創作と鑑賞の談話室

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9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/01 (Tue) 00:01:21

 9月の雑談スレッドです。

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/01 (Tue) 09:53:23

9月最初の感想です。

 ゼロワンが終了し、次回からセイバー。
 それと、ネット版ディケイドもあと2週で終わるので、その後に何が始まるか気になるところ。
 前に想定していたクウガだといいのになあ。

★ゼロワン

 初代イズは或人の母親的保護者みたいなもので、2代目イズは或人の娘みたいなものかなあ。
 長女はアイちゃんで、次女がイズ2とかで、アイちゃんとイズ2のお喋りなんかも見てみたく。

 ともあれ、TV的には、或人が滅との決着と称した心のラーニングを果たし、誰も犠牲にすることなく、丸く収まったので当面のハッピーエンド。
 アズとの因縁は、冬の劇場版に持ち越されました。夏に公開予定だった作品を修正して冬に持ち込み、従来のMOVIE大戦および平成令和ジェネレーションから置き換え。新旧ライダー共演劇は来年春かなあ。
 実は、2021年が仮面ライダー誕生50周年になりますし、春に昭和も交えたお祭り映画がある可能性も想定したり。

 昭和と平成とゼロワンが、小説家セイバーの描く物語と絡める形で登場する映画を、今、不意に思いつきました。
 まあ、そちらはセイバーが始まってから考えるとして。

 さて、最終話の感想ですが、「腹筋崩壊太郎が出なかった」のを残念がる以外は、自分的にはきれいにまとめたなあ、と思っています。
 ビルドとジオウが「世界の作り直しリセット」的な終わり方なのに対し、ゼロワンは「時間は戻さず、それでも壊れたものを創り直して未来につなげる」形で、うまく幕引き。
 映画への橋渡しエンドになったのも、物語の丸投げではなくて、TVの物語(滅亡迅雷=ヒューマギアとの決着と和解)はきちんと終わらせ、アズとエデンの物語は「アークの残り火」としての顔見せサービスみたいなものだと。

 まあ、エデンがラスボスとは思えず、その後にアズとアークの融合した最強の敵が登場するのか、それともアズもまた救済されるのか、この辺はまた年末を楽しみにしたいです。

 ともあれ、OPの映像で「5人のライダーが並び立つラストカット」があるのですが、迅の復活と滅との和解で、冬劇場版で実現しそうです。
 何よりも、ゼロワン映画は、例年、戦隊とのカップリングだったのを、丸ごと一本で上映するのなら、普段の夏映画よりも尺が長くなりそう。盛り沢山の大団円になることを期待しつつ。

 まあ、セイバーも顔見せ程度に出演する可能性も想定しつつ。

★ゴーカイジャー

 メガレンジャー編と、それからタイムレンジャー編……と言っていいのか、いろいろ混ぜた話でしたね、2本めは。

 前者は割と単純な物語でしたが、後者は自分の記憶違いも発生しておりました。

 時空改変で倒した敵が復活したのではなく、主人公たちが時空改変のために過去に戻る話だったんですね。いろいろな時空改変ものと記憶が混ざってしまっていたようです。
 しかも、タイムリーというか、次回のキラメイジャーもタイムスリップして、過去の呪いを何とかする話ですし。

 で、メインプロットであるタイムイエローと森山母子の時空を超えた恋愛背景が叙情的なエピソードなんですが、このドモンというキャラ、「コミカルなパワーファイター」という役どころで、その恋愛模様が放送中のドラマの一本の縦筋になってました。
 森山ほなみさんは事件レポーターとして、タイムレンジャーという謎のヒーローの取材をするわけですが、そこでタイムイエローに助けられ、恋をしてしまう。
 だけどタイムレンジャーの正体は不明で、それでも追っかけるうちに、ほなみはタイムブルーに変身するイケメンのアヤセをイエローと勘違いしてしまうドタバタもあって、イエローのドモンが落ち込んだり(ほなみちゃんを好ましく思っていたため)、過去の人間との過剰な関わりは時空警察の職務上、禁じられていたりで、いろいろ波乱万丈の恋愛ドラマが展開されていたわけですね。

 なお、その2年前のギンガマンでも、パワフルマッチョのギンガブルー(演・照英氏)が一般人の女教師に純情な恋をしてしまい、どうも90年代の世紀末戦隊は恋愛ドラマの側面も時々見せていた、と。
 その方向性が、平成ライダーに持ち越されて、21世紀の戦隊は差別化のためか、恋愛劇は抑えめになった感じですが。創り手の中では年少向けの戦隊と、年上向けの平成ライダーという分け方があって、その後、平成ライダーの大人向け要素が牙狼に流れて、ライダーの方は電王からディケイドにかけてシリーズコラボのお祭り的な様相を呈していく流れ。

 さて、戦隊にしては、年少視聴者を切り捨てて大人向きなドラマを展開したタイムレンジャー(クウガと同時期)なんですが、メインライターは小林靖子さんですね。
 未来から来た時空警察の4人と、一人だけ現代人のレッドが、未来の時空監獄から脱走した犯罪者集団ロンダーズ・ファミリーと戦う話ですが、そこにはある未来人(主人公の一人二役)の陰謀的な思惑も秘められていて、いろいろとややこしいタイムパラドックス的な展開が、SF作品としても面白い。
 アクションなどの映像も、当時のSF映画の最先端だったマトリクスを取り入れた斬新なもので、設定もドラマも映像も非常に斬新だったという記憶。

 まあ、放送時期の2000年というのが、新世紀に向けて新しいものを……という風潮が盛んでしたし、最終回後のスペシャルでは、時間もの設定を利用して、過去の戦隊を振り返ろうスペシャルだったし、重要なメモリアル作品だった、と。

 でも、ゴーカイのこの回は、タイムレンジャーだけじゃなくて、非常に複雑な戦隊コラボを見せています。
 ゴーカイの前番組がゴセイジャーで、その前がシンケンジャー。
 ゴセイジャーは戦隊総出演映画で共演していて、すでに大いなる力をゲット済み。シンケンジャーも初期にゲットしていましたね。
 じゃあ、どうして、その2作が? という流れなんですが、彼らの登場シーンは春映画の『ゴセイジャーVSシンケンジャー』からの引用。戦隊は、番組終盤の冬から春にかけて、前年の戦隊とコラボするVS映画あるいは映像ソフトを公開する伝統が90年代半ばからありまして。

 そして、その中で新戦隊の顔見せシーンもあったわけですね。
 現役戦隊と前年戦隊が力を合わせて立ち回っている裏で、「新戦隊が密かに戦っていた」というシーンが当時の恒例だったんです。

 でも、ゴーカイジャーはもっと派手に歴代戦隊との共演劇を一年かけて展開していたものだから、逆に「密かに先輩戦士を支援する当時の伝統」を見せることができていなかった。
 だから、この回で、そういう「やり残した儀式」を披露した形になります。何というか非常にマニアックな回だった、と。

 しかも、ゴセイジャーについては、もう一つのネタが。
 ゴセイジャーという作品は、敵対組織が大きく3つありまして(そして、それらを陰で操るラスボス含めて4種類の敵が)、一つの敵を倒せば、次の組織が出現してクールごとに新展開が……という作品。
 そして、今回出てきたマトリンティスのメタルAは、この時期にはまだ表立った活動を開始していないという設定。

 ゴセイジャーが他の組織と戦っている時期に、密かにデータ収集のための活動を始めていたメタルAが、思わぬ伏兵である海賊戦隊と遭遇して、自信作のメカ怪人を破壊され、時期尚早と撤退。
 さらなる強化を施した怪人を後にゴセイジャーにぶつけて……という敵組織の前日譚的なシーンを見せたわけで。
 ええと当時は、ゴセイジャーの記憶がまだ新しい放送一年後でしたから、普通に「凝った話だなあ、面白いことをするやん」ぐらいな感想でしたが、今の時点で見ると、自分でもよく分からずに(苦笑)、当時の時代背景とか資料を紐解いたり、思い出すのに一苦労しました。

 しかも、さらにもう一つの仕掛けが。
 結局、今回、壊されないように守った「寝隠神社」ですが、クリスマス時期を経て、正月期のエピソードにつながって来ます。いわゆる重要な伏線ですな。
 その神社には「忍者戦隊カクレンジャーの大いなる力」が封印されていて、破壊されてしまうと入手不可能になっていたのですな。
 タイムイエローはそれを察知して、ゴーカイジャーの支援に動いたわけですが、過去にあまり干渉してはいけないルールのために、十分な情報を与えることができなかった(未来の出来事を直接教えることができないらしい)というストーリーギミック。

 何というか、いろいろな戦隊のいろいろなストーリー要素がごちゃ混ぜで、過去と未来の時間が錯綜した話で、ゴーカイジャーの中でも一番読み解くのが難しかった回だと思います。

 さて、次回は、アイムの過去(どうしてお姫様が海賊になったか)が直接明示される回と、その後のダマラス決戦回の前編ですな。
 どちらもゴーカイジャー本編のドラマとして重要回になります。

★ウィザード

 仁藤パワーアップ回と、晴人のピンチ回(最強パワーアップにつながるドラマチック前編)。

 中盤の大きな山場ということになりますね。

 その後は、しばし通常回が続くようですが、ドラマ的に盛り上がるのは10月から、になりそう。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/04 (Fri) 18:15:15

 定期感想その1です。

 先週のゴーカイジャーで、登場だけですがコラボ多いという印象だけでした。こちらで伺って、劇場版とのリンクとのことで、なるほどと納得です。あの1シーンだけでも、観ていた人なら「ああ、あっちでああなっているときに、こっちはこうだったか」とイメージできるわけでしたか。

 自分が劇場版『ゴセイジャーVSシンケンジャー』を知らない身ですんで、具体的にはイメージできないんですが、「2つのドラマの接点が示されたわけか」と思うと、ガラッと印象が変わった気がします。しかも「寝隠神社」は今後の伏線だったとなると、あのエピソードはきちんと覚えておこうと思えます。

●牙狼MS(第10話:秘密)

 自分だけで観てたら気が付かない点があったようです。例えば、こちらでレオとカオルの筆つながりからの後の伏線ということを伺ってなかったら、カオルも聖獣に出会って筆をかざすシーンとか、なんてことはないほのぼのシーンと思ってしまったかも(いや、そのシーンが伏線になり得るかどうか、自分ではまだ分からないわけですが ^^;)。

 ともかく本編。といっても、大事件はない回ですね。ほとんどが、カオルとレオのお散歩(?)での魔戒観光みたいな感じですし、子どもの頃にやった「○○を踏まないように歩く」みたいな遊びを大真面目にやってたりもする。

 しかし冒頭は鋼牙が何かを待ち構えているシーンから。鋼牙が「奴」と呼ぶ、レオの魔道具で感知できる何からしい。この「奴」はラストで現れますけど、劇中で正体は明かされませんでした。レオの行動と(作劇的に)対応しているとすると、聖獣であり、鋼牙の剣に作用するものだったのかな。

 妄想は調べに如かずで、確認するとズフォーマーなるホラーだった模様。鋼牙がズフォーマーを見て剣を抜いたのも、斬るためだったらしい。カオルを襲い、レオに斬られたほうはオリグスで、霊獣の守護者ということですか。

 それはともかく、シーンは冴島邸に移りまして、レオが霊獣を見るための準備を整えてますね。法師ながら剣を持っていくのは、霊獣に会うのに必要だかららしい。儀式用の宝刀といった感じですが、後で戦う剣として役立つわけですな。

 レオはカオルに霊獣について説明するわけですが、霊獣を見たときに起こることについて、言えないこともあるらしい。これが退屈していたらしいカオルの好奇心を呼び起こしちゃったのかな。結局、カオルはレオについて行くことになる。

 2人は霊獣出現ポイントまで徒歩で向かうわけですが、ややこしいルールがあるわけですね。気の流れに沿ったり、邪気を避けたりと、いろいろ制約があるらしい。邪気等が見える秘薬使用のうえで、ルールに基づいて向かうわけですが、2人の行動の見た目は、どうも子どものごっこ遊びに限りなく近い感じになってますね。これ、もし鋼牙とカオルがやってたら(大笑いしてしまいそうという意味で)面白かったかもしれません(^^;。

 そこからは、精霊みたいな多数とか邪気とか、普段は目に見えないものが可視化されての、ごっこ遊びしながらのお散歩(いや、大真面目なものなのは分かるんですが ^^;)。早々に筆談義も始まりまして、「大切な人に霊獣の絵を送る風習」というのもちらっと出る。これはたぶん、後の伏線として効いてきそう。

 さらに進んでいきますと、難所に出くわしたらしい。1個体で通るしかない道があり、じゃあどうすんだと思ったら、お手てつないで行けばいいのか。レオが真剣な顔するもんだから、カオルならずとも肩透かしで笑います。

 その後も代わる代わる前に出ながら歩くとか、2人は大真面目なのは分かっていても、楽しそうにしか見えません。もっとも、2人の会話が大事なポイントですね。鋼牙がカオルをどう思っているかが浮かび上がる話もあったりしますんで。これが今の鋼牙の態度ともリンクする気がします。レオの筆についても何かありそうとカオルが勘づいた点も大事かな。

 ようやく霊獣出現ポイントにたどり着きまして、2人は無事に霊獣と面会(?)。霊獣に会って起こることで、レオが口ごもった点が明らかに。大事な人や場所のイメージが脳裏に浮かぶわけでしたか(後でレオがきちんと説明してる)。レオには前にもちらっと出たイメージ(筆を持つカオルに重なった女性)が浮かんでます。カオルには鋼牙と絵本のイメージが浮かんだようです。

 帰路は行動制限はなく、スタスタと歩いてますが、霊獣を守護するオリグスに出くわす。カオルに襲い掛かるとしたため、やむなくレオが儀式用の剣で斬り伏せる。なんてことはないようでいて、大事なシーンだったかも。レオも(ソウルメタルではないとしても)剣の使い手ということで(カオルも「魔戒騎士みたい」と感心してるし)。赤い仮面の男/シグマも剣の腕前は凄かったんでした。

 一方、鋼牙。ひたすら待って、ようやくズフォーマーが現れまして、鋼牙が剣を半ば抜いた、というところでシーンは冴島邸に移る。この演出で自分はすっかり勘違いしてしまったようです。レオとカオルは霊獣に筆を見せた、となると鋼牙は剣を見せたんじゃないかと。設定を調べて、ようやく何が起こったか理解しました。

 それはともかく、刻印の鋼牙への影響は強まっているみたいですね。しかしゴンザにさえ、その様子は見せない。カオルが霊獣を見て描いたらしい絵も救いになっている感じで、今話半ばでのカオルがレオに語った話と対応するものがある気がします。

 ED曲の映像では、今話ラストの絵とその続きらしきもの(カオルが見たイメージに近い?)が示されまして、何かを暗示しているのかもしれません。来週の「咆哮」では、予告からは今話の静かさと一転した激しいものがある感じですな。それも静から動に変わるような何かです。

●ガンプラ系(ネット放映)

 BDリライズ終わりまして、では木曜の後番組はと思ってガンチャン公式をチェックすると、ビルドダイバーズバトローグがありますね。新シリーズかと期待したんですが、2017年放映の再放送でしたか。しかしまた観てみようという気にはなります。10分と短くて、さっと観られますし。

 自分的にはビルドファイターズ初作のネット再放映のほうは大事かも。初回放映は観ておらず、トライを観だしてから、意識するようになりました。こちらで、トライより対象年齢高めとか、いろいろ伺った影響も大きいです。

 こちらのローカル局で深夜に再放映があって、観たことは観たんですが、まだ初作をそれほど大事とは思ってない時期でして(^^;。流し読みならぬ流し観しまして、今考えるともったいないことした、と後悔したりも。

 そうしたら思いがけないネット再放映に気が付いたわけでして。おそらくこちらに感想は書かないと思いますが、きちんと視聴してみようと思っています

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/05 (Sat) 00:05:33

★ガンプラアニメのシリーズを俯瞰して


 無印ビルドファイターズの配信で、自分も喜んでおります。

 初作は、マニアックなプラモ好き少年セイと、ガンプラバトルに魅せられた異世界の王子レイジのバディ物という形で、
 「ただのプラモシミュレーション」だけでなく、「異世界ファンタジー」としての側面やら、「世界中のモデラーや技術者」がガンプラバトルを中心に、衝突や和解を繰り広げていくドラマ。

 最終的には、世界の危機もガンプラバトルで解決していくという、ガンプラ愛にあふれた作品だったわけで。

 これがトライになると、世界の広がりはさほどでもなくなり(異世界要素もなく、大会規模も国内だけの話になり、良く言えば地に足ついたレベルにまとめた)、異世界ファンタジー好きな自分としては、「2作めなのに、世界観が縮んだ」と感じたりも。
 まあ、その分、人間関係のドラマが密になったとか、前作からの時間経過による広がりを構築したと言えなくもない。

 広がる空間の無印と、つながる時間のトライという見方もあり。

 そして世界観やゲームシステムを変えたビルドダイバーズ。こちらは異世界要素を「ゲーム内のバーチャル世界」に持ち込むことで、バトルだけでないゲーム世界内に生きて、リアルよりも濃密な絆を紡ぐ話。

 一方、リライズになると、今度は惑星エルドラというSF的な異世界を提示して、主人公チームだけの閉じた人間ドラマを展開していたのが(過去に傷もつ陰気でギスギスした序盤)から、徐々にリライズして絆を再構築して、また世界への広がりや歴史を垣間見せる展開になって、終盤の盛り上がりに至る。

 それぞれの作品のいいところを踏まえつつ、「模型作りへのこだわり」という点では、無印BFが一番だったと思います。
 次点が、リライズかな。

 無印BDは、模型にこだわるというよりも、ゲームシステムへのこだわりとか、SDというジャンルへのこだわりとか、チーム戦術にこだわったりとか、(自分は好きだけど)モデラー目線の作品じゃなく、ゲーマー目線の作品かな、と。

 トライは、一番模型作りにこだわっていたのが、敵役トラブルメーカーのサカイ・ミナトという点で、
 しかも、主人公機が自作ではなく、先代主人公の残したもので、ガンプラ作りの楽しさを放棄。
 どちらかと言えば、よくあるキャラバトル物であり、ガンプラである必然性に欠ける作品。逆に言えば、ガンプラ以外の拳法アクション物とか、変形合体というロボギミック、そしてチームにSD系のヒロイン機を取り入れ、正統派(リアルスケール)のガンプラ以外の玩具好き層、フィギュア好き層への受けを狙った作品かな、と。

 トライオンとかスーパーふみなが受けたから、モビルドールのサラやメイ、それにリライジングガンダムの合体機構などに継承されたとも言えますし、
 後から分かる「作品の進化や影響」なんかを語れるのもいいなあ、と。

 ともあれ、そういう歴史を踏まえてから、もう一度、無印BFの配信を追いかけるのも一興か、と思いつつ。


★牙狼MS

 で、こちらは、やはり雨宮監督のツイッターでの宣伝を踏まえながら、追いかけるのを楽しんでいるわけですが、

 このカオルとレオのほのぼの散歩回が、「監督の一番描きたかったイメージだけど、アクション要素が強く求められる本作で、よく放送を許してもらえたなあ」とか、感慨深く呟かれておりました。

 この時期の監督が描きたかったのは、「ホラー退治とはまた違う異世界ファンタジー、日常の裏に隠された不思議な世界」だったようです。
 監督自身はアクション畑の人ではなく、世界観構築に定評のある絵師なわけで、もちろんアクション畑の優れた人材の方々との交流も盛んだったおかげで、いろいろな作品を作ってきたわけですが、絵に描いたイメージの奔流が監督のメインウエポン。

 他の武器としては、90年代からゲームの世界にも興味を持っていて、CGを使った映像表現にも意欲的に取り組んで来られた。
 ゲームというジャンルでは、自分が翻訳をお手伝いしたTRPG作品に『アースドーン』という海外ゲームがありまして、その日本版イラストに雨宮監督の弟子の人たちが絡んでいたり。
 まあ、『アースドーン』という作品は、日本では長続きしなかったのですが、自分が書いたバトルショートストーリーに雨宮っぽいイラストを付けてもらったこともあって、当時は大いに喜んだりも。

 で、その後、牙狼の敵がホラーという名前なのを知って、実は『アースドーン』というゲームの主敵が『異世界から来て、人に取り憑く化け物ホラー』という設定だったこともあり、もしかしてイメージソースの一つでは? とワクワクした記憶も。
 まあ、『アースドーン』は、魔法の蘇った近未来SFサイバーパンクRPG『シャドウラン』の遠い過去のファンタジー世界という設定もあって、

 ゲームの異世界ファンタジーにも造詣の深い雨宮氏がそれらの作品もしっかりチェックしつつ、ご自分のイメージするファンタジー世界を構築していった流れが非常に興味深いな、と。

 で、そんな監督が、ホラーとの暗闘とは違うイメージで牙狼の世界観を広げた回、ということになります。魔戒騎士ではなく、魔戒法師の見る不思議な世界を一緒に体験する話なわけで。
 さらに、ここから発展して、牙狼MSの後の鋼牙主演の映画『蒼哭の魔竜』につながります。そちらはMSで巨敵を倒すために契約した異界の力の主の要請に従い、『鋼牙が異世界ファンタジーの世界を旅する』内容。

 つまり、牙狼がこの現代だけでなく、多元宇宙を股にかけたバトルを繰り広げる端緒になるわけですね。

 そして、次回は「時空ホラーのザジ」という敵が登場して、牙狼との因縁の対決が古から続いていたことが提示されます。
 このザジは、息子の雷牙とも戦ったりして、シリーズ恒例の因縁の敵になっていきます。

 今話で世界を広げて、次話で時間を広げて、そして、その次は零主役のホラー退治編。すなわち、主役キャラを広げる形ですね(ここでいろいろ広げたから、後にスピンオフ作品がいろいろ作られることになる)。

 そして零主役の12話が終わって、MSの前半が終了。通常のホラー退治の物語もそれで終わり、以降はOP主題歌もついた後半戦。
 歴代シリーズの登場人物が次々と登場したり、交流したり、当時の集大成とも言える大河物語展開に突入。そこから、どんどん物語が加速していき、仮面の男シグマとの因縁が展開していく流れ。

 まあ、その前に、次回の牙狼としてのアクション王道回を楽しみにしたいです。

PS.今話では、「烈空ホラー」という敵に鋼牙が剣を抜いたところでバトル終了だったわけですが、雨宮ツイッターによれば、「その後のバトルシーンの未公開映像」があるそうです。きちんと作ったのだけど、尺に収まらなかったから、放送作品ではカットした、とのこと。
 で、その未公開シーンをブルーレイ特典の一部にしようか、と呟いていたり。

PS2.雨宮監督、夏は遊んでばかり(ゲームばかりして)いて、本業を疎かにしていたから、このままだと怒られそう(誰に?)なので、ここから、そろそろ仕事に動き出すそうです。
 今年は、金狼感謝のイベントやって、来年の企画なんかを発表してくれるかなあ、と期待しておきます。

PS3.雨宮監督ツイッターネタ。最近、無名の手伝い時代の仕事をあれこれ語っていたり、80年代初期の『太陽戦隊サンバルカン』や『宇宙刑事ギャバン』、それに映画『魔界転生』の合成素材の手作業にも密かにタッチしていたとか、当時は今みたいにCGがなかったので、大変だったとか。名前は出なくても、こういう作業を通じて、いろいろ学ばせてもらったとか、当時の上の監督の方々のイメージ構築への敬意とか、いかにもな職人メイキング語りがワクワクするものを感じたり。
 やはり、名前が出なくても、自分の仕事を懐かしく思い出して、語りたくなる気持ちに共感したり、サンバルカンも、宇宙刑事も、当時ワクワク見ていたなあ、とか。
 こういうファンへのリップサービス的なツイッターがいろいろ書けるのが、サービス精神あっていいなあ、とか、そう思う初秋かな。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/06 (Sun) 18:45:38

 定期感想その2です。

●仮面ライダーウィザード(第31話:涙、第32話:危険なアルバイト)

 Youtube公式でOOO/オーズが3作、ラインナップされてまして、何だろうと思ったら、20時間連続で全話見せる企画ですね。それぞれ5時間以上ありまして、さすがに根気続かなさそうで、観るのを諦めました。でも、本編はネットで途中から観だしたわけで、気力蓄えて、観ていない序盤は観たほうがいいかなと迷うところです。

 それはさておき(^^;、先週ラストで晴人のドラゴンが倒れまして、晴人が変身できなくなる≒魔法使いではなくなったところからですね。意識不明のまま拠点の骨とう品店に運び込まれまして、夢を見るとドラゴンがちらっと出てくる。これが純然たる夢なのか、ドラゴンが実は健在なのか、ラストまで観てもちょっと判断できない感じでした。

 攻介のキマイラの言動を考えますと(飢えて消滅してもよそへ行くらしいこと)、ドラゴンの場合も、アンダーワールドで倒されたように見えても、晴人から離脱するだけなのかもしれない感じもあります。

 それはともかく、晴人はショックを受けてまして、判断が鈍っている感じですね。骨とう品店主の輪島が「混乱しているな」と言う通りでしょう。その原因は一見、ライダー(魔法使い)の力を失ったゆえのようですが、ラストの展開を考えると、似て非なる理由だった感じです。

 コヨミですね。魔力供給ができないとコヨミが消滅する(死ぬ、でいいんだろうか)。そのためにはライダー(魔法使い)の力が必要ということで、目的はコヨミ、手段がライダーといったところだったのかも。

 晴人はふらふらと街に出ようとして、自分の責任を痛感する攻介が駆けつけてくるわけですな。しかし凜子や瞬平と違って、はっきりと現状認識を告げる。要はライダーになれない晴人は戦力外であり、その分は攻介=ビーストが補いたいと。

 それでようやく晴人は正気に返った感じはありますが、状況は絶望的であるわけですね(晴人の魔力供給が攻介には無効だったことから、攻介からコヨミへの魔力供給もおそらく難しいとか)。そのとき、健太・詩織兄妹再登場。健太が詩織を喜ばせようと懸命だったのは、詩織が手術を控えていて励ましたかったからでしたか。何の気なしに魔法を披露した晴人でしたか、知らないうちに人助けしてたわけですね。

 これが晴人の立ち直りのきっかけとなったらしい。一方、攻介は内藤=レギオンを発見し、ビーストで挑むもレギオンとの力の差は歴然の感じですね。強化したはずのビーストで太刀打ちできないとなると、仮に晴人がウィザードになれたとしても、同様に敵わない可能性大かな。

 その頃、晴人は骨とう品店に帰るも、コヨミがいない。指輪を置いて行ってますから、魔力供給できない→自分は消滅すると思い、1人になって消えることで、少しでも皆のショックをやわらげようという意図でしょうか。しかし、立ち直りつつある晴人は諦めないわけですな。輪島も「命を救うことだけが、コヨミを救うことじゃない」と最悪を覚悟した活を入れてますね。

 消滅を覚悟したコヨミがどこに行くか、晴人は思い当たるものがある。最初に出会った海岸というわけですね。案の定、コヨミがいるわけですが、晴人とはコヨミがいずれ消える前提での別れの会話の感じがします。2人とも、覚悟は決まった感じです。

 そこへ内藤=レギオンが現れる。狙いは晴人の心(アンダーワールド)の完全破壊で、心の支えがコヨミと見て、まずコヨミを動かなくなるまで叩き伏せてしまう。これで晴人の心が蘇るわけか。思わず涙をこぼしたと思ったら、ドラゴンが復活してきた。当然、晴人のライダー(魔法使い)の力も復活。

 それも、最強のインフィニティースタイル引っ提げての復活ですね。恐ろしく強化されてまして、あれほどウィザード&ビーストがレギオンに苦戦したのに、インフィニティ―だと楽勝ですか。

 バトル・彼我の強弱の観点では、実は安易な流れにすら感じました。ウィザード&ビースト敗北→晴人はいったんライダーの力を失う→コヨミのピンチ→根性の復活→ウィザード強化→逆転の一方的勝利、ですから。

 しかし、大事なポイントはそこじゃない感じです。自分が感じる伏線は、前に瞬平が晴人に夢は何かと尋ね、晴人が言葉を濁した点ですね。その曖昧さが気になるからこそ、今話の晴人の涙(まさにサブタイトル)からの復活で、晴人が言わなかった真実が何か、垣間見えた気がします。

 もう1つは、離れて見ていた白い魔法使いです。晴人がインフィニティースタイルで復活すると、「マズい」と口走ってました。今までの流れですと、白い魔法使いは晴人側の支援者であり、ウィザードの強化を喜ぶはず。なのに「マズい」と言うからには、何か裏があるはず。ということで、予習した「ワイズマン=白い魔法使い」の線がちらっと見えた気がします。

 ともかくも、内藤レギオンは倒し、コヨミも魔力供給を受けて無事に復活。一方、ワイズマン側では不穏な動きがあるわけですな。ソラ=グレムリンが賢者の石について尋ねたのが効いたらしく、ワイズマンがミサを飛び越えてソラを指揮官に任命したらしい。

 これにはミサも驚くし、不満も見せるわけですね(不安も見て取れる気がする)。こうなっているのに変ですが、自分的にはなぜかミサがカッコよく見えてくるのはちょっと不思議な気がします。考えてみると、少し前からそういう感じはしていたようです。ミサの人間時(美紗)の妹、真由の一件から自分の見方がじわじわ変わって来たらしい。

 序盤からミサはクール、冷酷、無表情で、敵幹部としては満足する魅力、カッコよさはありました。が、テンプレート通りといえなくもない。それが対比できる存在として双子の真由がでてきたことで、ミサの特徴がくっきりしたようです。そこに加えて、焦りなどの感情を見せるようになった。これで存在感と言いますか、迫真性と言いますか、生々しさと言いますか、自分に訴求するものが大きくなってきたようです。

 それはともかく後半(第32話)。攻介は高校時代のギター好きの友人:土屋真隆と再会し、旧交を温める。一方、ウィザードはグールと戦ってまして、そのときちょっと映った人物(グールに襲われていたらしい)が後でヒントになるわけですね。

 土屋は日給100万円の怪しげなバイト募集チラシを貰って有頂天、ギターが買い放題ということですね。ギター購入のために家賃を惜しんでキャンピングカー(?)暮らししているようですから、疑う気が起こらないんだろう(欲しいものは手に入ると思い込みやすいのは誰でもある人情かと)。

 が、攻介は興味半分、心配半分でついて行くわけですね。晴人のほうも瞬平が同じチラシを骨とう品店に持ち込みまして、いったんは皆がはしゃぐものの、やはり不審だということで動き出す。

 土屋&攻介は既にバイトの面接受けてまして、主催者(?):笠原はオカルティストっぽいような、あからさまに怪しい感じですが、バイト代が高額過ぎて誰も不安に思わないらしい。が、ロクな面接もなしに終了。土屋は合格らしい。他も数人が合格の模様。バイト自体、何もしないで部屋にいるだけで、きちんとバイト代がもらえるという、これもまた怪しさいっぱいのものですな。

 しかし見張っていた晴人が気が付くわけですね。合格してバイトを始めた面々の中に、冒頭でグールに襲われていた人物がいると。実際、面接の裏ではミサがゲート候補か否かを判定しており、ゲート候補だけ合格させていた模様。ソラの発案「ゲートを探すのが難しいなら、向こうから来てもらおう」ということだったわけですか。

 そうと分かれば、やるべきことは決まって来る。晴人と攻介がバイトが行われるビルに潜入、裏の仕掛けを見つけるわけですね。さらにミサと遭遇、バトルになるかと思ったら、ミサがあっさりとネタバラシ。どうやらソラが上位にいることが不満かつ不安だかららしい。

 ともかくも、やるべきことはさらにはっきりしまして、ウィザード&ビースト vs ボギーの対決。なんですが、そもそもウィザードが極端に強化されているうえ、どうもボギーは戦闘力が低そう。あっさり倒されてます。が、どうやら予定の行動だった模様(となると、ミサのさっきの行動も、ソラに対する反逆ではなかったかも)。ボギーは倒されてから、光る何かを放出し、アルバイトの面々=ゲート候補者に潜り込ませてます。

 そこを除けば、なんだか1話で完結したような終わり方ですね。土屋は金に目がくらんで怪しいバイトに手を出したことを反省し、ギターのピックのペンダント(?)を攻介に贈って去る。一見、めでたしめでたし、ですが、次話でさっきの光る何かが効いてくるみたいですね。

●海賊戦隊ゴーカイジャー(第41話:なくしたくないもの、第42話:宇宙最強の男)

 今週前半(第41話)はアイムの出自、ゴーカイジャー加入理由が示され、仇討までたどり着くものでした。敵本隊の侵攻緒戦を描きつつのアイム回ということですね。後半(第42話)は同様にハカセ回ですが、どうやら過去が込み入っているらしく、次話まで続くわけですか。第42話だけ観ると、ハカセは過去の経歴が凄いことになってるようです。

 ともかく本編。前半(第41話)は皇帝アクドス・ギルが皇太子(?)ワルズ・ギルの復讐戦に乗り出すわけですね。ワルズ・ギル戦死の責任は参謀長ダマラスが取らされまして、インサーンの弁護もむなしく幽閉される。が、後半(第42話)を観てみますと、ダマラスは反抗・逃走くらいはできる実力を持ちながら、皇帝への恭順で大人しく囚われた模様。

 それはともかく、ザツリグが単身、地球に乗り込んで来る。数百の惑星を滅ぼしてきた「破壊神」の自信かららしいですが、滅ぼした惑星の中に、アイムの故郷も含まれているわけですな。つまり、ザツリグは惑星レベルでのアイムの仇。

 アイムとしては個人的な感情もあるでしょうし、王族の責任感もあるんでしょう。ザツリグを見るや、激怒して襲い掛かる。が、敵うわけもなし。他のゴーカイ戦士も加勢しますが、やはり勝負にならない。しかしアイムは逸る気持ちが抑えられない様子ですな。

 そこからアイムの出自やらゴーカイジャー加入の様子とか語られるわけですね。ザツリグに滅ぼされた惑星の王族の生き残りであり、あえて海賊のゴーカイ―ジャーに志願したのは、ザンギャック帝国のお尋ね者になることによって、生存と反抗の意思を広く知らせることができるからでしたか。

 そのことを再び自覚したアイム、一致協力の大事さを思い出したらしい。まずはゴーカイジャー一丸となってザツリグに当たってみるも、無残に敗北。ザツリグの胸の目が強力過ぎるわけですね(調べると「眼魔アイ」という名称だそうで、仮面ライダーゴーストを思い出すネーミングです)。

 それならと、アイム以外が陽動となり、隙を突いたアイムがザツリグの胸の目を破壊、こうなれば勝勢はおのずから明らか。まず等身大で撃破、続いて巨大戦もゴーカイジャーが制覇と。ただ、ザツリグが巨大化しても胸の目が復活しなかったお陰ではありますな。

 続いて後半(第42話)では、ザツリグ敗死後もドゴーミンらの侵攻は続いている模様で、ハカセ/ゴーカイグリーンがギクシャクしながらも活躍しているらしい。一方、ザンギャック側では、ザツリグ敗死は相当に堪えたらしく、幽閉したダマラスを復帰させる。ダマラス、許しが出ると自ら檻を破って出たりしまして、隠れた強者ぶりを発揮しとりますね。

 さあ両者激突か、と思ったらコミカルな展開に。「女星セブン」(このネーミング、ちょっと笑った)にハカセそっくりの「勇者」の記事があるわけですね。幾多の惑星を滅ぼした邪竜を退治した勇者で、腕に星型のアザがある男となっている。ハカセをとっ捕まえて腕を調べると星型のアザがある。

 ならば行方不明の伝説の勇者に違いないとなるも、ハカセは過去の記憶を失っていると主張。ハカセは突拍子もなく、美味しいもの食べれば思い出すかもとか言ってますが、要はしどろもどろの感じですね。

 ルカの回想シーンでも、生粋のエンジニアであり、勇者めいたところは全くなかった。ルカとしてはハカセが勇者とは信じられないらしい。マーベラスら、他の戦士も同様に思っているようですな。

 ただ、ハカセは勇猛果敢とは程遠いながら、有能ではある。マシンには強いし、食事、生活環境とか、サポート面ではトップレベルでしょうか。そこを評価するアイム、鎧は勇者説を信じたいようですな。まあ、なんと申しますか、お人好しだけが信じている状況と言ったらいいか(^^;。

 しかし、ザンギャック側は着々と進めつつある。それも戦う前に勝つ態勢を取ろうと、ダマラスはバスコに加勢を命じるわけですね。バスコは完全体を以てしてもダマラスには敵わないようで、今までのバスコの複雑な動きはダマラスを警戒してのことだったように思えてきます。

 しかし、力が上だからといってダマラスは用心を緩めない。バスコが以前にゴーカイ戦士に止めを刺さずに去ったことなどから、独自の隠れた目的があると疑っているようですな。脅して従わせはしたものの、裏切り等は警戒していると見てよさそう。

 この2人が相手では、現状のゴーカイジャーでもさすがに分が悪い。たちまち撃破されまして、ジョー、ルカ、アイム、ガイは倒されてしまい、重傷と思しきのマーベラスはダマラスの納得いくやり方で処刑するらしい。

 しかし、ハカセだけは戦力外と見做されて、ロクに攻撃すらされずに放置される。「さあどうする、ハカセ」といったところで続く、ですか。マーベラスのピンチといい、ジョーらの生死といい、ハカセの勇者伝説(十中八九、嘘だろう ^^;)といい、来週の展開が気になります。

●アースドーン

 牙狼とホラーつながりがあり、NOVAさんが関わられたとのことで、自分は全く知らなかったもんで、ウィキペディアで少し調べてみました。全体的なことは記載がありますが、ピンポイントなところでは、こちらで伺う内容のほうが詳しいようです。

 TRPGをやらない身ですんで、具体的なプレイイメージは分からないんですが、ウィキペディアの記載ではスーファミ以降のFFシリーズと、設定的に少し似たところもあるかなという印象です。タレントなる特殊能力がどのキャラクターにも付与されるところですね。

 FFシリーズでも、次々と特殊スキルが付加されていきまして、バトルがかなり多彩、あるいはときにはパズル的になっていた印象があります。時期的にもアースドーンと同時期でしょうか。もしかすると相互に影響あったりしたかもしれない。

 ウィキペディアの記載では「シャドウラン」が「アースドーン」の過去世界なる裏設定があるとしていますが、逆みたいですね。「シャドウラン」のゲーム設定を見ても、こちらで伺った通り、シャドウラン世界の大昔がアースドーン世界でないとおかしい。

 そのアースドーンの『異世界から来て、人に取り憑く化け物ホラー』が、牙狼のホラーであると想像してみると、ぐっと牙狼の世界観が具体的に広がりますね。実際の影響の有無は分かりませんが、牙狼ファンとして勝手に設定採用しておくと、リアリティが増す気がします。面白く観られるなら、なんでも採用したい(^^;。

 アースドーンから離れますが、牙狼MSの第10話「秘密」が、当時の雨宮監督の撮りたかったものだと伺って、意外な気がしました。牙狼以外でもバトル重視の作品を作られたようですから、すっかりアクション路線のみを志しているものとばかり。ファンタジー路線もあると知ると『蒼哭の魔竜』に興味も出まして、Youtubeでやってくれないかなあ。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/06 (Sun) 22:40:13

 定期感想その3です。

●仮面ライダーセイバー(第1話:はじめに、炎の剣士あり。)

 いよいよ始まりまして、第一印象は「今までとイメージ変えてきたかな?」です。敵怪人(メギド)は、ファンタジー性を持たせたデザインのせいか、戦隊ものの敵キャラクターをつい思い出します。その上、巨大化するわけで。

 ED曲が入るのも今までと変えてきた点かも。平成ライダー以降だと、少なくとも自分が観た範囲では覚えがありません(昭和ライダーにはあった……はず)。前説に専用キャラクター(タッセル)が用意されるのもそうですね。最後に内容を整理する後説までやってますね。

 ジオウですとウォズ前説は自分的に楽しみだったんですが、ウォズは劇中でも活躍する。鎧武ですとDJサガラはストーリー進行への関りは少ないながらも、劇中に存在するキャラですし、大事なポイントを任されたりもしてました。物語外のナレーター的なキャラクターは初めてじゃなかろうか(声だけなら昭和ライダーでは頻出だけど)。

 楽しみにしていた番組開始早々にアレですが、もしかすると「本編時間の短縮」という狙いもあるのかも、と邪推したりします。ゼロワン終盤時の撮影・制作制限はそのまま今もあるはずで、アクションなどでやりづらい面は多々残ってるはず。VFX多用の傾向も、今はやりづらい生身アクション(ワイヤーアクションの人数制限とか)に代えてのことかもしれません。怪人巨大化も同じ理由かもしれない。

 という邪推ではあるんですが、推測しての結論は「制限に対して工夫を重ねて、よくやっているようだ」というものになります。全体観て、面白ければいいんですもんね。例えばED曲挿入についても、プリキュアや戦隊のEDダンスも番組の楽しみの一つになっている以上、ライダーでもやっていいわけで。厳しい現状でどう作れるか、制作の腕前を楽しみにしたいと思います。

 ともかく本編。といっても、第1話は「伏線がいろいろ」という感じ。平成以降のライダー物は話数にして1桁目は世界観やキャラクター紹介、2桁目くらいからドラマが盛り上がって来るのが通例かと思います。セイバーもそうなるんだろう。

 それはともかく、第1話のこととて、OP曲なしで本編に突入。ただしタッセルの前説はあるわけですね。ざっくり世界観が紹介されまして、世界創造は1冊の本で起こり、守護者が現れ、敵も現れ、本はバラバラ。どうやらページごとに世界が分かれたみたいな感じですね。

 とりあえず、導入部で紹介されるべき世界観が一気に示された感じです。これは粗い作りとも受け取れますし、面白くしにくい部分はすっ飛ばしてくれたとも感じます。どちらなのか、あるいは別なのかは観ているうちに分かるだろう。冒頭の長い設定語りは嫌われやすいそうですんで、このやり方もセオリー通りなのかもしれない。

 前説後、いきなり異変ですか。といっても、主人公:神山飛羽真が見ている悪夢らしい。異形の者や剣士が争い、世界が壊れていく中、幼いときの主人公と思しき少年が、空に開いた四角い穴に吸い込まれる少女を助けようとし(なぜか、指切りげんまんしてる)、しかし果たせなかった。この後、飛羽真は同様のピンチに陥ったヒロイン:須藤芽依を助けることに成功するシーンがあり、重要な伏線みたいですね。

 ただし、悪夢に出てきたアイテム(ワンダーライドブック)は現実の飛羽真が持っており、単なる夢、幻覚ではなさそうなことや、記憶の欠落の可能性も示されるわけか。飛羽真はプロの小説家であり、かつ本屋もやっている(ヒロインの芽依は小説家として不振になったときに備えての副業と思っている、と)。

 一方、敵対組織と思しき面々ももう出て来てますね。ビルドのスタークを思い起こすようなキャラクターが出まして、字幕には「仮面ライダーカリバー」と出てます。当面の敵ボスかな? 配下なのか仲間なのか、他に3人いまして、名はズオス、レジエル、ストリウスらしい。今回はレジエルが出張る模様。

 一方、飛羽真は担当編集の須藤芽依に原稿をせっつかれてるわけですが、芽依はいくらタメ口のキャラだとしても、非常になれなれしい感じですな。担当編集が私用があるから締め切り前に原稿寄越せというのも、普通の仕事感覚ではない。双方が互いに長年の友人と認識している感じです。

 しかし飛羽真は用事があると言って出かけ(亮太という少年の誕生日祝いの本「家なき子」を渡すため)、芽依も追う。それを見ている人物がいまして、情報先取りしますと、味方となるらしいソードオブロゴスの新堂倫太郎ということですね。敵も動き出してまして、レジエルがゴーレムメギドを出動させてます。

 ゴーレムは(たまたま ^^;)飛羽真の行った先で破壊活動を開始、本のような結界(?)を作り、外界と分断する。今のところ、目的はよく分からないですが、敵側はこれと同時に自動書記みたいのを作動させ、アルターブックを完成させるとか言ってますな。世界を書き換える、みたいなことかしらん。

 結界(?)内はファンタジー世界みたいになりまして、しかしゴーレムが壊し始める。のですが、結界発生時から飛羽真も芽依も驚いてなさそうなのは、ちょっと気になるかも。ですが、まず芽依については「非常識キャラ」と解しておけばいいかな。飛羽真については、冒頭に出た悪夢などで既視感があり、慌てずに済んでいるのかも。
(そう考えることにしましたが、自分的には強引さを感じてしまいはする。)

 それはともかく、ゴーレムは本を使って世界を作り変えると言い(その世界では人間は排除らしい)、小説家だけあって本をこよなく愛する飛羽真はそれが許せなくて激怒するわけですね。対決となりますが、戦闘訓練・経験もない生身の人間(倫太郎の言い方では「ホモサピエンス」)が怪人に敵うわけもなし。

 芽依は何らかのモンスターに吸い込まれそうになる。これは機転を利かした飛羽真が辛くも救出、悪夢の再現は避けられたわけですね。しかし怪人ゴーレムの優勢は変わらず、飛羽真は破壊されたがれきの下敷きに、救援の倫太郎も間に合わず。と思ったらワンダーライドブックが作動して助かり、さらに天から剣が降ってくるわけか。

 その剣が大地に刺さり、抜ければ勇者、というテンプレですね。倫太郎の予想に反して、飛羽真は剣(聖剣ソードライバー)を抜き、仮面ライダーセイバーに。シャボン玉が飛び交う中、CGも多用した派手めの戦闘となりまして、セイバーは見事にゴーレムを撃破、と。

 もし難を言うなら、飛羽真が事情をいきなり理解し過ぎているし、ヒーローの自覚もあり過ぎるようで、強引さを感じないでもない点です。仮面ライダーってこういうものだろ、という事前知識を前提に話を進めている、と言ったらいいでしょうか。

 しかし、その面を別の視点で考えると、面倒くさい設定紹介をすっ飛ばしてくれて、本筋に一気に進めるということでもありそう(ゼロワンだと第1話のチュートリアルシーンで納得感あるわけですが、あれでより面白くなっているわけではない)。こういう作りだからこその、第1話からの派手なバトル≒冒頭のツカミも作れてるかも。ともかく、今後、特に2クール目辺りからに期待して観て行こうと思います。

 ゴーレムを倒すと、破壊は元通りになり、結界も消える。ただし、結界内で撮影した写真等は残すことができないらしい。敵側では自動書記が止まる(が、慌てる様子はなく、想定内?)。とりあえず平和が戻ったわけですが、倫太郎が飛羽真を訪れ、剣と本の返還を求める、と。

 第1話は「何か起こっているらしい」以上にはよく分からない感じです。伏線というか、謎提示はやたらある。第2話以降、情報整理と当面の勝利条件の提示などを期待したいところ。「誰が、どこで、何をする話か」が分からないと、目が泳いで困ります(^^;。

 次回「水の剣士、青いライオンとともに。」では、倫太郎が2号ライダー:ブレイズ及び味方組織(らしい):ソードオブロゴスが登場する模様。ロゴスの当面の頭目はソフィアなる女性のようですが、牙狼MSでの元老院神官グレスみたいなポジションらしき印象も予告映像では感じます。

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/08 (Tue) 10:39:40

前略

★セイバー

 ついに始まった新番組です。

 脚本家がゴーストの人で、個人的にはドラマにあまり期待できないかな、と当初は思っていた部分もあったのですが、
 小説家設定の方は楽しそうだし、主役のスーツアクターも、バルカンの人(浅井宏輔さん)。ゼロワンの終盤でバルカンの変身シーンが少ないのは、スーツアクターがセイバーの撮影で忙しかったという理由もあるらしい。まあ、それを言ったら、ずっと平成主役1号をやっていた高岩さんはどうなんだ、という話もありますが、その時はコロナじゃなかったし、まあ、いろいろ事情はあるんでしょう。
 
 ともあれ、ゼロワンの中の人は、前作のゲイツの中の人だったし、前作の2号ライダーが次の主役ライダーをやる伝統が令和なんだろうか、と思ってみる。
 そして、その浅井さんの過去のプレイキャラを見てみると、まずルパンレッドが挙げられて、マント翻して、よく動いていたんですね。
 あと、ジオウ登場時のアナザーライダーやディケイドやってたとか、平成で復活した宇宙刑事ギャバンをやってたとか、そして元祖ギャバンの変身者の烈をやってたレジェンドアクション俳優の大葉健二氏曰く、「昔のキャラの動きを凄く良く再現できて、非常に器用なアクターだった」とのこと。
 つまり、他人の動きの再現力と、華麗で俊敏なアクションと、バルカンの豪快な地に足ついたパワフルさの全てを持ち合わせた御仁という評価になります。
 なお、史上3人めの「戦隊レッドと主役ライダーの両方を演じたアクター」となります。1人めは新堀和男さんで、2人めは高岩成二さんという、どちらもレジェンドクラスの大物なので、ある意味、昭和の新堀、平成の高岩、そして令和の浅井という持ち上げ方になっていくのかな、と期待です。

 そして、セイバーのアクションですが、ゼロワンに比べて動きにくいスーツデザインなのに、思ったよりも敏捷に立ち回っていたなあ、と。
 設定が、文豪にして剣豪で、バルカンの印象もあったので、どっしり腰を下ろしたパワフルなアクションかと思いきや、ルパンレンジャーの方向性で機敏な斬撃スタイルを見せてくれました。

 あと、戦場が本の力で特殊な異世界に切り替わったりするのは、やはり往年の宇宙刑事ギャバンの魔空空間を連想して、いろいろ懐かしくも新しい映像にワクワク。
 何でもコロナ禍で屋外ロケがしにくく(スタッフ一同で乗り物に乗っての移動が密になるとかで)、アクションもスタジオ撮影が中心になるために、背景をCGとかイメージ画像で処理して合成する手法で、異世界らしさを巧みに表現している、とのこと。

 で、先ほどゴーストの脚本家ということを問題にしていましたが、個人的に何が問題かと言われれば、「世界観がリアルじゃない、戦隊ならともかく、リアリティ寄りの平成ライダーの社会描写に比べて、ゴーストは登場人物も物語も荒唐無稽すぎた」というのがあります。
 ただ、途中で登場した異世界、眼魔界は期待していたんですね。ゴーストの中盤で登場した眼魔界での物語は非常にワクワクして見てました。中盤ワクワクドキドキで、終盤がどうもなあ、と感じたのがゴーストで、ちょうどゼロワンの逆かなあ、と。
 で、その夏の劇場版や小説版で、「眼魔界みたいなファンタジー世界」を濃密に描いたストーリーが、メインライターの本当にやりたかった真骨頂という話も聞いて、ああ、そういうことならセイバー設定にも期待できるかなあ、と。

 改めて、平成ライダーとファンタジーというテーマで考えると、それは「リアルな日常の裏でうごめく異世界の力」であって、現実世界の描き方は非常に真面目に地に足ついている、と。
 初の平成異世界ライダーといえば、まず龍騎のミラーワールドがあって、それはライダーバトルのための反転世界(撮影時も映像を反転させているという凝り方)。ミラーワールドでのバトルをメインにしつつ、レギュラー陣には異世界を知らない一般人を用意して、OREジャーナル編集部というネット動画ニュースの編集部を舞台に日常を描いていた。
 次にファンタジーと言えば、電王が独自の世界を描いていましたが、あれはイマジンに憑依された良太郎が日常的に起こすトラブルがあって、それに翻弄される一般の人々がレギュラー陣にいて(主人公の姉が経営する喫茶店の常連客)、その点で日常と非日常の境界線を担保していた。

 キバもファンタジーですが、あれは音也編の80年代世界の描写が実に懐かしリアルで、現代編のフワフワした感じとバランスをとっていたような気がする。

 ディケイドは多元宇宙の荒唐無稽なノリですが、あれは地に足つかない旅人の話なので、世界観が毎回切り替わるので、リアルとの違和感を論じても仕方ない。

 そして、Wは風都という架空都市のリアルを追求し、
 オーズは鴻上会長の存在感が企業というリアルと、独自のハッピーバースデイ空間という非日常をつなぎ(会長が変人なら、変な物をいっぱい招き寄せても納得だよね)、
 フォーゼは、学園という閉ざされた日常に、荒唐無稽な主人公を投入し、そこに宇宙という異世界を混ぜて、それでもリアリティを感じさせたのは、学園の行事を丁寧に描いていたから、とも思えます。

 ウィザードは魔法使いのいる日常で、作風はゴーストに近いとは思うのですが(怪人の起こす事件にゲストが巻き込まれて、そのお悩み相談的な通常ドラマが頻発)、輪島のおっちゃんが職人らしく、どっしり構えていたので、日常の安定感があったなあ、と。

 すると、鎧武とゴーストの時期が、一番、世界観が地に足つかないと感じたことになりますか。
 まあ、鎧武は、ヘルヘイムというファンタジー設定に対して、ダンスチームという日常があって、沢芽氏という架空都市とかDJサガラという存在が、あの世界のリアリティーを支えてきた面があったり、ロックシードというアイテムが若者をむしばむドラッグの暗喩だったり、まあ、それを言えば、Wのガイアメモリも、フォーゼのアストロスイッチも、ドラッグの暗喩なんだろうけど、そこにリアルを感じたりも。

 で、ゴーストなんですが、不可思議事件を追う対魔師幽霊と、理系女子(ゴーストバスターズ風の発明をしたり)と、陽気なお坊さんの物語。そこに仙人が絡んだり、神隠しにあっていた世間知らず兄妹が登場したり、異世界の世間知らず王子が登場したり、ここまでリアリティーが皆無の物語も、平成ライダーでは珍しい。ある意味、ツッコミ役不在(まあ、アカリ姉ちゃんがまだ常識人なんだけど)に近い構成で、社会に生きてるって感じの話じゃないですね(まあ、だからこそのゴーストなんでしょうけど)。

 ドライブ、エグゼイド、ビルド、ジオウ、ゼロワンについては、主人公が職業持ちなので(ジオウも高校生だし)、その点で社会との接点(=リアルさ)が担保されていると考えます。

 で、ようやくセイバーだ。
 小説家としての日常と、本を通じた架空世界ファンタジー。今後は、前者がどこまで描写されるか次第ですが、「本の向こうに異世界への扉がある」というのは、『ネバーエンディングストーリー』を連想したり、物書き趣味を持つ人間としては、それだけでリアリティーそのものですね(笑)。
 そして、リアルな小説家の諸先生方曰く、『締め切りをきちんと守る作家の存在こそが一番の違和感』だそうです。他には、今どき紙の原稿かよ、とか。

 で、ヒロインの編集者については、「主人公の手書き原稿を、きちんと電子データに取り込む打ち込み仕事もやっているのだろうから、実は非常に優秀な人材ではないか?」という意見があって、面白い。
 これは、特撮見てる作家の諸先生方の感想が、非常に盛り上がる作品だなあ、と思ってます。

 登場人物のリアリティーのなさも、「思い込みの強い、わがままだけど一途で、空想力の権化」という作家の一面と、それでも「約束を重視する社会人としての節度」があれば、許されるかな。
 たぶん、自己のスタイルを持つ個性的な異世界人ばかりの物語になりそうだから、リアリティーを感じないと言われても、「子供好きの空想小説家を中心に据えた物語」のリアリティーはこれだ、と言われたら納得せざるを得ないですし。

 ということで、長い話になりますが、「ゴーストの時に問題と感じたリアリティーの欠如が、セイバーの場合は設定的に武器になる」だろうという考察および期待です。

 実際、コロナ禍で、それまでのリアリティーが悪い方向で払拭された日常なので、新たなリアリティーをこれから構築しないといけない世相かもしれないですし。
 前向きで建設的な荒唐無稽なら歓迎したく。
 

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/08 (Tue) 12:04:42

 セイバーで長く語り過ぎました(苦笑)。

 語りたいネタは、まだまだいっぱいですが、今は自制して他の感想を。

★ゴーカイ

 アイムの過去回と、そして最後にハカセの過去回およびダマラスとの決戦回ですね。

 みんなの妹アイムの涙と笑顔が視聴者の情緒を刺激する回でもありますし、チームの一員として彼女の存在感が必要な理由も明示されました。
 要は、アクの強いメンバーでギスギスしがちな人間関係を、彼女の天然な雰囲気が緩和してくれ、ただの荒くれ者ではないムードメーカーになってくれる、と。

 事実、初期のゴーカイでは、彼女とハカセの善良っぽさが、レジェンド戦隊を信用させる契機になった回も多かったですし。

 そしてハカセ回は、「弱い人間がいかに勇気を奮い起こして、強敵に立ち向かうか」という燃える宿題を提示してくれました。

 まあ、結果的にはハカセの奮闘とアイデアと、それに加えてバスコの策(バスコにとっては、ダマラスが邪魔なので、海賊を利用して排除しようとする)が物を言うわけですが。

 そして、来週の後編はクリスマス回ですね。
 この年のクリスマス特別ゲストは、バトルケニアの大葉健二さん。デンジブルーであり、しかも年始映画では復活した宇宙刑事ギャバンとして、ゴーカイジャーと共演したりもするレジェンド中の大レジェンドですから。

 戦隊でレジェンドTOP3を挙げると、アカレンジャーの誠直也さん、アオレンジャー&ビッグワンの宮内洋さん、そしてバトルケニア&デンジブルーの大葉健二さんになるかなあ。
 大葉さんは、スーツアクターとしても、キカイダーの中の人だったり、顔出し以前の芸歴も長い御仁ですが、マーベラスの幼少期(それを演じた子役がウルトラマンジードだったり)にギャバンがマーベラスの命を助け、その後、成長したマーベラスを、宇宙海賊の無法を追う宇宙刑事として対決したり、和解して共闘する映画も当時、盛り上がったなあ、と。

 とにかく、次週もゴーカイは盛り上がり回ということで、楽しみなわけですな。


★ウィザード

 インフィニティーに覚醒したウィザード。
 前々作オーズもそうですが、「最強フォームの最強武器が斧」というのが、この時期のトレンド(フォーゼのバリゾンソードは違うけど)。
 だけど、この後は、最強フォームの専用武器というのは作られていないようです。

 で、この時期のウィザードは、グレムリンことソラが台頭して、ミサちゃんの悔しそうな表情がいいとか、ワイズマンあるいはシロマの不審な言動が伏線的に張り巡らされる感じでしょうか。
 自分としては、40話の妹再登場を待ち遠しく思うばかりですが、メデューサの転落劇も気の毒に思いながら見ていたなあ、と。

 ワイズマンとしては、真由に魔法使いの資質を見出したので、この時点でミサの切り捨てを図るようになっていたのかなあ、と裏事情を推察しつつ。

 また、シロマが「晴人のインフィニティー覚醒」を見て、マズいと言った背景については、「自分の手のひらを離れて、さらなる成長を遂げた晴人を想定外」とする説と、もう一つ、「コヨミの魔力切れのペースが上がっていることを察した」ゆえのリアクションという説もありまして、
 見えないところで事態が進行中というのが、この時期になるのかなあ、と。


★ディケイド番外編

 今回で終わりましたね。次に何をやるかは、まだ分かってないけど、土曜の楽しみにしておきましょう。
 あまり期待しすぎると、外れたときがショックなので。

★アースドーン

 まあ、この作品はTRPGファンでも、知る人しか知らないマニアックな作品ですね。
 これから展開するという時期に「TRPG冬の時代」というものを迎えて、いろいろ展開が終わってしまったもので。

 シャドウランは今も日本で展開が続いていますが、アースドーンは海外では続編が出たらしいですが、日本では紹介されず。
 90年代では、いろいろ斬新だったシステムも、21世紀に入ると、よくあるものになってしまいましたし。

 ただ、名前の出ない手伝いのみの作品だからこそ、ここで語っても、個人を特定されないメリットはありますね(笑)。
 手伝いのみで、プロのクリエイターにはなれなかった(個人名で作品を出せなかった)身だからこそ、過去の傷と考えていた時期もありましたが、時を重ねてみると、それでも自分にとって貴重な学びを得られたなあ、と感じるわけで、大切な思い出かと。

 そして、尊敬する雨宮監督にも、(当然ながら)名前の出ない下積み時代があったわけで、今回、そういう思い出話をツイッターで聞いて、いろいろ共感する部分もあったなあ、と。

 で、雨宮監督は、イラストやデザイン方向から世界観を組み上げて監督になった人で、アクション畑の人ではない。
 ただ、氏の描くコンテなどが、アクション監督を刺激するみたいで、アクション監督としては、横山誠さんとか大橋明さんの名前が、雨宮監督つながりでよく出てくる。
 雨宮さんは、そういう人脈を大事にして、総合監督的な立ち位置で世界観や、映像含むビジュアルイメージを構築する人だと。

 これがアクション畑出身の人だと、どんどん動かすことで驚かせる(坂本監督はその方向性)んだけど、雨宮監督は「止め絵」の魅力がありますね。
 そして、止め絵の背景に筆書きの文字を映し出す手法とかは、どこかアニメ的で、映像と文字表現の演出は90年代のエヴァなんかも確立しましたが、それがゼロワンの必殺技で復活したとの見方もあります。

 また、セイバーにある絵本の中のファンタジーも、雨宮さんのイメージを受け継いだものとも思えます。
 クリエイターも代を重ねると、先人の表現へのリスペクトが出てきたりもしますので、そう考えると、歴史的な系譜を考えるのがまた面白い時期になっているのかもしれません。

 コロナ禍で今まで通りのことができなくなると、新しいことを模索するか、あるいは昔の手法で使えるものを呼び起こすか、挑戦に対する応戦で多くのアイデアが生まれる時期なのかもしれないと感じつつ。

 ともあれ、CGの多用で、古き良き特撮技術が衰退していることを懸念している人たちも多い中で(エヴァの庵野監督とか)、逆にCGという新しい技術を積極的に取り入れ、新しい特撮の見せ方を開拓したのが、まあ、雨宮監督だと思うわけで。
 まあ、見せ方は斬新だけど、素材はレトロだったりもするんですけどね。剣士とか鎧とか馬とか、能面とか、和のテイストを強調しつつ、機械も電子関連ではなくて、歯車とか蒸気機関とか、いかにもカラクリ仕掛けって感じで、そういう古い素材を新しいビジュアル手法で魅せるのが雨宮流になるのかな、と。

 今、見たいのは、雨宮さんがゲーム的なバーチャルリアリティーを描くとどうなるのかな、と。
 牙狼VRが、ゲーム世界なのに、妙にリアルなケンカっぽい生々しい戦闘描写で、違和感を感じたのに対し、雨宮ワールドでゲーム風ファンタジー世界を構築したら(牙狼以外でも)どうなるかは見てみたいな、と。

 充電期間に、いろいろゲームにハマって、スクリーンショットを楽しそうに挙げている監督のツイッターを見ると、そこから次は何が生まれるのかな、と期待したくなってた夏でした。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/09 (Wed) 17:28:43

 非定期感想です。

 NOVAさんのセイバーのご感想で、ゴーストを担当した脚本家さんということから発展し、ゴースト→セイバーに集約するご解説、なかなかに深そうです。まず、ゴースト単独ではなく、まずゴースト以外の特徴から分かるゴーストとの差異から、ゴーストの特徴が浮かび上がる感じですね。

 そうして浮き彫りになった感じのゴーストから、それとの差異を含めたセイバーの現時点での特徴、予想・期待できる点等々があると。自分は飲み込みが遅いタイプですんで(^^;、次話くらいではまだ「腑に落ちるものがある」とはなりそうもないですが、観続けていくと「ああ、伺ったあの話は、こういう形でドラマになってきたのか」とか思えそうな気がします。

 いつもの型通りのお礼で申し訳ありませんが、ご教示いつもありがとうございます。視聴を楽しむ助けに、大いになっています。

●仮面ライダー剣/ブレイド(第11話:各々の居場所、第12話:カテゴリーA)

 そして剣(ブレイド)ですが、やはりこちらで伺った内容が、ようやく自分に馴染んできたかもしれません。脚本が2時間ドラマが多いメインライターから、特撮・アニメも多く手掛けるサブライター担当エピソードという事前知識も、差異が何かを意識して観る助けになった気がします。

 第10話までで、なぜ橘朔也/仮面ライダーギャレンが、言っちゃ悪いですけど、ヘタレた感じがするのか、自分なりに見えてきた気がします。橘朔也に限らず、第10話までの主要キャラクター共通だと思うんですが、キャラクター単体で「カッコいい」を出そうとしてるんじゃないかと思えます。

 橘朔也ですと、設定的に考えてみると、美化できるような気がします。本当は実力がありながら、恐怖心のため発揮できないでいる。しかも恐怖心は深まっていく。本人は知らない、さらに認めたくない。そのため、伊坂/ピーコックアンデッドの誘惑に乗り、藻で表面的には克服する(違法薬物の暗喩でしょうか)。

 それで調子づきもすれば、強さへの依存心(恐怖心に代わって現れた?)も出て来て、本来の仲間を裏切るようになっていく(橘朔也が当初は、所長らの裏切りを怒っていたにも関わらず)。しかし、実は伊坂/ピーコックアンデッドの手のひらの上で踊らされており、といった感じですね。なかなかに悲劇的なヒーローです。ただし文字面では、ですが。

 さらに予習によれば、密かに橘朔也を愛していた小夜子が伊坂に殺害される(第14話らしい)。それで橘朔也も目が覚めまして、恐怖心を克服、伊坂/ピーコックアンデッドを仇討する(第15話らしい)。うん、見事にヒーロー誕生ですな。

 だけど、今のところは映像で見る限りは、ヘタレててカッコ悪い。これは脚本的に(おそらく演出の責任ではない)、「1人だけでカッコよく見えるキャラクターにしよう」という意図があるんじゃないかと。言い換えますと、キャラクター単体の設定を盛れば見栄えするはず、という意図。OP映像で、主要キャラクターそれぞれが、他のキャラクターとは無関係にポーズや動作を決めているのと同様な感じですね。

 自分的には「そうじゃないんだ」と思えます。1人だけでカッコいい、に対比させて申しますと、「キャラクターとキャラクターの間にカッコよさが生じるんだ」となるでしょうか。敵味方の関係だけでなく、味方キャラ同士でも、例えばヘッポコな2人がジタバタしながら奮闘して、スカッとする結果に至る、なんてよくあった気がします。

 自分が期待するのは後者です。その兆しが、部分的ながら第11話~12話で少し見えた気がします。主に相川始周りですね。今週のエピソードでは、相川始の人間関係が動きまして、それもうまい具合にニアミス起こしてます。この後、どうなるんだと期待できそうな展開です。

 まず、第9話で相川始と知り合った一之瀬仁ですね。相川始を兄に似ていると言い、兄貴と呼んで親しんでいる。その一之瀬仁と、ハカランダ(栗原親子)を離れた相川始が行動を共にし始める。その時点では、一之瀬仁は相川始を普通の人間だと思っている。スタンス的に同じようなタイプだとも思ってますね(「兄貴」だけではない気持ち的なつながりを暗示)。

 一之瀬仁にはプロデューサーの社長がいまして(一之瀬優)、家出同然の仁を引き戻そうとしている。今週分を最後まで観た限りでは、父親は仁がまだ世間を甘く見ていること、仁のミュージシャンとしての実力と伸びしろ・限界等々はよく分かるみたいです。しかし、仁のやりたいことを、納得するまでやらせてもいいと考えていそうでもある(相川始の立ち位置を意識した、仁の巣立ちまでの居場所を暗示かな?)。

 仁は相川始がカリスだと知っても、なお一緒に行こうと言い、信頼を崩さないわけですね。ライダーであるだけで、助けたにも関わらず拒絶した親子と対比になってます。相川始の新たな居場所が出てきた、みたいな感じ。

 さらに仁の父親が相川始に声を掛けまして、金額未記入の小切手渡し、仁の事情を語った上で、やんわりと息子が帰ってくるよう助力を求める。これをこっそり仁は聞いてたりするわけですな。

 しかし相川始=カリスはアンデッドと戦闘になり、緑色の血を流す。これを見た仁は恐れてしまう。これは、相川始の自己認識に大きく影響を与えそうですし、人類に対する絶望が芽生えるかも(栗原親子と逆ベクトルかな?)。しかし、仁はライダーまでなら全く信頼に影響しなかったわけで、あと一歩でまた信じるようになるかも、という期待も感じます。

 あの時点で、自分の船で旅するミュージシャンという仁の夢は、バトルの煽りを食らった火災でついえたというショックもありますし。焼けた船を見て声をかけて来た父親の手を仁が振り払ったのも、まだドラマが先へ進む予感にもなってます。

 さらに相川始や仁たちの知らない方向から、栗原天音が絡んで来ているわけですね。仁のストリートミュージシャン活動を紹介したTV放送に、偶然、相川始が映っているのを見た天音が追いかけ始めていたということで。しかし、いい線まで追いながら会えない。これもうまく具合にニアミスになってまして(仁を気にしてない点も含む)、この後、偶然の出会いとかでドラマ発生を期待したくなるものがあります。

 そんな感じで、キャラクター間のドラマが始動した印象です。2話分を担当したサブライターさんが、なんとか地に足ついたドラマ発生できるよう、いろいろ仕込みを入れてくれたとなるでしょうか。逆に言えば、今までは浮つきがちでまとまりを欠きがちだったとなりそう。言い換えますと、主要キャラクターを、1人ずつ迫力とか盛ろうとしたものの、その努力が空回りしていたような印象です。

 よしここからだ、と思えたんですが、次からメインライターに戻るわけですね。うーん、第12話以降を観るのがちょっと怖いような(^^;。井上敏樹さん担当が第17~19話、メインライターが完全に入れ替わるのが第29話からみたいですね。作風がどう変わっていくのか、きちんと観てみたいと思います。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/12 (Sat) 18:44:28

 定期感想その1です。

 東映Youtube公式を見たら、今晩からクウガ放映開始でして、小躍りするくらい喜んどります(^^;。平成ライダーの祖をようやく観られるわけですから。ずっと以前だと「平成第1作だな」と思うくらいだったかもしれません。

 が、牙狼シリーズで第1作を最終話まで再放送で観て、感動して納得したのみならず、それ以降の視聴済みの牙狼まで理解できた気がした覚えがあります。平成ライダーだって、同じことが起こるんじゃないかと期待する次第。

●牙狼MS(第11話:咆哮)

 今話で初めて「ザジ」を意識して注目できた気がします。以前にも視聴したはずで、「魔戒ノ花」第7話ですね。1年ほど前に1・2話観て、飛んで第6~9話をまとめて観ているんですが、自分のここでの感想をチェックするとごく名前すら出してない。魔戒ノ花7話だとザジが強化された超ザジが出ていたようです。

 その前にも観ていて「魔戒烈伝」第12話(最終話)ですね。このときは、今でもよく分かってない牙狼をもっと知らなかった。ザジ(作品時系列では3度目の登場?)に注目できるわけもなし。流牙編と鋼牙・雷牙編のつながりについても驚けず、「なるほど、別世界的だったのがリンクしたのか」程度の認識だった模様。

 で、今回は作品時系列・劇中時系列で初登場のザジを見られたわけですが、強い印象が残りました。口では恨みつらみを言うものの、本当の執念は「黄金騎士と真っ向から戦って勝ちたい」のように感じられました。鋼牙を単に心底怒らせたいのであれば、カオルを殺害してしまえばいいはず。鋼牙は必ず激怒して仇を討とうとするはず。
(作劇的にはカオル死亡はまずいでしょうから、鋼牙が急速に親しくなったキャラクターがザジに殺害される運びとなるかも。)

 だけど、ザジはそうしない。自分(ザジ)を倒さないと、カオルが死んじゃうよ、と焦らせるのみ。戦わざるを得ないように仕向けはするものの、憎悪を駆り立てようとか、鋼牙(黄金騎士)をできるだけ苦しめようとかした気配がない。

 ドラゴンボールで例えると、初代ピッコロ大魔王ではなく、二代目ピッコロの感じですね。初代を引き継いだ大魔王として、直接の親の仇の悟空を倒し、その勢いをかって世界を滅ぼす、みたいな印象がありませんでした。

 ただひたすら悟空に勝ちたい、悟空に己(二代目ピッコロ)の強さを認めさせたい、が動機にして最終目的だった感じでした。その結果、初代ピッコロ大魔王が「倒されてスッキリする」キャラだったのに対し、二代目ピッコロは「再登場しての奮起を期待したくなる」キャラになった気がします。

 そういう印象が今話のザジに生じましたんで、二度、三度と登場したことに、今さらながら納得するものありです。バトルもトリッキーな面があって面白いですし、戦場も和風ファンタジー的な舞台で行われる点、独特の雰囲気を醸し出してます。牙狼MSの印象に残るバトルでは、バイク活劇、鉄塔&夜の高所飛び回り、時代劇風剣戟等々あったわけですが、今話はまたもや趣向を変えたバトル主体でなかなか満足でした。

 ともかく本編。といっても、あれこれ書いちゃったし、バトル主体であまり感想に書くことがなさそう。バトル以外では、冒頭で赤い仮面の男/シグマが「古の魔戒文字を読み解かなければ」と言っている(焦っている?)のに対し、ラストでザルバが古代魔戒文字を易々と読み解いている点が印象的だったかも。敵ラスボスが強力ではあるけれど、何かしら未熟な点があることが示唆されたような気がします。

 冒頭、既に申しましたが、本拠と思しき場所にいる赤い仮面の男が、石板を撫ぜつつ「古の魔戒文字か。まずはこの文字を解き明かさねばならない」と言っているわけですね。その話が進むのかと思ったら、今話ではそこまで。

 続いて、鋼牙とカオルの魔戒ゆかりらしい場所でのデート(?)ですね。鋼牙が牙狼の称号を継いだという塔がある(かつ、騎士の墓所でもあるらしい)。塔は今でも騎士本人の浄化に使われてまして、何者かが塔に宿っている感じですね。ただし、例の刻印までは対処できない模様。

 そして現れるのがザジであるわけですね。狙いは鋼牙/黄金騎士。なぜなら、ザジは倒されたホラーの怨念みたいなもので、無念を晴らしたいから、らしい。鋼牙とカオルがホラーを模したという石造の前まで来たとき、時間操作で鋼牙以外を止め、戦いを挑んでくる。鋼牙が戦いを避けないよう、カオルに2本の矢が刺さる寸前にセットまでする。これらの一連が、上記で申した通り、単なる悪役キャラでなさそうな雰囲気、魅力を与えている気がします。

 そこからは延々のバトル。墨絵風背景でモノクロ調の2人が戦うさまは、今までと趣向が違ってまして、思わず見入るものがあります。ところどころ使われるカラーがなかなか鮮やかで目を引くのも、もしかするとこちらの目線移動をうまく操作してくれているのかもしれません。

 戦闘中に過去の騎士(英霊?)が現れまして、ザジの正体を鋼牙に伝える。正攻法では倒せない、ゲートを破壊せよ、というわけですね。ゲートは先ほど見た、ホラーをかたどった像で、ザジの攻撃をかいくぐって破壊、ザジを封印する。カオルも無事守られ、時間は元通りに動き出す。

 ザジの言ったことからすると、騎士がホラーを倒せば倒すほど、その怨念の塊であるザジも強化される、と考えたほうがよさそうですね。しかし、鋼牙も過去の騎士の助力を受けている。ということで、鋼牙がザジに「俺はこれからもホラーを狩る」と言い放つ自信があるんでしょうな。

 ホラーの石造の破壊面には古代魔戒文字が刻まれてまして、ザルバによると「守りし者が守るべき者を得たとき、そこに試練が訪れるだろう」。牙狼第1作のことだとも思えますが、今作のこれからの展開にも絡むのかな。

 それにしても、冒頭では古代魔戒文字をこれから読み解くという赤い仮面との男との差が気になります。最初に申しましたが、赤い仮面の男は己が未熟に気が付かずに、何かを究められると勘違いしてるんじゃなかろうか。

●仮面ライダーウィザード(第33話:金で買えないモノ、第34話:人気モデルの裏側)

 前半を観終えて、どうもドラマは攻介を軸にしていそうな気がしました。少なくとも、観ているこちらの気持ちが大きく動く展開は攻介で起こっているような。いったんそう思ったんですが、よく考えると違うかも。

 陽性で目立つ展開が攻介で起こっているので、つい晴人のドラマを見過ごしてしまっているのかもしれません。晴人にもいろいろ起こっているんですが目立たないだけのような。まだ暗示的な部分があるのが1つ。もう1つは、以前にドラゴンに警告された絶望ですね。晴人のドラマは絶望に落ちていく予兆が描かれているような気がします。対して、攻介は最後には陽気に上げていく。晴人のドラマは終盤でより重苦しくなって、観ているこちらはようやく気が付くのかも。

 それはともかく、前半冒頭。前話でボギーが倒されたかに見えたんですが、実は分裂してゲート候補に憑依してたわけですね。ボギーの能力は運を操ることで、ゲート候補に幸運を舞い込ませ、有頂天にさせておいて、不運をお見舞いして一気に絶望に導く算段らしい。

 ファントム側でも不協和音ありまして、前話で既にミサがこっそり反逆しているわけですね。まだ情報漏洩程度ですが、ソラは少なくとも察する程度には把握している模様。チクチクとミサに嫌味のような脅しのようなことを言ってます。

 で、本エピソードのメインゲストは攻介の親友:土屋でして、(ファントム活動圏である)東京を離れようとしたものの、都内限定のガソリンの無料券につられて舞い戻る。ソラによれば、要は一度でもあぶく銭掴んだ人間は、安易な富を欲しがるようになるものらしい。

 しかし、舞い戻った土屋を見て、攻介は慌てるわけですな。なにせターゲットですから。しかし、幸運過ぎて慢心した土屋は攻介の諫めを聞き入れる様子は全くない。むしろ、金に釣られたらしい取り巻きを信じて、攻介をむごく扱い、絶交を言い渡しさえする。

 しかし、そこからが攻介の真骨頂ですね。決して土屋を見捨てない。観ている自分はぐっと胸を突かれるようなものがあったんですが、同じような感動を何かでした覚えがあります。しばらく考えて思い出しました。映画/小説「ホビット」のビルボ・バギンスです。(呪われた)富に目がくらんだトーリンを見捨てず、しかし迎合もせずに尽くす。アーケン石のくだりが友情についてのクライマックスでした。

 それと同じような強い印象が、今話の攻介には生じました。これがあったんで、最初に申したように、ドラマが攻介中心だといったん感じてしまったようです。

 それはともかく、ボギーの人工幸運は一気に不運に移る。土屋の車は事故で裏返り、漏れたガソリンが着火しそうになるも、土屋は脱出できず、取り巻きも逃げ去ってしまう。しかし攻介が駆けつけ、爆発炎上ぎりぎりで救出するわけですな。

 これでようやく目が覚めた土屋、ボギーと決別する決心をしまして(これは攻介との友情復活でもある)、攻介はボギーを土屋から分離、ビーストで美味しく頂くと。残りのボギー憑依も、4体に分離したウィザードがなんとか撃破。

 続く後半(第34話)。メインゲストは人気の女性モデル:清水千明ですか。今話を見る限り、強い上昇志向があるゆえに、傍若無人とも言えるほどの押出の強さがある感じですね。やはりゲート候補らしく、ジョギング中に襲撃を受けたところを、居合わせた攻介、瞬平がなんとか救出してますな。

 これが縁になって攻介らは清水千明について行くわけですが(ゲート候補保護もあるし)、外面よさげな清水千明のわがまま、内弁慶(?)に驚き、ついには攻介がキレてしまう。千明も怒って飛び出すわけですが、撮影予定のカメラマンに出会って、行動を共にする。これが罠だったというわけですね。

 一方、ソラ関係でも動きがありまして、国安0課の木崎に呼ばれた晴人らはソラの写真を見せられる。人間時は「滝川空」という美容師。それを元に追って行くと、例の日食以降、姿を消したらしい。人間時の空の行動・言動は、ソラと似たものらしい。これが続く展開の鍵みたいですね。さらに不穏なのが、空についた客のうち、何人かは行方不明になっていること。

 自分でも(予習効果がありながら)うっかりしていたと思うのは、ソラが他のファントムを呼ぶのに人間時の名前で呼んでいたことですね。今話序盤でもちらっと示唆されまして、ようやく意識しました。ソラの感覚としては人間時の名前が自他ともしっくりくるわけでしたか。

 ともかく、そのソラのほうから晴人らの前に現れまして、自らの正体を話し始める。人の心を持ったままファントム化(グレムリン)したものの、同類がいないことに落胆したらしい。ライダー(魔法使い)になった晴人に近いと言い出し、さらに接近を図っている模様。

 しかし、瞬平から清水千明失踪の報が入り、晴人らは直ちに救出に向かう。現場では一足先に攻介が到着、例のカメラマン/ファントム:アルゴスとビーストで戦っている。晴人もウィザードで参戦ですが、清水千明にグールが迫る。

 と、そのピンチを救ったのがソラであるわけですね。「この子に手を出すな!」と叫んで、清水千明を庇い、アルゴスに斬られてダム湖へ落下。もし自分が初回放映をリアルタイム視聴してましたら、間違いなく「ソラには空の良心があって、晴人側につくつもりだ」「ワイズマンに近づいたのは、倒すための計略だったんだ」と思ったはずです。

 でも予習効果がありまして、「この子に手を出すな!」の真の意味が分かって、ゾッとしました(^^;。しかし今の晴人らにそんなこと分かるわけない。自分たちの側へソラが寝返ったと思ったでしょう。晴人はソラを救うべく、すぐさまダム湖へ飛び込みまして、次週へ続くのか。

 これは面白くなってきました。終盤に近付いているせいか、ドラマ展開のネジを締めて来た感じがします。

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/12 (Sat) 22:20:51

 期待どおりに、秋からクウガが始まって、大変喜ばしく思っています。
 それにしても、これでクウガ、剣、ウィザード、セイバーの4作が毎週見られる形ですか。感想書くのも大変そうだ(苦笑)。

 他は、ゴーカイと牙狼ですな。ガンダムBFも追っかけたいですし、秋からの新展開で、どこに重点を置くか、文章量も含めて調整していきたいですね。

★牙狼MS

 前回、雨宮監督自身はアクションよりも、映像ビジュアルの特殊効果なんかが得意な監督だと書きました。
 その面白いバトル演出が冴えた回だなあ、というのが今回の感想になりますね。

 ホラーのザジのデザインや、古のホラー像、そして英霊の塔などのキービジュアルも監督自身のデザインによるもので、今回もTwitterで、それぞれのビジュアルデザインの解説をしていたり、
 今回の塔周辺のロケ地が、昨年の雷牙主演の映画でも使われていたこと、映画には「京本政樹さんのバラゴ以外に、ザジ登場の予定もあったけど結果的に断念した」との裏話もあって、時空や世界を超えて戦い続ける冴島鋼牙の物語がいろいろリンクしているシリーズの面白さを、改めて実感できたな、と。

 以前に、無印牙狼は冴島鋼牙とカオル個人の物語であり、MSは牙狼世界を広げ、魔戒騎士と法師の紡ぐ世界観を拡張した作品という話をしましたが、
 改めてMSを見ていると、シリーズ全体の縦糸が面白い時期だな、と感じています。

 そして、今回の撮影技法が、タイミング的にセイバーの異世界描写の技法に踏襲されている点も、この時期の注目点になりますか。
 セイバーでは、本に描かれた異世界にスポットが当たりますが、牙狼も「カオルの絵本」というのが一つのキービジュアルにもなっていて(エンディングの画面が毎週変わったり、その回ごとにカオルの描いたイメージ画像が提示されて、おそらく鋼牙がカオルに語った戦いの断片からカオルがイメージを膨らませて描いた物語なんだなあ、とか)、
 そして、このカオルの描いた絵本のイラストは、実際には雨宮さんの手になるもので、そこにも創り手ならではの感想解説が入ってきて、いろいろワクワクしている視聴体験だったりしますね。

 次回は、零主役編で、MS前半終了。
 そして、OPEDが変わって、後半の魔戒大戦的な展開が始まります。
 鋼牙個人のドラマが広がり、魔戒騎士および法師全ての存亡を賭けた、牙狼史上最大の戦争に向けて物語が動き出すわけで、ストーリー規模においては最高峰だと断言しつつ。

 まあ、リアルタイムだと、ディケイド→ゴーカイジャー→牙狼MSという集大成ヒーロー活劇が続いていた頃合いで、海外のアベンジャーズとも重なって、盛り上がっていた2012年の時期だったなあ、と記憶。
 今年は、それを短期間で追体験しているような頃合いですね。

★ウィザードおよび剣

 ウィザードは仕込みの時期が続き、個人的にはソラが好きじゃないキャラということもあって、40話の真由再登場までは、流し見程度の感想になると思います。

 まずはセイバー、続いてゴーカイ、牙狼MS、そしてクウガに想いを注ぎたいタイミングですね。


 剣については、第一クールの終わりで、それなりに盛り上がる頃合いですね。迷走していた橘さんが突然、覚醒して、ようやく格好良くなる。
 ある意味、彼のアップダウンの激しさを味わえる時期です。

 この剣の序盤の雰囲気って、実はエグゼイドの序盤に近かったりもします。
 エグゼイドは、序盤にエグゼイド、ブレイブ、スナイプ、レーザーの4人が、それぞれの思惑でバラバラに行動して、視聴者は感情移入もままならないまま、「ゲーム+医者」という独自の世界観に翻弄されていたな、と記憶します。

 多人数ライダーだと、それぞれのキャラをつかむのが大変で、キャラをつかむ前にどんどんドラマが進行すると、感情移入できないまま置いてきぼりになる。
 推しキャラが見えると、追っかけが楽しくなるんですけどね。

 で、剣の場合は剣崎が未熟だけど、分かりやすい熱血漢で、主人公として子供には感情移入しやすい。
 そして、クールな影のある悲劇のヒーローを求める向きには、カリスがいる。
 この両者の関係が対を為すのが、剣の面白さの一つだし、メインテーマだとも考えるのですが(だから、ディケイド版の剣でカリスがただの悪役として処理された時は、不満だった)、その両者がジオウで再登場したり、「天音ちゃんが暴走」してアナザーブレイドになったりするなど、剣の物語を正しく受け継いだ後日譚としても納得。

 もう、天音ちゃんの始さんに対するヤンデレ模様は、インパクト大ですから。
 広瀬さんがメインヒロインのはずなのに、ドラマ的なインパクトは始さんに固執する天音ちゃんに当たってるので、カリス主役として見る方が堪能できたなあ、というのが当時の記憶でした。

 そして、橘さんは「頼りになる先輩」という設定のはずなのに、それは第1話とそれ以前(映像化されていない)だけのもので、劇中のイメージは「独り善がりで、ド迷惑な暴走先輩」。
 これはエグゼイドにおけるスナイプが似た立ち位置ながら、後にブルーレイ特典で過去ドラマが描かれ、その悲劇が公開されると納得度が急上昇。

 でも、橘さんの場合は、そういうフォローが一切なく、後輩の剣崎に対して、「アンデッドと一緒に銃撃」「邪魔だと殴り倒す」「バイクで跳ね飛ばす」など、どんどんやってることがエスカレートして、とうとう「俺はブレイドを倒して、最強だと証明してやる」と暴走発言。

 ただ、視聴者の感想としては、剣崎は地味にアンデッドを封印して、戦果は挙げてるけど、あまり最強って感じはしないんですね。
 この時点で、最強はカリスなんだろうけど、橘さんがやっているのは「自分を慕っている未熟な後輩」に変な嫉妬の目を向けて、イジメているようにしか見えない。

 まあ、そういう我を忘れた暴走行為の末に、小夜子さんが悲惨なことになって、ようやく正気に戻って覚醒する橘さんのというドラマなんですけど、
 アギト→龍騎→ファイズ→剣の時期は、戦隊との差異を強く意識して、「複数ライダーがなかなかチームとして共闘せずに、むしろ相互の利害の不一致で、怪人を放置したまま(あるいは呆気なく撃退したり、逃した挙句)ライダーバトル」を繰り返すという不毛なパターンが続いていました。

 剣の場合は、特にそれが酷くて、怪人退治よりもライダー対決に夢中で、後々、怪人同士の方がよく話し合って理性的とか言われることに。

 橘さんって、本来の設定では、理性的で頭脳労働者タイプなのに、まるでそうは見えないのは、ライダーシステムに闘争本能を刺激する欠点が隠されているとしか思えない。
 で、そういう設定が後付けで採用されて、ブレイドに登場するライダーは全て時期を変えて暴走してしまうことに。

 橘さんが正気に戻ったら、今度はレンゲルが暴走していますとか、カリスが暴走、剣崎が暴走、と、物語の半分近くが、誰かが暴走しての危機を演出しているのが、この作品ではないか、と(そこは後半もあまり変わらないですね)。
 とにかく、いろいろ理由を付けて、ライダー同士を戦わせたいんだな、というのが平成1期の作風で、近年は敵ライダーと味方ライダーの陣営が割と明確ですが、剣の時期は、それが不明確な頃合いだった、と。

 戦う理由がドラマで明確に描かれているなら盛り上がるんですけど、剣はその辺が雑な持って行き方だったから、感情移入しにくかったわけで。

 なお、序盤で橘さんに散々痛ぶられていたから、剣崎はどんどん経験値を貯めて、打たれ強くなっていったという説があります(笑)。
 剣崎のアンデッド融合係数がどんどん上がって、加速度的に強さが上がって行ったのも、結果的に橘さんのおかげかと思えば、意味のある展開かな。

 って、ブレイドという作品は、批判と、それに対する擁護意見が当時いっぱいあったので、賛否はともかく、語れるネタは非常に多いライダー作品になっていますね。
 怒ってるというよりは、懐かしネタに笑いながらツッコミ入れているような感じでしょうか。

 とりあえず、「散々迷走して、苛立ちが頂点に達したかと思ったら、突然、吹っ切れて、格好良い見せ場が訪れる」というのが、剣の魅力に挙げる人も多いですし、次週からはそういうカタルシスにつながる展開なので、その辺はご安心を。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/13 (Sun) 17:14:36

 定期感想その2です。

●ソラ

 その前にウィザードで少し。敵幹部として急速に台頭してきたソラです。自分はソラに敵役/悪役の期待が高まったんですが、NOVAさんが「好きじゃないキャラ」と仰ったことで、ちょっと立ち止まる気になりました。

 今週分の映像と、この先に明かされる設定と併せて「無邪気なゆえに残忍になれる敵」だと期待しました。好みの悪役パターンの1つです。が、最後まで観た方の印象は留意しておきたいところです。

 別作品ですが「バビロン」というアニメを視聴しました。リアルタイム放映では視聴可能な局ではなく、ちょっと遅れて見せてもらいました。第7話の時点で真のラスボス(曲世愛)が明らかになるんですが、こいつが酷いの何の。

 そこまでは自殺を誘発する能力者程度の扱いだったんですが、上記の「無邪気なゆえに残忍になれる敵」の典型でした(ラスボスの起こす惨劇の演出もツボでした)。第7話を観終えた時点で、ゾッとする恐怖を感じるとともに、「コイツに一矢報いて欲しい」という気持ちも生じました。

 恐怖のみならず、無念や怒りの感情を喚起する、まさに悪役に期待される機能を完璧に果たしていた感じです。かつ、思考や感情が想像できず、そのために何をするか予測できない謎めいた点も魅力だったかも。

 が、第8話以降がちょっと。最終話(第12話)まで観たら、物語舞台広げた(日本→全世界)のに反して、どんどんラスボス曲世愛がショボくなっていって、ガッカリしてお終い。原因の1つは原作小説がまだ完結していないことがあったようです。が、ラスボス自身が善悪の哲学めいたことを語り始めたのも大きかったような。謎めいたところは謎のまま残して欲しかった。

 ソラに戻りますと、自分の期待の原因をよく省みてみると、「バビロン」アニメ第7話までの曲世愛の印象を無自覚に思い出していた面があります。その曲世愛が期待した途端に、凄みが消えて行ったわけですから、ソラも同じようになるかもしれない、と期待だけでなく用心もする気を起こした次第です。

 ユウゴ/フェニックスだと、敵役として最も期待が高まったところで退場でした。自分的にはユウゴロスさえ起ったほどですが(^^;、重要キャラクターの退場では最も印象に残るパターンの1つかも(「あしたのジョー」の力石徹みたいな)。そのユウゴの穴を埋めるように登場してきたのがソラであるわけですんで、ユウゴへの期待分もソラに加算されてるのかもです

●海賊戦隊ゴーカイジャー(第43話:伝説の勇者に、第44話:素敵な聖夜)

 まず前半(第43話)は、ダークホース:ハカセの活躍があり、劇中で「宇宙最強」(おそらく、1対1なら、でしょうか)と明言された参謀長ダマラスの敗退・退場があったわけですね。ダマラスはバスコ完全体を容易に押さえ切る力があることは前話で明示されていました。

 以前は、ゴーカイ戦士が束になってもバスコ完全体に軽くあしらわれていたわけで、前話時点でパワーバランスはダマラス圧倒優位と感じました。それゆえ、その上位の皇帝アクドス・ギル親征のザンギャック本隊には全く勝てないという印象も。

 それが今話では、バスコも加えてですが「力を結集すればダマラスに勝てた」となったわけで、それなら「もしかしたらザンギャック本隊に勝てるかも」という光明が見えたような気がしました。もっと以前から、上手い具合に強さの変遷を見せてくれたおかげでしょうか。

 ともかく本編。ダマラスが気の済むようにマーベラスを処刑するかと思ったんですが、やはり忠臣ゆえに、皇帝アクドス・ギルの意向をくむわけでしたか。結果的には似たようなもので、復讐であり見せしめでもある公開処刑ということですね。

 この時点でのゴーカイ側の戦力はハカセたった1人。しかも勇者伝説は嘘っぱちで、腕のアザも拭き取れば消える。雑誌の件からして冗談の偽記事でしたか。放映時期を観るまでもなく(次話はクリスマス話だし)、エイプリルフールネタでもないですね。が、この後で勇者伝説はきっちり使われてまして、伏線の作り方、活かし方に感心しました。

 ハカセは打つ手がなく、絶望するわけですが、ナビィが活を入れてくるわけですね。ハカセの絶望はもしかすると「もし本当に勇者だったら、なんとかできるのに」みたいな、自分の嘘に踊らされたものだったかもしれません。そこをナビィに痛棒食らいまして、初志に返ると。

 ハカセがどうするのかと思ったら、マーベラスの処刑場に正面から殴り込みですか。勝てるわけないし、そもそもダマラスが敵とすら認識していない。しかし、そこで「勇者伝説」持ち出すわけか。ハカセは勇者として覚醒したぞ、強敵だぞ、とブラフで陽動するわけですね。バトルは守勢一方ながらも善戦、時間稼ぎできればいい。

 なぜならナビィがマーベラスの拘束を解いて逃がすだめだから。このとき、バスコが気が付いていながらニヤリとするだけなのが、直後に効いてきますな。ともかくもマーベラスは解放されはしましたが、実は絶望的な事態はあまり改善されてないのか。ハカセ&ナビィはマーベラス解放までの作戦しかなく、後は「一緒に頑張ろう!」しかない。

 しかも、ハカセの意外な奮戦にしびれを切らしたダマラスも直接参戦してきてる。そこへ駆けつけてくるのが残りのゴーカイ戦士で、前のバトルでバスコが止めを刺さずに逃がしていたわけですな。これに驚いて隙が出来たダマラスに、バスコが(バスコらしく ^^;)後ろからグッサリ。

 どうやらゴーカイジャーがいないと手に入らないお宝があるのが、バスコの裏切りの理由らしい。これでザンギャックから追われる身となるわけですが、それでもお釣りがくるくらいの何かのようですね。

 ダマラスは手負いとなったこともあり、以前よりはるかに強化され、一致団結もしているゴーカイジャーに等身大でも、巨大化戦でも倒される。最強のダマラスにしては意外にあっけない気もしますが、ゴーカイジャー快勝に納得もできる説得力はありました。

 続いて後半(第44話)はクリスマス回ですね。レジェンド継承回でもありまして、戦隊としてはバトルフィーバーJ、そこからバトルケニアがサンタとして登場ですね。前話で敵本隊の第1次大規模侵攻は、ダマラス敗死でいったん中断の雰囲気ができてることも、この回の成立に寄与しているかも。雰囲気として通常回にしてお祭り回ですから、大規模戦闘の小休止という条件がないと、不自然になりかねません。

 それはともかく冒頭では、鎧から地球の風習「クリスマス」を聞いたゴーカイジャーの面々は、面白そうだとばかりに乗って来るわけですね。ルカと鎧がクリスマスパーティの買い出しに出かけるわけですが、ルカが出会ったサンタは「よい子にしかあげられない」と。サンタの意図は「大人はだめ」でしょうけど、ルカが反応したのは「よい」でしょうな。

 そういうコメディがミスディレクションになってまして、このサンタが実は、というわけですな。それはともかく、続いて姉弟に出会う。弟は明らかに小学生くらい、姉もせいぜい中学生くらいか。名前は小夜と聖二ですか。戦隊ゆかりのキャラクターかと思ったんですが、どうもそうではなく、「聖夜」のもじりであったらしい。

 そこへ、息抜きに地球へ来た親衛隊のダイランドーと護衛(?)の行動隊長ビバブーがお遊びで騒動を起こし始める。人間を人形に変えてしまうわけですね。これと鎧、ルカが遭遇するわけですが、一緒にいた姉弟の弟:聖二、続いて姉の小夜を庇った鎧が人形に。

 直ちに残るゴーカイ戦士が駆けつけましてバトル開始。ですが、メインは小夜&ルカの頭脳戦ですね。敵の厄介な点は人形化で、既に鎧が無力化されているし、他の一般人も人質同然だし、現有戦力も人形化されて無力化されるリスクも高い。

 そこで二重のトリックというわけでしたか。ルカの人形を作って騙そうとする作戦第一段階は見抜かれる前提で、バレてルカが人形化されるところから作戦第二段階。小夜がルカのキーを預かっており、小夜がゴーカイイエローになって敵の人形化の杖を奪取。これで鎧らも元踊りになるし、さらなる人形化もない。

 そこからは、いつもの(?)戦隊バトルであるわけですが、まず全員イエローにちょっとびっくり。しかし、もっと驚いたのがバトルフィーバーJです。なんなんだろう、この異色な戦隊は。色分けの戦士でないし、なんか派手派手だし(^^;。

 調べてみると、バトルフィーバーJ(1979年)は戦隊3作目にして、スーパー戦隊としては祖とする見方もあるようですね。マーベルヒーローとの連携も意識したものらしい。それで各国名やら地域性を意識したネーミングにもなっているわけですか。

 それはともかく、通例通り(?)にゴーカイジャー勝利で、クリスマス回だけあってショータイム的でもありましたな。サンタがちらっと曙四郎(バトルケニア)の正体を見せ、クリスマスプレゼントにバトルフィーバーJの力をゴーカイジャーに贈って締めと。

 次週は前に伏線として出てきた「寝隠神社」の真実が出てくるみたいですね。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/14 (Mon) 18:23:56

 定期感想その3です。

●仮面ライダーセイバー(第2章:水の剣士、青いライオンとともに。)

 今話からOP入りましたね。ぱっと好きになるほどではないですが、ドラマの印象が深まるにつれ、聞きたくなるはず(過去のライダーでもそうだったし)。それはそれとして、前話(第1話)で、主人公について「飛羽真が事情をいきなり理解し過ぎているし、ヒーローの自覚もあり過ぎる」と不満を覚えたんですが、今話を観て考えてみると違うかも。

 ライダーは本の戦士であり、本は知識が詰まっている。ということは、飛羽真が文字通り「本を身に着けた」のなら、本の知識が使えて当然であるはず。これは公式設定には見当たらない妄想補完ですが、本編を納得して観られるなら、なんでも妄想しておこうと思います(^^;。

 ともかく本編ですが、ライダー序盤の恒例で、セイバー世界や主要キャラクターの紹介を兼ねた進行ですね。作品独特のバトルを見せつつ、こちらの目が馴染むように誘導してくれている感じです。

 冒頭は前話ラストからの続きで、新堂倫太郎(仮面ライダーブレイズ)の紹介。今話ラストでは飛羽真サイドに、ソードオブロゴスの富加宮賢人(仮面ライダーエスパーダ)がやってきてまして、味方ライダーの紹介編がしばらく続くのかしらん。

 それはともかく、メカ的な青いライオンに乗って現れた倫太郎曰く「土足では失礼だから」で、現実世界の常識はあまりなさそう。「怪しいものではない」と言ってみても、芽依ならずとも怪しいとしか思えないはず。事件解決後では、エクレアを知ってはいても、食ったことがない様子でして、現実世界については全て座学で学んでいるだけの可能性がありそう。

 倫太郎の任務はワンダーライドブックと火炎剣烈火の回収のようですが、飛羽真は拒絶(もしかすると、夢で見た女の子とつながりがあるとかかな)。倫太郎も力尽くではなく納得させてのつもりらしく、飛羽真をソードオブロゴス本部(ノーザンベース)まで案内する(この時点で芽依が倫太郎のお菓子好きを見抜いた模様)。北極にあるらしいですが、移動に現実世界での距離は無関係みたいですね。そこにいるのが主らしきソフィアであるわけですが、さらに上位のメンバーがいるみたいですね。

 そういう流れとは別に、芽依「どこでもドアだ」→倫太郎「ブックゲートです」と、他作品のアイテム名をモロに口に出してますな。これは序の口で、ライダー用バイクが「ディアゴスピーディー」になると、ある商品名に酷似です。登場音声に「創刊!」と入ってたりするし、後で「毎号特別加速」の音声もあるし、ゼロワンからダジャレだけ継承でもしてるんだろうか(^^;。

 それはともかく、ソフィア(その後で倫太郎)による歴史解説があり、飛羽真をライダーと認定。が、参戦するかどうかは飛羽真次第であるわけですか。一方、敵側も動きがあり、次の怪人(メギド)は既に街を異世界に変えて占拠しているらしい。飛羽真は直ちに決断しまして、倫太郎と敵地に乗り込むと。が、飛羽真がどう思ったにせよ、自転車暴走の芽依に押し込まれる運命だったみたいです(^^;。

 敵地ではまず倫太郎がブレイズとして戦いの手本を見せるわけですね。どうでもいいことですが、「必殺」と聞こえた音声を字幕で見てみると「一冊」でして、本に拘って設定していますな。ダジャレで笑うのを通り越して、かえって感心してしまいました。

 VFX交えた特撮も第1話に負けず、いい感じです。舞い散る枯葉風の本のページとか、シャボン玉とか、一部は本物、残りはCGでしょうか。アナログとデジタルの組み合わせはリアリティを増す作用があるのかも(スターウォーズ後期のVFXでも多用されたテクニックらしい)。

 本日の本のお題はまず敵が「アリとキリギリス」ですか。これを倫太郎ブレイズが対処し、飛羽真は生存者を誘導して逃がす。作戦第一段階は成功し、飛羽真はセイバーに変身して参戦。ですが、アリですから数が多いわけですな。要はキリがない。さらにキリギリスもかく乱してくる。

 これにより飛羽真らはいったんノーザンベースへ撤退、ソフィアに善後策を仰ぐ。が、ソフィアの見解は「街は手遅れ」、つまり放棄するというもの。しかし飛羽真が敵のボスを叩けばいいと「覚悟を超えた先に希望はある」と言い放つと新アイテムが反応(「創刊! ディアゴスピーディー」ですね ^^;)。これで決死の作戦第二段階へ。

 アリは女王アリによって増える、ということで女王アリを探して叩くと、ライドブック「ジャッ君と豆の木」が手に入りまして、「ジャックと豆の木」でセイバーを強化(2冊同時使用は高度な技のようですが、飛羽真は初手から使えるのか。「選ばれた勇者」の暗示かな?)。

 倫太郎ブレイズは空にに敵がいるとアドバイスするも、飛羽真セイバーは豆の木を地面に行使する。なるほど巨大豆の木が天まで届くからでしたか。見事撃破しまして、さらにライドブック「ピーター・ファンタジスタ」を得る。

 これにより街は解放されたわけですが、敵拠点ではカリバーが「これで私の計画は加速する」と嘯いて笑っとりますね。他の敵メンバーも余裕の態度ですし、敗戦は予定のうちだったのか。

 倫太郎側拠点では、倫太郎がエクレアに興味津々ですが、ライドブックを手にした飛羽真は例の女の子の幻影を見たらしい。が、そこへ新キャラクター登場(字幕に「富加宮賢人」と出てる)ですが、飛羽真に「久しぶり」とあいさつしてまして、以前からの知り合いらしい。が、飛羽真は心当たりがなさそう。

 それにしてもCG含めたVFXが凄い。ほぼフルCGと思いますが、二度目の突入で道路を駆け抜けつつ敵を薙ぎ払っていくシーンですと、レディ・プレーヤ―1の冒頭を思い出しました。印象的に遜色ない感じです。ずいぶん費用がかかると思うんですが、ずっとこの調子で維持できるんだろうかと、変な心配すらしてしまいます(^^;。

 次回「父であり、剣士。」では、今話ラストの富加宮賢人(仮面ライダーエスパーダ)の紹介・初参戦かと思ったら、まず尾上亮(仮面ライダーバスター)が味方側で暴れるらしい。同じパターンと思わせて、違うのを出してくるわけですね。その点も期待しようと思います。

●仮面ライダークウガ(第1話:復活、第2話:変身)

 今週はジオウ放映時の東映公式Youtubeで一応は観た話ですね。改めて観なおしてみて、かなり記憶に残っている感じでした。自分的にはちょっと意外で、Youtubeで観た他のライダーものだと、観たはずの第1・2話をかなり忘れていることがほとんどでしたから。

 なんでだろうと考えて、まず感じたのが流れがシンプルでテンポが速い点です。おおむね、敵(グロンギ)がクウガ側に構わずどんどん動きまして、クウガ側は必死に追いかけてます。実際の展開も速い感じではあるんですが、クウガ側が先を越される印象が生じるので、流れの速さを感じるみたいです。

 かつ、敵の動きを追いかけるわけですから、少なくともクウガ側の動きは動機も経過も結果も分かりやすい。それがシンプルに感じる要因のような気がします。つまり、飽きないし分かりやすい。

 さらに昭和ライダー1号初期みたいな怪奇風味ですね。これはジオウ時の感想で書いた気がします。ホラー演出って、自分的には分かりやすくて印象に残りやすいようです。

 これもジオウ時の感想でちょっと触れた覚えがありますが、グロンギ怪人のデザインは動きやすいように考えてある感じで、着ぐるみバトルで功を奏しているようです。これに加えて、高所(ビル屋上、ヘリ)演出を加えてるもんだから、なかなかハラハラさせてくれる。

 今週分は、五代雄介が仮面ライダークウガとなり、白→赤の覚醒を果たすわけですね。その過程で一条薫と遭遇し、相棒となる端緒となったようでもあります。ストーリーを追っての感想は、今週分は割愛しようかと思います。第3話からドラマ始動する予感がありまして、まだちょっと感想に迷っているところです。第3話以降の成り行き次第では、第1・2話に立ち返ってみるかもしれません。

 ウィキペディアを改めて読んでみると、クウガはSFとしての評価も高いらしい(星雲賞受賞など)。その点も期待したくなっています。

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/15 (Tue) 00:53:54

 今後のスケジュールを考えると、ゴーカイがあと4週で終わるので、追っかけが少し楽になるかな、と思いますね。

 その時期にウィザードが代わって、クライマックス期に突入。

 で、ウィザードとゴーカイに一つ共通点があって、「バスコとソラ(グレムリン)」が自分の中では似たようなキャラとして印象づいていました。
 どちらも、おふざけ交じりの飄々とした振る舞いで、主人公も敵陣営も嘲り笑うトリックスター的な振る舞いで、番組を中盤からかき乱すわけで。
 だけど、バスコは結果的に悪い印象がなく、ソラの方は悪い印象が残っている。

 それは、バスコがマーベラスのアンチテーゼとして振る舞い、乗り越えるべき壁として立ちはだかったのに対し、(2週後のバスコとマーベラスの決着回は傑作エピソードの一つ)
 ソラの方は、晴人とそこまでのドラマ的因縁を構築することなく、それでいて最後まで嫌がらせをしながら、結果的に、晴人の憎悪を掻き立てる行動をしでかしたわけで、「敵だけど、その最期は哀れだった名ヴィラン」として記憶に残ることもなく、ただひたすらヘイトの対象であり続けた。

 ウィザードのアクションに、「指輪をした拳で相手を殴らない」という作法があるのですが、晴人がグレムリンだけは絶対に許せないとの想いで「唯一、指輪の拳で殴る」というアクションを見せるわけで、そこまでのヘイトを買うわけで。

 ウィザードの終盤は、敵にも同情を寄せるようなドラマ展開を見せるのですが、その中で、ただ一人ヘイトを集めるような動きを見せまくったのがソラというわけで。

 他にも、盛り上がったドラマに水を刺して白けさせるとか、ファントム以上に恐ろしいのが人間の狂気であるとか、感情移入の余地が一切ないキャラとして描かれていたわけで。

 これで恐ろしい強敵ということなら、まだいいのですが、相手を策にハメてネチネチ痛ぶりながら、心理的に追いつめるイヤらしさがあって、それが最期に晴人を追いつめる嫌がらせをしたりして、ウィザードのドラマの最後は、晴人に感情移入すると鬱になりそうですな。
 自分は、まあ、仁藤に感情移入していてセーフだったけど。

 なお、その後、真の最終回はディケイドとの共闘編で、明るくお祭り騒ぎで終わったけど、ウィザード自身のドラマとしては「グレムリンに掻き乱されて終わった」。
 その後、傷心でトラウマになった晴人の心が本当の意味で救われたのは年末劇場版において。

 ……とまあ、グレムリンは「決して強敵じゃないのに、主人公を心理的に苦しめ、物語の美しい終わり方を崩壊させ、希望のドラマを遊び気分で、あわや絶望に追い込む真似をしでかした」という意味で、稀有なキャラですな。
 作品を感情移入過多で見る者にとっては、こいつはヤバいと思わせたキャラということで。


★ゴーカイ

 さて、年末クリスマス決戦と称される回ですな。
 例年、クリスマス前には「玩具を売る」という商売事情から、強敵との決戦が行われ、ロボ戦でも全機総出演の派手なバトル展開に至るのが戦隊の伝統。

 そして1月の頭に、お正月ムードで総集編的な復習回があって、2月の最終決戦に向けて、最後の盛り上がりを見せる、と。

 あ、日曜夜に配信されているハリケンジャーでも、そんな感じでしたな(違うのは年末大掃除回に総集編をやっていたこと)。
 で、ゴーカイジャーでサンタさん役で大葉健二さんが出演していたと思ったら、その夜のハリケンジャーでも寺の和尚さんの役で大葉健二さんが登場して、しっかりアクションを披露して、変身までする。
 つまり、その日の配信分は、ダブルで大葉健二回になっていたという。

 サンタさんの方はアクションしなかったので(そこで不満な人は、年始のギャバン映画を見るように、という当時の商業戦略)、これも近日配信されないかなあ。
 ゴーカイジャー映画は、傑作揃いなので、期待大ですな。


★バトルフィーバー

 この作品は、現代でこそ、戦隊3作めなんですが、90年代までは第一作扱いなんですね。
 95年のオーレンジャーからタイムレンジャーの時期にかけて、ゴレンジャーとジャッカーもスーパー戦隊に含めようという話になった。

 で、戦隊第一作のゴレンジャーですが、番組改編期に「仮面ライダーの後枠としてスタート」。
 当時、ライダーXまでで歴代5人ライダー総出演というイベントがあって、その人気を引き継げないかという流れで、五色のヒーローが生まれた経緯があります。
 その後、ライダーシリーズはアマゾンからストロンガーに受け継がれるのですが、放送枠が切り替わり(TV業界的には「腸捻転解消」というネット変換の事件があって、必殺シリーズとライダーシリーズが影響を受けたとの話がマニアには有名)、

 つまり、戦隊成立の背景にライダーの放送チャンネル移動という裏事情があったことが「ライダーと戦隊のVS映画」でも公式ネタとして語られています。

 ともあれ、公式でゴレンジャーとジャッカーまでがシリーズとして放送された後、その流れは一端、途絶えます。

 で、その間に、東映さんがマーベルと提携して、日本版スパイダーマンが登場し、変身ヒーローが巨大ロボのレオパルドンに乗って、巨大化した怪人と戦って、とどめを刺すというフォーマットが生まれます。

 そして、マーベル提携ヒーローの第二弾として、「キャプテンジャパン」の企画から発展したのが、バトルフィーバーJということで、当時は「ゴレンジャーのシリーズ続編」という意図はありませんでした。

 ゴレンジャーを意識して「戦隊というネーミング」「五色を強調した個別ネーミング」「目のないゴーグルと共通のスーツデザイン」として、戦隊シリーズというフォーマットを定着させたバトルフィーバーの後番組が、「電子戦隊デンジマン」。

 そして、スパイダーマン→バトルフィーバー→デンジマンの中で踏襲されたのが、等身大戦の後の巨大ロボ戦なんですな。

 バトルフィーバーは戦隊の伝統が生まれる前の作品なので、デザイン的には最も異色作となりますが、シリーズの放送枠の中では祖に当たる。
 でも、シリーズが10作から15作に至るまでには、何度か終了の危機があったとか、いろいろ紆余曲折を経ているうちに、アメリカさんが作品を気に入ってくれ、パワーレンジャーとしてブレイクした結果、さらに続いて、今に至る。

 ゴーカイジャーで35番めですが、あと5年続くと50周年になるというシリーズ継続期間としては最長の特撮ヒーロー作品なんですな。

 まあ、先にライダーが来年50周年記念なんですけどね。

 ……って、何だか調子づいて歴史語りをやらかしてしまいました。

 何はともあれ、次回はカクレンジャーに出てきた助っ人戦士のニンジャマンというヒーローが、寝隠神社に封印されていたのが正月に寝覚めて、ゴーカイジャーに「カクレンジャーの大いなる力」を与えてくれる流れで2週分。
 というのも、寝ていたからザンギャックのことも何も知らないニンジャマンさんに、いろいろ教えるための総集編回で1週分になりますし。

 ともあれ、カクレンジャーの大いなる力をもらったら、その後はバスコとの決戦を経て、大いなる力が全部集まって、ザンギャック帝国の大軍との最終決戦に至る、と。

 8年ぐらい前と同じワクワクを味わっている今日この頃ですな。

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/15 (Tue) 02:23:26

 長くなったので切り分けて、セイバーとクウガです。

★セイバー

 始まったばかりなので、まずは設定ストーリーの確認と、映像表現やアクションスタイルの見極めからですね。

 ライダーでは珍しいくらい、リアルじゃないファンタジー的な世界観と、合成ですな。
 まるでゲームの世界だと思ったら、本当にゲームのCG構築エンジンをフル活用していたという。

 エグゼイドとは違う表現で、ゲーム的なライダーだという。

 エグゼイドは、いかにもゲームと分かる演出(HITとか技演出がそれっぽかったり)を見せていましたが、
 セイバーは、ファンタジー世界を少しでもリアルに近づけるために、合成を利用しています。
 撮影事情として、現実世界でロケがあまりできないから、合成をフル活用して、これまでにない映像を見せようと奮闘していますな。

 果たして、予算はどこまで続くのか、と違う意味でドキドキハラハラしています。

 まあ、ある程度、バンク素材が増えてきたり(変身場面とか必殺技とかバイクとか)、怪人のスーツを作らずにCGだけでまかなったりすると、節約できるのだろうか、とか、何よりも撮影裏事情が気になるライダーになっています。

 ストーリー的には、アイデアマンの主人公と、訓練はしているけど頭が固そうで応用力のなさそうな2号と、さらに多彩な味方ライダーが増えて来そうですな。
 当面、その紹介編で5話ぐらい使いそう。

 エグゼイドに比べると、序盤からイガみ合うことなく、大らかな展開になるのかな。
 ソフィアさんという穏やかそうな女上司が司令をやっている点でも、戦隊的なチーム物って感じがします。

 とりあえず、序盤は正義のチームVS敵チームで分かりやすい展開だといいなあ、とブレイドのバラバラ具合を見ると、余計に思ったり(笑)。

 オーズ曰く「ライダーは助け合いでしょ」。正に平成2期を象徴するセリフでしたが、近年、またライダー同士の戦いが増えてきて、なかなか共闘しないゼロワンという令和の1号ライダーが出て、これが令和の風潮かと心配していたら、セイバーはそれを踏襲せずに、普通に勧善懲悪なチームになりそうなのは嬉しいかと。

 まあ、3話の父親ライダーが頑固で共闘しないとか、やたらと突っかかる仲間が出てくるかもしれないけど。
 少なくとも、2号ライダーが「ゴーストのマコト兄ちゃんみたいに、人の話を聞かないキャラ」にならなくて良かった、という感想を多数見て、笑いました。

 自分も含めてですが、ゴーストの作風はどうこう、とか、それに比べてセイバーは……と見解述べる意見をよく見かけるのは面白いな、と。


★クウガ

 他の平成ライダー(令和含む)が、「始めにライダーありき」の設定で世界観が作られている(ライダーシステムを研究する機関とか科学者とかがいて、複数のライダーが登場し得る)のに対して、
 クウガは「現実の2000年代」という世界観が先にあって、そこに異物であるグロンギとクウガがイレギュラーとして古代から蘇ってきたという設定ですね。

 つまり、この世界には、これまで仮面ライダーも怪人も存在しなかった。全てが未確認という前提で、物語設定が構築されているわけですな。
 怪人に対抗するシステムとして、誰かが仮面ライダーを設計したとか、そういうのが一切なく、突然、目覚めた謎に対して、人々が手探りのまま、事件解決に向けて自分の職業として全力を尽くす。

 警察として事件の謎を追ったり、考古学者として古代文字を解読したり、医者として五代の体の異変を解析しながら戦えるよう健康診断したり、グロンギ怪人の能力を科学の見地で分析してクウガが相手を攻略するヒントを提供したり、そういうドラマが展開される、と。

 クウガは決して無敵ではなく、序盤は自分の能力も完全には分からず、敵怪人の能力に翻弄されながら、ピンチで続く(前編)のが、相手の能力に対抗するために周囲のフォローを経ながら、新たな能力を得て怪人を倒す(後編)様子を丁寧に描きます。
 この段取りの丁寧さが作品の魅力ですね。

 まずは、東京に出てきて、そこでも未確認生命体が現れ、殺人事件を起こしている。警察が対処しようとすると、クウガも変身して怪人と戦おうとするのだけど、警察にとってはクウガも未確認生命体と区別が付かず、一緒に射殺しようとする。

 さらに、敵怪人は足が速い豹タイプなので、クウガが走って追いつけない。
 そこで、一条刑事がクウガの支援者になってくれ、警察が開発していた特殊白バイのトライチェイサー(TRCS2000)を提供してくれ、クウガがライダーとなる流れですな。

 まあ、この世界に仮面ライダーという言葉はないので、クウガもそう呼ばれたりはしないのですが。

 クウガに大きく影響を与えた作品として、平成ガメラシリーズがありまして、
 かつては子供向きの怪獣映画として人気を博したガメラが、平成に復活する際に「これまで怪獣の存在しなかった世界に、もしも巨大怪獣が出現したらどうなるか?」というシミュレーション風のテーマを大人が納得できるように作り上げて、90年代後半の特撮映画界を大いに持ち上げてくれました。

 子供だましじゃない大人のための怪獣映画として作られた平成ガメラを、TVのヒーロー物に持ち込んだのが「平成ライダーの祖クウガ」だったわけですな。
 まあ、それ以前に、TVじゃないビデオソフトや、劇場版で、真・ZO・Jという大人向きライダー3作品が模索されていたのですが(ZOやJは雨宮慶太監督の作品でもある)。

 とにかく、クウガは子ども向きの要素を一切廃した玄人向き作品として、それまでのライダーのお約束を一から見直し、新たな理屈を構築してゼロから創り上げた新生ヒーローとして誕生し、
 21世紀のライダーの始祖となった作品です。

 そして、この世界には、ライダー同士のバトルが一切ありません。いや、グロンギ怪人にライダーオマージュな奴は何人かいるのですが(5話〜6話のバッタ怪人とか)。
 グロンギの特徴は、現代人の言葉を喋らず、グロンギ語という独自言語を喋ること。
 で、このグロンギ語を現代語に訳すためのルールもあって、「ゲゲル」=「ゲーム」、「ザギバスゲゲル」=「ファイナルゲーム」など、グロンギ語研究なんかも当時のサイトコンテンツであったり(かく言う自分も作った^^;)。

 なお、このグロンギ語がアレンジされて、牙狼の魔戒語になったりしています。
 大人向き特撮作品として、平成ガメラ→クウガを始めとする平成ライダー→牙狼という流れが90年代から2000年代の歴史として、大きな流れになっていました。

 ともあれ、いろいろな作品を俯瞰して見ると、当時の時代背景とか、ジャンルの流行とか系譜とか、そういうのをあれこれ語りたくなってしまいます。

 ちょっと調子づいたので、長文失礼しました(m0m)。

 結論:クウガは平成ライダーの中でも、大人向きを非常に意識した作品として、リアルさにおいても別格ということで。まあ、昨今の派手なエフェクトに慣れた目では、地味だけどね。
 技名も叫ばないし。ベルトも喋らないし。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/18 (Fri) 22:38:43

 定期感想その1です。

 東映公式Youtubeで「鎧武外伝」新作の制作決定と出てまして、少し驚きました。TV放映ではなさそうですから自分はおそらく観ないものの歓迎するものはありますが、なぜ今、鎧武が選ばれたんだろうと。

 もしかして、ジオウで過去ライダーが次々登場した効果が今頃になって出てきたのかなと思ったりもします。もしそうだとすると鎧武以外も期待できそう。

●牙狼MS(第12話:果実)

 今話は救いのない話でして騎士の厳しさを再確認しつつ、しかし「誰がホラーに憑依されたか」を追って行くミステリ的な要素が楽しめたかな。もっとも、零は早々に真実を見抜いていたようで、観ているこちらが「コイツか、アイツか」とハラハラする作りでした。

 自分的には、序盤~中盤まではなかなか誰がホラーかは確信が持てませんでした。終盤の対決に至り、ようやく母親:星川敏子がホラーの正体を見せたところで、「なるほど、そうだったのか」と。

 誰だか迷った理由は、以下のような推測(妄想)があったからです。

・母親:娘への歪んだ溺愛から星川敏子がホラー化。最もシンプルなパターン。
・母親を助ける代償に娘:星川ミサオがホラー化。母親:星川敏子は(魂が抜けた)人間として復活。
・娘:星川ミサオがホラー化したものの、使い魔として復活させた母親:星川敏子に主導権を握られている。
(ミサオのホラー化疑惑(?)は、細かい演出面では、ミサオが自分を抱きしめる癖があり、その後ろ姿はまるで母親が抱きしめているような手でもあることも影響しました。)

 冒頭の(ラストの時間を先取りした)描写からは、零が娘:星川ミサオを斬ろうとしているシーンに見えますんで、娘:星川ミサオがホラーになっていそう。ですが、態度的に母親:星川敏子に異常性が感じられる。

 ですんで、母親がホラーかと疑いたくなるんですが、昔の回想シーンからは娘を溺愛しつつも虐待するような雰囲気も見られましたんで、もともとそういう人間とも受け取れる。いろいろ見え方を揺らしてくれてまして、上手いなあと感心した次第です。

 繰り返しですが冒頭は零が星川ミサオに剣を向けているシーンから。シルヴァに斬れるのかと問われても、零は迷いがない様子で返す。そこでいったん時間が巻き戻りまして、零がホラーを探して、星川親子の住む街を訪れるところから。最初から星川親子にアタリはつけているらしい。

 さらに星川親子について零は把握しているらしく、母親:敏子の経営する洋菓子店に向かうも閉まっている。そこで娘:ミサオの通う高校に向かいまして、今度は簡単にミサオを見つける。ここで以前からの知り合いであることが描写されてますね。情に厚い零のことですから、ここから冒頭のシーンに至るなら辛い展開と予想できるシーンです。

 零がいつもの甘いもの好きを見せながら、ミサオと川まで散策。なんてことはないシーンのようですが、ベンチに寝転がったミサオの腕に、誰かにやられたと思しきアザ、負傷が見えまして、何やら雰囲気が歪んで来ますな。さらにミサオが去った後、シルヴァが零に覚悟はできたかと問うたりする。

 一方、ミサオはそのまま帰宅。ですが、母親:敏子の様子がおかしい。匂いからクレープを口にしたと見抜き、娘の腕を掴んで問い詰めてますね(腕のアザ、怪我にピッタリ一致)。娘をパティシエにしたい執念が尋常ではない様子です。この母親のせいで、ミサオは常に菓子作りの道具を持ち運んでいたりするわけか(無駄な修行でして、母親の無思慮な異常性を窺わせる)。

 母親:敏子は娘:ミサオに零に別れを告げろと言いますが、止めを刺せとも取れる言い方ですね。冒頭で過去の状況が明かされてまして、ミサオ視点かな。(おそらくパティシエ一辺倒に耐えられず)母親と衝突し、死ぬつもりで夜の道路に飛び出した。が、母親が身代わりになる形で車にひかれると。

 そのとき、ミサオは母親:敏子のネックレスを掴み、突き飛ばされるときに引き千切ってしまっているわけですね(ミサオが母親も一緒に車を避けさせようとした?)。が、現在は母親:敏子がそのネックレスとしていると。ネックレスがゲートとかだったら、ネックレスをしている者がホラーということか。

 ホラー討伐の指令を受けた零が来たときは、事故現場に誰もいなくなってたわけですね。つまり、一瞬遅かったと。その零の回想シーンでは、零が車にひかれそうになった幼いミサオを助けているわけですね。ミサオは一度は事故に間に合った零に救われたけれど、二度目は零が現れず、救われなかったということでしょうか。

 それはともかく、過去の零は甘いものは苦手だったが、母親:敏子の菓子により甘いものに目覚めたとか、ちょっと面白いエピソードかも(^^。

 が、そのときの母親:敏子の態度に、今話の事件の萌芽が見えるような気がします。事故に遭いそうになった娘を心配するのは当然としても、ぴんぴんしている娘にわずかな怪我もないか、確認する様子はちょっとおかしい。そのときの娘:ミサオが母親を見る目も怯えているような感じです。事故時もミサオがパティシエ道具持ち歩いていることも示されてましたし。

 そうなると、河原でちょっと見えたミサオのアザ、怪我が不審となるわけですね。母親が力任せに掴んだせいで怪我したことは間違いない。ということは、どこかで(冒頭の事故以降?)母親の異常の方向がねじ曲がったのかとも思えます(ホラー化したのが母親という疑いを強めるものかも)。

 事故の件は最後の対決時にもう一度、今度は詳細に描かれまして、かなり真相が明らかに。母親:敏子と衝突した娘:ミサオが道路に立ち尽くすも、接近した車を見た母親:敏子も飛び出し、ミサオを道路外へ突き飛ばす。このとき、母親のネックレスはいったんミサオの手に。

 母親は即死ではなく瀕死で、死に際も娘を気遣っている。そこをホラーに魅入られたわけですね。ホラー化したのは母親:敏子でしたか。そうなった原因は自分にあると思い込んだ娘:ミサオは母親をずっと庇っていたというのが真相だったか。零はかなり早い時点でそのことを見抜いていたらしい。

 零に会いに行かされたミサオは、敏子:ホラー(ヤシャウル)の策だったみたいですね。零が人情家という長所でも弱点でもあることに付け入り、まず娘に母親の命乞いをさせて追い払うか、戦意を鈍らせて隙を作るかしようとしたんだろう。

 しかし、零は冒頭の通りの覚悟を固めているわけですね。まず娘:ミサオに当身を入れまして気絶させる。母親ホラー:ヤシャウルはしかし諦めず、偽の母親と知っていてもミサオの心の支えになっているとして、零の戦意を挫こうとする。

 が、無駄であるわけですね。零は鎧を召喚、母親もホラー:ヤシャウルの正体を見せまして、最後の対決。ヤシャウルは心理戦には強かったようですが、物理戦は不得手だったらしい。ガチンコバトルになりますと、零が特に苦戦する様子もなく討伐。

 ですが、その後がキツイわけですね。ミサオに終生許さない旨言われまして、零は言い返さずに去る。零はしかし、これでミサオに笑顔になれる将来(ミサオ「みんなを笑顔にする仕事」→零「自分(ミサオ)の笑顔」でしょうか)が開けたことを信じているらしい。零には騎士の覚悟が固まってきていることと同時に、先を見通す成長も感じられます。それには胸の刻印の痛みも影響している模様。

 いろいろと味わい深い回でした。これで前半終了、後半からはOP/EDも変わって、ラスボスへ向かって行く展開になるわけですか。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/20 (Sun) 00:02:35

 定期感想その2です。

●仮面ライダーウィザード(第35話:空の向こう側、第36話:九官鳥は語る)

 こちらでソラ評を伺ったものの、先週時点では自分としては未だ期待するものがありました。確かにヘイトが溜まるキャラではあるんでしょうし、それゆえに禁じ手の指輪をはめた拳で殴られるというのも分かる気もします。

 指輪をはめた拳で殴るって、ドラマ表現ではかなりヤバい部類じゃないかと思います。なんとなれば、実際に喧嘩用の指輪ってあるから。アメリカの暴走族集団の取材記事などの記載で知りました。ただ、体格が大きく、格闘技ができる奴だと指輪はしないらしい(指輪に頼る必要なしという誇示らしい)。

 以前に間違ってカタギじゃない飲み屋に入ってしまったことがありまして、店主がデカい指輪してました。わざと90度回して、殴るための面を横に向けていたのが印象に残っています。今は喧嘩するつもりはない、ということでしょう。つまり、見せつけて怖がらせる目的がありそう。

 そういうものがある以上、子どもも見る正義のヒーローが指輪した拳で殴っちゃいけないでしょうね。下手するとチンピラに成り下がりかねません。その禁を破ってでも殴ったということは、それだけ許せないという効果的な感情表現になりそうです。

 似たことがあったのを思い出しまして、仮面ライダードライブの事実上のラスボス:ゴルドドライブです。最後はチェイスに託された力と武器で完全に倒すわけですが、機械になったとはいえ父親です。でも、観ていて「そうだ、倒せ、止めを刺せ」と自然に思えたのは、ゴルドドライブがそれだけこちらのヘイトを高めていてくれたから。

 そういう成功例を先に観ちゃいましたんで、もしかしたらソラもという期待があったのかもしれません(他の期待理由もあったのは、既に申した通り)。が、今週分前半(第35話)を見ると、期待していた可能性のいくつかは潰れてしまった感じがあります。

 自分でも何に期待したか、ファントム、魔法使いを整理してみようと思います。

・晴人:完全に人間側の、サバトでファントム≒絶望を押さえ切った魔法使い
・攻介:ファントム(ビーストキマイラ)と契約した、サバトや絶望と無縁の魔法使い
・ユウゴ:人間態は借り物に過ぎず、サバトで絶望に落ちた人間と共感は不可能なファントム
・ソラ:サバトでファントム≒絶望に支配されながらも、人間時のメンタル(ただし尋常じゃない)を維持したファントム

 こう書いてみると、ソラは序盤で劇中の人物(や観ている自分)が希望を託したくなったタイプのキャラクターになりそうです。人間時の気持ちが残ってないか、という一縷の望みですね。これが中盤までで断ち切られるわけですが、終盤に入る頃になってソラ(の本性)が出てきた。

 よく考えてみますと、ソラのようなタイプを期待しておきながらアレですが、なんとも不安定な立ち位置のキャラに思えます。ユウゴと対照的になりそうで、どうも違う。晴人と対極になりそうで、やはり違う。攻介だと、晴人に対してうまい具合に相補的な感じです。

 ソラには、なんと申しますか、しっくりするものがない。今週前半を観終えて、そういう印象が生じました。おそらく、早々にソラの本性をほぼ全部見せちゃったこと、人間時の性分の由来の描写が浅く、ソラの動機に深さを与えていないことがあるんじゃないかと思います。

 今までトリッキーな動きを見せて謎めいていたのに(晴人に救われるほど接近とかも)、今週前半でほぼ「人間時のときから連続殺人鬼(おそらく快楽殺人)、動機は『ロングヘア、白ワンピースの女性に振られたから』」が分かっちゃった。振られる以前に何があったかとかがない(正確に申せば、何かを匂わせる感じがない)。

 目的・行動上の謎は依然としてありますが(賢者の石とか)、動機や性格の謎めいた部分は消失してしまった感じです。設定・肩書だけに堕した面が感じられ、もう未知ゆえの怖さがなく、(自分好みの)重要悪役足り得ない。強大さについては、この後、強化されるそうですから、そこに期待するくらいかなあ。

 そういう印象が生じてから、改めてウィキペディアのソラの項目を読み直すと、「どうやら、敵味方のガチンコ対決に水を差すようなイライラ演出するキャラ」のようにも思えてきます。悪意のある言い方をすれば「話数を増やすためだけにかく乱する」と極端化できそうな気すらしてしまいます。

 いかん、自分が勝手に膨らませた妄想が外れたくせに愚痴を言い過ぎたかも(^^;。ともかく本編。前半(第35話)はソラの正体がメインですから、上記でほぼ感想を言い終えているかも。ゲート候補のモデル:千明は行方不明の父親に自らの存在を知らせ、探し出すために人気取りにあくせくしていたわけですね。

 その千明をソラは騙して、己がアジトに連れ去ったのは「ロングヘアの白いドレスの女性」という殺人ターゲットだったから。ゲートを絶望させるのは二次的な目的の感じです。危機に陥った千明を救うのが攻介であるわけですね。巧言令色鮮し仁に気づいた千明、攻介の愚直なお人好しにようやく気付いた模様。

 ゲスト敵ファントムのアルゴスは倒され、ソラ:グレムリンは逃げ去る。ただ、晴人に対してコヨミに対する疑念(人間ではない)、賢者の石の情報を残していった。ゲストヒロインの千明は、ソラに髪を切られたことにめげず心機一転、ショートヘアになり、父親とも連絡が取れてめでたしめでたし。

 後半(第36話)は放火事件と犯人捜しかな。九官鳥連れた太った男(根本和良)が(おそらく防犯カメラの映像から)犯人と疑われ、凜子と瞬平が聞き込みに入ると、目の前にまんまと現れる。太った男は無口のようですが、九官鳥が「絶望だ」と喋るからには、男の口癖なのか。それはともかく、アクシデントで逃げられてしまう。

 一方、晴人はコヨミや賢者の石について行き詰まり、前に黄色い魔宝石を入手した森に入ってみる。ワイズマンに会って確かめよう、ということらしい。こちらもまんまと面会に成功しますが、ワイズマンの能力が桁違いに高かったらしい。晴人はあっさり魔力を奪われて変身解除となり、放り出されてしまう。

 晴人が街に戻りますと、放火容疑者を追う瞬平、凜子らと遭遇し、さらに容疑者=太った男にも出くわすわけですね。が、確かに容疑者の目の前で車火災が起こるものの、容疑者がどうも放火犯っぽくない。明らかに火事に怯えて逃げ出してます。

 しかし、そこへファントム:ラームが出現しまして、ウィザードとバトルになるものの、逃げ去ってしまう。なぜか太った男が連れて逃げたはずの九官鳥が、カゴごと残されている。これが謎になるかと思ったんですが、今話で仕掛けが早々に明らかになってしまいましたな。

 それはこの後の話で、当面は九官鳥の喋る内容を手掛かりに追って行く。が、どうも変な感じ。容疑者の太った男の身元を明らかにするかのように、九官鳥がガイドしている感じです。ついに根本に行き当たるも、根本は泣かんばかりに無実を瞬平に訴える。どうやら気が弱すぎて、逮捕されただけで絶望するらしい(ソラ談)。

 ここまでの運びが不自然(晴人側が陽動の根本に連れまわされる感じとか)なのも当然で、九官鳥はファントム:ラームだから、なのか。これ、次回でネタバレして欲しかったかも。コメディ調とも取れますんで、ミステリ要素は排して来たのかなあ。

 ともかくも、根本の無実を信じたらしい瞬平、あろうことかパトカーを奪って根本と逃走、止めようとした凜子も巻き込まれて同乗してしまう。それを追う九官鳥=ラーム。というところで続くのか。

 自分的にはソラに期待するのが難しいと感じてみると、ミサ/メデューサがドラマから遠ざかってるのが不満になってきます。第40話で稲盛真由が戻って来るとのことですから、そこからかな(と書いてから、「これ、NOVAさんの感想通りだ」と思った次第 ^^;)。予習によると、ミサの最期はなかなかに壮絶なものらしい。

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/20 (Sun) 08:01:12

視聴習慣の話を先に。

 見るライダー作品が増えるほど、ウィザードの「物語の後半+次エピソードの前半」という構成が、少々イラッときます(苦笑)。
 やはり、1エピソードはまとめてみたいのですね。

 そこで、配信時に奇数番号だけ先に見て、少し時間を空けてから(週半ばぐらいに)偶数番号を見ると、しっくり見れることを確認。
 つまり、週末にまとめて見て一週間モヤモヤよりも、3日に1本ぐらいのペースで見て、モヤモヤ期間を減らす形が、自分的にはいいかな、と。

 だから、今週はソラの後半は見たけど、九官鳥回はまだ、という段階。
 ウィザード感想はまた後日ということになります。

★牙狼MS

 この作品は、陽の鋼牙、陰の零という形で、ドラマ構成をしているようですね。
 主役の鋼牙は、刻印の呪いという不安要素を抱えつつも、対ホラーというテーマでは揺るぎない正義のヒーローとして重厚感あふれるブレない演技を披露。
 一方の零は、笑顔の似合う表の顔と、ホラーに対峙する際の厳しい裏の顔の両面を演じつつ、繊細な物語(ホラーに人情を寄せるような作劇)を展開。

 揺るぎない鋼牙と、揺れつつも使命は貫く零という対比になるでしょうか。
 で、この鋼牙の要素と、零の要素を両方合わせ持つのが、息子の雷牙(零の弟子という立ち位置でもある)というシリーズ構成かな。

 歴代主人公だと、流牙は零をもっと未熟にした感じだし(仲間との絆で乗り越える)、神牙は零が道を踏み外したケース(魔戒騎士の悲劇的な使命・宿命を受け止められず、暴走悪堕ちした類型)。

 アニメ版も含めると、まだまだ考察の余地はありそうですが、個人のドラマとしては、ブレない鋼牙よりも、揺れる零の心情の方が描いていて面白い、というのがあるかもしれません。
 鋼牙の方は、ここから先、鋼牙以外の歴代魔戒騎士や法師の登場によって、物語世界を広げていく展開で、鋼牙個人の内面よりも周辺の人物との関わりを強調して、物語を動かす流れ。

 ある意味、今後はゴーカイジャーのレジェンド登場エピソードみたいな流れが目白押しといったところでしょうか。
 その後半第一エピソードは、魔戒法師の邪美(無印で死んだけど、スペシャル版の白夜の魔獣で復活)の登場。
 シリーズの歴代魔戒法師の中では、最も古株に当たる魔戒法師1号とも言うべき姐御キャラ。ある意味、鋼牙に対しても、姉的な目線で接することのできる彼女と、カオルの関わりが描かれる回になります。

 そう、牙狼MSはカオルの掘り下げも大きいですね。無印は、一般人の守られるヒロイン(かつラスボスの依代、生贄)だった彼女が、守りし者のパートナーとして魔戒法師の亜流(準・魔戒法師的な立ち位置)にまで成長するドラマがこの後、展開。
 鋼牙の周辺人物にどんどんスポットを当てることで、鋼牙の凄さを引き立てようとする流れになっていきます。

 この後のシリーズ展開では、零を主人公にしたり、邪美や後輩の烈花を主人公にしたスピンオフ(桃幻の笛)が作られたり、ある意味、アメリカのアローバース的な作品世界の広がりを日本の牙狼シリーズが先取りしていたのかな、とも思えます。

★ブレイド

 小夜子さんが伊坂に殺されたことで、これから橘さんと伊坂の因縁がどんどんドラマの中心要素になっていくのかな、と当時は思いました。
 まさか、翌週の放送で、あっさり伊坂が橘さんに倒されてしまうとは。

 ブレイドという作品は、仕込みの要素をじっくり時間をかけて盛り込む割に、その回収が呆気ないという傾向があって、まあ、これも2時間ドラマの作劇癖になるのかな。
 2時間ドラマだと、「事件勃発→登場人物個々の描写→事件の思いがけない展開→黒幕判明(どんでん返し)→最後の15分で対決を経ての解決」という作劇パターンがあって、一番盛り上げるべきクライマックスが全体の8分の1程度になる。
 事実、伊坂登場は5話からで、本格的に動き出すのが7話当たり。そして、伊坂が倒されるのは15話。

 ここまで話を引っ張ってきたのに、激怒した橘さんが一気に強くなって、伊坂を倒してしまう。

 平成ライダーは2話1エピソードが多く、前半で事件勃発、後半で解決というフォーマットでテンポ良くシリーズ展開していたのに、2話1で見てもスッキリ終わらない(怪人は2話ごとに倒されるけど、怪人退治とドラマが連動していない)ので、ここまでダラダラ続いてきた感じですな。
 まあ、それに対して、一気に巻きを入れてきた時期で、その後、伊坂の遺産ともいうべき4人めライダー・レンゲルの登場エピソードに突入します。

 最強ライダーの触れ込みで登場するレンゲル。しかし、変身者はまだ未熟な高校生の睦月で、剣崎や橘さんが睦月を成長させようと頑張るのですが、アンデッドの影響で傲慢になった睦月は聞き入れず……という流れ。
 でも、まあ、この後は伊坂みたいに「人間に擬態する上級アンデッド」がどんどん登場して、ある意味、人間よりも彼らの方がブレない人格者ぶりを発揮したり、信念を持った戦士だったり、格好いいアンデッド・ドラマを展開していきます。

 ヒーロードラマよりも、人間とアンデッドの心情交錯ドラマとして展開し、その端緒が、今回の剣崎と始の交流なのかな、という意味では、今井さんの書きたいものが分かってきた頃合いなんですが、
 2話に1度は、ヒーローの格好いい活躍が見たいという視聴者には、もっと早いテンポで物語が進んで欲しい、という感じだったと思います。

★クウガ

 で、クウガの3、4話です。

 奇数話でピンチで続く、偶数話ですっきり解決というフォーマットがここから本格的にスタート。
 前半でサスペンスを盛り上げ、後半で怪人撃退と共に、新たな絆を構築して、クウガというヒーローの成長を描く。

 愛車トライチェイサーに乗って公道を走るシーンだけで、「待ってました」という高揚感に包まれ、その後の「超絶バイクテクニック」に魅せられ(CGを使わないプロのスタントテクニックによるもの)、リアルな絵面がかえって今では見られない職人技を感じさせてくれる。
 このクウガの時期は、CG技術が未熟だったりする分、手作りでリアルなアクションやらスタントで手が掛かっていた。爆発も実際に燃えているし、格闘も光学合成の少ない組んず解れつだったり、昭和の土俗っぽさと平成のスマートさのミッシングリンクという感じです。

 まあ、「スーツを身につけた変身ヒーローが改造バイクで公道を走る」という絵面だけで、今は法律的に見られない失われた映像美ですし。
 その後は、レース場で撮影、私道で短距離撮影してカットでつなぐ、CGで撮影、という形に頼らざるを得ませんし、まあ、CGだから現実的に有り得ない派手なバイクアクション(空を飛んだり、壁を走ったり、グルグル回転したりなどなど)ができて、派手な見た目に演出できたりするんだけど、

 今回のクウガの屋内の階段をバイクで昇り降りしたり、障害物を乗り越えたり、あまつさえバイクで自動車のボンネットの上を走ったり、アクション担当の人の凄いテクニックに感じ入るのは、近年稀に見る驚きだったな、と。

 そして、クウガが助けた刑事さん(杉田刑事)が、今後、一条の協力者としてクウガの協力者になってくれ、警察側のバックアップ体制が少しずつ構築されていくドラマ展開も序盤の魅力。

 次回は、ジャンプ力の得意なバッタ怪人の始めた殺人ゲーム(ゲゲル)に対し、赤のクウガでは跳躍距離的に対抗できない。
 そこで初のフォームチェンジ(青クウガ)の能力に目覚めるも、青は赤ほどのパワーを持っておらず、スピードで追いつけても、相手を倒す破壊力に欠ける。
 そんな青クウガの真の力(ドラゴンロッドという武器)を発動させるには、古代文字の解読が必要なんだけど、五代に戦って欲しくない桜子さんは、碑文の解読を一度は拒み……というドラマ展開で、

 以降は、「怪人の特徴に太刀打ちできないクウガのピンチ→敗戦を経ての新フォーム習得劇」が毎回の前後編で丁寧に展開されていきます。
 以降は「ライダーのフォームチェンジは当たり前」なので、新武器や新フォームが次々と出て、その分、1つ1つの扱いが割とおざなりになりがちなんですが(それでも要所要所で盛り上げてくる)、クウガの時代は「戦況に合わせてフォームチェンジするライダー」というのがまだ珍しかったので、その辺の見せ方が非常に丁寧。

 長所とともに弱点が示され、戦闘中にフォームチェンジを会得したはいいものの、最初は弱点を知らずに、自分の能力に翻弄されて、かえってピンチになるなど、
 単に新技を習得して強くなった以上の描写が魅力的。

 最初に丁寧に描いてみせたからこそ、その蓄積で歴史の礎になり得た作品と持ち上げつつ。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/20 (Sun) 16:33:49

 定期感想その3です。

 ウィザードで2話1エピソードが週をまたぐことについて、奇数話をもっと後で観るというアイデアになるほどと思うものありです。やってみようかと思ったんですが、自分の性分を考えてみると、どうやらできそうにないです(^^;。

 もう観られるものを後に取っておくなんて、今までできたためしがないorz。観て続きが気になるストレスより、観られるのに観ないストレスのほうが大きそう。今まで通り、最新話放映直前に復習視聴する方法を続行するしかなさそう。

●仮面ライダークウガ(第3話:東京、第4話:疾走)

 今週分を観て「これは感想の書きがいがありそう」と感じまして、定期感想リストに入れることにしました。

 本編感想の前に少しバイクについて。「「超絶バイクテクニック」に魅せられ(CGを使わないプロのスタントテクニックによるもの)」と仰るシーンがありましたね。それも用意周到でして、いったん普通の白バイで階段で難渋するシーンがあって、トライチェイサー2000&クウガになると階段以上の難所をバイクで暴れまわる。

 バイク競技でいえば、不整地のスピード競技のモトクロスよりも、難所走破のトライアルが近いでしょうか(スタントもトライアル選手出身らしいし)。興味が出て、トライチェイサーの元となったバイクを調べますと、スペインのGASGAS社のパンペーラ250らしい。エンデューロなるレース(ラリーのバイク版らしいけどよく知らない ^^;)を意識したモデルながら、トライアル競技向きの作りであるらしい。

 バイクについては「なるほど」と思ったんですが、自分的には不思議なことがありまして。屋内バイクシーンをどこかで観た覚えがあるんです。クウガをTV視聴した覚えは全くない。ジオウ時のYoutubeでは第1・2話しか観てない。関連動画も観てない。なのに、絶対に観ているはず、という感覚がある。

 どうも、たぶんTVで「仮面ライダー名場面特集」みたいのを観たようです。以前はバイクに(高校生時から)多少の興味があったし、乗っていたこともあって、ライダーのバイクシーンに興味を持って観たんだろうと思います。

 が、「これはクウガ」という意識がなく(たぶんライダーも意識してない)、クウガと紐づけて思い出すことができなかったみたいです。それでもバイクシーンを観た途端に「これは観たことある」と思い出したんですから、相当に印象が強かったんでしょう。つまり自分的に、ライダーシリーズ屈指の名アクションシーンということになります。

 それはともかく本編。前話で負傷した一条薫刑事が病院のベッドで目を覚ますところからですね。前話ラストでは五代雄介と会話してましたが、相当に重傷だったらしい。運び込んだのは五代雄介らしく、メモを残してます。

 一条薫が注目したのは「中途半端はしません。きちんと関わります」の部分でしょうか。前話までの五代雄介の行動、言動も踏まえて、一条薫の五代雄介の評価が上がっていき、後でトライチェイサーを渡すほどの信頼に変わって来るわけですな。その五代雄介が気になるのか、一条薫は怪我も癒えぬまま捜査を再開する。

 一方、五代雄介はいったん東京に戻りまして、沢渡桜子にベルトの文字の解読をせがむも、さすがに疲れていた沢渡桜子はすぐにはそこまで手伝えない模様(なのか、危険と思ったのか)。五代雄介は気にせず(かな?)、妹:五代みのりが勤める保育園へ出向きまして、起きたことを話したりする。この辺りは登場人物紹介も兼ねてるかな。

 しかし、既に東京では相当数のグロンギが活動している模様ですね。冒頭で描写されたのは1体ですが、この後、同様なグロンギが次々出てきます。東京・現代社会に不慣れな者もいるみたい。五代雄介も警察も、事件が起きてからでないと情報を掴めないということでもありそう(この後、警察がクウガ白・赤含めて7体として認識していないことも示されてるし)。

 警察のほうはあわただしくなってきてまして、しかし着実に事件の調査・整理も進んでるようですね。事件の鍵と思しき正体不明の怪人を「未確認生命体」と名づけ、ナンバリングしてますな。生物として形は異形でも、種として人間に近いとも。

 これにクウガも含まれてまして、しかも白と赤を区別しているところからは、調査が進んでない面もあることが分かります。一条薫はしかし、クウガ(白・赤=第2・4号)が味方と考え進言するも、証拠不十分で却下ですか。

 グロンギは、そんなことお構いなしに「ゲーム」を進めてますね。眉間にバラのマークのある女性人間態が当面のボスらしい。調べてみると「ラ・バルバ・デ / バラのタトゥの女」という「ラ集団」幹部にして、いわゆるゲームマスターらしい。バラの花びらを渡して、何か指令しているみたい。

 コウモリ的なグロンギに詰め寄ったりしてまして、なんかやらかした奴に釘を刺してるのかな。グロンギ語なんで事情が全然分かりません(日本語字幕を出さないというのは、グロンギのミステリアス演出としてなかなか徹底してる)。

 これを一条薫刑事が、バラのタトゥの女のグロンギ語で気づいて追っていたわけですな。相手に察知されてない利を生かして拳銃で狙いを定めるも、(お約束的な ^^;)携帯電話が鳴りまして気付かれ絶体絶命。かと思ったら、グロンギは去ってしまう。行動原理の謎さが強調されてる感じです。

 どこかに集まった(バラの花びらを持つ)グロンギのうち、暴走族に絡まれた豹タイプ(?)が暴れ始めてまして、これには五代雄介が遭遇、クウガに変身して応戦しようとするも、クウガもグロンギも一緒くたに「未確認生命体」としか認識してない警察に囲まれてしまって次話に続く。

 次話(第4話)に入りますと、クウガとグロンギを囲んだ警察隊が一斉発砲しまして、しかし五代雄介はなんとか逃れた模様(目を負傷したらしいグロンギも庇う感じで、警察からは疑惑を強められそう)。これには一条薫もほっとするわけですね。かつ、上手い具合に東京の対策会議に出席を命じられる。これで役者が東京に揃うことになりますな。

 一方、難を逃れた五代雄介は沢渡桜子の研究室に逃げ込んでいたらしい。警察としては意外な場所のはずで足取りを追いにくいでしょうし、五代雄介としては古代文字の解読を頼むという段取りが好都合でもある。ただ沢渡桜子はやはり五代雄介が危険なことに足を突っ込むのが不安であるらしい。
(沢渡桜子はこの後、一条薫に五代雄介の行く先や目的を告げたりしてまして、本人が意図しないながら情報網の要になっている感じです。)

 拳銃の威力は「グロンギには効かない」程度しか分かってなかったんですが、五代雄介によればクウガに対しては「チクチクかゆくて大変」くらいらしい。警察では威力の大きい銃器で対処を考えているようですが、ちょっと危ういかも。

 と思ったんですが、豹タイプのグロンギ、もといヒョウ種グロンギは目に銃弾を受けて、相当にダメージ食らっている模様。急所に当たれば効くようですね。しかし痛いだけで能力は減じないらしく、怒ったヒョウ種グロンギは警官と見れば襲い掛かるようになってしまう。仲間グロンギの説得にも耳を貸さないようですね、何言ってるか分からないんですけども(^^;。

 これを五代雄介は、たまたま転倒した白バイを借りて(?)追いますが、グロンギの脚が速くて追いつけず、上述した通り、階段で詰まって取り逃がす。当然、五代雄介は警察に連行されかけるわけですが、駆けつけた一条薫が自分が連行するふりをして助け出すと。車内の会話で五代雄介が「(自分を大事に)してますよ、だからこそ自分の大切だと思う者を守りたいんです」と言ったことが、一条薫にさらに刺さったようですね。

 これが前に五代雄介が残したメモともつながり、一条薫はついにトライチェイサー2000(前話で映像で紹介していたのは、この伏線だったか)を五代雄介に託す。これでヒョウ種グロンギの速力に負けず、ついに捉えて決戦となり倒すに至ると。このバイクシーンが上記の通り、自分には印象に残るアクションでした。生身バトル部分も炎を上手く使ってる感じです。

 ちょっとしたカットですが、杉田守道刑事を助けたときに、クウガの五代雄介が「大丈夫ですか、刑事さん」と声をかけ、杉田守道刑事が驚いたシーンは割と大事だったかも。グロンギ語ではなく日本語だし、声は五代雄介だし。一条薫と共に、杉田守道刑事がクウガへの発砲を制止してました。一条薫に続いて、警察でクウガの理解者がが増える伏線になるかな。

 今週分のクウガの能力面では(バイクでの)速力強化で、来週分はどうやら飛距離みたいですね。こちらで伺ってはいましたが、敵に合わせて徐々に強化されるというのも、なかなか興が乗りそうです。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/20 (Sun) 23:24:36

 定期感想その4です。

 仮面ライダーセイバーの感想も書こうと思ったんですが、ゴーカイジャーで書きたいことがあれこれ思い浮かんで長くなってしまい、明日以降にしようと思います。

 ゴーカイジャーの感想は(戦隊不慣れもあって)短めにしていたはずなんですが、さすがに最後の大詰めの時期だからでしょうか。ライダーに比べると戦隊は1話完結性が高く、いろいろ数珠つなぎの情報が少ないと思ってました。

 が、確かに全体を通して何かを追って行く情報量は少ないものの、各戦隊戦士、チームとしての戦隊の印象の深まりが予想外に大きかったようです。

 今頃になってですが、以前にこちらで伺った「ブルーならそんなことはしないはずなのに」といったことが分かる気がしてきました。そうなって来ると、感想も自然に増えてくるわけでして。

●海賊戦隊ゴーカイジャー(第45話:慌てん坊忍者、第46話:ヒーロー合格)

 来週分からの5話で終わりますね。いよいよ大詰めなんですが、タイトルは意外に緩んでますな。前回がクリスマス回でお祭りだとしても、今週分はそれほど緊迫感は高めには来てない感じです。カクレンジャーからのレジェンドゲストが割とお間抜けな感じでもあったし。

 と思って、次週分のタイトル確認したら「裏切りの果て」「宿命の対決」で緊迫感漂ってます。今週2話分はわざと緩めにしておいて、次週2話のテンションを上げに来るという段取りなのかなと推測。仇敵バスコとの決着のはずですし、そのままラスボスとの対決へなだれ込んでくれるんだろう。

 ともかく本編。2話使ってカクレンジャーからの力継承の話ですね。まず前半(第45話)では、ナビィの占いが「かくれんぼした忍者は見つからない」から、いったん絶望したものの、寝隠神社を示すと気が付いて出向く。

 これって、こちらで伺った通りで、以前に寝隠神社を守り切ってなかったら、本当に絶望的になってたわけですか(占いの後段「見つからない」が実現してしまうことになったのかも)。

 寝隠神社を探すと、壷が見つかり、そこからニンジャマンが現れる。調べてみますと、カクレンジャー本編でもニンジャマンは壷に封印されていたとのことで、理由は敵に騙されて無辜の人々を傷つけたかららしい。今話では10年前に善意の行動が行き過ぎて同様の結果を招いて、またも封印されていたとのこと。

(壷付属の金づちをアイムがあっさり取り外して使ってましたが、調べてみると、あの金づちは初代鶴姫の子孫でないと外せないらしい。アイムはファミーユ星の王族ですが、遠い血縁なんだろうか。それとも既に力の一部を継承していたのか。うーん……)

 もっとも、そのおかげで力を失わずに済んだわけですね。タイムレンジャーのアドバイスで、ゴーカイジャーが過去の寝隠神社を守ったのもこの時のため。いろいろ偶然・必然が重なって、今の状況があるわけか。

 マーベラスは強引にカクレンジャーの力を要求するわけですが、アイムやハカセは信頼を得るべきと主張。結局、ニンジャマンのご機嫌取りに四苦八苦するも、ニンジャマンは保留するわけですね。突っ走って失敗したから(しかも二度)、今度は慎重に見定めると。どうも、羹に懲りて膾を吹く、みたいに思えなくもありません。
(ニンジャマンに説明する形で超短縮振り返りシーン集みたいになりまして、ここまでの流れを一気に再経験した気がしました。最後の決戦になだれ込む前の整理という意味もあるんでしょう。ただ、ライオンつながりのクイズは分からんかったorz。)

 最後に海賊船を見守る白装束の忍者が出て来まして、どうやらカクレンジャーの鶴姫らしい。やはり金づちは鶴姫がこっそり手を貸してたのかしらん。それはともかく、演じた広瀬仁美さんはカクレンジャー当時は15歳くらいですか。

 鶴姫の設定年齢も15~16歳だそうですが、企画段階では18歳設定だったとのこと。オーディションもその前提で行われたはずですが、設定年齢変えてでも採用に至ったということは、よほどにハマリ役だったんでしょう。そしてゴーカイジャー(32歳時のはず)においては風格漂う頼もしさがありました。

 後半(第46話)になりますと、海賊船に居ついたニンジャマンがゴーカイジャーの生活態度に怒り、鍛え直そうとするも、ハカセ、アイム、鎧しかついて来ない。海賊の流儀が忍者の規律に沿うわけないから当然か。が、3人の修行シーンがラストの伏線になってたわけで、話運びが上手い。

 ここでインサーンが放った刺客:悪魔祈祷師ジュジュが現れ、交戦状態に入った、と思ったらすぐ逃げた。それもそのはずで、後で判明するのが、宇宙水晶の欠片とやらを打ち込んで、悪意を増幅させるのが狙いだったからでしたか(ゼロワンをつい思い出した ^^;)。ゴーカイ戦士のみならず、一般人にも多大な影響が出てますね。

 影響を受けたゴーカイ戦士はハカセと鎧らしい。些細なことから揉め初めまして、双方変身しての対決に至らんとする。これをアイムが必死に止めるわけですな。一方、マーベラスらは原因を作ったジュジュを除こうと対決を試みるも、仲間を欠いた状態で戦力が低下しているせいか、撃退されてしまう。

 結局、アイムの捨て身の献身が功を奏し、ハカセ、鎧は仲間を攻撃できないという、己が根底に行き当たり、水晶は無効化された模様。ニンジャマンもこの3人なら信じられると思った様子ですな。これでゴーカイ戦士再結集となりまして、まず等身大戦でジュジュに快勝。
(アイム/ゴーカイピンクはカクレンジャーキーでニンジャホワイトに変身してまして、やっぱり鶴姫とつながりがあり、壷の金づちを外せたのかとまたも思ったり。)

 続いて巨大化戦でも、と思ったら意外に手強い。事ここに至って、ゴーカイジャー全員をも信頼する気になったニンジャマンがカクレンジャーの力を託して、と思ったらニンジャマン自身がカクレンジャーの大いなる力でしたか。あれこれ意外な展開で来るなあ。

 ともかくも、カクレンジャーの力を継承して巨大化戦でもジュジュを撃破。これで、バスコにも分散していますが、スーパー戦隊の力は出揃ったことになるわけですね。そして次週は、バスコとのシビアな最終対決になるはず。ドラマ展開が加速して来る感じです。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/21 (Mon) 21:37:38

 定期感想その5です。

●仮面ライダーセイバー(第3話:父であり、剣士。)

 今話から映像的にはちょっと「落ち着いて」来たかなという感じです。第2話までがVFX等が豪勢すぎたといえましょうか、今話から普通の特撮バトルになって来た。といっても満足できる水準はちゃんと保ってますね。おそらく要所要所で、またあの贅沢な特撮映像交えたバトルが観られそうというのは、最終話まで楽しみにできそうです。

 前話ラストで飛羽真の拠点の書斎兼本屋:ファンタジック本屋かみやまに現れた富加宮賢人ですが、過去がちょっと異様かもですね。「(飛羽真と)一緒に物語の世界を旅した」と言ってるのは比喩などでないのかも。それは飛羽真も同じで、幼なじみ時代の記憶が「銀河鉄道の夜」ですから。

 飛羽真の(部分的によみがえった)記憶では、ジョバンニが飛羽真でカムパネルラが富加宮賢人らしい。「銀河鉄道の夜」では、ジョバンニは生きて目が覚めるも、カムパネルラは既に死んでいた。となると、ちょっと不吉な感じもあります。

 本の世界が実在するわけですから、飛羽真がそもそも現実世界で生まれた人間かどうかも怪しいかも。さらに、飛羽真の記憶にはまだ1人欠けてもいるわけですな。現時点で分かっていることからすると、飛羽真が夢や幻影で見ることがある少女でしょうか。

 その辺りは追々分かるんだろう。ロゴス・飛羽真側の再会のドタバタをよそに、敵に動きがありまして、ワンダーワールド出現。ゴーレムメギドが再出現ですが、倫太郎によるとメギドは一度現実化したら何度でも現れるものらしい。

 ともあれ迎え撃とうとする飛羽真と倫太郎ですが、機先を制して仮面ライダーバスター登場。あっさりゴーレム撃破してしまう。正体は尾上亮で、息子のそらを連れ歩いているみたいですね。自称「最強の剣士にして最強の子育て王」らしい。

 観ていると「オガミ」と言っているわけで、幼い息子連れですんで「子連れ狼/拝一刀」を思い出してしまいます(さらにアニメ版「最終教師」の1シーンも思い出すけど割愛 ^^;)。この後、今話のゲストメイン敵に相対するときに「ひとーつ」「ふたーつ」と数えながらの決め台詞を言うわけですが、知っている範囲では「桃太郎侍」が該当しそう。本つながりのオマージュ/パロディ以外に刀つながりもあるみたいですね。

 尾上は体育会系の剛の者らしく、文系の極みの1つたる文筆業の飛羽真はあまり気に入らないらしい。加えて無敗の自信もあって、尾上は戦いには1人で行きたがり、飛羽真は足手まといくらいに考えている節が感じられます。息子のそらも父親の影響なのか、本などへの興味は薄いらしい。

 飛羽真は小説家であり、本の楽しみ、奥深さを知っているわけですから、せめてそらには本への興味をかき立てたいのは当然。本の面白さを教えると約束するわけですが、そのそらが芽依がちょっと離れた隙に、アルターブック(でいいのかな?)を開き、ワンダーワールドに連れ込まれてしまう(飛羽真の約束が運の悪い方向へ影響したか?)。

 この事件を主催(?)したのは、自分的にはウィザードのユウゴを思い出す雰囲気があるズオスですか。再生ゴーレムを遣わしたのがレジエルで、自動書記の手が止まったのを見て、若干のショックがあった模様。皮肉言い合ったりしてまして、敵も仲間内で競争意識とかあるみたいですね。

 飛羽真は「約束は守る(たぶん、特に子どもとの?)」として、独断専行しようとする尾上と共に救出に向かう。飛羽真の行動原理の1つなんでしょうね、約束を守る、というのは。かつ、それが空に消えた謎の少女の記憶とも関係あるかも。ともかくも倫太郎も同行する。

 一方、富加宮賢人はノーザンベースで考え込んでいるらしい。どうやら15年前に事件が起きて(飛羽真の悪夢がそれかな?)、飛羽真は記憶を失った模様。かつ、その事件を起こした張本人(ソフィア曰く「闇の剣士」)が富加宮賢人と関りがあるらしい。張本人の候補としては敵側のライダーらしきカリバーでしょうか(映像表現的にも、そう匂わせてる感じ)。富加宮賢人の兄、あたりがありそうな設定かも。

 妄想はともかく(^^;、ワンダーワールドに突入した飛羽真・倫太郎は敵ハンザキメギドと遭遇、変身して交戦に入る。が、サンショウウオ由来らしくヌルヌルして剣が効かないわけですね。ルパン三世での「斬鉄剣もこんにゃくだけは切れない」なんてのを思い出したりします。

 それならばと飛羽真セイバーが二冊使いを試みるわけですが、コント的なバトル展開になってしまい、上手く行かない。どうやら相性みたいのがあるようですね。倫太郎だとピーターファンタジスタが上手く扱える模様。ビルドでいえばベストマッチみたいなもんだろうか。

 これで形勢逆転し、さらに尾上が「ひとーつ」の台詞と共に現れるわけですね。大剣の使い手だけあって、技も豪快、周囲をも薙ぎ払ってハンザキメギドを倒す。が、ワンダーワールドはなぜか健在。となると、そらも取り戻せない。というところで続く。

 次回「本を開いた、それゆえに。」では、ハンザキメギドを倒せなかった理由やら、目的やらを解き明かすみたいです。ロゴス側は多少見せてくれましたんで、今度は敵側についての情報を徐々に出してくれるということかな。

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/21 (Mon) 23:11:54

 今回は、クウガ補足、セイバー、そしてゴーカイについて。
 明日がブレイド配信なので、ウィザードはそれと同時に考えております。


★クウガ補足

 グロンギ語が何を言っているか分からない、ということですが、YouTubeだと、コメント欄にグロンギ語の現代語訳を載せている人がいますので、興味があれば。

 さて、このグロンギ語。適当に作られているのではなく、変換のルールがあるわけですが、クウガの映像バージョンの一つに「グロンギ語字幕バージョン」というのもあります。
 まあ、本放送では、特撮雑誌などで対訳表の記事があったり、当時が草創期のインターネットでも、いくつもの作品研究サイトがあったりして、世紀末の謎本ブームの余波もあって、かなり盛り上がりました。
 エヴァ辺りから、「断片的な情報から、世界に仕込まれた謎を考察する」ファンの動きが活性化していた時期ですね。
 もちろん、解明すべき謎などない、あるいは世界観が回によってブレがある(メインライターやシリーズ監修が大雑把)とか、解答の出し方が下手とかで盛り上がらないケースもありますが、
 物語に仕込まれた謎が見事だと、再視聴したときに、うまく伏線が仕込まれていたりして、お見事とうなることも多々。

 で、クウガの場合、それが巧みな作品というわけで。

・なぜ東京が舞台か?
 グロンギのゲゲル(殺人ゲーム)の舞台として、人口が最も多い狩り場と見なされたから。

・ゴオマ(コウモリ怪人)はなぜバラ姉さんに叱られたか?
 ゲゲルのルールとして「勝手な殺人」は禁止されている。クモ怪人やコウモリ怪人は、ゲゲルがスタートする前に、欲望に任せて人を襲って殺したので「誇り高い戦士を昇格させるゲゲル」には参加禁止を申し渡された。
 それでも勝手をしないように、ゲゲルの舞台に選ばれた東京に来い、と引っ張られる形に。

 なお、このコウモリ君は、「戦士の名誉に恥じる行いをした失格者」として、仲間からイジメられるキャラになっていくのですが、やがて、その復讐心からパワーアップを果たし、人気レギュラーになっていきます。
 頑張れゴオマ君、と感想書かれるぐらい。

・バラ姉さんはなぜ一条刑事を殺さなかったのか?
 一条刑事を「リント(グロンギじゃない種族。現代人)の誇り高い戦士」として興味を抱くような流れがあるのですが、
 この時点では、「ゴオマの無差別殺人」を戒める会話の途中だったので、ゲゲルとは関係ない殺人を是としない立場だったから。

・他の怪人はメビオ(ヒョウ女)に何を言っていたのか?
 それぞれのグロンギ(バラ姉さんを除いて、低位階級の者たち)が東京に集まって、さあ、これから「昇格を決める殺人ゲーム」を開始しようか、という段取りだったのに(だから東京に来たメンツが周囲の騒音や獲物の多さに殺戮本能を刺激されながらも我慢していた)、
 チンピラに脚のタトゥーを触られて、誇りを傷つけられたと蹴り殺したり、ゲゲル開始前に先走って殺人を犯したことで、「お前はゲゲル失格だ」と言い争いになった。

 そして、バラ姉さんがゲゲル失格を言い渡し、メビオは「それでも(警官隊に傷つけられた)目の復讐は果たしてやる。もはやゲームなんて知ったことか」と暴走して、大暴れする流れ。


 一応、グロンギたちは彼らのルールを守る、誇り高い戦闘民族であろうとし、「ゲゲルに挑戦するのは一人ずつ」という形ですね。だから、今後は複数グロンギが各地で同時多発に暴れることはなく、クウガとは1対1で戦う作劇パターンです。
 まあ、ゴオマみたいな規則違反なイレギュラーもいたりしますが。

 ……ということで、グロンギのゲゲル最初の挑戦者が、次の回のバッタ怪人(ズ・バヅー・バ)ということになります。彼がゲゲルを行なっている間は、他の怪人は殺しをしないというルール。

 なお、ドラマを読み解くのに障害となるグロンギ語ですが、現代人がグロンギの習性を解明するのに並行して、グロンギ側も現代文明を学習し、だんだん日本語を扱うようになっていきますので、分かりやすくなっていくはず。


★セイバー

 こちらも、小説家主人公らしく謎解きが面白いストーリーといった感じでしょうか。

 それと並行して、味方ライダーの紹介編ですな。
 土属性のパワーファイター、バスターが時代劇ファンと、親父属性なのと、豪快な戦闘スタイルで注目株になっていますが(スーツアクターも大ベテランの岡元次郎さんだし、もう80年代から活躍している御仁ですな)、
 だけど、思いきり体育会系なので、謎解きは弱そう。そこを、サンショウウオの再生能力を解明した主人公が、うまく事件解決してみせて、「見くびって悪かった」と謝罪と感謝を表明する流れかな。

 今のところ興味深いのは、敵幹部やライドブックの属性ですな。
 ズオスはズーで動物属性のメギドを生み出し、生物の特殊能力が攻略のキーに。
 ストリウスは物語属性で、前回の「アリとキリギリス」ですな。あれは、生物モチーフだけでなく、働き者のアリと音楽で撹乱するキリギリスの要素がポイント。
 そして、ゴーレムはレジエルで、神話伝説(レジェンド)のモンスター由来。

 一方、ライダーの能力も、向かって左側が伝説獣(ドラゴンやゲンブ)、中心が一般動物(ライオン)、右側が物語(ジャック豆や、ピーターパン)に対応しているそうな。
 ドラゴンが真ん中で、ライオンみたいに胸ドラゴンのならないのか、と思ってみたのですが、それぞれの装着部位は決まっているようで、この辺の組み合わせが今後、面白くなりそう。

 適度な謎と、適度な物語の明快さがあって、いい感じかな、と思っています。
 これで、人間関係がこじれまくるとイヤなんですけどね。
 豪快なバスターが、主人公を認める振る舞いをしてくれることを期待しつつ。


★ゴーカイジャー

 正月ムードで、総集編プラスめでたい雰囲気の前編と、ニンジャマンから最後の大いなる力をもらうための「仲間を信じる絆のドラマ」の後編で、レジェンドとの交流劇は終了。

 あとは、バスコおよびザンギャックとの最終決戦に流れます。

 バスコとの対決前後編で1セット。
 大いなる力の正体と、ザンギャックの圧倒的な物量で絶対的な危機を迎える決戦3部作の2本で1セット。
 そして、最終回。

 これまで歴代スーパー戦隊からいろいろと学習してきたゴーカイジャーが、宇宙海賊から、真のスーパー戦隊に昇格する最大のクライマックスだな、と期待しつつ。

 まあ、圧倒的な強敵を前に、絶望するようなドラマを見せつつ、そこからボロボロになって這い上がる流れで、どんな奇跡の逆転勝利を見せるか、という展開。
 週2話という流れでも、うまく盛り上がる切り方で収まったなあ、と思いつつ。

 バスコとの対決編を途中で切られたり、最終回とその一話前が一気見すると、かえって感動が薄れる構成ですし。
 バスコとのドラマは一気見が堪能できるし、ラスト前の盛り上がりで湧いてから、ワクワクしながら最終回という形がきれいに感じ入れるかなあ、とも。

 とにかく、あと3週分は、どの回も手に汗握る緊張感と盛り上がりを期待しつつ。

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/24 (Thu) 00:22:10

ブレイドとウィザード感想です。

★ブレイド

 小夜子さんを殺された橘さんが覚醒して、伊坂ことピーコックアンデッドを撃退して、第1部終了です。

 そして、レンゲル登場の第2部がスタート。

 次からは井上敏樹脚本が3話続いた後で、牙狼のヒロインであるカオルの前世(役者)がアンデッド役で登場。
 虎太郎を翻弄する悪女役なんですが、自分に心酔する虎太郎に絆されてしまい、哀しい散り方をする流れ。

 まあ、橘さんの暴走が鎮まって、先輩らしく振る舞ってくれるようになって、ようやくブレイドが面白くなって来たな、という記憶があります。


★ウィザード

 この辺りから、晴人が主役の座を仁藤に奪われて来た感じがします。

 理由は、ソラに翻弄されたり、コヨミの件で動揺したりして、肝心の「ゲートを守るための戦い」が仁藤たちに委ねる展開が多くなって、人を守ることよりも自分の身内の問題に掛かりっきりになるからですね。

 ゲートとのドラマは、仁藤や瞬平たちがメインになって、晴人はソラやワイズマン、コヨミの問題にばかり軸足が移りがち。確かにそれは物語の主題なんだけど、毎回の事件解決ドラマからは距離を置いた立ち位置になってしまい、当初の役割からブレていく。

 その後、真由さんが魔法使いとして再登場すると、ドラマの比重が彼女にも配分され、主人公としては、ますます迷走する(葛藤する)流れに。

 あと、九官鳥回のツッコミどころは、「刑事は公務員なので、上司の感情でクビになったりはしない」という一点。
 せめて「降格処分」「交通課への配置換え」などといった形なら、リアリティを損ねないのに。

 で、結局、凛子ちゃんは最終的に、今の仕事を配置換えになって、木梨さんところに拾われる形になるのですが、それは先の話ですね。

 とにかく、コメディー回にツッコミを入れても仕方ないのですが、「警察がクビになる」という点で、「ゲスト脚本家が世界観を引っ掻き回した回」になりますね。

 全体がコメディーで、晴人だけがシリアスに悩んでいるというのも、素直に笑えないし。
 コメディーならコメディーに徹したらいいのに、主役だけが違うドラマになって、その回の物語の中心から外れてしまいがちなのが、ますます加速していく流れ、と。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/26 (Sat) 08:52:37

 定期感想その1です。

 クウガのグロンギ語はYoutube公式で探しても、翻訳を投稿している人を見つけられず(^^;。あるんでしょうけどコメントが大量過ぎて埋もれちゃってるみたいです。グロンギが言っていることが分かったほうがいいのか(グロンギ視点にもなれる)、分からないままでもいいのか(人間視点のみで観る)、ちょっと悩ましくはあります。

 それでもどこかで訳しているサイトはないかと検索したら、日本語-グロンギ語翻訳サイトを見つけまして(漢字仮名交じり文でも訳すという優れもの)。試しに日本語「クウガ」「グロンギ」をグロンギ語へ訳したら「クウガ」「グロンギ」と出まして感心通り越して感動しました。

 そうなるようにグロンギ語を設定してあったのかと。ということは、分からないままにグロンギ語を聞くとしても、最重要単語は共通なので分かることになります。次話からちょっと注意してグロンギ語を聞こうと思います(今までは分からないと割り切ってた)。

●牙狼MS(第13話:仙水)

 仙水ってなんとなく人の名前っぽいと思ったら、何らかの力を持つ水でしたか。それはともかく、今話は法師同士のバトルが見応えありました。対ホラー、騎士同士(仮面の男が騎士だとして)などはありましたが、法師 vs 法師はまだやってなかったんでした。まだまだバトルのバリエーションはありそうですね。

 その法師も鋼牙側が邪美姐さんでして、自分は復活に関わる作品は観てないもんですから、いきなりな感じはあるにはありました。が、復活の経緯は見聞きしていたこともあって、久しぶりと感じるほうがずっと大きい。相変わらず一人で決めてズンズン突き進む感じも健在。ですが、根っこには共闘、仲間への信頼も見せてくれるわけですね。観ているこちらとしては、至れり尽くせりの印象があります。

 ともかく本編。鋼牙とレオの模擬試合による修行を見ていたザルバが突然燃え出しまして、何が起こったのかと思いました。ザルバの持つ仙水に穢れが出たらしい。が、鋼牙はこうなることを知っていたようで落ち着いとりますね。とりあえずはレオの応急処置でしのげるようですが、根治するには別の仙水で清める必要があるらしい。

 その仙水のある場所(宝玉の森の巡命の滝)が難所らしく、法師しか入り込めないらしい。するとレオが、となりそうですが、年季が足りないんでしょうか。既に鋼牙が邪美に依頼していた模様。レオも手をこまねいているだけではなく、羅針盤風の道具を渡してますな。ということは、レオも一応は予見してたんだろうか(あるいは鋼牙から、次期不明ながら現象は聞いていたとか)。

 ともかくも、邪美がザルバを連れての単独行ですね。触れたらまずいが不可視の結界なんかありまして、確かに危険な感じです。が、宝玉の森にはごく最近に先行した者の形跡がある。と思ったら、羅針盤の示す向きに進んでいた邪美の足元が崩れ去る。

 ザルバはレオの作った羅針盤の探知力の問題と思ったようですが、何者かが札を使って起こしたみたいですね。しかも蝶の使い魔で証拠隠滅までやったらしい。邪美は何も言いませんが、おそらく敵の策動を考慮はしたんだろう。羅針盤についても、邪美は鋼牙に返すとき「とても役に立った」と伝言を頼んでおり、もしかすると邪美が寸前で立ち止まれたのは羅針盤のお陰もあるかも。

 しかしその後、巡命の滝までは特に問題なくたどり着けた模様。仙水をザルバに使うこともできまして、治療(?)も無事終了。と思ったら、敵出現ですね。まずは魔導士風の人型号竜ですが、続いて赤い仮面の男出現。どうやら狙いはザルバ奪取にあるらしい。この後の赤い仮面の台詞も踏まえますと、彼の儀式に役立つんだろう。

 ザルバは赤い仮面の男に奪われる。そこからはまず仙水で強化された人型号竜4体ですが、邪美がすべて退ける。さすがに赤い仮面も邪美の実力を侮っていたと気づいたらしい。この後も含めますと、要は「この力を仲間に引き込めれば。無理なら倒すしかない」と思ったようですね。赤仮面は邪美を既に知っていたし、騎士抜きの法師の魔戒世界を作りたいようであることと無関係ではないかも。

 そこからは赤仮面が闘技場のような場所を作り出しての決戦ですね。バトル詳細は見ての通りで、法師らしい演出がふんだんにあり、なかなかに派手で満足しました。バトルの流れを変えたのは、やはり魔導馬:轟天の召喚でしょうか。いざというときのために鋼牙がバルチャスの駒に変えて持たせていたわけでしたか。

 こうなると、その場にいなくても仲間と力を合わせた邪美に対し、使い魔の手持ちも尽きたらしい赤仮面は劣勢に。ついに赤仮面は撤退して、ザルバは奪還。もっとも、赤仮面が今は戦略的撤退に持ち込んだ可能性も考えられそうです。邪美が見抜いていましたが、赤仮面は騎士に恨みがあるものの、法師と対立するのは本意ではなさそうです。

 さらに考えると、赤仮面は何らかの力を得る儀式を進めている最中のはずで、だとすると現時点では彼が求める最強には至っていない。あれこれ重なっての、鋼牙・邪美側の辛勝といったところでしょうか。そうではあっても、よく戦えたといえますし、ザルバも無事回復。これで良しとせねばならないでしょう。
(作劇的に考えると、ザルバの仙水障害により、今話の全てのイベントが発生していると言えそう。敵の親玉:赤仮面が鋼牙側に向けて動き出すし、鋼牙側には邪美が参戦し、敵との因縁(?)もできた。うまいこと扇の要を作っていた感じです。)


 なかなか迫力ある法師バトルでしたが、武具としての旗の映像的価値を見直しました。法師の旗は牙狼1stから邪美が用いてまして、オーディオコメンタリーでは後に軽量化して使いやすくなったと言っていたのを覚えています。

 そのときは武具としての旗は騎士の剣に対して法師の象徴・特徴的な武具という認識くらいでした。よく考えたら、法師の主力武器は魔導筆であったりします(流牙編では拳銃のようなものも)。軽量化してでも旗を使うのは、よく考えたら不思議な気もします。

 が、今話の映像で自分的には得心が行きました。炎をバックにしても(1stだと夜の暗がりでも)デカい旗を振って戦う法師は目立ちます。遠景にいてもどこにいるか分かるし、動きの強調にもなってて、法師の戦いぶりが非常に見やすい。と、自分的に勝手に納得してました(^^;。

 感想書きのため観なおしてようやく気が付いたんですが、邪美の帰りを玄関で立って待つ鋼牙が「命を懸けてくれた友」と言い、邪美は邸内で「これで借りを返せたとは思ってない」と言った点、邪美の復活を意識しないと理解できない台詞だったかもと思いました。その他にも気が付いてないけど、邪美の復活に絡めた点があったかも。

●仮面ライダー剣/ブレイド(第13~16話)

 第15話までで第1部完という感じですね。橘朔也はいったんライダーギャレンを返上するし(BOARD退職?)、所長の烏丸啓は調査のためチベットに旅立つし(そして強化アイテムを郵送する、の運びとなるわけですか ^^;)。続く第16話からは新ライダーレンゲルが登場して、第2部に入ると。

 第1部序盤は主要キャラクター紹介も兼ねているようで、ドラマが動き出すのは第1部の敵ラスボス:伊坂/ピーコックアンデッド(カテゴリーJ)が現れてからだったように感じます。やはり敵が明確にならないと、ヒーローの行動もブレがちになるんでしょう。

 それが最も現れたのが橘朔也だったのかも。剣は職業ヒーローを描く試みがあったとのことで、橘朔也は後輩(剣崎一真)と上司(烏丸所長)の間のポジションとなりそうです。後輩から突き上げ食らうんだけど、上司の裁可を気にしないといけない。

 しかも過労(バトル)がたたって体を壊し、といった風になっていく。実際にはストレス(恐怖)が原因であったわけですが、上司の采配のせいだと恨みに思うと。普通は辞職を選ぶべきとなるところ、ヤクザ(伊坂)が売り込む違法薬物(藻)に手を出して、一時的な頑張りを見せる。が、ついに身内(深沢小夜子)に累を及ぼし、ようやく正気に返り、ヤクザと縁を切って(伊坂を倒して)、もっと前に決断すべきだった辞職に至る。

 ストーリー的には職業ヒーローをなぞっている感じです。が、やはりヘタレ感が気になりました。ヘタレてもいいんですが、ヘタレてるのにカッコいいとストーリー上は設定されたのが問題だったかと思います。

 そう考えてて「誰か似て非なるヒーローがいたはず、ヘタレたままで納得感あるヒーローが」という気がしまして、思い出しました。キバの名護さんです。言動と行動に齟齬が合ったり、みみっちい嫌がらせやったかと思うと、猪口才な自己顕示欲発揮したりと、いろいろヘタレてました(^^;。

 でも「そこがいい」と思えたのが名護さんの凄さでしょうか。ヘタレにヘタレてることを(演出的に)隠さないからこそ、時折見せる活躍が光りますし、視力低下を隠して戦う姿は感動するし、でも麻生恵のサポートは受け、ついにゴールインも「そう来なくっちゃ」と感じるくらいに説得力ありました。

 一方、橘朔也はヘタレているのにヘタレてないと演出的に突っ張ったため、充分に落ちてから上がる落差が、ついに作れなかったみたいです。深沢小夜子の死も有効に活かせられなかったように思えます。

 小夜子は橘に対して内助の功的に尽くし、さらにそのことを橘にさえ意識させないほど謙虚でもあった感じです。そのまま橘のために尽くし、伊坂に殺害されてしまう。設定的にはきちんと悲劇のヒロインです。橘は小夜子の死により、自分がそこまで尽くされていたと知り、覚悟を決める。

 ですが、橘と小夜子の関りのドラマは薄くなってしまったようです。橘も設定上は悲劇のヒーローですから、2人とも単独で充分な説得力を持つ、と脚本上の判断があったのかもしれません。ですが、自分的にはライダーのドラマに期待するものとは方向性が違ってたみたい。

 伊坂/ピーコックアンデッドも序盤のラスボス然とはしてたんですが、関わる橘/ギャレンが悲劇性とヘタレ性もどっちつかず(あるいは齟齬を起こして)の不充分だったため、対比効果が充分ではなかったようです。伊坂は主に橘/ギャレンに対する障害となり、剣崎一真や相川始らに対して立ちふさがるようではなかったことも大きかったかも。

 などとどうも愚痴が長い(^^;。よく考えてみると、ジオウで見た「剣崎一真 vs 相川始」が自分的に好印象だったのが影響してるみたいです。特に剣崎一真ですね。説明するのはまどろっこしいと言わんばかりに、ズンズン進んで来る感じがツボでした。あの泥臭さが自分的にはカッコいい類型の1つでして。「あのジオウでの剣崎一真へつながるものが見られないか」という期待をしているみたいです。

 ともあれ、上城 睦月/仮面ライダーレンゲル乱入(?)で新章突入ですから、こちらも気持ち切り替えて観ていこうと思います。ここから橘朔也が独自に、しかし先輩ライダーとしての行動を見せるみたいなのも期待できそうな点かも。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/26 (Sat) 19:59:57

 定期感想その2です。

●仮面ライダーウィザード(第37話:絶望、指名手配、第38話:奪った希望)

 もしかすると、自分は先週後半(第36話)からのエピソードを見誤ってたのかもです。たぶん重大な勘違いをしたまま、今週前半(第37話)を観終わってもまだ気が付かず、第38話でおかしいと気が付きました。

 ゲートである九官鳥をペットにした太った男(根本和良)が第37話ラストで絶望に陥り、例の顔のひび割れが入り始めたところで次話に続く展開となります。自分はてっきり「あ、どんでん返しだ。次話で敵の狙いが明かされるのか」と思ったんですが、第38話は根本のことなどどこ吹く風で別の話を始めてしまう。

 最後まで観ても根本は絡んでこない。おかしいと思って、第38話を観なおすと、冒頭のナレーションでシレっと「ファントムの野望は阻止」とか言ってるのに気が付きました。これはもう「えーそんだけ?」となりましたorz。

 ちょっと考えてから、「ああ、第37話ラストはコントオチだったか」と気が付きました。なにせ根本の絶望→ひび割れに驚いたのが凜子と瞬平で、この2人だとシリアス展開でコミカルに驚いてもおかしくないと思ってしまいました。もしかすると、凜子が上司からクビにすると脅された件もコメディ演出の一端だったのかも。制作としては「そんなアホな」と視聴者に言ってもらうつもりだったとかで。

 似たような感覚が前にもあった気がして、「ジオウのマンホール女王のときだ」と思い出しました。自分は気が付くのが遅くて、回想シーンでマンホールのふたを引きずる女王様を見て、ようやく「全編コメディだったのか」と気が付いた次第。どうも自分は制作の意図に気が付きにくいタイプみたいです(^^;。

 ともかく本編。スラップスティックと気が付く前と後をいくつか選んで書いてみることにします。

 瞬平はパトカーを奪い、根本を連れて逃走、これに凜子も巻き込まれるというピンチ。ですが、ここから非常識にテンション上げていくスタートだったようです。そもそも論なら「逃走用にパトカーっておかしいと気づけ>自分orz」です。

 根本は逮捕されればお終いと思い込んでまして(後で死刑とまで)、ゲート争奪は瀬戸際のピンチ。ではなく、パトカー奪取で非常識寄りになったところで、バランスしてゲート候補の言動も非常識に寄っていく。

 廃車置き場まで逃げおおせたと思ったら、ラジオから瞬平、凜子まで指名手配のニュースでいよいよ切羽詰まって来る。しかし、そんなすぐ手配されるか、パトカーの無線で事情くらい聞いてくるんじゃないのか、といったおかしな点ありでしょう。要は「そんなアホな」の展開です。

 しかし、廃車置き場で根本が九官鳥と再会、これで気力が出たのか無実を必死に訴える。瞬平に続いて凜子も信用し始めるところからは「ここから逆転だ」の印象が生じまして、自分はスラップスティック性を何度目かの見逃ししてしまったようです。

 そこへ(ファントム:ラームがおびき寄せたらしい)警官2名が現れ、指名手配ですから差し迫ったピンチに。機転を利かした瞬平、マンホールから下水へ皆を脱出させる。が、押し寄せた下水に流されてしまうも、川まで出まして何とか助かる。

 というハラハラドキドキの追跡劇ではなさそうで、そもそもなんでマンホールこじ開けて逃げようと思ったのか(普通、素手では開かない)。警官はそこまで迫っているのに、悠長な。よく考えたら非常識な選択ですし、汚水に押し流されるという踏んだり蹴ったりの展開ですね。

 しかし、再びシリアスシーン入りまして、すぐ絶望する根元にしびれを切らした凜子が怒り、叱咤激励しますと根本もやる気を起こし、証拠とされた監視カメラと別の監視カメラ映像があるはず、と土地勘のあるところを見せる。

 警備所に侵入して火災時の映像=証拠を入手するわけですね。これはやはりギリギリからの逆転劇を期待させる流れです。演出もきちんとしてまして、びしょ濡れではないものの、服が泥だらけで下水管を流された後ということがしっかり伝わる。

 その後、根本と九官鳥を連れて、凜子・瞬平が警察署に赴き、取り巻いた署長や多数の警官を前で、証拠の映像を手に九官鳥が真犯人と告発する。なかなか燃える展開でもあります。

 が、告発された九官鳥(ラーム)があからさまに目を丸くする演出が入ってますね。どうもこれがスラップスティックのサインだった模様です。一度目の視聴ではこの演出をなんとも思わなかったです。「うおっしゃあ、やったあ!」とか思ってましたから。

 ともかくも九官鳥はラームの正体を現しまして、駆けつけた晴人、攻介が変身して倒す。これで黒幕のラームは片付けたし、根本の無実の証拠は出たしで、ようやく根本も安心。

 かと思ったら、立ち直ったかに見えた根本は、九官鳥が化け物だったと嘆いて絶望してしまうわけですね。瞬平、凜子が大袈裟なくらい驚く。

一度目の視聴では「お、次回まで引っ張るのか。どんな秘密があるんだろう」と思ったんですが、1週2話の便利さで、すぐに続くを確かめ、「あれ?」と。

 で、上記の通りの次第で、スラップスティックコメディだったんだと気が付いたわけです。コメディと思えば、上記の通り、各シーンの見方も変わりました。最後の凜子・瞬平の驚愕は、ドリフのコントで言えば、いかりや長介の「駄目だこりゃ」(からのお決まりのBGM)に相当するんだろう。

 それはそれとして(^^;)後半(第38話)。さすがにこれはコメディではないですね。晴人の過去にまつわる、明らかに重い話です。冒頭はサッカーの練習をする青年と手伝う彼女らしき女性で始まり、ファントム:バハムートが襲ってくる。ゲートはどちらかなんでしょう。

 が、ファントム出現を察知したウィザードが駆けつけまして対処を試みるわけですが、バハムートがなかなかに強敵らしい。少なくとも基本装備では戦えない感じですね。バハムートは己の強さを信じているのか止めは刺さず、「楽しみは次に取っておこう」などと言い捨てて去る。

 ウィザードは2人の目の前で変身を解きまして(「ええんかいな?」と思った ^^;)、青年が知り合いであることに気づく。高校時代のサッカー部仲間・ライバルの篠崎和也というわけですね。女性は直美で和也の恋人らしい。

 この直美が晴人に敵意のレベルの憎悪を抱いてまして、どうやら優秀なサッカー選手だった和也が晴人との試合の競り合いで重傷を負ったことが原因らしい。和也は今もかなり体が不自由なようで、そのことが直美の憎悪の持続の一因でもある感じです。

 そういう経緯だったわけですが、直美の激しい憎悪のため、全ては攻介が和也の自宅で聞き取ったもので、晴人は外で待つのみ。そのため晴人は大事なことを聞き損ねてしまうわけですね。和也が言うに、負傷で選手生命が断たれそうなことを恨んでいるんじゃない、黙って逃げ出したことが許せないんだと。

 凜子は晴人が消えたのはサバトに巻き込まれたせいと思ったようですが、晴人が告白するにサバトはサッカー事故の後で、和也の将来を奪ったショックに耐えかねたかららしい。あわせる顔がない、ということでしょうね。直美だけでなく和也も恨んでいるはずと思っているかもしれません。

 しかし和也がサッカーの練習を続けているのは、サッカー選手としての再起のためだけではなく(もしかすると無理だと和也は悟っているかも)、晴人が見つけるかもしれないという望みもあったわけですね。前にモデル(清水千明)が父親捜しのために必死に人気を求めていたわけですが、それと同様でしょうか。

 なんとも気が揉めるすれ違いですね。が、サッカー練習を続ける和也を再びバハムートが襲撃しまして、事態が動く感じです。まず、たぶんゲートは和也ですね。晴人はウィザードとして和也を守ろうとするわけですが、相変わらずバハムート優勢の模様。そこを和也がサッカーボールを蹴って加勢する。もちろん効きはしないんですが、この必死さはおそらく晴人に響いているんじゃないかと思えます。

 拠点の骨とう品店には怪しげな男が来店してまして、店主の輪島には心当たりがありそうな人物らしい。男は魔法石を差し出して「その腕をまた貸してもらいたい」と。予習を踏まえますと、たぶんこの男が笛木奏なんでしょうね。というところで次週へ続くのか。晴人絡みでいろいろ解決すべき問題が噴出して来た感じです。

急に敵側で台頭したソラは、今週は特に目立った動きなしですね。せいぜいワイズマンについて、ファントムを増やすのではなく生み出す過程を目的としているのか、という疑いを見せるくらい。笛木奏が出てきたということは、その辺りを次話以降で進めていくんだろう。

Re: 9月のスレッド(2020) - Shiny NOVA

2020/09/27 (Sun) 19:24:28

 前回、ウィザード感想で、木崎さんを木梨さんと書いてしまいまして、思わず「仮面ノリダーかよ」と自己ツッコミ入れたく。

★ウィザード

 九官鳥回は、最後に絶望するゲートをギャグにしちゃったのが、サブライターのお遊びにしては、ちょっと酷いかなあ、と。

 次のサッカー回は、晴人の主役回だけど、晴人の過去の傷をえぐり出す回でもあって、ヒーローの過酷な十字架を改めて提示する回。
 そして笛木の登場によって、終盤の展開への流れを着々と構築中、と。

★牙狼MS

 この回は邪美登場回ですが、自分は少し勘違いしていたようです。
 カオルと邪美の関係性は、後の話(17話)の「カオルと烈花の関係性」と混同していたことに。

 そして、この回は邪美と赤仮面の男の対決劇ですが、「魔戒法師に気を付けろ」という邪美の警告は、レオを意図していた形です。
 この時点で、「レオが赤仮面の男なのでは?」というフェイク情報をいろいろ仕込んでいるわけですね。

 前に、カオルとレオが異界巡りをしていた際に、レオが法師なのに剣技が巧みであることを「鋼牙には秘密にして欲しい」と言っていたり、
 今回、レオの渡した羅針盤が不良品だったのか、罠に誘い込んだり(この場面、羅針盤があったから罠に気付けたのか、羅針盤が罠に気付きにくくしていたのか不明)、
 ラストの「羅針盤が役に立った」という邪美の礼の言葉も、レオに対する痛烈な皮肉かも、とか、

 とにかく「レオが何だか怪しい」と思わせる作劇の仕掛けなんですね。

 そして、赤仮面の男の仮面が外されると、「その顔はレオそっくりだった」という後の展開に、初見では驚きを感じた流れだったのですが、実は「レオの双子の兄だった」(役者の一人二役)という、さらなるドンデン返しに至る、と。
 このサプライズは、先に「仮面の男の名前はシグマ」とネタバレを知ってしまうと、味わえないとも思うのですが(当時は、レオが怪しい→こいつがラスボス? 無印の京本正樹みたいな奴か? 無垢な後輩キャラに見せかけて実は腹黒い奴だった? ……と先読みできたと思わせて、それがフェイクだったという巧妙なトリックに、うわ〜騙された〜と感じさせる18話までの流れに、興奮したもの)。

 先の話はさておき、次回の話です。
 仮面ライダーキバを見ていれば、面白い役者ネタが二つ。
 ゲストで登場する魔戒騎士ダンが、キバのサガこと登大牙の役者の人ですね。彼も、「白夜の魔獣」が初出のキャラで、邪美に続くスペシャルゲスト。

 さらに、彼が追いかける裏切りの魔戒騎士とされる男ワタルを演じるのが、キバの次狼さん(ガルル)。
 大牙と次狼を足して牙狼とか、ワタルってキバの主人公じゃないか、とか、「仮面ライダーキバと牙狼の関連性」が強く印象的だったキャスティングやネーミング設定ですね。

 邪美に続くスペシャルゲストのダンが登場することで、破滅の刻印を刻まれたのが、鋼牙、零だけでなく、ダンもそうであること。そして仮面の男の術で操られた一部の騎士の暴走という異変を経て、
 事態が「魔戒騎士全ての破滅」に向かって動く流れになります。
 そして、騎士の暴走を平定するためという名目で、魔戒法師VS騎士という流れが煽動される展開になっていく、と。

 後半戦は、騎士と法師の魔戒史に関わる因縁背景が示され、法師は騎士のサポート役でいいのか、騎士になれずに裏方に徹することを求められる法師の鬱屈した想いなんかが描かれる形に。
 一回一回の情報密度がかなり高い連続ストーリー展開になっていく(その分、伏線なども錯綜してドラマ的に見応え十分かつ、アクションやCGもどんどん派手になっていく)ので、回が進むにつれて面白くなっていったというのが初見の感想でした。


PS.牙狼VRのゲーム案内役の女性(朱伽)を演じていた娘が、今朝の戦隊キラメイジャーの敵側女幹部として登場しました。牙狼VRは、新人役者が多く、既存の特撮とは違うスタッフやキャストが多く出演しましたが、どうも今後は戦隊方面との関わりが強くなりそうだな、と思いつつ。
 自分の中の牙狼VRの位置づけが、他の特撮番組との関係性において定まっていなかったのですが、今後、役者つながりでいろいろ密になるかも。
 まあ、脚本家つながりだと、キラメイ、ゴーカイ、クウガのメインライターがみんな同じ人なので、今の時期がばっちり堪能できているのですが。
 何かを鑑賞する際にも、取っ掛かりというか、自分の知ってる役者やスタッフと絡められると、話の糸口にもなりますからねえ。
 

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/27 (Sun) 20:15:06

 定期感想その3です。

 クウガの感想をえっちらおっちら書けたと思ったら、NOVAさんのご感想を頂きまして、以下はいろいろ反応できずですみません。

 特に牙狼MSのレオがラスボスかと思わせる手法、自分で気が付けなかったものが多々あり、反省点含めていろいろ思い浮かぶんですが、次の牙狼MS感想で書いてみようと思います。

●仮面ライダークウガ(第5話:距離、第6話:青龍)

 今週の2話では、クウガの変化やリスク以外に、沢渡桜子の変化が印象に残った感じです。第4話までで一条薫刑事がはっきりクウガ側に立つ流れが描かれまして、次は沢渡桜子でしたか。

 当初、沢渡桜子は五代雄介がクウガとしてグロンギと戦うのは危険すぎるとみて、時には非協力の態度もあったわけですね。しかし、それでも五代雄介は委細構わず戦いに赴いてしまう。それならば、と沢渡桜子が戦闘サポートに転じ、五代雄介の妹の五代みのりの影響も受けて、五代雄介の方向性に歩み寄っていく様子が見られたように思います。

 ともかく本編。冒頭、沢渡桜子が古代文字の研究で徹夜してたみたいですね。本来の研究テーマでもあるんでしょうけど、この後の流れからすると、五代雄介の身に何が起こっているかを知りたいという動機もある感じです。

 そこへ研究仲間らしき人物(ジャン・ミッシェル・ソレル)が現れまして英字新聞を手渡しますと、五代雄介=クウガがまたもグロンギと戦闘になったことが1面トップに載っている。積極的に事態に関わる五代雄介に、沢渡桜子が苦悩を深めてしまうわけですな。この後、一条薫刑事が専用バイクを五代雄介=クウガに渡したと知り、怒って噛みつくような態度すら見せてました。

 五代雄介のほうは大学病院で検査、というより調査されてまして、しかも医師は鑑定・検死専門らしい。調べた結果、五代雄介の体は未確認生命体=グロンギに近づきつつあるらしいと分かる。クウガとしての戦闘のリスク以外に、グロンギと化す恐れもあるわけですが、五代雄介は「大丈夫」と気にする様子がない(同席してないですが、沢渡桜子はこういうところが心配なんだろう)。

 大学病院を出るところで、おやっさんからの情報を頼りに追ってきた桜子と雄介、一条が出くわすわけですね。上記しました通り、専用バイクの件で一条に食って掛からんばかりの勢いです。もし雄介の体の変化のことまで知ったら、ちょっと桜子はストレスに耐えられなかったかも。

 桜子の危惧を察した一条は心配するわけですが、雄介はそれも「大丈夫」で済ましちゃうわけですか。とことん心配と無縁な男らしい(少なくとも外面的には、ということかもしれませんが)。

 グロンギ側はそんなことお構いなしに、相変わらず殺人ゲームを遂行してますな。いや、お構いなしでもないかもしれません。出張って来るのはバッタ種怪人のズ・バヅー・バですが、バラのタトゥの女/ラ・バルバ・デが出撃するバヅーに何か仕込んでます。

 今回はこちらでのアドバイスのお陰で、グロンギ語翻訳コメントを探せました。会話の内容が分かっただけでなく(おおむね映像から想像した通り)、バヅーにセットされたのは時限装置とのことで、一定時間過ぎて勝利条件未達成の場合、バヅーは死ぬらしい。グロンギ側も、確かに単なる殺戮ではなく、栄光か死かのゲームを行っているようですね。

 警察では不審な墜落死事件多発を察知してまして、犯人はバッタ種怪人:バヅーですか。ホームレスらしき男を殺害したシーンで殺害方法が明かされまして、被害者を掴んで跳び上がって落としてたのか(電王の第1・2話でもそんな殺害ってあったような)。

 これがグロンギのゲームの一部ではあるんでしょうけど、クウガおびき出しの目的もあったみたいですね。雄介がクウガとして現れますと、バヅーが語り掛けるグロンギ語中に「クウガ」が聞こえます。翻訳によると「久しぶりだな、クウガ」とのことで旧知、仇敵であることが察せられますね。

 バヅーはビル群を利用して跳びまわりまして、そこまで跳び上がれないクウガは階段を走って追いかけるしかない。トライチェイサーがあっても追いつけないでしょうね。バヅーは次々にビルに跳び移ってますから。もっとジャンプ力があれば、と悔しがるクウガ。

 が、不思議な現象が起こりまして、足に青い光が見えたと思うと、全身フォームも青く変わり、バヅーに劣らぬジャンプ力を発揮し出す。雄介にも意外な現象で、理由は分からないらしい。大学病院での検査・調査を踏まえますと、雄介の身体がよりグロンギに近づいたということでもあるんだろう。

 しかし、ジャンプ力の代わりに打撃力が低下しているわけですか。追いつけるけどダメージを与えられない。観ていて「青で追いついて赤で倒すのかな」と思ったんですが、今話で桜子が解明した古代文字の一節により、次話で勝負が決まるわけですね。

 そして後半(第6話)。前話ラストからのバトルの続きで、クウガ劣勢のままビルから投げ落とされ、後で判明することですが、雄介は全知1ヶ月以上の重傷。あの高さから助かったのはさすがに超人的ではありますが。

 このバトルで敵バヅーが喋ったグロンギ語のうち「前の奴とは違う」があったようです。コメント欄の翻訳主が解釈を添えていて、「前の奴」=先代クウガという、雄介のみならず視聴者向けにも重要情報ことらしい。しかし本編に字幕は入れないわけで、なかなか徹底した作りですね。

 雄介は病院で手当てを受け、桜子が駆けつけるも、雄介はニコニコして出て来て、去ってしまう。しかし1人になった雄介、相当に痛そうですね。この描写から、前話で生じた「心配と無縁」という印象が崩れて来まして、ここまでの雄介の行動、言動が違って感じられそうです。

 そこは桜子も察したかもしれません。雄介の妹のみのりに会いに行ったのは、そのためかも。ただ、みのりに雄介について問わず、自分(桜子)が「怖くて逃げだしたい」と感じたことを話すわけですね。みのりは、もしかすると雄介の態度以上にあっけらかんとしてまして、「普通にしていればいいんです」と。要は、雄介を信頼して、やりたいようにやらせてやれ、ということでしょうか。

 これが桜子に響いた感じがあります。病院で会った一条も雄介は自分(一条)に似ていて、信念通りの行動を取ることが止められないと言っていたこともえいきょうしてそうです。雄介も一条も、身の危険は承知でやっているので、危ないからと止めても無駄ということでしょう。

 警察のほうでは、拳銃程度では対処不能の未確認生命体への対抗のため、一条に狙撃用ライフルを渡してますね。署長は一条の進言「クウガは信頼できる」はそのままは受け入れないものの、グロンギ対処のためだけでなく、クウガを支援したいなら止めない、という言外の意思表示があるのかもしれない。

 しかし、再び現れたバヅーに一条がパトカーの影からライフルで狙いを定めると、またも携帯が鳴る(これってルーティン?)。撃つより先にバヅーに反撃されまして、ライフルの効力は確かめられず。ライフルはぱっと見では自動小銃のような連射機能はなく、1発ずつ撃つタイプのようですね。接近戦に持ち込まれたら勝てないのも道理かも。

 一条刑事絶体絶命となるも、雄介がクウガとして駆けつけ、とりあえずは助かる。が、クウガの「赤では追いつけず、青では打撃力が足りない」はそのままで、クウガ再び劣勢に。そこへ桜子が必勝のアドバイスを告げに急行してくるわけですな。

 ずっと前のシーンで洋食喫茶ポレポレで、赤の醤油入れと青のソース入れを見ながら悩む雄介に、悩んでいる理由を知らないおやっさんがどっちもいいところがあると告げてました。

 あの時点では「もしかすると、やっぱり赤と青の使い分けか」と思ったんですが、その後、桜子の古代文字解読がありました。研究室のPC表示と現場に駆け付けた桜子の台詞でちょっと差異があったようです。

研究室「水のように長いもので敵をなぎ払う戦士クウガ」
現場「水の心の戦士、長きものを手にして、敵をなぎ払え」

 研究室のは機械翻訳で、桜子が古代語をきちんと訳すと現場の台詞になるのかしらん。それはともかく、アドバイスを聞いたクウガ、何をすればいいか分かったらしい。棒状の手すりをもぎ取って構えますと、如意棒みたいな武器に変化してますね。人間がクウガに変身できるのと同様、物体も変化させられるということなんだろう。

 これで打撃力も充分となり、形勢逆転しましてクウガ勝利。クウガの最後の打撃部分に反応がありましたが、バラのタトゥの女が何か仕込んだ腹部が爆発したみたいですね。ネットで調べてみますと、その部分に魔石ゲブロンなる核があり、グロンギの原動力となっているらしい。

 完勝したクウガ=雄介に桜子も納得するものがあったらしい。親指立てただけでなく、「でも、お腹へった」と。このときの桜子の心情を表すに、なかなかうまい台詞だと思います。一条も察したらしく、桜子と雄介を残して去る。お堅いだけの人物ではなかったようですね、一条刑事は。

 当面の雄介側のキャラクターの立ち位置が固まって来た感じで、次からは対グロンギに重きが置かれるのかな。グロンギ側もゲームの準備はできたようですし。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/27 (Sun) 21:36:35

 定期感想その4です。

●海賊戦隊ゴーカイジャー(第47話:裏切りの果て、第48話:宿命の対決)

 ゴーカイジャーとバスコのを合わせて大いなる力が揃いまして、両者の争奪決戦ですね。逆転からの反撃などの目まぐるしい流れもありまして、なかなかテンション上がる2話でした。

 ただ単純に勝敗に注目するだけでなく、敵のバスコとサリーがなかなか複雑な動きでして、何をどう思っていたのか、いろいろ想像の余地がある結末でした。強敵・悪役が最後まで謎を残すって、好みです。

 ともかく本編。ゴーカイジャー側としては、バスコを撃破して大いなる力を揃えたいわけですね。それはバスコとて同じ。となると最終対決は避けられない流れで、先手を取ったのはバスコ。海賊船ガレオンを襲撃してくるわけですが、既に戦力強化がなり、一致団結するゴーカイ戦士はこれを退けた。と思ったら、バスコが突然、相棒のサリーを撃つという謎の行動に出るわけですね。一応、理由は用済みだからと言ってはいますが。

 この暴挙をゴーカイジャーは放置しない。特にマーベラスですね。当のバスコに裏切られた痛恨の過去があり、サリーに思い入れが生じたらしい。幸か不幸か、バスコの銃撃は急所を外れたらしく、サリーは重傷ながらも手当てを受けて回復に向かう。この過程でサリーは初めて、優しくされるという経験をしたらしい。最初は混乱しつつも、ゴーカイジャーの面々を慕う気持ちが生まれたような様子が窺えます。

 が、バスコの罠であったわけですね。撃たれたサリーをゴーカイジャーは保護すると分かっていたから、「お守り」を渡しつつ、予め言い含めてサリーを海賊船に潜入させた。狙いは大いなる力を宿したキー。サリーは迷いながらもキーの入った宝箱を奪取、バスコのもとに帰還しようとする。

 が、ゴーカイジャー側も抜け目はなかったわけですか。サリーがスパイであるリスクを考慮して、宝箱内のキーは別に移してあったと。ただ、サリーを助けるという気持ちに偽りはないようですね。バスコのもとに帰ろうとするサリーを引き留め、ついに呼び戻すに成功。

 ですが、それもバスコの想定内だったわけですか。「お守り」なるものは爆弾で、サリーがマーベラスに駆け寄った瞬間を狙って爆発させる。これでマーベラスは重傷となり、残るゴーカイ戦士もバスコ完全体の前に善戦するも敗北、半殺しにされる。

 という流れを観終えて、疑問が生じました。「なぜ止めをささないのか」です。番組的には、もちろん最終回を迎える前にゴーカイ戦士全滅ではいかんでしょう(^^;。が、以前にバスコがダマラスにも詰め寄られていたときは、まだザンギャックを裏切ってはなかった。

 バスコとしては大いなる力が揃うまで、ゴーカイジャー、ザンギャックの双方を利用するつもりがあり「狡兎尽きて走狗煮らる」を避ける必要があり、ゴーカイジャーを追い詰めても止めは刺せなかった。ですが、今話では既にゴーカイジャーを残しておく理由がありません。

 しかし次話も含めて考えますと、バスコが止めを刺さない理由はいくつか考えられそうです。とりあえず3つくらい考えてみます。

1. ナビィが宇宙最大のお宝を得る鍵であるため、反発されるリスクを下げるため、バスコはゴーカイジャーを生かしておいた。
2. バスコはアカレッドに裏切られた(偽の理由で自分を使役された)と思っているものの、マーベラスは自分と同じ境遇・立場だと思っていて、彼なりに共感するものがある。
3. 目的のためには手段・犠牲は選ばないものの、目的外の殺害は避けるみたいな美学(歪んではいるけど、2勢力のバランスを保って目的を果たそうという面等は説明できそう)。

 ともかく後半(第48話)。34戦隊の大いなる力はバスコのものとなりまして、ゴーカイジャーのキーもバスコが押さえ、海賊船ガレオンもバスコが奪ってしまう。つまり、バスコの総取りですね。

 が、マーベラスは重傷でしばらく動けないながらも、他の戦士は依然として健在。反撃が始まるわけですね。さらにナビィも逃走を試みて、とりあえず戒めを脱して隠れ、ゴーカイ戦士に現状を急報。

 一方、バスコはキーでゴーカイジャー(義体)を放ってナビィを捜索する。そこへ生身で海賊船に潜入成功したゴーカイ戦士が絡んで来まして、ゴーカイジャー6義体と戦闘となるも苦戦の模様。この隙にナビィが再びバスコに囚われる。

 バスコがナビィに拘るのは、大いなるお宝は大いなる力を揃えただけでは不足で、鍵となるナビィも必要だからでしたか。ナビィはどうやら(物理法則を超えた)永久機関的な不思議な存在だったらしい。このこと、ゴーカイジャーの面々は気が付いてたのかしらん。

 さらにゴーカイジャー義体もゴーカイ戦士を掃討したらしく、戻って来る。万事休すな感じですが、ゴーカイジャーは本物でしたか。生身で撃破したらしい。意外にも感じますが、「そう来なくっちゃ」とテンション上がる展開です。

 ゴーカイ戦士は、レジェンド戦隊から託された力、武装強化などだけでなく、生身の能力もそこまで高めていたということなんだろう。下手するとご都合主義になってしまいそうですが、これまでの戦闘を見て来たせいか、説得力ある流れに感じました。

 これで変身しての対決となりますが、やはりマーベラスを欠いては、一致団結の力が100%は発揮できないみたいですね。次々とレジェンドのチェンジし、最強武装のゴーカイガレオンバスターを使っても、バスコに通じない。バスターにキーを使っているため、キーも奪われてしまう。

 ここで待ってましたのマーベラス来援。他のゴーカイ戦士は事実上の戦闘不能ですんで、まさに1対1の最後の対決ですな。結果は先にマーベラスが倒れるも、バスコは相討ちだと言う。致命傷入ってたようですね。

 しかしマーベラスが立ち上がる。サリーの形見であり、バスコがサリーを犠牲するために与えたペンダントの欠片がバスコの一撃を防いでましたか。前の爆発でマーベラスが助かったのも、ペンダントが爆弾と知ったサリーが、自らの体内(?)に入れ、マーベラスへの威力を弱めたから。

 このサリーの一連の行動も謎を残すもののように思います。最初にバスコに言い含められてからとはいえ、撃たれても忠実に従おうとしたのか。そうだとしても、どの程度、ゴーカイジャーに惹かれたのか。最後にバスコとゴーカイジャーの間で迷ったとき、どう思っていたのか等々。

 ウィキペディアのよると、サリーを演じたスーツアクターさんは「サリーは常にバスコを恐れて行動していた」と解釈して演じられたとのことです。サリーはバスコに対する恐怖が確かにあったでしょう。が、それだけでは解釈できないものも感じます。

 ともかく、マーベラスを救ったのはペンダントの飾りのバナナ形の金属部分でした。奇しくもサリーの好物で常に欲しがるものだったわけですね。これに何とも因縁めいたものを感じます。バスコもサリーも複雑な印象を残した敵だった気がします。

 これで中盤からの最強の敵コンビも退場。残るはたった3話ですか。いよいよザンギャック本隊・皇帝と対決し、宇宙最大のお宝にたどり着くはずですね。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/28 (Mon) 11:18:33

 定期感想その5です。

●仮面ライダーセイバー(第4話:本を開いた、それゆえに。)

 前話ラストでハンザキメギドを倒してもワンダーワールドが消滅しないところからですね。拠点に戻って対策を練る飛羽真らですが、ハンザキメギドがトカゲと言われて激怒したことがヒントとなり、書籍を当たってサンショウウオの怪物ではないかと目星を付ける。前話でトカゲと言われてキレる怪人って、単にギャグをかましたと思ったんですが、伏線でしたか。

 しかし飛羽真含むロゴスメンバーらの関係がギクシャクですね。当たり前なんですが、息子そらを奪われた尾上亮が荒れてます。そらを救うと約束する飛羽真に、そらとどんな約束をしたのか、約束したならなぜそらがここにいない、と食って掛かってますね。

 飛羽真は言い訳しないし、倫太郎では抑えかねる様子です。そこを収めたのが、まだライダーとしての姿、力を見せてない富加宮賢人ですね(今話ラストで現れたライダーがエスパーダで賢人らしい)。やはり幼なじみだけあって、飛羽真が忘れている過去を知る強みでしょうか。

 飛羽真らが出ていくと、賢人は興奮気味の尾上を説得する(飛羽真の過去を飛羽真に聞かせないためもあるんだろう。飛羽真も明確には意識出来ていないらしい、飛羽真にとっての約束の重みですね。おそらく悪夢に出てきた少女と関係がある(指切りげんまんの小指が離れてしまう別れだったようだし)。

 これで尾上も納得し始めるものがあったらしい。飛羽真、倫太郎と共にワンダーワールドに再び赴く(尾上は飛羽真に前話では「勝手にしろ」で今話は「行くぞ」の相違が心情変化を物語ってるかな?)。

 ですが、新敵登場でデザストですか。カリバーが15年ぶりに封印を解いた奴ですね。アルターライドブックの1つらしいんですが、正体は不明な感じです。ライドブックを多数保有していることから、ロゴス側剣士多数を倒して強敵ではあるようです(たぶん15年前の異変でしょう)。

 しかし尾上は見覚えのある仇敵らしい。そら救出は飛羽真、倫太郎を向かわせまして、尾上はバスターに変身してデザストと対峙する。戦いは一進一退ながら、尾上が押されている感じですな。しかし尾上は年齢のせいとか言ってまして、余裕なのか強がりなのか。

 決着は「ジャッ君と土豆の木」ライドブックを使った尾上バスターが勝利し、デザスト保有の「ストームイーグル」ワンダーライドブックも奪う。ですが、デザストは大したダメージは受けていない様子で、「ストームイーグル」は欲しけりゃくれてやるといった感じで去ってしまう。

 この間、独自の活躍を見せたのが芽依ですね。飛羽真らに出遅れて置いてけぼり食らったわけですが、例の白いライドブックを偶然見つけてひらめいたらしい。開けば、そらのところへ行けるかも、というわけですね。単にそうしただけではなく、周到な(?)用意もしている。打ち上げ花火ですな。

 スマホなどの連絡は出来るかどうか不明です。そこでローテクののろし代わりの花火というわけでしたか。これが功を奏しまして、芽依はテンプレな爆発髪形になるも、花火は上がりまして、飛羽真らにそらの居場所を知らせることに成功。

 しかしハンザキメギドは当然、阻止にかかる。飛羽真の調査・推測通り、2つに裂かれても再生し、サンショウウオの王を誕生させるため、王の餌となる人間を捕獲していたわけでしたか。なんとなくですが、復活するたびに強化されているような気もします。剣を滑らせて斬らせない皮膚も相変わらずです。

 とはいえ、斬撃には強くても打撃技は有効のようですね。これで相手を見切ったらしい飛羽真セイバー、ついに三冊使いで打倒を試みる。前話まで観てまして「ソードライバーって、三冊分のスペースあるなあ」という気はしたんですが、二冊使いから間もないんで、三冊の必殺技はもっと後だろうとか思ってました。

 ですんで、早々に三冊使いでちょっと驚きました。が、今話ラストに当面のラスボスらしきカリバーが実戦に介入してきましたんで、ちょっと納得です。格上の敵ライダーの実力を見せるとしたら、ロゴス側ライダーも当面の全開でないといけませんな。

 それはともかく、三冊使いの打撃技がマッスル妖精さんでちょっと驚いたり、笑ったり。役名は「戦う妖精さん」で、演じた才木玲佳さんは現役アイドルにしてプロレスラーでしたか。決め技(ラリアット)時の体格はCG等による誇張ではなく、ご本人の実際の筋肉みたいですね。

 女性にしてあそこまで太く鍛え上げるのはなかなか至難のはずです。なにせテストステロンが男性ほど出ませんから。あそこまで成れたのは努力もあるんでしょうけど、身長が150cmくらいというのも大きかったかも。経験則では「1kgの筋肉を得る努力量は、身長によらず一定」だそうです。仮に筋肉を10kg増やしたとして、低身長ほど筋肉の太さは増える計算になります。

 全日本レベルのボディビルコンテストでは、長らく160cm台前半の人がチャンピオンなんだそうです。フィクションでも、ドワーフは力持ち設定が多いですが、経験的に低身長だと筋力が大きくなりやすいことを知っていたのかも。鍛えた人の場合、筋力は筋断面積比例ですから。

 いかん、興味がある分野で脱線し過ぎましたorz。戦う妖精さんラリアットで致命傷入れ、ヘッジホッグの針で固定しておいて、今度こそ完全にハンザキメギドを倒す。ハンザキはトカゲと言われて怒ってましたが、使っている戦法はトカゲの尻尾切りと似たものだったようです。半身を囮にして、残る半身が逃げて再生といったところ。

 そらも救出でき、尾上も飛羽真を見直しまして、めでたしめでたしでしょうか。そらは泡(?)にとらわれていたときは、本を開いたからだと悔やむほどでしたが、飛羽真らが約束を果たしたことで再び本に興味を持てた模様。

 ホッとしそうになったら敵ボスにして闇の剣士:カリバー襲来。セイバー、ブレイズはハンザキ戦の疲れもあるのか、思うように反撃できずピンチになるも、ロゴス側らしき新ライダーが介入して救出して続くと。これがエスパーダみたいですね。左半身が金色でして、カリバーと相対すると「黄金騎士 vs 暗黒魔戒騎士」を思い出しました。カリバーについては、自分的にはビルドのスタークも必ず思い出してしまいます。

 次回「我が友、雷の剣士につき。」では、そのカリバーの正体も明らかになるらしい。富加宮賢人と因縁ありそうな描写はありましたが、父親でしたか。兄くらいを想像してました。これまでライダーとして戦いに参加してなかった賢人が、今話ラストでエスパーダで乱入(?)したのは、そういう関係があったからだったようですね。

Re: 9月のスレッド(2020) - K.K

2020/09/28 (Mon) 14:56:48

 ちょっとネットで調べるのに多少時間がかかりまして。

●ヨドンナ=朱伽=???

 キラメイジャーに登場のヨドンヘイム幹部ヨドンナは皇帝直属の秘書官だそうで。無表情な巫女で登場しておいて、幹部コスチュームに早変わりでしたな。どちらも衣装がピッタリ決まっててカッコいい感じです。

 NOVAさんの感想を拝読するまで、牙狼VRの朱伽と同じ役者さんと認識できずでした。朱伽のときは「初めて見る役者さんだな」と思ったんですが、ヨドンナですと既視感があります。朱伽と同じ人と分かったんですが、それでは説明できない既視感です。

 演じた桃月なしこさんはウィキペディアに項目がありまして、経歴と出演履歴を読んで既視感の正体に気が付きました。「林先生が驚く初耳学!」の2018年2月11日に出演とあり、経歴のコスプレイヤーを踏まえて思い出しました。同番組特集コーナーでコスプレイヤーとして有名な(准)看護師として紹介されてたんです。

 自分の印象としては「カッコいいコスプレイヤーさんだな」でした。2年半くらい前ですし、ちょっと感じが変わってて、キラメイジャーではすぐに思い出せなかったようです。しかしコスプレイヤーの実力(もう6年やってるはず)を遺憾なく発揮した扮装・演技であったんで「どこかで見たような?」と感じたんだと思います。

 牙狼VRの朱伽のときに思い出せなかったのは、特に目立った衣装やメイクではなかったからかもしれません。役柄としては自分を出さないゲーム中のガイドでしたし。キラメイジャーでは単に敵幹部ではなく、コスプレ演出交えてたんで既視感を感じられたんだろうと思います。

 ウィキペディアで画像に採用されているのが「春麗」で、しかもきっちりなり切れている感じなのは個人的にツボかも(探すと他の春麗コスプレ写真もあり、どれも同じくらいいい感じ)。ストリートファイターIIは下手の域を脱しなかったもののハマったゲームでして、使用キャラはほぼ春麗でした。

 ストリートファイターII初出当時のCMでは、春麗役は水野美紀さんが演じてました。あれもなかなかにハマり役だったように思います。CMを観て「そうだ、こんな感じだよ」と思ったのを覚えています。2代目リアル春麗は、自分的には桃月なしこさんかもしれません。

(管理者の承認待ち)

2020/09/29 (Tue) 01:55:59

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