創作と鑑賞の談話室

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10月のスレッド(2025) - K.K

2025/10/01 (Wed) 00:00:54

 10月の雑談スレッドです。

Re: 10月のスレッド(2025) - Shiny NOVA

2025/10/02 (Thu) 04:45:38

 改めて、戦隊感想および現状分析です。

 夏の劇場版で、テガソードが一度負けて封印されたという流れがあって、竜儀が思い悩み、自分を犠牲にしてもテガソードのために指輪を一ヶ所に集めようとしたところから、物語が色々転がった挙句、
 竜儀の家族に対するもやもやは晴れて、再びティラノとして再起。

 一方で、陸王と角乃の具島玲を挟んでのドラマに進展が見られました。一気に秘密を公開したと思ったら、玲は厄災クラディスの幹部に取り憑かれていた模様。
 竜儀のドラマから一気に転がり出した状況で、ブライダンの方にも組織を激震させる展開が。

 何となく90年代のトレンディドラマを彷彿とさせる愛情の二転三転による、人間関係の変遷模様が刺激的で、油断ならない作風だな、と思っております。

 さて、厄災絡みの設定ですが、誕生順は人間→厄災→テガソード→テガジューンという流れになります。

 前のユニバース大戦がいつあったかというのが気になるところですが、熊手真白が1万年前に封印されていたことを想定すると、1万年以上前という風に考えていましたが、実は少し違って、

・熊手真白が指輪争奪戦の勝者にして、テガソードと共にユニバース大戦で勝利した。
・その後、時空の狭間に飲み込まれて、真白は1万年前に飛ばされて、そこで石化封印される。

 つまり、真白の元の時代が1万年前だったわけではなく、テガソードの戦いも1万年前ということはないだろう、と。

 いずれにせよ、人間が厄災に滅ぼされようとして、人々の祈りがテガソードを生み出した、と劇場版で語られます。
 テガソードが神として人類を創造したのではなく、人類の願望からテガソードは生まれた。
 その後、テガソードをモデルに、メカニックな機械として生み出したのがテガジューンであって、テガソードは獣モチーフの魔法ファンタジーな存在なのに対し、テガジューンは銃モチーフだけあって、近世以降の科学的なイメージになる。
 どちらも人が創造した神なんだけど、祈りや願いという心から生まれたのがテガソードで、それを後から再現しようとした技術の結晶がテガジューンになりますか。

 厄災については、ユニバース大戦で多くの戦隊ロボを破壊し、人類を窮地に追い込んだ邪悪としか分かっていませんが、最後の希望であるテガソードが人々の切実な願いから生まれて、熊手真白と協力して、世界を救った。
 その後、テガソードは世界改変の力で、厄災によって滅びかけた世界を修復、作り替えたはいいものの、それで力を使い果たしたのか、それとも厄災の呪いか何かで長い眠りに就いたのだと考えられます。

 救世主英雄たる熊手が時空の狭間に飲み込まれて消息を断ち、神たるテガソードが眠ってしまった状況で途方に暮れた人類は、テガソードに代わる神を人工的に作れないかと考えて製作したのがテガソードのパートナーロボとなるべきテガジューンだけど、たぶんテガジューンみたいな人造神計画は不敬だとかで途中で中止されて、放棄されたんじゃないかな(憶測)。

 未完成なテガジューンは、8割ほど完成していて、自分自身の意思で残りを完成させたとか。そして、自分を放棄した現生人類の世界を「不完全なもの」と見なして、自分を信奉する人を模した従者たちによる「完全な世界」を創造しようとしている。
 ブライダンにとっての人間は、「不完全な世界に生きる哀れな民」であり、自らの儀式によって救ってやらないといけない、新世界の住人たるべき者なんでしょうな。ただし、もしかすると、選別しようとしている可能性もあります。強い願い(強固な意思)を持つ者だけが新世界の住人たる資格があるとか。
 人類が擬似神たるテガジューンを造り、その擬似神が妄執に駆られて、自ら神として、テガソードの不完全な世界を改変しようとしている。

 で、改変が不十分な儀式で中途半端なもので終わった際に復活した熊手真白。彼もまた救ったはずの世界が未完成で、争いの絶えない現状を見た後、テガソードには任せられん、俺が神になっちゃると考えて、破壊と改変の新時代の神テガナグールと契約し、グーデバーンと名付けを行なって取り込んだ。
 彼は「テガソードも人類が願いの力で生み出した存在」であることを知っていたので、「願いさえあれば、自ら神になることも可能」と傲慢だけど、理には適っている考え方で、世直しを志している。
 すると、それぞれの行動動機がこうなるわけです。

・厄災:人類滅ぶべし。
・テガソード:人々の願いが力をくれる。人類大好き。特に強い願いはウェルカム。願いの強さを示して、競い合え。ナンバー1を目指して、精進すれば、厄災から世界を救える。
・テガジューン(ブライダン):テガソードの世界は不完全。テガソードに成り代わって、新たな世界を作ってみせる。自分を信奉するノーワンこそが新世界の民。今の人類? 不完全な存在だけど、ノーワンと一体化できれば完全な存在になれるかも? 
・熊手真白:テガソードの世界は不完全。放っておくと、ブライダンという連中に滅ぼされるじゃないか。オレ様の救った世界が滅ぼされるのは我慢ならん。テガソードに成り代わって、人の力で世界を救ってみせる。神の力が必要なら、オレこそが神として新たな世直しをしてもいいだろうな。

 ここで重要なのが、人が神を生み出すことが可能な世界観ですな。
 そして神パワーがあれば、創造も改変も可能になる。そのための力の原動力がセンタイリングで、センタイリングは神の力の欠片で、全部集めたら神パワーを発動できる。
 ブライダンは全部集めなくても、そこそこの数を集めて、テガソードとの婚姻儀式で世界を創り変えられると考えたけど、失敗。計画を急いだ理由は、厄災が動き始めたことを察したからかもしれません。

 テガジューンおよびブライダンは厄災が封印された後に誕生したので、厄災と直接戦ったことはありません。
 厄災と戦った経験があるのは、テガソードと熊手真白のみ。
 そして、夏の劇場版では、厄災の幹部がテガソード単体を倒せるほどの力を示して、その復活に人類の願いを結集して、それをテガソードに伝えられる遠野吠の力が必要だった。

 そう、遠野吠は自らの願いを持たない代わり、他人の願いを受け止める力の可能性が備わっていて、願いの受け皿としてテガソードと同調できるわけですね。
 熊手真白も先代ゴジュウウルフとして、他人の願いに敏感なんですけど、そのことに自覚的なので、自ら神になろうとする。
 遠野吠は、自分には願いがないと卑下するわけですが、他人の願いの代行者として、しばしばナンバーワンバトルを戦ってきた。他人の願いを受け止め、取り込む力が彼の強みで、それだからこそ、テガソードと最も順応できる、と。

 とりあえず、絶対悪の厄災に対して、次回は改めて主人公の吠の立ち位置が確定され、それを受けて各勢力がどう動くかの流れで、10月はドラマが構築されると考えます。
 10月で第3クールが終了し、そこから最終クールに突入する流れで、各人の決断や転機が描かれるタイミングかな、と。

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