創作と鑑賞の談話室

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5月のスレッド(2024) - K.K

2024/05/01 (Wed) 00:00:35

 5月の雑談スレッドです。

Re: 5月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/05/01 (Wed) 01:23:20

 響鬼とシンカリオンの感想も確認しましたので、勢いでこちらにフォローさせていただきます。

★響鬼

>響鬼紅

 夏専用ということで、本放送時は7月に初登場でした。次の強化形態である装甲響鬼が9月登場ですので、まあ紅は夏場のフォームということで、今後しばらくの切り札ですな。

 そして、夏の魔化魍は、これまでの巨大な怪物ではなくて、等身大の小型が複数。従来のライダーで言う戦闘員タイプが群がっている。
 そういう連中が相手だと、太鼓のバチで殴り倒して炎で燃やすのが速くていい。弦だと、刃を突き刺して、いちいち掻き鳴らしていかないといけないので、複数相手だと手間が掛かりすぎる。

 弦のメリットは、相手の体内に雷属性の音を送り込むので、破壊力が大きいけれど、リスクも大きそうですな。
 あとは打楽器が炎、管楽器が風、弦楽器が雷という属性にもなっていて、夏の魔化魍は水属性だから炎に弱いという効果もあるのかも。

 よくある属性相性だと、火は水に弱いのがありがちですけど、熱は水を蒸発させるという考え方もあって、響鬼ではそちらを採用しているのかと思われます。
 また、雷も水中の敵に対して効果が大きいというゲームもありますが、響鬼世界では浄めの音の効果が拡散してしまい、一点集中できないから不利という別の論理が成り立つのかも。まあ、あくまで推測ですが。

 ともあれ、毎回、巨大魔化魍のCGを用意するのが困難になって来たこともあり、CGの使い回しとか、東映の撮影所的に慣れた複数雑魚との活劇シーンを増やすとか、従来のライダーらしい方向性への切り替えを意図し始めたのだと思いますね。

 あとは従来の夏の劇場版ですが、響鬼の場合は9月公開で、その辺から脚本家の変更とかになります。まあ、脚本家のみならず、プロデューサーの変更が大きくて、29話を一度、最終回と考えるといいと思います。
 29話と30話がセットなので、続けてみると、路線変更がストレートに分かるんじゃないか、と思います。

★シンカリオンCW

 先にリョータの方が運転士になりましたな。
 従来と比べると、番狂わせではありますが、人間関係的にはタイセイとリョータが先に仲良くなっていたので、変にモヤモヤ引っ張らなくて良かったかな、と思います。

 で、アカネですが、陸上のホープだったのが足の怪我で挫折したという過去があった模様ですね。
 それまで優秀だった兄と比べられて、自分も兄に負けないアスリートになろうと真っ直ぐ頑張っていたのが、挫折したことで自分の居場所を失って、運動ではなく文化系の活動に専念しているものの、もやもやしていて……という状況らしいです。

 今が中学生ってことは、陸上で頑張っていたのは小学生の時になるのかな。今の中学に入学した状況では、たぶん、彼の兄を知っている人はいないと思いますので、彼の内なるコンプレックスではあるものが、タイセイやリョータを見ていて、何だか吹き荒れている?
 姉と比べられているタイセイとか、何だかよく分からないけど、体を鍛えているリョータとか(鉄道部って文化系じゃなかったか? それなのに何で体を鍛えてるんだ? 何か未練でも引きずっているのか?)
 表には出さないけど、妙に自分のコンプレックスに関する鼻が利いて、賢しらに「ムダな努力は諦めて楽になった方がいい」と自分に言い聞かせるようにアドバイスしてしまう傾向があるのかな、とか。
 自分では親切心のつもりなのに、余計なお世話で、イヤミにしか聞こえないという演出。

 果たして、こういう屈折したキャラで、児童層の人気は出るのかな、とか現状で思わなくもない。
 とりあえず、彼と鉄道のつながりも見えていないので、どういう踏み込み方をして来るのかに期待。鉄道のスピード感が、陸上の走りに通じる?
 今のところ、射撃が上手いって設定も見えていないので、機体相性もはっきりしない。一応、こまちの特性は、高速機動ローラーで移動しながら安定した移動射撃が行えるらしいけど、精密さとか観察力に秀でているとかかな?

 銃の上手いアキタと、火薬の扱いと爆発のリズム感が武器のハナビに比べて、アカネの特性はいかに?

Re: 5月のスレッド(2024) - K.K

2024/05/06 (Mon) 20:58:37

 定期感想その1です。

●仮面ライダーガッチャード(第34話:オンリーワン!すべての道はゴージャスに通ず)

 坂本監督から柴崎監督に交代ですが、登場レジェンド多数でして、お祭りは続くといったところ。とりわけ、仮面ライダーゼロツーと仮面ライダーアークワンの対決が目玉でしょうか。仮面ライダーWEBによりますと、ゼロワン本編で予定していたバトルながら、コロナ禍対応の変更で割愛されたらしい。

 そうした過去シリーズで未完となったものをきっちり回収したいという制作の気持ちも込められてたみたいです。その辺りはジオウと通じるものがある気がします。レジェンドライダーでこんなことしてみたいというのがディケイドだと思ってまして、異種ライダーのスピード対決なんてありました(自分はカブトは未見ですが、ファンの気持ちは分かるつもり)。

 ジオウですと、剣/ブレイドでの剣崎と相川のジョーカーの運命からの解放なんてありました。完結させてやりたい、という気持ちが制作にあったんでしょうな。今話のゼロツー vs アークワンもそれに通底するものがあるような気がします。その流れなのか、今話までは映像/デザイン的にディケイドベースの感じだったのが、次回予告ではジオウベースの雰囲気があるようです。

 ともかく本編。お祭りながらドラマもきちんと入ってまして、カグヤ様と宝太郎の交流ですね。前話ラストで異世界からこちらへ現れ、レジェンダリーレジェンドとしてダークキバを粉砕したカグヤ様ですが、異世界で会ったはずの宝太郎は覚えていない。

 自分はスピンオフの「仮面ライダーガッチャード VS 仮面ライダーレジェンド」をぼんやりと観ていたようで、何となく「宝太郎の異世界の記憶は人為的に消された」と思い込んでました。が、オーロラカーテン通過時の副作用だった模様。早速「ラーニング」よろしくメガネアイテムで追体験して、宝太郎は何があったか知ると。

 ただ、宝太郎が覚えていないと言ったときのカグヤ様の表情は微妙だったようですね。カグヤ様はアトロポスと同程度に分かりにくいキャラクターでして、自分は初見では気がつきませんでした。続く、カグヤ様の(スパナが疲れ切るほどの ^^;)奇矯な行動も、単に「カグヤ様とはそういう人物」くらいに思ってました。

 が、加治木そっくりのバトラーさんによりますと、要はカグヤ様は寂しかったらしい。(敵を追ってではありますが)友達に会いに来て来てみたら、忘れられてたから。それも、おそらくは生まれて初めてできた友達ということですね。カーテンの副作用とはいえ、無念だったようで、今度こそ忘れられないくらい強い印象を残そうとカグヤ様は頑張ってたらしい。

 カグヤ様の奇矯な行動の原因は忘れられたということではないかもしれません。レジェンダリーレジェンドが宝太郎のケミーを勝手に使ったとき、宝太郎は「ケミーは友達だ」としてちょっと怒ったわけですね。その怒り自体は理解できますが、ではカグヤ様は友達なのかという疑念も生じます(友達ではなく客、みたいな)。

 さらには、宝太郎は目の前の人よりもケミーを大事にした、とも言えそうな気がします。少なくとも、そういう方向に行ってしまう可能性を見せたように思えます。悪役類型の1つとして「主人公がなってしまったかもしれない姿」ってあるんだそうで、「人を犠牲にしてでもケミーを救う宝太郎」なんて闇化があったりすると面白そう(ですが、今の路線ではあり得ない ^^;)。

 しかし、思い出せたから良しではなく、忘れたことが傷つけたと気が付いた宝太郎はカグヤ様と和解。しつこく襲来のサイゲツのアークゼロ→アークワンのラーニングを上回る共闘で撃破。ゼロツー vs アークワンも見応えありますが(もうちょっと見ていたかった)、地味に面白かったのは宝太郎が最初、アイアンガッチャードでゼロツーに一撃入れたことですね。

 まだラーニングされてなかったから有効打が入ったと解するのが適切なんでしょうけど、こちらで伺った555劇場版(パラダイス・リゲインド)を思い出しまして。性能優れる新式では敵に攻撃が読まれてしまうも、(扱う人間がモノを言う)旧式の555に敵が対応できない、ということでした。ケミーカード1枚にして過渡的形態とも思えたアイアンガッチャードがゼロツーに通用したのは、それに似てるかなあと思えた次第。

 ともかくも敵サイゲツ撃破でめでたしめでたし、と思ったらそうもいかないらしい。サイゲツの上位者である8面体の何か3体が、失敗したサイゲツを処刑。と思ったら、何かに作り替えたらしい(デザインはジオウの雰囲気あり)。この動きをカグヤ様は察知したらしく、仲直りした宝太郎に「ここでお別れだ」と告げて続く。

 次回「ゴージャスタイム!レジェンダリーは終わらない」では、カグヤ様が宝太郎を突き放す動きに出るらしい。たぶん、本腰入れて来たハンドレッドとの戦いに巻き込みたくない、とかなんでしょうな。しかし、しばらく動静がはっきりしなかった冥黒王ギギストが動き出すようでして、その線から宝太郎も介入してきて、結局は共闘となるのかも。

●爆上戦隊ブンブンジャー(第10話:ウキウキなミッション )

 自分は今までちょっと勘違いしてまして、調がブンブンに接近するのは共通の推し「ニマイジタイヤのべろーらー」がいるからと思い込んでました。が、調の推しはブンブンであり、「べろーらー」はそのための口実といったところのようですね。ブンブンの推しを気に入ったのは玄蕃だけだったのか。

 そこは今話の冒頭で気が付きましたが、今話を観終えて理解したのが「玄蕃は未だブンブンジャーでの立ち位置が確立してなかったのか」というものです。加入前から玄蕃は長らく大也~ブンブンジャーを支援していたようですから、深く理解しているはずと思ってました。理解していたからこそ、第7話までは外から支援するのが己の役割だと思ってたんだろうと。

 が、玄蕃はブンブンジャーを外から理解はしていても、自分自身についてはよく分からない部分があったわけだったのか。「本気でやる」とはどういうことか、という点ですね。それを知ろうと、今話では調から届け物の依頼を受けてみたわけですな。が、そこまでやろうとすること自体が既にブンブンジャーに対して本気であるようにも思えます。

 ともかくも玄蕃が受けた運びの依頼は「下手すると大爆発するエネルギー体」というもので、振動・ショックに弱いため車で運べず、アタッシュケースにいれて徒歩で持っていかなければならないらしい。そういう依頼であると分かった時点で、観ていて「ああ、なるほどそういうことですか」となりますな。中身は囮の偽物、本物は別途輸送しているはず、ということで。

 しかし敵ハシリヤンはとりあえずは凄いものだとして追って来る。自分的にちょっと意外だったのは、前話でマッドレックスが(再びヤルカーを搾りながらも)敗死した後、もともとのメンバーが仲良くやってたことです。デコトラーデらが嫌がるヤルカーを無理矢理マッドレックスへと送り出したんで、少しは不和あるかと思ってました。

 が、どうやらヤルカー含めて現場監督3人の斬り込み隊長マッドレックスへの敬意は、自分が思うより深かったらしい。マッドレックスの今際の言葉もブンブンジャーへの恨みよりはさらに上位のボスへの敬意が深かった感じだったし、もしかしてハシリヤンって結束固い組織なのかも。

 それはともかく、追って来るハシリヤンをいかに引き付け続けるかですね。玄蕃はエネルギー体が東京の電力に匹敵とかハッタリかましたりしてますな(1日分だとしても相当にどでかい)。が、最も役に立ったのが、玄蕃の話を全く疑わずに信じ込み、アタッシュケースが落ちそうになるたびにパニックになってくれた未来ということですな。

 玄蕃の持つアタッシュケースが地面に落下しそうになるたび、未来はパニックになったり大騒ぎしたり、そして何とか防がれるとあからさまにホッとする。玄蕃/ブンオレンジの仲間の未来/ブンピンクがそんな様子なら、敵ハシリヤンもアタッシュケースの中身は本物としてかかってくることになりますね。

 そして今話の苦魔獣コイノボリグルマーがモノを浮かす能力があるんで、アタッシュケースを落とさず奪うにはうってつけ。と思ったんですが、あまり能力役に立ってなかったみたい(^^;。コイノボリグルマー本人曰く「こいのぼりなんで頭空っぽ」だからなんだろうか。アタッシュケースは奪いたいが、落として爆発は怖いし、に終始していた感じです。

 結局、玄蕃がアタッシュケースを投げ捨て、(そこまでは無関係の大掃除手伝いしてた)大也らが現れて本物は無事届いたと知らせ、ドタバタ追っかけっこはお終い。苦魔獣コイノボリグルマーはいつもの段取りで倒す。第3話(運転屋が止まらない)に続いて、意図せず囮となった未来は玄蕃に感謝されて納得。玄蕃は自分の本気が分かったかどうかははっきりしませんが、届け屋が面白いことは実感できたらしい。

 前話で大也のブンブンジャーをやる動機がはっきりしましたし、未来と玄蕃の立ち位置もハッキリした感じです。錠はチームにいようがいまいが不変な感じですし、射士郎は第1話から大也の相棒格。どういうチームなのか、およそ分かったような気がします。そこまで来るのに今話入れて10話かかったということですね。ライダーは10話ごと区切りらしいんで、戦隊もそうなのかも。

Re: 5月のスレッド(2024) - K.K

2024/05/08 (Wed) 00:16:21

 定期感想その2です。

●仮面ライダー響鬼(第25話;走る紺碧、第26話:刻まれる日々)

 今週分は後半(第26話)が完結しないなと思って調べますと、前半/第25話が独立した1話完結で(道理でラストがあれだったのか)、第26・27話がセットのエピソードのようですね。

 しばらくはこれ(後半と次週前半がセット)が続き、第42話から最終話までが1話で1エピソードになるみたい。それに加えて、再来週後半の第30話からが井上敏樹脚本となり、作風の方向転換のはず。

 正直申しますと、第1話から現時点までの響鬼の作風は自分の好みにドンピシャとは申せません。バトル面で申せば、音撃(による浄化?)が分かりにくく、勝利条件が見えにくい。そのため「どうやって勝つか?」と思って見入ることが難しくなってます。

 キャラクターのドラマ面では、各キャラクターが何となく動いているような印象で、リアル(現実的)ではあるかもしれませんが、リアリティ(迫真性)を感じにくい。さらには、話数の半ばに至った今週分に至っても設定開示が続いてたりする点も好みではありません。

 例えば今週後半で語られた、黒クグツは巨大な単体魔化魍を作り、夏特有の白クグツは小型の群生魔化魍(?)を作る、といった紹介ですね。「こんなものあります」と次々見せられて、敵とのドラマがどこに収束しそうか見えにくい感じで、何に注目していけばいいか分からない。

 とは申しましても、響鬼は昔々から妖怪と戦ってきましたという話ですから、おかしな作りであるということはないと理解はしています。敵は「自然界の力によって生み出された悪しき存在」(ウィキペディアより)とのことですから、次々と自然発生して終わりようがなさそう。永遠に続く災厄の歴史の一コマを垣間見ている、と思うべきなんでしょう。

 その点は555と似てますな。オルフェノクは人の死から生まれる存在ですから、人間がいる限り終わりそうにない。最新の劇場版でも、こちらで伺った限りでは「オルフェノクをどうするか」は決着つけてないようですし。それでも555TV本編では巧らのドラマとしてきっちり終えてくれた印象があります。響鬼でそういうものが生じるかどうか、今から気になってます。

 などと愚痴ってはおりますが、では観るのをやめるのかと申せばそんなことはなくて。相変わらず効果音兼ねたBGM鳴りっぱなしの演出には慣れてませんが、自分的な見どころはだいたい毎話あったりします。

 前半(第25話)ですと、水着回ゆえに香須実役の蒲生麻由さんの水着での演技が観られたことですね。前に申した覚えがありますが、蒲生麻由さんを初めて見てカッコいいと思ったのが、金哲彦さんのランニング番組でして。ランニング初心者なのい走る姿が決まってたんです。金哲彦さん曰く、鍛えてあるからと。

 ずっと香須実(蒲生麻由さん)はアクションシーンがなく、今話も水着になっただけ。ですが、やはり体の動きがよく見えまして、前にカッコいいと思ったのは間違いないと感じました。

 水着姿で魅力的だと感じたのは、例えばバトルフィーバーJの2代目ミスアメリカの汀マリア、演じる萩奈穂美もそうだったりします。が、萩さんの場合は持って生まれたプロポーションという面が強く、鍛えてあるからこその動きが目立つという印象ではありません。自分的にはやはり動いてカッコいいに惹かれるようです。

 しかし水着回を水着だけで完結させず、敵とのバトルにも使って来るのは無駄がなくて好感度高いですな。重りをつけた泳ぎの訓練してると思ったら、秩父のカッパ(親)が手足に何かくっつけて水中での動きを封じてくる対策でしたか。ただ、その何かはこそげ落とすときに軽いガスを発生させるようで、吸い込んだヒビキの声が変になってましたね。そこから考えると、重くて沈むようなものではなく、むしろ浮いてしまって潜るカッパを追えなくなるんじゃなかろうか(まあ妖怪の仕業をあまり考えても仕方ない ^^;)。

 それ以外にも裁鬼の不遇がだんだん分かってきたりもしますね。描かれてないところでは相当活躍してるのかもしれませんが、劇中に出てくると敵の特徴や強さを見せるためかと思う敗退シーン。自分もだんだん同情したくなってきます(^^;。

 明日夢ルートのほうは唐突にいわくありげな青年出てきて明日夢と絡んでましたが、後で調べると津村努なる人物。事情あって鬼になりそこねたらしい。それでトドロキがあんな様子だったのかも。津村努は後半からのバケネコエピソードで明日夢に鬼になる厳しさを伝える役割があるみたいですね。

 となると明日夢とずっと絡みそうですが、第27話までの出演らしい。第30話からの方向転換で、津村努の役割が桐矢京介にスイッチしたとかあったんだろうか。その辺りも気にして観てみようと思います。

 後半(第26話)はバケガニ出現で巨大魔化魍の話に戻るのかと思ったら、本命は「猿橋のバケネコ」で、やはり小型群生タイプですか。上述しましたが、白クグツによる夏特有のタイプということですね。

 その話に合わせてなのか、例えばイブキが追う童子&姫の演出など、全体的にホラーっぽい気がします。自分の勘違いかもしれませんが、何かクウガと共通する怖さの雰囲気もあります。ともかくも決着は来週分前半ですか。

●シンカリオン チェンジ ザ ワールド(第5話:アカネの憂鬱)

 序盤でのシンカリオン側の布陣が揃いそうなので、もうちょっと感想続けてみようと思います。今話ではタイセイ、リョータに続いてフォールデン・アカネですね。まずはアカネが問題を抱えていることが示されまして、その解決は次回らしい。

 前話までですと、アカネは尊大気味のクール系で事情・事態をおよそ察しており、動じないタイプのように描かれていたように思います。が、優れたアスリートである兄を持ち、本人もスポーツの才はあるも、負傷して挫折したようですね。

 そこから発生した悩みは、自分の進みたい道が閉ざされたことよりも、周囲、特に両親から期待されなくなったことらしい。ちょっと困った生き方をしていたことを示唆するものでして、自らの意思に基づくものがないために迷っているといったところでしょうか。

 タイセイらに対して、例えば「足を引っ張るなよ」と偉そうですが、これは「それ以上近寄るな」といった気持ちを表していそう。リョータですと、相手の言葉半ばにおどけるといった、過剰な同化がありました。保護色とでも申しましょうか。それに対して、アカネは相手の行動半ばに遮る、いわば警戒色といったところかも。

 そこは相反するながらも共通点といっていいのかも。リョータは今話では相手の言葉を最後まで受けてからおどけるならおどけると、落ち着いて来た感じがあります。アカネがたとえ尊大クールを維持するとしても、相手の反応半ばに拒絶するのを脱せるかどうかが見ものになりそうです。

 アカネの突破口があるとしたら、タイセイとの共通点でしょうか。タイセイはエンジニアとして偉大な姉がいるわけですね。アカネは偉大な兄に追い付けないと諦めた気持ちから、タイセイにも同じものがあると思い、密かにしかし勝手に共感している節があります。

 が、具体的に兄への道を閉ざしたもの(負傷)があるアカネと違い、タイセイは遮るものがないわけで。しかもタイセイは姉と同じになりたいわけでもない。その認識の差が明らかになるのが、アカネの突破口になるのかな。

 そのとっかかりは今話ラストでできまして、アカネが負傷するというアクシデントですな。敵アンノウンはコンピュータゲーム的なため、リョータが出ようや特徴を掴んで勝てた。もっともゲームよろしくまだ残機2という状況ですが、決定的な困難は見当たらない。

 よしこれなら、といったところですが、フィールドで囲い切る前に戦いが始まってしまったため、近くにいたアカネが巻き込まれて怪我してしまったと。かなり重傷らしい。アカネとしては負傷は悪夢の続きでしょうし、友達として何とか接近しようとしていたタイセイは大きくショックを受ける。不幸なアクシデントではあるんですが、これで2人がぶつかる流れになった点は次回の期待ポイントです。

Re: 5月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/05/09 (Thu) 23:22:43

 まとめて定例感想です。

★ガッチャード

 カグヤ様って、「1人称:カグヤ様」ってことを認識して、喋るたびに笑えてきます。フィクションで「俺さま」口調はたまにいますが、自分の名前が1人称なのは、幼児でありがちなので、やはり社交性が未発達なんでしょうな。
 かく言うNOVAも……って自分のハンドルを3人称的に使うことはありますが、さすがに自分で自分のことを「NOVAさま」と言ったりはしないなあ。

 今度、使ってみようか。
 「NOVAさまは、こう考えるぞ」とか……ん〜、やっぱり変。

 「カグヤさまは、貴様の協力をありがたいと思っているぞ。ともにゴージャスに戦おうではないか」
 とりあえず、1人称カグヤ様で、ゴージャスを連発すれば、コピーしやすい口調なのは間違いないな、と。
 現実では使いにくい口調に「〜したまえ」「〜しようではないか」「〜するが良い」などの語尾があって、そういう口調で喋ると貴族や財閥御曹司っぽいというキャラを示せて、キャラ立ちテクニックの一つですが、味方のレギュラーにいると、正直、ウザったい気もする。

 まあ、次回で華々しく活躍して、特別出演回終了と来ればよさそう。

 最後はジオウ祭りになりそうで。

 まあ、オープニングに映像が出て来るとレギュラー化確定っぽいので、そうならないことを願ってます。
 彼がずっといると、宝太郎と冥黒側のドラマがまともに描けそうにないので。

★ブンブンジャー

 ゲンさんが他人のサポートを如才なくする反面、自分自身を燃え上がらせるものを持ち合わせていない虚無的なキャラというのは意外でした。

 まあ、人のサポーターが生き甲斐で、自分自身が表舞台に立ちたいとは思わない裏方好きな人だと考えればいいのかな。
 それがブンブンジャーとして表舞台に引き上げられて、だったら表舞台とはどういうものか、心から確認したいと真面目に取り組み始めた感じ。
 あまり、感情的にはならず、とにかく冷静にサポートしたいというキャラですね。
 別に引っ込み思案でもなく、器用にいろいろこなすのに、才能を引けらかすのでもなく、自分の立ち位置に合わせた振る舞い方を現在模索中という面白いキャラ設定だな、と(正直、NOVAのフィクション経験には今までなかったキャラなので、新鮮です)。
 どちらかというと、サポートAI的な属性にも見える。

 ゲンさんとブルーのシロさんが、どちらがより大也のサポートを上手にこなすかで張り合う回があると面白そう。

 あとは調さんが、カレーやマスコットキャラではなく、ブンドリオその人(?)を推していることが確定し、これはそのうちブン調回が来ることも期待ですね。

 それと何よりもこの回は、カシワモチに笑った。
 クリスマスのシャケと、5月のカシワモチは、戦隊ウォッチャーのツボを突く季節演出になってしまったなあ、と。
 その時期に画面に映るだけで、自分のXポストが一斉に「キター」ノリになるのに笑えます。

★シンカリオンCW

 アカネ加入回の前編……でいいのかな。
 
 彼の兄が別に挫折した弟を見下すでもなく、気に掛けている様子に、少し安心したり。
 これはおそらく、タイセイたちがアカネの見舞いに来ている際に、弟を見舞っているお兄さんと出会って、兄の口からアカネの昔のことを聞く話だと予想した。
 アカネ自身がベラベラ自分のことを打ち明けるキャラとも思えないし、お節介に振る舞うのはタイセイの方だと見た。
 問題は、それでアカネがどうやってシンカリオンに乗るのか、そこの流れが今回の話だと全く読めませんね。

 別に隠れ鉄道好きでもなさそうですし、ケガがきっかけで運転士に……というつながりの間に、いくつか要素を仕込まないといけないんだけど、それが何か。
 「兄のピンチ」という契機ぐらいしか思いつきません。

 あとはゲーム好きというリョータの趣味が、物語に反映されましたな。彼はもう一つ、料理が趣味らしいので、グルメネタが期待できそう。
 タイセイは鉄道オタクぶりが花開いておりますが、もう少し人の顔色が分かるキャラだと思っていたんだけどなあ。遠慮が消えると、周りが見えなくなる性格らしい。
 まあ、鉄道部の部室だと、自分を解放させやすくなってるのかもしれないけど。引っ込み思案キャラなのは最初だけ、なのかもしれないなあ。

★風都探偵(コミック版)

 アニメじゃないけど、原作が少し劇的な展開になって来たので、軽く紹介を。

 ヒロインのトキメの記憶が戻りまして、裏風都での汚れ仕事を担当していた魔女らしいです。ジョーカーメモリでライダーモドキの怪人に変身した彼女が暴走して、翔太郎たちの元から姿を消して、落ち込む翔太郎。自分がどれだけトキメに惚れ込んでいたかを自覚して、それでも傷心のまま探偵業務を続ける翔太郎。
 一方のトキメは裏風都に潜伏しつつ、追っ手と暗闘を繰り広げながら、翔太郎との間の絆を思い返すことしきりという状態で、最新巻のエピソードで、翔太郎とトキメが再会。

 互いの絆を信じて、トキメが自分の過去(ビギンズナイト)を語り始めたところで、次巻に続くという状況です。
 アニメ1期の方が、「翔太郎がトキメにビギンズナイトの話を語る」ところで中断したので、ちょうど合わせ鏡の構図になったタイミングですな。

 まあ、アニメ2期の情報はまだ入って来ていませんが、それも期待しつつ、ダイ大のアバン先生の過去編ともども、そろそろゴールが見えて来たような頃合いですので、大きな動きが来年にありそうな感じと思っています(それでも先が長いですが)。

 今週はこんなところで。

Re: 5月のスレッド(2024) - K.K

2024/05/14 (Tue) 00:41:40

 定期感想その1です。

 風都探偵原作の情報、ありがとうございます。トキメの素姓、正体が明らかになり、しかも翔太郎に伝わるのは、仰るように終盤の雰囲気ですね。

 原作が終わるとすれば残念ですが、しかしアニメのほうは落としどころを見据えてしっかり作れるということでもありそうです。2期がどこまでやるかは分かりませんが、早く来ないかなあ。

●仮面ライダーガッチャード(第35話:ゴージャスタイム!レジェンダリーは終わらない)

 仮面ライダーWEBを読んでみますと、やはりカグヤ様編(?)はお祭り要素が濃かったようです。が、狙いを明かされてみると納得もしまして、6月からの最後の山場へ向けて、今まで観てなかった人も引き込もうということらしい。最後の戦いともなれば、そこまでの経緯あっての盛り上がるになるだけに、いきなりはなじみにくい。そこで独立性の高いエピソードを派手にやって、目を引き、かつ慣らしてもらおうということらしい。

 なるほどと思ったんですが、それだけに終始せず、仕込みもあるわけですね。カグヤ様が自分の世界(レジェンド界)に帰還する際、オーロラカーテンを通して見えた仮面ライダーデイブレイクですね。これが次の劇場版に登場するとのこと。TV本編では声だけの出演だったDAIGOさんが、眼帯姿で出演とのこと。

 今話序盤でハンドレッドのドゥームズクロックによりカグヤ様のレジェンド界に大破壊がもたらされる様子が回想で描かれてましたが、なんだかデイブレイクが敗れた未来世界の崩壊と雰囲気似てるかなと思いました。デイブレイクの未来世界はジャマタノオロチに敗れた結果とされているようですが、もしかしてドゥームズクロックによるものだったのかなという気もしてきます。

 もっともカグヤ様がデイブレイクを見て「宝太郎?」といぶかしむ様子からしますと接触はなさそうで、ドゥームズクロックがデイブレイクの未来世界を崩壊させた可能性は低いと考えるべきなんでしょう。デイブレイクの未来世界に何があったかは劇場版で明かしてくれるんでしょうな。それがどうTV本編に関わって来るかは興味津々なものがあります。

 ともかく本編。前話ラストからの続きで、ドゥームズクロック出現を察知したらしいカグヤ様は突如として宝太郎を突き放す。そのためにバトルまで仕掛けるわけですね。それはスパナ/ヴァルバラドがかろうじて止めますが、まあカグヤ様として意思表示できればよく、誰も止めなくてもそこそこで引き下がるつもりだったんでしょうね。

 冥黒サイドも動き出しまして、ハンドレッド3幹部に処分されたサイゲツを冥黒王ギギストが復活させる。どうやらドゥームズクロックを停止させようとするカグヤ様及び宝太郎らを阻止するためらしい。この時点ではギギストの狙いがよく分かりませんで、この世界を崩壊させて何がしたいんだか。

 と思ったんですが、最後まで観てみるとギギストはドゥームズクロックが阻止されると踏んでいたか、ギギスト独力で止める自信があったように思えました。事態を撹乱すればハンドレッド幹部が諦めた「超兵器」をいぶり出せると思ったようですね(そしてその狙いは当たると)。

 さらにギギスト、サイゲツのアークワンに4種のケミーを融合・錬成させて強化(宇宙にもケミーおるんかいと驚きました)、緒戦はレジェンド+宝太郎側3ライダー敗退となり、かろうじてアカデミーへ撤退するのが精いっぱい。

 そこで善後策を練ろうとする宝太郎らですが、おそらくは皆を巻き込みたくないカグヤ様が「住む世界が違う」と拒んで話に応じない。そして出陣前の儀式なのか、一人で宝石風呂に浸かるカグヤ様ですが迷いがあるようですね。手に取れる物なら大事にコレクションすればいいが、見えないものならどうするのか、と錆丸に尋ねてます。見えないものって、カグヤ様の気持ち、あるいは宝太郎の気持ちということでしょう。言い換えればカグヤ様と宝太郎の間にあるもの。

 そこは宝太郎が答を持ってきてくれるわけですね。またもや独力でクロックに立ち向かおうとするカグヤ様のもとへ宝太郎が駆けつける。さらにまたもや阻止に現れたサイゲツ/アークワンマルガムが「全てはこの世界に来たカグヤ様のせい」旨罵ると、宝太郎は「いや襲い掛かるほうが悪いだろう」と(言われてみると当たり前のことを)言い返す。

 それが嬉しかったらしいカグヤ様、ようやく宝太郎と力を合わせて事に当たる覚悟ができたようですね。最初は宝太郎にいったん忘れられた客、次に再び友達に、最後は生死を共にするバディになったということになりましょうか。

 2人の問題が解決しますとはバトル祭りでして、ガッチャードはアークワンマルガムからケミーを引きはがし取り戻す。レジェンダリーレジェンドはゼロワンの代表的3フォーム、続いてジオウの代表的3フォームでアークワンを追い込み、止めはガッチャードとレジェンダリーレジェンドの連携で決め、返す刀でクロックも粉砕(ガードさえ倒せば破壊は容易みたいですから、やはりギギストはクロック壊す自信あったんでしょうな)。

 無事解決しまして、宝太郎と連作先好感したカグヤ様はバトラーと自分の世界に帰る(異世界と通信できるんかしらん)。が、途中で上述しましたデイブレイクを垣間見るわけですね。

 ギギストのほうは「超兵器」がレジェンドカメンライザーではなく、宝太郎の中にあると気が付いたらしい。それを探るためにサイゲツを復活させて暴れさせたみたいですね。そのサイゲツに宝太郎がぶつかってくれるよう、クロックによるタイムリミットで焦らせる必要があったんでしょうな。

 次回「ケミーの起源!我は理解する」では、ギギストが直接乗り出し、連合本部を襲うらしい。宝太郎の中の何か(「卵」らしい)狙いなんでしょうな。仮面ライダーWEBによると最終フォーム:レインボーガッチャード発表したとのことでして、「卵」争奪はいったん宝太郎側に軍配があがり、その「卵」でガッチャード強化→最終フォームとなるのかしらん。

●爆上戦隊ブンブンジャー(第11話:少年がほしいもの)

 ハシリヤン側は次の新幹部が早くも登場でして、改造隊長キャノンボーグですか。自称切れ者とのことで頭脳派であるらしく、武闘派のマッドレックスと好対照ということなんだろう。もっとも、幹部たる者は部下を指揮して事を為すものですから、キャノンボーグのほうが幹部として王道なのかも。

 斬込隊現場監督のデコトラーデらは第5話までは事実上の独力ですが、以降はとっかえひっかえ幹部の下で活動となりそうですね。そういうパターンって最後には不満が嵩じてに寝返るなりして戦隊側を助けるのかなと思えます。

 次週予告にはゴーオンジャー(レッド)の姿が見えまして、車の戦隊つながりなんでしょうな。それにしてもコラボが早い。とか思ってたんですが、ゴーオンジャーの敵ガイアークの幹部ヒラメキメデスを思い出してしまいます。何となくですが、改造隊長キャノンボーグと被りそうな気がしまして。キャノンボーグも改造&頭脳戦に負け続け、キレて自ら暴れてから退場だったりすると面白そう。

 そう考えてますと、デコトラーデとイターシャがガイアークのキタネイダスとケガレシアと被ってもいいかなあという気もしてきます。キタネイダスとケガレシア、最後はゴーオンジャーに手を貸して退場でしたが、「そうして欲しい」と思うほど非常に自然な流れに感じました。2人への好感度がいつの間にか上がってて、最後はヒーローの活躍を見られて納得、満足。デコトラーデとイターシャも既に何か憎めないものがありますんで、もし退場するならヒーローとしての花道飾って欲しいところ。

 ともかく本編ですが、敵側は幹部交代で改造隊長キャノンボーグ紹介といったところですね。デコトラーデらのお手並み拝見といった風でいて、実は苦魔獣アンテナグルマーに強化改造を仕込んでいたと。直属の部下にも隠す意図は何だろう。善意に取るなら「勝てば部下の手柄にしてやろう」でしょうし、悪意に取れば「部下を信用してない」となりそうです。

 ともかくも隠し玉使う前のアンテナグルマーが暴れ、大也/レッド以外のブンブン戦士が対処、緒戦はブンブンジャー優勢。しかしアンテナグルマーは改造された力を発揮、オレンジ/玄蕃以外を操って同士討ちさせるわけですな。

 大也/レッドが何してたかといえば、「先生」と呼ぶ大企業社長:内藤雷汰の依頼でブンレッド人形を入院中の子供に届け物中。しかし苦魔獣出現の報を受け、「人々の悲鳴を聞いた」ということで仲間のブンブン戦士のもとへ急行。この時点では「先生」にブンレッドの正体は隠してたみたいですね。しかし大也をよく知るらしい「先生」は届け物中断を納得してくれる。

 大也が駆けつけてみると、オレンジ vs ブルー&ピンク&ブラックの同士討ち混戦中。これに大也がレッドとなってオレンジ側で参戦ですが、前話まででチームが固まってて幸いでしたな。未来や錠が大也の「夢」のことで動揺しているとき、あるいはそれ以前の立ち位置が定まらないときですと、バトルがどう転んでたか分かりません。今はチームワークは良好ですんで、操られても声掛けで最悪は避けられている模様。

 しかしどうするんだ、と思ったら意外に解決は簡単でした。無線通信で操ってたんで、ジャミングすればOKだったのか。しかもブンブンジャーの装備を作動させるだけでいい。しかもジャミングで操るためのアンテナまで破壊できてしまう。うーん、敵側ながら大欠陥品でして、これは早くも改造隊長キャノンボーグは先が見えちゃったかも(^^;。

 ともかくも後は巨大戦をいつも通りにこなして快勝。大也は届け物再開し、品がブンレッド人形であるからか、レッドに変身して届けたわけですね。これを伝え聞いた内藤社長は大也がレッドと気が付き、驚くのかと思ったら満足気ですな。内藤社長の部屋には学生服姿の大也と並んで映ってる写真がありまして、もしかしたら以前は学校の先生として大也を教えてたんだろうか(いつ企業の社長に転身したのか)。そうだとすれば、内藤社長はまた出演する可能性あるかも。

 終わってから気が付いたんですが、今話はバトルに勝たないと届け物が完遂できないストーリーでした。言い換えますと、ドラマにバトルが(単純な勝利条件ながら)組み込まれている格好ですね。今までは問題を解決してから、問題を起こした敵とのバトルというパターンが多かった気がします。ブンブンジャーがチームとして固まったんで、バトルをドラマに組み込む作りができるようになったということなのかな。

 調さんは冒頭のみでしたな。ブンブンが推しとはっきり分かる、観ていてちょっとニコッとなるコントでした。そこはいいんですが、締めに登場しないし、冒頭のも通信連絡だし、ちょっとブンブンジャーから離れ出したような印象で不安です。これが序盤のコミカル役から、ブンブンジャー内ではっきりした役割を持つ転換の準備みたいなことだったらいいんですが。

Re: 5月のスレッド(2024) - K.K

2024/05/15 (Wed) 00:28:14

 定期感想その2です。

●仮面ライダー響鬼(第27話:伝える絆、第28話:絶えぬ悪意)

 先週分(後半)で和服の童子&姫(ないしはクグツ)が出て来たと思ってたんです。やけに衣服を整えてるけど、街中で怪しまれない工夫なのかなと勝手に想像してました。が、今週分(特に後半)で描かれたものを見ますに「洋館の男女」だったようですね。

 今週前半(第27話)では、街中のほうがイブキを排除する動きと、森のほう(明らかにクグツ)の動きがシンクロしてまして、自分はてっきり「これは森のクグツが街中の童子を遠隔操作したんだな」と思い込んでしまいました。実際には逆だったようですね(もしくは偶然のシンクロ)。

 ともかく本編ですが、前半は先週後半とセットの猿橋のバケネコ退治後編ですね。白クグツと童子&姫のサポートがありまして、なかなか難しそうに思えました。響鬼紅でも取り逃がしてますし、追跡に放ったディスクアニマルは破壊されてしまった模様。

 実際、鬼/ライダーとしては引退したザンキに追跡に対し、童子&姫が壊したディスクを手裏剣みたいに使って襲ってくる。さらに白クグツが、上述しました街中の洋館の男女の(追跡のイブキを退ける)動きに合わせてザンキを川へ落とす。

 猛士側は仕切り直しでディスクアニマルを大量投入、なんとか魔化魍バケネコの拠点を探り当てる。無線通信方式だから何とかなってましたが、帰投して報告する方式だったらマズかったんでしょうな。おそらく全アニマルやられちゃった感じでしたんで。この辺り、白クグツ由来の群生タイプ魔化魍の厄介なところなのかも。

 が、拠点さえ分かれば退治は難しいものではなかったらしい。ただし響鬼紅がいれば、ですね。だからヒビキは紅を充分使えるよう鍛錬に励んでたのか。子バケネコは音撃棒に慣れて来た轟鬼でも対処できるようですが、親バケネコは太鼓連打でも倒し切れない。

 しかし響鬼紅なら奥義(灼熱真紅)使えば親バケネコを一撃で、同時に童子&姫も倒し切ると。動きさえ封じられるなら、轟鬼の弦でも何とかなったのかな。太鼓でもいい線まではいけてたようですんで、得意のギターならもっと押せたのかも。

 明日夢ルートのほうは、明日夢の知らないところでいろいろ進むのが興味深い。あきらとの関係については次話へ持ち越しのものもありました。前半ですと、あきらの明日夢に対する態度がなんだか明るい。出会った当初のつっけんどんな態度と大違いですね。

 これはあきらの心境変化で明日夢のヒロインとしてあきらが台頭か、と思ったんですが、次話(後半/第28話)であきらがイブキに語ったところによると、そうではないようですね。あきらは明日夢『たち』に出会って、物事の見え方や気持ちの持ち方を変えることができそうになり、感謝しているらしい。明日夢に対する日常の正ヒロインはやはり持田ひとみということか。

 ヒビキも明日夢のいないところでザンキから「弟子は取らないのか」と問われ、もういると答えるわけですね。その弟子とは明日夢。ただし鬼/ライダーにするかはさておき、ヒビキが得たところを伝えたいと。そこは後半(第28話)で明日夢が前に絡まれた窃盗犯の少年に再び殴られた件につながっていきそう。

 さらに先週分から登場の津村努。猛士に所属していたが、家庭の事情などで鬼になることを諦めたと明かされる。が、別の夢(ライフセイバー)のために生きていくことを決め、後悔はないらしい。ヒビキが明日夢を鬼にするか否か態度留保なのを知ってか知らずか、津村努は明日夢に答は1つではない旨、伝えてるわけですね。

 ラストでは津村努から鬼になる厳しさを聞いた明日夢がヒビキに確かめてみると、ヒビキは「だから鍛えている」と答える。「楽ではないが大丈夫」みたいな、ちょっと曖昧な答でしょうか。

 後半(第28話)は上述しました、クグツの上位者「洋館の男女」がはっきりと登場ですね。洋館には何人もクグツが行きかってまして、洋館の男女がその元締めと分かる演出。片言でない自然な喋り方で、声も男女入れ替えになってませんな。前には童子&姫にイガグリみたいのを飲ませて強化してましたが、今回はクグツを強化ですか。敗戦続きで少々焦ってるのかな。それとも乱れ童子発生を警戒してのことだろうか。

 ともかくも放たれた強化クグツですが、戦闘力アップではないみたいですね。以前と同じく、何か薬液入った瓶に捕まえたクモを入れて杖にをセット、それで地面を刺すと童子&姫出現。同時に魔化魍も作り出したらしい。それが「榧ノ木のヨロイツチグモ」で、以前の「屋久島のツチグモ」の強化タイプでしょうか。あのイガグリ型アイテム、童子&姫は戦闘力を上げ、クグツに対しては魔化魍を作る力を強くするらしい。

 これに対し、初登場の鋭鬼が奮戦ですね。しかし武者童子&鎧姫が想定外に強いらしく、鋭鬼は敗れて崖から川へ転落。どうやら強化クグツが作ると、童子&姫も強化されるということだろうか。前に響鬼が対処したときみたいな、武者・鎧状態の時間制限みたいのがないみたいですし。

 対魔化魍戦はたぶん次話へ持ち越しで、明日夢ルート。上述しましたが、前に捕まえるのを手伝って恨まれた窃盗犯が再度絡んできたようで、顔に痣ができるほど殴られたみたいです。しかし明日夢は母:郁子にも真相を明かさず、一人悶々としてますな。

 しかしヒビキがフォローに入りまして、音撃棒探し手伝ってくれと山へ誘う。前話で言った「鍛える」なんでしょうね。ただし鬼になるためではなく、その根っことなる汎用性のある効果を考えてそうです。「心身を鍛えて、自らを頼れるように」といったところなんでしょう。その結果も次話へ持ち越しですか。

●シンカリオン チェンジ ザ ワールド(第6話:走り始めた運命)

 フォールデン・アカネがシンカリオン運転士たろうと吹っ切る回ですね。悩みが悩みなだけに、紆余曲折あるかと思ってましたが、意外なほど真っ直ぐドラマが進んだ感じです。

 前話ラストで知らされた、アカネのアンノウンとの戦いに巻き込まれて負傷した件はシンカリオン運転士の適性値を知ることに役立ちましたが、家族との距離感は露わにしちゃった感じ。両親は面会・見舞いには来ましたが、ちょっと話しただけで帰ってしまう。

 我が子が負傷・入院なのにそんな素っ気ないものなのか、という印象ですね。リョータなどは驚いてますし、アカネとしては『やっぱり期待されてない』と改めて思ってしまうんでしょうな。ただ、すぐ来てくれているわけですから、一概に冷たい態度と取っていいものなのかどうか。

 さらにリョータが「ERDA(エルダ)/アンノウン」と口を滑らせたもんですから、アカネが「それは何だ」と突っ込んで来る。適性値あるしということで、割とあっさりと真相がアカネに伝えられると。アカネもちょっと嬉しかったんでしょうな、自分にできることがあったのか、ということで。

 しかし、「期待しています」と言われたことでアカネは突如として態度硬化。前話ですと、アカネは期待されたいんだろうという印象だったんですが、悩みはもっと捻じれてたみたいですね。期待を失う/裏切るのが怖いわけだったらしい。だから期待されること自体を避けてきたんでしょう。それがあの他人を突き放しがちな態度の理由だったのか。

 それでも両親、特に父親の関心薄そうな態度と違い、兄(アサヒ)は弟アカネをずっと心配してくれてますね。タイセイがアカネに言った通り、タイセイは話したくても姉は行方不明ですが、アカネは兄とじかに接することができる。だからもっと話せば、のではありますが、アカネとしては両親から期待されるにふさわしい偉大で完璧な兄だからこそ、遥かに及ばない自分(アカネ)を意識してしまう。

 が、ひょんなことからそこは解決していく。兄アサヒが何気なく言った「(京浜東北線の)上り」で、前話でタイセイがまくし立ててた話を思い出す。上り下りではなく、北行・南行と呼ぶ、というものですね。完璧なはずの兄が知らないことがある。アカネは兄の優れた部分だけを見て、他も同様だと思い込んでたわけですな。兄にも得手不得手があると気が付いて、兄へのコンプレックスが解消。

 そこからはアカネは突っ走りまして、初めて乗ったシンカリオン(E6こまち)でタイセイらを救援、アンノウンを撃破する。そして鉄道部入部。それにしても初めて乗ったにしては、武装とか含めて完璧に乗りこなしてますな。シミュレーションで全て学習済だったのかしらん。それだけ適性値が高かった、と思っておくことにします(^^;。

 そのことを知った父親の態度が興味深いですね。なんだか嬉しそうでして、『やっと走り出したか』と。アカネは期待されていた、そして期待されなくなったと思ってましたが、父親は期待の根っこの「信じている」を変わらず持ち続けてたみたいですね。そこがアカネには見えず、悩んで迷走することになってしまってたみたい。しかし父親の「信じている」ことから来る期待「一人で立ち上がってくれる」に、アカネはしっかり応える結果になったようです。

 とりあえず序盤から気になっていた主要メンバー3人はこれで揃いまして、自分としては一段落。と思ったんですが、残る2人の運転士参加があるわけか。次は魚虎テン(N700Sのぞみ担当)ですね。その次に五稜郭シオン(H5はやぶさ)。魚虎テン参戦のドラマが面白ければ、当分は興味を持ち続けそうな気がします。ともかくも感想をもう少し続けるかどうかは次回次第となりそう。

Re: 5月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/05/16 (Thu) 08:32:58

 定例感想です。

 風都探偵の原作については、中断ではなくて、きちんと物語的に完結するなら大歓迎ってことですね。
 これは原作者の三条陸さんのスケジュールにも関わって来ますが、マンガ原作で忙しい間は、特撮の脚本の仕事はできないということで、三条脚本だと戦隊がキョウリュウジャーとキラメイジャー、ライダーだとW、フォーゼ、ドライブ(2話だけゼロワン)と来て、劇場版も合わせて、いずれも傑作揃いと考えています。
 三条さんががっちり特撮ヒーローを書いていたのが、ドライブの2015〜2016年ぐらいまで。

 その後、2017年から『風都探偵』の連載開始、2020年から『勇者アバン』の連載開始(アニメ放送との連動企画)で、まあ忙しい時期だった、と。
 もしも、そういう連載が終了したら、次はまた特撮ヒーローの脚本に帰って来るかも、という願望があったりしまして。
 なお、氏は今年の10月で還暦を迎える模様で、まだまだお元気で活躍していただいたら、と思う反面、あまり無理はせずに、そこそこのペースで作品発表を末長く続けていただいたらって気持ち。

 今年は何よりも、まだまだ現役で頑張ってらした鳥山明さんが68歳で永眠されたわけで、好きな創作家の健康な活動には有り難いと思いながら、作品に触れられる機会を大事にしたく、と思ったり。

 そして連載マンガについては、下手に引き伸ばすよりも、きれいに風呂敷を畳んで完結してもらう方が嬉しいという立場ですね。
 その意味で、『風都探偵』も『勇者アバン』も上手くまとまりそう、と感じています。
 まあ、『風都探偵』はトキメの件が解決しても、まだまだ続けて行けそうな作品スタイルですけどね。

★ガッチャード

 ゴージャスタイムが予想どおり盛り上がって終了、と思ったら、デイブレイク登場で夏の劇場版につづく、かあ。
 上手い盛り上げ方をして来ますなあ。

 そして、TVの最強フォーム、レインボーガッチャード登場への伏線が撒かれて、次回からそういう話に展開しそうですね。

 とりあえず、今の自分はラケシスの動向が気になって仕方ないので、彼女とクロトーやアトロポスの関係性に注目してるこの頃です。

★ブンブンジャー

 新幹部登場のストーリー面もさることながら、アクションレベルが非常に高いことに、おおって感じ入った回でした。

 前作がCGを駆使した光学エフェクトと、カメラワークでアクションを派手に見せていましたが、今作はもっとアナログに、しかしワイヤーワークなんかも駆使して、生身でアクロバティックな動きを展開。
 ええと、坂本監督ではないのですが、アクション演出がそれに近いというか、とにかくデジタルよりも、80年代の感覚に戻ったような肉体アクションを見せてくれる感じ。

 正直、ブンブンジャーにアクションはあまり期待してはいなかったのですが、5人そろってから、そういう見せ方も加速して、爆上状態になっていることを素直に喜んでいます。

 一方のロボアクションですが、CGは合体前のレース描写に使って、合体後のロボバトルは……あの箱型の動きにくい体型のロボスーツでよくもあんな動きができるなあ、と感心しています。
 あのスーツで足を上げて蹴りつけたり、肉弾戦をして見せるのは、中の人が相当、体力を使ってますよ。必殺技バンクはCG合成ですが、さりげない巨大怪人との絡みの部分が、地味にすごい動きをしていることに気づいて、本作はアクション部分が古き良き特撮の現代における進化形って感じで、これぞ自分の追っかけて来た戦隊という好印象です。

 あとは爆発さえあれば完璧ですが、それはこれからになるのかな。敵怪人が強化されるとのことで、戦いの様相も派手になるかと。

 それと、これからのトピックは、6月に6人めのブンバイオレットが出るそうで、その前に5人の交流劇になるのを期待。
 ブルーとオレンジの絡み、ブラックとオレンジの絡みがまだですからね。

 今回の話はレッドのルーツの掘り下げですが、子供向けヒーローの綺麗なフォーマットを踏襲しつつ、アクションレベルが非常に高い回だったので、これが平常運転レベルに高まって来ると、すごい傑作になる予感が。

★シンカリオンCW

 アカネの家族は、アカネが抱いていたよりも人間味があって、いろいろとホッとした回でした。

 立派な両親と、その期待に応えて完璧のように見える兄に対して、アカネも完璧に振る舞おうとして来た小学時代があって、でも陸上での事故があって、自分は完璧にはなれないというコンプレックスが生じてしまった。
 で、期待される喜びと、その期待に応えられないかもしれないプレッシャーの両面がジレンマとなって、ああいう距離感のキャラになってしまった、と。

 これ、吹っ切れたアカネは非常に面白いキャラになるんじゃないか。
 自分は完璧だと思い込んで、自信満々に臨んで、その場の空気とは違う方向にズレて、まだ空気の読めるリョータにツッコミ入れられる、クールボケなキャラクターに。

「バカな。この完璧なはずのボクの計算がorz」ってオチと、普段は称賛されて「これぐらい普通さ」と気取ってみせる調子乗りの部分が、アップダウンすると、そのギャップが笑いを呼ぶキャラになりそう。

 決めるところは普通に決めて、基本は格好いい頼れるキャラなんだけど、完璧ではなく外してしまうところが人間味って感じの描写に。

 で、タイセイは割と失敗しても、メンタル強いので立て直しも早いのだけど、アカネの場合は思い込みの激しさと過信しがちな面もあって、一度崩れると、延々引きずってしまうタイプと見た。

 で、3人で少しの間、続けるかと思いきや、次は早くも4人め登場ですか。
 年少の天才少年設定ですが、天才ぶりを露骨に示すと、周囲との関係が上手く行かないのを知って、「能ある鷹は爪隠す」状態みたいで、本当の自分を出せないことへの鬱屈感があるみたいですね。
 その彼の秘めたる天才というのがどう描写されるかが注目ポイントかな。

★響鬼

 最終回に向けての一大決戦に通じるドラマ作りをしているのかな。

 まあ、鬼の道を断念してライフセイバーにって言うのが、明日夢的にもゴールって感じですね。
 一応、ここから先は、桐矢の情念に巻き込まれて、鬼の修行の道をもう少し掘り下げてみる流れですが、

 注目は明日夢よりも、あきらの方かな、と思ってます。
 彼女は動機が動機だけに、闇堕ちルートに突き進む危険性がありましたから。師匠のイブキも、明日夢もお坊ちゃん的な和みがあって、癒されるんだけど、それでは復讐心が満たされないゆえに、そういう方向性を示唆する別の師匠(斬鬼の師匠でもある)に走ってしまうエピソードは……36、37話か。
 少し先ですね。

 まずは次回、前半戦の最終回と、その後の路線変更、仕切り直しを見届けるとして。

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