創作と鑑賞の談話室

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6月のスレッド(2026) - K.K

2026/06/01 (Mon) 00:02:09

 6月の雑談スレッドです。

Re: 6月のスレッド(2026) - K.K

2026/06/01 (Mon) 18:18:22

 定期感想その1です。

●D&DのGood/EvilとメガテンのLight/Dark

 メガテンの性格分類(属性)がD&D由来とのこと、全く知らなかったもので大変興味深く拝読しました。もしかしたら、こちらなどで前に伺ったことがあったかもしれませんが、どうも記憶になく。今回伺って、さらにネット検索してみるとD&Dとメガテンを絡めて解説している記事多数見つかりまして、どうやらゲーマーの常識であったらしい。

 いくつかネット記事を読んでみると、こちらで「グッドを光(ライト)、イーヴィルを闇(ダーク)に置き換え」と伺った通りの解説でした。Law(ful)とChaosは用語的にもメガテンはD&Dそのまま流用と考えてよさそうですね。

 自分はD&Dは未プレイでありまして、属性ごとにどうなってるかとかは実感としてはよく分かりません。メガテンの属性も真・女神転生1・2しか経験がありません。その程度ではあるんですが、どうもメガテンで遊んでて感じたのは「Light≠Good、Dark≠Evil」のようなものでして。

 もっとも、ゲーム開始時点ではそのようなことは分からず、設定的にはLight属性なのはおおむね人間が崇めてきた存在であり(天使とか)、Dark属性は忌避してきた存在(悪霊とか)が割り当てられてるんで、Light=善でDark=悪みたいに思えます。

 しかし、ゲームを進めて行くとLightもDarkもどうも話が通じないし、同じ性質を持たない者に残酷なふるまいをしがち。特に善と思っていたLightについてはショックが大きかったですね。それで次第に「Neutralから離れるほどヤバイんではないか」と思うようになっていく。

 もっとも、ゲーム主人公(プレイヤー)は種族:人間でありまして、Light-Dark軸についてはNeutral固定。争点になるのはLaw-Chaosでありますな。Law側にはメシア教があり、Chaos側にはガイア教があって互いに争っている。主人公の行動次第でLaw寄り、あるいはChaos寄りになる。

 どっちか寄りのまま進めると、LawまたはChaosエンディングになりますが、何か違和感残るんですね。攻略本も何となく「これで良かったのか?」と匂わしてる。そこでどっち寄りでもないように進めてみると、Neutralエンディングとなって、なんだか納得する。

 たぶんゲーム開発側がベストと考えるのがNeutralエンディングであるようでして、攻略本などでは隠しエンディング扱いでした。どうやらLaw・Chaosエンディングはバッドエンドであったらしい。Neutralエンディングへ導くキーパーソンがホーキング博士をモデルとする「車椅子の男」であったのは、自分には印象深かったりします。

 とはいえ、真・女神転生はスーファミのRPGでありまして、自由度はTRPGのD&Dには及ぶべくもないはず。D&DだとLight-Darkについてもプレイヤーが選択できる属性要素であるようですね。そっちを経験しないと、メガテンのLight-Darkをきちんと理解することは難しいのかもしれません。もしかすると、Good-Evilとすると自由度的に無理があるんで、Light-Darkと曖昧に言い換えたのかもしれないし。

 それでも自分は真・女神転生しか分かりませんので、例えばナンバー3を先のように分類してみた次第。「我が理想の規範に則れぬ者は滅する」みたいのは、真・女神転生ではLight-Lawにいそうな感じがするんです。

 そして莫のLightは今のところ、「光」ではなく「軽い」なのかなあと思ったりします(^^;。依然として深い真相に到達できず、目の前の現象に奔走させられてる感じなので。もう終盤ですんで、莫自身が争点を掘り下げる流れが欲しい気がします。

●仮面ライダーゼッツ(第37話:竄める)

 設定的にちょっと混乱しまして、もしかしたら以下の感想は勘違い、見間違いがあるかもです。例えば「富士見や南雲も眠ってるの?」があります。2人がいないと話が始まらないのは確かですが、そう都合よく同じ時間に寝てるものなのか。一応、現実でのゼロのシーンは夜のようでしたから、富士見も南雲も寝ていてもおかしくはないかも。

 それとゼロです。前話では生身の状態でゼッツルームへ来ましたが、今話ではロボット形態のゼロイダーです。なんで変わっちゃったのか。ゼロイダーになってないと、今話の話の流れにならないのは確かですが、何の説明もなくゼロイダーに交代してしまうと状況が飲み込めなくなります。

 それらは「そういうもん」と思うことにしまして(^^;、今週分は楽しめたんだけど、「この話の流れならもっと感動したはず」という気持ちも生じてます。楽しめた理由は単純でして、「このパターンは好き」というのが複数あったから。

 特に大きいのがナンバー5ですね。前話で莫とやり合ったときに聞かされた莫の決意が伏線となって、今話ではナンバー3を裏切ってゼロに与する。強敵が味方に合流して来るのは好みであります。「俺はCODEの番犬だ」が前話・今話で上手く意味を変えながらの決め台詞になってます。

 演出的にも、いったんゼロと敵対するとミスディレクションして、その後でゼロを助けてナンバー3を裏切る見せ方も(ベタかもしれませんが)落差を作ってくれてまして、なかなかに好みです。

 富士見もちょっと地味めながらもなかなか。夢/悪夢については一般人ですが、小鷹賢政を信じる気持ちによりコード:ソムニアの記憶操作を破ってナイトメアについて思い出していく。富士見の根性と信念を感じますし、ここからの味方側劣勢からの巻き返しを期待させるものがあります。

 ジークについても、次を期待させるものがあります。急に真面目になって「俺だって、叶えたいんだよ」と言ってみせるところですね。すぐにねむに「ただゼッツに悪夢を見せて欲しいだけでしょ」と突っ込まれて、「そう♪」と言っちゃってはいます。が、もしかしたら何かあるかと期待したくなります。

 その直後、ゼッツドライバーが完成すると、ジークはまた真面目になって「どうやら俺の出番だな」と出撃する構えを見せる。ここで「やっぱりさっきの言葉は」と再び期待したくなります。もっとも、これもゼロ/コードゼロイダーに置いてけぼりにされるコミカルオチになりますが、「もしかしたら」とジークの深い部分への期待は残ってます。

 その前段のジークによるゼロ救出がなかなかトリッキーなファインプレイがあるからかもしれません。ゼロは夢でゼッツドライバー開発しているのをナンバー3に見抜かれ、眠りに落ちない処置をされる。それを見抜いて夢に引き戻したのがジークなわけですな。キーワードは拷問でして、ジークは以前に自分がされていたようなメッタ打ちを「拷問だ」と言ってゼロ(イダー)に行う。

 それは悪夢内で行われてるわけでして、ジークの悪夢具現化能力で現実のゼロがダメージ・ショックを受けて気絶する。つまり眠ったわけで、ゼロはゼッツルームに帰還すると。敵(ナンバー3)以上に状況を読み切って勝ったわけですが、ジークが受けた「拷問」の意味も分かったような気がします。今回は「悪夢内でぶっ叩いて起こした」わけですが、言い換えれば「悪夢内で眠らせない」となります。

 ジークの場合は現実世界でメッタ打ちにされてたわけですが、シーンを観たときの自分の解釈は「ジークを従わせるため」でした。が、ジークが(悪夢と現実逆転ですが)よく理解して同じ手を使ったとなると、ジークへの「拷問」は「眠らせない」ためだったとなりそう。それくらい「眠る」≒「悪夢に逃げられる」のは危険だってことなんでしょう。

 そういう面白い点がいろいろあったんですが、感動・興奮やカタルシスに至らなかったのは、ナンバー5のドラマ仕立てがどうにも急造だったからかなと思えます。こちらでナンバー6/紅覇について「莫との交流が予知夢の出来事でしかなく」と伺い、言われてみると確かにと思いました。自分は前半が予知夢だったと理解はしたものの、前半での出来事の印象を後半にそのまま引きずっていたようです。

 それでも間違った印象でも納得につなげられはするわけで。あるいは「紅覇と莫は予知夢で見たような関係になる運命にあったはずだから」と考えることもできなくはない。それで面白く感じられるなら、損はないという気がします。

 しかし、ナンバー5にはそれすらない。予知夢ではナンバー5の主たる敵はノクスであり、絡むのも当然にノクスが多い。ゼロや莫とは因縁を感じるようなドラマはありませんでした。ナンバー5の正義についても、ここまで語れてないですね。キーワードとして「CODEの番犬」がある程度です。

 それでは前話で莫が切った啖呵(決め台詞)「この世界全部、俺が守ってやる!」がナンバー5にどう響いたかが分かりません。今話のゼロに対する態度急変や「CODEの番犬」の意味変化も同様です。要は「ナンバー5に溜めがない」と申したらいいでしょうか。莫の啖呵も同じく溜めがないのも大きく手伝ってる気がします。

 決め台詞って台詞が良し悪しというよりは、決め台詞を発するまでの段取りで決まる、とどこかで聞いた覚えがあります。どんな決め台詞なのかは割とどうでもいいらしい。そう聞いてみると、例えば時代劇「水戸黄門」冒頭で「この紋所が目に入らぬか!」と言われてもきょとんとするしかないですね。やはり悪役の悪事がバレて、しかし開き直ったときでないと。

 今話のナンバー5の寝返り決断は期待するところではあったけど、納得できるだけの段取りがありませんでした。それで感動度が下がっちゃったみたいです。

 次回「矯める」ではナンバー5からのショックカプセムで正気に返ったノクスがライダーとなってナンバー3と対峙するようです。新フォームのミッドナイトシャドウなるものらしい。ゼッツは最強形態には戻れませんでしたから、しばらくはノクスが味方側最強として踏ん張るのかも。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第16話:宇宙特急大暴走)

 感想書く参考にネット検索してましたら、このギャバンが半年で終わるという噂に行き当たりまして。東映が出願したとされる特撮っぽいタイトルロゴを示している人もいます。どこからそんな話にと思ったら、海外で出典不明情報「全23話」が流れたのが発端らしい。

 東映やTV朝日からの公式情報は一切なく、問い合わせすると「お答えしておりません」と返されているとのこと。しかし気の早い人はギャバンのシリーズ形態とか予想したりするなど盛り上がってるみたい。うーん、そんなにギャバンが終わるのが楽しみなのか(^^;。

 自分の感覚ではこのギャバンはようやく離陸したような印象です。味方側メインキャラクターのまとまりができ、序盤の敵(デス・ギャバン)の背後・上位の敵の存在が示され、その居場所への突入に必要なメカが今話で手に入ったところ。

 全23話だと残り7話で決着しないといけませんが、まだ話が広がって行ってる感じですからちょっと尺が足りないかなと。まあ2クールなんてそもそもが出所不明の噂ですし、とりあえず気にしないことにしておこうかな。

 ギャバン本編に戻りまして、今話はゲスト的なギャバン登場で、前のアリのギャバンに続いて電車の車掌ギャバンということですね。属する地球はΦ5791で、宇宙鉄道国家みたいな感じ。しかし無人でありまして、人類は自らをデータ化してサーバーコンピューターを住処としているから。

 動いているのはロボットでありまして、そのうちの車掌ロボット:ビックリンガーが実はギャバン・ダイヤグラムであるわけか。蒸着すると頭部が車掌ロボットほぼそのままで、首から下に制服風コートの姿が現れる。銀河鉄道999の車掌と似ているようでして、オマージュなのかも。走っている宇宙列車もSLを模してますしね。

 宇宙列車(太陽系規模らしい)があるのは、データ化した人類がサーバー内だけでは退屈するかららしい。それで列車のサーバーに乗り換えて太陽系内を巡る旅行を楽しむようになったと。データですから乗車人数はかなり多くできるようですね。ふと思ったんですけど、データなら加齢はないはずで、事実上の不老不死なのかしらん。

 それはともかく、木星発エクスプレス25号(搭乗人数300万!)に異変発生、地球めがけて暴走を始めてしまう。これにエモルギア異変を察知して来訪していた怜慈らが協力して阻止に動く。いったんは速やかに解決するわけですね。300万人分といえど、怜慈らのコスモギャバリオンのストレージなら余裕で救出できるし、暴走の原因となったエモンズもインフィニティが倒してネガエモルギアも回収。

 しかしエクスプレス25号は再び暴走を開始してしまう。暴走の真犯人はエモンズではなく、25号のAIだったというわけですな。25号のAIの狙いはファイ地球のメインデータセンター(人類の住処)への激突・破壊でありまして、感情という余計なものを持つ人類は滅ぼさねばならぬという判断らしい。

 25号のAIのセキュリティは固く、外からの干渉は受け付けない。そこでアギが自らをデータ化してのハッキング。これで25号のAIと接触、感情のマイナス面しか考えない25号AIにプラス面もあると説いて解決。古典的なテンプレですが、これでいいという感じです。

 25号AIを説得できたのは「課長」がアギに感情を与えておいたお蔭ですか。アギの言い方がちょっと面白くて、大佐がいない電脳空間では「課長がそう作ってくれた」と感謝を示し、大佐に対しては「課長がそう作った」と責任を感じさせる言い方です。ちょっとツンデレなところがあるようですね、アギ。

 それにしても、この25号AIは電脳空間も魔空空間にしてまして、空間の概念があれば魔空化できるってことみたいですね。自分では電脳以外は思いつきませんが、いろんな「空間」を魔空化してくれると面白いかも。

 それはさておき、AIが停止しても止まらない列車の暴走はファイ地球のコスモギャバリオンもおそらく総出で対処、怜慈の操縦も良かったようで何とか停止してデータセンターは無事。これに感謝した車掌ビックリンガー/ギャバン・ダイヤグラムから25号列車(の先頭機関車)が怜慈らに贈呈される。これなら銀河中心へ突入できるかも、というわけで必要な新メカ登場ということでしたか。

 ファイ地球なんですけど、天変地異やら寒冷化があったため、人類は肉体を捨ててコンピューター内に住むようになったとのこと。映画「マトリクス」では肉体はコールドスリープで精神だけが電脳空間で暮らすという設定でしたから、それ以上ですね。小説「百億の昼と千億の夜」では、肉体・精神を情報化して金属チップに収納して天変地異(太陽の温度低下)が過ぎるのを待つなんて描写がありました。今話はそれに近い設定と感じますが、雰囲気はずいぶん明るかった。

 途中でデス・ギャバンについての動向も示されまして、駆無にデス・ギャバン捜査中止が命じられる。決定を伝えたダーレスも納得してる風ではなく、上層部で何かあった感じですね。

 それが次回「笑顔のために」の伏線かと思ったら、キキらのイオタ地球が舞台で怪盗フェイドが捕まったという話らしい。まあ怪盗の逮捕なんて、結局は逃げられてしまう伏線でしかないんでしょう。

Re: 6月のスレッド(2026) - K.K

2026/06/02 (Tue) 23:03:53

 定期感想その2です。

●仮面ライダーキバ(第43話:結婚行進曲・別れの時、第44話:パンク・バックトゥ・ファーザー)

 今週分は嶋護、続いて深央退場でありまして、このところの急展開がさらに加速してる感じです。が、次週以降に裏事情があることが明かされる仕掛けもあるはずですね。太牙によってファンガイア(サンゲイザー)にされた嶋護は死に場所を探し、己をファンガイアにした太牙に葬られる。隙をついて太牙を刺した深央は、それでも深央を庇う太牙を見て悔い、ピンチの太牙を身を挺して庇って倒れる。

 今週分はそう見えるわけですが、嶋護は太牙が急所を外していたため助かり、さらに太牙がファンガイアと分離してくれて、人間として生還するはずですね。深央の死亡は確定ですけども、渡/キバのキックは致命傷となっておらず、止めの一撃を入れたのは隠れていたビショップであったことが分かる。

 嶋護のファンガイア化については、先週分を観た感じでは太牙は「みんなファンガイアでみんな幸せ」みたいな(偏った)単純・楽天かと思ったんですが、今週分(とこの先の展開)を踏まえると、別の狙いだったかなと思えます。つまり、太牙のターゲットは渡であったようです。

 渡は既にビショップによる「ファンガイアの血」活性化で人間に、恵にすら襲い掛かることは実証済みです。つまり太牙寄りになる。ただし、すぐに(人間としての)正気に返ることも分かっている。おそらく渡の内心からファンガイア化を図る必要がある。そこで嶋護をファンガイアにして、さらに渡の目の前で倒してしまう。

 そうすれば渡の怒りに火がついて、キバととなって太牙に襲い掛かる。それほどの怒りが持続することで、人間らしさが減じてファンガイア優位の渡になるはず。というのが、太牙の狙いじゃなかったのかしらん(そうなれば、嶋護はファンガイアとして復帰させる)。渡の怒りを最大に引き出すには、最愛の深央を殺害すればいいんでしょうけど、太牙としても深央は最愛なんでできなかったんでしょうな。

 しかし計算が狂いまして、自分(太牙)が受けるはずだったキバ/渡のキックを深央が太牙を庇って受け、絶命してしまう。引き入れようとしていた渡に許しがたい恨みが生じてしまうわけですね。しかし、次週以降に止めはビショップが入れたと分かるわけで、太牙の怒りが倍増してビショップに向かってしまう仕掛け。そのせいでビショップは太牙に背いてラスボス化してしまうはず。

 そうなるのを見届けてから感想を申すべきではあるんですが、この先のあらすじを知っただけでも「ビショップは真面目さゆえに気の毒なことに」と同情してしまいます。キバ中盤までですと、ビショップは人間はもとより同族にも冷酷で嫌なキャラクターに見えていました。そもそも、人間の捕食者であるファンガイアに感情移入はしにくいし。

 が、太牙が登場して、渡や深央に対する態度を見ているうちに、ファンガイア視点ではどう見えるかを考えるようになりまして。そこは今まで「人間を愛するようになったファンガイア」のエピソードで、そういう視点を持つ下地ができてたことも大きい。

 ファンガイア視点で考えると、ビショップはキングを頂点とするファンガイアの秩序を重視してますね。それゆえ、はみ出す者には厳しく、冷酷にも見える。そのため、同族のファンガイアからの受けは悪いでしょう。しかし、野心は薄い。それがキング、さらにファンガイアを守る結果になっている。これって、能吏であり忠臣であるということになりそう。それも貧乏くじ引くタイプですね。

 ビショップが深央に致命傷入れて、渡の仕業と見せかけたのもそのためですね。深央は計画的な裏切者でキング(太牙)の暗殺狙ってるし、その動機は渡だし、太牙の迷いも渡と深央にあるし、となってますから、ファンガイアの秩序を以てキングを盛り立てたいビショップとしては深央排除は当然の帰結でしょう。渡が深央殺害の自責の念を持ってくれるなら、まさに渡りに舟。

 が、太牙は真相を知るとビショップに激怒するはずですね。太牙の理想とビショップが考えるキングの理想とのズレとか気にせず、ですね。それでビショップは現キング(太牙)に絶望してラスボス化してしまうはず。何とも気の毒だなあという気がします。

 ともかく本編。今週分は渡のタイムトラベルがありますんで、深央死亡後は渡視点の時系列でないと感想が難しいですね。まず過去編は音也救出から。迷いの森にあるキャッスルドランに向かうゆりと真夜に立ちふさがるシルクモスファンガイアですが、人間態の真夜にあっさり退けられる。シルクモスファンガイアの自信満々はなんだったんだろ。それとも、本心では2人を通してやりたかったのかな?

 ライフエナジーが尽きようとする音也は過去キングに頼んで、最後のバイオリン演奏を許される。これがゆりには聞こえず、しかし真夜には届くわけですね。このことで、ゆりは音也にふさわしいのは真夜と思い切ることができたんでしょう。音也の演奏はキングには響きませんでしたが、真夜は辿り着く。ゆりが音也を逃がし、しんがりは真夜。

 しかし敵うわけもなく、それでも「(音也を愛する、)誰よりも」と言い放った真夜はファンガイアの力諸共、クイーンの座を剥奪される。以降、同族から命を狙われる身となるわけですね。しかし時間稼ぎとしては成功してまして、逃げるゆりと音也の前に再び立ちふさがるシルクモスファンガイアは音也のイクサが撃破、なんとか脱出する。

 現代編では、ファンガイアとなった我が身に絶望した嶋護が、死に場所を探し始める。それでもよく食べてよく運動してまして、目前に死が迫ろうとも日課を変えないのはさすが。しかし、思わず名護を怒鳴ってしまうところは、さすがに内心の動揺を隠しきれない感じでしょうか。まあ、ファンガイア化してみて、以前に半分はファンガイアの渡に憎悪を向けた悔いが生じたとは、名護には言いづらいでしょうね。

 しかし、嶋護のファンガイア化は依然として進行中のようでして、ついにファンガイア態及び凶暴性を隠しきれなくなる。サンゲイザーファンガイア出現に驚いた名護がイクサで対処してみると、正体が嶋護と判明してしまう。これで渡に太牙に対する疑念が生じてしまう(が、たぶん太牙の「計画通り」)。

 全て知られた嶋護は名護のイクサに倒されることを望む。が、名護にはできないわけですね。渡がファンガイアと知っても助けたい名護ですから、同じ境遇の嶋護に手を出せるはずもありませんでした。それならと思ったのか、嶋護は渡に接触、反省の弁を述べてからサンゲイザーになってみせる。倒してもらおうと思ったんでしょうな。しかし、名護と同じく渡にもできるはずもなし。

 その頃、太牙は深央と挙式なんですが、深央は腹に一物あってのこと。結婚の誓いを述べた直後、深央は太牙をクイーンの力を以てグッサリ。そこへビショップが駆けつけますが、太牙は「深央は何もしていない」と。こうまで庇われると、さすがに深央は動揺する様子ありですね。そしてそのまま逃げ出してしまう。

 それを追った太牙は嶋護/サンゲイザーファンガイアと渡がもみ合ってる現場に遭遇する。嶋護はもうファンガイアの血が抑えられないようで、渡に攻撃を入れてしまったりする。そして嶋護は「決着をつけよう」と太牙と対峙。このとき太牙がニヤリと笑ったのは大事なポイントかも。太牙のサガはやはり圧倒的でして、おそらくは本気で襲い掛かるサンゲイザー/嶋護を軽くあしらい、一撃で葬り去る(が、実は急所を外したってわけですな)。

 これを見た渡は怒る。なぜかキバットバットIII世抜きでキバとなり、サガ/太牙に必殺のキックを放つ。が、太牙に罪を庇われた深央が割って入ってキックを受けちゃうと。もともとは深央が望んだ流れだったんですが、プロポーズを受けてくれて大喜びの太牙からの罪を庇う太牙で気持ちがひっくり返ったんでしょうな。しかしキバの一撃は重く、崖下に転落した深央は渡に看取られて絶命。

 前に渡が深央の左薬指にはめた指輪、ここへ効いて来るものだったのか。このシーンでは「致命の一撃を入れた渡に「嬉しい」と言った深央」なんですが、止めはビショップだと分かると印象違ってきますね。「深央には致命の一撃を入れられなかった渡に「嬉しい」」となります。だから最期に未来の走馬灯「渡との結婚式」を見て気持ちだけは幸せになれた。

 しかし、今の渡にそんなことは分からない。太牙も分からないから渡を追いつめる。が、次狼が渡を救って過去へ送る。渡は思いつめて、「自分がいなければ、生まれてなければ深央は死なない」と考えて、音也と真夜の仲を裂きにかかるわけですね。まずは音也の入院先の医師、続いて街角の占い師に化けてのあの手この手。が、音也に見破られてしまう。

 ここでちょっと変に思ったのが、前に音也が渡に憑依したエピソードです(第19・20話)。あのとき、音也は渡の姿となった自分がガラスに映ったのを見て「誰だコイツは?」と言ってたはず。時は2008年ですから、音也の死後と考えるべき。しかし、今週分では1986年に音也は息子を名乗る渡を見ているわけですね。

 さらに、渡が真夜から渡された名護のプレゼントしたボタンも証拠として見ている。渡が音也邸の鍵を持っていることも見たし、音也の奇妙なつま先立ちを渡がやれるのも見た。それにより音也も渡を未来から来た息子と信じるに至った。なのに死後の2008年に渡を認識できなかったのは不可解です。ならばと今週分より以前の音也が生霊として2008年に召喚されたと考えてみると、今度は今週分で音也が渡に見覚えがなかったことが説明できなくなります。

 鎧武ですと最後までのストーリーを考えてから脚本を作ったということで、第1話から未来の先取り(未来の高司舞=始まりの女の出現等)が最後まで整合性ありました。キバだと走りながら結末を考えて行った部分があるのかも。まあ、音也が渡をどう認識してたかなんて細かい話ですし、「音也の性分だから忘れてたんだろ」で済ましておくことにしよう(^^;。

 つまらない愚痴で過去編のストーリーはだいたい言っちゃったような。渡が真夜と音也の仲を裂きにかかるも、くっつけようとする存在がいるわけですね。それ即ち、迷いの森で音也のバイオリンを聞き取れた真夜を見て腹をくくったゆりです。音也の背中を押すし、力を失ってピンチの真夜を救いもする。音也もそれが分かるから、真夜と生きて行く覚悟ができたようです。

 そこへ渡が「僕が生れると深央さんが死んじゃうんです」と訴えても、音也と真夜の仲を裂くことはできそうにないですね。むしろ、「己の存在をなかったことにして、大切な人を救いたい」という渡を息子として誇りに思うんじゃないかしらん。真夜もおそらくは同じくでしょう。キバに変身する渡を見ればなおさらでしょうな。

 そしてポーラベアーファンガイア出現に、父子のライダー揃い踏み変身で共闘もする。渡はこの時点での強さが「キバ>イクサ」であることを利点にイクサも倒してしまおうとしますが、どうやら本気になれないようで、音也のイクサに軽くあしらわれてますな。

 そこへ過去のキングが現れ、渡に「音也を倒してしまえばいい」とダークキバとなってイクサを圧倒してみせて続く。この直前、キングは赤ん坊の太牙を抱いて真夜に接触してましたが、何をしたんだろうか。少なくともキングはまだ真夜に未練がありそうです。

Re: 6月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/06/03 (Wed) 10:25:33

 6月初感想。
 だけど、その前に。

★法と混沌の話

 メガテンからD&Dにさかのぼる蘊蓄を述べてみましたが、この辺は複数の宗教観があるファンタジー世界の発明ですね。

 例えば、世界にある宗教が唯一神のキリスト教とかだと、光の神さま陣営と、闇の悪魔陣営、その間で揺れ動く人間の中立陣営だけで話が片付くのです。
 いわゆる善悪二元論の話ですね。

 だけど、メガテンは唯一神の宗教観(いわゆるLAW陣営)の他に、日本神話やギリシャ・北欧の多神教をも内包したごちゃ混ぜ神話観を背景に用意した。
 そして、一神教の宗派をLAW陣営、それに与しない異教の神々をCHAOS陣営に分類した。

 メガテンシリーズも作品ごとに、LAWーCHAOSの勢力と、LIGHTーDARKの勢力が変わって来たりしますが、
 初期の真メガテン(1と2)を基準にするなら、

・LAWーLIGHT:メシア教として台頭。いわゆるキリスト教をモデルにしていて、唯一神と天使が所属。
 本来、北欧神話の雷神トールは、異端の神になるのだけど、真メガテン1ではトールの化身トールマンが中盤のボスの一人として唯一神の尖兵となり、ICBMを東京に落として、現代文明を崩壊させる元凶となる。
 90年代のゲームなので、核兵器による文明崩壊、世紀末感覚が普通にあった時代だけど、核戦争が「愚かな人類の所業」または「人類の作ったコンピューターの反逆(ターミネーターなど)」で設定されることが定番だったのが、「神による人類粛清計画」という設定がメガテンの特徴と言える。
 よって人類視点では、LAWーLIGHTが善良とは言えないわけである。いわゆるキリスト教原理主義の流れなので、「人類は罪深い存在なので、神による粛清を受けて、その中で真の信仰を貫いた者の中から救世主が生まれて、新たな時代に向けて理想郷を構築」という90年代価値観を体現した物語ですな。

 真メガテン1では、主人公が東京破壊を防ぐことはできず、ICBMによって東京が滅亡した際に、異世界の金剛神界に転移することで難を逃れます。そこでの修行期間を経て、未来の東京に帰還した後、神の勢力と悪魔の勢力が群雄割拠した世紀末乱世で、生き残った人類のコロニーを巡りながら、LAWと中立とCHAOSのどの勢力と手を組むかでマルチエンディング展開になるのですが、
 ここからメガテン2に至る未来では、LAW勢力の勝利で、未来都市、TOKYOミレニアムを舞台に、神と悪魔と人類の新たな未来を模索するドラマが描かれます。

 一方で、メガテン3以降は、東京破壊が阻止された別の時間軸で、21世紀の物語が展開されたりしますが、シリーズ派生作も多いので、作品ごとにボスの所属陣営がLAW寄りかCHAOS寄りか異なって来て、単純な善悪二元論で語れないですね。

・LAWーDARK:いわゆるキリスト教的な悪魔(デビル)が所属。メガテンでは、悪魔という用語が異教の神々や妖精、神話英雄など幅広く含有しますので(天使も悪魔の一種)、ここでは唯一神への反逆者と定義づけるといいでしょう。
 人類に対しては、味方というわけじゃないけど、唯一神の計画を阻止するために、力をちらつかせて、尖兵として誘惑、契約しようとする。
 有用なコマなら、報酬もしっかり与えるので、魂を代償にすることを厭わないなら、現世で力をつける選択肢にはなる。
 なお、DARK属性の悪魔は、普通のやり方(交渉)では仲魔にできないので、特別なイベントか、悪魔合体による事故か、裏技めいた手段で入手することになる。

・CHAOSーLIGHT:異教の神々。日本神話のアマテラスとか、妖精王オベロンとか、様々な神話の主神が所属する。厳密な規律を重んじるLAWに対して、自由で奔放な神が多いため、カオスルートは、唯一神の人類粛清計画に反旗を翻して、別のパトロンに身を捧げて力を入手する選択になる。そして、神話大戦に突入するわけだが、ゲームとしては結局、陣営に縛られる形になるので、バトルが多くなる。

・CHAOSーDARK:いわゆる破壊神的な存在や、無軌道に暴れるものの多い属性。CHAOSはあまり統率がとれていないので、野良モンスター集団も、ここに所属しがち。
 メガテンでカオス代表として挙げられるのがガイア教団。初期には、国粋主義の右翼集団として描かれ、神国日本のために西洋の毛唐の企てる東京破壊計画を阻止しようと過激な反抗運動を行なっていたんだけど、メンバーの多くはそういう理想を解しておらず、ただの不良少年として弱肉強食的な振る舞いをしていたために、主人公と対立しがち。
 真メガテン2になると、LAW勢力の対等のために、地下に追いやられた過激派レジスタンスになる。

 結局、LAWに振り切っても、CHAOSに振り切っても、人間主義の理想とは言い難い過激思想になるので、バランスよく中立を維持するのが、分かりやすいグッドエンドだと思いつつ。

★ゼッツ

 で、感想に戻して。

 今回は洗脳されたノクスを正気に戻すため、ゼロと1(ジーク)と5が力を貸してくれた展開。
 そして、次回は3を、莫ではなく、強化ノクスが倒す展開かな、と。

 ただ、夏の劇場版の宣伝で、CODEのエージェント0〜6が全員集結して、莫を助けてくれそうなシーンが公開されて、
 TVで退場した紅覇が再登場とか、
 TVで悪役ムーブを繰り返してる3がどの面下げて味方に? と思いつつ、

 まあ、夢ネタだから何でもありなんだろう、と、割り切っておきます。去年のストマック家ほどには、ワクワクできないかな。

 スリーが来週、ノクスに倒された後の立ち位置がどうなるか次第。

 とりあえず、ファイブがゼロの味方として、協力してくれたのは、良し、としておこう。3に粛正されないことを願っておきます。

★ギャバン

 人類がデータ化された世界。
 ギーツの未来人とか、後はロボアニメのゼーガペインを思い出したり。

 ゼーガペインは、日常生活と、バーチャル世界で侵略兵器からロボに乗って戦う物語という初期描写から一転、
 実は日常生活がバーチャル世界で、ロボと侵略兵器の戦いが現実世界だったということが中盤前に判明。

 侵略者の撒き散らしたウイルスによって人類が死滅の危機を迎えることになり、肉体と記憶をデータ化、ヴァーチャル世界で人類文明の維持を図るわけですな。
 そして、敵側は人類データの収められたサーバーの破壊を目指していて、それを守るために、主人公たちはゼーガペインに乗って戦うわけですが、ゼーガペインが破壊されても、主人公たちのデータが無事なら再生可能。ただし、破壊が繰り返されると、一部のデータが破損して、記憶の欠落などが生じ、日常生活に支障をきたすことにも。

 戦隊だと、ゴーバスターズなんかも想像する世界観でしたが、今回のテーマはAIにとっての感情は何か、でしたな。
 SF的に面白い世界観は提示しながら、掘り下げがあまり行われそうにないのが少々残念に思いつつも、今回は変化球的な一本と受け止めておきます。

 次回は、これまでのローテーションを崩して、ルミナス回か。
 前回出なかった怪盗フェイドを掘り下げる話になりそう。

>ギャバン2クール説

 23話で終了するとして、9月以降の次回作のタイトルがまだ出ていない以上は眉唾と考えています。

 ライダーはゼッツの次がマイスと発表されていて、そっちをプッシュするタイミングで、別に新番組を立ち上げるだろうか、と。

 あり得るとしたら、8月までで第1部完、9月以降は第2部という感じで、物語構造を大きく切り替えるとか?
 8月でデスギャバンと黒幕との決戦。そして9月から新たな敵の出現に、多元宇宙防衛チームのギャバン・スクワッドの活躍を描くとか。

 まあ、タイトルだけはギャバン・インフィニティから、超宇宙特捜ギャバン・スクワッドと変わって、新たにOPが付いて、番組フォーマットが切り替わるぐらいならありそう。
 現時点では、妄想推測の類ですけどね。

Re: 6月のスレッド(2026) - K.K

2026/06/08 (Mon) 22:55:13

 定期感想その1です。

●仮面ライダーゼッツ(第38話:矯める)

 今話でナンバー5が爆殺されまして、仮面ライダーWEBによると演じる小柳心がオールアップとのこと。「CODEの番犬」を貫くべく、ナンバー3に事実上の反旗を翻した途端ですんで、ナンバー6/紅覇のときと同様、「なんでここで?」と期待を裏切られた気持ちになります。

 しかし、よく考えてみると作り手の狙いは「死亡フラグ」だったのかなと思い至りました。よくある「この戦いが終わったら故郷に帰って」というやつですね。その台詞を言ったキャラクターは「この戦い」で死んでしまう。

 ただし、「この戦いが終わったら」はもともとは死亡フラグ=退場の暗示ではなかったはず。やりたいことがあったのに死んでしまったという、キャラクターの無念を演出するものであったはずです。その無念を主人公が感じて奮起するといった段取りですね。

 ナンバー6や5の最期は、そういう「死亡フラグ」的な演出だったんじゃないかという気がします。ナンバー5に突然「父との思い出」が演出されたのもそういう意図なんでしょう。ナンバー3が直接手を下したナンバー6/紅覇、続いてナンバー3の仕業と思しきナンバー5の爆死となって、ライダーとして活躍が始まるノクスがナンバー3を倒す。制作の計算としてはナンバー3が倒されるカタルシスを最大化したってことになるんでしょう。

 しかし、自分は「彼らが主人公側で活躍し始める兆候」と思って期待してたわけで。制作の意図「期待したからこそ喪失が悲しく、原因の悪役にヘイトが向く」は自分には発生しませんでした。ナンバー3には3なりの正義がある気がしてたしなあ。

 ともかく本編。冒頭は前話ラストの続きで、で莫とノクスの和解と共闘が成ったかと思ったら、ノクスは「人の生活に戻るつもりはない」と言って去ってしまう。CODE壊滅のために命を賭す覚悟であり、誰も巻き込まないためということですか。しかし富士見も莫もそんなこと認める気はなく、ノクスに先んじて現今の諸悪の根源であるコード:ソムニアの破壊を図るつもりらしい。

 これに呼応するかのようにナンバー5も行動を起こしまして、ナンバー3に面と向かって不服従を告げる。前話での宣言通り、自分(5)の司令官はナンバー3ではなくゼロ、ということですな。そしてコード:ソムニアをナンバー3に返して去るわけですが、自分の車に仕掛けられた爆弾で命を落としてしまう。おそらくはナンバー3の仕業。

 ザ・レディ陣営にも異変ありでして、ファントムゴアナイトメアですね。前に夢の領域に踏み出したザ・レディとしては覚悟していたものでもある。ファントムゴアはザ・レディを惑わしつつあり、最後は融合するつもりなんでしょう。が、ノクスが阻止にかかる。

 自分はノクスがファントムゴアを取り込むつもりかと思ったんですが、前々から因縁あるシャドウナイトメアのほうだったらしい。ただし、ファントムゴアにより強化(「真化」というらしい)されたミッドナイトシャドウナイトメアだとのこと。この辺りは自分では番組本編だけでは分からず、ネット検索してようやく理解した次第。

 ノクスは命と引き換えに得たミッドナイトシャドウの力でCODEを巻き添えにする算段だったようですが、駆けつけた富士見の「魂」で思い直す。夢も記憶も支配するコード:ソムニアでも跳ね返せるのが気持ち、と目の前で見たからには、といったところでしょうか。

 これで「死亡しての融合」ではなく「打ち勝って取り込む」となったらしい。仮面ライダーノクス ミッドナイトシャドウ誕生となりまして、ナンバー3のロードスリー強化形態(ブースター)を圧倒する。しかし止めは刺さず、「法の裁きにかけるつもりかな?」と思ったら違ってた。

 なかなかエグイ倒し方でして、ナンバー3の体を書類に変えてしまう。現実世界でも同じようになってますな。書類の内容はおそらく「ナンバー3の自白調書」なんでしょう。ジョジョの岸辺露伴のスタンド:ヘブンズ・ドアーを思い出すような能力でありますが、夢の中だからそんなこともできる、ということかしらん。ネット記事ではスタンド:エニグマ(何でも紙にして封印できる)類似としていたりしてますね。

 一方、莫はナンバー3がノクスに手を取られる隙を突いてCODEに侵入、まずエクスドリームを取り返す。ゼロ作成のドライバーではやはり最強形態には届かなかったということでしょうか(自分的にはそう分かって納得)。そしてゼッツ・エクスドリームでコード:ソムニアを破壊、と思ったら、コード:ソムニア逃げちゃったのか。それでもコード:ソムニアによる人々への記憶改ざんや幻視は解除されたようですな。

 これでコード:ソムニアがジークの手に渡り、ジーク無双となれば自分の期待通りなんですが、次回「裁く」の予告文章を読むと、ジークではない感じです。ゲストがコソ泥兄弟ということなんで、知らずに盗み出して、よく分からずに使って騒動になるとかかしらん。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第17話:笑顔のために)

 ギャバン2クール説で挙がっていた次シリーズ候補作(商標登録が証拠)はどうやらTTFCなどのネット放映新作だったようです。他の根拠も怪しかったし、もうガセと見ていいんでしょうね。ただ、3クール目から仕切り直しというのは可能性として否定できないし、それはそれで面白そうだから良しでしょうか。

 予告では巨大隕石迫ると危機感煽ってたような気がするんですが、確かにそうなってるんだけど原因と対処がどうにもバカバカしいと申しますか。いや、不満ではなく褒めてるんですけど。こういう話は浦沢義雄さんの脚本かと思って調べたら、森地夏美という方でした。アニメ脚本が多いようですが、ブンブンジャーも担当されていたらしい。

 今話の舞台はキキらのイオタ地球ですね。怪盗フェイドが弱木なる人物の依頼を受け、そこをキキらが急襲して逮捕したところから。エモルギアの暴走もありましたんで、怜慈らも駆けつけてますな。

 捕まったフェイドが点を指さしてキキらに言うには「あれを何とかしてほしい」。巨大隕石が迫ってるわけですね。なんでそんなことになったかが間抜けでして、弱木が祖母へのプレゼントにと宇宙通販で買った天然石パワーストーンがデカすぎたと(直径1~10km)。

 慌ててキャンセルを試みるも受け付けられず、受け取ってからの返品しかない。が、受け取るってことは巨大パワーストーンが地表に落下するってこと。衛星軌道に置き配とかはないらしい。祖母孝行がとんでもないことになって、弱木はフェイドに泣きついたわけか。

 どうやらフェイドは依頼を受けるときから、キキらに捕まるのは想定内というより予定通りだったみたいですね。フェイドには隕石撃退の策はあるものの、機材が足りない。それは警察が持ってるということで、わざと捕まるように動いたらしい。そこはキキも気づき、隕石対策にはフェイドの持つアイテムが必要ということで、協力体制と相成る。

 警察が持ってる機材は巨大メカ:コスモギャバリオンであるわけですが、フェイドが持ってる必須アイテムとは印鑑でしたか。隕石(巨大パワーストーン)は単に落ちてくるんじゃなくて配達なんで、受領確認の弱木のハンコ押さないと返品できないらしい。

 かくして、ギャバン・ルミナスが受領印押して、怜慈らの新メカ/機関車:コスモギャバリオンACE-GOが梱包された隕石を押し返して解決。こうなれば、全て計画通りのフェイドとしては長居は無用ということで脱走、変装を解いて淳澄幽に戻って自宅に帰る。

 フェイド/淳澄幽の自宅は地味なアパートという感じでして、怪盗の割に質素ですね。同居の祖母(淳澄郷子)は夫を亡くしてから認知症を発症したらしい。祖母は元気なときはフェイド/淳澄幽を可愛がっていたようで、フェイドも祖母には孝行であるようですね。そういうところが今話の犯人(?)の弱木と重なってるわけか。

 フェイドについて、キキが自分と共通点があると見抜いてましたが、それが何かは明かされず。フェイド宅に飾られた祖父母との記念写真には「合格通知書」が見えてますが、フェイドも警察学校に入学してたのかしらん。いろいろと謎を持たせてるってことは、フェイドはいずれゲストから準レギュラーになってくるのかな。それがギャバンを目指すパトランと絡む流れになったりしても面白そうです。

 次回「大切な人」は仮装婚活パーティとなるようで、見かけはコミカルですね。が、今話が「巨大隕石」と危機感煽ってのギャグ回でしたんで、次話はコミカルと見せてシリアスに持って行ったりするのかも。

Re: 6月のスレッド(2026) - K.K

2026/06/09 (Tue) 22:01:49

 定期感想その2です。

●仮面ライダーキバ(第45話:ウィズユー・最後の変身、第46話:終止符・さらば音也)

 今週分は後半で音也退場≒過去編締めくくりということで過去編の比重が大きいですね。音也は少し前から軽いノリの合間に真剣さを見せるようになっていて、上辺と違って内心での覚悟の深さが垣間見える仕掛けになってます。

 そして今週分では変身すれば命を失いかねないダークキバを音也は躊躇なく、かつ繰り返し使用するわけですね。ダークキバが使えなくなるとイクサというわけで、過去のイクサが使用者に死のリスクがあることが効いて来ます。

 少なくとも過去では「ダークキバ>イクサ」でありまして、ダークキバで過去キングに敵わないならイクサではなおさらなのは明白。しかもイクサも命を削るわけで。音也の必死さがよく伝わってきます。そしてなんで音也が必死かといえば、真夜のためでもゆりのためでもない。

 未来の息子だと認識した渡のためですね。その渡は深央を殺してしまったという(実は誤った)悔いから自らの存在を歴史から消そうとしている。音也としては過去を訪れた渡とこれから生まれてくる渡のどちらも守りたい。それが今週分における音也のなりふり構わぬ必死であるように思えます。

 と考えて、前にも申したことを蒸し返しますと(^^;、「やっぱり既に真夜は音也の子を身ごもってるよねえ」となります。もし真夜がまだ渡を授かってないとすると、この時点で音也が死んでしまうと渡は生まれてきません。過去キングもそう思って、音也に襲い掛かってました。

 しかし、既に真夜が渡を身ごもってるなら、全て辻褄が合います。音也は命を張って2人の渡を守ることができるし、真夜も音也を見送ることができる。知らぬは過去キングばかりなりという感じでして、ちょっと哀れでもあるかも。キングという地位を重んじ過ぎ、真夜に愛情を示せなかった報いと見たらいいのかな。

 尺が短かかった現代編ですが、ビショップの離反からのラスボス化という重要な動きがありますね。ビショップなりの忠誠を太牙に頭ごなしに否定されての反逆ですね。しかし、ビショップとしては背いたつもりはないのかもしれない。どうやらビショップはキングである太牙に忠実なのではなく、キングという地位に忠誠であるようです。言い換えれば、キングらしからぬならキングではない、ということで今週の離反になっちゃったのかなと。

 ともかく本編。過去編は先週分の続きで音也と渡の前に過去キングが立ちはだかったところから。音也はイクサ、渡はキバで立ち向かうも、ダークキバを解いてバットファンガイアとなったキングに全く敵わない。過去キングって変身しないほうが強いのか、と思ったんですが、音也と渡はキングの攻撃の隙を突いて逃げ出してたのか。

 こんな事態になっても渡は音也と真夜の仲を裂こうと必死ですが、音也は軽く受け流して真夜のもとへ。真夜はしかし過去キングから脅されているわけですね。音也と接触すれば幼い太牙の命はないと。が、これに音也が発奮してしまう。

 キングバットII世もキングの真夜への仕打ちが気に入らないとして、ダークキバの力を与えるという。ただし、イクサ以上に命を削るものであるわけですね。真夜は渡ならダークキバを使えると言い出しますが、音也は断固拒否。この時点で既に音也は命と引き換えに渡を守る覚悟を固めていたようです。

 キングは音也も渡も逃がす気はない。まず渡/キバを急襲、そこへ駆けつけてきた音也/ダークキバと戦闘になりますが、キングバットII世の裏切りはショックであるようです。キングはダークキバに一当てしておいて、いったん撤退してしまう。が、今度は音也がキングを逃がさない。止める渡に当身を入れ、同じく止めに来た真夜には「命を受け取ってくれ」と言って下がらせる。

 音也はキャッスルドランに潜入、人形にされていた次狼らを救出を図る。そこへ渡が追い付いて来る。音也は未だ己の存在を消したい渡に「深央を生かすためにはお前が強く生きるしかない」と説得すると、渡が持つ深央/クイーンの欠片から深央が現れて頷く。これで渡は悩みを吹っ切ったようでありまして、これを見た深央の欠片は安心したのか消滅。

 しかしキングも諦めず襲って来る。音也は渡を太牙救出に向かわせておいて、自分はしんがりを務める。またもダークキバへ変身でありまして、勝てたとしても相討ちの覚悟なんでしょうな。戦いはキャッスルドラン外へ移りまして、次狼らは人形化の封印が解かれる。

 ここで次狼が「激しく盛り上がってるようだな」と言ったんで、キング vs ダークキバに参戦かと思ったんですが、逃げちゃいました。ダークキバが音也と気が付かなかったのか、ダークキバがいてもキングには敵わないと思ったのか。まあ、ダークキバの必殺のキックを受けてもキング/バットファンガイアは立ち上がってきますんで、単独では勝ち目が薄いのは確かでしょう。

 それでも一撃を受けたキングはサバトを呼び出しまして、キャッスルドランに寄生(?)させて操る。しかしそれで隙ができ、太牙を救出した渡が、追って来た真夜に渡せたのはラッキーではありますね。成長した太牙は覚えてないんでしょうけど、まだ子供の太牙が渡を救う前、渡が太牙を救ってたわけか。この事実は来週分で渡がキングを自称するときの内心を察する手掛かりになりそうです。

 キバは既に飛翔能力もありますんで、キャッスルドランに容易に取り付き、サバトを分離して倒す。キャッスルドランはキバに救われたことを認識しているようですんで、後年(現代編)キバに忠実である理由が察せられる気がします。

 一方、キング/バットファンガイアに立ち向かう音也はダークキバを変身解除に追い込まれ、倒れてしまう。渡/キバが代わって立ち向かうも、1対1ではバットファンガイアに敵わない。自分は「ここで渡にダークキバの力を渡せば」と思ったんですが、見守る真夜は口出ししない。音也の覚悟を受け入れてるんでしょうな。

 音也が選択したのは、やはり命を削るイクサでありますな。敵うわけはないんですが、渡を逃がせればそれで良しと思ってるのかも。しかし、時間稼ぎをする間もなく撃破されまして、イクサの右腕は背後の湖に沈む(これが来週分で渡の起死回生につながるはず)。この湖って、前に大村武男/フロッグファンガイアがバイオリン:ブラックスターと共に沈んだ湖かしらん。

 渡は再変身してバットファンガイアに立ち向かうも劣勢、これを見た音也はダークキバに再変身、親子ダブルキバの共闘となる。それでも劣勢でありまして、おそらくは渡が音也の覚悟を受け止められず、心配しちゃってるからみたいですね。しかし、まもなく渡も覚悟する。かくして親子ダブルキバの必殺技を以てキングを倒す。

 瀕死のキングは音也らに向かうのではなく、真夜に「お前は俺のものだ」と言う。これをもっと早く言えてたら、こういう事態には至らなかったんでしょうな。しかしもう遅いんでありまして、キングは太牙も巻き込んでの無理心中の一撃を放つ。が、キングの力に覚醒した太牙、赤ん坊ながらその一撃を跳ね返す。

 これを食らったキングはいよいよ最期ながらも、新たなキング誕生に喜んで消滅する。喜びの半分は太牙がいずれ仇討ちしてくれるという期待のようですが、来週分の現代編ではそうはいかないはずですね。

 このキングの一撃ですけど、台詞は真夜らを抹殺するために撃ったように見えます。ウィキペディアなどのネット解説でもそう記載されてます。が、自分には「キングが太牙にキングの力を授与した」ようにも見えまして。死を悟っての禅譲みたいな感じですね。そう思えたのは、一撃後に太牙にキングの紋章が現れたことがあります。が、もっと大きいのは「鎌倉殿の13人」の印象かなあ。新納慎也さん演じる阿野全成が善人だったもんで、同じ顔のキングに同情したくなるようです。

 それはともかく、過去編における問題は一応の解決ですね。渡も現代(2008年)に戻る。しかし、音也は明らかにもう長くない。音也もそこは自覚してまして、親しい人に最後のあいさつ回りですか。ゆりには「会えて本当に良かった」と告げ、次狼らにはいずれ生まれてくる渡を頼む。いずれも音也がもう死んでいることを察しているようですね。次狼としては、そうまでして会いに来てくれた音也の願いは断れなくて、現代編での状況になるわけでしたか。

 音也が最後に会ったのが真夜でして、さっきゆりに聞いたオムライスを振舞ってますね。ゆりは「隠し味は毒」と伝えましたが、本心の「愛情だ」は感じ取ってたらしい。真夜に作ったオムライスの隠し味は「愛情」になってます。もしかして、このオムライスが「カフェ・マル・ダムール」に伝わったのかしらん。

 それはともかく、音也がバイオリンを真夜に聞かせてると思ったら、バイオリン抱いて真夜の膝枕というシーンに切り替わる。これって「音也の最後のあいさつ回りは、真夜の膝枕で眠った音也の最後の夢」ということだったのかも。ただし「心の音楽」は、みんなに届いたということで。どちらにせよ、真夜に看取られて音也は旅立ちまして、これで過去編は完結。

 現代編は、いきなりのビショップの告白でして、太牙に「深央を処刑した」と。キバ/渡のキックで崖下に転落した深央ですが、致命傷はビショップが入れたというわけですね。ビショップとしてはキング/太牙を裏切ったクイーンへの当然の処置であり、ついでに太牙を悩ませる渡に罪の意識持たせたという巧妙な策のつもり。しかし太牙は激怒、ビショップの説明・弁明も聞かずに打ちのめしてしまう。

 太牙の怒りを理解できないビショップ(まあ問答無用だからなあ)、ついにキング/太牙を見限る。そしてキングを打倒すべく、死せるファンガイアを蘇らせて軍団を作り出そうとライフエナジー集めに取り掛かってしまうと。これを阻止にかかるのが名護/イクサであるわけですが、名護はやっぱりどこかズレてまして、嶋護亡き後の「青空の会」会長になろうとして、恵に呆れられたりしてますな。

 ビショップのほうは後がないだけに腹括ってまして、以前より力が増してるようです。前は互角に戦えていた名護のイクサは、今は劣勢。見かねて恵が助太刀したのがかえって災いし、恵をビショップの攻撃から庇った名護/イクサは顔面に打撃を食らってしまう。ビショップはそれで去ってくれたものの、名護は目にダメージ受けて視力低下が始まったらしい。

 腹括ったらしいのは現代に帰ってきた渡もでして、以前の気弱さが消えたどころではなく、街で暴れるファンガイアを一睨みで退散させたりしてますね。そして深央の墓前で太牙に「決着をつけよう、兄さん」と宣戦布告までする。キバ vs サガとなりますが、そこへ再生ファインガイア軍団率いてビショップが登場、太牙に「キングの座から引きずり降ろしてやる」と、こちらも宣戦布告。

 来週分では渡の太牙に対する態度がいよいよ硬化するも、実は太牙を守るためだったという展開になるはずですね。ただし渡は決してそのことは伝えない。次回予告では嶋護の声が聞こえてまして、「あ、生きてた」となるはず。その嶋護がとりなして大団円ですか。

Re: 6月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/06/11 (Thu) 23:05:02

 キバの感想も次回で最終回ですな。
 レスは付けませんでしたが、おめでとうを言う心の準備は整えておきます。

 そして、定例感想ですが。

★ゼッツ

 CODEのエージェントがこれで全滅ですか。
 ファイブさんの爆死を残念に思いつつ、スリーはノクスのヘブンズドアー(違う)によって、悪事の証拠資料に変えられてしまった。
 問題は、その証拠資料って現実世界では、CODEの本部に残されているので、それが警察に送られて公開される可能性は少ないのでは?
 誰かがリアルCODE本部に潜入して、資料を入手しないと。
 それができるのは、ゼロか莫か。まあ、紅覇殺しとファイブ殺しの証拠にはなるだろうけど。
 スリー文書がその後、どう扱われるかの話まで事後を描くなら良し。そうでなく、うやむやにこれで解決したとなるとどうもなあ。

 ともあれ、ノクスがスリーと戦っている間に、莫はエクスドリームを取り戻して、次いでコードソムニアを破壊。だけど、ソムニアのカプセムは何者かが盗んだ模様。
 犯人は、ジークか、レディか、別のゴアナイトメアか。
 またもや、敵味方が流動的で混迷しそうな状況ですが、次の敵が誰かを気にしつつ。

★ギャバン

 宇宙の通販が、地球への脅威になるという面白SF展開の裏で、フェイドさんのヤングケアラー問題が映し出される。
 ストーリーの大筋はコミカルなルミナス編ながら、ちょっぴりビターな味わいで、謎が深まったようにも思えまする。

 一応、列車トイの販促回でもあるわけですが、微妙に格好いい描かれ方には思えず、自分的にはルミナス編で一番のハズレ回に映りました。
 話の焦点がブレたのと、エモルギア犯罪とは異なる話なのに、ご都合主義でインフィニティが動いたのが、脚本設定の前提を放棄した感じで。

 次回のブシドー編は、刹那の過去の主君にまつわる話っぽいので、そこは期待したい。

PS.怪盗フェイドについて注目するなら重要回にもなりそうですが、それについては今回、仕込みを見せただけで、謎の断片だけを見せられても、感じ入るには至らず、と。

Re: 6月のスレッド(2026) - K.K

2026/06/15 (Mon) 22:06:44

 定期感想その1です。

●仮面ライダーゼッツ(第39話:裁く)

 ちょっと感想に困ってしまいまして、今話の事件内容は分かりますが、それでストーリーがどう進んだかが分かりません。なんだか(ゼッツ世界の紹介を兼ねる)序盤の内容っぽいような気もしてきます。事件/イベントは発生してるんだけど、個々のキャラクターが個々に動き回ってる感じです。

 しかし、もう終盤の最終クールであるはず。倒すべき真の敵/ラスボスに向かう地固めくらいはあってよさそうな時期です。しかし予告映像見て、ちょっと驚いたと申しますか「最凶のラスボス登場!!」とのキャプションがありました。自分はナンバー3にその役割を期待したんだけどなあ。なんで退場させちゃったんだろう。

 登場ってことは新キャラクターなんだろうか。そうだとすると、ちょっと感情移入に困りそうです。既存キャラクターの豹変ということだと、候補はねむ、ザ・レディ、ゼロでしょうか。それはそれで唐突になりそうで、やはり感情移入に支障がありそうです。

 既存キャラクターに○○ゴアナイトメアが憑依して、というのは無難にラスボスになりそうです(ザ・レディ辺りが有力か)。が、どのナイトメアも独立したキャラクターとしてはドラマを作って来たわけではなく、肩書だけのラスボスという印象になってしまいそう。

 ジークは今話でのドラマは落胆したんですが、それだけにラスボス化するなら納得できるかもしれません。パニッシュナイトメアを分離して"綺麗な"ジークになったと思ったら、余計にヤバい奴だったとかで(パニッシュはむしろ抑制に効いていた)。もっとも、今話の仕込みが後で効いて来るとしたら、順当なのは味方側ライダーになる流れなのかも(前話でちょっと暗示していたように)。

 先週の予告で期待したのは、今話のコソ泥兄弟(白浪金之助・銀次)がコード:ソムニアを盗み出しててどうこうということなんですけど、すぐにそうではないと明らかになってしまいました。コソ泥弟のほうはジーク/パニッシュゴアが差し向けたガンナイトメアに憑依されてしまう役回り。次話ではコソ泥兄(白浪金之助)もガンナイトメアの依り代となってしまうようです。

 ザ・レディもドラマが動かないなあ。今週もファントムゴアナイトメアと意味深っぽい会話をするのみ。ねむを守ると言ってたようですが、どうするかは進展してない。ノクスもザ・レディとの接点では動きが見られません(むしろ、ザ・レディが動かないようにしてるようですらある)。

 ともかく本編。コード:ソムニアが行方不明、しかしその影響(人類が夢を共有)が残ってるってことで莫らは捜査継続。警視庁でも怪事課復活で、東堂部長とプロレスで仲直りの富士見も復帰。やることは同じなんでしょうけど、警察の権限が使えるのは大きいのかも。

 今話・次話ゲストは白浪金之助・銀次のコソ泥兄弟でありまして、食料品店からりんごとか盗んでたらしい。夢は自動車泥棒というスケールですね。しかし、コソ泥兄(金之助)は諏訪太朗さんでありまして、特撮シリーズではおなじみの名脇役。アバレンジャーでは、いつも食い損ねるルーティンギャグでした。この配役はちょっと嬉しかったりします。

 コソ泥兄が出所して、また泥棒できると張り切るコソ泥弟ですが、ガンナイトメアに憑依されて凶悪化してしまう。ついに自動車の持ち主を殺害して奪う、つまり強盗殺人犯になってしまい、追って来た富士見や莫らの目の前でガンナイトメアの姿に。しかし突如現れたパニッシュゴアに消滅させられてしまう。

 そのパニッシュゴアを差し向けたらしいジークがコード:ソムニアを盗み出したかと疑われるも、ジークの様子を見ていたねむが違うんじゃないかと言い出す。ねむ説ではジークの悪事は融合したパニッシュゴアの影響ではないかというもの(今まで描かれてきたことからすると、全然違う気がしますが)。

 ノクスはジークがコード:ソムニアを悪用していると考えて対処するも、ねむ説に従った莫はジークからパニッシュゴアを切り離す。前の対決ではジークの完全打倒に失敗したことから、こうするしかないということもあるんでしょうね。パニッシュに見放されたジークは意気消沈し、コード:ソムニアを盗んでないと告白する。

 あらすじを書いてみても、やっぱりストーリーが進んだという感じがないorz。それ以上に何かモヤモヤするんですが、同じ感覚を覚えたことがあるのを思い出しました。アニメ版「戦隊大失格」です。個々には好きな要素があったんですが、面白くなりそうになると期待を外してくる。その繰り返しでありました。

 同じ戦隊モチーフでは「戦隊レッド」が逆パターンでして、「これはちょっと好みと違うかな?」と思ったら、「これが見たかったんだよ」に寄って来る。最終話(第12話)で「これなら観たい」となりました。2期、やってくれないかなあ。

 ゼッツも最終回観終えて「観てよかった」になってほしいところですが、次回「創る」での「最凶のラスボス登場」次第かなあ。上述しました通りでして、ちょっと不安であります。が、創作のコツとして聞いた「予想は裏切れ、期待は裏切るな」にしてくれると信じたい。脚本はエグゼイドやゼロワンの高橋悠也さんでありますしね。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第18話:大切な人)

 前話はよく考えるといろいろズレてて破綻した話であったような気がしますが、ズレ具合が絶妙に自分のコミカルのツボに刺さってたみたいです。今話は対照的にギャグとシリアスがきちんと計算されたドラマであるんですが、ちょっと気持ちよくなかったかも。

 主な不満は犯人マリアン・トワネの動機でした。初恋の人に裏切られたかなんかで、男を憎むようになってのエモルギア犯罪というところですね。ある1人に腹を立てて、その属性の全員を憎悪って、例えばSNSでもよく見るわけで非常に不快です。それをフィクションで安易にやられてもカタルシスとか生じない。恨みつらみなしに、上昇指向の野心だったらよかったのかも。

 もう1つ、不満点がありまして、刹那の何千年か前の記憶にある女性(瀬織津)ですね。前々から存在だけは匂わされてるんですが、どういう人物でどんな影響を刹那に与えたかが描かれない。今話でも回想で登場ですが、またも深められず。刹那というキャラクター理解には重要そうなのに、とそろそろ焦れてきました(^^;。

 それでも話の運び方、見せ方はなかなかうまいと思える点もありますし、勝手に連想働いて面白がれる点もあったり。勝手な連想では、パトランと和仁淵の「コン活」話に「なんて前向きなんだ、君たちは」~「素晴らしい!」と言ったカレル・コム・ウィギレスがあります。ちょうどオーズのネット再放映をやってることもあって、鴻上会長が被って見えまして(^^;。キャラ的にはだいぶ違うだけに、なんだか意外で可笑しかった。

 ドラマ運びでは仮装婚活パーティ会場の流れです。身長にコンプレックス・悩みがある男女が出会って意気投合という、ちょっと嬉しくてホッとする流れを見せておいての、パーティ主催者(マリアン・トワネ)を狙う女(ベルサ・イユ)登場シーンです。緩めておいて締めるという、自分好みの落差の作り方でした。

 そして、主催者マリアン・トワネがエモルギアを使って恋心を操っての犯罪者ということが明らかになる。パーティ会場で悪事が露見するも、その力があるから誤魔化せるわけか。しかし刹那は人造人間だから、怜慈はヤミマクールに守られてるから大丈夫ということで、真犯人マリアン・トワネを追う。

 今回は巨大敵も出ず、犯人逮捕は楽勝でした。マリアン・トワネが語った動機は上述の通り、初恋を裏切られて男を憎むようになったからとのこと。ちょっと気になったのは相手が「仮面の男」ということで、既存キャラクターでは怪盗フェイドですね。フェイドも次元超えられるんだろうか。

 しかし、特に掘り下げられず。まあ、仮装婚活パーティに合わせての設定というだけなんでしょう。しかし、いずれ怪盗フェイドがマリアン・トワネの初恋の相手と誤認されての騒動とかあってもいいかもしれません。

Re: 6月のスレッド(2026) - K.K

2026/06/16 (Tue) 21:33:59

 定期感想その2です。

●仮面ライダーキバ(第47話:ブレイク・ザ・チェーン・我に従え!、第48話/最終回:フィナーレ・キバを継ぐ者)

 今週分は最後の敵を倒すという点でクライマックスはありますが、ドラマとしてのクライマックスは先週分だったかなと思えました。先週分で音也が死亡して過去編完結、今週は現代編のみで描かれてるわけですが、既に落としどころへ真っ直ぐ進んでいったような印象です。

 もっとも、ぱっと見での揺らしはあります。例えば渡は兄:太牙に取って代わると言い、劣勢の太牙は力(ダークキバ)を欲して母:真夜を手にかけるとかあります。が、種明かしされると全て大丈夫だったというものですね。予定調和というよりは、最初から調和してましたみたいな感じ。

 そのため、大風呂敷を上手く畳んだんですが、後から考えると風呂敷には既にきっちり折り目つけてあったよね、みたいなことになってたようです。単純にそれだと、緊張感欠如とかで盛り上がりに欠けてしまうわけですが、速いテンポで次々とイベント起こしてるせいで、少なくとも観ている間は緩まなくて済みます。話の流れについて行くのに精いっぱいになりますんで。

 各キャラクターで感想申してみますと、まず渡は最初から太牙を守るつもりで行動していたわけですね。そこはだいぶ後で明かされるため、太牙に取って代わるという野心的な動機と行動に見える。が、その裏では太牙は根は優しいから守ってほしいと嶋護に言われるまでもなく、渡は太牙を守るべく、味方も敵もあざむく影武者となるつもりであったと。

 欺かれてると知らない太牙の反発を受けるも、対立がヒートアップする前に最終敵(ビショップ/スワローテイル~復活バットファンガイア)が立ちふさがり、さらに嶋護が種明かしして兄弟和解、共闘で復活バットファンガイアを倒す。これで渡としては大団円ですね。健気で好感持てますが、先週では父:音也が渡を庇って落命ということがあり、ヒーロー性では父に一歩を譲った感じです。

 太牙は渡/キバに劣勢となり、まず会社では社長の座を追われ、ビショップがキングの座からの追い落としに来たと思ったら、渡にキングを僭称されてしまう。ちょっと驚いたのが、母:真夜に会いに行ったと思ったら、思いっきり甘えちゃったところですね。が、テンポ速いし、嶋護が「太牙は優しい」と渡に言ってたりするんで、何となく納得できてしまう。

 しかし、太牙は母:真夜を刺してダークキバを奪った(II世に認められた)ように見える。これも後で種明かしあって、刺してませんでしたと。そう見せられるまでもなく、観ていて「いや、少なくとも急所は外しただろ」と思えてしまいます。嶋護に対する太牙の態度・仕打ちから考えても、当然そうなる。しかし太牙、母殺害をほのめかして渡に敵愾心持たせようとする(が、通じてない)。

 これも真夜がひょっこり現れて太牙の嘘が露見、さらに嶋護が渡の真意を明かしてしまったことで、もう揉める要因がなくなって兄弟和解。ビショップが命と引き換えに召喚した復活の過去キング(バーサーカー状態)を仲良く倒す。そののち、会社社長に返り咲いた太牙は、キバ世界で当初から懸案である「人間のライフエナジーを奪う」を解決すべく、代替エナジー開発に着手し、問題の解決方向を示して大団円。

 敵側ではビショップの役割も太牙/キングへの反逆を決意した時点で、ドラマ的には八割がた終わってたようです。今週分では宿敵といえる名護のイクサと決着し、意思のないラスボス(復活の過去キング/バットファンガイア)に引き継ぎしてお終い。それでも実質の最終敵としてよくやってくれた印象です。

 何もかもパタパタと片づけて行く感じの中、名護は今週分で見事にドラマを完結させたという気が強くします。そのため、自分がキバで最も納得いくのが名護になったように思えます。ちょっと似た感覚があったのが、ダイの大冒険のポップですね。最初は情けなくて、しかし後には頼りになるようになるという成長株でした。ポップは中盤で既に好印象でしたが、名護は最後に最後に感動できるキャラクターに化けた感じです。

 もっとも、第1話からの名護の印象と変遷あったればこそですね。最初はやたら威張りたがり、突っ張ってました。過去には父親を微罪で議員の座から引きずり下ろしもした。が、渡や健吾にも威張ってるうちにだんだんメッキが剥がれてくる。それでもセコイ手を使っても、イクサに縋りついて自尊心を保とうとする。そうしたことは、同行する機会が多い恵には最初から見透かされている。

 が、一生懸命さも所々でちらちら見えたりするわけですね。恵のピンチには本気で心配したりもしまして、それゆえ恵もときどきは名護を本気で気遣う様子もある。例えば人質になったときとかですな。あのときは恵の戦士としての決意がメインでしたが、名護と恵が互いに本気を見て、接近した感じもありました。

 そういう積み重ねがあっての今週分・最終2話であるわけですね。名護は目の不調を隠してましたが、嶋護に見抜かれる。前は上辺だけの誠意を見せた名護でしたが、今度は本気で腹をくくった態度を見せてくれる。「青空の会」を退くと言い、さらに気持ちの拠り所だったイクサを返上するとも言い出す。

 それを必死に止めたのが恵でありまして、唐突な感じはせず、むしろそうして欲しいと自然に思えたのは、ここまでの2人のドラマの積み重なりのお蔭でしょう。前の途中から観たときは、恵が視力低下の名護を一生懸命サポートするのが突然な感じもしました。が、第1話から観てみると「そうして欲しかったんだよ」と納得ですね。

 名護と恵はこれまで幾度も戦った、ライバルといえるビショップを実質的に倒し、メインのドラマはこれで一応の完結。これも納得しました。やはりビショップを倒すのは名護でなければならない気がしてましたが、そこに恵が加わるとこうも満足するものなのかと。

 この2人と印象が重なるのは、古いですが「未来少年コナン」のダイス船長とモンスリーでしょうか。途中までは犬猿の仲でしたが、終盤にはダイスがモンスリーに「君はなかなか綺麗だよ」と。ちょっとビックリはしましたが、なんとも納得。そして最終回で結婚に至りまして、そこはキバの名護&恵と一緒です。もっとも、キバでは恵が主導権握ってた感じですが。

 そしてラストは結婚式まで行くという超高速展開。それで留まらず、22年後の未来から渡の息子で音也そっくりの紅正夫が式場に乱入する。さらに正夫はネオファンガイアの侵攻だと告げて助力を求め、さらに現代にネオファンガイアが現れ、渡を始めとするライダーが迎撃態勢で本編完。こうも早回しされると、どこかに無理な運びがあったかとかどうでもよくなりそうです。

 そういう運びで物語を締めくくったのも、過去と現代を行き来しつつリンクして重ねるという作りのせいなのかも。時間が行き来するのは上手くやれてて、トリッキーで面白いんですけど、1人の主人公をずっと追って行く作りに比べると、一貫性とかは作りにくいようです。そこで最後を超早にしての目くらまし、かつまだ続きがあるような印象作りもして、仮に無理があるとしても、この先で解決するような雰囲気で納得感出す戦略だったんじゃないかと思えます。

 それがうまく行ったのがキバなんでしょうな。通しで観終えて考えてみると、よくもこんなややこしいものをまとめたもんだと思います。同時に何度も使える手でもなさそうという気もします。

 これで平成以降のライダー物は全部、第1話から最終回まで観たことになりました。観る前は曖昧にしか分からなかった平成1期、さらにその初期・後期の作風とか、平成2期以降の特徴とか、かなり実感として理解が進んだ気がします。

 そこはこちらでいろいろ教わってることが大きいですね。自分で観て、自分でネットで調べて、ではなかなか分からない点もあるわけですが、感想書いてると要点を教えてもらえるのは大きい。ポイントが分かると自力でのネット検索もはかどるわけで。

 前作ではNOVAさんと一緒に感想言ってるみたいなこと書いて、自分だけが感想言ってるとご指摘貰ったりしましたが(^^;、感想書く前から随時教えてもらってるんで、つい感想言い合ってるような感覚に陥ります。このキバの感想でも同じくで、例えばディケイドのキバ編で教わったのを、キバの感想のときのことと勘違いしそうになったり。

 しかし、要は「教えてもらったんで、より面白く観られた」といういつもの現象ですね。改めて感謝申し上げる次第です。

Re: 6月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/06/17 (Wed) 09:32:11

 キバの感想完走おめでとうございます。

 自分の昔のブログ感想を確認したら、キバは中途半端なところで終わっていまして、こちらが最終記事。

https://whitenova.hatenablog.jp/entry/20080630/1214840188

 19話〜22話で止まっているので、おそらく、この時期に感想場所をブログから掲示板に切り替えたのかな、と思っています。
 あるいは、他の可能性として、ラーリオス企画の方に時間を費やしたから、という時期でもありました。

 リアルタイムの感想だと、予想の当たり外れや今後の期待なんかが我がことながら面白く読めますな。

 今の視点で、キバの感想を書いてみると、音也と名護さんの副主人公および次狼さんが推しでしたね。
 主人公の渡は、どうも感情移入できずに、イクサ関係のドラマを主軸に見ていたと思います。

 渡については、深央さんとの悲恋辺りで、ガーンとなったりしたので、感情移入しなくて良かったな、と思いつつ、未来から来た正夫の母は誰なんだろう? とか、最終回見て気にしました。

 平成2期だと、正夫の話の掘り下げ(続編)も作られるのかもしれませんが、そういう番組終了後の継続を考えるようになったのは、前作の電王と次作のディケイドが中心になって、キバだけは続編がないというTV本編で解決という流れ。
 まあ、主役ヒーローの子孫のスピンオフってのは、その後、電王でNEW電王が出てきて受け継がれたり、ウルトラセブンの息子のゼロとか、2世代ヒーロー、さらに3世代ヒーローにつながって来るのがゼロ年代の終わりから10年代の大筋ですが、
 キバは同一番組で、父の物語と息子の物語を並行して描くという、なかなか手の込んだ群像劇を披露して、それだけでも実験的で楽しかったと思います。

 そのうち、20年後の物語として、続編が作られたりするんじゃないかなあ、とも思いつつ。
 平成1期では、今年のアギトと、これから今秋公開予定のカブト(子供世代の話らしい)まであって、龍騎、ファイズ、電王、ディケイドまではその後が映像作品で描かれたから、まだ手付かずなのは、クウガ、剣、響鬼、キバの4作(ディケイドやジオウによる改変バージョンは除く)。

 小説版だと、クウガ、剣は未来の話が描かれて、響鬼は過去編、キバはパラレルな話(名護さんは最後まで敵役で、井上敏樹によるTV版よりもハードな物語)。

 さて、キバが終わると、次はディケイドにつながるのか、それとも……と気にしますが、自分としてはメタルヒーロー枠になることを期待しますね。
 ギャバンとか80年代の諸作品がどこかの枠に来ないかなあ。

★ゼッツ

 TV本編は、コード編から、ゴアナイトメア編に移っての最終章って感じの過渡期ですが、
 TVで掘り下げが十分とは言えなかったコードの内情は、どうも劇場版で描かれるんじゃないかなあ、と思われます。

 敵がノクスの従兄弟で、夢と現実の両方の支配を目論む仮面ライダー夢現(ムゲン)とかで、ノクスのドラマを掘り下げる一方、ゼッツの劇場版フォームがエージェンドリーム。
 コードのエージェント(ゼロ〜シックス)の能力を全部反映した、てんこ盛りフォームらしくて、コードの各エージェントの想いを莫が受け止めて……という流れらしいですが、

 あのスリーがどうして、TVで暴走して行ったのか、とかファイブの事情とか、そういうのが明かされるなら、TVを補完する話、と言えますね。

 一方、TVでは4つのゴアナイトメアがいよいよ本格的に動き出す段階。それを整理すると、

・カタストロフ:莫の深層心理に潜む。「崩壊」を司る。莫を乗っ取ろうとして対立する? 莫の出生の秘密に関わる?

・パニッシュ:ジークの深層心理に潜んでいて、融合していた。「断罪」を司る。ゼッツのオルデルムの力で、ジークと分離させられ、自由になった。人間をナイトメアと合体させて、犯罪行為を働かせて、それを断罪するというマッチポンプ的手法で今回は暴れている最中。次回で倒される?

・ファントム:ザ・レディの深層心理に潜んでいて、融合を狙っている。「幻影」を司る。今後、ザ・レディが敵に回る可能性を示唆している最中。

・オブリビオン:「忘却」を司る女性声のゴアナイトメア。次回、登場するラスボス……と予告で示された。実は、ねむの深層心理に潜んでいたベビーナイトメアが成長して覚醒する……らしい。
 ねむを乗っ取って、ラスボスクイーンになる可能性もあるが、果たして?

 ともあれ、ゼッツ終盤は、ゴアナイトメアとの対決、および交渉や和解、共存の道の模索なんかが描かれるんじゃないかなあ、と思っています。

 その中で、莫やねむの出生に対する葛藤とか、迷想、そして絶望からの昇華に至るドラマかな、と。

 なお、今回のこそ泥兄弟に関しては、ゲストキャラではあるけど、物語の大筋からは外れた存在。
 ゼッツの予知夢編では、「悪夢を見たゲストキャラとの交流を経て、ナイトメアの正体を探る謎解きと、事件解決を目指す物語」で、ここで大事なのは、莫とゲストキャラの交流なんですが、今回はそれが一切ない定石外しの物語と言っていい。

 こそ泥兄弟のドラマは、莫と絡むことなく、もしかすると、今回のメインドラマ枠は怪事課復帰した富士見刑事になるのかな、と考えています。

 莫とノクスは今回、コードソムニアのカプセムの行方を追って、復活したジークとの対決を行う。
 ジークは以前にエクスドリームに倒されて、実体のない幽霊みたいな不安定な存在だったのが。パニッシュの活性化によって復活。これによって、現実世界に影響力を持って、人間のナイトメア化事件を発生させる。

 こそ泥兄弟は大勢いるだろう犠牲者の一例に過ぎない。
 今回の話の大筋は、コードの問題が一段落した後、ゴアナイトメア編につながる仕込み回で、ジークの立ち位置を「敵から、トラブルメーカーな味方」に切り替える話。
 なお、今後、トラブルメーカーな味方は、ゴアナイトメアを宿したザ・レディ、ねむ、そして莫自身になっていくと思われ。

 莫自身がトラブルメーカーになってしまうと、そのトラブルを解消するために、ノクスやジークの力も必要になるんじゃないかなあ、と思いつつ。

★ギャバン

 デスギャバンやライヤの登場しない回は、日常回というか、ストーリーの大筋から外れた回と言っていいでしょう。

 割と、この時期、劇場版のプッシュに力を注いでいるせいか、TVのストーリーが失速気味というか、いまいちに感じます。

 前回がルミナス編で一番つまらないと評しましたが、今回もブシドー編でつまらなさを覚えた。
 理由は簡単で、新キャラのライヤ登場で、3人ギャバンの共闘という祭りを披露して、次はどうなるのかな、と期待したら、その勢いは劇場版に注がれて、TVの方は従来の「イベントのない日常回」に戻ってしまった、と。

 緩急で言うところの緩の時期に入って、では、その緩んでいる回で、レギュラーキャラの掘り下げをやるかと言えば、何のサプライズもない話でお茶を濁した感。
 まあ、前回はフェイドを掘り下げた回と思えば、仕込み回と言えるんだけど、今回は……天羽さんを掘り下げた回かな。刹那にとって、天羽さんは昔の恩人と瓜二つで、大切な主君ということだけど、その想いは彼個人の胸の内に秘めている内容なので、視聴者にしか分からない。
 つまり、ドラマを動かそうと思えば、刹那のその秘めたる胸の内を誰かが知ることで、感情が進展する動きが必要なんだけど、そこにまで至らないので、話が動いていないと感じられる。

 あえてツッコミ点を言えば、部下に名前入りの下着(ふんどし)を送る女上司の癖の濃さよ、と。
 剣を授けて、二刀流になった刹那に対し、今度は前の主君と同様に、名入りふんどしを授けて、想いを伝える女上司のドラマを楽しめるかどうか。

 個人的には、天羽さんって格好いい女性と思っていたのに、今回でキャラが崩れた感があって、何だかなあ、と。
 まあ、刹那と天羽さんの距離感というか、天然キャラの純愛路線を楽しみにってことなら、ブシドー編に期待する要素と少し違うなあ、と思ってます。

 刹那には、もっと硬派であって欲しいですし、天羽さんもハードボイルドに生きる峻厳さを期待していたら、ズレて来たなあ、と。

 次回は、再びルミナス編で、もしかすると、コトがキキに代わって蒸着か? と期待。
 まあ、蒸着しようとしたけど、上手くいかず、というパターンかな、と思いますが、話が進めば、Wルミナスってのも見られるかなあ、とか。
 コトルミナスが実現して、普段とは違うアクションスタイルが見られると当たり回だと考えます。

 遠距離武器戦闘が主体のキキルミナスと、肉弾戦主体のコトルミナスで、ちょっとしたフォームチェンジみたいにアクションを切り替えると、いいなあ、と。

 戦隊の魅力に、5人のメンバーそれぞれのアクションの多彩さがあって、使用武器とか戦闘スタイルの違いを集団戦の中で毎回それなりに描いている点があるのですが、
 本作は、例えば、メンバーの中にパワータイプがいないし(斧やハンマーを使うキャラとか)、オールマイティーなインフィニティ、二刀流な斬撃主体のブシドー、飛び道具および装備のギミックを活用したルミナス、小太刀と軽装トリッキーな忍者スタイルのライヤと来て、あとは連携が見たいと思っていますが、

 どうもチームではないので、戦闘では個別分割になりがち。
 2人のギャバンが、戦場を別々に個々のバトルを見せることが多く、例えばダブル斬撃とか、同時攻撃というオプションはあまりないな、と。

 ライヤがサポート系として、割と連携を巧みに見せていたので、ライヤが出ないと、アクション演出がつまらなくなったとも思っているのが今。

 で、電車砲とか新装備が面白いかと思えば、銃器にオプションパーツを引っ付けて、大火力をドカンって絵面は正直、単調で面白くないんですね。
 電車モチーフだったら、砲撃をした際に、電車が走ってくるエフェクトが付いて来て、エモンズをCG電車が跳ね飛ばして……とか遊んで欲しいのですが、そこは演出が真面目すぎて、遊びが足りんと思ってますね。

 ドルネードの掃除機機能の上を行くなら、電車が跳ね飛ばす必殺技ぐらい見せて欲しいですが、ドラマ面での遊び心に反して、バトル演出が負けてるかな、とも。
 いろいろ過渡期な作品だと思ってます。
 
 

Re: 6月のスレッド(2026) - K.K

2026/06/22 (Mon) 23:45:35

 定期感想です。

 キバのリアルタイム視聴時のご感想の紹介、ありがとうございます。感想場所の引っ越しだとすると、もうサービス停止(2022年?)のteacup掲示板でしょうか。あるいは例の件で手を取られて、ということですか。

 いずれにしても、キバ第22話辺りだと中盤で、序盤での(新規性等の)興味が薄れ、しかし終盤でドラマが絞り込まれて盛り上がるのもまだ先ですね。キバでは過去編の結末が現代編の出だしとどうつながるかが、中盤では見えそうで見えない時期。何かの拍子に感想が途切れたとしても分かる気がします。

 今の視点だと、音也、名護、次狼が推しになりそうとのことですが、こちらでの仮面ライダージオウ・キバ編に感想では、次狼によく言及してお出でだった記憶があります。これは演じる松田賢二さんが響鬼ではザンキ、牙狼では四十万ワタルということもあっての印象深さゆえかと思ってた気がします。

 が、キバ過去編を最後まで観てみると次狼が非常に強い印象を持つことが分かりました。「音也の息子である渡に対する態度の理由」という点ですね。そのため、現代編出だしからの印象も過去編観終えた途端にガラッと変わって納得する仕掛けにもなってる。

 自分もジオウを観なおしたら、キバ編の次狼に見入ると思いますが、東映公式Youtubeの配信はキバの次にディケイドが来てくれてます。いろいろライダーとりまとめではジオウの先輩ですな自分もクウガ~キバを踏まえてディケイドを観られるようになって、ようやく「いろいろ過去作のオマージュとか楽しい」が分かるようになりました。

 ディケイドでは(ARでない)キバの渡はご本人が出演ですが松田さんの次狼は出て来ず、しかしザンキはご本人ですね。調べ直すと第18・19話でまだちょっと先ですか。ディケイドは感想済みですが、新たに感じるところがあったらスポット的に何か書いてみようかと思います。

●仮面ライダーゼッツ(第40話:創る)

 今話ラストではゴアを関する四大ナイトメアがラスボス然として登場するなど、大きく進展したようではあるんですが、どうもドラマ的にはあまり深く感じ入ることは難しかったような。もうちょっと突っ込んで欲しかったかなあという感じです。

 設定的にはゴアナイトメアが4体で、序盤で言っていた赤/肉体の力・青/文明の力・緑/精神の力・紫/次元の力に対応するのかとか、面白そうではあります。が、最後のオブリビオンゴアナイトメア出現は、ファントムゴアナイトメアが既に奪取していたコード:ソムニア(ソムニアカプセル)をベビーナイトメアに与えたら登場しましたってことで、なんだか肩透かし。一応、ねむに潜んでいたナイトメアらしという匂わせはあるんですけども。

 ただ、仮面ライダーWEBの次回紹介では「ねむがザ・レディの、なすかが紅覇の運命を知ることに」という記述がありまして。次話予告映像ではゴアナイトメアの1体がザ・レディらしいというカットがありました(たぶんファントム)。となれば、紅覇もゴアナイトメアになってるかも(即ち紅覇再登場)。まあ、あくまでも期待ではありますが。

 CODEのほうはゼロが無双して頑迷の上層部を無力化した格好ですね。さすがは実戦部隊指揮官という感心より、とっととそうしとけば、と思ったんですが、以前はナンバー3・5・6が健在だったわけで、力尽くは無理だったんでしょうな。しかし、あまりにもあっさりと上層部が一掃されちゃったんで、CODEが何をやって来たかは語られず。こちらで伺った通り、CODE内情とかは劇場版のネタになりそうですね。

 主人公:莫は残念ながら未だ迷走と申しますか、状況・真相を掴めずに試行錯誤でしかない。自室で「俺ってこれから先どうなるんだろう」と美浪に愚痴ったりしてますな。何も分からず、しかし力だけはある。なんだか序盤で起きそうな悩みですらある。

 しかし、今話のメインドラマ「コソ泥兄弟の兄の夢・悪夢」で莫が一気に吹っ切るかもと、途中までは期待しました。コソ泥兄(白浪金之助)は前話で暴走の弟(銀次)を失っている。弟存命中は強盗、ましてや殺人なんて駄目だとコソ泥兄は信じていた。コソ泥弟が「大泥棒に」と叫んでも揺るがなかった。

 が、弟を失って、しかし弟から託された「伝説の大泥棒になりたくねえのか」があるわけですね。そして、それを為せる力(ガンナイトメア)も与えられた。ついにコソ泥兄は他人を害してでも奪う道に踏み出す。あるいは道を外れる。

 そのコソ泥兄の強盗現場に莫が駆けつけ、対峙する。既に南雲の説得「誰も傷つけない、それが伝説のコソ泥兄弟の誇り」は一言(うるせえ!)のもとに退けられている。莫は「その銃で誰かを傷つけたら、あなたは怪物になります」と切り出す。怪物は直接的にはガンナイトメアでしょうけど、人間的にはタガが外れるという暗示でもありそう。

 しかし、その程度で弟の夢「伝説の大泥棒」を託されたコソ泥兄が止まるわけもなく、「お前(莫)には夢があるのか?」と問う。あるいは試す。答次第ではコソ泥兄は止まる可能性ありなんですが、莫の最初の答はちょっと情けないというか、紋切り型でして、コソ泥兄には到底刺さるものではない。

 なにせ「この世の悪を撲滅すること」ですんで。「思うように行かないことも、それでも叶えたい」と紆余曲折、試行錯誤の苦労を匂わせはする。「俺の夢は変わらない」と決意が固いことも示す。が、「若いの」だから言えることでしかないんですな。まだまだ先が長いから言えることであります。

 老境のコソ泥兄には通じません。先が短いんですから。さらに同じ力を先に手にした弟が(悪事ながら)志半ばで倒れた直後でもある。「これから頑張れば」みたいな言い方が響くわけないんですな。過去のプライド(不殺のコソ泥)に触れた南雲のほうがずっとましです。

 それでもコソ泥兄の反応(不満)を見た莫が思い直せばと期待はしました。なにせ莫は若くはありますが、予知夢では死亡するなど、志半ばでの無念の経験は積んできてるわけで。もっとも、それが活かせるくらいなら、「この世の悪を撲滅」~「夢は変わらない」と知ったような口は利かなかったのかもしれません。

 莫の言はむしろコソ泥兄の怒りを買い、「だったら、お前は敵だな」と言うや、ズドン。この場合の「敵」とは「自分たち(コソ泥兄と弟)の存在意義を頭ごなしに完全否定する者」くらいの意味合いでしょう。

 どうも莫はいかんのですが、ではどうすればよかったかは自分にもよく分かりません。コソ泥兄に夢については何も言えない(莫には比肩できる夢がない等)とか、コソ泥兄が力を用いるというなら、莫も「ならば、俺(莫)の力(ゼッツ)を超えてみせろ」と力尽くに持ち込むか、くらいでしょうか。

 しかし、莫は銃を突き付けられたまま「敵」と言われても突っ立ち、撃たれてしまう。奇しくもギャバンでは銃を向けられたコトがキキを守るため決意の蒸着をしてまして、悪い意味で対比になってしまってる気もします。

 莫は撃たれたものの即死ではなく、夢で救急キットで応急治療する。夢で殺害されると現実でも死亡するのと同じく、夢で生かせば現実でも息を吹き返すようですね。が、なぜリカバリーカプセム使わないのかとか、疑問ではあります。手元になくて、ガチャ回してる余裕もなかったと考えておくしかなさそう。

 コソ泥兄も莫を撃った後がちょっと情けないかも。撃ってから、ハッとする様子があります。しかし、組み付いた富士見に必死に抵抗したりしまして、なんだか小物になり下がった感じあり。そのままガンナイトメアに完全憑依され、即座にパニッシュゴアに葬られてお終い。石ノ森作品頻出テーマ「悪人の改心」を観たかった気もします。

 出現したパニックゴアに対し、ノクスも駆けつけて莫とW変身で対決となるんですが、変化の多い幻想的なバトルではあるものの、相変わらず勝敗条件がよく見えないのはちょっと困るかなあ。悪夢の展開を巻き戻すエクスドリームとか使われてるの使われてないのか、シャドウで逃げたのかどうかとかすらよく分からなくて、なんとなくシーソーゲームっぽいかなと思うくらいでしょうか。

 まあ、倒したと思ったパニッシュゴアがあっさり復活してましたんで、「実は勝負にすらなってなくて、パニッシュゴアに遊ばれてたんでした」と受け取っておくべきなんでしょう。ザ・レディ拠点の外の夢と現実の境界では、上述しましたが、ファントムゴアがベビーナイトメアにソムニアカプセルを与えてオブリゴンゴアにし、なんだか唐突にラスボスらしき四大ナイトメアが揃って続く。

 次回「目覚める」では、揃ったゴアナイトメアがCODEに攻撃を仕掛けるらしい。ノクスも未だCODEを諦めてなかったらしく、ゴアナイトメア側で戦う模様ですね。これを阻止にかかる莫/ゼッツということで、残り話数1桁でしょうから、最終決戦開幕でいいのかな。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第19話:コトとキキ)

 デスギャバンを追い込んだらラスボス(宇宙の真理:アザ・ゾルス)がほのめかされ、それがいる銀河中心への突入手段(エクスプレスギャバリオン)も得て、となったところで寄り道回が2話続いてました(うち1話は好きですけど ^^;)。今話はキキのイオタ地球が舞台でして、キキ&コトってあまり核心に迫るドラマはなかったような印象があります。

 なので、またも寄り道かと思ったら、とんでもなかった。まずデスギャバンについては、表の犯人の裏の黒幕犯人をそそのかしてたし、陽動なのか怜慈らを引き付けて持久戦に持ち込んだりしてる。要はちゃんとデスギャバンが仕事再開してる(^^;。

 裏の黒幕犯人がキキとコトの高校の恩師である点がなかなか辛いですな。今話のシビアな点はそこかと思ったら、もっと上行ってた。それも落差作って見せてくれるもので、コトが代償払ってキキを救ったと思ったら、代償払わされたのはキキだったというもの。

 そう仕向けたは最高議長でありまして、言い方がなかなかに悪魔の取引的でした。ギャバンでない者が蒸着するには「ギャバンに関する全ての記憶を失う」必要があるというものですね。蒸着するんですから、蒸着者(コト)が解除後に忘れるんだと思いますよね。

 が、現ギャバンである者(キキ)が記憶を失うという意味だったとは。酷いや、そんなん分からんわー、です。最高議長の言い方は誤解はするけど嘘ではないという、悪魔が持ちかける取引でよくありそうなやつです。現実には広告で使われたりもしてますな。例えば「ダイエットしたい方にピッタリ」のサプリは「痩せる」とは一言も言ってないとか(お腹がすいたのを紛らわすかも、とかだったりする)。

 それはともかく、メインの事件はキキらの母校で起こりまして、男子生徒(叶宇宙一郎)が校長を人質にキキらを呼び出したというもの。男子生徒は優秀の自負はあるのに認められず、キキに勝って能力を示したいらしい。それで校長に仕掛けた時限爆弾をキキに解除してみろと要求。男子生徒は込み入った仕掛けをタイマーに施したようですが、キキは裏技的なやり方であっさりクリア。

 しかし、男子生徒をそそのかした黒幕犯人がいるわけですね。キキとコトの恩師である坂浦美祢。ちょっと道草ですが、この黒幕は「どっかで見た人だ。それも何か嬉しくなるような番組で」という気が強くしまして。後で調べると、演じた山田姫奈さんは「ウルトラマンブレーザー」のアオベ・エミ隊員なのでありました。

 黒幕の坂浦美祢はしかし、デスギャバンにそそのかされ、エモルギアを渡されての犯行だったわけですね。男子生徒と同じコンプレックスを抱いていたゆえらしい。首尾よくキキ/ルミナスを倒せば「ご褒美」を貰えるはずだったと。しかし表の犯人(男子生徒:叶宇宙一郎)が失敗、焦った坂浦美祢は陰からキキを毒の弾丸で狙撃。

 倒れたキキを守らんと代わって蒸着を試みるコトですが、うまく行かない。やはり正式に選任されてないと無理みたいですね。しかしコトは諦めず何度も挑戦するも、坂浦美祢が再度放った毒の弾丸が間近に迫る。

 そこでほぼ時間停止が起こったようで、コトは奇妙な場所で最高議長に声を掛けられる(これって魔空空間なのかな?)。上述しましたが、ギャバンについての全ての記憶を手放せば蒸着できるというものですね。キキを救うためならと腹をくくったコトは応じ、ルミナスとなって毒の弾丸をはじき返す。

 自分的にはここで「なぜか一瞬で蒸着できたコトが形勢を逆転、それから蒸着プロセスを最高議長との会話入りで振り返る」という順序で観たかったかも。前にここで話題に出ていた、蒸着使ったピンチ切り抜けの見せ方ですね。

 それはともかく、ギャバン・ルミナスになってしまえばこっちのもんでして、エモンズを倒して制圧、黒幕犯人の恩師:坂浦美祢もコトの説得に折れ、エモルギアを手放して涙の後悔を見せる。うまく行きましたが、コトはキキを忘れる運命というしょっぱい幕切れでもある。

 そのはずだったんですが、救急車内で毒から回復して目を覚ましたキキの様子がおかしいわけですね。コトを見て「あなたはだあれ?」。ここで「ギャバンの記憶を失うのは、ギャバンであった者」と分かる。つまり、ギャバンを辞めるならばギャバンについて忘れる、というのがギャバンの定めということだったのか。

 キキがコトとの高校時代(ギャバンになる以前)のことも忘れているのは、コトが現ギャバンだからなんでしょうな。ギャバンである者の過去も忘れるのは、ギャバンについての秘密保持のためなんだろうか。それにしても、ギャバンを辞めたらギャバンであったときのことを全て忘れるのはなかなかむごい。人生の一部(数年~数十年)を奪われるに等しいわけですんで。

 デスギャバン/御蔭哲真が銀河連邦警察を裏切ったのは警察の腐敗が原因とされてましたが、もしかすると人生の大事な一部を奪うギャバンのシステムへの怒りもあったのかもしれません。ギャバンが何も失わずに一生を全うするには、殉職するかないわけですんで。そして、唯一の他の方法はギャバンであるままで組織を離れること、でしょうか。

 今話のタイトルを考えてみると、第3話の「キキとコト」を逆順にしたものですね。第3話でキキとコトを紹介して、その後も折に触れて喧嘩しても仲良しのキキとコトを見せていたのは、今話ラストを見せるための落差作りだったのかも。そして、そうなること(ギャバン・ルミナス交代)を今話タイトルで暗示していたんでしょうか。

 次回「愛が故に」では、怜慈がキキに起こったことを知って動き出すようです。しかし、デスギャバンも動いて過去の単発事件の犯人(鴉麿、ルルギエ)を脱獄させて差し向けてくる模様です。今話のキキの悲劇は意外に早く解決するのかも、というか、なんとかなるといいなあ。崖から突き落とすような展開は好きですが、物語のオチではないなら救いが欲しい。

Re: 6月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/06/25 (Thu) 23:26:58

 キバの次狼こと松田賢二さんの話題が出ましたが、次回のギャバンでは銀河連邦警察の幹部役で出演されるそうです。

 それはさておき、今週は『ギャバン・インフィニティ』が7月19日で最終回を迎え、翌7月26日から新番組『角醒ハンター オメガホーン』なる巨大怪獣特撮に切り替わるという公式発表で驚いたりしました。

 ええと、ギャバンおよびゼッツの夏の劇場版が7月24日公開というスケジュールで、このタイミングで番組終わるの? と。

 オメガホーンの公式サイトは、以下のとおり。

https://www.tv-asahi.co.jp/RED/omegahorn/
https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/OmegaHorn/detail/index.html

★オメガホーン

 PROJECT RED第2弾ということで、角獣という巨大獣(人間態あり)と、それを拡声器で指揮するハンターのバディ物が発表。

 一応、PROJECT REDはアベンジャーズのように複数ヒーロー世界をつなげるクロスオーバー企画と発表されているので、いずれギャバンの物語とオメガホーンの物語がリンクすると予想されますが、そのいずれというのが、例えば秋からとか(オメガホーンを7月から9月まで放送して、10月にギャバンとコラボ)、あるいは年末年始になるのか、想像するばかりですが、

 とりあえず、ギャバンの物語は風呂敷を畳まずに、むしろ広げるだけ広げて、「ギャバンはまた帰ってくる」と盛り上げるのかもしれませんな。
 7月19日で、デスギャバンとの大きな戦いがあって、宇宙が混沌多元世界のエネルギーに飲み込まれて、その別次元の一つがオメガホーンの世界とか、
 夏の劇場版が事実上の第一部最終回になり得る? とか、可能性はいろいろ。

 ともあれ、TTFC配信の『フォルティクス』は聞いていたけど、オメガホーンは先週まで知らなかったからなあ。
 まだ情報が錯綜していて、どう受け止めていいのやら、と。

★ギャバン

 一方、TV放送では、ルミナスがキキからコトにバトンタッチという展開。その交代劇の副作用で、キキのギャバンに関する記憶が消去されるという、まさかの展開。

 でも、夏の劇場版では、キキがルミナスをやっているので、あっさり復帰するとは思いますが、少なくとも本編見ていて、サプライズでした。

 まあ、ルミナスがコトに代わって、アクションが接近戦スタイルになったことは、ナイスだと。
 不満点は、生徒会長くんをとっさに庇って、毒銃弾を受けてしまうキキ。そこで1ミリ秒で蒸着するのがギャバンらしさだというのに、設定上の数字が演出として生きていない。

 初代ギャバンも毒銃弾を受けたことはあるけど、それは烈が狙撃に気づかなかったため。
 治療後は普通に蒸着で、弾丸を止めてました。
 とっさに庇う判断ができるなら、どうして、とっさに蒸着しなかったのか、と言えば、やはりブレードにエモルギアをセットする操作は1ミリ秒ではできないんだろうな。
 あくまで、エモルギアをセットしてから、スーツが完成するまでの時間が1ミリ秒なので、変身アイテムの操作にタイムロスが生じるのが今の仕様だと。

 ともあれ、ルミナス編かと思いきや、ライヤとデスギャバンも登場して、物語が一気にクライマックスに突入した形。
 残り4話という時間制限も発表され、早くも終盤かよ、とか、人気がなくて打ち切り? というアンチ意見も散見されるなか、ここから、どう疾走して、次にバトンを渡すかをドキドキハラハラしつつ。

 まさか、ゼッツより先にギャバンが(一度)終わるとは思いもよらず。

★ゼッツ

 こっちは普通にクライマックスのゴアナイトメア編ですが、ノクスとゼッツの同時変身からの共闘……で盛り上げたかと思いきや、パニちゃんを倒すことはできず、事件解決もあやふやなまま、すっきりしない終わり方。

 で、次回、またゼッツとノクスが戦ってる? 
 今週の盛り上がりが台無しというか、敵味方の構図がまた錯綜してます。

 レディはファントムに乗っ取られた?
 コードソムニアを盗んだのはファントムで、ベビーに食べさせて、オブリビオン誕生? 
 その影響で、ねむ昏倒?

 とりあえず、莫がレディと共闘とか、対面しての交流はなしになったということですね。

 まあ、オルデルムの力で、レディとファントムを切り離す可能性はまだ残っているか。
 次の2話分は、ファントムとの戦いがメインかな?

Re: 6月のスレッド(2026) - K.K

2026/06/30 (Tue) 00:00:38

 定期感想です。

 ネット配信の「超電子バイオマン」で第10話観てたら、小泉ミカ/イエローフォーが冒頭からスーツで登場、ラストではスーツのまま死亡・弔いとなってまして、「なんだろう?」と。観終えてから、イエローフォー失踪事件があったと思い出しました。

 そして第11話では新イエローフォー/矢吹ジュン登場でありまして、ドラマ作りとして離れ業だと感じ入った次第。詳しい人の視点では細部におかしい点があるそうですが、自分だと事情を知らなければ普通にドラマ進行したと思ってしまいそうです。

●角醒ハンター オメガホーン

 東映が出願したとされる商標のうち「フォルティクス」がTTFC配信だったもんで、他も同じだろうと高をくくってたら、「オメガホーン」はギャバンの後続だったのか。こちらで教えていただくまで、油断して全くノーマークになっておりました。

 オメガホーンでは「角獣」なる力を駆使して戦うようですが、その角獣が封じられているのが「エゴルギア」とのこと。ギャバンの「エモルギア」と1文字違いですな。これは世界観がつながりを匂わせていると考えていいのかも。

 NOVAさんが仰るような「デスギャバンとの大きな戦い」~「その別次元の一つがオメガホーンの世界」というのも有力な気がします。例えば「エゴルギア」が「エモルギア」由来だとかですね。もしそうなれば、オメガホーン終盤でエモルギアに似た反応をキャッチしたギャバンが、なんて流れもできそう。

 まだ情報が僅かですから、あまり妄想をたくましくしても仕方なさそうで、来月を待つことにしようと思います。

●仮面ライダーゼッツ(第41話:目覚める)

 最終盤でありますのに緊張感や気分が盛り上がって来ず、困っております。例えば各キャラクターの言動それぞれは決め台詞に類するカッコよさを持たせてあるんだと思いますが、スカッとしない。

 しかし、ここまでを思い返してみますと、それらの台詞にはきちんと段取りが為されていることは理解できるんです。決め台詞なら大事なポイント「決め台詞が映えるようにお膳立てしておく」でありますな。そうであるのに感動が充分には起こらないってどうしてか。たぶん、いつもの如く自分の見方に問題があるんだろうと思いはするんですが、どこに問題があるかよく分かりません。

 まず味方側キャラクターの動きの元となるのが敵側でありまして、前話で四大ゴアナイトメアが出揃っている。複雑な状況でありそうなのがザ・レディと融合しているファントムゴア。ザ・レディの思惑がポイントとなりそうですが、ねむを守る意図がありそうくらいしか分からない。

 そのねむについては、半ば生みの親のファントムゴアを宿していたらしいけど、分離して残ったねむが何者なのか、依然としてはっきりしない。そのため、敵ないしはザ・レディの考える争点・勝利条件が分からない。もっとも、今暴れているのはカタストロフゴア(莫の深層心理に巣食っていた/カタストロム)ではあるんですが。

 味方側では主人公:莫は依然として状況を掴み切れてないようで(25話分の予知夢が役立ってないしなあ ^^;)、受動型・イベント駆動型のままですね。そのせいか、CODEに襲来したノクスに対し、「ゼロはこの世界に必要な人だ」と言い放ってみせても、何かしっくり来ません。

 でも、理屈で考えると必然性もあるし、莫の決心も感じ取れる台詞ではあるんです。莫としては、ゼロは最初は他人で、すぐに上司となり、共に戦う仲間となった人物(予知夢を含む)。そこから実父であると判明し、ゼッツを与えて過酷な戦いに放り込んだことも分かる。反発が生じるも、(自分は経緯に必ずしも納得しないものの)やはり父子の情があるということで再び共に戦う。

 それが今話では「ゼロは」と言ってるわけですね(あるいは「この人」)。「親父は」ではありません。ゼロを父として受け入れ、さらにそこから一歩踏み込んだことが窺えます。この場合は「ヒーローの領域へ」となりましょうか。ナイトメアに授かりながらも愛娘として守ろうとナイトメア側に行ったザ・レディと対照的にもなってる。だけど、なぜか「言ってみただけ」みたいな印象を受けてしまい、ちょっと困ってます。

 莫の上述の台詞を引き出したのがノクスであるわけですが、やはり感動しにくい。こちらで伺った通り「ゼッツとノクスが戦ってる?→今週の盛り上がりが台無し」というのは大きそうです。もっとも、莫が状況を掴み切れてないことをドラマ運びに利用しての、「実はノクスは一貫して」ではあるわけですね。

 ノクスはファントムゴアと融合し、CODEを潰そうとするザ・レディに対し「CODEは俺が潰す」と再び宣言する。もしかすると、これってフラグ台詞だったかもしれませんな。「お前を倒すのは俺だ!」と宣言したら、後で味方になるというフラグですね。

 そしてCODE隊員に扮して潜入、カタストロフゴアで混乱するCODE本部でゼロを発見、対峙する。そこへ駆けつけてきた莫が阻止せんとゼッツに変身、ノクスもライダーノクスで応戦する。そこでノクスが放った台詞が「人の命なんてどうでもいい」。これにゼッツ/莫は激怒する。

 が、続く台詞でノクスの真意が「潰したいのはCODEの持つ、夢を支配するシステムである」と分かる。「こういうことだと思ったら、実は」という、よくあるが効果的なミスディレクションの揺らしですね。しかし、自分にはしっくり来ないというか、揺らす意味なかろうと思えてしまいまして。

 なにせ、すぐ種明かしですしね。ノクスの狙いがゼロだと思ってゼッツ/莫が奮戦してたら、実はノクスの狙いが別だと明らかになって、みたいなドラマ運びだと感心したかもしれません。それでも直後の種明かしでも演出効果があり得たとすれば、莫の反応でしょうか。

 思い返してみますと、予知夢段階で既に莫はノクスの真意の一端は知っているわけですね。即ち「CODE(という組織)に罪はあるが、(その構成員たる)エージェントにはない」というもの。今話の「人の命なんてどうでもいい」は「エージェントに罪はない」の言い換えと考えていいところでしょう。

 が、莫は予知夢での経験がありながら、そうとは受け取れなかった。そこを莫が後悔するとかしてれば納得できたかもしれませんが、依然として莫は言われた内容に突き動かされるのみな感じです。あのシーンは、前話でようやく共闘したのに、また物別れとなって、しかしより深く共闘する仲間となれるチャンスだった気がしまして、なんだかもったいないなあと。

 ゼロは今話で退場という最大の見せ場のはずですな。決め台詞は2段構えになってまして、まずは圧倒的なカタストロフゴアに対峙して不敵な笑みでの「I believe in "MY" dream!」。そして致命の一撃を受けての最期の内心で「I believe in "OUR" dream」。敵に対しては「我が夢は破れず」と己のみを示しておいて、真意は「我らが夢」であり、「我ら」は莫に託す、あるいはゼロの夢は莫と同じだとの意。

 今話内では莫の台詞「ゼロはこの世界に必要な人だ」に呼応するものですし、遡れば幼少時の莫がバイク(コードゼロイダー)に興味を示したときに生まれ、ずっと守って来た夢でもある。それを壊そうとする悪夢:黒いゼッツは莫が倒したりもした。決め台詞「our dream」を発する段取りは充分あったと言えるんですが、なぜか唐突感が生じ、感動が薄くて困ってます。

 富士見も今話はコミカル演出とかあったんですが、どうも冴えない感じ。例えばコートをばっとはだけての「怪事課」Tシャツですね。類例のビルドの玄徳のTシャツでは笑えてしかも不自然に感じなかったんですが、富士見のTシャツはなんだかスベッてる気がしてしまいまして。いずれドォーンとして再参戦を期待してるジークは依然としてウダウダしてるだけ。

 前話予告で期待した紅覇については、文書上で言及されただけでありまして、残念でしたが自分が勝手に期待しただけだから文句は言えません(^^;。それにしても、南雲は莫から何も聞いてなかったのかしらん。

 ゼロが立て直しを図ったCODEは今話であえなく壊滅したようで、残る味方側戦力はライダーのみに絞られましたな。次回「喰う」では、カタストロフゴアとの対決になるらしい。2~3話でゴア1体倒していく流れになるのかしらん。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第20話:愛が故に)

 今話のゲストのアシュトン・ヘスラ・ウォーラン管理官を演じるのが松田賢二さんでありまして、ネット配信含めニチアサ観てきた者としては嬉しいですな。最初は単純にそう感じたんですけど、もしかするとウォーラン管理官として最初に想定されたのは初代ギャバンの大葉健二さんだったかもしれないと思ったりも。2018年から闘病されていたわけですが、歩いて来て台詞言うだけならという期待があったりしたかもしれない。

 それはともかく、まだまだ中盤だと思ってたら2クールと判明、もう最終盤と思い直して視聴する必要が出てきました。今話で過去の悪役が再登場してきまして、次回ではギャバンが集結とのこと。ゲスト的なギャバンも出て来てくれるのかなと期待したりしてます。ウォーラン管理官も、ライダーシリーズで申せば藤岡弘、さんをゲストに呼ぶような趣向だったりしたのかもしれない。最終決戦前にちょっとポジティブに引き締める感じですね。

 今話のメインドラマはキキのギャバン復活ですね。前話でギャバン・ルミナスとなったコトがギャバンを返上するドラマでもある。たった2話でギャバンの座が行ったり来たりと溜めはないに等しいようですが、意味はあったように思えました。

 ギャバンが代わることの代償は前話で描かれたわけですが、今話ではギャバンであることはどういうことかが描かれました。「誰がギャバンであっても、他人は気にしない」わけですが、コトとしてはキキが忘れられているようだと感じる。そこははっきり描かれてますが、ギャバンである者の孤独も暗示されているような気がします。

 そこを怪盗フェイドも知ったようでして、キキを見舞いに来たものの忘れられていることに動揺してましたな。ギャバンたることを捨てる・奪われるとこうなってしまうのか、という感じですね。「ギャバンに関する記憶」はギャバンであるときに共闘し、親しくなった者も含まれるって、ほぼ「何もかも奪われる」に等しい。

 コトはギャバン・ルミナスであるキキを支えていますが、コトとてギャバンになっていたかもしれない者であるはず。そして実際にギャバンになって、自分(コト)だからではなくギャバンだから大事にされることを経験した。これをずっとキキは感じていたはず、とコトは理解したんじゃないかと思います。

 これはコトのこれからの態度や行動に影響しそうですし、ギャバンを目指す気になったパトランにも影響しそうな気がします。もしそうなれば、面白くなりそう。

 コトがギャバンの重みを知りつつコトに返そうとして、同じく覚悟したのが怜慈でありますな。デス・ギャバン/御蔭哲真に「高次元が奪うものをアザ・ゾルスは与える」旨言われるも、いったんは闇マクールの活性化には応じない。が、高次元が奪ったキキの記憶のためならと翻意、覚悟する。

(ちょっと気になるのが、焚き付けたデスギャバン/御蔭哲真の態度です。「選ぶのは、お前(怜慈)だ」と言ったとき、ちょっと目を伏せてます。何か迷いがありそう。)

 キキに記憶は戻ったものの、怜慈は闇堕ち(?)から自力では戻って来られない。そうなってしまう可能性は怜慈も覚悟しており、大佐に撃ってくれと頼んではあるわけですね。が、救われたキキ&コトが座視するわけもなく。コトはキキにギャバンを返し、再びルミナスとなったキキが怜慈を撃って、闇マクールを払う。同じ「撃つ」でも、持ってる感情で結果は正反対にもなるようです。

 この流れもちょっと面白かった。デスギャバンらから提示されたのは「高次元 vs アザ・ゾルス」でして、光と闇の対立みたいな感じ。スターウォーズなら、フォースとその暗黒面でしょうか。闇は忌むべきものとされる。が、怜慈が取った行動は光と闇を行ったり来たりなわけで。望みを叶えるためなら、光でも闇でもOKということですね。真・女神転生で申せば、Neutralがベストみたいなことになるのかも。

 それはともかく、敵側は各地球から脱獄の悪党が揃う。鴉麿とルルギエは悪が信念でありますが、坂浦美弥は悔い改めた悪ですね。坂浦美弥も悪の紋章を入れられましたが、キキ&コトが再び引き戻す流れになったりするのかも。それで悪側に亀裂が入って、ギャバン側の勝利につながるとか。

 次回「ギャバン集結」では各地球のギャバンが集結するようですね。次元超越者でないと行き来出来ない点はどうするんだろ。みんな魔空空間に行くとかかな。予告文章を読む限りでは、今話で注意喚起された「ネガだまり」の暴走を発端に魔空空間に及ぶみたいなことが記載されてます。

Re: 6月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/06/30 (Tue) 23:51:00

 6月最後の書き込みです。

★You Tubeの配信作品の話

 バイオマンは、初のヒロイン2人戦隊ですが、初のヒロイン殉職戦隊でもあります。
 初代イエローフォーを演じた矢島由紀さんは、JACの女性ホープとして期待されており、前年に『宇宙刑事シャリバン』で、シャリバンと同郷になるイガ星の女戦士ベル・ヘレンを熱演して、激しいアクションを披露。だけど、劇中で壮絶な死を遂げるという。
 どうも、この人の演じるキャラは、途中で死ぬというジンクスがあったようです(結果論ですが)。

 後任の矢吹ジュンを担当した田中澄子さんは、やはりシャリバンでのゲスト出演がデビュー作で、先任の矢島さんとはJACの同期に関わらず、まだ学生ということで、アクションの練習期間が少なく、ドジを連発しながらも熱演していたそうです。

 キャラ付けとしては、初代のミカが気の強い女戦士で、お嬢さまのピンクファイブ(桂木ひかる)をリードする姉御肌の面がありました。ドラマ的にも、サブリーダー的な存在感を持っていたのですが、
 ジュンに交代することで、イエローとピンクの関係も変化。ピンクが先輩戦士として、2代目イエローをリードする立ち位置になり、話が進むと、対等のヒロインコンビとして、15話のダブルヒロイン回などを経て同格になる展開。

 役者的にも、イエローはアクションができるけど、ピンクはアクションが得意でないなどの関係性が、試行錯誤を見せてるなあ、と。
 それまでの戦隊ヒロインは、変身前でもアクションができて当たり前だったので、アクション担当ヒロインと、優しさや音楽などの芸事担当ヒロインに役割分担して、女性キャラのヴァリエーションを広げた作品ですな。

 さて、JAC話だと、現在、メタルヒーロー5作目の『時空戦士スピルバン』が1話だけ、YouTubeで見られます。
 スピルバンは、シャリバンを演じたJACの渡洋史さんが再び主演ヒーローを担当。相棒のダイアナも同じJACで、初めてメタルスーツをまとうヒロインとして参戦。
 あと、スピルバンの姉のヘレンが、シャイダーの相棒の女宇宙刑事アニーを演じた森永奈緒美さんで、最初は敵の女戦士ヘルバイラとして戦わされ、後半はヘルバイラの呪縛が解けて、自らもメタルスーツをまとい、スピルバン、ダイアナ、ヘレンの3戦士体制になるという。

 男1人、女2人という珍しい布陣で、しかも全員がJAC所属で、生身アクションでもよく動くという、それまでのメタルヒーローの集大成作品になります。
 1話だけを見ても、等身大アクションと、メカアクションの密度が非常に濃くて、豪華な一本。
 ただし、ドラマ的な設定は2話で語られるということで。スピルバンたちの故郷のクリン星が敵組織のワーラー帝国に滅ぼされて、幼いスピルバンとダイアナだけが宇宙船グランナスカで脱出したという出自の悲劇。それから成長後に、地球を侵略するワーラーに立ち向かうことを決断。しかし、敵に連れ去られたスピルバンの父と姉が敵に改造されて、戦うことになる過酷な展開。

 今、現在、YouTubeで見られるメタルヒーローはこれだけなので、お勧めな一本となります。
 前にメタルヒーローを配信したのは、2021年のビーファイターカブトに遡るんだな。今は、戦隊5本とライダー4本。そのうちの1枠ぐらいメタルヒーローに分けてくれてもいいのになあ、と思ってます。

 キバの後は、順当にディケイドで、秋までの予定。
 すぐに終わりそうなのは、木曜のファイブマン(次は多分ジェットマン)、日曜のルパパト(次は意外にもゴセイジャー)、同じく日曜のトッキュウジャー(次はたぶんニンニンジャー)。
 一方、ライダーは土曜のオーズがそろそろ終わりそうですね。次はフォーゼになるのかな。

 しかし、ここでオメガホーン開始記念で、『巨獣特捜ジャスピオン』を配信してくれると、いいですね。
 ジャスピオンは宇宙刑事3部作の後で、ストーリー部分が脱・宇宙刑事を計った作品。巨大ロボットと、敵に操られた巨大怪獣の激突がクライマックスで、等身大戦は当初、メインではなかったのですが、ライバル戦士のマッドギャランや、元シャリバンの地球戦士ブーメランなど、アクション俳優が追加参戦することで、どんどん等身大アクションの比率が高まって、いろいろな試行錯誤が面白い作品。

 それでも、ジャスピオンやスピルバンは、マイナー扱いなんだなあ。たぶん、劇場映画もなく、ゲームに参戦する機会もなくて、若い特撮ファンが見る機会が少ないからだと思う。
 ドラマ構成は全然違うのに、メタルスーツやメカ設定が宇宙刑事を踏襲しているので、亜流にしか見られないのも原因か。

★ゼッツ

 改めてTVの感想。

 ファントムじゃなくて、カタちゃんが敵か。
 ゼロが退場したので、莫の出生の秘密がどうこう、と語れるキャラがいなくなった?
 もしかして、そういう要素はまったく拾ってくれないとか?

 富士見刑事が怪事課Tシャツでギャグ要員をやってますが、ストーリーがシリアスなんだから、空気を読んで欲しい、と思います。
 氷室幻徳のTシャツおじさんがウケたのは、中盤すぎで敵だったシリアスキャラが、味方参入してキャラ変和ませを見せたから。

 ゼッツだと、予知夢で切り替わった際に、ノクスがギャグキャラになったら良かったのに、
 富士見刑事とノクス小鷹の関係も、ちっとも進展しないまま、富士見刑事の独り相撲で追っかけてるだけになってるし、なすか女史と紅覇の関係性も今さらって感じ。

 正直に言って、この作品、キャラ同士がまともにコミュニケーションを交わさずに、ドラマを生み出すことのないまま、いろいろすれ違っているのに、それぞれの思惑による勝手な行動の結果だけ示してくる。

 自分的には、この作品、令和ライダー一番の駄作認定しておきます。
 明晰夢とか、夢の世界では無敵とか、最初はワクワクしてたんだけど、無敵のはずの能力がいまいち活用しきれていないし、物語の中で持て余されているようにも見える。

 莫が行き当たりばったり主人公なのは、莫というキャラだけの問題かと思えば、登場人物全てが割と行き当たりばったりだらけで、総じて学習能力に欠ける。
 まあ、前半のドラマがただの予知夢で、莫以外は学習しようがないし、後半に入っても、記憶改変とかで人間関係がたびたびリセットされて、莫ももはや富士見刑事やなすかさんに説明する労をとらない。

 ここまでチームが機能しないライダーもなかったんじゃないかなあ。
 キャラ同士のすれ違いや、誤解による主人公の孤立化などは平成・令和ライダーでも度々あったけど、
 積み上げたものを台無しにする展開と、積み上げてもいないのに登場人物が勝手に納得する独り善がりな人間関係との連鎖ですな。

 これで、終盤近くなって、またも破局が訪れたのを、最後の辺りで、もう一度リセットして……という夢オチの可能性すら想定できますが(案外、劇場版がそういう世界かも?)、とにかく今は、次々とキャラが退場していくのに、紅覇とファイブ以外はちっとも悲しくならない状況です。

 一応、今回はゼロの死と、コードの完全崩壊を描いた回ってことで、莫のやることが結局、後手後手に回っていることを、悲しむべきなのか、呆れるべきなのか、判断に迷っています。

★ギャバン

 こっちはきちんとチームの絆を描いた回ってことで、好印象。

 前回でキキの記憶が失われたことに対する、解決編ってことで、主役が体を張って、奇跡を起こした。
 だけど、自分が犠牲になりかけたのを、助けたキキが助け返してくれる。

 これで信頼と感謝のドラマが成立。分かりやすい。

 一方、最終回に向けて、過去の多次元犯罪者が集結し、ギャバンが結集する理由も作ってくれましたし、
 敵チームVS味方チームの構図が盛り上がって来ましたな。

 目指すところは、第1話の冒頭のギャバンチームと敵要塞との決戦場面なので、ある意味、ディケイドにおけるライダー大戦みたいな「第1話につながる構成」で、うまくつなげられると拍手したくなりそうです。

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