創作と鑑賞の談話室

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九月の雑談(2015) - K.K

2015/09/01 (Tue) 09:02:57

 9月の雑談スレッドです。

Re: 九月の雑談(2015) - White NOVA

2015/09/02 (Wed) 00:13:17

9月に入って、無事に仕事が忙しい時期を乗り越えたNOVAです。

これで多少の夜更かしも可能になると思うと、いろいろネット活動もしやすくなるな、と。
他にも、読書とかゲームとかDVD見るとか、やりたいことがいろいろ目移り状態。
まあ、創作活動は現在、パソコンの不調で中断してるわけですが、いい加減、時期を外したので、この辺で打ち切りにするのも潮時かな、と思ったりも。

これについては、そのうち書きたいモードに入るかな、と自分でも思ってたのですが、どうも一向にそういう気分にならなかったり、仕事の方が順調で時間があまり取れなかったり、で、再開のエネルギーがたまらない状況。
とりあえず、再開するなら、機械関連の身の回りを刷新することから始めないといけませんし。

まあ、終わらせるなら終わらせるで、けじめとしてプロットぐらいはこの場でまとめて、仕上げたいか、と思いますし。

それはさておき。

●牙狼

8月初めの決戦ムードから、リアンが敵に憑依されて暴れ回ったり(役者の娘の二重人格的な演技がなかなか良かった)、ジンガとアミリの男女が融合した形で復活して続いたり、毎週がお腹いっぱいで面白い、と思ってます。
ただし、黄金牙狼が闇をまとって更なる強化したのが一回だけで、以降は本気バトルがなくドラマメインの回が続いているので、最終回までにはバトルメインの熱い回が見たいなあ、と思ってます。

それと、ダイゴがいいキャラしているんだけど、バトルでの派手な見せ場がなかなか与えられないので、単独で強敵ホラーと戦う展開も欲しいなあ。
まあ、好評ならサブキャラのスピンオフ映画なり、DVDが作られたりもするわけですが。

さて、アニメ話ですが、藤原道長の名前が出て来ましたなあ。道長といえば、「1016年に摂政になった」との歴史事実があり(「道長は遠い昔の摂政さん」というゴロ合わせで覚えた)、来年がちょうど1000年ですが、有名人だけどフィクションにはあまり登場したのを知らないので、今作でどう描かれるのか気にしてます。
悪役なのか、それとも主人公たちをバックアップする為政者なのか。
前作は、ヨーロッパ風の世界でも架空の国だったのですが、今作は史実の人間が出ることで歴史物としての面白さも期待できるかな。
続報をさらに待ちつつ。

Re: 九月の雑談(2015) - K.K

2015/09/02 (Wed) 09:42:05

 NOVAさん、どうもです。

 取り急ぎ、この部分について。

> 創作活動は現在、パソコンの不調で中断してるわけですが、いい加減、時期を外したので、この辺で打ち切りにするのも潮時かな

 ここへ書き込んで頂いている文章で、行頭の字下げがないので「ああ、タブレットからなんだ」と思い、前にパソコンが故障と仰ってたわけですから、ちょっと心配していました。しかし、創作活動のほうについては、うっかりしていました。そうですよね、大量に文章を書いたり、校正したりは、キーボードがないとやれませんね。

 創作のほうも紆余曲折がありました。苦楽でいえば、趣味的のはずなのに、苦のほうが大きいかな。創作自体には能力的に直接は加われない私のほうでも、いろいろへまをやらかしたことは、今も後悔します。ようやく落ち着いてきたとはいえ、NOVAさんにも嫌な記憶もおありでしょう。気分的なノリ具合も、もちろんあるはず。

 じゃあ、この後どうやっていこうか、になりますね。あまり気持ちのいいとはいえない点もあったとはいっても、簡単に捨ててしまうのはためらわれるほどの蓄積があります。面白かった思いも、当然あります。

 あれこれ私も考えてみると、仰るように打ち切りということでもいいかもしれません。ただし、再開というオプションを残して、ですね。またやってみようかな、と思ったときには、ちょこちょこ続けてみるといった感じでしょうか。

 その前にプロットを仮にでも進めておくというのは、悪くないですね。面白そうです。プロットに登場する範囲で、アイテムから世界の一部についての設定案を考えてみるというのも、私のほうではちょっと興味があったりします。

 スタート時点や、途中の一時期では、共作的であったわけですが、もうNOVAさんだけの創作物という路線に、事実上なっています。この際、これを既定事項として明示的に確認しておいてもよさそうに思います。NOVAさん以外は、例えば私などですが、せいぜい協力者に留まるといったことですね。

 NOVAさんのお気持ち次第ですが、創作用に作ってあったサイトのほうも、どうしておくか相談させて頂ければとも思います。資料館的、記念館的、リンクサイト化、あるいはいったん撤去、はたまた放置等々と、いろいろ考えられます。ローカルにデータがあれば、仮に撤去しても復活させるのは容易です。

 以上、急いで乱文乱筆、大変申し訳ありません。どうもうまく表現できていない点もあります。もしお考えをお聞かせくださると幸いです。

Re: 九月の雑談(2015) - K.K

2015/09/07 (Mon) 14:15:46

 先週に溜めた録画を観終わったりしました。

●牙狼

 リアンが自分の精神世界に侵入したジンガを見事撃退、追われたジンガがアミリに乗り移り、ジンガに形を変えて現実世界に復活と、これだけでもめまぐるしいのですが、復活したジンガが、アミリを生み出すかのごとくに吐き出し、アミリも復活。楽勝で完全復活してしまったじゃないか。

 うーん、ジンガ・アミリの連携、ちょっと強過ぎするくらいな無敵ぶりです。もちろん、いったん負けた結果、ジンガはアミリを乗っ取ろうとしたわけだし、それも果たせず撃退されたのではあるんですが、何度倒してもよみがえるという、しぶとさ、倒せなさの点で無敵。

 こういう、無茶なくらい強いって、敵役ならではのものかもしれません。特に今回見たような、倒す方法が無さそうな点で強いというのは、ラスボス向きな強さかもしれません。会いに行って、頑張って戦ってみたら倒せました、ではつまらないですもんね。倒すのに苦労も工夫も要る、しかも倒したと思ったら復活してくる、というのはなかなか地味に怖い感じです。そういうラスボスを倒してこそ、達成感が生じそうに思います。

 いや、でもラダンがラスボスだったんだ。今のところ正体を現してないし、ジンガ・アミリが暴れまわっているので、つい忘れがちに(^^;。今回の最後のほうで、ジンガとアミリがラダンの中に入って(なのだったの?)、続きは次週へ、でしたか。

 改めて、ラダンが何かを調べてみたら、「自我や意思は持っておらず、その玉座に座るにふさわしい力を持つホラーが君臨することによって真の力を発揮する」(ウィキペディアより)という代物でしたか。なるほど、ラダンは力を与えるのみ、為されることはジンガ・アミリの意思というわけか。

 ふむふむ、と思いましたが、こういうパターンではしばしば、力を欲した者が力に飲み込まれるということも多いんじゃなかったか、などと思いつつ、今週の牙狼を期待して待っています。

●ガンダム新作

 いろんな番組のCM時にガンダムの新作の宣伝が出ていますね。10月から「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」だそうで、敵に勝って、相手からパーツをはぎ取って自機に取り付けて強くしていくという、もしかするとちょっとビルドファーターズも意識したような内容のようです。

 Gレコがちょっとあれだったもんで、不安もあるんですが、とりあえず視聴予定にしておこうと思ってます。

Re: 九月の雑談(2015) - White NOVA

2015/09/11 (Fri) 01:20:28

秋になって、スパロボの新作にハマってるNOVAです。

●創作関連

これについては、自分はあまり嫌な記憶は残ってないんですね。
まあ、もちろん人間関係的にうまく行かなかったこととか、不愉快に感じたこともありますが、概ねやりたいことをやって来た、と思います。
もちろん、K.Kさんや他の人のフォローや応援あったればこそ、ですし、創作以外でも日頃の雑談などで見識を披露してもらったり、こちらの愚考にレスいただいたりしながら、今なお掲示板書き込みを楽しんでいる最中。

で、自分の目的としては、創作そのものではなくて、創作を通じてのコミュニケーションだったわけですから、別に自分の創作にこだわらなくても問題はない、と。
と言っても、ラーリオス改め星輝企画を始めたのは2008年で、その後、環境の変化などもあって、当時の心境なんかもいろいろ変わったかな、と思ったり。
例えば、主人公のカートが怪我をして自室の寝台に横たわってるシーンなんかは、自分自身の入院生活がモチーフですし、その後の「基本的に自室に引きこもって、思い悩みながら、空想にふけっている」ストーリーも、まあ、当時の自分の心境の投影かな、と。
初期構想では、もっとアクティブな肉体派としてキャラ設定していたはずなのに、ストーリーがどうもそう動かなかったのは、外に出られない雪山を舞台にしてしまったことと、原案者の本編がアクション主体なので、こちらは物語の背景設定を補完しながら世界観を構築することを主体にした、とかいろいろあったわけで。

主人公としては、もっとアクティブに行動する方が面白いと考えるのに、内面に比重を置いたり、光と闇の間の葛藤に話が流れたり(これはこれで好きなモチーフなんだけど)、ちょっと書いていて盛り上がりにくいな、と感じたりも。
で、自分が書くのを止めているシーンは、いよいよ儀式が間近に迫って、「太陽の星輝石」にカートが接触した際に、力の暴走の予兆があって、それをどう意志の力で制御するか、というシーン。

石の中には初代ラーリオスの残留思念が宿ってあって、それ(彼)と精神世界で接触することで、星霊皇の背景を知りつつ、後の対決につなげるプロットはあるのですが、

その後、星霊皇との精神対決の結果、その目論見を妨害することはできるものの、その呪詛を受けてカートも自身の中の闇を抑えることができなくなり、結果的に暴走して殺戮劇に至るという展開を考えてました。

書いていて改めて思ったのですが、もう精神世界の戦いしかない感じですね(笑)。
「精神世界だから何でもあり」ということで書きやすいだろうと以前は安易に考えていましたが、それを面白く見せるにはどうすればいいか、とか、そればっかりだと飽きてしまうだろうとか、創作上の悩みもあります。
JOJOじゃないけど、思念のバトルをどう魅せるか、という点。

とりあえず、久々に話題に挙げてみましたが、例えば『牙狼』なんかが、自分の書きたいものをビジュアル化していたというのもありますね。
アニメ前作のレオンが炎の力を暴走させて暴れ回って、アルフォンソ王子に止められるところとか。まさか、黄金の鎧の資格者から外され、アルフォンソが一時的に牙狼になるなど、意外な展開も面白かったですが。

この辺、暴走する主人公というテーマで、あれこれ古今の創作物を振り返るのも一興かと思いますが、話がまとまらなくなりそうなので、今回はこれぐらいにして。

●牙狼

で、テレビの方ですが、アニメ第2弾が10月9日からの放送ということで確定しました。
今のシリーズも、いよいよラダン復活して、最終決戦に突入のようですね。で、それを前にダイゴが重傷を負って戦線離脱となったのがちと残念。

以前の書き込みで、「ダイゴが単独で強力なホラーと戦うのが見たい」と書きましたが、まさか,その次の回で単独でボスに挑んで、敗退するとは思わなかった。
ええと、自分の想定では、敵が強力なホラーを召喚して、ダイゴが「時間がない。お前たちは先に行け。こいつは俺が引き受ける」と言って残る、王道的な展開。
こうならず、このまま出番が終わりなら、悲しいなあ。
せめて、重傷の身を押して戦場に駆けつけるとか、あるいはラダンの復活によって、ホラーが大量に出現。街で暴れるホラーの一部が、ガルドの妹のハルナに襲いかかるのをダイゴが助けて、二人がいい関係に、といった役得がないと、ダイゴは気の毒。

まあ、それを言うなら、前作で流牙と共に戦った仲間の騎士(アグリとタケル)も、最終決戦の背景で、街を襲うホラーと戦う姿が描かれてもいいのでは、と思ったり。
主人公たちがラスボスに挑む一方で、他の仲間が自分たちの戦いを行いながら、「絶対にあいつを倒してくれよ。信じてるぜ。俺たちはお前の帰る場所を守っているからな」と遠くから応援するシーンがあれば、いかにも最終決戦って感じでいいなあ、と。

●ガンダム新作

今回は、どうも食指が動かない感じですな。
まあ、Gレコが外れだったからですが、うちの場合は、後にスパロボで再評価される可能性を信じたりもしつつ。

何せ、最近の外れガンダムと言われたAGEが、スパロボでは面白くアレンジされてる感じですし。
そして、Gレコは、主人公機のGセルフよりも、姫様のGアルケイン全く活躍しなかったのが不満材料なので、スパロボで出たら、ベルリよりも育てたい、と思いつつ。
Gアルケインの最大の悲劇は、設定やプラモでは可変機なのに、アニメ本編では、飛行形態が描かれていない点。何というか,「プラモを売るために、アニメで機体を魅力的に描く」というロボット物では当然のことさえ行われなかったわけで。

鉄血の方は、「パーツはぎ取り」が何だかゲーム的ですな。
方向性は違いますが、現在プレイ中のスパロボで「巨神ゴーグ」という作品があって、ええと、肉弾戦のみの神像ロボットという設定で、基本的に武器がないわけです。
で、殴る蹴る以外にどんな技で戦うかと思いきや、まずは「岩石投げ」。戦場がどこであろうとも、地面から岩を持ち上げて敵に投げつける。宇宙でも、町の中でもお構いなし。
次に、専用に作られたキャノン砲があるわけですが、射出した後は、砲身ごと相手に投げつける(笑)。
で、さらにパワーアップした武装が、「撃墜した敵戦闘機の翼をブーメラン」にして投げつける(笑)。

もう、やたらと何でも投げつける、実に原始的なロボットなわけですが、敵にもミケーネ文明のタロス像なんかがいて、神像VS石像とかいつもと違ったノリを楽しんでみたり。

何はともあれ、面白い武装とか戦闘シーンがあれば、将来、スパロボでの演出が楽しめると思って見ることにはします。

Re: 九月の雑談(2015) - K.K

2015/09/14 (Mon) 20:58:02

 NOVAさん、どうもです。

●創作関連

 まずは、NOVAさんがそれほどラーリオス改め星輝企画で、途中いろいろあったものの、現在ではまずまずといった感じのようで、私としても少しほっとしたということを申し上げたいと思います。

 特に、私としてもお気楽な読者気分で、ああでもない、こうでもないと言っていた自覚もあるものですから、NOVAさんがやりたいことをかなり邪魔してしまったかもといったことを、後になって思ったりしているものですから、おおむねやりたいことをやってきたというお言葉を頂けた点が大きいです。

 改めて創作の裏話を伺うと、やはりいろいろ面白いですね。こういったことは、商業作品で結果だけ受け取るのと、また違った面白さです。未経験ですが、同人活動でもそうなのかな、と思ったりも。

 レクイエム編のほうは、お手本という意味もあって、アクション主体の失墜編を設定から支える意味もあると思いますから、キャラクターでは内面描写が多くなるのは自然な成り行きではありますね。かつ、最大の物理的なパワーバトルは失墜編に存するわけで、時系列的に前段となるレクイエム編では、別の志向性になるのも、やはり自然な流れのように思えます。

 カート負傷時の描写は、実体験から得たものが織り込まれていたわけでしたか(もしかすると、前に伺っていた……かしらん?)。あれはリアリティというか、ある種の生々しさがあるように感じたんですが、経験に基づくものがあるということなら、さもありんなんです。

 そのリアリティはもちろん作者のNOVAさんが産んだものであるわけですが、読者の私のほうにも、描写を理解する、感じる素地もあるといえばあります。やはり、負傷して入院した経験です。下半身の負傷で、車椅子だったものですから、入院で何かする必要はないとはいえ、やっぱり不自由ですし、できることが限られているため、ひまを持て余しもしました。

 なんだか作者と読者の、キャラを通じての妙な接点が生じたような気もしますな(^^;。
 牙狼、と言われてみると、重なる部分もありますね。当初は仮面ライダー某が、設定面の類似というか拝借もあり、かなり下敷きになるはずだったと思うんですが、内部抗争的なものから、外部の敵を設定していくにつれ、牙狼のホラーを思わせる面が、確かに出てきているような気がします。観ておいてよかった、牙狼。

 他の作品では、スターウォーズなんかは明示的に使っていますね。ただ、見た目が何に類するかといったことだとは思いますが。しかし、ダース・ベイダー、以前はアナキン・スカイウォーカーは暗黒面に堕ちたわけで、ジェダイは光と闇に揺れる存在でしょうか。どうも、深い所では無縁ではなさそう。

 いかん、勝手に妄想が暴走気味に(^^;。失墜編、レクイエム編の創作の表と裏の事情やプロット腹案とか、あれこれお聞かせ願えるのなら、楽しみな感じです。

●牙狼

 10月からの次期アニメ版、公式サイトを見てみると、だいぶ情報を出すようになってますね。キャラクターデザインも一応は載っています。とはいえ、どうもコミックに描かれるような絵で、どうもアニメ用のキャラクターデザインから転用した感じではなさそう。本放送開始を待てということなのかな。

 ホラーを火羅と表記したり、清明ではなく星明だったり(名字はないのかしらん?)。史実性から離れますよ、ということなのかな。まあ、1ヶ月を切りましたから、あまり考えずに待ってみよう。

 現在の実写版では、ようやくラダン登場、こういう姿形、大きさだったのかという感じ。伝説の魔城というだけあって、デカいですな。日曜午前の特撮物だと、巨大には巨大で対抗となるんでしょうけど、やはり時間帯、対象年齢が異なるせいか、デカブツ自体に対しては防戦、ラダンの内部中枢たるジンガ、外部の月たるアミリを狙う展開には、納得感あり。
(それでも、こんなデカいのが暴れたら、防衛出動あるんかないかと思わないでもない。たぶん、現代兵器では対抗できない、といったことなんだろう。)

 D. リンゴが巨大砲弾だか槍だか相手に奮戦、善戦、なかなかやる男だと分かった直後、「かあちゃん」(ユキヒメ)の膂力に驚愕です。残骸とはいえ、まだまだ巨大で高速の砲弾を殴り砕くとは。真・マジンガーのあしゅら男爵レベルか? しかし、あまりに流牙サイドが善戦してしまうと、ラダンの復活がどうして恐るべきことなのか、ちょっと見えにくくなるかも。

 できれば、次回でラダンがどうしようなく強いというところを見せてくれればなあ、という気もしています。

●ガンダム

 食指が動かない、という点では同じだったりします。AGEは中途脱落、Gレコは富野監督が久しぶりに指揮を執るということで、毎回「次回から盛り上がりがあるかな……」で見ていたら、そのまま終わってしまいました。

 よく考えれば、1stはそれまでにない作風や、ジオン側のMS、特にザクとドムですが、当時としては見どころありと感じて観たものの、続くZやZZは脱落。その後のシリーズも開始から少し観ては脱落の繰り返し。唯一、最初から見損ねていたGガンだけは、「観ときゃよかったかな」と思ったくらいでしょうか。

 SEEDは続編のDESTINYのほうだけは、最初から観て、観る価値はあったなという印象です。OOも後期はやはり割と気に入っています。振り返ってみると、もしかすると、ガンダムらしくないガンダムのほうが、個人的なツボを突いてくれやすいのかもしれません。

> 「プラモを売るために、アニメで機体を魅力的に描く」というロボット物では当然のこと

 そう言われてみると、ちょっと考え込んだりします。夜遅くでなく、夕刻放映の時代ですと、プラモを含むオモチャが売れることがスポンサー的には必須で、そのために本編が歪められているなんて意見もあったと思うんですが、もしかすると、オモチャ、特にプラモを意識することが、作品を面白くしていた面のほうが強かったのかもしれない。特にリアル系ですね。3Dで動く、動きや変形に無理がない、といった縛りが、リアルさを維持する秘訣であったのかも、でしょうか。

 そう考えてみると、次期の鉄血はパーツはぎ取りにより機体強化って、プラモ的にはいい設定かなと思います。……でも、なんというか、一縷の望み的な感じがしてきた(;_;。大丈夫かなあ、鉄血。

 スパロボ大戦の巨神ゴーグは思わず噴き出しそうに。とにもかくにも「投げる」ですか(^^;。キャノンぶっ放したらキャノンを投げる、敵戦闘機とっ捕まえたら翼をむしって投げる。うーむ、いやいや、よく考えると、かえって強さの説得力あるような。柔よく剛を制す、の対句に、剛よく柔を断つ、というのがあるそうですし。剛の者が剛を窮めていくと、技を超えた力尽くに辿り着くのかも。

Re: 九月の雑談(2015) - White NOVA

2015/09/25 (Fri) 01:39:08

K.Kさん、どうも。
書き込みが不定期になりがちで、すみません。

連休の間に書き込もうと思ってみたのですが、受験生の甥っ子の勉強なんかで時間と気力、体力を奪われておりました。
仕事だと、生徒や授業の切り替わりで、気持ちがリフレッシュできるのですが、一人の相手に何時間も付きっきりで教えるのは、異常に疲れるのだなあ、と今さらながら実感。
まあ、身内だと遠慮がない分、休憩時間なんかに携帯ゲームなんかでだらけると、そこから気持ちを引き締め直すのに一苦労、という点もあるのですが。

さて、そんな感じで、連休中はほとんど仕事同様に勉強の面倒で引きこもりがちになっていて、ほとんど遊びにいけなかったのですが、最後の日に映画の『アントマン』と『ピクセル』を見てまいりました。
それも含めて、話のネタに。

●牙狼

先週が最終回でしたな。
ダイゴが重傷を負ってリタイヤしてましたが、最終回で何とか復活して、ガルドやリュメ様に群がるホラーを倒しに駆けつけるなど、いい見せ場を得ました。
子供達を指導する教師役ということで、本作で一番感情移入ができたキャラです。

終盤で、ラダン城が変形して、有機的な巨大ロボットというか巨神像みたいに動く、と。まあ、街に向かって、歩いて行くだけの描写で、直接の破壊活動はしてないのですが、ラダン城に周りには無数のホラーが出現し、さらに術によって、街に向けてミサイル状の巨石を撃ち込むという暴れっぷり。
それを防ぐべく、街の内外で法師の術が炸裂し、城内ではジンガと流牙の1対1の死闘が繰り広げられるという最終決戦。

で、最終的には、街の人々の生命エネルギーを吸収するジンガの術が発動し、絶対の危機に陥ったのを、リアンの自己犠牲によって、生命エネルギーが転換されて流牙に流れて、巨大な牙狼の姿となって、ラダン城粉砕、という逆転勝利。
まあ、ジンガの方も最後までしぶとく襲いかかってくるも、リアンへの愛の力で流牙の勝ち、と。

一応、ジンガもアミリへの愛の力で戦っていた時には強かったのに、最後の方でリアンがアミリを倒した後で、リアンのことを「新しい俺の月だ」とか言って、浮気心を起こして愛を捨て去ったのが敗因か? と感じてみたり。
いや、まあ、ホラーには愛なんてなく、力への敬意や渇望が主体なのかもしれませんが。

ともあれ、終盤、リアンの愛情がドラマのメインになって行き、エンディングテーマでも「愛する者の命が、もし奪われたなら」と歌われるようになって(初めてこの曲が流れたのが、ジンガやアミリが子供を殺されて悪堕ちした経緯が語れる回だったと記憶するので、敵側のテーマかなと思ったけど)、
リアンが敵に捕まったり、ジンガに体を乗っ取られたり、自己犠牲で流牙の勝利に貢献したり、最後は生命エネルギーが人々のところに降り注いだ余波で無事に復活を果たしたり、もう主人公の流牙よりもドラマの中心軸になっていたな、と。

なお、前作の登場人物なんですが、リアンが自己犠牲を覚悟した時に、彼女の師匠であるブライ法師(流牙の師匠でもある)とか、流牙の母親とか、自分を犠牲にして後継の若者を救った人たちのことを思い浮かべたシーンがあって、物語の継続性があったのは良かったな、と。
まあ、牙狼のテーマに、「戦いを宿命とする者にとっての愛情とは?」とか、「師匠から受け継いだ、守るべき者としての魂」とか、「悪堕ちした騎士との宿命の対決」とかがあると思うのですが(羅列すると、スターウォーズとかぶる要素も)、今回もそれらがきちんと描写されて、うまく終わったなあ、と思います。

●アニメ版2

主人公・雷吼の声優が発表されました。
ええと、「中山麻聖」って誰だっけ? どこかで見たことある名前だけど、と思って調べてみると、
去年にやった実写シリーズの主人公・冴島雷牙の俳優さんじゃないですか。雷牙は、初代シリーズの主人公・冴島鋼牙の息子で、寡黙な主人公だった鋼牙に比べると陽性のキャラクター。
まあ、流牙も陽性なキャラだけど、前作では未熟さが強調されていたのが過酷な試練を経て急成長を果たす展開で、なかなか重いドラマだったために、どうも、その明るさが描写され切らなかった感。
本作の流牙は成長を果たしてはいたけれど、その明るい性格と、ホラーの非道に対する激怒のギャップがあって、ちょっと情緒的に危うい面があったり。まあ、リアンとの連携でカバーしているわけだけど。

で、雷牙は、やや天然の入ったお坊ちゃん的要素もあって、それでもその前向きな純真さで自然とリーダーシップを取れるタイプ。歴代牙狼の中では、最も完成されていて、影の少ないタイプ。アニメの前作では、アルフォンソに近いかな。
今度の雷吼は、雷牙の性格を踏襲するのか、もっと異質な性格なのかは分かりませんが、旧作との関わりを意識しますね。

それと、今回、俳優を調べてみて分かったのですが、実は「三田村邦彦氏の息子」だったんですね。三田村さんと言えば、必殺仕事人の「かんざしの秀」役で一世風靡していて、自分もファンだったのですが、息子が牙狼だったとは、最近まで知らなかった。ちょっと嬉しい驚きです。
よって、今度の雷吼については、「必殺の秀の息子」というイメージも付いてしまったり。

何はともあれ、秋の楽しみな番組となりました。

●ピクセル

文量が増えたので、アントマンについては、別の機会に。

『ピクセル』は、先月末にちらっと紹介していたのですが、80年代に宇宙に向けて送られたゲーム映像が宇宙人の誤解を招いて、ゲームキャラによる侵略劇を招くというB級映画です。
いわゆるオタク向けパロディ映画のノリで、真面目なSFというよりは、コメディー色が強い作品でした。
まあ空からテトリスのブロックが降ってきて、それに当たったビルがドット状の塊に分解するような映像を見せられて、シリアスにはなりようもないのでしょうが。
ギャラガとか、パックマンとか、ドンキーコングとか、もう往年のアーケードゲームファンにとっては、実に楽しい映画でした。
主人公は、元世界レベルのゲーム少年だけど、世界大会の決勝でドンキーコングのゲームに敗れて、それ以降、挫折して、今はしがない電気工。ただし、その親友がアメリカ大統領になっていて、今回の宇宙人襲撃に対する軍事アドバイザーとしてスカウトされる流れ。
ヒロインは、アメリカ軍の女性中佐で、その家の電気工事に行ったのがきっかけで、知り合うようになるわけだけど、今だに子供めいた主人公の振る舞いに、最初は嫌悪しつつも、事件の最中に見せた男気に惹かれる形。この辺のドタバタラブコメっぷりは、往年のゴーストバスターズを思い出しました。

主人公は、ヒロインの息子の少年(最近、母親が夫と離婚が決まったとの設定)と仲良くなって、新旧のゲーム談義をするわけですが、
「昔のゲームには、パターンがあった。それを見極めて、最適な攻略法を見つけるんだ。最近のゲームはリアルだが、パターンがないし、残虐描写も多い。子供の知的な成長には悪影響だ」と語る主人公に対し、
子供の方は、「そんなことはないよ。映画と同じで、作り物だと分かっている。それを承知で感情移入しているんだ。自分が死んだ時の痛みも含めて」と反論。
「死んだら、リセットすればいいだけだろう? 何度だって、やり直しができる」
「最近のゲームはそうとも限らないよ。死んだら、いろいろと失うものも多い。だから、死なないように必死になるんだ。現実と同じさ。パターンなんかなくて、それでも、いろいろと生き延びる方法を考えるんだ」

まあ、そういう会話も含めて、いろいろ考えさせられる面もあるのですが、傑作は、主人公を破った元ゲーム世界チャンピオン。
現在は、コンピューター犯罪者で投獄されていたのが、対宇宙人のゲーム戦のために、釈放される流れ。このキャラの吹き替え版声優が、神谷明だったりして、戦いながら「アタタタタ」とか「お前はすでに死んでいる」とか、ネタゼリフ連発。
でも、実のところ、彼はチートゲーマーで、不正なコードを仕込んでズルをするのが、宇宙人に見破られて、トラブる展開に。

結局、元チャンピオンの不正行為が明らかになった後で、真のチャンピオンだったのは主人公だったことが分かり、奮起した彼がトラウマだったドンキーコングで宇宙人の挑戦を正々堂々と破ったことで、物語はうまくまとまった形。
宇宙人も、「地球人側とのゲーム対決で先に3勝すれば、地球侵略を断念する、さもなくば地球を滅ぼす」との条件を与えていたので、地球人側の健闘をたたえて帰って行った、というB級ならではの終わり方です。

いろいろとマニアックな映画ですが、一つツッコミどころ。
82年のゲーム大会の映像で、「世界中からゲームオタクが集まりました」と司会が宣言していたわけですが、ええと、その時に「オタク」なんて言葉はあったのでしょうかね。
その言葉が普通に使われるようになったのって、80年代の後半じゃなかったっけ、と疑問符。
なお、イベント会場では「ナード(NERD)」という文字は見られたので、アメリカにはその時代にその言葉があったのかもしれませんが。
どうでもいい疑問ですが、まあ、それはさておき。

あと、真のゲームオタクだと、ギャラガの初期バージョンと、後にアップグレードされたバージョンの違いが分かっていて、「今回の宇宙人の侵略兵器のギャラガは、初期バージョンの方だ。動き方に特有のパターンがある」とか解説し出して、ある意味、称賛に値する博識ぶりだなあ、と思ったり。

Re: 九月の雑談(2015) - K.K

2015/09/29 (Tue) 17:55:48

 NOVAさん、どうもです。

 甥っ子さん、勉強大変そうですね。受験は年内にやるべきことは仕上げておいてという感じだとすると、今がスパートかかってる最中といったところでしょうか。勢い、教える方もなかなか大変になりそうです。

 とはいえ、やらなければならないことがあるときに限って、しかもその重要度に比例するように、別の事がやりたくなるんですよね。現実逃避と申しましょうか。ゲームはもちろん面白いですから、やりたくて当たり前の面がありますが、普段は嫌でやらない部屋の片づけや掃除なんかをはじめてみたりする。でも別の事やってる間にも焦りが出てきて、焦りが現実逃避欲に優ると、渋々本業に戻ると。

●牙狼

 最終回を見終えて、まず出て来たのが「うーん、ラダンがもっと恐ろしい、どうしようもないくらいのほうがなあ……」というもの。最終回前の感想でも言っていたわけなんですが。流牙の黄金騎士がラダン並みに巨大化したら、全力の拳で倒せました、では、どうも、うーん、物足りないというか。

 がしかし、やっぱり焦点はジンガ&アミリじゃないか、と揺り戻しも来ています。ラダンって怖がられてはいるけど、ドラマ作る存在じゃないですしね。ラダンが倒されてもジンガかアミリが生き残ればまた、という感じはありました。ジンガはアミリを復活させちゃってましたから、逆もありそう。

 しかし仰るように、

> リアンのことを「新しい俺の月だ」とか言って、浮気心を起こして

となった時点で、「あ、ジンガ負けやがったな」と感じました。ジンガがリアンに憑依(?)したときは、リアンを乗っ取ろって復活しようとしたわけですが、リアンを新しい月に据えようとしたのは、この物語の最強の悪役としはアウトっぽい。

 ジンガとアミリは息子を殺されて(ホラーの生贄にされたんでしたか)、ホラー食いに堕ちたわけで、ジンガはアミリと動機、信念を共にする間柄。互いに全幅の信頼を寄せ、行動も阿吽の呼吸であったわけですが、「アミリを倒したリアンの方が強いのか、じゃあリアンで」となると、なんだかまた堕ちたという感じです、今度は小者に。そもそもジンガとてアミリに負けたじゃないか、とも言いたくなります。

 ジンガの敗北が決定づけられたと感じた一瞬でした。正義側は紆余曲折するものだと思いますが、悪は揺らいじゃダメ。揺らぐのは、正義に戻るか、負けるかするとき。

 その後は死んだと思ったリアンも無事、大団円で、まあこういうのがいいよねという感じです。こういうところは、もう形整えてくるのが常道でしょうか。エンディングで奇をてらう必要がなさそうな作品だし。

 実写版のシリーズを前から観ている人には、いろいろ伏線回収などの描写があったんですね。私としては、次の実写シリーズで今シリーズのさらなる伏線回収に期待してみます。

●牙狼アニメ2など

 ほうほう、主人公(雷吼)の声優、以前の実写版の主人公にして、三田村邦彦さんの息子さんだったんですか。私のほうでもググってみると、お母さんがが中山麻理、なるほど芸名はお母さん由来のネーミングにしたようですね。

 公式サイトをまた覗いてみると、あれ、キャラクターの絵、もしかしてアニメ的に変わってないか? 前に見たときはもっとコミック的な気がしたんだけど。気のせいか、記憶があやふやなのか、うーん。

 劇場版「媚空」で新キャラクターと新設定が出るようですね。闇堕ちした騎士や法師を葬る闇斬師(やみぎりし)ですか。専門の暗殺業があるとなると、どうやら闇堕ちする者が結構多数いるらしいな(^^;。なんにせよ、シリーズにバリエーション出そうです。

●ピクセル(感想の感想^^;)

 パロディでコメディ寄りとのことですが、映像を見ずに感想を拝読すると、なかなか正統派の作りに思えてきます。挫折して未だ立ち直れない主人公、友人が超大物で事件に関して責任を負っている、主人公を失意に落としたライバルが実は卑怯、そして真っ向勝負を挑んでくる敵、となかなかな構成のようです。

 これはどうしようかなあ。見るべきか、待つべきか。待つなら、レンタルに出て来るまでか、TV放映されるまでか。劇中に出て来るゲームはレトロなだけに、若い頃やったものもあり、割と分かりそうだし、感情移入もしそうです。

 劇中で「オタク」という言葉が出て来るんですか。事実上の初出が80年代半ば、広まったのはもっと後のはずなので、82年という設定だと、まず口にしなさそう。歴史考証的にはそうなんですけど、昔の舞台設定に今の言葉を使うのはよくあることなのかもしれません。しかし、そこが気になるのがオタクではあるのかも(^^;。

●ゴジラ(ハリウッド版)

 TV放映されて、ようやく見ました。魚食いではないハリウッド・ゴジラですね。暴れまわるのはゴジラではなく、ムートーなる雌雄の怪獣。ゴジラはこいつらを狙って倒しに来る役回り。人間側は主人公に、母親の仇といった動機が一応は与えられるんですが、あまりこだわってない感じでした。芹沢博士(渡辺謙)もなんだかブレ気味。

 なんだかなーと思って、ツイッターの同時中継もちょっと覗いてみると、一部に「カットされてて分からなくなってる」みたいな声が散見されました。もしかすると、ノーカット劇場版だと、もっと無理なくまとまっていたのかも。

 戦後の核実験とかは、実は古代の怪獣を倒そうとしていたとか、「放射能」は太古の生物の餌になるとか、うーん、まあ、この辺りは設定的にレトロでご都合主義的か。怪獣が現代で無敵性があるのは、電磁パルス攻撃(EMP)が行えるからという設定でした。単なる巨大生物じゃあ、倒せてしまえそうな気がしますから、製作もいろいろ工夫してきますね。

 全体の感想としては、そこそこ、ですかねえ。映画館で観たかったかとなると、ちょっと微妙かな。でも、仮に映画館へ観に行ってたとして、損をしたとは思わないでしょう。ゴジラ映画なのに、ゴジラよりムートーが印象に残ったのは、平成ガメラ1でガメラよりギャオスが印象強かったのと似ているかもしれません。

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