創作と鑑賞の談話室

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2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/01 (Sat) 00:00:12

 2020年2月の雑談スレッドです。

Re: 2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/03 (Mon) 00:10:49

 定例感想ですが、ネット放映のライダーを先に。ディケイドが始まってくれまして、感想量が増えそうです。

●仮面ライダーフォーゼ(第17話:流・星・登・場、第18話:弦・流・対・決)

 朔田流星登場となりまして、こちらで伺っていた二面性演技もしかと観ました。自分的にはこういうのは好きですね。ただ、単純にこういうのが好みというわけではなく、対照、対極的なキャラとして弦太郎がいるからというのが大きい。

 弦太郎はといいますと、裏表がない、というよりは、内心ダダ洩れなキャラの感じがします。ある意味、幼い子供に見られる行動です。誰かに聞いて欲しいというよりは、自分に説明して確認している感じでしょうか。

 そのため、周囲のキャラクターとしては、何を言い出すかは分からないけれども、何をしようとしているかは分かる。嘘、誤魔化しもほぼないと信用する気にもなってくる。意外性がある割には安心感もあるキャラといえましょうか。

 その弦太郎に接近してくるのが、外面・内面使い分けの流星であるわけで、弦太郎のそばにいますと、案外と普通の人にみえなくもない。たとえば、誰でもおおむね、心中ではむかっ腹立てても、ぐっとこらえて大人の行動取ったりするわけですから。流星の二面性演技はいわば「あるある」な感じです。

 流星はこれからどう変化するか期待であるわけですが(ただし今週エピソードで方向性は見えた感じもある)、園田紗理奈先生はちょっと残念だったかなあ。ウィキペディア等の予習では、復活するもまたも失敗して処分されるとなってまして、ドラマに期待するものがありました。実際、園田先生も二面性ありまして、今週の演出では密かに舌打ちで隠された気分を露骨に表していたり。

 が、今週2話分で最終処分(?)になってしまうスピード処理でした(^^;。まあ、謎のタチバナとM-BUSと絡む真相があるそうですんで、今回のあっけない退場劇も意味のあるドラマ作りなんだろう。

 ともあれ本編。まず第17話冒頭では、タチバナとなにやら画策する朔田流星が、転校生として園田先生から紹介される。そこへ入って来る弦太郎なわけですが、園田先生がこっそり舌打ちで、露骨な描写にちょっと笑いました。弦太郎が声をかけた流星も内心台詞喋ってくれまして、見かけ上の平和さと裏腹に、人間関係が早くも緊張状態ということがよく分かります。

 が、弦太郎は食堂では他の生徒と仲良くやってる感じですね。1話めで排斥される空気はもうどこへやらの感じですな。弦太郎は独自のノリがありますんで、不慣れなうちは煩わしくても、次第にノリに同調していくんだろうか。上記しましたが、分かりやすさによって警戒心が下がる効果もあったのかもです。

 しかし、今回のゲスト敵ゾディアーツのリンクスが騒動を起こすわけですな。フォーゼが迎撃するわけですが、授業開始のチャイムで散会となるのがちょっと笑います。やっぱり学生の習性なのか。

 このゾディアーツはリンクスとされてますが、中の人の名前が分かりません。ウィキペディアに「優等生」とあるのがリンクスなんだろうか。だとすると、中の人の扱いがずいぶんぞんざいですね。あっさりとラストワン超える人材だし、爪をはじく癖があって正体を弦太郎に見破られるなんて展開まであるのに、扱い軽いなあ(^^;。

 が、今週は2号ライダーメテオのお披露目が大事なんだろうな。今週分を見る限りでは、(2名しかいないけど ^^;)最強ライダーの感じがあるし。流星メテオは、親友の井石二郎を救うという隠された目的があることも明かされる。さらに弦太郎&ライダー部との、当面のスタンスも確立されてましたから、今2話は流星メテオ回ということだと、自分的には理解することにしました。

 ともかく、リンクスを追い詰めるもラストワンを超えたと見るや、ゾディアーツ幹部を差し置いて流星が庇護に転じる(見ていた速水と園田はどう思ったんだろう?)。リンクスを追うフォーゼを撃墜までするわけですから、ゾディアーツ、ライダー部双方を敵に回す覚悟ありですね。しかし二郎のことは伏せつつも、目的は明かすところは、やはり武道家精神の為せる業か。
(流星が変身時にM-BUS・タチバナの承認を求めるシーンは、ゼロワンを思い出しますし、70年代特撮ではスペクトルマンを連想したりもします。)

 というところで後半(第18話)へ。前話からの続きですが、流星メテオはライダー部の結束にちょっとたじろいだ感じがあるような気がしました。態度、言葉上は弦太郎らを軽んじ、敵とまで言うわけですが。

 が、メテオから流星に戻ると、おどおどしながらライダー部に入部しようとするわけですな。ところが弦太郎が意外なほど鋭い。流星の営業用(?)スマイルを見抜いとります。無理押しはマズいと見た流星は退くわけですが、陰で激怒してまして、実はそれが弦太郎にとって必要であり評価できるものだ、と後で示される。

 流星が今に至ったいきさつ等を交えましておおよそ分かったところで、アリエスにシーンが移る。歌星賢吾が現れて「優等生」を学業で嘲るわけですが、身体能力凄すぎて、あからさまに「これ賢吾じゃない」、やっぱり速水リブラですか。

 一方、大杉忠太が抜き打ちテストやろうとすると、戦闘員(ダスタード)飛び込んできまして乱闘状態、リンクスも現れる。これは流星が生身でも相当に強いことを描写するための作劇的段取りかな。そう思って観ていても、身のこなしは悪くなく、ブルース・リーをきちんと取り入れている感じがあります。

 もしかするとアクションの一部はスタント代役かもしれませんが、顔が映っているシーンでも見栄えある動きになってます。演じる吉沢亮さんを検索で調べてみますと、小学校~高校まで剣道をやっていて、高校時には関東大会優秀選手に選ばれたとのこと(たぶんフォーゼ出演時期に近いはず)。やはり鍛えてある人なんですね。

 それはともかく、リンクスはフォーゼが完全打倒するわけですが、これに流星が思わず激怒、変身を解いた弦太郎を殴り倒してしまう。流星としては失態であるわけですが、弦太郎としてはそれこそ「待ってました!」というわけですね。これで流星を、思惑はさておいて受け入れる気になったらしい。
(それにしても、開けた場所で変身解いたり、弦太郎はフォーゼであることを隠す気が全くなさそう。敵にとっては扱いやすいと思えるだろうな。)

 しかし、速水リブラと復活した園田スコーピオンが介入。流星はいったん逃げ、弦太郎フォーゼは2人相手で苦戦。ですが流星、ちょっと愚痴ってから変身して救援に向かう。これで流星の(当面の)行動方針が見えた感じです。弦太郎の言動は気に入らないままではあるものの、行動には共感したということで。要は、2人ライダーの共闘が成立したといったところですか。

 哀れなのは園田スコーピオンで、速水リブラにより正体露見は避けられたものの、理事長にしてラスボスの我望サジタリウスの判断で、ヴァルゴによりダークネビュラへ追放。復活早々に退場ですか。が、予習によれば実はM-BUSへ送られているわけですね。

 一方、流星は晴れてライダー部入部となりますが、裏表あるところは変わらず。次回以降も、隠した意図と表面的な態度でドラマに緊張感(やときどきコミカルも?)が出てくれると期待できそうです。

 今回はもう第17~18話なわけで、もう中盤ですね。でも、落語家キャラは次で登場とか、キャラ的にはまだまだ膨らむわけですか。考えてみたら、友達増やすのが弦太郎のテーマ(?)であり見どころでもありますから、さもありなんと言うべきなんでしょう。

●仮面ライダーディケイド(第1話:ライダー大戦、第2話:クウガの世界)

 これ、ジオウ開始時の東映Youtubeスペシャル企画で見ているはずなんです。なので、「せっかくネット再放映開始だし、観ておくか」くらいのつもりで観始めました。そしたら愕然です。自分でも呆れるくらい内容を覚えていない。

 見続けてみて原因はすぐに分かりました。ジオウ時に見たときは、知識皆無で観てましたから、例えばキバの紅渡が門矢士のガイド役的に表れても、「謎の人物が主人公をいざなった」くらいにしか思えない。2話ラストまで来ても、「敵襲か何かの騒動らしい」くらいにしか分かりません。

 今はキバは途中からにせよ、曲がりなりにも最後まで観ましたんで、「あ、渡だ!」と分かる。分かったところで渡が来た意味は分からないんですけど、過去のライダーが来た以上、のっぴきならない事態らしいとは感じられます。クウガからは逆に悪魔呼ばわりされてますから、ディケイドが過去ライダーからも評価が定まらないイレギュラーなライダーらしいと感じ取れる。

 その他、序盤早々に登場するライダーやら敵やらも同様ですね。第2話の最後だと、今だとホッパーであり、地獄兄弟であると分かるわけですが、ジオウ時ですと「ライダーっぽい敵?」くらいにしか思えなかった(はず)。やはり理解が追い付かないと暗記に堕してしまい、忘れてしまうようです。

 ジオウを観ながら、各ライダーを調べ、ローカル局の再放送分、ネット再放映分を見た今ですと、(ディケイド以前のライダーをきちんと追った人には到底及ばないものの)ディケイドを面白く観ていけそうです。過去ライダーを総まとめしたジオウの直系の先輩とも言えますから、ディケイドはよく知りたいところですんで、感想を書くことで理解を深めたい気持ちもあります。

 ただ、まだ第2話までで、平成ライダーはおおむね尻上がりにテンション上がる構成のようですから、面白さはこれからなんでしょう。興が乗って来ましたら、定例感想リストに加えたいと思います。それまでは散発的な感想になるかもしれません。

 今週分の感想としては、「悪党でも敵でもない女性警察官を囮にしといて、敵の目的を妨害するためとはいえ、その女性警察官を鼻血出すほど殴り倒すとか、非道なヒーローだなあ(^^;」というポイントでしょうか。

 ただ、門矢士(井上正大さん)が明らかに若い感じだからそう思えるのかもしれません。ジオウ出演時(ないしは牙狼:神ノ牙時)だと、いかにもやりそうな感じになったかもです。ディケイド本編時の士は若さによる甘さ、初々しさがどうしても雰囲気として出てる感じがあり、非道というより、ジオウで見せつけたような、非情なまでに合理的な判断をするキャラとちょっと齟齬がある気もします。


 ゼロワンは明日以降、感想を書きたいと思います。

Re: 2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/03 (Mon) 18:41:29

 定例感想の続きです。

●仮面ライダーゼロワン(第21話:異議あり!ソノ裁判)

 今話でちょっと驚いたのが、天津垓が衆人環視の元でヒューマギア(弁護士ビンゴ)をマギア化したことです。滅亡迅雷.netの後釜と疑われかねない行動ですから。でも、考えてみたら天津はゼツメライズキーを公然と使用していたわけですね。天津垓としては秘匿するつもりがなく、「ZAIAは独自技術(ザイアスペック、ギーガー等)だけでなく、飛電や滅亡迅雷の持つ技術もカバーできる」と誇示したいのかもしれません。

 ともあれ本編。冒頭からいきなり裁判のニュースで、結婚詐欺事件、検察側がザイアスペック、弁護側がヒューマギアという、初の裁判になるとのこと。これが天津垓により飛電との勝負に使われるわけですね。

 OP曲後、時間が遡りまして事の発端から。事件はネットで知り合って1ヶ月でスピード婚約した男女だったが、男(榊)がメールで女(海老井千春)に大金を求め、女が応じたものの、男はSNSに女をだまして大金を得たと自慢した。そこで女が警察に通報、男が逮捕され、裁判が始まると。

 これを天津垓は、ザイアスペック vs ヒューマギア五番勝負に使おうとする。或人は最初、難色を示すわけですが、天津に押し切られる格好で受諾する。弁護士ギアは弁護士ビンゴで、人間の表情から嘘/本当を見分けることができ、その能力で被告の男が冤罪だと判断している、というわけか。

 第1回法廷では、ザイアスペックの検事:市森直人は捜査で得た、いわば型通りの論告を行い、弁護士ビンゴは反証として被告がメール送信等のアクセス時刻にお笑いライブショーを見ていた動画を提出する。

 って、そのお笑い芸人ってほぼ間違いなく腹筋崩壊太郎ですよね。一瞬、「あ、腹筋崩壊太郎だ! 復活してたんだ!」と嬉しくなりましたが、よく考えるとそうとは限らないか。詐欺メールがあったのは、おそらく結構前でしょう。捜査開始から証拠固め、逮捕しての尋問、公判可能かどうかの検察の判断とか、かなり時間を要したはず。被告の男(榊)が見たのは、まだ元気で正常なころの腹筋崩壊太郎かもしれない。

 それはともかく(^^;、検事は抗弁を試みるも、緒戦は弁護士ビンゴに軍配が上がった模様ですね。少なくともイズはそう判断している。弁護士ビンゴはしかし慎重な姿勢を崩さない。判決まで油断できないのは確かでしょう。検察は99.9%の有罪確実性がないと起訴しないと言われているわけですんで。

 そういう会話をしている或人らをレイダー(ダイナマイティングライオンレイダーって長い名前だ ^^;)が急襲してきまして、或人ゼロワンが応戦。どうやらレイダーの狙いは弁護士ビンゴらしい。レイダー、かなり強力のようでゼロワンが苦戦するも、バルカンが介入してきましたな。これで2対1となり、レイダーは目くらましの爆破して逃走。しかし、その場にザイアスペックを落としていく。

 前話で不破が亡らしきフードのキャラクターを追って、中途半端な形で描写が終わってました(扉の向こうまで追って、物音がした)。もしかして不破の身に何かが、と思わせるものでしたが、どうやら何ともなかったらしい。バルカンが変身を解くと、ちゃんと不破でした。残されたザイアスペックを力尽くで開けると言い出すところ、イズに「あなたはゴリラですか?」と問われて我を忘れて激怒するところ、いずれも不破さんの定常運転で間違いない(^^;。
(不破さんの激怒もおかしいけど、或人のイズを見る目も笑った。或人はイズの天然を、だんだん持て余すようになってるんじゃなかろうか。)

 ともかく、それなら警察に頼もうということになるも、先に滅に会うこととなる。今回は或人が滅を尋問するわけですね。といっても、滅の答は以前と変わりがあるわけではない。加わった情報としては、ヒューマギアが己の意思で暴走したということ。これが事実かどうかは、現時点では確認できなさそうです。

 しかし或人にはかなり精神的ダメージになった模様ですね。と思ったところで、自分的には意外な展開に。不破さんがまともなこと言ってる! 要はヒューマギアは善でも悪でもない、善良な存在に育てていく以外はない、と。

 自分のイメージでは不破は今まで、ヒューマギアの善悪両面を把握したものの、行動・言動の一つひとつは極端なものだったように感じます。このヒューマギアは倒すか守るか、みたいな感じですね。が、今回は或人が揺れると、不破が中立的でブレない態度となりまして、「あ、もう相棒キャラとして確立してたんだ」と確認できた気がします。

 続いて警視庁へ。サイバー犯罪対策課となってまして、署員のヒューマギア比率がかなり高そうです。それも女性警察官ギアがほとんどの感じです。なんでだろう。もしかしてヒューマギアでも女性を採用したとカウントされるからだろうか(男女雇用機会均等法絡みとかで)。

 それはともかく(^^;、今回は1シーンの登場ですが、次話で重要になりそうな鳴沢益二刑事が登場。AIMSから依頼した刑事と交代したらしい。一応、鳴沢刑事には理由があり、被告の男(榊)を逮捕したのは自分(鳴沢)だからだと言う。観ていて、「いや、当事者が関わっちゃまずいんじゃないの」と思いました。が、鳴沢刑事が告げた内容は「現場に残されたザイアスペックは市森検事のもの」というもので、逮捕した刑事が担当検事を告発する格好ですんで、証言の信用性はむしろ増してしまうか。

 一方、天津側。市森検事がザイアスペックを紛失したと言って、天津に代替品を求めてます。紛失の理由は「抜き差しならない事情」とのことで、それが何かが次話の鍵になりそうな予感がします。弁護士襲撃の件はZAIAにも伝わっており、天津、唯阿から事情を問われるも、市森検事は「被告人が有罪という事実に変わりはありません」と自信を見せてますね。この自信の理由も次話のポイントになりそう。

 そこへ警察で事情を聞いた或人らが弁護士ビンゴを連れてやってきて、不正の可能性を告発。市森検事を問い詰めるも、弁護士ビンゴの嘘判定機能によれば市森は正直に話していると判明。一気に或人側が不利に。これを狙っていたかのように、天津垓が弁護士ビンゴをマギア化してしまいましたな。しかも公然と。或人ゼロワンがビンゴマギアを庇うも、いつもの通り天津サウザーが圧倒的に撃破してしまう。

 ただ、天津は或人にバックアップの有無を確認し、バックアップがあると確認してからなのが気になります。まるで、天津垓としてはいったんギアを破壊することが必要みたいな段取りです。こちらで伺ったことも併せて考えてみると、もっと気になるのが「もしかして、或人個人を追い詰めるためにこの算段をしている?」ということです。

 五番勝負はここまでいつも、天津サウザーがマギア化した或人側ギアと対峙→或人ゼロワンが必死に訴え止めにかかる→サウザーは蹴散らしてギアを破壊→嘆く或人、という流れになってます。となると、やはりこちらで伺った或人ゼロワンの暴走が狙いか。よく考えたら、ゼロワンってザイアスペックの強化型みたいなところもありますし(先読み機能とか)。

 と思って観てましたら、通例と変わってCM前に予告が始まりまして、なるほど新フォームのメタルグラスホッパーのCMがあるから、先に予告編で見せたかったわけか(^^;。前に瞬差でCMが新フォーム出したことがあったような。ともかく、次回「ソレでもカレはやってない」で、裁判の行方よりも或人の身の異変が重大事になりそうです。

 裁判になった事件については、いろいろ真相があり得そうですね。たぶん、今回登場したキャラの中にいるというのは(作劇の都合的にも)間違いないだろう。襲撃したレイダーの正体としては、

1.市森検事説:ザイアスペックか身に着けた特技でウソを見抜かれないなら。
2.鳴沢刑事説:市森検事を陥れるため、ザイアスペックを盗んで証拠を偽造。
3.被害女性(千春)説:被告を恨んでレイダー化を受け入れた(黒幕がいる)。

等がありそうです。被害女性がレイダー化している場合は、被告男性を含め、黒幕に陥れられた可能性が高そうです。次話まででは当面の黒幕が明らかになると思いますが、真の黒幕としてはやはり天津垓の可能性は考慮しておくべきかなという気がします。

Re: 2月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/02/03 (Mon) 23:55:18

ゼロワン感想は週後半に書くとして、先に新作ニュースをば。

https://news.merumo.ne.jp/article/genre/9415233

 牙狼の実写新作が4月から放送されるそうです。副題は『Versus Road』略してVRになるっぽい。

 ヴァーチャル世界のゲームで、牙狼の黄金鎧を獲得するために戦う若者たちのドラマ……という触れ込みで、それって星矢の銀河戦争? とか、それって本当に牙狼なのか? と思わせる設定です。
 なお、雨宮慶太監督は一切タッチしていない作品で、ブランドだけ貸した新世界の開拓作になるとか、
 一応は、牙狼15周年というメモリアルのための何か、らしいです。

 まあ、バトルフィールドに入るために、VRグラスをかける設定とのことで、「メガネをかけると魔戒騎士に」ということなら、ネタ的に面白そうかな、とか、
 アクションはCG処理だろうとか、
 アニメの前作の続編だと考えるなら、それもありだろうとか、
 でも、牙狼のブランドを汚す、燃えないアクションだったら幻滅するだろうとか、期待3割、不安7割という心境。

 まあ、雨宮監督の充電期間の穴埋め作品として、ハードル下げて見るかとは思ってます。
 これで、まあ、続報が出たら、徐々に期待度が高まっていく可能性も想定して。

 さて、ここからフォーゼ&ディケイドをば。

★フォーゼ

 今回は、園田先生の退場について一つ。
 ええと、彼女は復帰しません。本放送時は期待したんですけどね。

 で、TV本編ではそのままフェードアウトしたのですが、その辺の補完は小説で為されました。
 故郷に帰って、失意の生活を過ごす彼女の過去にまつわる事件が発生して、卒業を前にした弦太朗たちがライダー部最後の仕事とばかりに解決に乗り出し、園田先生とのやり残した交流が描かれるわけで。

園田「如月弦太朗、あんたに関わるとロクな目に合わないのよ。これ以上、私に関わらないで」

弦太朗「そんなことを言わないでくれよ、園ちゃんセンセ。途中で辞めても、あんたが俺たちの担任だったことは変わりねえ。だったら、あんたのやり残した仕事を今こそ仕上げて欲しいんだ」

 ……的な感じで、園田先生を事件に巻き込む弦太朗(笑)。で、その事件の解決の中で、園田先生が自分の中の闇を見つめ直し、過去を清算して終わるわけですな。
 そして、TVでは実現しなかった弦太朗と園田の和解に至り、しかも、その園田の姿を見て、「園ちゃん、俺が卒業後にやりたいことが見つかった。あんたみたいに生徒のことを一生懸命に考えてくれる教師になりてえ。あんたは立派な教師だったよ」と、放送終了後の劇場版で教師になった弦太朗の動機付けまで補完して、きれいに終わらせてくれた。

 まあ、細かいセリフは自分の記憶で再構成していますが、そういう作品ということで。

 TVの方は、まあ、作品が見られる環境になっているので、過度のネタバレは控えた上で。
 あ、それと落語家登場は、次回ではなくて、その次の週みたいですね。
 ペガサスゾディアーツというモチーフで、おお、星矢だと思ったら、コミカルな落語家で、しかも、その後、化けたりして、インパクト抜群。

 で、彼だけは弦太朗と友達にならず、メテオの流星と友達になる。曰く、如月のような裏表のない奴は、芸人としては面白くないそうで、流星の方がイジり甲斐があるとのこと。
 本編でも、流星(そしてリブラ校長)のライバルとして落語家が活躍するので、弦太朗よりも、そちらの人間関係が錯綜して面白くなるだろう、と記憶。


★ディケイド

 この作品のテーマは、写真ですね。
 士はカメラマンなんだけど、彼の写す光景は現実を歪めたもの。

 そして、彼の訪れる平成過去ライダーの世界も、元の作品のパラレルワールドであり、ディケイド版クウガの小野寺ユウスケは、オリジナルのオダギリジョー演じる五代雄介とは別人。
 最初に出てくる紅渡と、途中で出てくる電王チームと、最後に出てくる剣崎一真(ブレイド)だけがオリジナルの役柄で、他は本編の一要素をアレンジしたパラレル版になっています。

 まあ、結局のところは、傍若無人な士と、世話焼きな夏海と、お人好しなユウスケの3人で、写真の中のライダー異世界の事件を解決して、それぞれの世界を救うための旅を続けるわけですが(中盤でディエンド海東が登場)、
 おっと、この先は、こちらではまだ未来の出来事ですね。ネタバレは程々に。

 なお、ディケイドはTV版を最後まで見ても終わらないので、それこそ劇場版(Wのビギンズナイトとのカップリング)を見ないと、うまく締まらない。
 二話一だと、これも終わるのはゴールデンウィーク頃になるので、その時期にライダー映画祭りになるのかなあ、と期待したく。

PS.ジオウ版の士は、いろいろ達観したキャラなんですが、元々の士は記憶喪失設定があるので、上から目線の偉そうなところは同じでも、違いがありそうですね。
 とにかく、本編のディケイドは「自分が何者なのかすら分かっていない」わけで、鳴滝さんだけが「おのれ、世界の破壊者ディケイド」と言っているのみ。
 こういう記憶喪失設定は、ビルドの桐生戦兎と比べてみるのも一興かと。

 

Re: 2月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/02/07 (Fri) 09:04:57

 ゼロワン感想です。

 今回の話は、「誰がレイダーか?」というミステリー展開でもありますね。
 これまでは、「レイダー初登場という意外な展開」「レイダーの正体は最初から見せていたけど、マギア化したのがメインのスマイルだけでなく、親方も含む意外な展開」という形で、物語のパターン化と思わせつつも、意外さをも投入してきたわけで。

 そして、2つのエピソードで、「レイダーとなるのは、お仕事対決の対戦相手の人間」という流れを作っておいて、今回は別の可能性をも示唆するという。
 お話作りとしては、「パターン化の中に意外性を仕込む」という高度な手腕を見せているなあ、と思いました。

 連続物語なので、パターンを感じさせずに毎回、大きく話を変えてしまえば、視聴者が安心して見られない(オムニバス形式とかギャグ漫画とかなら別)ので、ある程度の物語の方向性を担保しつつ、そこに段階的な意外性を仕込む(おお、今度はそう来たか)のは、なかなか高度な計画性を思わせます。

 型を演じつつ、そこを少し崩す芸能手法ってところでしょうか。こういうのは、ストーリー構成を考察し甲斐があるなあと思ったり。

 これで、検事がレイダーだったら、ガッカリなんですが、筆頭レイダー候補は刑事ですな。
 動機としては、彼が持ち前のIT技術を駆使して、容疑者になりすましながら、被害女性からお金を騙し取った詐欺の真犯人だという可能性が考えられます。
 レイダーの能力である爆弾作りも、正体が刑事だったら、そういう危険物を扱うための技能も持っている可能性が高い。

 一方、被害女性がレイダーという可能性も少しぐらいはあるのかもしれませんが、その場合は物語がかなり複雑化しそうですね。
 これまでの話では、飛電側のヒューマギアと対戦相手の人間の和解が描かれ、たとえお仕事対決では負けても、或人にとっては「ヒューマギアと人間が共に支え合う世界」という夢が実現していたわけですが、今回の話では、ビンゴと被害女性の間にドラマ的接点が一切ないので、彼女が仮にレイダーであった場合、ドラマが破綻する可能性が大。
 いや、まあ、役者ネタとしては、元戦隊ヒロインの娘が悪の怪人に、という楽しさはあるんですけどね。
 果たして、二週続けて、元戦隊役者が怪人化するネタをやってくれるかどうか。

 とりあえず、刑事がレイダーだった場合、ビンゴは検事を疑ったことを謝罪しつつ、検事の方も身内の警察に真犯人がいて翻弄されたことを詫びて、両者が和解するという流れが考えられます。
 まあ、レイダー化した刑事さんに改心の余地があるかは不明ですが、次回、或人の暴走に至るなら、勢いでレイダーに重傷を負わせる(殺害には至らないまでも)危険性が高く、そこに改心のドラマは入れにくいかも、と思ったり。

 一方で、被害女性がレイダーだった場合、或人の暴走は、かなり凄惨な印象を与えますね。
 男女のジェンダー論はさておき、ヒーローが女性を傷つけて許されるのは、「女性が同情の余地のないぐらいの悪女だった場合」「女性がハードボイルドな世界に生きる男顔負けの武闘派だった場合」「ヒーローがハードボイルドの世界に生きて、男女の区別で行動理念を変えずに一本筋が通っている場合」などが考えられます。
 今回のケースは、そのどれとも違うと考えますので、被害女性がレイダーだったりすると、いろいろと救いようのない話になるなあ、と感じます。

 よって、刑事さん、あなたがレイダーの正体であって下さい、と期待するわけですがね。


 まあ、感想というよりは、犯人探しクイズのメタ考察になりましたが、
 今回のネタとして、腹筋崩壊太郎の再登場は楽しかったですね。いえ、役者のきんにくんが出たわけでなく、あくまで回想シーンのイメージ映像でしかないですが。

 これまでの話から考えると、祭田ゼットとか、親方ファイブとかの登場で、ヒューマギアは同型機が複数(5体セット?)作られるのは当たり前で、マギア化以降はバックアップも取られるようになっているだろうし、
 腹筋崩壊太郎も、「シンギュラリティに達してベローサマギア化した最初の一体」以外に同型機がお笑い芸人としてアングラ活動している可能性は大きいか、と。

 この別個体を仮に腹筋崩壊次郎と名付けてみたくもなりますが、もう腹筋崩壊太郎が変わらず存在する世界というだけで、ゼロワンの物語にも笑顔と希望が感じられるようになりました。
 そのうち、仮面ライダーマッスルとして、スピンオフしないかなあ、と期待しつつ。

Re: 2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/11 (Tue) 15:22:42

 定例感想です。
 やっぱりネット放映のライダーにハマってきているようで、感想書きが楽しく、どうも分量が増えがちに(^^;。ゼロワンは後日にしたいと思います。

●仮面ライダーフォーゼ(第19話:鋼・竜・無・双、第20話:超・絶・磁・力)

 ネット情報について、どうも自分はTV本編と本編外・後のことが区別がついてないようです。例えば先の感想では園田紗理奈ですね。弦太郎が「園ちゃん先生(センセ)」みたいな親しみ込めた呼び方してたりですんで、てっきりTV本編で生存が示されるんだと思ってました。

 こちらでご教示頂いて、園田先生の復活は(TV本編では)なしと分かりまして、その前提でネット検索してみると、復活は小説版でのことという情報が見つかります。こういうことは今までも何度もありまして、改めてご教示に感謝する次第です。自分は事前情報はあればあるほど嬉しいタイプですんで、ポイントになる情報は助かります。

(リアルでの知人から、なぜネタバレ歓迎かとよく問われます。初見のものは目が滑るんですね。映画館だと最前列でスクリーンをきょろきょろ見回してしまい、全体が見られないような感じ。なので、きちんと観て理解するのに3回観る必要があったり、感動できるのは3度めだったり。事前情報が充分だと、初見で分かって感動できることが多いです。)

 それはともかく本編。今週分は歌星賢吾が意外なくらい自信不足で、弦太郎ともまだまだ息の合ったコンビではなかったことが示された感じです。そして、どちらも前進がありました。賢吾はこの先、自身も知らない正体が明るみに出る展開もあるようですんで、今週分で達成したことも、まだまだ途中段階なんだろう。

 自信不足が示されたのが、第19話冒頭の月面シーンですね。流星がスイッチ開発・調整を無断でやってまして、賢吾が大いに怒る。弦太郎は自分が頼んだととりなすも、30・31番(N・Sマグネット)にも手を出していたことで、ついに賢吾と弦太郎が決裂の危機に。この後、中学時代からの馴染みの江川留美に誘われて、陸上部に仮入部、ライダー部からも離れてしまうわけですね。

 が、この時点では「自分ができることを横取りされたと思ってキレた賢吾」という印象でして、「意外に器が小さい、嫉妬深くさえある?」という気がしてしまいました。これは後でN・Sスイッチについての描写などを観て、「しまった、賢吾は状況を深く理解していた故だったか」と、自分の見方の浅さを反省した次第です。

 しかし、制作からうまく乗せられたともいえそう。今までもミスリード的な演出がありましたが、今話ではドラゴン・ゾディアーツです。第19話時点では、身長のコンプレックスゆえに伸び悩む江川留美がその正体かと思いました。賢吾に走法のアドバイスを受け、砲丸投げについても聞きたがってました。そしてドラゴンは砲丸を使う攻撃を仕掛けてくる。

 その時点で陸上部部長の野本仁も登場しているわけですが、傲岸不遜な態度から自信家という印象です。江川留美を束縛し、ストレスを与えている側でもありますね。今までですと、コンプレックスやストレスからスイッチを手にして堕ちることが多かったんで、江川が正体のように思えました。

 が、第20話に入ると弦太郎らと江川が話しているところにドラゴン襲来となりまして、じゃあ誰だと。ラストでようやく、陸上部部長の野本仁が正体だったと明らかになるわけですね。上手く騙してくれたなあ、と嬉しくなりました。

 流星についても徐々に興味深い展開になってきてますね。登場してすぐでは、裏表を使い分ける策士的な感じですが、実は友人を救いたい一心でそうしていると、もう1つの顔が明かされる。そのもう1つの顔から発した激怒で弦太郎を殴り倒し、「考えるな、感じるんだ」的な弦太郎から信頼される。

 もっとも、これは流星的にはしくじりと思ってはいるでしょう。反省して情を隠すつもりになったとは思うんですが、友思いの性分を抑えきれるものではなかったようです。今エピソードですと、弦太郎などもう要らぬ旨の発言をした賢吾に、流星が思わず本気で反論しまして、翻意を促してました。この流星の本気を、賢吾も察知したような雰囲気があります。

 面白いキャラクターですね、流星は。流星自身としては「しまった!」と思う失敗をするたびに、弦太郎や賢吾に近づいていく感じがあります。ここまで観た感じではですが、友人になる基準が緩いが広く・多くの友人関係を望む弦太郎に対し、友と呼べる人間を絞る代わりに深く付き合う流星という対極的な印象を受けます。そのせいで、両者の一般方向(友人を重んじる)は同じなのに、反発する部分も出てしまうような。

 ドラマ的にも今エピソードも面白かった。まず、既に申しました「誰がドラゴン・ゾディアーツなのか?」があります。自分的にはそれより面白かったのが、弦太郎が賢吾を追うやり方ですね。まず弦太郎は、賢吾と決裂した直接の物的原因であるNSマグフォンを探しに行く。

 これはライダー部部長の風城美羽の決定によるものなんですけど(NSマグフォン捜索班と賢吾フォロー班に分け、弦太郎をマグフォン班に入れた)、わざと誤った決定にしたのかもしれない。マグフォン追跡途上で、弦太郎が「やはり賢吾にぶつかっていくしか」と思えるよう、水を向けたりしてました。やらせてみて、「これじゃない」と納得させる段取りだったんじゃなかろうか。

 要は、間違えてみて間違いを自覚し、正道に立ち返るということですね。ここまで、少なくともライダー部に入った面々の多くがやってきたことですし、いったんゾディアーツ化した生徒の中にもそういう経過をたどったものもいる。それが今回は弦太郎だったということで、自分的には感じ入るものがありました。

 NSマグフォンもなかなか演出的に面白い。2つに切り離す前のポーズは、ブルース・リーがヌンチャク構えて見栄を切るシーンに似ています。そして2つに切り離すと、宇宙飛行士の船外ユニット的な2つのジョイスティック的になりまして、姿は砲門2つでガンキャノンを思わせる姿です。個人的には「どんだけオマージュぶち込んでるんだ」と嬉しくなるものがありました。

 そのNSマグフォンも、現時点では謎の人物タチバナのサポートを受けた流星でも扱うことはできず、賢吾が仕上げなければ弦太郎が使うことはできないと示される。賢吾がやはり弦太郎にとって唯一無二(その逆もまた然り)であることが確認されましたし、流星は密かにそれを喜んでいるようでもある。なんと申しますか、自分的にドンピシャの落としどころにたどり着いたと思えるドラマでした。

 落語家キャラクターは次週登場で間違いないみたいですね。ウィキペディアを確認すると、第21・22話登場のゾディアーツにペガサス・キャンサーが見えます。登場話数が少なめの幹部ゾディアーツなのに人気は高いそうですね。来週(以降)もお楽しみ要素ありということで、期待できそうです。

●仮面ライダーディケイド(第3話:超絶、第4話:第二楽章・キバの王子)

 第2話まで、正統レジェンドが登場したジオウの印象で、ついディケイドでも同じようになっていると勘違いしがちになってました。こちらでパラレルと伺っても、ついうっかりします。やはりまだ未見の部分は実感がなく、文字面の理解に留まってしまっているんだと思います。

 キバは途中から観ても、クウガは事実上観ておらず(例の第1・2話スペシャルのみ)、クウガ本編のオダギリジョーさんの印象がインプットされていない。が、第3話で小野寺ユウスケがクウガになるいきさつが描かれ、鳴滝が仕組んでいたシーンで、ようやく「確かにパラレルであり、ライダーは別人」と実感できた次第です。

 このユウスケ、クウガ世界の(パラレルの)クウガであるだけでなく、門矢士と行動を共にするみたいですね。ディケイドにおける2号ライダーということでいいのかしらん。ただ、今週のクウガの世界前後編ではライダーとして活躍したけれど、キバ編前半ではそれほどでもなかったような。

 が、クウガ編を観終えますと、ちょっとだけ門矢士=ディケイドのスタンスが分かってきた気もします。視聴前ですと、ともかく「世界の破壊者」という売り文句(?)が印象に強かったんですが、クウガ編でやったことは世界の立て直しみたいな感じでした。それどころか、ユウスケが慕っていた八代藍を救えなかったことが、(前半編で犠牲にさせないためとはいえ殴っておいてあれですが ^^;)門矢士にも堪えていたような印象です。

 それはそれとして、第4話でキバ編に入ると一層、レジェンドではなくパラレルであることが実感できました。遠景では音也っぽく見えるキャラが出ましたが、クローズアップされると明らかに別人だし、正体はファンガイアだし。「ワタル」は子どもですね。第4話まで観てみて、ようやく過去ライダーの変身者の名がカタカナ書きであることを意識しました(つまり、今までなんとなくしか読んでなかったorz)。

 面白くなりそうなんですが、改めて全31話ということを思い出しまして、ちょっと残念な気も。過去の平成各ライダー(のパラレル)世界を描くに尺が足りなさそう。TV本編最終話でも決着を付けない結末だったとのことですが、致し方なかったのかなと思います(次のWまでのつなぎのつもりもあったとか、放映時期調整だったとも聞きますんで、えいやっで終わらせたのかなあ)。

 また、第1回が出だしに使われ、クウガ編が第2~3話で、今後も2話1エピソードであるようですね。視聴上、各ライダーの世界が問題発生編で終わって、解決編は次週ということで、ちょっと辛いものがあるかもです(^^;。まあ普通に視聴してたら週1話ですんで、贅沢言っても仕方ない。

 それはそれとして本編。まずクウガ編後半ですね。ディケイドの立ち位置が部分的にせよ明らかになりまして、謎の人物・鳴滝絡みでしたか。ユウスケにクウガの変身ベルトを与え、ディケイドなる悪魔が来ると吹き込んだわけでしたか。

 そうなるとグロンギ復活も鳴滝の仕業か、と疑いたくなります。士(と夏海)はいやおうなしに召喚されただけですし。しかも士に職業上の役割まで与えてあったのに、士は事前に何も知らない。こんな状況、誰かが仕組まないとできそうにもなく、疑わしい第一候補は鳴滝。となりそうですが、その辺りははっきりしません。
(予習によると、鳴滝は最後まで謎めいたままだったらしい。)

 グロンギ復活は前話でいったん阻止したはずだったんですが(儀式の妨害・破壊)、そんなことお構いなしにグロンギボス復活。有毒の黒い霧が発生しまして、市民に被害多数、八代藍も重体に。

 ボスを倒さんとどうしようもないということで、クウガ&ディケイドの共闘が成立するわけですな。先行したディケイドをクウガが救援するという形で始まり、しかし苦戦となるとディケイドがクウガに力を与える。調べてみるとゴウラムという形態だそうですが、クウガ本編に登場したものとは違う、クウガゴウラムなんだそうで。うーん、クウガ未視聴でよう分からんですorz。

 ともかく、共闘&ゴウラムでグロンギボスとは決着ついたわけですが、八代藍は帰らぬ人に(どうやらそっくりさんがこの先、登場するらしいですね)。ユウスケは嘆き、士らも辛そうですが、致し方ない。写真館に帰って来ると、例のスクリーンに次なるキバの世界が出てくるわけですね。

 そこから第4話のキバ編前半に入るわけですが、第1話で紅渡がキバ本編のままに登場したんで、てっきり渡が出てくるんだと思ってました。が、ふたを開けてみるとまだ子どもの「ワタル」が王(候補)でした。門矢士を招いた本人が出てくると、終盤の展開になっちゃうからかなあ。キバ本編の紅渡が門矢士をライダー世界巡業(?)に招いたのは、何か目論見があってのことだそうですんで。

 それはともかく、パラレルのキバ世界はファンガイアが人間と対等の法的権利を得ていて、しかし差別の名残りがあって、ということらしいですね。ファンガイア側も、まだはみ出し者が人を食らっている模様ですし、対立は解消し切れていなさそう。

 キバ世界にはユウスケが先に来ていたみたいですね。王候補ワタルの親衛隊となって、人食いファンガイアを取り締まっているらしい。事情も分かっているので士らのガイド役にもなってます。ただ、子どものワタルは人間との共存に何らかの不安があるように見えます。キバ本編と同じくワタルはファンガイアと人間の子だし、現/前王らしきファンガイアもいるようで、地位も安泰ではなさそう。

 不確定要素は多そうですが、この世界でもディケイドはキバから悪魔扱いというのははっきりしてるようですね。士がディケイドと確認するや、襲い掛かったりしてます。また、キバット3世以外にも、キバーラなるキバット族が暗躍してまして、しかも鳴滝とつるんでいる様子ですな。これらがどういう事情なのか、次話で明かされるんだろう(紅渡の関与を考慮すると、半ばくらいの種明かしかな?)。

 キバ編前半としてキバが叛逆した(?)ファンガイアと戦うのはいいとして、門矢士がどこかに飛ばされて、別のライダーとバトルになってますね。調べるとカイザらしい。555のライダーですよね。もうあちこち混ざり始めたのか。ジオウ視聴時と同じく、初心者には厳しい(ただし、知りたいならで、観て楽しむ分には問題ないのはジオウと同じ感じ)。

Re: 2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/13 (Thu) 09:01:41

 定例感想の続きです。

●仮面ライダーゼロワン(第22話「ソレでもカレはやってない)

 放送後に公式サイト見てみましたら、今エピソードの被害者:海老井千春役の小宮有紗さんは、特命戦隊ゴーバスターズ(イエローバスター/宇佐美ヨーコ)等に出演された役者さんだったんですか。しかも次回は特命戦隊ゴーバスターズ:ブルーーバスター/岩崎リュウジ役の馬場良馬さんと共演されるとのこと(結婚相談ヒューマギア・縁結びマッチ)。

 ゴーバスターズは2012年の作品とのことで、その頃だとライダー物はフォーゼ~ウィザードでいいのかな。自分的にはライダーの序盤すら観ていない時期です。制作としてはファンサービス入れてくれてるんだと思いますが、知識的には感心できても、実感で味わえないのは相変わらず残念です。しかしNOVAさんだと、前話でしっかり「元戦隊ヒロインの娘」「二週続けて、元戦隊役者が怪人化するネタを」と気が付け、楽しめたわけですね。

 いつものことながら羨ましいわけですが、それはともかく。今話で明かされた真犯人、NOVAさんが筆頭候補に挙げられた鳴沢刑事でしたか。自分としては前話時点で「誰だろう? 3人に絞れるけど」まででしたorz。そのまま感想書いてみたんですが、NOVAさんの推測を拝読して納得するものがありました。

 まず市森検事ですが、ミスリードを誘う役柄だったということですね。傲岸不遜な雰囲気で、冤罪らしい被告を是が非でも有罪にしたいという、悪役っぽい演出でした。が、今話ラストではっきりしたのは、証拠に基づく正義執行の硬骨漢だったというわけですな。被告が冤罪と判断したら、裁判長を制止してでも、審理やり直しを主張するとか、なかなかカッコいい。

 被害者の千春は、NOVAさんだと戦隊ものでのイメージも加味して判断できた点はおありだったと思いますが、それ抜きでもレイダーとするにはドラマ的に無理があったわけでしたか。自分的に考え直してみると、事件・裁判は思想的な「垓 vs 或人」も表現しているはずで、被害者の逆恨み、しかも被告ではなく弁護士に向かうのではドラマの方向性を無視した運びになってしまいそう。
(もっとも、次回で千春はヒューマギアを結婚相手に選ぶようで、そのヒューマギアがビンゴだったら、ギリギリセーフにできるかもしれない、などと妄想は続いたりしてます ^^;。)

 ともかく本編。冒頭からは前話ラストの続きで、或人ゼロワン vs 垓サウザーですね。サウザーが最強フォームだと思ってたんですが、ゼロワン最強フォームなら意外に粘れるみたいですね。むしろサウザーがてこずっているようでもありまして、ついにいつもの手でゼロワンからデータ盗み、もといジャックライズですか。

 それでも圧倒するわけではなく、双方に被害が出ないうちにと思ったのか、垓サウザーから痛み分けを宣言。一応、本来の勝負は裁判という理屈は言ってますが、この後、ジャックしたデータでゼロワンを無力化するキーの開発を唯阿に命じるわけですね。天津垓、開発を疑問視する唯阿に注意する際、「ゼロワンは飛電是之助がアークに対抗するために生み出した」とか言ってまして、割と大事な情報かもです。
(天津垓って、経営に専念するようになって技術職の第一線からは身を引いたんだろうか? もしそうだとすると、開発中の技術について読み違いをして、計画が破たんしてくるとかあり得そう。)

 裁判のほうは打開策が見いだせない(天津垓が或人に会社を売るか、罪を背負うかと揶揄したのは、この裁判が或人・垓の関係を模しているからかな?)。或人は再び滅を尋問してみる。が、イズが言ってみた「なぜ天津垓がゼツメライザーを持っているか」が、何らかの核心を突くものだったようですね。滅、アークを人間が使うなと、今まで見せたことがない激怒でした。イズさん、不破さんをゴリラ呼ばわりしたのは考えなしの失言でしたが、今回は功を奏した模様ですな。
(滅の激怒が作為的なものでないなら、滅が知る、アークの指示に基づく滅亡迅雷の計画が亡も含めて欺瞞で、滅らも何者かに利用されていたことを示唆するのかも。)

 ともかく、或人はアークを追い、不破はレイダー~事件の真犯人を追う2方面作戦に入るわけですね。今は唯阿が距離を置いている状態ですんで、或人&不破のコンビ性がより際立っている感じがします。

 或人はゼアにアクセスしまして、アークが飛電とZAIAの共同開発であること、その統轄を天津垓がやっていたことを突き止める。重要な情報ですが、ゼアにはそういう記録が当時から保管されてたんだろう。なんで今まで明かされなかったんだろう。ドライブのチェイスみたいに「誰も聞かなかったからだ」みたいなこと言いたいんだろうか、ゼアは。

 が、今話の焦点はやはり裁判ですね。ビンゴ弁護士によるメール送信時刻と被告の行動の不一致指摘で、前話でいったん被告有利となる。が、今話でメール送信予約の可能性が言及されまして、アリバイの信頼性が揺らぐ。決定打になりそうな金の流れはどうなってるんだろうと思うんですが、法廷では取り上げられず(たぶん、そこは被告不利なんだろう)。

 不破はおそらく前話から鳴沢刑事を疑ってたんだろう(つい「鳴滝」と間違えそうになる、前感想でもいったん間違えて書き直したりしてましたorz)。記録を取る必要があると称して、事情聴取を録画するふりをして、法廷のビンゴ弁護士に生中継するわけですね。なぜならビンゴなら発言が嘘かどうか見抜けるから。

 ビンゴの嘘判定機能、前話ではてっきり「被告を信じるためだけの設定か?」「嘘のはずと思ったら当てが外れる諸刃の剣?」とか思ってたんですが、あれらは前振りだったようですね。本命は「鳴沢刑事の嘘を見抜く」という逆転劇でしたか。

 不破がおそらく「嘘吐きやがって」とぶん殴って、真相を聞き出してから法廷へ連行したんでしょうな。鳴沢刑事、顔に負傷してます。法廷でもあっさり犯行を告白。動機は、検挙率でしたか。その先には昇進を目論んでたんだろうか。それとも、己がハッキング能力を駆使したかったのか。

 鳴沢刑事、観念してるのかと思ったら開き直ってまして、隙をついてキーを奪い返し、ライオンレイダーに。これを不破バルカンが迎撃。或人は(おそらく滅の態度から察して)天津垓を糾弾、両者も変身しましてバトルへ突入。が、これも天津垓にとって好機(もしかして予定の段取り?)で、ゼロワンのデータを元に開発したキー(メタルクラスタホッパー)の運用試験にしちゃうわけですか。

 或人ゼロワンはアークに接続されまして。ゼアとの交信時と似ているようで、しかしダークな世界ですね、何やら強制的に頭に情報が流し込まれている感じですが、マギアやレイダーもこういう感じになってたんだろうか。おそらく現時点最強のゼロワンメタルクラスタホッパーとなるも、バーサーカー的な暴走状態になっちゃうみたいですね。ライオンレイダーだろうが、不破バルカンだろうが、見境なく襲い掛かる。
(ライオンレイダーが撃破されると、中の人の鳴沢刑事がぼろぼろで現れまして、前2体のレイダー撃破時はサウザーもゼロワンも配慮していたようですね。)

 天津サウザーはこの状況を喜んでるみたいですが、力的には押されてる感じです。作ったはいいが、扱えない止められないんじゃ、失敗なんじゃなかろうか。しかし、この状況を打破するのは、やはりもう相棒になってる不破というわけですね。ダメージ覚悟でゼロワンに取りつき、力尽くでドライバーを外しまして、なんとか緊急停止といったところか。

 やり直し裁判では被告無罪が確定したようで(市森検事の様子からすると、検察は上告を断念するはず)、或人は五番勝負を2連敗の後の辛勝でなんとか踏みとどまったといったところでしょうか。もっとも、ゼロワン暴走の時点では、自分的には「これは五番勝負はご破算だな」と思いました。それどころじゃない状況に突入したと思いましたんで。

 しかし不破の尽力により回避され、五番勝負は続行するみたい。或人とイズはのん気に1勝目を祝ってますが、もはや夫婦漫才と化してますな(^^;。が、どうやらこれはジレンマ発生の前の緩み演出みたいなものかもしれません。

 なんとなれば、次回「キミの知能に恋してる!」では、ゼロワンは暴走を招くメタルクラスタホッパープログライズキー以外が使えなくなるようですんで。ただ、五番勝負のほうは今エピソードと逆にコミカルになる模様。千春が引き続きゲストで、結婚相談話になり、ヒューマギアの縁結びマッチが奔走する模様。このマッチ、口癖が「ベストマッチ!」のようでして、ビルドを思い出す台詞です。

Re: 2月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/02/14 (Fri) 01:27:56

 ゼロワンおよび平成ライダー感想です。

★ゼロワン

>犯人当てについて

 これ、K.Kさんが容疑者を3名まで絞った形で書いてもらったので、自分もそこに乗っかって記事書きしようって流れですね。
 自分の感覚としては、K.Kさんが上手くトスしてくれたので、アタックを決めてポイントした形です。

 実のところ、刑事さんが犯人というのは前回、「不破さんが他の刑事にザイアスペックの鑑識を頼んでいたのに、自分がこの事件の担当刑事だから、と出しゃばって、検事の物だとミスリードした時点」で、こいつ怪しすぎと感じておりました。
 もう、その時点で、自分の方は思考停止して、他の可能性は考えなくなっておりました。

 ですが、K.Kさんが他の可能性を示唆してくれたので、改めて興味が出てきて、再検討の書き込みになった次第。
 そして、演繹的な推論なら、手がかりを積み上げて犯人探しするところですが(普通の捜査活動とか、おそらくK.Kさんの今回の考察とかもおそらく、そういう手法かと)、

 こちらは逆に帰納的推論で、「もしも、このキャラが犯人だったら、どういうドラマ展開になるか」を仮想して、結局、検事だったらミスリードのミスリードになって、錯綜する割につまらないし、被害女性だったらゼロワン暴走という情報から凄惨な絵面になるだろうから、さすがにそういうドラマは見たくない、と。
 で、しっくり来るのが、結局、刑事という。

 手掛かりを積み重ねたというよりも、各キャラが犯人だった時の作劇イメージを推測想像して、自分が脚本家だったらどういう落としどころが納得できるか、という手法ですね。刑事のやり方ではありませんし、脚本家さんの作劇感性(伏線の張り方とか)が自分と大きくズレているなら、このやり方じゃ当たらない。

>ゴーバスターズ

 次回、ブルーバスターがヒューマギアとして登場するとのことで、これまでのようにエピソード前半でアークマギア化するならば……
 2週連続ではないけど、2エピソード連続で戦隊ヒーロー役者が怪人化ですね(念のため、今回のビンゴはキュウレンジャーの追加戦士)。

 それとゴーバスターズは3人チームですが、主役のレッドバスターは去年、ジオウで未来ライダーの一人クイズ役で登場しておりました。ちょうど、この時期ぐらいかな。
 そんなわけで、ゴーバスターズのメンバーが平成と令和をまたぐ時期に3人ともライダー出演という形。

 ついでに、アメリカで放送されているパワーレンジャー(日本の過去戦隊の輸出改編版)でも、現在ゴーバスターズが終盤を迎えている状況。
 何かとゴーバスターズ推しな年度というわけですな。

>次回の展開

 脚本家が全くの新人さんです。よって、どんな話になるのやら、とドキドキです。
 メインエピソードにはならないでしょうから、番外編のコミカル回だろうとは思いますが果たして?

 ここで疑いの目を向けてみると、実はゲストヒロインの娘が真の悪女だったりして、裁判作戦が失敗したので、次の手に打って出た、という可能性を主張してみる。
 次週は、イエローバスターの小宮さんに「人間の妄執じみた愛情」を突きつけられたブルーバスターがアークマギア化するとか、その次は自身もレイダーだった小宮さんが正体を表すとかで、ゴーバスターズ2週連続でライダー怪人化、という楽しい展開だとサプライズとインパクトを覚えますね。
 新人脚本家のデビューイベントとしても、美味しすぎる形。

 さらに疑うなら、実は小宮さんこそが謎の亡だったとか、ゲストのように見せかけたレギュラーという可能性。

 いや、そろそろ亡の正体について、掘り下げてもいいと思いつつ。
 一応の推理案。

1.イズの同型機(一人二役)。イズが衛星ゼアの巫女的立場なので、それと対になるアークの巫女が登場する可能性を予想。

2.小宮さん。実は彼女、ウルトラマンの映画で悪役経験があったり、ゴーバスターズでもコンピューターウィルスの副作用で肉体強化したという設定があって、レギュラー敵役になっても特撮ファンの納得度は高い人ですね。

3.刃唯阿さん。実はサウザー社長に付き従うフリをして、暗躍している可能性を考えてみる。悪堕ちバルキリーと化していたら、凄いなあ。対立関係として、ゼロワンVSサウザーと、バルカンVSバルキリーで盛り上がって欲しいな、とも思いつつ。

 この3つのどれが当たっていても、自分はおおっと感じ入る可能性を考えてみた次第。

>アークの秘密

 冬の劇場版で披露された設定を、TVでようやく回収した形ですね。
 この時期にそれが明かされたのは、メタ的には、冬の劇場版の公開時期が終わったから、と考えます。

 いずれにせよ、ここでアークが本格的にストーリーに絡んでくるのかと思いきや、次回の番外編がどういう位置づけになるのか。
 新人脚本家が使い捨てで終わるのか、それとも今後のゼロワンの物語にガッチリ絡んでくる大型新人なのか、ドキドキしながら見守りたく。

★フォーゼ

 戦隊OGという点では、次回登場するメガネの女性先生も、相当なミスリードキャラになりますね。
 新犯人が落語家と分かっているので、ネタバレしますが、園田センセの後釜的に登場した女性教師でアクションもできるとなれば、彼女もホロスコープスの一員か? もしかすると乙女座ヴァルゴの正体か? などと疑われたりもしました。

 それはともかく、今回登場したマグネットステイツ。
 独特なデザインですが、実はアクションができません。頭部が固定されているので、もう本当に動きが制限されて、手元でガチガチジョイスティック動かしながら飛び道具を撃つだけの仕様。
 まあ、「割って刺す」というフォームチェンジアクションが楽しいのと、「アクションできない=敵に攻撃されて弾き飛ばされたりしない。変身したら即座に必殺技を発射してトドメ刺す形態」 また必然的に登場話数が少なく、レア度が高いとか、フォーゼのフォームチェンジが色と武装以外の変化が乏しいので、独特のシルエットが(一部でダサいと酷評する向きもありましたが)重厚感あって、メカ好きな人はハマるとか、まあ、いろいろ。

 ともあれ、今回のドラゴンに続き、次はペガサスということで、当時は聖闘士星矢ファンが盛り上がっていたなあ、とも記憶。

★ディケイド

>クウガの世界

 元々のゴウラムは、クワガタ虫型の飛行メカで、クウガの乗るバイクに合体して重装甲化させる支援メカでした。
 それがディケイドの手に掛かると、クウガ自身が変形してゴウラムになるという「ちょっとくすぐったい仕様」。

 クウガは、ジオウでも冬の劇場版のテーマにはなりましたが、ライダー役者は登場せず、TV本編でもクウガアーマーは出なかったので、どんな作品か伝わりにくいですね。

 古代遺跡から復活した戦闘民族グロンギが位階を上げるべく、リント(グロンギ語で平和主義の弱い民族。現代人もリント呼ばわりされる)を一定のルールで殺す殺人ゲーム(ゲゲル)を行う。
 遺跡から発掘されたリントの戦士クウガの遺品であるベルト、アークルを身につけた冒険家の五代雄介は「みんなの笑顔を守るため」グロンギと戦う決意をする。

 一方、一条薫刑事は一般人である雄介が命がけで戦うのを止めようとするけど、彼の堅い決意に触れて協力するようになる。
 また、通称・未確認生命体と呼称される怪人グロンギと、戦っているクウガも警察からは当初、同種の未確認生命体2号(初期の白クウガ)および4号(基本の赤クウガ)と呼ばれ、治安を脅かす者と見なされていたけど、一条の協力もあって、やがて警察からも味方として受け入れられて行く。

 劇中、未確認がどういうルールで殺人ゲームをしているのか推察する捜査ドラマがポイントだったり、
 クウガも同じライダー仲間を持たない孤高のヒーローかつ、その能力も発展途上で、新たな力に覚醒するための手掛かり探しを丁寧に描写したり、現在の目から見ると、非常にリアルに、段取りを追ってドラマ展開された作品です。

 大人のための新しい特撮ヒーローとして、「いわゆる世界征服を企む悪の秘密結社と戦うヒーロー」とは違う「ゲームのように人を殺して回る殺人集団と、仮面の下で涙を流しながら(最終回で判明)自分の拳を痛めつつ、表面上は笑顔を振りまくシリアス世界のライダー」像が描かれて、伝説化したわけですな。

>キバの世界

 ここで面白いのは、キバのフォームチェンジがクウガのフォームチェンジと色合い的に対応していることですな。
 どちらも基本カラーが赤で、重装甲パワータイプの紫と、射撃タイプの緑と、スピードタイプの青に変わります。

 クウガの緑はペガサスフォームで、青はドラゴンフォーム。あ、このタイミングのフォーゼのゾディアーツにもつながった。
 相手のフォームチェンジに応じて、自分も姿を変えるというのは、ディケイドの面白さの一つですな。
 それぞれの世界を攻略すると、ディケイドが変身できる旧作ライダーが増えるわけで、ジオウのアーマーよりも姿と能力の再現度が高いのもあって、当時は正に夢のライダー対決が毎週見られたわけですな。

 そして、前回の地獄兄弟に続き、今度はカイザ登場。
 ええと、カイザこと草加雅人はジオウにもファイズ編で登場しましたが、その時は変身しなかったので、K.Kさんが動いているカイザを見るのは初めてでしょうか。

 カイザのデザインはXマークですが、ディケイドも10人目の平成ライダーでX字のデザインがアーマーにあって、X対決になってたりします。
 今回はディケイドが誰と戦うかがエピソード前編の目玉で、次にディケイドが共闘するようになったライダーをどう変形させるかが、後編の目玉。

 そして、クウガなのに、なかなか変身してくれないユウスケにもやきもきさせられたり。
 お前、クウガだったら簡単にピンチになってないと、ちゃんと変身して戦えや、と何度思ったことか。

 ともあれ、ディケイドはジオウ以上に毎週がお祭りみたいなものでした。平成ライダーだけかと思いきや、終盤で戦隊や昭和ライダーの世界にもつながるし、ライダー集大成から、戦隊集大成につながる平成最終10年の立役者だった、と。

PS.なお、カイザは今度ゲイツとも戦う形。何だかいろいろつながって来るなあ。

Re: 2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/16 (Sun) 22:57:31

 定例感想です。
 やはりゼロワンはまた後で。今回はシーンごとに大笑いとかして観られるものでしたが、ストーリー、ドラマ的にはどうにもカオスな感じです。コメディリリーフの1話(か1エピソード)なのか、笑わせておいて実は仕込みがあるのか、観なおして考えてみないといけなさそうです。

●仮面ライダーフォーゼ(第21話:進・路・誤・導、第22話:馬・脚・一・蹴)

 こちらで園田先生に代わるように「メガネの女性先生」登場、「アクションもできる」と伺ってましたが、実際に観てみたら想像以上のアクションでした。が、「この方、どっかで見たような?」という気がしまして、調べてみると、長澤奈央さん→ハリケンジャー:ハリケンブルーと出て来まして、自分的にはなるほどそうだったかと。

 ハリケンジャーだけは何となく観てたんですね。前に申したことがあると思うんですが、自分は見て覚えられるのが3人までという愚鈍でして、ハリケンジャーは3人でスタート。標準的な戦隊(?)より2名少なく、観やすかったことがあります。同時期のライダーはなんだったかと調べてみると、2002年だから龍騎みたいですね(こちらも人数が多い作品ですなorz)。

 ハリケンジャー当時(2002年)だと、長澤奈央さんは18歳くらいのはずで、約10年後にフォーゼということになりますか。自分の記憶も薄れていたし、長澤奈央さんもすっかり大人びてるしで、すぐには分からんかったです。

 しかしアクション系特撮作品への出演が非常に多い方のようで、たぶんハリケンジャー以外でも観てたんだろうと思います。カッコいいアクションできるわけですしね。スポーツやってたんだろうと思って調べてみると、特技がアクションと出て来ました。なるほど、単刀直入にアクションが得意で好きということでしたか。非常に納得です。

 それはともかく本編。敵サイドではダークネビュラ処分(実はM-BUS)となった園田先生、学校の公式発表は辞職扱いとなりましたか。前は休職だったはずで、それだけでも大杉先生がしょげて様子がおかしかったのに、辞職となってさらにコミカルにしょげてますな。

 が、今のところ大杉先生は本筋に関わってこないコメディ担当。代わってやって来た宇津木遥先生が当面の焦点となるキャラクターであるわけですね。後になって、落研部長の鬼島夏児の策謀が露見するまで、(劇中キャラ的にも視聴者的にも)かなりミスリードな演出がありました。

 今までもしぐさのミスリードとか、他人に化けて騙すとかあって楽しかったわけですが、今エピソードでは本筋に絡めてきたわけですね。まず新任の宇津木遥がストレスたまってる感じで、教師をやめたいとか、粗暴気味な振る舞いとかが見られる。これはスイッチ使ってゾディアーツになってもおかしくないと思える要素です。
(宇津木遥先生に目が奪われがちなんですが、流星が早くも速水校長を疑った点とか、注目しておくべきかも。)

 が、見事なキック披露は後半の伏線でしたか。タタンと足踏みしてからのハイキックですね。これを、突如現れたペガサスゾディアーツも放つ。しかし現場に扇子を落としたりもしてますが、これは宇津木先生が鬼島から没収したものと判明し、宇津木先生疑惑を深める要素に。かつ、スイッチという単語に宇津木遥は反応してしまい、何か隠してる感がありありです。
(速水校長が化けた、ペガサスと拳を交えた女性中国拳法家も、なかなかのアクションでした。誰だろうと調べたら、下園愛弓というプロのスタント・スーツアクターとのことで納得。特撮もの出演多数で、今だとリュウソウピンクのスーツアクターだそうです。)

 が、それに反する要素も(弦太郎的には)あるわけですね。弦太郎がキックボクシングジムに行ってみると、宇津木遥は生き生きしてるわけですね。素の自分状態については、勘が鋭い弦太郎ですから、何か感じるものがあったんじゃなかろうか。とはいえ、披露してもらったハイキックはペガサスのものとそっくり。

 こうなると、(強い者と戦いたいらしい)ペガサスをおびき出すしかないと考えた美羽が隼を囮に使うわけですね。隼はすかさず逃げ出し、フォーゼ&メテオが迎撃となるわけですが、このバトルも伏線入ってましたか。フォーゼの磁力とメテオの腹部へのパンチですね。これらが、後半でペガサスの正体探しに役立つわけでしたか。

 が、バトルで磁力を使ったフォーゼが優勢になったときに、ペガサスが「やめてよ、先生を殴る気?」という泣き言を発するわけですね。これはさすがにおかしい。途中まで宇津木遥とキャラ的に合わない台詞です。プロキックボクサー目指してるわけですから。が、そこで前半終了。

 後半に入りまして、バトルの続き。ここでメテオのパンチがペガサスの腹に入るわけですね。一方、フォーゼはペガサスの泣き言にひるんでしまっている。両者の性格の差ということなんだろう。

 シーンは学校に戻りまして、落研部長の鬼島が策を弄してくるわけですね。宇津木先生は言葉に困ると顔をなでる癖があると、弦太郎らに告げる。これはもちろんペガサスのしぐさに対応しているわけで、宇津木遥とペガサスを同一視させる狙いではある。が、ちょっと考えれば、「そこまで熟知してるんなら、鬼島がコピーして演じることもできる」ともなる。

 ここでなんということなさそうなんですが、鬼島の腕時計の1時間の遅れをJKが指摘する。さらにJKが軽く肘で腹部を小突いたら、鬼島がかなり痛そう。これが傍証になるわけですね。弦太郎は気が付かないかもしれませんが、流星はこの辺りで厳しい目つきをしてまして、鬼島に疑惑を持ったんじゃなかろうか。前話冒頭で早瀬校長を一目見て疑問を持つほど鋭いわけですんで。

 さらに流星を呼び出し、一戦交えたヴァルゴが「『彼』を倒すことも無理だろうね、あのペガサスを」と言っちゃってるわけですな。幹部然としたゾディアーツが「彼」と。じゃあペガサスは男だよね、となり、宇津木先生=ペガサス説は崩れて来ます。

 今エピソードまでだけで考えると、ヴァルゴがつい口が滑った、となりそうです。が、ヴァルゴの正体を知った上で一連の流れを考えると、ヴァルゴの思考、狙いが見えるような気もします。流星にもゾディアーツ側にも悟られないよう気配りしながら、サポートをしているわけですね。

 ここまで来ますと制作もネタバラシに入ったようで、進路指導をフォーゼ姿で待ち構える弦太郎に対し、宇津木先生が全てを話す。といっても弦太郎の勘違いに気が付いてではなく、悪さとかがバレたんで開き直った感じですね。

 スイッチと言われたときに反応していたのは、火災報知機のスイッチということでしたか。イライラして空蹴りしたつもりが報知機のスイッチに当たってしまったわけですね。これは前話できっちりと「火災報知器が鳴り、報知器のスイッチがない」描写がされてました。肝心なところを隠してないわけですね。これはジョジョの頭脳戦や推理でもよく見かけるもので、自分好みの見せ方です。

 流星は疑っていたようですが、まだ確信は持てなかったみたいですね。隼が磁気について言及したことで、ようやく流星の中で全てがつながったみたい。ライダー部揃って鬼島を問い詰めると、あっさり告白ですね(しかし「ペガサスだけにそうウマくは」とかダジャレ入れるのも忘れないわけですか)。このときの鬼島はなかなか自分的にはいい感じです。コメディキャラが急に怖さを見せる変化は中村主水を思い出したりしますし。

 バトルとなるわけですが、鬼島ペガサスも伊達にキックボクシングを模倣したわけじゃないわけですね。格闘戦技術ではペガサスがフォーゼを上回ってます。が、教師も続ける覚悟が決まった宇津木先生のアドバイスでなんとか退ける。でも、ラストワンを乗り越えてキャンサーに進化ですか。自分的には鬼島を今エピソードで気に入ってしまいましたんで、この流れは(既に知っていたとはいえ)歓迎です。

●仮面ライダーディケイド

 前エピソード解決編の奇数話と次エピソード前半の偶数話のセット放映で、ちょっとつらいかもです。解決編で「あれ、これはどうだっけ?」と思っても、前話を観なおそうにも既にYoutubeから削除されてますんで。ネット情報と記憶が頼りになってしまいますが、どちらも不得手なわけでして、TV録画の便利さを思い知った気がします。

・第5話:かみつき王の資格

 それはともかく、まずキバ編後半。前話からの続きで、怪しいファンガイアにワタルが襲われるわけですね。キバの鎧を渡せと。調べるとビートルファンガイアですか。どうやら先代の王のようでして、アームズモンスターのガルル、バッシャー、ドッガが畏敬しているようです。ただの王ではなく、相当の実力者であるらしい。

 このビートルですが、話がこの辺りまで来ると、「ああ、ワタルが以前にいた、古びた空き家にいた男か」と確信めいたものが持てます。おそらくですが、王に復帰したいのではなく、ワタルを成長させて、(人間とファンガイアの融和を成し得なかった)自分を超える存在になってもらおうとしているようにも思えてきます。

 視点を変えますと、今のワタルがまだまだだということですね。先代王(ワタルの父)が現れると、ガルムらはワタルの命に従わず、先代王に膝を屈してしまう。ワタルも王たる自信も覚悟もない。これでは先代王はワタルに後事を任すに任せられないでしょう。先代王レベルのライバルが現れたら、裏切られる恐れがあります。

 そこで先代王としてはワタルの前にあえて立ちはだかり、倒させる算段に出たのかと。自分がおそらく伝説化してますんで、倒されることによってワタルに伝説を生じさせ、カリスマ性を与え、ガルルらの忠誠を確かにさせる。

 しかしワタルには実力も気概もない。そこでユウスケと士が大事な役割を担うわけですね。先代王が息子に厳しい、敵対的な父親を演じると、2人が叔父的なポジションで味方ポジションで支えてくれるはず、と先代王は踏んだんじゃなかろうか。まずユウスケがワタルの行きたいところ(やりたいこと)まで付き添ってやると約束。

 が、ワタルにも克服できないジレンマがあるわけですね。好意を抱いた人間をファンガイアとして襲ってしまうと。そこは士が支えると約束するわけですな。ともかく、これで備えだけはできた格好ですんで、対決に向かい、バトル開始ですね。

 しかし、キバの鎧をまとい、ガルムらを吸収したビートル(先代王)は強力で、太刀打ちできない感じですね。が、だからこそワタルが吹っ切れたわけですか。自分が自分のために変わるのは難しかったけど、自分のために命張ってくれる仲間のためなら覚悟も固まるということだったのかな。

 そうなればキバットバット3世も喜んでワタルにつき、ディケイド&キバ vs ビートルの最終決戦となり、キバの鎧を失ってもキャッスルドランを操る強敵を見事に撃破。一連のバトルの様子からしますと、先代王(ワタルの父)は譲位のためではなく、本気で王に復帰するつもりだったのかもと、判断に迷います。最期の様子からすると、どちらにせよこの成り行きに満足していたことだけは確かなようです。

 このワタルの父にして先代王ですが、キバ本編の2人のキャラクターを統合したような感じがあります。音也と過去編のキングですね。過去編のキングは息子にして王候補の太牙に倒されているわけですから、ディケイド・キバ編で息子のワタルに倒された点が共通。音也的な面はもちろん、人間とファンガイアの子をなし、両種族融和の先鞭をつけたこと(そして子の代で実現される)。この辺り、やはりキバ本編へのリスペクトとして入ってるのかしらん。

・第6話:バトル裁判・龍騎ワールド

 これはちょっとでたらめすぎて、最初は戸惑いました。裁判はミラーワールドのライダーバトロワ対決の勝者が判決を下し、しかもそれが公平公正だとされている。「なんぼなんでも、えらい無茶苦茶な」と思いました。不条理さにちょっと笑ってしまったほどです。

 が、門矢士はこの世界では弁護士というわけですか。バトル司法ということなら、法律に疎くてもなんとかなるんだろう。なにせディケイドですから。といっても、たぶんミステリー仕立てにもなりそう。

 事件は、Atashiジャーナルの編集長:桃井玲子が夏海の取材を受けようとした途端、首を刺されて死亡したというものですね。現場の夏海は、出されたケーキを食べるためのフォークを握っていた(ほぼ即死させる凶器としては、威力不足じゃなかろうか。毒が塗ってあるわけないし)。

 これを、この世界のシンジ(龍騎)が士らに説明するんですが、最初、ちょっと戸惑った。シンジは社に着いたときには、既に警察が来ていたと言ってます。遺体が運び出されるタイミングだったようです。が、夏海が倒れた編集長の桃井玲子の前でフォークを握っていたと語っています。

 これ、シンジがうっかりアリバイ工作をミスったのか、と思ったんですが、どうやら考えすぎだったみたいです。シンジは単に聞いたことも含めて士らに説明したようです。たぶん、視聴者への説明を兼ねてたんでしょうね。そういう(説明用の)演出がときどきあるようで、第6話冒頭ではユウスケが「龍騎の世界」と明言しつつ写真館に入ってきたりしてました。

 関係者は他に、副編集長の鎌田、第1発見者の羽黒レン(ナイト)がいて、レンはシンジと過去にひと悶着あった模様。レンが責任を感じているようで、龍騎とのバトルになっても反撃せずにひたすら殴られるままですね。ディケイドがナイト(レン)を叩きのめすと、シンジは複雑な心境であるらしいのも気になります。

 ドラマはどうも裁判制度のせいでカオスな感じもするんですが(^^;、バトルはなかなか豪勢で楽しめます。ディケイドがフォームを使いこなすだけでなく、敵味方双方が分身したりしまして、なかなか贅沢だし面白いし。

 こちらで門矢士の記憶喪失について伺っていて、気にはなるんですが、今のところはドラマに大きくは関わって来てない感じです。記憶喪失というより、なぜ未知の世界のことを知ってるんだというのはあるんですが、当の士が気にしない様子なんで、観ているこちらとしてもどう疑問を持っていいか分からない。

 ジオウのソウゴだと記憶がない部分で仕込みがあったわけですが、かなり話が進んでから問題の核心として見えてきたように記憶しています。士についても、徐々に明かされるんだろう。

Re: 2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/18 (Tue) 18:13:31

 どうもFC2掲示板に障害が出ていたようで、管理人の自分も掲示板(管理用含む)に入れませんでした。ご不便をおかけしました皆様には、お詫び申し上げます。

 気を取り直して定例感想です。

●仮面ライダーゼロワン(第23話:キミの知能に恋してる!)

 弁護士ビンゴがキュウレンジャーの「鳳ツルギ/ホウオウソルジャー:南圭介さん」とこちらで伺って、「あ、そうだったか!」と遅まきながら(^^;。どっかで見たかもしれないくらいの感じはあったんですが、全話観たはずのキュウレンジャーの(恒例の)途中参加の戦士に気が付かなかったとは、さすがに情けないかもorz。

 さて、今話はコミカル回だったようです。一応、暴走ゼロワン問題も織り込まれているものの、前エピソードでは不幸な被害者だったゲストヒロインが大化けして、他のキャラクターもドラマも振り回した感じ。思い込みやすく、思い込みが激しく、思い込んだら暴走するキャラとなりまして、何がなんだか分からないうちにマギアもレイダーも、さらにはゲストヒロイン自身も何とかなっちゃった感じです。

 ちょっと自分的には「もしかして?」と思ったのが、海老井千春を心配する二階堂輝男です。演じるのはガイモンさんとのことですが、ネットではあまり情報がない。と思ったら、先のゼロワン&ジオウ冬映画に出演されてたんですね。

 それはともかく、注目したのは太っていて衣装が黄色というところです。今話のゲストメインキャラクターは戦隊もの出演者であるわけですが、輝男は元祖ゴレンジャーのキレンジャーを意識したキャラじゃなかろうか。キレンジャーはカレー好きのの肥満であるわけで、輝男はそれを模しているような気もします。

 ともかく本編。冒頭は社長室で悩む或人ですね。暴走を招くメタルクラスタポッパー以外のキーが使えなくなってるということで。が、前話では悲劇のヒロインだった千春が駆け込んで来てからは、スラップスティック調に一変。

 せっかく婚約者の疑いが晴れたわけですが、熱も冷めたらしい。というより、弁護士ギアのビンゴの活躍を見て心躍ってしまい、ヒューマギアに結婚相手を探して欲しくなったらしい。この時点で既に「千春は暴走タイプかな?」と疑う気になりました。そう解釈すれば、前話では相手の榊遊人が一目惚れで1ヶ月でポロポーズだったのではなく、千春が引きずり回す感じで婚約に持ち込んだ可能性もありそうに思えます。

 が、事態はもっと深刻にドタバタでしたな(^^;。縁結びマッチが見合いの席を設けて、ベストマッチとして千春に紹介したのが、天津垓。なぜか唯阿が同伴してまして、垓の紹介するわけですが、完全棒読みですね。唯阿に喋らせたのは、自分が高位、上位と示したいからなのかもしれません。昔の貴人に倣って、お側の者を介するということで。

 これに対して縁結びマッチがずけずけと返してまして、まず辛らつな性格分析ですね。さっきまで嫌そうだった唯阿が笑いをこらえきれない模様(こういう嬉しそうな唯阿、看護師ギアが不破に「頭大丈夫ですか?」と言ったとき以来か)。だから千春とは合うと言い、垓に「感謝すべき」と上からな言い方で返す。

 こりゃもう決裂ですわな。マッチは性格分析はできても、相手の性格に沿った物言いはできないらしい。が、そこが千春としては好感ポイントだったりする。そもそも、見合いが始まる前からマッチばかり見てました。千春としては、見合い相手は垓だけど、デート相手はマッチだったらしいですね。

 そこへ現れたのが挙動不審な怪人。観ていて、この時点では「レイダー? マギア? どっち?」と迷ったんですが、後のシーンでレイダー(ストーミングペンギン)と判明するわけですね。どうも自分にはレイダーとマギアの特徴差がどうも分かりませんorz。
(ストーミングペンギンって、未発表のゼロワン用のキー・形態だったらしい。今までのレイダーも同様だったみたいで、知らんかったです。こういう形に変えてのお目見えなんだろうか。)

 ペンギンレイダーはまずバルキリーが迎撃に入るわけですが、暴走キーしかない或人はいったん逡巡。しかし変身してバルキリーを救援しようとするも、やはりバーサーカー状態で、敵味方の区別なしということですね。増援の不破バルカンも手助けして、ようやく暴走ゼロワンを変身解除。しかしペンギンレイダーはその隙に逃走してしまう。ということで、ゼロワンの力は今は使えないと再確認する結果に終わったわけですか。

 マッチの損傷は軽微だったようで、元気によみがえって「悪意に対するは善意」みたいなこと言っとります。今度こそ或人は「ゼロワンをどうするか」となるわけですが、スラップスティックが止まらない。流れをぶった切るように二階堂輝男が怒鳴り込んで来る。マッチが千春を洗脳しているという、何を言いたいのかよく分からないクレームです。が、千春がマッチに惚れてしまっていることを指しているらしい。マッチは言下に否定するわけですが、輝男は収まらない。

 それならということで、マッチが提案したのが、こともあろうに結婚式演習・シミュレーションということですか。なぜそれで千春が諦めると思ったのか、この時点では分からんかったです。が、イズに教わった最終兵器があったわけですな。聞いた人間を必ず起こらせることができる最低最悪の言葉ということで。

 イズ、なんでそんな凄い文句を知っていたんだろう。自分が教えておいて、マッチが使おうとすると慌てるほどだったし。自我獲得をはるかに超えて、人間を熟知してしまってるんだろうか。

 それはそれとして(^^;、マッチの罵詈雑言に千春が激怒、平手打ちを食わせる。と、マッチがマギア化したのは、自分的にはちょっと呆然。いや設定的には「人間の悪意+アークのハッキング」で条件成立はしてるんですけど。

 輝男に罵られたときはマッチは冷静に見てまして、輝男がペンギンレイダーだと見抜いたりしてました。千春の平手打ちはそもそもマッチがそうなるようにと、イズから教わった言葉を使ったわけで、自分が招いておいて人間の悪意はちょっとひどいんじゃないか(^^;。

 ともかくマッチがカエルのアークマギアと化して暴れ始めると、教会の正面ドアをバーンと開けてペンギンレイダー登場。結婚式当日に花嫁を奪いに来る名シーンを模している感じですね。が、しかしもはやドラマはカオスの暴走状態ですね。或人が暴走覚悟のゼロワンに変身してももう違和感がない(^^;。

 とりあえず、レイダーとマギアは暴走ゼロワンが片を付け、人間に戻ったレイダーの正体が輝男だと知った千春、輝男に駆け寄り抱き起こしまして、どうやらまたもや心変わりしたらしい感じがあります。

 が、天津垓がサウザーとして参戦して、そこからはシリアスな感じです。垓サウザー、アークの力を見せろ旨言ってまして、どうやらアークの力を試すために一連の事件を起こした可能性もありそう。たぶん、天津垓はアークすら上回って頂点に立ちたいとか考えてるんじゃなかろうか。

 現状のサウザーでは暴走ゼロワン≒アークの力には対抗できない様子ですが、垓は何か満足するものがあるらしい。少なくとも、全然悔しがってない感じです。既に自分が最強と信じていれば、よくある「バカな!?」みたいな言い方して慌てそうなもんですが、どうやら「いいぞ、もっとやれ」と言いたそうな感じです。というところで次回へ。

 今話で久々に福添副社長らが登場してくれたんですが、健康相談所で見込みなしと言われるコメディ回りだけでしたな。シェスタはいつもなら、棒読み笑いくらいはしてくれるのに、今回は辛らつな感じでした。うーん、自分的には福添一派の暗躍は期待したいんですが、もうドラマスケールが飛電社に収まらない感じですんで、当面はこんな感じなんだろうか。

 次回「ワタシたちの番です」では、ゼロワン暴走問題を解決すべく、今話の松田エンジに加え、今までの他の社員(お仕事ヒューマギア)多数出演みたいですね。鍵を握るのはDr. オミゴトのようですが、最強匠親方、祭田Z、宇宙野郎(たぶん昴)、住田スマイル、ビンゴ等が予告映像に見えます。

 最後のキャプションによると、プログライズポッパーブレード完成とのことで、暴走を解決するものなんだろうか。でもブレード? まあ次回の観てのお楽しみですね。

Re: 2月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/02/20 (Thu) 11:54:56

 定例感想です。

★ゼロワン

 ゼロワンだけでなく、全てが暴走していたようなカオス回でしたな。

 一番笑ったのは、悪意の連鎖で自爆的にカエルマギアになったマッチなんですが、
 あのマギア化については、リアル視聴時は「おいおい、そんなバカな展開かよ。笑った」的な感想だったのですが、その後、別の解釈がされているのを知って、なるほどな、と思ったり。

>別の解釈

 千春の自分に対する暴走した恋心と、その裏でレイダー化してまで千春を想う男の存在を知ったマッチが、その二人の縁を結ぶために、自ら悪役の振る舞いをしようと、いろいろ仕掛けた。
 暴走してマギア化して、千春に襲いかかったのも、実はマッチの想定の範囲内。マギア化しても、それなりに自分の意思を残している。その証拠に、ゼロワンのメタルクラスタバッタ攻撃から、ペンギンレイダーを庇うような動きを見せていて、不本意な暴走ではなく、「人間カップルを成立させるための演技の一環として、身を張ったマギア化暴走である」というもの。

 そう解釈すると、呆気なくマギア堕ちしたように見えたのも、自分の意思によるもので、そこまで計算するとはやるな、マッチというもの。

>イズのNOマーク

 放送禁止用語になるからか、マッチの暴言悪口を禁止マークで封じるような演出。
 これはおそらく、脚本指定ではなく、監督の演出なんだろうな、と推測します。

 たぶん、脚本では「イズの指導を受けて、千春に対する悪口をぶつけるマッチ。自分に向けられた悪意に千春が過剰反応し、ビンタで反撃。悪意の連鎖でマッチ暴走してマギア化」という状況指定と、マッチの悪口セリフしか書いてなくて、
 その悪口セリフだけだと、千春の怒りを煽るには弱いと判断した監督が(あるいは脚本のセリフが本当に視聴者をも不快にさせるほどの酷いものという可能性もあるけど)、ああいうギャグ調の演出にした可能性。

 ともかく、ゼロワンの暴走が、ビルドの時のような黒い重苦しい描写ではなくて、コミカル演出で処理されていたので、適度な危機感を示しつつも、重苦しい雰囲気にならなかったのは、軽妙な作風を維持したな、と思ってます。

 戦闘シーンとしては、バルキリーのハチ群れ召喚と、ゼロワンのバッタ群れの対決が、うまいCG演出だなあ、と。
 かく乱戦術が得意なバルキリーだけど、破壊力は高くなく、しかも打たれ弱いスピードキャラ(不破のバルカンとは対比的なキャラ設定)に対し、暴走ゼロワンにはかく乱も通用せず(バッタは自動防御っぽく、今のところ、あらゆる攻撃を受け付けていない描写)、バッタが攻撃に転じたタイミングで隙を突いた不破さんの強引なベルト解除でしか打開策がないという現状。

 もう、ゼロワンが暴走するたびに、「お前を止められるのは俺だけだ」と不破さんが止めてくれるのは、拍手ですね。

 で、ネタ的には、マッチマギアと不破さんの対決劇も見たかった。
 というのも、マッチの前世であるブルーバスターが、熱暴走で怪力大暴れを見せるゴリラキャラだったもので、不破さんとのゴリラ対決を見たかったものですから。
 まあ、不破さんには、「ゴリラじゃない。狼だ」と叱られそうですが(笑)。

 で、どんどんコミカル街道を歩くことになっているサウザー社長。
 ブルーレイ特典映像の主役に抜擢されたので、味方化フラグが立ちました。過去に、幻徳とか、スナイプ大我とか、アランといったキャラが辿った道ですからね。
 2月ごろに主人公の敵として暴れているキャラが春になると、味方化して、一方、2号ライダーの方にドラマが大きくシフトするというローテーションが今年も見られるかな。

 つまり、現状はあくまでサポーターとして、いい味出している不破さんのメインイベントが春には期待できそう。
 一方で、唯阿さんの動向も気になりますが、サウザーが協力者になるなら、必然的に味方になりますね。

 で、次回はヒューマギア勢揃い回か。
 今回の千春関連のドラマはこれで終わったのかな。それとも、彼女にももう一波乱が?
 ともあれ、最強匠親方の勇姿がもう一度見られるのは嬉しいです。

>マギアとレイダーの違い

 今のマギアは、ベルトがない?
 レイダーにはベルトがある、ということなら、そこが見分けるポイントかもしれませんが、まだ自分でも未確認なので、改めて確認したいと思います。

 もしも、以前のマギアはベルトを付けていて、今のアークマギアはベルトを外したデザインだったら、芸コマぶりに感心しますが。

★フォーゼ

 坂本監督回なので、アクションレベルが非常に高かった回でした。
 フォーゼの場合、この人がメイン監督なんですが、ライダー監督ローテーションの流れだと、「序盤→冬の劇場版→今の時期」って流れになって、要所要所で監督カラーを発揮しながら、他の監督がそれを可能な限り取り込みつつ、作品カラーを維持していくって方向性。

 で、坂本監督といえば、パワーレンジャーでの経験とか、自身がスタント経験のある「自分でアクションできた監督」とか、ウルトラマンゼロの親でもあり(クリエイターという意味での)、今の特撮界では会社の枠を越えて、すごくアクティブに活動なさっている方なんですが、
 演出的な特徴といえば、「俳優さんたちに生身アクションをさせる」「香港映画好きでワイヤーアクションも得意」「フォームチェンジ設定もどんどん取り入れる」「女性キャラの脚が好き」「男性キャラも脱がせて、筋肉美を見せる」などなど。

 あと、坂本監督は、長澤奈央さんの個人的なファンらしくて、パワーレンジャー時代に日本からハリケンジャーの映像を取り寄せて、彼女のアクションに惚れ込んで、いつか演出したいという夢を持っていたそうな。
 で、Wの時に長澤さんがゲスト出演した回があったのですが、その時のローテーションが坂本監督じゃなくて、非常にガッカリしたとか。
 その後、Vシネのアクセルで長澤さんをお呼びして、それから、ようやくTVで長澤さんの演出を担当できるようになって、非常に力を入れたのが今回、という裏話を『坂本監督のインタビュー書籍』で知って、いろいろつながった次第。

 そういう目でこの回を改めて見ると、なるほど監督の熱気がほとばしっているなあ、と。

 放送当時は、落語家の「俺の腹は……黒いぜ」セリフに感じ入ってましたが、坂本監督のアクション演出の癖もまだ分かっておらず、ただ「アメリカ帰りの監督が、アメリカンカーストに支配されたドライな学園を日本男児の弦太朗が人情で染め上げるという設定」をプッシュしてたとか、設定面でのこだわりを濃厚に打ち出していたのが印象的。

 ともあれ、ここからメテオと、落語家キャンサーと、リブラ校長の化かし合いというのがドラマの軸になるなあ、と記憶します。
 それに対する弦太朗とライダー部の交流イベントが盛り沢山(美羽先輩たちの卒業イベントとか、京都での修学旅行編とかが印象的)。


★ディケイド

 ライダー裁判という、ゼロワンとのタイムリーなネタ被りが面白いと思った龍騎編。

 どうして裁判なのか。
 元々の龍騎のストーリーは、「ミラーワールドでのライダーバトルロワイヤルに勝ち残ったライダーが願いを叶えることのできるというバトル設定で、13人の仮面ライダーがミラーワールドのモンスターと戦ったり、契約を交わして従属させたりしながら、ゲームじみたサバイバルバトルに明け暮れる」という衝撃的な設定でした。

 そこを熱血漢の新米ネット新聞記者の城戸真司が、「仮面ライダーはミラーワールドのモンスターから人間社会を守るヒーロー」と誤解して、飛び込んでしまい、後から実情を知って「ライダーバトルを止めるのが俺の願いだ」と宣言して、正義のライダー道を目指していく。
 一方、2号ライダーの秋山蓮は、モンスターに襲われて意識不明の重態に陥って入院中の恋人を蘇らせるために、ライダーバトルに勝ち残る選択をしたクールかつハードボイルドな仮面ライダーナイト。

 蓮は、真司の単純バカぶりに呆れつつも、次第に感化されて、自己の戦いに葛藤しながらも、相棒として、またライバルとして戦いを続けていく。

 そこに、刑事、弁護士、連続殺人鬼、ゲームオタク、占い師、大企業社長、大学教授と教え子の大学生などなど多くの表の顔を持ったライダーたちが次々と参戦して、生き残る者、命を落とす者それぞれの過酷なドラマが展開されるというもの。

 で、メインキャラの一人、仮面ライダーゾルダの北岡弁護士の設定が、今回の龍騎編に取り込まれたわけですな。
 それにしても、龍騎の設定は当時、斬新すぎて、いろいろと物議を醸したなあ、と。

 クウガで1人、アギトで3人(アナザーアギトを入れて4人)だったところに「13人の仮面ライダーによるバトルロワイヤル」という設定で、それに感化された脚本家が後に仮面ライダー鎧武を生み出す流れも。

 で、龍騎の実質的な主役は、仮面ライダーナイトとも言われています。なお、ジオウにとってのゲイツがそっくりさんという意見ですが、ドラマ的には、ゲイツが城戸真司の、ジオウが秋山蓮の運命を踏襲した形。
 己の願いのために戦うジオウと、それを止めようとするゲイツ。そして、世界の崩壊間際にゲイツが死んで、ジオウがバトルを終わらせて、新たな世界が立ち上がる。
 これは、龍騎のラストに通じますな。

 己の願いのために戦うナイトと、それを止めようとする龍騎。世界の崩壊間際に龍騎が死んで(ここも衝撃。主人公が最終回一話前に死亡して、サバイバルから脱落するとは)、最後はナイトがラスボスを倒して、新世界へ、というTVの終わりです。

 なお、そういう壮大なパラレルワールドをも内包した龍騎の物語を、ディケイドがたったの2話でどう再現するかと思えば、ライダー裁判という???な設定。
 いやあ、そりゃ龍騎の要素抽出になってるけどさ。

 でも、キバとナイトのコウモリ対決とか、やっぱりカニライダーは卑怯で情けないとか、懐かしのミラーワールドでのライダーバトルとか、そして龍騎放送当時はボツになった「仮面ライダーアビス」とか、
 TV本編では使われなかった設定を、再利用する意気込みとかもあって、次はどんな変な、でも手の込んだ料理を見せてくれるか、という楽しみが龍騎編でできたな、と。

 カードの力で戦うというのも、龍騎が初で、その後、ブレイドを経て、ディケイドに受け継がれるわけで、当時はトレーディングカードが商品玩具として非常に当たっていた時代背景も、今は懐かしかったり。

 それにしても、ディケイド放送を見ながら、ジオウでの龍騎編を思い出したり、龍騎編を思い出したり、いろいろと錯綜した記憶が入り混じりますなあ(苦笑)。
 歴史の積み重ねを感じまする。

Re: 2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/20 (Thu) 12:54:12

 不定期感想です。NOVAさんからご教示頂いたもので、「あっ、ホントだ!」と思うところがありまして。

●アークマギア(ガエルタイプ)

 マッチが自爆憎悪(?)を受けてマギア化したのを、単純にいつもの暴走だと思って観ていました。すぐにバトルにつながるわけですが、乱入した二階堂のペンギンレイダーをターゲットにし、さらに暴走ゼロワンが介入すると、三つ巴の戦いと思い込んでました。だから、マッチマギアが最後に「ベストマッチ!」と言って爆発四散するのはコメディ演出だろうと。

 そのせいで、ゼロワンのイナゴの群れ攻撃(クラスターセル→クラスターテンペスト)からペンギンレイダーを庇う一瞬のシーンを見損ねてました。ご教示を受けて観なおしてみると、確かにペンギンレイダーめがけて押し寄せる銀色バッタの群れに、マッチマギアが割って入り、ゼロワンに背を向けてペンギンレイダーを目視しつつ、両腕を開いて庇ってました。だから、レイダー化が解けた二階堂は、前エピソードの刑事とは違い、ぼろぼろの姿にならなかったわけか。

 ご教示を受けての遅まきながらですが、この一瞬を見てしまうと、自分の解釈をひっくり返さざるを得ない気がします。見合いの席にこそこそやってきたペンギンレイダーが二階堂であると見破ったときから、マッチはこうなることを予測していたと考えると、全ての符丁が合いそうです。

 イズに最低最悪の言葉を習ったのも、その備えだったわけですね。二階堂が結婚式シミュレーションに呼ばれたのも、マッチが暴走したら、二階堂がレイダー化して介入するはずという計略なんだろう。

 ごちゃごちゃしてるけど、まあスラップスティックだから、と自分を納得させてたんですが、モヤモヤは残ってました。上記の通り、確認できましてスッキリしました。ご教示に感謝します。

 それ以外もありまして、バルキリー vs 暴走ゼロワン、というより、ハチの群れ vs イナゴの群れのバトルですね。自分は「単純なパワー差の演出」くらいに思ってたんですが、もうちょっと深い、見せ方の狙いがあったわけでしたか。特に不破さんの立ち位置ですね。これも、なるほどそうだったかと思えた次第です。

Re: 2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/24 (Mon) 17:32:38

 定例感想です。
 ゼロワンはこちらで教わった通りの展開がありまして、視聴中「おおー、まさにその通りだった!」と興奮するものがあったのですが、興奮のまま感想書くと、自分でも何言いだすか分からないので、とりあえず頭を冷やしてからにします。

●仮面ライダーフォーゼ(第23話:白・鳥・同・盟、第24話:英・雄・願・望)

 フォーゼは前から「こいつが怪しいのでは?」と思わせておいての、「実はあいつでした」が多く、自分的にはツボの1つです。今週のエピソードでは、それを強く打ち出した感じがあり、大変楽しめました。

 ただし、「視聴者だけには真相を見せる」とはせず、作中キャラクターにはっきり真実を確認させるものでした。ストーリーも半ばですんで、これからは作中キャラクターも1つずつ事実関係を掴んでいく流れになるのかな、と期待するものはあります(観ているこちらだけが分かっていることが増えてくると、「弦太郎らはいつ知るんだ」みたいに焦れてくるものがあったりします ^^;)。

 それはさておき本編。白いヒーローらしきキャラクターが現れて、悪を叩きのめしているらしいという噂が流れるわけですね。フォーゼは白基調ですから、弦太郎が勘違いしそうになるのも道理です。が、キッグナスなる新キャラであるわけですな。その正体は誰だ、何が目的だ、というドラマが今週のエピソードのポイントでした。

 キッグナスですが、現れると白い鳥の羽が舞う、バレエダンサーのような動きをしてみせる、という特徴があるようです。落語家キャンサーのときに、自分はキックボクシングで惑わされたことをすっかり忘れてまして(^^;、途中まではミスリードにすっかり乗せられてました。

 そのキッグナスにはファンクラブというより、心酔者のカルト的な集団ができてまして、「醜いアヒルの子の会」ですね(白鳥の勇者だからか? 選民意識みたいの、ありそう)。弦太郎らに接触してきたのが、バレエコスプレ(このミスリードにも引っ掛かったorz)の江口規夫と母部田太朗ですね。会長が鳥居崎ミサで、バレエやってるけど以前は振るわなかったらしい。

 さらに、キッグナスは弦太郎らの目の前で落語家キャンサーと対決にもなりまして、キャンサーを逃走させる実力もある模様。キャンサーは既に幹部としてゾディアーツに迎え入れられており、バトルではフォーゼを寄せ付けない実力もある。それを退けるということは、1つにはキッグナスの実力が高いということでしょうし、ゾディアーツと対立しているということでもある。

 がしかし、正体が分かってからですと、キャンサーとの対決の前に江口規夫が逃げ出しているのを、ちゃんと見せてますね。キャンサー逃走後、キッグナスが去ってから、江口規夫が現れたのも、ちゃんと見せている。うーん、映像的に嘘も誤魔化しもない。
(余興的な演出で、キャンサーが踏みつけたのが弦太郎の答案用紙で、点数4点もちょっと笑った。けど、フォーゼ変身時の「3、2、1」から4を見せられると、ちょっと肩透かし食らったような気も。そこは0点だろうと ^^;。)

 それはともかく、この時点で既に流星はうかつにキッグナスを信用できない相手と見做したようですね。対照的に、弦太郎は倒すべき敵を同じくする仲間だと信じているらしい。2人の思惑はともかく、醜いアヒルの子の会にライダー部が突入しまして、会長の鳥居崎ミサと対面。

 鳥居崎ミサは意識高い系を飛び越えて、極めて傲慢でカルト教祖的、しかしキッグナスをあがめるという共通点で会はまとまっているらしい。これは流星が嫌いそうな会であり、会長であり、雰囲気ですね。野座間友子も以前はオカルトにハマっていたことから、嘘くささを感じ取った模様。

 2人は去ってしまうわけですが、これをキッグナスは会への侮辱として追って来る。この時点で、会の中の誰かがキッグナスということは確定したも同然で、状況からすると第1候補は鳥居崎ミサ。もっとも第2候補としては会のメンバーの誰かという基準ですんで、ちょっと絞りようがない。

 ともかく、現場で対抗可能なのは流星ですが、未だ正体を隠している。うっかり実力を出しそうになるも、逃げるふりをしてメテオとして戻って来るわけですな。でも友子からすると、流星が逃げて、メテオが助けに来てくれた、となり、後半で揉める原因になるわけか。

 キッグナスが急襲した理由が「会を馬鹿にしたから」といい、友子を人質に取ることといい、どうも正義っぽくなくなってきましたな。フォーゼも駆けつけるも、新スイッチのジャイアントフットを乱用したせいで、キッグナスを取り逃がしてしまう。その際、キッグナスが意味深そうなこと言ってましたな。キッグナスはフォーゼの分身だったけど、これからはキッグナスがフォーゼになる、と。

 そして後半(第24話)。友子は逃げ出した(と勘違いした)流星に絡むわけですが、突き放すわけではなく、真相を調べるから付き合えと言い出すわけですね。何するのかと思ったら、オカルト手法ですか。ですが、結果的にこの2人が弦太郎らと別行動になったことで、キッグナスの正体を突き止めることができたわけか。

 弦太郎ら、他のライダー部員は状況証拠からミサがキッグナスとの疑いを強め、本格調査に乗り出す。で、観にくいアヒルの子会に再突入したら、ミサはあっさり自分がキッグナスだと認める。観ていて「ありゃ、開き直った?」と思ったんですが、実はカルトリーダー的な「誰もがキッグナス」という台詞を吐くための前振りでしたか。

 行き詰りまして、弦太郎は江口規夫をバッティングセンターまで連れ出して、話を聞いてみる。江口も心酔する一方で、キッグナスの暗黒面も知っているようですね。我がまま、卑怯な振る舞いとかですが、この時点で「なぜそんなに詳しい?」と怪しめなかった自分が情けない。ともかく、江口の話から分かるキッグナス候補のアリバイ(?)は、

・江口規夫:キッグナスに救われたことがある。→キッグナス非該当
・鳥居崎ミサ:同上→同上

となり、「じゃあ誰がキッグナス?」状態に。でも、後知恵では「全て、あくまでも江口談」ということになります。その江口自身も真相を知らずに言っていたわけで。もう少し聞き出せていたら、自分でもこの時点で疑えたかもしれないんですが、鬼島が介入しまして江口を去らせる(後知恵ですが、鬼島が最初から策謀的に動いていたらしいことを示唆するシーンだったかも)。

 一方、流星&友子は江口がキッグナスに酷い目に遭わされる場面に遭遇。なんですが、流星らは介入せず、撮影して見守るのみ。さすがにこうなると、自分でも「あれ、もしかして?」と思い始めました(たぶん制作も「この辺りで気づいてね」という意図ありと思う)。

 案の定、流星らが撮影した動画をライダー部の面々に見せますと(このシーンでは映像は流れませんが)、江口が見えない相手と話している様子が映るわけですな。普通なら「じゃあ倒しに行こう」となりそうですが、そうはならず、自分的には燃える展開になりました。

 江口にわざと困る人々(ライダー部扮装)を見せて、引っ込み思案ゆえに人助けができない江口に、最初の一歩を踏み出させるわけですな。そうできた江口に、真相:江口の暗黒面からキッグナスが生まれた、も告げる。
(ガラスに映る自分を見せる一瞬のシーン、龍騎のミラーワールド演出に使われる場所だったりして、ジオウも思い出したりしました。だんだん「ライダー名所」的な場所が分かって来るのも楽しみの1つかも。)

 そうなりますと、潜在意識下のキッグナスと江口本心との葛藤になるわけですな。そして江口の本心が勝利。欲望を理性が打ち勝ち、理想へ向かい始める一瞬ですね。こういうの、素朴に好みです(もちろん、必然性が成り立つための段取りあってこそのことでもあります)。

 が、鬼島キャンサーが介入しまして(さすがにこうなると、ここまでの鬼島の動きの真意が見え隠れする)、江口を醜いアヒルの子の会へ拉致。白衣から黒衣に変わったミサらに詰め寄られ、江口は強制的にスイッチを行使させられる。ゾディアーツ化しても江口の本心が残るか、と思ったんですが、精神がキッグナスに乗っ取られちゃうみたいですね。

 キッグナス、今度はミサを人質に取るも(これでミサのみならず会員にも見捨てられるだろう)、功を奏せず。しかしキャンサーが再度介入しまして、戦いはフォーゼ vs キャンサー、メテオ vs キッグナスに。キッグナスは意外にも、割とあっさりとメテオに撃破される。たぶん、武道家の流星としては一度戦った相手というのもあるんでしょうけど、前に戦ったキャンサーがキッグナスを引き立てるためにわざと劣勢に見せかけたということもあるんだろう。

 そのキャンサーも右手の大カニバサミを封じられると、極端に戦力ダウンしてしまうことも判明。なるほど、あのハサミは攻防の要でしたか。剣術使いでいえば刀といった位置づけなんでしょうね。この戦いを速水校長が見ていたわけですが、鬼島とは反りが合わないようですから、この後の動きとか、ちょっと楽しみかもです。

 こちらで、NSマグフォンを使うマグネットステイツ形態はアクションに不向きと伺ってたんですが、今エピソードでようやく感じ取ることができました。重量もあるんでしょうけど、頭部から肩、胸上部を固定されると、あんなに動きづらいものだったのか。

 他のスイッチでは、今エピソードではジャイアントフットは、移動は難しそうですが上体は自由で、例えば敵から襲い掛かってくれればアクションはできそうです。マグネットステイツだといかにも無理。ひたすらマグネットキャノンをぶっ放す、いわばVFX特化の形態みたいですね。

●仮面ライダーディケイド(第7話:超トリックの真犯人、第8話:ブレイド食堂いらっしゃいませ)

 2話1エピソード形式で、後半解決編が次週になることに文句を言っておいてなんですが(^^;、後半から次エピソードに関わるキャラクターが出て来まして、それならそれでいい面もあるかと思いました。副編集長に化けていた鎌田:仮面ライダーアビス&パラドキサアンデッドですね。

 地獄兄弟とかカイザは今のところ、単発的な他ライダーからのゲストだったみたいですが、鎌田は剣(ブレイド)世界のアンデッドだったということで、スムーズに剣(ブレイド)編へ橋渡しになっている感じがしました。

 ともかく本編。まずは龍騎編後半ですね。ミラーワールドで戦っていた士、シンジ、レンが、突如現れた仮面ライダーアビスによって叩き出される。となると、アビスがカギを握っていそうな感じがありますね。

 シンジはレンが桃井編集長殺害犯だと思っているようですが、レンは否定はするものの弁明はせずに立ち去ってしまう。ちょっと不思議なレンの行動なんですが、この後、レンが抱えるシンジに対するコンプレックスが、過去の桃井編集長から明かされまして、納得性を与えてる感じです。

 立ち去ったレンは鏡内のオーディンを見つけまして、「今度こそ見つけてやる」と意味深な台詞で、ミラーワールドに突入。何を見つけるか、この時点では不明ですが、過去に戻る能力のためだったんですね。なぜなら、桃井編集長殺害を阻止し、(そうなると未遂になる)殺人犯を探り当てることができるから。

 それはともかく、写真館では鶏料理が振舞われようとしてまして、前話で捕まった鶏? ちょっと覚えてないし、もう前話はYoutubeから削除されてて確かめられないorz。が、この鶏も過去改変で助かるわけか。

 それはともかく、拘置所の夏海が鳴滝のオーロラカーテンでいったん連れ去られまして、鳴滝が自身の目的とか語り始める。その言によると、門矢士=ディケイドが「いずれ」悪魔に変わるとのこと。ということは、今の士が世界の破壊をしていないのは道理であるわけか。ただ、士が干渉した世界は破壊される運命ではあるらしい。もう1つは、夏海が士の引き起こす何らかに巻き込まれて死ぬ運命にあること。ただし鳴滝の目論見が上手く行けば、その運命は回避できるということらしい。

 夏海が拘置所に戻されますと、士らが面会に来てまして、副編集長の鎌田も交えて今後の相談らしい。シンジが主張するレン犯人説に傾きかけるんですが、ユウスケだけが異論を唱えてますね。何かレンと通じるものがあって、犯人とは思えないらしい。レンが大事な人と似ているという直感が根拠らしいんですが、大事な人とはクウガ編の八代藍刑事かな? でも八代藍は「自分は破壊することしかできない」(←このシーンで、ユウスケがレンと大事な人と共通すると言う点)とは言ってなかったような。うーん……。

 それはともかく、レン・ナイトはかなりあっさりオーディンを撃破、タイムベントを入手。これで犯行直前まで戻るわけですな。一方、士ディケイドは(拘置所での夏海に対する言動とは裏腹に)鎌田アビスを疑っていたようで、バトルしつつ問い詰めとりますね。が、鎌田アビスはアリバイを主張してとぼけるだけ。

 ダメージの大きいレンに代わり、シンジがタイムベントを行使(つまりシンジもレンを疑いきれてないわけか)、過去に戻るわけですが、(なぜか)鎌田も士も連れていかれたようですね。夏海と桃井編集長が面会しているところへ飛び込んで、士が夏海と物理的激突。

 士が窓の外を見ると、(過去の)副編集長・鎌田が腕を振るって何かを飛ばし、ユウスケがとっさに編集長・桃井を庇って、間一髪、難を逃れる。そこへレンが入って来まして、歴史改変前と同じタイミングですね。これで殺人犯については明らかとなり、鎌田が殺害して、直後にレンが発見している。レンの目撃証言通りだったわけか。

 鎌田は士が追い、シンジとレンは桃井編集長と会話になり、レンが事情を語るわけですな。要はレンは記事を書いても、シンジの写真の語るものに敵わないと悩んでいたと。しかし桃井編集長はそうは見ていないようで、戻ってくるよう促してますね。考える時間を与えるためか、一時退社も桃井編集長が勧めたらしい。

 要はレンが考えすぎなのかな。と思ったら、桃井編集長から爆弾発言出まして、この世界に人間以外の者が入り込んでいて、もしかしたら鎌田副編集長もその1人かもしれないと。なるほど、これが鎌田の犯行動機だったのか。これで事態を察したユウスケが、士と鎌田を追うわけですね。

 一方、(過去の)鎌田に詰め寄る士ですが、(未来の)鎌田が現れてややこしい事態になっとりますね。(過去の)鎌田は何がなんだか分からないが、(未来の)鎌田は事態を把握している(まあ当たり前か)。(過去の)鎌田は(未来の)鎌田に吸収される(タイムパラドクス生じているけど、いいのか?)。

 鎌田と対峙していた士、駆けつけたシンジと共に変身しまして、鎌田アビスとラストバトル。ディケイドが龍騎に与えた力は「無双龍ドラグレッダー」(の亜種?)ということでいいのかな。よう分からんです。この辺りが知らない者の悲しさですorz。アビスのほうも召喚がありまして、龍騎本編に出たアビスラッシャーとアビスハンマーが合体したアビソドンなるミラーモンスターらしい。これも何が何か、自分ではちょっと見分けつかないです。

 ともかく、敵ミラーモンスターもアビスも撃破と相成るわけですが、鳴滝が出現しまして、緑色の血を流す鎌田の傍らに立ち、事情説明。鎌田が(剣(ブレイド)世界の)ハートカテゴリーのキングにしてパラドキサアンデッドというわけですね。なるほど、これで次話の剣(ブレイド)編につながるわけか。鳴滝はこの世界(龍騎世界)の実験は終わった、士により破壊されたと言い、去ってしまう。が、なんだか嬉しそうだなあ(^^;。

 一件落着したわけですが、それを知るのは士(とシンジ)のみというわけですね。前話冒頭のユウスケの「龍騎の世界か」までは繰り返されますが、直ちに次の世界というわけで、士以外はわけがわからんだろう。鶏は助かった模様ですね。

 そして今週後半、剣(ブレイド)世界編前半ですね。ここまで感想書いて、やっと気が付いたんですが、どうやらディケイドでは「剣」と表記せず、キャラクター名同様、カタカナ表記みたいですね。自分もカタカナ表記に改めねば。

 ブレイド世界ですが、BOARD社が(国家予算等の補助を受けて)アンデッドを退治しているというわけですか。社員の地位、もといランクはトランプカードで表され、トップクラスのA、幹部級のK、Q、J、一般社員(非管理職?)が10~2。かなり細かいけど、大まかには3ランク(A、絵札、数字カード)ですね。それが社員食堂にも反映されているわけか。食堂にしてこうなら、職務上の扱いの違いはもっとひどいんだろう。

 このブレイド世界のブレイドはスペードのAのカズマで、他のAはダイヤにしてギャレンのサクヤ、クローバーのAは空席でおそらくA代行がKのムツキ(レンゲル)ですか。しかしハートは全カードが存在しない(ということは、ハートのKの鎌田絡みか?)。

 この世界の門矢士はスペードの2にして、社員食堂のコックというわけですね。最低ランクながらチーフである模様。サクヤから「派遣か?」と言われたりしてますんで、雇われコックというところか。社内に出入りできるよう、社員の資格だけ与えるため、最低ランクにしてあるんだろうか。

 それはともかく、早々にアンデッド騒動が起きまして、サクヤ・ギャレンとカズマ・ブレードが対応するも、撃退を優先するサクヤに対し、カズマは安全第一らしく、危機に陥ったムツキを救おうとしたりしてまして、仕事上の対立があるみたいですね。

 見かねた士が変身して介入しまして、あっさりとアンデッドを撃退。これで社長・四条ハジメ(カリスらしい)の目に止まるわけですな。この四条には夏海とユウスケがアプローチしたんですが、なにせ営利事業。金の出どころがないと動いてはくれない。

 士がKに昇格する一方、カズマはAから7へ降格ですか。しかしこの時点ではまだブレイド変身の権利は保持している模様ですね。しかし配属先は士が取り仕切る厨房で、カズマはこの手の仕事が苦手であるらしい。要は「プライドをへし折り、さらに失敗させて追い出す」という退職強制手段だろう。

 しかし、いったんはユウスケが乱入してカズマを奮起させるも、社長・四条はさらに段階的降格で2、さらに変身権限剥奪。さすがにカズマがキレまして、ブレイバックルを返却せずに出て行ってしまいましたな(たぶん犯罪行為)。これでサクヤ、ムツキの追っ手がかかるわけですね。

 この段階で鎌田が再登場するわけか。今話ではまだそれらしい動きはないようですが、次話では何かやらかしそうで期待したいところです。鳴滝も登場しまして、「今度こそ実験の邪魔はさせない」とか、前話ラストとちょっと違ったこと言ってますね。何がやりたいのか、今のところ不明です(聞いているTV本編ラストでは、最後まではっきりしないんだとか)。

 出て行ったカズマに最初に追いついたのが上司の士ですが、引き留めようとしてますね。士の意図は、と考える間もなく、鎌田登場、さらにアンデッド化。これがパラドキサアンデッドですか。サクヤ、ムツキも追いつきまして、全員変身。ただし、サクヤ・ギャレンとムツキ・レンゲルのターゲットはブレードで、パラドキサにはディケイドのみが対応。
 しかしそこへカリス乱入、どうやらハートのAみたいですね(士が言ってるから、たぶんそうなんだろう)。カリス、易々とブレイドを撃破してブレイバックルを奪取。これにディケイドがカズマの上司として(^^;)立ち向かう、というところで続く。

 こちらで写真がディケイドの重要なテーマと伺ってはいたんですが、この回になってようやく意識出来始めたかもです。士が例のカメラで写真を撮ろうとして、シャッターが切れず、「この世界も俺の世界ではない」と発言してました。もしかすると、写真が撮れる、それもきちんと写るようなら門矢士の本来の世界ということか。

 次回予告を見ると、ちらっと海東大樹らしき人物が映ってました。ようやく次回から登場みたいですね。

Re: 2月のスレッド(2020) - White NOVA

2020/02/24 (Mon) 19:50:47

 レス的なミニ感想です。

★フォーゼ

>弦太朗の4点

 ここで話題にされて気付いたんですが、「フォーゼだから4点(フォー)」なのではないか、と思いつつ。

>キャンサーのハサミ

 映像では向かって右であって、左腕かな、と。
 まあ、些細なツッコミですが、念のため。

 ともあれ、次は期待の卒業イベントですね。
 歴代ゾディアーツが大集合的なイベント編でもあり、今回のゼロワンの歴代ヒューマギア大集合に通じるものを感じたり。

★ディケイド

>ドラグレッダー

 元々は、龍騎が契約したミラーワールドモンスターで、体のパーツが分離して、龍騎に剣(尻尾)、盾(龍騎の肩当て、ドラグレッダーの脚部)、拳甲(頭部。火炎を放射できる)になったり、戦闘支援したり、トドメのライダーキック時に噴き出す炎で勢い付けたりしてくれます。

 しかし、龍騎自身がドラグレッダーに変形するギミックは、オリジナルにはなかった。
 とにかく、ライダーがカードでモンスターを召喚し、共に戦う「いわゆるポケモン」的なバトルも、龍騎の面白さの一つでした。

 ただし、契約モンスターは他のモンスターを倒して生命力を吸い取らないといけなくて、エネルギー補充ができなければ、契約相手のライダーを貪り食うというリスクがあって、いろいろシビアな物語だったり。

>ユウスケの大事な人

 これは、士のことを暗に指していますね。
 悪ぶっているけど、実は仲間想いという点で。

 この時点で、ユウスケは士を親友と見なしていることの描写にもなっていたり。

 一方、もっと性質の悪い海東が現れることで、士の人間関係もより複雑化する流れに。

>タイムパラドクス

 龍騎の世界では、パラレルワールドを肯定しますし、
 ディケイドが世界を破壊してしまいますからね。

 ディケイドが世界を破壊していないのは、記憶を失っているからであって、記憶を取り戻すと破壊者になるはず、です。

 一方、夏海には「仮面ライダーキバーラ」になって、ディケイドを倒す運命が提示されるのですが、それは劇場版の完結編で初めて明かされることに。

 ともあれ、タイムパラドクスによって「ディケイドが龍騎の世界を破壊した」とも受け取れるのですが、それを主導したのは鳴滝じゃないか、とか。
 真の世界の破壊者にしてラスボスは、鳴滝だろうというのが当時の視聴者の意見ですが、ディケイドの物語の真のラスボスは「ディケイド自身」でもあり、結局はディケイドの物語をどう平成ライダーの歴史に組み込むのか、というメタ的な話に収束するという。

 まあ、ディケイドがいたから、平成ライダーの各世界の壁が崩壊して、融合が加速したという流れですね。

>剣の世界

 クウガやキバ、龍騎の世界は、まだ原型を留めていますが、剣の世界はもうオリジナルとは全然違いますね。

 ボードは、人類の進化の古代史を研究する研究機関で、サラリーマン組織ではありません。
 いや、一応、研究企業ということで給料をもらって、戦っているんですけど、ボードという組織は第一話で壊滅して、生き残ったメンバーが細々とアンデッド退治の活動を続けているという民間零細組織。

 まあ、終盤になって、ボードを資金援助していた研究の元締めが出て来て、組織壊滅後も何故か給料が支払われ続けていたとか、いろいろツッコミどころの多い話なんですけど(ネタ的には、その黒幕を演じたのがウルトラセブンの森次晃嗣さん)、
 とにかく、その序盤の「企業に所属しているライダー」という設定を再構築したのがディケイド版ブレイドの世界です。

 トランプについては、元々、アンデッドの能力がトランプに封じられていて、ライダーたちはアンデッドを倒して、その力をブランクカードに封じ込めて強くなっていく設定です。
 1号ライダーがダイヤのギャレンで(演じたのはフォーゼのリブラ校長で、役名も橘さん)、1話でボードを壊滅させた張本人と疑惑を持たれます。
 主役の2号ライダーが新人のブレイド(剣崎一真)。序盤は、熱血漢の剣崎がアンデッド退治をしながら、失踪した橘さんの謎を追っていく話です。

 そして、3人めに出てきた謎のライダーがハートのカリス(相川始)。
 彼はボードに所属していない存在で、実はアンデッドだったことが判明し、だけど人間を愛する心を持ったデビルマン的な存在。
 彼の心根を知った剣崎が、彼との友情を交わし、だけどアンデッドとの戦いを繰り返すうちに融合係数が高まり、バトルを強要されていく流れに。

 ラスボスのジョーカーの正体が明かされた始と、自身もアンデッドとの融合でもう一人のジョーカーとなった剣崎の最後の決着の果てに、人類の未来が定められるという状況だったのが、剣崎はその決着をつけないように、行方をくらませてしまうことで、始に人間としての生活を続けさせる選択を選んだ。
 これがTVの最終回です。

 その後の未来が、ジオウで描かれたのですが、結果的に、ライダーの力と共にアンデッドの呪縛から解放された流れでした。

 なお、クローバーの4人目ライダーのレンゲル睦月ですが、中盤の暴走した強敵から味方化するだけで、終盤のドラマにはほぼ絡みません。

 で、ディケイド版は、序盤の企業設定と、トランプモチーフと、4人ライダーという構図だけが同じで、改変要素が大きすぎですね。
 企業設定なら、ファイズの方がまだ近いのに、そちらはまた学園物に改変されて、どんどん元ネタとの差異が広がっていきます。おのれ、ディケイド。

 もしかすると、こういう形で、世界の歪みが広がっていく演出なんだろうか。
 とにかく、今回のブレイド編は、原作の剣とは全く違う話ということを確認しておいて。

 カリスが完全な悪役だったというオチで、原作の剣ファンの怒りを買ったエピソードと記憶。

Re: 2月のスレッド(2020) - K.K

2020/02/25 (Tue) 21:16:09

 定例感想です。

 フォーゼについて、キャンサーのハサミのご指摘、ありがとうございます。仰る通りで、自分は完全に間違いました。この手の勘違いが増えてまして、健康状態含め、いろいろ要注意かなあと思ったりも。

 ディケイドのほうも、ブレイドの世界が(ライダーシリーズをよく知るファンからは特に)ヘンテコな世界ということが何か、少し分かった気がします。ジオウだと本物のレジェンドであり、ストレートなリスペクトだったわけですが、ディケイドでは別物の平行ライダーということ、もうちょっと意識して観てみる必要がありそうです。

●仮面ライダーゼロワン(第24話:ワタシたちの番です)

 レイダーとマギアの見分けについて、こちらで伺ったことを起点に考えてみまして、

・滅亡迅雷マギア:腰にゼツメライザーがある。
・アークマギア:ゼツメライザーがない再生怪人。
・レイダー:腰にゼツメライザーがなく、再生怪人でもない。

と考えておけばいいかと思いました(もう滅亡迅雷マギアは出現しないとして)。

 今話ですが、飛電ヒューマギアに或人がしてきたことが間違いではなかったことが証明されたような気がします。例えば、松田エンジですと、自分の特技を生かし、リスク承知で反スパイとして敵地に潜入、一身を犠牲にしてでも見事に成果をあげてました(密かに逃走もできたんだろうけど、或人のため、天津垓を見返してやりたかったんだろう)。

 もっとも、今話で或人を助けたのはほとんどヒューマギアだけなんですよね。唯阿はZAIAサイドのままで、ただ1人、不破諫だけが或人の盟友となってます。ヒューマギアに偏りがちな或人のバランスを取ってくれる人間として、不破がうまく作用しているようではある。

 しかし自分的にはちょっと不破に不安が(或人じゃないです)。滅が逃亡前にちょっと不破に漏らしていた言葉とか気になりまして。つまり、不破はヒューマギアなんじゃないかと。もうちょっと言えば、不破が滅亡迅雷の残る1人、亡ではないかということですね。

 これは直前に見たフォーゼから、そう思えた面は結構大きいように思います。本人も意識せずにキッグナスになっていた、という話でしたから。不破が前に亡を追いかけていたわけですが、実は防犯カメラの映像を見てみたら、不破1人しかいなかったとかあったら、結構怖いかも。

(もしそうならですが、アンチ人間の滅に対して、親ヒューマギアで人に好かれない或人となりかねず、すると天津垓がバランスの取れたキャラになってしまうかも。ガンダムSEED DESTINYではデュランダル議長が悪役なのに主張の正しさが感じられたのと同じようにことになってしまう恐れがありそう。DESTINYでは無理矢理に悪役面を強調して、キラらが力尽くで潰したわけで。……いかん、妄想が過ぎるか。)

 それはともかく本編。前話ラストからの続きで、天津サウザー vs 暴走ゼロワンですね。既に暴走ゼロワン最強、天津サウザー三日天下と思い込んでたんですが、どうやらそうではなかった。「調子に乗るな、アーク」と一撃を加え、さらに複合新技でゼロワンを強制変身解除。そんなことができるとなると、今まで暴走ゼロワンの性能・機能テストをしてたのかな、天津垓は。

 このバトル中、松田エンジが或人に呼びかけ、しかし暴走ゼロワンのハッキングを受けるわけですね。これにより、エンジはアークの意思に触れたとして天津に接近、潜入工作を図る。というのは後で分かったことで、この時点では、「ついにエンジも取り込まれたか」と思ってました。エンジは天津に駆け寄るために、イズを足蹴にするほどでしたし、天津に内部から情報提供できると持ち掛けるし。
(エンジに迫る暴走ゼロワン、ちょっと猫背気味で、怪人風の不気味さがうまく出ていたように感じます。後で暴走を克服すると、背筋を伸ばしている感じ。差異は微妙ではあるんですが。)

 ズダボロの変身解除となった或人は、Dr.オミゴトが救うわけですね(看護師ギアは、ましろちゃんじゃなかったorz)。復活したマッチも病室に駆けつけまして、前話のいきさつを語ってくれる。この話がまさにこちらで伺った内容とドンピシャでしたな。早々に二階堂輝男の海老井千春に対する相性と気持ちを見抜いて、全て段取りしていたわけでしたか。しかしアークの支配力だけは想定外だったと。
(それにしてはマッチはマギア化後も己を失わなかったのは強さでしょうし、復活後に二階堂の千春へのプロポーズまで見届けるとは、なかなかアフターフォローもいい。)

 しかし或人はしばらく動けない。ここでイズが奮起するわけですね。今まで登場したヒューマギア(社員)に呼びかける。まず宇宙野郎弟の昴と最強匠親方ですね。滅亡迅雷旧拠点に侵入しまして、プログライズキーに仕込まれた悪意のデータを入手。このとき親方が使用したドリルの破壊力が半端なかったですな。一撃でコンクリの壁をぶち抜きやがりました。もはや工具ではなく兵器じゃないか(^^;。まあ、だからこそあっという間に破壊された家屋を修復できもするんだろう。

 この悪意に基づいて、対抗する善意を集めるわけですな。それには或人に助けられたことがあるヒューマギアの好意というわけか。それをキーに込めると。ただ、このシーンで「えっ!?」と思ったのが、キーのボイスで「マツダエンジ」も混ざっていたことです。この時点では、「もしかして、エンジがこのキーにも工作を仕掛けた?」と思いました。
 ですが、杞憂でよかったです。制作としては「ほら、エンジは裏切ってないよ」というサインを出したのかもしれません。実際、直後にエンジが天津に全ては欺く演技とネタバラシしまして、エンジはマギア化されてしまう(ゼツメライザー使う滅亡迅雷タイプのアルシノ)。

 天津はサウザーとなってエンジマギアを倒しにかかるわけですが、病室を抜け出したらしい或人が駆けつけ、止めにかかる。何度もこれやっては退けられたものですが、今回は事情が違うわけですね。暴走に対抗する新装備が開発完了している。

 或人はゼロワンに変身し、またも暴走するも、新装備:プログライズホッパーブレードがそれを抑えきることに成功。久しぶりに「お前(天津垓)を止められるのはただ一人、俺だ」の名セリフ出まして、イズも一緒にポーズ決めてるとこは相変わらずあざとい。ジオウのウォズの「祝え!」くらい、毎週楽しみです(と書いてみて、イズ、ウォズ、ワズでなんか似てるかもと思ったり ^^;)。

 どうやら新生ゼロワンは今度こそサウザーのパワー・防御力を上回るようで、形勢は完全に逆転ですね。天津サウザー、エンジマギアを盾にしてゼロワンの攻撃をしのごうとするも、どうやらヒューマギアには無害な攻撃だったらしい。無害どころか、マギアをヒューマギアに戻す作用があるわけですね。

 これってゼアが意図的に組み込んだ機能なのか、それとも副作用的に生じたものなのか。まあ、どっちでもいいか(^^;。少なくとも天津垓が「いったい何をした!?」と、初めてうろたえましたな。或人ゼロワン、笑って「分かんねえだろう」と自慢するかと思ったら、「俺も分かんねえ」ですか(^^;。

 今度こそ、サウザー vs ゼロワンの文句なしの一騎打ちとなりまして、絶狼風の刃を使ってゼロワンが快勝。爆炎をバックに決めのポーズ、相変わらずいいなあ。サウザーは変身解除となりまして、天津垓はボロボロ。しかし、捨て台詞は「私が必ず勝つ」「終わりにして差し上げましょう」と相変わらず不遜ですな(なんとなく、エグゼイドの檀正宗思い出した)。

 暴走ゼロワン対策のために取ってきたデータを元にしたんでしょうか、ヒューマギアの安全対策が進んだらしく、飛電の売り上げは回復しているわけですね。これで株価も連動して回復するんだろう。天津垓のTOBに対する歯止めとなりそうです。或人もいつものジョークにイズも混じって決め。

 一方、滅は不破にいつもの「全てはアークの意思」と言ってますが、不破が俺は俺のルールで動くと返す。滅、不破が自分の意思で動いているかと不思議な問いかけをしますと、不破が突如激高、滅につかみかかって「俺は、俺だ!」と叫ぶ。この不破の反応がちょっと不安で、既に申したような危惧を覚えました。

 さらに、不破がいったん離れて戻ってみると、滅が拘束を解いて逃亡してしまっている。「どうなってやがる?」と驚く不破ですが、自分的には「もしかしたら、不破が無意識にやらかしたんでは?」という疑念が、今のところはぬぐえません。

 次回「ボクがヒューマギアを救う」では、博士ヒューマギアとのことで、探偵ヒューマギアと同じくらいユニークなお仕事ギアみたいな感じがします。予告後のキャプションでは新ライダー登場と出てまして、もしかして仮面ライダー亡が出てくれるのかなあとか期待したくなります。

Re: 2月のスレッド(2020) - White 改めShiny NOVA

2020/02/28 (Fri) 01:17:08

 2月終わりの定例感想と、ちょっとした挨拶です。

 先日、令和初の誕生日を迎え、あと1年で50歳という年齢になりました。そこで、これを期に、平成のWhiteから、令和のShinyにリフレッシュしたいと思い立った次第。

 それにしても、ここでお世話になったのも干支を1周回って、その間、K.Kさんとは長らく交友を深めさせてもらいました。
 そのことの感謝を改めて申し上げると共に、今後も節目節目を大事にしながら、作品感想語りを続けさせてもらえれば幸いです。

 3月に入ると、また学期末で仕事の方がバタバタして、書き込み文量が下がると思いますが(頻度は週1を継続したく)、
 4月の心機一転に向けて、お互い体調管理も気をつけながら(世間では感染症の話題もひっきりなしですし、何よりも季節の変わり目ですから)、程よいペースで鑑賞語りを堪能できれば、と。

 では、ゼロワン感想の前に、自分のミスの訂正をば。

>ゴーバスターズ設定

 以前、彼らの特殊能力を「ウィルスによる副作用」と記しましたが、厳密には「ウィルスに対抗するワクチンプログラムの効果で、長所と欠点が付与された」というのが正確なところでした。

・レッド:チーターのスピードを得るも、鶏を見ると固まってしまう。
・ブルー:ゴリラの怪力を得るも、長時間の使用で熱暴走し、敵味方の見境がなくなる。
・イエロー:ウサギの跳躍力を得るも、エネルギー効率が悪く、常にお菓子を口にして栄養補給しないといけない。

 とりわけ、ゼロワンに関係するのが、ブルーバスター(ビンゴ)の熱暴走。

 まあ、今回、意図的に暴走していたことがセリフでも明確に説明されたことで、前回のコメディー調に対して、今回はきちんと伏線張られた完成度の高い脚本と安心。

 なお、脚本家の人のツイッター発信が面白くて、「前編の感想で、脚本家は酒でも飲みながら書いたのか、とか、薬でもやっていたのかとの感想を聞きましたが、ぼくは素面で書きました。酒もタバコも薬もたしなみません。次回もお楽しみに」的なノリで、新人さんのフットワークの軽さ、アクティブさに期待できるかな、と思いました。
 実際、ヒューマギアそれぞれの役どころをきちんと踏まえて、メインライターさんと大きく齟齬のない話をまとめ上げたと思っています。
 松田エンジ絡みのドラマを、うまく仕組んだな、とか。

>不破さんの心配

 一説によると、不破さん=亡ではないか? という推測がありまして、自分としては、まさか、と思っていましたが、K.Kさんの今回の書き込みを読んで、ああ、その可能性もあるのかな、という気になりました。

 もちろん、亡(仮称)は女性の声で、不破さん自身だとは思わないのですが、前に亡を追跡して逃げられた(?)際に、潜在意識下にマインドコントロール的な物を仕込まれた可能性はありますね。

>雑誌情報

 月末から月初めにかけては、児童誌からのネタバレが明かされたりします。
 3月分のトピックは3つありまして、概要を紹介しておくと、

1.次回登場する赤いライダーは、復活強化した迅らしい。

2.不破さんのバルカンがパワーアップ。複数のプログライズキーを全身に仕込んだてんこ盛り形態らしい。

3.バルキリーの刃唯阿さんがサウザー社長に従い、ジャッカルモチーフのレイダーに身を堕として、ゼロワンに敵対するらしい。
 本人の意思によるものか、サウザー社長に無理やり操られてのものか、それともアークの意思かは不明。


>ベルトについて

 公式サイトの怪人リストを確認しまして。

 マギアはゼツメライザー付きが基本。
 ただし、アークマギアはベルトなし形態として、別に姿が提示されていました(さすがの芸コマ)。

 そして、レイダーの方はレイドライザーという別種のベルトが付いていますね。

 よって、現状、ベルトがないのがアークマギアの特徴で、レイダーと見分けるポイントの一つと言えますね。

 ではでは。

PS.念のため、新ハンドルは「シャイニィ・ノヴァ」と読みます。まあ、呼称は今までどおりに「NOVAさん」で問題ないですけど、枕言葉の形容詞が変わったことで、キラキラ輝く自分にバージョンアップしたつもりの遊び心ってことで。

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