創作と鑑賞の談話室

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2月の雑談スレッド(2016) - K.K

2016/02/01 (Mon) 08:14:42

 2月の雑談スレッドです。

Re: 2月の雑談スレッド(2016) - White NOVA

2016/02/09 (Tue) 13:34:51

どうもです。

2月に入ってからは、『ドラクエビルダーズ』ってゲームにハマッて、仕事帰りの夜には街づくりにいそしんでいます。
闇に支配され、人々が「物作り」の能力を奪われた世界で、唯一物作りのできる主人公が、世界各地から素材を集め、各種の道具を作ったり、建築したりしながら、滅びた人間世界を復興させていく流れ。
背景世界はドラクエ1のアレフガルドで、勇者がラスボスの竜王と対峙した際、「世界の半分をお前にやるから、わしに従え」と誘惑されるのですが、そこで「はい」と答えると、世界が闇に包まれてゲームオーバー。普通は「いいえ」と答えて、竜王と戦って世界を救うのですが、
ビルダーズの物語では、勇者が悪堕ちしたIFワールドで、その設定からして面白い。復興する街も、メルキドとかリムルダールとか、かつての冒険の拠点となった街の成れの果てで、栄えていた街の過去を振り返りつつ、それを復興させることについつい情熱が。

ゲーム性としては、地面を掘ったり、木を切り倒して、土や木材なんかを集めて加工。それらで家の壁を作ったり、家具を作ったり、また、石や銅などの金属で武具を作ってモンスター退治をしたりするわけですが、モンスターを倒しても経験値を得られないので、戦闘はモンスターの落とす素材集めや街を守るのが目的となります。
で、高所にある宝箱を手に入れるために石のブロックを積み上げたり、密閉空間に閉じ込められて(敵の罠以外に、自分で落ちてしまうこともあったり)、穴掘って脱出路を確保したり、自由度が結構高いです。

とまあ、ゲーム話はこれぐらいにして。

⚫︎牙狼

星明が去ってから、物語が加速するかな、と思いきや、1月は割と日常編というか、雷吼以外の周囲の人間にスポットが当たる話が多かったですね。弟くんとか、和泉式部とか、袴垂とか。
その中で、ホラー化するのも一般庶民から貴族にシフトしていって、敵の作戦ランクも上がった感じですが、話が進むのは次回からかな。
「星滅」というサブタイトルから、オープニングに描かれているような星明闇堕ちが予想されるのですが、一方でオープニングに描かれるかぐや姫はいつ再登場するのかな、と気にしたり。

で、一応、毎回の放送は楽しみにしているのですが、好みとしては、アニメの前作の方が良かった、と思ってます。理由は、「ヘルマンのような、いい味した親父キャラの不在」ですかね。
前に「星明が、ヘルマンの役割も担っていた」と書きましたが、彼女がいなくなって、途端にレギュラーキャラに軍師役とか、コミカル担当とか大事なものが消えてしまったな、とか。
あと、星明がいなくなったことで、「式」がいなくなったのも寂しいです。紙製の使い魔で、書き文字でコミュニケーションを交わす独特なマスコットキャラで、いい味出してたのになあ。

と、1月の放送感想はこんなところ。
物語が佳境なら、誰々不在が寂しいと感じる余裕もないのですが、日常編が続くとぽっかり穴が空いた感じになるので、シリーズ構成の演出としては成功になるのかな、と。

⚫︎オルフェンズ

こちらは、ドルト編が終了して、フミタンが散ったことで、クーデリアが覚悟を決めるようになる、とか、いろいろと話が進んで、毎回が目が離せない展開に。

不満点は、メカ戦の少なさ。
2回に1回なら許容範囲ですが、ドルト編は4回に1回となってしまい、まあ、大部隊に包囲されて、先々週に続いて派手なバトルが続くかな、と思ってたのに、前回はクーデリアの放送で戦いが中断し、ちと残念。
まあ、次回はまたバトル展開みたいなので、良しとしよう。ある意味、バトルをじらすことで、続きを楽しみにさせている、とも。

⚫︎アニメとCG

前回、K.Kさんがアニメの作画とかそういう話を振られていましたが、うちとしてはCGとの関わりの方を気にしております。
世界でアニメ界を牽引しているのがディズニーですが、最近は昔ながらのセル画アニメ流行らず、売れるのはアナ雪などの3DCGばかりという状況があります。
2000年代がディズニーアニメが低迷していた、と言われ、その時期、台頭してきたのが『トイストーリーズ』以降のピクサー製作の作品。で、ディズニーはそのピクサーを吸収して、3DCGのノウハウを取り入れ、2010年代の新たな隆盛期に至る、というのが現状の流れですね。
ピクサーは、元々、ジョージ・ルーカスが『スターウォーズ』のための3D映像の製作ノウハウを研究するために投資し、その後、スティーブ・ジョブズが目をかけ、2000年代半ばから、その技術を活かしたCGアニメを発表して、フルCGの時代をもたらした経緯があります。

で、ディズニーがフルCGに移行した中で、もうセル画のアニメは作られなくなるのではないか、という可能性もあります。いや、作ったとしても売れないのが現状なので。

もちろん、日本の場合は、フルCGで一本の映画を作るだけの土台がまだできていないので、アニメや特撮の一部のシーンをCG化して、従来どおりの映像と融合させる手法が当面続くのでしょうが。
特撮だと、爆発シーンや建物破壊とか、ロボの合体、変身その他のエフェクトがCGで、その年によって、ロボの合体もミニチュアとか着ぐるみを使ったり、技術の継承とか映像表現の多様化も志している感じです。
円谷関係でも、ウルトラマンや戦闘機の飛行シーンなんかは、昔はワイヤーで吊っている操演によるものですが、今は完全にCGで飛行シーンを描いています。おかげで、物理法則を無視した急旋回とか空中での多様なアクションを魅せてくれるのですが、CGには重量感がないので、飛行シーンは良くても、地上に着地するときには、着ぐるみで土埃を火薬で吹き上がらせるなどの伝統技を披露したり、と、まあ、いろいろ工夫。

この辺、日本は文化的に「複数の技術を部分的に取り込み、うまく融合させながら成熟させていく」ことに長け、アメリカの場合は「新しい技術をどんどん生み出し、それが時流に叶うと見るや、そこに全力投球する傾向」があるのかな。今後、ディズニーが完全にCG一色になって、セル画から撤退すと、日本アニメとの技術的な棲み分けが生じる可能性も感じつつ。

Re: 2月の雑談スレッド(2016) - K.K

2016/02/11 (Thu) 20:35:07

 NOVAさん、どうもです。

●ドラクエビルダーズ

 NOVAさんのご紹介、ご説明を拝読して、「これは面白そうだな」と直感し、公式サイトを見てみると、「やっぱり面白そうだ」という印象を強く受けました。しかし、PS用ゲームということで、「うーん残念、PC用出してくれないかなあ」と。さすがに、このゲームのためだけにPSを購入するというのは、ちょっとためらいます。でも同種のゲームが出てくれば、もしかして。

 興味をひかれたのは、再建・創造というコンセプトですね。竜王(と口車に乗せられた勇者?)により荒廃した世界を立て直しましょうと。竜王を倒した場合でも、破壊を止めただけで、世界は荒れ果てたはずです。ドラクエの他のシリーズ、さらにそれら以外でも、世界を脅かすラスボスを倒すとハッピーエンディング。でも、そこからどうするんだ、という点は放置されていますね。

 シムシティ―なんかでは、特にどうということはない都市づくりで、シナリオ編に怪獣や発電所事故からの再建がある程度。ドラクエ1からのシナリオの続きという点は、かなりしっかりした背景、必然性をゲームに与えそうです。ドラクエ、まだこういう点でネタが残ってたのかー、という感じでワクワクしますね。

 しかも、勇者が判断ミスをした場合の続きの世界ですか。ということは、竜王も健在なはず。世界を再建しても竜王がいるのはどうなんだとか、いろいろと楽しみがありそうです。ネタバレを気になさらず(私はネタバレを気にしない性分なもので)、ゲームプレイの進行などを書き込んで頂けると嬉しいです。

 このゲームがうまく行って、再建系RPG・シミュレーションなんてジャンルができると面白そうだな、と気の早いことを考えたりしています。

●牙狼

 仰るように、星明が一時退場しても、何のことはなくホラー(火羅)退治の一話完結に逆戻りしてますね。どうなんだろ、こういう流れって、うーん、といった印象です。

 ある意味、個人的に嫌な救いの無さが漂うのが、浮気者の貴族の回でした。妻の悋気にホラーがつけこんで、というのはそれらしくて分かるんですが、原因を作ったとも言える、度外れた浮気性の夫が、最後には幸せになってしまうというのが、どうも。

 妻の信頼に夫が目が覚めたと思ったら、和泉式部まで浮気相手になってしまうし、なんとも業が深そうですが、ホラー化した妻がバッサリと退治されてめでたしめでたし。なんだこれは、という感じです。ギャグ回にしようとしたんでしょうけど、奥方単独ではなく、夫婦間に生じた闇、業、闇に堕ちた奥方と、闇に落とした旦那、と思えて仕方がなく、解決、ラストにしっくりきません。

 ベタなハッピーエンドにするとしたら、夫が妻に抱き付いてわあわあ泣いたらホラーが逃げてしまいました(憑き物が落ちた)みたいな話になるでしょうか。バッドエンドならば、騎士に致命傷を受けたホラー妻の最期の一撃が夫を、かな。

 今のところは、「この世界の貴族の退廃の一面」ということで、なんとか納得しようとしています。ああ、不平を書いてみたら、ようやく落ち着いてきた(^^;。

 星明がヘルマンの役回りを旨のNOVAさんのご意見には同意ですね。現時点で相違があるとしたら、ヘルマンは要所で出て来る、かつしばしば主人公のあずかり知らぬところで、だけど、星明は今まで出ずっぱり、しかし今回は要所で一時退場ということでしょうか。盛り上がりそうになったところで、要のキャラが抜けちゃったんで、こうなっちゃってるのかな、と思えます。

●鉄血のオルフェンズ

 仰る通り、モビルスーツのバトルが少ないですね。阿頼耶識システムとか、ガンダムはフレームであるとか、ビームじゃなく実体弾のリアリティとか、メカ的な設定、売りはいろいろあるはずなのに。これもやはりご指摘通りですが、いわゆる人間ドラマに傾注しているんだ、ということなんでしょうか。

 ガンダム1stでも、メカだけじゃない、人間ドラマの部分も/が大事なんだということは、よく言われていたとは思います。以降のガンダムシリーズも同様ですね。しかし、「こういうメカがあるから、こうなってしまう、こうできる」という部分があったんじゃないかと思います。

 鉄血では、そこがいまいち少ないのかなあと思わなくもありません。もっとも今作のMS戦は、ビームでバシュッと撃ち抜かれてドカンと爆発、ではなく、ザックリと斬る、ぐしゃっと潰す、みたいな生々しさがあるわけですから、放送時間帯もあって、なかなか派手に戦闘させるのを、制作も手控えている面もあるのかもしれません。

 もう一つの可能性としては、単純な二者対立の戦争という構図ではなく、対立関係がややこしいことがあるかもしれません。あの世界には誰がいて、どういうスタンスになっていて、誰と対立しているか。主人公らはその間を縫ってどうやって生き延びるのか、ということを描くためには、実際に事件・イベントを起こしてやる必要が出そうです。もしかすると、今は世界観の構図を描くために手間暇をかけていて、バトルまでは手が回らない状態なのかも。

 まあ、あれこれ想像はしているんですが、あんまり予想が当たったことがないです(^^;。今月くらいにはどうなるか分かって来るんじゃないかとも思っています。

●3Dアニメ

 CGですか。実写では特撮での補助~主力となったり、アニメにも仰るような取り入れ方がされていますね。日本のアニメだと、シドニアの騎士がキャラクターもCGのようですし、今期だと亜人もそんな感じです。いずれも、3Dではなく2Dベースで動かしているようですが。見栄えがいいとは言えない感じで、もしかすると限られた予算での選択の結果なのかもしれません。

 その点、NOVAさんが挙げられているアナと雪の女王などだと、見事に3DのCGが動いています。キャラクターデザインもいい感じの仕上がりですし。アナ雪はCMなどしか見ていないんですが、一見して「これは、やろうとすればいわゆる『萌え』キャラも描けて動かせるものなのかも」と思いました。あくまでも印象ですが、ツボは押さえてあり、あえて『萌え』にならないようにしているようにも見えました。

 考えてみると、2Dアニメのキャラを見事に立体フィギュア化する造形師はいるわけで(しかも可動のものもある)、仮にそのフィギュアをデータ化してCGにし、動かせたとすれば、3Dアニメにできるはずです。そうなると、最初のキャラクターデザインを3Dで行えば、絵の描けない人でも動かせるアニメ開発システムがコンピュータ上でできてしまうはず。

 アナ雪ではキャラクター表情も、うまく作って動かせていました。同作での表情含めたキャラを動かす仕組みはよく知らないんですが、もし表情筋レベルで制御できれば、喜怒哀楽の表現、程度、変化も自動化できそうです。この辺り、アメリカは得意とするところのような気がします。

 ちょっと前に、スターウォーズやジュラシックパークなどの特撮部分の会社、ILMの特集をTVでやってました。録画だけして、一昨日、ようやく見たんですが、技術の変化が面白かったですね。怪獣の動きだと、ミニチュアを少し動かしては一コマ撮影を繰り返して、いわゆるパペットアニメにするストップ・モーション。これがカクカクした動きになってしまう点で、日本の着ぐるみ・操演怪獣にしてやられてしまうわけですが。

 しかし、スターウォーズのときに、「カメラブレがあればカクカクしないんじゃないか」というアイデアを取りいれて、スムーズな動きを実現、スターウォーズEP5などで日本の操演特撮では実現できないリアリティを作れたんだとか。ストップ・モーションに対して、ゴー・モーションと呼ぶんだそうで。既にEP4でコンピュータ制御のモーションカメラで、吊るし特撮の日本を追い抜いてしまってもいます。

 そこで止まらないのがアメリカのいい意味で怖いところで、手間と費用の割にリアリティなどが劣っていたCGも密かに頑張っていたと。ジュラシックパークはゴー・モーション主体の予定だったのが、CG班がデモビデオを持ち込んで、その出来栄えにスピルバーグが驚き、メインでCG採用に踏み切ったんだそうで(しかし、ゴー・モーション班はどうCGを動かせばいいかなどで、縁の下の力持ちしたらしい)。

 これを機にアメリカ特撮がCGに大きく舵を切ったんだそうですが、NOVAさんがうまく「CGには重量感がない」とご指摘の通り、なんでもCGに頼って、いかにもCGなものばかりになってしまったと。そこで、例えばスターウォーズ最新作では、要所でアナログをうまく使うようになってきたんだそうです。進歩して見えた粗を従来技術が埋めたり回帰したり、なんだか、うねうね、あるいはスパイラルな流れといったところですね。

 でまあ長い前フリで、3Dアニメの話になるんですが、前に申したことと一部重なりますが、アニメの絵は単純化されているため、コンピュータ化はやりやすそう、しかもフィギュアなどで3D化もできつつある。となると、自動化(と予算投入)に長けたアメリカに、一時的にせよ、もしかするとアニメの主流を奪われはしないかという、一抹の不安があります。(そうなって、日本がアメリカの技術を導入して、と続いて行く)

 このことは、「そんなことが起きそうな感じがしない」という確信めいたものが私にはあるんですが、おそらくは幻想、ないしは今のアニメに慣れ過ぎたことから来る勘違いのような気がします。前にあるアニメのメイキングを見たんですが、空飛ぶバイクのアクションシーンをコンピュータで描かせたものの、フルアニメで流れるように動くのが『アニメっぽくない』とのことで、カクカクさせたりしていました。

 私だけかどうかよく分からないんですが、どうも過去を肯定的に(時には美化して)考える癖があるようで、「今までと違う、だからダメ」と考えてしまいがちです。でも、ジャンルに新たに入ってくるファンは、過去のことなんか知らない、どうでもいいわけで、過去のしがらみのないファンだと、従来通りの2Dアニメか、アナ雪以上になった3Dアニメか、どちらを選ぶんだろうと思ったりします。

 今までもものがいいじゃないかと思う一方、アナ雪やベイマックスの感想を見たりすると、たぶん3Dを選ぶだろうという予感もあります。もし3Dに流れが移行すると2Dアニメ自体以外にも、一部に割と深刻なダメージがあるかも。いわゆる萌え絵を描いている絵師さんとかですね。楽しみやら心配やら、いろいろあります(が、私はしょせん消費者、あまり深刻にならない、なれない^^;)。

Re: 2月の雑談スレッド(2016) - White NOVA

2016/02/20 (Sat) 12:00:30

プレイ開始から2週間を越えて、そろそろドラクエ熱が収まってきたNOVAです。
そもそも、この時期は受験シーズンなので、ゲームにハマりこんでいい時期ではないので、ちょっとした気分転換でかじってみようかな、と思ったら、予想以上に面白くて久々に夢中になった次第。

★ドラクエビルダーズ

ストーリーはまだクリアしていないのですが(全4章のうち、3章の終盤くらい)、攻略サイトや感想まとめなんかから知っている展開をば。
4章にて、ドラクエ1の王城であるラダトーム城を再建した後、闇に堕ちた元勇者(やみのせんし名義)を倒して、ラスボスの竜王と対決します。主人公を世界に召喚した女神様からは「あなたは勇者ではなく、ビルダーなんだから、竜王を倒すのはあなたの役割ではない。無謀な戦いは止めるように」と言い渡されるのですが、主人公は「街の再建作業の過程で知り合った多くの人のために戦う」ことを決断します。
そして最終決戦なんですが、戦いの切り札は剣や鎧ではなく、アイテム精製能力で作り上げたマシン(体当たり用の車)とか、相手の攻撃を受け流す壁とか、トラップの数々、という点が、本作っぽい感じ。うまくアイテムを設置できれば、相手をハメ殺すことも可能っぽいですし。まあ、逆に言えば、うまくできないと相手の攻撃力の高さゆえに大ダメージを受けて、回復アイテムを多用しないと勝てないようですが。
最近戦った巨大なギガンテス相手でも、勝ちパターンは、相手の足元に落とし穴を掘って、うまく誘導して落とし、身動き取れないようにしてから、飛び道具の大砲で遠隔攻撃するというもの。体感としては、大砲を二十発ぐらい当てれば落とせる感じ。これが剣での接近戦だと、大砲のダメージの5分の1ぐらいにしかならず、敵の足元でうまく身をかわしながら100回ぐらい切りつけないといけないっぽい。一方で敵の攻撃を2、3発受けると、こっちは死んじゃうので、よほどアクションがうまくないと(モンハンなんかでヒット&アウェイに慣れてないと)接近戦は無謀みたいですね。
大砲をうまく敵の足元に撃ち込むことができれば、周囲の土も吹っ飛ばされて、自然に落とし穴ができるので、敵との距離計算ができれば割と簡単なんですが、落とし穴ができる前にうまく敵に攻撃を当ててしまえば、怒った敵が突っ込んできて、悲惨な目に合う、と。一度、至近距離で大砲を使えないか試してみましたが、2、3発当てた後で、大砲ごと吹き飛ばされて、慌てて撤退。
大砲はもちろん手持ちでは撃てず、一箇所に設置してから撃つことになるので、その設置ポイントの見極めが勝利の鍵になるんだな、と。

ともあれ、各章ごとに作れるアイテムが異なって、章ボスの倒し方も、力押しではなく作戦とテクニックを要求されるので(コツをつかめば難しくないけど)アクション不慣れなおっさんプレイヤーには、ちょっとしたハードル。

何はともあれ、今年はドラクエ30周年にもなるメモリアルイヤーで、ナンバリングの11も予定されていて、楽しみだったり。

★牙狼

ラスボスの封印された火羅ルドラの存在が明かされ、星明さんが依代として闇堕ちする展開。
一方で、かぐやさんは、昔ルドラを封印した法師だということが明かされて、続く、と。
1月のダラダラした展開が一転、一気にクライマックスに突入しました。

それにしても「封印された巨大ホラーとの最終決戦」というのが、シリーズのお約束になってますなあ。それまでは、日常のホラー退治を続けながら、封印を解くために暗躍している敵勢力と刃を交える流れ。
ある意味、王道ですな。RPGなんかでも、「魔王軍とか悪の帝国の侵攻を防ぐ」という戦争ものパターンでなければ、「異界から邪神を召喚しようとする秘密結社との戦い」になるのだろうし、結局、邪神の復活は止められずに退治するなり再封印するなりが物語の主流、と。
牙狼の場合は、戦争ものという形式を取れない以上は、後者にならざるをないわけで(その他の物語パターンも考えられるかもしれないけど)、物語の大筋は踏襲しつつ、主人公周りの人間関係の変化で、バリエーションを作っている、と。

懐古すると、

・第1作:主人公の使命は、ホラーの血を浴びてしまったヒロインの護衛。ホラーの血を浴びると、ホラーを引き寄せる体質になるらしく、ホラー退治の使命にも都合がいい。
最初は硬派でぶっきらぼうだった朴念仁の主人公が、次第にヒロインに感情移入する恋愛風味の描写も王道。
なお、ヒロインは絵本作家志望で、亡き父親が「黄金騎士を主人公にした童話」を遺していて、自分を助けてくれる黄金騎士に、父親への憧憬をかぶせるとか。
でも、そんなヒロインが最終話で、強大なホラーの依代になって、というパターンも、すでに描かれていたり。

・第2作:外伝エピソードを挟んで、テレビシリーズ第2弾。主人公とヒロインのその後を描くわけですが、それぞれ魔戒騎士の使命や、絵本作家の夢のために遠距離恋愛中という状況。よって、主人公サイドの物語と、ヒロインサイドの物語があまり絡まずに恋愛ものとしては後退した感じ。
一方で、主人公を中心に魔戒騎士の背景が掘り下げられ、シリーズの中でもレギュラーやゲストとして登場した魔戒騎士の数は一番。その中で最強の黄金騎士として組織を率いるまでになった主人公の成長ぶりがメイン。
ヒロインの方は、絵描きの筆という関連で、魔戒法師の筆を使った術に関心を持つエピソードがあったり、バトルとは関わらないながらも日常の中のファンタジーに触れる展開だったり。中には、ホラーが登場せず、術に巻き込まれて異世界に迷い込んで、その光景に驚きながらも、自分の絵本の題材に考えるとか、そんな話もあったり。
物語の世界観を広げた作品ですが、第1作に比べると、本筋がないに等しく、都会の闇に潜むホラーよりも日常から離れた異世界や異文化ファンタジー(里で養育される法師とか、修行に励む騎士の子弟とか)をメインにした作品。

・第3作:流牙の物語1作目。
初作の持つ「都会の闇ホラー」要素を強調し、新たに未熟な主人公を設定して、「黄金騎士の鎧の継承」をテーマにした作品。
そして、シリーズ初の「魔戒騎士と法師のレギュラーチーム」を設定。この作品以外では、複数の魔戒騎士がいても、巨敵に対抗するため一時的に手を組む流れであり、いわゆる「戦隊もの」みたいに常に5人チームではないわけですが、本作では「魔戒騎士3人と、司令役に当たる法師と、その弟子のヒロイン、リアン」の5人体制。
でも、まあ、主人公がチームプレイに慣れていないので、第1クールではチーム内の人間関係がギスギスしまくり。さらに、自治都市で独自の治安組織を持つシティが舞台なので、ホラー捜査の最中に主人公が官警とトラブるケースも多く(その果てに指名手配されることも)、ヒーローチームというよりは、「仕事人みたいな闇の執行組織」みたいな演出で、やたらと話が重いです。
一話一話のスッキリしなさでは、歴代シリーズでもトップか、と。

「紅蓮の月」で、浮気貴族の話がスッキリしない的なことを書かれていましたが(それについては同意。あの浮気貴族が後の話でホラーに食われる話を想像してます。やっぱ、説話的には悪事には悪事の報いがあって欲しいもの。妖怪化した妻が退治されて、これで女にちょっかいかけまくり放題と喜ぶエンディングってのは何だかなあ、と)、
第3作の前半は、すっきりしない話がやたらと多い。何せ、街の中心人物がホラーに支配されているわけだから(主人公チームはそこまでの状況だと気づいていない)、主人公たちの行動がマスコミから叩かれるわ、官警に追われるわ、マスコミや官警で主人公たちを理解してくれる人物が現れたと思ったら、ホラーに食われたり乗っ取られたりして、なかなか事態が改善せず被害だけがどんどん広がっていく展開。ホラー側の隠蔽工作が絶妙すぎて、どんどん追い詰められていく中で絆が深まる主人公チームと、終盤に向けての起死回生展開で、連続活劇ものとしては非常に面白い。でも、1話ごとのすっきり事件解決が望める作品ではない、と。

・第4作
流牙の物語が賛否両論だったので、やや原点回帰を目指した話。主人公は第1作の主人公・冴島鋼牙の息子、雷牙。
鋼牙は、雷牙の幼少期にヒロインと共に行方不明となっており、雷牙は冴島家の執事に育てられて一人前の黄金騎士になった辺りからスタート。
鋼牙との親子共闘が期待されたけど、実現はせず。まあ、雷牙の将来の目標が父親の捜索なので、後のシリーズで実現する可能性も。
ヒロインのマユリは、人間ではなくて「女性型の魔道具」。いわゆるアンドロイドというかホムンクルスというか、綾波レイ的な無機質少女。雷牙が彼女の保護者として、執事と協力して、人間的な感情を育てようとする姿がほのぼのしていていいです。
マユリの使命は、ある特定のホラーを封印していたのだけど、解放されてしまったので、再封印すること。そのラスボスは分体に別れて、力の回復のために潜伏しているわけで、雷牙はマユリのフォローをしながらホラー退治を続ける展開。
もっとも、毎回のホラーがラスボス絡みか、普通の野良ホラーかは対峙してマユリが調べるまで分からないので、戦闘力のないマユリが毎回付いて行って、「こいつは違う」と言うまでがルーティンワーク。たまに当たりに出くわした時が強敵なので、その時は普通に倒せずに、マユリの封印能力を駆使することになる。
今週のホラーは当たりか外れかで、物語のメリハリが付く構成。

その後の「アニメ版」「流牙編2作目」はK.Kさんも視聴されているので割愛しますが、まあ、「封印されたラスボスの解放と、最後の決着」という大筋は共通しつつも、そこに至る展開や、周辺ドラマで毎回、バリエーションを見せてくれるな、と。
今作は「ヒロインが主人公の母親的な保護者」という点が新機軸かな、と。まあ、その原型は、ヘルマンとエマなんですが、どうもアニメだと「年上ヒロイン」が定着した感じですね。もう少し、「対等なパートナー」か「妹系ヒロイン」が欲しいのですが。それは、実写版に期待するしかないのかな。

牙狼話で長くなったので、オルフェンズ他の話やレスは、また次の機会に。では。

Re: 2月の雑談スレッド(2016) - K.K

2016/02/29 (Mon) 12:32:13

 NOVAさん、どうもです。
 昨日は2/28だった、しまった3月のスレッド立てないと、と焦ったら、うるう年でした。うーん、昨日は29日まであると覚えていたのに、歳のせいなんだろうか(いや、ビールをもう少し控えるべきだorz)。

●ドラクエビルダーズ

 やはり最後はラスボスの竜王を倒すシナリオが用意されていたんですね。そして、加担した元勇者も込みと。ゲーム開始に至る過程(つまり元祖ドラクエ1)を引き継いで始まり、元のゲームのテーマをクリアするエンディング。納得度が高そうです。

 巨大な敵を倒す使命を帯びるのは勇者であり、そのために神の加護、絶大な戦闘力や魔力も付与される。しかし世界を再建する者にはそれらがない。女神ですら、無理をするなと言うほど。しかし義を見てせざるは勇無きなり、武に欠けるなら再建した世界の技術、生産力を使って戦ってやる、という感じでしょうか。

 強敵に対しては、地勢と飛び道具で仕留めることもできれば、剣で戦うこともできるわけですか。プレーヤーとしては、策と技、どちらにどれだけ重きを置くかという戦い方になっているようですね。アクションは苦手なんで、準備しとけば確実に倒せるというほうが助かるなあ。昔、RPGだと聞いて買ったゲームが実はアクションRPG(とかRPGですらないとか)で、泣く泣くあきらめたことも何度かあります。

 あれやこれや、かなりツボです。うーん、しかしPSを買ってまでするかというと、いろんな意味でためらわれます。高い、が一つ。少なくとももう一つは、ハマり過ぎる。このゲーム、PC版(Windows版、ブラウザ版、etc)で出してくれればなあ、たぶんやるんだけど。PSのキラーアプリという位置づけだったら、ちょっと無理か……。

> 「あなたは勇者ではなく、ビルダーなんだから、

 ここでボディビル大会に出ているような(ボディ)ビルダーを想像してしまい、女神の前にゴツイおっさんがポーズ決めてるシーンを妄想してしまいました(^^;。そういうゲームではないっ!>自分orz

●牙狼

 星明の闇堕ちが判明したと思ったら、もう黄金騎士とダーク星明の対決、前回突如正体を明かした法師かぐやの介入、さらに星明の中に残るライト星明らしき存在、と急速に出そろって来てますね。これらの要素と組み合わせが王道ということも、仰る通り。

 後はルドラの正体、どれほどの巨大な災厄に結びつくか、いかほどの強さの難敵か、でしょうか。3月で終わることを考慮すると、完全に打倒するのは難しいかも。今回はなんとか撃退したが、いずれまた襲来する、みたいな終わり方になるのかな。

 番組途中・前後、前アニメ作品の劇場版のCMが流れてました。公式サイトを見ても、レオンとアルフォンソが次代の騎士を育てていたが誘拐されて、くらいの情報しかない。ただ、なぜかキャラクター紹介に故ヘルマンがいて、「もしかして?」と思えたりします。
 公式サイトではその他に、「魔戒烈伝」が次シリーズらしいということが分かりますが、4月からオンエアということ以外はよく分かりません。

 そんなことよりも(いや、気にはなるんですが)、ここまでのシリーズを紹介して頂いた内容が興味深いですね。第1作では全編通してのストーリー展開、第2作では対照的に1話完結性と。なんとなく、進め方の模索をしているという印象を受けました。

 第3作目は、心惹かれる感じがします。最終話において、あるいは1話ごとにせよ、スッキリ解決というのもいいですが、救いの無さを強調する路線も悪くない。最終話では一応は解決させるのかもしれませんが(ここら辺、観ていなくてよく分からない)、敵であるホラーの恐ろしさを堪能する(ものなのか?)にはよさそう。もしかすると、3作目でようやく、ホラーのイメージがきちんと出されたのかな、とも思います。ホラーに関して、大事な作品という印象ですね。

 しかし、さすがに重かったということですか。第4作目からは、もやもやが残らないように心掛けているということでしょうか。私のほうで観始めて以降の作品では、スッキリしない感じはありません。今のアニメのだと、前に申した浮気者貴族がありますが、今のところその貴族本人がホラーと直接関わったわけではなく、単に嫌な奴がいる、というだけのこと(とはいえ、天罰下らないかなー、とは思う^^;)。

●鉄血のオルフェンズ

 なんでビスケット死んじゃうの?という憂鬱な展開でした。いろいろと心情が揺れ動き、オルガにも影響を与えた直後に、死亡。うーん、という感じです。三日月は、なんだか成長が見られないような気もするし、このままだと神がかりキャラになってしまいかねない、となるとオルガが主人公ということに?とか、いろいろ印象が迷走しています(^^;。

 もうちょっと進まないと、印象や感想が固まって来なさそうです。4月からは別の新番組らしいので、終わってからよく考えてみようかなと思っています。

●特撮

 前の書き込みで特撮についてちょっと書いた時、「あれ、日本特撮でなんかあったな、そのままやってたら凄そうだったもの」と思ってたんですが、ようやく記憶がよみがえりました。70年万博の確か日立館のミニチュア特撮フライトシミュレータです。

 ミニチュアの空港と超小型カメラを使い、コックピットの操作に応じてカメラが飛行機のように移動するというもの。コックピットには、旅客機を離着陸させているような画面が映ります。全てコンピュータ化されていました。

 70年代のこととて、これがゲームセンターに普及することはあり得なかったでしょうけど、特撮なら使ってもよかったんじゃないかと思います。操縦桿などの操作をデータ化して、リアルタイムでカメラを動かせるんなら、予め計算したデータを使ってもできるはず。スターウォーズのモーションカメラと同じですね。

 しかし、当時は吊るして動かす職人芸が世界最高レベルに達していた日本では、スターウォーズに追い越されるまでは、なかなか決断ができなかったのかもしれません。大企業が万博の目玉として開発するほどのものだったわけで、相当に資金のある特撮界とはいえ、決して安くはないシステムですしね。

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