創作と鑑賞の談話室

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1月のスレッド(2020) - K.K

2020/01/01 (Wed) 00:01:44

 あけましておめでとうございます。

 2020年1月の雑談スレッドです。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/01 (Wed) 13:57:49

 令和2年、明けましておめでとうございます。
 まあ、これが令和初の元旦ということになりますが、「令和初」というキーワードが使えるのも、もう少しだけですね。
 そして、今年は「令和初のオリンピック」とか、「2010年代から2020年代になって、いろいろと仕切り直しイヤー」かな、とも思いつつ、

 創作と鑑賞の談話は、引き続き楽しんで参りたいと思います。

 さて、現段階ではBDリライズが春まで延期となりましたので、ライダーのみが当面、引き続きの感想となりますか。

 まあ、何か面白いネタが入れば、とも思いますが、いろいろと仕切り直しな時期ですからねえ。

 気がかりな牙狼シリーズですが、中心クリエイターの雨宮慶太監督は、現在、「書画の個展」を開催しながら、充電中のようですね。
 監督のツイッターによれば、個展が好評なようで、東京から各地域に巡業が決まったようで、今年の上半期はそちらで忙しいのかな、とも思いつつ、
 まずはシリーズ集大成映画の「月虹の旅人」の映像ソフトを出してから、それから次の企画を表明するのかな、とも個人的に推測しています。

 できれば、旧作のmakaisenki辺りをTVでリマスター再放映して欲しいと希望しつつ。

 何はともあれ、YouTubeでの公式作品配信が活性化してもいるので、そちらも追っかけながら、作品感想などを書けるのかな、と思いつつ。

 ともあれ、昨年はいろいろと集大成の一年だったな、と位置付けながら、今年は仕切り直し、再出発から、あれこれ楽しめる一年であることを予期しつつ。

 改めまして、本年もよろしくお願いします。
 

Re: 1月のスレッド(2020) - たさくらたすな

2020/01/01 (Wed) 23:18:04

2020年あけましておめでとうございます。

 しばらくご無沙汰になっているBDFの新作などが配信されたりしてますが、youtube視聴がいつでも出来るため、まだ未視聴で放置してる状態です。
観れるうちにこちらは早く観ていかないといかんなぁと慌てつつ。

 3月くらいには時間が取れそうな感じなので、またゆっくり参加できたらと、それでは本年もよろしくおねがいします、

Re: 1月のスレッド(2020) - K.K

2020/01/02 (Thu) 00:25:02

 NOVAさん、たささん、あけましておめでとうございます。
 旧年中はいろいろお世話になりまして、ありがとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 たささんはここではお久しぶりでもありますが、実はニチアサのツイッター感想を拝読していたりしまして、自分的にはお声を聞くのが毎週くらいの感覚であったりします(^^;。

 BDリライズ(ガンダムビルドダイバーズRe:RISE)は4月再開ですんで、その頃にまたお出で頂けますと、ニチアサ(ここでは主にライダー)と併せ、盛り上がれるかなと思っております。

 NOVAさんからの牙狼情報、興味深く拝読しまして、雨宮監督が個展で嬉しい忙しさであったわけでしたか。牙狼TV新作がなかなか出ないのでヤキモキしてたんですが、事情があったと分かると、ちょっとホッとするものがあります。

 近況報告も少し。自分のTV視聴環境はようやくBSが見られるようになりまして、無料局に限りですが、皆さまの視聴番組に少しは追いつけそうです。特に牙狼ですね。BS有料局に「お、これは!」と思う映画とか見つかるんですが、後述の事情で手が出そうにないです。

 ネット有料視聴ですと、番組ごと(BANDAI CHANNEL、Amzon Prime等)のはいいんですが、定額見放題(Netflix、Hulu、Amazon Prime会員、Youtube Premium等)は未だ手が出ません。見放題でも観たいものが限られていると結局、廉価DVD購入よりコスパが悪い。

 英語圏のだと自分は、吹替、英語音声/日本語字幕、英語音声/英語字幕と最低3回観たい。ちょっと計算してみると、有料BS、定額ネット、ネットレンタル。廉価版/中古DVDをアマゾンとかで買うほうが安くつきます。例えばネットですと、Netfilix、Hulu等々に見たいものが分散してたりしますんで、なおさらです。BSも有料局ごとみたいだし。
(しかし1ヶ月お試し繰り返しテクとか、こちらで伺ってみますと、やってみたい気もします ^^;。)

 それはそれとして(^^;、年末にちょっと触れて、年明けに観終わったのが「エルスワールド」です。定例化してきた(TVドラマの)アローバースのコラボですね。いつも通り、無事に事件が解決した、と思ったらラストに不安になるエピローグが入れてありました。どうやら続きがあるらしい。

 なんだろうと思って調べると、「クライシス・オン・インフィニット・アース」というものだそうで、5話構成とのこと。米国では昨年12月に3話放映され、今年1月に2話放映予定だそうです。日本向けDVD化はいつなのか気になります。

 TVドラマ版の内容はよく分からないんですが、コミック原作は1985年~86年に刊行されているとのことで、内容が何やらすごいようです。ヒーローが次々と倒れる内容みたいなんです。TVドラマではヒーロー生存の話になって欲しいところです(が、アローがシーズン8で終了ということがあって、非常に不安)。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/02 (Thu) 08:45:50

 どうもです。

 ちょっとアローバースの話が出ているので、レス代わりに自分のブログ記事の宣伝をば。

https://whitenova.hatenablog.jp/entry/2019/10/16/102218

 現状のクライシスについては、断片的なチェックのみですが、オリバーが死んで、復活させるために、ラザルス・ピット(昔、ホワイトキャナリーのサラや、オリバー妹のテアを復活させるために使った魔法の泉)を使おうって話になるらしい、と確認。

 一方で、フラッシュのバリーも消失の危機が待っているようで、世界の消滅を防ぐために、バリーがどういう決断をするかが物語の鍵なのかな、とも。

 何はともあれ、いろいろ見られる映像が増えた反面、時間には限りがあるので、何をチェックして、何をスルーしたり先送りしたりするかの選択がシビアに感じるようにもなってきました。
 その中で、ここを含む身近な場所での、人様の感想や興味と響かせ合いながら、楽しく鑑賞感想を通じた人付き合いができれば幸いと思います。

 ともあれ、昨年はアベンジャーズが一度、大きな完結編が描かれ、その後、仕切り直しの時期に入ったので、今年はDCドラマがそれを追っかけつつ、新展開を模索している段階ですね。
 日本では、平成から令和への仕切り直しのタイミングですが、元号の関係ない海外でも、2010年代から2020年代のスタートおよび、今年はアメリカ大統領選挙もあるので、改革とか仕切り直しの気運が映像界でも盛り上がって来ている感じ。

 まあ、今年の自分のテーマも、一巡して1から再出発となった干支に合わせて、仕切り直し、再出発、Reriseなんかを掲げて行こうかな、と思いつつ。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/05 (Sun) 23:35:53

 連続書き込みになりますが、

 正月のYouTubeでの仮面ライダー映画について自分は昨年、こういうことを書いていましたが、

>W編が「死者の復活をさせるドーパントの能力で、死んだはずの鳴海壮吉探偵=仮面ライダースカルも蘇って悪事を働いているのを弟子の翔太郎が止めようとする話」と、

 記憶違いでした。

 この内容は、前年のムービー大戦2010の『ビギンズナイト』のエピソードで、今回の2011では「スカル誕生秘話および娘への愛情」が描かれる内容でした。

 まあ、いろいろ見ていると、記憶が混じってしまうなあ、と実感。

 また、オーズの時の40周年記念作、でも、来年の2021年はライダー誕生50周年なので、また記念作が作られると期待できます。

 ジオウ=平成ライダー最終作
 ゼロワン=令和ライダー1号
 その次=仮面ライダー50周年作品

 何だか毎年がメモリアルイヤーになっているなあ、と思いつつ。

 あと、映画の補足説明ですが、オーズと共演した電王が、テディ・イマジンと契約したNEW電王になっています。
 彼は、電王の野上良太郎の孫の幸太郎で、未来から来たライダーの1人なんですが、ジオウでは触れられませんでした。
 NEW電王は、映画のみに登場する電王の後継者だったのですが、平成ライダーの歴史からは消えた感じですね。そのうち、もう一度スポットが当たったりしないだろうか。

 それと、2022年は、本当に仮面ライダーシノビになったりするのだろうか、と未来のことを気にしつつ、まずは今の2020年をしっかり生きよう。

 ではでは。ゼロワン感想はまた後日。

Re: 1月のスレッド(2020) - K.K

2020/01/08 (Wed) 13:37:20

 定例感想+αです。

●アローバース

 NOVAさん、ブログ記事のご紹介ありがとうございます。自分ではちょっとここまで追える気がしません。おかげさまで、最近の動向までこうやってご紹介頂けると、既に観た分の理解、これから観る分への準備になりそうです。

 ちょっとショックだったのが、こちらで伺って、ある程度は分かっていたとはいえ、アローが終了することですね。それも、どうやらアローの演じる役者さんの事情とかではなく、原作を使い尽くしたりして、いわば息切れする状況が予想される。そのための終了らしいということで。

 バットマンとのヒーロー像の競合については、言われてはじめて気が付きました。確かにどちらも並外れて強いとはいえ、常人ですよね。武装や特殊技能で戦ってるんでした。バットマンの場合は金力もありますね(^^;。映画版ではバットマンがフラッシュにそう語っているシーンがCMでありました。
(DCは映画シリーズとTVシリーズで異なる役者を使うのが方針みたいで、個人的にはちょっと不満かも。ライダーでTV本編と劇場版で同じライダーなのに違う役者だったら大変だ、みたいな感じです。)

 第8シーズンで、ここまでの蓄積を生かしての有終の美を期待したいところですが(キャラとかエピソードとか設定とかの情報量は膨大になってるはず)、全10話となると、もしかしてオチをつけるためのシーズンを制作が想定しているのかとか、かなり不安な気がしてしまいます。

 その一方、フラッシュはまだまだ勢いが続きそうですね。自分もフラッシュ1の深夜放送から入りまして、これが面白かったから、2以降は廉価版ながら映像ソフトを購入し、アローにも手を伸ばしたわけで。さらにクロスオーバーでスーパーガールに燃えるものがあり、そちらも観始めました。

 レジェンドオブは、アローをまだ観込んでいないうちに、NOVAさんのご解説を参考に観始めたんですが、これも損はありませんでした。もっとも、シーズン1でとりあえず満足しとこうかと思ったりもしました。レナード・スナートが退場したりしましたんで。が、アロー、フラッシュを観続けるうちに、次(シーズン2)も視聴したくなり、たぶん終了まで付き合うことになるんじゃないかと思います。

 ともかくもアロー本編が終わるとなると、アローバースを引き継げるのは、記事にお書きの通り、フラッシュが適役な気はします。スーパーガールは最新はシーズン4まで出来ているとはいえ、アローバース内でフラッシュほどにはヒーローイメージがまだ固まってないだろうし。

 もっともフラッシュもいつまでも斬新な内容で牽引できるとは限りませんから、その次の交代があるとしたら、スーパーガールになるのかな。エルスワールドのバットウーマンみたいに、後続が現れてきているのも心強いところです。アローもシリーズ終了後も、ゲストとして出てくれたりするだろう。

 先が読みにくいのがレジェンドオブシリーズかもしれません。面白いんだけど、アローバース内では異色のシリーズのような気がします。サブキャラ群の群像劇とかではなく、むしろアロー/フラッシュのラスボスのイメージをガラッと変えてしまったりしてますし、フラッシュなら大問題を起こす歴史改変も積極的にやっちゃうし。こうなると、他のシリーズの補完というよりはリセットしに来てる感じがします。

 どのシリーズやクロスオーバーも、制作陣には先の予定、腹積もりがあるんだろうと期待して成り行きを見てみようと思います。

●仮面ライダーゼロワン(第17話:ワタシこそが社長で仮面ライダー)

 滅亡迅雷編が一応の終了した感じですが、滅は捕獲されているものの復活ですし、迅らしき存在の活動も匂わしてますね。ZAIA編が始まってはいるものの、滅亡迅雷の動向も注視すべき状況のようです。

 ともかく本編。冒頭、或人とイズが和装で年賀の挨拶するもんですから、メタ表現シーンかと思いました。が、どうやら飛電社の恒例行事だったみたいです。是之助社長もやってたんだろう(ワズと一緒にだったりしたかも)。しかし、飛電社はTOBによる乗っ取り危機の真っ最中であるわけですね。

 TOBを仕掛けるZAIA社の主力商品が「ザイアスペック」で、電脳コイルに出てきたメガネの高性能品みたいな感じです。情報を収集・処理して使用者に提示するだけではなく、人間の知能向上機能もあるらしい。ただ、今話で匂わされましたが、倫理面の機能はなく、下手するとザイアスペック装着者を傲慢、欲深にしてしまう恐れもある感じです。

 飛電の或人とZAIAの天津垓がカフェテラスで直談判と相成る。或人は、天津垓の進捗状況が1000%ではないと揶揄してるのは、やはり腹に据えかねるものがあるのか。が、天津垓も割と子供っぽい(?)ところがありまして、或人にチャンスを与える条件で、生け花勝負を申し出てますな。ザイアスペックがヒューマギアより優秀であると、或人にも世間にも知らしめたいらしい。

 後のシーンも踏まえますと、天津垓の一連の所業は、飛電の是之助先代社長と因縁があるのが理由の1つらしい。おそらく、天津垓は是之助に見込まれて部下となったか、協業したかし、天津は是之助の後継になると思ったものの、指名されなかったんじゃなかろうか。それで、自分が是之助の後継、さらには取って代わる実力があると示したいんじゃないかという気がします。

 それはともかく、ZAIA側は華道家元の立花蓮太郎+ザイアスペック、飛電側は生花店勤務のヒューマギア:一輪サクヨを選出。サクヨは生け花の知識皆無で、急遽ラーニングに励んでますが、理解がどうも辞書定義的ですね。以前にも同様の描写があったような。要は、まだ人間の理解に追いついてないとそうなる。

 もっとも、サクヨもそのことは自覚しているようで、美についての理解を深める必要性は感じている模様です。これなら見込みありますね。或人らも「期待してるよ!」と嬉し気に声をかけたわけですが、にっこりしたサクヨが自分的にはちょっと不安。自我が発生し始めたかもしれない。もっとも自我がないと美しさも理解はできそうにないわけで、ジレンマではあります。

 しかし街ではまたもやマギア事件発生ですか。新マギアではなく既出のクエネオマギアですね。再生怪人ではあるものの、ゼツメライズキーがないという相違がある。戦力的には既出のと大差なく、ゼロワン単独で簡単に対処できてます。しかしマギア出現ということ自体が大問題ではあるだろう。飛電の株価はさらに下がったんじゃないか。

 いよいよ生け花対決。お題の「初日の出」で、その場で花を生けるわけですが、審査員評価では隔絶の差で家元圧勝。家元の作品はベタ褒めし、サクヨのは所詮はロボットという感じです。が、具体的にどこが悪いか言わないといけないと思った審査員、サクヨ作品の一輪の花を取り上げ、それが余計で、全体の調和を乱しているという。家元もそうだそうだと言わんばかりに同意。

 この直後のサクヨ及び家元の言動、行動からしますと、余計とされた花は家元、ないしは家元に買収かなにかされた審査員が付け足したように思えます。ともかく、サクヨは何かを告発しようとするんですが、家元が突き飛ばして黙らせてしまう。サクヨ、怒りに駆られてか、マギア化してしまう。

 オニコマギアに見えますが、公式サイトを見てみますと、アークマギア(オニコタイプ)となっています。解説を読むと、アークのハッキング+人間の悪意でマギア化するとのこと。さっきのクエネオも同様のことがあったんでしょうな。ハッキングはアーク独自の行動なのか、天津垓が手引きしているのか、いろいろ気になります。

 それはともかく、これを機にゼロワン vs サウザーの対決になだれ込むわけですね。サウザー新登場のせいか、サクヨのアークマギアは今話初お目見えながら前座扱いですね。次回予告を見るとサクヨは復活するらしいんで、まあいいか。

 ゼロワン、現状手持ちの最強フォームを駆使しても、サウザーの圧倒的勝利ですか。技も簡単にコピーされちゃうし、ゼロワン先読みの先を読まれちゃうし。不破に返したグリップ使っても、戦力差は埋まらなさそうです。このペースで最強が入れ替わるとすると、8月までに何体の「現時点最強」が出てくることやら(^^;。

 一方、AIMSでは不破が復活した滅を尋問してますが、滅は敗戦前と変化はない感じですね。滅は多少詳しく説明はしてくれましたが、相変わらず、アークの意思により人間を滅ぼす、しかなさそう。その一方、フードの人物がプログライズキーを盗んでいたらしい。滅亡迅雷も再起動しそうです(たぶん、迅主体で)。

 次回「コレがワタシのいける華」では、一輪サクヨが復活しての生け花対決再戦、滅亡迅雷を巡ってのひと悶着がある模様ですね。「新たな敵・レイダー」も登場するようで、昨年にNOVAさんが仰っていた「レイド」が名前が変わったのか、それとも似て非なるものなのか。どんな敵になるのか、楽しみです。

●平成ライダー(ネット放映分)

 ゴセイジャーは劇場版となってましたんで、ライダーのと同じく1時間半くらいあると思ってましたら、ほぼ30分ものだったんですね。TVだと本編24分くらいのはずですんで、多少長い程度でしたか。短いんで観てはみたんですが、ゴセイジャーを観てない自分では面白さを理解できなかったかもしれません。戦隊ものらしさは感じたんですが。

・仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦 CORE

 ライダーものでは、「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦 CORE」について、昨年末の書き込みからのご訂正を頂きまして恐縮です。自分も観始めてから、あれっと思いはしたんですが、映画の展開がかなり分かる感じでしたんで、とりあえずドラマに集中してました。今年のご投稿で、「ああ、やっぱり別作品と取り違えだったか」と。

 この作品は3編構成だったんですね。下調べせずに観まして、ちょっと意外な気がしました。内容が分かるかと不安だったのが最初のW編だったんですが、少し進むと過去のエピソードと判明。過去だけあって、WのTV本編を一応は前提としないわけですから、何があったかは分かったと思います。

 もっともキャラクターへの感情移入となると、「これが亜樹子の父であり、左翔太郎の師である鳴海荘吉か」と感じ入るわけにはいきません。なにせTV本編は序盤で視聴中止してしまい、ほとんど知らないですからorz。

 オーズ編に入りますと、キャラの考えや気持ちやら、かなり感じ取れたと思います。火野映司はTV本編で描かれる通りのキャラでしたし、鴻上会長も同じく。劇場版キャラクターの信長/ノブナガの変化も、映司の影響といいますか、期待通りでした。

 3つ目のcore編になりますと、前2編で別々に描かれたライダーの共闘ということで(ただしスカルじゃなくてWだけど ^^;)、綺麗にまとめてある気がしました。しかし、自分的に最も気になって見入ったのが、仮面ライダーコアです。炎のような巨大ライダーであり、マフラーなびかせたりしまして、初代ライダーに似ている。下半身がバイク化したりしまして、ゼロワン/ジオウ劇場版のアナザー1号によく似ている気がしました。

 が、まあ似ているだけといえば、それだけのことではありますか。全体的には、W編が実質スカル編だったり、オーズ編ではノブナガについて決着がついたこともあり、core編の位置づけがちょっと弱いような気もしました。サブドラマがメインドラマに収斂(←好みのパターン ^^;)するような感じではなかった印象です。

・オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

 これはもう「ライダー祭り」と呼ぶしかなさそうな(^^;。昭和以来のメインライダー総出演であるばかりか、2号ライダー以降も出るわ、ライダーでないヒーローも駆けつけるわで、「何人分かるかな?」みたいな状況作ってましたな。昭和の1号、2号、V3(及びズバット)は当時に演じた役者さんが声を充ててくれているのは、昭和からのファンへのいいサービスだと思いました。

 主人公格の1人である電王も、こちらで伺った通り、NEW電王であり、変身者は孫の幸太郎ですね。これは、ジオウ開始時の平成ライダー第1・2話ネット放映で良太郎を見てましたんで、違うことは一目で分かりました(こちらで青い目で教わったときに良太郎の画像をネットでまじまじと見たことのほうが大きかったかも)。もっとも、オリジナル電王も駆けつけちゃうわけですが。

 お祭り要素が大きい気はしましたが、ストーリー上の工夫もきちんとありました。冒頭から登場する少年ナオキのタイムトラベルですね。過去に取り残され、少年時代の親友だったミツルの父親になっていたと。これは、オーズ、(NEW)電王らの処刑シーンで登場した男を見て、「あ、これはナオキなんじゃないか?」と思いましたから、そう思えるように演出等を工夫してあったんだろう。
(もっとも、ナオキが最初から70年代のことを知っていたりして、不明点も残されているようです。設定を詰め切れなかったのかも。)

 昭和の1号、2号が出まして、自分的にはV3の登場も期待したら、ここぞという場面で登場してくれたのも、脚本や演出の妙なんだろうと思えます。V3は1号、2号の直系のライダーともいえますから(世界観的に、1号、2号によって作られたも同然なわけだし)、1号、2号の危機や奮戦では形勢逆転の新手としてV3を期待したくなります(もっとも、V3放映時だとV3のピンチに1号、2号登場だったような)。

 そういった昭和のお約束的な面も多々あった気がします。例えば、1号・2号が洗脳されたと見せかけて、実は虎視眈々と逆転のチャンスを狙っていた点ですね。他には、少年ライダー隊が本気を出せば戦闘員と互角以上に渡り合えたり。昭和のライダー隊では、簡単に拉致されたと思ったら、頑強に抵抗したりしていたような記憶があります。強さのバランスがブレているともいえますが、期待通りの展開のカタルシスもありましたんで、許せる展開かなあと思います。

 しかし、やっぱり敵ボスも含めたライダー祭りですね。一度は一堂に会して欲しいという(昭和、平成をおそらくは問わない)ファンの望みを叶えるための映画だったんだろう。自分としては、物語、ドラマよりも「よくぞこれだけのライダー、非ライダーヒーローをまとめ上げてくれた」という印象です。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/10 (Fri) 09:09:08

 今年最初の訃報になりますが、往年のヒーロー番組やロボットアニメの脚本を数多く執筆された上原正三さんが亡くなられました。
 好きな脚本家とか影響を受けたとかそういう次元ではなくて、70年代から80年代にかけて、まるで空気のように普通に呼吸してきた感のある超大御所作家という認識ですね。
 『帰ってきたウルトラマン』『秘密戦隊ゴレンジャー』『宇宙刑事ギャバン』『ゲッターロボ』『キャプテンハーロック』などなど、この人の書いた物語を味わいながら育ってきたようなもの。

 番組の思い出を偲びつつ、この場でも哀悼を捧げたく思います。

★ライダー映画

 戦隊映画については、2001年以降、毎年、夏にライダー映画とのカップリングで続いていまして、その場合は戦隊が30分強、ライダーが1時間強という時間配分。どちらかと言うと、ライダーの前座が戦隊映画という認識でいます。

・W映画

 スカルについては、実はTVでも(すでに故人なので)ほとんど話題に挙がらない「劇場映画専用のライダー」です。その意味では、エターナルと同じですね。

 Wの放送時系列で話すと、ディケイドが放送終了した後の2009年秋から番組開始。それまでの平成ライダーは、1月に番組が切り替わるスケジュールでしたが、ディケイドでスケジュール調整されて、夏終了、秋スタートというパターンに切り替わりました。

 そして、2009年の年末から2010年の年明けに、初の平成ライダー冬映画の『ムービー大戦』が公開されます。
 それまでは、夏映画中心でしたが、電王人気で春にも映画を上映する形になって(電王とキバのクライマックス刑事がそれ)、さらに冬にも進出したわけですね。
 カップリング内容は、「夏に未完のまま放送終了したディケイドの完結編」と「W誕生秘話となるビギンズナイト」の組み合わせ。そして、このビギンズナイトでデビューしたのがスカルでした。

 そして、Wの映画の2本めは2010年夏(春の映画は電王関連)でした。そこで、エターナルが悪役としてデビューし、またスカルは「エターナルに敗れて傷心の翔太郎に喝を入れる幽霊(または幻)」として、チラッと登場。
 そして、W映画の3本め(ムービー大戦の2本め)が、正月に放送されたスカル主役の作品だった、と。

 Wという作品は、主役のライダーもさることながら「風都という架空都市の設定と、そこに暮らす人々」という背景世界を緻密に描いた作品です。
 この風都は、バットマンにおけるゴッサムシティーのように、探偵の活躍する犯罪者の暗躍する街(さすがにゴッサムほど荒れてはいませんが)。つまり、Wというライダーは、愛する街を守るためにガイアメモリを悪用する犯罪者と戦うご当地ヒーローなんですね。

 それだけに、Wでは主人公だけでなく、街を愛する周辺人物の設定も細かく、W以外のキャラを主役にしても、魅力的な物語が作れるという実験も行われたり。
 その結果、ムービー大戦後も「アクセル」「エターナル」を主人公にしたVシネが2011年春から秋に掛けて作られる結果にも。これ以降、番組の放送終了後にサブライダー主人公の続編Vシネが作られる契機になったな、と。

 逆に言えば、Wの映画って、W以外を主人公にしたものだらけ、ということになりますね。しかも、ジオウでも、Wの客演はなかったし。


・オーズ映画

 これは、最初の冬映画が正月のノブナガで、春映画が同じく正月のレッツゴーで、夏映画が暴れん坊将軍。
 そして、最後の1つがフォーゼとのカップリングで、仮面ライダーアクアおよび栄光の7人ライダーが登場するムービー大戦3作め。
 つまり、あと1つ見れば、オーズはコンプリートということになります。そのうち配信されるでしょうね。

 で、ライダー祭りの映画ですが、昭和ライダー復活はディケイドの夏映画で初めて見られ、それを受けての流れになります。
 なお、この祭りはその後、戦隊ヒーロー総登場と相まって「ライダーと戦隊の集大成であるスーパーヒーロー大戦」に結実します(主演ライダーはディケイドと電王。クロスオーバーでは便利な設定ですから)。

 ある意味、ディケイドからオーズ、フォーゼ、ウィザードに掛けてが、クロスオーバー発展期になりますね。

 そして、K.Kさんが見始めた鎧武が、ちょっとした転換期になりますか。一応、春映画で「昭和VS平成のライダー対決」が行われたり、平成2期では比較的、仲良くしていたライダー同士が、また1期までのように「ライダー同士の戦い」を連発して、ストーリーが重くなったり。

 オーズの時期は、懐かしの東映スーパーヒーローをプッシュして、どんどん盛り上げていく上り坂の時期で、とにかく勢いがあった、と述懐。

 鎧武以降は、ターニングポイントで新展開を模索しながら、ジオウに向けての実験を連発。
 ゴーストやエグゼイドで迷走極まれり、と当時は思われていたものの、そこで新しい才能を発掘して、今に至る感じですね。

 映画的には、ジオウが終わって祭りが終結して、今は再スタートの時期ですね。
 エグゼイドおよびゼロワンの脚本家が、「自分はクロスオーバーが苦手だ」と認める発言があったようで、その分、祭りよりもTV本編での地盤固めに集中して欲しい時期でもあったり。

 次のクロスオーバー大祭りは、やはりライダー50周年の来年かな、と先の期待をしつつ、現在を追う、と。


★ゼロワン

 サウザーは天才技術者なのかな、と思っていたら、実は「他人の研究成果をハッキングして盗むようなキャラ」だったという。
 ええと、これはディエンド海東みたいな厄介さを感じるのですけどね。

 あと、「レイダー」ですが、元ネタは『レイダース 失われたアーク』なのかな、とも思いつつ、一応、「滅亡迅雷.netのような組織呼称」かな、と考えています。
 マギア(今回からアークマギアと呼称されるようになりましたが)に対する、人間が変身する怪人としては「レイド」。それを操る組織が「レイダー」と思われ。

 さて、問題は、このレイダーもまた、アークの意思で動くのか、それとも、また別の原因が隠れているのか。
 マギアとレイドが同じアークの管理下にあって、その黒幕がサウザーなのか、と考えていましたが、今回の放送を見て、サウザーがそれほどの巨悪なのかな? という疑問符が灯ったりも。

 サウザーはアークを設計したけれども、アークがサウザーの思惑とは違う方向に成長し、サウザー自身の目的も脅かす危険が明らかになって、やむなくサウザーがゼロワンと共闘する展開に、という可能性を想定しつつ。

 まあ、この時期に出てくるライダーは、ウォズしかり、グリスしかり、割と後半になって頼れる味方に転向する可能性が高いですからね。
 2ヶ月後には、コメディキャラとして確立したサウザーが、面白おかしいキャラとして、ネタにされることを期待しています。

 なお、シリアスな方面の敵キャラとしては、復活した滅がなおも、不気味な存在感を示していますね。
 やはり、滅亡迅雷が復活して、サウザーに反旗を翻す話も見てみたいし、この時期は、敵味方のキャラ配置もいろいろ流動的になることを想定してみる。

 お仕事5番勝負が中断せずに続くなら、それで10話分費やすとして、3月半ばがまた転機だろうな、とも。
 それまではライバルキャラとしてサウザーが大暴れして、途中でゼロワンの次のパワーアップの噛ませになって、「そんなバカな。ゼロワンが私を超えるなど、1000パーセント有り得ない」とか言い出すことも想定。

 あとは「社長色に染まっていくイズのコメディエンヌぶり」にも期待しつつ。
 

Re: 1月のスレッド(2020) - K.K

2020/01/13 (Mon) 20:58:59

 定例感想です。

 上原正三さんがお亡くなりになったのは、ツイッターのトレンドで「帰ってきたウルトラマン」や「怪獣使いと少年」があって、気が付きました。それまで、脚本が上原正三さんであることはもとより、脚本家の名前として知らず、不明を恥じた次第です。

 上原さんの作品リストをウィキペディアなどで見てみますと、自分的に影響が強いのは70年代の作品群のようです。上記の帰マンの怪獣使い回は、以前にここでウルトラマンAと絡めて言及したことがありますが、最も印象が強いかもしれません。

 今回、上原さんが沖縄ご出身で、ご自身の経験からくるものが色濃くでたのが怪獣使い回だったと知り、腑に落ちるものがありました。虐げられる怒りを単純に跳ね返すのではなく、果たすべき使命について感情に流されない。当時はきちんと理解できず、後になってじわじわ理解が進んだ記憶があります。

 それらの作品への感謝を込めて、上原さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

●仮面ライダーゼロワン(第18話:コレがワタシのいける華)

 今週分で第一に思ったのは、「天津垓:サウザーは、どうやら倒すべきラスボスではないらしい」ということです。自社のザイアスペック着用者の不正を知ると、糊塗しようとせず、積極的に責任追及してました。こういう(主人公と相いれるかどうかは別として)ポリシーが確立した敵対者は、しばしば「敵に塩を送る」行動を取るなどして、主人公サイドと接近することが多いように思います。

 もっとも、天津垓には不老疑惑(?)が生じてましてますな。見かけは永遠の24歳にして、実年齢は45歳。しかも現時点では言動だけですが、若さを憎むようなものもありまして、まだまだ謎の要素を持っている模様です。まだまだ敵対者として成長株といったところかも。その後、真の脅威が迫って来て、渋々、共闘し出すとかかなあ。

 新敵もはっきりしてまして、こちらで伺ったレイド、レイダーということですね。公式サイトなどを参考にしますと、レイドライザーにより人間が変身(?)するのがレイダーで、たぶんレイドの手先といったところのように思えます。

 レイダー出現で、変身技術体系(なんてものがあるのか?)がややこしくなってきたように感じます。自分用のメモ的にちょっと整理しておこう。

・飛電系(人間)
 →ゼロワンドライバー+プログライズキー(+アサルトグリップ)
・AIMS系(人間)
 →エイムズショットライザー+プログライズキー(+アサルトグリップ)
・滅亡迅雷系(ヒューマギア)
 →ゼツメライザー+ゼツメライズキー+アサルトグリップ
・ZAIA系(人間)
 →サウザンドライバー+ゼツメライズキー+プログライズキー(+能力コピー)
・ライド(?)系(人間)
 →レイドライザー+プログライズキー

 うーん、ややこしい。どれにゼア、アーク、さらに是之助が関わっているかとか、ちょっと判別しがたいものがあります。不破や或人は滅亡迅雷系の技術を使えてますから、アークと何らかの関りがあると見ていいだろうし。

 もっとも、今話の描写ではゼアは一度見たアサルトグリップを作れるとのことで、強化には便利ですが、反面、既出の武装は対応されてしまうことも示唆していそうです。どの技術系列が優秀かと考えても意味はなさそう。

 実際、後のシーンで、不破バルカンがグリップ使用の最強モードでも、サウザーに敵わなかった。唯阿がすぐそばにいたわけですが、仮に不破に加勢しても無駄と判断したんじゃないかと思います。技術的なことですから、技術担当には分かったということで。

 ともあれ本編。今回もメインゲストギアとなる、前回ラストで破壊されたサクヨは、メモリが無事で修復できたわけですね。これも今までのマギアとは異なる点で、ホッとする気持ちも生じますが、未知の脅威という新たな不安も提示しているような。

 しかし、ともあれ本人が帰ってきたわけで、事の経緯もはっきりしまして、生け花勝負は家元:蓮太郎の不正が判明。その辺りは薄々予想はしたんですが、あそこまでひどい裏切り行為とは思いませんでした。サクヨの信頼に乗じ、アドバイスするふりをして作品に手を加え、作品を台無しにしたわけですから。

 そのときのサクヨの様子から、家元の生け花の才に対する強い尊敬が窺えます。これがかえって、裏切りを知ったときの憎悪に変わるわけですが、復活したサクヨはさらに深い理解が生じて、また家元:蓮太郎を敬愛できた模様です。

 前回も今回も、サクヨは「生け花は人の心を映す」という教えを重視しているわけですが、前回ですと「家元の性根は醜い、だから彼の生けた花も醜い」(作者の心が作品に反映される)と怒った。今回ですと、「怒りにかられた目で見たら、さっきまで美しいと思っていた生け花が、とても醜く見えた」(鑑賞者の心が作品を通して見えた)になったようです。

 だから、バッファローレイダーから家元:蓮太郎が無事、復活すると、サクヨは素直に喜べているし、再戦で負けても悔いはなかったようです。これが家元にも通じて、彼の迷いを吹っ切ったわけですから、ヒューマギアに人の心を見る、信じる或人も心強かったんじゃなかろうか。

 レイダーから家元を解放したサウザー=天津垓もなかなかのものでしたな。まず、家元の不正を知ると、全力を挙げて追及すると家元に迫ってます。いったん手にした自分の勝利を保とうとはせず、正々堂々の勝ちでなければいけないという信念があるらしい。

 しかし、家元がレイダー化すると、容赦なく処分するように見えて、実はしっかり助けてもいる(前回のサクヨマギアの破壊も、メモリが無事なように配慮した?)。もしかすると、現時点の或人より正義のヒーローぶりを発揮しているかもしれません。
(もっとも、あっさりと無事に人間に戻せたことは、天津垓がレイダー技術を熟知しているからという可能性もあり、その場合は、天津垓の自作自演の疑いも生じる。)

 その家元:蓮太郎ですが、今話途中では、自分は若干ですが前話で既に敵と結託していたのかと思いました(新敵か、ZAIAの誰かか)。不正の手法からいって、サクヨが無事ですと告発されてしまうわけで、不正の完遂にはサクヨ抹殺は必須。それを織り込み済みにするには、いくらザイアスペック使用とはいえ華道家元単独で為せるはずもない。

 ですが、そうではなくサクヨの破壊は家元:蓮太郎にとっても偶発的なもので、サクヨが抗弁しても誤魔化しきれると踏んでいたらしい。どうやら悪事の詰めの甘さからして、根っからの悪人、卑怯者ではなかったようですね。だからラストでつきものが落ちたみたいに改心できたんだろう。
(生け花対決再戦で、蓮太郎はメガネをかけているものの、ザイアスペックかどうかははっきりせずでした。もしかしたらザイアスペック抜きで勝負に臨んだのかな?)

 その家元の、負けることや不正告発での身の破滅の恐怖心につけこんだのが、新たな敵というわけですな。前話のフードから迅を想像したんですが、声が違うし(劇場版CMで見るタイムジャッカーに似てるような気も)、どうも違うキャラクターらしい。怪人にするターゲットも人間へと拡大。ハッキングによる新型マギアもこいつの仕業か?

 不破の取り調べを受ける滅が「今は亡き、我らの同志」と不敵な台詞言ってました。すぐには気が付かなかったんですが、よく考えると滅亡迅雷の残る1文字「亡」ですね。自分なりに翻訳すると「滅は捕獲され、迅も雷も倒されたが、滅亡迅雷のリーサルウェポン亡がアークの意思のままに動き出したぞ」といったところでしょうか。

 ただ、謎のフードキャラが家元を誘惑する際、「人類を導く者」と自称しており、滅が示していた人類絶滅路線とは異なっているのは気になります。

 次回でドラマが急展開するのかな。それとも表向きはお仕事勝負が続いて、裏でじわじわ新敵が迫って来るのか。ともかくも次回は「カノジョは家売るヒューマギア」とのことで、ビジネス対決ですか。でも、家を売る勝負だとすると、購入後の長期間での満足度も大事じゃないかなあ。短期間の売り上げだけだと、詐欺まがいの手口で購入させる悪徳セールスのほうが上ということになりかねません。

 ニチアサでは、いよいよ大詰めらしいリュウソウジャーのクレオンの心変わり、それを受けてのワイズルーとのコンビでの動向が面白そうです。プリキュアだと名前かぶり(?)のフワちゃんが悲壮な決意で行動起こしてましたな。ゼロワンの不破さんにちょっと不吉な予感がしたりします(^^;。

●仮面ライダーフォーゼ(第11話:消・失・月・戸、第12話:使・命・賢・命)

 自分はうっかりしてまして、歌星賢吾はまだ弦太郎と友達にはなってなかったんですね。第1話で共闘するようになり、第10話まで息の合ったコンビネーションでしたんで、いい戦友になってると誤解してました。

 しかし賢吾は、大義のために共闘はしても弦太郎個人に友情を持てるには至っておらず、ライダー部も部活とは認めてなかったんでした。それが解決されるのが今週の2編だったと。

 賢吾としては、身体虚弱があるため、やむなく他人の手を借りている気持ちだったようですね。優秀な父(緑郎)を持ち、自身も頭脳明晰でありますんで、できれば独力で事を成したいという気概があったんだろう。しかし、月面に取り残されて己の弱さを自覚し、既にあった仲間の助けをようやく認めることができたといったところでしょうか。
(予習すると、賢吾はまだ出生にまつわる秘密などがあるようで、もう一皮むけるらしいですね。)

 まだ朔田流星などの重要キャラクターが未登場ながら、序盤のキャラ構成は固まった感じです。その一方、敵ゾディアーツがそろそろ(視聴者向けに)正体を現してきた感じです。現時点では、ラスボスと思しき我望光明が目を赤く光らせたり、我望の策謀に園田紗理奈が従っている様子が描写されたりしてました。生徒から人気ある教師が敵の構成員だったりするわけですな。

 こうなりますと、「信頼できそうな人が実は怖い人かもしれない」みたいなことになりまして、じわじわ緊迫感が高まってきます。ジョジョで例えますと、圧倒的な強さで迫って来るDioではなく、状況を利用して身を隠す吉良吉影の恐怖に近い者があるかもしれません。

 その他の点では、OPが劇場版を取り入れたものになってるのに気が付きました。初回放映時期を調べてみますと、今週の2話が11月下旬で、冬映画とタイアップしてたんだなと理解しました。TVの再放映でも同様ですが、こういう「ああ、この時期に劇場版があったのか」と思うと、なにかしらワクワクするものがあります。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/15 (Wed) 10:12:59

 最近、自分の周りで流れてくるTwitterで面白いと思ったネタ。
 Windows7のサポート終了を受けて、「ウルトラセブン」と絡めながら、「セブンが死ぬとき東京は沈没する」とか、「テン対セブンの決闘」とか、サブタイトル遊びが笑えました。

 こういうネタを見ると、他にも「ジェームズ・ボンドの007」とか、「ワイルドセブン」とか、「サムライ7(七人の侍をアレンジしたアニメ)」とか、「ケータイ捜査官7」とか、何か他にも作れないかな、と考えてみたくもなりますが、7って数字には不思議な魅力があるなあ、と感じたり。
 今年自体は、7と何の関係もないのにね。むしろ、2がいろいろと。

★ゼロワン

 こちらは相変わらず1ですが、最近は1000に押し負けてますな。
 そろそろゼロツーにパワーアップの時期か?(いやいや)

 で、今回の放送で「怪人名レイダー」が公式で確定しました。
 実は雑誌情報では「レイド」という名で発表されていたのですが、おそらく変身ベルト玩具の「レイドライザー」から誤解が発生した模様。

 でも、ライダーの敵がレイダーというのは紛らわしいと思いつつ。英語表記も、riderとraiderになるだろうし。
 このレイダーについては、目下、謎ですが、サウザーによって倒されると、中の人は無事に保護されるようですね。ビルドの時みたいに死んじゃうことはないようなので、ホッとしたりも。
 どちらかと言うと、フォーゼのスイッチャーみたいなものか。

 マギアと違って、アークマギアも復旧可能なようですし、作風が少しマイルド路線になったのかな。

 で、天津垓の実年齢が45歳と知って、少し親近感を覚えましたよ。あ、こいつ、近い年齢かって(笑)。
 言動には奇矯さがあっても、それは主役の若社長だって変わらないし、「社長として企業イメージは大切にしろ」とか、経営者としては凄くまともなことを言っているし。
 或人を見てても、「社長?」という肩書きには疑問符が灯るのを、ちょっとした社長のモデルケースになってますね。

 そして、過去のことをいろいろ知っているキーパーソンでありながら、アークの設計者で黒幕っぽく登場したと思ったら、レイダー出現とは無関係なのか、それとも自作自演でやっぱり黒幕なのか、現段階ではどちらとも受け取れますね。

 とにかく、このキャラについては、単なる敵役じゃない方向で、盛り立てようと描いているなあ、と。

 一方で、今期の敵役として登場したのが「亡」らしき新キャラ。ええと、こいつは「死んだはずのキャラが復活した存在」なのかな、とも推測できます。
 何せ、レイダーを操るわけですからね。
 いえ、昔、宇宙刑事シャリバンで「死霊界からの使者レイダー」って敵幹部が出ていて、そちらも連想してしまうわけです。「霊ダー」って感じで。

 こうなると、そのうち、滅もエイムズから脱走したり、倒された迅や雷も復活して、滅亡迅雷の4人が集結して欲しいとも思いますが、4人揃って合体して滅亡迅雷ダー(一応ライダー)になったりなど、妄想がたぎります(苦笑)。

 まあ、いろいろ推測妄想するのが楽しい時期になったな、と思いつつ。

 あと、この亡さんと思しきキャラ、フードを開けてみると、そこには「イズと同じ顔のヒューマギアがいた」だと、ドラマが盛り上がるんじゃないか、と思い付きを述べてみる。
 一人二役の同型機という設定はありそうだし、劇場版ではイズが衛星ゼアの巫女のようにも描かれていたので、衛星アークの巫女のような存在がいてもいいかな、と。

★フォーゼ

 スイッチを渡すゾディアーツと、レイドライザーを渡す仮称・亡さんがかぶって見える段階。

 で、フォーゼのOPが冬の劇場版の宣伝になっていて、そのうち配信されることも期待できますね。
 ライダー部を頑なに認めていなかった賢吾が、宇宙で孤立してしまったことで、初めて友達の意義を実感するエピソード。ここで、ライダー部の正式発足となって、劇場版につながる流れ。

 また、敵幹部もサソリ座に続いて、天秤座や乙女座が出てくる流れになり、自分の星座はどんなキャラ? と話題にできたりも。

 なお、自分は魚座ですけど、フィクションでは女性キャラになりがちですな。星座絡みの戦隊であるキュウレンジャーでは、「魚座の力」と言って何が出来るかと思ったら、「魚を呼び出して、料理人キャラの食材にされる」という何じゃそりゃ? な能力で脱力したのが、最近の思い出。
 今のプリキュアでも出てたけど、いまいち記憶にない。せめて、水中戦特化モードとか、そういう能力であれば、と思いつつ。

 で、フォーゼですが、ライダー部の各キャラの名前が、昭和ライダー6人の名前のアナグラムやモジリになっているのも、当時は話題になりました。順に、

賢吾:1号
大文字先輩:2号
美羽先輩:V3
ユウキ:ライダーマン
JK:エックス
友子:アマゾン

 で、冬の劇場版では、ライダー部が都市伝説のライダーにコスプレしたりするシーンもあって、弦太郎はストロンガーなんですが、そこだけは名前つながりはなかったようで。
 後で、後輩でスカイライダーやスーパー1が入部するのかな、と思われたら、フォーゼの特殊スイッチにスーパー1の名を冠するロケットが登場したり、2号ライダーのメテオがスーパー1っぽい空手使いだったり、まあ、昭和ライダー祭りだった作品ですね、フォーゼって。

 ともあれ、二話一なので、展開も早く、自分としては放送当時を懐かしく思い出しながら、楽しんで見ています。
 こういう形で、話題を共有できる状況を嬉しくも思いつつ。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/21 (Tue) 00:58:42

 ゼロワン感想は、先にK.Kさんのを拝見してから、と思って、今回はアローバース関係とか、その他、余談の話をば。

★アローバース

 年末から年始にかけてのクロスオーバーが終結し、結局、多元宇宙を守るために「グリーンアローのオリバー・クイーン」が還らぬ人になった模様です。

 海外の感想を読むと、「昨年はマーベルのアイアンマン(トニー・スターク)が散って、今年はDCのグリーンアローが散った。しかし、彼らの想いは受け継がれる」的なお悔やみの言葉があって、シリーズの転換期だなあ、と感じたり。

 で、オリバーが死んだ後、彼の想いを受け継いだヒーローチームとして、TVドラマ版でも『ジャスティス・リーグ』が結成される形で、今回のクロスオーバーは幕と。

 アローバースは今後、TV版ジャスティス・リーグと呼称されながら、映画版のジャスティス・リーグと並走する形で展開するのかな。
 TV版のジャスティス・リーグでは、ヒーローたちの円卓が設けられ、そのホスト席には「オリバー・クイーンの席」が記念碑的に取り付けられ、両サイドにオリバーと付き合いの長いフラッシュのバリー・アレンとレジェンドのサラ・ランスが付き、二大リーダー制で以降の多元宇宙の危機(クロスオーバー)に召集をかける模様。

 まあ、この世界での多元宇宙の危機は年に一度しか来ないので(笑)、それまでは個々の街や歴史時空で自分たちの戦いを展開するってことで。

 また、クロスオーバーの後で、アローの最終話(8シーズンの10話目)が放送され、そのサブタイトルは「グリーンアロー&キャナリーズ」。
 亡きオリバーの遺志を次いで、グリーンアローの扮装を受け継いだ女(フェリシティーかな?)と、二人のブラックキャナリーが街の犯罪者と戦っているような次回予告映像があって、ここにも「ヒーローの女性化」の波が来たのか、と。

 ただ、フェリシティーだったら身体能力の問題があるので、別人の可能性も十分にありますし、断片的な情報なので、確信はないですが。
 キャナリーの方は、一人はダイナで、もう一人はアース2のローレルなのか、またオリバーの娘がどうこうとか、そういう感想も聞こえたり、ちょっとグリーンアローの最近のストーリーの流れもあやふやだったりするので、また勉強しないと、と思っているこの頃。

 ともあれ、今回のクロスオーバーは、また夏にソフト販売されると思いますので、その時を期待しつつ。
 スーパーマン3人とか、TVのフラッシュと映画のフラッシュと90年代のフラッシュが絡んだりとか、いろいろややこしい祭りになっているみたいですし。断片的な情報だけだと、頭がこんがらかりそうな話かなあ、と。

 一つ言えるのは、グリーンアローが退場したことで、これからの仕切り直し新展開がどうなるんだろうというドキドキワクワク感ですね。


★次の戦隊

 先週、キャスト発表とかがありまして、こちらの掲示板に通じる情報ですと、
 ブルー役が、牙狼シリーズで雷牙の仲間だったクロウの役者で、「おお、生身で動ける役者さんを採用してる。アクションに期待できそうだ」というのと、
 ピンク役が、仮面ライダーゴーストのカノンちゃん(マコト兄ちゃんの妹)で、「おお、ヒロインにも期待できそうだ」という点ですね。

 脚本は、東映特撮ベテランの荒川さんで、変化球ではなくて王道だろうと安心してますし。まあ、そこをゴーカイにアバレるように外す可能性もありますが、
 よく分かっていないので外すのと、よく分かっている人が外してくるのとでは、受け取る方の安心感が違って来ると思います。

 ここでの話題にできるかどうかは分かりませんが、キャストが知っている役者さんというのは、一つの推しになるかな、と。
 まあ、今年は戦隊第一作「秘密戦隊ゴレンジャー45周年」でもありますし、戦隊創始者とも言うべき上原正三さんが亡くなったことで、上原マニアで有名な荒川さんが「上原正三氏に捧げる」的な作品を書くような気もしているので、自分は大いに期待しております。

★ちょっとした懸念

 先週、うちのブログのコメント関係でトラブったりもしまして、もしかすると、こちらにも火の粉が飛んで来ているんじゃないかなあ、と勘繰っております。

 うちとは関係ない別口の荒らしであるなら、K.Kさんにお任せすればよろしいのでしょうが、
 万が一、うちの問題の延長線上にあるならば、「見苦しいマネをしても何も解決しない。ますます嫌悪感がこじれるだけ」と件の人に伝えたく。

 まあ、ストレス耐性が低いのは、荒らす方だと思うので、先方が神経を休めることを願いつつ。
 こちらとしては、自分のペースで人様に迷惑をかけずに楽しめればいいと思うばかりです。

 一応の懸念を表明しつつ、また週の後半にでも、ゼロワン感想を書くつもり。では。

Re: 1月のスレッド(2020) - K.K

2020/01/21 (Tue) 08:25:44

 NOVAさんにご心配頂きましたことについてのみですが、取り急ぎ。
 結論から申し上げますと、この掲示板で、当該人物(今のHNはよしりんなんちゃらでしたっけ?)絡みで問題は発生しておりません。

 こちらにはこのところ割と迷惑書き込みがありますが、全てアダルトサイトへの誘導等の商売・詐欺の類です。一応は身元を隠す処置が見られるなど、IT知識もリテラシーも低い、件の人物ではできそうにない感じですね。

 以前に当該人物がアクセス不能になる措置を一度施しています。おそらく、既に無効になっているのではないかとは思いますが、ここに書くことを拒絶されたことくらいは理解したと期待したいところです。それでも書き込みをしたら、(記事公開前に)新たにアクセス禁止措置を取るだけのことではありますが。

 以上のような次第ですので、ご懸念には及びません、と報告いたしますとともに、お気遣いに深謝いたします。自分としましては、依然として悩まされておられるご様子のNOVAさんが気がかりです(扱いなれておられるから大丈夫、とは知りつつも)。


 ゼロワンは人間の販売員がちょっと複雑そうで、前エピソードの家元と花屋ギアも思い出しつつ、ちょっと感想が難航です。

 来週で現プリキュアが最終回ですが、一応観てはいるものの感想を言うに足るほどは読み込んでない。

 リュウソウジャーもラストが近いですね。新戦隊(キラメイジャー、「魔進」でドライブを思い出したり)の情報、東映Youtubeのは観ませんでしたが、こちらで頂いた役者つながり情報は「お!」と思うものがあります。

Re: 1月のスレッド(2020) - K.K

2020/01/21 (Tue) 23:47:59

 定例感想です。

 アローバースの情報、ありがとうございます。アローはクロスオーバー編で退場しちゃうわけでしたか。観たくもあるし、見たくない気持ちも生じて、ちょっと複雑です。などと言いながら、DVD出たら買って観るのはもう自分の中で決定事項だったりします(^^;。

●仮面ライダーゼロワン(第19話:カノジョは家売るヒューマギア)

 なんだか濃いキャラが出て来まして、大工ギアの「最強匠親方」ですか。住田スマイル・或人側の助っ人ではありますが、メインゲストキャラの座を奪いかねないような押しの強さが感じられますな。

 しかし、やはり住田スマイル vs 新屋敷達己がドラマの焦点ですね。来週の成り行き次第ではあるんですが、今話時点で、前エピソードの生け花対決と似た流れになっているような。ドラマというよりキャラの変化や素志・初心の辺りです。

 新屋敷達己ですと、現時点では売り上げしか眼中になさそうですが、劇中での回想では自分が広い家、快適な家に憧れて、この職に就いたとのこと(上司がそのエピソードに退屈して寝てしまったのは、今まで新屋敷の夢を誰も取り合わなかったことを暗示してるかもです)。これが売れさえすれば、ライバルを追い落としさえすればの迷妄から覚める糸口になるかどうか。

 住田スマイルですと、表面的には善人キャラではあるんですが、笑顔がどうにも営業用な感じもあります。言い換えれば、目の前の顧客に笑顔を向けていない。新屋敷がスマイルに憎悪を向けて罵るわけですが、あながち言いがかりばかりでもなかったような。今話でいったん破壊されまして、次週で修復されて試合続行のようですが、前エピソードの一輪サクヨ同様、一皮むけてくれるのかどうか。

 この状況を作った天津垓ですが、飛電社のTOB狙いで騒動起こしているとして、天津のZAIA社は大丈夫なんだろうか。自社のザイアスペック着用者が、今話も入れますと、2人もレイダー化の暴走を起こしてるわけで、ZAIA社の株価も暴落してるんじゃなかろうか。もう1つ、どうでもいいことですが気になったのが、天津が自社を「ZAIAジャパン」と言っていたことです。ジャパンと付けるくらいだから日本支社なのか。本社もあるとしたら、天津の動きをどう思ってるんだろう。

 ともかく本編。冒頭からは今回の不動産販売対決の人間側、新屋敷ですね。優秀らしく上司も頭が上がらない様子。その実力はしかし、ザイアスペックによるところも大きいわけですな。しかし、誰でもザイアスペックで優秀になれるなら、新屋敷一人だけ持て囃されるはずがない。たぶん、ザイアスペックも使いこなせる人とそうでない人に分かれるか、地力の差がザイアスペックで拡大して現れるかなんだろう。

 それにしても新屋敷のザイアスペックに映る上司情報(奥田和郎部長、43歳)がなかなかひどい(^^;。ちょっとメモっておこう。
「長い物には巻かれるタイプ。/口下手ですぐにでまかせを言うことで有名。/優秀な部下を褒めちぎっては、自分の教育のおかげだと周りに言いふらしている。/めんどくさい業務は全部部下任せ。/そのうえ自分は仕事中に居眠りをしている。なぜ部長になれたか謎である。/足が臭い。」
なんともひどい評価です(^^;。新屋敷としては、「自分の教育のおかげだと周りに言いふらしている」ことから、利用されていると判断している可能性がありますな。

 シーン移りまして、またもカフェテラスで或人と天津垓が勝負の打ち合わせ。イズが選出したのは不動産業の営業ギア、住田スマイルですね。遅れて現れた新屋敷に或人譲りのダジャレをかましたイズ、ダッサと貶されてあからさまにむくれとります。イズ、どうも或人のどうでもいい面をラーニングし過ぎてるのかもしれません。しかもそれで自我(シンギュラリティ)に到達しそうな雰囲気。非常にまずい(^^;。

 それはともかく、勝敗判定は2週間の売上ですか。住んでみての顧客満足度とか、ローンの返済による家計圧迫とかは度外視か。天津垓の価値観ということなんでしょうけど、或人も疑問視することなく受け入れる。一方、AIMSで滅の尋問を続ける不破ですが、滅が結構情報を包み隠さず話してますね。滅はアークの影響下から離れたし、自分の役目が済んだとも判断して、ヒューマギアの基本:人間に従うようになったのか。それとも、情報開示で不破らを誘導しようとしているのか。

 続いて住田スマイルのお仕事紹介ですね。ヤンキー風の夫婦(たぶん近々出産予定)に直々に物件を紹介していってます。夫婦は納得して購入を即決したということは、客の希望条件と物件をきちんと突き合せたんだろう。一方、新屋敷の販売スタイルはいわゆる「舌先三寸」ですな。電話で客に話すだけで購入まで持っていっているらしい。横着なようではありますが、これはこれで才能ではあるんだろう。

 しかし新屋敷が思ったほど、住田スマイルとの差はつかない。これで焦った新屋敷が闇に落ち、天津垓からも冷たい扱いをされ、謎のフードの誘いに乗ってしまうと。ホエールレイダーになって何をするかと思ったら、スマイルの販売の妨害ですか。しかも売るべき家を破壊しとります。これに不破も介入してきまして、AIMSとしてはマギアからレイダーに主たる対象が移っていきそうです。マギアのほうは新たなアークマギアとはいえ、再生怪人に近いですから、脅威としては既知に近い。

 新屋敷=ホエールレイダーとしては、目的は達してるわけで、わざわざ不破と戦闘する意味はない。さっさと撤退して会社に戻ってますね。上司に販売職を選んだ理由を聞かれ、新屋敷は家に対するあこがれがあったことを思い出した様子で、これがいわゆる「蜘蛛の糸」になりそう。

 一方、スマイル・或人側は最強匠親方なる濃い助っ人(^^;)が登場、さっさと家を直してしまう。これで新屋敷の妨害戦術も効果は大幅ダウンだろう。再びZAIA社長室に呼び出された新屋敷、強がりが崩れて動揺が見えます。天津は(アーク絡みを含めた)事態の成り行きを冷静に見ているだけでなく、新屋敷をこの状況へ追い込んでいるらしい。やっぱり裏で糸を引いてたりするのかなあ。

 しかし新屋敷は、レイダーに堕ちた上、妨害も上手く行かず、天津にも見放されかけまして、攻撃対象をスマイルに向けて来ましたな。といってもバトルするわけではなく、心理攻撃ですが。これはまさに天津垓の思う壺。このタイミングでアークからハッキングがあり、かつ人間からの憎悪を受けまして、スマイルはマギア化する。或人はチェック済と思っていたので慌ててますが、リアルタイムでのハッキングは思いつかなかったんだろう(セキュリティ対策で自信があったのかな?)。

 新屋敷からはひどく侮辱され、水に突き落とされたものの、ずっと或人は庇い、新屋敷を止めつつ必死の抗議でしたが、そこはスマイルに届かなかったみたいですね。このタイミングを計ったように天津垓が現れまして、「人工知能には自我を抑制する理性が存在しない」からこうなると言う。
(この「理性」はスーパーエゴ、自我は「エゴ」ということかな。となると本能・欲望の「エス/イド」もあるんだろう。天津はそこは伏せているのか、それともAIにはないと考えているのか。後者だと、いずれ天津垓のプランはその見落としから崩壊してくるかも。)

 ともかくも、今回も或人ゼロワンの奮戦虚しく、天津サウザーにより住田マギアは瞬殺される。天津、或人に対しても利益追求の基準から、ダメ出しする。でも、例によってメモリは残り、次話で復活するわけですな。たぶん、一連の出来事で住田スマイルは一皮むけてくれるんだろう。この辺りのヒューマギアの変化、今ネット視聴中のフォーゼのキャラの変化と似たところがあるような。

 次回「ソレが1000%のベストハウス」ですか。スマイルはやはり復活し、大富豪が登場して高額不動産を買うみたいです。売上勝負という観点では、大富豪の動向で勝負が決まりそうですが、スマイルが売上至上主義に疑問を呈しているみたいですね。スマイルが一皮むけ、それに新屋敷が影響されて得るところがある、みたいな流れを予想。と言いますか、そういうドラマを観たいという願望です(^^;。

●仮面ライダーフォーゼ(第13話:学・校・拒・絶、第14話:毒・針・猛・襲)

 前話まででライダー側チームの序盤の地固めが済み、いよいよ敵たるゾディアーツが動き出してきた感じです。

 が、敵もかなり巧妙に情報操作して、正体が知られないように動いてますね。野座間友子は、校長の速水公平(リブラ・ゾディアーツ)のしぐさから、スイッチを配るスコーピオン・ゾディアーツと疑ったりしてました。が、実際は古文教師の園田紗理奈であるわけで、速水公平は野座間友子をミスリードして真相から遠ざけることに成功しているみたい。

 ゾディアーツが動き出したと思ったら、幹部と思しき園田紗理奈が任務失敗でスコーピオン剥奪となってしまいました。しかし、変身が解けた園田を速水が偽装して(しかも弦太郎)、正体を隠すことに成功。

 それだけではないでしょうね。自分でも自分にしか見えない姿に偽装できるんですから、誰が誰なのか確信が持てない状況に追い込まれるはずです。敵が情報心理戦を仕掛けてきたといったところでしょうか。学校であり、誰も表立っては手荒なことができないことも利用しての戦術なんだろう。しかも敵としてはホームグラウンドでもあるし。

 敵味方のドラマが動き出したと思ったら、こういう展開でしたんで、なかなか楽しめましたし、先に期待したくもなります。NOVAさんは既にご覧になっているわけですんで、感想は簡潔にしようと思っているんですが、興が乗ってきたら(以前のTV再放映のときと同様)長くなってくるかもです。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/23 (Thu) 08:25:57

 どうもです。

 迷惑書き込みの件ですが、もちろんK.Kさんが削除されていて内容は読めないのですが、たまたま表題だけが分かってしまって、「あんたをぶっつぶす」的な罵り文句だったので、思わず「不破さんかな?」と感じてしまったり。

 で、続いて「我々はいつからヒューマギアになったんだろう?」と考えたりして、ああ、疲れているなあ、とも(苦笑)。

 その後、たまたまの時期の付合から、うちのトラブルメーカー君がストレス溜まってるのかな? と気になったりもして、一応確認を、と思った次第。
 彼の場合、書き込み口調はあくまで丁寧で、あからさまな悪意は見せていないので、荒らし認定するのは微妙なのですが、
 とにかく間が悪くて空気が読めないのと、
 的を外した書き込みが多すぎて「なるほど、そうですな」と同意しづらいのと、
 話が悲観的な方向に転がりやすくて(彼の境遇を考えれば同情せざるを得ないにせよ)、
 無意識にこちらの好きなものに対して攻撃的で(何かを誉める際に別の何かを貶める発言もしばしば。こっちは両方の作品が好きだったりするから、地雷を踏んでいることに彼は気づいていない)、
 さらに、こちらに彼の発言への同意を求めてきたり、唐突で前振りのない質問を繰り返したり(そこから会話として話が深まればいいんだけど、一過性の思いつき質問でしかなく、それを確認しただけで何かが変わるわけでもなく、まあ、コメントの最後に質問で締めることでレスを誘う彼なりのテクニックなんでしょうけど、繰り返されるとうざい)、

 要は「暇で寂しいので話し相手になって欲しい」と言うことなんでしょうけど、こっちは暇じゃないし、彼の相手が建設的ではないと判断しているから、相手しても徒労感に苛まれるだけだし、まあ、学ばない、あるいは学べない人間なんだなあ、と分かってしまったわけで。

 一応、彼なりにネットで調べて論評めいたことを書いては来るのですが(彼なりに勉強しているつもりらしい)、「作品を視聴感想していれば分かる程度の基礎知識さえ欠けている」し、採択した知識が「彼好みの作品を嘲笑したり、ネガティブ要素を強調したりするもの」で(そんなものは匿名板なんかでは溢れていて、少し検索すれば目立つように出てくる)、主張の前提にするには、あまりにお粗末すぎる。

 しかも、一番悪いのは、「こちらのブログのコメント欄に書いている」のに、こちらのブログの記事を読んでいれば分かるはずの内容さえ伝わっていなくて、それと矛盾する自説を滔々と捲し立てる時もあったりして、
 これがまた「ブログ記事への反論」という意図なら、議論にもなるのですけど、「単に他所で見つけただけのお手軽知識」をコピペみたく書いてみただけで、自分自身での考察過程を経ていないから、こちらの主張との矛盾にも気づいておらず、無邪気に同意してもらえると思い込んでいるのかな、と。

 「ほらほら、見て見て。ぼく、勉強して来たんだよ。凄いでしょ、褒めて褒めて」的なコメントが痛々しいな、と。

 ……久々に吐き出してみましたが、こりゃキリがないな(苦笑)。お目汚し失礼しました。

 まあ、今回は上原さんの訃報で気持ち的にガーンと来ていたところに(ブログの追悼記事では楽しそうに書いているように見えても、内心はお通夜の席で故人の思い出話をしみじみ語っているようなもの)、
 何というか、そういうデリケートな心情を解さぬ輩が現れて絡んできたので、自分のペースを維持できなくなった面もありますね。

 そういうタイミングで、世代的に共感できない人からも「上原さんの件は本当に残念でした」的な発言が一言でもあれば、こちらもホロリとなって、「ああ、この人はこっちの気持ちを分かってくれる」と感じて、好感度アップにつながるのに(チョロいな、自分)、
 そんな機微を察しない人もいるんだな、と。

 ちょっと、前書きのつもりだったのに、思わぬ長文になってしまったので、仕切り直して、改めて感想文に移る所存。
 一度、失礼します。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/23 (Thu) 09:39:37

 仕切り直しの感想文です。

 仕切り直しと言えば、自分は好んで昨年後半からよく使っているのですが、「一つの物事が完結したので、また新しい出発」というぐらいの感覚で使っておりました。
 ただ、辞書などでよくよく意味を調べてみると、元々は相撲用語で、「立ち上がりに失敗したので、最初からやり直し」という意味の思っていたよりもネガティブな内容で使うらしい。

 つまり、厳密な意味では誤用だった、と。
 アベンジャーズが完結したから、次は再出発の仕切り直しだ、とか
 平成ライダーがジオウで完結したから、次はゼロワンで仕切り直しだ、とか
 ビルドダイバーズのリライズが年末で第一部完だから、次は春から第二部の仕切り直しだ、とか

 「ああ、面白かった。その後の再出発も楽しみだ」とポジティブな意味で仕切り直しをイメージしていたら、
 実は「失敗したものをやり直す」という意味だったとは。
 そんなわけで、この書き込みは「正しく仕切り直し」という意味ですね(直前の自分の書き込みを、創作感想としては失敗と判断している)。

 ちょっと、仕切り直しという言葉の使い方も気をつけないと。

★ゼロワン

 いやあ、最強匠親方が格好いいですね。
 きっと、あの世界で壊れた建物は、彼が人知れず修復していたのだと思うと、頭が下がります。

 現実の災害復興にも、こんなヒューマギアがいればなあ、と思いました。
 大阪の友人から聞いた話ですと、「一昨年の台風21号で破損した屋根の修復が昨年末にようやく完了した」とのことで、ああ、工事待ちでそんなに掛かるんだ、と感じた次第。
 今も千葉とか、天災の爪痕が残っているのでしょうし、文字どおり「人々のインフラを守る建設的なヒューマギア」の登場に、ドラマ内容とは違う方向の想像力を掻き立てられた次第。

 さて、今回の話は、監督さんが平成ライダー1期を支えたベテランさんで、久々のニチアサ登板で、少し違う演出が多かったと思われ。

 イズが嫌そうな顔をするとか、ゲスト女優さんを寒い時期に水に落としてイジメるとか、細かい演出の違いを見ると、「ああ、こりゃ、あの頃のダークなノリだわ」と思ったり(具体的にはファイズっぽいかな)。
 まあ、この監督さんは、一言で言えば、表現が過剰で、明るい方向にも、暗い方向にも突き抜けるところがあって、ややリアリティ軽視ですね。コメディーも、シリアスも、どっちも得意としていて、一話の中でアップダウンが激しく感じます。

 アナザーキバ編で、女優さんにマンホールを投げさせた脚本家の井上敏樹さんとタッグを組めば、上下のテンションが増幅されて、感想書くのが難しいぐらい荒れ狂うので、そこまでにはならなくて良かったです。
 とりあえず、ベテラン石田監督の「いつもと違う演出」ですので、これが本筋と思って考察材料に組み込むと、やや危険かな、と指摘しておきますね。

 イズの表情にしても、サウザーの態度にしても、過剰演出されている可能性が大かな、と思ったり。
 まあ、脚本はメインの人なので、ストーリー的には本筋を外してはいないのでしょうけど、役者の演技が極端に表現されているな、と思っていただければ。

 今回は、K.Kさんが感想書くのを難産と感じたのも、もしかすると思わせぶりな演出とかで、推測の材料を必要以上に掻き立てられた可能性がありますね。
 この監督が、今回のエピソード以降も担当し続けるなら、それがゼロワンのカラーになっていく可能性もあるでしょうが、現時点では何とも。

 ともあれ、ZAIA編の基本ストーリー構成は、

前半:人間がヒューマギアを煽って、アークマギア暴走。ひとまず破壊。
後半:人間の変身したレイダーを撃退して改心反省させる。

 アークマギアは再生怪人なので、着ぐるみを使い回しつつ、バトルの尺を複数怪人で増やして、話を盛り上げる仕掛けでもありますね。
 そして、テーマは「人と人工知能の対立競争と、相互の理解和解」に通じる流れだと、犠牲者も出ない後味の良い展開。

 その中で、サウザー社長の陰謀と、滅の思わせぶりな情報小出しが緊迫感を醸し出すと言ったところでしょうか。

 フードの女性も緊迫感ではあるのですが、まだ謎キャラなので、論じても推測にしかならない状況。

 主人公が活躍できない時期に来ているので、そちらに感情移入していると、モヤモヤが抜けないかな、と。

 自分はエイムズ組の出番が減っている感じなので、そこが残念と思いつつ、相変わらず不破さんを追っかける所存。
 ヒューマギアはぶっつぶす、から、レイダーはぶっつぶすに変わったりすると、「いやいや、相手は人間ですから」とツッコミ入れる用意もしておいて。
 まだ不破さんは「レイダーが人間の変身した怪人」と認識していない可能性があるので、間違ってぶっ潰してしまわないか、とドキドキしながら。

★フォーゼ

 やはり二話一だと話が早いですね。
 リブラ校長については、元仮面ライダーギャレンの橘さん(主人公の剣崎=ブレイドの先輩ライダーで、頼れるキャラかなと思ったら、いろいろ不安定な立ち回りで、敵になったり頼りない味方になったり時々極端に強くなったりするネタキャラ化)でしたので、この校長もどう転がるか、と当時はその活躍が期待されておりました。
 で、まあ、期待どおりの活躍をしたというか、イケメンで頼れる校長だったのが、面白いぐらいに転がり落ちてくれます。

 幻覚などの精神攻撃が得意だったり、スイッチャーの才能を見破る素質があったり、優秀なのは優秀なのですが、プライドが高い割に小心者で猜疑心が強く、近年のキャラだとブレンに近いかな、と。

 で、この後のキーキャラは、空手家とか落語家になっていき、新キャラがどんどん増えていく頃合いですね。
 メテオは、転校生として登場して、正体を隠している時期が面白く、弦太朗と友達になるまでが割と長いと感じたのですが、二話一だと割と近いかも。春までには、かけがえのないパートナーになっているかな。

 あと、謎のタチバナさん(メテオの黒幕の人)などの気になるキャラも。

 ともあれ、ゼロワンも、フォーゼも今が起承転結の「承」の時期で話が膨らむわけで、両方追いかけるのも大変かもしれませんが、まあ、要所要所、気になったところ、気に入ったところをつまみ食いすればいいかな、と。

 それでも書いているうちに長文化しがちなので、うまく力のセーブを意識しつつ。

Re: 1月のスレッド(2020) - K.K

2020/01/27 (Mon) 22:27:15

 定例感想です。

●仮面ライダーゼロワン(第20話:ソレが1000%のベストハウス)

 元プロバスケット選手のコービー・ブライアントさんがヘリ事故で亡くなったとの報がありました。お子さんと一緒だったとのこと。直接の関係ではないですが、第7話の中学のバスケット顧問ギア「坂本コービー」の命名はおそらくコービー元選手の名前をもらったものと推察しています。

 プロバスケットはTV観戦もしたことはないですが、往年の名選手由来の命名と思い、名前つながりを想像してゼロワンを楽しめたことは事実です。そのことにも感謝しつつ、ブライアン・コービー元選手のご冥福をお祈りしたいと思います。

 さて、ゼロワン今話に戻りまして。前話で感想をちょっと戸惑ったんですが、NOVAさんから補足説明を受けて納得。演出がケレン味というんでしょうか、派手めが多いということでしたか。イズの怒り顔、新屋敷の不作法さ、最強匠親方のキャラ等々ですね。

 そこを自分は勘違いしてまして、いわば「歌舞伎役者が大見得切ったのを見て、『あんなことする人なんて現実にはいない』と文句を言う」みたいなことになっとりましたorz。いつもポイントを突いたご解説を頂きまして、感謝です。

 今話を観終えて、前話までの予想(妄想)で間違った点が多々だったと気が付きました。最大の間違いポイントは住宅セールスギアの住田スマイルです。前話では機械的に客に喜ばれる行動、動作をしている(そこから一皮むける)と思ってしまったんですが、完成された完璧なセールスギアでした。その分というと変ですが、新屋敷の闇、迷妄、迷走が深かった模様です。

 前エピソードの生け花対決ですと、一輪サクヨは花屋ギアであって、生け花は初心者。そのためか、華道家元にも導かれ(ラーニングして)一人前の華道家に成長する物語であり、家元も負うた子にに教えられて迷いから覚めるという、両者の成長が描けていました。今エピソードだと住田スマイルは勝負内容に関して最初からプロでありましたんで、同じようなドラマにはなり得ないものだったんだろうと、観終えてから思った次第。

 ともかく本編。冒頭はZAIA社長室で勝ち誇る新屋敷ですね。前話でスマイルが暴走して住宅営業ができなかったことが響いているんだろう。しかし、100%勝てると言い放つ新屋敷に、(そう言うだろうと誰でも思う ^^:)天津垓の1000%ツッコミが入りまして、ラストを予想させるシーンでした。

 一方、或人側では最強匠親方と或人が話し合ってるところへ、修復が済んだスマイルがイズに連れられてやってくる。イズはセキュリティは強化したといい、或人は効果確認後に他のヒューマギアにも施していこうと言う。後ろに腕組みの親方が立っていまして、この会話と構図は後への伏線でしたか。

 そこへ大型商談勃発になるわけですね。上限予算5億円で家を探したいという富豪の老人:大城銀之丞。妻に先立たれ、マンションから戸建てに移る決心をしたらしい。条件はありまして、3人の子どもと家族が遊びに来れる家。

 新屋敷はその場でまたもやスマイルを侮辱するも、スマイルは全く動ぜず。前だと、罵られて動揺を見せてたと思うんですが、どうやらセキュリティ強化の効果はあったらしい。

 一方、AIMS側では不破が滅に亡と思しき映像を見せて問い詰めるも、滅は顔が分からないとどうしようもないとか、のらりくらりですね。以前も同様のシーンでフードの人物が不破の背後に立ったりしてましたが、今回もまた現れました。こうなると、イメージ的な描写ではなく、「亡は自在にAIMSですら入り込める」と暗示しているのかもしれません。

 商談合戦にシーンは戻りまして、まず新屋敷。相変わらず電話(とメール)で商談を提案、4億5千6百万円の豪邸ですか。しかし、どうも話のピントがずれているような。顧客の大城は高齢で、求めているのはおそらく終の棲家というやつでしょう。そう明言はしてないですが、最初の話しぶりで気が付いてもよさそうな。ですが、購入後の資産価値がどうこうとか、お買い得とか、金銭的メリットを説いたりしている。

 一方、住田スマイル。提示しようとしたのは、2千9百万円の比較的こじんまりした物件ですね。これにはさすがに或人も難色を示すわけですが、顧客が快適に住めることを最重視するスマイルに押し切られた格好ですね(この辺りで自分は、スマイルが完成されたヒューマギアと気が付くべきだったorz)。

 ここではたと気が付いたんですが、新屋敷提示の物件価格です。4億5千6百万円はおそらく税抜き価格でしょう。即金購入だとするとローン金利はないですが、消費税はあるはず。10%だとすると5億160万円となり予算オーバーとなります(8%なら4億9千248万円だった)。新屋敷としては「5億出すなら160万くらい誤差」と考えたんだろうか。

 それはともかく(^^;、さっそくスマイル側は物件の改修に入りまして、最強匠親方再登場ですな。が、新屋敷が妨害に入る。既に使った手口「憎悪をぶつけてマギア化させる」ですね。そうか、親方はセキュリティ未対策だったか。ということで、冒頭の社長室でのやり取りを思い出した次第。

 親方がマギア化(マンモス)しますと、新屋敷もレイダー化して対抗ですが、これを不破が目撃するわけですな。しかし不破のベーシックなバルカンでは親方マギアに対抗できない模様です。そこへ天津垓が現れ、またもや難なく親方マギアを破壊。天津、こうなることを知っていた感じがありますし、新屋敷レイダーは見逃しているようでもある。

 これで或人側は反則勝ちを主張してもよさそうですが、或人はあくまでも勝負を続行したいようですね。しかし物件は破壊されてしまった。窮すれば通ず、という感じで思いついたのが、最強匠親方5人戦隊ということでしたか(^^;。5人の親方それぞれに性格付けがあるようで、どうなるか楽しみだったんですが、今エピソードでは特に使われず。今後の再登場に期待したいところです。

 修復成った物件を前にして、スマイルが選んだ理由を或人らに説明する。顧客の老人が求めるものは、広い家だけれど、その隠れた真意(もしかすると顧客本人も気が付いていない)は、「家族との近さ」であると。この時点で自分は「スマイルはこのエピソードでの救い手かもしれない」と気が付くべきでした。なぜなら、それが新屋敷が忘れていた、子どもの頃の狭い家での嬉しい一面にもつながって来るわけですので。

 一方、新屋敷は営業電話を大城老人にかけてますが、逆に大城から「君(新屋敷)は、なぜ家を売る?」と問われ、またもハッとするものがあった模様ですね。このとき、ちらっと大城老人の亡き妻の写真が画面に出まして、これも後のシーンの伏線だったかも。その頃、或人は社長室でイズと社長の責務について話し込んでまして、或人も(今の)己の本分について思うところがあるみたいですね。

 いよいよ物件販売勝負の決戦となりまして、舞台は大城老人のマンション。大城老人、新屋敷にさっきのような問いをするだけあって苦労人らしい。住田スマイルの提示物件に軍配を上げるものの、新屋敷の案件も褒めることを忘れない。スマイルの勝因はスマイルが想定した通りの「家族の近さ」でしたな。ただ、大城老人が(もし生きていたら)妻が喜ぶ家を重視していたことについて、スマイルが見通していたかどうかははっきりしない感じです。

 負けて憤慨して出て行った新屋敷と、彼を追う或人。ですが、新屋敷はこの時点で既に8割がた陥落しているように見えました。闇に落ちるんではなく、初志に戻る方向で。まだレイダーの力が残っているうちは決して和解に応じようとしてませんが、自分的には「俺(新屋敷)を叩きのめして、レイダーから解放してくれ」と言いたげに見えました。

(或人ゼロワンが撃破するだけで新屋敷は元通りに復活してまして、家元のレイダー化を戻した天津垓を「レイダーについて知ってるんじゃ?」と疑ったのは邪推だったと判明。天津さん、疑ってごめんなさいです。)

 すっきり人間に戻り、素志も取り戻した新屋敷ということでめでたしめでたしであるわけですが、天津垓が現れまして、勝負はZAIA側の勝ちと宣言。既に2千9百万円以上の差が付いていたわけでしたか。そうなりますと、スマイルは最初から勝負は捨てていたわけか、と気が付きまして、前半の、勝負に焦る或人に示したスマイルの態度とつながって納得しました。最初からずっと会社利益より顧客第一、つまり完璧で人情味ある営業ギアということだったんですね。

 その頃、亡を追う不破ですが、どうも亡が神出鬼没過ぎて追いきれない様子ですね。こちらはどう展開してくれるんだろう。そろそろ「ほらいるよ、ここに亡がいるよ」的な描写に焦れて来ました(^^;。

 次回「異議あり!ソノ裁判」で、裁判ものらしい。検察側が人間+ザイアスペック、弁護側がヒューマギアということですか。既に2敗しており、5番勝負ですから後がない。ここから3連勝が必要ですな。それともより大きな出来事が勃発して勝負はお預けとなるのか、という期待もあったりします。

●仮面ライダーフォーゼ(第15話:聖・夜・合・唱、第16話:正・邪・葛・藤)

 今週分後半(第16話)でいわゆる2号ライダー、メテオ登場ですが、正体は次回(第17話:流・星・登・場)で明かされるようですね。専用らしきテーマ曲に乗っての登場で、かなり派手に登場してくれてます。

 ドライブでのマッハ初登場もかなり派手でしたが、コミカル演出でもありました。メテオですと、戦闘スタイルがブルース・リー流の見せ方で、カッコよさ重視かなと思えます。弦太郎が変身時も含めてコメディタッチの面(本人は大真面目だが、それゆえのコミカル性)がありますんで、好対象になっているようです。

 敵側の現時点でも動きも明かされてきまして、本来の目的のための準備段階ということでしたか。幹部クラス(ホロスコープス:十二星座の使徒)を集めていると。現在は4名(うち1名は資格はく奪処分中)で、残る8名を探し出し、「ラストワン」を超えて覚醒できる者を見つけようと、ほぼ手当たり次第にスイッチを渡していると。
(候補は全世界にいるんだろうに、昴星高校内でしか探してないのはええんかい、という疑問はあるにはあります(^^;。たぶん、「人口の1%くらいは適格者なんで高校内でいい」とか「内密の予備検査で適合した者だけ入学させている」とかなんだろう。)

 放映時期を見ますと、第16話が12月25日でクリスマスどんぴしゃだったんですね。だからクリスマス的な聖歌隊に扮したりしていたわけでしたか。城島ユウキが(はやぶさ扮装で)1人で歌う「ぼくの名前ははやぶさ君♪」は冴えない感じの演出でしたが(ミスコン時等)、合唱部協力になると、そこそこ聞けるものになるのはちょっと不思議かもです(^^;。

 が、今エピソードのメインゲスト敵:元山惣帥=ペルセウスには不快なわけでしたか。絵描きの集中を妨げられるということで。絵の邪魔になるならビルもぶっ壊しにかかりもすると。自分の理想をとことん追求する芸術家的な気質のようですね。しかし、後半に入るとそれだけでもないことを元山が自覚する流れがなかなか面白い。

 相変わらずぶっ飛んだ思考の弦太郎が、力尽くではなく、元山の得意の絵描きで勝負してきたときですな。絵の技術では当然ながら弦太郎が負けるに決まってます(弦太郎がそのことを自覚していたかは疑問ですが ^^;)。が、そこはさすがに画家の元山、下手な絵でも破り捨てられない。

 元山の台詞からしますと、見る者に喜んでもらおうという一生懸命な意思がくみ取れたかららしい。おそらく、それだけではないでしょう。元山とて、(たぶん幼稚園か小学生時に)絵を描き始めたときは弦太郎レベルだったでしょう。が、描いて面白かったから続けて、今のレベルに至った。

 元山には弦太郎の今後の成長の可能性も見て取れたはずです。たぶん、元山も最初に描いた下手な絵を「よく描けたね!」と褒めてもらった経験があるんでしょう。弦太郎の絵を破くことは、画家の卵を踏み潰すに等しい。という気がして、絵が破れず、元山自身の素志≒本性にも気が付いたんじゃなかろうか。
(見る人を喜ばしたい、ということから、己の理想のみに殉じるタイプではなく、他人を喜ばす、いわばエンタメ志向もあると推測。)

 しかし、それじゃ目算(ラストワンを超えた使徒にする)が外れるのが速水リブラなわけで、元山ペルセウスを使い捨ての暴走にさせるわけですね。フォーゼ勝利で元山が無事に人間に戻ったのは安心しました。最初の撃破では(速水リブラにより?)元に戻らず、暴走までしてしまうと退場になっちゃうんじゃないかと途中では心配しました。

 そこは最後のバトル時にずっとハラハラしてたんですが、バトル自体はちょっと笑った。ペンスイッチが自在に文字を書ける筆の足ということで、「もしかして、絵画に対して書道で元山ペルセウスを正気に返す?」とか思ったんですが、文字を盾にしての力尽くでしたか(^^;。考えてみると、弦太郎のキャラからしたら自然な流れかもしれません。

 そういう今エピソードの状況をコントロールしていたのが、現場指揮官然とした速水校長=リブラであるわけですが、元山ペルセウスに対しても正体は見せてませんでしたな。おそらく元山は偽物と分かっているとは思いますが、速水はユウキに化けて会ってたりする。今のところ、速水校長はいわゆる情報の非対称性を使って圧倒的優位に立っているように見えます。敵組織内での地位も高めの模様。が、今後は転がり落ちていくんですか。ちょっと楽しみです(^^;。

 そして謎の2号ライダーですね。今エピソードでは顔見世程度で、来週から本格的に関わって来るらしい。放映済みのメリットで正体も知ることができまして、転校生の朔田流星ということですな。改めてネットで調べると、ジークンドー系の星心大輪拳の使い手ということで、だから初バトルがリー風だったわけか。

 かつ、反ゾディアーツ同盟の一員ということで、新組織出現でもある。勢力図が三つ巴になってくるようですね。新組織は流星以外には「タチバナ」がいて、そのタチバナの立ち位置が複雑なことになっとりまして、ドラマを大いに揺らしてくれそうな点も期待できるポイントになりそうです。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/31 (Fri) 01:10:54

1月最終書き込みになります。

★ゼロワン

 今回の家を売る話。

 ベテラン監督の「ケレン味あふれる演出。リアリティーには欠ける」と評していましたが、
 とりわけ、それが目立っていたのは、「大手顧客の前でも動じない、新屋敷の威張りくさった態度」だなあ、と思いますね。

 威張ったエリート営業マン、というキャラ属性を見事に体現した分かりやすいギャグ演出なんですが、
 現実にこんな営業がいたら、誰も商品を買わないだろう、というのが、ツイッターで何度も流れたツッコミどころでした。

 まあ、そういうツッコミどころも含めて、コミカル演出が多かったですね。
 その最たるものが、親方戦隊です。本編のドラマとはほとんど関係ないところに力を注いで笑わせる。

 かと思えば、不破さんが亡(?)を追跡する際の、妙に手の込んだホラー演出とか、いかにもゼロ年代感覚が突き抜けていた感じ。
 悪く言えば、古臭いんですけどね。

 ゼロワンといえば、CGを駆使したスピーディーかつ軽妙なアクションが特徴で(洋ドラのフラッシュみたいに移動後に光の筋を残すスピード描写とか)、そこに新鮮味を覚えて試聴を続けているのですが、
 そろそろ予算不足なのか、後に余力を残すためなのか、今回はそういうゼロワンらしさもなく、自分的には「懐かしいけど、ゼロワンらしさの薄い回」という評価になりますね。

 イズの演出も、いつもと比べて可愛さが弱いし。まあ、ゲストのスマイルを引き立たせるために、イズは地味に扱ったと考えることもできますし。

 で、結局、「親方戦隊だけが面白くインパクトあった」という感想で、それ以外はゼロワンを見たって感じがあまりないな、と感じた次第。

 なお、ベテラン勢では、田崎竜太監督がオーソドックスに好きな映像を見せてくれる監督で、今回の石田秀範監督はクセが強くて、好みではない、と評したり。
 元々は、カブタックとかロボタックとか、コメディーロボットで活躍されていた人で、演出が賑やか過ぎて、ドラマに集中できない作風なんですね。バラエティーに富んだ多芸な監督という認識で、マジメに見なければ面白いという感じですか。

 ただし、格好良い演出はあまり撮ってくれない感。

 もっとも、これは自分の感性に合わないってだけなので、監督としては非常に気配りの利いたこだわり派という評価も聞きます。

 前回で「こりゃやり過ぎだろう」と感じたスマイルを水に落ちさせる演出。
 監督はスマイルの笑顔を強調したかったんだけど、女優さんが緊張しまくって、いまいち表情が固いのを気にしていたらしいですね。
 で、最初にあの水落ちシーンを撮ったとのこと。緊張した表情でも、このシーンなら撮れるという判断、そして、このシーンを撮ったことで女優さんの緊張がいい意味で抜けて、うまく笑顔を演じれるようになったとか。

 何だろう、これは?
 酒宴の席で「最初に駆けつけ三杯飲ませて、ほろ酔い気分にさせて、一気に盛り上げる」ような感じかな。
 この厳しい水落ちシーンを最初にやったことで、逆に撮影スタッフとの間のコミュニケーションも弾んで、たちまち連帯感が生まれたとか、そういう話が公式サイトであって、ああ、そういう場の空気を読んで、グッとつかむような人柄なんだろうな、と思ったり。

 きっと、ゲスト女優さんにとっても思い出深い撮影になったんじゃないか、と。

 あとは親方戦隊へのこだわり撮影とか(一人5役を同じ場所で別々に撮影して、後から合成するとか、無駄に凝ってるなあ、と)。
 正直言えば、本編の内容よりも、撮影裏話の方が面白いなあ、と感じた回でした。

 とりあえず、ホラー演出のまま、中途半端な状態で退場した不破さんの安否が気遣われます。

 あと、ZAIAスペックが、メガネキャラ増殖装備ということで、注目しているのですが、映像ではどう機能しているのか、よく分からないですね(笑)。
 これを装備していると、思考力が異常活性化するものの、気持ちを落ち着かせるα波が減退したりして、精神的に競争意識に煽られて、人間を働く機械のように変えてしまい人間性を喪失させるとか、不安を募らせる副作用とか、いろいろありそうだと感じています。

 人間性を獲得したヒューマギアと、人間性を喪失して機械のような仕事マシンに煽られていく人間と。
 そういうドラマを描きたいのかな、と思ってみたら、

 2月のゼロワン新装備が、サウザー社長の用意した罠で、ゼロワンを銀色の暴走機械に変えるような代物らしい。それを或人が衛星ゼアとのリンクで、暴走状態を克服する流れで、何とか制御するような流れっぽいですね。

 ともあれ、「人の人間性喪失を進化と言えるのかどうか」という重いテーマをストーリーでは追求しているようです。

★フォーゼ

 リブラ校長と、メテオと、次は落語家登場で、レギュラーキャラがどんどん増えていき、ドラマが錯綜していく時期ですね。

 とりあえず、ライダー部の面々に正体を隠しながら、行動するメテオ=流星が注目なんですが、彼の二面性演技を面白いと思うかどうかですね。
 一方、流星に対して、不信感を持つのが賢吾くんの新たな役割で。

>天の川高校でスイッチ実験が行われる理由

 ここは特殊な宇宙線が降り注ぐ立地条件にあって、コズミックエナジーが集まりやすい場所なんですね。
 あと、昴星は、流星が転校してくる前の学校です。

 この学校は、冬の劇場版で弦太郎が惚れた撫子が通う学校でもあります。
 ただし、弦太朗が惚れた撫子は、実は不定形の宇宙生物が撫子に擬態した姿で、要するに弦太朗の初恋の相手は宇宙生物だったと(笑)。

 俺は如月弦太朗、宇宙人とも友達になる男だ。
 俺は仮面ライダーフォーゼ。全ての仮面ライダーとも友達になる男だ。
 もう、劇場版を追っていくと、どんどん弦太朗のスケール感が増して行くのが楽しくて、お前の交友関係はどこまで広がっていくねん、とツッコミ入れたくなる次第。

 まあ、TVだけだと、どうしても天高中心の話になって日常レベルなんですが(その分、人間関係がどんどん濃密に描かれるけど)、そのうち劇場版も配信されるんじゃないかなあ。予想では、ゴールデンウィーク頃の可能性を想像しつつ。

 とりあえず、まずは流星との友情成立までの話を楽しめれば、と。

Re: 1月のスレッド(2020) - K.K

2020/01/31 (Fri) 09:04:59

 1月の過ちは1月中に反省しようと思います。

> 昴星は、流星が転校してくる前の学校

 ご指摘の通りです、完全に間違いましたorz。しかも舞台となっている天ノ川高校を昴星高校と間違えるとは。

 この間違いをご指摘いただけたということは、自分の拙くて無駄に長い感想でも、一言一句まで丁寧に読んでくださっているということですので、そうしてくださるNOVAさんに大変に恐縮です。

 自分のほうはといえば、NOVAさんが次のご投稿で「あそこはこう間違った」と仰ってから気が付いていることがしばしばです。つい、正しく書いてあるように読んでしまう。つまり読んでいるようでいて、己が思い込み通りに解しちゃってるわけですね。これはそのたびに自分は反省するんですけれども、なかなか悪癖が治りませんorz。

 高校名の取り違えに戻りまして、1つには「再放映で初視聴のライダーの場合、既にネット情報(主にウィキペディアですが ^^;)が大量で扱いきれてない」ということがあります。ご指摘を受けてからウィキペディアのフォーゼ記事を探すと、アストロスイッチ関連→コズミックエナジーの項に「日本のザ・ホールは天ノ川学園都市と京都の上空の2か所に存在」とあるのに、ようやく気が付きました(今後、天ノ川高校上空のみになるらしい)。

 でも、それだけではなくて、もっと根深いところでは、自分がライダーのフォーマットみたいのを未だ理解できてないことが根本原因になってるように思います。現在進行中のゼロワンの最新エピソード(第19~20話)では、自分はそれなりにゼロワンの話だと思いました。が、「懐かしいけど、ゼロワンらしさの薄い回」とのこと。

 言われてみてようやく、そういうことだったのかと薄々、ところどころ、ぼんやりと理解し始めているところです。特に「ゼロワンらしさ」ですね。これがまだ自分には見えていないと感じます。おそらく「ゼロワンらしさ」を実感するには、ゼロワン以外(以前)の各々のライダーのライダーらしさがきちんとインプットできていないと見えてこない(はず)。

 結局、自分はまだまだライダー初心者だなあと再確認した次第です。日曜が来るたびにきゃっきゃ言いながら観るものの、たぶん今後もそうなんだろうという気もします。なんとなれば、例えば劇場版を観に行かない。こちらでフォーゼにおける弦太郎の交流の広がりをうかがって、スケール感だけは感じ取れたんですけど、たぶんTV本編だけ観る自分は、最終回になっても気が付かないんじゃ、と思います。

 といった次第でして、いつもご教示に感謝です。知識的な楽しみだけではなく、観る面白さが確実に増しておりますので。

Re: 1月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/01/31 (Fri) 11:30:23

 少し補足です(最後と言ったのに^^;)

 自分でも細かいことに気付きすぎ、と思うことがあって(自他ともに)、ただ肝心なことが抜け落ちることもしばしば。
 主に文章では自然に気づくことが、絵とか、人の表情とか、言語化されていない部分には弱いというか、まあいろいろ。

 昴星については、これからメテオ登場でスポットが当たる地名でもありますし、話題に上げるにはいいタイミングだと思ったので、ツッコミ入れさせていただきました。
 ミスの指摘そのものが目的ではなくて、そこから話を広げる契機になるかなあ、と。

 まあ、これは同じ誤解でも、話の広げようのない全くのデタラメな記述をする人も時にはいますし、
 K.Kさんの場合は、「おお、このタイミングで昴星を出してくるか。きちんと流星のことを調べているんだな。後からだと情報が多いので、錯綜して混ざることもありがち」だけど、決して根拠のない話をしているわけじゃないということで、感心していたりします。

>ライダーのフォーマット

 これは、何に注目を置くかですね。
 大体、こういう作品を評価する基準が、監督と脚本家とプロデューサーさんにあるわけですが(他には、アクション監督とか、音楽とか、役者さんとか、もろもろ)

 それぞれの仕事の役割を細分化すると、これは誰の功績か、という話ができます。これは作品そのものだけでなく、メイキング映像とか、作り手のインタビュー記事とか、撮影裏話的なコボレ話までチェックしないと追えない領域かと思います。
 今回は、久々のベテラン監督の登場と、公式サイトで盛り上げていたために、改めて、そういう話をした次第。

 脚本は、ゼロワンのメインライターのいつもの人なので、ストーリーに注目すれば、「ゼロワンらしい話」で問題ないと思います。
 脚本のお仕事は、文芸らしく「物語を考えて、キャラのセリフを考えて、ストーリーの伏線とか、そういうのをつなげる仕事」ですね。
 「或人じゃないと〜」とか「ヒューマギアをぶっつぶす」とか「1000%でなければなりません」とか、そういうネタにしやすいのは脚本家の功績です。

 監督さんの場合は、主に映像面ですね。
 今回の水落ち云々は、たぶん脚本には書いてなくて(さすがにゲスト女優を水に落とすなんて脚本は、なかなか書けないと思う)、監督さんが現場で決めたこと。

 おそらくは「新屋敷がスマイルに悪口を言って、スマイルが怪人化するという脚本だけど、悪口だけじゃインパクトが薄いと思うんだよな。やはり、ここはスマイルを徹底的に痛ぶって、視聴者のみんなにも、スマイルが可哀想、新屋敷ムカつくって思わせないと。だから、女優さんには悪いけど、少し濡れてくれる?」
「え? 監督、それはどういうことですか?」
「特撮では、水を使った演出というのがあってね。まあ、定番の通過儀式みたいなものだよ。最初にイジメるシーンを撮って、あとは笑顔に集中するからさ」
「……寒いけど、すぐに終わるなら、やってみます」
「はい、スタッフの皆さん、彼女が風邪を引かないように、ストーブを用意してください。それから、すぐに着替えられる場所も」
「監督、彼女が変身するマギアですけど、水落ちならイカがいかがでしょうか」
「イカか。よく分からないけど、いいんじゃない? それと、最強匠親方は、パワフルな怪人で頼むよ」

 まあ、完全に自分の妄想ですけど、現場ではこれに近い会話が行われていたんじゃないかなあ、と。
 で、現場のスタッフ指揮とか、役者さんへの演技プランの相談とか、撮影場所の手配とか、撮影後の編集作業とか、そういうのを決めたり、映像を加工する指示をするのが監督の仕事ですね。

 脚本には書かれていない行間を、監督が大事に考えて膨らませたり、冗長なので削ったり、二つのシーンの出来事を同時の画面で絡めて演出したり、そんな映像を面白くしてくれるのが監督。
 ただし、或人とイズの絡みとか、ゼロワン名物ともいえる要素は、レギュラーとして手慣れている監督じゃないと分からないので、そこはフォローできず、どちらかと言えば、「レギュラーじゃないゲストの役者さんメインで、話を組み立てた(監督自身、今回はゲストみたいなものだし)」と思われます。

 あと、プロデューサーさんのお仕事は、完全に裏方なので、ゲスト役者さんの出演を手配したり、予算がいくらかを計算して配分したり、監督の要請に応じて撮影場所の使用許可を求めたり、玩具会社と折衝したり、脚本家の人に「自分が求める作品テーマを打ち合わせしながら」お題を示したり、そんなところでしょうか。

 或人が「社長でお笑い芸人」という初期設定や、社長秘書のイズとかは、脚本家の人が考えたというよりは、プロデューサーさんの意見がまずあって、そこから脚本家さんが膨らませたのだと推察します。

 で、プロデューサーさんは、大まかな方針を打ち出したら、あとは細かいストーリーは脚本家さんや、現場監督にお任せ、となるのですが、
 フォーゼのプロデューサーさんは、ストーリー管理にも細かい人で、しまいには「TV本編で描けなかったことを、自ら後日譚小説にして、きれいに補完してしまう」ぐらい、世界観やキャラ像の統一に力を注いだ人らしいです。

 まあ、こういう作品を語る場合に、ストーリーにハマり込んで見ることができれば、ファンとして幸せだなあ、と思いつつ、自分は作り手視点というのも気になるもので、そういう話題でも楽しんでいただけたなら、これ幸いです。

 逆に、ストーリーでみんなが盛り上がっているところで、違う話題に踏み込みすぎると、かえって興醒めさせてしまうので、自分のところでは控えめにしている次第。

PS.次のリュウソウジャー2編は、アクションが目玉の坂本監督が登板なので、最終決戦らしく盛り上がりを期待できそう。
 推しの監督がいると、こういう時に盛り上がれるのが嬉しいです。

PS2.要は、見る人、語る人それぞれの視点で、それぞれのポイントをつかんで楽しく書けたらいい、と思っています。こちらがK.Kさんの視点で学ばせてもらっている面もあるので、そこは初心者と謙遜なさらずに、お互いさまでいいと考えております。
 では、2月もよろしくです。
 

 

 

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