創作と鑑賞の談話室

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8月のスレッド(2025) - K.K

2025/08/01 (Fri) 00:01:59

 8月の雑談スレッドです。

Re: 8月のスレッド(2025) - Shiny NOVA

2025/08/01 (Fri) 22:39:16

 とりあえず、顔見せです。

 今週は、仕事と夏の暑さで、書き込みが予定どおりできなかったので、日曜休みに書き込む予定。

 ただ一つだけ。

 ジサリス2の2話めが配信されて、ストーリーは大きく進んだとは言えないけど、1期で出てきたセンティカが総揃いして、物語が動き出しそうな予感です。
 ところで、ヒロインのアユカはどうなってるんだろう?
 このままフェードアウトってことはないと思うけど。

 ガヴとゴジュウジャー、電王は、書きたいことはいろいろだけど、今回はうまく整理ができそうにないので、土日の放送を見てから、まとめて書く予定。
 ではでは。

Re: 8月のスレッド(2025) - Shiny NOVA

2025/08/03 (Sun) 11:46:33

 定例のタイミングではないですが、中身は定例のニチアサ感想です。

 先週と今週の2週分をば、まとめて。

★ガヴ

 先週は、ニエルブの誘いに乗って、グラニュート界に行ったショウマ。
 それと、ラキアと幸果さんの関係性にまつわる話でした。

 今週の方が、「劇場版と対になる話」だったと思います。

 異世界に1人で行ってしまったショウマと、それを心配する幸果さん、絆斗、ラキアの構図が全く同じ。
 そして、異世界での自分の居場所について、思い悩むショウマとか、自分の世界に帰りたいという気持ちの揺れとか、割と通じるものがあるわけで。

 ただ、劇場版だと、タオリンという弟分がいて、ショウマの方が保護者という意識で行動していたのが、
 TVだとニエルブ兄さんがバックアップして、大統領暗殺計画の手駒になるという違いが。

 一方、ランゴ兄さんは初めて幸果さんと互いに認識し合っていましたが(これまで対面が2回)、何だかんだ言って、ショウマの仲間をバックアップしてあげるランゴ兄さん。
 ニエルブの手並みを見たいという理由を語っていましたが、ニエルブがショウマを利用して大統領を倒そうとしているのを察して、ショウマの援軍ライダーを送り込んだ方が得だ、という判断ですね。

 一方、ショウマはニエルブの仕込んだ催眠薬と、オーバーガヴのパワーで大統領を倒す計画でしたが、大統領は催眠薬への対策を既に施していたので、作戦失敗。
 無数の眷属相手に、オーバーとマスターの能力を駆使した凄いアクションを披露してくれましたが、眷属は殲滅したものの、大統領には力負け。
 傷だらけのショウマを助けに現れたのが、ヴァレンとヴラム。ヴラムのシールドで大統領の強力な攻撃を何とか凌ぎ、ショウマを連れてグラニュート界からの脱出を図るライダーたち。

 大統領は、ガヴの健闘を賞賛しつつも、結局は力及ばなかったことに対して、興味を失い、追撃をして来ずに、
 代わりにニエルヴの裏切りに対して、弁明をさせる所存。まあ、ニエルヴは保身のために言い訳しながら、大統領に改めてガヴ追撃の任務を与えられるんでしょうな。

 一方、絆斗とラキアに助けられて、幸果さんに再会したショウマは、改めて「独りで勝手に何もかも背負い込もうとして、いなくなった」ことを責められながら、自分の本心(人間界で今までどおり暮らしたい)を打ち明けます。

 そんなわけで、先週の悲壮感からショウマの帰還で元鞘に収まったわけですが、
 次回は大統領が本格的に人間界牧場計画を発動させて、最終エピソードに突入。まあ、例によって高校野球で朝日放送枠は放送延期なんですが、TVerのおかげで、30分遅れで視聴できるのはありがたいです。

 大統領を倒すために、やはりランゴ兄さんが協力してくれそうな感じに見えますが、ニエルブやジープの立ち回りも気になるところ。
 果たして、ショウマたちと、ストマック兄弟のドラマはどう結実するのかな。

★ゴジュウジャー

 先週は、陸王の裏切りと、ファイヤキャンドルの暴走がそれぞれ解消されて、ワイルドゴジュウウルフとテガソード・アカツキへのパワーアップが描かれました。

 今週は、坂本監督と、ミスター平成ライダーこと高岩成二さん(電王のモモタロスの中の人でもある。今回はルパンレッド)と、ウルトラマントリガーの変身者(今回はパトレン1号)という豪華な布陣でお送りするスペシャル回……と思いきや、まさかの前後編だったとは。
 特撮アクションファンとしては、戦隊、ライダー、ウルトラの豪華コラボ的なお祭り回なので、まさに夏休みのスペシャル気分なわけですね。

 学園ポリスのトリガーの人が、高岩熱血校長の弟子みたいな立場だったのが、青春ノーワンに洗脳されて敵対関係になっていたのが、
 青春ノーワンが倒された後に、もう一体のド根性ノーワンが出現して、次回に続く、と。
 今回はルパンレッドVSパトレン1号の対決劇だったのが、次回は洗脳が解けての共闘劇になるようで、文字どおりのVS物展開のパターンをなぞっているなあ、と。

 今回はメインライターと異なる外伝エピソードになるのですが、ゲストの布陣が特撮祭りで、それが2週続くのは思いがけない快挙だなあ、という感想です。

Re: 8月のスレッド(2025) - K.K

2025/08/04 (Mon) 15:50:31

 定期感想その1です。

 ジサリス2の第2話来まして、こちらでご指摘の通り、1期の華衛士が本拠に揃い、ジサリスと対峙しつつ内紛も感じですね。が、自分がドラマを理解して観るのに大事な「誰がどこで何をする話なのか」は依然として曖昧な感じです。

 ヒロインも復帰しないし、もう少し様子見してみようと思ってます。それにしても、公式サイトに2期視聴の案内はないとか、ネット上の情報の少なさはちょっと困ったなあ。

 ニチアサは来週から高校野球による放送延期・変更ですね。こちらへの感想はTVerで視聴して、いつも通りのタイミングで行おうと思います。

●仮面ライダーガヴ(第46話:決意のショウマ)

 先にNOVAさんからご感想を頂いて、大変助かりました。今話を観終えて「これって劇場版をなぞってる面あるのでは?」と思ったんですが、自分は映画をこちらで伺った内容でしか理解できていません。劇場版をご覧になったNOVAさんから「劇場版と対になる話」と伺ってようやく、「そういう見方でよかったのか」となりました。

 自分が特に印象深いのは「ショウマがはぐれても、幸果・絆斗・ラキアが必ず探し出す」という点です。ショウマは映画では巻き込まれて、TV本編では意を決してたった1人の戦いに赴くわけですが、仲間はもうショウマを1人にする気は毛頭ない。そういう信頼関係がしっかり出来上がってる。ということで、次話からの(残り4話?)最終決戦への不安が払拭された気がします。要はテンション上がる。

 ともかく本編。今話は「ニエルブ&ショウマ vs 大統領ボッカ」ですね。ニエルブがショウマに授けた策は「グラニュートにも有効な改良型催眠銃で動きを止め、ガヴ最強フォーム(ゴチポッド)で倒す」というもの。ニエルブは戦わず、しかし大統領側戦力足りえるリゼルとジープを足止めする。

 一見は完璧な作戦ですが、催眠は大統領側からもたらされた技術ということをニエルブは軽視してたのが命取りになるわけですね。よく考えてみると、自分(ボッカ)を操れる技術を軽々に渡すはずはありませんでした。加えて、いわゆるプランBがない、即ち失敗時の対策にも欠けていた。

 結果、催眠に既に耐性つけていた大統領ボッカから直ちに反撃食らう。ガヴ最強モードで大統領SP(眷属)は何とか退けるも、ボッカにはまるで歯が立たない。兵装のガトリング(ブルキャン)も使ってみるも、火力でもボッカが圧倒。

 しかし、ニエルブが用意しなかったプランBは図らずも幸果らからもたらされるわけですね。これにはランゴも関わって来る。というより、グラニュートのバイトを使い捨ての駒扱いしたランゴを幸果が叱責する勇気のお蔭と言うべきか。

 ランゴは独自にニエルブ含む大統領側の動きを探ってまして、グラニュート界に呼び戻されるバイトに気が付く。そのうちの1人を捕まえ、何が起こってるか聞き出すわけですね。知りたいこと(ニエルブの動き)を聞けたら始末してしまう。

 それに怒った幸果が食って掛かりますと、ランゴは感心したのか、赤ガヴ(ショウマ)がニエルブの策で使い捨ての駒になりそうだと告げ、グラニュート界へのゲートを開けてやる。もっとも、幸果の勇気に感心したのが全てではなく、ニエルブの大統領打倒を陰ながらプッシュする意図があるようですね。

 つまり援軍送ってやる。幸果だけではどうにもなりませんが、ヴァレン/絆斗とヴラム/ラキアなら最強の援兵といえそうです。ランゴは幸果らと遭遇してなかったら、自分が偵察、さらに助太刀するつもりだったのかしらん。

 ランゴは「ニエルブのお手並み拝見」とは言ってましたが、ニエルブの回想では祖父ゾンブから弱いと見放されてました。それがニエルブの悔しさであり、今のようになった理由であるようですが、おそらくランゴもニエルブは弱いと見てるでしょう。ニエルブでは大統領に勝てないと思っていそう。せめて命は救ってやろう、というのがランゴの意図でしょうか。

 しかし、絆斗らとしたらランゴの意図なんかどうでもいい。ショウマを救えれば、それでいい。グラニュート界へのゲートを開いてもらえれば、それを利用するだけですね。ショウマがボッカに止めを刺されようとする寸前にかろうじて間に合う。が、一目で勝てないと察したようで、変身解除のショウマ抱えて一目散ですな。追いすがるSPを振り切って、何とか人間界へ脱出。

 それでも「グラニュート界に戻ってボッカを」と焦るショウマに、幸果・絆斗・ラキアがそれぞれの言い方で諭す。やはり一番刺さるのは幸果の言葉のようですね。もしかすると、幸果は母みちるの代わりになれているのかもしれない。ショウマ、ついに泣き出しまして「まだ、ここにいたい」と。感動の台詞なんですけど、「まだ」にちょっと不安あるかな。「まだ」が「ずっと」に変わるといいんですけど、最終回で言ってくれるかな?

 ニエルブのほうは作戦失敗で後がなく、大統領ボッカに穏やかに詰め寄られると逃げようもないですね。次回「幸せのディストピア」では、死にたくないからとショウマを追いつめる側に寝返っちゃうみたいですが、果たして本心かどうか。粋がっただけのヘタレですと、例えばジュウオウジャーのクバルみたいな末路かも。根性あるなら、再度の面従腹背でランゴにバトン渡せるかもしれません。

 ただ、大統領ボッカがあの強さですと、支援戦力のリゼル、ジープもいることもあって、ショウマ側の現有戦力では勝ち目が薄そうです。大統領ボッカが今話で見せた能力は仮面ライダーWEBによると、言葉で相手に行動を強制させるものらしい。「ひれ伏せ」の一言でガヴが立てないほどのものですね。

 相手を操作する能力としては催眠より遥かに上でしょうか。次回「幸せのディストピア」での人間牧場化は、このボッカの能力を前提とするものかも。ショウマ側が持ってる操作系能力はラキアの毒ですね。酸賀のビターガヴによる催眠による行動を止めた実績があり(毒>催眠)、デンテ製の解毒薬の有効性も確認済み。ランゴは毒について把握してますが、大統領ボッカはまだ知らないはずです。

 他には撹乱程度に使えそうなのがミミックキーで人間に化けることでしょうか。今話ではショウマがニエルブに変装してましたが、人間を見慣れてない大統領ボッカだから誤魔化せた程度のようです。あそこは、もしニエルブがグラニュート態に戻っていいなら、ニエルブのミミックキーをショウマが使えていれば完璧だったはず。

 次話では大統領ボッカに恐れをなしたニエルブがショウマを狙うようですが、もしそれがニエルブのミミックキーを使ったランゴだったりすると面白そう。偽ニエルブがショウマを倒したと見せかけてボッカの元に戻り、暗殺狙うとかですね。

●ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(第24話:学園を騒がす快盗さ)

 坂本浩一監督回、加えて高岩成二さんの顔出し出演ですね。実は最初は学園の用務員にして元校長の晩堂深也役が高岩さんと気付かずでした。が、生身アクションシーンで「年配ながら重みのあるアクションが決まってるな」と思った途端、「あ、この方は!」となりまして、後で確認したら確かに高岩成二さんでした。

 高岩成二さんをはっきり意識したのは、ゼロワンが始まるときのこちらでのご感想です。アギト以降、ほぼ全てのメインライダーを担当されたスーツアクターだが50歳を機に後進に道を、という話ですね。当時の自分はアクションを見る目がまだまだでして、縄田さんのゼロワンと高岩さんの滅のアクション性の違いがはっきりとは分からなかったりしました。

 それから6年経った今話ですと、高岩さんの(生身)アクションが軽やかに舞うが如きではないのは分かるようになりました(アクションの組み立て、演出自体がそうしてるわけですけども)。しかし、動きがビシッと決まってるのは伝わってきますし、空手の突きなどに重みも感じます。

 その辺りはさすが年季だと感じます。同じ感覚が生じたのは牙狼闇照編の尊士役の倉田保昭さんです。剣で打ちかかる流牙らを捌いて反撃するのがさまになってました。年齢を計算すると当時は67歳ですか。今話の高岩さんより約10歳年長ですね。相手の動きに受けて立つアクションなら、60代後半までは充分やれるということなんでしょうな(まあ、素質と鍛錬あればでしょうけど)。

 ともかく本編。学校を舞台にのっけからルパンレッド暗躍でして、女子生徒を校舎屋上に追いつめ、何か放ったと思ったら、女子生徒は人形にされてしまい、宝箱(?)に納められる。パトレン1号(確かにトリガーの方だ)か駆けつけるも一歩遅しの格好ですな。

 このシーンはちょっと頭こんがらがりました(^^;。出てきたユニバース戦士2名はどちらもルパパトなんですけど、人形を宝箱にってのはゴーカイジャー。しかも直前にガヴ観てますからヒトプレスも連想してしまいます。これって制作がいろいろ連想してもらうのを狙ってやったのかしらん。

 それはともかく、ルパパトのいる学校がどうもおかしいという相談が「テガソードの里」に。生徒の多数が学校が楽しすぎて帰宅すらしない、つまり学校に引きこもっちゃってるということらしい。その相談を持ち込んだ女子生徒とて、気が付いたら家にいたとのこと。しかも家での両親の様子もおかしく、半年も帰宅しなかったのに心配すらしてなかったと。

 これはおかしい、ということでゴジュウジャーの面々が学校に乗り込む。吠などは上が短い学ランに赤いTシャツでして、あのヒーローを意識するほどの気合らしい(実際にフォーゼで使用された衣装とのこと)。ですが、次々とおかしくなっていくわけですな。学校での青春ドラマのノリに巻き込まれてしまい、自分が何者かという認識すら怪しくなっている模様。

 学校調査を言い出した禽次郎と角乃は何とか己を保ってますな。学校内を案内する生徒会長:晴渡一輝について行くと、用務員がいる。一輝によると以前は校長であり、一輝の師匠でもあった男:晩堂深也とのこと。何があったかは不明ですが、深也を追い出して一輝が仕切るようになった感じですね。

 そういう雰囲気出したところで、学校をおかしくしたらしい青春ノーワン出現。直接攻撃受けまして、ついに禽次郎も角乃も取り込まれる。まあ、一瞬でしたが「校長の座を追われた用務員の仕業?」と疑ってしまいます。

 が、すぐにその疑いをかき乱す流れでして、ルパンレッドが乱入。すぐさまパトレン1号も介入してきて、生徒を差し向ける。ここで「あ、ルパンレッドがさっきの用務員=元校長か」となりますね。なにせ、襲い掛かる多数の生徒を捌くアクションが、校長(当時)が生徒会長:一輝を捌くのと同じ。

 ルパンレッド、青春ノーワンに操られた禽次郎と角乃を撃つと、2人とも人形に(冒頭と違い、ゴジュウジャー姿ですね)。その2体を宝箱に回収したルパンレッドは直ちに逃走。これで冒頭のシーンで何が起きていたか、観ているこちらにも分かる仕掛けですね。

 さらにゴジュウポーラー/真白も参戦ですが、おおよその目星はつけてるみたい。すんなりとルパンレッド側についてますね。ルパンレッドは用務員室(かな?)に戻ると、禽次郎と角乃を人形から人間に、さらに正気に戻す。そしてルパンレッドの変身も解きまして、用務員/元校長:晩堂深也の姿を現す。隠す気はなさそうですね。

 そして事件の真相を語りまして、教頭を取り込んだ青春ノーワンが校長/深也を追い出し、今の学校の状況を作ったわけでしたか。深也は指輪を得てユニバース戦士となって戦っていたものの、ついに力が及ばず。しかし、ゴジュウジャーがやって来た今が好機ということか。

 ただ、真白は何か気が付いているらしい。指輪を得る願い「学園にあった大切なものを取り戻すこと」が叶わなくなるかもしれないと警告してますね。深也はそれでもいいらしい、学校さえもとに戻れば。

 かくしてリターンマッチの全面対決ですが、未だ吠、陸王、竜儀はノーワンに取り込まれたままで、ゴジュウジャーを割っての戦いでもありますね。が、それも暗示を解く技を持つルパンレッドが解決。冒頭の女子生徒と違い、吠らは暗示にかかっていた間のことを覚えているらしい。それにより「暗示の最中には多幸感があるけれど、覚めてみると極めて不満な状態と分かる」ようです。やっぱり感情だけ操っても幸せにはならんわけか。

 ともかくも暗示が解けての再結束で等身大戦はゴジュウジャー側優勢で進みますが、吠を指導していた熱血歴史教師が巨大戦で割り込んで来る。正体はアーイーのチャン・バラバというわけでしたか。歴史テストを兼ねた明暦の大火を舞台の戦いですが、吠は前話でオルカブースターを手に入れてますからねえ。順当に勝利と。等身大戦のほうも教頭を救出して決着。

 青春ノーワンが倒されると、暗示にかかっていた生徒は正気に返る(記憶がどの程度残ってるかは不明)。なんとか解決、と思ったら敵は二段構えだったらしい。ド根性ノーワン出現ですね。生徒会長:一輝は恐れつつも立ち向かうも、致命の一撃を受けそうになる。それを身を挺して庇ったのがルパンレッドでして、しかし変身解除。これでパトレン1号として戦っていた相手:ルパンレッドが師である深也と知り、続く。

 次回「ド根性警察、晴れ渡る!」は己が間違いを突きつけられた生徒会長:晴渡一輝の後悔と立ち直りのドラマらしい。晩堂深也が取り戻したい「大切なもの」が何かも明らかになるんでしょう。

Re: 8月のスレッド(2025) - K.K

2025/08/04 (Mon) 23:52:45

 定期感想その2です。

●SAND LAND(第5話:恐怖の虫人間)

 次回で「悪魔の王子編」完結のはずなんですが、これで風呂敷畳めるのかとちょっと不安も。主人公のベルゼブブ・ラオ・シーフは後半の「天使の勇者編」もあるからいいものの、前半のラスボス:ゼウ大将軍の掘り下げが今話に至るも十分ではありません。

 敵役・悪役が謎めいているのはいいんですが、何の意図で何をしようとしているかはハッキリさせてほしいところ。ゼウ大将軍が何をしようとしているかはだいたい分かりました。水資源を一手に握ることによる国の支配ですね。

 ただ、それが何のためなのか。ゼウ大将軍の権力欲だとして、全てを握りたい野心なのか、全てを失うことへの恐怖なのか。あるいは、もしかして暗愚な国王を守りたくて今の強権政治を選んだのか。それともナンバー2の気楽さに安住してるのか。ゼウ大将軍は自らを機械化してまで延命しているのは、死にたくないからなのか(恐怖)、まだ死ぬわけにいかないと思っているからなのか(使命感)。

 ラスボス:ゼウ大将軍がいかなる者なのか次第で、ラオらがどう行動すれば観ていて納得できるかが決まって来ると思うんですが、今のところはゼウ大将軍の見た目の悪行しか分かりません。ラオら主人公3人組がいい感じのヒーローらしくなってきてるだけに、そこを際立たせる悪役が未だ曖昧なのがちょっと不安だったりしてます。

 ともかく本編。敵首魁のゼウ大将軍への不満は上述の通りですが、しかし決戦への駒組は着々と進んでいく感じです。前話ラストで発見した水源(泉?)は生き残りのピッチ人のものと分かると、ラオ/シバは潔く放棄。

 ラオはベルゼブブらに諦めてくれと言いにくそうに頼んでみると、ベルゼブブらはとっくにそのつもり。観ていてここはなかなか気持ちいいほどでして、劇中のラオはなおさらなわけですね。「お前(ベルゼブブ)ほどいい魂を持った奴は初めてだ」と口にし、2人は「ラオ」「ベルゼ」と呼び合う仲に。

 が、国王側も手抜かりはなく反撃に出てくる。ラオ/シバ将軍への水資源情報漏洩がアレ将軍からだと睨んだゼウ大将軍、アレ将軍に帰還命令を出す。これを裏切者として拘束するつもりだと察したアレ将軍、全戦車部隊向けに平文で水源の警備解除を命令、ついでに水源の場所も確認のためだとして伝える。

 全てラオらに知らせるためですね。ほぼ叛乱に近いと言えましょうか。そうしておいて、アレ将軍は部下に通信は独断であり、自分(アレ)を拘束せよと命じる。そこでシーンは終わるんですが、雰囲気からすると部下はアレを拘束せず、事実上の反乱軍となっていくんじゃないかなあ。

 アレ将軍の命令違反は国王側にとって痛いんでしょうけど、ゼウ大将軍には奥の手がありました。「虫人間」なる人造兵士でして、戦車を上回る戦闘力らしい。しかし制御に未だ難ありとのことで、リモコン爆弾も埋め込んである。暴走に対する備えでもあり、攻撃手段でもある。

 自分は一瞬、「虫人間って市民を改造した兵士?」と勘違いしまして、ザンボット3の人間爆弾を連想しました。ザンボット3では陰鬱なドラマ展開になってたわけで、SAND LANDもそういう厳しい話になるのかと。しかし、描写をよく見直してみますと、卵から孵化させており、どちらかと言えばロボットに近いものらしく、ちょっと安心しました。

 アレ将軍の情報漏洩(?)のお蔭でラオらは水源に辿り着くと、巨大なダム。水不足は人工的なものだったと判明する。そこへゼウ大将軍が巨大空母で急襲、虫人間を放つ。ラオらが乗る戦車1台では対処できず、ベルゼブブが迎撃に出る、というところで続く。

 巨大空母は大量のアクアニウムを使用してまして、国王側/ゼウ大将軍がどうして水不足を起こしても平気なのかが分かった気がします。水源を握る者としては水不足は支配の有効な手段ではありますが、農工業生産は停滞し、国力は衰えるはず。そうなれば、国内は支配できても外敵は侵入してくる(後半で仮想敵国出てくるらしい)。

 しかし軍事技術・産業だけは確保しておけば何とかなります。アクアニウムを豊富に有していれば、そこは何とかなるんでしょう(現実世界で言えば、通常戦力の不足を核武装で補っておくみたいな)。歪んだ統治ではありますが、一応の合理性もあるようです。

●仮面ライダー電王(第7話:ジェラシー・ボンバー、第8話:哀メロディ・愛メモリー)

 作風は2話完結型の人情劇と思わせるドラマをメインにしておいて、ちょこっと不安を醸す描写を入れてきてますね。既に謎の人物「懐中時計を持つ帽子の男」が戦闘現場に出没するのは描かれました。今週分では安定した安らぎの場所と思えたカフェ「ミルクディッパー」に置かれた望遠鏡ですね。

 良太郎の姉で天然と思しき愛理が望遠鏡に強い思い入れがある様子が「あれ?」という感じです。前半(第7話)冒頭では愛理は望遠鏡をうっとり眺め、後半(第8話)ラストでは望遠鏡について思い出そうとして、なぜか涙を流す。愛理が忘れている重大な何かがあるのか。そう思って観直すと、やけに望遠鏡が写り込んでるシーンが多いような。

 ともかく本編。相変らずウラタロスが周囲に適当なこと言って騙してはおだて、また騙してをやってますな。モモタロスにコーヒーごちそうしたと思ったら、弱点の唐辛子混ぜてたり。それにしても唐辛子で気絶するとは。後でそれを弱点扱いしたドラマとかあったかしらん。

 ウラタロス/U良太郎、人間界に行ってまたもナンパでして、どうも気風のいい姐さん風と親しくなったらしい。ウラタロスが抜けて目が覚めた良太郎は災難ですな。起きたら見知らぬ女性のアパートということで、「自分は何したんだ!」になります。が、どうやらその女性(斉藤優美)は頼りない優男としてU良太郎に庇護欲掻き立てられてた感じですね。

 それを察しない良太郎、慌てて優美のアパートを飛び出しますが、それを見かけた威勢のよさそうな男(大林友也)がなぜか憤激する様子あり。良太郎が落とした財布からカフェ「ミルクディッパー」を突き止めて怒鳴り込んで来る。友也によると「優美の亭主」ということらしく、となると良太郎は間男となりますな。

 後で判明するのが、優美と友也は結婚式当日に大喧嘩となって別れたっきりになってるということですな。2人は誰に対しても好意を示すに遠慮はないものの、肝心の相手への愛情表現が不器用、あるいは臆病のようです。そのため虚勢で突っ張りがちで、しかも突っ走る性分なので無駄にギクシャクしてしまうみたい。

 それは後のことでして、まずは友也の殴り込み(?)。大騒ぎになりますが、愛理は落ち着いてますね。帰ってきた良太郎が友也に殴られても(それぐらいでは死なないとかで)慌てない。これはやはり良太郎の不幸体質によるトラブルで慣れてるってことなんでしょうな。

 友也、腹のバッグに何か抱えてまして、導火線っぽい紐が出てるもんだから(しかもライターで炙ろうとする)、カフェのみんなは「すわ爆弾か!」と焦る。後で優美への大事なプレゼントと分かるんですが、この時点では知る由もない。良太郎は友也に脅されるまま、優美を捜しに行く。

 その優美はイマジン(クロウ)と契約しちゃってるわけですね。クロウは音を出す者を「消去」して回ってるようなんですが、優美のどんな願いからそうしているかが不明。優美を契約者とするイマジンだと気づいた良太郎がソードフォームで対処にかかりますが、クロウは飛行タイプで取り逃がしてしまう。前週の水中戦に続いて、対空・空中戦も難ありということになるでしょうか。

 イマジンは取り逃がすも、良太郎は負傷を押して優美を追って接触。イマジンについて聞いてみるわけですが、優美は口もごる。ヒントの「音」を話に出してみると、優美は心当たりある様子ながらも、さらに頑なになる。そこでウラタロス/U良太郎の出番となるわけですな。優美(と友也)に何があったか、あっさり聞き出せた模様。

 優美がイマジンに言った願いは「結婚するはずだった人(友也)を忘れたい」というものですが、なぜそれが「音を消す」になるのか。それにしても優美が友也を忘れたいように見えず、単にいわゆるツンデレなだけにも見えます。友也とて、すぐにやきもちで逆上するほど優美に入れ込んでますしね。

 その友也は愛理のコーヒーでようやく頭を冷やせまして、「ミルクディッパー」でいきさつを語り始める。結婚式で大喧嘩してしまい(きっかけは不明)、友也は優美のオルゴールペンダント(結婚記念のお揃い)を引きちぎって投げ捨ててしまったと。それが半年前。

「音」はオルゴール≒友也で、それを「消す」と「忘れる」ことになるというイマジンの解釈だったらしい。その仕上げにオルゴールペンダントを踏みつぶして契約完了。そうなってからようやく優美の本音「忘れたいわけがない」が出ますが、時すでに遅し。

 良太郎は半年前の結婚式当日に飛んだクロウイマジンを電王ロッドで追う。狙いは投げ釣りの要領での対空戦闘というわけですね(ついでに投げ捨てられたペンダントも拾う)。地上戦に移行すれば電王ソードでして、役割分担できてきたかな? これでクロウは撃破し。救出したペンダントを持ち帰るわけですが、これは必要なかったようですね。

 友也が腹に抱えていた箱の中身は爆弾ではなく、お揃いのオルゴールペンダント。特注品なんで作り直しに半年かかったわけでしたか。それができるまでは、友也は仲直りを言い出せなかったようですね(「ごめん、作り直すから」みたいな言い訳は苦手らしい)。結婚式当日の大喧嘩を半年後に「ミルクディッパー」で続け、仲直りまでこぎつけたというわけですね。

 (イマジンの解釈が強引過ぎて)優美が友也を忘れなかったお蔭でめでたしめでたしとなった格好でして、良太郎は愛理に望遠鏡のことを思い出そうとしてみたらと勧めてみる。が、愛理はそうしようとしたら涙がこぼれる。愛理にも理由が分からないようですね。何かあると匂わせるものですが、今週分の優美&友也のドラマ全体が伏線なのかも。種明かしはずっと後ですから、自分が電王初放映を一人で見ていたら、今週分はすっかり忘れてたかもです。

 ラストは「お前の望みを」と言う怪しげな影でして、これはキンタロスのはずですね。

Re: 8月のスレッド(2025) - K.K

2025/08/10 (Sun) 22:35:59

 定期感想その1です。

●仮面ライダーガヴ(第47話:幸せのディストピア)

 前話ラスト・予告時点でニエルブ退場は見えたように思ったんですが、気になったのは大統領ボッカに屈したか、それとも叛意を持ち続けるのかでした。今話を観てみると、再度の面従腹背で死なば諸共を狙う動きでした。

 ニエルブは前話での暗殺計画失敗で処刑を覚悟するも、いったんは技術を求められて延命。ボッカの人間牧場化計画に必要な幸福感の毒が未完成だったからですね。ニエルブが完成させてみると、2体1組のゴチゾウもどき(ダミーゴチゾウ)が散布するものでして、毒の効果は幸福感を与えるが、日常生活はかろうじて送れる。

 人間の生活環境は維持しつつ、必要なときにヒトプレスにできるといったものなんでしょう。毒を受けた者が一瞬行動停止するのが特徴でして、ラキアはすぐに気が付いてますね。そしてグラニュートには効かないよう改良したらしい。ラキアやハーフのショウマでも毒は無効。グラニュートの器官を埋め込まれた絆斗だと、一瞬止まるけれどすぐ正常に返る。
(デンテが作った解毒薬はまだ試されておらず、有効性は分からない。)

 大統領ボッカ側としては、グラニュートハンター/ライダーさえ排除すれば、思うままになる毒ですね。仮に人間側が事態に気付いても、毒の効果により組織的な抵抗(警察、軍等)はできないわけですから。

 これだけのものが仕上がれば、ニエルブは用済みとして今度こそ処刑されそうになるわけですが、ニエルブが命乞い。よく観なおしてみると、ニエルブは毒完成のための延命を言い渡されたときから、最後の反抗を狙っているような表情してましたな。そのためには命惜しさに這いつくばる芝居も辞さない。家族であるジープに対しても「ストマック家のためだったが、もう駄目だ」旨で誤魔化しておくと。

 さらに助命の条件として申し出たグラニュートハンター=ライダーの始末のため、ニエルブは人間界に乗り込んで来る。既に毒による催眠を大勢に与えた後ですから、街中を調べ回っているショウマらに遭遇するのは容易。変身してのバトルとなるも、近接戦は(ランゴやグロッタよりは)不得手のニエルブは手間取る。

 そうしていると、大統領ボッカがリゼルを連れて視察に来るわけですね。ニエルブが狙っていたのはこの瞬間でしたか。人間界に大量にばらまいたダミーゴチゾウには爆弾が仕掛けてあり、ボッカが現れたところで自分(ニエルブ)諸共吹き飛ばしてしまう算段でしたか。常に自分(ニエルブ)周囲にダミーゴチゾウを多数呼び寄せてあったんでしょうな。爆弾のことはダミーゴチゾウにも知らせてなかったようで、ニエルブの言葉を聞いたダミーゴチゾウに動揺が見られますね。

 なかなかのプランでしたが、ニエルブが爆破スイッチを入れてもダミーゴチゾウは爆発しない。「あれ?」と思った途端、ニエルブが持つ爆破スイッチのほうが爆発、ニエルブ爆散となる。大統領ボッカにはダミーゴチゾウの爆弾のことはとっくに気づいて対策済みだったわけですな。

 ボッカとしては、最初からニエルブを信用してないのは確かですね。暗殺計画という最大の裏切りをした者ですから。ニエルブとしては、その前提で最低限の信用を得直す必要があり、命惜しさの一芝居となった。が、最初の処刑覚悟の態度から急変したのがマズかったかも。失敗すれば死す覚悟の暗殺計画を決行したわけですんで、手のひら返すような命乞いは怪しまれても仕方ないですね。加えて、昨日の盟友ショウマを簡単に裏切ったのもマズかった。簡単に心変わりする態度ですからね。

 ニエルブが何か目論むとすれば、ニエルブが渡して来たダミーゴチゾウが疑わしい。調べてみると爆弾があった。それなら、裏切り準備したニエルブが決定的に裏切った時点で自滅させよう。というのが、ボッカ側での流れでしょうか。

 大統領ボッカにいいようにあしらわれた格好のニエルブなわけですが、失敗の原因はニエルブが人情を解さないところにあるような気がします。前話での失敗は「毒は大統領側から渡されたもの」という点を軽視した、読みの浅さであったような。今話の失敗は「誰にでも共通な『自分の命は惜しい』を言い立てれば最低限の信用はされる」と機械的に思っちゃったところにありそう。自分(ニエルブ)の態度と変化で、相手の気持ちがどう動くか考えてない。

 それでも、最後まで大統領ボッカに歯向かったことでニエルブの面目は一応は立ったと申せましょうか。もし、ニエルブがジープに後を託すような何かを残してれば、さらにニエルブの株が上がりそうですが、次話はランゴが再始動する模様。残り3話でもありますし、ニエルブ→ジープの線での動きはもうないかな。

 一方、ショウマらの動きは今話は鈍いですね。前話ラストではショウマを再び迎え入れての感動でしたが、今話冒頭の「はぴぱれ」ではやっぱりギクシャクするものがあると示される。絆斗としてはショウマがニエルブの話に乗ったことが、やはり許せないわけですね。

 自分(絆斗)を頼ってくれなかったということもあるんでしょうが、師の塩谷壮士の事実上の仇がニエルブであることが大きいんでしょう。が、絆斗の事情を深くは知らずに来た幸果が激しいショックを受けまして、その様子に気づいた絆斗が退出する。ショウマはニエルブがどうなったか気になるも、グラニュート界への出入り口は封鎖されてどうしようもない。

 しかしショウマには幸果(と伯父の優)、絆斗にはラキアが上手くガイドしまして意気消沈を克服、敵の攻勢に立ち向かっていけたわけですね。

 ちょっと気になるのが取り残されたようでいて、何かを覚悟したか悟った様子があるジープです。ニエルブの敗戦の弁を聞いた後、リゼルから様子がおかしいと言われてました。確かになんだかしおらしいというか素直というか。次回「燃えろアメイジングミ」では、人間牧場化計画の要のダミーゴチゾウを入手したランゴが動き出すようですが、ジープはどうするのか。もしかすると最後まで生き残るストマック家はジープなのかも。

●ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(第25話:ド根性警察、晴れ渡る!)

 青春ノーワン倒したと思ったら、ド根性ノーワン出現でして、コイツが学園占拠の主犯だったわけですな。取り込まれた晩堂美月は前校長:晩堂深也の娘で、ルパンレッドとして戦う深也の願いは娘の救出でしたか。前話で真白が「願いが叶わなくなるぜ」と警告したのは、「深也の手で娘:美月を救出することは叶わなくなる」という意味だったらしい。深也がそれでも良しとしたのは「娘を助け出すのは誰でもいい」でしょうな。

 美月を取り込んだド根性ノーワンは、かなり不遜な性格のようですね。テガジューンのために働く気はなく、自らの手で支配したいらしい。お目付け役として派遣されたクオン、一応の警告はするものの、クオンも腹に一物ありでして黙認してしまう。

 自分は先週までちょっとクオンが不在にしているのを「クオンに不穏な動きあり?」と勘繰ってたんですが、どうやら単にお休みしてたらしい(^^;。癖の強い敵役が出てくるときは、クオンも出張るとバッティングしそうなんで自粛ということなんだろう。

 それはともかく、前話では学園の秩序を守り、ルパンレッドと対立していた晴渡一輝/パトレン1号はヘタレてしまってますな。自らが正しいと思ってやって来たことは、敵に洗脳され、策略に乗せられていただけと分かったんですから仕方ない。

 吠らは一輝には構わず、変身を奪われてもド根性ノーワンにぶつかっていきまして、ド根性三番勝負ですね。ちょっと笑ったのが、真白が熱さに負けての敗退。神たらんとする意気込みはあっても、モチーフの動物:白熊の弱点は克服できないわけか。

 その間、深也は指輪を叩き落されてルパンレッドになれずとも、生身でド根性ノーワンに立ち向かう。全く歯が立ちませんが決して諦めない。晴渡一輝も遅れて駆けつけますが、「無理です、負け犬の僕には」と参戦拒否。そこで吠が活入れまして「負け犬が何だ! 負け犬根性!」と。前にファイヤキャンドルが執事勝負で吠から学んだものなんでしょうな。

 吠の叱咤激励に一輝は「学園を守る」大義を思い出す。師の深也に負けても負けても食らいついていったのはそのため、というものですね。それにしても、深也が師なら吠は「負け犬先輩」となるわけですか。吠はそう呼ばれていったん面食らってますが、まあ意味は分かるってことで気にはしてないようですね。

 ともかくも、これで吠&一輝のコンビが成りまして、先輩レッドの10人抜きを達成。この10人レッドは一応は敵側のはずですが、それでもヒーローであるようでして、勝った吠&一輝に頷いてくれてますね。ちょっとびっくりしましたが、すぐに納得もしました。

 一輝はすぐにノーワン相手に苦戦の深也のもとに駆け付け、今度は師弟コンビとなる。ド根性ノーワンとの変身バトルとなり、敵側からはクオン、ナイフ&ケークが加勢、味方側のゴジュウジャーも駆けつけて乱戦へ。

 お待ちかねの坂本浩一アクションであるわけですが、戦う場が面白い。東映特撮名所の1つ(のはず)でして、屋内ですが奥は証明あるも暗く、反対側は採光性がいい。つまり明暗があるわけですね。それにより光学系や爆炎の特殊効果が上手く使われてます。いつもの傾けるなどのカメラワークで安定と不安定の使い分けもありまして、やはりこういうの好みだなあ。

 巨大戦は外に出た真白/ポーラーがナイフ&ケークを撃破ですが、真白もテガソードを召喚できるのか。テガソードがちょっと嫌そうにするのが面白いところでして、何か腐れ縁めいてますな。そうであっても、バトルは順当に真白側の勝利と。

 屋内のバトルはオルカブースターでルパンレッド、パトレン1号が強化され、ド根性ノーワンに大ダメージの一撃を食らわせる。ひるんだノーワンをまずパトレン1号/一輝が押さえ込み、ウルフ/吠が止めの一撃を入れ、その隙にルパンレッド/深也がウルフの剣を拝借してノーワンの中の愛娘:美月を救出、これで決と着。いいコンビネーションでしたな。

 次回「秘密に密着! 遠野吠は新入社員」は関智一さん出演ですね。吠が「東映」に就職する話で、関智一さんが上司になるらしい。

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