創作と鑑賞の談話室

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9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/01 (Sun) 00:01:08

 9月の雑談スレッドです。

Re: 9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/03 (Tue) 00:11:53

 定期感想その1です。

●仮面ライダーガヴ(第1話:おカシな仮面ライダー!?)

 第1話だけに世界観とか、いろいろ情報が入っているようなんですが、盛沢山であるようでして掴み切れず。もっとも、事前知識がお菓子で変身するということくらいで視聴しましたんで、分からなくても仕方ないかもです。

 冒頭は映画「ドクター・ストレンジ」や「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」初回を思い出すような異世界からですね。どっちが下かすら分からないような異空間を主人公ショウマが逃げてまして、しかしショウマにも見慣れない場所らしい。追っ手もいますな。しかし、脱出してみると、こちらの世界の旅客機から落下する。あちらとこちらは無秩序につながっているらしい。

 そんな高いところから落ちて大丈夫かと思いましたが、海岸に落下して通りがかった子供(廣井始)に声を掛けられての応答が「お腹すいた」でして、大丈夫らしい。その後、トラックとぶつかってもトラックだけ壊れてまして、ショウマは極めて頑丈なようですね。これを見ていた始が「人間ではない」と確信するのも当然でしょうか。

 でも、かなり後で始はショウマに告げてました。正体を隠してやろうとする優しい子のようですな。母親に貝殻を贈ろうと集めていたのも頷けます。そういうキャラが立つ始君ですから、レギュラーなのかなと思ったら、今話限りのゲストのようですね。もっとも、ずっと後で再登場とかあるかもしれない。なにせショウマが変身するところまで見届けた、主人公の秘密を知る者になったわけですから。

 ショウマの回想からしますと、ショウマの母はこちらの世界からあちらの世界に行った人物らしい。今話の怪人が言っていた「闇菓子」について、ショウマ母は知っているようですが、ショウマには「食べてはいけない」としか伝えておらず、何らかの秘密を知ってしまったのか。それで狙われる身となり、ショウマだけはかろうじて逃がしたといったところかな。

 あちらの世界の住人は既にこちらの世界に入り込んでいるようでして、グラニュートと呼ばれているようですね。世間一般に広く知られているようではないですが(始の母などは怪人態見て腰抜かしてましたし)、一部の者は存在を知っていて追っているらしい。それが、今話登場のフリーライター辛木田絆斗とその先輩らしき塩谷壮士ですな。絆斗は仮面ライダーヴァレンとなるそうですが、お目見えはいつになるんだろう。

 異世界の怪人グラニュートには腹に口があるわけですね。闇菓子は頭部の口から食うようですが、今話の怪人ハウンドの台詞からしますと人間を腹の口で食っている可能性がありそうですな。対して、ショウマにも見た目はメカニカルな感じですが腹に口がある。ショウマは腹の口の使い方を知らないようですが、母が何のための口か教えず、たぶん闇菓子も食わせなかったことが幸いしたのかなと思います。

 しかしショウマが始に貰ったグミを顔の口で食ってみると、「眷属」が発生する。この眷属「ゴチゾウ」を腹の口に入れることでガヴに変身したり、力を発揮できたりするらしい。ちょっと気になるのが「眷属は一度しか力を発揮できないのか」ということ。大量発生しているから、たぶんそうなのかなと。

 そう考えると、ブレイバーンの「ルル↑」を思い出したり。まあ眷属ゴチゾウのほうは喋りはするけど、あくまでもゴチゾウはお菓子扱いということなんでしょう。ショウマをガヴに変身させ、武装となり、それを強化するアイテムともなり、バイクにまでなってくれる。ガヴ/ショウマはグラニュート・ハウンドを撃破するも、そのバイクですぐに去る。助けてくれた始に迷惑はかけられないと思ったんでしょうな。なにせ敵との戦いの最中、自分(ショウマ)を「化け物」と自認していたわけですから。

 が、ラストではまたも倒れてまして、たぶん冒頭と同じく空腹なんだろう。と思ったら、公式サイトの次回「幸せザクザクチップス」予告にその旨の記載あり。そのパターン(やって来て事件解決して去る)を続けるかと思ったんです、同じく公式予告では当面の職を得る模様。敵組織ストマック社(同族経営らしい)も登場しそうです。まあ。話数1桁のうちは楽しく世界観紹介でしょうから、当面は気楽に観ていくつもり。

●爆上戦隊ブンブンジャー(第27話:甘くない選択)

 お菓子のライダーの次に「甘くない」ということで、偶然のつながりになってるような。経歴等が謎だった玄蕃を詳しく語る回でして、甘くないと言いつつも、玄蕃が好む棒付きキャンディーの由来が語られたりしてました。

 その一方でISA上層部は怪しい雲行きですね。常槍本部長と内藤が密談してまして、今度の再建隊長ディスレースは前任の改造隊長キャノンボーグより使えそうとか言ってます。さらに、さすがに心配する内藤に対し、常槍は「宇宙のならず者ごとき、勝手にはさせんよ」と自信を見せる。

 自分は「宇宙のならず者」はハシリヤンを指すと思ったんですが、そうとは限らないかも。観ている自分視点で「ならず者」はさておくと、「宇宙」のほうは今話で玄蕃が惑星ブレキ出身と明かされました。ブンブンやブンディーも宇宙人ですし、先斗もいったんは宇宙に出た身。「宇宙のならず者」が誰を指すかは曖昧かもしれません。

 ISAがハシリヤン側と通じていそうなのは次第に確かになってまして、ISAでは黒っぽい巨大ロボを既に3体所有しているようですね。これってブンブンキラーロボなのかしらん。そうだとすると進化する魔剣も今はISAにあるのかも。それらは「ハシリヤン通販」で買ったとは考えにくく(^^;、軍事装備でISAとハシリヤンが共同開発と思っておいた方がいいかもしれません。

 それは次話以降の種明かしに期待するとして、冒頭からは再建隊長ディスレースに激怒する玄蕃の暴走ですね。玄蕃は我を失って襲い掛かるも、ディスレースに刃は届かず、玄蕃が正体を現わすときの衝撃波(なのかな?)からの戦いに仲間が巻き込まれて負傷。大也が叱咤して取り押さえられた玄蕃、己が行いの結果に茫然といったところ。

 ようやく落ち着いた玄蕃が出自を語るわけですね。惑星ブレキ出身にして、銀河通販王デ・リバリーの弐代目・若旦那。しかし再建隊長ディスレースの侵攻にブレキは陥落、通販デ・リバリーは乗っ取られて、ハシリヤン通販となり、玄蕃の父は濡れ衣着せられて投獄されたと。これが前話ラストから今話冒頭での玄蕃の激怒の理由でしたか。

 何とかハシリヤンから逃げ延びた玄蕃、地球に辿り着いて大也と出会ったわけか。愛車の故障で立ち往生していた大也に、スペアパーツを「調達」するも、地球人に変身するためのエネルギーが尽きて倒れる。そこで棒付きキャンディー貰ったのがきっかけで「調達屋」として付き合うことになったと。

 最初、自分は勘違いしまして「乗っ取られたといえど、玄蕃は製造業者などとのネットワークは一部維持していて、そこからいろいろ調達してきたのかな」と。が、玄蕃の乗って来た宇宙船を切り売りしていたんですか。故郷への帰還を諦めていたわけですな。が、仇敵出現で事態急変。

 事情を知ったブンブンジャーの面々は玄蕃の故郷ブレキ奪還しようと言い出し、玄蕃も否定はしない。が、なんか逡巡してますね。何を迷ってるのかと思ったら、玄蕃がやりたいのは復讐でしたか。そんなことに大事な仲間は巻き込めないと。ブンオレンジとして受領したブンブンチェンジアックスを大也に返して去ろうとする。

 仲間は驚いて引き留めようとするも、大也だけは玄蕃の覚悟を受け取り、アックスは餞別として再び渡す。こういう流れ、ベタですが自分のツボです。「いずれ玄蕃は帰って来る」と思える点もいいですな。

 敵側のほうは、新登場の再建隊長ディスレースのお目見え・紹介がメインといったところでしょうか。ハシリヤン通販で取り寄せたカーペットで苦魔獣カーペットグルマーを暴れさせ。ディスレース自らも多少の実戦参加。前任のキャノンボーグも最後は実戦でなかなかの実力を見せましたが、ディスレースはのっけから武闘派の一面もあると明示ですね。隊長クラスは個人戦闘力が高い、と思っていいんだろう。

 しかしディスレース、再建隊長なる肩書通りと申しますか、企業などが困ったときに頼るコンサルタントみたいな感じですね。やたらカタカナ語使いたがる点もそういう印象を強めます。図らずもサンシーターからは「テコ入れ隊長」と言われたりしまして、ギャーソリン業績悪化を立て直しに来た感じ。

 ですが、往々にしてコンサルタントの策は「再建と称してコストカットに走り、結局は人員整理」なんてあるわけでして。サンシーター大丈夫かなあと思ってますと、ラストで斬込隊長マッドレックスの愛犬ハシリ犬登場。マッドレックス復活を強く匂わせるものですが、次回「光を振り切って」予告にはマッドレックスの声が。サンシーターはマッドレックスを未だ慕っているようですし、「ディスレースに切り捨てられそうになったサンシーターをマッドレックスが救いに来る」みたいな流れになるのかなあ。そうだとしたら、それも自分のツボです。

 それにしても、バトルシーンでの漫画家サイン会に島本和彦さん登場には驚きました。野球回では島本和彦コミックオマージュがあったようですし、改めて調べてみるとキャラクターデザインは島本和彦さんでしたか。その縁でのご出演でしょうし、島本さんとしてもブンブンジャーが好きになってるんでしょうな。もしかすると、島本さんのほうから出演したいと言い出したのかもとか、いろいろ妄想が膨らんでます。

Re: 9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/03 (Tue) 21:14:40

 定期感想その2です。

 10/22から実写版「ウイングマン」放映スタートとのことですね(東映公式Youtubeなど)。こちらでは原作の連載を読み始めたものの離脱したと申した覚えありです。かつ、それを後悔もしていると。

 せっかくだから実写ドラマ版を観てみようかなと思ったんですが、放映するTV局はこちらのエリア外みたいです。しかしネットではTVerが対応してくれるようなので大丈夫ですね。こちらに感想書けるかどうかは、とりあえず第1話観てから考えます。

●シンカリオン チェンジ ザ ワールド(第20話:海の運転士)

 前話のデルタが仮面の男である可能性のご指摘、考えてみますとあり得そうに思えてきました。仮面の男はタイセイらとドラマ的接点がこれまで無いに等しく、今後も謎であり続けそうな雰囲気です。が、それでは戦うだけになってしまう。仮面の男がデルタとして探りを入れてきたり、意見を交わし合って理解が進んだら面白いことになりそう。

 自分はデルタと仮面の男が声優さんが違うという点で別人と思い込んでしまったんですが、デルタはメタバースのアバターなんでした。既にシオンが最初は長身の少年として、声も変えて登場していたのをうっかりしてました。

 ともかく本編。今話は予告からは九州の新人オペレーターの成長物語と思ったんですが、実際は落合ミヨシが一皮むける話でして、ちょっと意外。しかし、そのほうが面白くありまして納得です。

 落合ミヨシは今まで目立ってはなかった感じで、公式サイトの「人見知りでおとなしい」という性格ゆえでしょうか。上長や先輩について行く感じでもあったような。九州で先輩の中谷に対しても、ちょっとおどおどしているかも。しかし今回、初めて後進を指導することに図らずもなったわけですね。

 が、九州の新人2人(香月、足立)がちょっと頼りない。新人ですからミスはあっておかしくありませんが、ミスの原因が自分にある可能性を考えない。自分は精いっぱいやってるのに、相方がついて来てくれない、と互いに感じているようですね。そのため、フェリー型ビークル合体がおぼつかない。中谷の見るところでは、今話初登場の運転士:海風ツクモは実戦経験ないながらも、シミュレーションレベルでは問題なし。やはり新人司令員2名に問題ありと。

 が、そんなことお構いなしに敵は襲来する。今話はバス型アンノウンですか。中谷の見解では、張り巡らされつつある新幹線に押され気味の長距離バスが負けん気起こしてのアンノウンらしいとのこと。付喪神みたいなもんなんでしょうか。

 香月と足立はキャプチャーウォールを展開してアンノウンを捕えようとしますが、何度やってもエリア外に逃げられる。バスだけに線路に縛られず、動きが自在なのかも。緊急事態なんで練習がてらにやらせておくわけにもいかず、落合が代わる。さすがに一度でアンノウンを捕らえまして、これには香月・足立両名は感心したらしい。さらにビークル合体も一発で成功させまして、香月・足立は感激したようですね。

 サポートさえしっかりしていれば海風ツクモはきっちり戦えるようで、初戦ながらタイセイらとの連携も問題なく、ほぼ危なげなくアンノウン撃破ですね。弟と妹の出迎えをすっかり忘れてた点はちょっとうっかりな面とも思えますが、それだけ運転士として集中できるということなんでしょう。

 敵撃破で落ち着いてみると、九州の新人司令員2名はすっかり落合ミヨシに敬服した模様。観ていて途中までは「ミヨシ、ちょっと突っ走りすぎて新人の仕事奪っちゃってる?」と心配してしまいました。落合ミヨシもそう思ったのか、中谷に「勝手なことをしてしまい」と謝る。が、新人2人は「カッコよかったっす」と目を輝かせてますな。

 そこで指令室のシーンは終わってるんですが、たぶん落合ミヨシは自信を得たんじゃないかしらん。いや、自信というより「自分(ミヨシ)が何をやっているか」を理解したと申しますか。

 やってみせたことを分かってもらったことで、今まで上長や先輩にどう自分(ミヨシ)が見えているか理解できたでしょう。そういう第三者、客観視点から自分が見えますと、自分が何を何のためにどうやっているかが分かって来るってよくあることのように思います。そうなると一皮むけるはずです。

 さてタイセイらですが、ツクモが遅刻ながらもなんとか弟と妹を出迎える。泣いちゃってますが、安心して泣いている風ですから、ツクモは兄として慕われていそう。今話のツクモは今までの運転士と違い、過去に闇を持ってなさそうです。それが今話でツクモが見せる明るさの原因なのかも、と思ったんですが、どうやら違うらしい。

 次回「シンカリオン、海へ」では、ツクモが海にトラウマがあると明かされると公式サイト予告に。うーん、やっぱり運転士は闇を抱えているもんなのか。まあ、そのほうが観ていて面白くありますんで、次話に期待です。落合のその後の変化も描いてくれるとさらに嬉しんだけど、2つも盛り込めないかも。

●仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010

 前にネット放映で観て、感想も申した覚えがある劇場版です。過去ログを調べ直しますと、20年8月ですね。W本編はまだ観ておらず、ディケイドは観終えてましたんで、主にディケイド完結についてしか感想言えませんでした。が、今はWを最終回まで観て、風都探偵も1期は観終えてるわけでして。当時はよく分からなかった3部構成の第2部「仮面ライダーW ビギンズナイト」がしっかり胸に刺さった次第。

 改めてこの劇場版の公開日を調べますと、12月12日ですね。ということは第13話と14話の間で、まだ序盤の時期でしたか。もし自分がWをリアルタイム視聴していたとしても、鳴海荘吉と翔太郎のドラマ、というより翔太郎の葛藤と克服に深い感銘までは覚えなかっただろうと思います。

 あくまでもWのTV本編を観終えて、「確かに翔太郎はハードボイルド(非情)に憬れつつも、決してなれないハーフボイルド(情け深さ)」と確信できてこそ、鳴海荘吉を乗り越える瞬間に感動できます。

 そこへ至る本編の仕掛けがなかなかのものですね。まず翔太郎が鳴海荘吉の夢を見る。おそらくは実際の過去の回想を思い出しているもの。リアルな夢ですんで、目が覚めた直後は現実と勘違いする。そこへ、死んだはずの姉を見た妹が翔太郎に捜索を依頼に来る。

 死人が生き返るかもしれないという、ちょっとあり得なさそうな事態ですが、翔太郎の目の前にビギンズナイトで命を落としたはずの鳴海荘吉が仮面ライダースカルとして現れる。これで翔太郎にも死と復活というものが現実と信じられるわけですね。

 さらにビギンズナイトでの鳴海荘吉も回想として描かれて、人となりと翔太郎との関係も明らかになってくる。その回想シーンが、WのTV本編を観終えないと、実感として伝わらないように思えます。未見はもとより、序盤見ただけでは理解はできても実感までは届かない。

 翔太郎が偶然見かけたフィリップを追い、フィリップと共に事態に巻き込まれ、結果として鳴海荘吉を死なせてしまう重みも、ですね。この辺りは鶏と卵みたいな感じでして、TV本編を観終えないと、劇場版のそのシーンが分からない。、かつ、劇場版のそのシーンを知らないと、TV本編での翔太郎の(帽子などで表される)鳴海荘吉への気持ちが分からない。

 前のWのTV本編ネット放映で「亜樹子に鳴海荘吉を重ねた翔太郎が」云々と分かった風な感想を申した覚えがありますが、どうやら浅い理解だったようです。幸い、またWのTV本編をネット放映してくれてますんで、今度はその辺りもきっちり観て行けそうです。

 劇場版に戻りまして、やはり山場は翔太郎らがいいところまで敵デス・ドーパントを追いつめるも、またも鳴海荘吉が死から蘇って立ちふさがるところです。この時点では翔太郎は本物の鳴海荘吉だと思ってる。が、その鳴海荘吉の言うことがちょっとおかしい。自らを人質に取るような言い草です。

 そこが翔太郎の覚えている、翔太郎が信じて来た鳴海荘吉像と異なる。ついに翔太郎、拳を握りしめて鳴海荘吉を殴り、「本物は俺の胸の中で生きているあんただけだ」と言い放つ。ここ、今観たからこそカッコよく感じられます。さらに申せば、観ているこちらが『この鳴海荘吉はおかしい、否定しろ翔太郎、頑張れ』と既に念じたくなる仕掛けなところがドンピシャのツボです。

 TV本編序盤ではまだまだでしたが、中盤以降は(犯人を目星をつけた相手などに対し)逡巡し迷いまくる点が翔太郎の魅力になって来るわけで(その点はフォーゼの弦太朗と好対照になってることが、自分的にさらにツボを深くしてくれる)。ずっと「気持ちは分かる、だけど思い切って突っ切れ」と思いながら観てました。
(序盤ですと、逆に「目の前の子供の父が死んだことを告げられない」翔太郎に共感してたりしました。)

 ですんで、上述しましたように、たとえW本編を視聴中にこの劇場版を観たとしても、おそらく感銘は深くはなかったはずです。本編観終えてから劇場版思い出して感動、ということになったんじゃないかと。

 もっとも、こちらの期待・応援通りに鳴海荘吉をぶん殴ってからは、救いを入れてくれているから、視聴後の後味がいいんでしょうね。まず、すぐに鳴海荘吉が偽物であると判明する。敵は生死を司るデス・ドーパントではなく、それに化ける能力を持つダミー・ドーパントであると明かされるわけですな。死人が復活したのではなく、生きているかのように化けていただけ。だから鳴海荘吉の言動も、どこか鳴海荘吉らしくなかった。

 さらに第三部では並行世界ながらも、健在の鳴海荘吉/スカルが現れてくれる。その鳴海荘吉は翔太郎に見覚えはないながら、翔太郎が言って欲しかった「その帽子が似合う」をすんなり言ってくれる。第二部冒頭での夢回想での鳴海荘吉の駄目出しが解決された格好ですね。観ていて「よし!」という気分になります。

 この劇場版、「前に観てるよなあ、放映時期もW本編序盤のときのはずだし」と、いったんは観ずにおこうかと思いました。が、「まあ時間あるし、観なおしてみるか」と期待せずに眺め始めたのは正解でした。繰り返しになりますが、W本編を観終えたからこそ感動できるというのは、大変に嬉しい驚きです。

Re: 9月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/09/06 (Fri) 01:22:55

 定例感想です。

 ウイングマンは原作のファンなので、今回の実写化は期待なんですが、一番注目したいのは、人型ロボのウイナルドに変形するエアバイクのウイナアなんですな。
 昔のアニメだと、オリジナルのウイナアII(普通の二輪車)にデザイン変更されて、原作のエアバイクの方が格好いいのに、と不満でした。

 ともあれ、ウイングガールズのキャスティングがどうなるのか、あの衣装はどうするのか、そもそも主人公の健太は誰が演るのか。
 あと、戦隊パロディのセイギマンは登場するのか。まあ、登場しないとピンクの桃子ちゃんも出にくいので、ヒロインはアオイさんと美紅ちゃんだけになる可能性もありますが、
 とにかく、80年代特撮ファンの夢が結集したような作品なので、特撮マニア視点で満足できる作品になったらいいな、と期待してみる。

 ウイングマンとして強くなるために、特訓したり、新体操の技を懸命に練習するのがいいのですね。
 新体操については、当時の戦隊のゴーグルファイブがそういうアクションを見せていたから、という理由だったのですが、スケベ心だと誤解されたりして、いろいろ日常トラブルになりつつも、しっかりウイングマンの戦闘スタイルに取り込まれるヒーローマニアぶりの描写が格好良くて。

 ともあれ、こちらでの感想なら、喜んでお付き合いさせてもらいたく。

★ガヴ

 1話の放送後に公開された設定。

 主人公のショウマのフルネームが、ショウマ・ストマックということ。
 つまり、敵幹部の連中と、同じ血筋なんですな。
 これって、過去のライダーだと、キバの紅渡が、人の父親とファンガイアクイーンのハーフということで類似。
 また、Wの相方のフィリップが、園咲家の出自ということで、見事に重いストーリーを予感させてくれますな。

 なお、ヒロインや脇役ライダーが敵ボスや幹部の身内というケースはもっといろいろあって(兄だったり父親だったり)、作品を羅列すると、龍騎、ファイズ、剣、カブト、ウィザード、ドライブ、ゴースト、ビルド、ジオウといったところ。

 ともあれ、ポップな外見やアクション、お菓子というモチーフに反して、実は重い設定だということが明かされたガブでした。
 眷属として消費されるゴチゾウの、食べられて涙目で昇天する演出も物議をかもしておりますが、

 この作品がギスギスするかどうかは2号ライダーの立ち位置にもよりますな。
 グラニュートのハーフだから変身できるというガヴに対して、2号のヴァレンはどういう理由で変身できるようになるのか。ゴチゾウと契約するのに、血筋以外の条件があるのかな。

 これで新聞記者の彼が重傷を負って、命を助けるためにショウマが輸血するとかで、半ば眷属みたいな絆が生じてだったら、重くなりそうですが、
 2号が1号のサポーターとして良好な関係になるか、それとも化け物呼ばわりしてギスギスするかによって、作風が変わるな、と。

 序盤はとにかく、キャラの紹介編であるとともに、ガヴの正体がヒロインや2号の記者にいつバレるのかが注目点かも。
 ヒロインにはすぐにバレて、記者にはしばらくバレないけど、保って一月ってところかな、と思いつつ。

★ブンブンジャー

 異世界から来たお菓子好きの30分後に、異星から来た飴玉好きの調達屋の正体バレ、とは狙ったようなタイミングですな。

 そして、基本は陽性の作風だった本作が、強敵新幹部への復讐にこだわる余り、仲間からの離脱を決意するという重い展開を迎えて、続きはどうなるのかな、という盛り上げ感。

 9月第1週からドラマが佳境に入った感じで、ドキドキハラハラな状況だな、と。

★シンカリオン

 九州編。

 珍しく、新キャラ加入なのに、重い悩みもなく、1話完結で終わった感。
 運転士ではなく、オペレーターの方に問題があったというのも本作では新鮮な筋書きだし、敵メカの特性に注目が当たる点も本作では珍しい。

 割とここまでが運転士の悩みと、不和を乗り越えての絆構築でドラマを紡ぎ上げて来た作風で、敵の特性がどうこうってロボ物の定番の流れにはならなかった。
 ロボ物の定番だと、「強敵出現で一度敗退し、どうやって相手を倒そうかと分析して、相手の特性や弱点に気付いての打開策を練る」というのが多いけど、
 本作は主人公側のメンタル改善、味方の強化だけで何とかなって、敵の分析と作戦会議にはほぼならずに来ました。

 というか、過去のシンカリオンって、「今度の敵の名称をどう認定するか決めるために、敵の性質はこうだとオペレーションルームで話し合ったり、大人のやり取りも多かった」わけですが、
 今作のオペレーティングって、ほとんどスポットが当たらなかったので、逆に今回みたいな話が新鮮。

 まあ、割とアットホームな職場だった旧作に比べて、本作のERDAは上層部に疑惑がありそうで、いろいろギスギス感があるので、逆に今回のオペレーター回で、現場レベルでは未熟でプロフェッショナルには成り切れていないけど、裏表はなさそうと示されたかな。

 ともあれ、自分は奈良回を楽しみにしてるので、九州編は少し遅い夏休み感覚かな、と。
 9月に入ってから海回というのも珍しいですしね。

Re: 9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/10 (Tue) 00:12:27

 定期感想その1です。

●仮面ライダーガヴ(第2話:幸せザクザクチップス)

 お菓子の話だから明るい話と思って第1話を観たわけですが、基本的にはお菓子を喜ぶショウマとかで雰囲気作ってるわけですね。が、辛木田絆斗らが調べる事件は「夫を殺害した疑いのある妻」だったりしまして、ちらちらと不穏な要素が混じる。

 ガウ/ショウマのバトルにおいては、せっかくお菓子から生み出したゴチゾウを食らって力にしたりする点も不安感醸します。そこはいったん「まあ、お菓子なんだから」と納得しようとしました。

 しかし、こちらで「ゴチゾウの、食べられて涙目で昇天する演出も物議」と伺ってみますと、やはりそう見えてもおかしくないのかと。さらに先行情報「ショウマのフルネームが、ショウマ・ストマック」と伺ってみると、どうやら闇が深そうに思えてきます。

 前話でも敵グラニュートが人間を食うらしいと示唆するものがありましたが、今話ではもっとはっきり描いて来ましたな。グラニュート怪人(エージェント)は、その場で人を食うのではなく、小さい板状に変えて捕えて「スパイス」にするとの台詞がありました。

 ショウマはその怪人に対し「人間はお前らに食べられるために幸せになるんじゃない!」と叫んでまして、人食いを確定すると共に、前話の描写とストマック家での会話についても補強。前話の怪人は報酬(闇菓子)の少なさに不満たらたらでした。この時点では「下っ端は安くこき使われる」と解せますが、今話で「幸せ」度合いのせいと判明。

 幸せなまま板状にして捕えると品質がいいわけですね。前話ではたぶん怖がったせいで幸福度下がっての捕獲になり、低品質に。だから買取が安い。今話はターゲットに気づかせずの不意打ちですから、楽しい気分=幸せのままなんで品質がいい。

 書いてて怖くなってきますが、ともかく本編。前話で始君の母親に怖がられたことと、おそらくは始君らを巻き込む危険を思って去ったショウマですが、またもや腹ペコで倒れる。通りがかった甘根幸果が助け起こして連れ帰り、と前話のパターンですね。

 今話のお菓子はポテトチップスですか。同時に唐揚げ弁当も振舞ってもらってますが、お菓子でない食べ物ではゴチゾウは生まれないらしい。そこはショウマ自身も意外そうでして、ショウマは自分のことをどこまで分かってるんだか不明ですね。

 甘根幸果は何でも屋「はぴぱれ」のギャル社長とのことで、「人助けを生きがいとしてるけど、お金はしっかり貰ってます」というバランス感覚あるタイプのようですね。社屋は前衛的住宅とも言えそうなものでして、仮面ライダーWEBなどによると実在するアートかつ(展示用)住宅らしい。

 そこからいきなり敵組織ストマック家のシーンとなりまして、一族を一気に紹介しつつ、闇菓子製造についても見せてくれる。次女シータと三男ジープは以前から人間世界に潜入しているようですね。これで敵が何をどうしようとしているかが分かりますが、情報量多くて初見ではちょっと混乱しました(^^;。

 シーンは何でも屋「はぴぱれ」に戻り、ギャル社長:幸果に友人の佐藤律から引っ越しの依頼が入る。これをショウマが手伝いまして、前話で見せた超人ぶりを今話も発揮と。引っ越し蕎麦(ただしカップ麺)振舞われますが、ショウマは断ってポテトチップス。

 ご飯よりお菓子とは教育上よろしくないなあ、となりそうですが、そこはグラニュート界の回想で納得。ショウマの母:井上みちるとの食事シーンですね。見た目にも味気なさそうなスープらしきものを親子で食してますが、母みちるがふと「ポテトチップ食べたい」と愚痴る。

 ショウマは「ポテトチップスは美味しいものらしい」→「是非食べてみたい」と思ったでしょうな。そして今、ポテトチップスが目の前にある。これは食うしかないでしょう、亡き母の思い出であり、母譲りの味覚であるんでしょうから。もっとも「お菓子」については、闇菓子ならずとも怖い部分がありそうではあります。

 ショウマらが何でも屋「はぴぱれ」に帰ってからのシーンでは、ショウマが名前を問われて「ショウマ・ス」で口ごもり、母の姓で「井上ショウマ」と言い直してますな。これがこちらで伺った「ショウマはストマック家の人間」という匂わしのようですね。ショウマがお菓子ノート貰って嬉しそうにした直後に、こういう不安要素入れてくるわけで(そして「ウマショー」という面白いあだ名を貰う)、なんだかぐらぐら揺らしてくる感じです。

 とはいえ、甘根幸果は「闇に対する明るい防波堤」という感じですね。人助けが好きと言いながら報酬を受け取る点にちょっと引け目がありそうですが、ショウマが「カッコいいよ」と言うと何か感じるところがあった模様。たぶん、これが2人が互いに欠かせぬ存在となるきっかけなんでしょうな。

 が、新居に引っ越して気分が上がっている佐藤律が敵怪人(ジョギング男)に不意打ちされ、板状にされる。気づく暇もなかったみたいですね。ジョギング男は「幸せそうな顔だ。これは上等なスパイスになるぜ」と。現実世界では食用の動物に「アニマルウェルフェア」ってやってるわけですが、人間に置き換えると不気味ですな。

 が、ショウマがこれを察知、ジョギング男を迎え撃つ。変身のため腹を見せたショウマに、ジョギング男は「赤いガヴだと!」と驚いてます。ショウマのガヴはやはり特殊なのか、それとも腹のガヴは色別で何らかの意味(血筋とか)があるのか。ともかくもバトルとなりますが、基本的にはガヴ/ショウマ優勢のようです。一時的に敵怪人が押すことがありますが、ショウマが眷属ゴチゾウについて無知とか使いこなせてないためのようです。

 敵怪人撃破しまして、佐藤律は無事救出して人間に戻すも、「化け物!」と腰を抜かすほど恐れられてしまう。前話の始の母と同じですね。ショウマ、仕方なく今話も去っていく。せっかく新天地「はぴぱれ」を見出すも、迷惑がかかるほうを重く見たんでしょうな。それがショウマの性格ということか。しかし、OP映像では幸果と辛木田絆斗と3人でしっかり映ってますんで、いずれ帰って来るんでしょう。

 辛木田絆斗ですが、着実にショウマを追ってますね。前話の始君にも辿り着いて聞き込みしてました(始君のバランス感覚ある口の堅さには感動します)。もう18年も探しているとのことですが、絆斗も母親を奪われた身だったのか。そこへ四輪バイクで去っていくガヴに出くわすわけで、これはもう追いかけるしかないですな。ただ当面の2人の関係性がどうなるかは不明な感じ。母を殺害した敵一味と思うか、敵の敵と思ってくれるか。

 今話でちょっと分からなかったのが、ストマック家の父親です(たぶんストマック社前社長)。シータとジープの会話では「親父も死んだし、あの女ももういない」とのこと。「あの女」は人間界から来たショウマの母:井上みちるでしょうし、「親父」はシータ・ジープらの父でしょう。なんだか順当に事が運んでいるような口調に感じます。

 もしそうなら、「親父」→「あの女」と計画的に始末したとかあり得そう。例えば、「親父」が人間界から妻を迎え、末っ子ショウマが生まれたことが、他の家族(特に長男ランゴ)には都合が悪かったとか。ショウマに(闇)菓子を禁じた母みちるの態度からしますと、「親父」はストマック家/社の改革を考えていて、それが長男ランゴらには許せないものだったとか。

 いや現時点では妄想なんですが、どうも怖い雰囲気を感じ始めているため、悪いほうに想像が進みがちです。次回「ソーダパンチは罪な味」では、公式サイトの予告によると、また知り合いができるらしい。しかし、本命は幸果と絆斗のようです。次の次からショウマが腰を落ち着けてくれるのかな。

●爆上戦隊ブンブンジャー(第28話:光を振り切って )

 ガヴが不穏な雰囲気になっていくのとシンクロしてるわけじゃないんでしょうけど、ブンブンジャーのほうも不安な感じになっていってますな(先行したのはブンブンジャーのほうですけど)。

 ブンブンジャー側は玄蕃が去って、さあどうするかという局面ですね。未来と錠は電話で玄蕃に戻って欲しいと訴え続けてる模様。ただし「パラリラ」捜査中の会話からすると、錠は玄蕃が納得して戻ってくれることを期待し、それまでは玄蕃抜きで切り抜ける覚悟があるようです。

 先斗とブンディーも「俺を雇えよ」と、未来と錠とは違う方向で玄蕃にアプローチ。戻ってこないなら、こちらから合流するというものですね。そうしておいて、引き戻す説得という算段かな。しかし玄蕃が激しく拒否、先斗も引き下がるしかない。

 大也は前話の届け物は届けはしたが奪われたということで、依頼者の内藤雷汰のもとに出向く。詫びる大也を内藤はむしろ励ましてますな。2人は以前から大也の資金と内藤のネットワークで世界の子供への援助をしていたようですね。その子供たちの贈ってくれた絵を内藤は大也に見せて力づける。

 この内藤はしかし、ISAの常槍本部長と密議してたりするわけですね。失敗した届け物とて、内藤は品がマッドレックスのパーツ(後でそう判明)と知っていて大也に届けさせたようです。ハシリヤンに奪われる(奪い返される?)ことが前提の依頼と見て差し支えなさそう。

 となると内藤はブンブンジャーに対する裏切者となりそうですが、大也に絵を見せて励ます内藤の様子からすると、そうとは取りにくい。ハシリヤン出現で出動する大也を「ヒーロー」と笑顔で送り出すのも同じくです。調は明らかにISA上層部よりはブンブンジャー(の特にブンブン ^^;)を選んでる感じですが、内藤はどうなんだろう。ISA上層部の動きを危ういと見て、ISAに肩入れする演技しつつ大也を守ろうとしている可能性もありそうな気がします。

 一方、ハシリヤン側は再建隊長ディスレースが着々と計画を進めている模様。前話の敗戦もむしろ予定通りといった感じです。まずサンシーターに命じて、マッドレックスの愛犬ハシリ犬を回収。大也が届けた品を横取りしたのは、それがマッドレックスのパーツだったからのようですね。ハシリ犬がえらくパーツに懐いてます。

 パーツとハシリ犬を例の絨毯の上でギャーソリンを作用させるとマッドレックス復活。ただし、ヤルカーもいぶかしむ通り、どうも以前のマッドレックスのようではない。ディスレースによれば復活ではなく新生マッドレックス・フューリーということらしい。マッドレックスの力を持つ操り人形といったところか。

 そうしておいて、別途作った苦魔獣ネオングルマーも使う二正面作戦ですね。ネオングルマーはサンシーターと共に偽装レストランで客を怖がらせてギャーソリンを集める。そこへ駆けつけようとするブンブンジャーはマッドレックス・フューリーが足止め。

 ブンブンジャー側もマッドレックスは大也/ブンレッドに任せて、苦魔獣ネオングルマーへ。残ったブンレッド/大也はマッドレックスがおかしいことに気が付く。なにせ、あれだけ激闘繰り広げたブンレッド/大也のことを全く覚えてませんもんね。態度だって、以前のようなやりたい放題の元気がなく、何か唯々諾々な感じ。

 一方、ネオングルマーとの戦い。玄蕃も大也も欠いては、さすがにブンブンジャー側は苦しい模様。さらにディスレースが自慢していた通り、今回の苦魔獣は機能向上があるらしい。少なくともバトルフィールドを展開できる点は今までにないものですね。

 と思ったんだけど、ちょっと変なのかも。シンカリオンではバトル時にはキャプチャーフィールドを展開しますが、敵を捕捉するのみならず、周辺への被害を防ぐため。敵が自ら専用フィールド展開するメリットあるのかしらん。フィールド内では苦魔獣が強化されるとかあるのかな。

 それはともかく(^^;、ピンチに陥りますと今までのパターンは玄蕃の「お困りのようだね」ですな。ブンピンクらも今回もそうなる(かつ玄蕃の帰還)と期待するものがあるようです。が、玄蕃が納得して行動することを期待し、信じてもいる錠が根性見せる。第15話のカセキグルマーとの戦いでも見せた、苦しい決断ですね。

 ブンブラック/錠は破れかぶれとも思える突進見せてくれまして、ついに撃破。巨大戦に入っても、ブンブラック/錠主導で勝ち切ると。

 そこからいろいろ不穏な流れになりまして、まずネオングルマー敗退を見届けたディスレースが何かに気付き、作戦中止してマッドレックス・フューリーを呼び戻す。ブンレッド/大也との戦いはフューリーが押し気味であったようですから、続行していれば倒せたかもしれない。その利を捨てても撤退させたわけですから、ディスレースが気づいたのは相当に重大なことなんでしょうな。

 ブンブンジャー側でも重大事発生のようで、常槍本部長が密かに射士郎を呼び出してますね。それが二度目の依頼ということらしい。ISAと通じる内藤はそもそもブンブンジャーの部外者でしたが、ついに仲間内から内通者か、というところで続く。次回「スパイとファミリー」の公式サイト予告によると、常槍は射士郎をスパイにするつもりらしい。

 しかし、続けて興味深いことが書いてありまして、大也と射士郎は以前は敵対していたとのこと。射士郎への一度めの依頼はその頃のものかもしれませんな。

Re: 9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/10 (Tue) 22:14:44

 定期感想その2です。

●シンカリオン チェンジ ザ ワールド

 新運転士:海風ツクモ後編ですが、前編では表面化しなかったツクモの弱点・悩みが表面化しましたな。今まではレギュラー運転士含め、前後編で悩みの匂わせから解決を描いていたわけですが、対人関係など乗り越えるべき壁があってドラマ展開としては紆余曲折があったからかと。

 ツクモの場合はツクモ個人の弱点でしたね。以前に荒れる海で怖い思いをしたせいで揺れることに苦手意識持っちゃったと。もっとも、何が何故どう怖いかが分かりさえすればば、ひょいっと解決できるなんてもんではないですが。しかし、視点を変えれば何とかなることもある、というのがアカネのアイデアでしたな。

 他の運転士の悩みより単純だから1話分で描けはするわけなんですが、観終えてみるとドラマの要はツクモの弱点ではなかったようです。ドラマの核は、前話ラストで泣いちゃったツクモと弟・妹の関係だったようです。

 そこはちょっと仕掛けがあったようで、前話ラストまでですと「ついバトル/任務に必死になって弟と妹との約束(駅での出迎え)をうっかりしたツクモ」というように見えます。それでも遅刻しながらもツクモは駆けつけ、泣く弟と妹に一生懸命謝る。これで何とか解決かと思える描写でした。

 しかし今話では、前話の翌日であるにも関わらず、弟と妹はまだ怒っており、態度がつっけんどんなわけですね。目的地へ向かう列車の乗り換えで、居眠りしたツクモ(疲れてたんでしょうな)を弟と妹は起こさず無視。弟と妹の機嫌がまだ相当悪いと気づいたツクモですが、謝り方がちょっと真剣に過ぎる。

 こういう場合、ツクモも「いつまで引きずるんだ」と怒り出し、きょうだい喧嘩となるも結局和解、みたいな流れでもおかしくありません。そもそも翌日に至るも怒りが解けない弟と妹の態度が不審であります。本当の遅刻の理由「シンカリオン運転士ゆえ」を言えないにしても、そこまで引きずるもんなのかと。

 何かおかしいなと思って観ていると、ツクモが揺れるのが苦手と言い出し、落合ミヨシ考案の特訓からの、苦手意識の理由の告白に至って、ようやく分かった気がします。軍艦島に行く船が荒天で揺れて怖かったので、以降も揺れると怖くて動きが鈍る。それだけに留まらないわけですね。ツクモが弟と妹を思いやる気持ちが深いため、2人が自分(ツクモ)と同じくらい怖い思いをしたんじゃないか。そう思うとつらかったと。

 そういう気持ちを抱いていたのが態度に現れたんでしょうな。ツクモが緊張しているから、弟と妹も緊張が解けない。それが「昨日のことは、まだ許しとらんけんね」と具体化されもする。それに対するツクモが鷹揚さがなく、緊張しきった謝り方になっちゃったんで、弟と妹も安心できず、不機嫌を維持しちゃったんでしょう。

 が、緊張した同士が対峙してもなかなか緩まず変われない。敵出現でツクモの注意・集中が弟・妹から逸れたのが幸いしたようです。難しいアンノウンでして、水中潜航できるわけですね。地面より上に有効なキャプチャーウォールでは捉えられない。

 シンカリオンは水中での移動や戦闘は考慮されてない(ように見えます)。海上を移動するのみのシンカリオンに対し、敵アンノウンは海中を3次元移動できる。そこは飛行型アンノウンも同じですが、キャプチャーウォールに制限されないのが水中型の強みなんでしょうな。水中は洋上から目視も難しいですしね。

 加えてツクモは揺れる洋上戦闘は苦手。それでも緒戦は何とか撃退ですね。敵アンノウンが、まだ本気ではなかったのが幸いしたようでもあります。これではいかんとツクモは訓練を願い出て、思うように効果が出なくても頑張り続ける。

 それをツクモの弟と妹が隠れて見ているわけですね。目の前に兄ツクモがいると、ツクモの態度に影響されて突っ張ってしまうも、離れてみると多少落ち着き、様子のおかしい兄が心配になるんでしょうな。ツクモの(弱点が生じた理由などの)告白は聞こえずとも、兄ツクモが何かのために一生懸命なのは分かる。

 どうしてそんなに頑張るんだろうと思った弟と妹に、タイセイがナイスフォロー。ツクモが「誰にも言えない大事なことをしていたから(遅れた)」「すごくカッコいいこと」と伝えるわけですね。タイセイの「カッコいい」は「誰かを守る」の意がありますが、そこまでは伝わってないでしょうな。しかし弟・妹は兄が知らないところで苦労していると理解した模様。

 そこへ再び水中型アンノウン再襲来。ツクモの弱点克服がまだなのに、といったピンチですが、アカネの授けた策「ホップ・ステップ・ジャンプ作戦」がありましたか。アカネとしてはハードル走とか三段跳びで思いついたのかな。要は、揺れる海ではなく不整地で戦っていると思えばいいというものらしい。さらに鰹の一本釣りの要領なんでしょうか、敵が攻撃に出して来た触手(?)を捕えて洋上に引きずり出して快勝。

 弟と妹は運転士がツクモとは知らされていませんが、「もしかして」レベルで気づいた様子がありますね。「もし兄ちゃんがこんな危険なことをしていたんだとしたら」と思えば、思いやる気持ちも出てこようというもの。危ないことをしていると告げなかったのも、心配させない思いやりと察するものがありもするでしょうな。

 弟と妹との別れ際、ツクモが「昨日はごめんな」とまたも謝り、「次はちゃんと駅で待っとるけんね」と約束し直しますと、弟は「今度は2人で兄ちゃんちまで行くよ」、妹も「(道は)覚えた!」と笑顔で言う。これは弟と妹が兄ツクモを理解したということでもあり、ツクモが敵に勝って自信がついて落ち着いたということでもあるんでしょうな。

 最後はデルタでして、メタバースでタイセイから写真などを受け取り、タイセイのメッセージに応えるように「リアルか」と呟く。デルタがメタバースとリアルを使い分けていることを匂わしてる感じがあります。

 が、ちょっと今話のツクモを観ていて思うこともありまして。「きょうだい」ですね。ツクモ以外でも、アカネは兄が大事な役割のドラマがありました。タイセイは姉ですね。デルタは現時点では「仮面の男」のアバターである疑い濃厚ですが、「仮面の男」の弟という線もあり得るのかなと。不審な動きをする兄を心配する弟デルタ、ということでも面白いドラマが発生しそうな気がします。

 その辺り気になりますが、次回「文化祭」はタイトル通りに文化祭らしい。ERDA/鉄道部の表の側面(学園)ですね。気になる「仮面の男」の正体については、ちょっとお預けになりそうです。

Re: 9月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/09/12 (Thu) 00:26:09

 ウイングマンの公式サイトが発表されました。

https://www.tv-tokyo.co.jp/wingman/

 主役の広野健太役は、藤岡弘、氏のご子息の藤岡真威人氏。こりゃ凄いな、と感心。前に仮面ライダーの映画で、父親の演じた本郷猛役を演じたりもしていました。
 で、原作の健太は中学生なんですが、実写版は高校2年生にアレンジされています。

 そして特撮者として、おおってなったのは、監督・坂本浩一という点。
 え? マジですか?
 ドラマ寄りでアクションはあまり期待していなかったのが、一気に大期待になりました。

 製作は、東映ビデオってことで、東映のVシネなんかを作る部署ってことだし、主人公・健太の部屋がポスターとか超合金グッズとか、なかなかマニアック。
 原作の80年代風じゃなくて、令和の時代に合わせたマニア部屋です。というか、高校生がこんなにマニアなグッズをいっぱい持っていていいのか? って感じ。

 今風のマニアだと、もしかしてヒーローショーのバイトをしていたり、YouTubeで配信したりもしているのだろうか?

 とにかく、80年代ではなく、今の時代の特撮好きキャラとして設定されているようですな。

 考えてみれば、異世界から来た美少女って設定も、今風と言えるのか?
 いや、今風だと異世界に行っちゃう方かもしれませんが、どうアレンジされているかな。

 坂本監督だったら、ギャバンも、戦隊も、ウルトラも、ライダーも全部撮ってる人だから、ヒーロー解釈でトチることはないだろうし、ヒロインアクションも得意なわけですから、ウイングガールズもアクション方面で期待できる?
 後は、役者が動ける人を集めて来れば、完璧なんじゃないか、と。

 ちょっと続報が楽しみになって来た感じです。

★ガヴ

 で、今回の感想はこれだけ。

 一言で言えば、予想よりも重い作風でしたな。
 まるで、平成1期(電王以前)に戻ったようです。

 主人公は、海辺で気絶していた絵面が、アギトの翔一くんを連想しましたが、助けた女性に化け物呼ばわりされている姿は、ギルスの方も連想。
 とりあえずは定住せずに、1話完結で怪人倒しては去る形式で進みつつ、2号候補とヒロインで彼を追う流れっぽいですね。
 次回は、2号候補が事件の取材で、ヒロインの幸果さんと出会うのかな?

 登場人物が出会い、それぞれの立ち位置が固まるまでに何週を費やすかが現状の見どころですね。
 1ヶ月で定住するのか、しばらくはバラバラで個別のドラマが続くのか。

 あとは、フォームチェンジが久々に面白いと思った。
 新装備をいきなり使いこなすのではなくて、新たな装備の使い方が分からないというか、割れるポテトチップス剣という扱いにくい武器に笑った。
 で、1話の鎧と同じで、非常に脆い装備品だけど、再生能力を持っているというのが新鮮ですね。壊れても、どんどん修復できるのは主人公としては珍しい描写。普通は敵の強さ、化け物ぶりを示す演出なのに。

 主人公が相手に大ダメージを与えて、これでどうだ? と言ったら、相手が再生して、ダメージが残らないという。
 非常にCG代がかかりそうな演出をどこまで続けるんだろうなあ、と気にしながら、凝った演出を見守りたく。

 2号ライダーのチョコレートも、何だか熱さで溶けそうだし。
 溶けて固まる演出なのか。
 ちょっとフォームチェンジの変わった演出に新鮮味を覚えています。

 序盤は1つ1つのフォームチェンジを大事に撮影して、ある程度、種類が増えたら、連続フォームチェンジで目まぐるしく変わって……というのが、1クールめの楽しさか。

 とりあえず、今夜はこれで。
 何より、ウイングマンネタをいち早く語りたかったってことで。
 

Re: 9月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/09/12 (Thu) 23:23:49

 感想の続きです。

★ブンブンジャー

 この作品、初期の雑誌インタビューで、メインライターの冨岡さんが「必殺風味のドラマを意識している」と言っていて、

 初期は、レッドという元締め役を中心に、裏稼業風味な正義のヒーローという構成とか、「◯◯屋」という愛称とか、チームなんだけど普段はそれぞれの職業持ちで割と自立しているとかがあって、
 その後、もっとストレートなネーミングの「始末屋コンビ」が出てきて、
 さらに最近は、裏稼業っぽいチーム分断ドラマになって来たな、と思っております。

 もちろん、必殺シリーズも作品数が多くて、仲間意識の強いアットホームなチームもあれば、もっとドライな関係で、すぐに意見や立場がぶつかり合うギスギスしたチームもあるわけで、
 どの作品を意識しているのか? というのと、
 メインライター以外の脚本家が多く参加していて(5人いる)、結構、コミカルな回とかヴァリエーション豊かな作品になっていました。

 しかし、冨岡さんの脚本回は、序盤の4話、マッドレックス大暴れの8話と9話(オレンジ参入回でもある)、始末屋登場3部作(16〜18話)、そしてオレンジ離脱の26話以降と、仲間の出入りが激しい重要回を担当しているな、と。
 そのうえ、今まではギスギスしていた仲間関係が、相互理解で絆が深まる熱いドラマ調だったのが、ここに来てオレンジの過去が判明したことで「私的な復讐に、大事な仲間を巻き込めない」という事情で、チームの崩壊の危機を予感させている。

 まあ、これで大人のハードボイルドドラマだと、オレンジの孤軍奮闘から仇に返り討ちにされて、晴らせぬ恨みを……となるのでしょうが、そこは戦隊のチームドラマを重視して、ピンチのオレンジを助けに来る仲間の再結集で熱く燃えるための仕込みを期待しているわけですが、
 一方で、この期に、それぞれの仲間の過去とかを掘り下げながら、チームの基盤の再確認につながって行きそうな流れかな、と。

 必殺だと、仲間に迷惑を掛けたくないから、と孤立して単独仕事を決行して、果たせず自爆して果てた夢屋時次郎(演・緒方拳)というキャラがいまして(必殺からくり人)、最終回ではチームが宿敵組織と戦って相討ち全滅するという壮絶な作品もあったのですが、
 さすがに戦隊でそれはないだろうと思いつつ、調達屋さんの描かれ方はそういう雰囲気にも近いかも。

 9月に入って、ニチアサのシリアス度が高まっているな、という雰囲気で、この後は、ロボ販促的に最強合体への伏線も撒いている最中でしょうし、いろいろ大きなうねりを感じております。

 大也としては、「宇宙に行けるブンブンカーを開発すること」で、宇宙出身の調達屋を改めてスカウトする理由になるわけですしね。
 何せ、調達屋は自分の乗ってきた宇宙船の部品を調達材料にして(身を削って)、助けてくれたわけですから、彼を再び宇宙に届けることが「届け屋の仕事」になるわけでしょう。

 これでディスレースが地球から一度追い出され、宇宙に逃げ出す展開になれば、調達屋も大也と合流せざるを得なくなる。

 一方で、ディスレースがブンブンジャーロボ=ブンドリオの姿を見て、何かに気づいた伏線も撒かれましたが、
 予想の一つは、ブンドリオのさらなる過去として、元ハシリヤンの幹部筋だったのが脱走したとか? というネタもありまして、それはそれで重い話だろう、と思いつつ(ガヴともネタがかぶりますし)、可能性の一つとして。

 そんな話の流れに、トッキュウ1号がどう絡むのかなあ、と期待しつつ。

★シンカリオン

 九州編は、割と穏やかに終了。
 そして、次回は奈良編かと思いきや、文化祭ですか。

 テンとシオンのドラマも気にしていたので、おあつらえ向きに遊びに来るようで、特にシオンがアイドル好きの親友娘といっしょに映ってるショットで、彼女のドラマのその後が分かるのは良し、と。
 確か、前にアカネ先輩に惚れてたわけで、再会したらどんな反応になるかが気になる。アカネは基本的にコミカル要素が薄いですからね。

 一方、タイセイのはやぶさが、文化祭で忙しいリョータの代わりに、エルダドリルを装着するみたいで、いつも使ってる武装の換装ってのは見たかったので、そこも期待。

 テンとシオンの期待にも別武装を換装するのかな?

 あと、気になるデルタと、仮面の男の関係ですが、どちらも片目を隠しているという共通点がありますね。
 デルタは右目を髪で、仮面の男は左目を仮面で。
 デルタは今のところ、メタバースでしか登場していないので、仮面の男のアバター説が濃いのですが、その真偽はさておき、

 以前にファントムシンカリオンが、タイセイとイナの思い出の場所にアンノウンを送り込んでいる背景があるのに対して、
 デルタ登場以降は、タイセイがデルタにメールで「今ここに遊びに来ている」と伝えた場所に、アンノウンが出現している傾向があるのでは、と。

 デルタはタイセイがはやぶさの運転士だとは気づいていないと思われますので、お互いに良いメタバース友だちと思っているのでしょうが、仮にデルタと仮面の男につながりがあれば、タイセイは必ずデルタや仮面の男を説得するだろうし、
 逆に何のつながりもないはずがなかろう、と。

 別の可能性として、デルタは仮面の男がネットで構築したビーナみたいなナビAIが自律活動しているという仮説。
 ビーナがナビとして非常に人間らしい挙動をしているのを見て驚いていましたが、自分がナビという自覚がないのか、演技なのか、疑い始めたら、いろいろ妄想が浮かび上がります。

 しかし、とりあえずはデルタよりも、仮面の男がERDA憎しにこだわる理由と、リョータを助けた昔のシンカリオン運転士との関係性ですね。
 いずれにせよ、仮面の男は、年齢的にもう大人でしょうし(イナ姉さん=23、4歳よりも年上?)、デルタ君はまだ学生に見える。

 そもそも、仮面の男はまだ名前も明かされていないので、とりあえず、昔のシンカリオンの運転士の名前が「デルタ」だったりしたら、そこからいろいろつながって来そうですし、
 まあ、毎回、ラストに仕込み情報を小出しにして来る可能性がありそうだな、と。

 とりあえず、デルタ君は、あまりリアルを知らずに、タイセイの教えてくれるリアルの風景に興味津々になってるうえ、自然が好きっぽい。
 それと、最近のアンノウンは、線路以外の乗り物にこだわっているのは、仮面の男の趣味なのか、作劇上の問題なのか。
 少なくとも、仮面の男は「失われた自然や、歴史ある乗り物」に興味がありそうで、それをネット上で再現することへのこだわりをERDAがつぶした?

 ERDAの背景も、「超進化鉄道開発機構」ってことですが、単に防衛組織なのか、それとも大企業の開発部門の一部で、その大企業が自然破壊やらネット上で傍若無人に振る舞っているのか、よく分からないですからね。
 この辺は、イナさんがハーデスの運転士への心当たりをはっきりさせてくれないと、話が進まないな、と。

 今のところ、ERDA上層部が、錬金アカデミーの上層部同様に、信用ならん連中で、現場の良心的なスタッフたちのおかげで回っているようにしか思えません。
 上層部がうさん臭いのは、ISAとERDAと今はそんなところですか。

Re: 9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/17 (Tue) 22:04:25

 定期感想その1です。

 ウイングマンの続報情報、ありがとうございます。あと約1か月ですね。15秒ティザーを観てみますと、ライダーや戦隊でおなじみの場所でのアクションがちらっと映ってますね。やはり東映だなあと。自分も期待する坂本浩一監督としても、アクションやりやすいかもしれません。

●仮面ライダーガヴ(第3話:ソーダパンチは罪な味)

 今話は腹ペコのショウマがまたも1話限りのゲストに拾われる話でして、次回もそのようですからしばらくはロードムービー風に進めるみたいですね。ただし、第2話登場のレギュラーである甘根幸果と辛木田絆斗とのつながりは保っておくと。今話登場のレギュラーは自称グラニュート研究家の酸賀研造ですね。敵の人間界への浸食がかなり前から始まっていることを示唆するものですが、酸賀のドラマ上の役割は今話ではまだ分からない感じです。

 ショウマが次々と人と関わっていく過程は、ゼロワンで突如社長就任した或人が客先を回る序盤を思い出すものがあります。ゼロワンの場合はヒューマギアがいかに社会に浸透しているかという物語舞台の解説にもなってました。ガヴの場合は社会自体は現実と見た目は変わりませんが、裏ではいかに異世界の敵に蝕まれているかを示してくれるものになっているようです。

 自分が今話で上述の通りゼロワン思い出したのは、ゲストの筋元弥彦演じる阿部亮平さんの影響かもしれません。消防士回(第26・27話)で消防士ヒューマギア・119之助と対決した人間の消防士:穂村武志を演じたのが阿部亮平さん。自分は119之助が最後に自らを犠牲に人を救った姿に感動したんですが、それは穂村の存在あってこそ。ガヴの今話は全く印象の違う役柄ですが、やっぱりいい味出してるなと感じます。

 ともかく本編。前話のバイトで得た資金が底をつき、またも腹ペコで倒れたショウマを拾ったのが今話メインゲストの筋元弥彦。ちょっと強面風ですが、ショウマが倒れると慌てたり、ほか弁食わせたりと人柄はいいみたいです。ショウマがお菓子を異様なくらい好んでいると知ると、飯の大事さを説いたりもする。

 が、ショウマが超人的な力持ちと知ると「仕事」に誘う。これが空き巣だったわけですな。ショウマの腕力を留守宅に押し入るのに欲したわけだったか。印象が一転して悪党になるわけですが、世話になってる「親父」の会社のためだと言う。しかし泥棒は泥棒でありまして、ショウマが憤然として「おじさんは俺に泥棒させるためにご飯くれたの?」と言うとたじろぐ。どうも常習犯ではなさそうです。

 そういう筋元弥彦に目を付けたのが、移動ほか弁屋の女性ですな。正体はストマック社に人間(ヒトプレス)を供給しているグラニュート:ボン。ほか弁屋車内にこれ見よがしに大金を置いておき、金が欲しい筋元を惹きつける。筋元が(親父のために)大金が入ったと大喜びしたところをヒトプレスに変えちゃうわけか。そういや幸福なときにプレスするといいスパイスになるんでしたな。

 が、事態を察知したショウマが追い付いて来る。バトルになりますが緒戦はグラニュート:ボン優勢。しかしソーダグミのパンチングミアシストで形勢逆転し、決め台詞「二度と闇菓子に関わらないか、この場で俺に倒されるか」。グラニュートの応答も決まってまして「闇菓子をやめられるわけねえだろ」の拒絶で、決め技食らうと。一応は更生の機会を与えているわけですが、闇菓子の依存性が強すぎるようですね。麻薬的なものなのかな。

 今話もヒトプレスから元に戻された/救われた筋元がガヴの姿に驚き、ショウマ/ガヴは去っていくと。ただし前話でガヴを恐れた佐藤律が今話に入るとガヴに救ってもらったかもしれないと思ったようでして、ガヴを恐れた人は時間差で見直してくれるという流れになっていくのかな。が、当面は怖がられては逃げるように去るしかないんでしょう。

 そういうショウマ/ガヴを着実に追っているのが辛木田絆斗ですね。今話ゲストの筋元はおそらくは10代で悪さをしていたのを「親父」こと社長に拾われたようですが、絆斗も母をグラニュートに殺害された後に師匠:塩谷壮士に拾われたらしい。どちらもいい育ての親であるようですね。

 筋元は育ててもらうことで完結していますが、絆斗はそうはいかない。母を殺害した者を追いたい。今話では甘根幸果からの情報を元にガヴの足取りを着実に追っているようです。が、再びガヴに接触成功というところで、自称グラニュート研究家の酸賀研造に邪魔されてしまう。酸賀も独自にガヴを追っていたようで、バトル現場のゴチゾウを驚きもせずに拾い集めてましたな。

 自分はてっきり「絆斗がショウマをガヴと知らずに接触して、いずれ2号ライダーのきっかけを」と思ってたんですが、先にグラニュートの情報を知っている酸賀とコンビ組む形になるのかしらん。

 次回「マシュマロおかわり!」では、ショウマが亡くなった息子にそっくりと言い出す老夫婦に拾われるようです。そっくりなのが偶然なのか、それともショウマの母の血縁の何かのせいなのか。いや、まだ第4話ではあんまり深い因縁とか作りそうにないかな。

●爆上戦隊ブンブンジャー(第29話:スパイとファミリー)

 宇宙のハシリヤンに対する地球の防衛組織がISAだと思っていたら、どうも怪しい動きが見られるようになり、今話ではその具体例を見せて来た感じですね。といってもISA全体がおかしいのか、常槍本部長の独断なのかは今のところ明らかではなさそう。

 その常槍とつながりがあったのが射士郎ということですね(劇中の台詞ではISAとのみですが、公式サイトでは常槍と言明あり)。もっとも、以前に一度だけ仕事の依頼を受けただけ。が、その依頼が「地球に飛来したブンブンの回収」ということで、大也の拠点に忍び込まざるを得なかったと。前話の予告ではもっと因縁が深いのかと思ってまして、今後の不安定要因になるのかと想像してました。

 それでも射士郎 vs 大也&ブンブンではありますな。緒戦は射士郎優位でして、大也側が張り巡らせた電子的なセキュリティをことごとく突破とのこと。しかし、最後の最後で古典的でアナログなトラップ(足に引っかかる糸)にしてやられる。射士郎視点では電子的セキュリティは囮だったと言えそうです。が、大也視点ではたとえ囮のようであっても本格的なセキュリティを突破されたわけで、射士郎をスカウトする充分な理由になるわけですね。

 そういう回想の直後、またもや常槍本部長から射士郎に依頼が入る。第1話で出て来た青里ファミリーの親分とボンボンの邸から回収して欲しいものがあるとのこと。依頼時点では詳細不明でしたが、射士郎が忍び込んでみるとハシリヤンが使うイグニッションキー。親分の話によれば、改造隊長キャノンボーグと協力する契約の証しとして授かったらしい。第1話の後にそんなことになってたんですか。親分はキーで苦魔獣が作れることは知らなかった感じですね。

 射士郎のキー回収には先斗とビュンディーが一役買ってまして、親分らの注意を引き付ける陽動ですね。これも古典的なアナログ手法といえまして、射士郎は大也邸忍び込み失敗で学ぶもの(電子・デジタル一辺倒の危うさ等)があったんだろうか。

 ともかくもキー奪取には成功するも、苦魔獣ゴンググルマー襲来。なぜかボクシング対決を強いるこだわりがあるようですが、等身大戦で負けて巨大戦に移行すると性格変わってますな。勝ちさえすればいいと対戦相手の縮小とか何でもアリになるらしい。が、結局はいつも通りに倒される。ブンレッド/大也らの足止めの別動隊の再生マッドレックス(フューリー)も苦魔獣すると撤退。

 前話同様、やはりマッドレックスは以前と様子が違うわけですね。そこはブンブンジャー側も対戦した大也/レッドの報告がありましたが、ハシリヤン側でも再建隊長ディスレースからサンシーターに、もっと詳しく明かされる。要は以前の記憶を持たない、戦闘能力だけ同等のクグツということですな。マッドレックスを慕うサンシーターとしてはショックでしょうな。

 しかしブンレッドの一撃を受けた直後のマッドレックス・フューリーに異変ありまして、一時的なんでしょうけど元のマッドレックスのような言動を見せる。どうやら記憶はあるけど封印されてる感じですね。次回タイトルが「暴走は俺の物」でして、マッドレックス完全復活の暗示でしょうか。

 それは次回に期待するとしまして、射士郎からキーを受け取った後の常槍本部長の言動がいよいよ不審に。回収したかったキーは複数あり、今回のが最後らしい。それが「ハシリヤン利権」に関わることも示唆されましたな。最も気になったのが「キャノンボーグも余計なことをしてくれたものだよ」という台詞です。

 隊長がキャノンボーグになる前は常槍本部長(ないしはISA)とハシリヤンの関係は良好だったんでしょう。よく考えてみますと、今回の敵組織ハシリヤンは地球征服だとか人類絶滅だとか物騒なことは言っておらず、ひたすらギャーソリン集め。それならハシリヤンへの協力の見返りに利益提供(技術供与含む)があってもおかしくありません。

 そこにISAが乗ったと考えてもよさそうです。そうだったとしまして、キャノンボーグが行ったのが、ISA以外へのイグニッションキー供与ということらしい。少なくとも苦魔獣を作れる技術をばらまいたことになりますな。これはキャノンボーグの造反だったのかもしれません(ISAに対してなのか、ハシリヤンに対してなのかは不明)。

 それを常槍本部長が内藤雷汰と組んで排除にかかった結果が今話だったのかも。下手すると、マッドレックス→キャノンボーグ→ディスレースというハシリヤンの隊長交代劇も単なる敗北によるものではなく、そうなるよう誰かが仕向けた可能性も考えられなくはなさそうな気がしてきます。

 ブンブンジャー側はISAの動きについては、ほぼ察知しておらず、射士郎「敵は、ハシリヤンだけではないかもしれん」くらいのところですね。調さんも常槍の謀略については蚊帳の外らしい。どうなってるかややこしそうですが、マッドレックスが完全復活したら快刀乱麻を断つみたいな流れでも面白そうです。

Re: 9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/18 (Wed) 15:30:55

 定期感想その2です。

●シンカリオン チェンジ ザ ワールド(第22話:文化祭)

 ぱっと見には平凡な回のようにも思えます。仮面の男の暗躍もないし、ERDA側運転士の危機やドラマも薄め。恒例ともいえる日常Aパートでの出来事をバトルのBパートで活かすという運びもない。文化祭については、テンやシオンも参加してにぎやかでありますが、何かを達成するわけでもない。

 じゃあ今話は何をやっているんだろうと考えますと、次への準備かなと。たぶんデルタですね。今話でようやくリアルでの回想などが入りまして、人物像がかなり明らかになってきました。メタバースに固執する、というより大好きで、旅行もメタバースが楽しい。そのためリアルでの学校を諦めてメタバース通学に切り替えるほど。

 デルタは大也から文化祭に誘われるわけですが、リアルでの訪問は難色を示し、メタバース開催のほうなら行く。というのが今話ラストですね。そこからどうなるか、というのが次の見どころになりそうです。

 前回感想でデルタの正体についての妄想をあれこれ申しましたが、どうも自分はデルタに興味が高まっているようです。仮面の男の正体かもしれないと思えば当然かもしれませんが、劇中でいろいろ匂わせてきますと、つい乗せられて想像が膨らむ次第。今話ではリアルでの様子が描かれましたから(ただし時期は不明)、確かに存在するキャラでよさそう。

 ではあるものの、どうかするとその後に死亡してメタバースに仮想人格として再生されたんじゃないかとか極端なことまで考えたりします(^^;。その辺りは、仮面の男が戦いで優勢ながらもデータセンターへのダメージを恐れて手を緩めたことなども連動させて考えております。
(その辺り、ガンダムビルドダイバーズのGBNにはリアルの生活では不自由のある人も参加していて、主要キャラクターの1人が車椅子生活だったといった設定・描写も思い出してのことだったりします。)

 ともかく本編。進開学園の文化祭ということで、タイセイらは出し物を喫茶店とする。リョータの料理の腕(ナポリタン)とアカネのウエイターが2本柱ということですね。つまり胃袋とビジュアル。それだけでなく、アカネは女子から壁ドンまで期待されてるのか。しかしアカネは乗り気ではない(そりゃそうだろうな)。文化祭で苦い経験があるガンマは生徒会長として釘を刺しまくり。

 が、他のクラスの出し物もなかなかのものでして、特にお化け屋敷は人気らしい。来客として参加のシオンなどは、お化け屋敷なのを忘れるほど夢中になってる模様。これが文化祭/日常バートでの結末の伏線だったのかな。今話でシオンは面白く描かれてまして、お化け屋敷以外にも嫉妬とか。男性アバターを使っていた第9~10話でシオンに好意を寄せたユキが、案の定と申しますか、アカネを見る目がハートマークになりますと、シオンはメラメラ嫉妬の炎とか。

 そこから発展して何かあるわけでもなく平穏に文化祭は進む。が、アンノウン襲来。幸いにもテンとシオンが来てくれてますんで、タイセイらも加えて4人態勢で迎撃。文化祭主力のリョータとアカネは残すわけですね。

 アンノウンについてはダイヤ並みの硬度のようで攻撃がロクに通じない。が、イナが硬いが脆さの劈開を突けばいいと、リョータのE7の装備のドリルをタイセイのE7が使って快勝。SRGの修復状況は分かりませんが(今回は運転士揃ってないし)、装備の融通はできるみたいですね(後でリョータが驚いてましたんで、運転士もはっきり知らなかったのかしらん)。

 この戦闘で浜カイジ本部長の態度にちょっと注目しました。イナの分析と戦術に対し、どういうことかと質問はするものの、それ以上は口を挟まない。任せてる感じですね。ということは、以前ほどの疑いを今は持ってないということなのかも。

 一方、文化祭パートではピンチに。予想以上の売れ行きだったのか、ナポリタンの材料が底をついたらしい。となると、来てくれた客/生徒は去ろうとする。買い出し部隊はタイセイが戦闘で抜けてマイのみに。しかも自転車の転倒というアクシデント。

 それを救ったのが、意を決して壁ドンしてくれたアカネと、買い出しの手伝いに駆け付けてくれたリオ副会長というわけですね。アカネは何人の壁ドンしたのか、かなりばててましたな。これで何とかなりましたが、総合評価はお化け屋敷に持ってかれましたか。

 最後はメタバース文化祭のほうにデルタが来てくれて続く。次回「イドとモリト」ではデルタのAIのイドがピンチに陥るらしい。新しいメタバース鉄道館との互換性がないんですか。となるとデルタが奮闘するはずで、デルタ回と考えてよさそうです。正体分かるヒントがあるといいなあ。

Re: 9月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/09/19 (Thu) 23:59:41

 ウイングマン、追加キャスト発表で、ウイングガール(アオイ、美紅、桃子、久美子)の4人とも登場確定。
 桃子は原作のヒーローアクション部から、アクション演劇部に設定変更。ヒーローアクション部は、オリジナルヒーロー戦隊のセイギマンをコスプレして、健太をレッドとして、青黄緑桃のチーム構成だったわけですが、果たして青黄緑の登場はあるのか?

 そして、後からやってきた転校生の黒津くんをセイギブラックに認定しようってネタでしたが、その正体は敵の幹部の一人……というのが原作。
 で、ドラマ版だと、黒津役が女性になってる。

 とりあえず、敵幹部が変身した北倉先生を誰が演じるかを目下、気にしつつ。
 原作に登場しない謎の教育実習生はいるけど、教師関係のキャスティングはまだ発表されていないので、さらなる追加情報を期待。

 現状、週に一回ペースで、追加情報が出されているので、なかなか期待感を高めてくれます。

★ガヴ

 ゲストとの出会い→交流→クライマックス・バトル→別れ、というルーチンで、毎回の物語が展開する一方で、
 縦糸を紡ぐのが、2号ライダー予定の絆斗さんですな。

>グラニュート研究家

 ショウマ以外のレギュラー陣が、甘い、辛い、と来て、次は酸っぱいということで、彼もレギュラー確定と見ています。
 すると、もう一人、苦い名義のキャラも来るのか。

 で、研究家というからには、2号ライダーのヴァレンの変身に貢献する博士的な役どころ、と見ている次第ですが。

 ともあれ、人間関係の積み上げに至らないまま、孤独に去っていく流浪生活の主人公に対して、そういう積み上げドラマで関係性を構築しているのが絆斗だと。
 1話完結型の主人公がショウマで、連続ドラマ型の主人公が絆斗のように見える状況。

 世間知らずの無邪気な子供メンタルのショウマと、師匠に世話になりつつ社会人として動機づけもしっかりできてる絆斗。
 感情移入しやすいのは、後者ですな。

 まあ、序盤はキャラの人間関係構築を楽しみながら、毎回を楽しみつつ。

 続きは次回。
 

Re: 9月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/09/20 (Fri) 22:26:48

 今週の感想、後編です。

★ブンブンジャー

 青と紫のアウトロー系コンビの主役回。
 だけど、ネタがボクシングで、いろいろカオス感を覚えた話。

 まあ、紫にスポットが当たると、カオスこそが日常にも思えますが。

 一方で、大也の方は、マッドレックス・フューリーとの対決。
 戦隊では珍しく、全員集結しての怪人退治にはならない回。

 いや、前作と前々作では、全員集結こそがレアだったわけですが、今作は割と集合率が高かったと思いつつ。

 まあ、オレンジが抜けてから、チームの分散行動が当たり前になって来たかな、と。

 ともあれ、マッドレックスの記憶が回復する可能性に期待しつつ。
 ライバルにしても、味方になるにしても、操り人形的な姿は見ていて偲びないですしね。

 同じく、そんなマッドレックスのために行動するサンシタ主役回にも期待しつつ、そこにまた、オレンジが絡んでくる?
 この時期になると、定例のフォーマットを外した話が続いていて、次はどうなるのかな、と気になりまする。

★シンカリオン

 文化祭回は文字どおり、お祭り回ですが、シオンのコミカル描写が印象的でした。

 何だかんだ言って、後輩2人の掘り下げはあまりできていなかったわけで、初登場2話分以降の個人ドラマの行方を気にしておりました。

 シオンは、ユキちゃんとの友人関係が無事に維持できていることを喜びつつ、ユキちゃんはアカネ推しモードがまだ続いていて、シオンが親友を取られたような嫉妬ぶりが強調。
 それでいて、ユキちゃんを守るために、オバケ屋敷のオバケに過剰反応するなど、実は思い込んだら一途で、強烈なドジっ娘属性を備えていたことが判明。

 というか、登場回からして、アバター設定をミスるなどドジっ娘だったか。
 クールな武闘家娘に見えて、ドジ。すなわち、熱血、クール、コミカルの3要素を兼ね備えていて、しかも女性キャラ、さらに後輩という1人で戦隊の5属性を備えていたことに、今、気づきました。
 あ、追加戦士という意味では、6人めの要素も持っている。

 ちょっとキャラの解像度が上がって、嬉しく思ったり。

 一方のテンは、知的な意味での天才ぶりを披露するも、ビーナに絡まれる以外のギャグ要素は薄いですな。
 当初は、天才運転士という触れ込みで登場したけど、登場回が少ないから経験点を稼ぐことができずに、どんどん負け越すようになって来ております。

 例えば、テンとシオンの後輩ズの主役回とかも期待したいわけですが、やはり、メイン3人が物語の中心になるのは仕方ないのかな。

 で、次回は、デルタ君のキャラに掘り下げが起こりそう。
 ネットスポットの運営終了は、以前の動物園と通じる「仮面の男の動機」とも被りそうで、両者の関係性にまで踏み込んでいくのか。

 公式サイトのキャラクター紹介に、デルタ君が追加されないのも、やはり既に紹介されている仮面の男との関連づけが隠されているように感じる次第です。

 まあ、次の話で、ハーデスシンカリオンに大きな動きがあることを予想しつつ。

Re: 9月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/09/23 (Mon) 05:49:48

 変則ながら、先にシンカリオン感想をば。

★シンカリオン

 これまでずっと、デルタ君=仮面の男では? という想定で書いてきましたが、
 その予想は外れっぽいと、今週の話『イドとモリト』を見て、考え直すに至った次第です。

 タイセイの姉、大成イナと初対面だし、
 タイセイ(はやぶさ君)の名前を聞いた際に、自身もモリトという本名を告白。

 一方で、イナが墓参りに行ったという「工部レイジ」という行方不明キャラが仮面の男の正体……という明確な匂わせが示されたことで、ほぼデルタ君ことモリトは潔白であることが証明されたような気がします。

 で、この番組におけるモリト君の役割が見えなくなったわけですが、現状はメタバースへの愛着を表現するためのキャラかな。
 登場当初は、タイセイの尊敬する先輩キャラ(憧れの才人)に見えていたのが、先週の話から「メタバースの引きこもりにして、リアルの人間関係が紡げない、偏った成長を遂げた未成熟なキャラ」であることを強調するような設定開示となっています。

 そんなデルタ君の持ってるピュアさ、未熟な悩みを、タイセイと鉄道部のみんなで解決する話になっていました。
 ある意味、タイセイの周りには、鉄道部およびERDAの関係者しかいなかったのを(両親除く)、初めてERDA以外の友人ということで、その後もシンカリオンの存在を知らないまま、メタバース仲間という立ち位置で定着。

 一方の工部(たくみべ)レイジというキャラが今回、改めてピックアップされました。
 中1の時に、この世界の初代シンカリオンの運転士として起用されたものの、事故で昏睡状態になり、収容された病院から行方不明になって、7年が経過。公的には死んだ扱いとされている、と。

 彼の存在がピックアップされると共に、デルタの本名がモリトと明かされたことで、デルタ=仮面の男説は間違いということが判明したのですが、
 では、このまま接点を持たずに進むかどうかは未定なので、引き続き両方のキャラに注目視聴したいと思います。

 そして次回、ようやく待望の関西人キャラ、西大路ヤマトの登場ですね。OPにはすでに顔見せしてるのに、ずいぶん待たされた気分ですが、彼の加入で、ガンマ先輩を中心にした2つめのSRG合体の可能性が開かれることもあって、期待しております。

 ということで、予想まちがいを早めに修正したいとの気持ちでの先行感想でした。
 ガヴとブンブンは定例どおり、K.Kさんの後に回りたいと思います。では。

Re: 9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/23 (Mon) 23:08:58

 定期感想その1です。

 シンカリオンの感想を先に頂いて助かります。デルタが仮面の男とは別人らしいとなって、ちょっと混乱しておりましたもんで(^^;。デルタのAIイドとの関わりのドラマからは「デルタ/モリトって仮面の男と関係なさそう」→「じゃあなんでデルタなんて出て来た?」みたいな。

 しかしご指摘の通り、デルタ/モリトと仮面の男は「このまま接点を持たずに進むかどうかは未定」であるようです。その辺り、さらに再視聴して感想書いてみようかと思っています。

●仮面ライダーガヴ(第4話:マシュマロおかわり!)

 第1話冒頭でショウマが異世界から人間界に逃げて来る前、何があったかを描いてくれましたが重い話でしたな。絆斗のほうは見知らぬ怪物がグラニュートで、襲われた母がどうなったかを知ってしまう。母が餌食にされた点で2人は共通ですが、気持ちは対照的であるようでして、バディ関係になるとしたらドラマは面白そうです。

 ともかく本編。冒頭では腹ペコながらも無人野菜販売には手を出さないショウマからですな。これまでも腹ペコで倒れてるわけですが、人様のものに手を出さないゆえでもあるようです。この世界(人間界)で学んだものではなさそうで、母みちるの薫陶の賜物なんでしょう。

 が、人間界での常識には欠けていると。畑の野菜が栽培されているものと知らず、野草・雑草だと思い込んで食おうとしてしまう。畑の主の老夫婦(仲村良治・睦子)に見つかってしまうも、亡くなった孫にそっくりだったため温情を受けることになる。

 食うに事欠くなら住み込みで畑仕事を手伝いなさいってことですな(もっとも、そこは名目で老夫婦の本音はまるで孫が生きているような気がする点が大きいんでしょう)。ショウマは怪力でスタミナもありますから、向いていると言えそうです。
(この辺りの流れからラストでショウマが去るの、「境界戦機」1期序盤をちょっと思い出したりします。)

 が、ストマック家の双子(シータ、ジープ)がエージェント引き連れて襲って来る。赤ガヴへの興味があるみたいですね。兄のニエルブには赤ガヴについて隠しているつもりらしいですが、ニエルブはお見通しの模様。ストマック家はどうやら一枚岩ではなく、それぞれがやりたいようにやっているんでしょう。

 ショウマは老夫婦の巻き添えを恐れて場所を森に移して迎え撃つも、双子(シータ、ジープ)は戦闘には参加せず。どうやら引き連れて来たエージェント2人が相当に強いから勝てると踏んでるんでしょうね。ショウマがゴチゾウ/眷属でガヴになれると知って少々驚く様子がありますが、想定外でもない感じですね。

 そもそも写真見ただけで「赤ガヴ」と呼んでたわけだし。が、その赤ガヴであることの意味は重いようですな。双子のあざけりからショウマの回想に入りまして、第1話冒頭(ショウマが逃げてくるところ)直前に何があったかですね。ストマック家の父が死んで、長男ランゴがトップになったことは既に判明してました。

 ショウマが母みちるに言われて闇菓子に手を出さなかったこともですね。老夫婦との会話から野草の類を食べて飢えをしのいでいたことも今話で判明。闇菓子の麻薬性(?)もさることながら、人間である母みちるが人由来の闇菓子を食べないのは当然かも。が、父/夫の死でランゴが仕切れるようになると、母みちるはヒトプレスを経てスパイスにされちゃったと。

 これをショウマは目の前で見ていた。ショウマ自身はスパイスにならない/なれないらしい。それが赤ガヴだからということらしい。グラニュートと人との間にできた子だからなのかな。ショウマとしては九死に一生を得る格好ですが、双子(シータ、ジープ)からすると、むしろ嘲る理由になるらしい。なんでしょうね、赤ガヴであることって。

 ともかくもバトルは続きますが、エージェント2名相手では分が悪いようで、ガヴ/ショウマは追いつめられる。そこで今話のお菓子マシュマロのゴチゾウか、と思ったら違ってまして、まず根性で跳ね返しますか。母の仇を目の前にしてますから、恨み・怒りの力かと思ったら「母さんが生まれたこの世界を守りたいんだ」ですか。つらい気持ちが守るほうに向く性分なんでしょうな。

 そこからマシュマロで形勢逆転していくと。難点は武器が握りづらいことみたいですね。ポテトチップは剣が折れやすかったし、人間界の菓子由来のゴチゾウ/眷属は長所・短所を併せ持つ傾向があるようです。壊れた部屋の修復とかはあっという間に完璧にこなしてましたんで、そもそも戦闘向きではないのかもしれません(と考えると、戦うショウマを身を粉にしてサポートするゴチゾウがいじらしい気もします)。

 マシュマロのゴチゾウ(ふわマロ、まるマロ)の力は充分強いようでして、緒戦は優勢だったエージェントが手も足も出ずのガヴ快勝。今話は闇菓子と引き換えに人を襲う「バイト」ではなかったせいか、例の決め台詞はなしと。エージェントが敗退すると、双子もそれ以上は手を出さずに撤退。

 ですが、ショウマと出会って幸せそうな老夫婦をスパイスにという脅しは無効になったわけではない。スパイスとしては幸せであることが値打ちを高めるわけですし、敵は当面はショウマを狙ってきそうであります。となると、またもやショウマは去るしかない。戦闘で消耗して腹ペコのショウマはまたも倒れ、しかし怪しい影接近。次回「思い出がヒリヒリ」予告等によりますと、この影は味方みたいですね。

 一方、絆斗のほうは前話で出会ったグラニュート研究家:酸賀研造の研究室へ。酸賀から説明を受ける流れですが、なかなか残酷な展開ですね。酸賀は敵グラニュートが人間で闇菓子を作ることを知ってから長いらしく、もう何とも思ってないらしい。が、絆斗はそんなことは知らずに、襲われた母が行方不明と思って、これまで探して来た。

 しかし酸賀はさらっと人間を圧縮(ヒトプレス)して闇菓子のスパイスにすると絆斗に告げる。そのときの絆斗の表情、観ていてなかなかつらい。考えないようにしてきた最悪の予想が現実と知っちゃったわけですね。酸賀はむごいなあ、と思いかけたんですが、そうではないかも。

 酸賀としては、その先も見据えている感じですね。グラニュートを倒す方法について話し出すわけですんで。しかも、ゴチゾウを捕獲したことでブレイクスルーがありそうなニュアンスです。

 これで絆斗、母親捜しから仇討ちに覚悟が変わったんじゃなかろうか。そこで気になるのが、上述しましたショウマの「この世界を守りたい」です。母を殺されたという動機から、守ると倒すという対照的な方向に気持ちが向いている。そこが自分的には、ショウマと絆斗がバディとなったときに、気持ちの方向がどう作用するかに興味津々です。

(ストマック家について、人間の圧縮が可能になった時期とか、亡くなったとされる「父」がなぜショウマと母みちるを他の家族の意に反して保護していた理由とか、いろいろ気になりますが、まだまだ見当つかず。もうちょっと話が進まないと分からない感じです。)

●爆上戦隊ブンブンジャー(第30話:暴走は俺の物)

 ディスレースのクグツと化したマッドレックスを元に戻そうとサンシーター大奮戦の巻ですね。悪戦苦闘の踏ん張りを見せてくれるも、どうやら無駄骨だったらしい。と思わせておいて、おやこれは、という展開でしたな。ベタですが、こういうの好きです。

 冒頭、前話で記憶が戻りかけたマッドレックスですが、呼び戻したディスレースによりリセットされる。これを見ていたサンシーター、マッドレックスとの出会いから思い出したりしまして、何とかして元に戻ってもらおうと決意。

 といっても、ディスレースに面と向かって歯向かえるわけもなく、腹の音を偽装しておいて食事にと偽り、なんとかマッドレックスを連れ出す。そこから思い出の場所を巡るも効果なく、以前のエピソードとか演じてみせるも、やっぱり何も起こせず。

 でも、自分はサンシーターに感情移入が深くなりつつありますんで、情けないとか駄目だなあとは思わずです。頑張ってるなあ、きっと報われる、という気がして、さらにそれが強まる感じ。

 そう思った途端、マッドレックスがブンレッドのお面に反応。サンシーターのブンブンジャーコスプレ劇もまんざら無駄ではなかったようです。お面に反応するくらいだから、本物の宿敵ブンレッドを呼び出せば、ということでブンブンジャー拠点に偽の届けもの依頼を出す。

 このときブンブンチャンジャ―に似たブンブンデンジャーで連絡したため、大也(と離脱中の玄蕃)以外のブンブン戦士が気づくことに。大也は何も知らずに依頼を受けに行くと、待ち構えていたサンシーターがマッドレックスを対面させると。しかしマッドレックスは無反応。まあ大也は変身してない生身状態ですからねえ。

 が、事態に気付いたディスレースがマッドレックスを操って戦闘開始。マッドレックスがやる気だしたのか、それとも操られているのかとサンシーターは悶々としてますね。いや、いじらしいと言うべきか。なんかその気持ち、なぜかよく伝わってきます。

 そこへ未来らが駆けつけてきますが、邪魔はさせまいとサンシーターがブンブンキラーロボ繰り出して(サンシーターが保管・管理していたの?)阻止。隠れて様子を見ていた玄蕃も大也/ブンレッドが手ぬるいと対決に割り込もうとしますが、これは先斗らが止めにかかって仲間内のバトルとなってしまう。

 周囲は混戦状態ですが、マッドレックス vs 大也/ブンレッドの一騎打ちは保たれる。どうやらマッドレックス優勢。ですが、ブンブンキラーロボに止めを刺したブンブンジャーロボナイトを見たマッドレックス、何かを思い出した模様。「ブンレッド!」と言いますが、即座に撤退してしまう。

 ハシリヤン側拠点では、帰って来たマッドレックスがディスレースの横に立ちまして、今話冒頭と同じに戻ったように見えます。サンシーターもガッカリする様子ありですが、それにチラッと目配りした感じのマッドレックス、愛犬ハシリ犬に「パラリラオアラリラ」と鳴かせた模様。

 どうやらマッドレックスの記憶は戻ってる感じですね。しかし、現時点でそれをディスレースに気付かれるのはマズいらしい。次回「華麗なる挑戦」ではカレー対決ということですが、予告映像にチラッと映るマッドレックスは操られているようではない感じ。

 ようやくマッドレックス完全復活でしょうか。と思ってみますと、「サンシーターが喜ぶだろうなあ」という気がしまして。やっぱりですけど、どうやら自分はサンシーターへの感情移入が深まり続けてる感じです。どうかすると、ブンブンジャーより深いのかも(^^:。

Re: 9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/24 (Tue) 21:55:21

 定期感想その2です。

●シンカリオン チェンジ ザ ワールド(第23話:イドとモリト)

 今話でデルタは本名が「(梔子)モリト」(姓は公式Xアカウント等より)と明かされ、仮面の男候補としてはイナが以前からよく知る「工部レイジ」が浮上してきたわけですね。先の投稿でちょっと申しましたが、初見では混乱してしまいまして。

 改めて本編を観なおしてみますと、モリトとレイジは特に接点は描かれてませんでした。が、それぞれ今話限りではなさそうな描写がちらほらあるようです。

 まず「工部レイジ」ですが、今話初出ということもあって情報量は少ないですね。13歳(中学1年?)でシンカリオン運転士となり、しかしすぐに戦いでダメージ負って引退。といっても、収容された病院で昏睡状態になっていたはずが行方不明になってたと。そして見つからぬまま7年後に死亡宣告。

 早くに両親を亡くして児童養護施設で育ち、そこでイナと出会ったようですね。園長先生の話ぶりからすると、レイジとイナは相当に親しくなっていたらしい。その辺りはイナを洗脳して引き込んだ仮面の男の態度と合致する面があるように思います。イナのほうもハーデスの戦い方にレイジの癖を感じているらしい(洗脳中はどう認識してたんだろう?)。

 一方、デルタのほうはドラマで語ってくれてますね。前半にアンノウンとのバトルがありましたんで、「今日は日常パートをバトルに応用するのと逆に、バトルからヒント得て日常ドラマを解決するのかな」と思いましたが、そうではなかったようです。

 今話の最初でデルタが「2か月」と悩んでいたのが、メタバースでのAIイドの利用期限だと明かされる。メタバース新システムと互換性がないというのが理由。セキュリティホールになっちゃうということですな。

 イドは相当に古いシステムのようで、デルタが小学生くらいのときから話し相手になってもらっていたと。イドのほうは感情交えた反応はできませんが、デルタは愛着を感じ、次第にそれが深くなっていったようです。2か月でイドが消滅と言われて、納得できるものではない。そこでメタバースに理解あるタイセイに相談したわけか。

 タイセイは引き受けまして、姉イナの力を借りる。デルタに(メタバースながら)イナを素顔で引き合わせ、実の姉であると明かしたのはちょっと危ういか。一応はERDAから外に出ない約束ですもんね(お祭りでは申し訳程度ながらお面被ってたわけだし)。

 もっとも、それだけにタイセイのデルタに対する信頼が深いといえそうです。デルタもそれに応えて本名「モリト」を明かす。そこからはデルタ/モリトの私設鉄道館公認に向けてとんとん拍子で進むと。公認されれば、その鉄道館限定でAIイドを延命できるわけですね。

 が、鉄道館は仕上がったものの、イドをそこで採用はできないと判明。イドが古すぎて、不特定多数が出入りできる場でのセキュリティが保てないわけですね。正確にはセキュリティをバージョンアップはできるんだけど、全くの別物になってしまうということか。

 しかし手はまだありまして、イナが上に掛け合ってアクセスを制限した上で、さらにセキュリティを何重にも施した部屋を用意する。そこ限定ならイドもそのまま動作させられるというわけですね。これで一応はめでたしめでたしで、モリト/デルタも納得。イドと2人きりになると、それまで緊張で疲れていたらしいモリトはすやすや眠り、イドは布団をかけてやる。

 と、ほのぼのエンドのようですが、気になる点ありです。メタバースで眠るもんなのかと。シリーズは違いますが、ビルドダイバーズ1期ではサラがGBN内で眠ったりしまして「あれ?」となっていたはず。で、ログインしてきた人間ではなくELダイバーと明かされるわけですね。

 それを思い出して、メタバースで眠るモリトも何かあるんじゃないかと疑りたくなった次第。疑い出すとキリがなくなりまして、児童養護施設の園長にも正体明かさなかったイナを、モリトにはあっさり明かした点もおかしいような気がしてきます。モリトの回想で、イドと出会って延々と話し込むシーンも暗示的だったかも。同席していた人(アバター)が次々と消え(ログアウト)、モリトだけが残ってました。もっとも、モリトはリアルの学校の回想もありますから、ビルドダイバーズのサラみたいに情報だけの存在ってことはないんでしょうけど。

 そこが気になったんですが、次回「人機と仁義」は新運転士:西大路ヤマトの話ですね。モリトやレイジ/仮面の男についての掘り下げはしばらくお預け、小出しにしていくのかな。

Re: 9月のスレッド(2024) - Shiny NOVA

2024/09/25 (Wed) 23:45:33

 シンカリオンの公式サイトに、モリトが加わりました。
 ここまで加わらなかったのは、デルタが本名ではなかったからみたいですね。
 意外な趣味が「筋トレ」なのと、キャラ配置的に運転士の「ヤマト」とビーナの間……ということは、将来の運転士に抜擢される可能性もあり?
 出身が愛知県でテンと同じとか、追加情報も増えて来ましたな。


 一方、ウイングマンも追加キャスト(学校教師とか、主人公の両親とか)が発表されて、
 原作の敵幹部キータクラーが変身した北倉先生を演じるのが、声優の宮野真守、つまりキン肉マンであり、ウルトラマンゼロであり、舞台俳優としてはジョジョのディオを演ったりもしているとか。

 小出しに少しずつ明かされる情報にワクワクしつつ。

★ガヴ

 主人公がどんどん過酷な逃亡者になっていて、大変だな、と。

 「誰かの幸せのために、自分は哀しみを噛みしめる」というヒーローはライダーの定番でもありましたが、
 今回は「自分に関わった誰かを幸せにすると、闇菓子のスパイスにされてしまうから、幸せじゃない方がいいんだ」という発言で、
 みんなの笑顔のため、と言えない流れ。

 久々に、過酷ぶりが強調された主人公だなあ、と思いつつ、
 2号の絆斗が、どうやらバディとして共に絆で斗う役どころを担ってくれそう。

 一説によると、幸果さんも3号ライダーになる可能性が噂されていますし(OPのキャラ描写からの推測)、令和は女性ライダーが定着していますから、今年も来るだろうなあ、とか。

 ともあれ、今回は敵側の背景と主人公の事情が絡んで、設定のピースがどんどんハマっていく快感はあったものの、いろいろと重い設定に、え? まだ1クールだよね、これ? と感じてます。

 最初は明るくて、2クールめからハードな展開に……と思いきや、どれだけ主人子に重い十字架を背負わせるのか。
 こうなると、2号が頼れる兄貴分になってくれるといいなあ、と思いながら、来週に期待しつつ。

★ブンブンジャー

 で、こちらは3クールめで重い話を展開中。

 でも、次回が息抜き回で、カレー対決。
 一方で、ガヴのお菓子ネタも、激辛チップスなので、辛いニチアサになりそう。

 等身大戦も、巨大戦も、見応えのあるアクション回でしたが、次回はどうだろう? 

 ともあれ、次回予告だけ見ると、お気楽そうな回ですけど、蓋を開けてみると、ハードな展開になるんじゃないか、とドキドキしてます。

 どう転ぶか分からないという意味で、予測不能の楽しさが感じられたらいいなあ。

 
 
 

Re: 9月のスレッド(2024) - K.K

2024/09/30 (Mon) 22:35:31

 定期感想その1です。

 ウイングマンは登場人物等の詳細を明かしていってるようですね。スタートまでもう1か月切っていると改めて認識です。シンカリオンのモリトについても、ご教示頂くまで公式サイトでの登場に気が付いてませんでした。感想に反映させたいと思います。

●仮面ライダーガヴ(第5話:思い出がヒリヒリ)

 今話でショウマの流浪はおしまい、次話から拠点(幸果の「はぴぱれ」)に腰を据えるようですね。いわば転機の回でショウマに変化が見られますが、割とあっさりと決心に至り、ドラマで盛り上げてのことではなし。

 まあドラマの本格化は次から何でしょうけど、そのための情報開示はいろいろありました。そこは、今話初登場の大叔父デンテ・ストマックによるところが大きいですね。デンテとショウマが語り合うことで、自然と回想シーンとか出てきます。

 冒頭からは腹ペコで倒れたショウマを大叔父デンテが助けて住処へ運んだところから。デンテは人に化けてないグラニュートの姿ですからショウマは驚いて変身ですが、すぐに敵ではないと分かる。一目では分からなかったのは、2人があまり会ってなかったからかな。

 しかしショウマの「赤ガヴ」は大叔父デンテが甥にしてショウマの父のブーシュ・ストマックに頼まれて与えたものでしたか。ショウマはいわばグラニュートの改造人間といったところでしょうか。母親が人間(みちる)であるショウマは腹に口(ガヴ)もなかったんで、人工の口を与えられたと。しかし眷属を生み出す力はなかった。

 自分は今話を観るまで勘違いしてまして、「エージェント」はストマック家に仕えるグラニュート特殊部隊だと思い込んでました。そうではなく、ストマック家のグラニュートの口から生み出される眷属でしたか。

 ストマック家の者は眷属(エージェント)を自在に生み出せるも、ショウマは人間界の菓子が必要、しかも生み出せるのはちっちゃなゴチゾウということですね。異世界にいた頃のショウマはグラニュートとしては無能と判定されたはず。この点がショウマがストマック家から侮られる原因の1つらしい。たぶん「赤ガヴ」というのも蔑称なんでしょう。

 それにしても父ブーシュが気になります。スパイスにするために狩った人間のうち、みちるを見初めて妻としたらしい。あるいは愛人。ショウマが生まれても幽閉状態ですね。ショウマも手荒く扱っていた描写もあります。それらからするとブーシュは酷薄のようではある。

 ですが、叔父のデンテに頼んで腹の口(ガヴ)をショウマに与えもしたわけですな。先妻ないしは正妻の子であるランゴらがショウマを快く思ってない、下手すると暗殺されかねない。だから対等に張り合える力を与えようと。手荒く扱っていた描写も理由は鍛えるためなんでした。

 もしかするとショウマの回想には表れていない愛情がブーシュにはあるのかもしれません。その愛情が垣間見えるような気がするのは、大叔父デンテの態度ですね。デンテは闇菓子のみならず、製造効率向上のための人間圧縮(ヒトプレス)まで作ったようで、基本的には人を対等な存在とは見ていなさそう。ですが、ショウマはかわいく思えてきて、赤ガヴ付与の手術を行い、それが眷属を生み出せる研究をしようと人間界に隠れ家まで作ってます。

 そういったところはおそらく父ブーシュにもあったのかもしれません。が、もう死んじゃってるんで真相を聞くことはできません。そう思ってみると、大叔父デンテは出て来たけど、祖父(ブーシュの父)はどうなってるのか気になってきました。デンテが元気な様子ですから、祖父(デンテの兄)も生きていてもおかしくない。けど、話にすら出てこない。

 ストマック家ではブーシュが死んで長男ランゴが当主を継いだようですが、もしかすると当主の座は一子相伝にして死を以て引き継ぐことになってるのか。そうだとすると、ブーシュも父(ショウマの祖父)の死で当主を継いだんだろうか。下手すると当主を倒した子が次の当主なんてことになってるかもしれませんな。

 そういうストマック家はしかし、グラニュート界では異端的な存在のようですね。人をスパイスに使った闇菓子は違法なもので、バレると当局に取り締まられるようです。前話まではストマック家ばかり見てましたんで、そういう異様な世界なのかと思ってましたが、グラニュートの世間一般はそうでもない模様。闇菓子って違法薬物みたいなもんで、グラニュート家はそういうものを扱う反社組織なんでしょうな。

 まだ第5話で先は見えないものの、ストマック家の闇菓子 vs 人間界の美味しいお菓子みたいな対立構造があるような気がします。デンテなんかは人間の研究のために人間界に来たものの、人間のお菓子にすっかりハマって住み着いちゃってるわけで。ハーフのショウマに至っては、美味しいと思うだけでなく眷属を生み出す力すらお菓子から貰ってます。

 異世界/グラニュート界と人間界双方にルーツがあるショウマは、(ストマック家以外の)グラニュートと人間の橋渡しになれる存在であるような気がします。前話までは「人を笑顔/幸せにするとスパイスにされてしまう」と恐れて逃げまどってましたが、今話に至って、危うくなるからといって笑顔を捨てるなんてあり得ないと決意。

 が、やはり人間からすれば(変身状態や腹の口/ガヴ)は「化け物」。そこで人間とグラニュートの橋渡し足りえるショウマと人間との橋渡しになれるのが絆斗となりそうですね。絆斗も母をグラニュートに奪われており、当初はショウマも疑っていた節があります。

 が、ヒトプレスにされた人々を救おうとエージェントに立ち向かってみても歯が立たない。そこへショウマ/ガヴが現れて、絆斗のみならず、絆斗が救えなかったヒトプレスも救う。これで疑いは晴れまして、逆にショウマ/ガヴが異形ながらも味方と信じることができたと。ヒトプレスから解放された人々がガヴをまたも「化け物」と恐れるも、絆斗は必死に「こいつは化け物じゃない!」と説得してました。

 が、ラストでは絆斗の師匠の塩谷壮士が大道芸人グラニュートに襲われた模様。次回「変身はビターチョコ」 では塩谷壮士の救出が焦点になりそうですね。ガヴだけでは歯が立たず、今話でさらにゴチゾウの分析を進めた酸賀研造が開発した変身装置で絆斗が仮面ライダーヴァレンとなって参戦するらしい。バディ物としても楽しめるようになってくれるといいなあ。

●爆上戦隊ブンブンジャー(第31話:華麗なる挑戦 )

 なんだかパロディが多用されてましたな。前はキャラクターデザインの島本和彦さんからのコミックネタでして(しまいには島本さんご本人出演)、関わりがありました。今話冒頭ではまずジョジョのポルナレフの台詞「ありのまま(に)今起こったことを話すぜ」ですね。

 そこは一応、今話のメインゲスト敵トケイグルマー・セカンドの能力に関わるものではあります。ポルナレフの台詞の元となるディアボロのキングクリムゾンに似た能力ですんで。カレーを食ってる最中(及びカレー調理中)の時間を消し飛ばしてしまってました。バトル中については超高速化でして、そこについてはDIOのザ・ワールドが近いのかな。

 それ以外にもパロディがあるのを後で知りまして、冒頭では先斗の「俺にカレーを食わせろー!」は大槻ケンジさん(筋肉少女帯)の「日本印度化計画」かららしい。カレー対決逆転シーンでの大袈裟な感激ぶりは「ミスター味っ子」の過剰演出が元ネタとのこと。面白くはありますが、あれもこれもとパロディ多用して大丈夫かな。下手に売りになっちゃうと、「今週はパロディ入ってない」とか文句出そう(^^;。

 それはともかく本編。ハシリヤン側ではサンシーターが今回もマッドレックス完全復活のため奮戦ですが、ディスレースのご機嫌取りすら失敗してまたも不発。ですが、この後の展開からすると、既に完全復活ではあるようです。ただし、何らかの理由で表立ってディスレースに背くことができないらしい。

 ご機嫌取りに失敗したサンシーターはディスレースに命じられるままに、トケイグルマー・セカンドを作り、その時間操作能力を使ったカレーショップ・ハシリ屋をオープン。客の食べる時間を消し飛ばして回転率を上げ、調理時間も同様に省いちゃう超効率店ですな。しかも出すカレーには耽溺性を与える呪いがかかっていて異様なリピート率もあると。

 これで煽りを食らったのが未来が行きつけのカレーショップ・ゴン。客を取られちゃったわけですね。が、マスターの江戸川レイカは自分の作るカレーに原因があると言う。父から受け継いだレシピ通りにやっているが、父の味に追いつけないとのこと。

 そこで大也が助けに入ろうとするわけですが、弱点が判明した格好ですね。高価なスパイスを取り寄せたり、高額な店内改装を言い出すわけですが、金で解決する問題じゃない。おそらく大也は大抵のことを金で解決してきたんで、金以外での問題が見えにくいんでしょうな。

 しかしカレー作りの名手ブンブンがいるわけで。レシピを元に味向上を図り始める。その頃、問題のハシリ屋に潜入調査に入った射士郎らは先斗同様にハシリ屋カレーのトラップにハマってしまう。洗脳ではないものの、ハシリ屋カレーの邪魔をする者は全力で排除したくなっちゃうわけですね。

 そのせいでハシリ屋がハシリヤンの仕業と気付いた大也が駆けつけて阻止を試みるも、他のブンブン戦士、さらには他の客もハシリ屋とトケイグルマー・セカンドを守って戦う事態に。それを救ったのがゴンのカレーということですね。未来が煮込み時間に気付いて、調理過程を見直して父/先代マスターの味を再現できたらしい。

 そのカレーがハシリ屋のより美味かったらしく、耽溺性の呪いも解けてめでたしめでたしと。時間操作による高速化のトケイグルマー・セカンド及び巨大化もサクサクと倒しまして解決。ただし先斗は食い過ぎで戦線離脱でしたな。まあ今回は戦闘指揮は未来でしたし、それでいいのかも。

 一方、今話では玄蕃は単独行動ですね。サンシーターらが出撃した隙をついてディスレースを襲うつもりらしい。しかしマッドレックスに遮られる。と思ったら、通してくれるのか。ただし「ブンレッドに伝えろ、俺(マッドレックス)を殺せ」ですか。ディスレースのクグツであることが無念なのか、それともいったん死ぬことで解決する何かがあるのか。

 ともかくも玄蕃/ブンオレンジがディスレースのもとに辿り着くも、戦力差は歴然でしたな。まるで歯が立たない。ラストでは玄蕃が倒れて取り残されてました。なぜか止めは刺されてない感じです。さらにそこへ先斗とブンディーがやって来る。前話で玄蕃阻止に入ったときとちょっと違う感じです。

 それにしても、なにかいろいろ示し合わせてるかのような運びです。先斗が満腹で動けないと戦線離脱したのも、ここへ来るための口実だったのかも。そこは次回「地獄の電車ごっこ」で明らかになるのかと思ったんですが、トッキュージャーコラボですか。「今日の死に場所はここか」の虹野明/トッキュウ6号が来てくれるようですね。レインボーラインであることから、宇宙人の玄蕃と親和性あるのかも。

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