創作と鑑賞の談話室

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8月のスレッド(2019) - K.K

2019/08/01 (Thu) 00:02:23

 8月の雑談スレッドです。

Re: 8月のスレッド(2019) - K.K

2019/08/01 (Thu) 18:17:18

 月をまたぎまして感想の続きです。

●ジョジョ黄金の風(60分拡大スペシャル)

 やはり間が空いたことを意識してか、冒頭にディアボロ戦の流れをまとめてましたね。キング・クリムゾンの反撃を許さず、ゴールド・E・レクイエムの長めの無駄無駄ラッシュのところまで。ここからまだボスの最後の反撃くらいはあるかと思ったんですが。

・第38話:ゴールド・E・レクイエム」
 いきなり回想シーンが始まりまして、「どういうこと?」となりました(^^;。ミスタが大写しになったので、戦闘後のシーンかと一瞬思ったんですが、アバッキオ、ナランチャもいまして回想だと理解。後でジョルノと出会う前とも分かる仕掛け。しかし話の内容がかなり異様。ミスタが人肉は美味いか不味いかという話を始めてますね。結論は後に明かされますが、一応は理屈をつけてましたな。

 シーンはディアボロ戦に戻りまして、ジョルノの無駄無駄ラッシュ、反撃を試みるディアボロですが手も足も出ず。そこでOP曲に入りまして、前話OPでのブチャラティチーム各メンバーの擬音付き演出は今回は無し。しかし、ディアボロ乱入の後が描かれてまして、前話でのディアボロ敗北の流れやゴールド・E・レクイエム誕生をを追ってくれてますね。

 本編再開しますと、ディアボロは川へ叩き落されるも生存してまして、なんとか下水管に逃げ込む。が、それもレクイエムの手中だったわけですね。助かったんじゃなくて、死のうにも死なない終わりを与えられていたと。

 ディアボロの死亡疑似体験(?)は4つほど描かれてまして、自分的にはディアボロ及び組織の悪行が自らに跳ね返ってきたかなと思えました。最初が麻薬中毒らしき男にナイフで刺される。ジョルノが怒り、ブチャラティが反抗を決意したのが、ギャング組織パッショーネの麻薬密売なんでした。ネット等で調べますと、組織員が勝手にやったのではなく、ディアボロの命令によるのみならず、彼がスタンドで作ったものらしい。

 続いて、ディアボロの死体の司法解剖。体は動かせないものの、意識も感覚もあるし、見えてもいる。これに関係ありそうなのが、暗殺チームに対する仕打ちですね。ボスの正体を知ろうとしたらしいソルベは、見せしめのため、生きたまま輪切りにされてます。

 さらに、犬に驚いて転び、車に跳ねられる。ちょっと状況は遠いですが、暗殺チームのホルマジオが、小さくした車をターゲットに飲ませておいて車のサイズを元に戻すという、異様な暗殺をやってました。いや、やっぱりこれはちょっと関係なさそうかな(^^;。

 殺害はされそうにもなかったですが、最後が女の子が近寄って来て、ディアボロが怯えて喚くというもの。ディアボロは自分の娘であるトリッシュを確実に殺害しようとしていたわけで、因果応報なことが起こりそうなシーンでした。その後も、ありとあらゆる死に方を続けるんでしょうね。シーンの色調などから考えると、先日のジオウのアナザーワールドみたいな世界に放り込まれたんだろう。

 吉良吉影ですと「安心なんて無いところ」へ放り込まれたわけですが、ディアボロと同じような経験をしたのかな。もっとも、吉良の場合は外伝で幽霊として登場したそうですから、「安心なんて無いところ」は有期刑みたいなものだったのかも。

 なにはともあれディアボロは事実上の死亡退場。次話も先取りしますと、何も知らないミスタはブチャラティの治療しようとコロッセオに戻ろうとやたら催促する。もっとも、ブチャラティのことは心配なんでしょうけど、ディアボロを倒した安心感もあって、トリッシュと軽口の冗談なんかで笑ったりもしとる。トリッシュも親近感を抱いているようで、やはり魂と肉体を交換し合った仲だからか(^^;。

 次話のED後のエピローグ的描写を見ますと、パッショーネはボスにジョルノを迎え、側近はミスタ、スタンド亀に宿ったポルナレフになったようですね。ジョルノの素志のみならず、ブチャラティの遺志も実現されたと考えていいんでしょう。ジョルノとしては、ブチャラティにボスになって欲しかったんじゃないかと思いますが、後を託されたと思って引き受けたんじゃないかという気がしました。

・第39話:眠れる奴隷

 前話分も併せますと、まずレストランでミスタが突拍子もない話を始めたわけですね。時期は涙目のルカがジョルノに倒され、ブチャラティがジョルノに接触する直前くらい。

 ミスタの話は人肉が美味いか否かという趣味の悪いもので、ミスタの推測によれば「肉食獣の肉は臭い」「草食獣のは臭くない」。鮎(の内臓)なんかも例に出してまして、かなりの和食通か? それはともかく、人間は肉を食うんで不味いはず、フィクションで人肉が美味いとかいのは嘘と結論。

 興味を持たなさそうなアバッキオが妙に納得してる。なんだろうと思ったんですが、もしかするとナランチャをからかう意図があったのかな。アバッキオは割と意地悪ですからね。ナランチャはどうやらベジタリアン(ヴィーガン)に近いらしく、「じゃあ俺の肉はもしかして美味いのか?」と思って怖くなったらしい。

 これはフィクションのキャラクター同士だから冗談で済みますが、ネットに流された類例ではどうかと思うものがありました。父親らしき人物が小さな子に「鶏を育てるのは食べるため」と言い、続けざまに豚、牛で同じことを言う。止めに「じゃあ、ママがお前を育てるのは何のため?」と言うと、子どもは恐れて泣き出す。というものです。これは後で冗談だと納得させるとしても、決してやってはならんだろうと思いました。

 それはともかく、肉食~雑食獣は確かに臭いらしいです。狸の肉だと、相当にした処理しないと臭くて食えないらしい。しかし草食獣なら大丈夫かというと、それも問題あるみたいです。例えば、マトンが臭いのは草の臭いが筋肉に染みつくためだそうで、子羊肉:ラムはまだ草の臭いが体にたまってないとのこと。これは牛肉でも起こるけれど、穀物飼料で臭いを回避してるんだそうです。ビフテキがえらく臭いと思った経験があるんですが、牧草で育った牛だったのかもしれない。

 いかん、食い物だとつい夢中に。本編に戻りまして、ブチャラティが花屋の主人に娘の仇を討ってくれと頼まれるわけですね。しかしブチャラティはカタギとギャングを峻別してまして、まともに暮らしてるんならやめておくよう説得してます。普通の市民にも慕われているのはこういう面も大きく作用してるんでしょう。が、花屋主人の心情にすげなくすることも叶わず、事実関係を明らかにすることまでは引き受けるわけか。

 その一方、謎の石がじわじわ迫って来る。途中まではホラー風ですな。「凶」と読める刻印がある石がずっと追って来る。ノトーリアスB・I・Gのときほど切迫感はないですが、じわじわ追い詰められている感じがあるし、石が何をしようとしているか、どういう意味があるかも分からない。不気味さではこっちが上かも。
(ミスタが石に触ったとき浮き出た「オレヲ殺シテクレ」は、最後まで見てもどうも意味が分からんかったorz。文字が日本語だったのが「凶」と同じく見た通りだとすると、文字の意味をミスタは分からんかったかも。)

 ミスタが石の主を追ってみるわけですが、どうやら普通に真面目な彫刻家らしい。石はスタンドによるものだけど、スタンド主の彫刻家が制御できるわけではなく、苦痛多き死を迎える運命にあるものを勝手に追っていき、安楽死を与えるものでしたか。ブチャラティが選ばれたのも、ここまでの本編ストーリーを踏まえると無理もないかもです。

 花屋の娘は父親と同じく、ある臓器の病気で死ぬ運命にあった。なので、石に選ばれた。ただ、彫刻家の説明に疑問ありです。娘は臓器提供で父親を助けられると知って、石を受け入れたらしい。既に娘は死亡しているんですが、彫刻家の言によれば、臓器バンクに必要な臓器が預けられているとのこと。さすがに「ちょっと待て」です。

 長期に冷凍保存できる精子・卵子バンクみたいな捉え方になってるんじゃなかろうか。臓器バンクって、ドナー登録するだけのはずです。ドナーの脳死や心臓死で、速やかに患者に臓器移植が行われる。臓器は死後に長く保存できるものではないですから。あり得るとしたら、娘は脳死ながら脳以外はきちんと生きている状態で、父親が娘の死を認めず、延命措置を続けているケースくらいか。でも父親の言などからすると、どうもそういう状況ではなさそう。舞台は未来ではなく2001年ですんで、こればかりは(アニメ制作含む)作者の考証ミスなんじゃなかろうか。

 それはそれとして(^^;、事情をよく理解したかどうか分からないミスタは納得せず、全力で石をブチャラティから遠ざけにかかるわけですね。ミスタ以外は状況を飲み込めてないんで、ミスタは孤軍奮闘。彫刻家を脅しているときはともかく、石をどうにかする方法を教えるよう懇願する様子は、なりふり構わぬ必死さを感じます。

 ブチャラティにそこまで肩入れしていたわけですね。石を砕けばいいと知ると、石を抱いてビルから飛び降りさえする。ディアボロ撃破までの本編でも、ブチャラティを立てているくらいは分かるわけですが、命を引き換えにしてでもと思い込んでいたとは、この話を観るまで気が付きませんでした。

 死を覚悟で飛び降りたミスタですが、偶然通りかかったフーゴの車がクッションになり、ミスタは辛くも助かり、石は砕け散る。フーゴも相当にダメージ負ったようで、車から這い出てました。ともかく、これで死の運命は変わった、と思ったら、砕けた石がブチャラティ、アバッキオ、ナランチャの顔に。石を銃撃したとき、ブチャラティのレリーフがより深刻な死にざまを表してました。どうやら、この石が表す状況を変えようとすると、より深刻な状況に陥るみたいですね。

 つまり、嫌な運命に逆らうと同じ運命のまま、よりむごくなると。が、彫刻家の予想によれば、それもまた良しということか。それが運命の奴隷であり、目覚めるのも悪くないと。しかも、石に死を宣告されていない場合はどうやっても死なないということでもあるみたい。ミスタは奇跡的に助かったわけではないし、ディアボロの顔は決して石に浮き出てこないということなんだろう。

 いろいろ解釈が難しい話でした。もっとも気になるのがミスタです。眠れる奴隷編の時点では石が何を表すかピンと来てなかったようですが、ミスタがコロッセオで(ディアボロの魂があると疑われる)ブチャラティを狙撃したとき、石の狙撃でブチャラティ像が変化したことを思い出したんじゃなかろうか。コロッセオでの狙撃時点では、観ていて「やはりブチャラティを撃つのは抵抗あるか」くらいに思ってたんですが、もしかするとミスタは「これって、あの石の運命通りってことじゃ?」と苦悩するものがあったのかもしれない。

 そう考えてみますと、ディアボロ撃破後、やけに急いで、あるいは明るくコロッセオに戻ろうとしていたミスタは、ブチャラティが既に死亡したことを悟っていたかもしれません。ナランチャ死亡時も(トリッシュの体に入っていた)ミスタは一見はとぼけた反応を見せてました。見かけでは分からない深いところで激しく気持ちが揺れていたのかもしれない。今まで観てきて理解できたと思ったミスタですが、ガラッと印象が変わった気がしました。

Re: 8月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/08/03 (Sat) 00:29:10

7月から8月に入って、猛暑酷暑が続いてますが、頑張ってハードな時期を乗り越えねば、と思いつつ。

★ジョジョ

待ちに待った最終2話ですが、ディアボロとのラスボス戦に限って言えば、あまり盛り上がったとは思えない話で、どちらかと言えば、「さよならブチャラティたち」という番外編、静かな締めくくり方って感じでした。

日常回でもないし、後日譚に力を注いだわけでもない。

まあ、原作どおりなので文句はないのですが、主人公のジョルノではなく、ミスタ視点の不思議な話って印象です。
「世にも奇妙な物語」的なテイストの。

それはともかく、脚本はメインライター、シリーズ構成の小林靖子さんですな。
今期は、「進撃の巨人」とか「どろろ」とかの掛け持ちもあって、結構忙しかったらしく、黄金の風はあまり本数を書いていませんが、ジョジョアニメのメインライターらしく、最後はきちんと余韻に残る話をまとめてくれました。

で、彼女は平成ライダーの脚本家でもあり、龍騎、電王、オーズ、それからアマゾンズのメインライター。一方、戦隊でもギンガマン、タイムレンジャー、シンケンジャー、トッキュウジャーなどで活躍。
要するに、自分的には好きな作品でお世話になった脚本家の一人というわけですな。

よって、ジョジョアニメの雰囲気が平成ライダーに通じるものがあると言いたいわけです。
まあ、近年はライダーの一線から離れて、世代交代の時期に入っている感じですけどね。

それはともかく、話の方になりますと、ディアボロが繰り返す死で体験したことが、彼の悪行の因果応報になっているというご考察、興味深く読ませてもらいました。
車の事故に関しては、ブチャラティがコロセウムに到達する前に、感覚を喪失してしまい、道路を渡ろうとしていて苦労していたところを、ドッピオが遭遇して……というシーンがありまして、ドッピオとブチャラティの奇縁が生み出したものかな、とも後から思いました。

チャリオッツ・レクイエムの力で、ブチャラティの魂はディアボロの肉体に入り、ドッピオはブチャラティの死んだ肉体に入り、という奇縁もありますしね。

あと、この死を繰り返す現象は、一応、ゴールドエクスペリエンス・レクイエムの生み出したもの、ということになっていますが、GERの能力って、ジョルノ自身が把握していない未知なる現象ですし、ディアボロ相手にしか発動していない謎な能力なんですよね。
そして、この「死の運命を永遠にやり直す」というのは、初期のゴールドエクスペリエンスの持っていた「感覚の暴走」「スタンドの生み出した生命に攻撃すると、その衝撃を反射する」の効果に、キング・クリムゾンの「自分に不都合な未来を先読みして、その時間を消し去ることで無効化する」という能力が加わって、生じた効果かなあ、とも感じました。

ディアボロの感覚は明らかに暴走していますし、キング・クリムゾンの能力が暴走して制御不能になっているようにも見える。ディアボロがこれまで自分の無効化してきた「不都合な現実」が、何だか付けを払うような形で、次々と押し寄せて来ているようにも思えて、その意味で因果応報なのかなあ、と思ったり。
そして、ディアボロは自分のキング・クリムゾンの生み出した時間の流れの外部空間に永遠に閉じ込められ、自分の飛ばしてきた都合の悪い時間の債務処理をさせられているのではないか、と妄想推察してみたり。

要は、完全に自爆ですな。涙目のルカと同様に。


一方、その後のローリングストーンズ話。
ブチャラティの命をミスタが救った、と思ったら、ブチャラティに加えて、アバッキオとナランチャにまで死相が現れて、しかも、そのことにミスタは気づいていないという強烈なオチ。

運命を変えようとして、却って過酷な運命を迎えてしまうという皮肉と、それでも抗うことを諦めない生き様の美しさとか、いろいろ感じとれるものはありますな。

まあ、ブチャラティとしては、ジョルノと出会えたから、自分の生を充実させることができたと死の間際に告白していたし、アバッキオの魂も救われた。
ただ、ナランチャだけは、そういう魂の救済がシーンとして描かれていないのが寂しいな、と思いつつ、トリッシュを守るという目的は果たせたのだから、満足なのかな、と脳内補完。

ともあれ、ここでの感想も含めて、楽しい視聴時間でした。

★ジオウ

劇場版の話はともかく、TVの方は、スウォルツ大暴れ、と、ダブルオーラの悪女合戦と、次回はダブルウォズ対決につながり、一人二役が盛り上がっているなあ、と。

幸い、高校野球は6日からなので、4日のアナザーワールド編後編は無事に視聴できそう。

その後、3話分が甲子園時空に巻き込まれて、夏休み終盤に一気見を余儀なくされて、感想書くのが滞りそうなのが残念ですが、
その頃には、令和の象徴ゼロワンに気持ちを切り替える態勢が整うかな。

★牙狼

秋の映画「月虹の旅人」を今から楽しみにしつつ、主役の雷牙のデビュー作である「魔戒の花」がYouTubeで視聴できることを、遅ればせながら紹介しておきますね。

★ガンダム

これもビルドダイバーズの続編が、YouTube配信で秋から見られるようで、

YouTubeでの配信コンテンツが増えているなあ、と思います。

秋以降の感想話のネタにできるかなあ、と提案してみます。

ではでは。

Re: 8月のスレッド(2019) - K.K

2019/08/05 (Mon) 22:20:14

 定例感想です。

 NOVAさん、牙狼、ビルドダイバーズのYoutube情報、ありがとうございます。魔戒ノ花は第1話、2話、飛んで6話、7話がありました。さすがに全部は見せてくれないか(^^;。ビルドダイバーズは10月からですか。TVの録画(予約表)では気が付けないし、正確な日付もまだのようですからときどきサイトを覗いておく必要がありそうです。

 黄金の風のディアボロの最後(であって最期ではない)ですが、NOVAさんの「無効化してきた「不都合な現実」が、何だか付けを払うような形で、次々と押し寄せて来ている」が腑に落ちるものありです。もしかすると、ディアボロは客観的視点ではごく短時間で死んでしまったかもしれません。しかしディアボロ視点では例えば、

1. 死ぬ直前に気絶する
2. 死にそうになる夢を見る
3. 1に戻る

みたいに無限に幻覚のネストが深くなって行って終わらないとか。まあディアボロは能力も最後も、よう分からんキャラでありました(^^;。

●仮面ライダージオウ(第46話:2019:オペレーション・ウォズ)

 白ウォズの印象が改めて深まった回でした。前に消滅したとき、それを覚悟の上でトリニティを託したように見えました。今回も同じでした。ゲイツの真意、動向も併せて考えますと、ジオウ=ソウゴに未来を譲ったようにも思えます。その代償が自分(白ウォズ)が消えることなんですから、己が信念への殉じ方が生半可ではない。

 これは、もしかすると白ウォズルートの未来が関係あるのかもしれません。前に登場したときは、魔王が救世主に倒されたという点までは容認できるとして、時間が止まったような世界と不気味なことを言うとりました。かつ、スウォルツ氏に気を付けろとも、消える直前に忠告。今話でもスウォルツについて警告しようとして、そのスウォルツに消滅を早めされられている。

 白ウォズの警告はどうやらスウォルツの狙いがジオウであるということが明かされたわけですが、白ウォズルートでのスウォルツの所業が相当にひどいことが想像できます。未来がどう転ぶかに関わらず、どの時間軸においても悪逆であるんでしょうね(次回でそのことがはっきり示されるらしい)。

 設定的なことについても少し思ったことが。アナザーワールドです。次回は魔進チェイサーが復活するらしい。まだロイミュード側につくようプログラムされていた頃のチェイスということですな。もちろん、その後はドライブ側につき、壮絶な最期となる。だから「ドライブ側に戻らず、倒されもしなかった時間軸」からチェイスを引っ張って来る。

 死亡などで完全退場したライダーも、別の可能性の時間軸なら再登場できるわけですね。最初は敵側(スウォルツ側)で登場とはなりますが、再登場できるライダーがぐんと増える手だなと、今話が終わってから気が付きました。ジオウはタイムトラベルがありますから、退場前の時間まで戻って連れてくる手もあります。が、その場合は「絶対に死なせられない」という縛りがついてしまいます。それだと、ハラハラさせられにくい。アナザーワールドって(ライダー総出演的にに)うまいこと考えたもんだと思います(^^;。
(それだけに、何でもありの悪弊に陥る恐れもあるんだけど、ここまでのストーリーの進め方、演出などから考えて大丈夫だろう。)

 それはともかく本編。前話ラストからの続きで、ゲイツを失い白ウォズが登場、あからさまに劣勢となったジオウ側は黒ウォズの目くらまし使ってなんとか逃げおおせる。逃走途中でもウォズ前説入りですな。

 時計店で善後策会議のソウゴらですが、久しぶりに大叔父・順一郎の何気ない台詞「白トリュフ」のヒントで黒ウォズが打開策を思いつくわけですね。白ウォズを味方に引き入れられるんじゃないかと。読みは当たりまして、白ウォズの最大の関心事はゲイツを取り戻すことであるため、目的が一致、そこからがスウォルツを出し抜く作戦行動となる。

 白ウォズ解説によると、アナザーディケイドの力を得たスウォルツが、過去に関与した人物を使ってダークライダーを呼び出しているわけですね。回想(?)では、過去話の登場人物が出て来たしまして、かりそめの満足≒不幸に陥っている様子が描かれている。観ているこちらとしては憤懣やるかたない。エグゼイドの小姫を追い求めて迷走する飛彩を思い出しました(再放映でちょうどその辺りに来てる ^^;)。

 作戦スタートしまして、久々に白ウォズの未来ノートですね(別の時間軸だから、海東大樹に奪われたものとは関係ないんだろう)。湊ミハル=アクアに大道克己=エターナルを呼び寄せ、バトルに持ち込むわけか。今ごろですがアクアの変身って、ベルトのファン(水車かな?)が回りまして、昭和のライダー1号・2号を思い出します。それはともかく、そこへジオウも加わる。

 一方、スウォルツのもとにオーラが現れまして、ウールを殺害した証として彼の髪飾り(かな?)を見せる。裏切り者を始末した功績での命乞い及び力を戻して欲しいということですね。そのまま素直に受け取ると、最低最悪の所業。が、スウォルツ的には満足であったらしい。

 バトルのほうはダークライダー(こいつの名前が分からないorz)1体の増援があり、一進一退の戦いですね。この様子を白ウォズ、黒ウォズが見ていましたが、両者も戦いに入る。が、ノーマルウォズとウォズギンガでは力の差は歴然ですな。しかし、それが白ウォズの作戦であるわけか。黒ウォズに容赦なく倒すように指示、なんとなれば、そのくらいやらないと疑われるし、白ウォズはスウォルツによってよみがえるから問題ない。なるほどなるほど。

 しかも、スウォルツによってよみがえるときに現れる世界の境界(?)も利用する。その境界を使い、白ウォズとツクヨミをゲイツのアナザーワールドに送り込む。策士としては黒ウォズより白ウォズが上なのかな。黒ウォズが打開策自体を白ウォズに求めたみたいだし。どちらにせよ、なかなか見事。

 ツクヨミらはアナザーワールドでゲイツとソウゴが揉める場面に出くわすわけですが、今話の感動ポイントはここでした。現実世界(?)ではオーマジオウのことで責めただけのゲイツですが、本心では「この時代で生きていきたい」「お前(ソウゴ)と一緒に新しい未来を作っていきたい」わけだったか。そう言えた世界に分岐してたんですね、このアナザーワールドは。一度こう言えたことで、元の世界に戻ってもきちんと本心を吐露できたんでしょうね。

 ゲイツの本心は分かったし、ウォズらもアナザーワールドに潜入できたんですが、さてどう戻るのか。ジオウ vs エターナルのほうは、なぜかグランドジオウ不使用のまま戦うジオウがWを使うわけですが、やっぱりちょっとレジェンドに届いてない(^^;。「さあ、お前の罪を教えろ」なんて言ってる。本家だと「数えろ」ですよね。エターナルは本家に対しては「今さら数えられるか!」と吐き捨てたそうですが、ジオウのWに対して「教えてやる、俺は負けてはいない。たまたま風が吹いただけだ」ですか。由来のある台詞かもしれませんが、未見の自分はちょっと分からんかったorz。

 それはともかく、これを契機にエターナルが最大の攻撃を繰り出しまして、これがまた予定通りということですね。このタイミングでトリニティを使用、ゲイツとウォズを引き寄せる(たぶん、この時点で現実とアナザーワールドの境界がぼやけるとかあるんだろう)。そこに世界を壊す力のあるエターナルの攻撃が作用し、アナザーワールドが崩壊、ループに陥っていた人々も帰って来る。ここまで、完璧に白ウォズの読み通りに進んでます。

 ちょっと調べてみますと、エターナルが使用できるT2メモリのうち、Zone(地帯)が「任意の対象物を自由に他の場所へ転送する」機能があるらしい。このことも、エターナルがアナザーワールドを崩壊できたことに関わるのかなと思いました。もしかすると、大道克己はそのことも自覚しつつ、白ウォズの作戦に知らんぷりしながら実は乗ってたのかもしれない。消滅するときに何か満足げ、(いったん下げかけて)サムアップまでやってましたから。

 そして白ウォズも再度の消滅。こちらもゲイツさえ救えれば、と思い切ってやってたわけですね。最後に再びスウォルツについて警告しようとしてましたが、スウォルツが阻止。よほどにマズイ秘密を抱えてるらしい。まだアナザーワールドは数多とあるらしく、相当数のダークライダーもいる。

 ジオウらは、ならばとスウォルツを倒しに行くわけですが、再び寝返っていたオーラが妨害で形勢はスウォルツへ。スウォルツ、余裕で解説を始める。視聴者的には明らかになっていたことですが、ソウゴを王となるようけしかけたのがスウォルツということですね。ソウゴがレジェンドの力を集めた時点で横取り狙ってたと。

 これに怒ったのがオーラでスウォルツに止めを刺しに行く。「ウールにできなかったこと、あたしがやる!」と叫んでました。なかなかに謎な台詞です。そのまま受けとるなら、ウールは以前にスウォルツを倒そうとしていたことになります。ウールとオーラがスウォルツから離れたのは第43話「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」ですが、逃げるので精いっぱいだった感じ。その後も余裕はなかった様子だし。

 もしかして、オーラによるウール刺殺は両者が合意しての苦肉の刑だったのかな。そう解釈するとウールの遺志をオーラが継いで、スウォルツ打倒を狙ったということになる(かなり苦しい解釈で、そうあって欲しいという願望に近い)。そうでないなら、オーラがかなり行き当たりばったりの利己主義者ということに(海東大樹がジャッカーの力を得たことに嫉妬した様子からは、利己主義者説が妥当のような気がする)。

 ともかく、オーラの三度の寝返り程度、スウォルツは予想してたわけか。小さい世界の境界みたいの作って、オーラの剣を素通ししてやがった。スウォルツはアナザーディケイドに変身しましてオーラを一蹴(死亡したような描写でした)。これに怒ったのがソウゴ、ウールのときと同様の激しさですね。前話でも闇に堕ちる心配したんですが、よく考えてみると「敵をも愛す」という聖書の教え通りでもあるような気がします。

 一方、ダークライダー vs ゲイツ&ウォズは、数の差にも関わらずゲイツ側優勢の模様で、そのまま押し切って勝ってますね。そこへツクヨミが駆けつけまして、ゲイツは改めてこの時代に残ると宣言。ツクヨミは湊ミハル=アクアの助言が不安ではあるんでしょうけど、是認した模様ですね。未来は変えられる、という信念に落ち着いたのかもしれません。実際問題、未来はおろか、過去まで不確定になってきてますから、自然な成り行きといえそうではある。同時にゲイツはようやくスウォルツの狙いに気づく。ソウゴ、というよりソウゴが集めたレジェンドの力ですね。スウォルツの動向と辻褄は合っている。
(それでも、なぜスウォルツが独力でレジェンドの力を力尽くで集めなかったか、ちょっと疑問は残る。信頼されて託されるのが無理だからだろうか。)

 一方、ジオウ vs スウォルツのほうは、グランドジオウを以てしても、アナザーディケイドには劣勢らしい。これでスウォルツがレジェンドの力を得たらどうなるか、というほど強大ですね。かつ、スウォルツを倒せばツクヨミも消えると脅される。と揺さぶっておいて、たった一つだけ道はあるがな、とすがらせようとする。不安にしておいての助け舟(だがたいてい泥船)。なかなかに誘導が上手い。

 ここで励ましつつ救援に入ったのがアクアですね。スウォルツに耳を貸すなと言い、果敢に攻撃を仕掛ける(こういう、ズバッと進路を示すキャラ、シーンは割とツボです。ビルドだと龍我、ドライブだとチェイス等々)。このアクアの動きって、もしかすると自分(湊ミハル)が当初言っていたことを否定するものかもしれないですね。湊ミハルはおそらく、自分が見てきた歴史に基づいて助言したはず。スウォルツが言っていることも、自分の見てきた歴史に照らし合わせて正しいと知っていたんじゃなかろうか。

 それでもアクアは否定した。ということは、未来(も過去)も不確定と考えを変えたのかもしれません。が、彼の真意を知る間もなく、アナザーディケイドに倒されてしまいましたな。「アルピナを明日へ」という言葉を遺して。ここから大活躍、と思ったら退場してしまった。劇場版からとはいえ、ライダー史には重要人物だろうに。次回予告の映像では、重要人物が死亡するらしいシーンもありました。次々と重要キャラクターが退場するような悪い予感がします、まるでビルド最終盤みたいに。

 スウォルツは勝ち誇り、ソウゴに、ツクヨミ、己(ソウゴ)、オーマジオウから(未来を)選べと言う。さっき、たった一つだけ道があると言ったのはオーマジオウか? ともあれ、正しい選択はその中にはないんだろうな。というところで、次回「2019:きえるウォッチ」へ(なぜ「消える」としないんだろう? 漢字履修年齢を考慮した? と思ったんですが、過去のタイトルを見たら全部ひらがなかカタカナだった。ライダーの顔デザインが全部、ひらがなかカタカナだったこと、すっかり忘れてたorz)。

 次週はジオウはお休み、下手すると2週分延期ですか。ドライブからチェイス出演とのことで期待すること大なるものがあるんだけどなあ(もっとも予告に見えるのは魔進チェイサーですが ^^;)。前にビルドの2017年に行ったときはなかったスカイウォールが出現するわ、同じくドライブ世界からはロイミュードが来るわで、さらに風都タワー、ユグドラシルタワー、ドーパント、インベス等々と相当にカオスなことになるみたいですね。

 スウォルツの狙いも公式サイト予告に明記されてまして「他の世界を滅ぼすんだよ。全部ね」だそう。なるほどそれならディケイドが動くわけだ、という気が(未見のくせして ^^;)します。さすがは大詰めの展開ですね。でも、それを1週、下手すると2週もお預けか。なんで高校野球は今ごろなんだろう(いやライダー放映時期がずれてきたんだけど ^^;)。

Re: 8月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/08/07 (Wed) 00:26:51

魔戒の花は、最初の1、2話を除けば、期間限定放送なので、少しずつ話が進んでいきますね。

だから、7話以降の話も追っていけば、全部見られると思います。
まだ、序盤のホラー退治段階ですから、ストーリーは進展していない頃合いかと。

★ジオウ

いくつか提示された疑問点に関して、回答を。

>名前の分からないダークライダー

さらば電王ってタイトルの映画に出てきた幽汽ですね。漢字が合っているかは微妙ですけど。

恋人を失って悪霊化したライダーで、電王に変身する良太郎に憑依したりします。
まあ、この段階で役者の佐藤健氏が売れっ子になっていて、出演シーンが多く取れないので、敵キャラに乗っ取られた形で話を回そうという形です。

良太郎に代わって、主役となったのが孫の幸太郎で、お爺ちゃんを助けるためにNEW電王に変身します。
つまり、平成ライダー史において「元祖・未来ライダー」に当たるのが、彼になるのかな。あるいは、次作キバの最終回に登場した主役の息子の紅正夫(演じるは主役の父の紅音也を演じた、グリスの人だったり)かも。

さすがに、ジオウにNEW電王はもう出ないよな。いや、もしかすると年末映画に出るかも。

とにかく、幽汽本人は、往年の大映ドラマでの人気俳優・松村雄基氏が演じるライダーで、恋人を失ったという点で、うまくアナザーワールド送りになったキャラと接点を持ったわけですが、大して目立つこともなく、顔見せだけだったのが残念。

>エターナル

「たまたま風が吹いただけ」は、お察しのとおり映画の展開を踏まえたセリフですね。

Wとの決戦時に、エターナルは優勢に戦いを進めるのですが、
風都タワーで墜落したWを、風都でこれまで彼が助けた人たちの声援がバックアップし、奇跡的な風が救い上げる。そして、風都の人々の想いが、Wに新たな力サイクロンジョーカーゴールドエクストリームに変身する能力を与え、エターナルに勝利した流れです。

また、エターナルにはNEVERという死体から蘇生された超人兵士の仲間がいたのですが、彼らはライダーではないのでアナザーライダーとして蘇らなかった。
だから、「仲間と一緒でないなら、蘇る意味などない」という趣旨のセリフが輝くわけですね。
敵だけど、一本筋が通った大物がエターナルということで。

オーラの死や、アクア(ミハル)の死については、スウォルツの脅威を盛り立てる演出なのでしょうが、劇場版を見ていると、「所詮はスウォルツも黒幕の手のひらで踊らされる小者でしかない」ので、それほど感情移入できず。
ウールもオーラも、まだ役者がクランクアップしていないので、実は生きていたか、復活するか、あるいは別の時間軸の存在として出演するでしょうし、

それよりも次週が先送りで、25日の最終話前の平日朝にまとめて放送、という形ですね。
一週一週をハラハラしながら見届けるべき時期に、一気見を余儀なくされるのは、少し興醒めですが、一説によると、最終話はゼロワンへの橋渡し回で、実質的なストーリーは残り2話の可能性が。

2話分一気見だと、ジョジョと同じかよ、と思いながら、こんなところまでリンクさせなくても、と思いつつ。

日曜に雨で高校野球が中止ということになれば、通常どおりに見られるのですが、来週日曜の天気予報では、九州と関東・東北が雨で、関西は晴れ時々曇りとか。
午前中だけ大雨というのがベストですが、そうそう上手くは行かないのでしょうな。

Re: 8月のスレッド(2019) - K.K

2019/08/15 (Thu) 11:53:03

 不定期愚痴(^^;とネット視聴感想です。

●仮面ライダージオウ

 11日(日)は(エグゼイド 檀正宗を真似て)「雨雨降れ降れ母さんが。変身!」とか独り言して雨を期待したんですが、降らず。ニチアサ延期となりまして、18日(日)まで待つのかと思ったんですが、台風襲来。昨日(8/14)は台風を警戒して高校野球は翌日(8/15)は中止するとのニュースが。そこは仕方ない、強行は選手にも観客にも危険だし、当然の措置とは思うものの、恐る恐る録画機の予約画面で18日(日)を確認して愕然です。前もって予約しておいたニチアサ3番組(プリキュア、ライダー、戦隊)がない。高校野球になってる。最悪の展開ですな。

 ジオウの公式サイトを見てみますと、第47話「2019:きえるウォッチ」のあらすじは出てるし、第48話「2068:オーマ・タイム」の予告もある。やっぱり関西だけ延期なのかー、とがっかりです。こちらでの視聴は、23日(金)に第47話、25日(日)に第48話ということですね。さらなる特別編成がないとすると、9/1(日)に第49話。NOVAさん情報によると実質残り2話、その後がゼロワン橋渡しとのことですんで、下手するとゼロワンも1週遅れになりはすまいかとハラハラします(^^;。

●魔戒ノ花

 Youtube公式で第1話~2話、飛んで6話~9話を視聴。NOVAさんの仰る通り、1話完結的で少しずつ設定的なものを出しているようで、これだと終盤に入って行ってもきちんと理解できそうです。

 同様の進行だった牙狼1stですと、任務一辺倒にして情に疎いところのある鋼牙がカオルに出会い、最初は対立的だった零の手助けを得て、円満な人格になっていくのが見どころの一つでした。

 作品内では暗示されているだけのようですが、その鋼牙&カオルの息子である雷牙は最初から円満な人格のようですね。円満ではあるものの、非情さに欠けるような印象もあり、ジレンマを突き付けられたときにどうするのか、優しさだけでは乗り切れないぞ、といった不安な点も感じます。

 その一方、マユリはマ号ユリ型魔導具とのことで、感情自体が希薄な感じ。牙狼1stと比べ、主人公&ヒロインの情緒的な立ち位置が逆になってるようです。ウィキペディアではマユリについて「自分を人間と見なして接してくる雷牙やゴンザたちとの交流を通じて少しずつ変化」との記載があり、第9話まででも確かにそんな感じがあります。

 このマユリ、実は元は人間なんだそうで。2つの点でちょっと驚きです。1つには、「人造の道具と思ったら人間だった」という、ごく当たり前のびっくり(なんか変な表現かも ^^;)。もう1つは、「ホラーの影響があったとはいえ、人を魔導具と化すって、どうなのか」という疑問ですね。もしかすると、雷牙に突きつけられるジレンマは、その点にあるのかな(マユリを人として救うか、人を守る魔導具の使命を全うさせて死なせるか、みたいな)。

 クロウの立ち位置は零とはちょっと異なるながらも、物語上の役割は似ているのかなと思います。雷牙とマユリは情動的に対照的なようですから、クロウはその間を行ったり来たりしながら両者を近づけていく作用がありそうです。

 各話について、第6話ですと印象的なのはやはり松方弘樹さんでしょうか。ホラーに取りつかれた老風鈴職人ですね。まだ人間のときの描写では、子どもにやさしくするときはきちんと好々爺、ホラーに怯える様子はきちんとヘタレてます。それがホラーとなってからは一変して、近寄りがたく恐ろしい雰囲気がきっちり出ていました。こういう落差がある演技は好きです。怖いものがきちんと怖くなる。

 第7話は100体目のホラーを倒したことにより魔導馬・轟天を召喚できるようになる話ですね。これで「戦力が整ったな。ということは次からはバトル的に本格化するはず」と思えるターニングポイントですね。と思ったら、第8、9話ではなかなかに怪談めいた話になってました。

 第8話ですと、絶望した人が優しそうな一家に招かれて励まされ、もてなされるようでいて、実は取って食われる話。いい雰囲気が急に歪んで来るのがじわっと怖い感じです。次の第9話だと、美しい女性形のホラーに食われたいと思った男が、実はホラーだったというもの。しかも、凶悪犯罪者だったわけですね。しかしホラーに取りつかれて、凶悪犯罪の記憶を封印され、人を襲って食ってもまた記憶が改変される。分類としてはボディスナッチャーになるんでしょうか。他人はもとより、自分ですら自分がすり替わったことに気が付かないという恐怖感を催す話でした。

 1話ごとだけでなく、こういう話の次はこう、という感じで趣向を凝らしてくれてるようですんで、残りも楽しみになってきました。毎金曜で2話ですんで、9月いっぱいくらいで全話観られるはずなのも助かります。

Re: 8月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/08/16 (Fri) 12:07:56

ジオウの放送がないと、定例感想が書けなくて困りますな(苦笑)。

ともあれ、残暑見舞い申し上げます。

★延期分

まずは23日(金)の朝と、25日(日)の朝が放送確定ですね。
最終話は、26日(月)の朝という噂を複数箇所で聞きましたので、
ゼロワンは1週遅れにならずに済みそうです。

★魔戒ノ花

自分が印象的だった回は、11話の「漫画」回。もう漫画の絵が飛び出してくる映像描写がなかなか斬新でして、面白かったと記憶。

そして13話がクロウの過去にまつわるエピソードで、14話がマユリの過去にまつわるエピソード。後半に差し掛かるこの辺りで、物語が大きく加速する感じですね。

放送当時は、闇照のアクションレベルの高さ、ストーリーの過激さに比べて、こちらは仕切り直しの原点回帰というか、少々地味に感じておりました。
それと、いつ父親の冴島鋼牙が出るのかとか、旧作とのリンクを期待しながら、ゴンザの言動に一番注目していた感じ。

当時は、主役が、あの必殺の三田村邦彦氏のお子さんだったことも知っていなかったので、鋼牙に比べて、線の細い彼のキャラに不満を覚えつつ、マユリの無機質演技を堪能していましたね。
やはり、感情を持たない人ならざる娘が、人間性を獲得していくドラマは、自分のツボの一つですから。

秋は、月虹の旅人も鑑賞しに行くのを楽しみにしつつ。

Re: 8月のスレッド(2019) - K.K

2019/08/24 (Sat) 17:59:25

 高校野球も終わりまして、他地域では明日が最終回のジオウを、こちら関西では月曜まで一気ということですか。まあゼロワンが無事に9/1(日)スタートできるんなら、こういう編成も許容せねばなるまい(^^;。

●仮面ライダージオウ(第47話:2019:きえるウォッチ)

 次話(第48話:2068:オーマ・タイム)のあらすじは公式サイトで観られるし、最終回の予告も同様ですが、感想は(できるだけ)先を知らない前提で書いてみようと思います。なんにせよ、全49話でしたか。平成10ライダーまとめたディケイドよりは話数的に恵まれていると思うべきなのかな。続くライダーシリーズにもディケイド同様、ジオウの出演も期待できるんだろう。

 それはともかく本編。前話でのスウォルツがソウゴに選択肢を示すシーンから再開ですね。己(ソウゴ)、ツクヨミ(アルピナ)、オーマジオウのいずれかを取れと。が突如、スカイウォール出現、同時にスマッシュなども発生。ビルドウォッチ破損の影響ですね。この後、ドライブウォッチが破損するとドライブ世界の敵が出現したりしまして、レジェンドのウォッチって魔を封印する装置みたいになってるようですな。

 ここでウォズ前説が入りまして、「逢魔降臨暦」も後3ページと言っとります。1話1ページだったのか。ということはあの分厚い降臨暦って49ページとなり、全ページは厚紙でできてるんだろう(^^;。

 それはともかく、OP曲後(まだ劇場版紹介を維持してくれてますね、TV本編にチェイスが出るから都合がいい)、シーンは拠点の時計店に。ゲイツらはいますが、ソウゴだけは行方不明になってるみたいですね。そこへ大叔父の順一郎がやけに明るく、食事の用意ができたと呼びに来る。

 食事は豆腐メインでして、順一郎によれば豆腐は「おかべ」ともいうから、食べて壁を壊しちゃおうと。ソウゴはスカイウォールに阻まれて戻れないだけと思うから、とも言ってます。本心では強く心配なんでしょうね。しかし、最年長者としては、そういうそぶりは見せられない。ゲイツらを余計に混乱させかねませんから。順一郎としては辛いところでしょう。

 が、ソウゴがひょっこり帰ってきまして、とりあえずの心配は解消。ソウゴは「ただいま」も抜きでビルドウォッチに駆け寄り、異変がウォッチの破損と連動していると確認したようですね。ソウゴの持ち帰った情報も含めまして、皆で状況の整理となり、スウォルツの策謀の大要が見えてくる。この後、未来でまだ子どものスウォルツ、ツクヨミと会って確認されるわけですが、ライダーが世界を代表しており、ライダーを集結させると(グランドジオウ完成?)世界も1つになる。その世界を破壊すると、壊れるはずだったスウォルツの世界は温存されるというわけですね(どういう仕組みか、まだよく分からないけどorz)。

 方針が決まったらしいソウゴはツクヨミを連れて時計店を出るわけですが、順一郎が壊れたビルドウォッチをじっと見つめてますね。これはもう、時間の天才技術者の力量が発揮されるという伏線なんだろう。この後、ドライブのウォッチが壊れたときも、気にかけてましたし。きっと順一郎がウォッチを修理してくれるはずで、たぶんスウォルツの目算にも、「逢魔降臨暦」の記載にもない出来事になるんじゃなかろうか。

 ソウゴ、ツクヨミは門矢士に会いに行ってまして、「あの場所」(2058年のツクヨミ、スウォルツの邸宅であり別時間軸)に連れて行ってもらうつもりみたいですね。このときのソウゴの台詞によれば、スウォルツが3つから選べといったのは、3つの時間軸=もともと異なる歴史・世界ということだったみたいです。自分は勘違いしてましてorz、2019年から3つに分岐する歴史の選択なんだと思ってました。

 士は待ち受ける困難を示唆し、2つの覚悟を要求。「ソウゴらが(歴史を?)選べるとは限らない」はいいんですが、もう1つは「バナナは遠足のおやつには入らない」ですか。後者は冗談のようであるけれども、何かの抜け道的な解決を示唆しているようでもありますね。

 2058年にソウゴらがたどり着きますと(この世界に来ると色調がセピア系なんですが、もしかして色調で世界の違いを表してる?)、さっそく幼いツクヨミ(アルピナ)に会う。士はついて来てないようです。以前に来た時同様、幼いツクヨミから「介入者」と呼ばれ、警戒されてる。この「介入者」って何か、未だ分からんですね。

 ともあれ、年長ツクヨミは年少ツクヨミにようやく自己紹介できまして、未来の自分だよと。幼いツクヨミは半信半疑かな? しかし少年スウォルツが割って入りまして、ツクヨミの2058年世界がもうすぐ滅ぶこと、しかしスウォルツには救済プランがあることが語られる。

 少年スウォルツによれば「この世には(レジェンドライダーごとの)世界がたくさんある」とのことで、1つの世界の長い歴史ということではなさそう。普通の世界では連続する出来事の1つの歴史であっても、(何らかの時間能力者である)スウォルツ一族からすると、並列的に存在するものらしい。で、なぜかスウォルツの世界が消滅の危機に瀕してまして、原因が他のレジェンドライダー世界が存在することらしい。ならば、他の世界を消してしまえ、ということか。

 その方法が、数多のレジェンドライダーの力を1つにまとめる→連動して数多の世界も1つにまとまる→その世界を壊す(完全体グランドジオウ撃破でOK?)、ということでしたか。ソウゴが一生懸命、レジェンドから力を継承していたのは、スウォルツの予定通りだったということですか。……うーん、だとするとウールやオーラに協力させて、やたら継承を阻んでたのはなんだったんだろう。継承にはアナザーを倒すことが必須の要素だったのかな。よう分からんです(^^;。

 自信満々の少年~大人スウォルツですが、とんでもないコンプレックス抱えてましたな。ソウゴが「もし妹(ツクヨミ=アルピナ)がスウォルツより力が上だったら?」と問い、協力を示唆すると、スウォルツは激高。それなら妹を記憶奪って追放するとか喚いていました(あれ、ジオウ第1話につながるルート?)。劇場版ではスウォルツもラスボスの手のひらの上で踊る小物だったとのことですが、TV本編でも小物感がちらっと見えたような。

 激したスウォルツはツクヨミらを追い詰め、ツクヨミはやむなしとスウォルツに銃を向けるも、結局撃てず。スウォルツは非情に止めを刺しにかかりますが、士が飛び出して庇って死んじゃいましたよ。こっそりつけて来てたのか。どうすんだよ、と思ったんですが、援護に入った海東大樹に秘策あり。アナザージオウIIウォッチの時間巻き戻しですね(もしかして、白ウォズの未来ノートも併用したのかな ^^;)。


 これで士は生き返るも、アナザージオウIIウォッチ行使は深刻な副作用があったわけか。使用者は自我を支配されてしまうようですね(二度目の飛流も同じ影響を受けてしまったのだろうか、だとすると飛流は何をリセットしたんだろう?)。

 が、士にも秘策あり。こんなこともあろうかと予測で、ソウゴに託したディケイドウォッチにディケイドの力を半分隠してたわけですか。半分の力なんぞ、という海東アナザーに、さらに秘策。ジオウのカード持ってたのか。ソウゴというジオウもいるわけだから、アナザージオウIIを完全撃破する条件は充分満たしてますね。

 一方、ゲイツ・ウォズはソウゴとは別方向に向かったようで、スマッシュらの迎撃ですね。しかし、ドライブウォッチが壊れまして、ロイミュードらも参戦してくる。スウォルツも現れまして、「すでに世界の破滅は始まった」と宣言ですが、ソウゴがどうするかでまだ先行きは不確定みたいです。

 ゲイツ&ウォズは奮戦するも、さらに鎧武世界などからも敵が押し寄せまして、もはや収拾がつかない状況ですね。そして魔進チェイサー登場(敵だけど個人的には嬉しかったりする ^^;)。連動してウォッチも次々と壊れていく。順一郎はこの辺りではっきり悟ったんじゃないか。ウォッチが壊れると災厄が起こると。

 チェイスはダークライダーと呼ばれて不満らしく、死神だ、仮面ライダーなど凌駕すると言い放つ。のですが、仮面ライダーのいない世界から来て仮面ライダーなど知らないと思ってもいる。その矛盾をゲイツに突かれるわけですね。鍵は(記憶にはあるらしい)詩島剛=マッハのようです。本来のライダー史では当初は敵、のち盟友ですもんね。魔進チェイサーが仮面ライダーチェイスに復帰する伏線と思っていいのかな。

 チェイスを混乱させたものの、いかんせん多勢に無勢であり、なんとか逃れたらしいゲイツとウォズ。レジェンドのライドウォッチと混乱の関連性はもう気が付いている模様。ゲイツはさらに推理してソウゴが問題に中心にあると言い、ウォズは我が魔王の真意が分かったという。自分的にはソウゴの真意はまだ全然分からんですorz。が、さらに(たぶん龍騎の)敵が増援らしい。

 2058年からソウゴらも戻って来まして、ディケイドジオウ&ソウゴジオウ vs 海東アナザージオウIIのバトル続行。グランドジオウの戦いぶりがなかなかでして、次々とレジェンドの力を武器にして一撃しては取り換え(なんだか使い捨ててるような動作です)。

 これにはさしもの海東ジオウIIも完全撃破されまして、海東は救われましたし、ウォッチ行使は覚悟の上だったんでしょうけど(そもそも、士死亡からここまで、士と海東の暗黙の了解通りなんだろう)、アナザージオウIIウォッチは惜しかった模様ですね(^^;。

 が、グランドジオウが突如として変身解除、ウォッチも消滅してしまう。もしかして、さっきの贅沢バトルがグランドジオウの見納めだったのか? そこへ各レジェンドライダーの敵が集結してきまして、戦力が減じたソウゴ側は絶体絶命か。士がそこでとんでもないこと口走りまして、「この世界を破壊する」と、で次回へ。

 次回「2068:オーマ・タイム」はもう公式サイトにあらすじ出てるわけですが、時間トリックを駆使して、仮面ライダーツクヨミが誕生するらしい。ラスト前で新ライダー登場ですか。さらに最終回予告も参考にしますと、ライダーツクヨミの行動も予想外になるみたいですね。ここへ来てなお話の落としどころが見えない、いや見せないというのはさすがと言うべきなのか、風呂敷畳めないんじゃと心配するべきなのか。まあ月曜にははっきりしますね。

Re: 8月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/08/24 (Sat) 23:47:19

関西人による関西人のための周回遅れ感想ですな(苦笑)。

まずは、グランドジオウ最後の活躍になるのか、それとも、最終回で復活して、一応、見せ場はあるのかを気にしつつ。

どうも、近年のライダーだと、TV版の最終フォームが登場すると、すぐに最終決戦に移るからか、「最終フォームの見せ場が少ない」という結果になりがち。
最終フォームになっても、ボスはもっと強い、という形になりがちで、しかも「夏映画限定の、さらに強いフォーム」がすぐに登場するので、いろいろと不遇なわけで。

まあ、エグゼイドのハイパームテキは強さを維持しましたが、ビルドのジーニアスと、グランドジオウはいろいろ残念。

ビルドで強さが目立っていたのは、赤いラビットラビットと、青いタンクタンクで、
ジオウの場合は、やはりトリニティが起死回生の切り札になりがちですな。

そして、ジオウよりも、ディケイドにスポットが当たりがちな最終決戦編。
まあ、あと2ページの読了を楽しむとしましょう。

>平成ライダーの多元世界

今回、20個の地球が映し出されておりましたが、あれの元ネタはディケイドで、その時は10個でした。

ディケイドの物語は、原典から改編されたアナザーライダー世界(電王のみ元の世界でしたが)を破壊して、本当のライダーの歴史を守ることだったのですが、
劇中で、改編されたライダー達の味方をして、世界を破壊しなかったので、いろいろと齟齬が生じてしまい、元の物語のライダー達が「自分たちの歴史」を守るために、クライマックスでディケイド及びディケイド版平成ライダーを倒しに来る要素がありました。

その後、冬映画で、ディケイドが全てのライダーを撃退した後で、ヒロインの変身した仮面ライダーキバーラに自分を倒させることで、世界を修復するという流れだったのですが、
偽悪的に振る舞った士に対する仲間の記憶や思い出が、「自分自身の物語を持たないはずのディケイド」を復活させて、まあ、ディケイドの旅はこれからも続くよエンドだったわけです。

元々、ディケイドは、平成ライダーの番組開始が2月頃スタートから、9月頃スタートに切り替わる際の穴埋め番組で、「過去の平成ライダーの紹介編」みたいな企画だったのが、まさか10年後も世界間を股にかける破壊者として出続けることになるとは。

で、ディケイドのお仕事は、「混迷した世界を破壊して、修復すること」にあるようなのですが、今回はそのための切り札がツクヨミになっているようで、だからツクヨミの世話を焼く流れですな。

実は、士の子孫がスウォルツとツクヨミ兄妹なんじゃないか、とも思いつつ。
タイムジャッカーの能力の起源が、実はディケイドでした、と最終回で語られても自分は納得です(あくまで、個人的な妄想ですがね。何らかの情報を手に入れたわけではありません)。

ただ、そう考えると、スウォルツがアナザーディケイドに変身した理由や、士がツクヨミびいきなのも辻褄が合いそうな。

そして、平成ライダーの力を一つに集め云々は、ウォズ及びクォーツァーの目的であり、そのための計画書が『逢魔降臨暦』の本というのが、夏の劇場版の設定なんですが、
スウォルツは、そのクォーツァーの計画を知らずに、「幼少期の常盤ソウゴが発動した力」を見て、これが王の証だと勘違いして、ジオウを倒して力を奪えば、自身が最強の王になって、自分の世界を救えると思い込んでいる。

なお、ディケイドが「世界の破壊者」なら、ジオウは「時空の破壊者」とも呼称されるようですな。
スウォルツごときには、世界を破壊する力はないようなので、ジオウを唆して、自身の時間軸を破壊させるのが目的のようです。
というか、破壊しか考えられずに、修復しようという発想にならないのが、スウォルツごときの限界のようですな。

ツクヨミは、そんな哀れな兄を見捨てられず、協力して自分たちの世界を修復しようと考えるのかな。

で、肝心のソウゴの物語にどんな結末が見られるのか。
結局、オーマジオウになってしまうのか。
夏の劇場版のストーリーは、TVとはつながらないパラレルな話なのか。

そして、TVの物語は、本当にそれで完結するのか。あるいはディケイドの時みたいに、冬映画に続く、ってオチなのか。

まあ、何だかんだ言って、最後まで楽しもうと思います。

Re: 8月のスレッド(2019) - K.K

2019/08/25 (Sun) 20:44:47

 ディケイド(ジオウ以前のTV本編や劇場版)って、何度かネットで調べたものの、いまいちよく分からず、ちょっともやもやするものがありました。が、NOVAさんの簡潔なまとめで、ようやく理解の端緒に至った気がします。

 例えばですが、ウィキペディアのディケイドの項目にある「原典」って、本当に別の世界(各レジェンドのオリジナル本編の世界と表現すればいいのか?)ということだったわけでしたか。「原典から改編されたアナザーライダー世界」とご教示頂いて、根本的な勘違いに気が付きました。

 もっとも、どうやらライダー史でもディケイド同様に特異な存在らしい電王についてはまだまだ理解の糸口にたどり着いてない気がします(ネットでの情報調べもまだ不足しているのではあるんですが)。が、ディケイドでも改変しての登場ができないくらいの何かがあるようですね。

 ローカル局で鎧武以降の再放送は観ているわけですが、ライダーシリーズ新作が途切れない限り、追っかけての再放送になるんだろうなあ。平成シリーズ元祖からの再放映をどっかでやってくれると助かるし嬉しいんですが。もっとも、最大の痛恨のミスは初回放映で観なかった、観続けなかった自分にあるわけですorz。

●仮面ライダージオウ(第48話:2068:オーマ・タイム)

 気を取り直して本編。公式サイトで最終回あらすじ等は分かるんですが、先を知らない前提で感想を続けてみようと思います。

 前話ラストからの続きで、平成シリーズの敵勢総集結、士の爆弾発言「この世界を破壊する」からですね。観ていて思わず「事情が悪化したら放棄かよ」と愚痴ったんですが、この後のシーンで士は人々だけは助けるとも言っており、真意の掴みにくいキャラだなあ(^^;。しかし、世界は放棄、人間は(別世界へ移動して)助けるって、ビルドのラストを思い出す流れになっているようです。

 それはともかく、あまりに多勢に無勢なのは間違いないんで、まずは撤退。海東大樹だけは別方面へ転進したようですね。が、ささやかな防御も失われましたんで、人的被害も多大な様子です。そこでウォズ前説入りまして、あと2ページ(2話)といよいよ大詰めを示唆。

 OP曲は映像が劇場版込みではなくなりましたね。宣伝効果はもういいということかな。劇場版も真のラストということらしいんですが、TV本編のラスト(次話)とどう関わるか、つながるかは気になるところです。もしかして、劇場版とTV本編それぞれのラストがあるということで、劇場版の映像をOPで流すのをやめたのかな。

 それはともかく、ソウゴらは拠点の時計店に戻り、作戦会議。士の世界解説からですね。要はレジェンド(の力や記憶、出来事等)をウォッチに込めて継承したため、各レジェンド世界がジオウ世界に取り込まれていったと。士はソウゴに「お前が(スウォルツの)片棒担いできたんだぞ」と、結構ショッキングな指摘をしてますね。

 が、もうそんなのは過去のこと。ここからどうするかが問題であるわけですが、士のプランは「この世界は破壊して放棄、だが人々は(別世界へ移して)助ける」というもの。繰り返しですが、ビルドでの戦兎のプランと似ている気がします。この後のソウゴの言動からしても、ソウゴは自身を犠牲にしようと思っている節があり、そこもビルドの戦兎の意思と類似している。

 士の作戦案が告げられるわけですが、見せてくれませんな。さらっと「ウォッチが全部ないウォッチケース」が映りまして、前話の描写から「これは順一郎が持ち出したな」と思わせるものがあります。

 時計店に士とソウゴだけになりまして、士が他の面々には伏せておいた作戦の不都合な点をソウゴに教えようとしますが、ソウゴはもう知っているわけですね。他を助けるため、ソウゴだけは犠牲になると。士がいったん死んだときみたいに、ジオウIIの時間巻き戻しというわけにもいかないんだろう。アナザーのはもう壊れたし、ジオウIIはソウゴなんだし。

 このソウゴの覚悟には士も感じ入るものがあった模様ですね。が、ソウゴはさすがに最後の戦いに赴く前にやっておきたいことがあるらしい。大叔父の順一郎に真実(ソウゴがジオウであること等)を言っておきたいということですか。

 その順一郎はダンボール箱(たぶん、レジェンドウォッチ入ってる)抱えて逃げてますが、なにせ街中敵だらけのなわけで、たちまち絶体絶命の危機に。ジオウが駆けつけて事なきを得ますが、順一郎がこの状況で外を移動しているということは(文字通り、命がけのはず)、よほどに大事な用事であることが窺えます。

 しかし、助けてくれたジオウがソウゴの声であることから、ようやく順一郎はソウゴが何をしているか、してきたか気が付いたみたいですね。敵を蹴散らしたジオウは変身を解除しまして、順一郎に真実を告白する。おそらく最期の別れの言葉のつもりでしょう。順一郎は修理しなければいけない時計がある言ってますが、やっぱりライドウォッチだろう。順一郎はこのとき、自分がソウゴを助けることができると確信したんじゃないかな。両者の決意は真逆ながら、ピッタリ息が合ってる感じです。

 別れを告げたソウゴは2068年のオーマジオウの世界へ行くわけか。ちょうど、(過去に戻る前の)ゲイツやツクヨミらがオーマジオウに奇襲(実は罠)を仕掛けたところですね。ソウゴが変身して介入しまして、一巡目(?)の史実とは異なる展開になってるんだろう。この後、オーマジオウも記憶にない展開だと言ってますし。たぶん、「逢魔降臨暦」にもないんだろう。

 ソウゴの狙いはオーマジオウに対面するだけでなく、ツクヨミにブランクライドウォッチを渡すことだったみたいですね。この時点では「ブランクウォッチ渡したって、ツクヨミはライダーじゃないし」と思ったんですが、オーマジオウに協力させる自信が、ソウゴにはあったわけでしたか。

 ともかく、ジオウ vs オーマジオウとなりまして、さすがのオーマジオウも記憶外の展開に戸惑っているらしい。このオーマジオウの2068年とて、2018~2019年からすれば不確定でしかない、ということなんでしょうね。が、戦力的にはジオウは未だオーマジオウに敵わない。どうするんだと思ったら、トリニティですか。ということは……。

 一方、ツクヨミは押し寄せる敵勢に立ち向かっており、おそらく人々の避難を助けているようです。ウォズは(どうせ作戦の一端だと思ってか)どうもやる気はなさそうですが(^^;、苛立つツクヨミに一喝されまして、変身して戦い始めとりますな。ウォズはいわゆるやればできる子なわけで、ザコ敵を一瞬で掃討してますね。

 が油断した隙を突かれて、中ボス格がツクヨミに襲い掛かる。そこで、自分的には「待ってました!」のチェイス、いや魔進チェイサーの介入。いかに死神と嘯こうと、本能、いや基本プログラムと言うべきか、人間が危機にあるとオートで防衛行動してしまうようですね。

 マッハ=剛の記憶もよみがえりそうですが、ロイミュードの書き換えプログラムのほうがまだ勝っているらしく、またも死神宣言してウォズに襲い掛かる。が、ウォズが消えてしまう。ははあ、あのトリニティだなと分かりますね。


 ゲイツはと言えば、単身で敵中で奮戦してますが、スウォルツ登場。もしかして、ゲイツはスウォルツをおびき寄せるために、不利な戦いを維持していたのか。がスウォルツディケイドは強力の上に多勢、ゲイツ苦戦の模様ですね。こうなると予想してたのか、ディケイドが助太刀に駆けつける。が、士は「お前(ゲイツ)の芝居が下手すぎて」とか言ってまして、ゲイツ苦戦は予定通りの行動だったということか。

 ゲイツは「ツクヨミが世界を救う、お前(スウォルツ)にできることは何もない」などと煽りまして、激怒したスウォルツが攻撃するよう仕向けたりしてる。要はスウォルツを2019年に釘づけにして、ソウゴの行動を妨害させないということなんでしょうね。2068年でツクヨミに渡したブランクウォッチが、2019年のこの時点で変化を起こすことを期待しているらしい。

 が、激おこのスウォルツディケイドが止めを刺しに行くと、ゲイツ消滅。これも、トリニティ行使の影響というわけか。それにしてもタイミング合いすぎ、いやいや見事に士の作戦通りに行ったと解釈しておこう(^^;。だって、ゲイツのほうには士がタイミング調整に介入したわけだし。

 2068年ではトリニティの3人が揃いまして、オーマジオウと対決に。が、ソウゴが「オーマジオウを足止めする」と言ってまして、狙いがよく分からない。オーマジオウが別の時間に移動するとかの不安があるんだろうか。それはともかく、能力的にはグランドジオウに劣るはずのトリニティで大丈夫かと思いましたが、意外にやれるらしい。3人の力の底上げもあるんでしょうが、チームワークがより完璧になっているからだろうか。

 オーマジオウはずっと単独でやって来たみたいですね。個人の能力でここまで来たため、チームの団結による強化は未知であったみたい。オーマジオウはそこに気が付いたからでしょうか、ソウゴが自分が犠牲になるプランを実行中なのに気が付いたらしい。単独主義のオーマジオウの思考では「自分が全部最後までやる責任がある」のはずですから、自己犠牲で何かを変えて後を誰かに託す、というのは考えたことがなかったんだろう。

 が、これはソウゴとしてはゲイツ、ウォズに知られてはならないこと。知られたら止められるに決まってますもんね。急いでトリニティを解除、ゲイツらを2019年に帰して、ソウゴだけでオーマジオウと話しを付けに入る。帰された2人、特にゲイツのショックは大きいでしょうね。たぶん、ゲイツは「いや、俺の命に代えてもソウゴは助ける」と決意してしまうんじゃなかろうか。

 ソウゴはオーマジオウに戦う意味がない、オーマジオウはソウゴを倒す気がないと指摘。ソウゴの未来がオーマジオウなんですから、オーマジオウは自分が(過去の行為もろとも)消える覚悟がないとソウゴを倒せないのは事実ですね。が、そそのかしたり、脅したりする様子も、これまで一切なかった。大詰めにも関わらず、オーマジオウって何をしたい存在なのか、どうも分からない点が多すぎる気がします。

 それはともかく、オーマジオウはソウゴに能力を告げまして、「時空を破壊する力」であるわけですか。ディケイドが世界を破壊する力で、オーマジオウは時空か。オーマジオウ、「スウォルツ『如き』に世界を滅ぼす力などない」と、スウォルツがオーマジオウ視点でかなりの小物であると強調してる感じですね。

 だからスウォルツは自分でライダーの力=ライダーの世界=レジェンドのウォッチを集めなかったのかな。仮にウォッチを得ても自分では使えないから、使う資格・能力のあるソウゴを選んだということで(劇場版のSOUGOはどうだったのか気になったりする ^^;)。

 オーマジオウ、依然として何を考えているか不明な感じですが、無意味だが手伝ってやるなどと言いつつ、ソウゴを2019年に送り返し、2068年のツクヨミのブランクウォッチに何らかの力を送ったらしい。これでブランクからツクヨミのウォッチに変わるわけでしたか。ソウゴ(ないしは門矢士)はオーマジオウがこうすると読み切って、一連の行動に出たと考えるべきなんでしょう。この2068年では、ジオウの出現がゲイツに2018年で事を起こす発想を得た点も大事なのかもしれない。

 2019年ではスウォルツアナザーに追い込まれそうになる士ディケイドですが、案の定、海東ディエンドが救援に入りましたな。さらに2068年からゲイツが帰って来る。さらに劣勢となったらしいスウォルツ、「ツクヨミは俺が消してやる」と宣言して逃走。やはりスウォルツにとって最大の不安要素はツクヨミなのか。

 一方、魔進チェイサーはツクヨミを追い込んでいるものの、いざ止めとなると体が言うことを聞かない。そこへ現れたスウォルツディケイド、代わって止め刺しに行くと、怒りのチェイスが阻止。人間の心はもっと美しいとか言ってまして、マッハ=剛の潜在記憶が徐々に影響を強くしているのかな。ついにチェイスはスウォルツアナザーに襲い掛かるわけですが、空間を操るスウォルツに攻撃が届かない。逆に返り討ちに。

 そこでゲイツが駆けつけまして、チェイスはゲイツに抱えられて最期の言葉を遺して消滅。「ああ、そうか」と思いました。元のドライブ史では、チェイスは剛に抱えられての最期だったんでした。似たことが起こったわけであり、オマージュであるわけですね。

 魔進チェイサーが仮面ライダーチェイスにならなかったのは不満に思ったんですが、よく考えたら、ドライブ本編では矢折れ刀尽きたチェイスは最後の力として魔進チェイサーで立ち向かったんでした。ジオウでもチェイスが魔進チェイサーで通した意味が分かったような気がします。

 が、スウォルツにはそんなことは響かない。チェイスを葬ったと見るや、再びツクヨミに襲い掛かる。そこでソウゴの登場ですね。もっとも、現時点での最重要(らしき)アイテムは既にツクヨミが持ってます。ツクヨミのライドウォッチですね。そこをソウゴが知らせると、ツクヨミが気が付いて取り出すと、ウォッチがブランクから変化。続いて駆けつけたウォズがドライバーを渡しまして準備完了。仮面ライダーツクヨミ誕生ですね。なかなかカッコいいぞ。

 次回は最終回(第49話)「2019:アポカリプス」って、黙示録ですか。ソウゴがオーマジオウ化するみたいですが、はてさて(まあ、あらすじは公式サイトにあるわけではあるんですが、知らんぷりする ^^;)。

追記:
 ツクヨミがすんなりライダーになれたってことは、ライダーの力が充分にあったことになりますな。一方、スウォルツが如きはディケイドとはいえ、しょせんはアナザー止まり。ライダーになれるだけの力がない。やはり兄妹の差は歴然だったと考えるべきなんでしょう。

Re: 8月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/08/26 (Mon) 00:07:34

ジオウの最終3部作の追跡感想お疲れさまです。

いよいよ明日で最終回ですが、平日朝だとリアルタイムで見られないのが、自分的には残念だったり。まあ、仕事から帰ってから録画分を消化って形ですな。
どちらにせよ、1日遅れではあるので、リアルタイムなんて関係ないですし(苦笑)。

さて、今回もレスという形で、薀蓄をば。

>再放送

YouTubeが見られる環境でしたら、「東映公式チャンネル」が過去作を週2話ぐらい配信してますね。
平成ライダーでしたら、今はキバとオーズが演ってます。昭和でしたら、V3の終盤(ライダーマンが出てる辺り)。

順当に行けば、キバの後がディケイド、オーズの後がフォーゼとなりますので、少しずつ補完はできるかも、と申し上げつつ。

>ディケイドを軸とした平成ライダー史

ディケイドやジオウは、平成ライダー多元宇宙を題材にした作品ですが、どうしてライダーが多元宇宙を形成するようになったかの話を少々。

まず、昭和ライダーの時点では、異なる世界って概念は存在しませんでした。
これは、仮面ライダーシリーズが基本的に一つの世界観を継承していたからで、番組が切り替わっても、それは1号ライダーがショッカーと戦っていた物語の続きになります。
もちろん、敵組織や主人公ライダーの周囲のキャラは交代しますが、その中でも、おやっさんこと立花藤兵衛は職を変えながらもライダーのサポーターを続けますし(ストロンガーまで)、その後も、劇場版やTVスペシャルなどで、現役ライダーを助けるために、世界各地で悪と戦っていた先輩ライダーが帰国して駆けつけてきたりします。それが昭和ライダーの世界観でした。

一方、クウガから始まる平成ライダー(厳密には2000年代ライダー)になると、番組が変われば違う世界観という形に切り替わります。
これは初作のクウガから、2作目のアギトにバトンタッチする際に、作り手側の事情で「初期設定では、アギトはクウガの続編だったけど、クウガのプロデューサーが反対した(クウガが守った世界が再び危機に陥って、本来、戦いを好まなかったクウガが戦い続ける姿は見るに忍びない)ために、アギトはクウガの世界を継承しない(クウガの事件と似た歴史を持つ別世界)という設定」になります。

ここから、平成ライダーは作品ごとに異なる世界観を持ち、先輩ライダーが後輩を助ける物語にはしない、という約束事が設けられます。
逆に言えば、番組が変われば、前番組の流れがリセットされた別の設定や物語に切り替わるため、自由な発想で一から構築でき、マンネリ化を防ぐことができる。
平成ライダーでは「正義の仮面ライダーが、悪の組織の生み出した怪人を倒して、人類の平和を守る」という昭和のお約束さえ覆す作品が続出したりも。

先輩ライダーは助けに来ない代わりに、作品内で複数ライダーの登場が定着。
また、夏の劇場版で、TV本編と異なるパラレル的なラストを迎えたり、怪人に支配されたディストピア未来で蘇る主役ライダーの物語に設定を置き換えたり、いろいろ挑戦してきたなあ、と。

ただ、作品ごとに違う世界の物語として続いてきた平成ライダーの変革者となったのが、電王であり、ディケイドになります。
電王の場合は、時間を超えるという設定もさることながら、TV放送が終わってからも、劇場版を何本も続けていて、ディケイド放送当時もまだ現役ライダーとなっていたわけですな。

電王人気のおかげで、夏映画だけだったのが、秋映画や春映画なども公開されたり、TV放送の後から世界観がさらに広がる伝統が生まれたほどです。
また、主役の俳優が多忙で出演できなくても、モモタロスが電王に変身したり、主役が時間移動の副作用で子供になったり(役者交代)、主役の子孫が未来から来たり(NEW電王)、どんどん話を膨らませていきました。

そのうちの一本で、電王と後番組のキバが共演する映画が作られたことから、「平成ライダーでも、番組の世界観を超えた主役ライダー共演の物語を作ろう」って機運が高まり、ディケイドに至ったとも言えます。

ただ、ディケイドでは「平成ライダー過去作の世界を巡る物語」という設定にも関わらず、「過去作のライダー役者が全員出演できるとは限らない」という現実問題を打開すべく、
ディケイドが巡るのは、「過去のライダーをモデルにしつつも、アレンジ(リ・ビルド)されたパロディ世界」という設定になりました。
だから、例えばクウガは五代雄介(演・オダギリジョー)が変身する原作ではなく、小野寺ユースケという別人が変身するディケイド版クウガになって、ディケイドの旅の同行者になったりします。

五代クウガは格好よくて頼り甲斐あるけど、小野寺クウガは基本コメディー担当で、彼が各ライダー世界の揉め事に巻き込まれてピンチなところを、颯爽と士が現れて、偉そうに説教して事件解決ってパターンの話も多かったり。

よって、ディケイドの物語は、「改変されたライダー世界の事件を、異世界から来た士と仲間たちが介入して、現地のライダーのお悩みなどを解決しながら、クライマックスの共闘劇で盛り上がる作風」。
そして、今回は「ジオウ世界に介入して、主人公に上から目線でアドバイスしながら、事件解決までサポートした」ということで、正にディケイドの物語を再現した流れですな。
ディケイド本編なら、各ライダー世界の事件を2話でスピード解決してきたわけですが、このジオウ編エピソードはディケイドの長編エピソードとしても見なすことができるわけで、正に『仮面ライダーディケイド 10イヤーズ・アフターwithジオウ』と題してもいいぐらい。

そして、ディケイド第1話は、キバの主人公である紅渡から「ライダーの世界を巡って、世界を破壊してくれ」と頼まれたのに、その真意がよく分からない上、士自身が記憶喪失だったものだから、迷走しながらライダー世界を救ってしまう展開で、「世界の破壊者ってどういうこと?」と視聴者の疑問を高めながら、平成10年間のアレンジされたライダー世界を巡りつつ、そのうちに戦隊や昭和ライダーの世界にまで行ってしまう。

ここで、ディケイドという作品が全てをつなげた結果、個々の作品世界の独自性(壁と言ってもいい)を破壊して、平成ライダーの昭和化に至ってしまう、と。

ディケイドの次のWから、次の10年を志向する平成2期ライダーがスタートしますが、
1期との最大の違いは、旧作とのコラボの機会が増えたことと、夏映画と年末映画と春映画の定着化。まあ、春映画は近年、形を変えて、番組終了後のサブライダー主役話に切り替わっている感じ。

で、たぶん、平成ライダー史を語る上で、将来、ジオウがディケイドの後継者的に扱われる時が来るんだろうなあ、と確信してみる。

>チェイスの死

実は、これ、TVでの最初の死を合わせて、3回めなんです。

2回目は、ドライブの番組が終了した年末に上映されたゴーストとのコラボ映画。

敵が死んだロイミュードを復活させて、その中にハートやブレン、メディックと合わせて、チェイスもいた。
それを迎え撃つ剛とマコト兄ちゃんの2号ライダーコンビという中で、記憶を失ったチェイスに剛が必死で呼びかけて、友情を取り戻すのですが、
死者を復活させた敵が倒されたことで、チェイスも剛との絆を感じたまま、再びの消滅。

その後、Vシネの『仮面ライダーハート/マッハ』において、剛がチェイスの復活のための研究実験を続けているときに、間違えてハートの魂を復活させてしまったり、いろいろトラブル。
一応、チェイスもロイミュードのボディでなく、シフトカーの形で復活していたのですが、剛に力を与えて、またも消失。

そして、今年の春の『仮面ライダーブレン』で、剛がまだチェイス復活の研究を頑張っていることが判明し、ついでに作っていたブレンのボディの方が先に起動しそうだったり、
とうとう夏映画にも、剛と仮面ライダーブレンが出演したりした挙句、
チェイスはどうなるのかな、と思ってみたら、TVの方に来たか、と。

ジオウにおけるドライブ編は、なかなか放送されず、やきもきさせられましたが、終盤の台風の目になったようで、よかったなあ、と。

では、明日の最終話を見て、今後のジオウの展望とか、続くゼロワンへのバトンタッチを期待しつつ。

いよいよ夏も大詰めだなあ、と秋からの気分一新を楽しみにしつつ。ではまた。

Re: 8月のスレッド(2019) - K.K

2019/08/28 (Wed) 08:43:26

 ジオウの感想がなかなか書けず、日曜には無事にゼロワンが始まるのに、と焦るものがあったりします。それまでに、とりあえずでも最終話の感想と、全編通しての印象は書いておきたい。でないと、頭の中にゼロワンとジオウがごっちゃになりかねない(←自分は並列処理がとても弱いorz)。

 ジオウの感想で難儀しているのが、最終回の感想だけだとしても「ジオウの物語としてどうか、平成20作記念のお祭りとしてどうか」という2点が自分的に難しい。どうかすると真逆の印象、感想になりそうだったりします。

 それに、「ライダーを前々から追って来た人ならどう見るんだろう」といったことも気になります。そんなこんなで、なかなか言語化できるまでイメージが固まってこない。NOVAさんの昭和~平成ライダー解説、チェイスの死亡解説などを拝読しまして、少し整理が出来てきた点はあるんですけど。

 とにもかくにも、土曜までには何とかするとしまして、しかし時間を取られそうなことが増えました。実は小躍りするほど嬉しくて、しかし自分が情けなくもなることなんですけど(^^;。

1.Youtube東映公式のライダー物

 NOVAさんにご紹介頂いたYoutubeの東映公式ですね。いつも大変ありがとうございます。

 ライダーの平成1期・2期、昭和でそれぞれ週2本(計6本)あったわけでしたか。牙狼の週2ネット再放映も気が付いてませんでしたし、ライダーもだったかと愕然です。検索もあるんだし、ちょっとアンテナ張っとけば気が付けたんだろうに、見逃し分は惜しいことをしましたorz。

 が、これからでも観られる分があるのは嬉しいですね。昭和ライダーは仰る通りでV3ですが、他の視聴したいものの多さもありまして、とりあえず見送りかなと。V3はTV視聴できてまして、V3の次からがきちんと観てないか、全く観てない。V3の次から観てみようと思います(古い時代の映像技術等で観続けるかどうか、ちょっと分からないですが)。

 平成1期(キバ)・2期は(オーズ)はどちらも第27~28話で中盤辺りですね。オーズのほうは間違えて第28話を先に観てしまったんですが、もしかするとドンピシャのいい選択だったかも。いきなり「ライダー1000話記念」と出て来まして、お祭り回でした。

 昭和ライダーの戦闘員に傾倒している人物のコミカルな回ですね。昭和の歴代戦闘員を呼び出すシーンでは、最初はぷっと吹き出したものの、次の瞬間は何か燃えるものを感じました。自分が「ああ、これは視聴不足とはいえ昭和ライダー観たときの快感がよみがってるんだろうな、敵側も好きだったし」と思った次第です。

2.昭和の記憶が平成で上書きされている

 不思議のようでいて当然のことかもしれませんが、その感覚は公式サイトのV3(ライダーマン初出回)観てもよみがえりません(ただし快感はある)。むしろ、昔の撮影技術と今のとの差を感じてしまったりする。平成ライダーで昭和ライダーを振り返るシーン、エピソードでは、おそらく「平成の技術ではこう見えるはずの昭和ライダー」に記憶が改ざんされているんだと思います(「記憶の美化」と書きかけたんだけど、何か違う感じがして「改ざん」と言ってみました)。

 ゲームでもそういう記憶改ざんがありまして、ここでも前に言ったような気がします。特にBGMですね。ファミコンのゲーム記憶が、今のゲーム機の音源で再現されたらこう、みたいな記憶にすり替わってます。実際のファミコンBGMを今聞き直すと、とてもショボく感じて「こんなんだったっけ?」になりますorz。

 以前は「観たものをその通りに思い出せないなんて、よくないのでは」と思ったりもしましたが、今となっては開き直るものがあります。他人に紹介したり勧めたりするときは注意せねばなりませんが、自分で視聴している分には快さ、楽しさが増すんならそれでいいじゃないかと。

 ……よし、ジオウをもう一度観なおして感想に取り掛かるぞ。

Re: 8月のスレッド(2019) - K.K

2019/08/29 (Thu) 16:56:30

●仮面ライダージオウ(最終回・第49話:2019:アポカリプス)

 まずは最終話本編の感想。前話ラストで変身したツクヨミ、士のプラン通りであるわけですが、想定外の行動ですね。スウォルツについちゃった。ですが、この時点で「嘘の寝返りだな」と思えます。何ら伏線がなかったですから。むしろ逆の描写はありました。例えば、撃てなかったものの、少年時代のスウォルツに銃を向けたことだってある。何より、第1話からここまでの長丁場で描かれたツクヨミには、到底そぐわない。

 となると、終盤まで行動を共にしたオーラでさえ疑ったスウォルツが、ツクヨミの寝返りにすっかり心を許した様子なのは、やはり「スウォルツ如き」だからなのかなと思えます。肉親であるから信用したというよりは、妹の力への劣等感の裏返しでしょうか。コンプレックス対象がかしずいたことで、虚栄心が満たされた快感で目が曇った。

 それはともかく、ツクヨミの態度激変は、もしかすると「ソウゴが命と引き換えに世界を救おうとする恐れがあるから、自分(ツクヨミ)が代わって果たそう」という意思があったのかもしれません。ゲイツが2068年で聞いたことはツクヨミにも伝わってるはずですんで。それに、ツクヨミとしては「自分の世界(2058年)のせいで、このジオウ世界が犠牲にされる」ことに強いためらいもあるはずです。

 最終回だけあってOP曲はなく、シーンはビル屋上のツクヨミとスウォルツ。月が赤いですが、確か不吉の予兆でしたっけ。2人の会話とジオウ側の善後策会議で、ようやくなんで世界が滅ぶか、どうすればいいかの解説ですね。ここへきてようやく「ライダーがいない世界は滅ぶ」ということが明かされる。

 ツクヨミの世界(2058年)にはライダーがいないため、世界が消滅する危機にあった(それまでどうやって消滅せずにやってこれたかは不明)。そう分かってみますと、各レジェンドライダーの世界も心配になります。レジェンドはソウゴが継承すると、基本的にはいなくなるわけですんで。ライダーがいないと消滅理論からすると、レジェンド世界も消滅なんでしょうけど、ウォッチによるものだとジオウ世界に統合されるのかな。そう考えると、スウォルツが進めてきた計画もつじつまが合いそう。

 それはともかく、士の当初計画ですと、ツクヨミ世界にツクヨミライダーを誕生させれば、ジオウ世界のジオウとつながるんで、ジオウ世界からツクヨミ世界への避難ルートになるということでしたか。もっとも、それは表向きの説明で、ソウゴが犠牲になるという隠された要素を加味して考えると、ジオウごと世界をツクヨミ側へ統合するというものになるんだろう(ジオウ=ソウゴはツクヨミ及びその世界に吸収される形で消えるとかで)。

(そもそも、何十億もの人間が、ぞろぞろ歩いて移動できるわけなさそうだし、ツクヨミ世界にそんな膨大な人口が加わっても、維持できないだろう。)

 ツクヨミの裏切りで、そういうプランもおじゃんということですね。他の奇策があるわけではない、こうなれば正攻法で侵略してきた歴代の敵に当たるしかない。その頃、順一郎は時計の修理にいそしんでまして、後のシーンからして、レジェンドウォッチだろう。小さい歯車とか清掃してまして、ウォッチが意外にもアナログ的な機構を持っていることが窺えます。

 士が「世界の破滅は加速していくぞ」と警告した通り、敵の侵攻はラスボスまで登場してますね。観てすぐ思い出せたのは、エボルトです。やっぱり、コイツもいたのか。ビルド世界に行ったときは、ビルド序盤ぽかったですが、そのままであればエボルトが出現する歴史であったようですね。ブレイド編では、剣崎と相川がブレイド本編での問題をそのまま抱えて登場していたことなどと、これでようやく整合性がはっきり示された感じがします。

 迎え撃つジオウ側も善戦しているようですが、いかんせん多勢に無勢、海東ディエンドの「世界の終わりを一緒に楽しめるなんて」の台詞が、状況を正確に表しているように思えます。救えないがせめてもの抵抗はするぞ、ということで。
(もっとも、ディケイド、ディエンドはジオウ世界の滅びと運命を共にしないキャラクターのようではある。もしジオウ世界が終わったら、たぶんどっか別の世界に行く。いや、ソウゴを見直したディケイドはもしかすると、という気もする。)

 ただ、ソウゴだけは順一郎と2人きりの食事ですね。順一郎は最後の晩餐ではないと念押しし、修理したレジェンドウォッチ一式をソウゴに渡す。最後の晩餐のつもりだったらしいソウゴ、これで一縷の希望を見出した感じがあります。やっぱりそう来なくっちゃ、という流れですね。

 しかし、戦闘中のジオウ陣営は圧倒的不利。スウォルツを上回る力のツクヨミが介入してますしね。が、ちょっと気になる描写もありました。一度目では意識せず、二度目で気が付いたんですが、ツクヨミがスウォルツの背後に立つポジションを取ってますね。もしかして、ツクヨミは虎視眈々とチャンスを狙ってたのかもしれません。が、まだスウォルツの油断の程度が浅いと見て、このタイミングでは見送ったのかな。

 しかし、その直後にレジェンドの力を取り戻したジオウが参戦。歴代レジェンドを出してますが、どれも(ほぼ)最強フォームのようですね。劇場版ではグランドジオウではノーマルのレジェンド召喚、オーマジオウの力を得て最強フォームで召喚したそうなんですが、TV本編では順一郎の修理により最強フォームを召喚できるようになったということかな(やはり天才技術者なんだろう、順一郎は)。

 驚くスウォルツをしり目にソウゴが登場して変身、いきなりグランドジオウですね。歴代レジェンドの像の表面がはがれ、中かからレジェンドが登場するのは初回からのOP通り。そして像ではなく、生身のソウゴが中央に立っている。グランドジオウに変身しまして、今までと違い身体各部のレジェンド像がレジェンドそのままに変わってもいる。OP映像は最終回のここへつながるわけでしたか。なるほど、という気がしました。確かにレジェンドから力を託された感じです。いや、世界の命運を任されたという印象かな。

 が、ソウゴの「最後の勝負だ」という口調、声質がオーマジオウに近づいているのがちょっと不安要素です。グランドジオウ vs スウォルツディケイドの勝負は、やはりレジェンド加勢のジオウが有利な模様ですね。しかしスウォルツは歴代ライダーのカードではなく、歴代ラスボス&敵勢を召喚しまして、形勢は逆転か。

 変身を強制解除されたソウゴにスウォルツが止めを刺しに行きますが、ようやく駆けつけたゲイツが捨て身の阻止。しかしゲイツは致命傷で(幻徳ローグの最期と同じく、ヘルメット割れが象徴しているんだろう)、ソウゴに抱えらえて息を引き取る。チェイスを抱えて看取ったゲイツが、ソウゴに同じように看取られたわけですね。ある意味、チェイス→ゲイツ→ソウゴと辿って託されたものがあると示されたんだと思います。

 これで怒りが頂点を超えたソウゴ、オーマジオウに変身(劇場版のオーマフォームではなく、オーマジオウそのものらしい)。ゲイツは命に代えてもソウゴを(最低最悪の)オーマジオウにしないと言っていたわけですが、命と引き換えにオーマジオウにしたわけですね。スウォルツが言った選択肢のうち、オーマジオウの道を選んだことにもなっている。しかし納得感はあります。

 ゲイツはオーマジオウであっても最高最善と信じて息を引き取ったわけですが、オーマジオウとなってスウォルツと対峙するソウゴはちょっと怖い感じです。近づいてきたウォズに、やはりオーマジオウに近い声質で「祝え!」と厳命したりするし。ウォズですらちょっと戸惑っているのが、ソウゴの変化が不気味なものかもしれないことを示唆しているようでもある。

 ともかく、ウォズの名乗り代行の祝福メッセージが出て、最後の対決。歴代ラスボスでもオーマジオウには全然歯が立たないんですか。規格外の強さですね。2068年のオーマジオウは、この力を持ちながら、今まで傍観同様だったのか(世界人口半減のカタストロフは起こしてますが)。ですが、スウォルツとしては計画通りだったわけですか。最初からオーマジオウの力を吸収するつもりだったから。しかし、オーマジオウの力はスウォルツ「如き」の想定を超えていて、という小気味いいお約束の展開(^^;。

 しかし、スウォルツは逃走しても部分的勝利ではあるわけですね。ツクヨミがライダーになっているから、ツクヨミ世界は消失から免れている(はず)。スウォルツはオーマジオウを部分的に吸収できた分は強化されている。彼の元の世界だけなら覇王気取りで君臨できる。

 が、ツクヨミが許さないわけですな。スウォルツの全注意がソウゴに向かっている隙を突いて、ライダー・ツクヨミが背後からぐっさり。ソウゴらを裏切った芝居を始めてから、ずっとこれを狙ってたんだろう。理由は「ジオウ世界が私(ツクヨミ)の世界だ」と思ったからみたいですね。

 深手を負ったスウォルツは、それでもツクヨミを吹き飛ばしまして、ツクヨミが致命傷を負った模様ですね。ゲイツに続いてツクヨミを失ったソウゴ、オーマジオウの全力を以てスウォルツディケイドを屠る。自分的にはスウォルツ打倒より、ソウゴの魔王化が心配になりました。なにせ怒りの頂点を二度も超えたわけですから、スウォルツを打倒しても憎悪でそのまま暴走しかねない。

 が、ツクヨミ(の魂?)から「ソウゴ、2つの世界をあなたに託す」と言われては、憎悪に囚われている場合じゃないと、ソウゴも思ったんだろう。ウォズが「我が魔王」に改めて忠誠を誓おうとするも、ソウゴは拒否。オーマジオウも介入して説得しようとしたみたいですが、ソウゴはこれも拒否。オーマジオウのもう一つの力「創造」を使って、世界再生するわけですね。

 作り直した世界は2018年、ジオウが始まった時期=最初の事件発生のタイミングみたいですね。ソウゴはまだ高校生で、ジオウだった記憶はなさそうです。ただ、王様になる意思はあるみたい。ゲイツ、ツクヨミ、ウール、オーラも普通の高校生として、この世界に再生している。ウォズは影響を受けてないみたいで、締めくくりにソウゴがオーマジオウになるか否かは不明、と言い、「逢魔降臨暦」をロックして(劇場版では用済みとして引き裂いたようですな)、ジオウの物語は終結ですか(が、後のCM見ると終わってないらしい ^^;)。

 この終わり方、ネットで観測してますとジョジョ第6部を思い起こすものがあるみたいですね。ジョジョ第6部は全く読んでなかったんですが、ネットで調べてみると、ラスボスが宇宙の時間を1周させて(現時点→ビッグクランチ→ビッグバン→元の現時点)、歴史が完全確定した時代を創ろうとしたらしい。だけど、ジョジョらに阻まれ、未来が未確定の世界が再生されたんだそうで。

 似てるといえば似てるかなという感じですが、いかんせんジョジョ第6部を読んでない。アニメ化してくれたら、類似点、相違点を比べてみたくなりました。

 自分的にはこのジオウの終わり方がどうだったかについては、気分的にはいいかなと感じます。ですが、納得できない点(いろいろ放り出しで回収されてない等)もあるといえばあります。

 ジオウを通じてのものでもありますんで、投稿を改めて感想を続けてみたいと思います(もしかしたら今日中は無理かも、気合が尽きてきた ^^;)。

Re: 8月のスレッド(2019) - K.K

2019/08/29 (Thu) 18:53:11

 感想の続きです(なんとか書けたけど、時間を置くともっといろいろ浮かんできそう)。

●仮面ライダージオウ全編を通しての感想

 ジオウの物語として考えてみると、いろいろ期待したのに、放りっぱなしの要素があるように思います。ドラマ展開とか、緊張感の上げ下げ、ストーリ進行の緩急等々は不満は感じないんですが、知りたかったことを知らされずに終わった点はちょっと不満だったかもしれません。

 例えば、以下のような点が気になるのに、謎のまま残されているような気がします。

・スウォルツ・ツクヨミの正体
 ライダー・ツクヨミ世界の住人にして、当初は自分たちの世界が滅ぶ運命にあった2人ですね。王家の人間とされており、何かを司っていたようなんですが、正体が明かされない。
 門矢士が彼らの料理人として、その世界に潜入していたところを見ると、普通に食う人々がいることになる。食料生産する人・技術があるはず。作中に出てきたのはツクヨミ邸1軒だけだけど、建材等を生産する人・技術もある。そういう点からすると、たくさん人がいる普通の世界のようではある。王家はおそらくその王国世界を統べている。
 ですが、何も明かされませんでした。スウォルツ・ツクヨミ兄妹だけがいるんなら移住すればいいんじゃないかとか、余計なネガティブ妄想が出て来てしまいそうになります。

・ウール、オーラの出自、経歴、目的
 スウォルツ・ツクヨミの出自・正体がもうちょっと明らかになれば、ウール・オーラが何者かという推測もできるかもしれませんが、それがない。作中の言行から考えるしかないですが、なぜスウォルツの一味となったのか、どこからどうしてジオウ世界に来ているかとか不明のままです。主要敵にして正体や行動原理、動機が分からない点、ちょっと不満が残ります。

・ツクヨミ世界の「介入者」
 これも台詞だけで示されたものですね。「介入者」が何をする者かすら示されませんでした。幼いツクヨミが、ソウゴや成長したツクヨミを「介入者ね」と言う代わりに、「誰なの!」と言って警戒してもほとんど変わらない。
 気になるそれらしい設定を見せておいて、使わなかった感じです。それなら省いて欲しかった気もします。

・記憶を失うレジェンドと失わないレジェンド
 これも中盤から終盤にかけて、相違がドラマ展開に絡みそうな期待ができたんですけど、使われなかった。

・未来のライダー
 白ウォズルートの未来とか、ソウゴの夢に出てきた未来とかも含めまして、ちょっと存在理由が分からない。未来世界については、白ウォズは魅力的なキャラクターですし、ソウゴの未来選択に深く関わってくれたんで満足です。
 ですが、他の未来キャラクターはちょっと存在意義が分からない。エピソード自体は面白かったんですけれど、ジオウのストーリーと深く関わっている感じがなく、外伝的な印象があります。そのエピソードの分の尺をジオウのドラマに回してほしかったような気もしました。

・多数の世界か時間移動か
 当初、1つの世界で過去や未来に行く前提だったと思います。ディケイドが登場する辺りから、それが曖昧になって来た気がします。タイムトラベルではなく、多数のライダー世界と行き来しているようでもある。こちらで伺ったことによれば、ディケイドの世界観をベースにしているということみたいですね。
 これって、いわゆる勝利条件にも関わることで、どうなればジオウ側勝利なのかという点を曖昧にしてしまった面があるように思えます。要は争点が見えにくくなった。まあ、その分はアクションやVFX駆使した映像で補って余りあったわけではあったんですが。

 ぱっと思い出しても、これくらい次々浮かんできます。ここででの感想を読み直すとかしたら、まだありそう。

 ですが、そういう不満を吹き飛ばしそうな話が、本編外でありました。CMであった「ゲイツ主演らしいジオウ続編Vシネマ」です。まだ続くわけだったか、と思うと、伏線の未回収とか放りっぱなしの設定とか、気にならなくなってきます。ゼロワン以降の劇場版でもどう出してくれるか期待できそうでもある(そのくせ、劇場版を観に行かない ^^;)。

●平成ライダー祭としての印象

 その一方、ディケイドの10作総まとめを超える、20作記念の総まとめとしては、よくこれだけやれるもんだと感心、感動します。自分が曲がりなりにも分かるのは鎧武以降であるわけなんですが、観たもの、未見のは調べた範囲では、レジェンドやその要素の盛り込み方がなかなかの手際と感じます。

 レジェンドライダー(と新規の未来ライダー)が入れ代わり立ち代わり、あるいは入り乱れる展開であったわけですが、例えば「やっぱり鎧武よりビルドのほうが凄いよね」みたいな、レジェンド間の優劣を感じるような描写が無かった。みんな等しく大事に扱われている感じでした。

 だからと言って、本編主人公たるソウゴ・ジオウが一歩下がって諸先輩を立てているわけでもない。肩を並べてドラマ展開してました。ゲイツ、ツクヨミ、ウォズも同様ですね。

 鎧武以降しか分からないのに、そういう印象が生じました。ずっとライダーシリーズを追って来た人なら、比べ物にならないほど感慨深い作品なんじゃないかと思います(つまり「ああ、平成ライダー、最初から観ておくんだった」といういつもの後悔混じりorz)。

 ラストで歴史が2018年のスタート地点に戻されたわけですけれども、以降の展開があることも示されました。ということは、次作以降もTV本編、劇場版、Vシネマ等々で新ライダーらにジオウ世界から関わって行ってくれそうな期待も生じます。

 ジオウの物語としては完結しなかった面もあったように思うんですけど、最終回で終えたのは「今回の祭」だけだったような気もしまして、それが「不満な気もするけど満足」という、今の自分のジオウの作品印象になっているようです。

Re: 8月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/08/31 (Sat) 00:15:26

令和元年もそろそろ半分が過ぎて、9月から真の令和が始まるようなライダー時空ですな。
令和元年は5月から始まって、8ヶ月しかないので。

そして、ジオウの最終回ですが、TV版はバッドエンドを無理矢理修復して、平成に戻るエンド。
夏の劇場版が、令和につながるエンドと認識。

それに、ゼロワンとジオウの邂逅はまだない、と。

最終回の感想としては、「仮面ライダーツクヨミの扱いがもったいないなあ」とか、今後のフォローが欲しいなあ、とか、「タイムジャッカー絡みの背景」は小説で明かされるのかなあ、とか、まあ、終わった感じがしないですね。
とりあえず、ゼロワン見ながら、冬の劇場版で、どう絡むのかなあ、と期待しております。

あと、歴代ライダーについては、映画のみで語られたクウガとWの扱いが残念ですが、WについてはエターナルがWを補完したとも考えますので、OK。
問題はクウガですな。平成1号にも関わらず、出演者が一切出て来ず、ライドウォッチは「古代クウガの墓」から発掘されたのみ。

一応、昨年末の映画のテーマキャラクターではあったのですが、本当に象徴的な扱いだけで、美味しいところはみんな電王に持って行かれた感。

できれば、今年の年末劇場版で、昭和1号と、平成1号のクウガと、令和1号のゼロワンの絡みがあればいいのになあ、と期待してみます。


さて、次のゼロワンですが、「スーツが軽量化されて、中のアクターさんが若い人に変わった」ので、軽快なアクションが期待できると思います。
モチーフがバッタなので、よく跳ねそうだし、
その次は空中戦フォームだし、動きのキレが良さそう。

で、最初は軽いノリでスタートしてから、だんだん重くなるのかな。脚本がエグゼイドの人だからなあ。

予想ネタの一つに、主人公が「自分は人間だと思い込んでいるけど、実は高性能ヒューマギアであることが中盤で発覚」するとか、あり得そう。

何にせよ、人間と人造人間、AIの協力と対立がテーマなのは間違いないし、そこをどう膨らませるかに期待したいですな。
ドライブのロイミュードとか、エグゼイドのバグスターとか、それ以前のロボットヒーロー物の系譜をいろいろ思い出すこともあるだろう、と。

では、また来月(すぐですけど)。

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