^^;。

●どろろ

 2度目のアニメ化がされてたんですか。こちらでご教示頂き、ネットで感想サイトを見てみると、なかなかにシビアに原作を再現しているようですね。

 手塚治虫さんの古い作品で、最初のモノクロアニメ化も昔であるわけですが、内容が内容だけに再放送はなかったみたいです。ですので、自分は観た記憶がありません。コミックも読んでない。その後もジャンル的に興味は持たなかった、ような気がします(^^;。

 ネットもない時代でしたから、作品知識は「体をほとんど失った少年が化け物を倒して体を取り戻していく」くらいの知識に留まってました。たぶん、最後は念願かなってハッピーエンドだろうとも。「どろろ」が体を失った主人公の名前だと勘違いもしていました。

 が、再アニメ化と知って、少し調べてみて、「こういうシビア、シリアスな物語だったのか」と驚きました。今なら、観てみたくなる作品だと感じます。が、感想サイトの内容だとすると、地上波放映は難しかったのかなあ。最初のアニメ化でも、放映にはいろいろ難があったようですし。

 BSなら異色作も放映できるとなると、そろそろBSの視聴環境を整えたほうがいいのかもしれません。BS11なら無料視聴のはずだし。問題はNHKへBS分も費用が発生することかなあ。その金をHuluやNetflixに回して、などとしみったれたことを考えてしまうので、なかなか踏み切れないでいますorz。
11:White NOVA :

2019/01/16 (Wed) 11:57:50

今年、初ジョジョ感想になります。

★ジョジョ

亀ルームなスタンドが、なかなか便利だなあ、と思います。

そして、ナランチャ老衰とか、何だか乗り物に乗ると最初に酷い目に合うキャラって印象が。
船の時も最初の犠牲者だったし。

で、ジョルノも知恵袋ぶりを見せて、あっさり脱落。戦えるのは、ブチャラティとミスタのみ、という状況でつづく。
トリッシュも健在だけど、まだ戦闘できないですしね。

とりあえず、2話かけてプロシュート兄貴戦、もう1話でペッシ戦かな、と予想してみる。

★ジオウ

白ウォズのタブレット解析。

目視は必要ない、と判明。あとは、魔王の行動はコントロールできるけど、思考や感情は無理そう。そして、起こり得る未来の偶発性をわずかに操作する程度かな。

自分に対して使われた場合、特撮嫌いにさせることは難しいけど、特撮フィギュアを衝動的に買わせる程度の効果はありそう。「何てこった。思わず、ライダーウォズの玩具を買ってしまった。まあ、いいか。好きだし、後悔はない」ぐらいなら有り得るかも。
まあ、最近はフィギュアの類は買ってませんが。

で、今回は、ジオウがシノビを説得して、そのおかげで白ウォズさんがシノビウォッチをゲットに成功したわけで、そういう展開がしばし続くかな。

とりあえず、残る未来ライダーは、2040年のクイズと、もう一人メカニックなキカイが予定されているそうで、クイズに変身するのが特命戦隊ゴーバスターズのレッドの人という戦隊レジェンドつながり。

一方、シノビは春以降にネットのスピンオフムービーが公開されるようで、いろいろと広げる気満々だなあ、と思ったり。

★revisions

たささんに紹介されたので、試し視聴。

第1印象が、「来たるヒーローとしての覚醒の日に備えて、自分を鍛えるところと、渋谷が舞台」なのが仮面ライダーカブトっぽいと思ったけど、主人公の性格は全然違いますね。
次に、未来に転移する主人公ってところが、漂流教室とかバディコンとか、まあ、それを言ったらオーガスとかを思い出すわけですが、1話はいろいろと仕込み回で、とりあえず、他の仲間もパワードスーツに乗ってグループバトルになれば面白くなるかもって感じですな。

2話目は主人公の無双に展開して、調子付いて仲間との人間関係に変化があったり、転移された状況説明があったり、と情報密度が濃そうで、最後にギョッとなる仕掛けがあって、続くのかな、と当面はキャラへの感情移入よりも、作劇構成への言及になりそう。

たささんの言われるストロンガーまたはVガン形式については、「第1話でヒキとなるバトル回」を見せて、「第2話で、回想的にバトルに至る背景事情を提示」って形ですね。
自分の意見としては、バトルが売りなのか、人間ドラマが売りなのか、ということで、今回の話に関しては、「仲間から疎外された妄想主人公の姿」が一つのフックだと考えますので、いきなりバトルで活躍する主人公の姿を描くよりは、信念に満ちた主人公の平和な日常に馴染めない痛さを先に見せることに意義があるかな、と思いました。

で、痛い主人公と未来というテーマだと、ジオウにも通じますし、ミロさんはゲイツのバトル要素を持ったツクヨミかな、とも思いますし、
温和な親友ポジションとか、気弱なメガネッ娘とか、常識人的な強気ヒロインとか、対立関係にある双子兄妹とか、「小学校時代の仲良しグループが、ヒーロー願望から卒業できない主人公に辟易するような高校生の現実」に変化して、だけど、そこで事件が勃発してサバイバル状態になり、果たして、どう人間関係が動くのかに注目したいです。

小学時代と高校時代と過酷な未来という三つの背景をよくも1話にまとめたなあ、と、その点ではなかなか感心したりも。
あと、1話の演出はいろいろホラーっぽいので、今後もそういうギスギスした雰囲気で続くのか、一転、爽快さが増すのかも気にしつつ。

とりあえず、ラインバレルみたいに増長して空気が読めない主人公になりそうですが、心配してくれる親友が犠牲にならなければいいなあ、とも思ったり。
12:たさくらたすな :

2019/01/18 (Fri) 04:02:42

■ジオウ
 レジェンドライダーでまだみてみたいと思うエピソードありつつも、未来ライダー編もこれはこれで楽しいという流れなので次のクイズにも期待しつつな状況です。未来ライダーが三人という予定だとスピンオフも3部作ですすめるのかな、どことなく電王のトリロジー3部作を思い出したりで、あらためて時空ライダー的つながりを感じたりも。

■ジョジョ5部
 ホーム水飲み場の亀に気づくまでのブチャラティが地味に無防備というか警戒心が薄そうで軽くドキドキしつつ亀に乗り込んだあとでやれやれといった感じ。その後の敵側のなりふり構わない範囲攻撃も男性女性で効果が変わる旨、特性をちゃんと考えてるないう感想。
 
・どろろ
 2話目みた印象として室町中期という設定の歴史的背景と時代劇的なアレンジなどが丁寧に描いているのかなという感じで、一度異世界設定でエンタメ性を高めた形での実写化がされてますが、こちらの設定での実写が見てみたいなという気分。

・revisions
・NOVAさん
 作りて側が見せたいテーマ如何で使う手法の選択がかわるかというところですね。

 2話目みたところとしては、逆に痛い印象の主人公を逆手に取っての大人達の政治ドラマがうまくハマった感じで、そこは面白く感心した次第。警察署長や渋谷区長が当初、非常事態下において融通の利かない典型的な大人キャラとして描かれるかと思いきや、テンポよく主要キャラ達をバックアップする体制を確立したのが新鮮にみえたりも。

 気になるところでは、痛いというより少しヤバくないか?と主人公に感じる面も、英雄志向が強い反面、民衆に自分のやってることが受け入れられないと無駄に暴走しそうな印象を強く感じたりも、白ジンガに通じるようなノリというかなんというか。

 ただこの主人公を周囲がうまくコントロールしながら物事を進めるとうまいこと嵌りそうという印象も。大人キャラで気になるとしたら1話でさっさと見放して逃げた先生かな、このキャラが主人公暴発に一役かいそうな可能性高い気も。
13:K.K :

2019/01/20 (Sun) 16:23:15

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●ジョジョ黄金の風(第15話:偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)その(1))

 前話ラストから続きまして、逆襲に出たミスタがエアコンの罠にかかり、ペッシがスタンド(ビーチ・ボーイ)で捉えたところから。ペッシのスタンド、引っ張る力を計れるのは釣りでの引きと同じようなもんでしょうけど、相手が見えてないのに針がかかったのは左手だとか、体重が68kgだとか、かなりの探査能力があるみたいですね。
(ペッシも救助隊員になっていたら、海に落ちたりがれきの下敷きになった人の救助に絶大な力を発揮したんだろうなあ。)

 釣り糸も優れものでして、拳銃で撃っても切れないのか(素材を研究したら、軌道エレベータとかで役立ちそう)。糸が切れるどころか、どんどん針が潜り込んで首を狙ってくるわけですね。ミスタのスタンド(セックス・ピストルズ)では力負けもする(体内にセックス・ピストルズを送り込むため、自分を撃ったのは凄いけど)。やはり、その辺りは暗殺チームに採用されるだけのことはある能力みたいです。でもまあ、セックス・ピストルズはスピーディで器用ではあっても、非力だから相性は悪いのかもしれません。綱引きですもんね。

 が、ミスタのスタンドは6体、数では優る。偵察部隊として2体が弾丸とともに先行、ペッシを発見。ペッシはミスタの意図に気づかず、あさっての方向に乱射したと油断してますが、狙いは氷だったわけか。氷の入ったコップを破壊して、ペッシをプロシュートのスタンドの老化能力の巻き添えにしようとしたわけでしたか。

 氷を探さねばとミスタに構わず駆けだすペッシですが、間が抜けたような爺さんがしがみついて、助けてくれ、肉が食えないとか言い出して動けなくなる。と思ったんですが、この爺さんの正体が実は驚きだったわけですね。正体が分かってから、正直あっと驚きまして、上手い作りしてるなあと感心。

 ともあれ、この隙を突いてミスタがドアの割れた窓から銃撃、ペッシの右手に当たりまして、小指は吹き飛んじゃってますな。もしペッシのスタンドの釣り竿の操作が、スタンドではなく生身の人力に頼るものだとすると、ペッシの戦闘能力は半減くらいになるんじゃないか。

 そして、扉がぎいっという感じで開いて、ミスタが入り込んで来る(なんとなく,
ホラーで出て来そうな演出の気がした ^^;)。ペッシは今度はビビッて動けない(こういうとこがプロシュートは不満なんだろう)。ミスタ、芝居がかった質問の仕方をしてますが、ビビった相手を威圧して答えたくさせる意図があるんだろう。質問自体は「もう1人の敵手はどこだ」ですね。

 が、ペッシは本当に知らないので答えられない(プロシュートがペッシが口を割ると予見して、居所を曖昧にしといたのかも)。では撃つぞ、となったところで、例のお邪魔虫爺さんがミスタにしがみついて助けてくれ、肉が食いたくないとかコントを始めてしまう。が、こいつがプロシュートだったわけですね。ペッシが指を落とされてもギリギリまで待ち、どうしようもないと判断すると即座にペッシを助けに入った。

 プロシュートは自分については老化を自在に操れるみたいですね。即座に元の若い姿に戻っている。接触するとスタンド能力がもろに効いてくるようで、ミスタはみるみる老化してしまう。見事な待ち伏せで、ここはプロシュートの完全な作戦勝ちというべきなんでしょう。

 九死に一生を得てほっとしたらしいペッシですが、プロシュートはいきなり殴り倒し、踏みつけさえする。劣勢になると途端に弱気になるペッシが気に入らないんでしょうね。しかし、もう一発殴るか、と思ったら胸ぐらをつかんで引き起こし、説教しつつ鼓舞しとりますね。かなり上手いもんで、ペッシの不安を理解しつつ、どうするかを教え、ペッシにもできはずとの信頼を寄せるような言い方もする。
(プロシュートは教師になったら、スタンド抜きで優秀な実力を発揮できそう。みんな、いろいろ才能の無駄使いしてるような気がしてしまいます ^^;。)

 プロシュートは前にも言った「殺すと思ったときには、既に殺している」を再度ペッシに教え、その言葉通りにミスタにミスタの拳銃でヘッドショット、止めを刺す。どう見ても死んだとしか思えませんが、ミスタのスタンド能力が弾丸操作なことを、プロシュートはうっかりしたようですね。

 ともかく、プロシュートは運転室に向かうわけですが、これもさりげなくペッシに自信を与える行動になってますね。ペッシが気配を感じたと言ったことを重視しての行動ですから。この後、プロシュートらはブチャラティ一行を見失いそうになるんですが、あくまでもプロシュートはペッシの言を信用して捜索する。これはペッシも内心では感じ入るものがあるはずです。来週以降にペッシの奮起があるはずですが、今話の時点でそうなるのも道理という印象が強くしました。

 スタンド亀では、老化が進行しとりますね。しかしブチャラティはミスタを信じて、ひたすら待機の方針らしい。ブチャラティの仲間への信頼もなかなかのもので、あれこれあってもいざというときに結束が固いのは信じてもらえてるからなんだろう。トリッシュの意外な面も見せてくれまして、ナランチャへの看護ですね。初登場時は気難しい面を見せてくれたわけですが、今回は誰が最初に死にそうかを見極めて助けようとする。意外と複雑な性格の持ち主かもしれません。今まで苦労して来たからなのかな。

 そのすぐそば(外?)では、プロシュートが運転室を探し回り、まだ自信喪失状態のペッシが勘違いかもと弱気なことを言うと、プロシュートは今度は直接的に励ましとります。「お前(ペッシ)が何かあると思うなら、何かあるんだ」みたいな感じで。なんというか「絶対に見放したりしないぞ」という意思を感じます。

 ようやくペッシが気を取り直し、前に違和感を持った運転席の下をのぞき込むも、何もない。しょげるペッシですが、プロシュートは「よくやった」とほめちぎる。動物のフンらしきものがあったからですね。スタンドによる老化から考えて、列車内にいてもおかしくはないけど、寿命の短いネズミであるはずがない。スタンド能力は人間にだけ発現するとは限らない。と、瞬時に推理を進め、運転席下から移動した亀を発見。

 亀は背中にでかい鍵がはめ込んであるから、いかにも怪しさ満載ですね。ボスはこういう亀がうろうろしてたら、真っ先に目を付けられると考えなかったのかしらん。しかも、鍵の宝石(?)のところから内部が丸見えだし。

 よし、ってことでプロシュートが止めを刺しに行くと、ペッシがなかなか鋭い。亀の中にいるのが1人足りないと気が付くわけですな。プロシュートが、単にできないペッシを必死に励ましているわけではないことがよく分かるシーンでした。ペッシには確かな観察眼がある。しかも、勝敗を分けかねない重要ポイントです。プロシュートはペッシを信頼したいというより、弱気以外の面で長所があることをよく知っていたんでしょうね。

 一方、撃たれたミスタは存命。氷を帽子に入れて自分を冷やしてたんで、そばにいたセックス・ピストルズNo.5だけは、老化=能力低下を免れたわけでしたか。No.6も同じくで、既に亀に危急を知らせに行ってたわけですね。だから、亀からは1人、外に出て迎撃態勢を取れたわけか。

 シーンは運転室に戻りまして、No.6が持ってきた氷で復活したブチャラティがスタンド(スティッキィ・フィンガーズ)のジッパー使って隠れての待ち伏せ。なるほどブチャラティが適任という感じですし、氷のことも考えると、ギリギリで踏みとどまった感じも強くします。知恵以外に、タイミング、運が大きく作用してまして、なかなかに手に汗握る流れ。

 スタンド使っての格闘戦になるわけですが、ブチャラティがジッパーで逃れつつの攻撃で優勢なような気もするんですが、プロシュートは触りさえすれば一気に相手を弱体化できるわけですんで、なかなか勝敗が読めない。一進一退の感じですが、プロシュートは意図的に長期戦に持ち込んでたわけですな。暴れると体温が上がる、すると老化作用が大きく効いてくる、ということで。

 作戦勝ちのプロシュートがついにブチャラティを捕らえまして絶体絶命、と思ったら、ブチャラティの覚悟が上回ってましたか。ジッパーで車体を開き、時速150kmで疾走する列車から道連れで飛び出す、ですもんね。不安があるとすれば、残るブチャラティチームを誰が率いるかでしょうか。おそらく、アバッキオ辺りが万が一の場合の後事を託されてるような気がしますが、ポンペイの一件を考えると、まとめきれるかどうか。

 ともかく、飛び出したところで次回へ。次は「偉大なる死(グレイトフル・デッド)その(2)」ですね。プロシュートと完全決着し、その次がペッシの復讐戦となるはず。残り9話のはずですが、まだ出て来てないポルナレフが関わってくるはずだし、ボス親衛隊からラスボス戦はあるしで、盛りだくさんのはずなのに話数が足りるのかしらん。

●その他のアニメなど

・revisions

 まだ第1話しか視聴してないんですが、敵の襲撃でちょっと目を引かれるものを感じたりしました。第2話以降次第で、自分の勘違いと判明するかもしれませんが、もしそうでなければ、少なくともパニック時の行動はリアリティを期待していいかなと(そこから、全般的に行動、言動が説得力あるものになってくれるかも)。

 まず注目したのは、校舎屋上に人が集まっているところへ敵(シビリアン)が襲撃して来たシーンです。まず逃げ惑うのは普通のこととして、養護教師の矢沢悠美子が屋上に残る生徒を見捨てるのみならず、ドアをロックしてしまうところですね。

 これは「だらしない大人」演出かもしれませんが(主戦力が10代生徒になるようですし)、パニック時にはありがちな行動と聞いています。ドアを閉めてロックしたところで何の役にも立たない。だけど、そういう無駄なことをしてしまう。なんでも、緊急時には脳の「前頭極」が働いて、前頭葉などの理性の部分を抑え込み、とっさの判断での行動を可能にするんだそうです。

 例えば、ボールが前方から飛んできたのを見るや否や、考えるより先に手で自分を庇うとか、避けるとかします。決して「あのボールはこのままでは自分にぶつかる、だからまず手でガードしつつ」とか考えない。これが前頭極の働きなんだそうです。しかし、誤動作もよくあり、そこに付け込むのがいわゆるオレオレ詐欺などなんだそうで。考えたら不合理な要求でも、緊急避難の心理に追い込んでしまえば通る、みたいなことだそうです。

 矢沢先生の「ドアを閉めてロックする」も、緊急避難の心理に追い込まれて、合理的な行動ができなくなった描写と考えると、合点がいきます。もしこの推測が当たっているとすると、事後に激しく後悔するはずで(オレオレ詐欺被害者も己が行動が愚かだったと長く苦しむらしい)、矢沢先生の第2話以降の動向に注目したくなりました。

 もう一つありまして、高い校舎の屋上から「足から降りれば大丈夫」と言って、飛び降りてしまう生徒。案の定、地面にたたきつけられて即死状態になるわけですが、これも高層ビル火災などでよくあるものなんだそうです。

 高層階にいて炎が迫って来ると、地面が非常に近く見えるといった現象が起こるそうです。ビルの5階にいるときに火事に遭遇した人の体験談では、5階の窓から下を見たら、地面が手で触れそうなくらい近くに感じたんだそうです。ひょいっと飛び降りたら大丈夫と思ったけど、幸いにも理性が働いてくれて「ここは5階だ、飛び降りて無事済むはずがない」と思いとどまり、消防の救助を待てたとのこと。後で別のビルの5階から下を見ると、地面は遥かに遠かったそうです。

 そういうことが、劇中の生徒にも起きたんじゃないかと思いました。だとすると、制作はパニック時の人間の行動をよく理解して描写している可能性が高い。この作品は日比谷だけが未来に飛ばされるなど、キャラクターが過酷な状況に置かれるようですんで、継続して観ていこうかなと。

 まだ描写がないながらもちょっと不安な点もありまして、それは「物資の補給」。どう見ても、荒野に日比谷の街だけがある状態みたいなんですが、都市人口を養うだけの物資、エネルギーの補給はどうするのかなと。「重神機パンドーラ」に限らず、「ライフライン、食料、武器弾薬等々はどうしてんの?」と思える作品は少なくないです。補給も描写するか、テンポなどで気にならないようにしれくると、安心して観られます。

 絵は2Dのコンピュータアニメながらも、キャラクターがだいぶ見応えがあるものになってきてますね。「シドニアの騎士」「亜人」などで、メカなどはリアルな動きながらも、キャラクターの表情などが今一つだった気がします。revisionsでもまだ、人間の作画~動画には及ばないものを感じるものの、だいぶ自然な感じに近づいた気がします。

 第2話以降、引き続き目を引く点を感じたら、ここに感想を書こうと思います。が、たささんがしばらく様子見と仰っている点や、こちらの感想に見える主人公の特徴などを踏まえると、自分もおそらく同じになるかなと思います。

 revisonsはNetflixでは既に全話が視聴可能みたいですね。雨宮慶太原作の「ソードガイ」も確かNetflixでしたし、好みのツボにはまりそうなアニメをいろいろ作ってくれてるみたいです。ただ自分の通信環境をもっと高速な回線にするとかしないと、もしかするとネット視聴はちょっと辛いかもしれない(安くて古い契約なもので ^^:)。

・エガオノダイカ

 タイトルからしてあまり興味を起こさず、事前に内容チェックもしてなくて、なんとなく録画して観てみましたが、ロボット物でした。タツノコプロ作品ですね。最初、お姫様と貴公子なんかが出て来まして、ファンタジーなのかと勘違いしそうになりました。

 内容も第2話で重要キャラと思った若者(ヒロインの姫にとって重要人物)が戦死したりしまして、意外な展開がありそうです。今のところ、あまりあれこれ言いたくなる内容はなしですが、もし面白くなるようなら、ここに感想を書くかもしれません。


 仮面ライダージオウは明日にでも感想を書こうと思います。レジェンド・オブ・トゥモローもようやく観終わったんですが、ちょっと目を引いたポイントはいくつか覚えているものの、全体的にはまだ感想としてはまとまらず。非常に面白くはあったんで、シーズン1からまた観なおしする予定。
14:K.K :

2019/01/21 (Mon) 00:20:36

 感想の続きです。残りは翌日と言っておきながら、と書きかけて、日付が変わっていることに気が付きました。どうも感想書きに興が乗ってしまっているようです(^^;。

●仮面ライダージオウ(第19話;ザ・クイズショック2040」)

 前説が「この本によれば普通の高校生 常盤ソウゴ」で始まったもんですから、いつもの(黒)ウォズ解説と思ったら、白ウォズですか。黒ウォズ、物語の影の主導権だけでなく、前説の座まで奪われちゃったのか。白ウォズ、今回登場の仮面ライダークイズになぞらえまして、クイズの力を手にするのは誰か、と問題出して本編へ。

 街では既にアナザークイズが暴れとりまして、こいつの正体と仮面ライダークイズとの関係も今話で明かされるわけですね。結構、驚きました。アナザーは他人の知識を奪おうとするものの、ソウゴとゲイツが駆けつけ、さらに早々にメインゲストの堂安主水(答案、問答のもじり?)も現れ、仮面ライダークイズとなって、バトルかと思ったらクイズですか。

 このクイズの方、後で調べてみると「特命戦隊ゴーバスターズ」(2012年)の桜田ヒロム(レッドバスター)を演じた鈴木勝大さんという方だったんですね。前エピソードでも戦隊ものからの出演で、ライダーをずっと観ている人だと、おそらく同時に戦隊も視聴しているでしょうから、観ていて「あ、戦隊からだ!」と嬉しくなるんだろうな。もっとも、そうとは知らずとも、前エピソードも今回も筋を通すキャラになってまして、なかなか好感が持てます。

 この仮面ライダークイズ、○×形式のクイズを出しては戦うという特異なタイプですね。答えはもちろん出題前から決まっていて、現実に起こることも必ず正解通りになる。ある意味、白ウォズの「未来ノート」(ツクヨミ命名)と同様の能力であるような気もします。

 仮面ライダークイズのクイズ(うーん、ややこしいな)、最後のキック攻撃以外は、クイズの後でジオウ、ゲイツが電気ショックみたいのを受けてますが、不正解か回答無しのときのペナルティなのかな。それはともかく、クイズはジオウ、ゲイツの変身を解いておいて、アナザーに挑みかかる。かなり乱暴な感じです。怒っているようにも見える。理由あってのことで、後で明らかに。

 が、ここでジャッカーのオーラが介入して時間停止、アナザーとライダーが同時にいることに疑問を感じつつも戦術的撤退。クイズも後を追う。なんだったんだという感じですね。そこへツクヨミが後を追ってやってきて、さらに黒ウォズ登場するも精彩を欠いている感じですね。が、今回の件も黒ウォズの「逢魔降臨暦」に記載がないらしい。アナザーとライダーが共存できる理由も不明、と。

 ソウゴチームは手分けして探すことになるわけですが、ゲイツ・ツクヨミ組に白ウォズが接触してくる。白ウォズは黒ウォズが憔悴しているはずと、別の自分の状況を把握している模様。白ウォズが(情報の非対称性などを利用して)全体状況をコントロールできているからなんでしょうね。

 その黒ウォズはソウゴと組んで捜索中。黒ウォズの状況分析が白ウォズと同じで、同じことを入れ替わったりハモったりして言ってますね。要は、アナザーを倒せ、と。それがジオウか、ゲイツかで未来の選択につながるということなんだろう。

 白ウォズにツクヨミが何やら話を持ち掛けまして、ソウゴらが拠点の時計店に戻るよう未来ノートに書き込ませる。現時点でツクヨミが白ウォズに協力するとは思えませんので、何か画策しているんじゃないかと思えます。

 ソウゴ、黒ウォズは未来ノートの通り、時計店に戻る。未来ノートは偶然起こりそうなことなら、(離れた場所でも)他人を操れると考えてよさそう。人間以外の対象でも、偶然ならあり得ることしか、今まで起こってないような気もします(攻撃の命中など、白ウォズ自身への作用はまだ不明かな)。

 時計店では堂安主水が来ておりまして、順一郎を喜ばせる時計の修理を頼んでいる模様。古い腕時計でずいぶん前に止まってしまったとのことですが、この時計が動き出すとき、事件、問題が解決するということなのかも。

 ソウゴらの動きにゲイツらはまだ追随しておらず、白ウォズはゲイツに、アナザーを倒すにはライダーの力を奪わなければならない、するとライダーはライダーとしての記憶を失う、そういう無慈悲なことをしなくてはいけない、と脅すような諭すようなことを言う。ヒーローからヒーローの記憶を奪うことは残酷なことであると、白ウォズは思っているようですね。

 この指摘で見ている自分も考え直してみると、ソウゴはウォッチによって何人ものレジェンドからヒーローの能力を継承し、レジェンドはヒーローの記憶を失ったことを思い出します。エグゼイドやビルドですと、終盤はかなり過酷な面もあったわけですね。ジオウに出てきたのは序盤から中盤までの感じですから、ある意味、その後の運命から遠ざけとも感じました。

 が、白ウォズ視点だと問題があるということのようです。理由はいろいろあるんでしょうけど、例えば記憶は人格と関わるのは自明なわけでして、ライダー継承によって人格を歪めた、みたいなことを白ウォズは考えているのかもしれません。この辺り、白ウォズの今後の言動をちょっと注意して観たくなりました。

 ゲイツらも時計店に戻りまして、面子がほぼ揃ったと思うや否や、堂安主水がライダー以外の点も正体を明かしてくれる。2040年で問題があって、2019年に来たわけでしたか。連れてきたのは白ウォズみたいですね。

 しかも後で分かることも含めますと、アナザーが実の父親・堂安保であり、父親が研究にのめり込んで家庭も病床の母親も省みないため、若い頃の父親に、真意を問いただしに来たわけでしたか。かつ、過去を変える気はないと言うのも、ちょっと驚き。起こったことは起こったこととして、「あのときこうしてたら」などと考えないタイプなんでしょうね。

 その父親の堂安保は研究に行き詰って焦り、オーラの手によりアナザー化されたわけか。アナザー化して自分より知識量がありそうな人物の知識を奪いたがっているようですが、さっきの白ウォズの台詞のせいか、なんとなくヒーローから能力も記憶も奪っているのと同じような行為のような気がしました。

 ただ、知識を奪うのとはちょっと研究者としては「?」な感じです。自分は技術系の人間ですから、知識はあればあるほどいいんですけど、それは既知の現象をどう扱うかだから。要は、教科書に書いてあることをどう使うかです。知識は多多益々弁ずになります。

 一方、研究者って未知のことを解明する、さらにに何が未知かを考えるわけですんで、必ずしも知識量が物を言うわけではない。大事なのは、知識より知能(思考、発想等)ですね。勉強すれば研究がはかどるわけじゃない。もし知識不足で研究が進まないんなら、研究者たる基礎的なことが不足しているということになるように思います。もっとも、ドラマですからそこまで考えての演出や設定ではないんでしょうけど。

 それはともかく(^^;、堂安主水をめぐって思惑が入り乱れる時計店(^^;)に黒ウォズが情報を持って来まして、研究者の行方不明が連続発生していると。主水を起こそうと言うソウゴをゲイツが抑え、2人だけで向かう。ゲイツに何か思惑がありそうです。

 ゴースト編で未来の事件を検索する禁じ手は緩んだと見えまして(^^;、ツクヨミが次の事件を調べ、ソウゴ・ゲイツが現場を押さえてアナザーと対峙。場所を外に移してバトルですが、ジオウは今回もディケイド+αですね。各レジェンドデザインのジオウも見たいんですが、しばらくはこの形態なのかな。まあ、ゲイツのほうがレジェンドベースでやってくれてるからいいか。

 さすがに2人なら楽勝で仮撃破、と思ったらオーラが時間停止で介入、同士討ちに変えてしまう。さらに白ウォズがオーラをあっさり退けてます。ということは、現状での能力は、白ウォズ>オーラ>ジオウ&ゲイツ、ということになるんだろうか。オーラについては、メカ戦などでは負けてますんで、戦闘で勝つのは難しいけど、回避して後図を策すなら負けることはないんだろう。白ウォズはライダーにもなれますんで、現時点では総合能力トップと見てよさそう。

 白ウォズは今話序盤からゲイツにレッスンつけるなんて言ってまして、救世主に仕立て上げるまで続ける気なんだろうか。それにしても、無慈悲な選択ができるようにするって、まるで魔王を作ろうとしてるみたいな言い方ですな。

 白ウォズは従わないゲイツを捨て置き、変身しましてアナザーに挑む(初変身時からですが、どうも変身音声の「投影フューチャータイム」が「東映フューチャータイム」に思えて仕方ない ^^;)。今までと同じく、未来ノートに勝利手順を書き込んで圧勝、と。

 ここでアナザーが解けた堂安保が腕時計落としまして、主水が修理に持ち込んだものと同型ですね。おそらく同じものなんでしょう。そこへ主水も現れまして、白ウォズはゲイツにクイズを倒せと迫る。ここで先の時計店での回想がありまして、真相の一部を見せてくれるわけですね。母の涙を見て、過去に確かめに来るとは、なかなかの情の人でもあるらしい、主水は(どうも、「主水」と聞く/書くと「必殺」を思い出して仕方ない)。

 止めるソウゴを振り切ってゲイツは主水の前に進み出、双方変身してのバトル開始、というところで次回へ。先にツクヨミが何か策を施したような感じでしたから、もしかしたらゲイツも示し合わせてのことかもしれません。

 次回は「ファイナルアンサー?2040」ですか。公式サイトの予告も併せて見てみますと、ソウゴ&主水 vs ゲイツ&黒ウォズの構図で話が進むようですが、最後に何らかの仕掛けがある感じですね。

 白ウォズの予言からすると、未来レジェンドはあと1人いるはずですんで、早くも気になっています。その後、残る過去レジェンドが何人出てくれるかも期待するものがありまして、特にこちらで拝読した情報ではドライブのマッハの方が撮影現場に、ということですんで、ドライブ編はずっと期待してます。ドライブは再放送でようやく観たのですが、非常に気に入っていますんで。

●ゲゲゲの鬼太郎(第40話:終極の譚歌さら小僧)

 西洋妖怪編が一段落しまして、あれでラスボス・バックベアードが倒されて終わったと見ていいのかな。西洋妖怪編は第27話からときどき別エピソードを交えながら続いたわけで、数えてみると全部で9話(のはず)。これだけやってあるからには、ラスボスはまだ倒しきれてなくて、となりそうな気がしているんですが、3話経っても西洋妖怪は出てこない。やっぱり、あれで完全勝利だったのかな。

 火車の回は、たささんがご感想で触れておられまして、自分も感想書こうかと思いました。老いた火車を見せたり、ねずみ男を絡ませたりでコミカル寄りにしておいて、しかし後半は殺人やら生存の偽装などの社会の闇の面を見せてぞっとさせるのがなかなかのもの。

 しかも火車が次々と人間の体を乗っ取って死体を食い続けると示唆して終わる。コミカルからホラーに振れる落差で、なかなか良かった(怖かった)回でした。シリーズ序盤から、例えば雷妖怪のときは死者も出すという、「妖怪は怖い」という作風だったことを思い出しもしました。

 続いて、人間と妖怪(雪女)の恋愛話で、これはハッピーエンド。作風を回ごとに揺らしてまして、飽きがこない流れになってますね。もっとも、この回で個人的に注目したのが、恋愛ゲームにハマって徹夜する鬼太郎だったりします(^^;。もうゲームはやめた、みたいな感じのことを言ってた気がしますが、その後も、こっそり続けてたり、別ゲームに手を出したりしてるんじゃないかな。

 そして今話ですね。妖怪さら小僧自体はそれほど怖いとはいえない。自分の歌を横取りした人間を懲らしめて(著作権、という言葉が思い浮かんだ)、しかも殺そうとはしたものの、戦力的には鬼太郎の敵ではない感じです。怒ると見境ないものの、(一度目なら)謝ればすっぱり許してしまう面もある。

 怖かったのは、人気を取りたいという人間の業の深さですね。妖怪に殺されかけても、鬼太郎に救われても、二度としないと約束しても、救助を頼んだのが家族だと知っても、家族から無事でいてくれれればいいと愛されていると分かっても、受け入れて二度とやらないと再度決意しても、舞台に出て受けないと、つい禁を犯してしまう。

 ラストは怒る妖怪で終わるわけですが、鬼太郎でも救えないことは暗示されてた感じです。禁じられた芸をやってしまったときの鬼太郎の様子が物語ってました。よく考えたら、火車の回でも怖いのは人間なんでした。火車は殺害する妖怪ではなく、死んだ人間を食らうだけ。その火車を悪用して、死体処理をしようとする人間がわんさかいるのが怖いポイントでした。

 実はほのぼの系とかは実はあまり好きではないんですが、ときどきツボを突く怖い系がありますんで、チェックは欠かせない感じです。

●レジェンド・オブ・トゥモロー2

 全体の感想はまだ書けないんですが、現在生存の方含めた歴史上の創作家で、いろいろ思うところがあったり。

 若き日のジョージ・ルーカスが出てきますと、スターウォーズEP4(初作)の、「ゴミ圧搾機で潰されそうになるピンチ」のオマージュ使ってました。ここはさすがに分かりまして、なんだか嬉しくなったり(味方サイドのピンチなのに ^^;)。他にもたぶんあったんじゃないかと思いますが、ゴミ圧搾機以外は気が付けずです。

 その後、シーズン2の最重要アイテム「運命の槍」が実際に完成して出てくるわけですが、そこで登場するのが「指輪物語」のトールキンですね。トールキンが出てくる前から、「運命の槍」がどうも「指輪物語」の「一つの指輪」(One Ring)をなぞらえている気がしてました。特に、アイテムが持つ力よりも、近づいた人間が魅了される点です。

 そう感じていたところ、ドンピシャでトールキン登場ですから、観ていて思わず「あ、やっぱり」と独り言が出ました(^^;。さらに、「指輪物語」だと「一つの指輪」を破壊する物語で、レジェンドオブ2も「運命の槍」を破壊しようとする。もっとも、そこはひねってありまして、悪の手に渡る前に破壊できず、入手して目的を達した悪役イオバード・ソーンが破壊してしまって原状回復が不可能になってしまうわけですが。

 前に名前だけ出したSFドラマ「TIMELESS」ですと、モロに米国の歴史ネタで面白がらせようとしていたようなんですが(そのため視聴から途中脱落したorz)、レジェンドオブ2だとフィクション史を盛り込んでくれてまして、しかも曲がりなりにも観たものでしたから、大いに楽しめました。さらにフィクションのオマージュ、パロディが他にもないか、探して見たくなっています。

 とはいえ、未視聴のままのスーパーガール1・2を観て、アロー5をまずは観ておきたいと思っています。ロード・オブ・ザ・リングも原作の読書が遅々として進まず、まだ3巻目というあり様orz。しかし、映画はホビットから通しでまた観たくなっています(実はm観たい番組がない大晦日~正月に長時間耐久視聴しようかと思ったけど、ばてるのは必至なので怖くてやめた ^^;)。レジェンドオブ2で思い出して触発されるものがありましたし。

●その他の視聴番組

・フォーリングスカイズ

 深夜帯に放送開始したのを見つけ、スティーブン・スピルバーグ作品とのことで観始めてみました。まだ初回だけで、圧倒的に優勢な宇宙人が攻めてきた、捕らわれた人間は何らかの装置・生物で意思を奪われて動かされる、くらいしか出て来ません。

 もし面白くなりそうなら、感想を書いてみようと思うんですが、豪勢に作って視聴者を掴むはずの初回で、あまりインパクトを感じなかったもんで、もしかすると期待できないかもしれません。

・約束のネバーランド

 こちらは、かなり深刻な設定のアニメで、食用人間牧場というものですね。そこから、子どもがどう逃げ出して生き延びるかという話。これも、まだ新規性をあまり感じないもの、非力な子どもが支援もなしにどう頑張れるか、ちょっと先は気になっています。が、今のところは感想まで書くかどうかは迷うところ。
15:White NOVA :

2019/01/23 (Wed) 12:29:29

今期は、revisionsを見た後の水曜感想で定着しそうです。

★ジョジョ

まず、残り話数9話とのことですが、コミックの巻数で言うと、47巻から63巻までが第5部になっていまして、冊数は17冊。
そして、今のグレイトフルデッド戦は53巻で決着がつくので、ここまで7冊ぐらいを費やしていることになりますね。すると残り10冊。大体、一月で2冊を消化というペースだと考えると、3月までの残り2ヶ月でせいぜい4冊ぐらいまでしか進まず、ボスの正体が見え隠れする辺りまでで今期は終了かな。よって、続きの最終決戦編はまた期を改めて、という感じで続きそうな感じです。

3月以降、あと1クールを費やせば、終われそうなんですがね。まあ、第3部アニメの前例があるので、終盤編は後日に持ち込むのもありか、と。


で、今回の戦いですが、前半はミスタが主役で、後半はミスタのセックス・ピストルズから情報を得たブチャラティの戦いという形に、バトンタッチされました。
ペッシで1話を使うかと思ってましたが、結構話がテンポよく進んだので、ペッシ戦は兄貴のおまけ程度にサクッと処理されそうだな、と思います。

その後は、2月から、ジョルノメインの話に流れ込みそう。
ともあれ、ミスタ戦も、ブチャラティ戦も、互いの駆け引きが面白い展開になっていますな。月並みな言い方だと、逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームで、手に汗握るバトルになっています。
最終的に、敵が倒されることは分かっていても、ミスタがここで死なないことは分かっていても、頭部を撃たれて死んだような描写に、ドキドキしましたし。
展開はある程度、知っていても、視聴時にドキドキできるのは、アニメでいい演出を施されているからでしょうな。
ともあれ、ジョルノよりもブチャラティ主役で展開しているので、ブルーノの奇妙な冒険だなあ、と思いつつ。

★ジオウ

白ウォズさんのやりたい放題と、クイズこと主水がいいキャラだったことに尽きるでしょうか。

で、このまま未来ライダー編が続くのかな、と思いきや、2月の頭は龍騎編ということが発表されました。

ええと、平成ライダー3作品めで、「ミラーワールドという鏡の世界で、13人の仮面ライダーが召喚モンスターと契約して、バトルロイヤルを行い、自分の願いを叶えるためのゲームで殺し合う」という内容です。
1作目のクウガが、みんなの笑顔を守るために警察と協力して戦う冒険家主人公の話で、
2作目のアギトが、記憶を失った主人公がみんなの居場所を守るために、謎のアギトの力(神の与えた人類進化の可能性)に翻弄されながら、警察の作った戦闘スーツ・G3、そしてアギトへの進化に失敗して体の不調に苛まれる悲劇の戦士ギルスらと対立したりしながらも、最終的に分かり合って、人類の可能性を切り開く話でしたが、

3作目にして、ライダーバトル物をいきなり極めたというか、ゲームも要素を取り込んで、これは本当に仮面ライダーなのか、と物議を醸した作品ですな。
その中で、主人公は「ライダー同士の不毛な戦いをやめて、ミラーワールドのモンスターが人々を襲うのを止めようとする」という健全なヒーローなんですが、他の連中が「意識不明の恋人の回復」とか「不二の病で余命の少ない自分の命を延命させるため」とか「自分のイライラを解消するための熱いバトルを求めている」とか、それぞれの事情や欲望で戦っていて、まあ、エグゼイドの原型とも言えますか。

他にも、カードバトルという要素が後に受け継がれたり、実はゲーム主催者の願い(死んだ妹を生き返らせる)を叶えるためのパラレルワールドという設定だったり、TVスペシャルや劇場版、コミックなどの複数メディアを活用したマルチエンディング要素を見せたり、最終回の1話前に主人公が少女をかばって命を落としたり、鎧武のメインライターである虚淵さんが「まどマギ」の設定を考える際に触発されたり、非常にトピックの多い作品です。

で、主人公の職業は、OREジャーナルというネット配信ニュースの見習い取材記者ということで、今回のレジェンド枠は、主役と、上司の編集長。
2002年の作品なので、ネット配信といっても、今ほど盛んじゃない草創期だったわけですが、現在のOREジャーナルがどう発展したのか、あるいは零細企業のままなのかも気になったり。

で、パラレルワールドなので、主人公の死もリセットされて、「TVの正史どおりなら、死んだライダーも復活して、みんなライダー・バトルロイヤルの記憶もなしに平和に暮らしている」形だから、実はジオウの設定と一番噛み合うんじゃないかな、と思ったり。

そして、アナザーライダーはアナザー龍騎ではなく、アナザーリュウガ。ええと、リュウガは映画に出てきた黒い龍騎で、主役の鏡世界のドッペルゲンガー(一人二役)だったりします。
つまり、偽者。
で、そいつのアナザーだから、偽者の偽者という形でこんがらがりますね。
しかも、そいつのデザインが「何だか牙狼の暗黒騎士っぽい」とか、リュウガという名前とか、OREジャーナル編集長の俳優さんが実は流牙編1作目の黒幕だった、とか、ネット上で物議を醸しております。

ともあれ、クイズ編の次は、龍騎編ということで紹介タイムでした。

……しかし、ドライブ編の噂はどうなったんだろう。「マッハの役者の撮影写真を見た」という噂ですが、自分はその写真を直接見ていないので(風聞だけ)、もしかすると、役者が撮影現場に遊びに行ったのを、出演と勘違いされて情報が出回った可能性も想定しつつ。

★revisions

本屋で、ノベライズ版が出ていたので、購入しました。

内容は、アニメにほぼ忠実ですね。物語的には、関西で昨夜放送の2話以降、大体4話ぐらいまで収録されていて、少しだけ物語を先取り。
気になっていたのは、主人公の戦う動機と、チームメイトとの人間関係がどこまでギクシャクするか。

一応、2話までは読んだので、アニメ感想も含めて、一部の情報も補完しておくと、
ミロの語った情報から、未来はアーブという勢力と、リヴィジョンズという勢力が戦っているわけですが、レヴィジョンズは侵略者ではなくて、同じ人類の別勢力みたいです。

ええと、遺伝子操作した新人類がリヴィジョンズで、だから人類救済という大義を掲げて、獣人みたいなキャラが出て来たりする。異世界人とか異星人ではなくて、未来科学による改造人間の類だと。
で、渋谷を時空転送した元凶でもあるのですが、その目的は、人々を改造実験するための素体らしいです。

アーブとリヴィジョンズの戦いで、どうも人類の数が激減しているらしく、未来だと改造素体の確保が難しいみたいですね。
リヴィジョンズが遺伝子改良なら、アーブの方は生体改造には頼らずに、機械技術で対抗しているようですが、ミロが普通の人間なのか、それともサイボーグなのかはまだ不明。

そして、未来世界のミロは、今後の物語の展開に応じて、過去世界にタイムリープして、大介たちを助けるために送られるようですね。
よって、小説での描写だと、「自分たちを助けてくれたミロは人間的な情を備えていて、優しい微笑を見せてくれた。未来世界で再会したミロは、軍人のように堅苦しくて、まるで機械みたいに冷たい感じがする。少し怖い」とマリマリが感想を抱いたり。

マリマリは、アニメオタクで、ロボット物の知識もある設定だけど、それを表に出さない性格。

慶作はムードメーカーだけど、実はチーム1の学業成績優秀者で、母子家庭ながら奨学金で学費免除されている。ある意味、実社会では一番の苦労人。

ガイは、スポーツ万能で、双子の妹のルウと共に名家の子息で、帝王教育を受けている。武術の師匠からは、「将器を備えた人物」と目されていて、基本は冷静沈着。ただし、大介に対して激昂するのは、理想や空想よりも、今ある現実に対処することを重視しているから。チームリーダーとして大局眼に秀で、非常に論理的な性格。

一方、妹のルウは、兄の優秀さにコンプレックスを抱きながらも、フォローする立場を良しとする。兄以外に対しては勝気な性格で、突っ走りがち。妹が先にアクションを起こし、兄が冷静にブレーキをかけることも多いけど、大介に対しては、兄の方が珍しく激昂するので、抑え役に回ることも。

そして、大介の小説版での描写ですけど、アニメの印象よりもマッチョで、逞しいです。パワーだけならチームの誰にも負けない鍛えっぷりで直情漢。
アニメの描写だと、主人公らしく中肉中背でマニアックなナード系にも見えていたのですが、実は思い込みが強く、一途で熱狂的。価値観的には、マジンガーZの兜甲児みたいに、「こうと決めたら、がむしゃらに困難に立ち向かい、しかも周囲にもそれを要求する、うまくハマれば軍隊のリーダーにも向いた存在」だけど、まあ、平成の若者の価値観ではないでしょうな。

たささんは、白ジンガを例に挙げていましたが、確かにそうなる可能性はありますね。
ただ、白ジンガとの違いは、「本質的に仲間想いで、自分の理解者が欲しいこと」「だけど、仲間は高校生の現実に染まり、小学生時代の友情は変質したけど、自分だけは変わらないままでいたい」「仲間を守るのは自分の使命。だから、そのための力が欲しい。そんな頑張っている自分を周りも認めて欲しい」ってところですね。要は仲間との絆に飢えているけど、周りがそういう成長できない子供心丸出しの正義感にうんざりしている。
大介の価値観って、正義と悪しかなくて、幼児性丸出しで社交性に欠けた、喧嘩っぱやい問題児扱いですし。

で、パペットという力を得て、仲間とチームを組んで、渋谷民を守るための特殊部隊のリーダーに抜擢されて……と理想的な状況でハッスルするわけですが、当然、チームメイトはもっと冷静なので、まだまだ断絶感があるのが3話かな、と。

で、4話辺りで、大きな挫折を経験する。敵は一般市民の拉致を目論んで、組織的な襲撃をしてくるのですが、こちらの戦力は3機しかない。
その劣勢を挽回するためのチーム連携みたいな話に展開して、何とか勝利に漕ぎ着けるものの、さすがに全ての人を助けることはできなくて、大介が落ち込むことに。
敵に拉致された中に、大介の叔父や、慶作の母親などもいて、「囚われた人たちを救出するための作戦行動」って形に話が進みそう。

一応、心配していたのは、「誰かの死」で主人公覚醒という流れではなくて、「チームとの連携」に話が展開しそうなので、そこは良し、と。
大介とガイの対立も、「現実の見えない理想主義」の大介と、「現実を軸に大義を重視する」ガイなので、大介の一途な気持ちと、ガイの大局視点が噛み合えば、いいドラマになりそうなんですね。
そのための仲裁役も、慶作がいますし、「この子たちの友人関係が維持できているのは、ムードメーカーの慶作がいるからこそ」と。

ともあれ、大介にブレーキをかけるような人物配置がしっかり整っているようなので、自分は「バックアップの黒岩警察署長を、格好いい大人の代表として感情移入しながら見たい」と思います。
あと、メガネ医者の叔父さんも、いいキャラになりそう。4話で敵に拉致されるけど、彼の視点でレヴィジョンズ側の内情が描写される契機になるのなら、作劇上の意味があるだろうし。
医者という設定だから、遺伝子改造のリヴィジョンズ側の技術も理解できそうだし、SF小説としては、そういう裏設定描写も楽しめそう。

あとは、たささんが気にしている女教師ですけど、「責任を背負い込みたくない、経験の薄い新人教師」なんですね。
大介に対しても、「厄介ごとばかり起こす問題児」という視点で見ていて、物語序盤では、「メインとなる高校生の性格や能力を、大人視点で描写する役割」が与えられていました。
区長もそうなんですが、「事なかれ主義の大人」代表ですね。で、過剰な責任を与えられて対応できないものだから、ガタガタ震えるしかできない可哀想な人ということで。

一方、区長も「情けない大人」として内面は描かれているのですが、処世術には長けているので、「責任を背負い込ませる相手さえ見つかれば、そいつに上手く任せて、自分は様子見と保身に走る」という意味で、まあ、口うるさい上司にはなるかもしれないけど、報告業務さえきちんと果たせば、それ以上の邪魔はして来ないかな、と。

で、美化されているのは、やはり非常時にでも有能な警察の方々だな、と。
まあ、大人がリアルにきちんと描かれてもいるので(良い面も悪い面も)、そういう視点の鑑賞もありかな、と思いつつ。
16:White NOVA :

2019/01/23 (Wed) 23:26:23

revisionsのノベライズ、続き(3話め読了、4話め途中)を読んでいて、前の書き込みのミス(先入観による思い込み推測)が発覚したので、3話めの放送の前に修正しておきます。

あと、カタカナ表記ですが、リヴィジョンズが正解ですね。自分の書き込みでは、リとレの表記ぶれが起こっているので、以降リに統一するつもり。

>未来の人類の激減の要因

戦争以前に、未知のウィルスによる大規模なパンデミックがあったようです。
文明崩壊の要因は、アーヴ側も、リヴィジョンズ側も、パンデミックによるものだと考えているようです。

>リヴィジョンズの正体

遺伝子改良による獣人種族と勘違いしていましたが、その姿は「2017年の古代人と交渉するためのコミュニケーション用の義体」とのこと。

ええと、2017年の人類は「獣耳のモフモフに好意を示す」との文化史学考察から、そういう姿を取ることで交渉を有利にしようという彼らの戦略らしいですが、
では、その正体は一体? という状況。

そして、リヴィジョンズの目的は、「大規模な歴史修正によって、人類の悲劇を未然に防ぐような思想集団」らしく、
一方のアーヴは「手段を選ばないレヴィジョンズの無法なやり方に対して、最小限の歴史修正で十分だとする反レヴィジョンズ思想の集団」らしいですね。

一応、レヴィジョンズ側が目的のためには手段を選ばないやり方で、アーヴの方はなるべく秩序を守る方向で動いているようですが、どうもアーヴにも裏がありそうで。

あと、ミロは「時間跳躍能力を持った超能力者。だけど、まだ時間跳躍の経験はない」とのこと。
そして、そういう時間跳躍能力は、アーヴ側の人間にしか獲得できず、

一方、レヴィジョンズは、人工的な時間跳躍装置を使って、渋谷の大規模な転移を行ったらしく、その装置を破壊すれば、渋谷は元の時代に戻せるだろう、と劇中で推測されています。

>区長

邪魔はして来ない、と書きましたが、4話めでリヴィジョンズ側との交渉に乗ってしまい、「一部の人間の元の時代への帰還を条件に、パペットを引き渡し、アーヴと手を切るように」との要求を受け入れてしまいます。

これで、主戦派の黒岩署長およびSDS(渋谷防衛部隊=大介たち)と、戦争反対・交渉派の区長の対立展開になる可能性が。
アーヴVSリヴィジョンズの構図が、渋谷の大人たちの政争に持ち込まれることになり、いろいろと複雑なのが第4話になりそうです。

まあ、3話の段階では、パペット3機と、ミロのバイクと、婦警さんのミニパトによるメカ戦が面白そうで、
4話は敵側の陰謀工作で、政治的にピンチな状況でのバトルとか、
バトルの背景なども各話で凝っていて、アニメ放送も楽しみだな、と思っています。

実際に放送を見るのは、たささんが早いですので、その感想を楽しみにしつつ、ノベライズで背景情報があれこれ補完できるのもいいかな、と。

ではでは。
17:たさくらたすな :

2019/01/24 (Thu) 14:54:07

■ジオウ
 クイズの限定的な○×の二択選択は白ウォズのタブレット書き込み程でもないにせよ戦闘などの限定された条件だと中々に効力を発揮してますね、白ウォズがクイズのライドウォッチを手に入れて能力を使ってもさほどの新鮮味はないイメージだけど、クイズと白ウォズで直接バトルを行ったらちょっと面白そうな展開にもなりそう。

■ジョジョ5部
 セックス・ピストルズってピストルの弾丸のベクトル操作以外に、それぞれ独立した自我を持った複数のスタンドというのが改めてキモというか特徴が出た回かなと、ミスタが支持を出す前にすでに手際よくブチャラティに情報を知らせにいくあたり情報戦という部分においてもソツのなさを見せてくれたりと今回はNo.5に金星をあげたい回でした。

■revisions
 廃墟に残された2体のパペットを回収にミロと婦警さんが引率する形で回収作戦、しかしながら大介の性格的な問題点が出てピンチという展開に。
 回収場所までの移動の間にミロが未来で何が起こったかをNOVAさんがすでに書かれてる内容を説明します。
 で、その後ミロがロケーションのいい場所から大介に指示を出す作戦に大介が間接的な指示行動が受け身的で気にくわずに独断行動から敵の陽動作戦にひっかかってピンチを招くという流れに。

 他のメンバーも分断された状況下で婦警さんの奮闘がNo.5というわけじゃないけど、頑張りが印象に残った次第。
 実際に普段の警察官の一般的な職務を考えたら警察がそれなりに優秀に設定されてるイメージかな。
 で婦警さんが時間をかせいでる間に2体のパペットを回収、双子のガイとルウが初戦ながら息のあった連携を見せて敵を撃破、大介はちょっと自分の立ち位置が相対的に弱くなるのが気に食わないのか少し不満気かなと言った様子。

 双子の連携は何気にシンカリオンの兄弟のエピソードの直後もあり少し旬な流れを感じたりもですね。
 大介に関しては今のところ慶作がうまく性格的にコントロール役になってる感じかな、ただ見ていて主人公の性格的動向がやきもきする作品も珍しい。同じ谷口悟朗監督作品だと初期の無限のリヴァイアスの子どもたちの衝突関係を思い出したりも。
 最後にウサミミキャラのリビジョンズが区長に接触してという流れ。
 
 漫画版の1話が試し読みできので貼っつけておきますね。
http://shonen-sirius.com/series/sirius/revisions/

 展開的に一部3話のミロの説明部が混ざってるのと、最初から3体パペットが揃ってるとパイロットも大介以外は慶作とマリマリが乗り込んでるという違いがありますね、残りの4人はローテで回す感じなのかな。
 NOVAさんの小説版の大介の説明と合わせると漫画・アニメCGそれぞれで一番見た目の印象が違ってる主人公といった感じ。
 特にアニメの場合CGであることを抜きにしてもデザイン的にキャクター的な記号性をあえて排除してるイメージが強いですね、よくもわるくも見た目だけならモブキャラのような感じなので、そのへんでどういう狙いがあるのか考えてみたくなったりも。

■どろろ
 3話は百鬼丸の義手義足を用意した元武士の医者の過去から、もののけを何かと呼び寄せる百鬼丸に剣の使い方を教え、宿命に立ち向かわせるために旅立たせるまでの回想話。
 回想部分が白黒から時間を経ていく過程で少しずつ色がついていく展開がはまってる演出だなと、時代の殺伐とした部分を描いた冒頭はなんとなく七人の侍味を感じたりも。
18:K.K :

2019/01/25 (Fri) 13:48:40

 NOVAさん、たささん、どうもです。

 変則的ですが、rivisionsがなかなかよさそうと思いましたので感想投稿します。

●rivisions(第2話:勇者願望)

 素直に面白そうと思いました。今話までだけで面白いとは必ずしもいえない感じなんですが、今後の展開が期待できそうな気がしまして。

 こちらでのご感想を拝読し、ネットで漁ってみての第1話から振り返りますと、まず敵が何者なのかが気になります。アーヴが味方サイド、リヴィジョンズが敵サイドということは、第2話時点では仮確定でいいかなと思います。まがりなりにも、アーヴのエージェントのミロが主人公らを含む、渋谷を守ろうとしてますから。

 そのリヴィジョンス(revision:修正、って辞書通りの意味付けでいいのかな)なんですが、尖兵が「シビリアン」と呼ばれてます。「市民」「一般人」という、これまた辞書通りの定義だとすると、未来の人類の成れの果てが、襲撃したメカっぽい敵なのか、という疑念が自分には生じました。

 こちらでのご教示では、遺伝子操作がリヴィジョンズ側のようですんで、戦闘に特化したのか、それとも感染症パンデミックに耐えられる生物にするには、ああするしかなかったのか。アーヴ側が人間はおそらくそのままで、機械技術を高めて対抗とのことですから「翠星のガルガンティア」を思い出すような設定ですね。

 義体もあるとのこことですが、第2話ラストに登場した色っぽいおねいさんがそうなのかな。あれなら(野郎どもなら)話したくなるだろう、うん(^^;。マスコットっぽいキャラも従えてまして、「カワイイ」で警戒心を解く狙いもありそう。

 それはともかく、生身に鎧なのが襲撃して来た「シビリアン」=「未来の市民」なんじゃなかろうか。見ていた生徒が、生物かと思った台詞がありますし、戦闘をよく見てみるとダメージを受けて、一瞬ですが血液だか体液だかが流れたような描写もある(メカのオイルという可能性も高いですが)。やっぱり未来の一般人なのか(だとすると、ミロなどのアーヴ側はパンデミックを逃れた特権的な選民ということも)。

 もしそうだとするとですが、相当にエグイなあと感じます。単純に「敵だ、倒してしまえ」みたいにならない。とはいえ第2話までの視聴でしかなく、いくらこちらで小説版も含めたご教示を頂いたからとって、あまり妄想を広げても仕方ない。と落ち着いてみると、あれこれ書き散らかしたくなる自分が既にハマりかけているのを感じます(^^;。

 ともかく第2話本編。生徒が逃げ惑う屋上から、ドアをロックして逃げ出した矢沢先生がシビリアンにあっさり捕まってまして、因果応報というべきか。他も続々と同様。が、なんで捕まえてるんだろう。救出後、矢沢先生らはさしたるダメージもなく生きてますから、相当に注意して捕獲したらしいことが窺えます。屋上であっさり殺した生徒と何が違うのか、気になります。

 対抗できる戦力は大介の搭乗したパペットのみのようですね。ミロの銃では足止めくらいにしかならないのは第1話で示されてましたから。が、大介は「ニタリ」という感じで笑ってまして、どうも正義のベクトルがあさっての方向に行っちゃってる感じです。力を振るえるのが嬉しい、という操るはずのメカに飲まれたような高揚感でしょう。

 戦闘描写はCG(とおそらく物理演算)のメリットを充分に生かせてる感じですね。迫力、スピード感がなかなかいい。CG使えばこうなるってもんではなく、今期のあるアニメでは第二次大戦期の戦闘機の空戦を長々見せてたんですが、個人的な印象ではかなりドン臭い感じでした。カメラ視点をどうするか等、コンピュータを扱う人間の力量で差が出るんだろう。

 それはそれとして(^^;、大介はヒーロー願望が叶ってハイになったものの、「守る」という至上命題は決して忘れないみたいですね。囚われた人々を犠牲にしての勝利(ミロの最初の指示)は拒否、リスクの高い戦術を選択して、かろうじて救出&撃破。大介は次第に増長し、しまいには暴走しかるんじゃないかと思うんですが、「守る」意志がかろうじて大介を踏みとどまらせるような気がします。

 市街ではコンビニからペットボトル奪ったらしいおっさんがガイ&ルウに叩きのめされたりしまして、早くも治安悪化が示唆されてます。シーンは市役所に移りまして、渋谷が隔離された以上、要となる組織ですね。
(小松左京の「首都消失」を思い出しました。あれは隔離された首都の外の物語ですが、revijonsは隔離された中で何が起こるかの物語になりますね。)

 ただ、区長(と市役所職員)ですから、こういう未経験で想定不能の事態だと対処は難しそう。行政だけでも、国→都→区という階層構造ですから、末端の行政組織になるわけで、小さな具体的なことをやる機能・ノウハウしか持っていない。

 もっとも、区長の牟田誠一郎は人柄は悪そうですが、野心家であるらしい。危機の乗じて臨時政府なんて立ち上げちゃったりしてるし、平時のままでももっと上に行く算段を考えていたんだろう。野心に応じた実力を蓄えてきたとすると、ある程度はやれそうな感じもします。

 この事態をとりあえずでも対処できそうな人物、組織は他にもいまして、渋谷警察の黒岩亮平署長ですね。こちらは治安を守る意思は堅そうで、責任感も強そう。緊急時は独裁も有効ですから、強力な命令権限と忠実な部下を持つ武装組織の長は、この事態にふさわしいかもしれない。ただ、多数の人心の安定とか、生活・生存手段の確保などは知識、ノウハウは持っていないはずです。警察はそういう組織ではないですからね。

 となると、当面はツートップか、牟田区長がトップ、黒岩署長がナンバー・ツーといったところか。牟田区長はさっそくミロを通じてアーヴと通じたい模様で、必須の上位行政組織の都→国がなくなったのなら、そこをアーヴに挿げ替えてしのいでいくつもりなんじゃないかと思いました。
(シビリアン出現と渋谷外の異変で揉めているの、なんだか「シン・ゴジラ」であたふたしている序盤の政府を思い出したりして、興味深かった。「こんなことが起こったら、そうもなるわな」という共通の印象です。)

 市民で描写されたのは、老人を優先しろなどと身勝手な要求をしている爺さんがいますね(ただ、後の会議シーンで声だけですが、大介らが戦闘員に選ばれたことに「ふざけるな、学生を戦わせようと言うのか!」と叫んだのも、この爺さんっぽい)。たぶん、渋谷でなんらかの事業をしている名士といったところなんだろう。身勝手な行動に走る市民が出るという暗示なのかな。矢沢先生を罵った生徒も、自己判断で帰宅しようとしてしまう。どうも事態を把握できてない人が多数の模様で、しかも市民が四分五裂する前兆のようにも見えました。

 そういう周囲の中で、ドラマの中核となるのは10代の大介らなわけですが、不安要素がいっぱいですね。こちらで拝読したことも踏まえて考えると、浅野慶作が地味に要になっている印象があります。ずっと何かが起こると言い張っていたらしいのは大介で、とりあえず皆を引っ張りそうですが、直情径行型ですし、以前から信頼もされていない。そこを埋めるというか、反対の傾向を持つのがガイなわけで、こちらもリーダーになり得そう。両者はいずれ深刻に対立するんじゃないか。
(ガイと大介の関係は、牟田区長と黒岩署長の対立構図のような気もする。)

 対立をかろうじてでも食い止めそうなのが慶作かな。大介を馬鹿にせずに友達づきあいしてきたらしいこともある。設定を見ると苦労人のようですし、小説版でもそうなっているようですね。マリマリも性格は悪くなく、いさかいは嫌いだとは思いますが、思いきったことは難しそうだし、対応が感情レベルにとどまりそうな印象もあります。ルウも同様ですね。今のところ、慶作にはそういった弱点はなさそう。ガイも慶作がなだめると聞く耳はあるらしい。

 たぶん、大介らをつなぎ合わせてきた要は慶作。ただ、弱点になりそうなポイントはありますね。第3話もこちらや感想サイトで予習して考えてみますと、母親です。設定では母子家庭で、それゆえに頑張っていた形跡があります。第3話ではまだあるパペットの回収に大介らが向かうようなんですが、そこへ慶作の母親が慶作だけでなく、みんなの分の弁当を届けに来るシーンがあるようです。

 どうやら慶作だけでなく大介らにも優しい母親のようで、慶作は母親の態度に大きく感化されているものがあるんじゃないか。慶作を感化するほどのキャラで、たった一人の肉親となると、慶作の弱点にもなり得そうです。例えば、敵リビジョンズが慶作の母親を狙ったりすると、慶作は動揺しそう。そうなったとき、大介らが結束を保てるかどうか、不安なことになりそうです。

 大介が友人以外に頼れるのは叔父の堂嶋幹夫がいまして、この人物がどういう存在なのかはまだ分かりません。頼れる叔父さんなのか、いざとなると情けないのか。ただ、出て来ただけでなく、通りがかりに怪我した子どもの治療もやるようなキャラですから、この後も何らの役割はあるんだろう。

 とはいえ、大介が最も頼れるのはミロであるんでょうね。小学生のときに殺されかけたのを助けられ、将来の使命までくれて、その通りになったわけですから。ただ、依存し過ぎな気もします。大介は「こうするんだ」とばかりに突っ走ってまして、意思が固いようにも見えますが、実は言われた通りにしたいだけのようにも見えます。自立、自律できてない。いわゆる「ビジョンもプランもない」状態。下手すると、指示待ち人間です。

 10代ですからそれでいいんだと言えなくもないですが、渋谷だけが未来世界に放り出され、自分に強力な武装が与えられた現状では、そのままでやれるとは思えません。ミロはいずれ、過去に戻るはずですから、どこかでミロなしでやって行かざるを得なくなるはず。黒岩署長とか、指導・サポートできそうな大人はいるものの、未来人ではないですからねえ。具体的な指示は出せそうもない。

 と勝手な妄想(^^;)で不安になりまして、はたと思ったのが「まだ時間ループが1週目だよね」ということ。現状の2017年のミロはまだ大介らとは初対面。この後、一緒に戦っていって、ミロは大介らを理解するはず。ということは、再度の2007年(?)では、大介らの行動に応じたアドバイスを2007年で行う可能性もありそう。あるいは、渋谷に何らかの仕掛けを施しておくとか(あるいは、謎のメールの内容が変化するとか)。う、うーん、妄想が突っ走り過ぎてますね、第2話で何をあれこれあり得なさそうなこと喋り散らかしてるんだか、自分はorz。

 ともかく、大介はおそらく一度は、いわゆる高転びして、そこからどうするかというドラマになるんじゃないかという気がしました。そうなるかはともかく、来週以降は(何らかの自分的な支障が生じない限り)各話ごとの感想を書いてみたい気になりました。何が起こったかは示され、ラストで敵リヴィジョンズの幹部らしきキャラクターも登場して主要キャラが揃った感じで、第3話からはいよいよストーリーが回り始めると期待できそう。

 たささんが紹介してくださったコミック(試し読み分)を読んでみますと、ほぼアニメ第1話に沿っているようですが、仰るようにマリマリ、慶作もシビリアンの学校襲撃時にパペットに搭乗しているシーンが描かれてますね。小説版では大介のキャラが少し違うようですし、せっかくメディアミックス展開するということで、メディアごとでいろいろ変えてあるのでしょう。結末も違ってたりすると、一種のマルチエンディングとなって面白そう。
19:K.K :

2019/01/26 (Sat) 17:35:31

 感想の続きです。

 と、その前に「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を、2月1日(金)の金曜ロードショーでやってくれるようですね。さっそく録画機でも確認、予約録画を入れました。前にこちらで伺って、大変面白かったとのことですので、楽しみです。EP4は(珍しく劇場でも)観てますので、予備知識は大丈夫のはず。

●ジョジョ黄金の風(第16話:偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)その(2))

 プロシュートの最期の粘りで時間を引っ張るかと思ったんですが、意外にあっさりで(ただし執念でペッシを支援)、ペッシの復讐戦も今回で決着でしたか。ペッシの態度や、ブチャラティの評価が一度ならず急変してまして、自分的にもいろいろ思うところがありました。

 ともかく本編。前話ラストでブチャラティがプロシュート道連れに列車から飛び降りたわけですが、プロシュートは必死で列車にしがみついて粘る。昏倒したペッシもようやく気が付いて、いったんは落ちたプロシュートをスタンド釣り針(ビーチ・ボーイ)で引き止めまして、ギリギリの一進一退ですね。

 ブチャラティはかろうじてプロシュートにしがみつくものの、蹴落とされようとする。プロシュート、一応はブチャラティを讃えてまして、死にゆく相手へのはなむけの言葉を贈る礼儀くらいは心得ているらしい。
(ここ書いてまして、「はなむけ」が「贐」「餞」という漢字だったと気が付いて愕然。今の今まで、「花/華向け」だと思ってたorz。それすら見当違いで、語源が「(馬の)鼻向け」らしい。)

 ブチャラティの最期のスタンド攻撃も空振り、と思ったらスタンドの糸を狙ってたのか。台詞解説を聞いて、ようやく前話を思い出しました。糸への攻撃は釣られた者に返るというミスタの体験ですね。なるほど、セックス・ピストルズNo.6は敵の攻撃とミスタの敗北以外に、敵スタンドの特徴も知らせていたわけか。

 これでブチャラティのスティッキィ・フィンガーズがプロシュート本体を直撃、手をジッパーで切り離して落下させて倒し、ブチャラティが釣り針を取り込んでセーフ。いつものことながら、秒単位で趨勢が入れ替わるバトルでしたが、ようやくブチャラティの勝利。と思ったら、プロシュートの執念の凄さを後で思い知るわけですな。

 一方、運転室のペッシは釣り糸を引く体重が1人分になったことで、プロシュートの勝利と誤解し、ブチャラティは釣り糸を頼りにペッシの位置を特定、と情報戦ではブチャラティ優位に変わる。と思ったら、ペッシはなかなかに鋭いんでした。引っかかった釣り針が右手から左手に変わったことに気が付く。しかも、老化で動けなかったはずの乗客が回復し始めている。

 プロシュートのグレイトフル・デッドが解除された。これはさすがに、プロシュート敗北~死亡と気が付くわけですな。うろたえてパニックになるペッシですが、回復しかけた乗客や屋根の上のブチャラティが再び急速に老化。プロシュートはまだ生きている。いったん落ちたものの、スタンドでつかまり直したようですね。瀕死の重傷で、もう数分も生きていられない様子ながら、ペッシを支援すべくスタンドを再発動させた。

 これを見たペッシが奮起しないわけがない。後悔と湧き上がる怒りで覚醒したらしい。雰囲気も一変し、まるでスーパーサイヤ人ですが、髪の毛はもともと立っとりましたな(^^;。それはともかく、老衰した倒れた乗客の首を踏んでへし折り、これがどうやらペッシの最初の殺人だったらしい。暗殺チームにいてもサポート役か何かで、まだ殺したことはなかったんだろう。

 バトルは、ペッシ vs ブチャラティになるわけですが、スタンドの正確性とパワーはペッシが優り、いくらジッパーで逃れても捕らえられ、引き寄せられてしまう。屋根の上では振り回されてもしまい、手の打ちようがない。ジッパーで車内に戻るブチャラティですが、釣り針で心臓を狙われるわけか。ブチャラティもここに至って、ペッシこそ真の強敵だったと気がづく。

 ほめ過ぎだろう、と思いかけたんですが、ピンポイントでは攻撃できず、氷などで回避方法もあるプロシュートのスタンドに比べ、ペッシのスタンドだと、壁とか無視で届いてしまうし、探知能力も優れている。1対1のバトルになると、ペッシを評価してもおかしくはないか。

 切羽詰まったブチャラティ、どうするのかと思ったら、ジッパーで我が身をバラバラにしちゃったよ。それでどうすんだ、と分からなくなりかけたんですが、なるほど敵の探知能力の裏をかいて、釣り針と心肺を切り離し、死亡と偽装するわけか。

 ペッシ、心肺停止とは思わなかったものの、釣り針がブチャラティから外れたのか、思わぬ方向から奇襲してくるのかと疑心暗鬼に陥る。物理バトルから心理戦になってきましたな。いったんは動揺したペッシですが、心中のプロシュート師匠の教えに従い(なんだか、ドラゴンボールのセル戦での悟飯を思い出した)、見失った辺りを執拗に探り始める。

 しかし、釣り針ではピンポイント過ぎて探せないだろうと思ったら、釣り糸もセンサーになるわけだったのか。ペッシを釣り糸をやたら張り巡らした理由がようやく分かりました。ブチャラティの心臓を探り当てて攻撃を試みるも、ブチャラティは心臓もジッパーで切断。この状態は長くは維持できないみたいですね。度胸だけでなく、運も大きく作用する決死の戦術ということか。

 さすがにペッシ、さっき覚悟を決めたばかりで経験に欠けているせいか、不安に耐えきれなくなりキレてしまい、スタンドを戻す。が、ブチャラティももう動けず、体を元に戻せない。生き残ったペッシの勝利、と思ったら、キレたペッシは列車に急制動をかけてしまい、加速度が生じてブチャラティのバラバラ生体(?)が集まりまして、復活。運はブチャラティに味方したようですね。

 停止した列車からプロシュートのもとへ駆け出したペッシの前に、ジッパーから現れたブチャラティが立ちふさがる。ようやく面と向かっての1対1の戦いですね。これに動じないペッシは、ブチャラティも覚悟を決めるほどですから、やはりさすがと賞賛すべきなんだろう。プロシュートもまだギリギリ存命で、成り行きを見守る。なかなかいい山場ですな。

 が、攻撃を仕掛けるペッシが「ぶっ殺す!」と叫んでしまいまして、甘さが出てしまいましたな。プロシュートからあれほど「殺すと思ったときには、もう殺している」と心構えを叩きこまれたはずなのに。が、ペッシにも一応は自信があり、今まで使ったことがない心臓へのダイレクト攻撃という技を隠し持ってたのか(もしかして、この技を使うのが不安だから、自らは暗殺をやれなかったのかな)。

 ブチャラティの心臓を捉えたペッシ、再び「ぶっ殺してやる!」と叫んで止めを刺しに行きますが、ブチャラティのスタンドに糸を取られ、逆に首に巻き付けて引かれて首をへし折られた模様(だけど、体が動いてますんで、まだ神経は通ってるはず)。

 瀕死のペッシ、キレたようでいて用意周到、例の亀を隠し持ってまして、トリッシュ以外を殺害して、ブチャラティを絶望させてやると言う。これにブチャラティは静かに激怒したらしい。さっきまでの気高さが失われてゲス野郎に墜ちたと言い、ジッパーの遠隔パンチからの連打で撃破、か。これを見届けたのかどうか不明ながら、プロシュートも死亡し、老化も解除。

 これでようやく完全勝利ですか、とホッとしそうになったら、次なるアクシデントが。どうやらトリッシュのスタンドが発現したようですね。妙な足跡みたいのが地面にできてますし、どうやらスタンドも見えていたらしい。というところで次回へ。と思ったら、まだ続きがあった(^^;。敵暗殺チームが戦闘後の列車に駆けつけ、調査しとりますな。通信の台詞からすると、追跡者はメローネですか。スタンドはベイビィ・フェイスで、ブチャラティの血液を採取したのは、追跡に使えるかららしい。通信相手はギアッチョ(スタンド:ホワイト・アルバム)のようですね。

 次回は「ベイビィ・フェイス」でメローネのスタンド名そのままか。もしかすると、メローネとは1話で決着がつくのかな。話数的にきついんでしょうけど、できれば各敵手とのバトルは丁寧にやって欲しいところです。

 今回のペッシの戦いぶりですが、ブチャラティは最後のトリッシュ以外を殺害でゲスに転じたというものの、戦術的には間違っていないように思います。ブチャラティに勝てず敗死確実となったら、ブチャラティチームを壊滅させて戦力を削ぐ手に出る。しかも、暗殺チームの目的であるトリッシュは無事に残す。自暴自棄になっていてはできない真似ですね。

 この後、残る暗殺チームがトリッシュを奪取するには、最善の策だったはずです。惜しむらくは、策を実施する前に予告してしまったことですね。「ぶっ殺す」と叫んだのと同じく、相手が恐れたり、悔しがるさまを見たいという、暗殺者としては子供じみた振る舞いです。そんな脅しに動じない相手(ブチャラティ)には、手の内を明かした上で、攻撃の合図を送る結果になってしまった。

 プロシュート兄貴も、どうして「ぶっ殺す」と叫んで襲い掛かってはいけないか、理由までしっかり教えておくべきだったのかもしれません。
20:K.K :

2019/01/28 (Mon) 16:53:17

 感想の続きです。

●仮面ライダージオウ(第20話:ファイナルアンサー?2040)

 先週の前説が白ウォズだったことで、黒ウォズの没落みたいなことを言ってしまいましたが、今週は黒ウォズ前説でした。予想が大ハズレですが、大変うれしい(^^)V。もし黒白ウォズ交代で前説を続けるのだとすると、そのうち両方が同時に登場して「こうなる」「いや、ああなる」と揉めたりもするかも。

 それはともかく本編。黒ウォズ前説では「ジオウとゲイツの戦いが始まる」とのことですが、冒頭は前話ラストからの引き続きでゲイツ vs クイズのバトルですな。止めようとするソウゴですが、ライダー白ウォズが遮ってしまう。「レッスン2」の邪魔はさせないためらしい。ゲイツは、その言葉に反発したのか、クイズの心情を思いやったのか、攻撃の手が鈍った感じですね。

 困ったソウゴが黒ウォズを呼ぶと、さっそく現れてくれる。これは黒ウォズがマグマ大使みたいに呼びかけに応えるというわけではなく、ソウゴが「この状況なら黒ウォズがどっかで監視しているはず」と踏んだんでしょうね。黒ウォズは今のところ白ウォズに対して劣勢な感じですが、それでもクイズ(とソウゴ)を連れて、その場から脱出する程度のことはできるらしい。それとも、白ウォズがその程度は見逃してもいいと判断したのかな。未来ノートを使う気配もなかったですし。

 この隙をついてオーラが現れ、堂安保を再アナザー化して、その場を去る。白ウォズはこれも構う様子なしですか。オーマの日は刻々と迫ってるんでしょうけど、それまでになんとかする自信があるんだろう。ゲイツは黙して語らずですが、何か思うところがあるような雰囲気ですね。あるいは迷っているのか。

 シーンはジオウ側拠点の時計店に移りまして、順一郎が腕時計を直しきれなかった、どうしても動かないと、堂安主水に詫びてますね。それでもその腕時計を腕にはめる主水、やはり(未来の)父親の遺品だから大事にしたいんだろう。主水の隠れた心情を窺わせるしぐさでした。父親の保も同様ですね。

 見ていたソウゴが声を掛けまして、主水は本当に母親のために父親の気持ちを確かめたいのか、もしかして主水自身が知りたいんじゃないかと問いますが、主水は自分としては父親はどうでもいい、なんてことを言う。この時点では単に素っ気ないか、無理に突っ張っているのか、観ていて判断に迷うものがありますが、後でどっちだったかはっきりするわけですな。
(「腕時計はもしかしたら、若い頃の母親が保に贈ったんじゃないか」みたいなことを考えてました。)

 外ではゲイツが悩んどりまして、クイズのミライドウォッチができてしまうと、主水からライダーの記憶が失われることについてですね。これは今回は杞憂に終わってくれるわけですが、この時点ではゲイツに知る由もない。ライダーであった記憶は諦めるとしても、付随して父親についても記憶が欠損することを恐れているわけですね。倫理論等よりも、具体的な個人の情について心配してたわけですか。ゲイツもずいぶん変わったのかもしれない。
(ウィキペディアや公式サイトに、なぜクイズがライダーの記憶を失わないかの説明がありますが、どうも理屈がよく分からない感じです ^^;。タイムパラドクスならなんでもありなのか?)

 ゲイツはツクヨミにジオウならどうすかと問う。ツクヨミが、ジオウが主水の気持ちを守ろうとすると応えると、なら戦うことになると告げ、時計店を去るゲイツに、白ウォズが「やあ、我が救世主」と声をかけてくる。ゲイツは白ウォズに何か頼みごとをしたいらしい。

 一方、アナザーは保の姿でどこかの研究室に現れ、アナザーの正体を現して教授らしき人物を襲う。現場に駆け付けつつあったソウゴとクイズの前にゲイツが立ちふさがる。これはツクヨミなどからの未来情報なのか、それとも白ウォズの未来ノートによる現象なのか(あるいはライダー物のお約束なのか ^^;)。

 双方変身してのバトルとなりますが、ジオウがゲイツを足止めしてクイズを現場に向かわせる。のですけど、よく見るとゲイツはクイズをわざとやり過ごして、その後ろのジオウに襲い掛かっているようです。この時点で既に、ゲイツは何か策するものがあるんじゃないのかと思えました。

 ゲイツはビルドアーマーを使いまして、ジオウを変身解除に追い込む。が、止めを刺しに行かず、どこかへ去ってしまう。ツクヨミに「ジオウと戦う」と告げた割には不自然な動きですね。ソウゴのもとにまずツクヨミが駆けつけ、続いて黒ウォズが現れまして、ゲイツがクイズを倒してライドウォッチを先取しようとしていると言う。ソウゴはこれに、「主水を倒そうなんて思わない」と応える。

 これを意外なくらい近くから白ウォズとゲイツが見てまして(黒ウォズは察知しつつも放置したのかな?)、ゲイツはクイズとアナザーを遭遇させて、いわゆる漁夫の利を得る策だと白ウォズに告げる。後のシーンから考えますと、これは白ウォズをだますための偽の策だったみたいですね。

 ともあれ、白ウォズは信じて満足そう。さっそく未来ノート使いまして、クイズとアナザーが廃屋で遭遇するよう仕向ける。現場となった廃屋ですが、もしかして歴代ライダー物で頻出の場所かな? 照明とかが違うだけで、ドライブやビルドで見たような気がする廃屋です。

 一方、ソウゴとツクヨミ。ソウゴはツクヨミに、こういうときはゲイツならどうするかと問う。ツクヨミを介して、ソウゴとゲイツが意志を確かめ合ってる恰好になってますね。中盤でのツクヨミの役割は、この2人のライダーをまとめることなのかもしれない。が、ツクヨミがゲイツも同じこと聞いたと笑っただけで、ソウゴは何か思い当たることがあったらしい。

 廃屋でのクイズvs アナザーのバトルにゲイツが予定通り割って入り、オーラが止めようとするも白ウォズの未来ノート介入で排除されてしまう。この辺りからゲイツの行動が真意を見せ始めた感じで、クイズではなくアナザーに襲い掛かり、クイズには「お前の意志など止める気はない」と言う。

 当てが外れたと思ったらしい白ウォズが干渉しようとするも、ソウゴが駆けつける。やっぱり、序盤のバトルでクイズを無視してジオウに攻撃をしかけたゲイツがヒントになり、ゲイツの真意を推測できたようですね(ただ、場所の廃屋はどうやって察知した?)。それだけでなく、ツクヨミの「ゲイツは真っ直ぐすぎる」という評も、ソウゴには大事なヒントになってたのか。なるほど。

 ライダー白ウォズ vs ジオウのバトルとなるわけですが、ジオウが久しぶりにディケイド介さない、通常のアーマーですね。Wアーマーですか。後で調べると劇場版で継承したみたいですね。が、完全に力負けしとりまして、必殺技をあっさり返され、変身解除に追い込まれる。おそらくはかなり強力と設定されたであろう劇場版フォームでも勝てないのか。

 一方、クイズ&ゲイツ vs アナザークイズのバトルは屋外に移りまして、クイズが保アナザーに「お前の研究の成果は認められるか?」のクイズを出し、即座に「×(ばつ)だ」と言って、例の不正解の電撃を食らわせる。この場合、「ばつ」は「×」と「罰」の両方にかけてあるのかなと、遅まきながら思いました(^^;。

 ゲイツは(劇場版で学習したのか)「本物のクイズならアナザークイズを完全撃破できるかもしれない」と思い付きまして、クイズを支援してアナザーを撃破してみる。アナザーは保の姿に戻りまして、ここで主水が親子の名乗りですか。未来から来てますから容易には信じられないわけですが、腕時計が決め手となったようですね。おそらく、特注品か何かで、この世に二つとないものなんだろう。そのせいで順一郎も修理しきれなかったのかな。補修部品とか入手できないだろうし。

 主水は保のさんざんな未来の可能性を示唆しておいて、最後のクイズ。人生で最も愛した人は誰か? 保は「なんだ、そんなことか」という風な、あるいは何か照れくさそうな態度で、しかし即座に「お前(主水)の母さんだ」と答える。

 この「お前の母さん」と言う言い方は、非常に大事ですね。例えば「妻だ」ではない。主水の年齢によりますが、まだ乳幼児か、生まれてない可能性もある。なのに、主水の母親だと答えることによって、保が妻のみならず、息子も等しく大事にする気持ちがあることを示しています。この答えに深く感じるところがあったらしい主水、「正解だと信じる」と、これもまたいい返しです。「信じる」ですもんね。

 がオーラが無粋に割って入りまして、保をまたもアナザー化。ウォッチ消滅が描写されてないのが気になってたんですが、未来レジェンドのクイズが止めを刺したようでいて、完全撃破ではなかったのか。さらに白ウォズも介入してきまして、ゲイツに「君が私をまだ信じていないように、私もまだ君を信じていない」と。主水の台詞と真逆なのが印象的です。

 そしてウォッチを主水に当てると、クイズのミライドウォッチに変化する(だけど、主水のベルトは最後までそのままでしたな)。すぐさまフューチャリング・クイズとなって、クイズを出し始める。論文は評価される=×、はともかく、家族の心は離れて行く=○、は主水への当てつけだし、正解はもう示されていて×だろう。

 観ていて不満なバトルですが、白ウォズ・クイズによりアナザーは完全撃破。ウォッチも消滅する。さっきのクイズ&ゲイツの撃破は、クイズの専用技によらないものだったから、完全撃破できなかったと考えればいいのかな。アナザーの倒し方もいろいろ制約があるらしい。ともあれ、保はそれでも無事で、見ていた主水の表情からも、家族の心が離れるは×だったことが示されていた感じです。

 白ウォズはクイズのミライドウォッチをゲイツに譲り、ゲイツは主水に返そうとする。しかし主水、ゲイツが必要とするものだと言って断る。ここで主水の腕時計が動きまして、主水の台詞通り、母親と主水の時間が動き出す=葛藤の解決が示されたわけですね。

 クイズミライドウォッチを手にしたゲイツに、白ウォズはさらにシノビミライドウォッチを手渡す。その途端、ゲイツは衝撃とともに何かを幻視、どうやら自分の将来の姿=ゲイツリバイブの姿が見えたみたいですね。2つ揃っただけでこうなるのなら、3つ揃ったときにどうなるか、怖いもの見たさで気になります(^^;。

 時計店ではツクヨミが焦れながら待ってたようで、1人で帰って来たソウゴにいろいろ問い質したい様子。そこへ黒ウォズが2階から降りて来まして、順一郎に修理して欲しいと手渡したのは、ってこれ、ジオウライドウォッチに見えるんですが。「どゆこと?」という感じで次週へ。

 今週の白ウォズの動きで、少なくともミライドウォッチは白ウォズが作っている、少なくとも作れることは示された感じです。シノビのときだと、状況がシノビミライドウォッチが可能になる条件が整ったときに、白ウォズの持つブランクウォッチが変化してまして、まだ謎な感じでした。今回だと、明らかに白ウォズがブランクウォッチを主水に当てて、クイズミライドウォッチに変化させてます。

 となると、少なくとも白ウォズ時間軸のほうでは、ウォッチ作成は白ウォズが意図して行っていると考えてよさそう。となると、過去レジェンドのウォッチ作成は黒ウォズが強く関与しているのか。ラストでジオウライドウォッチ(のはず)を順一郎に託そうとしたのは、その一環なのかもしれない。次回以降、ウォッチの謎を開示してくれると期待したいところです。たぶん、最終的な勝利条件に関わる設定だと思いますんで。

 次回は「ミラーワールド2019」ですか。こちらで伺った通り龍騎編で、しかも劇場版に登場した龍騎のドッペルゲンガーという捻ったものになるわけですね。予告映像ではジオウも左右反転の顔のが出てまして、ややこしくなりそうです。ジョジョ黄金の風でも鏡の世界の話があったわけで、ほぼ同時期に鏡ネタというのもなにやら奇遇な感じです。
21:たさくらたすな :

2019/01/29 (Tue) 11:55:25

■ジオウ
 冒頭のウォズの番説は白黒で枠争いが激化すると面白いかな、双方入り乱れてのしたたかな舌戦みたいなシーンを期待したくも。
 白ウォズのタブレットに対して、黒ウォズのマフラーで少し面目躍如といった感じかな、まぁ白ウォズもタブレット書き込みで時間停止を無効にする便利さを拡大させていましたが。ただ話を強制的に進行させるアイテムとして考えると白ウォズのタブレットは便利だなぁと。
 バトル面ではゲイツとクイズの共闘が熱かっただけに、テレビ初お披露目のWアーマーがすこし残念だったかなと、最終的に締めを飾った白ウォズのクイズウォッチ強制生成からの親子の空気読まない流れが構成的にも気持ちよく次のエピソードに繋がらない気分だったかなとも思うところかな。

■ジョジョ5部
 覚醒したペッシというより、走行する列車から転がり落ちて瀕死になりながらも車体しがみつきつつ覚醒を促したプロシュート兄貴の執念に敬服してしまいましたな。

 糸から逃れるため自分の心臓を輪切りにしたブチャラティに冷静にツッコミを入れるNo.6の知性というか教養の高さが改めてすごいなという感じです、空間を飛ぶ弾丸のベクトル操作って実際物理的な知識があるにこしたことないのでそういう部分で自然とスタンドに身についた能力でもあるんでしょうね。
 漫画で高校で物理教師をしてる主人公が裏でビリヤードの達人だったという作品や、とある科学のアクセラレーターの脳演算シーンの演出なんかをふと思い起こさせたり。

 ペッシの最後は漫画からテンポの都合かセリフが削られてるみたいですね、実際ここで亀の中の仲間を殺しておけば後々追ってくる暗殺者チーム側に有利になるって言う箇所が、どのみち実際無言で実行してれば、かなりの確率でそう出来たのに怒りの感情でせっかくの覚悟にブレがでた感じですかね。

 さて、スタンド能力に目覚め始めたトリッシュの前に出来た恐竜の足あとのようなの、自分も何気に足あとで考えてたけど実際のトリッシュのスタンドのフォルムからするに制御できずに放った攻撃痕くらいに考えるのが自然かな。
22:White NOVA :

2019/01/30 (Wed) 10:15:52

1月最終書き込みです。

★ジョジョ

ジョルノが活躍しないので、ブルーノ・ブチャラティの奇妙な冒険でした。でも、略してブブというのも音的に変だし。

ともあれ、プロシュート兄貴とペッシの話もこれで終了。
グレイトフルデッドは、フーゴのウィルススタンドみたいに、大量殺人に向いたスタンドですな。
一方でピーチボーイは、釣竿の先の針と糸というギミックが、ある意味、必殺シリーズっぽい技で、うまく使えば暗殺者っぽいわけですが、兄貴の「扱いにくい技」に比べても、かなり応用範囲の広そうな感じです。

シーソーゲームの末に、覚悟と幸運の差でブチャラティの勝ち。それにしても、ミスタのピストルズの情報伝達の効果も大きいですな。スタンド使いの戦いって、相手の能力を見極めるまでが勝負の要諦ですから、今回はミスタが調べて、ブチャラティが締めるというチーム戦の、そして情報戦の面白さを実感。

さて、次回はベイビーフェイスで、ジョルノ覚醒っぽい話らしいですが、1話完結ということは密度の濃い話になりそう。

★ジオウ

クイズの後編で、ゲイツのツンデレっぷりと、白ウォズの嫌らしさが目立つ回でした。

で、次回は龍騎編ならぬリュウガ編と公式で発表されて、鏡世界の偽者がテーマらしいです。
ええと、ウォズに対抗してか、白ソウゴと黒ソウゴの一人二役大会になりそう。

そして、ジオウのパワーアップが後編で為されるようですが、これも過去と未来の操作ができるチート仕様みたいですね。武器もサイキョウギレードという新しい剣で、今までのジカンギレードとの二刀流になりそう。

2月がジオウのパワーアップで、3月がゲイツリバイブへのパワーアップ。白ウォズさんの無敵期間も、2月で賞味期限切れになる模様。

それより、最近どうもいいところなしのタイムジャッカーの人たちの今後が気に掛かる。そろそろパワーアップしないと、インフレの波に付いて行けないですぞ。


★リヴィジョンズ

3話も、ノベライズが忠実に再現していたので、ストーリー的には再確認でしたが、今回のポイントは3機のパペットの集結と、「ミロから受け取ったメッセージが、個人によって齟齬がある」という点ですね。
大介の「みんなを守れ」以外に、ガイの「全てを疑え」、慶作の「全てを受け入れろ」、マリマリの「最後は自分で決めなさい」が、それぞれのキャラの人生指針にもなっているようですし、認識している過去のズレも何かの伏線っぽい。
そして、ルウだけがミロの言葉を覚えていないそうで、これも思い出したときにまた彼女のドラマが動き出しそうで、伏線と思うべきか。

アニメでは、主人公たちの動向にスポットが当たっていましたが、ノベライズでは区長と警察署長のやりとりにも重点が置かれ、パペットのない警察がリヴィジョンズのシビリアンに蹂躙されていく様子がしっかり描かれて、区長が「リヴィジョンズ相手に戦争しても勝てない。高校生のパペットに希望を託すなんて有り得ない」という大人判断から、次回の「リヴィジョンズとの交渉に乗って、彼らの要求に従い、平和外交で乗り越える構え」で、問題を悪化させる流れですね。

結果的に、リヴィジョンズは交渉するつもりじゃなく、一方的に通達しに来たのであって、相手と対等に話し合いで解決する区長のやり方が通用する相手じゃない。
だから区長が敵意を持った侵略者を受け入れて、区民を売り渡す選択をしたことで、黒岩署長が「外患誘致の罪」で区長を拘束せざるを得なくなるのが、ノベライズの大人方面の4話ストーリー。

たぶん、アニメだと、その辺はさらっと流され、単に区長が愚かでダメな奴、と描かれると思いますが、キャラの背景事情が語られるノベライズだと、「区長の他にどうしようもない事情」が語られ、納得度合いが高いと思ったり。
要するに、のらりくらりと身をかわす責任転嫁と交渉技術の高さで、政界を泳ぎ渡ってきた人なんですな。ややこしいことは専門家に任せて、自分は適度な調整役として、なあなあで生きていけば良かった。むやみに敵を作りたくはなく、口車で生きてきて、自分の落ち度は作らない方向で生きていく小市民的なトップ。
黒岩さん曰く、「平時において、組織をきれいに回す歯車としては、こういう人間も必要だけど、非常事態には覚悟を決めていただかないと」って考え。

一方、この渋谷は2017年設定で、しばしば2011年の東日本震災が話題になります。区長の実績として、防災のための準備(各省庁との連携や、非常時のインフラ整備など)をしっかり整えているという背景があります。
決して無能ではないのですが、都や国との連携が断たれた状況でリーダーシップを取ることまでは想定していない。だから、決断して自分に指示してくれるリヴィジョンズの好意を信じて飛びつくしかない(アーヴの方からは、現場兵士以上の権限を持たないミロしか派遣して来ずに、交渉の窓口が開けない状況)。

あとは、被災という状況が割とリアルに感じましたね。一応、昨年の9月の台風で、数日間の停電という状況を経験したことで、その時期の生活のままならなさや不安を想像できますし。
まあ、渋谷の方は、電力の確保は非常用電源施設を設けていたことで確保できているのですが、インターネットで情報が入らないことと、何よりも食料などの備蓄に限度があることで、区役所も区民も不安は大きいよなあ、と。

一応、物語の時間の流れは、3話の時点で時間跳躍から3日後ぐらいですね。1話で大体、1話ぐらいかと思ってもらえれば。
区長としては、誰でもいいから渋谷の窮乏に手を差し伸べてくれる外部組織がいるなら、何が何でも交渉を実らせたい、という考えで、次回に至る、と。

そういう背景を踏まえた上で、次回は、マリマリ初陣(とある事情で、大介と慶作がパペットに乗れない)と、慶作の葛藤がドラマの中心だと思います。
一方で、大介のライバルと目されたガイが、必死に人々を守ろうと頑張る大介を頼れるチームメイトとして認め、バックアップする流れもあって、そこはノベライズでも好きでした。

大介は「英雄であることを夢想した元・泣き虫」ですが、ガイの方は「現実に英雄であることを期待されて、そういう教育を施された人間」で、実は本質的に似た者同士という指摘もあります。
違うのは、大介があくまで仮想英雄でしかなかったのに対し、ガイは現実の英雄としての日常を過ごしていたことですね。だから、仮想が現実を侵食している現状で、二人の目指すところは一致した、と。

以上が4話のノベライズ部分を読んだ上での、背景補足でした。この後は、まだ情報がないので、アニメの続きも期待しつつ。
23:K.K :

2019/01/31 (Thu) 10:34:42

 NOVAさん、たささん、どうもです。

●revisions(第3話:守護者たち)

 第3話も期待を裏切らない話運び、描写でした。この調子なら、感想を書き続けたくなります。どうしてハマって来たか考えますと、設定的に複雑そうでいて破綻がなさそうなことと、細かい描写でリアリティがありそうなことですね。今話に沿った感想で触れますが、例えば弁当です。この世界のこの時点でありそうな弁当を出してます。

 話の本筋に関わるわけではなく、なんてことはない小道具ではあるんですが、いかにもありそうなアイテムを見せてもらうと、真に迫ったシーンと感じます。どこで聞いたかは思い出せないんですが、確か「全体で大きな嘘をつく必要があり、そのためには細部は嘘がないことが必要」なんだそうで。

 ともかく本編。冒頭、現状説明の前説になってますね。2017年の渋谷が半径約1kmですか。周囲約6km、面積約3平方kmということですね。意外なくらい狭い。が、中央部にビルで商業地区でしょうか、その周辺の低階層の建屋群は学校もありますし、主に住宅地かな。かなりバランスよく切り取ってある感じで、物資、非常用電源、燃料等が短期間なら耐えられると計算したのか。日中での人口も考慮してのことだったんだろう。

 ストーリーが始まりますと、もうSDS(渋谷ディフェンスサービス)結成から廃墟に隠されたパペット回収ミッションまで決まってしまってますね。若干でも疑問を抱いたのはルウくらいか(「サービス?」と呟く程度ですが)。マリマリに至っては、「これってバイトかな?」などと、周囲の状況を考えると、さすがにのん気すぎるような(^^;。

 大介機とミロを護衛に、警察のバンで出向くわけですが、サポート兼ドライバーは泉海香苗巡査ですか。まだ新人の雰囲気ですし、大丈夫かなと思ったんですが、いざとなると蛮勇を振るえることが後のシーンで示されてました。なかなかの大物だから、この任務に抜擢されたわけだったのか。

 出発しようとすると、慶作の母親が弁当持って駆けつけてくる(ラストで名前が「浅野良枝」と判明ですが、当面は「慶作の母(親)」と呼んでおこうと思います)。慶作は照れてわざと母親を貶すようなこと言ってますが、高校生くらいだとよくあることですね。ただ、雰囲気的に母親に対する好意は感じられます。

 一行が渋谷を出ると、マッドマックス2とか北斗の拳以上に荒廃してますね。現実で近いのは、内戦での都市部の廃墟化くらいか。日本にいては現実感がしないのも無理はないのかもしれない。ガイだけは受け止めているようで、こちらで伺ったことを踏まえると、帝王学を施されていて、さまざまな現実があることをわきまえているのかもしれません。

 目的地までの間、ミロの設定語りで状況を説明してくれてまして、350年前(第1話でミロが2388年と言っているので、2040年前後か)に(RVウイルスの)パンデミックで各国家が崩壊、人類もあらかた死亡するほどだったんでしょうけど、ウイルスは収束したわけか。小松左京の「復活の日」みたいな状況(パンデミックで人類がほぼ絶滅後、無人軍事システムによる中性子爆弾の核戦争が発生、副作用でウイルスが死滅)だったんでしょうね。

 設定紹介が終わった(^^;)ミロから作戦行動の配置が示されますと、ガイらの乗る車から離れた位置とされた大介が不服を申し立てる。「みんなを直接守れない」からと言ってますが、「みんなに見てもらえない」という気持ちもあるのかもしれません。ミロから作戦意図は明示されませんが、陽動と伏兵調査ということじゃなかろうか。ガイはミロの意図を見抜いたかどうか不明ですが、ミロの狙いに納得したのか、各自の行動をミロの指示で統一させるべきと思ったのか、ミロ支持。

 これが大介の癇にさらに障ったらしく、校庭での初戦のときと同じく、パペットの力を見せつけようとしてしまう。大介は(この後のシーンで)、パペットが自分の手足のように動いてくれると言ってまして、人馬一体の境地であることは頼もしいわけですが、自分の生身の力が増大したような錯覚、さらに他人より偉くなったような気もしてしまっているようです。怪しからん増長とわがままではあるんですが、現実でもハンドル握ると性格変わるドライバーなんていてまして、10代でしかも自動車と比べ物にならないパペット貰ったんでは、仕方がない面も認めざるを得ない気もします。

 が、仲間の調和の要はやはり慶作ということみたいですね。大介が即物的で直情径行のきらいがあることは以前から熟知しているでしょうし、そうでなくても自分たちにとって未知の状況では、いくらかでも知っている人に頼るべきということも分かる。大介に「ガイには言っとくから」で大介寄りの気持ちがあることを示しつつ(しかしどう言うかは言わないことでガイも抑える)、「大介なら(ミロ案でも)守れる」とおだてるといいことも知っとるわけですな。

 苦労人だなあ、慶作。今回に限らず、結構なストレス抱え込んじゃってるんじゃなかろうか。と感心してますと、設定開示がまだあった。なんで戦うのが大介らなのか、ですね。パペットが彼ら専用に設計・開発されたからなのか。これはさすがにルウを始めとして(おそらく大介以外は)みんな動揺する。カタストロフ回避のためと言われても、容易に納得できるもんじゃないでしょうね。でも、この後、回収したパペットに搭乗すると、ルウもガイもノリノリになってまして、あんまり深刻に考えてなかったのか。それともパペットって、戦闘意欲を高める魔性のマシンなのか。

 さらに(観ていて予想できることながら)ミロが自分には時間跳躍ができると言い出す。ミロ以外にも同じことができる者が何人かいるらしい。どうやら、行けるのは過去だけで、しかも一方通行みたいですね。過去に干渉して歴史を少し変え、痕跡を残す。解釈次第ではあるんですが、アーヴのいう「未来予測」って、過去に干渉して計画通りに進めるものであるようにも思えます。カタストロフ回避にはやむを得ないんでしょうけど、恣意的に使いだすと怖い力になりそうですね。

 ガイが思い出しまして、2010年の事件時、ミロが右わき腹に致命傷を受けていたことを思い出す。しかも、大介の言とは異なり、ガイに「すべてを疑え」と告げている。第1話を観なおしてみますと、2010年に出現したミロはどうやら怪我はしていなかったようです(ただし、右わき腹は写ってなくて微妙ではある)。マリマリはミロはもっと優しかったと言い、慶作は「すべてを受け入れろ」と聞いている。ルウだけミロから何か言われた記憶はないらしい。

 この現象、もしかして時間ループが既に何周かしているってことなのかも。ミロが最初に2010年に飛んだとき、例えばガイに「すべてを疑え」と教えて、2017年→2388年で1回目のトライ。しかし失敗に終わったので、アーヴはミロに「次はマリマリ」と指示して過去に戻らせ、優しく「自分で決めなさい」と告げてみたけど失敗。次は慶作に「すべてを疑え」と教えて状況の好転を図るもまた失敗。で、今は大介の「みんなを守れ」ルートでトライ中とか。これも失敗したら、次は2010年のルウに何か教えて、最終トライとか。

 いかん、妄想が先走り過ぎorz。一行は目的の廃墟ビルに到着、泉海巡査が先行調査に入り、ミロと大介機は周辺で待機。残る面々はお弁当タイムとなりまして、このお弁当に個人的にはかなり注目しました。サンマのかば焼き、サバの味噌煮はおそらく缶詰でしょう。ウインナーも割と保存がきく食品です。チャーハンは冷凍食品じゃなかろうか。3日目くらいとのことですから、自然解凍してそろそろ傷み始める頃のはず。弁当が渋谷の食料事情を物語っているように思えました。

 着々と作戦は進行して、と思ったらとんでもなかった(^^;。大介が敵に挑みかかってしまっているわけですね。敵を陽動するはずが、見事なくらい自分が陽動にハマってしまった。大介には抑止力とか構え駒といった概念はないらしい。全体の状況が考えられず、敵を見つけたら即座に潰しに行ってしまう。敵の本隊は別だと知ったときにはもう遅い。

 が、ミロがなんとか敵を引き付けるだけでなく、泉海巡査もバンで敵を引き付ける。一応の武装はあるミロはともかく、対抗手段を持たない泉美巡査の猛勇はなかなかに感心しました。警察官のプライドから来るのか、それとも子供と見たら守ろうとする母性愛なのか。が、バンがくぼみにハマって万事休す。

 と思ったら、気持ちのいいお約束が発生しまして、ガイ&ルウ登場の2機のパペットが派手に登場、泉美巡査を襲うシビリアンの前に立ちふさがる。こういう登場シーンはベタでも大変に好みでして、ゾクゾクっと来ました。が、ガイもルウもあまりにもうまく扱えてしまってますな。初搭乗では苦労するはずと思って急行して来た大介が、半ば唖然としてます。

 自分は最初は苦労したのに、なんでだ、という気持ちでしょうね。かつ、自分だけがヒーローではなくなったという喪失感もありそう。しかも、大介はガイ&ルウの援護に入ろうとしてミロに止められ、ルウの射撃でケリがつく。まあ、天狗になっていたようですから、大介にはいい薬になったと思っておこう。

 ぱっと見ですが、ルウ機が遠距離(ガンダム初作でいえばガンタンク)、ガイ機が中間距離(同ガンキャノン)、大介機が接近戦主体(同ガンダム)に特化してるみたいですね。戦術分担した小隊で戦力高める狙いなんでしょうけど、1機が戦闘不能になると、途端に弱くなりそうなのが不安材料か。あくまでも現時点ですが、パペットの数が大介らSDSメンバー数より少ないのは問題を起こしそう。誰が乗るのか、などですね。小説版の感想を拝読してみますと、その点でのドラマ展開もあるようで、むしろ楽しみにできるポイントになりそうかも。

 一方、区役所では牟田区長と黒岩署長の善後策会議ですか。牟田区長はミロがいないと「未来女」などと呼んどりまして、陰日向がありそうです(本名より長いあだ名ですんで、物覚えが悪いか物忘れが激しいとも考えられなくはない)。区民と区外の人の間で既に対立が始まっているらしい。未来移転現象は平日の昼間に起こったようですから、働きに来ている人も多かったんでしょうね。生活基盤を持つ人=サバイバル可能な人と、持たざる人=既に困窮する人の間でのリソース配分で揉め始めたということなんだろう。

 会議は核心に入ると職員を退室させて続き、黒岩署長が(おそらくパペット追加を見込んで)反攻策を提示、牟田区長は危険と見たのか、憲法や法治を盾に抗弁してますね。が、どうやら押し切られた格好です。黒岩署長、「問題は覚悟なき(○○)主義者ども」「そいつらを黙らせ」なんて言ってまして、前に外で騒いでいた市民を指しているようでもあるし、牟田区長を暗示しているようでもある。

 ただ、黒岩署長の過激な一面が垣間見えた気がします。緊急時ですから強権発動も辞さない覚悟は必要ですが、自分の考えを過信し始めているようでもある。考えますと、敵リヴィジョンズは強力に武装、味方の(はずの)アーヴも大介らのパペット含めれば渋谷という局地では同程度の武装、黒岩署長の渋谷警察の武装はかなり劣りますが、非武装の市民に対しては依然として強力です。

 牟田区長だけ、実力部隊を持ってないですね。他の組織の長が区長・区役所を無視して独自行動に出ても、牟田区長では抑えられない。敵味方含めて、各実力者の納得する落としどころを常に意識せねばならない立場が、唯一、牟田区長と言えるかもしれません。牟田区長が、仮に身勝手で権力欲に突き動かされているとしても、結果論的には平和志向になりそうです。戦争になれば、牟田区長が勝つ方法はなく、かつ、勝った者が戦後の実質的な長になりますからね。

 が、そんな言い合いしている状況ではなく、大介らがパペットにたどり着いたタイミングで渋谷にもシビリアン襲来。警察の武装、消防の装備では全く歯が立たない感じですね。しかし、一歩も引かずに市民の退避を図っているらしいのはさすがです。戦闘になると牟田区長はさっぱり役に立たず。情けない大人描写ではあるんですが、仮に自分が区長だったとしても、何もできないように思います。黒岩署長が催涙弾の使用を指示してますが、効果があったかどうか不明。催涙弾でシビリアンがひるむようなら、「やっぱり人類の成れの果て」と推測できるんですが。

 が、泉美巡査に入った連絡によれば、シビリアンは警察官十数名死亡ながらも、おそらく市民から選んで15名を拉致して去った模様。そうしておいて、リヴィジョンズ幹部が交渉に来るわけですね。一撃して恐怖させておいて、威圧的に話を進めるわけか。やって来たのは、前話ラストで出てきた褐色のネコ耳さんで、チハル・イスルギか。抱えているのはぬいぐるみのようでいて、実はリヴィジョンズのニコラス・サトウであるわけか。
(チハルは、モデルさんがやるような歩き方で(足を細く、長く見せる狙い)、いろいろ2010年代を研究しとるらしいですな。)

 だけど、義体:コミュニケーションボディというわけか。リヴィジョンズも現在(2388年)を何とかしたいと言い、市民の一部を元の時代に返すと提案する。ただし、返されない市民はどうなるか分からないとも、はっきり言って来る。既に戦勝した占領軍みたいな物言いです。もしかして、牟田区長に武力がないことだけでなく、性格的なことも調べた上で、今回の行動に出たのかもしれませんな。

 そして、選ばれた市民リストには牟田区長が含まれている。こうなると牟田区長がどう動くかは決まったも同然でしょう。浅野良枝・慶作親子が含まれている点も注目していいかも。慶作はリヴィジョンズにとっても、何らかの重要人物と暗示されたわけですので。

 観終わってから、ちょっと違和感が生じました。アーヴ側はミロを派遣し、パペットを廃墟に隠しているだけで、他の実働部隊が出てこない。虎の子のはずのパペットを回収するチームが危機に陥っても、援護したり敵情を知らせることもなく、要はアーヴの気配がない。優勢なリヴィジョンズ側から隠れるためと考えるのが妥当なんでしょうけど、「もしかして、アーヴって実体がないんじゃ?」という疑問もわいてしまいました。

 次回は「第一次帰還計画」ですか。リヴィジョンズ側の提案に沿った動きがみられるんでしょうね。帰還リストをめぐって市民の分断とか、いろいろありそうです。

 第3話まで観てみまして、はっきり気に入って来たのを感じるんですが、キャラクターまでCGらしいのはちょっと残念かもです。例えば、慶作の母親に対する態度、黒岩署長と牟田区長の口論、リビジョンズのチハルと牟田らのやり取りはキャラをしっかり見せて欲しいわけですが、CGだとどうも微妙な表情とかが出にくいような気がしました。

 メカ戦以外に、キャラクター同士の駆け引きも注目ポイントになる作品のように思いますんで、表情やしぐさは大事。やはり人間を描くには人間がやらないと、充分な表現は難しいのかも。映像ソフト化するときにこういう点を手直ししてくれると、買いたくなる人も増えてくれるんじゃなかろうか。

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