創作と鑑賞の談話室

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十一月の雑談(2015) - K.K

2015/11/01 (Sun) 04:33:47

 11月の雑談スレッドです。今年もあと2か月になりました。

Re: 十一月の雑談(2015) - White NOVA

2015/11/13 (Fri) 11:08:10

気付けば、もう月半ばですな。
だいぶ空気も冷え込む時期になったので、体調管理に用心しつつ。

●健康診断

先日の日曜日に、市の主催する無料健診に行って参りました。
結果が出るのは一月後なので、それまではやや不安モードですな。
学生時代の試験と同様、それなりに自信はあっても、やっぱり結果が出るまではドキドキする気持ちを久々に味わった感。

採血で注射針を打たれる時は、年甲斐もなく子供時代を思い出したりも(注射されて泣きわめいた過去が脳裏をよぎる)。

●鉄血

健診で昔のドキドキを思い出してみると、背中に埋め込む阿頼耶識システムの苦痛が(比べものにならない痛みだろうけど)想像してみたり。
小さい子供が麻酔なしで、体内に異物を埋め込む手術を施される環境ですからねえ。今までのガンダムで、一番、肉体的な痛みを生々しく感じさせる作品ですな。

過去のガンダムでは、施設内で実験用のモルモット扱いされる強化人間が敵役として登場していましたが、
阿頼耶識システムは、その延長に当たるのかなとも。
その強化改造が主人公に施されているというのが、本作の新しい要素の一つかも。
まあ、ガンダム種では遺伝子改良のコーディネーター設定があって、主人公はその中でも最強のスーパーコーディネーターだという話でしたが、それは生まれる前の実験だったわけで、後天的に何かを埋め込まれるとか施されるわけではない、と。

さて、阿頼耶識システムへの考察は今後のテーマにするとして、企業経営としての鉄華団について。
前身の組織CGS(前回SGSと誤記してしまったのを修正しつつ)の資産を流用しつつ、新たな経営戦略を考えなければならないのですが、木星圏のマフィアとの接触を図ろうとする案が出てきて、改めて「地球連邦の体制派とは対立する方向性」が見えて参りました。
海賊ガンダムのクロスボーンとか、テロリストガンダムのWやOOの方向性になって来たな、と。あるいは、ガンダムXのバルチャーなんかも近いかもしれません。

頭のオルガが「わざとハードな道程を選択する傾向がある」と指摘されて、「ミカヅキの期待に応えられる兄貴分でありたい」との心情吐露があって、なかなか面白い人間関係だな、と思ったり。
それまでは、オルガが一方的に自分の野心を満たす駒としてミカヅキを利用していると感じた面もあったのですが、実は双依存の関係だった、と。
弟がいるから頑張ろうとする兄貴とか、子供がいるから頑張ろうとする父親とか、そういう描写は人間味があっていいなあ、と思います。

あとは、字を教える教師としての立ち位置をつかんだクーデリア先生とかもいいなあ、と。
頭でっかちな理念だけで何もできない世間知らずなお姫様からの脱却ということで。

●牙狼

竹取物語とか、盗賊袴垂とか、平安時代の古典文学モチーフの話が続いて、ネットで元ネタをチェックするのが面白いと思っています。
ただ、どちらも道長の時代より前なので、厳密に時代考証するとおかしいんですけどね。平安時代の諸要素が混然とした世界観だと。

これが江戸時代だと、さすがに宮本武蔵と水戸黄門と徳川吉宗と坂本龍馬が同時に出てきたらおかしい、と言えるのでしょうが、
平安だと、例えば紫式部と清少納言が同時に登場してもおかしい、と指摘できる人がどれぐらいいるかな。二人はよくライバル関係と言われますが、実際は清少納言が宮中を去った後で紫式部が宮中入りしているので、顔見知りではない、と。
まあ、紫式部と清少納言はまだ登場していませんが、和泉式部なんかが貴族絡みの情報屋ポジションでセミレギュラーになっておりますな。

目下、この作品は平安トリビアをチェックするのが楽しい、と見なしたら良さそう。

Re: 十一月の雑談(2015) - K.K

2015/11/16 (Mon) 23:32:23

 NOVAさん、どうもです。こちらでは朝晩の冷え込みが強く、さすがに窓を閉めて寝ないといけなくなりました(と、言いつつ普段はTシャツ、半パン)。

●健康診断&注射

 若い頃から毎年あるんですが、ここ数年だかもうちょっと前だかから、去年より体重が増えたのがいかんということで、毎年お叱りを受けています。『増やしてるんだよ! でも80kgにどうしても届かないんだよ!』とは言えず、あれこれ誤魔化しています。

 注射ですが、小さい頃は注射すると言われるや否や、わーわー泣いてました。怖いのもありますが、痛いという強烈なイメージがありまして。しかし、あるとき医者が注射するとき、「いや、この注射は絶対痛くないぞ。ちくっとはするけど痛いなんてことはない。よく見てなさい」と言われ、見ていると注射針が刺さるときは確かにちょっとちくっとするけど、痛くない。「おや? あれ?」と思って見ていると、すぐに終わってしまいました。

 当時、どうにも不思議に思ったんですが、とりあえず「注射が痛いというのは勘違いらしい」と学習。その後、よくある静脈注射は痛くなくて、筋肉注射などは痛いということなどが分かってきました。どうやら、注射を最初に意識したのは筋肉注射だったようです。そこで「針のある医者の道具は刺さると痛い」と覚え込んでしまったらしい。

●鉄血のオルフェンズ

 私も鉄華団の前身が何の3文字だったか覚えてませんでした(^^;。言われて確かめると、なるほどCGSでしたか。クリュセ・ガード・セキュリティの頭文字だと最初に覚えておけば間違わなかったかもです。3文字で単語っぽく読めるのだったら、まあ覚えられたとは思うんですが(……物忘れの言い訳がくどい、歳だのうorz)。

 最新話(第7話)では、他の組織も絡み始めたようです。今回のはテイワズですか。貧乏鉄華団が力尽くで潰されそうになったが、おそらくはテイワズ側の艦に生身で侵入した鉄華団のお蔭で、とりあえずは協議に持ち込んだと。海賊流の乗り込み、乱戦なんでしょうけど、いかんせん多勢に無勢のはず。何をどうやったんだろう。来週、詳しいいきさつが明らかになるんだろうか。

 これだと、火星-地球-木星という構図で、一応は木星が根拠地のテイワズとしては、遠交近攻の策になるのかな。鉄華団の相対的な規模次第ですが。

 阿頼耶識システムですが、生存率の低い手術、成功すれば高い能力、というのは、テラフォーマーズのM.O.手術と共通点になりそう。現在では、こういう設定がリアルな感じがするのかもしれません。

 昔々だと、超人的な修行で強くなるなんてのが定番だったような気もしますが、強さのインフレもあり、鍛錬だけで超人は難しいという雰囲気が出てきた。潜在的な能力があって、というのも超能力っぽくて嘘くさい感じがあるし、選民的な気もする。サイボーグでは自分の人間性といったアイデンティティに悩むキャラになりがち。遺伝子改造だと生まれついてになってしまい、成長的な面が描きにくい。

 で、サイボーグの機械性を弱めて、抜群に強くなる手術ということなのかも。足らないところは、外付けのハードウェアで補って。まあ、思い付きの妄想ですが(^^;。

●牙狼(紅蓮ノ月)

 竹取物語はさすがに気が付きましたが、不覚にも「袴垂」と聞いても、「それって誰?」状態で、NOVAさんから古典文学モチーフと仰ってくれたので、調べてみて、なるほどそういう話があったのかと。人物もちゃんと合わせてあるんですね。

 清少納言と紫式部も、「生きていた年代が近いらしい」くらいの知識しかなく、二人が同時に登場してもおかしいと思わないほうに属していました(^^;。これも調べてみて、顔を合わせてどうこうしたことはないものの、書き残したことではちょっとやり合っているらしいということで、なかなか面白い状況だったようですね。

 和泉式部も調べてみると、ウィキペディアなどでは、「浮かれ女」(by 道長)、「素行には感心できない」(by 紫式部)などと、なかなか興味深い人物の模様。なるほど、それで今作に選ばれたんでしょうね。

 最新話(第6話)では、ホラーに取り込まれるのには、人が闇を受け入れなければできない、もしポジティブなほうに気が向いたりしただけでホラーが人を乗っ取るのは成功しない、といった描写で「ふむふむ、ホラー側も結構厳しいんだな」と思った次第です。牙狼シリーズでは、もしかすると当たり前のことかもしれませんが、まだまだ飲みこめていない私としては、こういうエピソードもなかなか新鮮な驚きです。

●ワンパンマン

 そういうコミックがあるとは聞いていて、今季始まったアニメから観始めました。「これって、やっぱりスラップスティックなのかな」と思ったんですが、どうもなんだか熱血臭い面もある。ググってみると、ネットで無料で原作コミックが読めると分かって、昨日から読み始め、今日で最新話まで一気に読んでしまいました。

 うーん、熱血だがギャグでもあり。キン肉マンみたいなのとはちょっと違う。説明に困る気がしますが、簡潔にまとめるなら、熱血なんだけど主人公だけがミスマッチといったところでしょうか。強くなりすぎて覚めちゃった凡人と言いますか。今のところは結構面白いので、アニメ、原作ともちょっと観ていこうかと思っています。どちらも無料だし。

Re: 十一月の雑談(2015) - White NOVA

2015/11/28 (Sat) 23:30:21

隔週書き込みなので、もう月末ですな。しかも、この前、秋になったと思ったら、もう冬か。早いなあ、と感じつつ。

●オルフェンズ

当初の予想に反して、毎回面白いと思って見ています。

戦闘回は、宇宙に出てもいい意味で華麗さとは縁遠く、ガチンコの殴り合いって感じがよく出ていて、緊迫感がありますな。
何でも、「ビームを使えば、当たれば即終了って感じで、鉄の塊同士のぶつかり合いが演出できない」から、あえて無骨な打撃や実弾重視な戦闘設定にした、とのこと。
ガンダムで言えば、最初のガンダムがガンダムハンマーを振り回すような戦いが続いている、と。ガンダムの代名詞といえば、ビームライフルとかサーベルといったビーム兵器なんですが、初期のアムロは射撃がまだ上手くなくて、ザコはともかく、ライバル格のエースパイロットには攻撃が当てられない。だから、敵のマシンガンとか機銃攻撃を受けてウワーっと叫びながら、起死回生のビームサーベルで逆転勝利って流れが主流だったり。
演出的にも、ビームサーベルで貫いたり、斬ったりする場面が止め絵で強調されたりして、白兵戦用のガンダムという設定を印象深いものにしています。
オルフェンズの戦闘では、「宇宙でスラスターの調整が悪かったり、人間の動きに順応する阿頼耶識システムが空間戦闘では全力発揮できなかったりで、機動性に長けたエースパイロットには苦戦するんだけど、機体の頑丈さに助けられながら、ワイヤーなどで相手の動きを封じて得意な間合いに持ち込む」といった感じで、将来のパワーアップの可能性を示しつつも面白い戦闘模様を見せてくれます。
毎回戦闘を見せてくれるわけではないものの、だからこそ戦闘回は今のところ外れなし、と。

ストーリー面では、ギャラルホルンに対抗するために、鄭和ズと交渉して後ろ盾を得る、という流れで、そのためにハーレム船に腕と度胸を示した流れが面白いです。
SFというよりも任侠ものの雰囲気で、車田マンガの『男坂』なんかにも通じるかなあ、と。
その回その回で対立軸や、解決しなければならない状況が明確で、主人公たちも優柔不断ではなく勢いがあって、見てる方もイケイケ気分になれるし(それこそバトル物、ロボット物の醍醐味でしょう)。

世界観的には、地球は地球連邦みたいに統一されているわけではなく、地域別に分割されているのを大企業のギャルホルンが経済的に牛耳っていると語られ、
最近、ギャラルホルンの強権ぶりが強まったために、地球でも反発する動きが出ていて、火星独立運動が一種の火種になりかねない、とのこと。
地球到達後には、各陣営のトップとか軍隊関係者とか登場人物がさらに増えそうですが、大きな世界観を小出しに説明されるのもいい感じですな。鉄華団の面々は火星のことしか知らないので、彼らに説明する形で視聴者に説明する流れは上手いな、と。

ともあれ、Gバルバトスも強化される流れができて、また明弘も「主人公の少年をバックアップする良き兄貴分パイロット」という要素が初代のリュウさんみたいで好印象。
そう、こういう頼れる兄貴分が、主人公以外にきっちり見せ場をもらって苦戦しながらも相応の仕事をするってのは好みの一つ。
明日のヤクザの盃交わしも楽しみにしつつ。

●牙狼

まさか、渡辺綱がホラーになって、倒されてしまうなんて。
雷吼が史実の源頼光なら、金時の他にそのうち頼光四天王たる渡辺綱とか出るのでは? と予想はしていたものの、
こういう形で史実を覆されるとは。パラレル平安が実に擬似歴史していて面白い。

一方で、星明も実家の阿部家との因縁話をクリアして、母親が変化したホラーを使い魔にしてみたり、
雷吼も、伏線と思われていた実家との因縁をあっさり消化してしまったり(弟・頼信との関係も、もう少しギスギスしたまま引っ張るかと思ってた)、今後、年末にかけて敵の陰陽師との対決に突入するのかなあ、と。

道長との因縁は年明けに持ち越しかな、と予想しつつ。

●ワンパンマン

よく分かってませんが、タイトルだけは目にしてました。
当初は、アンパンマンのパロディみたいな名前だなあ、と思いつつ。
さすがに、いろいろあって追跡する余裕はなさそうですが、面白そうならググって話題について行くぐらいかな。

Re: 十一月の雑談(2015) - K.K

2015/11/29 (Sun) 15:07:42

 NOVAさん、どうもです。

●鉄血のオルフェンズ

> 「ビームを使えば、当たれば即終了って感じで、鉄の塊同士のぶつかり合いが演出できない」

というのは知りませんでした。鉄華団がCGS時代からの貧弱な装備と資金不足で兵装を充実できない、今後は敵から奪取したもので強化する、という線で進めているんだと思っていました。そうではなく、ある意味泥臭くと言いますか、ガチンコで激突するバトルを演出していたんですね。

 1stガンダム序盤の印象ですと、シャア曰く「戦艦並みのビーム」ということで、しかもヒートアックスなどとはおそらくは比べ物にならない切れ味のビームサーベルなんてあるんですから、「連邦のモビルスーツは化物」というのもむべなるかな。

 せめて「機体性能の違いが戦力の決定的差ではない」くらいしか、付け入るスキがない。まあ、そこだけはその通り、アムロは当初は全くの素人でした。それでも、後になると化物モビルスーツの性能が、パイロットのアムロに追いつけなくなるんですが(これも強さのインフレの一種なのか?)。

 鉄血だと、将来的には強力になるはずのガンダム・バルバトスですし、初戦ではそこそこ強かったものの、まだ300年を経た劣化は解消できていない模様。主人公の三日月は阿頼耶識システムがあるということで、最初からのアドバンテージとしてはこちらのほうが大きいのかな。でも、仰るような苦戦もありますから、こちらも最初からほぼ無敵ということではないですね。どちらも、伸びしろあり、でしょうか。

 今週の回では、テイワズ側があっさり協議に応じた経緯を見せてくれました。少人数でブリッジを制圧、それもそのはず、見かけは戦闘艦でも中身はハーレムだったのかよ(^^;。乗員が妻と愛人、それと自分の子どもだけということで、内部の守備を行う兵が事実上いない艦だったとは。

 それなら、武装兵が少数で乗り込んでも制圧できてしまいますわな。鉄華団側がそんな内情を見抜いての戦術ではなかったようで、ある意味、幸運、強運ということか。

 もし、充分な武力同士が実力で勝負がついたということなら、鉄華団は既に強力な戦力ということになってしまいます。鉄華団はまだまだ実力不足、ということにしておくためには、当然の話の運びなのかもしれません。よく考えたら、どこかと戦闘する意思がないのに、歩兵を乗せておく必要はなさそうだし。

 これから、勢力の大きい者、強い者同士の争いに巻き込まれていくという展開なのかな、という感じです。小さな者は、流れに無理に逆らうとか、動きを読めないとかすると、滅ぶといったところでしょうか。主人公らが、したいこととできることのジレンマをいろいろ描いてくれるなら期待できそう、というのが、今のところの印象です。そういう流れで、三日月の成長がありそう、ということもあります。どうも、なんだか三日月が脇役、オルガだけが主人公みたいな感じがして、そこんとこはちょっと不安。

●牙狼

 NOVAさんも、渡辺綱のホラー化は意外でしたか。私も、最初に綱が全く動じずにあっさりホラーを倒したもんですから、一抹の不安が無かったとまでは言いませんが、綱がそこでホラーに憑りつかれたという展開はちょっとびっくりです。

 主人公の雷哮を捨てたという後悔の念に付け込まれた、ということでしたか。で、バッサリ始末されると。雷哮、弟に実家を託すとこれもまたアッサリ言ってのけるし、なんだか、主人公の因縁話は解消されたような感じがあります。

 この辺り、NOVAさんが仰る「もう少しギスギスしたまま引っ張る」んじゃないかと、私も思ってました。さらに、そのことが原因で雷哮に何か起こるんじゃないかとも。アニメ前作だと、主人公はいったん黄金騎士でなくなるという展開がありました。それと似たような運びですね。

 星明もかなり深い因縁がある母親については、ちゃっちゃと使い魔にしてしまって、後悔とか一切なさそうだし。もしかすると、闇サイドのほうに何かあるのかしらん。道満については、あまり描写が無く、闇側らしいということ以外、謎に包まれたままです。雷哮側ですが、金時も今回の綱の台詞からすると、やっぱり謎。なぜ、子どもの姿のまま変わっていないのか。

 今回の昔話キャラの渡辺綱、こういう人物がいると私が知ったのは古典や歴史の授業などではなく、サイボーグ009でした。未来の人類が避難して来る「移民編」ですが、006が未来人に襲われたときに、「あなたは鬼アル」と言い、何のことか分からずにいる未来人に渡辺綱の伝説を説明していました。

 鬼が斬られた腕を取り返しに来たという話ですね。009では、核戦争の影響でミュータント化した未来人が、腕を切り落とされてしまい、ミュータントの証拠になってしまうのを恐れて取り戻しに来た、というシーンでした。そこで、006が渡辺綱になぞらえたと(実は単なる時間稼ぎ&フェイントだったような)。あの漫画を読んでなかったら、今も知らずにして、今回の牙狼でようやく初耳だったかもしれません。

●ワンパンマン

 前回の書き込みでは、まだよく分からないながらも、結構面白かったという印象で感想を書いてみました。あれからネットのコミックではようやく次回の話が出まして。読んでみたんですが、時間を置いて、しかも1週分1話だけ読んでみると、ちょっと印象が変わってしまいました。

 要は「それほど面白そうでもないな」ということになるでしょうか。つまらないということでは決してないですし、画力も結構あります。

 が、しかし、「強すぎて相手するに足る敵がおらず、ヒーロー本人も醒めてしまっている」という話ではなくなってきている感じなんです。そういう主人公がいると、どんな話になってくるのか、という点を最初は期待していたんですが。いや、期待していたはずだった、と言うべきか。

 一気に最新話まで読んじゃったもんですから、醒めてるヒーロー物から変わって来て、敵にも主人公と比肩し得そうな敵が出てきて、普通にバトル物に変わって来ている変化を意識していませんでした。今は、パワーではなく技で強い奴が出てきて、ひと悶着ありそうな展開になっています。その前だと、パワー対パワーで強さのインフレやってました。どちらにせよ、強い奴同士のバトルという流れです。そういう話を期待していたのではなかった、ということを今さらながらに思い出しました。

 アニメ版だと、巨大隕石が地球に落下しそうになって、主人公がやはりワンパンチで解決しちゃってました(で、海底王とかいうのが出てきたところ)。しかし、隕石を砕いただけなんで、直撃ほどではないものの、破片が周囲を大破壊してしまう。

 当然、主人公の周囲が「お前のせいでこうなった」「なんでちゃんと救わないんだ」と主人公を責める。すると、主人公が言い返す。「知るか! 文句は隕石に言え、俺は趣味でこういうことしてるんだ、文句言われる筋合いはない!」みたいな感じですね。そういえば、主人公は世界とか人類を救うとか、そういうことを言ったことがない。周囲が勝手に期待しただけ。

 ある意味、ヒーロー物のヒーローに期待すること、テンプレを引っくり返すような話ではあるんで、その辺りの思い込みを次々と突っついてくれるようだと面白いかなと思ったんですが、継続していくのはなかなか難しいことなのかもしれません。キン肉マンもギャグのみでは継続できず、熱血ものに変わっちゃったわけだしなあ(などと言いつつ、あまり読んでいないのですがorz)。

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