創作と鑑賞の談話室

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12月のスレッド(2019) - K.K

2019/12/01 (Sun) 00:01:53

 12月の雑談スレッドです。

Re: 12月のスレッド(2019) - K.K

2019/12/01 (Sun) 20:53:02

 定例感想です。

●仮面ライダーゼロワン(第13話:ワタシの仕事は社長秘書)

 今後登場しそうなライダーの情報が劇中やED後のテロップで出てきますね。今話ラストでZAIA社長ので天津垓が言ったのが「サウザー」ですね(自分としてはつい、北斗の拳の聖帝を思い出す ^^;)。天津の言いようからすると、ゼロワンや滅亡迅雷の対抗馬らしいんで、たぶんライダーだろう。

 その後にテロップで出てきたのが「仮面ライダー雷」ですね。雷で滅亡迅雷の4文字中、3文字まで埋まります。ということは、いずれライダー亡も出てくるということかなと思います。ネットで少し検索すると、サウザーや亡の正体について、いろいろ推測が飛び交ってるみたいです。ライダー雷は……まあ、次話登場の宇宙飛行士ギアの1人が雷電だからなあ(^^;。デザインの一部はドードーっぽいらしいですが。

 今話では引き続き登場して欲しかったキャラクターが2名も退場ですね。1人は暗殺ちゃん/祭田Zです(演じた松村龍之介さんは出演終了とのこと)。もっとも、ライダー雷に部分的ででも引き継がれるとしたら、キャラとしては残っていることになります。声優ギアで目覚めかけて滅に止められた迅に、次なる影響を与えたのが暗殺ちゃんなわけで、迅の今後の変化に関わる事項になりそう。

 暗殺ちゃん/ドードーキーについては、自分的に気になっていることもあります。暗殺ちゃん何号だったか、唯阿が鹵獲して何かしてました。あのときドードーキーに何かしたとすると、その影響が残っているかもしれません。ドードーキー使用者/ギアに唯阿の仕掛けが発動したりすると面白そうです。

 もう1人はワズで完全退場ですね。もうちょっと見ていたいからこその、あの引き際の強い印象が出せたということかもしれません。重要な情報を遺してくれまして、ゼロワン計画なるものが先代の是之介により開始されており、ワズ、イズはそれに関わるヒューマギアだったということですね。かつ、ゼロワン計画従事のギアは機密保持のためバックアップが取れない(ワズ退場時の描写と異なる気もしますが、後述)。

 ともかく本編。冒頭は前話ラストからの続きで、ゼロワン(シャイニングホッパー) vs ドードーマギア改(第2形態)ですね。ワズの勧めるブレイキングマンモスを退けてのシャイニングホッパーでどうなるか。

 結果的には、イズを庇ったことを考慮しても、ゼロワンがあっさり敗北ですね。基本形態ライジングホッパー1.8倍の能力しか出せず、ドードーのラーニング&先読みが上回ったからでしたか。1.8倍という数値はイズにも想定外だったらしく、本来はもっと高性能らしい。1.8倍くらいだったら、確かにブレイキングマンモスが戦力として上なんだろうな。

 と思ったら、そうでもなかったみたい。イズを庇って倒れたゼロワンに、ワズがマンモス使わせたのは逃走のためでしたか。この後のワズの描写からすると、シャイニングホッパーの動作不良を想定して、いったん退避ということでマンモスを勧めたらしい。新装備はテストしておけ、ということなんでしょうね(技術的には基本事項ではある)。

 或人らは不破の厚意でAIMS専用車両に退避したみたいですね。次の作戦を練るわけですが、イズは大反省。これが後の行動につながるわけですな。

 劇場版サービス映像入りのOP曲の後、ドードーの動向(Z5号捜索)が示されまして、或人側もそれを察知している描写、その当人のZ5号とシーンが素早く転換。そのZ5号がドードーの配下マギアに発見され、追われるわけですね。

 AIMS車内に残るイズはシャイニングホッパーの不備を分析し、ワズがなぜ予見できたか問う。ワズ曰く「直感」と。これにシンギュラリティを感じたイズ、ついにワズを優秀と認めまして、失礼な態度だったことを謝罪する。観ていて、そこで思わずツッコミました。「失礼な態度と思ってやっとたんかい!」と(^^;。やっぱり怒ってたんだ(という感情が起きる程度にはイズにも自我が芽生えてるんだろう)。

 ですが、さすがにワズのシスコンまでは付き合えませんか(^^;。単にプロトタイプというだけですもんね。そこで唯阿が乱入しまして、ようやくこの件を知ったようですね。これで唯阿も本格参戦なんだろう。ただ、問題はあって、或人、AIMS、ZAIA社のどの立場かということでしょうか。

 一方、負傷しながらもZ5号にたどり着きまして、ちょうどドードー配下がZ5号を追い始めた時点ですね。不破が或人にアドバイスしまして、変身すれば負傷をカバーしてくれると言う。これって邪推しますと「負傷した不破がバルカン変身して大暴れなのはおかしいという指摘を受けて、急遽、設定を追加した」と思えなくもない(^^:。まあ、細かいことはいいか。

 ともかく、さすがにドードー配下マギア程度なら、ゼロワン、バルカンで楽勝そうですが、肝心のZ5号が怯えてまたも逃走ですね。そこへ滅、迅登場。滅は変身もせずにドードー配下を一撃で一掃しまして、或人らにドードーマギア打倒で協力を提案する。が、迅がショック受けてますね。暗殺ちゃんを兄弟同様に思っているらしい。この滅の提案は、迅離反の原因の1つとなるような気がします。

 当然、或人は怒りますし、不破は銃撃で応える。唯阿バルキリーも不破バルカンと同時発砲しまして、これで唯阿が或人側の立場で行動していると確定(かな?)。不破は既に或人と目的を共有してますから。これでは滅亡迅雷側もいかんともできず、捨て台詞で去ってしまいましたな。

 再びAIMS専用車両内で作戦会議となりまして、まずイズがシャイニングホッパーの改善に入ることとし、ワズはZ5号が他の祭田Zを探していることから、次の出現場所を推理。唯阿が引き継いで、ドードーも祭田Zですから、Z5号の行動を予測してそこへ向かうと推測。ドードーを抑えつつ、キーの改良を待つ。とりあえず、できることはそれくらいですか。

 イズがワズに自分と同タイプ(バックアップ不能で失われたら終わり)と確認したのは、おそらく後の工程を考えてのことだったんだろう。つまり、これまで使用したプログライズキーのデータ量では若干足らず、ゼロワンの戦闘データをどこかから持ってこないと完成させられない。

 たぶん、もしこの場に或人がいたら、基本形態のライジングホッパー使えばいいんでしょうけど、戦闘に出ていてそれは無理。ワズはゼロワンの戦闘を見ているのでデータ持ってるけど、失われたら戻らない。そこでイズが自分のメモリーを行使することにしたわけですね。この事態を招き、或人に負傷させた負い目も感じるからでしょうし、何より或人を助けたいからだろう(自我あるよね、と思えるもの)。

 が、イズ自身は失われる。意を決して作業にかかるイズですが、赤いライトが髪に反射してますね。予告映像で観たのはこれだったのか。しかし、これはもう(シスコンの ^^;)ワズが黙ってない。イズを突き飛ばしまして、自らがデータ提供を行う。ワズが犠牲となりまして、シャイニングホッパーが本来の性能で完成。ワズが走馬灯を見、イズが(おそらくデータリンクで)同じものを見るのは哀れを誘いますね。イズがようやくワズを兄と呼ぶのも分かる気がします。
(ワズが懐中時計をイズに手渡してまして、普通に考えると形見なんでしょうけど、もしかしたら、後で重要アイテムになるのかな?)

 しかしこのシーン、若干の疑問が生じそうです。バックアップは取れない≒データ自体を抽出できないはず。考えてみまして、ワズから強制的にデータ採取することはできるが、同時にメモリ消去が発動してしまうのではないか。メモリ量が膨大のため、若干の時間がかかり、その時間内なら部分的にデータコピーができるのかもしれません。走馬灯は、消去されるデータが、いったんCPUを通るためのものかも。

 一方、Z5号は予想された場所に現れまして、ドードーも追って現れ、或人らも到着。が、或人ゼロワン、不破バルカン、唯阿バルキリーが束になっても、やっぱり敵わないみたいですね。が、或人は変身解除に追い込まれても(ドードーを超えるだけの)伸びしろはあると負けん気は衰えず。この台詞、キーを改良しているときのイズの分析と合致してますね。

 データ不足でシャイニングホッパーが機能不全だったのは、要はキーが或人の能力に追いついてないから。つまり或人は素質的には天才であって、まだ経験不足で開花してないだけ。そこを過去のデータ蓄積が為されたキーが補助しまして、少なくともドードーマギア改(第2形態)ではバトルで太刀打ちできないほどの力の逆転になってましたな。

 ドードーは完全打倒となりましたが、キーは滅に奪い返され(ドードーの叛逆含めてどうやら予定の行動だった模様)、様子を見ていた天津垓がサウザーとか不穏なことを口走ってまして(でも、新装備が基本形態の4~5倍と判明したのはありがたいかも)、めでたしめでたしではない模様ですね。

 シャイニングホッパーも(ライダー強力新装備の通例に従い ^^;)装着者に負担がかかるようですね。といっても、筋肉痛で済むのか。負担の原因がイズによれば「力の前借のようなもの」とのことで、3時間分に出せる力を3分で出すようなものなのかな。

 次回「オレたち宇宙飛行士ブラザーズ!」で、これは「宇宙兄弟」を意識したサブタイなんでしょうね。宇宙飛行士ギアのうち、雷電が狙われるものの、マギア化に抵抗しようとするみたいです。暗殺ちゃん4号=ドードーに続く、滅亡迅雷に抵抗するマギアとなるかな。不破は新装備のアサルトウルフお披露目みたいですね。

Re: 12月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/12/05 (Thu) 11:51:42

  週2モードで行こうかな、と思いきや、師走に入って、少し仕事もバタバタしそうなので、やはり週末にまとめる形がいいかな、と前言撤回。

 まあ、今週だけは遅ればせながら、週2を試みます。今回は、ライダー編と。


★ゼロワン

 土曜のYouTubeフォーゼ配信に合わせたのか、次回は宇宙キター編になりますね。

 ドードーさんは、ゼット5号ともども今回で退場しつつ、強化されたゼツメライズキーが次なる強敵を生み出す模様。

 ここまで、当作の仮面ライダーは、ゼロワン、バルカン、バルキリー、迅、滅までが番組スタート時から発表されていて、「6人目はZAIA社長が変身するサウザー」という情報も玩具関連から出回っていたのですが、

 何と、6人目はドードーのキーで変身する「雷(イカヅチ)」ということが、前回の予告で発表されて、先取り情報に敏感なマニアを驚かせました。
 ドードーのキーは玩具で予定されていなかったので、盲点だったようですね。

 まあ、こういう流れですので、仮面ライダー雷は登場するものの、果たして長生きするのか、それとも年を越せずにあっさりクリスマス時期に倒されるのかが注目の的になっていると思われます。

 滅亡迅雷で、滅と迅がレギュラーで、そこに雷はレギュラーとして入ってくるのか、来年には滅亡迅雷カルテットが実現するのか、それとも雷があっさり消えて幻の4人集結に終わるのか。
 いろいろと先が読めそうで、そこを上手く外してくる展開で、年末は劇場版とのコラボも盛り上がりそうな気配。

 そして、今回の話では、ワズの先代社長への敬愛ぶりと、妹への期待が相まって、いいお兄ちゃんキャラだったなあ、と。
 で、いいお兄ちゃんを見せてくれた次の回で、また兄弟ヒューマギア回ですからね。まあ、一人は悪堕ち確定ですが、残された弟の電くんはどうなるのか。
 涙の兄弟対決劇が見られるのかなあ、と原作版キカイダーの終盤を思い出しつつ。

 TVのキカイダーはハッピーエンドでしたが、原作版はラスボスと化したハカイダーの手で「服従回路」を取り付けられたキカイダー兄弟およびビジンダーが悪堕ちしつつも、主役のキカイダー・ジローが「良心回路」の力で抵抗しつつ、「善と悪の両方の心を持った人間」的な思考で、「嘘もつき、兄弟殺しも辞さない」判断で、ハカイダーも兄の01も、00も、ビジンダーもお構いなしに破壊光線で粉砕して、全ての始末をつける最後でしたから。

 まあ、ライダー01にキカイダーの要素を見立てるのが、現在のマイブームですが、果たして次回の兄弟回で、どういうドラマを見せてくれるかなあ、と。

 なお、イズさんの退場は「映画で登場するのでないだろう」という意見が強かったですが、メインライターの人はエグゼイドの時に、「映画に登場している貴利矢さんをクリスマス回で亡き者にした」前科がありますからな。
 決して油断はできません。

 まあ、探偵回の脚本家は、Wやドライブのメインライターさんで、今回はゲスト的な立ち位置だったので、さすがに主要キャラを退場させることはしない、と予想されていましたが、これもメインライターの人やプロデューサーさんがアクティブな人の場合、「あなたの回で、このキャラを退場させて下さい」と指示する可能性もありますから。

 ともあれ、師走の時期は、誰が物語から退場するのか、ドキドキしながら視聴しております。

Re: 12月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/12/07 (Sat) 00:31:47

  今回は、BD感想です。

★BDリライズ

 1クール目も終わりに近づいたからか、一つの決戦前の安らぎ回といった趣の一話でした。
 ただ、それでも伏線的な情報量の多い回だったとも感じます。

>ELダイバーなメイ

 前回のラストで、ウォドムポッドの外装が破壊されると共に、モビルドール・メイ出現。
 華麗な俊敏性(仮面ライダー・バルキリーもかくや)で、敵機を追いつめて撤退に追い込み、味方のピンチを救います。

 人機一体な操縦システムだからか、反射スピードはモビルスーツよりも、Gガンダムのモビルファイター的な、あるいは、それ以上なのかも。
 まあ、装甲がないに等しいので、敵の攻撃をまともに喰らえば大ダメージなのでしょうが、とにかく運動性能を極限まで突き詰めた性能なんでしょうね。
 当たらなければ、どうということはない。

 ゼルトザームが重武装で破壊力を追求した機体なので、「モビルドールの運動性能で翻弄すれば、勝機は見出だせる」とのメイの判断も正しいですし。
 敵の懐に飛び込んで、背後に回って、急所を狙う奇襲的な戦法も、初戦なら有効。
 ただし、捨て身なのも間違いないので、対策を立てられると、通用しないのでしょうがね。


 で、ELダイバーの正体が分かったところで、前作とのリンクが語られます。
 そうか、ELダイバーであれから80体以上がサルベージされたんだ。2年で80体以上のモビルドールを作ったってことですね。精密な手作業で10日に1体以上か。それだけの数のELダイバーを発見するのも一苦労だろうし。

 そして、今話で、メイもサラと対面しているシーンが描かれたりしているわけですね。
 すると、1話で、メイがビルドダイバーを(1文字変えて)フォース名に選んだのも、実際にビルドダイバーの面々と知り合いだから、故なきことでもないのだなあ、とか。

 ただ、逆に、ELダイバーがそれだけ多数、発見されているということは、「別にメイがイブの転生とは限らない」可能性も大きくなった。
 この辺は、イブについての謎はもう少し引っ張るようです。

>祭だゼーット

 祭の意味を知らないメイ。どうやら、シンギュラリティにはまだ達していないようです。

 で、祭で大活躍するのが、我らがチームリーダー、カザミさん。
 祭用ヒューマギア、ではなくて、祭用ガンプラのジャスティス・ベアッガイ、略してジャスティッガイを作ったり、ブランコでコミュニケーションしたり、前回の海の男からお祭り男にクラスチェンジ。

 まさか、ベアッガイに女性キャラ以外が乗るなんて思わなかったです。

 というか、前回の「海の男」発言からしても、たぶん、海での戦いに備えて、「そういう動画」をチェックして、彼なりに対策を講じてきた可能性がありますな。
 プラモを作るのではなく、魚の捌き方とか、そういう物でイメージトレーニングしたとか。
 そして、今回は「祭りといえばベアッガイ」ってイメージがカザミにはあるのかも。

 まずは形から入るというのが、カザミ道かも知れん。

 カザミとパルの兄貴と弟分のような関係も板について来たし、カザミの時々、失礼な態度も、適度にメイが突っ込むようになったし、3人のチームメイト関係がうまく成立しつつ、カザミのリーダーシップも機能しているようにも思えたり。
 ツッコミ入れられることで、カザミのテンションの高さも生きて来るし、何だかんだ言って、面倒見のいい兄貴キャラだし、いい感じに成長してきたな、と。

>ヒロトの影

 ELダイバーのメイに対して、驚きつつも、自分のイブに対する未練を整理しきれないで、持て余しているようなヒロトの描写。
 この問題が年内に解決するのか、それとも年明けまで持ち越しになるのかが気になりつつ。

 そして、ゲーム内での怪我が現実世界にも痕を残すという不思議現象が生じます。

 これは「今のストーリーミッションの舞台が、ゲームでありつつ、限りなく現実に近い特性を帯びた異世界」なのかな、とも。
 電子生命体ELダイバーの発生と同様に、「進化しすぎたゲーム世界がシンギュラリティに達して、リアルを侵食し始めているという可能性」を想定してみます。

 いやあ、何だか便利な言葉ですな、シンギュラリティって。
 いささか本来の意味を離れて、拡大解釈しているのかもしれませんが、「バーチャルな存在が突然変異的にリアルに転じること」「バーチャルとリアルの境界線を踏み越えること」の可能性、および何だか怖い現実への浸食を感じたりも。

 そして、バーチャルキャラがリアルに転じるなら、その逆にリアルキャラがバーチャルに飲み込まれて帰って来れなくなる逆方向の可能性も危惧しつつ。

>村の将来

 ゲームの世界にしては、住人たちがリアルすぎて、実はマジものの異世界ではないか、というのが当初の考えですが、
 ELダイバーのことを考えると、このストーリーミッションな世界も、「運営側の想定していない突然変異なバグ」の可能性が見え隠れしている感じです。

 ゼルトザームのパイロットは、このバグ世界の危険性を知り、大事になる前に原因を根絶しているのではないか。
 前作では、サラ個人を守るクライマックスでしたが、今回は「バグとして消されそうな箱庭世界の住人たち」みんなを守る話に展開しそうな流れかな。

 次回のサブタイトルが「ラストミッション」で、宇宙での決戦編が2話か3話ほど続くんでしょうけど、「ゲームのストーリーミッションはクリアしても、その後で、世界に秘められた謎が判明」して、主人公たちに苦悩と決断を突きつけるような展開を想像。

 まあ、年内は決戦回を楽しみつつ、その後の劇的な「転」をドキドキしながら視聴できたらな、と。

PS.ヒロトがボロボロになって、心配になったヒナタが、部活の試合を終えて、時間ができたので、自分もヒロトを追っかけて、ゲーム世界に試しにダイブするって展開も想定しつつ。

Re: 12月のスレッド(2019) - K.K

2019/12/07 (Sat) 10:13:27

 定例感想です。

 以下、NOVAさんのご投稿を頂く前から、えっちらおっちら書いてまして、いろいろ反応できていない点、被る点があるかと思いますが、ご容赦をお願いしたいと存じます。

 Youtube東映チャンネルのほうは、フォーゼ開始で2話がプレミアム公開になってるのに気が付いたんですが、よく見ると第1・2話。確か、ジオウ開始のときに観た話のはずです。確か、その後もずっと残してくれてたはず。プレミアム公開する必要、あったんかしらん。まあ、観るんですけど(^^;。

●BDリライズ(第10話:そこにある息吹)

 主に情報の正式開示と整理の回でしたね。気になっていたのが、イヴ≒メイかどうかなんですが、今話を観る限りでは別人の線が濃くなってきたかな。今まで重ね合わせるような描写があったのは、ELダイバーという共通点を示唆していたんだろう。といっても、劇中のリアル世界で前作のサラらと会っていたのがメイ個人史のいつの時点かが明確ではないので、未だいろいろ可能性は残されていそう。

 それにしても、リアル世界でサラ、コーイチ、ツカサが登場しており、ELダイバーの保護活動しているという、前作とのつながりができましたな。そのELダイバーも今作時点では多数発見されている(87名で、未発見はどれくらいいるんだろう?)。サラ、メイと同じくリアル世界でボディを持っているとすると、ちょっと問題が起きそう。

 人間レベルのAIロボットがリアル世界でも活動できるわけですんで。リアル世界ではサイズが小さく、筋力などの出力も低いでしょうけど、その範囲内ならいろいろできてしまうわけで。サイズから考えて、どこかに忍び込むとかできてしまいそう。今作のメイから考えて、常識とかも不足してそうだし。まあ、既に法整備などはされていると考えておけばいいんだろうか(リアル世界のドラマは付随的だし)。

 前話までの情報と今話であれっと思うものも無きにしも非ずで、「銀の塔」の「一つ目」側守備隊どうなったんだという点。海の敵を撃退しても塔の周りに一つ目がうようよしてるんじゃなかったっけ。中ボス級らしい海の敵があっさり撃破されたから、あるいはゼルトザーム出現で撤退したと考えておくくらいか。そんな些細なことより、「銀の塔」が軌道エレベータとはっきり言明されたことのほうが大事ではありますな。

 自分的に最大のポイントと思ったのは、はっきりはしないながらも、ヒロトらが攻略している山の民ミッションが、単なるGBNの隠しミッションではないかもしれないという点ですね。前話でヒロトはゲーム内で額を打って気絶したわけですが、リアル世界に戻ったヒロトの額にも打ったアザがありました。パルとカザミの会話でダメージアウトしていないと言っていたのは、もしかすると山の民ミッションでは、ダメージアウト=リアルの死亡ということを暗示しているのかもしれません。

 ともかく本編。冒頭は前話ラストからの続きで、モビルドールメイ vs ゼルトザームですね。スピードでかく乱するメイに対して、装甲と武装で受けて立つゼルトザームという感じで、ちょっと倒せそうにないかな。と思ったら、メイがゼルトザームパイロットの「仮面の男」に「シドウ・マサキか?」と尋ねると、どうやら図星のようでちょっと動揺した感じです。

 たぶん、正体を知られること、あるいは正体を知る者とのバトルを嫌って、ゼルトザームは目くらましかけて撤退。これで、ゼルトザームパイロット:仮面の男はシドウ・マサキということでいいみたいですね。正体と思われる人物の描写がちょっと電子的な印象なようで、ELダイバーの可能性もありそうな気もします。

 ともかくも、銀の塔=軌道エレベータを確保できましたが、塔を前にしたBDチームでちょっと不穏な会話。メイがELダイバーと知って、カザミが「お前(メイ)、人間じゃねえってことなのか?」と。メイは「お前達とは違う在りよう」だが「他のダイバーと変わらない」と冷静に返してますが、ヒロトがショックを受けた模様ですね。この後、ヒロトがメイにELダイバーが消滅したらどうなるか尋ねてますんで、行方不明のイヴを意識しての動揺だったんだろう。
(カザミがぶしつけな台詞を発したということは、後々、カザミが危機に陥ったメイを「お前は人間だ」と叫んで助けに入ることを暗示してるのかも。)

 いったん、リアル世界にシーンは戻りまして、自室のヒロトをヒナタが訪ねてくる。このとき、ヒロトはおそらく第二次有志連合戦の出来事を思い出してますね。OOと思しき機体に照準定めていることから、リクら初代BDチームに敵対する連合側で参加していた模様ですな。このとき、イヴに何かあったのか。サラを救う戦いでイヴが失われたとか。

 しかしとりあえず大事なのは、上記しましたが、リアル世界でもあるヒロトの額の怪我ですね。ヒロトは気が付いておらず(GBN内のことだから?)、ヒナタが気が付いて触ると、結構痛いらしい。設定的にはそこが気になる部分ですが、ドラマ的にはヒロトがリアル世界の幼なじみのヒナタよりも、GBN内のアバターで(おそらくELダイバーでもある)イヴばかり気にかけている点も気になります。

 が、その辺りの情報開示はそこまで。GBN山の民ミッションにシーンは戻りまして、前の村防衛でふさいだ道の開通工事ですね。まだ放置状態だったのか、というより、プレイヤー(ダイバー)からしたら、システムにより元に戻っているはずなのにという感覚らしい。盾などのアイテムなんかもそのまま放置されてまして、カザミらからするとアイテム増殖のバグ・裏技に思えるようですね。ゲーム途上で放棄したものでも、普通は再ログインでガンプラの標準装備が初期状態に戻るからなんだろう(その代り、放棄品は消える)。

 ヒロトの額の負傷、ダメージアウトなし、消えないアイテムと状況証拠がいくつも出てきますと、山の民の言う「創造主」も気になってきます。最初は「ゲームで設定された伝説」くらいに思ってたんですが、山の民ミッションがGBNとは別の世界だとすると、本当に存在するかもしれません。リアルかバーチャルかは分かりませんが、ともかくも「山の民」世界を作った誰か。次話以降で明かされていくと期待したい。

 いろいろ気になりますが、以降はお祭り描写ですね。個人的にはカザミにちょっと注目しました。プレゼント貰って照れてたり、MS(ガンプラ)上で子どもを肩車してたり。焦っていた初撃墜を達成して、肩の力が抜けて地が出てきたと解釈してます。素ではこういうキャラなんでしょうね。山の民については、少年兵問題を悩んでいるらしい者もいまして、言われてみると自分もちょっと気になります。

 ED曲後、今話の最後の最後でヒロトがメイにシリアスな質問を発しまして、「ELダイバーが消えるのは、死ぬということなのか?」「消えてしまったら、もう生き返ることはないのか?」というもの。ELダイバーであるメイにも分からない模様で、考えれば当たり前か。人間も死んだらどうなるか、誰も分かりませんもんね(どうなるか信じている人はいたりはするけど)。

 次回は「ラストミッション」で、大詰めっぽいタイトルですが、後半戦への区切りなんだろう。宇宙まで上がって、そこから流れが変わるんじゃないかと推測します。

Re: 12月のスレッド(2019) - K.K

2019/12/10 (Tue) 12:28:59

 定例感想です。

●仮面ライダーゼロワン(第14話:オレたち宇宙飛行士ブラザーズ!)

 予定全話数にもよりますが、そろそろ序盤から中盤に入るところでしょうか。しかし、もう(ライダー恒例の ^^;)最強の座の入れ替わりが激しいだけでなく、命名からして、滅亡迅雷ライダーの一角を成してもおかしくないライダー雷が登場即退場ですな。

 もっとも、ライダー雷はドードーキーという点で、ドードーマギア改の後継と考えてもよさそうです。ドードーキーは暗殺ちゃん1号~4号と受け継がれて進化しまして、今話でさらに進化した雷形態になったということになります。ドードーキーは滅亡迅雷にまたもや回収されましたんで、次はどういう形で登場するのやら。

 たぶん、また進化して強化されたライダーになるんじゃないかと思います。滅亡迅雷は(打ち上げ失敗した)アークの復活を目論んでいるようで、ラスボスになりそうな気がしていました。が、進化を続けるドードーキー(の装着者)がラスボス化しそうな気もします。

 その点で不破諫が今話でちょっと不安な気もしました。Dr.オミゴトに救命され、いったんは或人に歩み寄りも見せてヒューマギアに親和的な理解も生じたものの、今話では再びギア憎悪優位になっている感じがあります。宇宙野郎雷電が本人も知らない間に滅亡迅雷側に取り込まれていた点、不破のギアに対する絶望を深めそう。

 さらに、滅亡迅雷側でしか扱えないはずのアサルトウルフで変身できてしまったわけで、雷電と同様のことが不破にも起こるんじゃないかと。今話で唯阿が天津垓に不破がもう耐えられないのではという不安を訴えてたりもしまして、不破が何らかの実験体にさせられてるんじゃないかとも思えます。

 ともかく本編。冒頭、衛星ゼアで2名の宇宙飛行士がライズホッパーの運搬作業しとりまして、彼らがヒューマギアの宇宙野郎兄弟(雷電、昴)であるわけですね。ゼアってメンテナンス要員がいたわけか。そのタイミングで、遅刻しそうな或人がバイクを呼び出しまして(社長にも遅刻あるのか)、兄弟の仕事が中断。後で回収しないといけないらしい。バイク以外もこんな感じなのかな。ゼロワンが事件を解決するたびに、彼らが後始末していたわけでしたか。

 OP曲後、シーンはAIMS拠点に移りまして、滅亡迅雷の捜査ミーティングらしく、唯阿が解説してますね。不破が滅と迅がいるなら、亡と雷もいるんじゃないかと思い付き述べてますが、実際に雷は今話で登場&退場。しかし唯阿の言いたいポイントは、シンギュラリティを起こすヒューマギアを滅亡迅雷が察知できている点で、飛電社にスパイがいると推測しているわけですな。

 一方、滅亡迅雷拠点では滅がアーク復活に必要なキーが揃ったことから、「あいつの出番」と言う。「あいつ」は後で示されまして、自身も知らないままスパイにされていた雷電=ライダー雷というわけですね。そういう可能性について、或人らは一貫ニギローが唯阿から簡単にマルウエア仕込まれていた時点で疑ってかかるべきだったかも。

 飛電社社長室にシーンは移りまして、喫緊の問題は或人が遅刻するかどうかどころではなく、一連の暗殺ちゃん事件に端を発する、飛電社ギアに対する世間の不信感であるわけですね。滅亡迅雷の策動は周知となったと思うんですが、ヒューマギアがマギア化する問題が未解決である以上、不安はぬぐえないということなんだろう。

 しかし、そういう話の流れをぶった切るように宇宙野郎兄弟が乱入(?)しまして、バイク使用の件で或人に詰め寄る。或人があっさり非を認めますと、弟の昴は納得するも、兄の雷電はまだ収まらない。ワズも変わり者でしたし、旧型って個性強いのかな。

 雷電は或人の根性を叩き直すべく、飛電宇宙センターなるところへ連れて行く。同行するイズがなんか嬉しそうで(自発的に笑顔になってまして、自我発生の兆し?)、もしかしてワズと同じ旧型ということで親近感抱いてるのかな。

 宇宙野郎の解説によれば、衛星ゼアはゼロワン支援だけでなく、全ヒューマギアの制御も行っているらしい。何の気なしに説明しているようですが、結構大事な情報かも。ゼアと同タイプと思われるアークが完全稼働すると、ヒューマギアの制御を乗っ取れる可能性とかありそうですから。

 宇宙へ戻ろうとする宇宙野郎兄弟ですが(或人も連れて行くつもりだった?)、そこへAIMSの唯阿と不破が現れ、スパイに関する事情聴取を行おうとする。これに怒る雷電であるわけですが、性格的に不破と雷電は似ていそう。

 さらに迅も現れる。が、いくら戦闘員マギアをその場で量産したところで、或人側のライダー3人に敵うべくもない。続いて雷電にもハッキングを試みるわけですが、雷電は跳ね返してしまう。とこのシーンで思われたわけですが、実はこのときに雷電の以降の行動をプログラミングしていたわけか。目的が果たされたので、迅は「さすがはデイブレイクの生き残り」と捨て台詞であっさり撤退。

 とりあえず撃退できまして、プラネタリウムみたいな場所でAIMSの聴取継続ですね。教育係ギアだからなのか、兄弟設定だからなのか、旧型の兄:雷電は新型の弟:昴に期待するところ大であるらしい。が、不破はやけに雷電に突っかかる。場を和ませようとする或人がスベるギャグ(&イズ解説)をやるわけですが、不破は笑いそうになっても耐えただけでなく、さらに怒りを募らせている感じです。

 それならということで、雷電は兄弟で、デイブレイクタウンの滅亡迅雷拠点を探り当ててやると提案。その動きに呼応するかのようにゼアが活動開始し、また新装備作り出したみたいですね。雷電は、昴と、おそらくゼアの力も借りまして、滅亡迅雷側拠点へのルートを発見。

 その頃、ZAIA社では不破についての不安を訴える唯阿に、天津垓は「見守るしかない」「新時代を導く仮面ライダーの神話」とか怪しげなことを言うとります。自分(天津)が神になるつもりかしらん。

 雷電らが探り当てた通路を進んでいきますと、迅出現。ここまで、全て予定通りで、雷電は自身が知らない間にずっとスパイに仕立て上げられ、操られていたと暴露。さらに雷電を滅亡迅雷.netに接続させて、ライダー雷にしてしまうわけですね。下手すると、12年以上前から雷電はそういう状態だった恐れがあり、滅びの仕業でなければ、天津垓辺りが一枚噛んでいそうです。

 ライダー雷、ゼロワン&バルカン相手に圧倒的で、プログライズキーいくつも奪いまして、アークを起動。やはりゼアと同類らしく、アークもなんか作り始めてます。事ここに至りまして、ゼロワンも現時点最強のシャイニングホッパーを行使するも、早々にバックファイアで戦闘継続ならず。

 そこへイズが新開発のオーソライズバスター携えて到着、使ってみるとやたら強力らしいですな。そこへ滅も新キー:アサルトウルフ持ってやってきますが、不破が奪って強引に変身。強引な変身を最初からしていた不破ですんで、「そういうもんか」という気もしますが、さすがに滅亡迅雷専用品も使えてしまうのは、(上記でも言いましたが)おかしい気もします。変身時にアークとリンクしたような描写もあったしなあ。

 形勢逆転しまして、不破ウルフ優勢、さらに或人からバスターも借りまして完勝ですね。が、新装備のお約束といいますか、不破に過度な負担があった模様。或人らが去り、ドードーキーを回収した迅は、今までとは異なるシリアスな表情で「すごく嫌な気分だ」と言い、滅はシンギュラリティに近づいたからだと言う。たぶん、滅が望む形の自我発生なんだろう(滅が望まない形は以前の声優ギアのときのものかな?)。

 今週はCMを挟まず予告になりまして、次回「ソレゾレの終わり」ですか。ブレイクタウンの滅亡迅雷拠点にAIMSが総攻撃をかけるみたいですね。宇宙野郎兄弟の残る1人、昴にも何事かあるみたいです。自分的には不破がどうなるかが、最も気になりますが。

Re: 12月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/12/13 (Fri) 12:27:07

  宇宙キター。
 フォーゼが始まったタイミングで、ゼロワンも、BDも宇宙ネタが重なってますな。

★フォーゼ

 学園の生徒が、謎の怪人教師に不思議スイッチをもらって欲望を暴走させて暴れているのを、おバカな熱血不良少年と宇宙オタクな少女と、宇宙飛行士の父親の忘れ形見なクールボーイが、仮面ライダー部を結成して、事件解決する物語ですね。

 ライダー初の学園ものであり、宇宙とどう組み合わせるのか、ということで注目されたのですが、「部室のロッカーを開けると、月面基地に通じている」という不思議設定で、地球と宇宙の壁を何なくクリア。
 それとは別に、ロケットモチーフのバイクで宇宙に打ち上げられたり、右手にロケットを装着して空を飛んだり、40個のスイッチを駆使して、多彩なギミックで戦う風変わりなデザインのライダーとか、いろいろ奇抜だけど、勢いがあって楽しいのがフォーゼでした。

 ダブルが2つのメモリで変身し、オーズが3つのメダルで変身し、フォーゼが4つのスイッチをベルトに差し込み、次のウィザードが指輪の力で戦い、
 この時期は毎年、ベルトに連動したコレクションアイテムが増えていった時期でもありました。
 新しいスイッチが出るたびに、技が増えていき、そのうち、複数のスイッチを組み合わせて、コンボ技を炸裂させたり、初期の戦闘バリエーションも楽しませてくれます。

 ドラマ的には、今後、人助けをしながらライダー部の部員が増えていく展開が、弦太朗の「どんなにイヤな奴でも、全ての生徒と友達になる」ポリシーと相まって、仲間が増える過程が楽しい。
 そのうち「全てのライダーと友達になる」「全ての宇宙人とも友達だ」と発展していき、ライダー主人公でも最もポジティブな男じゃないかなあ、と。
 一方、シリアス担当は、初期が賢吾で、中盤から2号ライダーのメテオ(流星)の役どころ。

 とりあえず、次回は学園の女王・風城美羽(そのネーミングはV3の風見史郎のアナグラム)を助けて、彼女がライダー部の初代部長になるまでの2本立て。

★ゼロワン

 今回は、いろいろと予想外の流れが多くて、戸惑いつつも楽しんでいます。

 まず、ミスとしては「雷電」のネーミングを、兄が雷で、弟が電だと思い込んでいたら、本放送を見て「兄が雷電で、弟が昴」と判明。

 そして、兄が滅亡迅雷の手で、仮面ライダー雷に生まれ変わったと思ったら、いきなり、その回で撃退される。まさか、「史上最速で誕生して倒されたライダー」になったんじゃないかなあ。
 平成ライダーでは、数多くのゲスト出演的なライダーも登場しましたが、ドラマ作りも考慮すると「前編で登場して、後編で倒される」というのが定番で、まさか登場したその回で倒されるとは。

 で、次の回は、滅亡迅雷壊滅の危機に至る?
 ここに来て、一気に物語が加速したなあ、と感じます。

 この回を見るまでの想定では、「ああ、ここで仮面ライダー雷が登場して、クリスマス期のメインイベントは、強敵の雷をどうやって倒すかって流れだろうな」だったんですが、
 放送後は、「うわあ、まさか年内で滅亡迅雷編が終わるのか? 一気に来たなあ」ですね。

 まあ、この勢いは、ビルドで、序盤の敵ナイトローグとの決着がついて、年明けから北都が攻めてきて、ライダーウォーズ勃発という盛り上がり方を示した時以来って感じがします。
 とりあえず、次回は、滅と迅と、それから兄を失った弟・昴の運命が気になるところですが、
 他にも、不破さんとか、唯阿さんの立ち位置も、またイズにも何らかの起伏がありそうで、あと2回の年内放送の行方を気にしつつ、

 また年末映画の話も、16話の感想の後で、しようかな、と思います。

 そちらは、アルト父の1型や、アルトの変身する001や、ヒューマギア・ウィルの変身したアナザーゼロワンなど、ゼロワンヴァリエーションが豊富ですし、
 久々のウォズの「祝え」とか、仮面ライダーツクヨミのアクションとか、見たいものはいろいろあるわけで。

 まあ、まずはゼロワン15話の怒涛の展開を楽しみにしつつ。

★BDリライズ

 ヒロトの宇宙用新型アーマーは、ジュピターヴって名前ですか。ジュピター+ファイヴですが、数字部分がおまけ的なネーミングですな。
 まあ、ジュピタイヴだと、名前にイヴが入ってきて、何となく未練がましい気もするわけで。

 今回は、バトルはなしで、決戦前の仕込み回というか、「この世界の謎が明かされたのか、ますます謎が深まったのか、よく分からない回」でした。
 主人に放置された世界の管理AIが、何だか暴走して、いろいろやらかしそうな感じですが、これもELダイバー出現にまつわる機械的トラブルの影響かな、と思っておきます。

 いろいろ考察したい回でもありますが、この時期に考えるのはしんどいので、「決戦前の前振りに過ぎん」と今は思っておきます。
 後で、振り返ってみるなら「世界が広がって、転機になった回」という位置づけなんでしょうが、とりあえず後の回を見てから、振り返って見ることで納得できるぐらいの描写なんでしょうな。

 ちょっと、この時期はリアル、フィクション共に情報量が多すぎて、適切に考察できる自信が全くないので、考えずに受け流す程度に留めておこうと思います。
 下手に頭を使って、思考がパンクすれば、「結局、よく分からない回だった」とネガティブに切り捨てかねないですし。

 謎が提示された。何だか分からないので、答えは考えない。もう少し考える材料が集まるまでは、予断は控えておくって感じです。
 これがゼロワンだと、自然に妄想が湧き上がるんだけどなあ。AIの暴走というテーマだったら、繋げて考えるのも一興でしょうが。

 とりあえず、最後に一言。
 宇宙キターで楽しみたい今日この頃。

Re: 12月のスレッド(2019) - K.K

2019/12/14 (Sat) 17:10:18

 定例感想+αです。

●BDリライズ(第11話:ラストミッション)

 NOVAさんのご感想でも「謎が提示された。何だか分からないので、」と仰るように、自分もよく分からなくなった回でした。山の民のフレディが上空から大地を見まして「エルドラ」と言っている辺りは、単なるGBN内ではない異世界という推測を強めるものであったりはします。NPDガンプラがエルドラシリーズと命名されているのは、何か関係があるのかもしれない。

 ですが、「銀の塔」=軌道エレベータの衛星部分がどうも砲塔らしいとか、そこにヒトツメ軍団がいるのはいいとして、ゼルトザームも待ち構えているのは、仮面の男=シドウ・マサキの立ち位置が分からなくなってきました。あの現れ方からすると、軌道エレベータ用静止衛星にいる「アルス」なるAIっぽいアバターの手下になりそうですし、そのアルスには上位ボスがいる模様だし。

 静止衛星はガンダムOOのメメント・モリのような兵器らしいですが、静止衛星軌道上にある小惑星群だかがれきだかは何だろうというのも分からないポイントの1つです。単なるデザイン(やヒトツメ軍団の格納庫等々)かもしれませんが、OOのような静止衛星軌道上のリングが破壊された残骸のようにも見えます。もしそうなら、前日譚として「エルドラ」世界の大異変とかありそう。

 それにしても、ヒロトが探すイヴの件、どうなったのか。前話では東の聖地:ミラーグの山にはソラワタシの祭りで送られた魂が帰るとか言ってたはずです。イヴがELダイバーとしてはいったん消滅したとすると、空に行って東に行って復活、とかありそう。ヒロトらは今のところ、そのルートをたどっているように見えますが、せっかく匂わされたイブ自体の気配が物語から失せている気がします。

 それはともかく本編。ムランが囮作戦で運び、ビルドダイバーズに託したアイテムは軌道エレベータゲートを開ける鍵だったようですね。いざ乗り込まん、となりそうですが、ヒロト(とメイ)が意外にも慎重勇者(←今期アニメで割と気に入って観てる ^^;)。

 軌道エレベータ地上基地付近に敵ヒトツメがいなかったのは、(おそらく勝率の高い)宇宙で待ち構えているからということですね。前話で自分はおかしいと思った点でして、「そういうことか」と納得。そこで事前にGBNの宇宙戦ミッションをやっておくと。海中戦のときと同じ段取りですな。
(自分は最初勘違いしまして、パルがタブレットで見ていた「めぐりあい宇宙[メガミッション]」が今話の作戦だと思い、話の流れがいったん分からなくなりましたorz。)

 パルもヒロトも相当に準備したようですね。GBNホールでの会話からしますと、両名とも自分の戦果よりもチーム(フォース)でのミッションクリアを重視したらしい。が、両名ともカザミとは違い(^^;)自己主張控えめなため、かえって意思疎通がギクシャクしているようでもある。もっとも、それがメイには興味深い様子です。

 シーン変わって山の民の村。村人がセグリに送る食料を運んでいるようですが、やたら重い箱があり、実は中にレジスタンス志望のストラが忍び込んでいるわけですな。どうしてもジェドに付いて行って、既成事実的にレジスタンス入りしたいらしい。しかし後でジェドにあっさり退けられると。一方、フレディはBDチーム召喚者だけあってか、出発前からBDチーム随行をジェドに認められとります。一律に「子どもは戦わせたくない」でもないらしい。

 村を出発する前のBDチームの会話で、カザミがうっかり(?)「ガキの頃、うちの親父も漁に出るとき」と言ってまして、慌てて誤魔化してましたな。実家は漁師さんでしたか。しかし、たぶん泳げないとかで苦手意識があり、海中戦ミッション回でのジタバタ感はそのせいだったのかもですね。

 準備整いまして、いよいよ宇宙に出撃ですね。レジスタンスはセグリ島で抑えに回るらしい(おそらくかなりの戦力集中か?)。BDチームがエレベータで上昇しますと、端点の設備から離れて、人工には見えない静止衛星がありますね。小惑星を静止衛星軌道に入れて、そこに施設を建造した感じです。

 これが実は天然の衛星っぽいのが偽装で、実は大出力砲門らしいと分かるわけですね。パルが「これって、月じゃない?」とか驚いてましたが、地球の月と同じものだと考えていたといたとすると、ちょっと地学・天文に疎いかも。月までの距離は静止衛星軌道の約10倍あるわけですんで。月まで軌道エレベータで行けるわけなかろう。

 それはそれとして(^^;、カザミが敵襲を警戒するも、さっぱりその気配すらなしですね。軌道エレベータから出て、衛星内部施設に入り、通路を進んでも何もない。進んだ先に制御室みたいなホールがありまして、そこに人型のホログラムらしい「アルス」が待ってました。

 そのアルスには名付け親(おそらく開発者?)がいて、アルスもその名付けて何かを命じた人物を探しているらしい。アルスの話からすると、軌道エレベータ施設を作り、アルスに「いつか帰って来る」と言い残して去るも、一向に帰ってこないということみたいです。何かを探すキャラクターが、これで3名になってしまいました。増える一方で、さっぱり減らない(見つからない)。

 もっとも、アルスの話しぶりは支離滅裂に近く、何がどうなっているかは非常に分かりにくい、というより、サッパリ分からんorz。それでも、ここに来る者を待ち受けて、名付け親かどうか判定していたらしい。既に「似た者」はいたんだけど、人違いと分かったらしいですが、もしかして仮面の男=シドウ・マサキかな? いや、あてずっぽうですけど(^^;。

 が、アルスはフレディを「ソレ」と呼びまして、どうやら敵対者と見做しているらしい。カザミが(うかつにも)山の民、レジスタンスのことをべらべら喋りますと、アルスはセグリの位置を確認、戦闘区域に設定変更してしまう(この描写、衛星のシステムでの変更とも思えるし、GBNゲームシステムの設定変更とも思える)。

 ソレ=フレディとBDチームが仲間と理解したらしいアルス、態度が攻撃的に変わる。何とか難を逃れ、外に脱出したBDチームですが、見たものは衛星裏側の巨大砲塔ですね。しかも、角度を変えつつありまして、どうも地上のセグリを砲撃するつもりらしい。今までラスボスはシドウ・マサキの感じがありましたが、当面のラスボスはアルスに変わった感じがします。

 というところで、次回「震える世界」へ。セグリへの砲撃を阻止する話になるのかな。年内にして1クール目最後のはずですんで、少しは情報整理もして欲しいところです。このままだと、何がなんだか分からんままに来年に持ち越されてしまいそう。

●仮面ライダーフォーゼ

 この作品は、よくこちらで伺う、アクション作りに長けた坂本浩一さんがメインの監督みたいですね。第1~4話は坂本監督となっています(第21、22、29~32、47~最終話も坂本監督)。となると、アクションも坂本監督がきちんと見てくれているということなんでしょうね。

 第3、4話ですと、上下動の大きいアクションがなかなかの見映え、迫力でした。例えば、高低差のある場所を使い、落ちたり、拾い上げたり、飛んだり跳ねたりと、なかなかに派手でハラハラもします。

 ドラマ作りとしては、事前に「子供たちをとにかく明るく元気にしたい!」という狙いがあると聞き、もしかしたらゴーストと似た路線なのかなと思ったりしてました。主人公の如月弦太郎の口癖も「友達になる」ですし。が、かなり違いますね。第3、4話ですと、いったん堕ちた(サブ)ヒロインが這い上がり直すドラマでした。

 ゴーストですと、堕ちることを防ぐ話になってたんじゃないかと思います。誰かが道を踏みはずす前に、主人公が支える感じですね。フォーゼだと、いったん、誰かが落ちるところまで落ちる。しかし主人公は追いかけて引っ張り上げようとする。しかも落ちた者が自力で這い上がって来ると。ゴーストは「最悪を避ける」で、フォーゼは「最悪から復活」みたいな感じ。

 まだ第4話までですんで、ずっとフォーゼがそういうドラマ作りかどうかは分かりませんが、今のところは納得、共感できるドラマです。ゴーストのドラマ作りがいけないわけじゃないけど、好みかと聞かれるなら、あまり好みじゃなかったのは確かです。

 そこへ見栄えするアクションが来るわけでして、これなら楽しんで観られそうです。まだたぶんレベルですが、NOVAさんのフォーゼについての語りようも、実感として分かってきた気もします。

Re: 12月のスレッド(2019) - K.K

2019/12/16 (Mon) 17:03:41

 定例感想です。

●仮面ライダーゼロワン(第15話:ソレゾレの終わり)

 今話サブタイトルが不吉な感じで、誰がどう終わるんだろうと思っていたら、次回がタイトルからして次のラスボス始動みたいですね。そうなると序盤からの敵である滅亡迅雷が終わるということだったのかな。

 滅亡迅雷の長たる滅が今話で退場しましたし、残る迅は自我に目覚めたようですが、ジレンマを抱えた様子があり、自壊・自滅しそうな雰囲気があります。もっとも、進化を続けてきたドードーキーは健在のようですし、滅亡迅雷のうち亡も登場していない。

 よく考えたら、滅とてヒューマギア、バックアップや複製がないとも限らないかも。次なるラスボス(?)っぽい、ZAIA社の天津垓は大物気取りのキザでありまして、こういうキャラって誰かに出し抜かれるパターン多いような。出し抜くのが復活した滅亡迅雷というのも無きにしも非ずか。

 ともかく本編。前話の宇宙野郎兄弟協力で行われた捜査は無駄ではなかったらしく、冒頭からデイブレイク・タウンの滅亡迅雷拠点へ強襲をかけるべく、AIMSがミーティングしてますね。不破がエナジードリンク飲みまくって気合入れてる模様です(^^;。

 一方、その滅亡迅雷側では迅が石を積んでまして、何してるんだろうと思ったら、ドードーキー=暗殺ちゃん&雷兄ちゃんのお墓ということでしたか。これを見かけた滅、人間の真似事だとしてやめさせるものの、たぶん迅のメンタル成長≒自我発生の兆しに満足だったりするんじゃなかろうか。

 或人はといえば、イズ、宇宙野郎の弟:昴連れて墓参りですね。墓誌には父の其雄の名が2名分刻まれてまして、1人が人間の父親(新1997年7月没)、もう1人がヒューマギアの父親(新2007年12月没)となってますね。
(この世界の西暦(?)は「新」がつくらしい。この辺り、歴史改変可能なジオウとの絡みでの設定なのかも。)

 墓誌にある是之介はいいとして、一子(新1993年7月没)と嘉乃(新1997年7月没)が誰なのか気になります。嘉乃は(人間の)其雄とおそらく同時に亡くなったようで、夫婦ということかしらん。一子が其雄の母親=是之介の妻=祖母かだとすると、是之介と離して名が刻んであるのが不自然。一子はイズと読めなくもないなあ、とかいろいろ妄想が膨らみます(^^;。

 それはともかく、昴にはヒューマギアが墓に埋葬されるというのが理解できないということですね。そういう疑問を口にしますと、或人が説明し、イズも口添えしまして、昴に何らかの変化が起きかけたみたいです。が、そこでイズに通信入りまして、AIMS部隊のデイブレイクタウン攻略開始ですな。

 AIMSの強襲は滅亡迅雷側も察知していたらしく、突入を出迎える格好で滅と迅が立ちはだかる。唯阿が総力戦と言っていたわりには、双方、小勢のような気がしましたが、よく考えたら、たぶん戦力の過半はライダーだったんでした。火器だけ考えても、大出力のはライダーでないと反動を受け止められないわけだし、これで戦力的にはほぼ総力ということなんでしょう。

 双方、いきなりの乱戦となりまして、そこへ或人ゼロワンも駆けつける。ゼロワン最強形態の前には、昨日までの圧倒的最強だったライダー滅も全く敵わない感じですね。最強の入れ替わり、いつもながら激しい。不破バルカンも相当に無理して強化されてまして、ライダー迅では抗せない模様。

 迅のピンチを、アークから指示される格好で滅が身代わりになって助けましたが、迅はそういう裏事情は分からなかったみたいですね。たぶん、親が身を挺して子を救った、みたいに思ってる。偶然ながらも滅を倒した不破も、無理がたたって血を吐いて倒れ、唯阿が(Dr.オミゴトのときと同じく)真剣に心配してますね。

 そういうのをどこ吹く風のイズ、滅を倒したと勝利宣言しまして、これに迅がキレた。ハッキングに使う触手っぽいのをイズに撃ち込んでますが、どうもハッキングではなく攻撃モードみたいですね。打ち込まれた部位が破壊されている感じです。気づいた或人ゼロワンが割って入りますが、間一髪遅かった。

 迅が滅抱えて撤退したし、不破バルカンも行動不能だしで、AIMSの作戦も中止になった模様ですね。この状況にほくそ笑んでいるのが、ZAIA社長の天津垓というわけか。もしかすると、漁夫の利ということかも。不破の負傷を承知で、滅亡迅雷の完全打倒を唯阿に命じてますんで。唯阿らに新時代を創れとか言ってますが、たぶん天津本人が新時代の神になる気満々な感じあるしなあ。
(天津が「進捗率999%」と言ってまして、ちょっと笑った。10回くらい達成できるコストかけて、まだ未達成ということですから。将棋で例えると、「詰みにできるのに敵の王将を逃がし、王将以外の駒全部取って勝ちたい」みたいな。)

 飛電社に戻った或人はイズを修理すると喚いてますが、どうしていいか分からないらしい。そこへ副社長の福添らが来まして、責任を問い、社長解任動議をちらつかせる。福添は「ヒューマギアなんて代わりがいくらでもある」と言い、秘書ギアのシェスタが「代替え機はあります」と応えまして、どうやらゼロワン計画については、副社長レベルにも知らされていない機密事項みたいですね。ゼロワン計画に関わるワズは補充できず、イズも同様であるわけですから。

 が、或人がイズ復活に拘るのはゼロワン計画のためなどではなく、家族だからと言う。墓のことのみならず、或人のイズに対する態度が、そばで見ている昴にじわじわ入って行ってるみたいです。或人の望みをかなえたくなったらしい昴、衛星ゼアに修理させてはどうかと進言。或人は感謝し、了承して作業開始ですね。とりあず一安心したらしい或人、いつものスベるギャグかましてますが、もしかしたらそれで昴の自我発生を押しとどめたかもしれません(^^;。

 このシーンの字幕でようやく気が付いたんですが、ロボットアームだか3Dプリンタだかの工作室はザットという名前ついてたんですね。。ウィキペディア見直してみたら、確かにそう書いてある。今の今まで知らなんだですorz。

 それはともかく、滅亡迅雷拠点では迅も同じことを思いついたようですが、滅が拒否して機能停止。迅に(アークの希望通りの)シンギュラリティを起こすためですね。滅復活の代わりに戦闘員マギアを大量製造してますが、この後のシーンからして、ギーガーにもアクセスしたのかも。

 その頃、AIMSでは不破が負傷にも関わらず指令所に詰めてまして、ちょっと唯阿が心配そう。ですが、そこへ滅亡迅雷襲撃の報。AIMS側(でZAIA社製)のギーガーも暴走して、滅亡迅雷側についているわけですね。この危機に、不破が覚悟の出撃を決断。カッコいいですが、憎悪に凝り固まっている様子でもあるのが不安です。

 襲撃の報は或人にも行きまして、それまでイズが心配でおろおろしていたのが一転、キリッと引き締まりまして、昴に後を任せて出撃ですね。社長業はなかなか身に着かないようですが、ヒーローは板についてきた感じですな。

 ともかくも再びの総力戦となりますが、不破の負傷によりAIMS劣勢ですね。迅は変身もせずにせせら笑っている。さらに、不破の生命維持すら危ういと踏んだらしい唯阿がバルカンを変身解除してしまう。この辺りの動き、唯阿の第1プライオリティが変化しつつあるのを感じます。

 唯阿バルキリー、単騎で奮戦しますが、敵は巨大メカのギーガーまで従えているわけで、敵うべくもないか(絵的に、ジオウの「オーマの日」を思い出したりしました)。バルキリーが変身解除に追い込まれたところで、或人ゼロワンがギリギリの到着ですね。ブレイキングマンモスであれば、ギーガーは敵ではないらしく、あっという間に一掃してますな。これにはもしかして、ゼロワン自体の強化も影響してるんだろうか。

 そのまま押し切るのかと思ったら、或人ゼロワンも自ら変身解除して迅の前に現れる。まずは舌戦ということらしい。考えてみると、或人は声優ギアでの一件も知っているわけで、まだ迅に可能性があると思いたいのかもしれません。或人は激しく迅を叱責してまして、そそのかす疑似父親の滅と好対照な印象を受けました。

 が、迅はアークの意思だとして拒絶(反抗期かな?)。対決となりますが、或人がおそらく衛星ゼアから情報を受けとりまして、ここまで登場の最強キーを複合した新形態ですね。或人の解釈では、こうなることをゼアが予測していたらしい(が、滅亡迅雷側のアイテムを或人も使えちゃってるんだよなあ)。アークも迅がこうなると予測していたらしいので、ゼアとアークの先読み競争なのか、それとも双方が互いの腹の内を承知しての、ここまでの流れなのか。

 ライダー迅と或人ゼロワン激突、というところで続く。次回は「コレがZAIA(ザイア)の夜明け」で、ドキュメンタリー番組からもタイトルのパロディやるのか。それはともかく、予告映像ではドードーマギアっぽい姿が見えますし、滅もZAIA社で保管されてるらしいし、どうもまだ「ソレゾレの終わり」っぽくない。一方、迅は顔から内部がむき出しになってるし、或人はゼアの情報イメージ内とイズと指切りしてるようでして、こっちのほうがいかにも終わりな感じで不安です。

Re: 12月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/12/20 (Fri) 12:58:26

  年末ムードで、ゼロワンもリライズも、クライマックス決戦から次の展開に向けての過酷な転機って流れです。

★ゼロワン

 ホロビとイズが倒れ、迅VSゼロワンという状況で続いたわけですが。

 滅亡迅雷はこのまま壊滅するのかな。
 そして、飛電社はZAIAに乗っ取られるとか、吸収合併されるとかで、或人は社長の座とゼロワンの力を奪われる?

 あるいは、ゼロワンのデータを解析したZAIA社長が、それを元にサウザーを作るのかな?

 もしも、ZAIA社長が飛電のトップになったとしたら、社長秘書のイズが仮に復活しても、或人から離れてしまうのか。

 いろいろと状況の変動が気になる次回の放送で、年内終了ということですね。

 情報密度の濃い時期ですが、ケガだらけの不破さんと、ZAIAの勝利に際して唯阿さんがどういう動きに出るかを気にしつつ。

 これで、滅亡迅雷は結局、ZAIAの走狗でしかなかったということであれば、迅が仮に生き残った場合、自分たちが利用されていた事実を知って反旗を翻す可能性も想定しつつ(迅の味方化フラグ?)

>ヒューマギアは家族

 まあ、或人があまりにヒューマギアに感情移入しているあまり、自社の人間社員に対する気配りを忘れているような気がしますな。
 そこを副社長に付け入れられているとか、とにかく社長としての社員からの信頼がどの程度あるのかが気になります。

 もっとも、現状を見ていると、副社長もあまり有能には見えないんですけど。
 一方、ZAIA社長が有能かどうかは、現状の描写でははっきりしません。まあ、やたらと1000という数字を押すのは、サウザーという名前(サウザンド)とか、01のライバルという位置づけからなんでしょうけど。

 そのうち、より強いミリオンとか、ビリオンとか出るかも?

 なお、明日公開の映画ではアナザー1号の登場が情報公開されて、これでようやく昭和と平成と令和がつながった感じですが、鑑賞は日曜予定。


★BDリライズ

 今回の物語トピックを大きく三つに分けると、

1.宇宙での最終決戦

 勝利条件の不明瞭な大軍相手の過酷な戦い。
 メイはいち早く、敵要塞の砲門が地上に向けられることを看取って、それを止めるべく動く。
 カザミは、ボスを倒すのが先決と判断し、要塞内部に突入。
 パルは、どう行動するか迷った挙句、最終的にはメイのフォローに。
 ヒロトは、ゼルトザームとの死闘を繰り広げて、カザミの偶然の奇襲的乱入に運良く助けられて、ゼルトザームに起死回生の一撃を加えることに成功(洗脳状態だった相手を正気に戻すきっかけ?)。

 そして、メイとパルの奮闘虚しく、地上に向けて発射される巨大レーザー砲。

2.大気圏突入と地上の惨状

 水上都市セグリがレーザーの直撃を受けて消滅。
 レジスタンスのジェドも、そこにいた子供たちをとっさに庇おうとしていましたが、ほぼ死亡確定でしょうな。

 ジェドに追い出されたストラは、ジェドの部下2人と共に、爆風に巻き込まれましたが、そちらはまあ、健在だろうと。

 そして、ヒロトたちはレーザー発射の余波に巻き込まれ、大気圏突入モードに。
 メイをパルの飛行形態が救い上げ(大気圏突入もできるパル機すごい)、
 カザミはヒロトのアースアーマーが救い上げ、
 ヒロト自身は、TV版の初代ガンダム以来の耐熱フィルムを使用。なお、劇場版の初代ガンダムは、ビニール袋仕様の耐熱フィルムではなく、エアーで機体を冷やす耐熱フィールドを使用してますが、会えてレトロなビニール袋の方がインパクト大ですな。

 ともあれ、機体はボロボロでエネルギー切れながらも、全員無事に生還。
 しかし、地上の荒廃ぶりに愕然としたり。
 名ありキャラで死んだのが、ジェドだけで済んだようなのは不幸中の幸いですが、実際には「レジスタンスの主力がセグリに集結している状態」ですからね。実質、レジスタンスがほぼ壊滅という最悪な事態に、重い雰囲気が場を満たします。

 そして、この世界はゲームではなくて、リアルなのでは? と鈍感なカザミまでも理解し始めた辺りで、世界に異変が。

3.大規模電波障害によるゲーム中断

 ここで物語が一気にドンデン返しに。

 てっきり、異世界に取り残され、ゲーム世界からリアルに離脱できなくなったのかな、と危惧したら(オンラインゲームを題材にしたフィクションではありがちなパターン)、
 その逆で、ゲームから強制退去、のみならず、リアル世界中の通信機能が障害を起こすというトラブルに?

 バーチャル世界の事件が、現実世界に災いをもたらすというのは、特撮版のグリッドマンとか、エグゼイドとか、いろいろ前例があるのですが、
 前作でも、ELダイバーの存在がゲーム世界を破壊してしまうという世界の危機が描かれてはいたのですが、今回は逆に、ゲーム内の世界の終わりが現実世界を侵食するという状態。
 ホラー映画だと、リングの続編のらせんやループに通じるのかな、とも。

 まあ、リングは純粋な心霊的ホラーで、
 らせんはそこに医学的なウイルス増殖の話を付け加え、 
 最後のループで「実は、リングの話はウィルスによる世界滅亡を防ぐために構築されたバーチャル世界の話でした」というオチが語られ、何度も滅びた世界のシミュレーションの果てに、ウィルスに対するワクチンが見出され、リアル世界は救われる流れになったのかな、という話と記憶。

 で、今回の通信障害をもたらしたのが、アルスの暴走によるものなのか、それとも根本的な原因がフレディたちエルドラ世界の獣人たちが悪いのか、新たな謎が提示された形。

 例えば、アルスが異物である獣人を排除しようとしたのが、真っ当なゲーム運営の正常化を目指したものなのか、それとも唯のバグによる暴走なのか、そこも謎ですね。
 シドウ・マサキがアルスに洗脳されて敵対している説もあって、「ゲームプレイヤーの意志を奪って、操るシステム」はそれ自体が危険だろうとか、アルスがどういう存在なのか、言時点で謎すぎます。

 一方で、フレディたち獣人は、ELダイバー的な産物なのか、
 それともGBNとは関係ない異世界の存在が、どういうわけかGBNのバーチャル世界と結合してしまい、GBNデータの一部を侵食してしまっているのか、
 つまり、フレディたちはGBN内部から発生したのか、それとも外部の異物なのか、ですね。

 アルスが仮に異物を排除する管理プログラムなのだとすると、今回のレーザーと通信機能障害の因果関係が不明ですし。
 レーザーを撃ってエルドラ世界の異物を排除してゲーム世界を守ろうとしたら、ゲームができなくなってしまったというのでは、本末転倒ですからね。

 まあ、ここでシンギュラリティ理論に基づいた妄想をするなら、
 異物排除のためにレーザーを撃った→素朴な獣人たちの心(GBNのデータの一部を間借り状態にしていた)が恐怖と悲しみのあまり、感情が吹き荒れる状態になってシンギュラリティに達した→獣人たちの感情データの飽和的増量により、GBNの許容データ量を超えてしまった→GBN以外も巻き込む通信障害発生。

 つまり、アルスが獣人(異物)を排除するために行ったバグ除去手段が、感情データというバグの大量増殖につながり、結果として逆効果になった、という推測ですな。

 まあ、劇中ドラマを見る限りは、温厚な獣人たちよりも、管理プログラムであるアルスの方がコミュニケーション困難なバグに見えて仕方ないわけですが。
 見捨てられた管理プログラムデータの狂った残滓がバグ化してしまったと考えるのがいいのかな。

 ともあれ、ヒロトたちが過酷な異世界に閉じ込められなかったのは、幸いですな。
 普通にゲームしているだけなのに、あのような過酷な局面に遭遇して、しかも逃げられないとあっては、ちょっとトラウマものでしょうし。
 特に、これまでゲームと思い込んでいたカザミにとっては、「ちょっと待てよ。ありえねえだろ。ゲームだぜ? まさかリアルだなんて!」と呆然とするのも分かる。

 まあ、次回は、ゲーム世界にアクセスできないリアルな日常で、不安を抱えたまま箸休め回になるのかな。

 ヒロト以外のキャラのリアルが描かれるのも期待しつつ。
 特に、実家が漁師ということがほのめかされたカザミとか(てっきりGBNに備えて勉強したのかと思ったら、家業嫌いの反抗期な漁師の息子とか)、
 シャフリさんの弟疑惑のあるパルとか、
 リアルがどうなのかは気になります。

 そして、アクセス再開後のエルドラのその後がどうなるか、は来年に持ち越しですかね。
 次回は、通信機能復旧までのリアル世界の話、ということで、ヒナタにもスポットが当たることも期待しつつ。

 また、メイのリアルを通じて、前作ビルドダイバーズの面々が描かれるかもしれない。


★フォーゼ

 クイーンの美羽先輩が加入して(OOPSが一部界隈で流行ったり)、ライダー部の内部ドラマが面白くなっていくことに期待しつつ。

 次はJK回ですな。
 最終的には、司令塔の美羽先輩と、口コミ情報収集役のJKと、ネット内およびオタク系情報源の野座間友子と、格好付けコメディアンで肉体労働役のキング・大文字先輩が加入して、ライダー部の発展を描くのが第一クールと。

 一エピソードクリアするごとに、個性的なメンバーが増えていき、日常掛け合いが楽しくなるのは、電王とフォーゼの特徴ですな。

 まあ、一番ギャップが激しいのが、大文字先輩ですけど、憎まれ役がコメディアンに転向すると人気キャラになる流れが、自分は好きですね。
 仮面ライダーローグの幻徳さんもそうだったし。

 この時期は、他の話が重いので、フォーゼの明るい作風が清涼剤になるなあ、と思いつつ。

Re: 12月のスレッド(2019) - K.K

2019/12/21 (Sat) 12:11:07

 定例感想です。

 ゼロワン感想は明日以降ですが、NOVAさんのご感想で「(明日公開の映画では)アナザー1号」とあって、調べてみたら劇場版CMに出てくる、でかいライダーでしたか。でかいライダーって、ジオウではアナザークウガもそうだったような。

 アナザー1号、劇場版CMでは形状をよく見ていなかった、よく見えなかったんですが、ネットの画像で脚部がバイク風になっているのが分かりました。ケンタウロスみたいなライダーという感じです。それが昭和にして元祖でもある1号のアナザーということでしたか。デザインからは機動性とパワーを兼ね備えている印象です。反面、汎用性は低そうな気もします。

 ゴーストTV放映時期の劇場版「仮面ライダー1号」は未見ながらも、CM等で1号ライダーのデザインは見まして、えらく武骨な迫力があった印象です。技の1号(、力の2号)だったと思うんですが、現在から振り返る昭和の1号はパワーファイターというイメージがあるのかな。

●BDリライズ(第12話:震える世界)

 前話の視聴でかなり混乱しまして、今話で情報整理してくれるかと思ったんですが、状況がさらにつかめない感じになってしまいましたorz。分からない原因の根本は、劇中の情報不足で、それは今後の展開で分かるはずではあり、今は伏線に留めるのは当然。ですが、どうもモヤモヤします(^^;。

 その辺り、「これは何じゃろなー」と思っていたところ、NOVAさんから内容整理してのご感想・解説がありまして、合点の行く点がいろいろありました。自分でも観なおして考え直しまして、推測を多少進めてみることができました。こういう点、いつもお世話になりまして、ありがとうございます。

 とりあえず、山の民の世界:エルドラは仮想・電脳空間ではなく、実在する世界と考えまして、BDリライズ世界は以下のような構成と思うことにしました(今後の作中描写ですぐひっくり返ると思いますが ^^;)。

1.地球:普通のリアル世界、現世
2.ディメンション/GBN:電脳世界であり、体感ゲーム世界
3.エルドラ:山の民の世界にして、リアルだが異世界

 当初はエルドラはGBN内のステージ(サーバー)の1つで、だからダイバーが伝説的に語られているという感じだったんですが、今話くらいまで来ると、カザミならずとも(^^;)どうもそうではないように思えます。

 地球(1)のフィクション(2.GBN)がエルドラ(3)に影響を及ぼしているのは、たぶん間違いないでしょう。その一方、もしかしたらですが、エルドラのフィクション、例えば神話・伝承も地球(1)側へ影響しているのかもしれません。エルドラで「創造主」の神話が語られると、その通りに地球でのリアルの人間が選ばれるとか。そういう妄想をしてみたくなりました。

 エルドラ(3)が地球(1)~GBN(2)で作られただけという、一方通行の世界創造もあり得るかなと思います。似たような世界構造では、古い作品ですが、光瀬龍「百億の昼と千億の夜」というSF小説を思い出します。宇宙は外部の存在の反応炉で、炉の異常発生(生物発生)のため停止させられようとしていた、なんてことになってました。

「百億の昼と千億の夜」では、どうやっても宇宙が終わる(急速な熱的死)という絶望感だけ漂わせるエンディングですが、作られた世界が奮起してくれても面白かったかもしれません。もしBDリライズのエルドラがGBN由来で発生した異世界だとして、「ここにも人(獣人)が生きているんだ」として、前作からのELダイバー同様、対等な立場で互いに重んじたりしてくれるといいなと思います。

 などと、おそらくハズレの予想であれこれ妄想を続けても仕方ない。ともかく本編。冒頭からは前回ラストからの続きで、砲台衛星での攻防ですね。BDチームの面々は、衛星が巨大砲であり、地上を砲撃すると見て、阻止、破壊に入りたいようですが、多数のヒトツメに加え、ゼルトザームで苦戦の模様ですね。

 しかし、もしかしたら最大の問題はヒロトにシステムから知らされた、このミッションの「クリア条件不明」ということかも。パルにはこの連絡は入っておらず、クリア条件で混乱している様子です。これって、エルドラがGBN管轄にない世界であると暗示すると同時に、後のシステム障害の伏線的な描写だったのかもです。

 ともかく、最も厄介なゼルトザームはヒロト機が抑えに回り、衛星内部からの破壊に失敗したカザミ機も加わる格好に(で、いいのかな?)。ゼルトザーム・パイロットのシドウ・マサキは、被弾の影響で何か苦しんでるみたいですね。あの仮面がシドウをコントロールしており、その呪縛が取れかかっているような感じです。

 もし仮面により操られているとすると、ずっとログアウトしてないことになりますね。もしログアウトできたら、リアルの生身には仮面なんてあるわけないですから、ウイルスかバグかと思って運営に苦情言うでしょうし、対策されるまで再ログインしないはずです。

 しかし、生身で何日もログインしてたら、その間は飲まず食わずですから、早晩死んでしまうでしょうし、その前に意識を失いもするはず。要はプレイ続行不可能。ということは、ログインし続けても延々とプレイできる何者か。となると、ELダイバーなんでしょうか、シドウ・マサキは。

 それはともかく、ヒロト&カザミが作ってくれた隙をついて、まずメイ機が砲台破壊を試みる。が、機体外殻のウォドムを使った爆破では砲身はびくともしませんな。続いてパル機が最大出力の砲撃を試みるも、一瞬先に衛星の砲撃が早かった。パルの砲撃を飲み込む勢いで周囲を一掃し、そのまま地表のセグリに直撃ですね。

 もっとも、パルの砲撃が先でも結果は大差なかったかもです。地上を広範囲に焼き払い、直撃部分は大地をえぐるほどでしたから、砲身等はそれに耐える堅牢さがあるはず。ガンプラ(MS)の攻撃程度ではどうしようもなかったんじゃないかと思えます。が、砲身が崩壊しているような描写もありまして、1発撃つだけの設計だったとも考えられますが、もしかするとBDチームの奮闘は全くの無駄ではなく、2射目以降を防げたのかもしれません。

 一方、地上ではジェドにレジスタンス入りを拒否され、追い出された格好のセグリが、村まで車で送られている。これで命拾いになったんですから、世の中、何があるか分からない。セグリでは砲塔がこちらに向き始めたのを、月が黒くなるという形で上空の異変に気が付いたらしい。

 それが何か分かったら、ある程度は避難できたんでしょうけど、衛星付近のBDチームは各機同士の通信も障害が出てたみたいですんで、地上まで連絡できるはずもなし。セグリから見て、月が光ったと思ったら、もう砲撃に飲み込まれてしまいましたな。ジェドが寸前に子どもを庇ってましたが、救えるわけはなし。当たるまでの間、子どもを怖がらせないことはできたんでしょうけど。

 この砲撃の衝撃波でしょうか、かなり離れているはずの山の民の村も大打撃ですね。重傷者が多数出ている模様です。そこへ衛星砲を辛くも逃れたBDチームが帰還する。その前にBDチームの大気圏突入描写がありまして、セグリ崩壊の様子も分かったし、村へ戻ってくるのも納得の流れではあります。

 大気圏突入ですが、ヒロト機の耐熱シート使用の突入は、自分もガンダム初作TV放映版のシーンを思い出しました。アムロがシャア含むザク隊と交戦、ザクとガンダムが大気圏突入となり、ザクは燃え尽きるも、ガンダムは大気圏突入仕様だったのでセーフ。

 当時、半透明のシート1枚では不自然じゃないかという声があった気がします。そのせいか、劇場版に編集したときに冷却剤噴霧に変えていたのはNOVAさんのご感想にある通りですね。自分的にはシートのほうが説得力あったんじゃないかと思いました。なにせマッハ20程度の気流のはずですんで、冷却噴射ってどうなんだろうと。

 現実の大気圏再突入では、例えばスペースシャトルでは、分厚い軽石みたいのを機体前面に貼り付け、それが高温(約1600度)で溶解し切る前に地表に到達する設計なんだそうです。材質的にシームレスで機体を覆うことはできず、レンガみたいな細かいブロックのため、1枚でもはげ落ちると大気圏突入できないため、宇宙での点検とか大変らしい。

 それはともかく、BDチーム全員が無事帰還というのも、ちょっと自分的にはよく分からない。衛星砲発射時、少なくともパル機は砲からほぼゼロ距離の真正面にいて直撃を食らっているはず。たぶんメイ機も同様。その辺りに、セグリにいた面々について、かすかな希望が残されている気もします。

 が、崩壊というより消失したに等しいセグリ、さらに山の民の村の惨状を見ると、そういう希望を抱いてはいけないのかもしれません。ミッションは明らかに失敗ですが、ゲームのバッドエンド→強制ログアウトとかにならない。事ここに至って、カザミがこれがゲームではない可能性に思い至ったらしい。ヒロトは額の負傷の件がありますから、既に疑念は深めていたんでしょうね。メイだと、獣人らの心を感知してましたから、最も早く気が付いていたかもです。

 しかし、観ていてそう考えたら、そこをひっくり返すような異変。エルドラから強制ログアウトですね。エルドラがゲーム世界でないのなら、そういう事態にならないわけで。GBNに帰還してみると、通信障害とやらが発生していて、さらに地球リアルへ強制ログアウト。地球リアルでも、GBNに留まらず、データ通信網に異常が発生していて、TV放送ですら影響を受けている模様で、これは全世界的にダメージ食らってる感じですね。

 次回「この宇宙(そら)のどこかで」は地球リアル編のようですが、新キャラっぽいのはBDチームの地球リアルでの姿かな。地球とエルドラの関係についての情報開示を期待したいところです。

Re: 12月のスレッド(2019) - K.K

2019/12/23 (Mon) 21:12:09

 定例感想です。

 と、その前にフォーゼの第5~6話ネット放映。JK(ジェイク)こと神宮海蔵が弦太郎の友達になる話でした。風城美羽編でもそうでしたが、改心して過去の自分と決別するわけでもなく、かといってそのまま受け入れるわけでもないんですね。ちょっと不思議な感じもするドラマという印象です。

 ちょっと大げさにいえば、自分の本性を見て納得し、そこまでのブレが止まるという感じに落ち着く流れでしょうか。これは脚本によるところが大きいのかな。1~5話の脚本は中島かずきさんという方となってまして、その方の得意なパターンなのかな。

 中島かずきさんはメインシナリオライターのようで、話数的に最も多く担当されてますね。次の第5~6話は(中島かずきさんに次いで担当話数が多い)三条陸という方の脚本となってまして、作風的にどう違うかとか興味が湧いてきます。

●仮面ライダーゼロワン(第16話:コレがZAIA(ザイア)の夜明け)

 クリスマス回で緩む展開を入れることはなかったみたいですね(一部に昨年の戦隊のクリスマス回を窺わせる描写はあったようですが)。しかし次回予告を見ると、お正月的なお遊びは入れてくるみたいで、滅亡迅雷編に一通りのケリを着けてから、テンションをいったん下げる段取りみたいです。

 今話で、ほぼ敵味方の構成は分かった感じですね。滅亡迅雷は導入部の敵で、キカイダー01で言えば、ハカイダー四人衆みたいなものだったのかも。滅亡迅雷が従おうとしていたアークは、ZAIA社長の天津垓が12年前から仕込んだものであり、現時点では天津がラスボス黒幕と見てよさそう。

 12年前ということは、天津垓は何歳だったのかとなりそう。演じる桜木那智さんは22歳とのことで、天津垓が同年齢だとすると10歳のときにアークに仕掛けしたことになります。この辺り、仮面ライダーサウザーが先にお目見えした劇場版ではジオウが絡み、歴史改変があるそうですんで、年齢も何らかのトリックがあるのかな。

 ともかく本編。冒頭からは電脳空間のイズでして、消えかかっているような描写ですね。でも前説兼ねてるのか、先週のおさらい入ってる。が、分からなかった部分の種明かしがありまして、迅の一撃は急所(?)のセントラルメモリは外していたとのこと。これが偶然か、迅の意図的なものか、ちょっと気になります。

 リアルでは或人ゼロワンとライダー迅の一騎打ち状態で、ダメージからまだ回復できない不破と唯阿は見守るしかないようですね。唯阿は技術顧問だけありまして、現状がゼアの予測通りと推測しとります。

 ゼロワンは最強状態ですんで、あっさり勝負がつくかと思ったんですが、迅側もギーガーの助勢と、滅のキー使いまして、いったんはゼロワンに大ダメージ与えることに成功してます。が、そこでイズ&ゼアの助太刀入りまして、おそらくさらに上位強化のシャインシステム使えと。先週の予告で不吉に思ったシーンは、これでしたか。予告がおおむね、ミスリードな作りなんだよなあorz。

 ともかく、ゼロワンがまたもや最強モードとなりまして、ライダー迅の全力も全く通用せず、一気に勝負ついちゃいましたな。迅との最後の会話で明らかになったのは、迅は人類を滅ぼす理由を知らないということですね。おそらく自我は発生したんでしょうけど、滅に教わり、アークの意思だから実行してきただけということは、その考えは何者かが植え付けたもの。という辺りが、ラスボスの存在を示唆しているようでもあります。ともかく、赤い目ではなく青い目で迅は崩壊し、しかしキーは残しましたか。

 一方、滅亡迅雷(旧)拠点では、おそらくアークの指示で何か作り始めてますね。そこへ天津垓がやって来る。驚いている様子はなく、「進捗率1000%」とすら言ってますので、予想通りということなんだろう。いや、予定通りなのかな。

 飛電社では既にイズが復活してますな。イズの自己診断と思われる動作確認は、相変わらずあざとい(^^;。社長解任動議が出された取締役会議が始まるも、副社長の福添以外に賛成なし。福添が賛成を取り下げ、側近の山下三造が取り繕いまして、全員一致で動議否決。社が危機にある最中での解任動議が、逆に結束を作っちゃったんでしょうね。

 福添はしかし、はいそうですかと引き下がるわけではなく、重役らの目の前で事と次第によっては社長の座を奪うと宣言。一応の意地を見せたといえましょうか。どっかで聞いた教訓では君主たるものは「曲者を飼え」なんだそうです。不心得者1人扱えずして主たることはできないし、反抗する者がいなくては組織が緩むといったことらしいです。

 AIMSでは唯阿が機能停止の滅を運び込んで何かしたみたいですね。滅亡迅雷拠点では天津が滅を踏みつけてましたから、ZAIA社が回収して運び込み、唯阿が解析したんだろう。もしかすると、何か改造とかやってみたかもしれません。不破もやってきますが、滅亡迅雷が崩壊したと2人は思ってますから、もう大してやることはないと緩みもし、なぜか失望もしている感じですね。

 街はクリスマスでにぎわってまして、クリスマス回だとしたらこのシーンくらい。なぜか「鮭あります」の張り紙してる店がありまして、1年ほど前のルパトレンジャーでクリスマスをなくすたくらみで鮭を推してたなあと思い出します。

 しかしZAIA社では天津垓が滅亡迅雷はなくなっていない、アークを生み出したのは私だ、と嘯いとりますな。ゼアのプロトタイプ(?)に人類への敵意を学習させたわけか。滅と迅にキーを集めさせたのも、AIMS設立も、アークを復活させて利用するために天津が利用したということらしい。

 天津から聞かされた唯阿がショックを受けてますが、わざわざ唯阿に喋ったということは、天津は引き続き唯阿を任用したいということなんだろう。あるいは、信用していると油断させて、バッサリ始末する気という恐れもあるかな。が、おそらく唯阿に反抗心が芽生えた様子で、その可能性だけは天津はうっかりしているように見えます。

 その天津の計画が再始動したらしく、街にマギアが襲い掛かる。既に出現したことがあるベローサとドードーで、いわゆる再生怪人といったところか。しかし、もうマギアは出ないと思っていた或人らにとっては充分に奇襲でしょうね。

 それにしてもドードーはこういう形の端役的な出演でしたか。暗殺ちゃん、雷兄ちゃんゆかりのキー持ちですから、予告映像を観て期待するところがあったんですが、単に尖兵になっただけだったかorz。

 がしかし、不破&或人が居合わせてまして、序盤の再生マギアでは明らかに太刀打ちできはしませんね。このバトル開始時に、或人から不破にグリップ返却となり、2人のライダーとしての力の差は埋まったようですね。

 が、マギアを無事撃退しても危機の再来であるし、ヒューマギアに対する世間からの信用は大ダメージ。或人と福添で緊急記者会見になってますが、つるし上げ状態ですね。立ち回りの巧い側近:田中でも持て余している模様。

 そこに現れるのがZAIA社長としての天津垓ですね。このタイミングを待っていたと言わんばかりに、(おそらく敵対的)TOBを宣言する。飛電の株価は相当に急落したとみていいでしょうから、買い叩くのは容易でしょうね。社長室に戻った天津はおそらくサウザーのドライバーを手に勝ち誇ってます。その頃、AIMSに放置された滅が目を開いてまして、復活するんだろうか。目が青いですが、どういう状態なのか。

 というところで、次回「ワタシこそが社長で仮面ライダー」へ続くのか。しかも1週お休みで、次は1月5日か。内容はZAIA社の人間強化装置(?)のザイアスペック使用者と、飛電社のヒューマギアの生け花対決ということで、お正月イベント的みたいですね。ただ、予告映像では滅が復活して何かしている模様で、波乱もありそう。

Re: 12月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/12/24 (Tue) 02:06:03

 劇場版ライダーを見てきたので、その設定部分を中心に感想書きたいと思います。
 それと、脚本家関連でレスをば。

>中島かずきさん

 グレンラガンの人、という印象ですが、他に、スパロボ関連で真ゲッターロボのコミック版の担当編集をしていた時期も。あと、クレヨンしんちゃんの劇場版の脚本も書いていたことがあり、「豪快でおバカで熱いスーパーロボット者」って感じですね。

 グレンラガンの「天を貫くドリルと、螺旋の進化」という要素はフォーゼにも引き継がれていると思いますし。

>三条陸さん

 最新のニュースは、この人が原作ストーリーを作った『ダイの大冒険』が来年秋に再アニメ化ということですが、
 特撮ヒーロー関連だと、仮面ライダーWとドライブの人ですね。最近は、ゼロワンの探偵ヒューマギアの話も書いていました。先日、YouTubeでやってた仮面ライダーエターナルもこの人で、一本豪快な中島さんに比べると、緻密なストーリー構成で計算高いイメージですね。
 それでいて、熱く燃えるストーリーの勘所は分かってらっしゃるので、比較的安心して見られます。

 フォーゼでの役どころとしては、勢いで突っ走る中島脚本と、キャラの揺れる心情を繊細に描いて下支えする三条脚本って感じでしょうか。

 それでは、ここからゼロワン&ジオウの劇場版話。

★ジオウ

 これは、夏の劇場版の続きなのか、それともTV版最終回の続きなのかを気にしておりました。
 夏映画の続きだと令和につながる話で、TV版の続きだと「世界をリセットして、まだ平成で、ゲイツやツクヨミもソウゴと同じ高校に通っている」わけですね。

 結果的には、TVの続きでした。
 ソウゴたちは、高校生活を送って、ライダーの記憶は残っていません。しかし、タイムジャッカーのせいで、「世界がヒューマギアに支配されて、人間を殲滅させようとしている状態」に切り替わり、学校もヒューマギア養成スクールに改編されてしまって、人間であるソウゴとゲイツ、ツクヨミも襲撃されたところをウォズに救い出される流れ。

 ウォズがタイムジャッカーのことを解説し、ソウゴたちの記憶が一時的に回復し、事件を解決するために、ジオウチームが動き出す流れ。

 全体的には「改編されたゼロワン世界」を舞台に、ジオウチームが頼れる助っ人として手を貸す話ですね。
 物語終了後は、世界も元に戻って、ゼロワンは(おそらく)ジオウの記憶をなくし、ジオウはまた元の学生生活に戻って、春ごろのゲイツVシネに至る流れ。

 よって、一種の夢オチとも取れる物語でしたが、ゼロワンの過去編において、重要な設定がいくつもあったので、そこをTVの補完話として、挙げておきます。

★衛星アークと衛星ゼア

 ここに搭載されている人工知能が「人類殲滅を目指す悪のアーク」と、「廃棄処分されたアークに代わって、人類に味方するよう設計されたゼア」という二つの対立構造にあることが明言されたのが劇場版になります。

 TVでは、これまでのところ、ゼアがゼロワン支援システムで、アークが滅亡迅雷にとっての神みたいな立ち位置で、少しずつ語られてきたわけですが、
 映画では、そのアークに支配された世界(タイムジャッカーの時間改編による)を描いたわけです。

 なお、TVでは前回、「アークを構築したのが、ZAIA社長の天津垓」だと語られましたが、映画ではサウザーはラストにちょっと顔見せするだけで、「彼が大破したアークの残骸を見て、何かを企んでいる姿」を提示しております。

★或人の夢

 まあ、物語の最初に寝坊した或人が慌てて目覚めて、会社に行ったところ、改変された世界に気付いて、ヒューマギア世界を脅かすテロリストとして追われる場面からスタートするわけですね。

 ラストに、世界はTV版の設定に戻るわけですから、夢オチ的に思えなくもないのですが。
 不破さんと唯阿さんは、生き残った人類を守るレジスタンスのメンバー。そして、イズさんはレジスタンスに味方する裏切り者ヒューマギアですが、人々からは不信感を持たれています。

 ここで、イズさんがなぜ人類の味方をするかが分かるのですが、「アークが全てのヒューマギアを支配下に置き、人類は殲滅すべし、との意思を強要している」のに対し、「まだ射ち上がっていない衛星ゼアが、イズさんと接続されていて、アークの干渉を受け付けないように設計されている」ようですね。

 なお、これは映画で語られている話ではないのですが、イズのモデルが「或人の亡き母親なのでは?」という推測が飛電家の墓碑銘から為されており、
 劇場版が、或人父(ヒューマギア)の真実を描く話であるのに対し、TVでは今後、イズが或人の母親との関連付けで描かれるのかな、とも思ったり。

 まあ、これはエグゼイドの壇黎斗社長の母親から、バグスターのポッピーが生まれたとの設定に通じるものがあって、人外ヒロインの持つ母性みたいなテーマが脚本家的に受け継がれているのかも。

★祖父の思惑

 さて、ヒューマギアの父親に育てられたことから、ヒューマギアは家族だという信念を持つに至っている或人ですが、その祖父は違う考えを持っています。
 「ヒューマギアが人類の夢であり、ヒューマギアが人類を笑顔にしてくれるのが理想」と主張しているのですが、秘書のウィルが「では、人類はヒューマギアを笑顔にしてくれるのでしょうか?」との質問に対して、不審な表情を浮かべて返答を拒んだ一幕も。

 祖父の是之介は、或人と違って技術者なので、刃唯阿さんと同じく「ヒューマギアは道具である」という思想が根強いと思われ、「人類に奉仕するのがヒューマギアの存在意義」と考えているという描写。

★父・其雄の思惑

 一方、或人の父であるヒューマギア其雄は、製作者の是之介の知らないところで「仮面ライダーシステム」を設計していました。
 これがアークに搭載されていて、「ヒューマギアが人類に反旗を翻す兵器と化し、それを補助するシステムとしての仮面ライダー」ということが語られ、アークは危険だ、ということになったようですね。

 ただし、ヒューマギアの父は、或人を裏切っていたわけではなく、「或人の夢を叶える力として、仮面ライダーを設計した」のですが、アークが起動したせいで、敵対することになってしまう。

 ヒューマギアの反乱を目論んでいたのは、アークの影響を受けた秘書ウィルだったのですが(その背景にサウザーの天津垓がいたことはTVで語られた)、
 TV版の世界観では、その反乱はデイブレイクシティーの事件で鎮圧されます。
 映画で語られた真相だと、街の爆発の原因は、「ヒューマギアの暴走反乱に際し、その支配に抗った或人父の其雄がアークの自爆プログラムを作動させ、街もろともアークを爆発させて打ち上げを阻止した。その際の爆発から、或人を救った」わけですね。

 其雄の目的は「父親として、或人と自分が笑える世界を作ること」と言うのも、「幼少期の或人が、父さんを笑顔にしたい」という夢を語ったことで、其雄の中では、或人しか見えていないわけですね。
 だから、街一つを犠牲にして、或人だけを守る暴挙にも(TV世界では)出たわけですが、タイムジャッカーの介入で、アーク自爆は阻止されて、違う時間軸が生まれてしまったのが、劇場版の改編世界。

 以上の過去話は、ジオウがゼロワン世界に介入した事から明らかになるわけですが、TVでは、おそらく天津垓か滅か、あるいはアークかゼア辺りから語られることになるんじゃないかな。

★過去話から、違う時間軸へ

 ともあれ、TV版では、アークを父・其雄が自爆させて、ヒューマギアの反乱も鎮圧されて、ZAIA社長の目論見も12年の雌伏を余儀なくされていたのですが、
 それが滅亡迅雷の行動開始で、アーク復活に至ったのが現状。

 一方、アークやヒューマギアの反乱に備えて、衛星ゼアとゼロワンシステムを是之助前社長が構築したのが、この12年の流れでしょうね。
 劇場版の前社長は、ヒューマギアのシンギュラリティというものを理解しておらず、秘書のウィルに反乱を起こされて殺害されてしまいましたが(その現場に居合わせた副社長が、社長の遺志を継ぐべくレジスタンスに参加し、非常に優良なキャラとして立ち振る舞っていたり)、

 TV版では、おそらく、息子の代わりに作った其雄の真意を何かで知って、シンギュラリティというものを知るに及び(だからこそワズも是之介社長に心酔した)、祖父や父には見えなかった人類とヒューマギアの理想的な未来を、ヒューマギアと共に育った或人に託そうって流れなのでしょう。

 ただ、劇場版では違う時間軸になったので、人類のことしか頭にない祖父や、息子のことしか頭にない父(アークに洗脳されても、息子を愛する気持ちには変わらず、息子を強く鍛える目論見でその前に立ちはだかり、倒される道を選択)を描き、「或人は、誰かの後継者というしがらみに縛られることなく、新時代の先駆者として自分の理想を信じて突き進め」的なメッセージが語られることに。

 まあ、これは「平成ライダーの後継者ではなく、また新しい始まりのライダーとしてのゼロワン」を提示するテーマでもあります。

 だから、「過去を描いては、それを否定する物語」「未来に向けて、しがらみを振り払って前に進む物語」として、劇場版は結実した、と。

 なお、劇場版で登場したライダーは、

●001:衛星ゼアのない世界で、ゼロワンに返信できない或人が変身したプロトタイプ。基本的に弱く、傷だらけになって戦う。

●アナザーゼロワン:元社長秘書のウィルが、ヒューマギア支配下の世界で飛電の社長として君臨し、変身したライダー。或人を追いつめるが、最後はバルカンとバルキリーの手で倒される。

●1型:或人父の其雄が変身したゼロワン世界最初のライダー。アークと共に爆発する(TV版)。劇場版でも、或人を守ってアナザーゼロワンと戦うものの、アークが打ち上げられたために、悪の尖兵になる。最後は、或人の001と対決し、システム的に相討ちになりながらも、或人を殺すことはできずに、自身のドライバーを息子に託す。
 よって、劇場版の或人は、父の残したドライバーと自身のプログライズキーで変身し、改めてゼロワンになる。

●アナザー1号:タイムジャッカーのフィーニスが、ジオウの力をかすめ取って変身した「原点にして頂点の仮面ライダー」。本作のラスボス。

ジオウ「仮面ライダーに原点も頂点もない」
アナザー1号「分かっていないな。仮面ライダーは元々、悪の力から生まれたんだよ。それを君たちが正義の心で歪めたんだ」
ジオウ「君こそ、ぼくのことが分かっていないみたいだね。ぼくはただの王様じゃない。魔王だ」

 つまり、敵の方が、正義とか悪なんて概念にこだわっていて、そういうイデオロギーに縛られていないのが、ジオウってことかな。

 で、そこに「俺こそ、新時代を築く始まりのライダーだ」とゼロワンが乱入して、最終決戦へ。

 なお、ゲイツとウォズとツクヨミは、アークの意志に動かされた滅や迅と戦い、圧倒していました。

 昨年や、今年夏の平成ライダーファイナル祭のようなサプライズや、お祭り騒ぎにはならなかったけれど、ゼロワンのTV物語に密接に絡みそうな裏設定とか、コミカル要素のほとんどない或人メインのドラマ、そしてレジスタンス勢の激しい生身アクションが見どころの佳作かな、と。

 予想以上に重厚な作風と、ゼロワンのアクションがTV版よりも地味(ドラマの大部分は旧式とかばかり出るわけだし)で、派手な部分はジオウ勢が担っていたり。
 あと、ドラマにはほとんど絡まないけど、バルカンとバルキリーがレジスタンスとしてアクション的に大活躍したりも目玉の一つ。
 もう、「人類の敵であるヒューマギアをぶっつぶしまくりの不破さん」とか、「ヒューマギアなど、所詮は道具に過ぎんとクールに嘯く唯阿さん」とか、社長のドラマを台無しにするぐらい、嬉々としてマギア退治に勤しんでいます。

 一方、イズは裏切り者ヒューマギアとして、散々な目に合いますが、囚われのヒロイン役として、社長に窮地を救われた挙句、衛星ゼアの感化力で、敵秘書のシェスタさんを逆洗脳したりして、「人類とヒューマギアの新たなる調和を主導する」役どころ。
 この辺、ヒューマギアの立ち位置に対する描写が、キャラごとにバラバラで、統一解の見られないまま、歪んだ世界軸の修復で、この世界そのものが消えてしまったのが残念にも思えたり。

 まあ、ヒューマギアが人類を絶滅保護種として大事に飼う世界になるのかもしれないけど。
 いわゆる、ジオウに出てきた仮面ライダーキカイの未来世界の再現かな、と。

(今回はこれにて。ゼロワンのTVの感想は、また週末にでも)



Re: 12月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/12/27 (Fri) 23:19:28

 遅ればせながらの、メリークリスマスでした。
 まあ、すぐに「良いお年を」ということになりますが。

 BDリライズはまだ未鑑賞なので、それを今年最後の定例感想にしようかな、と思っています。
 一応、第一部完で、続きは4月から、という概要だけは確認しました。

 さて、今回はゼロワンについて。

★ゼロワン

 シャイニングアサルトで迅を撃退して、滅亡迅雷が一応の壊滅を迎えました。

 社長解任問題が立ち上がった或人社長ですが、滅亡迅雷壊滅の功績を認められて、留任できました。
 イズもコアメモリが無事で、無事に修復完了して、万事めでたしって流れですが、

 クリスマスで浮かれる街で、再びヒューマギアのマギア化暴走事件が勃発。
 ZAIA社長が、いよいよ本腰を上げて動き出したところで、飛電に敵対的株式買収を宣言して続く形。

 そして、再起動する滅のボディという流れで、滅亡迅雷も滅びず、といったところでしょうか。

 玩具情報ですが、迅の方も強化フォームが予定されているようで、復活するのでしょうな。

 そして、年明け情報ですが、今まではマギアと戦っていたゼロワンですが、年明け後の敵怪人はレイドという名前に変わるようです。
 このレイドは「人間が変身する怪人」らしく、ZAIAの計画は、ヒューマギアを実験台にして、「人間の改造強化を本命にしていた」ようですね。

 もしかすると、バルカンも、そういう実験の一部なのかな、という危惧が持ち上がりました。
 禁断の人体改造に突入することで、改めて人間とは何か、ヒューマギアとは何か、という問題を提起する模様。

 そして、人間が変身した怪人を、ゼロワンや、バルカンは倒すことができるのか、あるいは変身装置さえ破壊すれば救えるのかを気にしつつ。


★正月期の特番ライダー

 例によって、YouTubeですが、オーズの春映画(ライダー40周年作品で、昭和ライダーとの共演作)と、その前の冬映画(前年作のWと共演するムービー大戦)を公開するようです。

 前者は、ショッカーの歴史改変で悪に占拠された世界で、大人になった少年仮面ライダー隊が、仮面ライダーを復活させるために頑張る話だったと記憶。

 後者は、W編が「死者の復活をさせるドーパントの能力で、死んだはずの鳴海壮吉探偵=仮面ライダースカルも蘇って悪事を働いているのを弟子の翔太郎が止めようとする話」と、
 オーズ編が「信長の遺伝子をクローン培養したノブナガが仮面ライダーバースを初装着するものの、暴走して暴れるのをオーズが止めようとする話」のカップリング。

 そして、二つのライダーの物語が、一つにクロスする共演編の3話構成となってます。

 近年はムービー大戦形式ではなくなりましたが、令和に入って、来年末はムービー大戦形式が復活して欲しいなあ、と思いつつ(現在の長編1本と、短編3本立ての違いですが、後者の方が途中でダレなくていいという考え方もあるわけで)。

 では、これからリライズを見て、感想は明日か日曜にでも。

 

Re: 12月のスレッド(2019) - White NOVA

2019/12/29 (Sun) 09:00:09

 今年最後の書き込みです。

★BDリライズ

 前回のK.Kさんの感想で、シドー・マサキの状況に関する懸念が書かれてありましたが、
 今回の方で、意識不明のまま入院していることが明かされましたね。

 エルドラがゲーム世界ではなく、宇宙のどこかの星に由来するリアル異世界っぽいことが示され、
 GBNという「進化しすぎたゲーム」が人間の精神およびガンプラをデータ化して、そこに転移させるようになっているというSF風味な概念がちらほらと。

 ゲームの扉の向こうにリアルが、という流れですね。「世界の謎」というテーマに踏み込んだワクワク感があった回でした。

 一方で、ネットではないリアルでのプレイヤーの対面もワクワクしましたし。
 カザミは、ゲーム内のマッチョではなくて、釣り好きのチャラい少年だと判明。大文字先輩みたいなキャラを想像していたら、実はJK風味だったという印象ですね。ただし、この4人の中で、一番ストレートに物を言う陽性キャラだということは変わらず。「ゲーム世界でヒーローを演じたい願望のある少年」という設定も、感情移入が一番しやすいですし、一番、リアルにいそうな人物かな、と。

 パルは、車椅子の富豪御曹司って感じで、ゲームの中だと自由に歩ける、自分で飛べるというイメージを抱いているのかな。

 メイは、ゲームの中の戦闘服とは違って、ドレスが可愛い。可愛いは正義。これは、プラモデルでも自作ドレスでコスプレさせるドールモデラーが現れると見た。
 というか、メイみたいなモビルドールの女の子がリアルで動いているというだけで、十分なSFワールドしてますな、あの世界。
 「ゲーム世界から現実に飛び出してきた女の子」ってだけで、立派なキャッチフレーズになりますし。

 そのうち、ELダイバーな男性キャラってのも出て来るかな。惜しくも、シドー・マサキはそうではなかったけど。
 ELダイバーがいる世界ってのは、ヒューマギアがいる世界と同様にワクワクしますし、さらにエルドラという異星ともつながったりして、一気にこのBD世界のリアルが進化加速した感を覚えました。

 ヒロトについては、特に新情報がなかったし、ヒナタとの関係もあまり大きな進展はなかったですが、
 ヒナタがヒロトの悩みを解きほぐして、背中を押す役どころをするという立ち位置は、今回も発揮されていましたね。

 通信障害でゲームができない中、リアルでフォースの面々が会い、エルドラがゲームではなくリアルということを語り、世界の性質や通信状況の不安定さから「エルドラで何かあれば、シドー・マサキみたいに意識不明となり、帰って来れなくなる可能性」をメイから提示された状況で、
 それでもエルドラの獣人たちを救うミッションを継続する意志はあるのか? という問題提起が為されます。

 そして、カザミ、パル、ヒロトの悶々とした葛藤がそれぞれ描かれた結果、
 通信が復旧した際に、メイ、ヒロト、パル、そしてカザミの順に現れ、ミッション継続の意志を確認します。

 NPDだと思っていたツンキャラがリアルだと知って、いろいろ失礼な言動を取っていたことも含めて、人知れずドギマギしているカザミが何だかいいです。
 2期は、初々しいラブコメ展開に発展する予感。やはり、カザミを主人公として見ると、楽しそうな状況設定かな、とも。

 ヒロトについては、主人公ではあるけれども、シンパシーはあまり感じないんですね。この年にして、過去に縛られすぎている点が、感情移入を妨げているというか、やはり主人公としてはストレートな方がいいかな、とも。
 まあ、ガンダムのキャラで言うなら、ヒイロ・ユイとか刹那タイプなんだろうけど、自分はデュオやロックオン兄の方が好きだったし。

 ともあれ、4人の結束も堅くなって、いよいよ新展開だと思って、新たにOPも流れたと思ったら、続きは4月からですか。
 まあ、3ヶ月の休息を挟んでの再開を楽しみにしつつ。

 それでは、また、良いお年を。
 来年も創作鑑賞を楽しめる充実した年でありますように。

Re: 12月のスレッド(2019) - K.K

2019/12/29 (Sun) 21:38:37

 定例感想+αです。自分もたぶん、これが本年最後の書き込みになりそうです。本年もお世話になりまして、ありがとうございました。

 劇場版ゼロワン&ジオウ(仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション)の情報、ご詳説ありがとうございます。ライダー劇場版は観てなくても(知らなくても)TV本編は分かるのが通例なわけですが、知っておくと納得とか楽しみが増えますね。

 自分としては特に参考になりそうなのが2つの衛星、ゼアとアークですね。TV本編では(天津垓の宣言くらいで)未だに詳しい情報開示がないわけですが、劇場版での対立構造、設定はTV本編でもほぼ同じになりそうです。少なくとも、年末までのTV本編の流れは、両衛星の対立設定を知ると、おおよそ納得できそうです。

 そこへ祖父の是之介、父(人間~ヒューマギア)の其雄の思惑、動きがどう絡んでいたかといった、既にTV本編に表れた天津垓の動向の背後関係とか出てきそう。来年からのドラマが楽しみになりそうな要素です。

●BDリライズ(第13話:この宇宙(そら)のどこかで)

 てっきり2クールだと思っていたら、1クールでいったん切って、4月から再開ですか。キリがいいところではありますが、3ヶ月のブランクから、また視聴気分が盛り上がるにはちょっと時間がいるかもしれません。まあ、こういうケースの通例として復習回とか入るでしょうから、ウォーミングアップはさせてくれるんだろう。

 ともかく本編。今話は今までの整理と再出発の地球リアル編と思いました。冒頭、前話からの続きで大規模システム・通信障害について語られる。全世界的なもので、原因は30光年も離れた惑星からということですね。それが実は、ヒロトらが行き来していたエルドラであり、衛星兵器の発射で影響が出たと。

 しかも、光速度で影響が出る30年後ではなく、両惑星の同時で起こっている。つまり速度がほぼ無限大でエルドラ→地球に影響が出たし、ヒロトらもほぼ無限大の速度でエルドラと行き来していたことになります。たぶん、ワームホールみたいなショートカットが生じてるんだろう(それもGBNの想定外の動作かな?)。

 障害の規模は大きそうですが、市民生活への影響は限定的みたいですね。電力等のライフラインは無事のようで、ヒロトの家では普通に灯りがついて、調理も支障はなさそう。ということは、産業も大してダメージは受けてないんだろう。地球で大騒動になりますと、ヒロトらがエルドラに行くかどうかどころでなくなりますもんね。

 GBNのシステムダウンは続いていますんで、BDチームの面々はリアルで会うことにしたみたいですね。メイは前に出てましたし、ヒロトは主人公キャラだけあって最初からリアルは描かれてました。今話の初出はカザミとパルですね。

 どちらもGBNのアバターとは印象が違う風貌でして、カザミは割と小柄ですし、パルは車椅子生活でしたか。リアルでは中東風衣装で大金持ちらしい、パルについては原因が気になります。もしかして飛行機事故で負傷し、車椅子となったんだろうか。それで飛ぶのが(たとえ体感ゲームでも)嫌になってしまったとか。まあ、もう克服したことではありますが。カザミのほうは、キャプテン・ジオンへのあこがれからなのか、アバターをガタイよく設定したんでしょうな。

 地球リアル世界でのメイは、外のことはほとんど知らないみたいですね。自分のサイズも意識できてない。タクシーの呼び方はどこかで見聞きしたようですが、メイが手を挙げてもタクシーは止まらないだろうという常識的判断には欠けている。これほど現実音痴(?)なのは、GBN内には地球現実世界を模したストーリーミッションとかはないということかしらん。それに、電動車椅子のパルが乗れるタクシーもそうそう走ってないだろう。しかし移動については、パルのでかい自家用車で解決ですか。

 一行が向かったのはシドウ・マサキの病室ですね。自分はログインしっぱなしだとしたらELダイバーかと思ったんですが、24時間介護で入院していたので常時ログイン可能だったわけか。というより、地球リアルに帰ってこれなくて意識不明ということらしい。

 では、シドウ・マサキの意識(だか精神だか魂だか)はGBN内のどこにあるのかというのが、メイの探しているものだったわけでしたか。そのシドウ・マサキは本来は(意識喪失前のリアルでは)心優しい青年であると。ということは、GBNというよりエルドラでの行動は、やはり操られているっぽいわけですな。

 マサキの姉が見せてくれたGBN内記念写真と思しき画像には、エルドラのレジスタンスらが写ってまして、マサキは姉には「(レジスタンスらと)攻略すれば、誰かを本当に守れる」と言っていたということですね。それってヒロトらが今やっていることと重なりそうですが、エルドラのフレディに心当たりはなさそう。となると、マサキをエルドラに召喚したのは誰だろう?

 が、そんなことはBDチームにとって些細なことなわけでして、なんとなれば「エルドラに行くと帰ってこられない恐れあり」だからですな。ミッション失敗とか、ダメージアウトで地球リアルに戻って来れるような、普通のゲームじゃない。

 BDチームメンバー、それぞれ悩むわけですが、各自の結論はミッション続行ということですね。地球に大変なことが起きるからとかではなく、カザミの台詞「泣かせちまったままじゃ、な」に見られる通り、エルドラが心配だからなんでしょう。ただ、ヒロトはあまりエルドラの民と気持ちの交流があったようではなかったかも。その分はカフェのシーンにあったように、イヴが引き寄せ、ヒナタが背中を押したと言えるかもしれません。

 ともかくも、BDチーム各々が決断しての再結集、そこへフレディの呼ぶ声が届いたところで第1期終了ですか。この流れなら第2期に期待できそうで、3ヶ月の間を開けるのが不満なくらいです。

●平成ライダー(ネット放映)

 東映特撮ネット放映のお正月特番(?)として劇場版が予定されてますね。

・1/3(金)仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦 CORE
・1/4(土)天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー[
・1/5(日)オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

 戦隊もの劇場版は観ようかどうしようかと迷いますが、ライダーもの劇場版は迷わず視聴したいと思いました。視聴前にネット検索で予備知識入れておこうかしらん。しかし、オーズ要素があるということは、観てから情報チェックして、必要に応じて再視聴すればいいのかな。

 今週のフォーゼは第7~8話で、大文字隼が父親の帝王学教育に見切りをつけ、仲間に加わる話でした。補習を受ける流れで始まり、不思議系の野座間友子とどっちが今週2エピソードのメインだろうと思ったら、大文字隼でした。自分的には割と意外です。

 弦太郎からすると第1話で(卑怯な手段で)叩きのめされた相手であり、対照的な性格でもありそうです。弦太郎の「友達を作る」にとっては難敵な感じ。一方、野座間友子はすれ違う様子があるくらいで対立はしてない。まず野座間友子かと思ったら、自分的には最難関に見える大文字隼だったという。

 その大文字隼ですが、どんな手を使ってでもという面がありましたが、勝ちに行くのではなく、負けないことを信条にしていたようですね(させられていた、と言うべきか)。負けないためには勝負しなければいい。アメフトなら点を取りに行くのではなく、点を取らせない、みたいな感じだったのかも。そこが部員には不満だったのかな。

 それが父親の教育態度によるものだったんでしょうね。勝って当たり前で、負ければ叱責するということなら、自然と負けないにはどうするかしか考えなくなるかもしれません。しかし、それでは自分(大文字隼)だって面白くはない。不満も溜まっていたんだろうと思います。

 そこへ、イレギュラーにして対照的な弦太郎が風穴開けまして、大文字隼もようやく飛び出ることができた。ということだったのかなと思います。大文字隼視点で考えてみますと、隼自身は変わってないけれど、居場所・環境が変わって、思う通りにやれるようになった、といったところのように見えました。

 次週は不思議系の野座間友子がメインゲストのようです。ちょっと不気味な印象を漂わせている生徒ですんで、あまり友達はいなさそう。その辺りでドラマがあるんじゃないかと期待しています。

●スーパーガール

 ようやくシーズン2を観終わりまして、エルスワールドを観始めました(といっても3話構成の第2話まで観た)。

 スーパーガール1・2の印象ですが、強大な敵をどうしようか、というフラッシュやアローの流れとはちょっと違う感じがします。スーパーガールが自分の抱える問題をどうするか、というテーマになっているような印象を受けました。

 よく考えたらそうなるのが必然だったのかもしれません。なんとなれば、同じ世界(同じアース)にスーパーマンがいますから。1の序盤~中盤ですと、スーパーマンははっきりと姿を現さないものの、スーパーガールとメールでやり取りしてまして、年齢が逆転した年長のイトコ:カル・エルがカーラを導いている感じでした。

 それが終盤になりまして、スーパーマンが敵に罠にかかってしまう。が、スーパーガールが奮起して解決に至るわけですね。続くシーズン2では、序盤からスーパーマンが登場しまして、要所要所で補助的に活躍する。しかし終盤で、(またもや ^^;)敵の手にかかりまして、スーパーガールの敵として立ちはだかってしまう。

 これを(こちらでも伺った通り)スーパーガールが叩きのめして正気に返すわけですね。そのことでスーパーマンが自分より強いと認める。一応の実績を踏まえての言ですから、あながちお世辞とか励ましでもなさそう。

 と感じまして、「もしかして、この2の終盤でようやくスーパーガールは自立した?」のかなと思いました。もしそうなら、そこからスーパーガールが真にヒーローとして活躍してくれそう。その辺り、シーズン3のチェックポイントの1つにしておこうと思います(が、フラッシュ、アロー、レジェンドオブとか未視聴山積みでかなり後になりそう)。

 それより先取りして「エルスワールド」からはスーパーガール4から1話あるわけですが(しかしまだ観ていないorz)、第1(フラッシュ)~2話(アロー)ではスーパーガールのヒーローぶりはちょっと確認できなかった感じです。その代わりといえるかどうかですが、立ち位置が似ているバットウーマンとの出会いがありまして、ちょっとびっくりです。

 アローバースがついにバットマン世界と関りを持ったということで。しかし、バットマンではなく、バットウーマンということですね。どうやらバットマンのイトコらしい。バットマンがいなくなって久しいみたいですので、バットウーマンはおそらく自立したヒーローなんでしょう。バットウーマン主人公のドラマ制作が進んでいるとかで、要チェックになりそうです。

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