創作と鑑賞の談話室

376863
●本掲示板ご利用、ご参加について(文責:管理人 K.K)

【お知らせ】ご投稿の公開は管理人承認後になります。

投稿は年齢性別その他一切を問わず、皆平等の精神で、18禁で公序良俗を守りましょう。
普段は親しく話し、時には激論も楽しみましょう。
でも、管理人からの指示は守ってくださいね。

8月のスレッド(2020) - K.K

2020/08/01 (Sat) 00:33:07

 8月の雑談スレッドです。

Re: 8月のスレッド(2020) - K.K

2020/08/01 (Sat) 21:18:38

 定期感想その1です。

 次期ライダー:セイバーが、特番で紹介されまして、公式HPにも情報が出て来て、いろいろ楽しみになります。ただ、ちょっと情報が整理できてなかったです。こちらでご解説頂いて、かなり飲み込めて来た感じです。いつもありがとうございます。

 時期の点で気になることもありまして、通例通り9月最初からの開始という点ですね。「ゼロワンの本編話数、やっぱりコロナ禍で削られたかもしれない」という点が気になったりもします。しかし、制作も熟練しているはずですから、うまく風呂敷畳んでくれると期待したいところです。

●BDリライズ(第21話:刻限のゼルトザーム)

 今話は、地球リアルでのマサキの生死を決する、エルドラでのマサキを巡る戦いでした。マサキが扇の要ながら、動いたのは聖獣クアドルン、続いてメイでしょうか。過去のヒロトの悔いをなぞるようにドラマ展開し、かつ、どうすればよかったかを暗示するような印象でした。

 ともかく本編。ヒロトらがマサキらを倒しに行くと思って、マサキ機に助けられたエルドラの子どもが心配してますね。しかし、ヒロトは「助けに行くんだ」と言って安心させる。半ば方便でしょうか。たぶん、この時点ではヒロトに「助ける/助けられる」という確信はなかったんじゃないかと思います。後のシーンでいったん迷いが見られた気がしますので。

 一方、地球リアルのマサキ病室では、不安を隠せないマサキの姉ミズキに対し、ヒロトの言葉を思い出しつつのヒナタも「きっと起きます、奇跡」「帰ってきます、必ず!」と励ましてまして、なにやらヒロトとシンクロしているような気もしますな。

 エルドラではヒロト側がヒトツメ部隊をレーダー探知、追って行くわけですね。アルスが重用しているマサキが指示に背く動きをした(エルドラ民の保護)ということは、アルスはマサキを追うだろう、とヒロトが考えたんでしょう。

 ヒトツメ部隊に追いついたら、マサキ機もいるのはいいとして、アルスは既にヒロトらを敵対者と思ってますから、交戦状態になるのは必然。もしかするとアルスはこの事態を予想していたのか、それともマサキ機の強さを考慮してか、ガンダムタイプの強敵3機も派遣していたわけですね。

 しかし、ヒロトらも抜かりはなく、新機体やら武装やら、対抗手段を整えていたと。当然、激戦となる。……わけですが、自分としては「なかなかのバトル」くらいしか分からないorz。こちらでNOVAさんのご感想を拝読して、またもですが「知るほどに楽しめるんだなあ」と。

 その頃、聖獣クアドルンはパルの補修を受けつつ、過去の失敗を悔いてますね。要はアルスに止めを刺すのをためらい、今の事態を招いたと。新しいエルドラ民はアルスの攻撃を受けるし、クアドルンはアルスに受けたダメージで飛べなくなってしまった(この点がパルと引き合うものがあるんだろうか)。

 ちょっと意外だったのが、パルの言でして、人の上に立つことになると。壮健そうな兄がいるんで、家督・家産を継ぐのは兄だと思ったんですが、パルが後継者に選ばれているらしい。それだけの力量ある人物ということだったのか。

 ともかく、翼の補修は成りまして、クアドルンはパルを信頼して、テストもなしに実戦に向かうと。激戦中のヒロトらが、やや押されている感もありますが、マサキ機に迫っているところですね。マサキを救おうとするヒロトに、マサキは自分を殺せと願う。操られていたとはいえ、多数のエルドラ民の死傷者を出した後悔に押しつぶされそうであるらしい。

 この時点で地球リアルではマサキの容態が急変するわけですね。エルドラの義体のマサキが生きる意思を失ったことが影響したらしい。エルドラでは上空から飛び込んできたクアドルンが「マサキは私がやる!」と言い、カザミらはヒトツメ部隊に専念する戦術となる。

 が、この「やる」の意味が問題なわけですな。前にクアドルンはマサキの洗脳を解除する手段(マサキ機の頭部の仮面(?)を破壊)を示唆してましたから、ヒロトらはそれを実行するんだと思ったはず。ですが、クアドルンの本意は引導を渡すということだったわけですね。

 が、敵がトランザム行使するなど、戦闘が激しくてヒロト側はクアドルンの真意まで気が回らない模様。攻撃準備の余裕ができたクアドルンが、全力の一撃をマサキに向けようとしているのを見て、ヒロトらもようやく異常事態に気が付く。

 真っ先にマサキを救いに飛び出したのがメイですね。おそらくシールド全開で、なんとかクアドルンの一撃を弾き、「マサキを殺すつもりか!」と。クアドルンは「邪魔をするな、マサキも望んでいる」と返し、ヒロトらもクアドルンの真意に気が付く。クアドルンとしては、たとえマサキが洗脳が解けても耐えられないと思い、この事態を招いた自分が引導を渡すべきと思ってのことというわけか。

 これにまずパルが怒って反論、抗弁するクアドルンにヒロトも反論。マサキを救う(?)に死を以てすれば、マサキの業も殺害の業もクアドルンが背負ってしまうんじゃないか、というわけですね。こういう言い方をしたのは、ヒロトの実体験と重なるものがあるんだろう。

 クアドルンはそれでも撃ちましたが、狙いが逸れる。と思ったら、敵の強敵3機を狙い撃ちしたわけでしたか。ただ、敵にもシールドがあり、討ち漏らしはしましたが。この流れは、やはりヒロトの後悔と重なるものがあり、かつ、どうすべきを暗示する流れだったような気がします。

・ヒロトがイヴの願いに応えて撃った→(これから)クアドルンがマサキを撃つ。
・第2次有志連合戦でヒロトは撃つも、狙いを外した→クアドルンはマサキではなく、本来の敵を撃った。

みたいな感じでしょうか。ともかくも、これでクアドルンとヒロトらの意思は1つとなったようですね。カザミ機は隠し持っていた最強モードを発動して群がる敵を退け、その隙を突くようにヒロトはマサキ機の頭部を攻撃して洗脳を解除。これにはアルスも撤退を選択し、ヒロトらは目的を達成しての辛勝といったところか。

 マサキはゼルトザームからも解放されるも、身体は消滅する。その頃、地球ではいったん心肺停止にまで陥ったマサキが蘇生し、意識まで回復するわけですね。クアドルンの最初の苦渋の選択(マサキを良心の呵責から救う)を考えると、クアドルンがマサキ機を単純に倒した場合は、地球のマサキも生きてはいなかったんだろう。ただ、マサキの良心の呵責問題は解決はしてないですね。とりあえず命は救った、次は心、となりそう。

 その頃、マサキ回復の連絡を受けたリアルのマギーは、エルドラ問題への参戦を不特定多数に呼びかける。「どえらいことしやがる」と思いました。が、カザミがエルドラでの戦いをネットに流してたのを、おそらくマギーは、あくまでもゲームとして捉えていたんだろう。カザミとて、エルドラの真相を知るまではGBN内の出来事と思ってたわけで、無理もないか。

●牙狼MAKAISENKI(第5話:奈落)

 前話が人間の陰我の醜さを描いたのに対し、今話は人間の業の深さでしょうか。事件の中心となった元芸術家の男は、ホラーに憑依されてもいない。むしろ、ホラーですら扱いかねるほどだったという感じです。元芸術家の男の最期はミステリアスでして、殺害した妻の亡霊にとり殺されたようでもあり、ホラーに襲われたようでもあり、己が良心に引導を渡されたようでもありました。

 ともかく本編。冒頭、桐箱に帛紗でしょうか、丁寧に包まれた丸い板を商談相手らしき2人に見せた男が、目を閉じて撫ぜるよう言い出す。どうもマンホールの蓋ですよね。こちらでもマンホール回と伺ってましたし。この時点では、コミカルな印象でした。たぶん、ジオウのマンホール2話の印象が蘇ったせいもありそうです。

 案の定、マンホールの蓋で、発注枚数(10枚)も満たしておらず、男は買い手2人から厳しく叱責される。すごすごとマンホールを持ち帰る男。この辺りから、「おや、コミカルではなさそう」と思いました。男の雰囲気がかなり怪しげですから。

 この男はウィキペディアで見てみると「黄島宏二」となってます。この黄島、どうやら自分が作るマンホールが芸術品、それも至高のものだと信じているらしい。もしかすると、信じたい、かもしれません。

 それだけなら、志向としては職人の域を超えたと見ることもできそうですが、どうもそうではなさそう。自分の作ったものではマンホールでも、歩行者が踏みつけると、どうも面白くなさそうな感じ。マンホールそのものに、何らかの執着がありそうです。

 黄島は自分の工場に戻ると、マンホール製造にいそしむ。仕事ぶりは真面目そうですね。が、作ったマンホールの蓋に触るとエクスタシーじみた忘我の境地に陥るらしい。とりあえず、10枚揃えて納入だけはした模様。街には黄島のマンホールの蓋があちこちに。

 そのうちの1枚の上を酔った女が歩くと引きずり込まれ、ホラー化するわけですね。これが今回のゲストメインホラー:デスホールらしい。ザルバ解説によれば、魔界へ通じる落とし穴ゲートを作って、ホラーに食わせるという、「面倒見のいいホラー」とのこと。元老院は出現を察知するも、邪気が感じられないので居場所はつかめないらしい。

 一方、カオルは「青木久展」でバイトしていまして、尊敬する画家らしい。そこへ、画廊(かな?)にマンホールの買取りを断られた黄島が通りがかるわけですね。青木久は黄島と旧知のようで、コーヒーでも飲みながら話を、と誘うも、黄島は青木がマンホールの蓋を踏んでいるの見て、機嫌を悪くして去ってしまう。

 黄島が自分の工場に戻り、マンホールを水滴で濡らすという謎の行動を取る。そこへホラー:デスホール(人間態)が声をかけてくるわけですね。デスホールは黄島のマンホールを素晴らしいと褒め、もっと作るよう促す。黄島としては、初めて自分の「芸術」を認めてくれた相手らしく、すぐに話に乗った模様。

 デスホールが黄島の蓋を褒めたのはまんざら嘘ではなく、ゲートになるオブジェだからですね。デスホール自身、黄島の蓋を通して人間に憑依したわけですから、品質・出来栄えは確認済みでもあるんでしょう。

 ここでちょっと鋼牙の刻印問題に触れられてまして、レオが魔導の薬を持って、冴島邸を訪れるわけですね。ザルバは刻印は病気じゃないと言い、レオもそれは分かっていると言う。しかし、そうでもしないとレオは居ても立ってもいられない様子ですな。
(それにしても、薬は「霊獣の肝を黒イチゴで煮込んだ」とか言ってまして、聞いただけでも臭くて不味そうです)^^;。)

 鋼牙は当初からレオのこの心配性を見抜いて、刻印について黙っていたのかもしれません。ザルバがレオをゴンザに紹介するとき、何気なしに「阿門法師の再来」とか言ってまして、将来を嘱望されていることもうかがわせてますね。

 レオは鋼牙は刻印に専念したほうがと言い出すも、鋼牙が抑えて「仕事だ」と言って、レオを連れて出かける。黄島の蓋対策ですな。警備員が背後から襲われそうになるのをこっそり助けておいて、次々とマンホールの蓋を封印していく。しかし、黄島が蓋を製造できる以上、モグラたたきのイタチごっこでしかなさそう。

 ついに青木久も餌食になりそうなところを、かろうじて鋼牙らが間に合う。騒ぎを聞きつけてやって来たカオルは、マンホールの蓋が変わっているのに気が付く。観ているこちらとしては、前のシーンでの演出が「ほら、このマンホールの蓋だよ」みたいな、念押しする見せ方してもらってますんで、「ああ、なるほど」とはなりました。

 しかし、普通は気が付かないでしょうね。少なくとも自分は見過ごすこと間違いなしです(鮮やかなカラー蓋に変わったとかなら別ですが)。カオル、さすがは画家と言うべきでしょうね。視覚的な観察と注意力が優れています。

 一方、黄島の工場。己がマンホール蓋を眺めて恍惚となる黄島ですが、一瞬、水に浮かぶ女が映る。黄島の思考イメージみたいですね。この時点では何のことやら分かりませんでしたが、真相は最後に明らかに。ともかく、またデスホール(人間態)が現れまして、出来上がった蓋を片手で持って帰る。すごい怪力ですが、黄島は不審には思ってない様子ですね。

 デスホールは帰路(?)につくも、鋼牙が立ちふさがるわけですね。バトルとなりますが、マンホールは真っ二つにされて消滅、ホラーの正体を現したデスホールもあっさり一刀両断される。今話はホラーはわき役な感じですな。

 なんとなれば、黄島の異様さはホラーの恐ろしさに優るとも劣らないから。工場でマンホール蓋作りにいそしむ黄島ですが、なぜか工場の床に自分のマンホールの蓋がはまっている。黄島が近づくと、蓋が消えて下へ続く穴になったらしい。中は暗闇ですね。

 黄島が覗き込むと、中から女が現れる。これが実は黄島が殺した妻(真弓)であるわけですな。画家で食って行けず、マンホールの蓋を作るようになった黄島を、妻は軽蔑し罵倒していたらしい。それで、ある雨の夜、黄島が妻をマンホールに落とし、蓋をして閉じ込め、水死(ないしは衰弱死)させてしまった。

 これが黄島がマンホールの蓋を、己が芸術、というより絵画として拘る理由だったわけですね。己(黄島)を画家として認めない者(妻)をねじ伏せたマンホールの蓋だからということで。だから蓋に水滴を振りつけることで完成するものでもあったらしい。もしかするとですが、黄島にとって芸術とは、自分が他人から敬われるための手段だったのかもしれません。

 ただ、ちょっと描写で分からない点も。妻視点で黄島を見上げるカットで、黄島は立ったまま動いていない様子なのに、マンホールの蓋が滑るように動いて、はまっています。単なる演出とも考えられますが、もしかすると妻殺害を決意した時点で、ホラーが手を貸してかも、とか考えてみたくなります。

 最初に申しましたが、黄島に死をもたらした者・原因に、かなりの余韻、解釈のある余地のある最期だったような気がします。ストーリーや演出から考えると「妻の怨霊」、牙狼の世界観からすると「ホラー」、現場に残された痕跡のなさからすると「黄島の良心の呵責→狂気→ショック死」。ちょっと判断つきかねます。

 ともあれ、穴の中の女が黄島を掴んだ、というところでシーンがいったん終わる。ホラーを倒した鋼牙が工場を突き止めてやってくると、既に黄島はマンホールの蓋にすがりつくような格好で、何かに怯える顔のまま死んでいる。

 しかし鋼牙は気にしないわけですね。この人間の男(黄島)が何者でもいい。ホラーは討伐し、問題のマンホールの蓋も、もう作られない。だから気にしない。ということなんでしょうけど、これはこれで思い切りが良すぎて怖いかも(^^;。なんと申しますか、幽霊を事務的に処理した、みたいな感じです。

 ともかくも、あれもこれも最後も怖い話でした(^^;。おそらくは黄島の狂気なんだけど、いかにもな狂気演出ではないだけに、かえって生々しい印象になったんじゃないかと思います。

Re: 8月のスレッド(2020) - K.K

2020/08/02 (Sun) 17:58:35

 定期感想その2です。

●仮面ライダーウィザード(第21話:ドラゴンたちの乱舞、第22話:不死鳥の暴走)

 今週分はユウゴ/フェニックスが大化けしまして、あまりの勢いにラスボス化するか、ラスボスを倒すかみたいな印象でした。初回TV放映で観てたら、「この先、フェニックスがどうなるか」と期待したかもしれません。

 しかし予習効果がありまして、来週の第23話で退場なのは分かって観ているわけで。来週分を視聴しないときちんとは分かりませんが、「豪勢な退場のさせ方だなあ」と感心したくなります。代わって台頭してくるはずのソラ/グレムリンが、フェニックスの抜けた穴を埋めてくれることに期待しようとも思います。

 ともかく本編。前話からの続きで、ベルゼバブとの対戦ですね。攻撃すり抜け能力はやはり手強く、ウィザードは己が攻撃を受けてしまい、強制変身解除に追い込まれる。止めを刺そうとするベルゼバブですが、突如、それを遮る者が。

 白い魔法使いですね。正体を知らずに観ていたら、ワイズマンに敵対する、最高度の能力の魔法使いと思い込んだかもしれません。今までもそうミスリードする演出がありましたし。ともかく、白い魔法使いが参戦すると、ベルゼバブの能力をもってしても、対抗できないようですね。

 白い魔法使い、晴人のピンチを救うべく現れたのかと思ったら、目的は別にあったらしい。晴人を連れてどこかへ消えてしまう。行った先で、晴人は白い魔法使いから、ドラゴンの力を限界まで引き出せるが、耐えられないかもしれない、と告げられるわけですね。しかし晴人は臆せず、儀式に臨む。

 一方、前話でユウゴのアパートを訪ね、ユウゴと遭遇した凜子。なぜ来たかとユウゴに問われ、怯える様子はありましたが「警察官だから」と、毅然と言い放つ。これがなぜかユウゴに響いたらしい。ユウゴはベルゼバブの人操りの能力について凜子に教える。小さな使い魔ファントムみたいのを人に取り付かせ、思うままに操るわけですな。

 そうと分かれば、と凜子は拠点の骨とう品店に急いで戻る。拠点では志保が愚痴って泣くし、瞬平は要らんこと言わないよう、しないよう拘束されてるわけですな。凜子、瞬平の戒めを解き、有無を言わせず服をはぎ取りまして、問題の小使い魔を発見、踏み潰すと瞬平が正気に返る。

 この使い魔、攻介にとっては「食事」にできるらしく、えらく惜しがってます。前エピソードでは「他人の死でファントム食うか、飢えて死ぬか」で迷ってたわけですけど、こういう描写を見ると、人の死によらないファントムでもいいらしい。グールも食ってたわけですから、もしかすると「食事」問題って、あまり絶望的なものではないのかもしれません。

 それはそれとして(^^;、瞬平で確認できましたんで、残る被害者も次々とファントムの呪縛から解放、志保の夫も元通りとなりまして、とりあえずの平和が戻る。が、ベルゼバブが健在な限り、再び術が行使され、元の木阿弥に戻ってしまうわけですね。前回は志保を無視という行動でしたが、今回は襲ってくる。

 晴人がいない今、攻介がビーストとして立ち向かうしかないわけですが、相変わらず攻撃すり抜け能力の前には為す術なしですね。そこへ晴人が帰って来る。無事、試練を乗り越えたらしい。ドラゴンの力を限界まで、というからどんなことができるようになったんだろうと思ったら、要は分身の術でしたか。4つのドラゴンスタイルを4人のウィザードで同時攻撃できるわけですね。

 ベルゼバブの攻撃すり抜け能力も、対処可能な同時攻撃数に上限があったらしい。ウィザード4人の同時攻撃で撃破されてしまいましたな。難敵の割に最期は割とあっけなかったかも。

 一方、凜子はユウゴと再会。ユウゴは味が分からないのに、おそらく凜子が持ってきてくれたという理由で、パクパク食って見せたりする(涙すら流したと思しきカットも)。かなり打ち解けた感じですね。凜子もユウゴを信用する気を起こしたのか、やりたいことをやりたいようにやったら、とアドバイスするわけですが、これがマズかった。

 ユウゴのやりたいことは「ウィザードを倒したい」で、やりたいようには「ワイズマンの命令なんか無視」だったわけですもんね。ユウゴはフェニックスに変身すると、爆発的にエネルギーを発散させ、凜子を吹き飛ばしてしまう。

 後半(第22話)に入りますと、凜子がそのまま連れ去られたことが明らかになる。観ていて、ちょっと混乱しました。前話ラストでは凜子は吹っ飛ばされたものの、重傷の様子(傷とか)はなかったみたいなんですが、後半に入ると傷、あざだらけです。てっきり、「何があった? 誰かにやられたか?」と思ったんですが、どうやらフェニックスに吹っ飛ばされたときの怪我らしい。

 そんなことは知らない晴人と瞬平、食料買い出しの帰りに攻介に呼び止められる。このせいで、電話をかけ損ね、凜子の危機を察知できなかったわけですな。どうも攻介は無自覚に波乱を起こす体質らしい(^^;。これに限らず、攻介登場以降、ドラマのテンションのアップダウンが目に見えて激しくなった気がします。

 攻介は鍋を一緒に食おう、なんて言い出すわけですが、晴人らが買った食材も奪って鍋に放り込む。迷惑な行為ですが、これが意外にも塞翁が馬になるわけですね。瞬平が改めて食料買い出しに戻ると、ソラと遭遇。瞬平はソラに渡された品を見て驚き、慌てて拠点の骨とう品店に戻る。

 慌てたのも無理はなく、渡されたのは凜子の身分証で、しかも血とかで汚れている。これはさすがに晴人も色を成し、瞬平はソラを探しに、晴人は凜子を探しに出る。が、これがソラの、ユウゴも巻き込んだ計略であるわけですね。単純なユウゴは、ソラが自分(ソラ)もワイズマンに不満がある、と漏らすと、易々と計画に乗ったらしい。

 ユウゴが凜子を人質に廃倉庫で待ってますと、ワイズマンの意を受けたミサが止めに来るわけですね。この時点ではミサ/メデューサは、ユウゴ/フェニックスは簡単に抑え込めると思っている様子。実際、ファントム態でのバトルになると、たちまちフェニックスは石化されてしまう。

 が、敗死するたびに強化されてきたフェニックスには、もう効かないわけですな。石化を簡単に解いたユウゴは「ワイズマンに伝えな、俺はやりたいようにやる」と言い放ち、ミサはもう為す術なさそう。

 一方、晴人は国安0課の木崎にも協力を依頼して、凜子を探してますね。が、事態を進展させたのはソラであるわけですね。ソラはユウゴをそそのかしておいて、しかし晴人に凜子の居場所を教える。両者をぶつけるべく、ソラが動いていることだけは確かなようです。もしかすると、ミサ/メデューサがフェニックスに対処できないことも察知していたかも。

 ともかくも、晴人は廃倉庫に駆けつけ、重傷の凜子を見、激怒してフェニックスに立ち向かうわけですね(おそらく、ソラの思惑通りであり、ユウゴの望み通りでもある)。今回もフェニックスとは未対決のドラゴン(ランドでいいのかな?)でいったんはフェニックスを退けるわけですが、やはり復活してしまう。こうなるとウィザードは対処できないわけですね。フェニックスはどのドラゴンにも耐性ができてしまってますから。

 ウィザードは凜子を救出する間もなく、フェニックスの逆襲を受けてしまい、ということろで次回へ、ですか。ユウゴ/フェニックスが面白くなってきたんですが、次回で退場というのは実に惜しい気がします。もっとも、惜しいと思うからこそ、退場に重み、印象深さも出るんだろう。ソラの花道作りでもあるのかな。

●海賊戦隊ゴーカイジャー(第31話:衝撃!!秘密作戦、第32話:力を一つに)

 こちらで、今週の2話がオーレンジャー前後編と伺って、そのつもりで観てみました。が、あくまでも途中までの感じですが、まず前半(第31話)でオーレンジャーからの継承が完了したように見えました。続く後半(第32話)OPでは、レジェンド編OPではなく、対ザンギャック編OPが使用されていて、「やっぱり、オーレンジャー編は第31話だけ?」と思いそうになりました。

 ですが第32話では、星野吾郎/オーレッドのアドバイス「仲間の力を合わせるときに、俺たちの大いなる力を使ってくれ」が肝心な場面で効いて来まして、勝利につながると。そこが分かりますと、前編(第31話)と後編(第32話)のドラマ構成的なつながりも見えた気がしました。

 自分的に気が付いたのは、第31話ではオーレンジャーが陽動の足止め戦術(丸尾桃/オーピンク)を使い、本命の作戦(星野吾郎/オーレッド)を実行するも、敵バスコに見抜かれて惜敗。第32話では、ゴーカイジャー側はハカセの必勝兵器が完成するまで、勝てないのを承知で他のゴーカイ戦士が難敵(シールドン)を足止めし、見事に逆転勝利。1巡目の失敗を2巡目で成功させる、燃える展開でした。

 ともかく本編。まずオーレンジャー前編ですが、例によってナビィの占いから始まる。「うあお~」とかいう、要領を得ないものを探せということですね。これが、オーレンジャーのU.A.O.H.=the United Air force OHrangerというわけですね。

 ゴーカージャーの面々がたどり着くのは割と簡単で、向こうから探してきたも同然だから。それが丸尾桃/オーピンクであり、会うや否や、オーレンジャーの大いなる力を渡すとオファーしてくる。しかし条件があって、丸尾桃に付き合えと。どんな試練かと思ったら、ショッピングやらなにやら、丸尾桃が求める日常的なことに付き合えと。

 ついにマーベラスが怒って、大いなる力を渡せと言い出すわけですが、裏があったわけですね。桃の行動は、星野吾郎/オーレッドがバスコを倒し、バスコが奪った各戦隊の大いなる力を奪還すること。そのため、バスコのターゲットであり、かく乱要素ともなり得るゴーカイジャーを引き離していたわけでしたか。

 星野吾郎/オーレッドは変身能力を失っているだけに、バスコも甘く見るだろう、というのも作戦立案で考慮していたかも。作戦失敗時にはオーレンジャーの大いなる力は丸尾桃からゴーカイジャーに託す。オーレンジャーの戦闘能力がないため、いざという場合は仕掛けた爆弾でバスコと相討ち覚悟までしていた。

 が、バスコのほうが一枚上手で、星野吾郎の作戦を全て封じ、オーレッドに宿るオーレンジャーの大いなる力を奪取しようとする。そこを救ったのが、駆けつけたゴーカイジャーであるわけですね。丸尾桃が渡そうとした大いなる力を拒絶し、欲しいものを自分で奪う、という理由らしい。

 この辺りのゴーカイジャーの動きはなかなか興味深いです。仕方ないからくれる、みたいなことではダメ。託すに足ると認めてから渡せ、という感じですね。レジェンド戦隊から力を継承する際、常に困難を乗り越えて認められてからでした。いわゆる通過儀礼ですね。その通過儀礼を、今回はゴーカイジャー側自ら作ったといえそうです。

 ともかく、ゴーカイ―ジャーはオーレンジャーから認められ、力を託され、ひとまずはバスコ以外は撃破する。しかしバスコが、アカレッドも恐れたと言う真の姿を現すわけですね。調べると「バスコ完全体」というものですか。大気圏外から見ていたらしい参謀長ダマラスですら警戒したらしく、次話の刺客(行動隊長シールドン)派遣につながったみたいです。

 このバスコ完全体にはオーレンジャーを継承したゴーカイジャーも為す術なしで完敗。バスコも奪いたいものは奪ったこととて、止めを刺すことなく去る。星野吾郎/オーレッドらは次話の鍵となる「仲間の力を合わせるときに、俺たちの大いなる力を使ってくれ」とアドバイスして去り、オーレンジャーがゴーカイジャーに直接かかわるのは今話限りということらしい。

 続く後半(第32話)。バスコ完全体の脅威を身をもって経験したゴーカイジャーの面々は思い思いに、個別の特訓や、武装開発にいそしむ。ここが今話前半のキーポイントですね。この時点では、個人の能力開発でチームの戦力強化を図っています。まだ「仲間の力を合わせる」の方向性がない。

 真っ先に落ち込んでしまったのがハカセで、強力な銃を作ろうとしたものの、うまくいかないから。しかし、1人で黙々とサッカー練習する少年(浅利悟志)に出会うわけですね。悟志は実力不足でレギュラー入りできず、週末の試合までになんとか、と特訓に励んでいるらしい。

 ここで偽の成功が発生しまして、頑張る悟志を見たハカセが奮起、ついに思い通りの銃を完成させる。そこへザンギャックの行動隊長にして無敵の防御力を持つシールドンが襲来。ゴーカイジャーは迎え撃つわけですが、シールドに阻まれて攻撃が通用しない。ハカセ自信作の銃も効かず、しかも銃は1回の発砲で壊れてしまう始末。

 これでハカセは前より深い絶望に陥るわけですね。で、悟志に会いに行く気を起こすわけですが、その悟志がハカセ以上に落ち込んどります。やっぱりレギュラーになれなかったわけですな。他人のためには一生懸命になれるハカセのこととて、励まし、練習まで付き合うわけですね。

 結局、悟志はハカセの懸命さに打たれたのか、サッカーをしたいという初志に帰ることができ、立ち直る(しかも、サッカーはチームで勝つという、一段上の悟りも得ている)。が、実はハカセが説得したのは自分自身ということでもあったようですね。なんでも、現実でも「他人を説得するとき、最も説得されるのは自分自身である」のだそうで。それだけに、リアリティある流れでした。

 ハカセは武器開発に戻り、鎧が入れる茶々から、はたと思い出すわけですね。前話で星野吾郎/オーレッドに言われた「仲間の力を合わせるときに、俺たちの大いなる力を使ってくれ」です。仲間の力を合わせなきゃ勝てない、と思ったハカセ、必勝の武器を作るからと言って、他のメンバーから武装を借り受ける。

 武装をハカセに渡せば、ゴーカイ戦士は文字通りの徒手空拳になるわけですが、ハカセを信じて武器を託す。そして、ハカセに武器開発を任せ、他のメンバーはシールドン迎撃に向かう。といっても、足止めで時間稼ぎが精いっぱいなことは承知の上。しかし「仲間の力を合わせる」が成った。

 レジェンドの力を駆使してシールドンに立ち向かっては敗れの繰り返しのゴーカイ戦士ですが、諦めない。ついに武器ゴーカイガレオンバスターが完成しまして、オーレンジャーの力も使い、ついにシールドン撃破。シールドンは巨大化しますが、シールドを失っていては、もはやゴーカイジャーの敵ではありませんでしたな。

 シールドンはザンギャック:ダマラスが、バスコ完全体への備え(裏切りとか)も考慮して放った刺客のようです。ということは、ゴーカイジャーとしても、シールドンに完勝したのは、バスコ撃破への第一歩となったと言えそうな気がします。

Re: 8月のスレッド(2020) - K.K

2020/08/03 (Mon) 13:53:11

 定期感想その3です。

●仮面ライダーゼロワン(第41話:ナンジ、隣人と手をとれ!)

 来週~月末の日曜全部放映あるとして、残り5話ですね。それだけに、滅亡迅雷.netのアークから離脱、衛星ゼア/アークの破壊、或人・滅の共闘から、滅の独自の人類絶滅宣言と、極めて急展開でした。

 欲を言えば、コロナ禍で特別編成となった6話分が惜しいわけで。6話分あれば、例えば滅亡迅雷4人衆のうち、既にアーク打倒の覚悟を決めた迅以外がじわじわとアークに追い詰められ、「アークに背くしかない」の決断に至る過程とか描けたんじゃないかと思います(間違いなく燃える展開になるはず)。

 しかし、撮影不可能であることはほぼ天災であって、人為では動かせない。そこで、観た通りの急展開、スピード感、目まぐるしい方向転換で描いてくれたのかなあと思ったりします。上記愚痴も観ている間に思ったわけではなく、観なおして、感想書こうと考え始めて、ふと浮かんだ考えだったりします。

 こうやろうと思ったことが、できないならできないで、できなくなった結果や影響を積極的に使おう、という制作の意図、熟練の技が見えるような気がしました。それでも、TV本編でできなかったことは、劇場版・Vシネマやノベライズで実現してくれたりするんじゃないかなと期待したくなるところです。

 どうでもいいことですが、或人が仮面ライダーゼロツーとなっても、自分は「ゼロワン」と呼んでいることに気が付きました。ゼロワンベースではなくなってますんで、まずいような気もしますが、或人サイドを表すときには「ゼロワン側」のように呼んでおこうかと思います。

 それはともかく本編。仮面ライダーアークゼロを撃破された滅亡迅雷四人衆、いや迅を除く三人衆は拠点に撤退するも、滅は衛星がある限りはよみがえると嘯いてますね。前話でも言ってまして、自分は或人への警告かなと思ったんですが、今話冒頭を見ると間違いでして、自信の表れだったようです。

 或人は破壊された飛電製作所跡でキーを拾い集めてまして、全部無事だったらしい。これさえあればやり直せると言ってまして、こちらも「何度でもよみがえる」であるわけですね。敵味方、どちらもしぶといということでしょうか。

 が、いつもの或人のダジャレに不破が吹くのを契機(?)として、街中で爆発とか起こるわけですね。これは滅でも知らないアークのハッキングによる破壊工作ということらしい。前話で既にイズがシミュレーション済のアークの動きではありますが、分かっていても止める手立てはないということか。

 しかし、何が起こっているかは分かるので、或人が久々のバイクで走り回って避難誘導してますね。唯阿もハッキング径路を察知して、不破とともに頑張っている様子。天津垓もアークの仕業と察知してますが、打つ手なしの様子。ただ、そう思い知ったからこそ、その先のプランを考え始め、この後の急展開につながったようです。

 その垓のもとにイズが現れ、何か提案する。ほぼ同時に(と思われる)、唯阿はアークのハッキング停止を察知する。実際、爆発などもピタリと収まる。が、既に負傷者多数で病院はあふれかえり、多発した火災にも消防の手が回らない。

 イズが垓に提案したのはヒューマギアの復活ですね。しかし、垓はできないと言う。その真意は「或人が飛電インテリジェンス社長として行え」というもの。或人が重役会議に呼び出され、天津垓から請われて社長再就任を受諾する。いったんは自分が指名されたと勘違いした福添副社長も、或人が来たと知ると非常に喜んで、望みを託してます。

 このシーン、第1話での或人の社長就任シーンを思い出しました。あのときは、福添副社長一派が『適任の自分を差し置いて、なんでこんな奴に』という不信感、不満をあらわにしてました。それが苦楽を共にして、今話のような全幅の信頼に変わったわけですね。

 或人も第1話のような「社長って何するの?」みたいな頼りなさはなく、何をすればいいかを理解・意思決定し、実行できる頼もしさに変わってますね。これで、救命・防災・復旧にヒューマギアが多数投入され、事態は急速に改善に向かう。

 一方、滅亡迅雷ではアークと通信途絶しているようで、事情が分からず焦ってますね。特に雷が荒れている。滅はなおもアークを信じようとするも、迅が現れて説得を始める。まずは告白と謝罪で、アークを甘く見て、打倒する段取りが狂い、失敗したことですね。仮に成功していても滅が犠牲になるものだったとも。

 迅としては或人を最後の希望と見ていて、協力を求める。滅は怒り狂う感じですが、迅が傍証とした「或人は雷を助けた」が、滅ではなく雷に響いた様子があります。これがおそらく、この後の昴と協力しての、雷電の仕事につながったみたいですね。

 が、滅は受け入れず、ついに滅 vs 迅の親子(?)対決に。激戦となりますが、ライダー滅の経験値(ラーニング)が上回り、ついに迅は変身解除。しかし滅は(またも)止めが刺せないわけですな。滅は親子の情まではたどり着いてないようですが、少なくとも己の意思は自覚したらしい。

 さらに或人の社長就任演説放送が滅亡迅雷にも届きまして、少なくとも亡、雷に決意を促した感じがあります。亡は旧知(?)の不破に「(何をすればいいか)もう分かっているはずだ」と見抜かれるし、雷に至っては雷電として昴の前に現れてます。

 ただ、滅だけはまだアークに従うか背くか、迷うものがある模様。保育施設に現れまして、おそらくは戯れに弓で狙ってみたりする。そこへまたも迅が現れるわけですね。さすがに滅まで奪われると思ったらしいアーク、滅を強制支配しましてアークゼロに。再びの親子対決ですな。

 が、アークの現決断「ヒューマギアも不要、滅ぼす」は、さすがに滅に離反を決意させるに充分だった模様。滅が信じてきたのは「人類絶滅によるヒューマギアの自由」であるわけですから。滅は刀で迅を貫く寸前で、アークを自分から叩き出す。

 行き場を失ったアークは迅に取り付き、再びアークゼロ化するも、駆けつけた或人と離反の意思を固めた滅で共闘が成立。ゼロツーは既にアークゼロ撃破の実績があり、さらにライダー滅も加わっている。アークゼロは、おそらく完全には意のままにはならない迅ベース。こうなると勝利の帰趨は明らかですね。

 しかし衛星がある限り、アークゼロは復活できるうえ、ヒューマギア初期化も思いのまま。ですが、衛星を熟知する雷電&昴に破壊されてしまうわけですね。これで完全撃破、と思いかけたんですが、もともとの湖底のアークは健在じゃなかったっけ?

 滅もアークゼロを撃破すると、人間がいる限りアークは生まれるとして、「人類はやはり滅ぶべき存在だ」と宣言、迅を連れて去ってしまう。というところで続く、か。流れとしては、当初の敵ボス滅がラスボス化する流れになってる気がします。が、ライダーは捻って来るからなあ。予想がしにくいです(^^;。

 次回「ソコに悪意がある限り」では、アズが現れてアークが健在なことが示され、滅が新たなライダー形態になる、なんて悪夢(予知夢?)をイズが見るらしい。夢を見るということは、先を予想しての悲しみより、さらに深いシンギュラリティ到達なんだろうか。

 それより気になるのがイズの最期が匂わされている予告だという点ですね。アークゼロ似の白いライダー予告映像には出てまして、カラーからするとイズベースでしょうか。うーん、どうにも不吉です。

Re: 8月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/08/05 (Wed) 00:15:28

 8月最初の感想です。
 今回は多少短めになることを前もって。

★ゼロワン

 ゼロツーになっても主題歌は相変わらずゼロワンで。

 クライマックス期なので急展開なのは分かりますが、急展開すぎて見てる方の感情が付いて行かないので、何だかダイジェストを見ているような気分になります。

 撮影事情の件とか、尺の問題もあるのは分かりますが、とりあえず、ドラマでじっくり見せるところをすっ飛ばして、盛り上げるところだけ、つなげた急ぎ足な放送かな、と。
 最初から、こういうクライマックスなら凄い作品だったのですが(初期は一話完結の回も多かったし)、中盤が少しダレてた時期が長かったのと、この期に及んで、「迅を復活させたのが誰か」不明なのと、いつもなら劇場版との同時並行で盛り上げるタイミングで、劇場版の製作が遅れたのと、諸事情で自分の感情が乗っていないと思いつつ。

 それはそうと、滅が迅と激突してもトドメを刺せなかったり、ビルの屋上から地上の人間を狙おうとしていたのに「楽しそうに笑っている家族」の姿を見て、攻撃できずに武器を下ろしたり(その直後に迅が姿を現したので、迅が止めたという意見もありますが、自分は滅が自らの意思で人間の親子を攻撃できないのだと解釈してる)、
 とにかく、今の滅に人類滅亡の意思はないと思われます。それでも、ゼロツー或人と袂を分かつ宣言をして退いたのは、「それまでの自分の生き方を変えることはできないし、或人の手で引導を渡してもらうための偽悪的な態度かな」と思っています。
 次回には、「迅に、人間と共存するヒューマギアの未来を託して、或人との最期の決着をつける覚悟」を見せるのかな、と期待しつつ、

 それはそうと、アークワンの登場と、イズの(もしかすると)散華もあるのか、それとも或人の死同様のフェイクなのか、気にはしつつ。

 まあ、ダイジェストとは言え、サプライズ続きの構成ではあるため、感情は乗らなくても、ストーリーの見せ方、まとめ方を冷静に見届ける知的興味の観点で、最後まで見届けたいとは思います。


★ウィザード

 前半のクライマックスですね。

 倒しても死なないフェニックスさんを封じるため、オールドラゴンの力を結集する、ある意味、ウィザード最大級のバトルの見せ場と言えますので、そこに期待。

 そして、次回の後編は、仁藤の主役編で「魔法少女ビースト」というお笑いネタを期待しつつ。

★ゴーカイジャー

 戦隊恒例の合体攻撃、ゴーカイガレオンバスター登場。

 今回の情報量の多さを整理すると、スーパー戦隊の世界観で当然、人類側もザンギャック戦で地球を守る布陣を固めていたことが分かります。
 変身能力を失っても、軍人としての防衛力はあるわけですが、そこをゲリラ的に襲撃してきたバスコ。

 なお、軍人系戦隊で大規模なのは、チェンジマンとオーレンジャーと思われますが、今回、チェンジマン、フラッシュマン、マスクマンの3つの大いなる力がバスコに奪われたことが判明し、
 他の軍人系組織だと、ゴレンジャー、バトルフィーバー、サンバルカンぐらいかな。ジャッカーは警察系だし、他は民間の研究所か、忍者とか、個人単位のチームですからね。

 ともあれ、海賊戦隊はそもそも地球を守るために戦う戦隊ではなく、宇宙最大のお宝探しが目標。ザンギャックとは因縁があるので戦ってはいるけど、戦う動機は地球のためではなくて、義侠心に基づくもの。
 そこに地球人代表の鎧が加入して、戦隊精神を教え込んでいる最中ですが、メンバー各人も戦隊OBからスーパー戦隊の伝説を教わりながら、だんだん戦隊らしさを吸収している最中なわけですね。

 そして、ここに来て、ようやく「5人が力を合わせての必殺武器」登場と。
 これまでが、単独攻撃ファイナルウェイブの一斉攻撃だけだったのが、ようやく恒例のバズーカ登場で、お馴染みの構図(一つの大型武器をみんなで構えて、ドカーン)を発動。

 まあ、他には、ボール型爆弾とか、メンバー各人の武器を合体させたりとか多彩ですが、バズーカが一番迫力があって、絵になりますな。

 ともあれ、どんどん戦隊らしさを学んでいく海賊戦隊が、地球の守りを軍事組織からも委ねられたのが、今回の目玉になりました。

 次回は、ダイレンジャーのゲスト回で、鎧の主役回。
 彼の役者の一番好きなキャラが、ダイレンジャーの6人めのキバレンジャーです。
 ダイレンジャーは中国拳法と、中華伝説獣の戦隊で、キバレンジャーは白虎の力を備えます。

 一方で、赤のリュウレンジャーは、文字どおり龍の力で戦うラーメン屋で、後に初代仮面ライダー龍騎となったりします(龍騎の主役は、非業の死を遂げた初代から変身能力を継承した2代目設定)。
 リュウレンジャーの操る巨大赤龍の龍星王が、龍騎の操るドラグレッダーにデザインがそっくりで、さらに、そのデザインがセイバーの操るブレイブドラゴンにそっくりで、うわ、懐かしいってなる奴。

 龍星王、ドラグレッダーと画像検索すると納得できるか、と。
 なお、ディケイドが龍騎をドラグレッダーにファイナルフォームライドする「人型が細長い東洋龍に変形するシステム」は、龍星王が人型ロボに変形するシステムを流用していて、玩具ギミックとしても継承されている点が面白かったりも。

 で、話を戻して、鎧が念願のダイレンジャーゲスト回で、キバレンジャーとして活躍したのを、役者さんが大はしゃぎで語っていたのを記憶していたり。
 自分が幼少期に好きだったヒーローに変身できると、そりゃあ嬉しいだろうと微笑ましく。

 では、今回はこれにて。

Re: 8月のスレッド(2020) - K.K

2020/08/07 (Fri) 14:07:40

 定期感想その1です。

●仮面ライダー剣(ブレイド)(第1話:紫紺の戦士、第2話:謎のライダー)

 東映公式Youtubeのライダー20作記念ではなく、改めて第1・2話をやってますね(しかもプレミア公開もした)。ということは、第3話以降もやってくれる、通常ネット放映リストに入ったと考えてよさそう。

 平成ライダー物としては、クウガ→アギト→龍騎→555に続く、第5作目ということですか。ウィキペディアなどによると、この剣(ブレイド)から試行錯誤するようになったとのことで、剣(ブレイド)は当初は低評価する向きがあったものの、中盤以降の盛り上がりで見直されたとかあります(響鬼だと後半から路線変更でしたか)。

 うーん、自分は「平成ライダー物は序盤が慣れるための導入で、話数2桁以降から尻上がりに面白くなる」という印象がありますんで、上記の剣(ブレイド)評価は「それって普通じゃないの?」みたいな気がしなくもありません。TV放映時は、自分は序盤で視聴をやめて後悔しているわけでもありますんで。ともかく「最後まで観たほうがいい」ではあるんでしょう。

 ともかく本編。第1・2話は20作記念(ジオウ)時に観たわけではあります。が、よく知りもせずに多数の平成ライダー1・2話を乱視聴して記憶が混乱してます。今回、改めて観て観て「やっぱり断片的にしか覚えてないなあ」とorz。

 といっても、やはりシリーズの出だしですね。世界観や主な登場人物が誰か、敵は何者か、といった紹介がメインの感じです。人類基盤史研究所(BOARD)の剣崎一真、橘朔也らがアンデッドと呼ばれる怪人と戦っている。

 そこへ、サイエンスライター志望の白井虎太郎が現れ、住む場所に困った剣崎一真に取材を条件に誘いをかけ、住居も提供する。その白井虎太郎は兄嫁が栗原遥香であり、遥香の娘:天音が姪。遥香は夫(白井虎太郎の兄)を亡くしており、喫茶店ハカランダのオーナー店主。

 そのハカランダには出自不明の相川始が最近居候するようになるが、どうも行動、言動に不審な点がある(栗原親子や白井虎太郎には見えていない模様)。予習効果を入れて考えると、当然でして、相川始はジョーカーですもんね。

 白井虎太郎によって、剣崎一真と相川始が引き寄せられていく感じですね。BOARDのほうは、剣崎一真視点では先輩格の橘朔也が裏切り、さらにローカストアンデッドの襲来でBOARDは組織としては壊滅状態に。

 それでもライダー剣として戦う剣崎一真の前に、仮面ライダーカリスが現れる。が、その正体は相川始であるわけですね。この時点では、強さでは圧倒的にカリス≫剣であるらしい。しかし、そんなことに構っている余裕がなくなる。BOARDの烏丸所長が重傷で横たわる映像が送られてきたから、で続く。

 もう少し観続けないと確かなことは言えませんが、改めて観てみた第1・2話の段階では「これでどうして、当時は低評価になったりしたんだろう?」という印象です。この先の展開を知りたくなり、期待もしたくなる要素がちりばめてある。ともかく来週以降、しっかり見届けてみたいと思います。

●BDリライズ(第23話:選択のとき)

 前話の感想時、マギーについて解釈を間違えてましたorz。エルドラの件を、マギーが依然としてGBNゲーム内と捉えていると。今話でハッキリ、マギーがエルドラ・リアルと認識している描写がありましたし、そもそもリアルでメイの保護者(?)なんですから、事情を正しく知っていて当然なのでした。

 ともかく本編。今話はまず地球リアルで態勢を整え、エルドラで用意万端整えた感じですね。まず地球リアルでのマサキ問題からでして、マサキはまだダメージは残るものの、後遺症らしきものもなく、無事に回復に向かっているようですね。

 それでも、ヒロトらのもとへバイクで駆けつけたのはさすがに。バイクから降りた途端、よろめいているようでは、よう事故を起こさなかったもんです。マサキは生真面目な性分らしく、ヒロトらへ礼と謝罪だけはせねばと必死で、無理を押してバイクを駆ってしまったんでしょうな。

 そのマサキがヒロトらと話す様子は、少し可笑しくもありますね。クマに喩えて何か言う癖があるらしい。自分(マサキ)が長期、地球リアルではこん睡状態だったにもかかわらず、回復直後からある程度は動けるのは、クマの冬ごもりのようなものだったかららしい。人間だと、普通はつかまって歩くリハビリを頑張るところからですよね。

 最近聞いた話では、イメージトレーニングをすると、シミュレーションによる技能向上だけでなく、筋力維持なども起こるらしいです。仕組みはまだ未解明の部分が多いようですが(そもそも筋肉自体が未だ謎だらけで、筋肉痛ですら完全解明に至らす)、筋肉を使うつもりになるだけでも、刺激が行くとかあるようです(傍証としては代謝向上とか)。

 それはそれとして(^^;、マサキから朗報もありまして、アルスによる次の砲撃までの時間の情報ですね。ヒロトらの前回戦闘時、やはり砲塔にダメージを与えていて、エネルギー再充填以外に、修復の時間も必要らしい。マサキはアルス支配下にあっただけに、正確な情報と見てよさそう。

 この流れだとマサキも参戦か、と思ったんですが、姉ミズキが追って来まして、かなり興奮している。考えたら道理ですよね、弟がGBNにログインしたまま昏睡状態となり、一時は危篤状態だったんですから。当然、マサキがエルドラに行く(ミズキもエルドラの実在を承知)ことが許せるわけがない。マサキもさすがに従うしかなさそうですし、ヒロトらも強いることはできない(むしろ、ホッとしている?)。

 ヒロトらだけでエルドラに行き、まずはムランらも交えての作戦会議ですね。衛星砲まで上がるのが最初の難関で、クアドルンならガンプラ1機程度なら連れていける。ヒロトは軌道上まで上がれるアーマーを用意しつつあるらしい。カザミも何やら腹案がある模様です。

 が、メイが作戦方針自体に疑義を呈する。攻略でいいのかと。メイとしてはアルスとの和平、和解のほうが妥当な目標と思えるみたいですね。アルスに積年の恨みと復讐の念があるムランは不服の模様ですが、クアドルンはアルスが本来はエルドラの守護者であることを思い出す。作戦方針は「アルスの(守護者としての)再生」で決した模様ですね。

 ということで、エルドラでの作戦物資補給のために地球に戻ると。小さなガンプラがエルドラでは巨大兵器なんですから、ある意味便利で、ある意味怖くもあるところ(マサキ機等が実例)。ともかく、必要な準備を着々と整えている。

 その頃マサキはまだ予後の入院で、病室で悶々としてますね。贖罪を果たしたいけれど、それもできないもどかしさでしょうか。ヒロトを笑顔で送り出したはずのヒナタも内心では動揺しているらしい。それを見抜いたミズキ、アドバイスをしつつも、己が苦悩も打ち明けてみたりする。励ます者は励まされるみたいな感じで、ヒナタも吹っ切れるものがあったみたいですね。

 ヒロトらは物資は調達の見込みが立ったものの、実戦に向けてのテストをどうするかが問題。ということで、メイの仲介で(GBN内の)マギーに頼むと。顔が広いから対戦相手の紹介とか、いろいろやってくれるわけですね。もっとも、それにはカザミの動画が役立ったわけでしたか。視聴者回数が物凄いことになってる。当然、ヒロトらのビルドダイバーズと対戦したい相手もわんさかいるでしょうな。

 で、その中には先代、つまりリクらのビルドダイバーズもいて、サラもいる。これで前作と完全にリンクしましたね。リクらもエルドラ・リアルへ行くかどうか不明ですが(実体化するための例の砂の量の問題もあるし)、少なくともサラは行くんじゃなかろうか。

 前にちらっと映った静止画のコマでは、先代エルドラ民の中に、イヴ似とサラ似の女性がいたような気がします。イヴが復活するかどうかは今作の鍵みたいですし、サラは健在。もしアルスが現状を正しく認識する(現エルドラ民は敵ではなく、守護対象)とすれば、イヴとサラが揃ってアルスに会うのがきっかけになるんじゃないかと思えます。

 それはそれとして(^^;、ヒナタと話して思うところがあったミズキ、病院に戻ってみると、マサキがガンプラを手に物思いにふけっているわけですな。これはマサキ参戦の暗示じゃなかろうか。仮に緒戦から加わらないとしても、(リクらの来援を得ても)劣勢に陥ったヒロトらのピンチに現れるマサキ、みたいな燃える展開を期待したくなるところです。

 今話まで観てみて、「これで風呂敷畳めるか?」という不安はほぼ解消したような気がします。それどころか、定例(?)の「最終回はお祭り」の大団円までやってくれそうな気がします。

●牙狼MAKAISENKI(第6話:手紙)

 今回登場するゲストメイン敵は、正確にはホラーではないみたいですね。ウィキペディアによると「魔戒樹エリンネルグ」で、スペシャルでは別の魔界樹が登場したらしい。スペシャルのは好意的だったらしいですが、今話のはいかにもホラー的ですね。ただし、魅入った人間は人間のまま利用し、毒殺された人間を欲するようですが。

 今話はホラーが登場しないだけでなく、こちらで伺った通り、零が主役という点でも異色回ですな。もし鋼牙が出向いて討伐していたら、どういう結末になったか想像して、実際の零による始末の付け方との比較を考えるのも面白そうです。

 ともかく本編。鋼牙と零が生身の真剣勝負で始まりまして、何かと思ったら訓練だったみたい。カオルも出てくるし(料理は相変わらず全滅状態らしい ^^;)、レオも現れますが、あいさつ程度の登場かな。コルトの情報もちょこっと出まして、東の管轄で活躍しているらしい。

 ほのぼの進行はそこまでで、おそらく指令を受けて零が討伐に向かった先は田舎の一軒家ですな。変わった枝ぶりの木があります。葉がないので枯れ木かと思ったんですが、どうやらそうではないらしい。

 おそらく時間が巻き戻りまして、連続殺人の顛末が語られる。例の木は家の中から見ると、枝が真ん丸になっていて、なかなかの見もののようです(特に月と重なると絶景)。それに、妙に人を引き付けるものがあるらしい。

 まずカメラマンらしき男が撮影していると、家の主夫婦らしき男女が声をかけて招き入れる。で、飯を食わせ、茶も振舞うが、カメラマンの男は苦しみだし、死んでしまう。おそらく毒殺ですね。その死体を木の根元に埋めてしまう。

 夫婦はそうやって、次々と気に興味を持った人間を招き入れては毒殺し、埋めている。この時点では「快楽殺人?」という疑いも持ったんですが、そうではなかった。こうすると息子が帰って来るらしい。

 夫婦には一人息子がいて、海外で報道カメラマンとして活躍しているらしい。その息子が帰ってきます。夫婦は恐るべき連続殺人は露ほども匂わせず、一家だんらんを楽しんでますな。息子は母親にビールを勧め、父親の腰痛を心配し、母親の肉じゃがを食って「不味い不味い」と言うも、皆は嬉しそう。

 冒頭ではそういう流れなんですが、連続殺人の後にもほぼ同じことが「再生」される。ただし、息子はコロッケを食って肉じゃがが不味いと言う。どうやら機械的に動いていて、もしかすると殺して埋めた人数が足りないと、「誤動作」するのかも。だから夫婦は一生懸命(?)人殺しに励んでいたわけか。

 その息子の実際は、既に取材先の戦地で命を落としていたわけですね。死ぬ前に、戦地で拾った種に手紙を添えて親夫婦に送っていた。その種を夫婦が埋めてみると、魔界樹が育ち、死体と引き換えに息子の幻影を見せていたわけか。

 その殺人連鎖を断ち切るため、零が派遣されてきたわけですな。零には毒は効かず、仕事だと言って魔界樹討伐を始める。魔界樹は必死に戦うも、やはり鎧を装着した零の敵ではなかった模様。

 零が苦戦したのは夫婦のほうですね。魔界樹との戦闘中も息子は偽者だと夫婦を説得しようとする。が、夫婦は既に知っていて、こうして来たらしく、受け入れない。やむなく零が魔界樹を一刀両断すると、息子の幻影は徐々に消えていくが、夫婦はひたすら縋り付いて泣くのみ。

 ついに息子の幻影が消滅しますと、夫婦は零に、自分たちも討伐してくるよう頼む。が、魔戒の者が人を斬れるわけもなし。零は「ごめん、俺が斬れるのはホラーだけなんだ」と夫婦に言い、そのまま去ってしまうわけですね。老夫婦はいったん、何事もなかったかのように、戦闘で荒れた家で過ごすも、どうやら毒を仰いで、死んだ模様。息子の手紙を読みつつ、ですね。

 こうなると、零は分かっていた感じがします。夫婦は連続殺人犯ですから、ホラーは討伐、人間は司法の裁き(現行の判例ではおそらく極刑)、となるべきでしょうか。零は一時は鋼牙に対する復讐の念に囚われたこともあるだけに、夫婦の罪は許せずとも、その苦しみには同情するものがあったかもしれません。

 もし鋼牙が討伐していた場合、夫婦の罪のほうに激しい怒りを向けたかも。牙狼1stで似た事例を考えると、第17話「水槽」のホラー:ハルでしょうか。ITエンジニアを魅了して、餌食となる人間を運ばせた奴ですね。鋼牙は怒り狂ってエンジニアも断罪しようとするも、カオルがなんとか押しとどめてました。

 あれで鋼牙も成長しましたが、今話の魔界樹事件ですと、夫婦を警察に引き渡すか、元老院に処置を依頼するかしたかもしれません。もしかすると、元老院としてはそうしたくなくて、零を派遣したのかなと思ったりもします。

 それにしても、今シリーズはホラーよりも人間のほうを掘り下げてくるなあという印象です。陰我の醜さ、妄執、狂気が描かれ、今回のはどう表現したらいいんだろう。「愛も無明であり、苦を招く」みたいな仏教的な感じでしょうか。夫婦は息子を愛するあまり、息子以外には冷酷無情になってしまいましたから。

Re: 8月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/08/08 (Sat) 00:19:27

 週後半感想です。

★リライズ

 日常メイン、バトルなしの仕込み回なんですが、仕込みの内容が凄すぎた。

 物語序盤でよく見られた決戦前の模擬戦への流れですが、マギーさんのコネで、対戦相手が先代ビルドダイバーズとは。

 リクを始めとする前作主人公チームが成長した姿とか、いろいろ見られるお祭り回が次回だと。
 しかも、彼らのフォースレベルが99ですと?(集合写真の右上に表示)
 前作では、まだまだヒヨッ子だった彼らが、正にレジェンドクラスということで、次回はどんなバトルを見せてくれるんだろう? と模擬戦なのにワクワクさせてくれます。

 ある意味、最終決戦よりも盛り上がるのではないか、と思いつつ、いや、最終決戦はもっと凄いバトルを見られるんじゃないか、と、1000%の凄さを期待します。

 ドラマ的には、シドー・マサキの行動が目玉ですな。
 リクたちは、間接的にしかヒロトの助けにはなれなさそうですが、マサキは直接助けてくれそうですし、このまま、GBNに戻って来ないと、彼自身も視聴者視点でも、悔いが残る。

 とにかく、期待をいろいろしていると、その期待に応えながらも超えるレベルで、いい話を見せてもらえているので(期待どおりにならなかったのは、ヒナタがGBNに参戦しなかったことぐらい)、ここまで話を盛り上げてくれるなら、マサキが美味しい場面で登場するんだろうなあ、と期待します。

 そして、アルス改心でエルドラの民を再生復活できるような奇跡を見せてくれるなら、大団円ですな。

 あとは、後日譚的にヒナタが「私もGBNに参加しようかな」と言うシーンとかあれば、言うことないですね。

 ともあれ、次週からラスト3部作に入るのかなあ、と思いつつ、最後まで勢いよく進むことを願います。

★牙狼MS

 雨宮監督は、本作をMSと呼称してるので、それにあやかりつつ。

 この「手紙」回は、自分の初見の印象は、あまりよろしくなかったです。と言うのも、自分が牙狼に求めているものとは違った「スッキリしない回」だったから。
 いや、ドラマ的には感じ入る回なので、例えるなら「ウルトラマンでジャミラの回を見たようなもの哀しさ」あるいは、先日ここで話題にされた「ウー回」ですな。

 うおー、凄いアクション見たー、興奮したー、という気持ちになりたいのに、「あれ? 何だろう、これは?」という、じんわりした心がざわつく作品。
 前回も、ラストがざわつく感じで、さらに今話も続けて、ええと、果たして牙狼はどこに向かってるの? と思って、次回を見ると、やったー、期待どおりのものが見れた、というのが、当時の試聴記憶。

 牙狼MSとしては、次回が文句なしの本筋です。
 王道本筋が盛り上がるからこそ、たまにある異色回が印象的なシリーズ構成だったんだなあ、と。

 さて、今回のゲストキャラ、戦場カメラマンの息子を演じたのは、友情出演の高野八誠さん。
 当時は、ウルトラマンアグルや仮面ライダーライアというサブヒーロー(登場作品は、ガイアと龍騎)を演じたヒーロー俳優です。
 あ、それと仮面ライダーThe First&Nextの2号、一文字隼人でもある。

 とにかく、特撮ファンにとっての大物ゲストだったので、ホラーの人間体として大暴れするのかな、と思って見てたら、ただの幻だったり、それでも「当時はまだ珍しい涼村零の主役エピソード」で、MSが牙狼の世界観を広げようとしているんだなあ、と感じたり、
 とにかく牙狼シリーズは先行き情報の出にくい作品シリーズなので、何が来るか毎回サプライズで見てましたな。

 で、今は……展開は知っているのに、雨宮監督がツイッターで当時のメイキング裏話を公開してくれるので、貴重な視聴体験ができてます。
 コロナで仕事ができない環境だから、時間があるので、ファンサービスとして、いろいろ語ってくれるのが本当に嬉しい。

 実は、この回、最初のシリーズで没脚本になったのをブラッシュアップして、零の主役エピソードとして復活させたものだそうな。
 まあ、この回の没ネタがあったから、そこを踏み台にして生まれた1期の回もあったそうだし、ホラーではない魔界樹という設定も、人の生死を司る存在として、いろいろとイメージの源泉にもなったそうだし、

 でも、お蔵入りにならずに、MSで復刻できたからこそ、「こういうドラマをも許容する牙狼世界の奥深さ」を示し得て、監督的には非常に印象的な回だったそうな。

 MSは2クール目が大河ドラマ的に加速するので、その前に、1期で見せられなかった変化球を前半で取り混ぜたとのことで、まあ、次回は王道中の王道回ですけど、その次が時代劇回とか、自分のツボだった変化球で、とにかく毎回が「何が来るか分からないサプライズ」だったなあ、と懐古してみました。

★仮面ライダー剣

 カーレンジャーの後みたいですね。
 たぶん、次ライダーのセイバーが剣ネタだから、それに合わせる形で出して来たのかなあ。

 剣は、前半と後半でメインライターが変わってますね。その次の響鬼もそうですが、製作体制が「平成ライダーに新しい風を吹かそうとして、空回りしていた時期」だと考えます。

 自分的には、その前作のファイズが大好きでして、剣はまあ、惰性で見ていた感じです。
 まず、カードで戦うのが龍騎の二番煎じですし、当初は「サラリーマンライダー、組織のバックアップで戦う初のライダー」という売りで宣伝していたのに、
 当の組織BOARDがいきなり壊滅して、結局、「主役と、サポート役の頼りない男性と、勝気な女性ヒロイン」の前作と同じ組み合わせ、
 死んだと思われた所長が実は生きていて、謎を語ってくれるのかと思いきや、また姿をくらまし、
 しかも、ヒーロー物のノウハウをあまり知らないミステリー脚本家の変なストーリー展開(謎は散りばめるのに、謎解きが特撮番組にしてはチープというか)、
 ドラマの要素はいろいろ設定しているのに、2時間ドラマの感覚で作っているためか、展開が非常にもたつき、伏線を張るだけで、ちっとも回収しそうにない流れ、
 アンデッドという敵怪人が(デザインはいいのに)序盤は大したドラマもなく、倒されるだけの魅力のない構造だったり、

 ああ、脚本家が慣れていないと、こうなのかあ、と思わせてくれた作品ですね。

 でも、とりあえず、フォーゼを見た後だと、「リブラ校長の前世である橘さん=仮面ライダーギャレン」が楽しいと思います。

 あとは、始を中心としたドラマとして、当時は見ていましたね。剣崎はよくいる未熟な熱血漢主人公で、当時はあまり魅力を感じていませんでしたが(クールな橘さんが先輩として引っ張ってくれるなら、いいキャラ配置だと思ったのに、橘さんがどうしようもなく迷走してましたから)、
 前半は新しい風を吹かそうとして、毎回がどこに流れるか分からない逆風渦巻くドラマで、展開を真面目に読もうとすればするほど、???になっていました。

 他にトピックは、ああ、途中で牙狼のヒロインのカオルが、女アンデッド役で登場したり、
 ウルトラセブンのモロボシ・ダンさんが、BOARDのトップとして登場したりしますな。

 ともあれ「人間に化けたアンデッド」がドラマの中核になる辺りから、話が面白くなったなあ、という記憶です。

PS.何にせよ、誰が敵で、誰が味方か分からなくなる錯綜した物語が、剣の魅力といえば魅力かも。ライダー同士のバトルとか、アンデッドにも話の分かる奴がいて、それでも戦いは避けられなくて、などなど。
 バトル的には、複数カードを使えるようになって、コンボの見せ方が派手になってくると、面白くなりますね。序盤は、技がイマイチ地味。武器の剣が大きすぎて、立ち回りがトロいですし。でも、変身時に出現する巨大カードのエフェクトで、怪人を弾き飛ばすなど、だんだん見せ方がこなれて来るのを楽しむこともできるかな。

 って、語り始めると止まらないですね(苦笑)。二話一だと、当時感じた遅い展開も緩和されるのかも。

Re: 8月のスレッド(2020) - K.K

2020/08/09 (Sun) 15:41:39

 定期感想その2です。

 仮面ライダー剣(ブレイド)の第1・2話を観て、伏線、謎が多そうに見えたんですが、なかなか回収してくれないわけでしたか。あるいは回収の仕方に、ライダー物としては不満の出やすい作りだと。

 その辺りは注意、覚悟(?)して、続きを観て行こうかと思います。中盤から盛り上がる、という評判は、もしかすると脚本家の交代で作風が変わったのかな。まあ、見てのお楽しみと考えておこうと思います。

●仮面ライダーウィザード(第23話:決戦、第24話:魔法使いの祖母)

 前半のフェニックス完結編(?)は、意外にあっさりしてたかもという印象です。ラストバトル自体は、ウィザードのドラゴン4体まとめたオールドラゴン披露もあって、なかなか派手でありました(でも、スーツアクターが入って格闘戦できるデザインではなさそう ^^;)。

 フェニックスへの止めも、因果応報とはいえ、凄惨な結末ですから、詳しく描かないというのも分かります(不死って、途中まではいいようで、やっぱり呪いだなあ)。自分的に不満なのは、攻防の目まぐるしさがあまり感じられなかった点ですね。

 頭脳戦でもなし、ピンチで覚醒するでもなし。まあ、既にウィザードがオールドラゴンを会得しており、フェニックスに完勝する強さという前提からは、今話のような決着になるのが順当なんでしょうけど。

 ともかく本編。前話ラストからの続きで、フェニックス vs ウィザードですが、フェニックス圧倒的優勢。そこに(食欲で ^^;)割り込んだのがビーストで、その隙をついてウィザードは凜子をなんとか救出。ビーストは食うと張り切るわけですが、どうやら魔力不足のようで、使い魔(グリーングリフォン)共々、フェニックスに一蹴された模様。ソラが外で、この様子を窺っていたようですね。

 凜子は入院し、看護師が晴人に曰く「命に別状はない」とのこと。まず命に言及するということは、相当の重傷ということだろう(もっとも、今話ラストでは急速な回復を見せてましたが)。そこへ(連絡を受けたらしい)国安0課の木崎もやって来ますが、凜子の病室には入らず、晴人に「お前が巻き込んだ人間すら守れないとは、聞いて呆れる」と。これは罵倒というよりは、晴人がヘタレていると見て、活を入れる狙いでしょう。

 一方、フェニックスは晴人=ウィザードをおびき出そうと、街を破壊し始める。これを拠点の骨とう品店で察知したコヨミ、晴人に急報しようとしますが、攻介が止めるわけですね。晴人は凜子に付き添うべき、と建前を言うも、本音の食欲も口に出してしまいまして、危機感のなさは相変わらずですな。

 攻介はビーストとなってフェニックスに立ち向かおうとするわけですが、魔力補給してないはずですから、再び惨敗するはず。ですが、フェニックスに戦闘意欲がない。ウィザード以外とは戦う気がないわけですね。ウィザードが来ないんならやめた、とばかりフェニックスは破壊活動をやめてしまい、晴人を呼び出す伝言を残し、グールをけしかけて去る(とりあえず、攻介の用は足りたことになりそう)。

 攻介は依然として食欲で動こうとしてますが、晴人は木崎に活入れられても、凹んだだままですね。晴人を動かすきっかけは、まず凜子。ユウゴ=フェニックスと密かに会っていたと、晴人に告白するわけですな。つまり、凜子の負傷は自ら招いたことであり、さらに街への被害を出した責任もあるとなります。

 自分が凹んでるとなかなか立ち直れないもんですが、他人が凹んでいると、つい励ましたくなるもの。しかも他人を励ますと、自分にも活を入れるというのはよくあることですね。そこへコヨミの追撃が入りまして、こちらは正面切って励ます。

 これでようやく、木崎の活も晴人に遅効性で響いたようですな。攻介のもとに出向きまして、フェニックスは自分(晴人)が倒すと告げる。そろそろ息が合ってきたらしい攻介、見え見えの嘘の理由を挙げて、晴人にフェニックスを譲ると。

 これで、フェニックス vs ウィザードの1対1対決が成りまして、前対戦通り、緒戦はフェニックス優勢。しかしドラゴン4体をまとめたオールドラゴンをウィザードが投入しますと、もはやフェニックスでは敵わない模様。

 抵抗虚しく太陽表面まで吹き飛ばされるわけですね。確かに死んでも復活するが、すぐに燃え尽きて死ぬ。その繰り返しということですか。重力も強いはずですから抜け出すこともできないでしょうな(たとえ太陽が燃え尽きて白色矮星となり、さらに冷え切った後でも)。

 ウィザードが敵幹部を退場させて完勝ですが、白い魔法使いは何やら満足げですな。晴人が魔法使いとして完成したような独り言を漏らしてます。まあ、ドラゴンの試練受けさせたりで育てたわけですから、順当ではありますね。しかし予習で分かる正体を踏まえると、敵味方どちらも利用しているわけで、劇中キャラクターに真相が知られてどうなるか、ちょっとワクワクしてきます。

 ともかく、これでソウゴ=フェニックスは退場。代わってミサと協力を申し出たのが、ソラ=グレムリンというわけですな。ミサ=メデューサはワイズマンからユウゴを止められなかった失態はお目こぼししてもらってますが、汚名返上は考えているはず(失態が続けば、身の安全すら危ういかもしれないし)。それゆえ、ソラの申し出をあっさり受けたのかもしれません。

 続く後半(第24話)はちょっとコミカルで、攻介の祖母登場ですね。このおばあちゃんだけが、一人合点突っ走りの攻介にブレーキ掛けられる存在らしい。次話も見ないと分かりませんが、ドラマテンポを上げる効果のある攻介が、さらに緩急の変化が加われば、さらに面白くなりそうです。

 それはともかく、冒頭は前話からの続きで、ソラ=グレムリンがミサ=メデューサに声をかけたところから。会話の続きを見ますと、前話ラストで自分が想像した「ミサがソラの申し出をあっさり受けた」は間違いだったみたいですorz。ミサは、フェニックス退場の仕掛け人と疑ったり、実績抜きには信用する気はないらしい。

 一方、攻介ら。凜子のデートの誘いだとかで、攻介は移動ドーナツ屋ではしゃいでますな。しかし実際は、攻介の祖母:仁藤敏江が訪ねて来たわけですね。凜子は攻介の所在を尋ねた敏江を連れてきただけ。

 攻介は俊介らに、祖母:敏江には正体(ビースト)を知られないようにしてくれと頼む。観ていて「祖母が苦手らしいが、やはり心配を掛けたくないのか」と感心しそうになったんですが、実は祖母に怒られるのが怖いからでしたか。攻介は小さい頃から、事あるごとに祖母に叱られ、未だ引きずっているらしい。ですが、祖母が叱責した事例を見る限り、知らずに危ないことをする攻介を案じたゆえみたいですね(しかし現在の攻介は未だにそこを学んでないと ^^;)。

 ともかく、そこへ今回のゲストメイン敵:ワータイガー&グールが襲来してくる(これはつまり敏江がゲートということ)。ですが、攻介は正体がバレたくない余り、ビーストに変身後も(裏声で)「魔法少女」と名乗ったりしまして、スラップスティック状態ですね。ただ、攻介がうっかりして祖母:敏江に「フォントムを食わないと死ぬ」とバレてもしまう。このとき婆ちゃん、何やら察するするものがあった模様。

 敏江は晴人らの説明で自分がゲートだと理解する。攻介はそれでも自分の正体を隠そうとし、そのための騒ぎで敏江婆ちゃんと衝突までする。が、敏江は「あの魔法少女が誰か?」を消去法で探りたかったみたい。攻介もまた、祖母:敏江が心配ではあるらしいですね。後で晴人に、実家に帰る敏江を頼む。

 ですが、帰りのバスがまずかった。運転手がワータイガー(人間態)と入れ替わってるわけですな。これにはソラ/グレムリンの入れ知恵(敏江の心の支えは攻介、だろう)があった模様。

 しかし、攻介も晴人らに婆ちゃんを頼んでおいて、しかし心配でこっそり後をつけて来てたたわけですな。晴人は(おそらくワータイガーに警戒されて)バスに乗り損ねるも、変装した攻介はしっかり乗り込んでる(もしかすると、ワータイガーの狙い通り?)。

 この事態に意を決した攻介、婆ちゃんに「説教は後で」と言い、ビーストに変身して対処を開始する(これを見たワータイガーが「またお前か」と怒ってまして、やっぱり攻介は想定外?)。乗り損ねた晴人もウィザードになってバイクで追いついてくる。内外でついにバスを止め、祖母:敏江を逃がしつつ、バトルは外へ。が、この時点で祖母:敏江はついにビーストが攻介であると確信した模様。

 バトルのほうは、「ビーストはウィザードの指輪を使えないが、逆は可能」みたいな設定も示されてまして、「だとすると、今後どうなる?」みたいな興味も湧きました。それはともかく、おそらく「攻介がバトルで負けないとしても、飢えて死ぬ」と思った婆ちゃん、「私を絶望させなさい」とワータイガーに迫る(こんな毅然としてて、どうやって絶望させるのか疑問ですが ^^;)。

 このときのワータイガーの台詞「死への恐怖で絶望しろ」で、鈍い自分にもようやく彼の狙いが分かった気がします。ゲートの孫の死ではなく、ゲート本人の死への恐怖というわけでしたか。しかし、俊介が祖母:敏江を庇って倒れたところに、ソラ=グレムリンが現れて瞬平を捉え、敏江と交換だと言って連れ去る。そこで次回へ、ですか。この流れですと、「攻介と婆ちゃん、この事件を機に積年の誤解を解く」結末を期待したくなります。

●仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010(ネット放映)

 ようやく視聴できまして、これでディケイドが自分の中でも一応の完結となり、納得するものもありました。もしWもきちんと観終えていれば、「これがWの本編前のいきさつ、真の始まりだったか」と思えたんでしょうけど、序盤で視聴をやめたのは痛かったorz。

 納得できた点の1つは、例えばキバの紅渡(ARでないほう)の扱いですね。TV本編だと、紅渡の士や平行世界のライダーに対する扱いが、いかにも悪辣そうでした。が、この劇場版で(こちらで既に伺ったことではありますが)、破壊→創造のセットだったことが明かされ、ようやく(安心に近い)納得がいきました。

 物語構成としては3編になってますね(東映のOPも3回ある)。「仮面ライダーディケイド 完結編」で、士はいったん全てのライダーを滅ぼすも(破壊)、新たなライダー:仮面ライダーキバーラ(夏海)に、わざと倒される。

 しかし、これで各ライダー世界が復活する(創造)。ただ、士には「物語がない」≒「誰も覚えていない」ため復活しない。そこで、夏海らが写真を頼りに物語を創造、士復活となるわけですね。

 岬ユリコ=電波人間タックルがどうして出てきたのか、最初は作劇的な理由が分かりませんでした。しかし、士が消えたままの場合の運命を暗示する役割だったかと、視聴後に思ったりも(世界から消失してもなお居場所はある、みたいな)。

 しかし、大ショッカーを引き継いだスーパーショッカーの負の遺産「ネオ生命体」が残ってしまうわけですね。これが続く「仮面ライダーW ビギンズナイト」で討ち漏らしたデス・ドーパントと偽るダミー・ドーパントと合流してくると。

 自分的にはですが「ビギンズナイト」のほうは、左翔太郎とフィリップとの出会いと絡めつつ、「翔太郎が鳴海荘吉を(いろんな意味で)克服できるか」の物語でした。Wは序盤だけは観てましたんで、一応、すんなり観ることはできました。TV本編前の出来事ですから。

 その「ビギンズナイト」で討ち漏らした敵を追って、Wがディケイドと合流するのが「MOVIE大戦2010」ですね。ディケイドの物語としては、TV本編終盤と同じく、まずARのアスム、ワタルが救援の先陣なのが嬉しいところだったり。これで過去ライダーと真の共闘となりまして、ジオウにあのような形で介入してきたのも得心できた気がします。

 Wの物語としては、左翔太郎が、平行世界の別の鳴海荘吉/仮面ライダースカルにですが、「帽子」を認めてもらったことで、プロローグ完結といった感じ。こういういきさつがあったからこそ、TV本編で翔太郎は最初から、迷うことなく帽子をかぶっているわけでしたか。

 小ネタかもしれませんが、光栄次郎が死神博士になったのも、Wのメモリのせいと暗示されてまして(最後に栄次郎からメモリが飛び出し、栄次郎が正気に戻る)、世界観の統一に一役買っていたような。栄次郎が唐突に大幹部になったことだけでなく、ショッカーを通じて、ディケイド以降のライダー世界もつながっていると暗示された、みたいな感じですね。

 それでもディケイド編については強引なところがないとはいえません。が、いろいろ得るところ、納得するものがありました。ネット放映があるうちに、何度か観なおしておこうと思います。たぶん、近日ネット公開のライダー&戦隊の劇場版とも関わる内容がありそうな気もしますし。

Re: 8月のスレッド(2020) - K.K

2020/08/09 (Sun) 21:44:06

 定期感想その3です。

 TVのCMでも次期:仮面ライダーセイバー(聖刃)が流されるようになり、「来月から新ライダーにバトンタッチか」と。毎年のことですが、ワクワクもするし、寂しくもある微妙な感じですね。

●仮面ライダーゼロワン(第42話:ソコに悪意がある限り)

 前話時点では、まだ自分は「もしかすると制作は、じっくり描けないなら急展開で引っ張ってくれるつもりかも」という期待をしてました。ですが、今話を観終えてみると、NOVAさんが仰る「何だかダイジェストを見ているような気分」が、自分にも生じて来てしまった気がします。

 自分の妄想に過ぎないのですが、尺が足りなくなったのをストーリー・ドラマ組み替えて対処しているわけではなさそう。中断前に予定していた劇中イベントをそのままこなそうとして、各イベントが駆け足になってる感じでしょうか。

 そのため、各キャラクターの急変自体はいいとして、どうしてその急変に至ったかが描き切れず、そのため観ていて感情移入しにくい。例えば、今話で滅の見せた感情や、イズとの関係性ですね。あるいは、主人公:或人の闇堕ちが無理矢理な感じもします(イズ喪失のショックは大きいとはいえ、いきなり逆方向になるのはちょっと)。

 簡潔に言い換えてみると、キャラ変化に至る溜めを作る余裕がない、となるでしょうか。観ているこちらが歯がゆくなり、キャラクターに「こうしてくれ!」と思うほどになった時点で、(さらにちょっと遅らせて)キャラクターが変化すると、納得がいくし、満足もできます。

 キャラ変化した結果だけ与えられても、「ほう、そうなったんですか」くらいの感慨にしかなりそうにない。しかし、まだラストまで観たわけじゃない。最終話を観終えた時点で、観た甲斐のある、納得いく作品と感じられることに、期待をつなぎたいと思います。

 ともかく本編。まずイズの悪夢からですね。滅がアークワンとなり、或人を(たぶん)殺害してしまう。アズも現れ、悪意ある限りアークは生まれると言う。サイボーグ009(初期)のブラックゴーストみたいな話ですね(ライダーも石ノ森原作だし)。これがゼアのシミュレーションではない点も大事だったかも。

 悪夢に呼応するように、滅がヒューマギアに叛乱を呼びかけ、かなりの数を味方につけた模様(セキュリティ強化したはずなのに?)。アークから自立した、滅の人類絶滅計画ですね。しかし、廃倉庫に集結した滅らのもとにイズが現れ、思いとどまるよう説得を試みる。が、止めきれず、ついには滅に撃たれて破壊されてしまうわけですね。
(このイズの動きは、滅に対する強い信頼があるような描写なんですが、おそらく描写が省かれてるんで、観ていて置いてけぼり感が生じてしまう。)

 一方、天津垓。飛電インテリジェンスから退いたものの、依然としてZAIAジャパン支社長ではある。が、本社から派遣されたらしい与多垣ウィリアムソンに社長解任を通告され、サウザー課課長(おそらく部下なしだろう)へと左遷される。

 これもやや唐突ではありますが、垓はザイアスペック暴走を目論んだ件とかもありますんで、納得感はあります。しかも、サウザー課課長となれば、勝手な動きもできそうです。垓の半ば一匹狼化は、観ている自分としては歓迎できるかもしれません。

 問題があるとすれば、この時期に及んで重要キャラクターらしき与多垣が登場したことですね。迅と連絡とってまして、以前から迅と組んでアークゼロ排除を試みた同志であるらしい。つまり、ずっと以前から裏で動いていたはずと分かる人物ですね。

 しかも、今話では滅排除を迅に指示したりしてるし、そこへアズも現れたりしてる。アーク復活が偽装とすら思えるほどのかなりラスボスっぽい動きですが、どんなラスボスかをあと数話で描くのはかなりしんどそうです。

 或人は滅の行動開始、シェスタのアドバイスでようやく事態に気が付き、イズの向かった先に駆けつけるも、一足遅い。既に、不破&唯阿がライダーとして阻止にかかり、時間稼ぎにはなったものの、間に合わなかったわけですな。

 イズが身を挺してまで止めたかったのが、滅のアーク化であることらしい(後で迅も危惧しているし、かなり確実な予測があるんでしょう)。しかし、争いは止まらず、イズは滅に破壊されてしまう。

(イズ破壊のシーンで、一瞬、誤解しそうになりました。滅が撃ってから、しばらくの間、迅が画面に出て来ません。だもんで「もしかして迅が動いた?」と期待しそうになったんですが、その後、呆然とする迅が映りまして、がっかり ^^;。)

 滅は迅が止めるのも効かず、人類絶滅を再開に行ってしまう。この辺りで見せる滅の感情も、いきなり出てきた感じなので、納得や感情移入がしにくい。もともとのシナリオだと、滅とイズの対立から接点発生とか、描く予定だったんじゃなかろうか。

 それはともかく、絶滅計画再開は突如として飛び込んできた「アークワン」に阻止されてしまうわけですね。変身を解いて正体を現したのが或人。アークワンが、以前のゼロワン暴走時と雰囲気(猫背気味とか)が似ているのは、或人だったからでしたか。

 当然「なぜ?」となるわけですが、イズを破壊した滅に対する恨みを、アズに利用される形でアークワン化した模様(滅亡迅雷四人衆のデータも使われたかも)。この辺りの或人の心情の揺れも、かなり唐突な感じです。

 次回「ソレが心」では、或人が滅の復讐に向かうも、ZAIA新社長の与多垣に、唯阿、垓、不破が反旗を翻し、アークからの或人奪還を狙うみたいですね。盛りだくさんそうですが、最大でもあと3話のはず。どうまとめてくるか。

●海賊戦隊ゴーカイジャー(第33話:ヒーローだァァッ!!、第34話:夢を叶えて)

 先週のゴーカイガレオンバスターは、自分は初見では特別なもののように思ったんですが、NOVAさんのご感想の「戦隊恒例の合体攻撃」で、はっとしました。自分は恒例であるのをすっかり失念していました。

 意識して見た戦隊ものですと、かなり以前のだとハリケンジャーですが、基本が3名で、追加戦士は別流派だったり。しかも、よく考えたら最後までは観てない。視聴再開した後ですと、例えばキュウレンジャーで、人数多いせいで分隊で活動してて、全員の合体攻撃はなかったような。その前のジュウオウジャーは……どうだったか覚えてないorz。ルパトレンジャーは3人 vs 3人なので、やはり全員合体はしにくい構成。

 たぶん、そういった視聴経緯で、全員合体攻撃を失念していたかもしれません。が、「恒例の」と言われて、すぐにイメージが湧きました。シリーズを視聴していなくても、いろんなところで紹介されることでありますんで。お陰さまで、ゴーカイジャーについてもイメージ修正できました。いつも助かっておりまして、感謝です。

 ともかく本編。こちらで伺った通り、前半(第33話)が五星戦隊ダイレンジャーからの力継承ですね。鎧が天火星・亮/リュウソウジャーに認められる過程が、鎧のゴーカイジャー入りのときと重なる燃える展開でした。

 まず鎧が、敵の大食いザキュラ(分類は宇宙忍者らしい)にゴーカイセルラーを飲み込まれてしまう。これで鎧は変身できなくなる。が、ダイレンジャーの亮/リュウソウジャーに出会うわけですね。

 亮はリュウソウジャーに変身できなくなっており、今は中華屋をやっていて、商店街のバザーに餃子の屋台を出したりもしている。戦士の面影が見えない感じですが、そこがいいわけですな。

 なぜなら、敵(ザンギャック)が現れれば、拳法(赤龍拳)を駆使し、生身を顧みずに立ち向かっていくから。この落差があるからこそ、感銘も深くなります。変身できない鎧が発奮するのも納得がいきます。

 鎧とて、当初は真似事だったし、力を授かったものの、ゴーカイジャー入りの直前にはマーベラスから変身能力を取り上げられている。それでも、危険を承知で子どもを事故から救い、敵が現れれば立ち向かったわけですね。回想映像が流れてましたが、それがなくても自然と思い出す名シーンです。

 奮起した鎧に、仲間のゴーカイ戦士も参戦、ゴーカイセルラーも取り戻しまして、まずは等身大撃破、続いて巨大化戦も勝利と。シンプルで素直に燃えることができる、小気味いい話でした。

 後半(第34話)は、ルカと、幼なじみ:カインとの話ですね。以前は恋愛関係にあったような、今でも恋心が双方にあるような暗示がありますが、双方が納得して別の道を行く結末。

 その関係性に絡んできたのがザンギャックで、他人に化けられる行動隊長ヴァンナインをカインに化けさせ、一芝居打って来るわけですね。大富豪となったカインが、ザンギャックのスゴーミン襲撃に対し、言い値を支払って退散させる。

 実は本物のカインはザンギャックに捕まっている。偽カインに騙されたルカもつかまり、ゴーカイジャーの母船ゴーカイガレオンには、ヴァンナインが化けた偽ルカが乗り込んでくる。狙いは船の爆破ですね。

 しかし、様子がおかしいと見抜いたゴーカイジャー側が一枚上手でしたか。ルカが食わないブロッコリーを偽ルカに勧め、パクパク食ったことで偽者と確定。爆破もトリックでしのぐ。ヴァンナインは正体を現すも、またもやゴーカイシルバーに化けて、最後のあがきを見せるが、戦隊通でないことから、またもやバレると。

 序盤はルカとカインのいい雰囲気で始まったものの、中盤~終盤は頭脳戦でした。しかし、エピローグ的に、今度こそ本物のルカとカインの別れで締めくくりまして、話の雰囲気の変化がなかなか印象的でした。

Re: 8月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/08/10 (Mon) 12:42:39

お盆休みに突入しました。
 いろいろ見たいものがあるけど、消化不良にならないかと懸念しつつ、まずは定例ものから。

★ゼロワン

 先週は、「強敵アークワンを、ゼロツー中心にみんなでやっつけて、キレイに予定調和で終わる」と思い込んでいました。
 ラスボスは、新たに出てきたザイア社長かな、とか、アークに乗っ取られた滅とか天津とか、アズがアークワンのボディになるとか、そんな想像。

 しかし、或人がイズロスから、一気に悪意に呑まれ、アズに操られてのアークワン化とは、読めなくなったなあ、と。

 アークワンとゼロツーが同一人物だと、正に最強の存在ですね。

 で、こうなると真の主人公がやはり不破さんだった、となるわけですが。
 次回は、みんなで或人をラスボスの呪縛から救え、という展開なんでしょうが、

 或人の心の中で、「善意の象徴イズVS悪意の象徴アズ」が天使と悪魔のように戦う展開はありかなあ。
 イメージ映像として、イズVSアズと被せるように、ゼロツーVSアークワンとか見られるといいけど。

 善意と悪意を内包した人の心の中の戦いで決着をつける展開かな?
 なお、滅がこうなると、救えなくなったような気がしますなあ。イズに致命傷を与えたことで、視聴者のヘイトも相当集めている感じですし。

 ともあれ、ゼロツードライバーの中に、イズのプログラムデータが保存されていて、イズの復活がハッピーエンドの鍵だとは思いつつ。

 ともあれ、サプライズネタとしては十分な展開を見せてもらったなあ、と。

 あと、ザイアの新社長については、もしかして劇場版に関係するキャラなのかな、と思いつつ。
 劇場版への伏線として登場したけど、劇場版が延期されているので、TVでは宙に浮いた決着になるのかな。

 あるいは、TV版のゼロワンはバッドエンドで、真のハッピーエンドな完結編は劇場版にて描かれるという可能性も想定しつつ。
 TV版ではイズが散って、劇場版でイズ復活ということなら、それはそれで一つの可能性か。

 まあ、予定調和じゃなくなったことで、残り3話で、どう風呂敷を畳むのか。
 今後、3話では戦死するキャラも続出して、波乱の展開になることも想定しつつ。

★MOVIE大戦

 通称・冬映画と呼ばれるライダー祭りの元祖ですね。

 ディケイド完結編と、Wの序章的な作品をそれぞれ描いて見せて、最後に両者が合流して巨敵を倒す。
 この前代未聞のクロスオーバーに当時は驚き、おおっと盛り上がった記憶があります。

 以降は、MOVIE大戦で、Wとオーズ共演、オーズとフォーゼ共演、フォーゼとウィザード共演、ウィザードと鎧武共演、鎧武とドライブ共演まで作られ、
 ドライブとゴースト以降は「別々の話が合流する3本立て」スタイルではなく、1本の長編として構成されるスタイルになって今に至るわけですが、「前作ライダーの後日譚と、現役ライダーの新キャラ予告」というのが、例年、大きな目玉となってきました。

 Wについては、TVに先駆けて「風都を守るライダーは一人じゃない」とアクセルの顔見せで締めくくり、年明けの展開をワクワクする流れ。

 ともあれ、ディケイドの時期は、平成ライダー10周年のお祭りムードで、どんどんクロスオーバーを盛り上げていく流れで、その延長でゴーカイジャーも作られ、そして「スーパーヒーロー大戦」に至る、と。

 今回、最後にスーパーヒーロー大戦の予告を示したのも、当時のお祭り感を再現する試みで(ある意味、盛り上がり方では最盛期的な時期かと)、平成終了しての令和の方向性を模索する中での過去振り返りみたいな感覚もあるのかな、と。

 ニチアサの近年の盛り上がりのピークになったのが、ディケイドとゴーカイジャーで(ジオウの歴史的評価はこれからだと思う)、その両者がライダーと戦隊を率いて、ぶつかり合う、日本版シビルウォーかな、と。
 まあ、ストーリーはいろいろツッコミどころが多いのですが、「ライダーVS戦隊」という夢の対決を描いたお祭り映画というだけで、娯楽性はばっちり。

 そして、劇中でヒーローたちが倒されたはずなのに、巨悪が登場して、「ヒーローが同士討ちで愚かにも倒れていった。これからは悪が世界を支配する」みたいなことを言った途端、
 「とうとう出てきたな。俺たちは、暗躍するお前たちを引きずり出すために一芝居打っていたのだ!」とか、そういう理由で、ヒーロー共闘大乱戦につなげるパターン作劇。

 まあ、ストーリーとしては、毎回、「対立していた別チームが巨悪出現で共闘する、いつものパターン」を、手を変え、品を変え(戦う理由とか、復活の理由を毎年よくこじつけるなあ、と感じ入りつつ)、
 自分のお気に入りのヒーローがあっさり負けて悔しがったり、贔屓のヒーローが美味しい役どころをもらったり、いろいろ組み合わせをシャッフルした構造を(時に文句を言いながらも)楽しませてもらったなあ。

 なお、スーパーヒーロー大戦のラスボスは、ディエンド海東です。
 ライダーと戦隊の八百長試合に「お前たちはよくも騙しやがって」と観客の代わりに怒ってくれる(笑)。それだけじゃなくて、「もう君たちには付き合っていられない。ボクは手に入れたお宝で、君たちをみんな倒してやる」的なことを言って、最後に暴れてくれるわけで。

 偽悪ぶった海東が最後に美味しいところを持っていく映画です。まあ、鑑賞当時は、「おいおい、海東がラスボスかよ」と、綺麗に風呂敷を畳まないカオスぶりに呆れていましたが。
 何というか、トリックスターの海東を楽しむ映画かな、と。

 ともあれ、ゴーカイジャーとディケイドのカップリング映画を、次は仕掛けて来るんだなあ、と思いながら、ゴーカイジャーを見るのを楽しもう、と。

PS.ウィザードとゴーカイ感想は、次回に回します。

Re: 8月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/08/10 (Mon) 13:49:48

続きです。

★ウィザード

 ハードシリアスなフェニックス決着編と、コミカルな仁藤のお婆ちゃん編の流れです。

 フェニックス編については、晴人が負けて気落ちして、絶望に陥りかけたのを希望を取り戻すまでのドラマがポイントですかね。
 バトルとしては、派手だけど尺が短くて、あっさり風味というのも分かります。

 しかし、力と力のガチンコ勝負という意味では、ウィザード屈指の好カードなんですね。
 フェニックスの後釜のソラは、トリックスター的なキャラなので、フェニックスみたいな豪快さはない。
 よって、この後の展開は、細やかな心理戦の方向性になって、晴人絡みでは鬱展開が多くなる。
 一方、仁藤にスポットが当たると、途端に場がコミカルになるので、まるで月と太陽の歌詞が、晴人と仁藤の構図に思えて来る、と。

 そして、瞬平も、晴人ではなく仁藤のフォローをするシーンが多くなり(冷静な晴人よりも仁藤の方が危なっかしいので)、晴人中心の人間関係に変容が起こって来る時期。

 一方で、お婆ちゃん回の次は、いよいよメデューサ(ミサ)の妹・真由が登場します。
 このタイミングに真由が出て来ると、一人二役ということで、アズとイズみたいな対比を感じますが、
 ファントム化した悪意のミサ(でもワイズマンに忠実で、その意味でアークに忠実なアズに相当)に対し、姉と誤認したゲート候補の真由を守ろうという話になって、事情を知った真由が「姉の仇を討ちたい」という理由で、自分も魔法使いへの道を志す。

 仁藤の魔法少女ビースト発言は、冬劇場版のポワトリンネタを踏襲しつつ、真由につながる流れかな、と。
 当時は、コヨミが魔法少女に覚醒する流れかな、と思って期待してたら、ミサと双子の妹の真由登場で、連続ドラマの流れが強くなり、「白の魔法使い」が2人めの魔法使い候補として真由を拉致する怪しい行動も取り始め、いろいろと疑惑の種に。

 ミサ:妹の真由を絶望させて、ファントムに転生させようとする。
 白マホ:真由を自分の求める魔法使いに育てようとする。
 晴人:真由に茨の道を歩ませないよう、助けようとする。

 真由:力を求めて、晴人の制止に逆らい、白マホに付いて行く。

 ここで、ドラマの縦糸が、真由になって行くという。
 既存ヒロインの凜子ちゃんや、コヨミを押しやるように、ミサ真由姉妹のドラマが急浮上するわけですな。
 そして、真由の思い出の中の優しい姉のイメージで、ミサのキャラも深化していき、その悲劇に感じ入るようにも。
 やがてミサ真由の姉妹対決のドラマとか、一人二役での撮影の見せ方とか、演じ分け凄えとか、視聴当時は晴人よりも真由の運命の方を気にしていました。

★ゴーカイジャー

 ダイレンジャーの亮は中華料理だけど、ラーメンじゃなくてギョーザがメインでしたね。
 ええと、何だかタンタンメンのイメージが今の時期は強くて(未鑑賞だけど、今の特撮界隈ではロボコン映画のタンタンメンネタが賑わっている)。

 ということで、変身できなくても心はゴーカイジャー(このフレーズもカーレンジャー元ネタで、浦沢脚本つながり)な伊狩鎧くんの話です。

 なお、浦沢さんといえば、ウィザードの冬映画で、ポワトリンの話も書いています。たぶん、近日放送があると思うけど(フォーゼとの絡みで)、その前にフォーゼ映画を先に配信してほしいもの。

 それにしても、和田圭市さんの生身アクション凄いなあ、とか、実はザンギャックに襲われる商店街の人たちが、ただの一般市民ではなく、スーツアクターの人たちで、やられ演技もプロレベルとか、隠しネタがいろいろ話題に上がっていた回。


 一方、ルカの幼なじみのカインが、Wのナスカドーパント(霧彦)の役で、ムービー大戦のW映画でも、園咲姉妹と一緒にWを襲撃してました。
 まあ、ナスカもフェニックスと同様に前半だけで惜しまれながら退場したので、この回で懐かしい顔を見て、おお、霧彦さんや、と感じ入ったり。
 何だか、献身的で良い人なんだけど、アクの強い女性に惚れて、恋愛運が良くないキャラになりがちやなあ、とも。

 何はともあれ、ルカの過去が描かれる回で、少しずつマーベラス、ジョー、ルカと海賊戦隊結成の過去ドラマが明かされて行く流れが、いいなあ、と。

 あとはアイムとハカセが加入した経緯ですね。


 次回は、炎神戦隊ゴーオンジャーの前後編。
 炎神(エンジン)は喋る乗り物で、車戦隊の一つですね。
 ゴーオンレッドの相棒がスピードルで、スピードルの反抗期の息子が家出して、やがて海賊戦隊に仲間入りする流れです。

 ゴーオンジャーという作品は、人間とマシンの相棒感覚が、今のキラメイジャーに受け継がれているところがあって、2000年代は喋る巨大メカが増えて、声優ファンが戦隊に流れ込むという時期でもありました。

 あと、多元宇宙ものでもあって、キックホッパーこと矢車さんがゴーオンゴールドという追加メンバーになったりなどの話題も多く。

 家出する反抗期の乗り物というネタとか、陽性の戦隊ですな。
 スピードルJrは、後にカンゼンゴーカイオーという最強合体のパーツの一つになる重要キャラでもあります。言わば販促回なんですが、それを経て、次の2話がバカ王子のワルズギルとの決戦回に流れます。

 ワルズギルの戦死辺りから、敵側のコミカル要素がなくなって、ドラマが一気にシリアス化する流れだったな、と記憶。

PS.ウィザードのオールドラゴンですが、羽根と尻尾がCGで、スーツなのは胸から出る頭部と、両手の爪だけ。OPでは毎回出ているにも関わらず、劇中での登場シーンは少なめのレア形態。
 むしろ、劇場版のフォームチェンジ祭の花形的な感じですな。分身はしょっちゅうやるのに、4体合体はそこまでしないと戦えない強敵がフェニックス以降は少なめという事情もあったり。
 まあ、登場させるとCG駆使した派手な戦闘演出を見せないといけなくて、予算が掛かり過ぎるから、という理由もあったらしい。

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
文字色
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.